JP4228362B2 - 合成樹脂製容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外殻を形成する外層内に、変形自在な内袋を形成する内層を剥離自在に積層形成したブロー成形合成樹脂製容器、所謂デラミ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
外殻を形成する外層内に、変形自在な内袋を形成する内層を剥離自在に積層して構成した、一般にデラミ容器と称されるブロー成形容器が知られている。このブロー成形容器は、相溶性の殆どない外層と内層とを共押出しで多層パリソンに押出し成形し、この多層パリソンをブロー成形して得られる。
【0003】
デラミ容器は、外層に、外層と内層との間に外気を進入させる吸気孔が形成されており、ディスペンサーポンプを組み合わせたキャップを取り付けて使用されたり、外層をスクイズ変形可能で、復元自在な可撓性を有する外殻を形成する構成とし、吸気孔に逆止弁を配し、また逆止弁を配した開口部を有するキャップを螺合させてスクイズタイプのデラミ容器として使用される。
【0004】
ブロー金型のピンチオフ部で押し潰し成形される底部の底シール部は、基本的には相溶性の殆ど無い外層部分と内層部分との積層構造となるため、外層部分に容易に底割れが発生するので、デラミ容器においては従来よりこの底部の機械的強度を確保するための研究開発がなされている。
【0005】
特許文献1にはブロー金型のピンチオフ部により偏平に押し潰されて成形される底シール部を、一対のリブ片を重合圧着してパーティングラインに沿った突条状に成形し、この突条状物に、一対のリブ片の一方から他方に食い込む食い込み部を複数設けて構成した技術についての記載がある。
【0006】
この従来技術は、底シール部を高さ幅を有する突条状とすることにより、底シール部における外層と内層との圧着面積を大きくし、また複数の食い込み部を設けることにより、外層と内層との圧着面積をさらに増大させるばかりでなく、圧着面に平行する剪断力に対する抗力を飛躍的に高め、これにより底割れの発生し難い、機械的強度の高い底シール部を得ることを可能としている。
【0007】
一方、特許文献2に記載のある合成樹脂製壜体は、底割れにより底シール部に開設されたスリットを、外層と内層との間への外気の導入口すなわち吸気孔として積極的に利用したものであり、底部の機械的強度の確保のため底部に有底円筒状のベースキャップを外嵌した構成としている。またスクイズタイプのデラミ容器として使用する場合にはこのベースキャップを密に底部に組付け、さらに逆止弁を付設することにより、スクイズ操作における外層と内層の間にある空気の外部への排出がなされないようにしている。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−216238号公報。
【0009】
【特許文献2】
特開2002−36344号公報。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
使用目的に応じて上記吸気孔を底シール部でなく胴部あるいは口筒部に形成する場合も多く見られ、特にスクイズタイプのデラミ容器として使用する場合にはスクイズの際外層と内層の間にある空気が外部に排出されないように吸気孔に逆止弁を配するようにする。この場合底シール部に底割れが発生するとこの割れ部分から外層と内層の間の空気が漏れてしまい、スクイズ操作がスムーズにできなくなるため、底部のシールは必須条件であり、底割れを無くすか、あるいは底割れ状態となっても何らかの方法で底部を外部から密封状態とする必要がある。
【0011】
しかしながら、特許文献1に記載の底割れを無くす従来技術では、底シール部は大きな高さ幅と厚みとを有するので、その体積が大きなものとなり、このため冷却に長時間を要し、容器の生産効率をさらに、きわめて低いものとしてしまうという問題がある。また、キャップなどに加工を行い、吸気口を設ける必要が生じてしまう。
【0012】
また、特許文献2に記載の従来技術においては、容器本体の底部近傍の形状が複雑になること、別部品であるベースキャップの製造コストが高いという問題がある。
【0013】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、低コストのデラミ容器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる請求項1に記載の発明は、
筒状パリソンからブロー成形され、外層と、該外層に剥離自在に積層された減容変形自在な内袋を形成する内層とからなる合成樹脂製容器であって、有底筒形状の容器本体の底部底面に、ブロー割り金型のピンチオフ部により押し潰されて形成された底シール部を備え、前記底シール部に、前記外層と前記内層との間を剥離して該外層と内層の間に外気を導入するための吸気孔を開口させ、シュリンクフィルムからなり、前記吸気孔に連通し、該吸気孔に空気を導入させる方向に開口する一方向弁を備えた有底筒状体を、前記容器本体の底部に密封状態に外装して合成樹脂製容器を構成した。
【0015】
これにより、一方向弁を有する合成樹脂製で熱収縮性の、いわゆるシュリンクフィルムで形成した有底筒状体を容器本体の底部に外嵌して、熱を加えることにより、容器本体の底部に形成した吸気孔から外層と内層との間に空気を導入させ、かつこれらの間の空気を外部に排出させることのない一方向弁を確実にかつ容易に、さらに低コストで設けることができる。
【0016】
すなわち、容器本体のスクイズにより、注出キャップ体の開口部から内容物を注出した後、スクイズを止め、押し圧を解除すると、内容物の注出が止まり、外層が弾性回復力により元の形に復元し始め、注出キャップ体に配設した逆止弁の機能により、内部容体への内容物の逆流および外気の流入が止められ、該内部容体は減容変形した状態を保持したままであるので、底シール部に形成した吸気孔と有底筒状体に設けられた一方向弁を介して、外層と内層の間に外部空気が導入され、外層が元の形状に復元される。
【0017】
そして外層が元の形に復元した状態で容器本体の胴部を再びスクイズすると、一方向弁の機能が発揮され、外層と内層の間の空気は密封状態となるので、スクイズ操作をスムーズに達成することができる。
【0018】
更に、熱収縮した有底筒状体によって底部が密封されているため、万が一シール部において内層が破断した場合にも内容物が周辺に飛び散るのを防ぐことができる。
【0019】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、底部の筒状部に有底筒状体を係止するための上方に縮径した縮径部を有する構成とした。
【0020】
請求項2に記載の発明によれば、容器本体の底部に設けられた縮径部に熱収縮した状態の有底筒状体を密着、係止させるため、有底筒状体の上下方向への移動を抑制し、有底筒状体を容器本体の底部に確実に固定することができる。
【0021】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、底部の筒状部に有底筒状体を係止するための周溝を付設する構成とした。
【0022】
請求項3に記載の発明によれば、周溝において、熱収縮した状態の有底筒状体が確実に係止され、有底筒状体の上下方向への移動を確実に抑制し、有底筒状体を容器本体の底部に確実に固定することができる。
【0023】
請求項4に記載の発明は、請求項1、2または3に記載の発明において、容器本体の底部が周縁部に接地部分となる環状接地部と、中央部に環状接地部から内方に窪んだ位置に形成された平坦部を有する形状とした。
【0024】
請求項4に記載の発明によれば、底部底面に突条に形成される底シール部の先端を環状接地部より上位に位置させることができ、有底筒状体を熱収縮させた状態で有底筒状体の底面は平坦に形成され、良好な接地性(座り性)を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる合成樹脂製容器の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0026】
図1に合成樹脂製容器100を示す。合成樹脂製容器100は、スクイズタイプの注出容器であり、容器本体1の口筒部5に注出キャップ体20を螺合取り付けしてある。
【0027】
合成樹脂製容器100は、容器本体1と有底筒状体13から構成され、容器本体1は、低密度ポリエチレン製樹脂からなる外層2と、低密度ポリエチレン製樹脂との相溶性がほとんどないナイロン製樹脂からなる内層3との積層構造であり、2層を積層したパリソンをブロー成形することにより得られる。
【0028】
容器本体1の全体形状は円筒状の壜体であり、螺条を刻設した口筒部5、胴部6および底部7から構成され、容器本体1の高さは150mm、胴部6の径は40mmであり、後述する注出キャップ体20を口筒部5に螺合してスクイズタイプの注出容器として用いられるものである。このため外層2はスクイズ変形可能で、復元自在な可撓性を有する外殻を形成する肉厚に、内層3は減容変形自在な内袋を形成するように比較的薄肉に成形されている。
【0029】
底部7の筒状部8には3本の周溝8bが形成されており、また底面は周縁部に接地部分となる環状接地部9と、中央部に環状接地部9から内方に窪んだ位置に形成された平坦部10を有する形状である。また図2に示すように、パーティングラインPLに沿って、ブロー割り金型のピンチオフ部により偏平に押し潰された底シール部11が形成されている。
【0030】
図4(a)は底シール部11近傍の縦断面図であり、底シール部11の先端部では内層3を両側から一対の外層2でサンドイッチ状に挟み込んだ断面構造となっている。外層2と内層3は両者間に接着力はほとんどなく剥離可能に積層してあり、例えば両側から力を加えると図4(b)に示されるように外層2と内層3が剥離し、外層2と内層3の間に外気を導入させる吸気孔15が形成される。吸気孔15の形成は容器本体1ごとに行っても、また後述する有底筒状体13を熱収縮で取り付ける際の圧力で形成するようにしてもよい。
【0031】
有底筒状体13は、合成樹脂製の熱収縮性フィルムからなり、図3に示すように有底円筒状に形成されている。有底筒状体13の直径は、容器本体1の底部7の直径より若干大きく、そのままの状態で底部7に余裕をもって嵌めることができ、また側面の高さは少なくとも周溝8bに達する高さとなっている。
【0032】
有底筒状体13の底面には、一方向弁19が設けられている。一方向弁19は、底面に開口した孔18と、その孔18を内側から塞ぐように開閉自在に設けられた弁膜17から構成され、底面下部からは弁膜17を移動させて外気が導入されるが、内側からは弁膜17が孔18に密着し流通を阻止するようになっている。弁膜17の材質は熱収縮フィルムでも、その他のフィルムでもよい。また、弁膜17の取り付けは、接着、溶着等を問わない。
【0033】
この有底筒状体13の取り付けは、底部7に下から嵌め、有底筒状体13の周囲を加熱して熱収縮フィルムを収縮させて底部7の外周面、特に周溝8aに沿わせて密着させる。これにより有底筒状体13は、底部7の外周に密封状態に取り付けられる。更に有底筒状体13は、底面が緊張しており、容器本体1内の内圧の上昇で底面が容易にたわまず、内圧の上昇を吸収しないことが必要とされる。
【0034】
尚有底筒状体13の加熱は、有底筒状体13の全体を加熱してもよいが、少なくとも一方向弁19の機能が損なわれないように加熱することが必要とされる。また、一方向弁19の弁膜17を一点で有底筒状体13の底面に固定するなど、有底筒状体13の底面が収縮しても弁膜17と有底筒状体13の底面との間に間隙等が形成されず孔18を密閉できるように形成することとする。
【0035】
注出キャップ体20は、有頂円筒体のキャップ本体21と注出筒27とを有し、キャップ本体21の頂壁には中央部に開口部23が設けられ、内周面には容器本体1の口部3と螺合するための螺条が刻設してあり、キャップ本体21の頂壁上面には、開口部23の開口縁部に起立連設して注出筒27が設けられている。開口部23には逆止弁25が配設してあり、逆止弁25は常時は開口部23を閉鎖して外部からの空気の侵入、内容物の逆流等を止め、容器本体1をスクイズした際には、内層3で形成される内袋の内圧により開き、開口部23を開放して内容物を注出させる。
【0036】
注出キャップ体20は、キャップ本体21の頂壁の下面に垂下設したシール筒片28と、内周面下端に付属設したシール部24とが、螺合により容器本体1の口筒部5に組付けられたとき、それぞれ容器本体1の口筒部5の内周面上端と外周面下端に密着して、容器本体1との組付きをシールする。また注出口22にはカバーキャップ29が着脱自在に設けられ、通常カバーキャップ29により蓋がされている。
【0037】
次に、合成樹脂製容器100の作用について説明する。合成樹脂製容器100には、有底筒状体13が密に取り付けられ、また吸気孔15が底シール部11に形成されている。
【0038】
容器本体1の胴部6を図1に示すように指Sで両側より押圧すると、外層2とともに内層3が内側に変形し、逆止弁25が開きキャップ本体21の注出口22から内容物が吐出される。
【0039】
容器本体1の胴部6に対する押圧を解除すると、外層3は弾性回復力により、元の形に復元し始め、外層2と内層3の間の空気が減圧され、その結果、内層3内の内圧が外気圧に戻り、逆止弁25が閉じ、内容物の注出が止まり、内層3は減容変形した形状を保持しつつ、一方向弁19が開放され、一方向弁19から吸気孔15を通して、外層2と内層3との間に外部の空気が導入され、外層2は元の形状に復元する。この際、外層2と内層3との剥離が進行して空隙16が徐々に拡大する。
【0040】
そして再び容器本体1の胴部6を図1に示すように指Sで両側より押圧すると、外層2とともに内層3が内側に変形する。その際空隙16が押圧されるが、一方向弁19が閉じるので空隙16内の空気は流出せず、内層3の体積が減少し逆止弁25が開きキャップ本体21の注出口22から内容物が吐出する。そして指Sによる押圧を解除すると一方向弁19が開き、空隙16内に外気が送りこまれる。
【0041】
したがって合成樹脂製容器100によれば、一方向弁19を有する有底筒状体13が底部7に密に取り付けられているため、底シール部11に設けられた吸気孔15から容器本体1のスクイズに対応して外気が導入され、また必要に応じて閉じることから確実にデラミ容器としての機能を、容易かつ安価で発揮できる。
【0042】
図5に本願発明の合成樹脂製容器の他の形態を示す。この合成樹脂製容器101の上記合成樹脂製容器100と異なる点は、容器本体1の底部7の筒状部8に縮径部8aを備え、上方に縮径した縮径部8aにより有底筒状体13を係止するようにしている。
【0043】
更に合成樹脂製容器101は、容器本体1の全高さ範囲に亘り、パーティングラインPL上に接着帯4を設け、パーティングラインPLに沿って外層2と内層3を接着固定した。
【0044】
したがって合成樹脂製容器101は、熱収縮した状態で有底筒状体13が筒状部8に形成された縮径部8aに沿って密着し、係止され、特に上下方向のずれを確実に防止することができる。
【0045】
なお熱収縮させて有底筒状体13を確実に底部7に係止させる手段として、第1実施形態には周溝8b、第2実施形態には縮径部8aを挙げたが、底部7の形状はこれらに限定されるものではなく、例えば使用目的、有底筒状体13の密着力によっては胴部6から底部7の筒状部8にかけて凸凹のない通常の円筒状としたり、また円錐台状にすることもできる。
【0046】
また接着帯4を容器本体1の全高さ範囲に亘り設け、外層2と内層3を接着固定したことにより、内層3の減容変形を、高さ方向の縮小を生じることがない一定の形態に規制して内容物の流動通路を確保し、注出操作のよりスムーズなスクイズタイプの注出容器を提供することができる。
【0047】
尚、上記例では、容器本体1に注出キャップ体20を取り付けたスクイズボトルとしたが、本発明はこれに限るものでなく、口筒部5にポンプを取り付けたポンプタイプの容器でもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の発明にあっては、熱収縮性を有する合成樹脂、すなわちシュリンクフィルムで形成した、一方向弁を有する有底筒状体を容器本体の底部に加熱して取り付けたことにより、容器本体の底部に一方向弁を容易に設けることができ、底シール部を吸気孔としたデラミ容器を確実に、かつ容易に、さらに低コストで提供することができる。
【0049】
また万が一シール部において内層が破断した場合にも内容物が周辺に飛び散るのを防ぐことができる。
【0050】
請求項2に記載の発明にあっては、縮径部に熱収縮した状態の有底筒状体を密着した状態で係止させることにより、有底筒状体の上下方向の移動を抑制するので、有底筒状体を容器本体の底部に確実に取り付けることができる。
【0051】
請求項3記載の発明にあっては、周溝において、熱収縮した有底筒状体が密着した状態で確実に係止され、有底筒状体の上下方向の移動を抑制するので、有底筒状体を容器本体の底部に確実に取り付けることができる。
【0052】
請求項4記載の発明にあっては、底部底面に突条に形成される底シール部の先端を環状接地部より上位に位置させることができ、熱収縮させた状態で有底筒状体の底面は平坦に形成され、良好な接地性(座り性)を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる合成樹脂製容器の一実施形態に、注出キャップ体を取り付けた状態を示す断面図。
【図2】図1の合成樹脂製容器を示す底面図。
【図3】図1の容器に使用する有底筒状体の一例を示す斜視図。
【図4】(a)、(b)図1の合成樹脂製容器の底シール部近傍を示す要部拡大縦断正面図。
【図5】本発明にかかる合成樹脂製容器の他の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1 ; 容器本体
2 ; 外層
3 ; 内層
4 ; 接着帯
5 ; 口筒部
6 ; 胴部
7 ; 底部
8 ; 筒状部
8a; 縮径部
8b; 周溝
9 ; 環状接地部
10; 平坦部
11; 底シール部
13; 有底筒状体
15; 通気孔
16; 間隙
17; 弁膜
18; 孔
19; 一方向弁
20; 注出キャップ体
21; キャップ本体
22; 注出口
23; 開口部
24; シール部
25; 逆止弁
27; 注出筒
28; シール筒片
29; カバーキャップ
100、101; 合成樹脂製容器
PL; パーティングライン
S ; 指
Claims (4)
- 筒状パリソンからブロー成形され、外層(2)と、該外層(2)に剥離自在に積層された減容変形自在な内袋を形成する内層(3)とからなる合成樹脂製容器であって、
有底筒形状の容器本体(1)の底部(7)底面に、ブロー割り金型のピンチオフ部により押し潰されて形成された底シール部(11)を備え、
前記底シール部(11)に、前記外層(2)と前記内層(3)との間を剥離して該外層(2)と内層(3)の間に外気を導入するための吸気孔(15)を開口させ、
シュリンクフィルムからなり、前記吸気孔(15)に連通し、該吸気孔(15)に空気を導入させる方向に開口する一方向弁(19)を備えた有底筒状体(13)を、前記容器本体(1)の底部(7)に密封状態に外装したことを特徴とする合成樹脂製容器。 - 前記底部(7)の筒状部(8)に、前記有底筒状体(13)を係止するための上方に縮径した縮径部(8a)を設けたことを特徴とした請求項1に記載の合成樹脂製容器。
- 前記底部(7)の筒状部(8)に、前記有底筒状体(13)を係止するための周溝(8b)を設けたことを特徴とした請求項1に記載の合成樹脂製容器。
- 前記底部(7)を、該底部(7)の周縁部に接地部分となる環状接地部(9)と、中央部に前記環状接地部(9)から内方に窪んだ位置に形成された平坦部(10)とを備えた形状としたことを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の合成樹脂製容器。
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