JP4105957B2 - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動輝度調整機能を備えたデジタルカメラ等のカメラ装置に用いて好適な撮像装置及び撮像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルカメラ等の撮像装置には、自動輝度調整機能、すなわち、適正な明るさのファインダ(スルー)画像をモニタに継続して表示させるために、「CCD等の撮像素子から出力される画像信号の輝度平均値を算出し、この輝度平均値に基づき、次のCCD露光時の絞り量、輝度調整量、ゲイン等を一定の割合で増減する」といった処理をCCD露光タイミング毎に繰り返す機能が多く採用されている。
【0003】
図8(a)は、CCDから出力される画像信号に基づき算出される輝度平均値の電源オン時からの時間遷移状態を示す図であり、図8(b)は、CCDの輝度調整量の電源オン時からの時間遷移状態を示す図であり、図8(c)は、CCDから出力される画像信号のレベルを調整するAGCアンプに設定される増幅率の電源オン時からの時間遷移状態を示す図であり、図8(d)は、CCDの前面に配置される絞り装置に設定される絞り量の電源オン時からの時間遷移状態を示す図である。なお、前記輝度平均値は、図示のように被写体が明るければ高くなり、被写体が暗ければ低くなる値であり、且つAGCアンプから出力された画像信号に基づき算出されるものである。また、図8(a)〜図8(d)は、周囲(被写体)の明るさがほとんど変化しない場合の例を示したものであり、図8(b)〜図8(d)は、画像信号の明るさを調整する際、輝度調整量、絞り量、ゲインの3つがバランスよく均等に調整される場合の例を示したものである。
【0004】
図8(a)に示すように電源オン直後、絞り装置を介してCCDより取り込まれ、AGCゲインアンプで増幅された画像信号の輝度平均値が適正値より高ければ、図8(b)〜図8(d)に示すように、輝度平均値が高いという判断が繰り返されている間、輝度調整量を段階的に短く、絞り装置の開口面積を段階的に狭く、ゲインを段階的にダウンして、適正な明るさの画像信号が得られるようにしている。反対に、電源オン直後、絞り装置を介してCCDより取り込まれ、AGCアンプで増幅された画像信号の輝度平均値が適正値より低ければ、輝度平均値が低いという判断が繰り返されている間、輝度調整量を段階的に長く、絞り装置の開口面積を段階的に広く、ゲインを段階的にアップして、適正な明るさの画像信号が得られるようにしている。
【0005】
上記従来の技術では撮像装置の初期電源オン時に周囲が明るいのか暗いのかは不明であるにも係わらず初期露光時間、初期絞り量、及び初期ゲインとして所定の固定値(予め決められている値)が設定されるため、周囲の明るさによっては初期電源オン直後に適正な明るさと大きくかけ離れた明るさの画像信号が得られてしまう場合があり、この場合、画像信号の明るさが適正な明るさとなるまでに要する時間が長くなってしまうといった問題があった。
【0006】
上記従来の問題を解決するための方法として、撮像装置の初期電源オン直後の所定期間は、輝度調整量の変化の割合を大きくし、その後、輝度調整量の変化の割合を小さくすることにより適正輝度に収束するまでに要する時間を短縮させる方法がある(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−253321号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記解決方法は、輝度調整量の変化の割合が大きい第1の輝度調整動作と、輝度調整量の変化の割合が小さい第2の輝度調整動作とを併用し、且つ電源オンしてから所定時間後に第1の輝度調整動作から第2の輝度調整動作に切り換える必要があるので、輝度調整動作が複雑になってしまうという問題がある。
また、上記解決方法は、適正輝度に収束するまでに要する時間をある程度短縮させることはできるものの、初期露光時間、初期絞り量、及び初期ゲインとして所定の固定値が設定される点は上記従来の技術と同様であるので、大幅な時間短縮を実現することはできない。
【0009】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、簡易な方法を用いて適正輝度に収束するまでに要する時間を大幅に短縮させることが可能な撮像装置及び撮像方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の撮像装置は、画像信号の輝度レベルを調整する輝度調整手段を含む撮像手段と、前記撮像手段による撮像の開始を指示する撮像開始指示手段と、前記撮像開始指示手段により撮像の開始が指示された場合、前記撮像手段による周期的な撮像を開始させる撮像制御手段と、前記撮像手段による周期的な撮像により前記撮像手段から周期的に出力される画像信号を表示する表示手段と、少なくとも通常撮影モード、接写モード、速写モード、またはパノラマ撮影モードのいずれかの撮影モードを含む複数種類の撮影モードのうち任意の撮影モードを手動により設定する撮影モード設定手段とを具備し、前記撮像制御手段は、前記撮像開始指示手段により撮像の開始が指示された場合、前記撮影モード設定手段により設定されている撮影モードが、通常撮影モード、接写モード、速写モード、またはパノラマ撮影モードのいずれかの撮影モードであるときを含めて、当該設定されている撮影モードに基づき、前記輝度調整手段による輝度レベルの調整量を設定する初期輝度制御手段と、前記撮像手段による周期的な撮像により前記撮像手段から周期的に出力される画像信号の輝度レベルを検出する検出手段と、前記検出手段により周期的に検出される画像信号の輝度レベルに基づき、前記初期輝度制御手段により輝度レベルの調整量が設定された前記輝度調整手段による輝度レベルの調整量を再設定する適正輝度制御手段とを含むことを特徴とする。
【0011】
また、請求項2記載の撮像装置は、前記初期輝度制御手段は、前記撮像開始指示手段により撮像の開始が指示された場合、前記撮影モード設定手段により設定されている撮影モード情報を取得する取得手段を含み、前記取得手段により取得された撮影モード情報に基づき、前記輝度調整手段による輝度レベルの調整量を設定することを特徴とする。
【0012】
また、請求項3記載の撮像装置は、前記撮影モード設定手段により設定された撮影モードに基づく情報を保持する保持手段を備え、前記初期輝度制御手段は、前記撮像開始指示手段により撮像の開始が指示された場合、前記保持手段に保持されている情報に基づき、前記輝度調整手段による輝度レベルの調整量を設定することを特徴とする。
【0013】
また、請求項4記載の撮像装置は、前記撮像手段は、撮像素子を含み、前記輝度調整手段は、前記撮像素子の露光時間を調整する手段を含むことを特徴とする。
【0014】
また、請求項5記載の撮像装置は、前記撮像手段は、撮像素子に照射する光の量を調整する絞り装置を含み、前記輝度調整手段は、前記絞り装置の絞り量を調整する手段を含むことを特徴とする。
【0015】
また、請求項6記載の撮像装置は、前記撮像手段は、撮像素子から出力される画像信号を増幅する増幅器を含み、前記輝度調整手段は、前記増幅器の増幅率を調整する手段を含むことを特徴とする。
【0016】
また、請求項7記載の撮像装置は、前記撮像開始指示手段は、撮像装置の電源の立ち上げを指示する手段を含むことを特徴とする。
【0017】
また、請求項8記載の撮像装置は、前記適正輝度制御手段は、前記検出手段により周期的に検出される画像信号の輝度レベルに基づき、前記輝度調整手段による輝度レベルの調整量を所定量だけ増減することを特徴とする。
【0018】
また、請求項9記載の撮像方法は、画像信号の輝度レベルを調整する輝度調整部を含む撮像部と、この撮像部による周期的な撮像により該撮像部から周期的に出力される画像信号を表示する表示部とを備えた撮像装置の撮像方法であって、少なくとも通常撮影モード、接写モード、速写モード、またはパノラマ撮影モードのいずれかの撮影モードを含む複数種類の撮影モードのうち任意の撮影モードを手動により設定するステップと、前記撮像部による周期的な撮像の開始を指示するステップと、前記撮像部による周期的な撮像の開始が指示された場合、該指示時点において設定されている撮影モードが、通常撮影モード、接写モード、速写モード、またはパノラマ撮影モードのいずれかの撮影モードであるときを含めて、当該設定されている撮影モードに基づき、前記輝度調整部による輝度レベルの調整量を設定するとともに、前記撮像部による周期的な撮像を開始するステップと、前記撮像部から周期的に出力される画像信号の輝度レベルを検出するステップと、周期的に検出される画像信号の輝度レベルに基づき、前記撮影モードに基づく輝度レベルの調整量が設定された前記輝度調整部による輝度レベルの調整量を再設定するステップとからなることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
図1は本発明の撮像装置の一実施例の回路構成を示すブロック図であり、撮像装置としてデジタルカメラを例としている。
図1で、デジタルカメラ10は、撮像部11、A/D変換器12、信号処理部13、制御部14、TG15、LCDユニット(表示部)16、不揮発性メモリ17、キー入力部18、及びフラッシュメモリ19を備えている。
【0029】
なお、撮像部11は、絞り装置111、CCD(撮像素子)112及びAGCアンプ113とで構成されている。
絞り装置111は、CCD112上に照射する入射光の量を調整する。
CCD112は、絞り装置111を介して入射された被写体光像を取り込んで画像信号に変換し、AGCアンプ113に出力する。
AGCアンプ113は、CCD112から出力された画像信号を増幅し、A/D変換器12に出力する。
【0030】
A/D変換器12は、AGCアンプ113から出力された画像信号をデジタル信号に変換し、信号処理部13に出力する。
信号処理部13は、A/D変換器12から出力された画像信号に対して、画素補間処理、ホワイトバランス処理、輝度・色差信号変換処理等の画像処理を施して制御部14に出力する。
【0031】
制御部14は、プロセッサ(CPU)、プログラム格納メモリ及びRAM等の周辺回路(図示せず)を備えている。制御部14において、プロセッサはデジタルカメラ10全体の動作を制御すると共に、メイン制御プログラム又はユーザによる選択操作に基き、適時プログラム格納メモリに格納されている各種プログラム(初期輝度調整量設定プログラム及び輝度調整プログラムを含む)を読み出してデジタルカメラ10の各種機能を実行する。例えば、デジタルカメラ10の主電源オン時に初期輝度調整量設定プログラムに従って初期輝度調整量設定機能を実行したり、主電源オン時に輝度調整プログラムに従って輝度調整機能を実行する。
【0032】
TG15は、制御部14から出力される制御信号に基づき、CCD112の露光タイミングや輝度調整量を制御する。
LCDユニット16は、撮影待機時にスルー画像(ファインダ画像)を表示し、画像再生時に再生画像を表示する。また、操作補助用として、機能選択時の処理メニュー表示や設定用の図形若しくはアイコン等の表示を行なうことができる。
不揮発性メモリ17は、後述する初期輝度調整量(調整値)を保存記憶する他、電源がオフされた際にも保持する必要のある情報を保持する。
【0033】
キー入力部18は、各種機能や画面の選択を行なう機能選択キー(例えば、モードキー)や上キー、下キー、左キー、右キーの4つのキーからなるカーソルキー、シャッターキー、setキー等のキー、電源オン/オフキー(主電源キー)を備えており、これらのキーが操作されると操作状態に対応する信号が制御部14のプロセッサに送出される。
フラッシュメモリ19は、ユーザによるシャッターキーの操作に応答して撮像部11で撮像され、得られた画像データを保存記録する。なお、このフラッシュメモリ19をデジタルカメラ10に対して着脱可能としてもいいし、不揮発性メモリ17ではなく、このフラッシュメモリ19に初期輝度調整量を保存記憶するようにしてもよい。
【0034】
<初期輝度調整量の手動設定>
図2(a)は初期輝度調整量設定時の動作例を示すフローチャート、図2(b)は主電源オン時の輝度調整動作例を示すフローチャートであり、図3はLCDユニット16の液晶画面上の一部に表示される初期輝度調整量設定画面の一実施例を示す図である。
図2において、制御部14のプロセッサは初期輝度調整量設定プログラムにより規定された初期輝度調整量設定手順と、輝度調整プログラムにより規定された主電源オン時の輝度調整手順に従ってデジタルカメラ10の各部の動作を制御する。
【0035】
図2(a)で、ユーザがキー入力部18の主電源キーをオンにすると状態信号が制御部14のプロセッサ(以下、単にプロセッサと記す)に送出され、プロセッサは、LCDユニット16の液晶画面上に撮像部11から順次出力される画像信号をスルー画像として表示すると同時に、液晶画面の一部に図3の画面A1に示すような初期画面を表示する(ステップT1)。
【0036】
この状態で、ユーザによりモードキーが操作され、初期輝度調整量設定モードが選択されると状態信号がプロセッサに送出され(ステップT2でYES)、プロセッサは液晶画面上に初期画面に代えて図3の画面A2に示すような初期輝度調整量設定画面20を表示する(ステップT3)。なお、ここで表示される初期輝度調整量設定画面20は、現在不揮発性メモリ17に保持記憶されている初期輝度調整量に基づき作成される。また、現在不揮発性メモリ17に保持記憶されている初期輝度調整量は、読み出されて制御部14内のRAMに記憶される。
【0037】
続いて、プロセッサはキー入力部18からの状態信号を調べ、ユーザによりカーソルキーのうち左キー又は右キーが操作された場合はステップT5に遷移し、そうでない場合はステップT6に遷移する(ステップT4)。
つまり、ユーザが被写体(周囲)の明暗を目視により判断し、明るいと判断した場合はカーソルキーの左キーを操作し、暗いと判断した場合はカーソルキーの右キーを操作することにより状態信号がプロセッサに送出される。
【0038】
ステップT4で左キーの操作が検出された場合は、図3の画面A3に示すように初期輝度調整量設定画面20の初期輝度調整量設定窓21の暗部22を縮小させると同時にRAMに記憶されている初期輝度調整量を変更し、変更した初期輝度調整量に応じた面積の暗部22を初期輝度調整量設定窓21に表示させるためにステップT3に戻る(ステップT5)。なお、ステップT4で右キーの操作が検出された場合は、初期輝度調整量設定画面20の初期輝度調整量設定窓21の暗部22を拡大させると同時に、RAMに記憶されている初期輝度調整量を変更してステップT3に戻る。
このステップT3〜T5の処理を、ユーザが所望する初期輝度調整量となるまで繰り返すことになる。
【0039】
また、上記ステップT4でユーザが左キー又は右キーを操作しなかった場合は、プロセッサはキー入力部18からの状態信号を調べ、セットキーが操作された場合にはステップT7に遷移し、そうでない場合にはステップT3に戻る。つまり、ユーザがセットキーを操作するまで、ユーザによる左キー又は右キーの操作に応答して上記ステップT5の初期輝度調整量変更処理が繰り返される(ステップT6)。
【0040】
セットキーが操作されると、プロセッサは上記ステップT5の初期輝度調整量変更処理で変更され、RAMに記憶されている初期輝度調整量を設定値として不揮発性メモリ17に更新記憶すると同時に、図3の画面A4に示すように初期画面に復帰させるためにステップT1に戻る(ステップT7)。
【0041】
このように、任意の初期輝度調整量を手動により設定する手段(ステップT3の初期輝度調整量設定画面表示処理、ステップT4、T5の設定値変更処理及びステップT7の設定値の更新記憶処理)を設けたことにより、次回の電源オン時に手動設定した初期輝度調整量を用いることができる。
【0042】
なお、前述した初期輝度調整量とは、該調整量に基づき、初期絞り量、初期露光時間、及び初期ゲインを一義的に決定することができる値であり、不揮発性メモリ17には、初期輝度調整量と、初期絞り量及び初期露光時間及び初期ゲインとの対応テーブルが予め記憶されている。
例えば、図2(a)のフローチャートにおいて、左キーが操作された場合は、該操作量(操作回数)に応じた分だけ初期露光時間が短く、初期絞り量が大きく、初期ゲインが小さくなるような初期輝度調整量が不揮発性メモリ17に更新記憶される。また、右キーが操作された場合は、該操作量に応じた分だけ初期露光時間が長く、初期絞り量が小さく、初期ゲインが大きくなるような初期輝度調整量が不揮発性メモリ17に更新記憶される。
【0043】
また、前述した図2(a)のフローチャートにおいては、ユーザが被写体(周囲)が明るい旨を入力すると画像信号の初期輝度を下げるような初期輝度調整量が設定され、ユーザが被写体(周囲)が暗い旨を入力すると画像信号の初期輝度を上げるような初期輝度調整量が設定されるようにしたが、ユーザが被写体(周囲)の明暗情報をそのまま入力することで初期輝度調整量を変更設定するのではなく、被写体(周囲)が暗いとユーザが判断した場合、画像信号の初期輝度を上げたい旨をダイレクトに入力することにより画像信号の初期輝度を上げるような初期輝度調整量を設定し、被写体(周囲)が明るいとユーザが判断した場合、画像信号の初期輝度を下げたい旨をダイレクトに入力することにより画像信号の初期輝度を下げるような初期輝度調整量を設定するようにしてもよい。
【0044】
また、前述した図2(a)のフローチャートにおいては、任意の初期輝度調整量を手動で入力設定し、この入力設定した任意の初期輝度調整量を不揮発性メモリ17に記憶するようにしたが、任意の初期輝度調整量を手動で入力設定し、この入力設定した任意の初期輝度調整量と対応テーブルとにより一義的に決まる初期絞り量、初期露光時間、及び初期ゲインを不揮発性メモリ17に記憶するようにしてもよい。
【0045】
また、前述した図2(a)のフローチャートにおいては、任意の初期輝度調整量を手動で入力設定し、この入力設定した任意の初期輝度調整量を不揮発性メモリ17に記憶するようにしたが、任意の初期絞り量、任意の初期露光時間、及び任意の初期ゲインをそれぞれ個別に手動で入力設定できるようにし、この個別に入力設定された任意の初期絞り量、任意の初期露光時間、及び任意の初期ゲインを不揮発性メモリ17に記憶するようにしてもよい。
【0046】
また、前述した図2(a)のフローチャートにおいては、初期絞り量、初期露光時間、及び初期ゲインの3つの値を決定するための任意の初期輝度調整量を手動で入力設定して不揮発性メモリ17に記憶するようにしたが、前記3つの値のうちいずれか1つ又は2つのみを手動で入力設定し、この入力設定した値を不揮発性メモリ17に記憶するようにしたり、前記3つの値のうちいずれか1つを固定値とし、他の2つの値を決定するための任意の初期輝度調整量を手動で設定して不揮発性メモリ17に記憶するようにしてもよい。
【0047】
例えば、絞り装置111を備えていない(絞り装置111の絞り量が固定である)場合は、初期露光時間及び初期ゲインの2つの値を決定するための任意の初期輝度調整量、あるいは任意の初期露光時間と任意の初期ゲインとを手動で入力設定することになり、また、CCD112の露光時間が固定の場合は、初期絞り量及び初期ゲインの2つの値を決定するための任意の初期輝度調整量、あるいは任意の初期絞り量と任意の初期ゲインとを手動で入力設定することになり、また、AGCアンプ113のゲインが固定の場合は、初期絞り量及び初期露光時間の2つの値を決定するための任意の初期輝度調整量、あるいは任意の初期絞り量と任意の初期露光時間とを手動で入力設定することになる。
【0048】
また、絞り装置111の絞り量及びCCD112の露光時間が固定の場合は、任意の初期ゲインを手動で入力設定することになり、また、CCD112の露光時間及びAGCアンプ113のゲインが固定の場合は、任意の初期絞り量を手動で入力設定することになり、また、絞り装置111の絞り量及びAGCアンプ113のゲインが固定の場合は、任意の初期露光時間を手動で入力設定することになる。
【0049】
また、上記図3の初期輝度調整量設定画面20では輝度調整量を輝度調整量設定窓21の明暗部分でのみ示しているがこれに限定されない。例えば、輝度調整量設定窓21の下部に明暗部分の面積比率又は輝度調整量を数値化して表示するようにしてもよい。また、輝度調整量設定窓21の形状は矩形(長方形)に限定されない。例えば、円形としてもよく或いは正方形でもよい。また、輝度調整量設定窓21を縦型(棒グラフ状)にしてもよい。また、輝度調整量設定窓21を設けずに輝度調整量のみを数値化して表示するようにし、キー操作により数値を増減するようにしてもよい。
【0050】
<電源オン時の輝度調整>
図2(b)の主電源オン時の輝度調整動作例を示すフローチャートにおいて、ユーザがデジタルカメラ10の電源オン/オフキーを操作して主電源をオンにすると、撮影モードが設定され、プロセッサは不揮発性メモリ17に保存記憶されている初期輝度調整量を読み出し(ステップS1)、読み出した初期輝度調整量をRAMに記憶すると共に、初期輝度調整量を不揮発性メモリ17に記憶されている対応テーブルを参照して初期絞り量、初期露光時間及び初期ゲインに変換した後、絞り装置111の絞り量を初期絞り量に設定し、初期露光時間をTG15に送出し、AGCアンプ113のゲインを初期ゲインに設定する(ステップS2)。
【0051】
次に、上記ステップS2からステップS3に遷移した場合は、ステップS3において、プロセッサは上記ステップS2で設定された初期絞り量、初期露光時間、及び初期ゲイン(初期輝度調整量)により1回目の撮像処理を実行する。ここで、後述するステップS6又はS8からステップS3に遷移した場合は、プロセッサはステップS6又はS8の処理で変更設定される輝度調整量に対応する絞り量、露光時間、及びゲインにより2回目以降の撮像処理を実行することになる。
【0052】
続いて、プロセッサは、上記ステップS3の撮像処理により得られた画像信号の輝度平均値を算出する(ステップS4)。なお、積分器を別個に設け、この積分器に画像信号の輝度平均値を算出させるようにしてもよい。
次に、プロセッサは取得した輝度平均値と予め決められている第1の適正輝度値とを比較し、輝度平均値が第1の適正輝度値より明るい(高い)か否かを判断する(ステップS5)。
【0053】
上記ステップS5で輝度平均値が第1の適正輝度値より明るいと判断された場合には、プロセッサは現時点でRAMに記憶されている輝度調整量から所定量だけ減算し、ステップS3に戻る(ステップS6)。ここで、輝度調整量から所定量を減算すると、絞り量が所定量だけ大きくなり(絞り開口面積が狭くなり)、輝度調整量が所定時間だけ短くなり、ゲインが所定量だけダウンされるものとする。
【0054】
また、上記ステップS5で輝度平均値が第1の適正輝度値より明るくないと判断された場合には、ステップS7に進み、プロセッサは、輝度平均値と、予め決められている、上記第1の適正輝度値よりも若干低め(暗め)の第2の適正輝度値とを比較し、輝度平均値が第2の適正輝度値より暗い(低い)か否かを判断する。
【0055】
ここで、輝度平均値が第2の適正輝度値より暗いと判断された場合には、プロセッサは現時点でRAMに記憶されている輝度調整量に所定量を加算し、ステップS3に戻る(ステップS8)。ここで、輝度調整量に所定量を加算すると、絞り量が所定量だけ小さくなり(絞り開口面積が広くなり)、輝度調整量が所定時間だけ長くなり、ゲインが所定量だけアップされるものとする。
【0056】
また、上記ステップS7で輝度平均値が第2の適正輝度値より暗くないと判断された場合には、輝度平均値は第1の適正輝度値と第2の適正輝度値との間の値であり、輝度平均値は適正輝度値の範囲内であるのでRAMに記憶されている輝度調整量を増減することなくステップS3に戻る。
以上の処理により、適正輝度のスルー画像がLCDユニット16の液晶画面上に表示され、シャッターキー操作により適正輝度の画像データがフラッシュメモリ19に記録されることになる。
【0057】
以上説明したように、前記図2(a)の初期輝度調整量設定動作によりユーザの意図に合わせて初期輝度調整量(初期絞り量、初期露光時間及び初期ゲイン)を設定でき、設定された初期輝度調整量を基に上記ステップS3〜S8により絞り量、露光時間及びゲインを制御して適正輝度に近づけることができるので、従来技術のように初期輝度調整量を固定値とした場合と比べると、電源オン直後に明るさの外れた画像を取り込む頻度が少なくなることから、電源オンしてから適正輝度に収束するまでの時間が早まり、結果として、シャッターチャンスを逃してしまったり、明るさの外れた画像を撮影してしまうといったようなことがなくなる。
【0058】
図4は、図2(a)のフローチャートに示した本発明の輝度調整方法における、撮像部11からの出力信号の輝度平均値、絞り装置111の絞り量、CCD112の露光時間、及びAGCゲイン113のゲインの電源オン時からの時間遷移状態を示す図であり、図から明らかなように、電源オンしてから適正輝度に収束するまでの時間が従来技術と比較して格段に早くなっている。
【0059】
なお、不揮発性メモリ17に初期輝度調整量が初期絞り量、初期露光時間、及び初期ゲインの形態で記憶されている場合には、プロセッサは不揮発性メモリ17に保存記憶されている初期絞り量、初期露光時間、及び初期ゲインを読み出し、読み出した初期絞り量、初期露光時間、及び初期ゲインをRAMに記憶すると共に、絞り装置111の絞り量を初期絞り量に設定し、初期露光時間をTG15に送出し、AGCアンプ113のゲインを初期ゲインに設定することになる。
【0060】
また、本発明は不揮発性メモリ17に初期絞り量、初期露光時間、及び初期ゲインのうち1つ又は2つのみが記憶されている場合、もしくは初期絞り量、初期露光時間、及び初期ゲインのうち2つの値のみを一義的に決定する初期輝度調整量が不揮発性メモリ17に記憶されている場合にも同様に実施することができる。但し、この場合は、自動輝度調整時、初期絞り量、初期露光時間、及び初期ゲインのうち1つ又は2つの値のみを変更制御することにより、画像信号の輝度レベルを調整することになる。
【0061】
また、上記実施の形態では、初期輝度調整量に基づき、露光時間、絞り量、ゲインの3つがバランスよく均等に調整されるようにしたが、露光時間、絞り量、ゲインの3つの調整度合いを異ならせるようにしてもよい。例えば、露光時間の調整量を大きくしてゲインの調整量を小さくする。
【0062】
また、上記実施の形態では、初期輝度調整量に関係なく、露光時間、絞り量、ゲインの3つが共に調整されるようにしたが、初期輝度調整量の値によって露光時間、絞り量、ゲインの3つの値の中で調整する値を切り換えるようにしてもよい。例えば、初期輝度調整量が小さいうちは露光時間の調整のみで対応し、初期輝度調整量が大きくなり、露光時間の調整のみでは対応できなくなった場合にゲインの調整を開始する。
【0063】
また、上記実施の形態では、ユーザがデジタルカメラ10の電源オン/オフキーを操作して主電源をオンにした場合に撮影モードとなり図2(b)に示すフローチャートの処理を開始するようにしたが、主電源がオンされている状態でユーザによるモードキーの操作により撮影モードが選択された場合、またはユーザによるシャッターキーの操作により動画撮影(動画記録)の開始が指示された場合に図2(b)に示すフローチャートの処理を開始するようにしてもよい。
【0064】
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では手動(キー操作)により初期輝度調整量を設定したが、これに限定されず自動設定手段を設け、初期輝度調整量を自動設定するように構成することもできる。以下、初期輝度調整量の自動設定手段について説明する。図5は本発明の撮像装置の一実施例の回路構成を示すブロック図であり、撮像装置としてデジタルカメラを例としている。
【0065】
図5で、デジタルカメラ30は図1(第1の実施の形態)に示したデジタルカメラ10と同様の構成及び機能を有する撮像部11、A/D変換器12、信号処理部13、制御部14、TG15、LCDユニット(表示部)16、不揮発性メモリ17、キー入力部18、及びフラッシュメモリ19のほか、簡易で且つ低電力の光センサー20′を備えている。更に、後述する第3の実施の形態において必要となる撮影環境情報取得装置として時計(カレンダ)部21′とGPS部22′とが備えられている。
【0066】
また、光センサー20′はデジタルカメラ30の正面側に設けられ、カメラ周辺の光量を取り込み、周辺の明るさに対応する情報を制御部14のプロセッサに送出する。この場合、プロセッサはこの情報をRAM又は不揮発性メモリ17に保持する。また、不揮発性メモリ17には主電源をオフする直前の絞り量、露光時間及びゲインに基く情報、又は主電源をオフする直前に撮像部11により取り込まれた画像信号の輝度レベルに基づく情報を保持することもできる。
【0067】
図6は自動設定手段による初期輝度調整量設定動作の一実施例を示すフローチャートであり、図6(a)は主電源をオフしている間に光センサー出力を用いて初期輝度調整量を自動設定するように構成した例、図6(b)は主電源オフ直前の輝度調整量を初期輝度調整量として自動設定するように構成した例である。
【0068】
<光センサー出力による初期輝度調整量の自動設定>
図6(a)で、ユーザがデジタルカメラ10の電源オン/オフキーを操作して主電源をオフにすると、プロセッサは光センサー20′に制御信号を送り光センサーをオンにし、光センサー20′からのセンサー出力(光センサー20′が検出したカメラ周辺の明るさ信号)を取得し(ステップU1)、検出値に応じた輝度調整量を算出して初期輝度調整量としてRAM又は不揮発性メモリ17に記憶保持すると共に図示せぬ時間カウンタのカウント処理を開始する(ステップU2)。
【0069】
次に、プロセッサは時間カウンタのカウント値を監視し、カウント値が所定値に達したか否か、すなわちRAM又は不揮発性メモリ17に輝度調整量を更新記憶してから所定時間経過したか否かを判定し(ステップU3)、所定時間を経過していない場合はステップU4に遷移し、所定時間経過した場合は時間カウンタをクリアして新たに光センサー出力を取得するためにステップU1に戻る。
【0070】
プロセッサはキー入力部18からの状態信号を調べ、主電源がオンされたか否かを判定し(ステップU4)、主電源がオンされた場合にはステップU5に遷移し、そうでない場合はステップU3に戻る。つまり、主電源がオンされるまで光センサー20′の検出値による輝度調整量の算出を所定時間おきに繰り返す。
【0071】
主電源がオンされた場合は前述した図2(b)のステップS1に遷移し、以降、ステップS1〜S8と同様の動作により輝度調整を行なう(ステップU5)。上記図6(a)の構成により、自動的に初期輝度調整量(初期絞り量、初期露光時間及び初期ゲイン)が設定されるのでユーザは手動設定の煩わしさから開放される。また、自動設定された初期輝度調整量、つまり、主電源オン直前の光センサー検出値に応じて設定された初期輝度調整量により電源オン時の輝度調整を行なうので、電源オン直後に明るさの外れた画像を取り込む頻度が少なくなり、従来技術に比較して短時間で適正輝度に近づけることができる。
【0072】
なお、上記図6(a)のフローチャートの説明ではステップU1で光センサー20′の出力を検出し、ステップU2で検出値に応じた輝度調整量を設定したが、光センサー20′を設けずに、ステップU1でCCD112を周期的にオン・オフさせるように構成し、ステップU2で信号処理部13で得る画像信号の輝度レベルに応じた輝度調整量を設定するように構成してもよい。
【0073】
また、上記図6(a)のフローチャートの説明ではステップU2で検出値に応じた輝度調整量を算出してRAM又は不揮発性メモリ17に記憶するようにしたが、光センサー20′の検出値をそのままRAM又は不揮発性メモリ17に記憶するようにし、主電源オン時に記憶されている検出値に基づいて初期輝度調整量を算出して初期輝度調整を実行するようにしてもよい。
【0074】
また、上記図6(a)のフローチャートの説明では、初期輝度調整量をRAM又は不揮発性メモリ17に記憶するようにしたが、光センサー20′の検出値に応じた絞り量、露光時間、及びゲインをRAM又は不揮発性メモリ17に記憶するようにしてもよい。
【0075】
また、上記図6(a)のフローチャートの説明では、初期絞り量、初期露光時間、及び初期ゲインの3つの値を決定するための初期輝度調整量を自動的に決定しRAM又は不揮発性メモリ17に記憶するようにしたが、前記3つの値のうちいずれか1つ又は2つのみを自動で決定し、この自動決定した値をRAM又は不揮発性メモリ17に記憶するようにしたり、前記3つの値のうちいずれか1つを固定値とし、他の2つの値を決定するための初期輝度調整量を自動で決定してRAM又は不揮発性メモリ17に記憶するようにしてもよい。
【0076】
また、上記図6(a)のフローチャートの説明では、主電源がオフの間、ステップU1〜U3の処理を繰り返し行い、主電源がオンされると撮影モードを設定し、図2(b)に示すフローチャートの処理を開始するようにしたが、主電源がオンされている状態で撮影モード以外の処理モード(再生モード等)が設定されている間、ステップU1〜U3の処理を繰り返し行い、ユーザによるモードキーの操作により撮影モードが選択されると、図2(b)に示すフローチャートの処理を開始するようにしてもよい。更に、主電源がオンされている状態で動画撮影(動画記録)処理が実行されていない間、ステップU1〜U3の処理を繰り返し行い、ユーザによるシャッターキーの操作により動画撮影の開始が指示されると、図2(b)に示すフローチャートの処理を開始するようにしてもよい。
【0077】
<ラストメモリによる初期輝度調整量の自動設定>
図6(b)において、図2(b)に示したステップS3〜S8の処理を繰り返し実行している状態でユーザがデジタルカメラ10の電源オン/オフキーを操作して主電源をオフにすると、プロセッサは主電源オフ直前にRAMに記憶されていた輝度調整量、つまり、主電源オフ直前に表示されていたスルー画像の輝度調整量を初期輝度調整量として不揮発性メモリ17に保存記憶する(ステップV1)。
【0078】
プロセッサはキー入力部18からの状態信号を調べ、主電源がオンされたか否かを判定し、主電源がオンされた場合にはステップV3に遷移する(ステップV2)。
主電源オン、つまり、スルー画像の表示を開始する場合は上記ステップV1で不揮発性メモリ17に記憶した初期輝度調整量を用いて前述した図2(b)のステップS1〜S8と同様の動作により輝度調整を行なう(ステップV3)。
【0079】
以上説明したように、上記図6(b)の構成により、図6(a)の場合と同様にユーザは手動設定の煩わしさから開放される。また、主電源オフ直前の輝度調整量を初期輝度調整量として不揮発性メモリ17に記憶するので、撮影時間や撮影場所があまり離れていない場合、例えば、野原や屋内等で撮影対象を探しながら撮影するような場合に、つまり、短時間の間に何度も電源をオン・オフして撮影を行なう場合に2回目以降の主電源オン時について適正輝度になるまでの時間が短くなる。
【0080】
なお、デジタルカメラ30に上記光センサー出力による初期輝度調整量の自動設定(図6(a))とラストメモリによる初期輝度調整量の自動設定(図6(b))とを択一的に選択可能なスイッチを設け、ユーザが所望する自動設定方法を選択できるように構成してもよい。このように構成することにより、ユーザは自分の撮影スタイルや撮影場所や撮影時間に応じた自動設定方法を選択することができる。
【0081】
また、上記図6(b)のフローチャートの説明では、主電源オフ直前の輝度調整量を不揮発性メモリ17に保存記憶するようにしたが、主電源オフ直前に取り込んだ画像信号の輝度値を保存記憶するようにし、主電源オン時に輝度値に基く輝度調整量を算出して輝度調整を実行させるようにしてもよい。
【0082】
また、上記図6(b)のフローチャートの説明では、主電源オフ直前の輝度調整量を記憶保持しておき、主電源がオンされると撮影モードを設定し、記憶保持しておいた輝度調整量に基づき図2(b)に示すフローチャートの処理を開始するようにしたが、撮影モードが設定されている状態でユーザによるモードキーの操作により他の処理モードが選択された場合に、モード切り換え直前の輝度調整量を記憶保持しておき、再度ユーザによるモードキーの操作により撮影モードが選択されると、記憶保持しておいた輝度調整量に基づき図2(b)に示すフローチャートの処理を開始するようにしてもよい。更に、動画撮影(動画記録)処理が終了する直前の輝度調整量を記憶保持しておき、再度ユーザによるシャッターキーの操作により動画撮影の開始が指示されると、記憶保持しておいた輝度調整量に基づき図2(b)に示すフローチャートの処理を開始するようにしてもよい。
【0083】
<第3の実施の形態>
上記第2の実施の形態では電源オン直前の光センサー出力や電源オフ直前の輝度調整量を基に初期輝度調整量を設定するように構成したが、初期輝度調整量の自動設定手段はこれらに限定されず、撮影環境情報に基いて初期輝度調整量を自動設定するように構成することもできる。以下、撮影環境情報を基とした初期輝度調整量の自動設定手段について説明する。
【0084】
図7は自動設定手段による初期輝度調整量設定動作の一実施例を示すフローチャートであり、図7(a)は時刻を基に初期輝度調整量を自動設定するように構成した例、図7(b)は年月日を基に初期輝度調整量を自動設定するように構成した例、図7(c)は撮影モードの種別を基に初期輝度調整量を自動設定するように構成した例、図7(d)は撮影位置(撮影場所)を基に初期輝度調整量を自動設定するように構成した例である。
【0085】
<時刻による初期輝度調整量の自動設定>
この例ではデジタルカメラ30に設けられている時計(カレンダ)部21′を用いる。また、不揮発性メモリ17又は制御部14のプログラム格納メモリ等に時刻情報と輝度調整量とを対応付けた時刻−輝度調整量対応テーブル(図示略)を記憶している。
【0086】
図7(a)で、ユーザが主電源をオンにするとプロセッサは時計部21′から現在の時刻情報を取得し(ステップW1)、時刻−輝度調整量対応テーブルから現在時刻に応じた輝度調整量を初期輝度調整量として設定する。つまり、初期輝度調整量を不揮発性メモリ17に記憶されている対応テーブルを参照して初期絞り量、初期露光時間及び初期ゲインに変換した後、絞り装置111の絞り量を初期絞り量に設定し、初期露光時間をTG15に送出し、AGCアンプ113のゲインを初期ゲインに設定する。例えば、昼なら画像信号の輝度レベルを下げるような初期輝度調整量を設定し、夜なら画像信号の輝度レベルを上げるような初期輝度調整量を設定する(ステップW2)。次に、ステップW2で設定した輝度調整量で前述した図2(b)のステップS3〜S8と同様の動作により輝度調整を行なう(ステップW3)。なお、上記ステップW1で取得した時間から夜、昼等の時間区分を判別するようにしてもよい。
【0087】
<月日による初期輝度調整量の自動設定>
この例ではデジタルカメラ30に設けられているカレンダ機能付き時計部21′を用いる。また、不揮発性メモリ17又は制御部14のプログラム格納メモリ等に日付情報と輝度調整量とを対応付けた月日−輝度調整量対応テーブル(図示略)を記憶している。
【0088】
図7(b)で、ユーザが主電源をオンにするとプロセッサは時計部21′から現在の日付情報を取得し(ステップX1)、月日−輝度調整量対応テーブルから日付情報に応じた輝度調整量を初期輝度調整量として設定する。例えば、夏なら画像信号の輝度レベルを下げるような初期輝度調整量を設定し、冬なら画像信号の輝度レベルを上げるような初期輝度調整量を設定する(ステップX2)。次に、ステップX2で設定した初期輝度調整量で前述した図2(b)のステップS3〜S8と同様の動作により輝度調整を行なう(ステップX3)。
【0089】
なお、上記ステップX1で取得した月日から春夏秋冬の時季を判別するようにしてもよい。
また、不揮発性メモリ17又は制御部14のプログラム格納メモリ等に日付情報別に時刻情報と輝度調整量を対応付けた日付別時刻−輝度調整量対応テーブルを記憶するようにし、現在の日時情報を取得して対応する輝度調整量を得て初期輝度調整量を設定するようにしてもよい。
【0090】
<撮影モード種別による初期輝度調整量の自動設定>
図7(c)で、ユーザが主電源をオンにするとプロセッサはモードキー操作による撮影モードの設定状態を調べ、現在設定されている撮影モード種別を取得、判別し(ステップY1)、撮影モード種別に応じた輝度調整量を初期輝度調整量として設定する。例えば、設定されている撮影モードが夜間撮影モードなら画像信号の輝度レベルを上げるような初期輝度調整量を設定し、他の撮影モードなら画像信号の輝度レベルを下げるような初期輝度調整量を設定する(ステップY2)。次に、ステップY2で設定した初期輝度調整量で前述した図2(b)のステップS3〜S8と同様の動作により輝度調整を行なう(ステップY3)。
【0091】
また、上記ステップY2では夜間撮影モードの場合だけでなく、通常撮影モード、接写モード、速写モード、パノラマ撮影モード等のような撮影モードに応じた初期輝度調整量を設定することもできる。なお、撮影モードの切り換え選択をメカスイッチではなく電子スイッチを用いて行なう場合には、主電源をオフする直前に設定されていた撮影モードの情報を不揮発性メモリ17に保持しておき、主電源オン時にこの情報を読み出すことにより現在設定されている撮影モード種別を取得することになる。
【0092】
<撮影位置による初期輝度調整量の自動設定>
この例ではデジタルカメラ30に設けられているGPS部22′を用いる。また、不揮発性メモリ17又は制御部14のプログラム格納メモリ等に場所(位置)と輝度調整量とを対応付けた位置−輝度調整量対応テーブル(図示略)を記憶している。
【0093】
図7(d)で、ユーザが主電源をオンにするとプロセッサはGPS部22′から現在の位置情報を取得、判別し(ステップZ1)、位置−輝度調整量対応テーブルから現在位置に応じた輝度調整量を取り出して初期輝度調整量として設定する。例えば、屋外なら画像信号の輝度レベルを下げるような初期輝度調整量を設定し、屋内なら画像信号の輝度レベルを上げるような初期輝度調整量を設定する(ステップZ2)。次に、ステップZ2で設定した初期輝度調整量を用いて前述した図2(b)のステップS3〜S8と同様の動作により輝度調整を行なう(ステップZ3)。
【0094】
上記図7のフローチャートの説明からも明らかなように、電源オン時の撮影環境に応じて初期輝度調整量を自動的に設定できるのでユーザは手動設定の煩わしさから開放される。また、自動設定された初期輝度調整量により電源オン時の輝度調整を行なうので第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0095】
なお、上記図7のフローチャートの説明では、取得した撮影環境情報に基づき初期絞り量、初期露光時間及び初期ゲインの3つの値を自動設定するようにしたが、上記3つの値のうち1つ又は2つの値のみ自動設定するようにしてもよい。
【0096】
また、上記図7のフローチャートの説明では、主電源がオンされた場合に、撮影環境情報を取得し、この撮影環境情報に基づき初期輝度調整量を自動設定するようにしたが、撮影モード以外の処理モード(再生モード等)が設定されている状態でユーザによるモードキーの操作により撮影モードが選択された場合に、撮影環境情報を取得し、この撮影環境情報に基づき初期輝度調整量を自動設定するようにしてもよい。更に、主電源がオンされている状態でユーザによるシャッターキーの操作により動画撮影の開始が指示された場合に、撮影環境情報を取得し、この撮影環境情報に基づき初期輝度調整量を自動設定するようにしてもよい。以上、本発明の一実施例について説明したが本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、ユーザの意図に合わせて初期輝度調整量を手動設定でき、このユーザにより手動設定された初期輝度調整量を基に輝度調整を開始させることができるので、従来技術のように初期輝度調整量の設定値を固定値とした場合と比べると、周期的な撮像の開始を指示した直後に明るさの外れた画像信号を取り込む頻度を少なくすることができ、ユーザが周期的な撮像の開始を指示してから適正輝度に収束するまでの時間を大幅に短縮させることができる。結果として、シャッターチャンスを逃してしまったり、明るさの外れた画像を撮影してしまうといったことがなくなる。
【0098】
また、周囲の明るさにより自動的に初期輝度調整量が設定され、この自動設定された初期輝度調整量により輝度調整が開始されるので、周囲的な撮像の開始を指示した直後に明るさの外れた画像信号を取り込む頻度を少なくすることができ、ユーザが周期的な撮像の開始を指示してから適正輝度に収束するまでの時間を大幅に短縮させることができる。更に、ユーザは手動設定の煩わしさから開放される。
【0099】
また、周期的な撮像の終了が指示されると、指示直前の輝度調整量に基づく情報が保持され、この保持された情報に基づく初期輝度調整量により輝度調整が開始されるので、周期的な撮像の開始を指示した直後に明るさの外れた画像信号を取り込む頻度を少なくすることができ、ユーザが周期的な撮像の開始を指示してから適正輝度に収束するまでの時間を大幅に短縮させることができる。更に、ユーザは手動設定の煩わしさから開放される。
【0100】
また、周期的な撮像の開始が指示された時点の環境、時間、撮影モード、位置等を判断し、この判断結果に基づく初期輝度調整量により輝度調整が開始されるので、周期的な撮像の開始を指示した直後に明るさの外れた画像信号を取り込む頻度を少なくすることができ、ユーザが周期的な撮像の開始を指示してから適正輝度に収束するまでの時間を大幅に短縮させることができる。更に、ユーザは手動設定の煩わしさから開放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の一実施例の回路構成を示すブロック図である。
【図2】初期輝度調整量の手動設定動作及び輝度調整動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図3】初期輝度調整量設定画面の一実施例を示す図である。
【図4】本発明の輝度調整方法における撮像部からの出力信号の輝度平均値及び撮像部に対する輝度調整量の電源オン時からの時間遷移状態を示す図である。
【図5】本発明の撮像装置の他の実施例の回路構成を示すブロック図である。
【図6】初期輝度調整量の自動設定動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図7】初期輝度調整量の自動設定動作の他の実施例を示すフローチャートである。
【図8】従来の輝度調整方法における撮像部からの出力信号の輝度平均値及び撮像部に対する輝度調整量の電源オン時からの時間遷移状態を示す図である。
【符号の説明】
10、30 デジタルカメラ
11 撮像部
111 絞り装置
112 CCD
113 AGCアンプ
12 A/D変換器
13 信号処理部
14 制御部
15 TG
16 LCDユニット
17 不揮発性メモリ
18 キー入力部
19 フラッシュメモリ
20′ 光センサ
21′ 時計(カレンダ)部
22′ GPS部
20 初期輝度調整量設定画面
Claims (9)
- 画像信号の輝度レベルを調整する輝度調整手段を含む撮像手段と、
前記撮像手段による撮像の開始を指示する撮像開始指示手段と、
前記撮像開始指示手段により撮像の開始が指示された場合、前記撮像手段による周期的な撮像を開始させる撮像制御手段と、
前記撮像手段による周期的な撮像により前記撮像手段から周期的に出力される画像信号を表示する表示手段と、
少なくとも通常撮影モード、接写モード、速写モード、またはパノラマ撮影モードのいずれかの撮影モードを含む複数種類の撮影モードのうち任意の撮影モードを手動により設定する撮影モード設定手段とを具備し、
前記撮像制御手段は、
前記撮像開始指示手段により撮像の開始が指示された場合、前記撮影モード設定手段により設定されている撮影モードが、通常撮影モード、接写モード、速写モード、またはパノラマ撮影モードのいずれかの撮影モードであるときを含めて、当該設定されている撮影モードに基づき、前記輝度調整手段による輝度レベルの調整量を設定する初期輝度制御手段と、
前記撮像手段による周期的な撮像により前記撮像手段から周期的に出力される画像信号の輝度レベルを検出する検出手段と、
前記検出手段により周期的に検出される画像信号の輝度レベルに基づき、前記初期輝度制御手段により輝度レベルの調整量が設定された前記輝度調整手段による輝度レベルの調整量を再設定する適正輝度制御手段と、
を含むことを特徴とする撮像装置。 - 前記初期輝度制御手段は、
前記撮像開始指示手段により撮像の開始が指示された場合、前記撮影モード設定手段により設定されている撮影モード情報を取得する取得手段を含み、
前記取得手段により取得された撮影モード情報に基づき、前記輝度調整手段による輝度レベルの調整量を設定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記撮影モード設定手段により設定された撮影モードに基づく情報を保持する保持手段を備え、
前記初期輝度制御手段は、前記撮像開始指示手段により撮像の開始が指示された場合、前記保持手段に保持されている情報に基づき、前記輝度調整手段による輝度レベルの調整量を設定することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。 - 前記撮像手段は、撮像素子を含み、
前記輝度調整手段は、前記撮像素子の露光時間を調整する手段を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記撮像手段は、撮像素子に照射する光の量を調整する絞り装置を含み、
前記輝度調整手段は、前記絞り装置の絞り量を調整する手段を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記撮像手段は、撮像素子から出力される画像信号を増幅する増幅器を含み、
前記輝度調整手段は、前記増幅器の増幅率を調整する手段を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記撮像開始指示手段は、撮像装置の電源の立ち上げを指示する手段を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の撮像装置。
- 前記適正輝度制御手段は、前記検出手段により周期的に検出される画像信号の輝度レベルに基づき、前記輝度調整手段による輝度レベルの調整量を所定量だけ増減することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の撮像装置。
- 画像信号の輝度レベルを調整する輝度調整部を含む撮像部と、この撮像部による周期的な撮像により該撮像部から周期的に出力される画像信号を表示する表示部とを備えた撮像装置の撮像方法であって、
少なくとも通常撮影モード、接写モード、速写モード、またはパノラマ撮影モードのいずれかの撮影モードを含む複数種類の撮影モードのうち任意の撮影モードを手動により設定するステップと、
前記撮像部による周期的な撮像の開始を指示するステップと、
前記撮像部による周期的な撮像の開始が指示された場合、該指示時点において設定されている撮影モードが、通常撮影モード、接写モード、速写モード、またはパノラマ撮影モードのいずれかの撮影モードであるときを含めて、当該設定されている撮影モードに基づき、前記輝度調整部による輝度レベルの調整量を設定するとともに、前記撮像部による周期的な撮像を開始するステップと、
前記撮像部から周期的に出力される画像信号の輝度レベルを検出するステップと、
周期的に検出される画像信号の輝度レベルに基づき、前記撮影モードに基づく輝度レベルの調整量が設定された前記輝度調整部による輝度レベルの調整量を再設定するステップと、
からなることを特徴とする撮像方法。
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