JP2005311843A - 撮像装置 - Google Patents

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Tsutomu Honda
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Abstract

【課題】露出の異なる画像データを順次に生成するブラケット撮影において露出を比較的大きく変化させても不適切な画像の取得を防止できる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、アナログ入力レンジの下限値(基準電圧)を変更できるA/D変換部を備えている。そして、露出値を変更しつつ撮像センサにより連続的に撮像して露出の異なる画像データを順次に生成するAEブラケット撮影の際、適正露出から−2EVまでの範囲では一定の基準電圧Vtに保持する一方、−3EVではVtより低い基準電圧Vaに設定するとともに、−4EVではVaより低い基準電圧Vbに設定する。このように露出値に応じてA/D変換部の基準電圧を変更することで、ブラケット撮影において露出を比較的大きく変化させても不適切な画像の取得を防止できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、被写体を撮像して画像信号を出力する撮像手段を有する撮像装置に関する。
近年のデジタルカメラにおいては、ブラケット撮影などの機能を備えた一眼レフタイプのものが普及してきている。
このブラケット撮影については、例えば特許文献1に開示されており、一定の露出範囲において露出値を段階的に変化させるブラケット撮影(以下では、「AEブラケット撮影」ともいう)中には、画像処理の変更を禁止して、同じ画像処理を行う技術が記載されている。
一方、特許文献2には、1回の撮影により得られた同一の撮影画像データに対して異なる条件で画像処理を行い、複数の処理済みデータを記録する技術が記載されている。
特開2001−211376号公報 特開2001−203934号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、CCDなどの撮像素子のラチチュードが±2EV程度のため、この範囲を逸脱する比較的大きな露出範囲でAEブラケット撮影を行うと、逸脱した露出値において白飛びや黒つぶれが生じるとともに、その他の画像部分でも輝度情報が減少する。これでは、撮影者の意図するブラケット撮影とは言えず、不適切な画像が取得されてしまう。この不具合について、以下で具体的に説明する。
図9および図10は、本発明の従来技術に係るAEブラケット撮影を説明するための図である。そして、図9(a)〜(e)は、それぞれ露出値が−4EV〜0EV(適正)の各状態のグラフを表し、図10(a)〜(e)は、それぞれ露出値が0EV(適正)〜+4EVの各状態のグラフを表している。また、各グラフにおいて、横軸は被写体の輝度を示しており、縦軸はCCD出力をAGC(Auto Gain Control)でゲインアップしたものを示している。
図9(e)(図10(a))に示す適正な露出条件においては、被写体の暗部から明部まで適切なA/D変換を行えるように、A/D変換器の入力レンジRngを次のように設定している。
すなわち、入力レンジRngの下限値(基準電圧Vref)については、被写体の暗部で生じるノイズを排除するために、最も暗部を再現する状態(入力電圧0V)から少し大きく設定している。一方、A/D変換器の入力レンジRngの上限値については、A/D変換器の分解能などを考慮し、被写体の最も明るい輝度まで全てをカバーするのではなく多少小さめの入力電圧に設定している。
このような入力レンジRngの上下限設定となっているため、適正露出付近、具体的には±2EV以内程度については問題ないが、この±2EVを逸脱する露出値では、被写体の輝度の再現域が小さくなる。例えば、図9(a)や図9(b)のアンダー側の露出(−4EV〜−3EV)では、撮影画像で黒つぶれが生じる場合が多く、図10(d)や図10(e)のオーバー側の露出(+3EV〜+4EV)では、撮影画像で白飛びが生じる場合が多くなる。
一方、特許文献2の技術では、同一の撮影画像データに対して異なる条件で単に画像処理を行うため、黒潰れ直前、もしくは白飛び直前の画像は再現することが出来ない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、露出の異なる画像データを順次に生成するブラケット撮影において露出を比較的大きく変化させても不適切な画像の取得を防止できる撮像装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、撮像装置であって、(a)被写体を撮像し、アナログ画像信号を出力する撮像手段と、(b)前記アナログ画像信号をデジタル信号の画像データに変換するA/D変換手段と、(c)露出制御に係る制御パラメータを変更する露出変更手段と、(d)前記露出変更手段で前記制御パラメータを変更しつつ前記撮像手段により連続的に撮像して、露出の異なる画像データを順次に生成する制御手段とを備え、前記A/D変換手段は、(b-1)アナログ入力レンジの下限値を変更する下限値変更手段を有するとともに、前記制御手段は、(d-1)前記制御パラメータに応じて前記下限値変更手段により前記アナログ入力レンジの下限値を変更して、前記画像データを順次に生成する下限値制御手段を有する。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る撮像装置において、前記下限値制御手段は、所定の範囲を外れる制御パラメータについて、前記下限値変更手段により前記アナログ入力レンジの下限値を変更する手段を有する。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る撮像装置において、前記制御パラメータは、所定の基準値を境に露出オーバー側と露出アンダー側とに分けられるとともに、前記下限値制御手段は、前記下限値変更手段によって、前記制御パラメータが前記露出オーバー側の場合には、前記アナログ入力レンジの下限値を高側に変更し、前記制御パラメータが前記露出アンダー側の場合には、前記アナログ入力レンジの下限値を低側に変更する手段を有する。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る撮像装置において、(e)ガンマ曲線を変更してガンマ補正を行える補正手段をさらに備え、前記制御手段は、(d-2)前記制御パラメータに応じて、前記下限値変更手段により前記アナログ入力レンジの下限値を変更するとともに、前記補正手段により前記ガンマ曲線を変更してガンマ補正を行い、前記画像データを順次に生成する手段を有する。
また、請求項5の発明は、撮像装置であって、(a)被写体を撮像し、画像信号を出力する撮像手段と、(b)ガンマ曲線を変更してガンマ補正を行える補正手段と、(c)露出制御に係る制御パラメータを変更する露出変更手段と、(d)前記露出変更手段で制御パラメータを変更しつつ前記撮像手段により連続的に撮像して、露出の異なる画像データを順次に生成する制御手段とを備え、前記制御手段は、(d-1)前記制御パラメータに応じて前記補正手段によりガンマ曲線を変更してガンマ補正を行い、前記画像データを順次に生成する補正制御手段を有する。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明に係る撮像装置において、前記補正制御手段は、所定の範囲を外れる制御パラメータについて、前記補正手段により前記ガンマ曲線を変更する手段を有する。
また、請求項7の発明は、請求項5または請求項6の発明に係る撮像装置において、前記制御パラメータは、所定の基準値を境に露出オーバー側と露出アンダー側とに分けられるとともに、前記補正制御手段は、前記制御パラメータが前記露出オーバー側の場合には、前記ガンマ曲線に係るガンマ係数を実質的な高側に変更し、前記制御パラメータが前記露出アンダー側の場合には、前記ガンマ曲線に係るガンマ係数を実質的な低側に変更する手段を有する。
また、請求項8の発明は、請求項2または請求項6の発明に係る撮像装置において、前記制御パラメータは、EV値で表され、前記所定の範囲は、−2EV以上で+2EV以下の範囲である。
請求項1ないし請求項4および請求項8の発明によれば、露出制御に係る制御パラメータを変更しつつ連続的に撮像して露出の異なる画像データを順次に生成する際には、制御パラメータに応じてA/D変換手段のアナログ入力レンジの下限値を変更する。その結果、ブラケット撮影において露出を比較的大きく変化させても、白とびや黒潰れなどが生じる不適切な画像の取得を防止できる。
特に、請求項2の発明においては、所定の範囲を外れる制御パラメータについてアナログ入力レンジの下限値を変更するため、不適切な画像の取得を簡易に防止できるとともに、所定の範囲内の露出条件では撮影者の意図する適切な画像を取得できる。
また、請求項3の発明においては、制御パラメータが露出オーバー側の場合にはアナログ入力レンジの下限値を高側に変更し、露出アンダー側の場合にはアナログ入力レンジの下限値を低側に変更するため、ブラケット撮影において適切な画像の取得を行える。
また、請求項4の発明においては、制御パラメータに応じてアナログ入力レンジの下限値を変更するとともにガンマ曲線を変更してガンマ補正を行うため、ブラケット撮影においてより適切な画像の取得を行える。
また、請求項5ないし請求項8の発明によれば、露出制御に係る制御パラメータを変更しつつ連続的に撮像して露出の異なる画像データを順次に生成する際には、制御パラメータに応じてガンマ曲線を変更してガンマ補正を行う。その結果、ブラケット撮影において露出を比較的大きく変化させても、白とびや黒潰れなどが生じる不適切な画像の取得を防止できる。
また、請求項6の発明においては、所定の範囲を外れる制御パラメータについてガンマ曲線を変更するため、不適切な画像の取得を簡易に防止できるとともに、所定の範囲内の露出条件では撮影者の意図する適切な画像を取得できる。
また、請求項7の発明においては、制御パラメータが露出オーバー側の場合にはガンマ曲線に係るガンマ係数を実質的な高側に変更し、露出アンダー側の場合にはガンマ曲線に係るガンマ係数を実質的な低側に変更するため、ブラケット撮影において適切な画像の取得を行える。
また、請求項8の発明においては、所定の範囲が−2EV以上で+2EV以下の範囲であるため、撮像素子などの特性を考慮して、より適切な画像の取得を行える。
<第1実施形態>
<撮像装置の要部構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの要部構成を示す図である。ここで、図1(a)〜(c)は、それぞれ撮像装置1Aの正面図、背面図および上面図に相当している。
撮像装置1Aは、デジタルカメラとして構成されており、撮影レンズ10を備えている。また、撮像装置1Aの前面には、被写体に関する測光を行って、輝度信号を生成する測光センサ11が設けられている。
撮像装置1Aは、その上面にモード切替スイッチ12とシャッターボタン13とブラケットモード設定スイッチ17とブラケット幅設定スイッチ18とが設けられている。
モード切替スイッチ12は、被写体を撮像してその静止画を記録する静止画撮影モード(RECモード)と、メモリカード9(図2参照)に記録された画像を再生する再生モード(PLAYモード)とを切替えるためのスイッチである。
シャッターボタン13は、半押し状態(S1オン)と、さらに押し込まれた全押し状態(S2オン)とを検出可能な2段階スイッチになっている。上記の静止画撮影モードにおいてシャッターボタン13が半押しされると、ズーム・フォーカスモータドライバ47(図2参照)が駆動されて、合焦位置に撮影レンズ10を移動させる動作が行われる。一方、静止画撮影モードにおいてシャッターボタン13が全押しされると、本撮影動作、つまり記録用の撮影動作が行われる。
ブラケットモード設定スイッチ17は、後述するAEブラケットモードを設定するか否か、つまり露出ブラケットのオン・オフを設定するためのスイッチである。
ブラケット幅設定スイッチ18は、ブラケットモード設定スイッチ17でAEブラケットモードが設定されている場合に、AEブラケット撮影における露出幅(例えば−3EV〜+3EVなど)を設定するためのスイッチである。
撮像装置1Aの背面には、撮影された画像などを表示するLCD(Liquid Crystal Display)モニタ42と、電子ビューファインダー(EVF)43と、ファインダ切替スイッチ14と、コマ送り・ズームスイッチ15とが設けられている。
ファインダ切替スイッチ14は、LCDモニタ42およびEVF43に関する表示切替を行うためのボタンである。このファインダ切替スイッチ14は、3点のスライドスイッチとなっており、LCDモニタ42のみがオン、EVF43のみがオン、双方のファインダがオフの3状態を切替えることができる。
コマ送り・ズームスイッチ15は、4つのボタンで構成され、再生モードにおける記録画像のコマ送りや、撮影時のズーミングを指示するためのスイッチである。このコマ送り・ズームスイッチ15の操作により、ズーム・フォーカスモータドライバ47(図2)が駆動されて、撮影レンズ10に関する焦点距離を変更できる。
図2は、撮像装置1Aの機能ブロックを示す図である。
撮像装置1Aは、撮像センサ16と、撮像センサ16にデータ伝送可能に接続する信号処理部2と、信号処理部2に接続する画像処理部3と、画像処理部3に接続するカメラ制御部40Aとを備えている。
撮像センサ16は、R(赤)、G(緑)、B(青)の原色透過フィルターがピクセル単位に市松状に配列(ベイヤー配列)されたエリアセンサ(撮像素子)として構成されており、全画素読み出しタイプである。この撮像センサ16は、被写体を撮像し、アナログ画像信号を出力する撮像手段として機能する。
信号処理部2は、CDS21とAGC22とA/D変換部23とを有している。
撮像センサ16で取得され出力されるアナログ画像信号は、CDS21でサンプリングされノイズが除去された後、AGC22により撮影感度に相当するアナログゲインが乗算されて感度補正が行われる。
A/D変換部23は、14ビットの変換器として構成されており、AGC22で正規化されたアナログ画像信号をデジタル信号の画像データに変換する。このA/D変換部23では、アナログ入力レンジの下限値である基準電圧を、カメラ制御部40Aの指令により変更できるようになっている。そして、A/D変換部23によってデジタル変換された画像データは、画像処理部3で所定の画像処理が施されて画像ファイルが生成される。
画像処理部3は、RAW加算部30およびデジタル処理部3pと画像圧縮部35とを備えている。また、画像処理部3は、測距演算部36とOSD部37とビデオエンコーダー38とメモリカードドライバ39とを備えている。
デジタル処理部3pは、画素補間部31と解像度変換部32とホワイトバランス制御部33とガンマ補正部34Aとを有している。
画像処理部3に入力された画像データは、撮像センサ16の読出しに同期し画像メモリ41に書込みまれる。以後は、この画像メモリ41に格納された画像データにアクセスし、画像処理部3で各種の処理が行われる。
画像メモリ41内の画像データは、まずホワイトバランス制御部33によりRGB各画素が独立にゲイン補正され、RGBのホワイトバランス補正が行われる。このホワイトバランス補正では、撮影被写体から本来白色となる部分を輝度や彩度データ等から推測し、その部分のR、G、Bそれぞれの平均値とG/R比およびG/B比とを求め、これらの情報に基づいてRおよびBの補正ゲインとして制御される。
ホワイトバランス補正された画像データは、画素補間部31でRGB各画素をそれぞれのフィルターパターンでマスキングした後、高帯域まで画素値を有するG画素については、メディアン(中間値)フィルタで周辺4画素の中間2値の平均値に置換する。また、R画素およびB画素に関しては、周囲の9画素で同色に対して平均補間する。
画素補間された画像データは、ガンマ補正部34Aで出力機器に合った非線形変換、具体的にはガンマ補正およびオフセット調整が行われ、画像メモリ41に格納される。
そして、画像メモリ41に格納された画像データは、解像度変換部32で設定された画素数に水平垂直の縮小または間引きが行われ、画像圧縮部35で圧縮処理を行った後、メモリーカードドライバ39にセットされるメモリーカード9に記録される。この画像記録時には、指定された解像度の撮影画像が記録されるとともに、再生表示用のスクリーンネイル画像(VGA)が作成され、上記の撮影画像にリンクさせて記録される。そして、画像再生時には、スクリーンネイル画像をLCDモニタ42に表示することで高速な画像表示が可能となる。
また、解像度変換部32では、画像表示時についても画素間引きを行って、LCDモニタ42やEVF43に表示するための低解像度画像を作成する。プレビュー時には、画像メモリ41から読出された640×240画素の低解像度画像がビデオエンコーダ38でNTSC/PALにエンコードされ、これをフィールド画像としてLCDモニタ42やEVF43で画像再生が行われる。
測距演算部36は、シャッターボタン13が半押し状態(S1)になった場合に、コントラスト方式のAFを行うための評価値演算動作を行う。例えば指定エリアの撮影画像データについて、隣接する各画素に関する差分の絶対値の和である評価値が演算される。そして、このAF評価値の最も高い撮影レンズ10のレンズ位置が合焦位置とされる。
OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)部37は、各種の文字、記号およびフレーム等を生成し、表示画像の任意位置に重ねることが可能である。このOSD部37により、LCDモニタ42には各種の文字、記号およびフレーム等が必要に応じて表示できる。
カメラ制御部40Aは、CPUおよびメモリを備え、撮像装置1Aの各部を統括的に制御する部位である。具体的には、上記のモード切替スイッチ12やシャッターボタン13などを有するカメラ操作スイッチ50に対して撮影者が行う操作入力を処理する。また、カメラ制御部40Aは、ブラケットモード設定スイッチ17によりAEブラケットモードに設定されると、ブラケット幅設定スイッチ18で設定された露出範囲において露出値(露出制御に係る制御パラメータ)を変更しつつ連続的に撮像して、露出の異なる画像データを順次に生成する制御手段として機能する。
撮像装置1Aは、本撮影前の撮影準備状態において被写体を動画的態様でLCDモニタ42に表示するプレビュー表示(ライブビュー表示)時には、絞り44の光学絞りが絞りドライバー45によって開放固定となる。また、シャッタースピード(SS)に相当する撮像センサ16の電荷蓄積時間(露光時間)に関しては、撮像センサ16で取得したライブビュー画像に基づき、カメラ制御部40Aが露出制御データを演算する。そして、算出された露出制御データに基づいて予め設定されたプログラム線図により、撮像センサ16の露光時間が適正となるようにタイミングジェネレーターセンサドライバー46に対するフィードバック制御が行われる。ただし、後述のAEブラケット撮影においては、このように自動的に求められる適正露出(0EV)を基準にして、露出オーバー側やアンダー側で露出値を変更して、露出の異なる複数の画像データが取得される。
撮像センサ16において電荷蓄積が完了すると、光電変換された信号は遮光された撮像センサ16内の転送路にシフトされ、転送路からバッファを介して読出しが行われる。
以上のような構成を有する撮像装置1Aにおいては、AEブラケット撮影が可能となっているが、これについて以下で詳しく説明する。
<AEブラケット撮影について>
従来の撮像装置におけるAEブラケット撮影においては、図9および図10に示すように基準電圧Vrefを固定としているが、本実施形態に係る撮像装置1Aでは、一定の範囲を超える露出値で撮影する場合に、A/D変換部23の基準電圧を変更させるようになっている。このAEブラケット撮影について、以下で説明する。
図3および図4は、撮像装置1AにおけるAEブラケット撮影を説明するための図である。ここで、図3(a)〜(e)は、適正露出(基準値0EV)以下の露出アンダー側を示しており、それぞれ露出値が−4EV〜0EV(適正)の各状態のグラフを表している。一方、図4(a)〜(e)は、適正露出(基準値0EV)以上の露出オーバー側を示しており、それぞれ露出値が0EV(適正)〜+4EVの各状態のグラフを表している。また、各グラフにおいて、横軸は被写体の輝度を示しており、縦軸は撮像センサ16の出力をAGC22でゲインアップしたものを示している。ここで、各グラフの横軸については、例えば左端から右端まで徐々に明度が上昇するグラジュエーションチャートを被写体として撮影した場合に、左端からの距離に対応している。
撮像装置1Aにおける露出アンダー側のAEブラケット撮影については、各露出値−2EV〜0EVでは、従来技術(図9参照)と同様に適正露出時に設定される基準電圧Vtに固定して変更しないが(図3(c)〜(e)参照)、露出値−3EVでは、図3(b)に示すように適正露出時に設定される基準電圧Vtより低い基準電圧Vaに変更するとともに、露出値−4EVでは、図3(a)に示すように露出値−3EVでの基準電圧Vaよりも低い基準電圧Vbに変更する。この基準電圧の変更に伴って、A/D変換部23の入力レンジRngも低電圧側にシフトされる。
このようにAEブラケット撮影が露出アンダー側の場合には、露出値に応じてA/D変換部23の基準電圧を低側に変更する。
一方、撮像装置1Aにおける露出オーバー側のAEブラケット撮影については、各露出値0EV〜+2EVでは、従来技術(図10参照)と同様に適正露出時に設定される基準電圧Vtに固定して変更しないが(図4(a)〜(c)参照)、露出値+3EVでは、図4(d)に示すように適正露出時に設定される基準電圧Vtより高い基準電圧Vcに変更するとともに、露出値+4EVでは、図4(e)に示すように露出値+3EVでの基準電圧Vcよりも高い電圧Vdに変更する。この基準電圧の変更に伴って、A/D変換部23の入力レンジRngも高電圧側にシフトされる。
このようにAEブラケット撮影が露出オーバー側の場合には、露出値に応じてA/D変換部23の基準電圧を高側に変更する。
以上のように一定の露出範囲(−2EV〜+2EV)を外れる場合には、A/D変換部23の基準電圧を低側または高側に変更することにより、被写体の輝度を再現できる範囲が変化し、+2EV以上の比較的大きい露出値や−2EV以下の比較的小さい露出値の場合でも、黒つぶれや白飛びが抑えられて適切な再現域(A/D変換後の実再現域を広げる)を確保できる。
<撮像装置1Aの動作>
以上のような構成を有する撮像装置1Aの動作について、以下で説明する。
図5は、撮像装置1Aの基本的な動作を示すフローチャートである。本動作は、特にAEブラケット撮影に関する動作を示しており、撮像装置1Aのカメラ制御部40Aで実行される。
ステップST1では、ブラケットモード設定スイッチ17に対するユーザ操作により、AEブラケット撮影を行うAEブラケットモードが設定される。
ステップST2では、ブラケット幅設定スイッチ18に対するユーザ操作により、ブラケット幅(露出幅)が設定される。なお、ユーザがブラケット幅設定スイッチ18を操作しない場合には、デフォルトのブラケット幅(例えば−1EV〜+1EV)に設定される。
ステップST3では、ステップST2で設定されたブラケット幅が、±2EV以内であるかを判定する。ここで、±2EV以内の場合には、ステップST4に進み、±2EVを超えている場合には、ステップST10に進む。
ステップST4では、シャッターボタン13が半押し(S1オン)されたかを判定する。ここで、シャッターボタン13が半押しされた場合には、ステップST5に進み、半押しされていない場合には、ステップST4を繰り返す。
ステップST5では、ステップST2で設定されたブラケット幅の範囲内で複数の露出値を設定するとともに、測距演算部36においてAF評価値の演算を行いAF評価値の最も高い撮影レンズ10のレンズ位置を合焦位置としてAF動作を終了する。
ステップST6では、シャッターボタン13が全押し(S2オン)されたかを判定する。ここで、シャッターボタン13が全押しされた場合には、ステップST7に進み、全押しされていない場合には、ステップST6を繰り返す。
ステップST7では、図3(c)〜図3(e)および図4(a)〜図4(c)に示すようにA/D変換部23の基準電圧Vtを固定して、AEブラケット撮影を行う。
ステップST8では、ステップST2で設定されたブラケット幅を変更するかを判定する。具体的には、ブラケット幅設定スイッチ18が操作されたか否かを判断する。ここで、ブラケット幅を変更する場合には、ステップST2に戻り、変更しない場合には、ステップST9に進む。
ステップST9では、次のAEブラケット撮影を行うかを判定する。具的的には、ブラケットモード設定スイッチ17に対するユーザ操作によってAEブラケットモードが解除されたか否かを判断する。ここで、次の撮影を行う場合には、ステップST4に戻り、次の撮影を行わない場合には、本フローチェートを抜ける。
ステップST10〜ST11では、上記のステップST4〜ST5と同様の動作を行う。
ステップST12では、±2EVを超える露出値については、図3(a)〜図3(b)や図4(d)〜図4(e)に示す基準電圧Va〜Vdのように、A/D変換部23の基準電圧を露出値に応じて変更して設定する。
ステップST13では、上記のステップST6と同様の動作を行う。
ステップST14では、±2EVを超える露出条件に関して、図3(a)〜図3(b)や図4(d)〜図4(e)に示すように露出に応じてA/D変換部23の基準電圧をVa〜Vdに変更して、AEブラケット撮影を行う。すなわち、−2EV以上で+2EV以下の露出範囲を外れる露出値(制御パラメータ)についてA/D変換部23のアナログ入力レンジの下限値を変更して露出の異なる画像データを順次に生成する。なお、±2EV以内の露出値については、図3(c)〜(e)や図4(a)〜(c)に示すように基準電圧Vtに固定してAEブラケット撮影を行う。
ステップST15〜ST16では、上記のステップST8〜ST9と同様の動作を行う。
以上のような撮像装置1Aの動作により、±2EVを超える露出値の場合にはA/D変換部の基準電圧を変更するため、ブラケット撮影において露出を比較的大きく変化させても、白飛びや黒つぶれが生じる不適切な画像の取得を防止できる。
すなわち、一般にデジタルカメラの場合には露出のアンダー時やオーバー時における再現幅が狭くなるが、本実施形態の撮像装置1Aでは、ブラケット量(幅)が大きい時にはA/D変換部23の基準電圧を変更することで、得られるデータ幅、つまり被写体の輝度情報の範囲が小さくならない。また、撮影画像データを後で画像処理する場合にとって都合の良い画像データを取得できるため、1回のAEブラケット撮影において所望の画像データをほぼ得ることができる。
<第2実施形態>
<撮像装置の構成>
本発明の第2実施形態に係る撮像装置1Bは、図1および図2に示す第1実施形態の撮像装置1Aと類似の構成を有しているが、ガンマ補正部およびカメラ制御部の構成が異なっている。
すなわち、撮像装置1Bのガンマ補正部34Bは、複数のガンマ曲線γt、γa〜γd(図6、図7参照)それぞれに対応するLUT(Look Up Table)を有しており、カメラ制御部40Bからの指示によりガンマ曲線を変更してガンマ補正を行える。
また、撮像装置1Bのカメラ制御部40Bは、以下で説明する本実施形態のAEブラケット撮影を制御するためのプログラムを格納している。
<AEブラケット撮影について>
第2実施形態のAEブラケット撮影については、第1実施形態のAEブラケット撮影と同様に一定の範囲を超える露出値で撮影する場合にはA/D変換部23の基準電圧を変更するとともに、ガンマ補正部34Bのガンマ曲線を変更できるようになっている。本実施形態のAEブラケット撮影について、以下で説明する。
図6および図7は、撮像装置1BにおけるAEブラケット撮影を説明するための図である。ここで、図6(a)〜(e)は、露出アンダー側を示しており、それぞれ露出値が−4EV〜0EV(適正)の各状態のグラフを表している。一方、図7(a)〜(e)は、露出オーバー側を示しており、それぞれ露出値が0EV(適正)〜+4EVの各状態のグラフを表している。また、各グラフにおいて、横軸は被写体の輝度を示し、縦軸は撮像センサ16の出力をAGC22でゲインアップしたものを示しており、破線はガンマ曲線を示している。
撮像装置1Bにおける露出アンダー側のAEブラケット撮影については、図6(a)〜(e)に示すようにA/D変換部23の基準電圧を第1実施形態と同様に変更するとともに、ガンマ曲線も変更する。具体的には、各露出値−2EV〜0EVでは、図6(c)〜(e)に示すように適正露出時に設定されるガンマ曲線γtに固定して変更しないが、露出値−3EVでは、図6(b)に示すように上記のガンマ曲線γtより平均して小さいガンマ係数を有するガンマ曲線γaに変更するとともに、露出値−4EVでは、図6(a)に示すように上記のガンマ曲線γaより平均して小さいガンマ係数を有するガンマ曲線γbに変更する。
このようにAEブラケット撮影が露出アンダー側の場合には、露出値に応じてガンマ曲線に係るガンマ係数を実質的な低側に変更する。ここで、図6(a)のガンマ曲線γbや図6(b)のガンマ曲線γaは単一のガンマ係数で表すのは困難であるが、画像の濃度が減る方向に変更されることから、実質的にガンマ係数が低いとみなすことができる。
一方、撮像装置1Bにおける露出オーバー側のAEブラケット撮影については、図7(a)〜(e)に示すように、A/D変換部23の基準電圧を第1実施形態と同様に変更するとともに、ガンマ曲線も変更する。具体的には、各露出値0EV〜+2EVでは、図7(a)〜(c)に示すように適正露出時に設定されるガンマ曲線γtに固定して変更しないが、露出値+3EVでは、図7(d)に示すようにガンマ曲線γtより大きいガンマ係数を有するガンマ曲線γcに変更するとともに、露出値+4EVでは、図7(e)に示すようにガンマ曲線γcより大きいガンマ係数を有するガンマ曲線γdに変更する。
このようにAEブラケット撮影が露出オーバー側の場合には、露出値に応じてガンマ曲線に係るガンマ係数を実質的な高側に変更する。ここで、図7(d)のガンマ曲線γcや図7(e)のガンマ曲線γdのように単一のガンマ係数で表される場合のみならず、単一のガンマ係数で表すのが困難な複雑なガンマ曲線の場合にも、画像の濃度が増す方向に変更する場合には、実質的にガンマ係数が高いとみなすことができる。
以上のように一定の露出範囲(−2EV〜+2EV)を外れる場合には、ガンマ補正部34Bのガンマ係数を実質的に低側または高側に変更することにより、被写体の輝度を再現できる範囲が変化し、+2EV以上の比較的大きい露出値や−2EV以下の比較的小さい露出値の場合でも、適切な再現性を確保できる。
<撮像装置1Bの動作>
以上のような構成を有する撮像装置1Bの動作について、以下で説明する。
図8は、撮像装置1Bの基本的な動作を示すフローチャートである。本動作は、特にAEブラケット撮影に関する動作を示しており、撮像装置1Bのカメラ制御部40Bで実行される。
ステップST21〜ST26では、図5のフローチャートに示すステップST1〜ST6と同様の動作を行う。
ステップST27では、第1実施形態と同様にA/D変換部23の基準電圧Vtを固定してAEブラケット撮影を行う。さらに、図6(c)〜図6(e)および図7(a)〜図7(c)に示すように、ガンマ曲線γtを固定してガンマ補正部34Bで画像処理を行う。
ステップST28〜ST31では、図5のフローチャートに示すステップST8〜ST11と同様の動作を行う。
ステップST32では、±2EVを超える露出値については、図6(a)〜図6(b)や図7(d)〜図7(e)に示す基準電圧Va〜Vdのように、A/D変換部23の基準電圧を露出値に応じて変更して設定する。さらに、図6(a)〜図6(b)や図7(d)〜図7(e)に示すガンマ曲線γa〜γdのように露出値に応じてガンマ曲線を変更して設定する。
ステップST33では、図5のフローチャートに示すステップST13と同様の動作を行う。
ステップST34では、±2EVを超える露出条件に関しては、図6(a)〜図6(b)や図7(d)〜図7(e)に示すようにA/D変換部23の基準電圧Va〜dに変更して、AEブラケット撮影を行う。さらに、露出値に応じて図6(c)〜図6(e)および図7(a)〜図7(c)に示すようなガンマ曲線γa〜dに変更してガンマ補正部34Bで画像処理を行う。すなわち、−2EV以上で+2EV以下の露出範囲を外れる露出値(制御パラメータ)についてガンマ補正部34Bのガンマ曲線を変更してガンマ補正を行い、露出の異なる画像データを順次に生成する。なお、±2EV以内の露出値については、図6(c)〜(e)や図7(a)〜(c)に示すように基準電圧Vtおよびガンマ曲線γtを固定してAEブラケット撮影を行う。
ステップST35〜ST36では、図5のフローチャートに示すステップST15〜ST16と同様の動作を行う。
以上のような撮像装置1Bの動作により、第1実施形態と同様の効果を発揮する。さらに、±2EVを超える露出値の場合にはガンマ曲線γa〜γdを変更するため、ブラケット撮影において露出を比較的大きく変化させても、不適切な画像の取得を防止できる。
すなわち、一定の露出範囲を超えると、露出値に応じてガンマ曲線のガンマ係数を変更するため、低い露出値で撮影され黒付近の画素が多い場合には、この黒付近の情報を圧縮でき、また高い露出値で撮影され白付近の画素が多い場合には、白付近の情報を圧縮できる。これにより、得られるデータ幅、つまり被写体の輝度情報の範囲が小さくならず、撮影画像を後で画像処理する場合にとって都合の良い画像データを取得できることとなる。
<変形例>
◎上記の第2実施形態においては、±2EVを超える場合にガンマ曲線を変更するのは必須でなく、例えば±1EVの範囲を外れる場合にガンマ曲線を変更するようにしても良い。また、例えば±2EVの範囲や±1EVの範囲などの複数の露出範囲を選択可能にしても良い。
◎上記の各実施形態においては、露出のアンダー側およびオーバー側の双方でA/D変換の基準電圧やガンマ曲線を変更するのは必須でなく、アンダー側だけ、またはオーバー側だけ基準電圧などを変更するようにしても良い。
◎上記の各実施形態におけるAEブラケット撮影においては、露出値に応じてA/D変換部の基準電圧などを変更するのに限らず、露出値に応じてAGCのゲイン(増幅率)を変更するようにしても良い。
◎上記の各実施形態における露出制御については、撮像センサの電荷蓄積時間(シャッター速度)を変更して行うのは必須でなく、絞りの開度を変更することで行っても良く、またシャッター速度と絞りとを組合せるようにしても良い。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの要部構成を示す図である。 撮像装置1Aの機能ブロックを示す図である。 撮像装置1AにおけるAEブラケット撮影を説明するための図である。 撮像装置1AにおけるAEブラケット撮影を説明するための図である。 撮像装置1Aの基本的な動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置1BにおけるAEブラケット撮影を説明するための図である。 撮像装置1BにおけるAEブラケット撮影を説明するための図である。 撮像装置1Bの基本的な動作を示すフローチャートである。 本発明の従来技術に係るAEブラケット撮影を説明するための図である。 本発明の従来技術に係るAEブラケット撮影を説明するための図である。
符号の説明
1A、1B 撮像装置
2 信号処理部
3 画像処理部
17 ブラケットモード設定スイッチ
18 ブラケット幅設定スイッチ
22 AGC
23 A/D変換部
36 測距検算部
40A、40B カメラ制御部
Rng A/D変換部の入力レンジ
Vt、Va〜Vd、Vref A/D変換部の基準電圧
γt、γa〜γd ガンマ曲線

Claims (8)

  1. 撮像装置であって、
    (a)被写体を撮像し、アナログ画像信号を出力する撮像手段と、
    (b)前記アナログ画像信号をデジタル信号の画像データに変換するA/D変換手段と、
    (c)露出制御に係る制御パラメータを変更する露出変更手段と、
    (d)前記露出変更手段で前記制御パラメータを変更しつつ前記撮像手段により連続的に撮像して、露出の異なる画像データを順次に生成する制御手段と、
    を備え、
    前記A/D変換手段は、
    (b-1)アナログ入力レンジの下限値を変更する下限値変更手段、
    を有するとともに、
    前記制御手段は、
    (d-1)前記制御パラメータに応じて前記下限値変更手段により前記アナログ入力レンジの下限値を変更して、前記画像データを順次に生成する下限値制御手段、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記下限値制御手段は、
    所定の範囲を外れる制御パラメータについて、前記下限値変更手段により前記アナログ入力レンジの下限値を変更する手段、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記制御パラメータは、所定の基準値を境に露出オーバー側と露出アンダー側とに分けられるとともに、
    前記下限値制御手段は、
    前記下限値変更手段によって、前記制御パラメータが前記露出オーバー側の場合には、前記アナログ入力レンジの下限値を高側に変更し、前記制御パラメータが前記露出アンダー側の場合には、前記アナログ入力レンジの下限値を低側に変更する手段、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の撮像装置において、
    (e)ガンマ曲線を変更してガンマ補正を行える補正手段、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、
    (d-2)前記制御パラメータに応じて、前記下限値変更手段により前記アナログ入力レンジの下限値を変更するとともに、前記補正手段により前記ガンマ曲線を変更してガンマ補正を行い、前記画像データを順次に生成する手段、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  5. 撮像装置であって、
    (a)被写体を撮像し、画像信号を出力する撮像手段と、
    (b)ガンマ曲線を変更してガンマ補正を行える補正手段と、
    (c)露出制御に係る制御パラメータを変更する露出変更手段と、
    (d)前記露出変更手段で制御パラメータを変更しつつ前記撮像手段により連続的に撮像して、露出の異なる画像データを順次に生成する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    (d-1)前記制御パラメータに応じて前記補正手段によりガンマ曲線を変更してガンマ補正を行い、前記画像データを順次に生成する補正制御手段、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5に記載の撮像装置において、
    前記補正制御手段は、
    所定の範囲を外れる制御パラメータについて、前記補正手段により前記ガンマ曲線を変更する手段、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の撮像装置において、
    前記制御パラメータは、所定の基準値を境に露出オーバー側と露出アンダー側とに分けられるとともに、
    前記補正制御手段は、
    前記制御パラメータが前記露出オーバー側の場合には、前記ガンマ曲線に係るガンマ係数を実質的な高側に変更し、前記制御パラメータが前記露出アンダー側の場合には、前記ガンマ曲線に係るガンマ係数を実質的な低側に変更する手段、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項2または請求項6に記載の撮像装置において、
    前記制御パラメータは、EV値で表され、
    前記所定の範囲は、−2EV以上で+2EV以下の範囲であることを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010081511A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Ricoh Co Ltd 撮像装置、設定値変更方法およびプログラム

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