JP4220464B2 - エレベータのかご上手摺 - Google Patents

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Description

技術分野
この発明は、エレベータ用かご上手摺に関する。更に具体的には、エレベータのかご上部における作業の際に、かご上部に設置される手摺に関するものである。
背景技術
図21は、従来のエレベータ用かご600の上部に備えられた手摺610を示す模式図であり、図21Aは、正面図であり、図21Bは、図21Aにおいて、右側から見た場合の側面図である。
図21に示すように、エレベータ用かご600には、かご2及び手摺610が備えられている。
手摺610には、左側面手摺620、右側面手摺630及び、背面手摺640が備えられている。各手摺620、630、640は、それぞれ、支持枠4に取り付けられている。また、支持枠4は、固定柱6を介して、かご2に固定されている。固定柱6上部には、エレベータ用かご600を昇降するためのロープを、かご2下部に配置された巻き車(図示せず)に通すロープ通路8が備えられている。
また、左側面手摺620及び背面手摺640は、それぞれ、かご2天井面に対して垂直な方向に配置された2本の縦枠14と、この2本の縦枠14の間に、縦枠14に対して垂直に配置された下段横枠20、上段横枠22とを含んで構成される。また、右側面手摺630は、それぞれ、下段縦枠16及び上段縦枠18とが組み合わされた2本の縦枠と、この2本の縦枠の間に、縦枠16、18に対して垂直に配置された下段横枠20、上段横枠22とを含んで構成される。
手摺610は、エレベータ用かご600上部において、省スペース化を図るため、取付部材32及び縦枠14あるいは下段縦枠16に貫通させた取付ねじ34を中心軸にして、90度内側に回転させて、折り畳んだ状態で収納できるようになっている。また、手摺610を折り畳んだ際、右側面手摺630の縦枠は、上段縦枠18が下段縦枠16に対して、下側になるように設置されている。
また、手摺610には、手摺を収納したことを検出する安全装置が備えられている。この安全装置は、右側面手摺630に設けられた安全スイッチ92と、左側面手摺620に、ヒモ94を介して取り付けられた押さえ金具96から構成される。手摺610の収納時には、押さえ金具96により、安全スイッチ92をONにし、手摺が収納されたことが検出できるようになっている。
このような構造を有するエレベータ用の手摺610を折り畳む場合、図21C、21Dに示すように、左側面手摺620を、右側面手摺630の上段縦枠18及び下段横枠22の上に重ねることができる。このようにすれば、左右側面手摺620、630の高さをある程度高くしても、左右側面手摺620、630を折り畳む際、手摺同士がぶつかり合って、互いに干渉し合うのを防ぐことができる。従って、このような構造によれば、ある程度、手摺610の収納に要する高さを抑えて、省スペース化を図りつつ、小さなスペースにもある程度高い手摺を設置することができる。
ところで、エレベータの作動時には、手摺610や、かご上機器12を含むエレベータ用かご600上のスペースは、できる限り小さくすることが好ましい。一方、かご上に乗り込んで行う点検等の作業においては、安全性の観点から、ある程度の手摺の高さは必要である。
しかし、間口の狭いエレベータ用かご上に、上述のような構造で、高い手摺を設けようとすれば、手摺を折り畳む際に、例えば、かご上機器12などに手摺がぶつからないように、縦枠の折り曲げる位置、即ち、取り付けねじ34の位置を、ある程度高くする必要がある。従って、手摺を折り畳んで収納しても、ある程度の高さが必要になる。
また、エレベータ用かご上で安全点検等の作業を行う場合、エレベータの備えられた建物の最上階のエレベータ乗り場からかご上に乗り込む。この場合、作業の安全性を確保するため、人がエレベータ用かご上に乗り込む前に、乗り場から、まず、手摺を組み立てる必要がある。しかし、乗り場からの手摺の組立作業は困難である。このため、作業の際、手摺の設置に要する時間が増加し、全体の作業時間が長くなってしまい、エレベータが長時間停止することとなり、エレベータの利用者に不便を強いることになってしまう。
更に、作業を行う場合、安全装置を解除しなければ、かご上に乗り込むことができない。また、作業終了後、エレベータを作動するためには、安全装置を作動させて、手摺が収納されたことを検出させる必要がある。この安全装置のスイッチは、手摺収納後に乗り場から入れる必要があるが、安全スイッチの配置位置によっては、乗り場からの作業は困難であった。また、二方向に乗り場を有するエレベータにおいても、安全スイッチの配置によって、かご上に乗り込む、または、かご上から降りる方向に制約をうけることになる。従って、作業に要する時間が長くなってしまい、エレベータが長時間停止することになってしまうことが考えられる。
発明の概要
この発明は、以上のような問題を解決し、小さなスペースにも収納可能な高い手摺を設けるとともに、手摺の設置、収納や、安全装置の作動に伴う時間の短縮を図ることを目的として、改良されたエレベータ用かご上の手摺を提案するものである。
この発明のエレベータ用かご上手摺は、エレベータのかご上に備えられた手摺と、
前記手摺を支える支持枠と、
前記支持枠を前記かごに固定するための固定柱とを備え、
前記手摺は、前記かごの対向する2側面に平行に、前記かご上部に備えられた側面手摺と、
前記側面手摺に垂直に、前記かごの上部に備えられた、背面手摺とを含み、
前記手摺のうち少なくとも側面手摺は、高さを調整できる調整手段を備え、
かつ、
前記各手摺は、前記かごの上面に水平な方向に折り畳んで収納できる収納手段を備えるものである。
これよれば、小さなスペースに、高い手摺を収納することができる。
また、この発明のエレベータ用かご上手摺は、エレベータのかご上部に備えられた手摺と、
前記手摺を支える支持枠と、
前記支持枠を前記かごに固定する固定柱を備え、
前記手摺は、前記エレベータの2側面にそれぞれ、平行な方向に設けられた2つの側面手摺と、前記側面手摺に垂直な方向に設けられた背面手摺とを備え、
前記側面手摺は、一方を収納すると、他方も収納されるようにする自動収納手段を備える。
これによって、手摺の設置、収納に要する時間を短縮することができ、エレベータ用かご上で行う作業全体の時間を短縮することができる。
また、この発明のエレベータ用かご上手摺は、収納及び/または設置の状態を確認する安全装置を備え、
前記自動収納手段は、前記手摺の収納または設置と同時に、前記安全装置を作動または停止するものである。
これによって、安全装置の作動又は停止に要する時間を短縮することができ、エレベータ用かご上での作業全体の時間を短縮することができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一または相当する部分には同一符号を付してその説明を簡略化ないし省略する。
まず図1から図3にて、この発明の実施の形態1について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1におけるエレベータ用かご100上部に設置された手摺110を示す斜視図である。
図1に示すように、エレベータ用かご100には、かご2と手摺110とが備えられている。また、手摺110には、左側面手摺120、右側面手摺130、及び、背面手摺140が備えられている。各手摺120、130、140は、支持枠4に取り付けられている。支持枠4は、固定柱6により、かご2に固定されている。また、固定柱6の上部には、ロープ通路8が設けられている。ロープ通路8は、エレベータ用かご100を昇降するため、かご2下方の巻き車(図示せず)に昇降用ワイヤロープを通すために用いられる。また、かご2上部には、かご上機器12が設けられている。
図2は、エレベータ用かご100の上部に手摺110が組み立てられた状態を示す模式図であり、図2Aは、上面図、図2Bは、正面図、図2Cは、図2Aにおいて、右側から見た場合の側面図を示す。
図2に示すように、各手摺120、130、140は、それぞれ、下段縦枠16と上段縦枠18とを組み合わせた2本の縦枠と、この2本の縦枠の間に、縦枠16、18に対して垂直に配置された、下段横枠20と上段横枠22とを備える。
下段縦枠16は、中空の四角柱である。下段縦枠16には、下方と上方とに、それぞれ、貫通孔24、26が設けられている。また、上段縦枠18は、四角柱である。上段縦枠18には、下方と上方とに、それぞれ、設置用貫通孔28、収納用貫通孔30が設けられている。
取付金具32は、2面がほぼ垂直に交わるL字型の金具であり、一面において、支持枠4に固定されている。また、取付ねじ34は、取付金具32の他面と、各下段縦枠16に設けられた貫通孔24とを貫通し、これによって、各下段縦枠16は、支持枠4に接続している。
また、手摺110が設置されている状態においては、取付ねじ36は、下段縦枠16の貫通孔26と、上段縦枠18の設置用貫通孔28とを貫通し、これにより、上段縦枠18を、下段縦枠16に固定している。
また、下段横枠20は、2本の下段縦枠16の上端付近の間に、下段縦枠16に垂直になるように固定されている。また、上段横枠22は、2本の上段縦枠18の上端付近の間に、上段縦枠18に垂直になるように固定されている。
図3は、手摺110が収納された状態を示す図であり、図3Aは、上面図、図3Bは、正面図、図3Cは、図3Aにおいて、右側から見た場合の側面図を示す。
図3に示すように、手摺110が収納された状態においては、各上段縦枠18は、各下段縦枠16内部に収納されている。また、上段手摺18を収納した状態で、各手摺120、130、140は、取付ねじ34を中心軸として、90度内側に折り畳まれている。また、背面手摺140は、左右側面手摺120、130に対して、下方に配置されるようになっており、手摺収納の際に、各手摺同士が干渉することを防いでいる。
次に、図4を用いて、手摺110を収納する状態を説明する。
図4は、左側面手摺120が、収納される工程を説明するための断面図であり、図4A、4C、4Eは、正面に平行な断面を示し、図4B、4D、4Fは、側面に平行な断面を示す。
図4A、4Bに示すように、設置の状態においては、下段縦枠16は、取付金具32により、支持枠4に取り付けられ、かご2上面に対して垂直な方向に固定されている。また、上段縦枠18は、下段縦枠16の貫通孔26と、上段縦枠の設置用貫通孔28とに、取付ねじ36を貫通させることにより、左側面手摺120が最も高くなるような状態で、下段縦枠16に固定されている。
この状態から、左側面手摺120を収納する場合には、まず、上段縦枠18を下段縦枠16に固定している取付ねじ36を引き抜いて外す。これによって、上段縦枠18は、下段縦枠16から外される。この状態で、図4C、4Dに示すように、上段縦枠18を下方に引き下げ、下段縦枠16の内部に、スライドさせて収納する。その後、上段縦枠18の収納用貫通孔30と、下段縦枠の貫通孔26とに、取付ねじ36を貫通させて固定する。
次に、図4E、4Fに示すように、上段縦枠18を収納した下段縦枠16を、取付ねじ34を中心軸として、ほぼ90度内側に回転して折り畳む。この状態で、左側面手摺120は収納される。
なお、右側面手摺130、背面手摺140についても同じように収納される。
このよう、手摺110は、二段階に折り畳まれている。従って、左右側面手摺を折り畳む際の干渉を防止し、かつ、かご上機器12などが障害となることなく、小さなスペースで、手摺を収納することができる。
なお、上述したように、かご2の上には、左側面手摺120、右側面手摺130及び背面手摺140が備えられているが、このように3面に手摺を有するものに限らず、4面全てに手摺を有するものや、左右のみに手摺を設置するものなどであってもよい。
また、実施の形態1においては、各手摺120、130、140は、それぞれ、2段階に折り畳み可能なものとした。しかし、例えば、左右のみを折り畳み可能とし、背面手摺については1段階のみ折り畳めるものとしてもよい。また、2段階に折り畳むものに限らず、上面とのスペースと手摺の強度、高さ等を考慮すれば、3段階以上に折り畳みできるものであってもよい。
また、実施の形態1においては、下段縦枠16を中空の四角柱とし、この内部に、上段縦枠18をスライドさせて収納できるようにした。しかし、これに限らず、例えば逆に、上段縦枠18を中空の四角柱とし、上段縦枠18の内部に下段縦枠16を収納できるようにしてもよい。
また、各縦枠、横枠及び取付金具等の形状や配置位置等は、この発明の範囲において、実施の形態1において説明したものに限るものではない。
なお、実施の形態1において、下段縦枠16は、この発明の下段手摺に該当し、上段横枠18は、この発明の上段手摺に該当する。また、下段縦枠16の貫通孔26、設置用貫通孔28、収納用貫通孔30及び取付ねじ36を含む部分は、この発明におけるの調整手段及び取付手段に該当する。また、下段縦枠の貫通孔24、取付金具32及び取付ねじ34を含む部分は、この発明における収納手段に該当する。
次に、図5から図7にて、発明の実施の形態2について説明する。
図5は、この発明の実施の形態2における、エレベータ用かご200上部に設置された手摺210について説明するための図であり、図5Aは、正面図であり、図5Bは、図5Aにおいて、右側から見た場合の側面図である。
図5に示すように、手摺210は、設置された状態においては、実施の形態1における手摺110と同様に、左側面手摺220、右側面手摺230及び背面手摺240を含む。
また、左側面手摺220及び右側面手摺230は、それぞれ、下段縦枠16と上段縦枠18とを組み合わせた2本の縦枠と、2本の縦枠の間に、縦枠に対して垂直に配置された下段横枠20、及び上段横枠22の4本の枠棒で構成されている。
実施の形態2においては、下段縦枠16には、下方及び上方に貫通孔24、40が設けられている。また、上段縦枠18には、下方に貫通孔42が設けられている。下段縦枠16と上段縦枠18が接続する部分には、取付金具44が配置されている。取付金具44は、上下に2つの貫通孔を有する。取付ねじ46は、取付金具44の下側の貫通孔と、下段縦枠の貫通孔40とを貫通する。また、取付ねじ48は、取付金具44の上側の貫通孔と、上段縦枠18の貫通孔42とを貫通する。これによって、下段縦枠16と上段縦枠18とは、取付金具44を介して接続されている。取付金具44は、取付ねじ46を中心軸として、回転可能になっている。また、上段縦枠16は、取付ねじ48を中心軸として、回転可能になっている。
一方、背面手摺240は、下段横枠20及び横枠上段22を備えるが、縦枠は、左右側面手摺220、230のように2段階では構成されず、1本の柱で構成される縦枠14が、2本、それぞれ、上下横枠20、22の両端に、上下横枠20、22に対して垂直に配置されている。
また、実施の形態1と同様に、各下段縦枠16あるいは縦枠14の下方に設けられた貫通孔24と、取付金具32とに、取付ねじ34を貫通させることにより、各手摺220、230、240は、支持枠4に、回転可能に取り付けられている。
図6は、手摺210が、収納された状態を説明するための模式図であり、図6Aは、正面図、図6Bは、図6Aにおいて、右側から見た場合の側面図である。
図6に示すように、左側面手摺220及び右側面手摺230の上段縦枠18は、それぞれ、下段縦枠16と上段縦枠18との間に設置された取付金具44において、内側に180度回転して折り畳まれている。また、この状態で、下段縦枠16と、支持枠4とを取り付ける取付金具32において、90度内側に回転して折り畳まれている。即ち、左右側面手摺220、230は、二段階に折り畳まれた状態で、収納される。
一方、背面手摺240は、支持枠4と、縦枠14とを取り付ける取付金具32において、90度内側に折り曲げられている。この際、背面手摺240は、左右側面手摺220、230の下に配置されている。
図7は、左側面手摺220が収納される状態について説明するための一部透視図を含む模式図であり、図7A、7C、7Eは、正面図、図7B、7D、7Fは、図7A、7C、7Eにおいて、左から見た場合の側面図である。なお、図7においては、支持枠4及び取付金具32、44の部分において、内部を透視して示している。
以下、図7を用いて、左側面手摺220が収納される工程について説明する。
まず、図7A、図7Bに示すように、左側面手摺220は、かご2上部に設置された状態になっている。
この状態において、下段縦枠16は、取付金具32を介して、支持枠4に取り付けられ、かご2上面に対して垂直な状態で固定されている。また、上段縦枠18は、取付金具44を介して、下段縦枠16の上部に同じ方向に、積み上げるようにして接続されている。
図7C、7Dは、下段縦枠16と上段縦枠18との間において、上段縦枠18が、180度内側に折り曲げられた状態を示す。
この状態では、取付金具44は、取付金具44の貫通孔と、下段縦枠16の貫通孔40とを貫通する取付ねじ46を中心軸として、90度内側に回転する。また、上段縦枠18は、その貫通孔42を貫通する取付ねじ48を中心軸として、90度回転して、内側に折り畳まれる。このようにして、図7C、7Dに示すように、上段縦枠18は、180度内側に折れ畳まれ、下段縦枠16に平行な位置に配置される。
図7E、7Fは、手摺210が折り畳まれた状態を示す。
ここでは、上段縦枠18が180度内側に折り畳まれた状態のまま、下段縦枠16の下方の取付ねじ34を中心軸として、縦枠下段を90度内側に回転させて折り畳む。従って、上段縦枠16、下段縦枠18ともに、かご2の上部に水平な状態で折り畳まれる。
なお、左側面手摺220の収納の工程について説明したが、右側面手摺230についても、同じように収納される。また、背面手摺240は、縦枠14が、1本で構成され、図6に示すように、取り付けねじ34を中心軸として、90度内側に回転して折り畳まれただけの状態で収納される。このようにすれば、図6に示すような状態で、手摺210を収納することができる。
ここでは、背面手摺240は、対向する正面側に手摺を有さないため、左右側面手摺220、230のように二段階に折り畳まなくても、対向する面に備えられた手摺同士で干渉することがない。また、手摺を折り畳んだ時に障害となりやすいかご上機器12は、正面付近に配置されているため、背面手摺240を折り畳んだ際、かご上機器12が障害となることもない。従って、背面手摺240は、1段階に折り畳まれるようになっている。
以上のようにすれば、手摺210の収納の際に、左右側面手摺220、230が互いにぶつかり合って、干渉することなく、また、かご上機器12などが障害となることもない。従って、間口の狭いエレベータにおいても、省スペース化を図りつつ、高い手摺を設けることができる。
なお、実施の形態2においては、上段縦枠18を内側に折り畳むため、取付金具44に取付ねじ46、48を貫通させたものを回転手段として用いたが、これに限るものではなく、上段縦枠18を、一度折り畳むことができるものであればよい。
また、取付金具44や、取付ねじ46、48等の配置や形状等は、この発明の範囲内において、実施の形態2に説明した形状に限るものではない。
その他は、実施の形態1と同様であるから説明を省略する。
なお、実施の形態2において、貫通孔40、42、取付金具44及び取付ねじ46、48を含む部分は、この発明の調整手段及び接続部分に該当する。
次に、図8〜図13にて、この発明の実施の形態3について説明する。
図8は、この発明の実施の形態3におけるエレベータ用かご300上部に、手摺310が設置された状態を示す模式図であり、図8Aは、正面図、図8Bは、図8Aにおいて、右側から見た場合の側面図である。
図8に示すように、手摺310は、左側面手摺320、右側面手摺330及び背面手摺340を備え、各手摺320、330、340は、実施の形態1と同様に、支持枠4に取り付けられている。
また、左側面手摺320及び右側面手摺330は、下段縦枠16と上段縦枠18とを組み合わせた2本の縦枠と、この2本の縦枠の間に、縦枠に対して垂直に配置された下段横枠20、上段横枠22とを備える。下段横枠20は、2本の下段縦枠16の中間部付近に配置されている。また、上段横枠22は、2本の上段縦枠18の上方に配置されている。
一方、背面手摺240の縦枠は、一本の縦枠14で構成されている。背面手摺240は、2本の縦枠14と、その間に、縦枠14に対して垂直に配置された下段横枠20、上段横枠22を備えている。
図9は、左右側面手摺320、330の、縦枠を示す模式図であり、図9Aは、下段縦枠16を、図9Bは、上段縦枠18を示す模式図である。また、図9A、9Bそれぞれにおいて、左側が正面を示し、右側が側面を示す。
下段縦枠16は、一面に、開放面を有する中空の四角柱である。図9Aに示すように、下段縦枠16の上端部には、縦U字溝52が設けられている。縦U字溝52は、下段縦枠16の上方を縦にU字型にくり抜いて形成されている。また、縦U字溝52下方には、下段縦枠16の縦方向に対して垂直な方向に突出する下段係合杭54が備えられている。下段係合杭54は、図9Aの紙面左側に示す正面図においては、紙面に対して垂直な方向に裏表に突出し、紙面右側に示す側面図においては、下段縦枠16に垂直に左右方向に突出するように設けられている。また、下段係合杭54の下方には、横U字溝56が設けられている。横U字溝56は、下段縦枠16の縦方向に対して垂直な方向に、U字型にくり抜いて形成されている。また、この横U字溝56が設けられている面、即ち、図9A左側の正面図において、左側に位置する側面は、一面が開放面となっている。また、実施の形態1、2と同様に、下段縦枠18の下方には、貫通孔24が設けられている。
図9Bに示すように、上段縦枠18の下方には、楕円穴58が設けられている。楕円穴58は、図9Bの紙面左側に示す正面図において、紙面に対して垂直な方向に楕円形に上段縦枠18を貫通する穴である。また、楕円穴58上部には、上段係合杭60が設けられている。上段係合杭60は、下段縦枠16の下段係合杭54と同じ方向、即ち、図9Bの紙面左側に示す正面図においては、紙面に対して垂直な方向に裏表に突出し、紙面右側に示す側面図においては、上段縦枠14に垂直な方向に左右に突出するように設けられている。
図10〜12は、左側面手摺320を収納する工程を説明するための断面模式図であり、図10A、11A、12Aは、正面図を、図10B、11B、12Bは、側面図を示す。また、図13は、手摺310を収納した状態を示す模式図であり、図13Aは、正面図を、図13Bは、図13Aにおいて、右側から見た場合の側面図を示す。
図10に示すように、下段縦枠16は、取付金具32及び貫通孔に取付ねじ34を貫通させることにより、支持枠4に取り付けられている。
また、下段縦枠16の縦U字溝52に、上段縦枠18の上段係合杭60を係合させ、上段縦枠18の楕円穴58の上方部分に、下段縦枠16の下段係合杭54を挿入する。このようにして、下段縦枠16と、上段縦枠18とが組み合わされ、一直線上に設置された状態の縦枠を構成する。また、2本の縦枠の間に備えられた下段横枠20、上段横枠22は、かご2上面にたいしてほぼ平行な状態にある。
このように設置された状態から、図11に示すように、上段縦枠18を上方に引き上げることにより、上段縦枠18を、回転可能な状態にすることができる。この状態においては、縦U字溝52に係合していた上段係合杭60は、上方にずれ、縦U字溝52からは、外されている。また、下段係合杭54は、縦枠上段が引き上げられることにより、楕円穴58の下方にずれる。
この状態で、上段縦枠18は、左右に動かすことができ、手摺310を折り畳むためには、図12に示すように、上段縦枠18を、下段係合杭54を中心軸として、約180度程度外側に回転して倒す。この状態において、上段縦枠18の一部は、下段縦枠16の開放面から、内部に収納される。しかし、上段縦枠の上方部分と上段横枠22とが、支持枠4にぶつかるため、上段縦枠18は、180度完全には回転せず、下段縦枠18に途中まで収納された状態で止まる。
また、右側面手摺330についても、上述の左側面手摺320と同じように収納した状態で、図13に示すように、下段縦枠16を、取付ねじ34を中心に、90度内側に折り曲げて収納する。このとき、支持枠4にぶつかって、完全に収納されていなかった上段縦枠18の上方部分及び上段横枠22部分も、完全に収納される。
その他の部分は実施の形態1または2と同様であるから説明を省略する。
なお、この発明において、上段、下段支持枠の長さの関係は、実施の形態3に説明したものに限るものではない。しかし、実施の形態3のようにすれば、手摺の長さをより長くすることがでるため、小さなスペースに収納可能な高い手摺を設置することができる。
また、この発明において、縦U字溝52、下段係合杭54、横U字溝56、楕円穴58、上段係合杭60等の形状や配置位置は、実施の形態3に説明したものに限るものではない。
なお、実施の形態3において、縦U字溝52、下段係合杭54、横U字溝56、楕円穴58、上段係合杭60を含む部分は、この発明における調整手段及び接続部分に該当する。
次に、図14〜図16を用いて、この発明の実施の形態4について説明する。
図14は、この発明の実施の形態4において、エレベータ用かご400上部に手摺410が設置された状態を示す模式図であり、図14Aは正面図、図14Bは、図14Aにおいて、右側から見た場合の側面図である。
図14に示すように、手摺410は、左側面手摺420、右側面手摺430及び背面手摺440を備える。
左右側面手摺420、430は、それぞれ、下段縦枠16と上段縦枠18とを取付金具70を介して組み合わせた2本の縦枠と、この2本の縦枠の間に、縦枠に対して垂直になるように配置された下段横枠20、上段横枠22とを備える。
また、左右側面手摺420、430の下段縦枠16と上段縦枠18との間に設けられた取付金具には、収納棒72が設けられている。収納棒72は、後述するように、一端において、左側面手摺420の取付金具70の左上方に、収納棒72と取付金具70との配置角度が変えられるよう回転可能な状態に取り付けられ、また、他端において、右側面手摺430の取付金具70の左下方に、収納棒72と取付金具70との配置角度が変えられるように回転な状態に取り付けられている。
図15は、手摺410が収納された状態を示す模式図であり、図15Aは、正面図、図15Bは、図15Aにおいて右側から見た場合の側面図を示す。
図15に示すように、手摺410の左右側面手摺420、430は、取付金具70において、内側に90度折り畳まれた状態で収納される。また、背面手摺440は、左右側面手摺420、430の下側に、取付ねじ34を中心軸として、90度内側に回転して折り畳まれた状態で収納される。
図14に示す設置の状態から、図15に収納の状態に手摺410を折り畳む際、右側面手摺430は、左側面手摺420を折り畳むことにより、自動的に折り畳まれるようになっている。
図16A〜16Cは、手摺410の左右側面手摺420、430を折り畳む状態について説明するための一部透視図を含む正面図である。図16A〜16Cにおいては、取付金具70の部分を透視して表している。
図16Aに示すように、取付金具70は、右下方において、左側面手摺420の正面側の下段縦枠16及び上段縦枠18に、取付ねじ74によって、回転可能に取り付けられている。また、別の取付金具70は、右上方において、右側面手摺420の正面側の下段縦枠16及び上段縦枠18に、取付ねじ74によって、回転可能に取り付けられている。
上段縦枠18は、取付金具70に固定して接着されている。また、収納棒72は、一端において、左側面手摺420の取付金具70の左上方に取付ねじ76により回転可能に取り付けられている。また、収納棒72は、他端において、右側面手摺430の取付金具70の左下方に、取付ねじ76により回転可能に取り付けられている。
このような構造の左右側面手摺420、430を、90度内側に折り畳む場合、まず、図16Aにおいて、矢印▲1▼に示す方向に、左側面手摺420の上段縦枠18を、取付ねじ74を中心軸として、内側に回転させて折り畳む。
このとき、左側面手摺420の上段縦枠18の動きに伴って、上段縦枠18に固定された取付金具70は、取付ねじ74を中心軸として、図16Bにおいて、矢印▲2▼の示す方向に回転する。左右側面手摺420の取付金具70の回転と共に、収納棒72を取り付ける取付ねじ76は、収納棒72と取付金具70との配置角度を適宜変えながら回転して、矢印▲3▼の方向に、収納棒72を押す。これによって、右側面手摺430に設置された取付金具70に、収納棒72を取り付ける取付ねじ76が、矢印▲4▼の方向に押され、取り付けねじ74を中心軸として回転する。この時、取付ねじ76と共に、右側面手摺430の取付金具70も矢印▲4▼の方向に回転する。この回転の際、収納棒72と、取付金具70との設置角度は、適宜変えられている。右側面手摺430の取付金具70に固定されている上段縦枠18も、取付金具70と共に回転し、矢印▲5▼の方向に倒れることになる。
なお、ここでは、左側面手摺420を折り畳むことにより、自動的に右側面手摺430を収納する場合について説明したが、逆に、右側面手摺430を矢印▲5▼に示す方向に折り畳むことにより、自動的に左側面手摺420を折り畳むこともできる。この場合には、左側面手摺420から折り畳むのとは逆に、矢印▲5▼方向に右側面手摺430が倒されると、矢印▲4▼方向に取付金具70が回転し、矢印▲3▼方向に収納棒72が引かれる。これによって、矢印▲2▼方向に、取付金具70が回転し、矢印▲1▼方向に、左側面手摺420が折り畳まれる。
また、側面手摺420、430を折り畳まず、収納棒72に、矢印▲3▼に示す方向に力を加えれば、左側面手摺420の取付金具70には、矢印▲2▼方向の力が加わり、右側面手摺430の取付金具70には、矢印▲4▼方向の力が加わる。これによって、左右側面手摺420、430を、それぞれ、矢印▲1▼、▲5▼方向に折り畳み、自動的に収納することができる。
また、ここでは、手摺を収納する場合について説明したが、左側面手摺420、若しくは、右側面手摺430、または、収納棒72に、上述と逆の方向に力を加えることにより、手摺を設置することもできる。
その他の部分については、実施の形態1〜3と同様であるから説明を省略する。
以上のようにすれば、左右側面手摺420及び430を収納あるいは設置する際、一方の手摺あるいは収納棒72に力を加えるだけで、左右側面手摺の両方を一度に収納あるいは設置することができる。従って、間口の狭いエレベータにおいても簡単に、かつ迅速に手摺の収納、設置を行うことができ、手摺の収納に要する時間を短縮することができる。
なお、実施の形態4において、取付金具70、収納棒72、取付ねじ72、74を含む部分は、この発明の自動収納手段に該当する。
次に、この発明の実施の形態5を、図17〜図20を用いて説明する。
図17は、この発明の実施の形態5における、エレベータ用かご500上部に、手摺510を設置した状態を示す模式図であり、図17Aは、正面図であり、図17Bは、図17Aにおいて、右側から見た場合の側面図を示す
図17に示すように、実施の形態5におけるエレベータ用かご500上部に備えられた手摺510は、実施の形態4と同様に、左右側面手摺520、530及び背面手摺540を備え、左右側面手摺520、530を、一度に折り畳む機能を備えるが、その構造が異なる。また、実施の形態5においては、左右側面手摺520、530を収納あるいは設置する際に、安全装置のスイッチを、自動的に、ONあるいはOFFにすることができる。
図17に示すように、各手摺520、530、540は、それぞれ、2本の縦枠14と、2本の縦枠14の間に、縦枠14に対して垂直に配置された下段横枠20と上段横枠22とを備える。各縦枠14は、下方に設けられた貫通孔24と取付金具32とに、取付ねじ34を貫通させて、内側に折り畳むことができるように支持枠4に取り付けられている。また、左右側面手摺520、530の正面側の縦枠14において、取付金具32の上方には、収納棒80、82がそれぞれ、縦枠14との配置角度を変えながら変えられるように、回転可能な状態で取り付けられている。
また、収納棒80、82の他端は、収納用回転盤84に、収納棒80,82と、収納用回転盤84との配置角度を変えられるように回転可能に取り付けられている。また、収納用回転盤84は、収納用回転軸盤86に取り付けられ、中心軸88を中心に回転可能になっている。また、収納用回転軸盤86の内側には、収納用回転盤84が回転した際に、収納用回転盤84に当たる位置に、安全装置のスイッチ90が備えられている。
図18は、手摺510が収納された状態を示す模式図であり、図18Aは、正面図、図18Bは、図18Aにおいて、右側から見た場合の側面図を示す。
図18に示すように、手摺510が収納された状態にあっては、縦枠14は、90度内側に折り畳まれた状態で収納されている。また、実施の形態4と同様に、背面手摺540が折り畳まれた上に、左右側面手摺520、530が折り畳まれている。
図19は、左右側面手摺520、530が収納される途中の状態を示す図である。
収納の際、図19において、矢印▲1▼に示すように、左側面手摺620が内側に折り畳まれると、収納棒80は、両端の取り付けねじの部分において回転して縦枠14あるいは収納用回転盤84との配置角度を適宜変えながら、矢印▲2▼の方向に動く。これによって、収納用回転盤84は、矢印▲3▼の方向に押されて、中心軸88を中心に回転し、収納棒82を矢印▲4▼の方向にひきつける。これに伴い、収納棒82の他端に備えられた右側面手摺530の縦枠14が、矢印▲5▼の方向に押し倒される。このようにして、手摺510は、左側面手摺520が収納されると、同時に右側面手摺530が収納されるようになっている。
また、図20は、収納用回転盤84が収納状態になる際に、安全装置のスイッチ90を押す状態を示す模式図であり、図20Aは、安全装置のスイッチ90がOFFの状態を示し、図20Bは、スイッチ90がONの状態を示す。
図20Aに示すように、手摺510が設置されている状態では、収納用回転盤84は、収納用回転軸盤86の上方にあるため、安全装置のスイッチ90はOFFの状態になっている。一方、手摺510が収納された状態になると、図20Bに示すように、収納用回転盤84は、安全装置のスイッチ90上に収まるようになっているため、手摺510が収納された状態においては、常に、スイッチ90はONの状態になっている。
なお、ここでは、左側面手摺520を折り畳むことにより、右側面手摺530を折り畳む場合について説明したが、右側面手摺530を折り畳むことによって、左側面手摺520を折り畳むこともできる。この場合には、左側面手摺52から折り畳むのとは逆に、図19において、右側面手摺530に矢印▲5▼の方向の力が加えられ、収納棒82に矢印▲4▼方向、収納用回転盤84に矢印▲3▼方向、収納棒80に矢印▲2▼方向の力が加わり、左側面手摺520が矢印▲1▼方向に折り畳まれる。また、収納棒80あるいは82に、矢印▲2▼あるいは▲4▼方向の力を加えることによっても、左右側面手摺520を同時に収納することができる。また、収納用回転盤84を、矢印▲3▼方向に回転させることによっても、矢印▲2▼、▲1▼方向、及び矢印▲4▼、▲5▼方向の力を伝えることができ、左右側面手摺を同時に収納することができる。また、いずれの収納方法によっても、安全装置のスイッチ90を自動的にONにすることができる。
更に、ここでは、左右側面手摺520、530を収納する場合について説明したが、左右側面手摺520、530、収納棒80、82、収納用回転盤84のいずれかに、上記と逆の方向の力を加えることにより、一度に左右側面手摺520、530を一度に設置することができる。また、この場合、いずれの設置方法によっても、安全装置のスイッチ90を自動的にOFFにすることができ、安全装置を自動的に解除することができる。
なお、収納棒80、82及び収納用回転盤84、収納用回転軸盤86、中心軸88及び安全装置のスイッチ90等の配置位置や形状等は、この発明の範囲内で、実施の形態5において説明したものに限るものではない。
その他の部分は、実施の形態1〜4と同様であるから説明を省略する。
以上のようにすれば、簡単な機能で、一度に左右側面手摺を折り畳むことができる。また、安全装置の作動及び解除を手摺の収納、設置と同時に自動的に行うことができる。従って、手摺の設置等に伴う時間を短縮することができる。
なお、実施の形態5において、収納棒80、82、収納用回転盤84、収納用回転軸盤86及び中心軸88を含む部分は、この発明における調整手段に該当する。
産業上の利用可能性
以上説明したように、この発明において、手摺の高さを調整する調整手段を有するものについては、側面手摺の高さを短くした状態で折り畳んで収納することができる。従って、エレベータ用かご上手摺をある程度高く設け、側面手摺同士の収納時の干渉やかご上機器との干渉を避けて、小さなスペースにも収納することができる。
また、この発明において、自動収納手段を有するものについては、側面手摺の一方を収納または設置すると、他方の側面手摺を収納または設置ことができる。従って、エレベータの点検等における手摺の設置、収納時間の短縮を図ることができ、作業全体にかかる時間を短縮することができる。
また、この発明において、安全装置の作動及び停止を自動的に行うことができものについては、安全装置の作動、停止に要する時間を短縮することができ、これによっても、エレベータの点検等における作業全体にかかる時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明の実施の形態1におけるエレベータ用かご上部に設置された手摺を示す斜視図である。
図2A〜2Cは、この発明の実施の形態1において、エレベータ用かごの上部に手摺が組み立てられた状態を示す模式図である。
図3A〜3Cは、この発明の実施の形態1において、手摺が収納された状態を示す図である。
図4A〜4Eは、この発明の実施の形態1において、左側面手摺が、収納される工程を説明するための断面図である。
図5A、5Bは、この発明の実施の形態2における、エレベータ用かご上部に設置された手摺について説明するための図である。
図6A、6Bは、この発明の実施の形態2において、手摺が、収納された状態を説明するための模式図である。
図7A〜7Eは、この発明の実施の形態2において、左側面手摺が収納される状態について説明するための一部透視図を含む模式図である。
図8A、8Bは、この発明の実施の形態3におけるエレベータ用かご上部に設置された手摺を示す模式図である。
図9は、この発明の実施の形態3における、左右側面手摺の縦枠を示す断面模式図である。
図10〜12は、この発明の実施の形態3において、左側面手摺を収納する工程を説明するための断面模式図である。
図13A、13Bは、この発明の実施の形態3において、手摺を収納した状態を示す模式図である。
図14A、14Bは、この発明の実施の形態4において、エレベータ用かご上部に手摺が設置された状態を示す模式図である。
図15A、15Bは、この発明の実施の形態4において、手摺が収納された状態を示す模式図である。
図16A〜16Cは、この発明の実施の形態4において、手摺の左右側面手摺を折り畳む状態について説明するための一部透視図を含む正面図である。
図17A、17Bは、この発明の実施の形態5における、エレベータ用かご上部に、手摺を設置した状態を示す模式図である。
図18A、18Bは、この発明の実施の形態5において、手摺が収納された状態を示す模式図である。
図19は、この発明の実施の形態5において、左右側面手摺が収納される途中の状態を示す図である。
図20は、この発明の実施の形態5において、収納用回転盤が収納状態になる際に、安全装置のスイッチを押す状態を示す模式図である。
図21A〜Dは、従来のエレベータ用かごの上部に備えられた手摺を示す模式図である。

Claims (3)

  1. エレベータのかご上部に備えられた手摺と、
    前記手摺を支える支持枠と、
    前記手摺を収納又は設置するための収納棒と、を備え、
    前記手摺は、
    互いに平行に、前記かごの対向する2側面それぞれ設置された2つの側面手摺と、
    前記側面手摺に垂直な方向に設けられた背面手摺と、を備え、
    前記2つの側面手摺のそれぞれは、前記側面手摺が設置された状態又は前記かごの上部に折り畳まれた状態となるように回転可能に取り付けられ、
    前記収納棒は、両端が、前記2つの側面手摺それぞれの回転部に取り付けられ、一方の側面手摺の回転と同時に、他方の側面手摺を回転させることを特徴とするエレベータ用かご上手摺。
  2. 前記エレベータ用かご上部に設置され、収納及び/または設置の状態を確認する安全装置を備え、
    前記収納棒は、前記手摺の収納または設置と同時に、前記安全装置を作動または停止することを特徴とする請求項に記載のかご上手摺。
  3. 前記収納棒は、
    一端が、前記2つの側面手摺のうち一方の側面手摺の前記回転部に取り付けられた第1収納棒と、
    一端が、前記2つの側面手摺のうち他方の側面手摺の前記回転部に取り付けられた第2収納棒と、
    前記1収納棒の他端と第2収納棒の他端とが接続し、前記側面手摺の回転に応じた第1収納棒及び前記第2収納棒の動きに応じて回転可能な回転盤と、
    を備え、
    前記回転盤は、その回転により前記安全スイッチをオン又はオフとすることを特徴とする請求項 2 に記載のかご上手摺。
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