JP4305598B2 - カメラの絞り制御方法及び装置、並びにカメラ - Google Patents

カメラの絞り制御方法及び装置、並びにカメラ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルカメラ、ビデオカメラ、銀塩カメラなどの撮影光学系に適用される絞り制御方法及び装置、レンズ制御方法及び装置、輪郭強調制御方法及び装置並びにカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラの絞り、フォーカス至近限界又はズーム限界等は、レンズにおける所定の光学性能(像性能など)を確保するために、可動範囲が制限されている。例えば、絞りについては、最大絞りと最小絞りが規定されており、可動範囲内で絞りの制御が行われる。特開平5−53170号公報では、ズーム位置に応じて絞りを可変し、ズームによる絞り変動を補正している。固体撮像素子などを使用した焦点調節装置においては、被写体が暗い場合は補助光を投光したり、撮像素子からの出力をゲインアップして信号レベルを上げるなどの方法で出力を上げている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自動露出調整(AE)時は、被写体の輝度が暗い場合にゲインアップして測光するとノイズ成分も増幅されるため誤差が多く、低輝度側の測光性能が悪いという問題がある。同様にAFについても、映像信号の高周波成分が最大となる所を合焦位置とするAF制御の場合、撮像素子の出力信号を増幅すると、ノイズ成分も増幅されるために合焦性能が低下するという問題がある。
【0004】
その他、従来のカメラは、電子ズーム使用時に手ぶれしやすくなること、低輝度の被写体に対し、画角確認用のムービ表示の画質が劣化すること、高輝度被写体を撮影した場合のスミア現象によってムービ画像の視認性が低下するなどの欠点がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、通常撮影に使用する最大絞りよりも大きい絞りを用途に応じて使用することにより、カメラとしての性能向上を達成できるカメラの絞り制御方法及び装置並びにその装置を適用したカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、カメラに使用されるレンズの絞りを制御する方法であって、所定の光学性能を保証し得る通常撮影絞り範囲よりも外側に、撮影時には使用しない大口径の絞りとして、前記所定の光学性能の保証範囲外で使用することを可能とする規定外絞り位置を用意し、自動露出調整(AE)時及び自動焦点調整(AF)時のうち少なくとも一つのカメラ動作時に前記規定外絞り位置を使用するように絞り機構を制御することを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、レンズにおける所定の光学性能を確保するために最大絞りと最小絞りが規定されており、通常の撮影について最大絞りから最小絞りまでの通常撮影絞り範囲内の絞りが使用される。本発明では、最大絞りよりも更に大きい規定外開放絞り(extra開放絞り)が絞り機構に設けられており、AE時及びAF時のうち少なくとも一つのカメラ動作時に当該規定外絞り位置を使用する。
【0009】
これにより、撮影画像を劣化させることなく、レンズの性能を最大限に活用することができ、カメラの諸性能を向上させることができる。
【0010】
上記方法発明を具現化すべく、請求項2に係るカメラの絞り制御装置は、カメラに使用されるレンズの絞りを制御する装置において、所定の光学性能を保証し得る通常撮影絞り範囲で絞りの大きさを制限する第1の制限手段と、前記通常撮影絞り範囲外の撮影時には使用しない大口径の規定外絞り位置を含む絞り範囲で絞りの大きさを制限する第2の制限手段と、自動露出調整(AE)時及び自動焦点調整(AF)時のうち少なくとも一つのカメラ動作時に前記第2の制限手段により定められる絞り範囲内で前記規定外絞り位置の絞りを決定し、当該決定した絞りを実現するように絞り機構を作動させる一方、画像記録用の撮影時には、前記第1の制限手段により定められる通常撮影絞り範囲内で絞りを決定し、当該決定した絞りを実現するように絞り機構を作動させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0014】
請求項は、上述した絞り制御装置を搭載したカメラを提供するものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るカメラの絞り制御方法及び装置、並びにカメラの好ましい実施の形態について説明する。
【0037】
図1は、本発明の実施形態に係るカメラの正面斜視図である。同図に示すように、カメラ10は正面略中央部に撮影レンズ12を有し、撮影レンズ12の後方にはCCDイメージセンサ等の固体撮像素子(図3中符号28として記載)が配設されている。また、カメラ1の前面にはストロボ発光部14及びファインダー対物窓16が設けられ、カメラ10の天面(上面)にはレリーズスイッチ18が設けられている。
【0038】
図2は、カメラ10の背面斜視図である。カメラ10の背面には、光学ファインダー20と液晶モニタ22が設けられており、撮影者は、光学ファインダー20又は液晶モニタ22に映し出される映像(画角確認用のリアルタイム画像)を見ながら、撮影画角(構図)を決定し、撮影を行うことができる。
【0039】
図3は、カメラ10の構成を示すブロック図である。撮影レンズ12を含む光学ユニット24内には虹彩絞り26が配設されており、光学ユニット24の後方に固体撮像素子28が配置される。虹彩絞り26は、絞り制御回路30を介して駆動され、絞り制御回路30は、制御CPU32によって制御される。
【0040】
撮影レンズ12を通過した光は、虹彩絞り26により光量が調節された後、固体撮像素子28に入射する。固体撮像素子28の受光面には、フォトセンサが平面的に配列されており、固体撮像素子28の受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。このようにして蓄積された信号電荷は、図示せぬ撮像素子駆動回路から供給されるパルスによって、信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。
【0041】
固体撮像素子28は、各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)をシャッターゲートパルスによって制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。虹彩絞り26と固体撮像素子28の電子シャッターの組合せによって露光制御され、固体撮像素子28から出力された画像信号は、撮像回路34にて処理される。撮像回路34は、色分離、ゲイン切り換え、γ(ガンマ)処理、A/D変換処理などの各処理回路を含む。
【0042】
撮像回路34においてA/D変換された信号は、メモリ36及びAE/AF検出ブロック38に蓄えられる。一旦メモリ36に格納された画像信号は、AE/AF検出ブロック38に送られ、AE/AF検出ブロック38において、入力画像信号のレベルが検出され、被写体の輝度情報が取得される。また、当該ブロックのAF検出処理部にはバンドパスフィルタが設けられており、映像信号の高周波成分を抽出することによって、被写体の合焦状態を検出している。本例のAE/AF検出ブロック38は、デジタル信号の処理を行うものであるが、アナログ信号で検出する構成も可能である。
【0043】
メモリ36に格納されたデータは、バス40を介して信号処理部42に送られる。信号処理部42は、輝度・色差信号生成回路、シャープネス補正(輪郭補正)回路、ホワイトバランス補正回路、圧縮伸張回路等を含む画像信号処理手段であり、制御CPU32からのコマンドに従って画像信号を処理する。信号処理部42に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ36に格納される。
【0044】
メモリ36に記憶された画像データは、制御CPU32の指令に従って読み出され、表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換された後、液晶モニタ22その他の画像表示装置44に出力される。画像表示装置44は、カメラ10に内蔵した液晶モニタ22に限らず、図示せぬ映像出力端子や有線又は無線の通信インターフェース等を介して接続される液晶ディスプレイ、CRTなどでもよい。
【0045】
固体撮像素子28から出力される画像信号によってメモリ36のデータが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が画像表示装置44に供給されることにより、固体撮像素子28で捉える画像がリアルタイムに動画像として、又はリアルタイムではないが、ほぼ連続した画像として画像表示装置44に表示される。
【0046】
操作部46に含まれるレリーズスイッチ18の押下操作により、記録開始指示信号が発せられ、該指示信号の受入に呼応して、記録用の画像データの取り込みが開始される。レリーズスイッチ18の押下に応動する撮影動作によって、メモリ36に取り込まれたデータは、圧縮処理等の所定の処理を経た後、外部記憶装置48に記録される。
【0047】
外部記憶装置48には、例えばスマートメディア(Solid-State Floppy Disk Card)などのメモリカードが適用される。記録メディアの形態は、これに限定されず、PCカード、コンパクトフラッシュ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁気的、若しくは光学的、又はこれらの組合せによる方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることができる。使用される媒体に応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。異種、同種の記録メディアを問わず、複数の媒体をカメラ10に装着可能な構成にしてもよい。また、画像データを保存する手段は、カメラ本体から分離可能なリムーバブルメディアに限らず、カメラ10に内蔵された記録媒体(内部メモリ)であってもよい。内部メモリに画像を保存する態様の場合、データをパソコンその他の外部機器に転送するための通信用インターフェースが設けられる。
【0048】
再生モード時には外部記憶装置48から読み出された画像データが圧縮伸張回路によって伸張処理され、画像表示装置44に出力される。
【0049】
制御CPU32は、本カメラシステムの各回路を統括制御する制御部である。制御CPU32は、図示せぬROM及びRAM等の記憶手段を備え、ROMには制御CPU32が処理するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納され、RAMは制御CPU32が各種の演算処理等を行う際の作業用エリアとして利用される。制御CPU32は、操作部46から受入する入力信号に基づき、対応する回路の動作を制御するとともに、画像表示装置44の表示制御、AF制御及びAE制御等を行う。
【0050】
操作部46は、レリーズスイッチ18、モード選択ダイヤル、上/下/左/右キーなどの指示入力手段を含むブロックであり、押しボタン式スイッチ、ダイヤル、レバー式スイッチ、スライド式ツマミなどの形態に限らず、画像表示装置44の画面上に表示される設定メニューや選択項目からカーソル、ポインター、タッチパネル等で所望の項目を選択する態様もある。操作部46には、画像記録時の画素数を指定する手段、電子ズーム機能のON/OFFを切り替える手段、電子ズームの拡大率を操作する手段などが含まれる。なお、操作部46は、カメラ本体に設けられていてもよいし、操作部46の一部又は全部をリモコン送信機としてカメラ本体と分離した構成にしてもよい。
【0051】
制御CPU32は、AE/AF検出ブロック38からの情報に基づいて、AF評価値の演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算結果に基づいてレンズ制御回路50を制御して撮影レンズ12を合焦位置に移動させるとともに、絞り制御回路30を制御して適正な絞りに設定し、かつ固体撮像素子28の電荷蓄積時間を制御する。
【0052】
本例のカメラ10では、虹彩絞り26はF1.4〜F11まで可変であるが、所定の光学性能を満たす性能保証範囲は、F2.8〜F8までとする。一般に、絞りが大きく開くと周辺の像性能が落ち、像流れが発生する。そのような絞りで画像を撮影することは望ましくないので、記録画像の撮影時には、所定の光学性能を満たすF2.8〜F8(通常撮影絞り範囲)を使用したプログラム線図に従って撮影が実行される。
【0053】
絞りが開くと前述の通り、周辺の像性能は低下するが、中央の像性能については、影響がほとんど認められない。かかる事実に着眼して、以下に示す各状況で絞り制御を変更することにより、カメラの諸性能の向上を図ることが可能となる。すなわち、レンズ性能は、一般に、画面中央がよく、周辺に行くにしたがって低下していく。また、絞りによっても性能は変化する。図4は、絞りによるレンズのMTF(modulation transfer function) の変化の様子を示すグラフ図である。同図中の実線グラフは、画面中央のMTF変化を示し、点線グラフは、画面周辺のMTF変化を示す。
【0054】
図4に示したように、開放側及び小絞り側の両方で性能低下が認められる。仮に、性能保証できるMTFを35%とすると、周辺を含む画面の全域でMTF性能が35%を満足する部分を「通常の撮影絞り範囲」としてカメラが設計される。しかしながら、画面中央のMTF(実線グラフ)は、通常撮影絞り範囲よりも更に開放側、及び小絞り側について性能がよい部分(35%より高い部分)がある。MTFが低下してもAE検出には問題ない場合があるので、本例のカメラ10では、AE検出時に通常撮影絞り範囲外の絞りを使用する。
【0055】
また、電子ズームなどのレンズの中央部分までしか使用しない場合は、図5に示すように、使用できる絞り範囲(MTF35%を満たす範囲)が通常撮影絞り範囲よりも広がる。図示しないが、中央と周辺の間のMTFグラフは、実線グラフと点線グラフの間に位置するので、電子ズームのズーム倍率に応じて性能保証できる絞り範囲が変化する。
【0056】
更に、固体撮像素子28の全ての画素を記録する記録モードではなく、一定の間引き率に従って画素を間引き処理して撮影する場合は、レンズ側から見れば、許容できるMTFが下がることになる。したがって、図6に示すように、間引き撮影時には、通常撮影の絞り範囲よりも広い絞り範囲(間引きモード撮影時絞り範囲)を使用できる。間引き撮影だけでなく、画角確認用に表示するムービ画像も、固体撮像素子28からの出力を間引いて表示するので、前述同様に、通常撮影絞り範囲外の開放側の絞りや小絞り側の絞りも使用できる。
【0057】
被写体が暗く、ムービ画像が暗くなる状況で、通常撮影の絞り範囲よりも更に開放側の絞りを使用することで、ムービ画像を明るく表示することができる一方、被写体が明るくスミアが発生し易い場合には、通常撮影の絞り範囲よりも更に小絞り側の絞りを使用することで、ムービ画像の品位を高め、視認性を向上させることができる。
【0058】
具体的には、以下に示す第1乃至第6の態様に示す各状況について絞り制御を行うことにより、カメラの諸性能の向上を図る。もちろん、これらの各態様を適宜組合せることが可能である。
【0059】
<第1の態様>:AF時に extra開放絞りを使用する場合
電子カメラの自動焦点調節(AF)は、撮像素子からの映像信号の高周波成分が最大になったところを合焦位置とする制御が一般的な方法である。ムービの場合、低輝度時には撮影画像も暗くなるので、ある程度暗い被写体については正確に合焦できなくても問題ないと言える。
【0060】
その一方、スチルカメラの場合は、ストロボなどの閃光装置が用いられ、記録時の露光動作に合わせて閃光装置を発光させて、明るい画像を撮影することができる。しかしながら、AF時には閃光装置が発光しておらず、正確な合焦が得られないという不具合がある。また、仮に、AF時に閃光装置を発光させたとしても、AF処理に要する時間に比べて発光時間が短く、正確に合焦させることができない。そのため、従来は、AF時に補助光を照射したり、固体撮像素子からの出力の利得を上げて、信号を増幅することで低輝度時のAFを実現していた。
【0061】
しかし、補助光を使用するには、専用の光源を別途必要とし、消費電流も大きいなどの欠点がある。利得手段によって固体撮像素子からの信号を増幅する方法は、ノイズ成分も増幅するために合焦性能が低下するという問題がある。
【0062】
そこで、本発明の実施形態に係るカメラ10は、撮影時には使用しない大口径の絞り位置(以下、規定外の開放絞り位置という意味で「 extra開放絞り」という。)が設けられており、低輝度時には、 extra開放絞りを使用して、固体撮像素子28への光量を増やすように制御される。これにより、ノイズを抑制でき、かつ、低輝度時のAF性能を向上させることが可能となる。
【0063】
図7に撮影時の画角とAF検出エリアの関係を示す。同図に示すように、AF時は、撮影時の画角(以下、撮影画角という。)60に対し、中心の約1/4程度のエリア(AF検出エリア62)のみを使用しているため、当該AF検出エリア62で像性能を確保すればよいことになる。
【0064】
よって、撮影画角60で使用される開放絞り(F2.8)よりも明るい絞り(例えば、F1.4)でAF処理の画像取り込みを行うことにより、固体撮像素子28に4倍の光量を与えることができ、低輝度側の性能を4倍向上させることが可能となる。
【0065】
この時の制御フローチャートを図8に示す。カメラ制御がスタートし(ステップS100)、レリーズスイッチ18が半押しされると、AF処理が開始され、まず、被写体の明るさを測定するための被写体輝度測光が行われる(ステップS110)。そして、測光により得られた被写体輝度と規定値との比較が行われる(ステップS112)。被写体の輝度が規定値よりも小さい場合、通常の開放絞りを使用すると固体撮像素子28の出力が小さいために正常にAF動作できない状況であると判定され、ステップS114に分岐する。
【0066】
ステップS114では、通常の絞り動作範囲よりも更に開放側の絞り範囲(F1.4以上F2.8未満)のなかで、最も適正に映像信号が得られると見込まれる絞りが選択され、当該絞りによってAF処理が実行される。他方、ステップS112において、被写体の輝度が規定値以上であるときは、通常の絞り動作範囲内で正常にAF動作が可能であると判定され、ステップS116に進む。ステップS116では、通常の絞り動作範囲内、すなわち、F2.8〜F8の中で、適切な絞り値が選択され、その絞り値によってAF処理が実行される。
【0067】
ステップS114又はステップS116によってAF処理が行われた後は、ステップS118に進む。ステップS118では、被写体輝度測光で得た測光値と予め定められているプログラム線図から、本撮影(記録用の撮影)の絞りを計算し、算出結果に従って絞りを設定する。このときは、通常の絞り動作範囲内(F2.8〜F8)の絞りが選択される。
【0068】
次いで、レリーズスイッチ18が全押しされると、露光動作が行われる(ステップS120)。このとき得られた画像データは、必要な信号処理を経た後に外部記憶装置48に保存され(ステップS122)、制御シーケンスが終了する(ステップS124)。
【0069】
本実施形態では、電子スチルカメラを例に説明しているが、銀塩カメラのように、光学像を写真フィルムなどの感光材料に記録するカメラについても、TTLのAF方式を採用するものについては、前述と同様の適用が可能であり、同様の作用効果が得られる。
【0070】
<第2の態様>:AE時に extra開放絞りを使用する場合
電子カメラの自動露出制御(AE)は、撮像素子からの映像信号のレベルを所定のエリアで積分し、その平均輝度値が適正レベルになるように制御される。従来、被写体が暗い場合は、撮像素子からの出力利得を上げて、信号を増幅することで低輝度時の露出を計算していたが、このような方法は、ノイズ成分も増幅されるため測光性能が低下するという不具合がある。
【0071】
そこで、本発明の実施形態に係るカメラ10は、低輝度時に、 extra開放絞りを使用して固体撮像素子28への光量を増やすように制御される。これにより、ノイズを抑制でき、かつ、低輝度時の測光性能を向上させることが可能となる。
【0072】
図9に撮影時の画角と、AEの分割測光検出エリアの関係を示す。なお、同図では、4×4の16エリアに分割した例が示されているが、分割形態はこれに限定されず、例えば、256分割する態様もある。AEの測光において、各分割測光検出エリア64の平均輝度を測定する方式の場合、画面の周辺において像流れのような像性能劣化が発生しても、信号が平均化されるため測光演算にはあまり影響がない。
【0073】
よって、撮影画角60で使用される開放絞り(F2.8)よりも明るい絞り(例えば、F1.4)でAEの測光を行うことにより、固体撮像素子28に4倍の光量を与えることができ、低輝度側の性能を4倍向上させることが可能となる。
【0074】
この時の制御フローチャートを図10に示す。カメラ制御がスタートし(ステップS200)、レリーズスイッチ18の半押しによってAE処理が開始されると、まず、被写体の明るさを測定するための被写体輝度測光が行われる(ステップS210)。そして、測光により得られた被写体輝度を規定値と比較するなどにより、測光可能な輝度レベルであるか否かの判定が行われる(ステップS212)。
【0075】
被写体の輝度が非常に暗く、通常の開放絞りでは固体撮像素子28の出力が小さいために正常にAE測光できないと判断されると、ステップS214に分岐する。ステップS214では、通常の絞り動作範囲外の絞りであるF1.4の extra開放絞りが選択され、この絞りによって再測光を行う。
【0076】
その後、ステップS218に進み、再測光で得られた測光値とプログラム線図から、撮影時の絞り及びシャッタースピードを計算し、計算結果に従って絞りを設定する。このときは、通常の絞り動作範囲内(F2.8〜F8)の絞りが選択される。測光時の絞り( extra開放絞り)よりも、撮影時の絞りが暗くなるが、その他方、ステップS212において、被写体の輝度が測光可能なレベルであると判断されたときは、ステップS218に進み、被写体輝度測光で得た測光値と予め定められているプログラム線図から、本撮影(記録用の撮影)の絞りを計算し、算出結果に従って絞りを設定する。
【0077】
次いで、レリーズスイッチ18が全押しされると、露光動作が行われ(ステップS220)。このとき得られた画像データは、必要な信号処理を経た後に外部記憶装置に保存され(ステップS222)、制御シーケンスが終了する(ステップS224)。
【0078】
なお、 extra開放絞りを使用するときには、像流れ現象の他に、画面の周辺光量が低下する現象も起こり得る。そのため、周辺光量の低下具合を示すデータをROMなどに格納しておき、 extra開放絞りのAE時にはそのデータを利用して補正を行うことがより好ましい。
【0079】
<第3の態様>:電子ズーム時に extra開放絞りを使用する場合
電子カメラでは画面の中央部分のみを電子的な処理によって拡大して撮影を行う電子ズーム機能(デジタルズーム機能ともいう。)がある。電子ズーム機能によって拡大処理を行うと、疑似的に焦点距離が長くなるために、手ぶれしやすくなる。
【0080】
一般に、手ぶれ限界のシャッタースピードは1/(焦点距離:mm) と言われており、例えば、焦点距離100mmの場合、手ぶれ限界は1/100秒となる。電子ズームの倍率が2倍になると、焦点距離も2倍となり、焦点距離100mmのカメラでは、200mm相当になる。このとき、手ぶれ限界は、1/200秒となり、手ぶれしやすくなる。
【0081】
図5でも説明したように、電子ズーム時には画面の中央部分のみが撮影エリアになることに鑑み、本発明の実施形態に係るカメラ10は、電子ズームによる撮影時には、 extra開放絞りを使用して、固体撮像素子28への光量を増やすように制御される。これにより、シャッタースピードを高速化でき、手ぶれを防止することができる。
【0082】
図11に通常の撮影画角と電子ズームによる撮影画角の関係を示す。電子ズームを利用しない通常の撮影画角60に対し、電子ズームAの時は、画面中央部、中心の約1/4程度のエリア66のみを使用しているため、このエリア66で像性能を確保すればよい。したがって、通常の撮影画角60で使用する開放絞りF2.8よりも明るい絞り(例えば、F1.4)に設定することにより、固体撮像素子28への光量を4倍に増やすことができ、シャッタースピードを4倍早くすることが可能となる。
【0083】
また、電子ズームBの時は、符号68で示すエリアが撮影画角となる。電子ズームBの撮影エリア68は、電子ズームAの場合よりも使用エリアが広いため、絞りをF1.4に設定すると、画面中央1/2程度のエリア(電子ズームAのエリア66の外側周辺部分)について像性能を確保できない可能性がある。そこで、電子ズームBの場合には、F2.0程度の絞りを使用するように制御する。このように、電子ズームの倍率に応じて、使用する開放側の絞りを変更することにより、正確なAF制御が可能になる。
【0084】
この時の制御フローチャートを図12に示す。カメラ制御がスタートし(ステップS300)、レリーズスイッチ18が半押しされると、電子ズームのON/OFFの設定を確認する(ステップS310)。そして、電子ズームの使用の有無が判別される(ステップS312)。もし、電子ズームの設定がONであれば、ステップS314に分岐し、電子ズームの倍率に応じて extra開放絞り(例えばF1.4)が設定され、その extra開放絞り(F1.4)からF8までを使用するプログラム線図に従って、撮影時の絞り及びシャッタースピードを計算する。そして、計算結果に基づいて絞りを設定する。
【0085】
その一方、ステップS312において、電子ズームの設定がOFFの時は、ステップS316に進み、通常の絞り動作範囲(この場合、F2.8〜F8)までを使用するプログラム線図が使用される。
【0086】
次いで、レリーズスイッチ18が全押しされると、露光動作が行われ(ステップS320)。このとき得られた画像データは、必要な信号処理を経た後に外部記憶装置に保存され(ステップS322)、制御シーケンスが終了する(ステップS324)。
【0087】
<第4の態様>:ムービ時に extra開放絞りを使用する場合
電子スチルカメラでは、画角確認のために、撮影中のリアルタイム映像(ムービ画像)を表示することが行われる。撮像素子は、高画素化が進み、ムービ画像は、画素を間引いて表示している。この場合、図6でも説明したように、ムービ時と静止画記録撮影時とでは、必要とされるレンズの光学性能(例えば、MTF)が異なる。すなわち、静止画記録の撮影時には、鮮明な画像を得るために高い光学性能が要求されるが、ムービ時は、画素間引きが行われる関係で、レンズの光学性能が多少低下しても、表示画像としての劣化はあまり問題にならない。
【0088】
また、静止画記録用の本撮影時は、露光に合わせて閃光装置を発光させることで、明るい画像を得ることができるが、ムービの場合は、低輝度時は撮影画像も暗くなるので、ある程度暗い被写体については固体撮像素子からの出力が低下し、映像を確認できなくなる場合もある。
【0089】
このような問題に対し、従来は、撮像素子からの出力利得を上げて、信号を増幅することで、低輝度時の画像を明るく表示させていた。しかし、利得手段によって、撮像信号を増幅すると、ノイズ成分も増幅されるため、ムービ画質が劣化するという欠点がある。
【0090】
そこで、本発明の実施形態に係るカメラ10は、ムービ時に、低輝度被写体に対しては、 extra開放絞りを使用して、固体撮像素子28への光量を増やすように制御される。これにより、ノイズを抑制でき、かつ、低輝度時の画角確認表示が従来よりも一層低輝度側まで可能となる。
【0091】
この時の制御フローチャートを図13に示す。カメラ制御がスタートすると(ステップS400)、現在の動作状態がムービ時であるか、本撮影時であるかの判断を行う(ステップS410)。ムービ時であれば、レンズの光学性能はやや低下するが表示画像に影響が無い程度のより明るい絞りも使用できるので、 extra開放絞り(例えば、F1.4)を含む絞り範囲のプログラム線図を使用する(ステップS412)。
【0092】
その一方、ステップS410において現在の動作状態が本撮影時であるときは、所定の光学性能が保証される通常の絞り範囲(F2.8〜F8)で露出を決定するプログラム線図を使用する(ステップS414)。そして、ステップS412又はステップS414において所定のプログラム線図に従い求められた絞り及びシャッタースピードによって、露光が行われる(ステップS416)。
【0093】
<第5の態様>:低解像度モード時に extra開放絞りを使用する場合
電子スチルカメラでは、撮像素子の高画素化が進み、全画素を間引かずに記録する高解像度モードと、画像のファイルサイズを小さくするために、画素を間引いて記録する低解像度モードを備えている場合がある。
【0094】
この場合、高解像度モードと低解像度モードでは必要となるレンズの光学性能が異なる。すなわち、高解像度モードで撮影するときは、全画素の情報を用いて高画質な画像を得るために、レンズについて高い光学性能が要求されるが、低解像度モードによる撮影の場合は、画素の間引きが行われるため、レンズの光学性能が多少低下しても、撮影された画像の画質劣化が問題にならない場合がある。
【0095】
そこで、本実施の形態に係るカメラ10では、低解像度モード時に低輝度被写体に対しては、 extra開放絞りを使用して、固体撮像素子28への光量を増やすように制御される。これにより、ストロボ装置の使用頻度を下げ、少ないストロボ光量で最適露出の画像撮影を可能とする。このような制御によって、電源用電池の消耗を抑制することができる。
【0096】
この時の制御フローチャートを図14に示す。カメラ制御がスタートし(ステップS500)、レリーズスイッチ18が半押しされた時に、現在の撮影モードが低解像度モードに設定されているか否かの判別を行う(ステップS510)。現在の撮影モードが高解像度モードに設定されている場合は、所定の光学性能が保証される通常の絞り範囲(F2.8〜F8)で露出を決定するプログラム線図を使用する(ステップS512)。他方、ステップS510において、現在の撮影モードが低解像度モードに設定されている場合は、レンズの光学性能はやや低下するが撮影画像に影響が無い程度の明るい絞りも使用できるので、 extra開放絞り(例えば、F1.4)を含む絞り範囲で露出を決定するプログラム線図を使用する(ステップS514)。
【0097】
次いで、レリーズスイッチ18が全押しされると、ステップS512又はステップS514において所定のプログラム線図に従って求めた絞り及びシャッタースピードによって、露光動作が行われる(ステップS520)。露光により得られた画像データは、必要な信号処理を経た後に外部記憶装置48に保存され(ステップS522)、制御シーケンスが終了する(ステップS524)。
【0098】
なお、低解像度モードが間引き率に応じて複数段階設けられている場合には、その間引き率に応じて画像劣化の許容範囲も変化するので、間引き率に応じて extra開放絞りの値を可変する態様が好ましい。
【0099】
<第6の態様>:ムービ時に extra小絞りを使用する場合
電子スチルカメラでは、画像確認のためにムービ画像を表示することがある。撮像素子の高画素化が進み、ムービ画像は、画素を間引いて表示している。この場合、ムービ時と本撮影時では必要となるレンズの光学性能が異なる。つまり、ムービ時は、光学性能が多少低下しても表示画像の劣化が問題にならない場合がある。
【0100】
また、太陽や照明など、高輝度の被写体を撮影した場合は、固体撮像素子の特性として、高輝度被写体の上下に縦スジの明線が現れるスミア現象が発生することが知られている。画角確認用のムービ画像にスミアが発生すると、画像の品位が低下するだけでなく、表示画像の視認性が低下するという問題がある。本撮影時は、高速にメカシャッターを閉じることでスミアを排除し得るが、ムービ中は、メカシャッターを閉じることができない。
【0101】
そこで、本実施の形態に係るカメラ10では、通常の撮影時には使用しない小口径の絞り位置(以下、規定外の最小絞り位置という意味で「 extra小絞り」という。)が設けられており、ムービ時は、スミアが出にくいように extra小絞りを使用し、固体撮像素子28への入射光量を下げ、ムービ画像の品を向上させ、視認性を向上させる。
【0102】
この時の制御フローチャートを図15に示す。カメラ制御がスタートすると(ステップS600)、現在の動作状態がムービ時であるか、本撮影時であるかの判断を行う(ステップS610)。ムービ時であれば、レンズの光学性能はやや低下するが表示画像に影響が無い程度の絞りも使用できるので、 extra小絞り(例えば、F11)を含む絞り範囲で露出を決定するプログラム線図を使用する(ステップS612)。
【0103】
その一方、ステップS610において現在の動作状態が本撮影時であるときは、所定の光学性能が保証される通常の絞り範囲(F2.8〜F8)で露出を決定するプログラム線図を使用する(ステップS614)。そして、ステップS612又はステップS414において所定のプログラム線図より求められた絞り及びシャッタースピードによって露光が行われる(ステップS616)。
【0104】
上述した実施の形態では、絞り機構として虹彩絞り26を用いているが、本発明の実施に際して、絞り機構の態様はこれに限定されない。例えば、複数の絞り穴を有するターレット板を回転させて所望の絞り開口を選択する構造からなる絞り機構を適用してもよい。
【0105】
次に、絞り以外の要素にも着目して、カメラの性能向上を達成する他の態様を説明する。
<変形例1>
図16及び図17は、本発明の他の実施形態に係るカメラ70の外観図であり、図18は当該カメラ70のブロック図である。これらの図面中、図1乃至図3に示したカメラ10と同一又は類似の部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0106】
図16に示したカメラ70は、鏡筒11の先端部にワイドコンバージョンレンズ72を装着することができる。また、カメラ70はモードダイヤル13を有し、カメラ前面にはAF投光部15A及びAF受光部15Bから成る測距センサ15が配設されている。本例では、アクディブ方式のセンサが採用されているが、測距センサの形態はこれに限定されず、パッシブ方式の位相差センサなどでもよい。
【0107】
モードダイヤル13は、カメラの動作モードを選択するための手段であり、該モードダイヤル13を操作することにより、セットアップモード、連写モード、マニュアル撮影モード、オート撮影モード、シーンセレクトモード、ムービ(動画)撮影モード、再生モード、ムービ(動画)撮影モード等の各モードに設定することができる。モードダイヤル13の上面には各モードを表すシンボルマーク(モードを象徴する絵文字や記号若しくはこれらの組合せ)が付されており、希望するモードのマークを図示せぬ指標の位置に合わせることにより、そのモードに設定される。
【0108】
セットアップモードが選択されると、液晶モニタ22上にセットアップ画面が表示される。セットアップ画面においては、予め用意されている複数の画像サイズ(ピクセル)と複数の圧縮率(クオリティー)の中から、所望の組合せを選択することができる。例えば、画像サイズ(画素数)について2832×2128ピクセル、2048×1536ピクセル、1280×960 ピクセル、又は640 ×480 ピクセルの選択が可能であり、圧縮率については1/4(JPEG)圧縮の「FINE」、1/8(JPEG)圧縮の「NORMAL」又は1/16(JPEG)圧縮の「BASIC 」を選択することができる。撮影者は、撮影の目的に合わせて画像サイズと圧縮率の組合せを指定する。なお、ムービ(動画)モードについては、画像サイズ、フレームレート及び記録方式などは予め定められており、例えば、ムービ撮影時は、320 ×240 ピクセル、10フレーム/秒、Motion JPEG 形式によって動画データが記録されるものとする。
【0109】
シーンセレクトモードではメニュー操作によって、人物(ポートレート)モード、風景モード、夜景モード、モノクロモードを選択できる。撮影状況に応じてこれらモードを利用することにより、撮影シーンに適した設定が自動的に行われる。
【0110】
図17に示すように、カメラ70の背面側には、十字キー21が設けられている。十字キー21は、上下左右の4方向の指示を入力可能な多機能ボタンであり、液晶モニタ22に表示されるメニュー画面における各種設定項目の選択や設定内容の変更を指示する操作ボタンとして使用されるとともに、倍率調整操作(ズーム操作)や再生コマの送り/戻しを指示する手段として用いられる。
【0111】
図18に示したように、ワイドコンバージョンレンズ72を着脱可能な光学ユニット24の先端部には、ワイドコンバージョンレンズ72の装着有無を検出するためのセンサ74が設けられ、該センサ74の検出信号はコンバージョン検出回路75を介して制御CPU32に送られる。制御CPU32は、コンバージョン検出回路75から通知される検出信号によってワイドコンバージョンレンズ72の装着の有無を認識することができる。
【0112】
測距センサ制御回路77は、制御CPU32からの指令に基づいて測距センサ15の動作を制御する。測距センサ15から得られる検出信号は、測距センサ制御回路77を介して制御CPU32に伝達される。制御CPU32は測距センサ15からの検出信号によって被写体距離を認識できる。
【0113】
ストロボ制御回路78は、制御CPU32からの指令に基づいてストロボ発光部14の発光を制御する。すなわち、ストロボ制御回路78は、図示せぬメインコンデンサの充電制御や、ストロボ発光部14に対する発光タイミングの制御を行うとともに、ストロボ調光センサの検出結果に基づいて発光停止の制御を行う。低輝度時にストロボ発光部14を発光させることにより、被写体を適正な露光量レベルで撮影することができる。
【0114】
既述の通り、虹彩絞り26はF1.4〜F11まで可変であるが、所定の光学性能を満たすのはF2.8〜F8までとする。一般に、絞りが大きく開くと周辺の像性能が落ち、像流れが発生する。そのような絞りで画像を撮影することは望ましくないので、通常は、光学性能を満たすF2.8〜F8(性能保証可能な絞り範囲)を使用したプログラム線図に従って撮影を行う。
【0115】
絞りが開くと周辺の像性能は低下するが、中央部分の像性能については、ほとんど影響がない場合が多い。したがって、低輝度時にストロボが発光する場合は、多少周辺の像性能が低下しても主要被写体は画面中央に存在することが多いため、開放側の絞り制御を変えることにより、ストロボ光の到達距離を延ばすことができる。
【0116】
ストロボ到達距離Lは、ストロボの発光光量GNoと、カメラの絞り値(F値)により決定され、次式(1)で定義される。
【0117】
【数1】
GNo=F×L …(1)
カメラによってGNoは一定であるため、Fが小さい(絞りが開いている)ほど、到達距離が長くなることがわかる。したがって、ストロボ使用時は、通常の撮影時(ストロボ不使用時)よりも開放側を使用することで到達距離を延ばすことが可能になる。
【0118】
ただし、常に開放側を使用すると画像劣化しやすいので、測距センサ15の出力により、上記した式(1)から計算された絞り(F値)が性能保証可能な絞りであれば、性能保証範囲内の絞りで撮影を実行する。その一方、被写体距離がそれ以上の時は、周辺の像性能が保証範囲外となる絞りを使用するものとし、できる限り性能劣化を避けるように制御する。
【0119】
また、ストロボを予備発光し、AE/AF検出ブロック38の測光手段を利用して、図19に示すように分割測光を行う。図18によれば、撮影時の画角80が8×8のマトリックス状(64ブロック)に細分化され、そのうち中央部分の4×4ブロック(16ブロック)が中央測光エリア81として設定され、残りの周辺部分が周辺測光エリア82として設定される。
【0120】
分割測光の結果、中央測光エリア81の測光値が高く、周辺測光エリア82の測光値が低い(周辺が暗い)場合は、周辺に被写体が存在しないことが分かる。この場合、周辺部分の像性能が多少劣化しても、被写体がない部分なので画像への影響はあまり問題にならないことから、 extra開放絞りを使用する。
【0121】
また、測距結果も併用して、被写体距離が遠く、かつ、予備発光の結果、画面の周辺部分に被写体が存在しないことを条件に extra開放絞りを使用してもよい。
【0122】
カメラにワイドコンバージョンレンズが装着された場合を考察すると、一般に周辺の像性能が悪くなりやすいが、上述のように、ストロボ発光時には、周辺の像性能劣化が許容され得る。もともとカメラ本体に内蔵されているストロボ装置は、ワイドコンバージョンレンズを使用しない時(標準の撮影レンズ使用時)の画角に合わせて配光特性が設計されているため、ワイドコンバージョンレンズを装着した時の撮影画角においては、周辺部にストロボ光は照射されない(撮影画角の周辺部分にはストロボ光が回らない)。かかる事実に着眼し、本例のカメラ70では、ワイドコンバージョンレンズ72が装着されていることがコンバージョン検出回路75により検出され、かつストロボ発光を伴う撮影を行う場合には、 extra開放絞りを使用することによって、ストロボ光の到達距離を延ばすことができる。更に、前述の測距センサ15による測距結果と組合せて、 extra開放絞りの使用可否を判断してもよい。
【0123】
<変形例2>
次に、本発明の更に他の実施形態について説明する。図20は、本発明の更に他の実施形態に係るカメラ90のブロック図である。同図中図3と同一又は類似の部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0124】
図20に示したカメラ90の撮影光学系(撮影レンズ12)は、ズームレンズ91とフォーカスレンズ92を備えている。ズームレンズ91を構成するレンズ群91A、91Bは、図示せぬカム機構によって両者の位置関係が規制されながら光軸に沿って移動し、焦点距離を変更する。ズーム制御回路94は、制御CPU32からの指令に従ってズームレンズ91の駆動を制御する。フォーカスレンズ92は焦点調節に作用するレンズである。フォーカス制御回路95は、制御CPU32からの指令に従ってフォーカスレンズ92の駆動を制御する。
【0125】
レリーズスイッチ18や十字キー21等の操作部からの信号は入力キー制御回路96を介して制御CPU32に入力される。制御CPU32は、入力キー制御回路96から受入する操作信号に基づいて相応の処理及び制御等を行うとともに、ズーム制御回路94及びフォーカス制御回路95を介して焦点距離情報及びフォーカス位置情報を取得し、これら情報を基に絞り制御回路30、ズーム制御回路94及びフォーカス制御回路95等を制御する。EEPROMやフラッシュROMなどで構成される不揮発性メモリ97には、当該カメラ70に搭載されている撮影レンズ12のMTFに関するデータが格納されている。制御CPU32は、必要に応じて不揮発性メモリ97内のデータを参照して、絞りに応じた補正や、フォーカス位置による補正、ズーム位置による補正などの演算を行う。
【0126】
一般に、カメラのマクロ性能はレンズの像性能に制限されることが多く、通常、画面中央及び周辺のMTFやディストーションを基準に近距離限界(MOD)を設定している。しかしながら、低解像度モードによる撮影時は、中央のMTFが多少劣化しても、もともと撮影解像度が低解像度であるために、撮影画像に影響がなかったり、電子ズーム(撮像された画像データを画像処理技術によって電子的に拡大処理する像画像を信号処理によって拡大する機能)を使用して撮影を行う場合は、周辺の解像性能が悪くても中央部分(記録対象領域)の像性能が確保されれば、撮影画像に影響がない。
【0127】
したがって、低解像度による撮影時や電子ズーム使用による撮影時は、通常撮影における近距離限界よりも近い距離での撮影が可能となる。
【0128】
図21及び図22には、被写体距離に対するレンズ性能の関係が示されている。図21は、焦点位置とMTFの関係(低解像度撮影の場合)を示すグラフである。実線は撮影画角の中央のMTFを示し、点線は周辺のMTFを示す。
【0129】
同図に示すように、通常撮影では中央及び周辺のMTFがともに35%以上の領域が像性能を確保できるレベルとして定められているため、通常撮影における近距離側の制約(近距離限界)は決定されてしまう。つまり、通常撮影における焦点調節範囲は▲1▼のように制限される。
【0130】
しかしながら、低解像度の時は、20%までMTFが低下しても撮影画像に影響が出ないので、低解像度モードの時は、更に近距離の撮影が可能となる。したがって、本例のカメラ70は、画像サイズ(ピクセル)と圧縮率(クオリティー)の組合せで定まる撮影解像度に応じて焦点調節範囲(近距離側の制約)を変更し、▲2▼で示したように、より近距離側まで焦点調節範囲を拡張する制御を行う。
【0131】
また、図22に焦点位置とMTFの関係(電子ズーム使用時の場合)を示す。同図に示したように、通常撮影では中央及び周辺のMTFが35%以上の領域が像性能を確保できるレベルである。しかし、電子ズーム(デジタルズーム)時は、中央のみ35%以上確保できれば充分であるため、これを満たす範囲で更に近距離まで撮影が可能である。したがって、本例のカメラ70は、電子ズームの倍率に応じて焦点調節範囲を変更し、▲3▼で示したように、より近距離側での撮影を可能にする制御を行う。
【0132】
<変形例3>
図21及び図22は、焦点位置(フォーカス)について性能保証範囲外の使用態様を述べたが、焦点距離(ズーム)についても性能保証範囲外で使用する態様がある。図23及び図24には、焦点距離に対するレンズ性能の関係が示されている。
【0133】
図23は、焦点距離とMTFの関係(低解像度撮影の場合)を示すグラフである。同図に示すように、通常撮影では中央及び周辺のMTFが35%以上の領域が像性能確保可能なレベルであり、これによりTELE側の制約は決まる。つまり、通常撮影における焦点距離可変範囲(ズーム範囲)は▲4▼のように制限される。
【0134】
しかし、低解像度の時は、20%までMTFが低下しても撮影画像に影響がないので、低解像度モードの時は、更にTELE側の撮影が可能となる。本例のカメラ70は、画像サイズ(ピクセル)と圧縮率(クオリティー)の組合せで定まる撮影解像度に応じてズーム範囲(TELE側の制約)を変更し、▲5▼に示すように、よりTELE側まで焦点距離可変範囲を拡張する制御を行う。
【0135】
また、図24に焦点位置とMTFの関係(電子ズーム使用時の場合)を示す。同図に示したように、通常撮影では中央及び周辺のMTFが35%以上の領域が像性能を確保できるレベルであるが、電子ズーム(デジタルズーム)時は、中央のみ35%以上確保できれば充分であるため、これを満たす範囲で更にTELE側まで撮影が可能である。したがって、本例のカメラ70は、電子ズームの倍率に応じてズーム範囲を変更し、▲6▼に示すように、よりTELE側での撮影を可能にする制御を行う。
【0136】
図25は、光学ズームと電子ズームを組合せたズーム制御によるズーム範囲の概念図である。同図に示すように、光学ズームのWIDE端から通常撮影可能な長焦点側の端位置(第1のTELE端)までズーム駆動した後、電子ズームで撮影画角の中央部分のみを拡大する。電子ズームによる拡大処理に伴い、光学ズームのズーム範囲(TELE側の限界位置)が拡張されるため、電子ズームによる拡大限界(電子ズームTELE端)まで拡大した後、更に光学ズームによって長焦点側の第2のTELE端までズーム駆動が可能となる。
【0137】
<変形例4>
撮影光学系の焦点距離がTELE側になるほど手ぶれしやすくなるが、低解像度で撮影した場合は、多少手ぶれしても目立たない場合がある。したがって、手ぶれによる画像のボケ量(ぶれ量)を計算し、求めたボケ量と extra開放での像性能データと比較し、手ぶれによるボケ量の方が像性能の劣化の影響を上回る場合には、 extra開放絞りを利用して、シャッタースピードを速くし、手ぶれと像性能のバランスのとれたポイントで撮影する態様も好ましい。なお、手ぶれを検出する方法は、角速度センサなど公知の検出手段を適用できる。
【0138】
<変形例5>
撮影光学系の性能保証範囲外での撮影を可能にするために、画像信号に対してエッジ(輪郭)強調処理(いわゆる「アパーチァ処理」)を変更することにより、撮影される画像の解像度を上げることができる。すなわち、性能保証範囲外で使用する場合の像性能の低下を補うように、アパーチャ処理によって輪郭を強調し解像感を高める。もちろん、性能保証範囲内においても、絞りに応じてアパーチャ処理を変えることにより、MTF変化があっても出力される像の解像度、解像感を同等にすることができる。
【0139】
アパーチャ処理(輪郭補正処理)は、図20に示した信号処理部42において行われる。図26は、輪郭補正回路の構成例を示すブロック図である。同図に示す輪郭補正回路100は、輝度信号から輪郭信号(アパーチャ信号)を生成する輪郭信号生成回路110と、輪郭信号に対してゲインをかける乗算器112と、乗算器112の出力の微小振幅成分を零値化するコアリング回路114と、コアリング回路114から出力される輪郭補正信号と、元の輝度信号とを加算する加算器116と、から構成される。
【0140】
乗算器112のゲイン値α及びコアリング回路114におけるコアリングレベルは、図20の制御CPU32によって制御される。制御CPU32は、不揮発性メモリ97内のデータを参照しながら、撮影光学系の性能保証範囲外で使用する場合の像性能低下を補完するようにゲイン値αやコアリングレベルを変更する。これにより、絞りごとの補正やフォーカス位置による補正又はズーム位置による補正を実現できる。
【0141】
<変形例6>
図27には、本発明の実施形態に係る固体撮像素子(CCD)120の断面図が示されている。図27に示したように、CCD120は多数のフォトダイオード122が平面的に配列された構造を有している。これらのフォトダイオード122の前方には、各フォトダイオード122の受光面上に被写体像を結像するためのマイクロレンズ124が各フォトダイオード120に対応して設けられている。
【0142】
CCD受光面のうち周辺部Aに位置するマイクロレンズ124について開口率を絞るために、図27のように、マイクロレンズ124とフォトダイオード122の間に遮光マスク126が設けられている。その一方、CCD受光面のうち中央部分部Bの領域については遮光マスクは設けられていない。
【0143】
かかる構成のCCD120は、遮光マスク126の作用によって、周辺部Aのフォトダイオード122に入射する光量が絞られるため、遮光マスク126を有していない従来のCCDと比較して、周辺での像性能劣化を防止することができる。すなわち、従来のCCDでは周辺の像性能が低下して使用できなくなる領域についても、本例のCCD120は遮光マスク126によってマイクロレンズの開口が絞られているので、当該性能外領域についても使用可能となる。
【0144】
なお、図27に示した構造のCCD120を使用すると、周辺の光量が落ち、シェーディング(画像の明暗の差)が大きくなるが、これに対しては、図20に示した信号処理部42の中で、周知のシェーディング補正処理を行うことにより解決できる。
【0145】
図27では、周辺部Aに遮光マスク126を設け、中央部Bは遮光マスクを省略しているが、このような2種類の領域分けに限定されず、遮光マスクの開口率を複数種類設定し、中央から周辺に向かうに従って開口率が次第に小さくなるように構成する態様も好ましい。
【0146】
<変形例7>
カメラ70において選択される撮影モードによっては、周辺がボケた方がよりそのモードに適した画像が得られる場合がある。例えば、ポートレートモードがこれに該当する。ポートレート撮影においては、周辺をぼかすことにより、中央の人物を相対的に浮かび上がらせて撮影する。この場合、被写界深度を狭くするために、絞りを開放側に設定するが、性能保証範囲を越える絞りについても周辺の像性能だけが悪くなる絞り領域であれば、より周辺のボケ味が出るので、当該絞り領域(性能保証範囲外の領域)を使用可能である。
【0147】
図16に示したモードダイヤル13によってポートレートモードが選択されると、 extra開放絞りを使用したプログラム線図を使用して、周辺にボケ味のある画像を撮影するように自動制御される。モードダイヤル13で選択可能な撮影モードとしては、その他に動体撮影に適したスポーツモード(高速側のシャッタースピードで撮影されるシャッター優先のモード)、夜景モード、風景モードなどがあるが、夜景モードの時も extra開放絞りを使用して明るく撮影でき、また、ストロボを使用したスローシンクロ(スローシャッターのストロボ撮影であり、夜景と人物をきれいに撮影することができる)時も extra開放を使用することができる。
【0148】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、通常の撮影では使用しない規定外の絞り(extra開放絞り)を用意し、AE、AFなどの動作状況に応じて、規定外絞りを利用する。これにより、撮影画像を劣化させることなく、レンズの性能をフルに活用することができ、カメラの諸性能を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカメラの正面側斜視図
【図2】図1に示したカメラの背面側斜視図
【図3】本発明の実施形態に係るカメラのブロック図
【図4】絞りによるMTFの変化の様子を示すグラフ図
【図5】電子ズーム使用時に性能保証可能な絞り範囲が拡大する様子を示すグラフ図
【図6】間引きモード時に使用可能な絞り範囲が拡大する様子を示すグラフ図
【図7】撮影画角とAF時の検出エリアの関係を示す説明図
【図8】第1の態様に係るカメラ制御の手順を示すフローチャート
【図9】撮影画角とAE分割測光検出エリアの関係を示す説明図
【図10】第2の態様に係るカメラ制御の手順を示すフローチャート
【図11】通常の撮影画角と電子ズーム使用時の撮影画角の関係を示す説明図
【図12】第3の態様に係るカメラ制御の手順を示すフローチャート
【図13】第4の態様に係るカメラ制御の手順を示すフローチャート
【図14】第5の態様に係るカメラ制御の手順を示すフローチャート
【図15】第6の態様に係るカメラ制御の手順を示すフローチャート
【図16】本発明の他の実施形態に係るカメラの正面側斜視図
【図17】図16に示したカメラの背面側斜視図
【図18】図16に示したカメラのブロック図
【図19】分割測光の概念図
【図20】本発明の更に他の実施形態に係るカメラのブロック図
【図21】焦点位置とMTFの関係(低解像度撮影の場合)を示すグラフ
【図22】焦点位置とMTFの関係(電子ズームの場合)を示すグラフ
【図23】焦点距離とMTFの関係(低解像度撮影の場合)を示すグラフ
【図24】焦点距離とMTFの関係(電子ズームの場合)を示すグラフ
【図25】光学ズームと電子ズームの組合せによるズーム範囲を示した概念図
【図26】輪郭強調回路の例を示すブロック図
【図27】本発明の実施形態に係る固体撮像素子の断面図
【符号の説明】
10,70,90…カメラ、12…撮影レンズ、13…モードダイヤル(撮影モード設定手段)、14…ストロボ発光部(ストロボ発光手段、予備発光手段)、15…測距センサ(測距手段)、22…液晶モニタ(表示用出力手段)、26…虹彩絞り(絞り機構)、28…固体撮像素子(撮像手段)、30…絞り制御回路、32…制御CPU(第1の絞り制限手段、第2の絞り制限手段、第1の制限手段、第2の制限手段、制御手段、規定外絞り可変手段、決定手段、焦点位置制御手段、焦点距離制御手段)、42…信号処理部(電子ズーム処理手段、電子ズーム手段)、44…画像表示装置(表示用出力手段)、46…操作部(操作手段、倍率指定手段、解像度指定手段)、72…コンバージョンレンズ、74…センサ(検出手段)、75…コンバージョン検出回路、91…ズームレンズ、92…フォーカスレンズ、94…ズーム制御回路、95…フォーカス制御回路、97…不揮発性メモリ(記憶手段)、100…輪郭補正回路、110…輪郭信号生成回路、114…コアリング回路、120…CCD、122…フォトダイオード(光電変換素子)、124…マイクロレンズ、126…遮光マスク

Claims (3)

  1. カメラに使用されるレンズの絞りを制御する方法であって、
    所定の光学性能を保証し得る通常撮影絞り範囲よりも外側に、撮影時には使用しない大口径の絞りとして、前記所定の光学性能の保証範囲外で使用することを可能とする規定外絞り位置を用意し、
    自動露出調整(AE)時及び自動焦点調整(AF)時のうち少なくとも一つのカメラ動作時に前記規定外絞り位置を使用するように絞り機構を制御することを特徴とするカメラの絞り制御方法。
  2. カメラに使用されるレンズの絞りを制御する装置において、
    所定の光学性能を保証し得る通常撮影絞り範囲で絞りの大きさを制限する第1の制限手段と、
    前記通常撮影絞り範囲外の撮影時には使用しない大口径の規定外絞り位置を含む絞り範囲で絞りの大きさを制限する第2の制限手段と、
    自動露出調整(AE)時及び自動焦点調整(AF)時のうち少なくとも一つのカメラ動作時に前記第2の制限手段により定められる絞り範囲内で前記規定外絞り位置の絞りを決定し、当該決定した絞りを実現するように絞り機構を作動させる一方、画像記録用の撮影時には、前記第1の制限手段により定められる通常撮影絞り範囲内で絞りを決定し、当該決定した絞りを実現するように絞り機構を作動させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラの絞り制御装置。
  3. 撮影レンズと、
    前記撮影レンズを通して入射する光の量を調整する絞り機構と、
    前記撮影レンズ及び絞り機構を含む光学系について所定の光学性能を保証し得る通常撮影絞り範囲で絞りの大きさを制限する第1の制限手段と、
    前記通常撮影絞り範囲外の撮影時には使用しない大口径の規定外絞り位置を含む絞り範囲で絞りの大きさを制限する第2の制限手段と、
    自動露出調整(AE)時及び自動焦点調整(AF)時のうち少なくとも一つのカメラ動作時に前記第2の制限手段により定められる絞り範囲内で前記規定外絞り位置の絞りを決定し、当該決定した絞りを実現するように前記絞り機構を作動させて前記カメラ動作を実行する一方、画像記録用の撮影時に前記第1の制限手段により定められる通常撮影絞り範囲内で絞りを決定し、当該決定した絞りを実現するように前記絞り機構を作動させて前記画像記録用の撮影動作を実行する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラ。
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