JPH1195293A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

Info

Publication number
JPH1195293A
JPH1195293A JP9253273A JP25327397A JPH1195293A JP H1195293 A JPH1195293 A JP H1195293A JP 9253273 A JP9253273 A JP 9253273A JP 25327397 A JP25327397 A JP 25327397A JP H1195293 A JPH1195293 A JP H1195293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aperture
aperture value
variable
imaging
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9253273A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Mikoshiba
浩伸 御子柴
Haruki Nakayama
春樹 中山
Hiroyuki Horiuchi
啓行 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP9253273A priority Critical patent/JPH1195293A/ja
Priority to US09/151,182 priority patent/US6160960A/en
Publication of JPH1195293A publication Critical patent/JPH1195293A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/74Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the scene brightness using illuminating means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/16Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly in accordance with both the intensity of the flash source and the distance of the flash source from the object, e.g. in accordance with the "guide number" of the flash bulb and the focusing of the camera
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/48Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ビューファインダを備えた銀塩カメラに
おいて、ストロボ発光時に銀塩フィルムと固体撮像素子
とに適正な露光を与えることを可能にする。 【解決手段】 被写体を照明するフラッシュ機構と、入
射光束を絞る際の絞り値を連続的に可変可能な第2可変
絞り322を有し、銀塩フィルムに撮影を行う銀塩撮影
手段300と、入射光束を絞る第1可変絞り212を有
し、固体撮像素子により撮像した画像を表示する電子ビ
ューファインダ手段200と、被写体までの距離とフラ
ッシュ機構の能力とから、銀塩撮影手段での露出が適正
になるように第2可変絞りの絞り値を決定する制御手段
100とを備え、制御手段は、被写体までの距離とフラ
ッシュ機構の能力とから電子ビューファインダ手段での
露出が適正になるような第1可変絞りの絞り値を求め、
第1可変絞りの絞り値が変化している期間において適正
な値になった時点で、1回の発光で銀塩フィルムと固体
撮像素子とを同時に露光させるべくフラッシュ機構を発
光させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置に関し、さ
らに詳しくは、固体撮像素子により撮像するカメラ及び
電子ビューファインダを備えた銀塩カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩フィルムに撮影を行う一般的なカメ
ラ(以下、銀塩カメラという)では、光学ファインダを
備えており、この光学ファインダにより撮影しようとす
る被写体の確認を行うように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような銀塩カメラ
では、ビデオカメラやディジタルカメラなどとは異な
り、実際に撮影した様子を撮影直後に確認することがで
きないという問題があった。
【0004】(1)このような確認のため、固体撮像素
子(CCD等)と液晶表示装置(LCD)からなる電子
ビューファインダを銀塩カメラに設けることも考えられ
るが、銀塩フィルムのラチチュードに比べ、CCD等の
固体撮像素子のダイナミックレンジが狭いといった理由
により、以下のような幾つかの不具合が予想される。
【0005】銀塩フィルムで適正な露出となる範囲で
あっても、電子ビューファインダ側で適正露出にならな
い場合が発生する。すなわち、固体撮像素子における受
光量の小さな差が、LCDにおいて大きな明暗の差とな
って表示されることになる。
【0006】同様な理由により、特にストロボ発光を
行った場合に主な被写体と背景との明るさの差によっ
て、電子ビューファインダ側で背景が極端に暗くなる現
象(擬似夜景)が発生することがある。
【0007】電子ビューファインダでは、CCDの電
子シャッタにより露出制御を行っており、アイリス絞り
を備えていないため、銀塩カメラにおける被写界深度を
確認することができない。この場合に、単にアイリス絞
りを設けたとしても、上記と同じ理由により、擬似夜
景が発生し易くなる問題がある。
【0008】オートストロボを使用したとしても、銀
塩フィルムとCCDとを同時に調光することは困難であ
る。特に、フィルム感度とCCD感度が大きく違う場合
に顕著になる。尚、フィルム感度とCCD感度とが大き
く違う場合には、CCD側絞りをフィルム側絞りに対し
てシフトさせることで対応可能であるが、その場合には
CCD側絞りに極めて精度の高い絞り機構が要求され
る。
【0009】(2)一方、上述したオートストロボを使
用した場合の欠点に鑑みて、フラッシュマチック制御の
ストロボを使用することも考えられる。フラッシュマチ
ック制御とは、ストロボの発光量は制御せずにフルパワ
ーで発光させ、被写体までの距離と絞り値との積がスト
ロボのガイドナンバーに等しくなるようにして絞り値を
決定する制御をいう。
【0010】しかし、このフラッシュマチック制御によ
っても、以下のように新たな不具合が予想される。 このフラッシュマチック制御では、絞り値を正確に制
御する必要がある。しかし、受光面積がフィルムより小
さいCCDでは、小さくなった分に応じて精度を向上さ
せる必要が生じる。このため、CCD側絞り装置が高価
格になり、大型化する問題が生じる。
【0011】以上の〜に示したように、オートスト
ロボとフラッシュマチックのいずれの場合にも、銀塩フ
ィルム撮影とCCD撮像との露出を両立させることは困
難であった。
【0012】また、上述したようにCCDでは絞りの精
度を向上させる必要がある問題に加え、以下のような問
題も関連して発生することになる。 製造時に絞りの動作確認及び調整を行うが、経時変
化,温度変化,湿度変化など、製造時には予測できない
変化が後に生じることで、適正絞り値と実際の発光絞り
値とにズレが生じ、露出が不安定になり易い。特に、銀
塩フィルムより受光面積の小さなCCDでは、その影響
が銀塩フィルム側より大きく出ることになる。このよう
な変化をなくそうとすると、さらに高精度な絞り機構が
必要となり、高価格化、大型化を招くことになる。
【0013】本発明は上記技術的課題に鑑みてなされた
ものであって、第1の目的は、ストロボ発光時に固体撮
像素子に適正な露光を与えることが可能な固体撮像素子
により撮像するカメラを実現することにある。
【0014】また、第2の目的は、ストロボ発光時に銀
塩フィルムと固体撮像素子との両方に適正な露光を与え
ることが可能な電子ビューファインダを備えた銀塩カメ
ラを実現することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本件出願の発明
者は上述した問題について鋭意研究を行い、銀塩フィル
ムに適正な露光を与えた状態において、上述したような
多くの困難を有する固体撮像素子にも適正な露光を与え
る新たな手法を見出した。
【0016】すなわち、上記課題を解決する本願発明は
以下に述べるようなものである。 [A]固体撮像素子により撮像するカメラ(撮像装置)
の発明: (1)被写体像を電気的画像信号に変換して撮像する撮
像手段と、該撮像手段への入射光束を絞る際の絞り値を
変化させることが可能な可変絞りを備えた撮像光学系
と、被写体までの距離を測定する測距手段と、被写体を
照明するフラッシュ機構と、前記測距手段によって測定
された被写体までの距離と、前記フラッシュ機構の発光
能力とから、前記撮像手段の電気的画像信号の信号レベ
ルが適正になる絞り値を決定し、前記可変絞りを該絞り
値に設定し、フラッシュ機構を発光させて前記撮像手段
に撮像を行わせる制御手段と、を有することを特徴とす
る撮像装置である。
【0017】(2)また、(1)において、前記制御手
段は、可変絞りの絞り値が変化している期間において適
正な値になった時点で前記フラッシュ機構を発光させ
る。 (3)また、(1)において、前記制御手段は、可変絞
りの絞り値を決定した値に固定して前記フラッシュ機構
を発光させる。
【0018】(4)また、(1)において、前記制御手
段は、フラッシュ機構発光後に、前記可変絞りの絞りを
さらに開かせるか閉じるように変化させて所定時間の露
光を行わせる。
【0019】(5)また、(1)において、可変絞りを
所定の絞り値より動作させたときの動作時間と絞り値変
化量との関係を記憶する記憶手段を有し、前記制御手段
は、前記記憶手段に記憶された動作時間と絞り値変化量
との関係を参照し、前記決定された絞り値が得られるよ
うに前記可変絞りを駆動してフラッシュ機構を発光させ
る。
【0020】以上の(1)〜(5)のような撮像装置
(固体撮像素子により撮像するカメラ)によれば、フラ
ッシュ機構発光撮影を行った場合に、適正な露光量で撮
影することが可能になる。
【0021】[B]電子ビューファインダを備えた銀塩
カメラ(撮像装置)の発明: (6)被写体像を電気的画像信号に変換して撮像する撮
像手段への入射光束を絞る際の絞り値を変化させること
が可能な第1可変絞りを備えた第1撮像光学系と、入射
光束を絞る際の絞り値を変化させることが可能な第2可
変絞りを備え、銀塩フィルムに撮像を行う第2撮像光学
系と、被写体までの距離を測定する測距手段と、被写体
を照明するフラッシュ機構と、フラッシュ機構を発光さ
せて前記第1撮像光学系及び前記第2撮像光学系で同時
に撮像させる制御手段と、を有することを特徴とする撮
像装置である。
【0022】(7)上記(6)において、前記制御手段
は、前記測距手段によって測定された被写体までの距離
と前記フラッシュ機構の発光能力とから、前記撮像手段
での信号レベルが適正になる前記第1可変絞りの絞り値
と前記銀塩フィルムの露出が適正になる前記第2可変絞
りの絞り値とを決定し、前記第1及び第2の可変絞りを
該絞り値に設定し、フラッシュ機構を発光させて前記第
1撮像光学系及び前記第2撮像光学系で撮像させる。
【0023】(8)また、(7)において、前記制御手
段は、第1可変絞りの絞り値が変化している間であっ
て、決定した絞り値になった時点で、前記フラッシュ機
構を発光させる。
【0024】(9)また、(8)において、前記第1可
変絞りを所定の絞り値より動作させたときの動作時間と
絞り値変化量との関係を記憶する記憶手段を有し、前記
制御手段は、前記記憶手段に記憶された動作時間と絞り
値変化量との関係を参照し、前記決定された絞り値が得
られるように前記第1可変絞りを駆動してフラッシュ機
構を発光させる。
【0025】(10)また、(8)において、前記制御
手段は、前記第2可変絞りの絞り値が変化している間で
あって、決定した絞り値になった時点で、前記フラッシ
ュ機構を発光させる。
【0026】(11)また、(10)において、前記制
御手段は、決定した絞り値に第1可変絞りが達する時点
と、決定した絞り値に第2可変絞りが達する時点とを一
致させると共に、双方の絞り値が決定した絞り値に達し
た時点で前記フラッシュ機構を発光させる。
【0027】(12)また、(8)において、前記制御
手段は、決定した絞り値に第2可変絞りを固定し、前記
フラッシュ機構を発光させる。 (13)また、(12)において、前記制御手段は、決
定した絞り値に第2可変絞りを固定して前記フラッシュ
機構を発光させ、フラッシュ機構発光後に第2可変絞り
の絞り値を変えて所定時間の撮像を行わせる。
【0028】(14)また、(7)において、前記制御
手段は、決定した絞り値に第1可変絞りを固定し、前記
フラッシュ機構を発光させる。 (15)また、(14)において、前記制御手段は、第
2可変絞りの絞り値が変化している間であって、決定し
た絞り値になった時点で、前記フラッシュ機構を発光さ
せる。
【0029】(16)また、(14)または(15)に
おいて、前記制御手段は、決定した絞り値に第1可変絞
りを固定して前記フラッシュ機構を発光させ、フラッシ
ュ機構発光後に第1可変絞りの絞り値を変えて所定時間
の撮像を行わせる。
【0030】(17)また、(14)において、前記制
御手段は、決定した絞り値に第1可変絞りを固定すると
共に、決定した絞り値に第2可変絞りを固定し、前記フ
ラッシュ機構を発光させる。
【0031】(18)また、(7)または(17)にお
いて、前記制御手段は、決定した絞り値に第1可変絞り
を固定して前記フラッシュ機構を発光させ、フラッシュ
機構発光後に第1可変絞りの絞り値を変えて所定時間の
撮像を行わせる。
【0032】(19)また、(6)において、被写体の
輝度を検出する検出手段と、該検出手段が前記フラッシ
ュ機構の発光開始時点より被写体の輝度を検出し、所定
光量に達したことを検出した時点で前記フラッシュ機構
の発光を停止させる発光制御手段と、を備え、フラッシ
ュ機構の1回の発光で撮像を行う。
【0033】(20)また、(19)において、前記制
御手段は、1回のフラッシュ機構発光で、前記撮像手段
の感度と前記第1可変絞りの絞り値において適正露出が
得られる第1の所定光量と、前記銀塩フィルムの感度と
前記第2可変絞りの絞り値において適正露出が得られる
第2の所定光量と、において、該第1の所定光量と該第
2の所定光量とを一致させる。
【0034】(21)また、(19)または(20)に
おいて、前記制御手段は、決定した絞り値に第1可変絞
りと第2可変絞りとが達した時点で前記フラッシュ機構
を発光させ、フラッシュ機構発光後に第1可変絞りと第
2可変絞りの絞り値を変えて、所定時間の撮像を行わせ
る。
【0035】以上の(6)〜(21)のような撮像装置
(電子ビューファインダを備えた銀塩カメラ)によれ
ば、フラッシュ機構を用いたストロボ撮影を行った場合
に、銀塩フィルムと固体撮像素子とで適正な露光量で撮
影することが可能になる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の撮像装置の実施
の形態例である固体撮像素子により撮像するカメラ及び
電子ビューファインダを備えた銀塩カメラを詳細に説明
する。
【0037】なお、固体撮像素子により撮像するカメラ
は、電子ビューファインダを備えた銀塩カメラの一部を
なすものであるので、この実施の形態例の説明では電子
ビューファインダを備えた銀塩カメラを中心にして説明
を行う。
【0038】まず、図1を参照して本実施の形態例で使
用する電子ビューファインダを備えた銀塩カメラの全体
構成について説明する。この図1は本発明の実施の形態
の電子ビューファインダを備えた銀塩カメラの全体の電
気的な概略構成を示す機能ブロック図である。
【0039】<電子ビューファインダを備えた銀塩カメ
ラの構成>この図1に示す本実施の形態例における電子
ビューファインダを備えた銀塩カメラは、各部を制御す
るCPU100と、CCDにより撮像して画像用LCD
に画像表示を行う電子ビューファインダ部200と、銀
塩フィルムに撮影を行う銀塩カメラ部300とに大別す
ることができる。なお、CPU100と電子ビューファ
インダ部200により、固体撮像素子により撮像するカ
メラを構成することができる。
【0040】なお、この実施の形態例の説明では、銀塩
フィルムに対するものを撮影と言うことにし、CCDに
対するものを撮像と呼ぶことにするが、いずれも請求項
で言う撮像に含まれるものである。
【0041】ここで、CPU100は各部を制御する制
御手段を構成しており、後述する各種制御を行ってい
る。また、所定の演算を行う演算手段をも構成してい
る。また、電源回路101は、図1に示す電子ビューフ
ァインダを備えた銀塩カメラ全体の各部に必要な+5
V、+3.3V、+15V、−9V等を、CPU100
からの指示に基づいて昇圧して生成している。
【0042】また、電子ビューファインダ部200は、
レンズ211、CCD用絞り(第1可変絞り)212、
撮像素子としてのCCD213等で構成される撮像光学
系(第1撮像光学系)210と、レンズ駆動回路22
1、絞り駆動回路222、絞り位置検出回路224、C
CD駆動回路223等で構成される撮像処理回路系22
0と、CCD213から得られるアナログ画像信号を所
定の増幅率で増幅するAGC回路250と、A/D変換
回路261、デジタル画像信号に画像処理を施す信号処
理回路262、画像蓄積用のメモリ263、D/A変換
回路264で構成されるデジタル画像データ回路系26
0と、文字挿入回路271、LCD駆動回路272、画
像用LCD273で構成される表示系270と、により
構成されている。
【0043】このような電子ビューファインダ部200
において、レンズ211、CCD用絞り212等の光学
系210を介して得られた光画像は、CCD213の受
光面に結像する。
【0044】また、このとき、このレンズ211及び絞
り212は、それぞれレンズ駆動回路221及び絞り駆
動回路222により駆動されている。また、絞り212
の絞り位置は絞り位置検出回路224により検出され
る。
【0045】レンズ駆動回路221は、例えばステッピ
ングモータにより構成され、CPU100の制御によっ
てレンズ位置を変化させ、被写体の光学的なピント面を
CCD213上に適正に合わせるものである。また、絞
り駆動回路222は、CPU100の制御によって光学
的に絞り値を変化させる。
【0046】CCD213から出力されるアナログ画像
信号は、またAGC回路250により利得の調整が行わ
れ、必要に応じてダイナミックレンジ拡大のためのニー
処理などが行われる。
【0047】そして、アナログ画像信号がA/D変換回
路261によってデジタル画像信号に変換された後、信
号処理回路262で輝度処理や色処理,電子ズームなど
が施されてデジタルビデオ信号(例えば、輝度信号
(Y)と色差信号(Cr,Cb)に変換されて、メモリ
263に記憶される。
【0048】メモリ263に記憶されるディジタルビデ
オ信号はD/A変換回路264によりアナログビデオ信
号に戻され、文字挿入回路271により所定の文字情報
がスーパーインポーズされ、画像用LCD273に表示
される。この際、通常はCCD213で得られた画像が
1フィールド若しくは1フレーム毎に更新されてリアル
タイムで表示されており、後述する銀塩カメラ部300
での撮影が行われた場合にはフィルム撮影時の画像が静
止画として表示される。このような制御は、CPU10
0の指示に基づいて行われる。
【0049】また、銀塩カメラ部300は、電源スイッ
チ311、レリーズスイッチ312、モード設定スイッ
チ313、スイッチ検出回路314、日付等を表示する
データ用LCD315等で構成される操作表示系310
と、レンズ321、フィルム用絞り兼用シャッタ(第2
可変絞り)322、J135やIX−240等のフィル
ム323、フィルムデータ読取回路324等で構成され
る撮像光学系(第2撮像光学系)320と、レンズ駆動
回路331、シャッタ駆動回路332、絞り値検出回路
333、フィルム駆動回路334等で構成される撮影系
330と、ストロボ制御回路341、Xeランプ342
等で構成されるストロボ系340と、測光回路351
と、測距回路361と、により構成されている。
【0050】なお、この実施の形態例におけるストロボ
系340が、請求項に言うフラッシュ機構を構成してい
る。したがって、ストロボ発光がフラッシュ機構の発光
を意味している。
【0051】このような銀塩カメラ部300において、
レンズ321、フィルム用絞り兼用シャッタ322等の
光学系320を介して得られた光画像は、フィルム32
3の受光面に結像する。
【0052】また、このとき、このレンズ321及び絞
り兼用シャッタ322は、それぞれレンズ駆動回路33
1及びシャッタ駆動回路332により駆動されている。
また、絞り兼用シャッタ322の絞り値は絞り値検出回
路333により検出される。
【0053】レンズ駆動回路331は、例えばステッピ
ングモータにより構成され、CPU100の制御によっ
てレンズ位置を変化させ、被写体の光学的なピント面を
フィルム323上に適正に合わせるものである。また、
シャッタ駆動回路332は、CPU100の制御によっ
て光学的に絞り値を変化させたり、シャッタの開閉を駆
動する。また、操作表示系310の操作により、CPU
100がフィルム駆動回路334にフィルム給送の駆動
を行わせる。この際に、測光回路351や測距回路36
1で得られた測光値や測距値を参照している。
【0054】また、測光回路351で得られた測光値が
所定の値未満である場合には、測距回路で得られた測距
値も参照してストロボ制御回路341にストロボ発光を
指示する。
【0055】<電子ビューファインダを備えた銀塩カメ
ラの動作> フラッシュマチック制御:ここで、図2のフローチャー
トを参照してストロボ発光を伴った撮影(ストロボ撮
影)に関する電子ビューファインダを備えた銀塩カメラ
の一連の動作を説明する。
【0056】尚、ここに示す図2のフローチャートは、
メインの撮影処理ルーチンからコールされるストロボ撮
影に関するルーチンである。すなわち、測光回路351
から得られた測光値により、被写体にストロボを照射す
る必要があるとCPU100が判断した場合における処
理である。
【0057】この場合において、CPU100はレリー
ズスイッチ312が押下されるのを待っており(図2S
1)、レリーズスイッチ312が押下されると測光回路
351に測光を、測距回路361に測距を指示する(図
2S2)。
【0058】そして、得られた測光値及び測距値を参照
して、ストロボ撮影の際のフラッシュマチック制御の絞
り値を、CPU100が演算により求める(図2S
3)。尚、フラッシュマチック制御とは、ストロボの発
光量は制御せずにフルパワーで発光させ、被写体までの
距離と絞り値との積がストロボのガイドナンバーに等し
くなるようにして絞り値を決定する制御をいう。
【0059】ここで、絞り駆動回路222によりCCD
用絞り212を最小口径になるようにセットし(図2S
4)、シャッタ駆動回路332によりフィルム用絞り兼
用シャッタ322に開指示を与える(図2S5)。この
開指示により、フィルム用絞り兼用シャッタ322はフ
ラッシュマチック制御の演算により定められた絞り値
で、一定の露光時間(シャッタ秒時)の露光を行う。
【0060】そして、フィルム用絞り兼用シャッタの絞
り値とCCD用絞り212の絞り値との時間的ずれを調
整するために時間調整を行う(図2S6)。この時間調
整は、後述するようにストロボ発光のタイミングにおけ
る双方の絞りの状態が異なるためである。
【0061】この時間調整の後、CCD用絞り212を
開放に向けて駆動開始し、CCD駆動回路223による
電子シャッタの電荷掃き捨て動作を停止して電荷の蓄積
(露光)を開始させる(図2S7)。
【0062】ここで、CCD用絞り212の開口径が変
化している期間の、前述したフラッシュマチック制御の
演算により定められた適正絞り値になるタイミングで、
CPU100はストロボ制御回路341に発光指示(X
TRG)を与え、Xeランプ342を発光させる(図2
S8,S9)。
【0063】そして、ストロボ発光の後、所定の露光時
間(シャッタ秒時)が経過した後(図2S10)に、フ
ィルム用絞り兼用シャッタ322を閉じてフィルム露光
を終了させ(図2S11)、同時にCCD213の電荷
蓄積を停止させる(図2S12)よう、CPU100が
各部に指示を与える。
【0064】このようにしてフィルム撮影とCCD撮像
とが完了した時点で、撮像した画像データをメモリ26
3に記憶させ、これをフリーズして画像用LCD273
に表示し続けるよう、CPU100が電子ビューファイ
ンダ部200の各部に指示を与える(図2S13)。
【0065】これと並行して、CPU100はフィルム
駆動回路334にフィルムの給送を指示し、次のフィル
ム撮影に備えるようにする。尚、静止画の画像表示に伴
って、必要に応じて、撮影に関するデータを文字挿入回
路271により文字情報として画像にスーパーインポー
ズして画像表示を行うようCPU100が指示を与え
る。また、この静止画としての画像表示は、次のフィル
ム撮影開始準備があるまで続けるようにする。また、C
CD用絞り212については、必要な時に閉じるように
すればよい。
【0066】以上説明したような電子ビューファインダ
を備えた銀塩カメラでは、1回のストロボ発光で、安定
した露出で、銀塩フィルムと固体撮像素子との両方に適
正な露出を与えることが可能になる。
【0067】また、銀塩フィルムの撮影と電子ビューフ
ァインダ部の撮像との両方において、フラッシュマチッ
ク制御のストロボを使用したことで、良好な露出が得ら
れるようになる。
【0068】さらに、CCD用絞り212の絞り値を変
化させている際中にストロボ発光を行っているため、ス
トロボ発光時以外には、ストロボ発光時より絞りが開い
た状態の露光期間が存在することになる。従って、主な
被写体より遠方に存在する背景にも余分な露光が行える
ようになり、背景とストロボ発光により適正露出になっ
た被写体との露光量の差を小さくすることが可能にな
る。
【0069】この様子を図3に示す。ここに示すもの
は、CCD用絞り212の絞り値が変化している期間に
おいて発光絞り値になった時点で、1回の発光で銀塩フ
ィルムと固体撮像素子とを同時に露光させるべくストロ
ボを発光させ、発光絞り値より絞りが開いた状態で一定
時間の露光を行わせる新たな手法である。
【0070】この新たな手法によれば、図3のストロボ
発光後のCCD用絞り212がさらに開いた状態の部分
(ハッチング部分)で背景に余分に露光がなされて、背
景が極端なアンダーになることを防止できるようにな
る。
【0071】なお、この図3ではCCD用絞り212が
開く際にストロボ発光を行うようにしているが、CCD
用絞り212が閉じる際にストロボ発光を行うように制
御することも可能である。
【0072】また、このようにCCD用絞り212の絞
り値を変化させる制御の場合に、フィルム用絞り兼用シ
ャッタ322を一定にしておく制御と、フィルム用絞り
兼用シャッタ322を変化させる制御とが考えられる。
これらいずれの場合でも、上述した効果は失われないま
た、両方の絞りを変化させる制御の場合に、CPU10
0が決定した絞り値に同一タイミングで一致させるに
は、少なくとも一方の絞りの動作開始タイミングをずら
すなどして、動作を相対的にシフトさせるようにすれば
よい。
【0073】この様子を図4に示す。図4(a)は双方
の絞りが同時に動作開始した場合であり、CPU100
が決定した絞り値に達する時点(ストロボ発光タイミン
グ)が一致していない様子を模式的に示している。この
ような場合には、図4(b)に示すように、少なくとも
一方の絞りの動作開始タイミングをずらすことで相対的
にシフトさせて、CPU100が決定した絞り値に達す
る時点(ストロボ発光タイミング)を一致させている。
また、フィルムの感度が変われば、CPU100が決定
する絞り値も変化するため、このような処理によってス
トロボ発光タイミングを一致させることが好ましい。
【0074】また、銀塩フィルム323とCCD213
との感度が相違する場合であっても、ストロボ発光の発
光量に合わせて、銀塩フィルム側の絞り値を変化させ、
CCD側の絞り変化のタイミングに合わせて発光タイミ
ングを制御するだけで、銀塩フィルム323とCCD2
13とを1回のストロボ発光で同時に露光することが容
易に行える。
【0075】そして、フィルム用絞り兼用シャッタ32
2を一定にした状態でストロボ発光を行った後に、一定
な発光絞り値より絞り値を変化させた状態(さらに開い
た状態)で銀塩フィルムに所定の露光を行わせることも
可能である。この手法によれば、絞り値を変化させた部
分で背景に余分に露光がなされて、背景が極端なアンダ
ーになることを防止できるようになる。
【0076】この結果、CCD用絞り212とフィルム
用絞り兼用シャッタ322の両方を変化させつつストロ
ボを発光させているので、ストロボ発光時に銀塩フィル
ムとCCDとの双方に適正な露光を与えることが可能に
なる。
【0077】すなわち、ダイナミックレンジの狭いCC
Dにおいて主な被写体が適正露出になるようにストロボ
発光を行った場合にも、ストロボ光が届かない背景が暗
くなり過ぎることがなく、ラチチュードの広い銀塩フィ
ルムに近い描写が可能になる。
【0078】尚、オートストロボに代えてフラッシュマ
チック制御のストロボを用いたことで、調光する必要が
なくなってストロボ制御回路が簡易に構成でき、廉価,
小型にすることが可能になる。また、オートストロボに
代えてフラッシュマチック制御のストロボを用いたこと
で、露出が安定することになり、銀塩フィルムと固体撮
像素子との両方に適正な露出を与えることが可能にな
る。
【0079】図5はCCD用絞り212の構成の一例を
示す説明図である。ここで、CCD用絞り212は、絞
り板212aと絞り板212bとの2枚の有穴板から構
成されており、モータ等で構成された絞り駆動源222
aの回転により上記絞り板212a及び212bが駆動
されるように構成されている。
【0080】この図5に示す状態は絞りが最小口径にな
るようにセットされた状態であり、2枚の絞り板の穴の
重なりが最小になっている。図5中の矢印方向に絞り駆
動源222aが回転することにより2枚の絞り板も矢印
方向に駆動され、穴の重なりが大きくなる。そして、絞
りが最大口径になったときに、絞り位置検出用フォトイ
ンタラプタ224aにより、絞り位置検出信号が出力さ
れる。この絞り位置検出信号は、絞り位置検出回路22
4を経てCPU100に伝達される。
【0081】ところで、このCCD用絞り212は製品
の個体差や製造時に予測できない各種変化によって、最
小口径から最大口径に達するまでの時間が微妙に異なる
ことがある。すなわち、図6に示すように、時刻t0で
CCD用絞り212が最小口径にセットされ(図6
(b):t0)、時刻t1でCPU100からCCD用絞
り開放信号(図6(a):t1)が出力されて、最小口
径から開放(最大口径)に向けて駆動される。
【0082】この場合、上述した個体差により、図6
(c),,のように最大口径になるまでの所要時
間が異なる場合がある。このため、上述したようなスト
ロボ発光のタイミングを決定することが困難になること
が予想される。
【0083】そこで、本実施の形態例の電子ビューファ
インダを備えた銀塩カメラでは、電源投入時等におい
て、以下に述べるCCD用絞りキャリブレーション処理
を行うことにする。
【0084】図7はCPU100が電源投入時に行うC
CD用絞りキャリブレーション処理の処理概要を示すフ
ローチャートである。まず、電源投入を検知したCPU
100は各部の初期化の後に、CCD用絞り212を最
小口径にセットし(図7S1)、時間計測用のタイマを
セットする(図7S2)。
【0085】そして、絞り駆動回路222によりCCD
用絞り212を開放に向けて駆動する(図7S3)。そ
して、絞り位置検出回路224(絞り位置検出用フォト
インタラプタ224a)の検出結果によってCCD用絞
り212が最大口径になったことが確認できた時点(図
7S4)で、前述の時間計測用のタイマからCCD用絞
り移動時間(最小口径→最大口径)を取得する(図7S
5)。
【0086】そして、このCCD用絞り移動時間によ
り、CCD用絞り開放駆動スタートからの時刻と絞り値
とのテーブルを作成する(図7S6)。尚、製造時の調
整の際に予めテーブルが作成されている場合には、その
テーブルを記憶手段に記憶しておいて使用すればよい。
また、製造時に作成されたテーブルについて、さらに補
正若しくは校正を行うようにしてもよい。
【0087】このテーブルはCPU100の内部若しく
は外部の所定の記憶手段に記憶しておき、上述したスト
ロボ発光のタイミング決定の際にCPU100が読み出
して用いるようにする。
【0088】このように、この電子ビューファインダを
備えた銀塩カメラでは、被写体までの距離とストロボの
能力とから電子ビューファインダ部での露出が適正にな
るようなCCD用絞り212の絞り値を求め、演算手段
であるCPU100でキャリブレーション処理により別
途求めておいた絞り動作時間と絞り値との関係を参照
し、CCD用絞り212の絞り値が変化している期間に
おいて適正な値になったタイミングでストロボを発光さ
せるように制御している。
【0089】したがって、CPU100で求められた絞
りの動作時間と絞り値との関係を参照していることによ
り、上述したような銀塩フィルムの撮影とCCDの撮像
とを両立させる場合に、CCD側で正確に適正露出に制
御することが可能になる。
【0090】また、経時変化,温度変化,湿度変化な
ど、製造時には予測できない変化が後に生じた場合であ
っても、使用前(電源投入時等)にキャリブレーション
処理によりCPU100がCCD用絞り212を動作さ
せて絞りの動作時間と絞り値との関係を求めているため
に、適正絞り値と実際の発光絞り値との間にズレが生じ
ることはなく、露出が安定する。従って、銀塩フィルム
より受光面積の小さなCCDであっても、高精度な絞り
機構を設けることなく、適正な露出を得ることが可能に
なる。
【0091】この結果、CCDにおける被写体と背景と
の受光量の差が小さくなって、ストロボ発光時に銀塩フ
ィルムとCCDとの双方に適正な露光を与えることが可
能になる。
【0092】図8はストロボ発光時のCCD用絞り21
2の制御の様子を示す説明図である。なお、この図8で
は、シャッタ秒時の比較を容易にするために絞りの開閉
が瞬時に行われているように略垂直に示しているが、実
際にはある所定の時間をもって開閉が行われる。
【0093】この図8(a)は上述したフラッシュマチ
ック制御の際の露光期間において、CCD用絞り212
を発光絞り値で一定に保つ手法である。このようにする
ことで、CCD用絞り212の制御とストロボ発光タイ
ミングの制御が簡単になるという効果が生じる。
【0094】また、この図8(a)のCCD用絞り21
2一定の絞り制御の場合に、フィルム用絞り兼用シャッ
タ322も一定にしておく制御と、フィルム用絞り兼用
シャッタ322を動作中にしておく制御とが考えられ
る。これらいずれの場合でも、上述したCCD用絞り2
12の制御とストロボ発光タイミングの制御が簡単にな
るという効果は失われない。
【0095】そして、CCD用絞り212を一定にした
状態でストロボ発光を行った後に、一定な発光絞り値よ
り絞りをさらに開いた状態で所定の露光を行わせること
も可能である。この様子を図8(b)に示す。
【0096】この新たな手法によれば、図8(b)のス
トロボ発光後のCCD用絞り212がさらに開いた状態
の部分(ハッチング部分)で背景に余分に露光がなされ
て、背景が極端なアンダーになることを防止できるよう
になる。
【0097】なお、この場合には、ストロボ発光後に絞
り値を変化させればよく、閉じるようにしてもよい。な
お、アンダーを防止するためには、絞りをさらに開いて
所定の露光を行うことが好ましい。
【0098】すなわち、発光絞り値は被写体までの距離
により決定されていて被写体より後方に存在する背景が
アンダーになり易く、CCDの撮像結果を画像用LCD
273に表示すると銀塩フィルムの撮影結果よりも極端
に背景が暗く表示される傾向があるという従来の問題
を、CCD213のシャッタ秒時を長くすることなく解
消することが可能になる。
【0099】また、上述した図8のような手法以外に、
図3に示したように、CCD用絞り212の絞り値が変
化している期間において発光絞り値になった時点で、1
回の発光で銀塩フィルムと固体撮像素子とを同時に露光
させるべくストロボを発光させ、発光絞り値より絞りが
開いた状態で一定時間の露光を行わせることも可能であ
る。
【0100】この手法によれば、図3のストロボ発光後
のCCD用絞り212がさらに開いた状態の部分(ハッ
チング部分)で背景に余分に露光がなされて、背景が極
端なアンダーになることを防止できるようになる。
【0101】なお、この場合には、絞り値変化中にスト
ロボを発光させればよく、絞りを閉じる際にストロボ発
光させるようにしてもよい。すなわち、この図3ではC
CD用絞り212が開く際にストロボ発光を行うように
しているが、CCD用絞り212が閉じる際にストロボ
発光を行うように制御することも可能である。
【0102】このように、CCD用絞り212の絞り値
を変化させている際中にストロボ発光を行わせると共
に、適正絞り値より絞りが変化した状態で一定時間の露
光を行わせるようにしているので、ストロボ発光時以外
には、ストロボ発光時より絞りが変化した状態の露光期
間が存在することになる。従って、主な被写体より遠方
に存在する背景にも余分な露光が行えるようになり、背
景とストロボ発光により適正露出になった被写体との露
光量の差を小さくすることが可能になる。
【0103】この結果、CCDにおける被写体と背景と
の受光量の差が小さくなって、ストロボ発光時に銀塩フ
ィルムとCCDとの双方に適正な露光を与えることが可
能になる。
【0104】ところで、以上の実施の形態例では、スト
ロボ発光についてはフラッシュマチック制御であるとし
たが、オートストロボを使用することも可能である。こ
の場合には、CPU100がオートストロボの発光に適
した絞り制御を行えばよい。
【0105】すなわち、CPU100は、1回のストロ
ボ発光により銀塩フィルム撮影とCCD撮像とで適正な
露光が得られるように、CCD213の感度とCCD用
絞り212の絞り値とにおいて適正露出が得られる第1
の所定光量A1と、銀塩フィルム323の感度とフィル
ム用絞り兼用シャッタ322の絞り値とにおいて適正露
出が得られる第2の所定光量A2と、を求め、A1とA
2とが一致するように、少なくとも一方の側の絞り値を
制御する。
【0106】そして、CPU100からの発光指示を受
けたストロボ制御回路341は、両方の絞り値が決定し
た値に達した時点でストロボを発光させる。この際、検
出手段としての測光回路351がストロボ発光開始時点
より被写体の輝度を検出し、所定光量に達したことを検
出した時点で、発光制御手段としてのCPU100とス
トロボ制御回路341とがストロボ発光をすみやかに停
止させる。
【0107】また、ストロボ発光の完了後に両方の絞り
をさらに変化させて、所定時間の撮像を行わせるように
する。このようにすることで、背景に余分な露光がで
き、擬似夜景を防止することができる。
【0108】
【発明の効果】以上実施の形態例及び実施例と共に詳細
に説明したように、この明細書記載の各発明によれば以
下のような効果が得られる。
【0109】(1)本発明の撮像装置(固体撮像素子に
より撮像するカメラ)によれば、フラッシュ機構を発光
させた撮影を行った場合に、適正な露光量で撮影するこ
とが可能になる。
【0110】(2)本発明の撮像装置(電子ビューファ
インダを備えた銀塩カメラ)によれば、フラッシュ機構
を発光させた撮影を行った場合に、銀塩フィルムと固体
撮像素子とで適正な露光量で撮影することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例で使用する電子ビューフ
ァインダを備えた銀塩カメラの構成を示す機能ブロック
図である。
【図2】本発明の実施の形態例の電子ビューファインダ
を備えた銀塩カメラの動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明の実施の形態例の電子ビューファインダ
を備えた銀塩カメラにおけるストロボ発光時のCCD用
絞りの制御の様子を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態例の電子ビューファインダ
を備えた銀塩カメラの可変絞りの動作例を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態例の電子ビューファインダ
を備えた銀塩カメラのCCD用絞りの概略構成を示す構
成図である。
【図6】本発明の実施の形態例の電子ビューファインダ
を備えた銀塩カメラにおけるCCD用絞りの動作状態を
示すタイムチャートである。
【図7】本発明の実施の形態例の電子ビューファインダ
を備えた銀塩カメラにおけるCCD用絞りキャリブレー
ション処理の処理概要を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態例の電子ビューファインダ
を備えた銀塩カメラにおけるストロボ発光時のCCD用
絞りの制御の様子を示す説明図である。
【符号の説明】 100 CPU 101 電源回路 200 電子ビューファインダ部 210 光学系 211 レンズ 212 CCD用絞り 213 CCD 220 撮像処理回路系 221 レンズ駆動回路 222 絞り駆動回路 223 CCD駆動回路 224 絞り位置検出回路 250 AGC回路 260 画像データ系 263 画像蓄積用メモリ 270 表示系 273 画像用LCD 300 銀塩カメラ部 310 表示操作系 311 電源スイッチ 312 レリーズスイッチ 315 データ用LCD 320 光学系 321 レンズ 322 フィルム用絞り兼用シャッタ 323 フィルム 330 撮像系 331 レンズ駆動回路 332 シャッタ駆動回路 333 絞り値検出回路 340 ストロボ系 341 ストロボ制御回路 342 Xeランプ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を電気的画像信号に変換して撮
    像する撮像手段と、 該撮像手段への入射光束を絞る際の絞り値を変化させる
    ことが可能な可変絞りを備えた撮像光学系と、 被写体までの距離を測定する測距手段と、 被写体を照明するフラッシュ機構と、 前記測距手段によって測定された被写体までの距離と、
    前記フラッシュ機構の発光能力とから、前記撮像手段の
    電気的画像信号の信号レベルが適正になる絞り値を決定
    し、前記可変絞りを該絞り値に設定し、フラッシュ機構
    を発光させて前記撮像手段に撮像を行わせる制御手段
    と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記可変絞りの絞り値
    が変化している間であって、決定した絞り値になった時
    点で、前記フラッシュ機構を発光させることを特徴とす
    る請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、決定した絞り値に可変
    絞りを固定し、前記フラッシュ機構を発光させることを
    特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、決定した絞り値に可変
    絞りを固定して前記フラッシュ機構を発光させ、フラッ
    シュ機構発光後に可変絞りの絞り値を変えて所定時間の
    撮像を行わせることを特徴とする請求項1記載の撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 可変絞りを所定の絞り値より動作させた
    ときの動作時間と絞り値変化量との関係を記憶する記憶
    手段を有し、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された動作時間と
    絞り値変化量との関係を参照し、前記決定された絞り値
    が得られるように前記可変絞りを駆動してフラッシュ機
    構を発光させることを特徴とする請求項2記載の撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 被写体像を電気的画像信号に変換して撮
    像する撮像手段への入射光束を絞る際の絞り値を変化さ
    せることが可能な第1可変絞りを備えた第1撮像光学系
    と、 入射光束を絞る際の絞り値を変化させることが可能な第
    2可変絞りを備え、銀塩フィルムに撮像を行う第2撮像
    光学系と、 被写体までの距離を測定する測距手段と、 被写体を照明するフラッシュ機構と、 フラッシュ機構を発光させて前記第1撮像光学系及び前
    記第2撮像光学系で同時に撮像させる制御手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記測距手段によって
    測定された被写体までの距離と前記フラッシュ機構の発
    光能力とから、前記撮像手段での信号レベルが適正にな
    る前記第1可変絞りの絞り値と前記銀塩フィルムの露出
    が適正になる前記第2可変絞りの絞り値とを決定し、前
    記第1及び第2の可変絞りを該絞り値に設定し、フラッ
    シュ機構を発光させて前記第1撮像光学系及び前記第2
    撮像光学系で撮像させることを特徴とする請求項6記載
    の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、第1可変絞りの絞り値
    が変化している間であって、決定した絞り値になった時
    点で、前記フラッシュ機構を発光させることを特徴とす
    る請求項7記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記第1可変絞りを所定の絞り値より動
    作させたときの動作時間と絞り値変化量との関係を記憶
    する記憶手段を有し、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された動作時間と
    絞り値変化量との関係を参照し、前記決定された絞り値
    が得られるように前記第1可変絞りを駆動してフラッシ
    ュ機構を発光させることを特徴とする請求項8記載の撮
    像装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記第2可変絞りの
    絞り値が変化している間であって、決定した絞り値にな
    った時点で、前記フラッシュ機構を発光させることを特
    徴とする請求項8記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、決定した絞り値に第
    1可変絞りが達する時点と、決定した絞り値に第2可変
    絞りが達する時点とを一致させると共に、双方の絞り値
    が決定した絞り値に達した時点で前記フラッシュ機構を
    発光させることを特徴とする請求項10記載の撮像装
    置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、決定した絞り値に第
    2可変絞りを固定し、前記フラッシュ機構を発光させる
    ことを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、決定した絞り値に第
    2可変絞りを固定して前記フラッシュ機構を発光させ、
    フラッシュ機構発光後に第2可変絞りの絞り値を変えて
    所定時間の撮像を行わせることを特徴とする請求項12
    記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、決定した絞り値に第
    1可変絞りを固定し、前記フラッシュ機構を発光させる
    ことを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、第2可変絞りの絞り
    値が変化している間であって、決定した絞り値になった
    時点で、前記フラッシュ機構を発光させることを特徴と
    する請求項14記載の撮像装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、決定した絞り値に第
    1可変絞りを固定して前記フラッシュ機構を発光させ、
    フラッシュ機構発光後に第1可変絞りの絞り値を変えて
    所定時間の撮像を行わせることを特徴とする請求項14
    または請求項15のいずれかに記載の撮像装置。
  17. 【請求項17】 前記制御手段は、決定した絞り値に第
    1可変絞りを固定すると共に、決定した絞り値に第2可
    変絞りを固定し、前記フラッシュ機構を発光させること
    を特徴とする請求項14記載の撮像装置。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は、決定した絞り値に第
    1可変絞りを固定して前記フラッシュ機構を発光させ、
    フラッシュ機構発光後に第1可変絞りの絞り値を変えて
    所定時間の撮像を行わせることを特徴とする請求項7ま
    たは請求項17のいずれかに記載の撮像装置。
  19. 【請求項19】 被写体の輝度を検出する検出手段と、 該検出手段が前記フラッシュ機構の発光開始時点より被
    写体の輝度を検出し、所定光量に達したことを検出した
    時点で前記フラッシュ機構の発光を停止させる発光制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  20. 【請求項20】 前記制御手段は、前記撮像手段の感度
    と前記第1可変絞りの絞り値において適正露出が得られ
    る第1の所定光量と、前記銀塩フィルムの感度と前記第
    2可変絞りの絞り値において適正露出が得られる第2の
    所定光量と、において、1回のフラッシュ機構発光で、
    該第1の所定光量と該第2の所定光量とを一致させるこ
    とを特徴とする請求項19記載の撮像装置。
  21. 【請求項21】 前記制御手段は、決定した絞り値に第
    1可変絞りと第2可変絞りとが達した時点で前記フラッ
    シュ機構を発光させ、フラッシュ機構発光後に第1可変
    絞りと第2可変絞りの絞り値を変えて所定時間の撮像を
    行わせることを特徴とする請求項19または請求項20
    のいずれかに記載の撮像装置。
JP9253273A 1997-09-18 1997-09-18 撮像装置 Pending JPH1195293A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9253273A JPH1195293A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 撮像装置
US09/151,182 US6160960A (en) 1997-09-18 1998-09-10 Image pick-up apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9253273A JPH1195293A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1195293A true JPH1195293A (ja) 1999-04-09

Family

ID=17248997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9253273A Pending JPH1195293A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6160960A (ja)
JP (1) JPH1195293A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000338597A (ja) * 1999-05-31 2000-12-08 Fuji Photo Optical Co Ltd 複合カメラ
US6429422B1 (en) * 1999-11-12 2002-08-06 Hewlett-Packard Company Scanner navigation system with variable aperture
US6914624B1 (en) * 2000-11-13 2005-07-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Adaptive and learning setting selection process for imaging device
JP4105957B2 (ja) * 2002-03-12 2008-06-25 カシオ計算機株式会社 撮像装置及び撮像方法
US7978260B2 (en) * 2003-09-15 2011-07-12 Senshin Capital, Llc Electronic camera and method with fill flash function
JP5051965B2 (ja) * 2003-12-05 2012-10-17 株式会社ニコン 撮影用照明装置、カメラシステムおよびカメラ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921139A (ja) * 1972-06-15 1974-02-25
US4366501A (en) * 1978-04-23 1982-12-28 Canon Kabushiki Kaisha Image recording system
EP0196009A3 (en) * 1985-03-20 1987-01-14 Casio Computer Company Limited Electronic still camera
JPS63138886A (ja) * 1986-11-29 1988-06-10 Minolta Camera Co Ltd スチルカメラシステム
JP3234832B2 (ja) * 1992-01-31 2001-12-04 キヤノン株式会社 閃光発光制御装置
JP3263828B2 (ja) * 1992-11-09 2002-03-11 コニカ株式会社 ストロボ装置を備えたカメラ
US5867741A (en) * 1996-10-31 1999-02-02 Olympus Optical Co., Ltd. Camera for image pickup on film and also for electronic image-sensing
US5978016A (en) * 1997-02-20 1999-11-02 Eastman Kodak Company Electronic camera with internal fixed album memory

Also Published As

Publication number Publication date
US6160960A (en) 2000-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000047297A (ja) デジタルスチルカメラ
JP2008187615A (ja) 撮像素子、撮像装置、制御方法、及びプログラム
JP2505640Y2 (ja) カメラシステム
JP2000111979A (ja) 電子カメラ
JPH1195293A (ja) 撮像装置
JP2006135708A (ja) デジタルカメラ
JPH09269545A (ja) カメラ
JP2000111982A (ja) 電子カメラ
JP4488274B2 (ja) 電子カメラ
JP2005121834A (ja) 撮像方法、撮像装置、プログラム及び記憶媒体
JP3617057B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP4168600B2 (ja) 撮像装置及び露光補正方法
JP2010041380A (ja) 撮像装置
JP4423686B2 (ja) カメラ及び現像システム
JPH11298908A (ja) デジタルカメラの画像処理方法
JP2774291B2 (ja) 電子的撮像装置
JP2006017854A (ja) 撮像装置及び閃光発光装置
JPH11174543A (ja) カメラシステム
JP2022168738A (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2000253409A (ja) 撮像装置、撮像方法、記憶媒体
JPH112856A (ja) 電子ビューファインダを備えた銀塩カメラ
JP2003324648A (ja) カメラ
JP2005173386A (ja) カメラ
JP2005130213A (ja) 電子カメラ
JPH11282064A (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040316