JP2006094134A - 撮像装置 - Google Patents

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卓也 岸本
Hiroaki Kubo
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Abstract

【課題】 撮影シーンの状況に応じて撮影画像の解像度が変わっても、どの撮影画像も最適な解像度で表示装置に高品位に表示することが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】 解像度選択手段で選択された解像度が、表示手段の解像度よりも低い場合に画像信号を強調処理して表示画像信号を形成する表示画像処理手段を有する撮像装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、撮影画像の解像度がどの様な場合でも、高品位な画像表示が可能な撮像装置に関する。
デジタルカメラにおいては、撮影待機画像や撮影した再生画像を視認するためのLCD(Liquid Crystal Display)(液晶表示素子)を用いた表示装置が設けられているものが多い。また、近年では高倍率ズームカメラの普及に伴い、ファインダにEVF(Electronic View Finder)(電子ビューファインダ)を搭載したものが増えている。今後、デジタルカメラの高性能化に伴い、表示装置には高解像で高精細な画像表示が行えるものが要求されるものと予想される。特に、EVFを搭載したカメラでは、光学ファインダと同じ様に画像の視認や微妙なフォーカス調整といった操作を表示装置で行いたいというニーズに対し、VGA(Video Graphics Array:640×480ドット)や、SVGA(Super Video Graphics Array:800×600ドット)といった高画素のグラフィックスサブシステムをディスプレイ用のデバイスに使用するものと見られている。
そして、あらゆる撮影シーンに対して高解像度の画像表示を行える様にするには、データの取込みや画像処理等を高速で行わなければならず、パーフォーマンスの高いハードウェアが必要になる。ところが、パーフォーマンスのそれほど高くないハードウェアを用いて撮影、表示を行わなくてはならないケースも多く、この様な場合には、フレームレートの低いぎこちない画像となってしまう。例えば、スポーツシーンの様に動きの激しい被写体を撮影する場合、被写体の動きにファインダが追従できなくなって構図を決めるのが困難になることがある。又、ファインダの表示解像度を低くして操作性を確保する方法もあるが、例えば、風景やポートレート写真を撮影する場合は、色の再現性や鮮鋭度が低下して被写体を正確にかつ高品位な画質で再現することがとても難しくなる。
このような問題を解決するために、デジタルカメラの撮影では、表示装置の性能に合わせて撮影シーン毎に撮影画像の解像度を最適なものに切り換え、表示画像で視認できるようにして、デジタルカメラの操作性を向上させる方法がある。
例えば、カメラ装置とカメラの撮影解像度よりも低い解像度の画像表示装置より構成され、画像表示装置の縦と横の画素数をカメラが自動的に取得することにより画像表示装置に適した撮影画像を得られる様にした撮影画像通信システムの技術がある(例えば、特許文献1参照)。
また、デジタルカメラで得られた画像データを接続部を介してモニタ装置に転送、表示する際に、外部から入力したトリガ信号に基づいて、デジタルカメラにおける解像度やフレームレートを切り換えたり、デジタルカメラで得られた画像データに圧縮等の処理を容易にかつ迅速に行い、モニタ装置に最適な画像データを表示させる様にした技術がある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、撮影した画像を電気信号処理してモニタ表示可能にする電子ビューファインダと、電子ビューファインダに表示する画像の解像度を変更する選択手段とを備え、撮影シーンに応じて選択手段により撮影条件に適した解像度を選択して、撮影画像の解像度を電子ビューファインダの表示性能に合わせることで、最適な画像表示を行える様にしたカメラの技術がある(例えば、特許文献3参照)。
この様に、表示装置の表示性能を最大限に活用するために、撮影シーンに応じて撮影装置側の解像度を切り換え、良好な画像表示をモニタ等で行える様にしていた。
ところで、カメラにより得られた撮影画像の解像度(画素数)が、表示装置の解像度(画素数)と同じあるいは高いレベルにあれば、撮影画像を表示装置上に忠実に再現させることができるが、撮影画像の解像度が表示装置の解像度より低いと、表示装置に表示される画像は粗さが目立ち、解像力のない、見劣りする画質になった。
すなわち、撮影画像も表示画像も両方とも解像度がVGAの場合などは問題ないが、撮影画像の解像度がQVGA(Quarter Video Graphics Array:320×240ドット)で、表示画像の解像度がVGA(640×480ドット)の様な場合には、表示部側では画像を拡大して表示することになるため、表示画像は粗さが目立ち、解像度や精細が乏しいものとなり、高品位な表示画像が得られない。
特許文献1の撮影画像通信システムは、撮影画像を携帯電話や携帯型パーソナルコンピュータ等の小型の画像表示部に表示するものであり、この様なシステムの表示装置の解像度はデジタルカメラで得られる撮影画像の解像度よりも通常はるかに低いものである。そして、この文献には、撮影画像の解像度と表示画像の解像度とが乖離している場合の記載が全く見られないので、撮影画像の解像度が表示装置の解像度よりも低い場合に高品位な表示画像を得るという課題を示唆するものではない。同様に、特許文献2や特許文献3も撮影画像の解像度が表示装置の解像度よりも低いために起こる表示画像の画質の劣化を示唆する記載が全く見られないものであった。
特開2003−60975号公報 特開2002−223385号公報 特開平11−313230号公報
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、撮影シーンの状況に応じて撮影画像の解像度が変わっても、どの撮影画像も表示装置には最適な解像度で高品位に表示することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。特に、撮影画像の解像度が表示装置の解像度よりも低くなった場合でも、表示部には画質の粗れがなく、高解像で高精細な画質を有する画像表示が可能なデジタルカメラなどの撮像装置の提供を目的とする。
上記課題は、下記の請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明により達成される。
(請求項1)
被写体光像を画像信号に光電変換して画像取込みを行う撮像手段と、
前記画像信号に基づいて、前記撮像手段に取り込まれた画像を表示する表示手段と、
前記撮像手段の解像度を選択する解像度選択手段と、
前記撮像手段に取り込まれた画像信号に所定の処理を行う画像信号処理手段と、
前記画像信号処理手段により処理された画像信号を前記表示手段に表示可能な画像信号に処理する表示画像処理手段とを、有し、
前記表示画像処理手段は、
前記解像度選択手段で選択された解像度が、前記表示手段の解像度よりも低いと判断した時に、前記画像信号を強調する処理を行って表示画像信号を形成するものであることを特徴とする撮像装置。
(請求項2)
前記表示画像処理手段で行われる画像信号の強調処理は、撮影待機時、又は撮影後に行われるものであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
(請求項3)
前記撮像装置は、複数の表示手段を有するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
(請求項4)
前記表示手段は選択可能であり、前記撮像装置は選択された表示手段の表示可能解像度に基づいて、画像処理が行われるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
請求項1に記載の発明では、撮影シーンに応じて、撮影画像の解像度を表示手段の性能に合わせて最適な表示解像度に切り換えられる様にしてあるので、EVF動作の速度パーフォーマンスを制御することができる。その結果、例えば、スポーツシーンを撮影する場合は、撮影解像度を低くして動き追従性を上げても、表示手段には良好な画像が表示されるので、シャッタチャンスを逃さずにイメージどおりの撮影を行うことが可能になった。
また、風景やポートレート写真等の静的でかつEVFで高精細な表示再現性が求められる被写体を撮影する場合に、撮影解像度を高くして撮影結果に近い画像を事前にEVFで確認しながら撮影することが可能になった。
この様に、本発明は、これまで撮影シーンによっては撮影画像の解像度と表示手段の表示解像度とがうまく整合しないために発生していた表示画像画質の劣化問題を解消することを可能にした。すなわち、本発明では表示用の画像信号に対して解像度を強調させる処理を加えてコントラストを上げられる様になったので、どの様な撮影シーンでも高品位の表示画像が得られる様になった。
また、請求項2に記載の本発明によれば、上記の構成で得られた効果に加えて、例えば、動き追従性を重視し、撮影解像度を低くして撮影した動画を表示器にて撮影後に再生する場合において、解像感のある表示画像が得られる様になった。
さらに、請求項3及び請求項4に記載の発明によれば、上記の構成で得られた効果に加えて、例えば、表示LCDとEVFを備えた撮像装置において、撮影者は撮影シーンや再生状況に応じて最適な表示手段を選択することができるので、好適な表示画像での画像確認が行える様になった。
本発明に係るデジタルカメラの外観について、図1及び図2を用いて説明する。
図1(a)は、本発明に係るデジタルカメラ1の正面図、図1(b)は、デジタルカメラ1の背面図である。また、図2(a)は、本発明に係るデジタルカメラ1の上面図、図2(b)は、デジタルカメラ1の側面図である。
撮像部2は、マクロズームからなる撮影レンズ及びCCD(Charge Coupled Device)等の光電変換素子からなる撮像手段を有し、被写体の光学像を画像信号(CCDの各画素で光電変換された電荷信号により構成される画像信号)に変換して取り込むものである。
カメラ本体部3は、LCDからなるLCD表示部6、EVF7、パーソナルコンピュータと外部接続する外部接続端子13を有し、主として前記撮像部2で取り込まれた画像信号に所定の信号処理を施した後、LCD表示部6、並びにEVF7への表示や、後述するメモリカード14への記録、図示しないパーソナルコンピュータへの転送等の処理を行うものである。
撮像部2の内部には、後述するマクロズームレンズ201が配設され、このマクロズームレンズ201の後方位置の適所にCCDエリアセンサを備えた撮像回路(図示せず)が設けられている。また、撮像部2内の適所にフラッシュ光の被写体からの反射光を受光する調光センサを備えた調光回路(図示せず)が設けられている。
カメラ本体部3の前面には、図1(a)に示すように、上部適所にフラッシュ4が設けられている。また、カメラ本体部3の背面には、図1(b)に示すように、略中央に撮影画像のモニタ表示、及び記録画像の再生表示等を行うためのLCD表示部6とEVF7が設けられている。
カメラ本体部3の上面には、図2(a)に示すように、撮影画像をキャプチャーし、メモリカード14に記録するシャッタボタン5と、シャッタボタン5の近くに「記録モード」(図中のREC)と「再生モード」(図中のPLAY)とを切換設定する撮影モード切替スイッチ10が設けられている。記録モードは、写真撮影を行うモードであり、再生モードは、メモリカード14に記録された撮影画像をLCD表示部6またはEVF7に再生表示するモードである。
また、カメラ本体部3の上面には、撮影画像の解像度を切替えるための撮影解像度切替スイッチ11が設けられており、さらに、撮影待機時や再生時に表示画像の任意の領域を拡大表示させるモニタ拡大スイッチ12が設けられている。
カメラ本体部3の背面には、図1(b)に示すように、再生時に再生画像のコマ送りやズーム操作を行うための再生コマ送りスイッチ/ズームスイッチ9が設けられている。再生コマ送りスイッチ/ズームスイッチ9による記録画像のコマ送りは、再生モードでLCD表示部6にメモリカード14に記録された画像をコマ番号とともに表示するもので、LCD表示部6に表示されたコマ画像は昇順方向(撮影順の方向)若しくは降順方向(撮影順と逆の方向)に変更指示することも可能である。また、ズーム操作は、再生コマ送りスイッチ/ズームスイッチ9によりテレ方向若しくはワイド方向へズーミングを行うものである。さらに、カメラ本体部3の背面には、画像表示を行う表示手段であるLCD表示部6とEVF7とを選択するEVF切替スイッチ8が設けられている。
次に、デジタルカメラ1の制御系について、図3を用いて説明する。
図3は、デジタルカメラ1のブロック構成図である。同図においては図1及び図2に示した部材と同一の部材には同じ番号を付している。
撮像部2内のマクロズームレンズ201には開口量が固定された絞り部材(固定絞り)が設けられている。CCDエリアセンサ202(以下、CCD202と略称する。)は、R(赤)、G(緑)、B(青)の原色透過フィルタをピクセル単位(画素単位)で市松模様状に配置したカラーエリア撮像センサで全画素を読み出すタイプであり、マクロズームレンズ201により結像された被写体の光像を、R(赤)、G(緑)、B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力するものである。すなわち、CCD202は、本発明に係るデジタルカメラの撮像手段として機能するものである。
撮像部2における撮影待機状態での露出制御は、絞りが絞りドライバ208により開放固定絞りとなっているので、CCD202の露光量、すなわち、シャッタスピードに相当するCCD202の電荷蓄積時間の調節により行われる。電荷蓄積時間の調節は、先ず、CCD202により測光された光量データから選択された測光エリアに基づいてカメラ制御CPU313で露出制御データが演算される。そして、算出された露出制御データと予め設定されているプログラム線図によりタイミングジェネレータ209よりCCD202への露光時間が適正となるようにフィードバックされて露出制御が行われる。
なお、被写体輝度が低輝度時に適切なシャッタスピードが設定できない場合は、CCD202から出力される画像信号のレベル調整を行うことにより、露光不足による不適正露出が補正される。すなわち、低輝度時は、シャッタスピードとゲイン調整とを組み合わせて露出制御が行われる。画像信号のレベル調整は、後述する信号処理回路203内のAGC回路205のゲイン調整において行われる。
撮影時は、前記露出制御データに基づいて予め設定されたプログラム線図により絞りドライバ208とタイミングジェネレータ209でCCD202への露光量を制御する。
タイミングジェネレータ209は、カメラ本体部3から送信される基準クロックに基づきCCD202の駆動制御信号を生成するものである。タイミングジェネレータ209は、例えば積分開始/終了(露出開始/終了)のタイミング信号、各画素の受光信号の読出制御信号(水平同期信号,垂直同期信号,転送信号等)等のクロック信号を生成し、CCD202に出力する。
電荷蓄積が完了すると光電変換された信号は遮光されたCCD202内の転送路へとシフトされここからバッファを介して読み出される。
信号処理回路203は、CCD202から出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ信号処理を施すものである。信号処理回路203は、CDS(相関二重サンプリング)回路204とAGC(オートゲインコントロール)回路205とを有し、CDS回路204により画像信号のノイズの低減を行い、AGC回路205のゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行う。
A/D変換器206は、撮像部2から入力された画像信号の各画素信号を12ビットのデジタル信号に変換するものである。A/D変換器206は、タイミング制御回路から入力されるA/D変換用のクロックに基づいて各画素信号(アナログ信号)を12ビットのデジタル映像信号に変換する。
このデジタル映像信号は、画像処理CPU301で所定の処理を行い画像ファイルを形成する。すなわち、画像処理CPU301は、本発明に係るデジタルカメラにおける画像処理手段として機能するものである
画像処理CPU301に取り込まれた画像データは、CCD202から出力される画像信号の読出しに同期して画像メモリ312に書き込まれる。以後この画像メモリ312のデータにアクセスして各ブロックの処理を行う。
画素補間部302は、画像メモリ312に記録された画像データをR、G、B各画素それぞれのフィルターパターンでマスキングした後、高帯域まで画素を持つGについてはメディアン(中間値)フィルターで周辺4画素の中間2値の平均値に置換し、R、Bに関しては周囲9画素から同色に対して平均補間する。
解像度変換部303は、画素補間が行われた画像信号を、水平垂直方向への縮小、または、間引きして、設定された記録画像画素数へ解像度変換を行うものである。また、モニタに表示する画像についても、ここで水平画素の間引きを行い、LCD表示部6、EVF7に正確に表示できる様に画像データを低解像度の画像に変換する。
ホワイトバランス制御部304は、解像度変換を行ったR、G、Bの各色成分の画像信号のレベル変換を行うものである。ホワイトバランス処理は、撮影待機状態の時に、画像メモリ312より読み出された画像データから本来白色とされる部分を輝度、彩度等のデータより推測し、その部分のR、G、Bそれぞれの平均、G/R比、G/B比を求め、R、Bの補正ゲインとして補正制御するものである。なお、画像メモリ312から読み出された画像データに代えて、図示しない外光センサで検知された輝度及び彩度等を用いることも可能である。
シェーディング補正部306は、ホワイトバランス処理が行われた画像信号の色ムラや輝度ムラ等の補正を行うものである。
ガンマ補正部305は、シェーディング補正された画像信号のγ特性を補正し、各出力機器に合う様に非線形変換を行った8ビットデータへと変換する。変換された画像信号は、その後、マトリックス演算によりRGBからY、R−Y、B−Yデータに演算され、画像メモリ312に格納される。
撮影待機状態においては、撮像部2により1/30(秒)毎に撮像された画像の各画素データが撮影解像度切替スイッチ11で選択された撮影解像度に基づき、解像度変換部303で間引き処理が行われる。すなわち、撮影解像度切替スイッチ11は、本発明に係るデジタルカメラにおける撮影解像度選択手段として機能するものである。そして画素補間部302よりシェーディング補正部306にかけての所定の信号処理が施された後、画像メモリ312に記録されるとともに、画像メモリ312より読み出されたVGA、又はQVGAの低解像度画像を、EVFドライバ310またはLCDドライバ311で、撮影画像の解像度に応じた表示画像用の信号処理を行い、さらに、NTSC/PALにエンコードし、これをフィールド画像としてLCD表示部6またはEVF7に表示させる。すなわち、EVFドライバ310またはLCDドライバ311は、本発明に係るデジタルカメラにおける表示画像処理手段として機能するものである。これにより、撮影者はLCD表示部6またはEVF7に表示された画像により被写体像の視認が可能になる。すなわち、LCD表示部6またはEVF7は、本発明に係るデジタルカメラにおける表示手段として機能するものである。
また、画像記録時は設定された解像度の画像を画像圧縮部307で圧縮処理した後、メモリカードドライバ308よりメモリカード14に圧縮画像を記録する。
また、再生モードでは、メモリカード14から読み出された画像信号は画像処理CPU301で所定の信号処理を施された後、EVFドライバ310またはLCDドライバ311を介してLCD表示部6またはEVF7に表示される。
スイッチ群314は、図1及び図2のシャッタボタン5、EVF切替スイッチ8、再生コマ送りスイッチ/ズームスイッチ9、撮影モード切替スイッチ10、撮影解像度切替スイッチ11、モニタ拡大スイッチ12等に相当するものである。
画像処理CPU301は、マイクロコンピュータからなり、上述した撮像部2内及びカメラ本体部3内の各部材の駆動を制御して、デジタルカメラ1の撮影動作を統括制御するものである。また、画像処理CPU301は、撮影画像を記録する際に画像記録用の圧縮画像を生成する画像圧縮部307を備えている。
画像圧縮部307は、撮影画像に2次元DCT変換、ハフマン符号化等のJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)方式による所定の圧縮処理を施して圧縮率Kの圧縮画像データを生成し、この圧縮画像データをメモリカード14に記録する。
撮影解像度には、例えば、なめらかモード、高精細モードといったモードがあり、撮影解像度切替スイッチ11にて選択することができる。
なめらかモードとは、スポーツシーンなどの動きの激しい被写体の撮影を行う場合に、撮影解像度を低くして動き追従性を上げる様にする撮影解像度のモードのことをいう。なめらかモードに設定することにより、動きの激しい被写体を撮影する際の構図の決定が容易になり、シャッタチャンスを逃さずに撮影ができるようになる。
また、高精細モードとは、風景撮影などの静的で、かつ、ファインダでの表示再現性が要求される被写体を撮影する場合に、撮影解像度を高くして色の再現性や鮮鋭性を高める様にする撮影解像度のモードのことをいう。高精細モードに設定することにより、撮影者は撮影結果に近い画像をファインダで確認しながら撮影することができるようになる。
次に、デジタルカメラ1の撮影待機時における表示画像制御について、図4のフロー図に従って説明する。
先ず、撮影待機時の初期画像としてVGA画像が表示される(ステップS1)。次に、撮影解像度切替スイッチ11で選択されている解像度モードが、なめらかモードか高精細モードかを判断する(ステップS2)。
ここで、なめらかモードが選択されている場合(ステップS2;Yes)は、撮像部2より取り込まれたVGA画像信号を画像処理CPU301の解像度変換部303で間引き処理してQVGA画像信号に変換する(ステップS3)。また、高精細モードが選択されている場合(ステップS2;No)は、撮像部2から取り込まれたVGA画像信号に前述した解像度変換部303での間引き処理を行わずにVGA画像信号として処理する(ステップS9)。
次に、ステップS3でQVGA画像信号に変換された画像信号、あるいは、ステップS9でVGA画像信号として処理された画像信号に、画像処理CPU301の画素補間部303からシェーディング補正部306にかけての所定の画像処理を行い(図3参照)(ステップS4)、画像処理後の画像信号は画像データとして画像メモリ312に記録される(ステップS5)。
次に、画像メモリ312に記録された画像データを画像処理CPU301により読み出す(ステップS6)。ここで、読み出された画像データが、間引き処理を行ったものか、間引き処理しなかったものかを判定する(ステップS7)。
間引き処理を経て形成された画像データ、すなわちQVGAの画像データの場合(ステップS7のYes)には、EVFドライバ310またはLCD表示ドライバ311で表示画像用の信号処理を以下の手順で行う。先ず、画像データのγ特性を変更して画像が強調される様に処理する。次に、表示手段の表示解像度(VGA)に合わせ、QVGAの画像データをVGA画像データに拡大する。さらに、フレームレートを上げる(例えば、フレームレートを60fpsに変更する)(ステップS8)。
そして、この信号処理を施した画像データをEVFあるいはLCD表示部に供給して画像表示させる(ステップS9)。
一方、読み出された画像データが、間引き処理を経なかったもの、すなわちVGAの画像データの場合(ステップS7のNo)は、EVFドライバ310またはLCD表示ドライバ311では次の手順で表示画像用の信号処理を行う。すなわち、γ特性を標準設定とし画像処理は控えめに行う。そして、フレームレートは基本のもの(例えば、30fps(フレーム/sec))に設定する(ステップS11)。そして、信号処理を施した画像データをEVFあるいはLCD表示部に供給して画像表示させる(ステップS9)。
次に、デジタルカメラ1の動画再生時における表示画像制御について図5に示すフローチャートに従って説明する。
ステップS21では、先ず、画像処理CPU301にてメモリカード14に記録された画像データを読み出し(ステップS21)、続いて、画像処理CPU301で解凍処理を行って信号処理した画像データを再生画像データとしてEVFドライバ310またはLCDドライバ311に送り出す(ステップS22)。
次に、EVFドライバ310またはLCDドライバ311では、送信されてきた前述の再生画像データの解像度の判別を行う。解像度の判別は、再生画像データがVGAか、QVGAかを判別することにより行われる(ステップS23)。
再生画像データが、QVGAであると判断されると(ステップS24;Yes)、先ほどの図4中のステップS8の処理と同じ処理を再生画像データに行って表示画像信号に変換する。すなわち、再生画像データには、画像データのγ特性を変更して画像を強調させる処理を行い、次に、表示手段の表示解像度(VGA)に合わせ、QVGAの画像データをVGA画像データに拡大し、さらに、フレームレートを上げる(例えば、フレームレートを60fps(フレーム/sec)に変更する)という一連の処理を行う(ステップS25)。
また、再生画像データが、VGAであると判断された場合(ステップS24;No)は、先ほどの図4中のステップS11と同じ処理を画像再生データに行って表示画像信号に変換する。すなわち、γ特性を標準設定として画像処理を控えめに行い、フレームレートは基本のもの(例えば、30fps)に設定するという一連の処理を行う(ステップS27)。
これらの処理を経て得られた表示画像信号をEVF7またはLCD表示部6に表示する(ステップS26)。
なお、本発明に係る撮像装置における撮影画像の解像度(撮影解像度)と表示画像の解像度(表示解像度)の関係は、下記の表1に示す様に、撮像装置の設定モード、すなわち、撮影モード、再生モードに応じて複数個の組合せが存在する。例えば、上述した図4のフローチャートのケースは、表1中のNo.3とNo.4に示す撮影モード時における表示画像制御に該当するものである。また、図5に示したフローチャートのケースは、No.3とNo.4の再生モード時における表示画像制御に該当するものである。この他に、本発明に係る撮像装置で選択可能な表示画像制御は、表1中のNo.1、No.2、No.5に示すものが挙げられる。
Figure 2006094134
この様に、本発明に係るデジタルカメラでは、撮影画像の解像度に応じた変換処理を行って表示画像が得られるので、たとえ、撮影画像の解像度が表示画像の解像度よりも低くなっても、画像が荒れることなく高精細、高解像の画質を有する画像をデジタルカメラの表示部に表示される。
また、上述した実施例は、デジタルカメラについての実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、撮像手段を具備した、ビデオカメラ、携帯電話に対しても応用できることは言うまでもない。
本発明に係るデジタルカメラの正面図、及び、背面図である。 本発明に係るデジタルカメラの上面図、及び、側面図である。 本発明に係るデジタルカメラのブロック構成図である。 撮影待機時における表示画像制御の流れを示すフロー図である。 動画再生時における表示画像制御の流れを示すフロー図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 撮像部
201 マクロズームレンズ
202 CCDエリアセンサ
203 信号処理回路
204 CDS回路
205 AGC回路
206 A/D変換器
207 フォーカスモータードライバ
208 絞りドライバ
209 タイミングジェネレータ
3 カメラ本体部
301 画像処理CPU
302 画素補間部
303 解像度変換部
304 ホワイトバランス制御部
305 ガンマ補正部
306 シェ−ディング補正部
307 画像圧縮部
308 メモリカードドライバ
309 画像相関検出部
310 EVFドライバ
311 LCDドライバ
312 画像メモリ
313 カメラ制御CPU
314 スイッチ群
4 フラッシュ
5 シャッタボタン
6 LCD表示部
7 EVF
8 EVF切換スイッチ
9 再生コマ送りスイッチ/ズームスイッチ
10 撮影モード切替スイッチ
11 撮影解像度切替スイッチ
12 モニタ拡大スイッチ
13 外部接続端子
14 メモリカード

Claims (4)

  1. 被写体光像を画像信号に光電変換して画像取込みを行う撮像手段と、
    前記画像信号に基づいて、前記撮像手段に取り込まれた画像を表示する表示手段と、
    前記撮像手段の解像度を選択する解像度選択手段と、
    前記撮像手段に取り込まれた画像信号に所定の処理を行う画像信号処理手段と、
    前記画像信号処理手段により処理された画像信号を前記表示手段に表示可能な画像信号に処理する表示画像処理手段とを、有し、
    前記表示画像処理手段は、
    前記解像度選択手段で選択された解像度が、前記表示手段の解像度よりも低いと判断した時に、前記画像信号を強調する処理を行って表示画像信号を形成するものであることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記表示画像処理手段で行われる画像信号の強調処理は、撮影待機時、又は撮影後に行われるものであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置は、複数の表示手段を有するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示手段は選択可能であり、前記撮像装置は選択された表示手段の表示可能解像度に基づいて、画像処理が行われるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
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