JP4300920B2 - 自動ブレーキ装置 - Google Patents
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また、移動意志方向と実移動方向とが逆向きであるときは、制動力を増加させることにより、例えば、坂路での発進時、車両のずり下がり、すなわちドライバの意図しない方向への移動を、急激な速度変化を回避しながら抑制することができ、ドライバに過度な違和感や不安感を与えることがない。
さらに、移動方向検出モードにおいて検出された車両の実際の移動方向がドライバの意図する移動意志方向と同じ向きである場合には、制動力を徐々に減少させることにより、スムーズな移動意志方向への発進か加速が可能である。特に、例えば、下り坂で前進したいと意図する場合には、制動力を漸減させて急激な速度上昇を回避して、安全かつ円滑に発信させることができる。なお、本発明において、同方向とは、車両が移動しない場合も含む、すなわち非逆方向ということもできる。
を特徴とする。
なお、請求項15ないし25は、請求項2ないし13と同様の特徴を有するものであり、請求項2ないし13と同様の効果を得ることができる。
請求項26に記載の発明は、第1作動信号に基づき車両の各車輪に第1の制動力を発生させると共に、該第1作動信号の発生が解除されたとき第1の制動力が0に変化する第1ブレーキ手段と、第2作動信号に基づき車両の少なくとも一部の車輪に第2の制動力を発生させると共に、該第2作動信号の発生が解除されたとき第2の制動力を第2作動信号の発生の解除前の第2作動信号に基づく作動状態における値に保つ第2ブレーキ手段と、を備える制動力付与手段と、ドライバの発進準備意志に基づく操作入力を検出する発進準備意志検出手段と、ドライバの車両を移動させようと意図する方向である移動意志方向を検出する意志方向検出手段と、車両の実際の移動方向を検出する移動方向検出手段と、ドライバの発進準備意思を表す操作入力が検出されたか否かを判定する判定手段と、第2ブレーキ手段により付与される第2の制動力により車両を停止保持している場合に、判定手段によるドライバの発進準備意志を表す操作入力が検出されたとの判定に基づいて、車輪に付与する制動力を第2の制動力から第1の制動力へ切替えるとともに、検出された移動意志方向と実移動方向との関係に応じて第1の制動力を付与するよう、第1および第2作動信号を出力するブレーキ制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第1実施形態の自動ブレーキ装置について、図面を参照して説明する。図1は、本第1実施形態の自動ブレーキ装置の全体構成図である。なお、車両VLの右前輪、左前輪、右後輪、左後輪をそれぞれ、FR、FL、RR、RLで表す。
(1)車速=0、かつ、ブレーキペダルが所定時間以上連続して踏み込まれている場合。
(2)車速=0、かつ、運転席周辺に設置されたブレーキホルダ開始スイッチが押された場合。
(3)車速=0、かつ、変速機のシフト位置が車両移動可能な、すなわち駆動力を発生するD、2、L、Rの各レンジから、車両移動ができない、すなわち駆動力を発生しないP、Nのいずれかに変更された場合。
γ=A1×アクセル開度+A2×経過時間
ここで、アクセル開度はアクセル操作量センサ7による検出値、経過時間は本ステップ123の繰り返し回数に比例する経過時間を表している。また、A1およびA2は、それぞれアクセル開度および経過時間に対する比例定数である。
β=K2×(車速−Vlimit)
ここで、K2は、車速と目標車速Vlimitとの差に相当する速度偏差量の増加制動力への換算係数であり、予め設定されている。
次に本発明の第2実施形態の自動ブレーキ装置について説明する。本第2実施形態では、上述した図1の全体構成および図2の油圧ブレーキ装置2の構成と、図3のメインフローチャートの処理内容は、前記第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。
次に本発明の第3実施形態の自動ブレーキ装置について説明する。本第3実施形態では、上述した図1の全体構成および図2の油圧ブレーキ装置2の構成と、図3のメインフローチャートの処理内容は、前記第1および第2実施形態と同じであるため、説明を省略する。
次に本発明の第4実施形態の自動ブレーキ装置について説明する。本第4実施形態では、上述した図1の全体構成および図2の油圧ブレーキ装置2の構成と、図3のメインフローチャートの処理内容は、前記第1ないし第3実施形態と同じであるため、説明を省略する。
アクセルが踏まれていない間は、ステップ100→S110で、制動力は保持され、車両の停止状態は維持される。アクセルが踏み込まれると、初期減圧モードへ移行する(S100→S122)。
停止状態からアクセルが踏込まれると、アクセル開度に拘わらず初期減圧モードで車両は確実に移動意志方向へ移動する。したがって、同方向モードに移行し、制動力は完全に解除され発進補助制御は終了するとともに、車両はアクセル開度と坂路勾配に応じた速度で移動意志方向へ移動する。
次に本発明の第5実施形態の自動ブレーキ装置について説明する。本第5実施形態では、上述した図1の全体構成および図2の油圧ブレーキ装置2の構成と、図3のメインフローチャートの処理内容は、前記第1ないし第4実施形態と同じであるため、説明を省略する。
RG=W×gx0
ここで、Wは予め設定されている車両VLの重量である。また、gx0は前後加速度センサ9により検出された車両前後方向の加速度であり、車両後方の向きを正とする。
TD=Te×tAT×rAT×rf
ここで、Teはエンジントルク、tATは自動変速機(AT)のトルク比、rATはATのギア比、rfはデフギア比である。なお、ATギア比rATは、変速機のシフト位置が前進方向(D、2、Lレンジ)にあるときはrAT>0、シフト位置が停止状態(P、Nレンジ)にあるときはrAT=0、シフト位置が後退方向(Rレンジ)にあるときはrAT<0としている。
次に本発明の第6実施形態の自動ブレーキ装置について説明する。本第6実施形態では、上述した図1の全体構成および図2の油圧ブレーキ装置2の構成と、図3のメインフローチャートの処理内容は、前記第1ないし第5実施形態と同じであるため、説明を省略する。
次に本発明の第7実施形態の自動ブレーキ装置について説明する。本第7実施形態では、上述した図1の全体構成および図2の油圧ブレーキ装置2の構成と、図3のメインフローチャートの処理内容は、前記第1ないし第6実施形態と同じであるため、説明を省略する。
DUTY=B1×アクセル開度+B2×指令継続時間
ここで、B1、B2は比例定数である。
(1)上記各実施形態において、制動力付与手段としての第1ブレーキ手段は、図2に示す油圧ブレーキ装置2を用いる例を示したが、これ以外にも、通常のブレーキペダルの踏力によってマスタシリンダを加圧するともに、他の油圧機構によってペダル踏力とは独立にマスタシリンダを加圧できるブレーキ装置、すなわちブレーキペダル操作がないときにもマスタシリンダの加圧が可能な、いわゆるハイドロ・ブースタを用いてもよい。
γ=K×停止保持制動力×(A1×アクセル開度+A2×経過時間+A3×アクセル操作速度+A4×アクセル操作加速度)
ここで、停止保持制動力は停止保持モードにおいて車両を停止保持しているときの制動力である。また、KおよびA1〜A4は、いずれも比例定数であり、予め設定されている。
3…電動PKB(第2ブレーキ手段)、4…車輪、5…車輪速度センサ、
6…車内LANバス、7…アクセル操作量センサ、8…シフト位置センサ、
9…前後加速度センサ、21、22…配管系統、31…ブレーキワイヤ。
Claims (28)
- ブレーキ作動信号に基づき車両が備える車輪(4FL、4FR、4RL、4RR)に制動力を付与する制動力付与手段(2、3)と、
ドライバの前記車両を移動させようと意図する方向である移動意志方向を検出する意志方向検出手段(8)と、
前記ドライバの発進意志に基づく操作入力を検出する発進意志検出手段(7)と、
前記車両の実際の移動方向を検出する移動方向検出手段(S126)と、
前記ブレーキ作動信号を出力するブレーキ制御手段(1)と、を備え、
前記ブレーキ制御手段は、
前記制動力付与手段を駆動して前記車輪に停止保持制動力を付与することにより前記車両を停止状態に保つ停止保持モード(S13)と、
前記発進意志検出手段によりドライバの発進意志が検出された時点で前記停止保持モードを終了すると共に、前記移動方向検出手段より実移動方向を入力する移動方向検出モード(S122〜S126)と、
前記意志方向検出手段による移動意志方向と前記実移動方向との関係に基づき、前記制動力を制御するブレーキ作動信号を出力する補助ブレーキモード(S130〜S190)と、を実行し、
前記補助ブレーキモードにおいて、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、前記制動力を増加させるブレーキ作動信号を出力する第1の逆方向モード(S180〜S186)を実行すると共に、前記移動意志方向と前記実移動方向とが同じ向きである場合に、前記制動力を所定の減少勾配で減少させるブレーキ作動信号を出力する同方向モードを実行することを特徴とする自動ブレーキ装置。 - 前記意志方向検出手段は、前記車両の変速機のシフト位置より前記ドライバの移動意志方向を検出するシフト位置センサ(8)であり、
前記発進意志検出手段は、前記ドライバにより入力された前記車両のアクセル操作量を検出するアクセル操作量センサ(7)であることを特徴とする請求項1に記載の自動ブレーキ装置。 - 前記移動方向検出手段は、前記制動力を、前記停止保持モードにおける停止保持制動力より所定の初期減圧勾配で減少させた場合に、前記車両が移動する方向を実移動方向として検出するようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動ブレーキ装置。
- 前記移動方向検出手段は、前記初期減圧勾配を前記停止保持制動力と前記発進意志の大きさを表す物理量または/および前記初期減圧の動作継続時間との積に比例した大きさにより決定するようになっていることを特徴とする請求項3に記載の自動ブレーキ装置。
- 前記移動方向検出手段は、前記車両の車輪速度信号に基づき実移動方向を検出するものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の自動ブレーキ装置。
- 前記ブレーキ制御手段は、
前記第1の逆方向モード(S180〜S186)として、前記制動力を所定の増加勾配で増加させるブレーキ作動信号を出力することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の自動ブレーキ装置。 - 前記ブレーキ制御手段は、前記第1の逆方向モードにおいて、前記車両の移動速度が予め設定されている目標速度(Vlimit)以上のときに、前記制動力の増加勾配を前記車両の移動速度と前記目標速度との偏差に応じて大きく設定するようになっていることを特徴とする請求項6に記載の自動ブレーキ装置。
- 前記ブレーキ制御手段は、
前記補助ブレーキモードにおいて、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、前記車両の移動速度が予め設定された目標速度(Vlimit)に一致するよう前記制動力を速度フィードバックにより制御する第1の逆方向モードを実行するようになっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の自動ブレーキ装置。 - 前記ブレーキ制御手段は、
前記補助ブレーキモードにおいて、前記初期減圧勾配で前記制動力を減少させることで移動開始した前記車両の移動開始時の制動力を移動開始制動力として記憶すると共に、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、前記制動力が前記移動開始制動力相当の大きさとなるよう前記ブレーキ作動信号を出力する第2の逆方向モードを実行するようになっていることを特徴とする請求項3または4に記載の自動ブレーキ装置。 - 前記ブレーキ制御手段は、前記補助ブレーキモードにおいて、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、
前記実移動方向の移動距離が予め設定されている目標移動量(M)以下であれば、前記制動力を所定の増加勾配で増加させるブレーキ作動信号を出力する第1の逆方向モードを実行し、
前記実移動方向の移動距離が予め設定されている目標移動量を超えていれば、前記初期減圧勾配で前記制動力を減少させることで移動開始した前記車両の移動開始時の制動力を移動開始制動力として記憶すると共に、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、前記制動力が前記移動開始制動力相当の大きさとなるよう前記ブレーキ作動信号を出力する第2の逆方向モードを実行するようになっていることを特徴とする請求項9に記載の自動ブレーキ装置。 - 前記ブレーキ制御手段は、前記補助ブレーキモードにおいて、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、
前記車両が前記移動意志方向と同じ向きに移動した経験回数が所定数(n)未満であれば、前記制動力を所定の増加勾配で増加させるブレーキ作動信号を出力する第1の逆方向モードを実行し、
前記車両が前記移動意志方向と同じ向きに移動した経験回数が所定数を超えていれば、前記初期減圧勾配で前記制動力を減少させることで移動開始した前記車両の移動開始時の制動力を移動開始制動力として記憶すると共に、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、前記制動力が前記移動開始制動力相当の大きさとなるよう前記ブレーキ作動信号を出力する第2の逆方向モードを実行するようになっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の自動ブレーキ装置。 - 前記ブレーキ制御手段は、
前記同方向モードとして、前記制動力を所定の減少勾配で減少させるブレーキ作動信号を出力することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の自動ブレーキ装置。 - 前記ブレーキ制御手段は、前記同方向モードにおける制動力の減少勾配を、前記発進意志検出手段により検出されるアクセル操作量または前記移動方向検出手段により検出される前記実移動方向への移動速度もしくは移動加速度の少なくとも1つに基づき決定することを特徴とする請求項12に記載の自動ブレーキ装置。
- ブレーキ作動信号に基づき車両が備える車輪(4FL、4FR、4RL、4RR)に制動力を付与する制動力付与手段(2、3)と、
ドライバの前記車両を移動させようと意図する方向である移動意志方向を検出する意志方向検出手段(8)と、
前記ドライバの発進意志に基づく操作入力を検出する発進意志検出手段(7)と、
前記車両の実際の移動方向を検出する移動方向検出手段(S126)と、
前記ブレーキ作動信号を出力するブレーキ制御手段(1)と、を備え、
前記ブレーキ制御手段は、
前記制動力付与手段を駆動して前記車輪に停止保持制動力を付与することにより前記車両を停止状態に保つ停止保持モード(S13)と、
前記発進意志検出手段によりドライバの発進意志が検出された時点で前記停止保持モードを終了すると共に、前記移動方向検出手段より実移動方向を入力する移動方向検出モード(S122〜S126)と、
前記意志方向検出手段による移動意志方向と前記実移動方向との関係に基づき、前記制動力を制御するブレーキ作動信号を出力する補助ブレーキモード(S130〜S190)と、を実行し、
前記補助ブレーキモードにおいて、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、
前記車両が前記移動意志方向と同じ向きに移動した経験回数が所定数(n)未満であれば、前記制動力を所定の増加勾配で増加させるブレーキ作動信号を出力する第1の逆方向モードを実行し、
前記車両が前記移動意志方向と同じ向きに移動した経験回数が所定数を超えていれば、前記初期減圧勾配で前記制動力を減少させることで移動開始した前記車両の移動開始時の制動力を移動開始制動力として記憶すると共に、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、前記制動力が前記移動開始制動力相当の大きさとなるよう前記ブレーキ作動信号を出力する第2の逆方向モードを実行することを特徴とする自動ブレーキ装置。 - 前記意志方向検出手段は、前記車両の変速機のシフト位置より前記ドライバの移動意志方向を検出するシフト位置センサ(8)であり、
前記発進意志検出手段は、前記ドライバにより入力された前記車両のアクセル操作量を検出するアクセル操作量センサ(7)であることを特徴とする請求項14に記載の自動ブレーキ装置。 - 前記移動方向検出手段は、前記制動力を、前記停止保持モードにおける停止保持制動力より所定の初期減圧勾配で減少させた場合に、前記車両が移動する方向を実移動方向として検出するようになっていることを特徴とする請求項14または15に記載の自動ブレーキ装置。
- 前記移動方向検出手段は、前記初期減圧勾配を前記停止保持制動力と前記発進意志の大きさを表す物理量または/および前記初期減圧の動作継続時間との積に比例した大きさにより決定するようになっていることを特徴とする請求項16に記載の自動ブレーキ装置。
- 前記移動方向検出手段は、前記車両の車輪速度信号に基づき実移動方向を検出するものであることを特徴とする請求項14ないし17のいずれか1つに記載の自動ブレーキ装置。
- 前記ブレーキ制御手段は、
前記補助ブレーキモードにおいて、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、前記制動力を所定の増加勾配で増加させるブレーキ作動信号を出力する第1の逆方向モード(S180〜S186)を実行するようになっていることを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1つに記載の自動ブレーキ装置。 - 前記ブレーキ制御手段は、前記第1の逆方向モードにおいて、前記車両の移動速度が予め設定されている目標速度(Vlimit)以上のときに、前記制動力の増加勾配を前記車両の移動速度と前記目標速度との偏差に応じて大きく設定するようになっていることを特徴とする請求項19に記載の自動ブレーキ装置。
- 前記ブレーキ制御手段は、
前記補助ブレーキモードにおいて、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、前記車両の移動速度が予め設定された目標速度(Vlimit)に一致するよう前記制動力を速度フィードバックにより制御する第1の逆方向モードを実行するようになっていることを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1つに記載の自動ブレーキ装置。 - 前記ブレーキ制御手段は、
前記補助ブレーキモードにおいて、前記初期減圧勾配で前記制動力を減少させることで移動開始した前記車両の移動開始時の制動力を移動開始制動力として記憶すると共に、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、前記制動力が前記移動開始制動力相当の大きさとなるよう前記ブレーキ作動信号を出力する第2の逆方向モードを実行するようになっていることを特徴とする請求項16または17に記載の自動ブレーキ装置。 - 前記ブレーキ制御手段は、前記補助ブレーキモードにおいて、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、
前記実移動方向の移動距離が予め設定されている目標移動量(M)以下であれば、前記制動力を所定の増加勾配で増加させるブレーキ作動信号を出力する第1の逆方向モードを実行し、
前記実移動方向の移動距離が予め設定されている目標移動量を超えていれば、前記初期減圧勾配で前記制動力を減少させることで移動開始した前記車両の移動開始時の制動力を移動開始制動力として記憶すると共に、前記移動意志方向と前記実移動方向とが逆向きである場合に、前記制動力が前記移動開始制動力相当の大きさとなるよう前記ブレーキ作動信号を出力する第2の逆方向モードを実行するようになっていることを特徴とする請求項22に記載の自動ブレーキ装置。 - 前記ブレーキ制御手段は、
前記補助ブレーキモードにおいて、前記移動意志方向と前記実移動方向とが同じ向きである場合に、前記制動力を所定の減少勾配で減少させるブレーキ作動信号を出力する同方向モードを実行することを特徴とする請求項14ないし23のいずれか1つに記載の自動ブレーキ装置。 - 前記ブレーキ制御手段は、前記同方向モードにおける制動力の減少勾配を、前記発進意志検出手段により検出されるアクセル操作量または前記移動方向検出手段により検出される前記実移動方向への移動速度もしくは移動加速度の少なくとも1つに基づき決定することを特徴とする請求項24に記載の自動ブレーキ装置。
- 第1作動信号に基づき車両の各車輪に第1の制動力を発生させると共に、該第1作動信号の発生が解除されたとき前記第1の制動力が0に変化する第1ブレーキ手段と、第2作動信号に基づき前記車両の少なくとも一部の車輪に第2の制動力を発生させると共に、該第2作動信号の発生が解除されたとき前記第2の制動力を前記第2作動信号の発生の解除前の前記第2作動信号に基づく作動状態における値に保つ第2ブレーキ手段と、を備える制動力付与手段と、
ドライバの発進準備意志に基づく操作入力を検出する発進準備意志検出手段と、
前記ドライバの前記車両を移動させようと意図する方向である移動意志方向を検出する意志方向検出手段と、
前記車両の実際の移動方向を検出する移動方向検出手段と、
前記ドライバの発進準備意思を表す操作入力が検出されたか否かを判定する判定手段と、
前記第2ブレーキ手段により付与される前記第2の制動力により前記車両を停止保持している場合に、前記判定手段による前記ドライバの発進準備意志を表す操作入力が検出されたとの判定に基づいて、前記車輪に付与する制動力を前記第2の制動力から前記第1の制動力へ切替えるとともに、前記検出された移動意志方向と実移動方向との関係に応じて前記第1の制動力を付与するよう、前記第1および第2作動信号を出力するブレーキ制御手段とを備えることを特徴とする自動ブレーキ装置。 - 前記発進準備意志検出手段は、発進準備完了スイッチの操作、変速機のシフト位置の変更操作またはブレーキ操作スイッチの操作いずれか1つを検出するものであることを特徴とする請求項26に記載の自動ブレーキ装置。
- 第1作動信号に基づき車両の各車輪に第1の制動力を発生させると共に、該第1作動信号の発生が解除されたとき前記第1の制動力が0に変化する第1ブレーキ手段(2)と、第2作動信号に基づき前記車両の少なくとも一部の車輪に第2の制動力を発生させると共に、該第2作動信号の発生が解除されたとき前記第2の制動力を前記第2作動信号の発生の解除前の前記第2作動信号に基づく作動状態における値に保つ第2ブレーキ手段(3)と、を備える制動力付与手段と、
前記ドライバの発進意志に基づく操作入力を検出する発進意志検出手段(7)と、
前記ドライバの前記車両を移動させようと意図する方向である移動意志方向を検出する意志方向検出手段(8)と、
前記車両の実際の移動方向を検出する移動方向検出手段(S126)と、
前記ドライバの発進意思を表す操作入力が検出されたか否かを判定する判定手段と、
前記第2ブレーキ手段により付与される前記第2の制動力により前記車両を停止保持している状態で、前記判定手段による前記検出されたドライバの発進意志に基づく操作入力が検出されたとの判定に基づいて、前記停止保持状態での第2の制動力を解除すると共に、前記車両が実際に移動する方向が前記移動意志方向と異なる場合に、前記車両の移動速度が所定速度(Vlimit)を超えるかまたは前記車両の移動量が所定値(M)を超えるときに、前記車輪に前記第1の制動力を付与するように、前記第1および第2作動信号を出力するブレーキ制御手段とを備えることを特徴とする自動ブレーキ装置。
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