JP2005130213A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブラケット撮影により撮影された複数の画像の比較が容易な電子カメラを提供する。
【解決手段】 1回のレリーズ操作に応じて撮影因子を変更しながら複数回の撮影を行う撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像データを記録媒体に記録させる記録手段とを有し、前記記録手段は、前記複数回の撮影によって生成された各画像データに、前記撮影因子の値の順番に関連づけたファイル名を付与して前記記録媒体に記録することを特徴とする電子カメラ。
【選択図】 図6










Description

本発明は撮像手段により撮像した被写体像を画像データファイルとして記録手段に記録する電子カメラに関するものである。
従来、電子カメラ或いは銀塩フィルムを使うカメラにおいても撮影露出やフラッシュ発光量或いはカラーバランスなどの撮影因子を所定量だけずらしながら一連の複数回の撮影を自動的に行ういわゆるブラケット撮影機能というものが知られている。ブラケット撮影機能が存在する理由としては撮影露出などの撮影因子は標準的なもので撮影する方が最終的に得られる画像が最適となる確率が高いものの、被写体条件等によっては例えば撮影露出がよりアンダーまたはオーバーである方が結果的に良い場合があるために、撮影因子を幾つか変えながらの撮影が自動的にできる機能があると便利であるためである。
このようなブラケット撮影機能においてはシャッターチャンスに強くするためには最適な画像となる確率が高い標準値撮影を最初に行うのが良いが、撮影された複数画像の結果を見比べるには撮影露出などのブラケット因子が変化している順番に並んでいる方が好ましい。
そこで特開2000−12185或いは特開2002−51250ではブラケット撮影機能を有する電子カメラにおいてブラケット因子の標準値撮影を最初に行ったとしても、電子カメラに付属するモニタ画面でブラケット撮影された複数画像を並べて表示する場合にはブラケット因子の順番にすることが提案されている。
特開2000−12185号公報 特開2002−51250号公報
しかし、一般的に電子カメラに付属するモニタ画面はコストや大きさ或いは消費電力の制約などがあって、多くの場合に1.5〜2インチ程度のTFT液晶パネルであり、解像度や色再現の面には限界があり撮影画像の詳細な比較には向いていない。そこで多くのユーザーは電子カメラでブラケット撮影された画像の比較には撮影された画像ファイルをパーソナルコンピュータに取り込み画像ビューワーソフトなどを使ってCRT等のモニター上に表示させるが、上記特開2000−12185或いは特開2002−51250等のように電子カメラに付属するモニタ画面でブラケット撮影された複数画像を並べて表示する場合にはブラケット因子の順番にするという機能だけではこうした場合にはブラケット因子の順番には並ばないので不便である。
そこで本願の発明では、撮像手段により撮像した被写体像を画像データファイルとして記録手段に記録する電子カメラにおいて、撮影因子を所定量ずらしながら複数回の撮影を自動的に行うブラケット撮影設定手段を有し、該ブラケット撮影設定手段によりブラケット撮影の設定が行われた場合には、ブラケットを行う撮影因子の標準値撮影を第1回目の撮影として行い、第2回目以降にブラケットを行う撮影因子の標準値以外の撮影を行い、前記複数回の撮影画像を画像データファイルとして生成する際に撮影順序に関わらずブラケットを行った撮影因子の値の順番にファイル名を与えて記録媒体に記録することを特徴とする電子カメラを提案して、ブラケット撮影された画像の比較のために撮影された画像ファイルをパーソナルコンピュータに取り込み画像ビューワーソフトなどを使って表示させた場合にもブラケット因子の順に画像がならび、かつ撮影上も標準値撮影のものが最初に行われるというシャッターチャンスにも強いという電子カメラとすることを目的とする。
また、本願発明の電子カメラは、1回のレリーズ操作に応じて撮影因子を変更しながら複数回の撮影を行う撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像データを記録媒体に記録させる記録手段とを有し、前記記録手段は、前記複数回の撮影によって生成された各画像データに、前記撮影因子の値の順番に関連づけたファイル名を付与して前記記録媒体に記録することを特徴とする。
以上説明したように本願の発明の電子カメラでは、撮像手段により撮像した被写体像を画像データファイルとして記録手段に記録する電子カメラにおいて、撮影因子を所定量ずらしながら複数回の撮影を自動的に行うブラケット撮影設定手段を有し、該ブラケット撮影設定手段によりブラケット撮影の設定が行われた場合には、ブラケットを行う撮影因子の標準値撮影を第1回目の撮影として行い、第2回目以降にブラケットを行う撮影因子の標準値以外の撮影を行い、前記複数回の撮影画像を画像データファイルとして生成する際に撮影順序に関わらずブラケットを行った撮影因子の値の順番にファイル名を与えて記録媒体に記録することを特徴とし、ブラケット撮影された画像の比較のために撮影された画像ファイルをパーソナルコンピュータに取り込み画像ビューワーソフトなどを使って表示させた場合にもブラケット因子の順に画像がならび、かつ撮影上も標準値撮影のものが最初に行われるというシャッターチャンスにも強いという効果がある。
以下に本発明の実施例について説明する。
図1は本発明を実施したカメラにおける主として光学部材等の配置を断面図にて表わしたものである。本図においてはレンズ交換可能ないわゆる一眼レフタイプのカメラの構成を示しているが、1はカメラ本体、2は交換レンズ、3はフラッシュ装置である。カメラ本体1において10はメカニカルシャッター、11は光学的ロウパスフィルター、12は例えばCMOSやCCDといったエリアの蓄積型光電変換素子からなる撮像素子、13は半透過性の主ミラー、14は第1の反射ミラーで主ミラー13と第1の反射ミラー14はともに撮影時には上部に跳ね上がる。
15は第1の反射ミラー14による撮像素子面12と共役な近軸的結像面、16は第2の反射ミラー、17は赤外カットフィルター、18は2つの開口部を有する絞り、19は2次結像レンズ、20は焦点検出用センサーである。焦点検出用センサー20は例えばCMOSやCCDといったエリアの蓄積型光電変換素子からなり、図2に示すように絞り18の2つの開口部に対応して多数分割された受光センサー部が20Aと20Bとの2対のエリアの構成になっている。
また、受光センサー部20Aと20Bに加えて、信号蓄積部や信号処理用の周辺回路などが同一チップ上に集積回路として作り込まれる。第1の反射ミラー14から焦点検出用センサー20までの構成は、特開平9−184965等に詳細に記載されているように、撮影画面内の任意の位置での像ずれ方式での焦点検出を可能とするものである。
21は拡散性を有するピント板、22はペンタプリズム、23は接眼レンズ、24は第3の反射ミラー、25は集光レンズ、26は被写体の輝度に関する情報を得るための測光用センサーである。測光用センサー26は例えばシリコンフォトダイオード等の光電変換素子からなり、図3に例示するように格子状に複数分割された受光センサー部を有した構成になっており撮影画面の略全体を視野としている。
図示したように本例では受光視野内を7列×5行=35分割としている。35分割された各受光部に対してはPD1〜PD35と呼ぶこととする。受光センサー部以外に信号増幅部や信号処理用の周辺回路などが同一チップ上に集積回路として作り込まれることは周知である。
ピント板21、ペンタプリズム22、接眼レンズ23によってファインダー光学系が構成される。測光用センサー26には主ミラー13によって反射されてピント板21によって拡散された光線のうち光軸外の一部が入射する。
図4は前記した焦点検出用センサー20等による焦点検出手段による撮影画面内の焦点検出位置と35分割された測光用センサー26との対応位置関係を表した図である。本例では撮影画面内の焦点検出位置をS0からS2までの3点の例とし、焦点検出位置S0は測光用センサー26の受光部PD18に対応した位置にて焦点検出を行う。
さらに、図示のように焦点検出位置S1は測光用センサー26の受光部PD16に対応した位置にて焦点検出を行い、焦点検出位置S2は測光用センサー26の受光部PD20に対応した位置にて焦点検出を行うものとする。
図1の説明に戻る。27は撮影レンズを取り付けるマウント部、28は撮影レンズと情報通信を行うための接点部,29はフラッシュ装置3を取り付けるための接続部であり、フラッシュ装置との通信等を行う信号接点を含む。交換レンズ2において30a〜30eは撮影レンズを構成する各光学レンズ,31は絞り、32はカメラ本体と情報通信を行うための接点部、33はカメラに取り付けられるためのマウント部である。
フラッシュ装置3において34はキセノン管、35は反射笠、36はフレネル板、37はキセノン管34の発光量をモニターするためのモニターセンサー、38はカメラ本体1にフラッシュ装置3を取り付けるための取り付け部であり、カメラ本体1との通信等を行う信号接点を含む。
図5は本発明を実施したカメラ本体1とその交換レンズ2及びフラッシュ装置3の電気回路の構成例を表わすブロック図である。カメラ本体1において41は例えば内部にALU、ROM、RAMやA/Dコンバータ、タイマー、シリアル通信ポート(SPI)等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータによる制御手段でありカメラ機構等の全体制御を行う。制御手段41の具体的な制御シーケンスについては後述する。焦点検出用センサー20及び測光用センサー26は図1等に記載したものと同一である。焦点検出用センサー20及び測光用センサー26の出力信号は、制御手段41のA/Dコンバータ入力端子に接続される。
42はシャッター駆動手段であり制御手段41の出力端子に接続されて図1記載のメカニカルシャッター10を駆動する。43は信号処理回路であり制御手段41の指示に従って撮像素子12を制御して撮像素子12が出力する撮像信号をA/D変換しながら入力して信号処理を行い、画像信号を得る。また、得られた画像信号に対して各種の補正・補間処理、色変換処理、ゲイン変換処理、圧縮・伸張処理などの必要な画像処理を行う機能を有している。
44はSDRAM等による一時記憶手段であり撮像された画像信号を一時記憶する場合などに使われる。45はフラッシュROM等の不揮発性メモリ又は光ディスク等による記録媒体であり撮像され信号処理された画像ファイルを最終的に記憶する場合に使われる。記憶手段45はカメラ本体から着脱可能である。
46は第1のモータードライバであり、制御手段41の出力端子により制御されて第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14のアップ・ダウンを行う。48は液晶パネル等で構成されて撮影枚数や日付情報、露出情報等を表示する表示器であり、やはり制御手段41の出力信号に応じて各セグメントが点灯制御される。49はブラケット撮影モード設定手段、50はレリーズスイッチである。28は図1に記載した接点部であり、制御手段41のシリアル通信ポートの入出力信号が接続される。29は図1に記載したフラッシュ装置接続部であり、フラッシュ装置3と通信が可能なようにやはり制御手段41のシリアル通信ポートの入出力信号が接続される。
交換レンズ2において51は例えば内部にALU、ROM、RAMやタイマー、シリアル通信ポート(SPI)等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータによるレンズ制御手段である。52は第2のモータードライバでありレンズ制御手段51の出力端子に接続されて制御され、焦点調節を行うための第2のモーター53を駆動する。54は第3のモータードライバでありレンズ制御手段51の出力端子に接続されて制御され、図1にて記載した絞り31の制御を行うための第3のモーター55を駆動する。56は焦点調節レンズの繰り出し量すなわち被写体距離に関する情報を得るための距離エンコーダーであり、レンズ制御手段51の入力端子に接続される。
57は交換レンズ30がズームレンズである場合に撮影時の焦点距離情報を得るためのズームエンコーダーであり、レンズ制御手段51の入力端子に接続される。32は図1に記載した接点部であり、レンズ制御手段51のシリアル通信ポートの入出力信号が接続される。
交換レンズ2がカメラ本体1に装着されるとそれぞれの接点部28と32とが接続されてレンズ制御手段51はカメラ本体の制御手段41とのデータ通信が可能となる。カメラ本体の制御手段41が焦点検出や露出演算を行うために必要なレンズ固有の光学的な情報や、距離エンコーダー56或いはズームエンコーダー57に基づいた被写体距離に関する情報または焦点距離情報はレンズ制御手段51からカメラ本体の制御手段41へとデータ通信によって出力される。また、カメラ本体の制御手段41が焦点検出や露出演算を行った結果求められた焦点調節情報や絞り情報はカメラ本体の制御手段41からレンズ制御手段51へとデータ通信によって出力されて、レンズ制御手段51は焦点調節情報に従って第2のモータードライバ52を制御し、絞り情報に従って第3のモータードライバ54を制御する。
フラッシュ装置3において61は例えば内部にALU、ROM、RAMやA/Dコンバータ、タイマー、シリアル通信ポート(SPI)等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータによるフラッシュ制御手段であり、62はキセノン管34の発光に必要な300V程度の高圧電圧を作る昇圧部、キセノン管34及びモニターセンサー37は図1に記載したものと同一である。
フラッシュ装置3がカメラ本体1に装着されるとそれぞれの接続部38と29が接続されてフラッシュ制御手段61はカメラ本体の制御手段41とのデータ通信が可能となる。フラッシュ制御手段61はカメラ本体の制御手段41からの通信内容に従って昇圧部62を制御してキセノン管34の発光開始や発光停止を行うとともに、モニターセンサー37の検出量をカメラ本体の制御手段41に対して出力する。
続いて図のフローチャートに従ってカメラ本体の制御手段41の本発明に関わる具体的な動作シーケンスについて説明する。不図示の電源スイッチがオンされて制御手段41が動作可能となると、図6の(101)のステップより実行する。尚、図6のフローチャートで説明する動作シーケンスは撮影露出を所定量だけずらしながら3回撮影を行う露出のブラケットモードがブラケット設定手段49により設定された場合の動作について表している。
(101)焦点検出用センサー20に対して制御信号を出力して、信号蓄積を行う。蓄積が終了すると焦点検出用センサー20に蓄積された信号を読み出しながらA/D変換を行う。さらに読み込まれた各デジタルデータに対してシェーディング等の必要な各種のデータ補正を行う。
(102)焦点検出を行うために必要なレンズ情報等をレンズ制御手段51より入力し、これと焦点検出用センサー20から得られているデジタルデータより撮影画面各部の焦点状態を演算する。さらに画面内の焦点を合わせるべき領域をS0〜S2の中から決定する。あらかじめ操作部材などにより指定されている領域があるならばそれに従っても良い。
決定された領域における焦点状態に従って合焦となるためのレンズ移動量を算出し、算出されたレンズ移動量をレンズ制御手段51に出力する。これに従ってレンズ制御手段51は焦点調節用レンズを駆動するように第2のモータードライバ52に信号出力して、第2のモーター53を駆動する。これにより撮影レンズは被写体に対して合焦状態となる。
(103)測光用センサー26より35分割された各受光部PD1〜PD35の信号を読み出しながらA/D変換を行い画面各部の輝度情報を入力し、さらに必要なレンズ情報等をレンズ制御手段51より入力して、入力された画面各部の輝度情報の補正を行い、各受光部毎の被写体輝度情報を得る。
(104)得られた各受光部毎の被写体輝度情報より焦点検出部分に対応した分割部の輝度情報に重み付けを置いて画面全体の輝度EV1を算出する。この画面全体の輝度EV1は標準値としての撮影用の輝度である。算出された画面全体の輝度情報EV1に基づいて撮影に最適な撮像素子12の蓄積時間(すなわちシャッター速度)と絞り値を所定のプログラム線図より決定し表示器48に表示する。シャッター速度又は絞り値の一方が予めプリセットされている場合は、そのプリセット値と組み合わせて最適な露出となる他方の因子を決定する。
(105)レリーズスイッチ50がオンされるのを待つ。オンされていなければ前記(101)に戻るが、もしも、オンされると(106)へ進む。(106)第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14を跳ね上げる。続いて前記(104)のステップにて演算された絞り値情報をレンズ制御手段51に対して出力する。この情報に従ってレンズ制御手段51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより撮影レンズは絞り込み状態となる。
(107)シャッター駆動手段42に対して信号出力を行い、シャッター10を開放状態とする。これにより撮像素子12には撮影レンズからの光線が入射して撮像が可能となる。前記(104)のステップにて演算された蓄積時間にしたがって撮像素子12の蓄積時間を設定して撮像を撮像素子12によって行うように信号処理回路43に対して指示を出す。これで標準値露出による1回目の撮像が行われる。撮像が終了するとシャッター駆動手段42に対して信号出力を行い、シャッター10を遮光状態とする。これにより撮像素子12に対する撮影レンズからの光線が遮断される。
(108)レンズ制御手段51に対して絞り31を開放するように情報出力する。この情報に従ってレンズ制御手段51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより撮影レンズは絞り開放状態となる。さらに、第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14をダウンさせる。
(109)1回目撮像分の撮像画像情報を撮像素子12からA/D変換しながら読み出して、一時記憶手段44に記憶するように信号処理回路43に対して指示を出す。
(110)標準値としての撮影用の輝度EV1に対して所定量ΔEだけ加算して露出アンダー撮影用の輝度値EV2を算出する。ΔEはブラケット設定手段49により設定されているものとする。算出された輝度情報EV2に基づいて撮影に最適な撮像素子12の蓄積時間(すなわちシャッター速度)と絞り値を所定のプログラム線図より決定し表示器48に表示する。シャッター速度又は絞り値の一方が予めプリセットされている場合は、そのプリセット値と組み合わせて最適な露出となる他方の因子を決定する。
(111)第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14を跳ね上げる。続いて前記(110)のステップにて演算された絞り値情報をレンズ制御手段51に対して出力する。この情報に従ってレンズ制御手段51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより撮影レンズは絞り込み状態となる。
(112)シャッター駆動手段42に対して信号出力を行い、シャッター10を開放状態とする。これにより撮像素子12には撮影レンズからの光線が入射して撮像が可能となる。前記(110)のステップにて演算された蓄積時間にしたがって撮像素子12の蓄積時間を設定して撮像を撮像素子12によって行うように信号処理回路43に対して指示を出す。これでアンダー値露出による2回目の撮像が行われる。撮像が終了するとシャッター駆動手段42に対して信号出力を行い、シャッター10を遮光状態とする。これにより撮像素子12に対する撮影レンズからの光線が遮断される。
(113)レンズ制御手段51に対して絞り31を開放するように情報出力する。この情報に従ってレンズ制御手段51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより撮影レンズは絞り開放状態となる。さらに、第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14をダウンさせる。
(114)2回目撮像分の撮像画像情報を撮像素子12からA/D変換しながら読み出して、一時記憶手段44に記憶するように信号処理回路43に対して指示を出す。
(115)標準値としての撮影用の輝度EV1に対して所定量ΔEだけ減算して露出オーバー撮影用の輝度値EV3を算出する。ΔEはブラケット設定手段49により設定されているものとする。算出された輝度情報EV3に基づいて撮影に最適な撮像素子12の蓄積時間(すなわちシャッター速度)と絞り値を所定のプログラム線図より決定し表示器48に表示する。シャッター速度又は絞り値の一方が予めプリセットされている場合は、そのプリセット値と組み合わせて最適な露出となる他方の因子を決定する。
(116)第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14を跳ね上げる。続いて前記(115)のステップにて演算された絞り値情報をレンズ制御手段51に対して出力する。この情報に従ってレンズ制御手段51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより撮影レンズは絞り込み状態となる。
(117)シャッター駆動手段42に対して信号出力を行い、シャッター10を開放状態とする。これにより撮像素子12には撮影レンズからの光線が入射して撮像が可能となる。前記(115)のステップにて演算された蓄積時間にしたがって撮像素子12の蓄積時間を設定して撮像を撮像素子12によって行うように信号処理回路43に対して指示を出す。これでオーバー値露出による3回目の撮像が行われる。撮像が終了するとシャッター駆動手段42に対して信号出力を行い、シャッター10を遮光状態とする。これにより撮像素子12に対する撮影レンズからの光線が遮断される。
(118)レンズ制御手段51に対して絞り31を開放するように情報出力する。この情報に従ってレンズ制御手段51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより撮影レンズは絞り開放状態となる。さらに、第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14をダウンさせる。
(119)3回目撮像分の撮像画像情報を撮像素子12からA/D変換しながら読み出して、一時記憶手段44に記憶するように信号処理回路43に対して指示を出す。(120)信号処理回路43に対して指示を出して2回目撮像分の撮像画像情報を一時記憶手段44から読み出して各種の補正並びに補間処理やホワイトバランス調整等の画像調整を行う。さらに調整が行われた撮像画像情報を記録ファイルフォーマットに圧縮変換してファイル名称を付して記録媒体45に記録するように信号処理回路43に対して指示を出す。
(121)信号処理回路43に対して指示を出して1回目撮像分の撮像画像情報を一時記憶手段44から読み出して各種の補正並びに補間処理やホワイトバランス調整等の画像調整を行う。さらに調整が行われた撮像画像情報を記録ファイルフォーマットに圧縮変換してファイル名称を付して記録媒体45に記録するように信号処理回路43に対して指示を出す。
(122)信号処理回路43に対して指示を出して3回目撮像分の撮像画像情報を一時記憶手段44から読み出して各種の補正並びに補間処理やホワイトバランス調整等の画像調整を行う。さらに調整が行われた撮像画像情報を記録ファイルフォーマットに圧縮変換してファイル名称を付して記録媒体45に記録するように信号処理回路43に対して指示を出す。
これで一連の撮影シーケンスが終了する。以上説明した一連のシーケンス順序について図7に従って説明する。撮影露出を所定量だけずらして3回撮影する場合に、図7(a)に示したようにまず第1回目として標準露出値での撮影を行い(ステップ107)、続いて第2回目として標準値に対して画像の明るさとしてマイナス方向となるアンダー露出値での撮影を行い(ステップ112)、最後に第3回目として標準値に対して画像の明るさとしてプラス方向となるオーバー露出値での撮影を行う(ステップ117)。
これら3回の撮像画像情報を一時記憶手段44に記憶した後、図7(b)に示したようにまずアンダー露出撮影が行われた2回目撮像分の撮像画像情報を信号処理してファイルとして記録し(ステップ120)、続いて標準露出撮影が行われた1回目撮像分の撮像画像情報を信号処理してファイルとして記録し(ステップ121)、最後にオーバー露出撮影が行われた3回目撮像分の撮像画像情報を信号処理してファイルとして記録する(ステップ122)。
多くの電子カメラにおいて画像ファイル生成時のファイル名称の附し方として記録する順番ごとに通し番号的な数字を与えるのが一般的となっていることから、図7(b)に示した例のように最初にファイル化されたアンダー露出撮影が行われた2回目撮像分の撮像画像に対してIMG0001.jpgといったファイル名が付され、2番目にファイル化された標準露出撮影が行われた1回目撮像分の撮像画像に対してIMG0002.jpgといったファイル名が付され、最後にファイル化されたオーバー露出撮影が行われた3回目撮像分の撮像画像に対してIMG0003.jpgといったファイル名が付されることになる。
電子カメラで撮影された画像をパーソナルコンピュータ上で一覧表示させることのできる画像ファイルビューワー用のアプリケーションソフトの多くはファイル名に従って画像の配列を決めて表示するようになっている。よって上記したような画像ファイル生成を行っておけばこうした画像ファイルビューワーソフトにて露出のブラケット撮影を行った画像ファイルを一覧表示させた場合に、やはり図7(c)に示した順番で最初にアンダー露出の画像、次に標準露出の画像、最後にオーバー露出の画像という並び方をする。
(実施例2)
露出ブラケット撮影の例で第1の実施例を説明したが、フラッシュ発光量のブラケット撮影の例として第2の実施例を説明する。図1から図5によって説明したカメラ各部の構成は第1の実施例の場合と同じである。図8のフローチャートに従ってカメラ本体の制御手段41の動作シーケンスについて説明する。不図示の電源スイッチがオンされて制御手段41が動作可能となると、図8の(201)のステップより実行する。尚、図8のフローチャートで説明する動作シーケンスはフラッシュの発光量を所定量だけずらしながら3回撮影を行うフラッシュ発光のブラケットモードがブラケット設定手段49により設定された場合の動作について表している。
(201)焦点検出用センサー20に対して制御信号を出力して、信号蓄積を行う。蓄積が終了すると焦点検出用センサー20に蓄積された信号を読み出しながらA/D変換を行う。さらに読み込まれた各デジタルデータに対してシェーディング等の必要な各種のデータ補正を行う。
(202)焦点検出を行うために必要なレンズ情報等をレンズ制御手段51より入力し、これと焦点検出用センサー20から得られているデジタルデータより撮影画面各部の焦点状態を演算する。さらに画面内の焦点を合わせるべき領域をS0〜S2の中から決定する。あらかじめ操作部材などにより指定されている領域があるならばそれに従っても良い。
決定された領域における焦点状態に従って合焦となるためのレンズ移動量を算出し、算出されたレンズ移動量をレンズ制御手段51に出力する。これに従ってレンズ制御手段51は焦点調節用レンズを駆動するように第2のモータードライバ52に信号出力して、第2のモーター53を駆動する。これにより撮影レンズは被写体に対して合焦状態となる。
(203)測光用センサー26より35分割された各受光部PD1〜PD35の信号を読み出しながらA/D変換を行い画面各部の輝度情報を入力し、さらに必要なレンズ情報等をレンズ制御手段51より入力して、入力された画面各部の輝度情報の補正を行い、各受光部毎の被写体輝度情報を得る。
(204)得られた各受光部毎の被写体輝度情報より焦点検出部分に対応した分割部の輝度情報に重み付けを置いて画面全体の輝度EvTを算出する。このようにして算出された画面全体の輝度情報に基づいて撮影に最適な撮像素子12の蓄積時間(すなわちシャッター速度)と絞り値を所定のプログラム線図より決定し表示器47に表示する。シャッター速度又は絞り値の一方が予めプリセットされている場合は、そのプリセット値と組み合わせて最適な露出となる他方の因子を決定する。
(205)レリーズスイッチ50がオンされるのを待つ。オンされていなければ前記(201)に戻るが、もしも、オンされると(206)へ進む。(206)フラッシュ制御手段61に通信してフラッシュの予備発光を指示する。これによりフラッシュ制御手段61はモニターセンサー37の出力信号に基づきキセノン管34が予め定められた予備発光量だけ発光するようにキセノン管34を発光させる。この予備発光が行われている間の被写体の輝度情報を得るために測光用センサー26より35分割された各受光部PD1〜PD35の信号を読み出しながらA/D変換を行い画面各部の予備発光時輝度情報を入力する。
続いて得られた各受光部毎の予備発光時の被写体輝度情報のうち主として焦点検出部分に対応した分割部の輝度情報に重点を置いた主被写体部の予備発光時輝度Pを算出する。
(207)上記(206)のステップで得られた主被写体部の予備発光時輝度情報Pは主被写体部における背景光とフラッシュの予備発光とが加算された状態での被写体輝度情報であるので、これをフラッシュの予備発光のみによる被写体輝度情報にする下記の演算を行う。
F=P−B
ここでBは前記(203)のステップで得られている各受光部毎の被写体輝度情報のうち上記(206)のステップで主被写体部の予備発光時輝度Pを算出した分割部と同部分から算出した主被写体部の背景光輝度情報である。
(208)演算された主被写体部の予備発光輝度F及び主被写体部の背景光輝度Bさらに(204)のステップで得られた画面全体輝度情報EvTよりフラッシュの予備発光に対する本発光のゲインG1を下記の式より演算する。
G1=log2 {(EvT−B)/F}
分子のEvT−Bは撮像に使うシャッター速度と絞り値の組み合わせによるEv値より主被写体に対する背景光による輝度情報を減算したものであるから、日中シンクロのように背景光が明るい状況であえてフラッシュを使う場合等を除いてはこの減算結果に見合う量だけフラッシュ光を主被写体に当てれば適正露出となる。分母のFは主被写体領域におけるフラッシュ予備発光のみによる輝度情報であるから、この式で求められるG1は予備発光の光量に対して本発光時に何倍の発光光量とすれば主被写体が背景光とフラッシュ光の合計光量で適正露出となるかを表している。尚、G1はフラッシュ発光量のブラケット撮影時における標準発光量のための発光ゲインである。
この演算されたG1に基づいてフラッシュの本発光量をフラッシュ制御手段61に通信する。
(209)第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14を跳ね上げる。続いて前記(204)のステップにて演算された絞り値情報をレンズ制御手段51に対して出力する。この情報に従ってレンズ制御手段51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより撮影レンズは絞り込み状態となる。
(210)シャッター駆動手段42に対して信号出力を行い、シャッター10を開放状態とする。これにより撮像素子12には撮影レンズからの光線が入射して撮像が可能となる。前記(204)のステップにて演算された蓄積時間にしたがって撮像素子12の蓄積時間を設定して撮像を撮像素子12によって行うように信号処理回路43に対して指示を出す。またこの撮像タイミングに同期してフラッシュ制御手段61に対してフラッシュの発光指示を与える。
フラッシュ制御手段61は発光指示に従って、(208)のステップにて演算されたG1に対応する発光量となるようにモニターセンサー37の出力信号に基づきキセノン管34を発光させる。これによって標準発光量のフラッシュ発光を伴った撮像が行われる。撮像が終了するとシャッター駆動手段42に対して信号出力を行い、シャッター10を遮光状態とする。これにより撮像素子12に対する撮影レンズからの光線が遮断される。
(211)レンズ制御手段51に対して絞り31を開放するように情報出力する。この情報に従ってレンズ制御手段51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより撮影レンズは絞り開放状態となる。さらに、第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14をダウンさせる。
(212)1回目撮像分の撮像画像情報を撮像素子12からA/D変換しながら読み出して、一時記憶手段44に記憶するように信号処理回路43に対して指示を出す。(213)フラッシュの標準発光量用ゲインG1に対して所定量ΔGだけ減算して発光量アンダー撮影用のゲインG2を算出する。ΔGはブラケット設定手段49により設定されているものとする。この演算されたG2に基づいてフラッシュの本発光量をフラッシュ制御手段61に通信する。
(214)第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14を跳ね上げる。続いて前記(204)のステップにて演算された絞り値情報をレンズ制御手段51に対して出力する。この情報に従ってレンズ制御手段51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより撮影レンズは絞り込み状態となる。
(215)シャッター駆動手段42に対して信号出力を行い、シャッター10を開放状態とする。これにより撮像素子12には撮影レンズからの光線が入射して撮像が可能となる。前記(204)のステップにて演算された蓄積時間にしたがって撮像素子12の蓄積時間を設定して撮像を撮像素子12によって行うように信号処理回路43に対して指示を出す。またこの撮像タイミングに同期してフラッシュ制御手段61に対してフラッシュの発光指示を与える。
フラッシュ制御手段61は発光指示に従って、(213)のステップにて演算されたG2に対応する発光量となるようにモニターセンサー37の出力信号に基づきキセノン管34を発光させる。これによってアンダー発光量のフラッシュ発光を伴った撮像が行われる。撮像が終了するとシャッター駆動手段42に対して信号出力を行い、シャッター10を遮光状態とする。これにより撮像素子12に対する撮影レンズからの光線が遮断される。
(216)レンズ制御手段51に対して絞り31を開放するように情報出力する。この情報に従ってレンズ制御手段51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより撮影レンズは絞り開放状態となる。さらに、第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14をダウンさせる。
(217)2回目撮像分の撮像画像情報を撮像素子12からA/D変換しながら読み出して、一時記憶手段44に記憶するように信号処理回路43に対して指示を出す。(218)フラッシュの標準発光量用ゲインG1に対して所定量ΔGだけ加算して発光量オーバー撮影用のゲインG3を算出する。ΔGはブラケット設定手段49により設定されているものとする。この演算されたG3に基づいてフラッシュの本発光量をフラッシュ制御手段61に通信する。
(219)第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14を跳ね上げる。続いて前記(204)のステップにて演算された絞り値情報をレンズ制御手段51に対して出力する。この情報に従ってレンズ制御手段51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより撮影レンズは絞り込み状態となる。
(220)シャッター駆動手段42に対して信号出力を行い、シャッター10を開放状態とする。これにより撮像素子12には撮影レンズからの光線が入射して撮像が可能となる。前記(204)のステップにて演算された蓄積時間にしたがって撮像素子12の蓄積時間を設定して撮像を撮像素子12によって行うように信号処理回路43に対して指示を出す。またこの撮像タイミングに同期してフラッシュ制御手段61に対してフラッシュの発光指示を与える。フラッシュ制御手段61は発光指示に従って、(218)のステップにて演算されたG3に対応する発光量となるようにモニターセンサー37の出力信号に基づきキセノン管34を発光させる。これによってオーバー発光量のフラッシュ発光を伴った撮像が行われる。撮像が終了するとシャッター駆動手段42に対して信号出力を行い、シャッター10を遮光状態とする。これにより撮像素子12に対する撮影レンズからの光線が遮断される。
(221)レンズ制御手段51に対して絞り31を開放するように情報出力する。この情報に従ってレンズ制御手段51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより撮影レンズは絞り開放状態となる。さらに、第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14をダウンさせる。
(222)3回目撮像分の撮像画像情報を撮像素子12からA/D変換しながら読み出して、一時記憶手段44に記憶するように信号処理回路43に対して指示を出す。(223)信号処理回路43に対して指示を出して2回目撮像分の撮像画像情報を一時記憶手段44から読み出して各種の補正並びに補間処理やホワイトバランス調整等の画像調整を行う。さらに調整が行われた撮像画像情報を記録ファイルフォーマットに圧縮変換してファイル名称を付して記録媒体45に記録するように信号処理回路43に対して指示を出す。
(224)信号処理回路43に対して指示を出して1回目撮像分の撮像画像情報を一時記憶手段44から読み出して各種の補正並びに補間処理やホワイトバランス調整等の画像調整を行う。さらに調整が行われた撮像画像情報を記録ファイルフォーマットに圧縮変換してファイル名称を付して記録媒体45に記録するように信号処理回路43に対して指示を出す。
(225)信号処理回路43に対して指示を出して3回目撮像分の撮像画像情報を一時記憶手段44から読み出して各種の補正並びに補間処理やホワイトバランス調整等の画像調整を行う。さらに調整が行われた撮像画像情報を記録ファイルフォーマットに圧縮変換してファイル名称を付して記録媒体45に記録するように信号処理回路43に対して指示を出す。
これで一連の撮影シーケンスが終了する。以上説明した一連のシーケンス順序についてやはり図7に従って説明する。フラッシュ発光量を所定量だけずらして3回撮影する場合に、図7(a)に示したようにまず第1回目として標準発光量での撮影を行い(ステップ210)、続いて第2回目として標準発光量に対して画像の明るさとしてマイナス方向となるアンダー発光量での撮影を行い(ステップ215)、最後に第3回目として標準値に対して画像の明るさとしてプラス方向となるオーバー発光量での撮影を行う(ステップ220)。
これら3回の撮像画像情報を一時記憶手段44に記憶した後、図7(b)に示したようにまずアンダー発光量撮影が行われた2回目撮像分の撮像画像情報を信号処理してファイルとして記録し(ステップ223)、続いて標準発光量撮影が行われた1回目撮像分の撮像画像情報を信号処理してファイルとして記録し(ステップ224)、最後にオーバー発光量撮影が行われた3回目撮像分の撮像画像情報を信号処理してファイルとして記録する(ステップ225)。
記録の際に図7(b)に示した例のように最初にファイル化されたアンダー露出撮影が行われた2回目撮像分の撮像画像に対してIMG0001.jpgといったファイル名が付され、2番目にファイル化された標準露出撮影が行われた1回目撮像分の撮像画像に対してIMG0002.jpgといったファイル名が付され、最後にファイル化されたオーバー露出撮影が行われた3回目撮像分の撮像画像に対してIMG0003.jpgといったファイル名が付されることにれば、やはりパーソナルコンピュータ上での画像ファイルビューワーソフトにて露出のブラケット撮影を行った画像ファイルを一覧表示させた場合に、やはり図7(c)に示した順番で最初にアンダー発光量の画像、次に標準発光量の画像、最後にオーバー発光量の画像という並び方をする。
尚、本発明は露出のブラケット撮影時、フラッシュ光量のブラケット撮影時のみならず画像のカラーバランスのブラケット撮影や撮影感度のブラケット撮影、さらには焦点調節位置のブラケット撮影などにも適用できる。また、ブラケット撮影枚数も3枚に限るものではない。また、ファイル生成順序を撮影順序とは異なりプラス値撮影分を第1に行い、続いて標準値撮影分を行い、最後にマイナス値撮影を行うようにしても同様な効果が得られる。
本発明を実施したカメラと交換レンズ及びフラッシュ装置の断面図 焦点検出用センサーの構成例を表わす図 測光用センサーの構成例を表わす図 焦点検出位置の例を示す図 カメラと交換レンズ及びフラッシュ装置の電気回路の構成例を表すブロック図 カメラの制御手段の動作フローチャート カメラの撮影順序と画像ファイル生成順序の関係を説明する図 第2の実施例におけるカメラの制御手段の動作フローチャート
符号の説明
1はカメラ本体
2は交換レンズ
3はフラッシュ装置
10はメカニカルシャッター
12は撮像素子
13は主ミラー
20は焦点検出用センサー
21はピント板
26は測光用センサー
34はキセノン管
35は反射笠
37はモニターセンサー
41はカメラ制御手段
43は信号処理回路
44は一時記憶手段
45は記録媒体
61はフラッシュ装置の制御手段


Claims (4)

  1. 撮像手段により撮像した被写体像を画像データファイルとして記録手段に記録する電子カメラにおいて、撮影因子を所定量ずらしながら複数回の撮影を自動的に行うブラケット撮影設定手段を有し、該ブラケット撮影設定手段によりブラケット撮影の設定が行われた場合には、ブラケットを行う撮影因子の標準値撮影を第1回目の撮影として行い、第2回目以降にブラケットを行う撮影因子の標準値以外の撮影を行い、前記複数回の撮影画像を画像データファイルとして生成する際に撮影順序に関わらずブラケットを行った撮影因子の値の順番にファイル名を与えて記録媒体に記録することを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記撮影因子は撮影露出、フラッシュ発光量、カラーバランス、撮影感度或いは焦点調節位置のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. ブラケット撮影された前記複数回の撮影による撮影画像情報を一時記憶する一時記憶手段を有し、前記複数回の撮影が終了した後にブラケットを行った撮影因子の値の順番に画像データファイルの生成を行うことを特徴とする請求項1及び2に記載の電子カメラ。
  4. 1回のレリーズ操作に応じて撮影因子を変更しながら複数回の撮影を行う撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像データを記録媒体に記録させる記録手段とを有し、
    前記記録手段は、前記複数回の撮影によって生成された各画像データに、前記撮影因子の値の順番に関連づけたファイル名を付与して前記記録媒体に記録することを特徴とする電子カメラ。















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