JP2000111979A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2000111979A
JP2000111979A JP10284539A JP28453998A JP2000111979A JP 2000111979 A JP2000111979 A JP 2000111979A JP 10284539 A JP10284539 A JP 10284539A JP 28453998 A JP28453998 A JP 28453998A JP 2000111979 A JP2000111979 A JP 2000111979A
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camera cpu
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/72Combination of two or more compensation controls

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影に先立って閃光装置を発光させて被写体
からの反射光を計測し、実際に撮影を行う際の閃光装置
の発光量を決める際に、閃光装置の発光エネルギの消費
抑制が可能な電子カメラを提供する。 【解決手段】 DSC(電子カメラ)100に内蔵され
るカメラCPU20は、撮影者による1回の撮影開始操
作に応答して2回の撮影を行う。カメラCPU20は、
1回目の撮影に同期して閃光装置200を発光させる。
そしてCCD4より出力される画像信号に基づいて2回
目の撮影に際しての閃光装置200の発光量を決定す
る。カメラCPU20は、CCD4から出力される画像
信号を増幅する際の増幅率を、2回目の撮影のときより
も1回目の撮影のときの方を高く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子カメラに関し、
さらに詳しくは閃光撮影に際して発光エネルギの消費抑
制が可能で露光量を高精度に制御できる電子カメラに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術に係る電子カメラの一例とし
て電子スチルカメラ(以下、本明細書中では「電子スチ
ルカメラ」を省略して「DSC」と称する)がある。D
SCは、撮影レンズにより形成される像をCCDやCM
OSセンサなどの固体撮像素子で撮像、すなわち光電変
換して得られる画像データをA/D変換し、JPEG等
の画像圧縮アルゴリズムにより圧縮して不揮発性のデー
タ記録装置に記録するものである。
【0003】上述した撮像に際して固体撮像素子の露光
時間の制御は電子シャッタにより行われる。すなわち、
露光時間の制御は銀塩フイルムを用いるカメラのように
機械式シャッタを開閉動作させて行うのではなく、固体
撮像素子の蓄積時間を制御して行う。このため、1/8
000秒などの高速秒時も容易に設定可能である。
【0004】ところで、銀塩フィルムを用いるカメラ、
特に撮影レンズ交換式のカメラでは、閃光撮影を行う際
に閃光装置の発光量を制御するためにTTL調光を用い
るものがある。TTL調光は、シャッタが開いて閃光装
置が発光している最中に、撮影レンズを通ってフイルム
の乳剤面に入射した被写体光のうち、乳剤面で乱反射さ
れた光を撮影光路外に配設されたセンサで検出し、検出
値の積算量が所定の値に達した時点で閃光装置の発光を
停止させるものである。TTL調光によれば、撮影レン
ズを実際に透過した光の量を検出して閃光装置の発光量
を制御することにより、高い調光精度すなわち閃光装置
の発光量の制御を行うことができる。
【0005】さらに、上述したTTL調光が可能なカメ
ラで閃光撮影をする場合に、撮影に先だって閃光装置を
予備発光させて、被写体からの反射光を測定するものも
ある。これは、撮影の直前に閃光装置を小光量で発光さ
せ、被写体からの反射光を閉じているフォーカルプレン
シャッタのシャッタ幕(羽根)に導き、シャッタ幕で乱
反射された光を上述のTTL調光用のセンサで検出する
ものである。このときに検出される光量や撮影距離、さ
らには被写界光(定常光)の測光結果等を考慮して、実
際の撮影に際しての閃光装置のTTL調光レベルを決定
するものである。予備発光を行うことにより、夜景をバ
ックにしたシーンや、金屏風などのように反射率の高い
ものを背景にしたシーンなどにおいても主要被写体と背
景との露光バランスに優れた写真を得ることができる。
以下、本明細書中では撮影に先だって閃光装置を予備発
光させて、被写体からの反射光を測定するものを「モニ
ター発光」と称する。
【0006】DSCで上述のTTL調光を行おうとした
場合、銀塩フイルムを用いるカメラのTTL調光方式を
そのまま用いることはできない。これは、固体撮像素子
の受光面も、この受光面を覆うカバーガラスも銀塩フイ
ルムの乳剤面と異なり、ほぼ鏡面に近い面状態となって
いるからである。つまり、鏡面では乱反射が殆ど起きる
ことがなく、上述したTTL調光用のセンサで検出でき
る光量はごく限られた量となってしまい、高精度の調光
が望めないからである。また、殆どのDSCでは撮像素
子に入射する被写体光の光量を制御するための機械式シ
ャッタを有しておらず、上述のモニター発光を行うのは
困難である。
【0007】そこで、撮影レンズと固体撮像素子との間
の光路中にビームスプリッタなどの導光光学系を配設し
て被写体光の一部を撮影光路外に導き、この光をセンサ
で検出してTTL調光を行うDSCがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したDSCでは、
撮影レンズと固体撮像素子との間の光路中に導光光学系
を配設するため、製造コストが高くなるとともにDSC
の大型化や重量増加、あるいは固体撮像素子の実効感度
の低下を招いていた。
【0009】また、モニター発光を行う場合には、閃光
装置の発光エネルギ、すなわち電池のエネルギを消費し
てしまって電池交換1回あたりの発光可能回数が減ると
いう問題と、モニター発光に際して被写体からの反射光
をセンサで検出する際に背景の輝度が高いと、背景から
の光(定常光)を拾ってしまって調光精度が低下してし
まうという問題とがあった。
【0010】本発明の目的は、安価かつ小型で、モニタ
ー発光に際して発光エネルギの消費抑制が可能であり、
閃光装置の調光精度に優れた電子カメラを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
に対応付けて以下の発明を説明する。 (1) 請求項1に記載の発明は、撮像素子4より出力
される画像信号を複数の増幅率で増幅可能な信号処理部
6と;閃光装置200を用いて撮影を行う場合に、本撮
影に先立って閃光装置200の発光を伴う予備撮影を行
い、予備撮影結果に基づいて本撮影時における閃光装置
200の発光量を決定し、本撮影を行う撮影動作制御手
段20と;予備撮影時における信号処理部の増幅率を、
本撮影時における増幅率よりも高く設定する増幅率変更
手段20とを有することにより上述した目的を達成す
る。 (2) 請求項2に記載の発明は、撮影動作制御手段2
0がさらに、予備撮影に際しての露光時間を本撮影に際
しての露光時間よりも短くするものである。
【0012】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0013】
【発明の実施の形態】− 第1の実施の形態 − 図1は、閃光装置200を挿脱可能なDSC100に本
発明を適用する例を示す図であり、DSC100および
閃光装置200の概略的構成を示している。
【0014】− DSCの内部構成 − DSC100の内部構成について説明すると、DSC全
体の撮影シーケンスを制御するカメラCPU20には電
源スイッチ、モード設定スイッチ、再生駒指定スイッ
チ、レリーズスイッチ等(以上不図示)からなる操作ス
イッチ22が接続される。撮影者がこの操作スイッチ2
2を操作するのに応じてカメラCPU20はDSC10
0の動作を制御する。
【0015】撮影目的に応じて交換可能にDSC100
へ装着される撮影レンズ2は、AF制御回路24に接続
される不図示のTTL位相差検出式焦点検出ユニットで
検出された撮影レンズ2の焦点位置情報に基づき、AF
制御回路24により駆動制御される。なお、AF制御回
路24は、いわゆる外光式のアクティブ式ないしパッシ
ブ式測距装置を用いるものであってもよい。あるいは、
撮影レンズ2の繰り出し/繰り込みを繰り返しながら後
述するCCD4から出力される画像信号に基づいて被写
体像のコントラスト変化を検出し、コントラストが値が
極大値を示す位置で撮影レンズ2を停止させる、いわゆ
る山登りコントラスト検出方式のものであってもよい。
【0016】CCD4の受光面には撮影レンズ2により
被写体像が形成され、CCD4はこの被写体像に基づく
画像信号をCCD4に接続される制御回路6に出力す
る。制御回路6は、CCD4から入力した画像信号に基
づいて求められる被写体輝度情報をカメラCPU20に
出力する。カメラCPU20は、この信号に基づいて後
述するようにCCD4の蓄積動作開始から終了までのタ
イミングを決定して制御回路6に制御信号を出力する。
以下、本明細書中ではCCD4の蓄積動作開始を「露光
開始」、蓄積動作終了を「露光終了」、蓄積動作開始か
ら蓄積動作終了までの時間を「シャッタ速度」あるいは
「露光時間」と称する。制御回路6は、カメラCPU2
0からの制御信号に基づいてCCD4の露光開始、終了
のタイミング制御を行うとともに、CCD4から出力さ
れる画像信号を所定の増幅率で増幅してA/D変換し、
画像処理回路8へ出力する。
【0017】画像処理回路8は、制御回路6より出力さ
れる画像信号に色補正などの処理を施し、画像処理回路
8に接続されるフレームメモリ10に出力する。以上に
より、CCD4で撮像された画像のデータがフレームメ
モリ10に一時的に記録され、この画像データに基づく
画像が表示装置12に表示される。
【0018】フレームメモリ10には、画像データをJ
PEG等の画像データ圧縮アルゴリズムに基づいて圧縮
・解凍するための圧縮・解凍処理部14およびコネクタ
16を介して記録メディア18が接続され、圧縮・解凍
処理部14で圧縮処理された画像データは順次記録メデ
ィア18に転送される。この記録メディア18にはCF
カード、あるいはスマートメディアなどと称されるフラ
ッシュメモリ等の不揮発性記憶装置が用いられ、コネク
タ16を介して抜き差し可能に構成される。
【0019】以上に説明した、制御回路6、画像処理回
路8、フレームメモリ10、圧縮・解凍処理部14、記
録メディア18でおこなわれる画像信号や画像データの
処理や記録と、これらの構成要素間で行われる画像信号
や画像データの転送と、フレームメモリ10に一時的に
記録される画像データに基づく画像の表示部12への表
示とは、いずれもカメラCPU20により制御される。
【0020】カメラCPU20には、閃光装置200と
の間で制御信号やステータス信号の授受を行うためのフ
ラッシュインターフェイス26が接続される。DSC1
00と閃光装置200とはコネクタ28により電気的に
接続される。
【0021】− 閃光装置の内部構成 − 閃光装置200の内部には、キセノン管36で放電する
ための発光エネルギすなわち電荷を蓄えるメインコンデ
ンサ34の充電やキセノン管36での放電量すなわち発
光量を制御するための閃光回路32と、閃光装置200
の動作を制御し、DSC100との間で制御信号やステ
ータス信号の授受を行うためのフラッシュCPU30と
が内蔵される。
【0022】フラッシュCPU30は、コネクタ28の
端子28cを介して後述するようにカメラCPU20と
の間で双方向通信を行う。また、端子28aあるいは端
子28bを介してカメラCPU20より発せられる本発
光あるいは予備発光指令信号に応答して閃光回路32の
発光制御を行う。
【0023】ここで閃光装置の一般的な発光波形を示す
図2を参照して閃光装置の発光量制御方法について説明
する。図2(a)、図2(b)は、ともに横軸に時間
を、縦軸に閃光装置の発光強度をとり、閃光装置が発光
を開始してから発光を終えるまでの間の発光強度の変化
を図示したものである。
【0024】図2(a)、図2(b)に示されるよう
に、閃光装置の発光強度は、発光を開始してから短時間
のうちにピーク値iに達し、その後比較的緩やかに下が
る。図2(a)、図2(b)において、発光強度の曲線
とX軸(時間軸)とで囲まれる部分が総発光量、すなわ
ち積算発光量となる。図2(a)に示されるように、閃
光装置が発光を開始し、その強度がピーク値iを越して
ピーク値の半分の発光強度i/2にまで落ちた時点で総
発光量はフル発光時の総発光量にほぼ等しくなる。これ
をフル発光時の閃光時間と称し、カメラのアクセサリシ
ューに装着して用いられるようなクリップオンタイプの
小型閃光装置において、フル発光時の閃光時間は1ミリ
秒程度である。
【0025】閃光装置の発光量、すなわち発光を開始し
てから終了するまでの間の積算発光量は、図2(b)に
示されるように閃光時間によって制御することができ
る。これについて本実施の形態に係るDSC100(図
1)を例にとって説明すると、閃光装置の発光量がフル
発光時の発光量の1/2、1/4、1/8、1/16、
…となるときの閃光時間T(1/2)、T(1/4)、
T(1/8)、T(1/16)、…を予め実験的に求め
ておき、これをデータベース化してカメラCPU20内
のメモリに記録すればよい。カメラCPU20は、後述
する手順により閃光装置200の発光量を決定するが、
このときの閃光時間は上述のデータベースより求めるこ
とができる。
【0026】ところで、閃光装置の発光量、いわゆるガ
イドナンバは、閃光装置の機種ごとに異なる。これを図
2(a)に示す発光波形で説明すると、閃光装置の機種
の違いにより発光強度のピーク値iやフル発光時の閃光
時間が異なる。ただし、その発光波形は機種の違いによ
らず相似形状を呈する。そのため、フル発光時の閃光時
間さえわかっていれば、たとえばフル発光時の1/2、
1/4、…の発光量を得るときの閃光時間は容易に算出
することができる。
【0027】これについて具体的に説明すると、本実施
の形態に係るDSC100のカメラCPU20は、フラ
ッシュCPU30と交信したときに、装着された閃光装
置200のフル発光時の閃光時間を入力する。そして、
後で説明するように発光量に関連する情報すなわちフル
発光時の何分の一の発光量で発光するのかに関連する情
報をフラッシュCPU30に伝達して閃光装置200の
発光量を制御する。このときカメラCPU20は、上述
のデータベースより得られる発光時間に比例演算を施す
ことにより閃光装置200の閃光時間を予め求めておく
ことができる。
【0028】なお、上述したカメラCPU20による閃
光装置200の発光量制御に関し、カメラCPU20が
閃光時間に関連する情報をフラッシュCPU30に伝達
することによって発光量を制御するものであってもよ
い。また、カメラCPU20が閃光装置200の発光開
始/発光停止を直接制御するものであってもよい。
【0029】− カメラCPUの動作 − 以上に説明したように、本発明の実施の形態に係るDS
C100は、いわゆるTTL調光を行うための受光素子
や、この受光素子に被写体光の一部を導くための導光光
学系を有していない。そのため、閃光撮影に際しては撮
影動作を2回行い、1回目の撮影すなわち予備撮影結果
に基づいて閃光装置の発光量を決定し、2回目の撮影す
なわち本撮影を行う。このとき、1回目の閃光撮影は後
述するようにごく短時間のうちに行われるので撮影者は
違和感なく閃光撮影を行うことができる。以下、カメラ
CPU20により実行されるDSC100の動作制御プ
ログラムのフローを示す図3および図4を図1とともに
参照してDSC100の動作を説明する。なお、以下本
明細書中では1回目の撮影を「予備撮影」、2回目の撮
影を「本撮影」と称して説明を行う。
【0030】図3および図4のフローチャートに示すプ
ログラムは、DSC100の電源投入にともない、カメ
ラCPU20により実行開始される。ステップS101
においてカメラCPU20は操作スイッチ22の状態を
検知してDSC100が「再生モード」で作動するか、
「撮影モード」で作動するかを判定する。カメラCPU
20は、「再生モード」で作動すると判定した場合には
ステップS102に分岐する一方、「撮影モード」で作
動すると判定した場合にはステップS111に進んで撮
影動作を開始する。
【0031】− 再生モード − ステップS102においてカメラCPU20は、撮影者
が操作スイッチ22中の再生駒指定スイッチ(不図示)
を操作して再生駒番号を設定したかどうかを判定し、
「非設定」と判定するとステップS101に戻る一方、
「設定」と判定するとステップS103に進む。ステッ
プS103においてカメラCPU20は圧縮・解凍処理
部14にデータ読み込み指令を発する。圧縮・解凍処理
部14は、設定された駒番号のファイルを記録メディア
18から読み込んで解凍し、フレームメモリ10に転送
する。フレームメモリに転送されたデータに基づく画像
は表示装置12に表示される。カメラCPU20は以上
の処理を終え、ステップS101に戻る。
【0032】− 撮影モード − ステップS111においてカメラCPU20は、以下に
説明するようにAE(自動露出)/AF(自動焦点調
節)動作を行う。すなわち、カメラCPU20は制御回
路6に指令を発し、被写体輝度情報を制御回路6より入
力してシャッタ速度、すなわちCCD4の露光開始から
露光終了にいたるまでの露光時間を求め、AE動作を終
える。AF動作は、カメラCPU20からAF制御回路
24に制御信号を発することによりAF制御回路24で
自動的に行われ、撮影レンズ2のフォーカシング駆動も
AF制御回路24により行われる。
【0033】ステップS112においてカメラCPU2
0は、操作スイッチ22の操作状態を検知してレリーズ
釦(不図示)が操作されているか否か、すなわち撮影者
により撮影開始操作が行われたか否かを判定する。ステ
ップS112での判定が否定されるとカメラCPU20
はステップS101に分岐して上述の動作を繰り返す一
方、ステップS112での判定が肯定されるとステップ
S113に進む。
【0034】ステップS113においてカメラCPU2
0は、閃光撮影を行うか否かの判定を行う。この判定
は、操作スイッチ22の操作状態を検知し、撮影者が閃
光撮影の設定をしているか否かを判定するものであって
もよいし、あるいはステップS111でのAE動作に基
づき、被写体輝度が所定値を下回っているときに閃光撮
影を行うと判定するものであってもよい。ステップS1
13での判定が否定されるとステップS121に分岐す
る一方、ステップS113での判定が肯定されるとステ
ップS114に進む。
【0035】ステップS114においてカメラCPU2
0は、フラッシュインターフェイス26を介してフラッ
シュCPU30と通信を行い、情報を入力する。この情
報の中からメインコンデンサ34の充電状態に関する情
報を読み取り、充電の完了/未完了の判定、すなわち閃
光が可能か否かの判定を行う。ステップS114での判
定が否定されるとステップS115に分岐してDSC1
00を撮影禁止状態にしてステップS101に戻る。一
方、ステップS114での判定が肯定されるとステップ
S131に進む。
【0036】ステップS131においてカメラCPU2
0は、ステップS111で実行されたAF動作結果に基
づきAF制御回路24より撮影距離情報を入力する。な
お、AF制御回路24がコントラスト検出方式、あるい
はTTL位相差検出方式のもので構成される場合には撮
影レンズ2の繰り出し量に基づいて撮影距離を算出すれ
ばよい。
【0037】ステップS132においてカメラCPU2
0は、ステップS131で入力した撮影距離情報と、撮
影レンズ2で設定される絞り値とに基づいて予備発光量
すなわちDSC100の予備撮影動作に同期して閃光装
置200が発光する際の発光量を設定する。具体的に説
明すると、カメラCPU20は絞り値が小絞り側に設定
されていることを検知した場合や撮影距離が遠い場合に
は発光量を増すように予備発光量を設定する。
【0038】ステップS133においてカメラCPU2
0は、フラッシュインターフェイス26を介してフラッ
シュCPU30と通信を行い、フラッシュCPU30に
対して情報を出力する。この情報の中に、ステップS1
32で算出された予備発光量に対応する情報、つまりフ
ル発光時の何分の一の発光量で発光するかの情報が含ま
れる。
【0039】ステップS134においてカメラCPU2
0は制御回路6に制御信号を発し、CCD4から出力さ
れる画像信号を増幅する際の増幅率を本撮影に適した増
幅率よりも高く設定してCCD4自体の感度と制御回路
6の増幅率との積で得られるトータルの感度を高める。
以下、本明細書中ではCCD4自体の感度と制御回路6
の増幅率との積で得られる感度を「実効感度」と称し、
ステップS134で設定される増幅率と通常の増幅率と
の比を「感度比」と称する。つまり、増幅率を高めて実
効感度を2倍にした場合、感度比は2となる。
【0040】カメラCPU20はステップS135にお
いて、予備撮影時のシャッタ速度を決定し、次いでステ
ップS136において制御回路6に露光開始制御信号を
発する。このときカメラCPU20は、フラッシュイン
ターフェイス26を介して閃光装置200に対し予備発
光指令信号を発する。なお、ステップS135でカメラ
CPU20により決定される予備撮影時のシャッタ速度
は、本撮影時のシャッタ速度よりも高速である(露光時
間が短い)が、この理由については後で説明する。
【0041】カメラCPU20は、ステップS135で
決定したシャッタ速度(露光時間)が経過するまでの
間、ステップS137で待ち受け状態となり、時間が経
過したら制御回路6に露光終了制御信号を発する。カメ
ラCPU20は、ステップS136〜S137における
予備撮影結果に基づき、ステップS138で本発光量を
計算、すなわち本撮影動作に同期して閃光装置200が
発光する際の発光量を算出する。このときの本発光量計
算方法は以下の手順による。
【0042】カメラCPU20は、ステップS136〜
ステップS137での予備撮影結果に基づき、ステップ
S138において予備発光適正比ΔPを求める。予備発
光適正比ΔPとは、閃光装置200の予備発光をともな
う予備撮影で得られた露光量と適正露光量との比率を示
す。換言すれば、予備発光時の発光量を何倍に増して本
発光を行えば適正露光が得られるかを表す比率である。
ただし、この予備発光適正比ΔPにはステップS134
で設定された増幅率アップ分すなわち感度比を加味して
いない。また、本発光をともなう本撮影に際して制御回
路6の増幅率は、後述するようにステップS143で通
常の感度(感度比=1)に設定されるので、本発光量は
以下に示す式で求められる。
【数1】 本発光量=予備発光量×(感度比÷予備発光適正比) … 式(1)
【0043】たとえば、ステップS134で感度比=2
に設定され、算出された予備発光適正比が0.1であっ
たとすると、本発光量=予備発光量×2÷0.1=予備
発光量×20となる。すなわち、本撮影に際しての閃光
装置200の発光量を予備撮影時の発光量の20倍に設
定すればよい。
【0044】カメラCPU20は、ステップS138で
求められた閃光装置200の発光量に基づき、ステップ
S139において本発光時の閃光時間を求める。なお、
閃光装置の発光量に基づいて閃光時間がどのように求め
られるかについては先に説明したのでここではその説明
を省略する。
【0045】ステップS140においてカメラCPU2
0は、ステップS111で求めたシャッタ速度(露光時
間)とステップS139で求めた閃光時間とを比較し、
閃光時間がシャッタ速度以下であると判定するとステッ
プS142に進む。一方、閃光時間が露光時間よりも長
いと判定するとカメラCPU20はステップS141に
分岐して露光時間中に閃光装置200が発光可能な最大
発光量を再計算し、ステップS142に進む。このと
き、閃光時間が短くなるので光量が不足、すなわち露出
アンダーとなるが、カメラCPU20はステップS14
1において露出アンダー量を算出して記憶する。
【0046】ステップS142においてカメラCPU2
0は、ステップS138〜S141で求められた発光量
に関する情報を、フラッシュインターフェイス26を介
して閃光装置200に出力する。
【0047】ステップS143においてカメラCPU2
0は制御回路6に制御信号を発し、CCD4から出力さ
れる画像信号を増幅する際の増幅率を本撮影に適した増
幅率(感度比=1)に設定する。
【0048】ステップS144においてカメラCPU2
0は、露光開始の制御信号を制御回路6に発し、次いで
ステップS145においてフラッシュインターフェイス
26を介して閃光装置200に閃光指令を発する。
【0049】カメラCPU20は、ステップS111で
求められたシャッタ速度(露光時間)が経過するまでの
間、ステップS146で待ち受け状態となる。時間が経
過したら制御回路6に露光終了制御信号を発する。
【0050】以上では、閃光撮影を行う場合のカメラC
PU20による予備撮影および本撮影の制御フローにつ
いて説明したが、ステップS113における判定が否定
された場合、カメラCPU20は予備撮影を行うことな
く本撮影を行う。つまり、カメラCPU20はステップ
S121において制御回路6に制御信号を発し、CCD
4から出力される画像信号を増幅する際の増幅率を本撮
影に適した増幅率(感度比=1)に設定し、ステップS
122において露光開始の制御信号を制御回路6に発し
てステップS146に進む。
【0051】以上のようにしてカメラCPU20はDS
C100の再生動作あるいは撮影動作の制御を行い、撮
影動作の制御が行われた場合には以下に説明するように
ステップS147以降で画像処理、データ圧縮、データ
記録等の制御を行う。
【0052】ステップS147においてカメラCPU2
0は以下に説明するように画像処理を行う。すなわち、
カメラCPU20は制御回路6に画像信号読み出し制御
信号を発し、これを受けて制御回路6はCCD4から画
像信号を入力する。制御回路6は、ステップS121あ
るいはステップS143でカメラCPU20により設定
された増幅率によってCCD4から入力した画像信号を
増幅した後、A/D変換をして画像処理回路8に出力す
る。カメラCPU20は画像処理回路8に画像処理制御
信号を発する。上述の撮影動作でカメラCPU20がス
テップS141の処理を実行している場合、すなわち露
光アンダーを生じている場合には、ステップS141で
算出した露光アンダー量の情報をカメラCPU20は画
像処理回路8に出力する。画像処理回路8は、階調、彩
度、コントラスト等を調節して色補正を行うが、このと
きにカメラCPU20より入力された露光アンダー量の
情報に基づいて色補正を行うことで、より忠実度の高い
色再現性を得ることができる。上述のようにして画像処
理回路8で処理された画像データは、フレームメモリ1
0に一時的に記録される。
【0053】ステップS148においてカメラCPU2
0が圧縮・解凍処理部14に制御信号を発するのに応じ
て、圧縮・解凍処理部14はフレームメモリ10内の画
像データをJPEG等の画像圧縮アルゴリズムにしたが
って圧縮し、ステップS149においてこの画像データ
を記録メディア18に記録する。
【0054】以上の処理を終え、カメラCPU20は再
度ステップS101に戻り、撮影者による次の操作を待
ち受ける。なお、以上の実施の形態の説明では予備撮影
で得られる画像データは記録メディア18に記録せず、
本撮影で得られる画像データのみを記録メディア18に
記録する例について説明したが、予備撮影で得られる画
像データも記録メディア18に記録するものであっても
よい。
【0055】− フラッシュCPUの動作 − フラッシュCPU30により実行される閃光装置200
の発光動作制御プログラムのフローを示す図5を図1と
ともに参照して閃光装置200の発光動作について説明
する。
【0056】図5のフローチャートで示されるプログラ
ムは、閃光装置200の電源投入にともなってフラッシ
ュCPU30により実行開始される。ステップS301
においてフラッシュCPU30は、閃光回路32に充電
開始信号を発する。これを受けて閃光回路32はメイン
コンデンサ34への充電動作を開始する。
【0057】ステップS302においてフラッシュCP
U30は、閃光回路32によるメインコンデンサ34の
充電状態を確認して充電が完了しているか否かの判定を
行う。ステップS302での判定が否定されるとフラッ
シュCPU30はステップS303に分岐する一方、肯
定されるとステップS311に進む。
【0058】ステップS311においてフラッシュCP
U30は、閃光回路32に充電停止信号を発するととも
に発光可能を記録、すなわち発光可能フラグをセットす
る。閃光回路23は、フラッシュCPU30からの充電
停止信号を受けてメインコンデンサ34の充電動作を停
止する。
【0059】ステップS312においてフラッシュCP
U30は、DSC100からの通信要求の有無を判定
し、通信要求なしと判定するとステップS331に分岐
する。一方、通信要求ありと判定するとステップS32
1に進んでDSC100との通信を行う。このときにD
SC100と閃光装置200との間で伝達される情報と
しては、閃光装置200が発光可能な状態にあるか否か
の情報、フル発光時の閃光時間に関する情報(以上、閃
光装置200からDSC100へ伝達)、予備発光また
は本発光に際しての発光量に関する情報(以上、DSC
100から閃光装置200へ伝達)などがある。
【0060】ステップS322においてフラッシュCP
U30は、ステップS311でDSC100より入力し
た予備発光または本発光に際しての発光量に関する情報
に基づき、閃光回路32に信号を出力して発光量を設定
してステップS301に戻る。
【0061】ステップS302における判定が否定され
た場合、メインコンデンサ34の充電量は発光可能なレ
ベルに達していないので、フラッシュCPU30はステ
ップS303において発光不可能を記録、すなわち発光
可能フラグをリセットする。
【0062】ステップS304においてフラッシュCP
U30は、DSC100からの通信要求の有無を判定
し、通信要求なしと判定するとステップS301に戻
り、引き続き閃光回路32によるメインコンデンサ34
への充電動作を継続させる。一方、通信要求ありと判定
するとステップS321に進んでDSC100との通信
を行う。このとき、ステップS321では閃光装置20
0からDSC100に対し、閃光装置200は発光不可
である旨の情報が出力される。
【0063】ステップS312における判定が否定され
た場合、フラッシュCPU30はDSC100より予備
発光の指令が出力されているか否かをステップS331
で判定し、肯定されるとステップS332に進んで予備
発光指令信号を閃光回路32に出力する。閃光回路32
は、ステップS322でフラッシュCPU30により予
め設定されている発光量に基づき、予備発光を行う。閃
光回路32による予備発光を終えた後、フラッシュCP
U30はステップS301に戻る。
【0064】ステップS331での判定が否定された場
合にフラッシュCPU30は、ステップS341に分岐
してDSC100より本発光の指令が出力されているか
否かを判定する。ステップS341での判定が否定され
るとフラッシュCPU30はステップS312に戻って
DSC100からの通信要求あるいは発光指令を待ち受
ける一方、ステップS341での判定が肯定されるとス
テップS342に進んで本発光指令信号を閃光回路32
に出力する。閃光回路32は、ステップS322でフラ
ッシュCPU30により予め設定されている発光量に基
づき、本発光を行う。閃光回路32による本発光を終え
た後、フラッシュCPU30はステップS301に戻
る。
【0065】以上の実施の形態の説明において、カメラ
CPU20により実行される上述のプログラム(図3お
よび図4)の特徴部分を以下に説明する。
【0066】 予備発光量の設定 ステップS132においてカメラCPU20は、ステッ
プS131で入力した撮影距離情報と、撮影レンズ2で
設定される絞り値とに基づいて予備発光量を設定してい
るが、これは以下の理由による。すなわち、閃光撮影を
した場合、閃光装置200によって照射される被写体の
輝度は撮影距離の2乗に反比例する。したがって、撮影
距離が遠くなった場合には閃光装置200の予備発光量
を増すことで被写体輝度の減少分を補い、閃光装置20
0により照射された被写体の輝度の検出精度を高めるこ
とができる。逆に、撮影距離が近い場合には閃光装置2
00の予備発光量を減らすことで発光エネルギを無駄に
することがない。また、撮影レンズ2の絞りが絞り込ま
れている場合にはCCD4に入射する光量が減少するの
で、閃光装置200の予備発光量を増すことが有効であ
る。逆に、撮影レンズ2の絞りが開けられている場合に
は、CCD4に入射する光量が増すので閃光装置200
の予備発光量を減じて発光エネルギの消費を抑制するこ
とができる。
【0067】 予備撮影時におけるCCDの実効感度
増加 ステップS134においてカメラCPU20は、制御回
路6に制御信号を発し、CCD4から出力される画像信
号を増幅する際の増幅率を高めてCCD4の実効感度を
高めている。これにより、予備撮影に際しての閃光装置
200の予備発光量を減じることが可能となり、閃光装
置200の発光エネルギの消費を抑制することができ
る。一般的にCCDから出力される画像信号の増幅率を
増すとS/N比が低下し、これにともなって画質も低下
することがある。しかし、予備撮影で撮影された画像は
記録メディア18に記録されることはなく、本撮影時に
際しての閃光装置200の発光量を求めるために用いら
れるものであり、上述したS/N比の低下は問題となら
ない。
【0068】 予備撮影時のシャッタ速度の高速化 ステップS135においてカメラCPU20により決定
される予備撮影時のシャッタ速度は、本撮影時のシャッ
タ速度よりも高速である。これは、予備撮影が本撮影に
際しての閃光装置の発光量を決定するために行われるか
らである。これにより、CCD4で閃光装置200の予
備発光により照明された被写体の輝度の検出精度が向上
する。つまり、CCD4に入射する光の総量について考
えたときに、いわゆる定常光成分が相対的に減じられる
ので閃光光の検出精度を高めることができる。このよう
に、予備撮影時のシャッタ速度を高速にすることによ
り、特に高輝度下で閃光撮影を行う場合に調光精度が低
下するのを抑制できるのに加え、撮影者がレリーズ釦を
操作してから本撮影が開始されるまでの時間、すなわち
レリーズタイムラグを減じて操作感を向上することがで
きる。
【0069】 閃光時間が露光時間よりも長い場合の
処理 ステップS140においてカメラCPU20は、ステッ
プS111で求めたシャッタ速度(露光時間)とステッ
プS139で求めた閃光時間とを比較し、閃光時間が露
光時間よりも長いと判定するとステップS141の閃光
時間短縮の処理を行い、閃光を露光時間内に完了させる
ように制御する。これにより、CCD4が露光動作を終
了しているのにもかかわらず、閃光装置が発光し続ける
ことによる発光エネルギの浪費を抑制することができ
る。また、CCD4の各画素の部分で蓄積された電荷を
転送して制御回路6に画像信号を出力する際に、CCD
4の受光面に強い光が当たっていると画像にスミアを発
生することがある。CCD4が露光動作を終了して画像
信号を制御部6に出力している最中にもし閃光装置20
0が発光を継続していると、被写体中の金属光沢面等で
反射した強い光がCCD4に入射してスミアを発生する
場合があるが、本発明の実施の形態に係るDSC100
によれば露光終了後に閃光装置200は発光していない
ので、そのような不具合を抑制することができる。
【0070】 閃光装置の閃光時間を短縮した場合の
画像処理 上述のようにステップS140における判定結果に基づ
き、閃光時間が露光時間よりも長いと判定したときにカ
メラCPU20はステップS141で閃光時間短縮の処
理を行い、これにともなう露光アンダー量を算出する。
そして、画像処理回路8は画像処理を行う際に上述した
既知の露光アンダー量を加味して色補正処理を行うこと
により、忠実度の高い色再現性を得ることができる。こ
れについてさらに詳しく説明すると、ステップS141
で閃光時間短縮の処理を行って本撮影を行った場合に
は、閃光装置200で照射された主要被写体部分の画像
が露出アンダーとなり、背景部分の画像は適正露出とな
る。画像処理回路8は、背景部分の画像と主要被写体部
分の画像とを分離した上で背景部分、主要被写体部分そ
れぞれに適した色補正を行い、これにより忠実度の高い
色再現性を得ることができる。
【0071】あるいは、ステップS141で算出された
露光アンダー量に基づき、CCD4から出力される画像
信号を制御回路6が増幅する際の増幅率を増すことによ
っても主要被写体の露光量を適正にして忠実度の高い色
再現性を得ることができる。この場合、閃光装置200
により照明された主要被写体の露光量は適正となり、背
景は露光オーバーとなる可能性がある。しかし、これを
画像処理回路8で背景部分の画像と主要被写体部分の画
像とを分離した上で背景部分、主要被写体部分それぞれ
に適した色補正をすることで忠実度の高い色再現性を得
ることができる。
【0072】 1回の撮影開始操作に応答して行われ
る2回の撮影 閃光撮影を行う場合、カメラCPU20は1回の撮影開
始操作をステップS112で検出するのにともない、ス
テップS136で予備撮影すなわち1回目の撮影を、そ
してステップS144で本撮影すなわち2回目の撮影を
行う。そして予備撮影の結果に基づき、ステップS13
8において本撮影に際しての閃光装置200の発光量を
決定する。このとき、予備撮影で得られた画像データを
記録メディア18に記録することはなく、本撮影で得ら
れた画像データのみを記録メディア18に記録する。こ
のようにすることにより、従来の技術に係る電子カメラ
のようにTTL調光用の受光素子や、この受光素子に被
写体光を導くための導光光学系等を用いる必要がないの
で、安価で小型軽量かつ固体撮像素子の感度を低下させ
ることなく、閃光装置200の発光量を高精度に制御す
ることができる。
【0073】 閃光撮影を行わない場合におけるカメ
ラCPU20の動作シーケンス カメラCPU20は、ステップS113において閃光撮
影を行わないと判定すると予備撮影は行わずに本撮影を
行う(ステップS122)。このため、閃光撮影を行わ
ない場合にはDSC100の無駄な動作を抑制し、撮影
者がレリーズ釦を操作してから実際に本撮影が開始され
るまでの時間すなわちレリーズタイムラグを短縮してD
SC100の操作感を高めることができる。
【0074】− 第2の実施の形態 − 第2の実施の形態においても第1の実施の形態で説明し
たのと同じDSC100に本発明が適用される。第1の
実施の形態のものとの相違点は、カメラCPU20によ
り実行されるDSC100の動作制御プログラムの内容
のみであり、DSC100およびこのDSC100に装
着される閃光装置200の内部構成は図1に示すものと
同一である。したがって、ここではカメラCPU20に
より実行されるDSC100の動作制御プログラムのフ
ローを示す図6および図7を図1とともに参照して説明
する。なお、図6および図7に示すフローチャートにお
いて、図3および図4に示すフローチャートと同じ処理
内容のステップには同一のステップ番号を付してその説
明を省略する。
【0075】第1の実施の形態においてカメラCPU2
0は、閃光時間がシャッタ速度(露光時間)よりも長い
と判定した場合に閃光時間を短縮するものであった。第
2の実施の形態においてカメラCPU20は、このよう
な場合に閃光時間の短縮は行わず、露光時間を延長する
処理を行う。以下、これについて説明する。
【0076】ステップS140においてカメラCPU2
0は、ステップS111で求めたシャッタ速度(露光時
間)とステップS139で求めた閃光時間とを比較し、
閃光時間がシャッタ速度以下であると判定するとステッ
プS142に進む。一方、閃光時間が露光時間よりも長
いと判定するとカメラCPU20はステップS501に
分岐して露光時間を変更する処理を行う。これにより、
閃光装置200の閃光中に露光が終了することのないよ
うに新たな露光時間が設定される。このとき、露光時間
が延長されるので露光量が超過、すなわち露出オーバー
となるが、カメラCPU20はこのときの露出オーバー
量を算出して記憶する。
【0077】カメラCPU20が上述したステップS5
01の処理を実行している場合、すなわち露光オーバー
を生じている場合には、ステップS147においてカメ
ラCPU20が画像処理回路8に画像処理制御信号を出
力する際に、ステップS501で算出した露光オーバー
量の情報も画像処理回路8に出力する。画像処理回路8
は、階調、彩度、コントラスト等を調節して色補正を行
う際にカメラCPU20より入力された露光オーバー量
の情報に基づいて色補正を行うことで忠実度の高い色再
現性を得ることができる。
【0078】以上に説明したように、第2の実施の形態
のDSC100には、閃光時間が露光時間よりも長いた
めに露光時間を延長した場合であっても露光オーバー量
が画像処理前の時点で既知であるため、画像処理による
色補正をより的確に行うことができるので画質の低下を
最小限に抑制することが可能となる。
【0079】なお、以上に説明した第2の実施の形態に
おいて、画像処理回路8により画像処理を行う際に露光
オーバー量を加味しなくてもよい。この場合、閃光装置
200により照明された主要被写体の露光量は適正とな
り、背景は露光オーバーとなる可能性がある。しかし、
一般的に主要被写体が適正露光となることのメリット
は、背景が露光オーバーとなることのデメリットを上回
る。
【0080】− 第3の実施の形態 − 第3の実施の形態においても第1および第2の実施の形
態で説明したのと同じDSC100に本発明が適用され
る。第1および第2の実施の形態のものとの相違点は、
カメラCPU20により実行されるDSC100の動作
制御プログラムの内容のみであり、DSC100および
このDSC100に装着される閃光装置200の内部構
成は図1に示すものと同一である。したがって、ここで
はカメラCPU20により実行されるDSC100の動
作制御プログラムのフローを示す図8および図9を図1
とともに参照して説明する。なお、図8および図9に示
すフローチャートにおいて、図3および図4に示すフロ
ーチャートと同じ処理内容のステップには同一のステッ
プ番号を付してその説明を省略する。
【0081】第1あるいは第2の実施の形態においてカ
メラCPU20は、閃光時間がシャッタ速度(露光時
間)よりも長いと判定した場合に閃光時間を短縮あるい
は露光時間を延長するものであった。第3の実施の形態
においてカメラCPU20は、このような場合に閃光時
間の短縮あるいは露光時間の延長は行わずに閃光時間の
不足による露光不足量を算出し、算出された露光不足量
に基づいて画像データの階調補正を行うものである。
【0082】第3の実施の形態においてカメラCPU2
0は、図8に示すフローチャートのステップS139で
の処理に続き、閃光時間と露光時間との比較をすること
なくステップS142〜ステップS146の一連の撮影
処理を行う。ステップS146に続くステップS600
においてカメラCPU20は、以下で図9(b)を参照
して説明する画像処理の副プログラムをコールする。
【0083】図9(b)は、カメラCPU20により実
行される画像処理の副プログラムの処理を説明するフロ
ーチャートである。ステップS601においてカメラC
PU20は、ステップS111で求めたシャッタ速度
(露光時間)とステップS139で求めた閃光時間との
差を求める。ステップS602でカメラCPU20は、
上記閃光時間が上記露光時間よりも長いか否かを判定
し、肯定されるとステップS603に進む。ステップS
603においてカメラCPU20は、閃光時間が露光時
間内に収まらなかったことによる露光不足量を算出す
る。たとえば、予定された閃光時間で得られる露光量
と、露光時間中に閃光光により得られた露光量とに基づ
いて露光不足量を算出する。
【0084】ステップS604においてカメラCPU2
0は、算出された露光不足量に基づいて、画像処理して
得られる画像信号がより適切になるようなγを算出、あ
るいはデータテーブルから選択する。これについて詳し
く説明すると、データテーブルを有するものである場
合、たとえばEV換算で±0段、−0.5段、−1段、
−1.5段、−2段、…という露光不足量を有する画像
データに対応するγがカメラCPU20に接続されるメ
モリに記憶されている。このγは、画像の階調が鑑賞あ
るいは後々の画像データの加工に適したものとなるよう
に各露光不足量に対応してあらかじめ定められている。
つまり、露光不足量が増すにつれて画像が暗くなって濃
度を増すが、この画像の階調が豊かに表現されるよう
に、露光不足量に合わせて各γは定められている。
【0085】なお、上述したデータテーブルに記憶され
る露出不足量に対するγは、特に0.5段刻みで下限を
−2段までとする必要はなく、必要に応じてデータテー
ブルの刻みや下限を設定することができる。
【0086】以上に説明したデータテーブル方式に対し
てγを算出する方式のものは、上述した露光不足量とこ
の露光不足量に対応するγとの関係に基づいて予め高次
多項式等を用いて近似式を求めておき、これをプログラ
ムしておくものである。γ算出方式では、離散的なデー
タをデータテーブルに記憶しておくものに比べて露光不
足量にきめ細かく対応してγを求めることができるとい
う利点を有する。
【0087】以上はステップS602での判定が肯定さ
れた場合の処理であったが、ステップS602での判定
が否定された場合、カメラCPU20はステップS61
0に分岐して標準γを設定する。すなわち、カメラCP
U20は露出不足量が±0段の場合のγをデータテーブ
ルから選択、あるいは算出する。なお、ステップS60
2での判定およびステップS610での標準γの設定を
省略し、閃光光による露光不足の有無によらずステップ
S603およびステップS604でγを求めるようにし
てもよい。
【0088】ステップS605においてカメラCPU2
0は、ステップS604またはステップS610で選択
あるいは算出されたγに基づき、階調補正処理を行う。
具体的には、カメラCPU20は画像処理回路8に対し
て、ステップS604またはステップS610で選択あ
るいは算出したγを出力する。ステップS606におい
てカメラCPU20は、画像処理回路8に制御信号を発
する。これを受けて画像処理回路8は画像データを生成
してフレームメモリ10に出力する。
【0089】以上に説明したように、第3の実施の形態
に係るDSC100では、閃光時間が露光時間より長く
なり、予定した発光量の閃光光すべてを露光時間内で被
写体に照射できなくても、このときに生じる露出不足量
は画像処理前の時点で既知であるため、画像処理による
輝度補正をより的確に行うことができる。したがって画
質の低下を最小限に抑制することが可能となる。
【0090】なお、ステップS603で算出された露出
不足量に基づき、CCD4から出力される画像信号を制
御回路6が増幅する際の増幅率を増すことによっても主
要被写体の露光量を適正にして忠実度の高い色再現性を
得ることができる。この場合、閃光装置200により照
明された主要被写体の露光量は適正となり、背景は露光
オーバーとなる可能性があるが、これについては第2の
実施の形態で説明したのと同じ理由により補正しなくて
もよいし、あるいは画像処理回路8で輝度補正して露光
オーバーによる背景の画像の画質低下を抑制してもよ
い。
【0091】以上の実施の形態においてカメラCPU2
0は、算出された露出不足量に基づいて階調補正処理に
適したγを求めるものであったが、算出された露出不足
量を画像処理回路8に出力するものであってもよい。こ
の場合、カメラCPU20から出力された露出不足量に
関連するデータに対応してγが画像処理回路8の内部で
求められ、このγに基づいて画像処理が行われる。ま
た、以上ではγを補正して階調補正をする例についての
み説明したが、ハイライト・シャドウの補正によりコン
トラストを補正することも可能である。
【0092】− 第4の実施の形態 − 図10は、閃光装置200を挿脱可能なDSCに本発明
を適用する例を示す図であり、DSC101および閃光
装置200の概略的構成を示している。図10におい
て、第1の実施の形態のDSC100および閃光装置2
00の概略的構成を示す図1と同じ構成要素には同じ符
号を付してその説明を省略する。
【0093】DSC101は、警告表示装置21をさら
に有する点が図1に示すDSC100と相違し、その他
の部分は閃光装置200を含めて全て図1に示すものと
同じである。この警告表示装置21は、後述するように
閃光時間が露光時間よりも長くなる場合に撮影者に警告
表示をするためのものであり、LEDや液晶表示装置な
どが用いられる。なお、撮影して得られた画像を表示す
るための表示装置12に警告表示を行い、警告表示装置
21を省略することも可能であり、またこれらの警告表
示に代えてブザー等を用いて警告音を発することも可能
であるが、以下では警告表示装置21を有する場合を例
にとって説明をする。
【0094】図10のカメラCPU20により実行され
るDSC101の動作制御プログラムのフローを示す図
11および図12を図10とともに参照してDSC10
1の動作を説明する。なお、図11および図12に示す
フローチャートにおいて、図3に示すフローチャートと
同じ処理内容のステップには同一のステップ番号を付し
てその説明を省略する。
【0095】第1〜第3の実施の形態においてカメラC
PU20は、閃光時間が露光時間よりも長くなる場合で
あっても何らかのかたちで撮影を続行し、その後の画像
処理に際して色補正を行い、画質の低下を抑制するもの
であった。これに対し、第4の実施の形態では閃光時間
が露光時間よりも長くなる場合には以下で説明するよう
に撮影者に警告を発し、さらには撮影禁止、すなわちレ
リーズロックする。
【0096】ステップS140においてカメラCPU2
0は、ステップS111で求めたシャッタ速度(露光時
間)とステップS139で求めた閃光時間とを比較し、
閃光時間がシャッタ速度以下であると判定するとステッ
プS142に進む。一方、閃光時間が露光時間よりも長
いと判定するとカメラCPU20はステップS701に
分岐して撮影禁止処理、すなわちレリーズロックし、ス
テップS702で警告表示装置21に警告表示を行い、
ステップS101に戻る。
【0097】以上のようにカメラCPU20がDSC1
01の動作制御を行うことにより、閃光時間が露光時間
よりも長い場合には自動的にレリーズロックされて撮影
者にその旨警告表示されるので閃光光量不足の映像を撮
影してしまうことがなく、閃光装置200の発光エネル
ギを無駄にすることもない。このとき、撮影者はDSC
101と主要被写体との間の距離(撮影距離)を縮める
等の措置をとることにより閃光装置200の発光量は減
じられ、閃光時間は短くなるので撮影を続行することが
できる。
【0098】なお、本実施の形態のDSC101はレリ
ーズロックと警告表示とを共に行うものであったが、ス
テップS701の撮影禁止の処理ステップは省いてステ
ップS702における警告表示のみを行い、撮影動作を
続行するか否かの判定は撮影者に任せるものであっても
よい。このようにすることにより、貴重なシャッターチ
ャンスを逃すことがなくなる。
【0099】以上に説明した第1〜第4の実施の形態に
おいて、DSC100、101は撮影レンズ2の交換が
可能で、閃光装置200の挿脱も可能なものについて説
明したが、これら撮影レンズおよび閃光装置が一体に組
み込まれるDSCに本発明を適用することも可能であ
る。
【0100】また、閃光装置200は閃光時間を変えて
発光量を制御し、これにより閃光光による露光量を調節
するものについて説明したが、いわゆるフラッシュマチ
ック方式、すなわち閃光時間(発光量)は一定で、露光
量は撮影距離に応じて撮影レンズの絞りにより調節する
もの、あるいは発光量制御方式とフラッシュマチック方
式とを混用するものであっても本発明を適用することが
できる。なお、閃光装置がフラッシュマチック方式のも
のである場合には図3〜図4、図6〜9および図11〜
12におけるステップS138、S139の処理は不要
となり、ステップS140における閃光時間と露光時間
との比較に際して閃光時間は一定の時間となる。
【0101】図1または図10に示すDSC100また
は101の内部構成において、画像処理回路8および圧
縮・解凍処理部14はカメラCPU20からは独立した
構成となっているが、これら画像処理回路8、圧縮・解
凍処理部14で行われる処理をカメラCPU20で行う
ものであってもよい。また、記録メディア18はCFカ
ードやスマートメディア等のフラッシュメモリに限られ
るものではなく、磁気記録装置等を用いるものであって
もよい。さらに、固体撮像素子としてCCDを用いる例
について説明したがMOSセンサ等、他の固体撮像素子
を用いるものであってもよい。
【0102】以上、本発明をDSCに適用する場合を例
にとって説明したが、閃光装置を併用して画像を入力す
るものであれば他の画像入力機器に本発明を適用するこ
とができる。
【0103】以上の発明の実施の形態と請求項との対応
において、CCD4が撮像素子を、制御回路6が信号処
理部を、カメラCPU20が撮影動作制御手段および増
幅率変更手段をそれぞれ構成する。
【0104】
【発明の効果】以上に説明したように、 (1) 請求項1に記載の発明によれば、信号処理部の
増幅率を本撮影時における増幅率よりも高く設定し、本
撮影に先立って閃光装置の発光を伴う予備撮影を行うこ
とにより、より少ない光量でモニター発光を行うことが
でき、これにより閃光装置の発光エネルギの消費を抑制
することができる。 (2) 請求項2に記載の発明によれば、予備撮影に際
しての露光時間を本撮影に際しての露光時間よりも短く
することにより、予備撮影に際して撮像素子に入射する
総光量のうち、背景(定常光)からの入射光量を相対的
に減じて予備発光により照明された被写体からの入射光
量成分を増すことができる。これにより予備撮影に際し
て閃光装置により照射された主要被写体からの反射光の
検出精度を増すことができ、本撮影に際しての発光量を
精度よく求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3の実施の形態に係る電子カ
メラおよびこれに装着される閃光装置の概略的構成を説
明する図である。
【図2】閃光装置の発光波形を説明する図であり、
(a)は閃光装置がフル発光した場合の閃光時間を説明
する図であり、(b)は閃光時間と発光量との関係を説
明する図である。
【図3】第1の実施の形態に係る電子カメラに内蔵され
るカメラCPUにより実行される電子カメラの動作制御
プログラムのフローを説明するフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態に係る電子カメラに内蔵され
るカメラCPUにより実行される電子カメラの動作制御
プログラムのフローを説明するフローチャートであり、
図3のフローチャートに続くフローチャートである。
【図5】閃光装置に内蔵されるフラッシュCPUにより
実行される閃光装置の動作制御プログラムのフローを説
明するフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態に係る電子カメラに内蔵され
るカメラCPUにより実行される電子カメラの動作制御
プログラムのフローを説明するフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態に係る電子カメラに内蔵され
るカメラCPUにより実行される電子カメラの動作制御
プログラムのフローを説明するフローチャートであり、
図6のフローチャートに続くフローチャートである。
【図8】第3の実施の形態に係る電子カメラに内蔵され
るカメラCPUにより実行される電子カメラの動作制御
プログラムのフローを説明するフローチャートである。
【図9】第3の実施の形態に係る電子カメラに内蔵され
るカメラCPUにより実行される電子カメラの動作制御
プログラムのフローを説明するフローチャートであり、
(a)が図8のフローチャートに続くフローチャート
を、(b)が(a)のフローチャートで示されるプログ
ラムによりコールされて実行される副プログラムのフロ
ーチャートをそれぞれ示す。
【図10】第4の実施の形態に係る電子カメラおよびこ
れに装着される閃光装置の概略的構成を説明する図であ
る。
【図11】第4の実施の形態に係る電子カメラに内蔵さ
れるカメラCPUにより実行される電子カメラの動作制
御プログラムのフローを説明するフローチャートであ
る。
【図12】第4の実施の形態に係る電子カメラに内蔵さ
れるカメラCPUにより実行される電子カメラの動作制
御プログラムのフローを説明するフローチャートであ
り、図11のフローチャートに続くフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 撮影レンズ 4 CCD 6 制御回路 8 画像処理回路 10 フレームメモリ 12 表示装置 14 圧縮・解凍処理部 18 記録メディア 20 カメラCPU 21 警告表示装置 22 操作スイッチ 26 フラッシュインターフェイス 30 フラッシュCPU 32 閃光回路 34 メインコンデンサ 36 キセノン管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像素子より出力される画像信号を複数の
    増幅率で増幅可能な信号処理部と、 閃光装置を用いて撮影を行う場合に、本撮影に先立って
    前記閃光装置の発光を伴う予備撮影を行い、前記予備撮
    影結果に基づいて前記本撮影時における前記閃光装置の
    発光量を決定し、本撮影を行う撮影動作制御手段と、 前記予備撮影時における前記信号処理部の増幅率を、前
    記本撮影時における増幅率よりも高く設定する増幅率変
    更手段とを有することを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子カメラにおいて、前
    記撮影動作制御手段はさらに、前記予備撮影に際しての
    露光時間を前記本撮影に際しての露光時間よりも短くす
    ることを特徴とする電子カメラ。
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