JP5308691B2 - 昇降装置 - Google Patents

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本発明は、高所から吊下支持される昇降体(例えば照明器具など)を、巻取ドラムの巻き取りおよび巻き出しによって上下昇降させる昇降装置に関するものである。
従来、コンサートホールや体育館、コンベンションホール等の比較的天井の高い大きな構造物では、天井に装着された照明器具のメンテナンスを容易に行うために、照明器具の昇降装置が利用されている。昇降装置は、主として、照明器具が接続される昇降体と、昇降体を吊下支持する吊材と、吊材を介して昇降体を上下昇降させる巻取ドラムと、天井に固定され巻取ドラムを支持する固定体と、を備えて構成される(例えば特許文献1、2)。
吊材の長さは、昇降装置を構造物の天井等に設置する際に、床面から天井までの距離に応じて適当な使用長さに設定され、これにより、昇降体は、照明器具が使用される天井付近に上昇させた位置と、照明器具のメンテナンスを行うため床面近くに下降させた位置と、の間で昇降移動可能となる。
このような昇降装置にあっては、巻取ドラムの巻取回転中または巻出回転中において異常な状態を検出すると当該回転を自動停止させたり、昇降体が所定の停止位置にきたことを検知すると当該回転を自動停止させる自動停止機構が設けられている。
例えば、巻取ドラムの巻出回転中に巻出回転を停止させる検知項目としては、(i)吊材に加わる張力が所定値未満に減少した状態を検知するたるみ検知と、(ii)吊材が巻取ドラムから完全に巻出されて逆向きに巻取ドラムに巻き取られ始めたことを検知する反転検知と、(iii)床面付近に予め設定した下死点に昇降体が到達したことを検知する下死点検知、などが考えられる。また、巻取ドラムの巻取回転中に巻取回転を停止させる検知項目は、(i)吊材に吊下支持される昇降体が揺れることを検知するゆれ検知と、(ii)天井付近に予め設定した上死点に昇降体が到達したことを検知する上死点検知と、(iii)吊材に加わる張力が所定値より大きくなったことを検知する過負荷検知、などが考えられる。
特開2002−104785号公報 特開2004−256279号公報
しかしながら、前記従来技術では、検知項目が増えるほどリミットスイッチの個数が増え、昇降装置の製造コストが嵩んでしまう問題があった。
本発明は、上記従来技術における問題を解決するために為されたものであって、1つのリミットスイッチを複数の検知項目で共用することで製造コストの増大を抑えることができる昇降装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、天井に固定される固定体と、前記固定体に回転自在に支持される巻取ドラムと、前記巻取ドラムに巻取回転および巻出回転自在に設けられた吊材と、前記吊材に吊下支持される昇降体と、を備え、前記巻取ドラムの巻取回転および巻出回転によって前記昇降体を昇降させる昇降装置であって、押釦されると前記巻取ドラムの回転を停止させるリミットスイッチを備え、前記巻取ドラムの回転を停止させる検知項目は2以上あって、当該検知項目に対応して検知ドグがそれぞれ設けられ、少なくとも1つの検知ドグが、他の検知ドグを介して前記リミットスイッチを押釦するようになっており、前記リミットスイッチは、前記巻取ドラムの巻出回転中において押釦されると前記巻取ドラムの巻出回転を停止させる下降停止用リミットスイッチと、前記巻取ドラムの巻取回転中において押釦されると前記巻取ドラムの巻取回転を停止させる上昇停止リミットスイッチと、を備え、前記巻取ドラムの巻出回転中における前記検知項目は、前記吊材に加わる張力が所定値より小さくなったことを検知するたるみ検知と、床面付近に予め設定した下死点に前記昇降体が到達したことを検知する下死点検知と、前記吊材が前記巻取ドラムから完全に巻出されて前記巻取ドラムに逆向きに巻き取られ始めたことを検知する反転検知と、の3つのうちの少なくとも2つであり、前記巻取ドラムの巻取回転中における前記検知項目は、前記吊材に加わる張力が所定値より大きくなったことを検知する過負荷検知と、天井付近に予め設定した上死点に前記昇降体が到達したことを検知する上死点検知と、前記吊材に吊下支持される昇降体が揺れることを検知するゆれ検知と、の3つのうちの少なくとも2つであることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の昇降装置であって、前記検知項目は3つあり、当該3つの検知項目に対応して検知ドグが3つ設けられ、第1の検知ドグは他の検知ドグを介さずに前記リミットスイッチを押釦し、第2の検知ドグが第1検知ドグを介して前記リミットスイッチを押釦し、第3の検知ドグが前記第2の検知ドグおよび第1を検知ドグを介して前記リミットスイッチを押釦することを特徴とするものである。
本発明によれば、少なくとも1つの検知ドグが他の検知ドグを介してリミットスイッチを押釦するため、複数の検知ドグで1つのリミットスイッチを共用でき、リミットスイッチの個数を少なくして製造コストを低減できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1〜23は本発明の一実施形態の昇降装置を示している。本実施形態の昇降装置は、図1に示すように、天井に固定される固定体1と、固定体1に支持された巻取ドラム2と、巻取ドラム2に巻き取られまたは巻き出される例えば金属製のワイヤーなどで構成される吊材3と、巻取ドラム2から巻き出した吊材3を上掛けして当該吊材3を下方向に向きを変えて垂下させる滑車5と、滑車5から垂下された吊材3に吊下支持される昇降体6と、を備えている。なお、この実施形態では、巻取ドラム2から繰り出された吊材3の先端は、固定体1に設けられた滑車4、5を経由し、さらに昇降体6に設けられた滑車7、8を経由して、最終的に固定体1の固定部9に固定されている。
巻取ドラム2を一方向に回転させると吊材3が巻取ドラム2に巻き取られて昇降体6が上昇し、巻取ドラム2を逆方向に回転させると吊材3が巻取ドラム2から巻き出されて昇降体6が下降する。
固定体1は、図2、図3に示すように、上方が開口する箱状に形成され、固定体1の底壁には、昇降体6を収容可能な収容凹部11が上方に向けて凹設されており、昇降体6を上昇させると当該収容凹部11内に昇降体6が嵌まり込むように収まり、昇降体6の揺動や回動が防止された安定状態で静止されることとなる。なお、固定体1は天井に取付固定されるものであるが、その際、天井面の下側に直付けされてもよく、天井面の上側に埋設されてもよい。
本実施形態の昇降体6は、図示せぬ照明器具が取付接続されるものであり、巻取ドラム2による吊材3の巻取回転および巻出回転によって、昇降体6に取り付けられた照明器具を上下昇降できる。そのため、昇降体6を床面近くに下降させた位置では、照明器具のメンテナンス作業を安全且つ容易に行うことができる。
固定体1内には、図2に示すように、吊材3を巻き取るための巻取機構が収容されており、この巻取機構は、巻取ドラム2と、巻取ドラム2を回転させる可逆転型の電動モータ21と、電動モータ21の駆動軸の回転を巻取ドラム2に伝達する減速ユニット23と、を備えている。この場合、減速ユニット23は複数の歯車列でなり、電動モータ21から巻取ドラム2へと動力を伝達するが、巻取ドラム2の回転が電動モータ21に対して逆に伝達されるのを阻止するためのセルフロック機能を有している。
そして、固定体1内には、図2、3に示すように、巻取ドラム2による巻取回転中および巻出回転中において所定の状態になったことを検知すると巻取ドラム2の回転を自動的に停止させる自動停止機構30が収容されている。
(自動停止機構)
以下、自動停止機構30について主に図4〜図9を参照しつつより詳しく説明する。
図4は自動停止機構の上方からみた斜視図、図5は下方からみた斜視図、図6は正面図、図7は左側面図、図8は下面図であり、そして、図9は図6の正面図においてベース本体からブラケットおよび検知ドグを取り外した図である。
自動停止機構30は、図4〜図9に示すように、固定体1に固定されるベース31と、ベース31に回転自在に支持された前記滑車5と、前記ベース31に固定されたリミットスイッチ37、39と、前記ベース31に支持された複数の検知ドグ51、53、55、63と、を一体に組み立てて構成されている。
自動停止機構30のベース31は、図4に示すように、樹脂製のベース本体31aとベース本体31aに固定された金属製のブラケット31b、31cと組み合わせて構成されている。
ベース本体31aには、図9に示すように、バネ部材35a、35bを収容するバネ収容部34a、34bと、滑車5の回転軸である滑車軸33を片持ち支持する棚部32と、が形成されており、滑車軸33の一端33aが棚部32に支持されるとももに滑車軸33の他端33b側がバネ部材35a、35bにより下方から付勢支持されている。そのため、滑車軸33は、一端33aを支持する棚部32を中心にして他端33bが上下方向に回動可能となる(図10および図23参照)。これにより、吊材3を通じて滑車5に加わる下方向への力が大きくなると、滑車5が下方に移動し(図23参照)、滑車5にかかる下方向への力が小さくなると滑車5が上方に移動することとなり(図10参照)、結果、吊材3の張力変化による衝撃がバネ部材35a、35bで緩衝される。なお、バネ部材35bの上端と滑車軸33との間には、後述する過負荷検知板51のバネ座金部51bが介在しており、バネ部材35bの上端と滑車軸33とは直接接触していない。
2つのリミットスイッチ37、39のうち一方のリミットスイッチ39は、図4に示すように、第1のブラケット31bを介してベース本体31aに固定されている。
具体的には、図4に示すように、第1のブラケット31bの固定板部41が、ベース本体31aの前壁面にネジにより固定されており、この第1のブラケット31bの固定板部41から直角に立設された取付板部43に、リミットスイッチ39がネジにより固定されている。
この第1のブラケットの固定板部41と、ベース本体31aの前壁面と、の間には、過負荷検知ドグとしての過負荷検知板51がスライド自在に介在している(図6、9参照)。過負荷検知板51は、図6、9に示すように、バネ部材35bに沿って延在し枠形状の板状本体部51aと、この板状本体部51aの上端から直角に立設されバネ部材35bの上端と滑車軸33との間に介在するバネ座金部51bと、板状本体部51aの中央開口51cの上端部から直角に立設された押圧片51dと、を備えて構成されている。このように、過負荷検知板51のバネ座金部51bがバネ部材35b上端と滑車軸33との間に介在しているため、図10に示すようにバネ部材35bが伸張してバネ部材35bの上端が上昇すると、過負荷検知板51全体が上昇し、逆に図23に示すようにバネ部材35bが圧縮してバネ部材35bの上端が下降すると、過負荷検知板51全体が下降するようになっている。なお、過負荷検知板51のバネ座金部51bと押圧片51dとは互いに逆向きに突設している。
また、第1のブラケット31bの固定板部41の下端部からは、ベース本体31aの下面側に回り込むようにスライドガイド部45が直角に立設されており、このスライドガイド部45と、ベース本体31aの下面と、の間に、ゆれ検知ドグとしてのゆれ検知板55が、スライド自在に支持されている(図18参照)。ゆれ検知板55のスライド方向は、図中X方向である。ゆれ検知板55が、図18(a)→(b)のように図中X方向にスライドすると、ゆれ検知板55の本体部55aから立設されたく字状のカム部55bによって、リミットスイッチ39のヒンジレバー39cが押され、これにより、リミットスイッチ39のプランジャ39bが押釦され、スイッチが入る。また、ゆれ検知板55は、図8に示すように、ベース本体31aの下面から突設された一対の揺動支点57、57によって前記スライド方向(図中X方向)とは直交する方向(図中X方向)から狭持されており、この揺動支点57、57を中心にして、図19に示すようにシーソーのように揺動できるようになっている。ゆれ検知板55が、図19(a)→(b)のように揺動すると、ゆれ検知板55のカム部55bが、リミットスイッチ39のヒンジレバー39cが押しつつプランジャ39bを押釦し、これによりスイッチが入る。
また、図4〜6に示すように、第1のブラケットの固定板部41には、上死点検知ドグとしての上死点検知板53が、その回転軸54を中心に回転自在に取り付けられている。
この上死点検知板53は、図6に示すように、上死点用センサ部53b、過負荷検知用の受圧片53cと、押圧片53a(図5参照)と、を備えて構成されている。
後で詳しく説明するが、上死点用センサ部53bは、図20に示すように上死点に到達した昇降体6に押圧されることで上死点検知板53を回転軸54を中心に回転させるものであり、受圧片53cは、図23に示すようにバネ部材35bが圧縮した際に下降する過負荷検知板51の押圧片51dに押圧されることで、上死点検知板53を回転軸54を中心に回転させるものであり、このように上死点検知板53が回転すると、図22のように上死点検知板53の押圧片53cがゆれ検知板55の受圧片55cを図中X方向に押すことで、ゆれ検知板55が図中X方向にスライドするようになっている。ゆれ検知板55が図X方向にスライドすると、上述の如く、ゆれ検知板55のカム部55bによってリミットスイッチ39のヒンジレバー39cが押されてプランジャ39bが押釦され、スイッチが入る。
一方、2つのリミットスイッチ37、39のうち他方のリミットスイッチ37は、図4に示すように第2のブラケット31cを介してベース本体31aに固定されている。
具体的には、図4に示すように、第2のブラケット31cの固定板部59が、ベース本体31aの上壁面にネジにより固定されており、この第2のブラケット31cの固定板部59から直角に立設された取付板部61に、リミットスイッチ37がネジにより固定されている。第2のブラケットの取付板部61には、複合検知ドグ63が回転軸64を中心に回転自在に取り付けられている(図11参照)。図11(a)→(b)のように、複合検知ドグ63が回転すると、複合検知ドグ63の押圧部63bが、リミットスイッチ37のヒンジレバー37cが押し、これにより、当該リミットスイッチ37のプランジャ37bが押釦され、スイッチが入る。
次に、このように構成された自動停止機構30の作用を説明する。
本実施形態では、巻取ドラム2の巻取回転を停止させて昇降体6の下降を停止させる検知項目は、(i)吊材3に加わる張力が所定値より小さくなったことを検知した場合(たるみ検知)と、(ii)巻取ドラム2から吊材3が完全に巻出されて逆向きに巻取ドラム2に巻き取られ始めたことを検知した場合(反転検知)と、(iii)床面付近に予め設定した下死点に昇降体6が到達したことを検知した場合(下死点検知)と、の3つであり、また巻取ドラム2の巻取回転を停止させて昇降体6の上昇を停止させる検知項目は、(i)吊材3に吊下支持される昇降体6が揺れていることを検知した場合(ゆれ検知)と、(ii)天井付近に予め設定した上死点に昇降体6が到達したことを検知した場合(上死点検知)と、(iii)吊材3に加わる張力が所定値より大きくなったことを検知した場合(過負荷検知)、である。
なお、本実施形態では、一方のリミットスイッチ37は、巻取ドラム2の巻出回転中に押釦されると巻取ドラム2の巻出回転を停止させる下降停止用リミットスイッチであり、もう一方のリミットスイッチ39は、巻取ドラム2の巻取回転中に押釦されると巻取ドラム2の巻取回転を停止させる上昇停止用リミットスイッチであり、それぞれ上昇用と下降用にリミットスイッチが1つづつ設けられている。
以下、各検知項目における動作を説明する。
(下降停止)
まず下降中おける検出項目(たるみ検知、下死点検知、反転検知)について説明する。
(i)たるみ検知
図10、11は自動停止機構によるたるみ検知を説明するための図であり、図10(a)はたるみ検知前、図10(b)はたるみ検知時を示す図6に対応する概略図、図11(a)はたるみ検知前、図11(b)はたるみ検知時を示す図7に対応する図である。
たるみ検知は、昇降体6の下降中において、吊材3に加わる張力が所定値未満に減少した状態を検知すると、昇降体6の下降を停止させるものである。
具体的には、図10(a)→(b)に示すように、吊材3に加わる張力が減少して滑車軸33に加わる下方への力が減ると、滑車軸33の他端33bが上方へ移動する。すると、滑車軸33の他端33bが、図11(a)→(b)に示すように、複合検知ドグ63の第1の回転端63aを押し上げる。押し上げられた第1の回転端63aは、下降停止用のリミットスイッチ37のヒンジレバー37cを上方に押し上げ、当該リミットスイッチ37のプランジャ37bを押釦する。これにより、巻取ドラム2の電動モータ21への通電が停止され、巻取ドラム2の回転が停止する。
このようにたるみ検知では、吊材3に加わる張力が所定値未満に減少したときに昇降体6の下降を停止するため、例えば吊材3が途中で切断してしまい吊材3がたるんだ異常な状態や、例えば昇降体6が下降途中で障害物に乗り上げた異常な状態や、例えば昇降体6の下降時に昇降体6を作業員が受け止めて下降させる必要がない状態などに昇降体6を自動停止できる。
なお、たるみ検知では、滑車軸33の他端33bが被検知部となる。また、複合検知ドグ63の第1の回転端63aは、たるみ検知用の被検出部33bの移動を検知するたるみ検知センサ部であるとともに、下降停止用のリミットスイッチ37のヒンジレバー37cを押す押圧部として構成されることとなる。
(ii)反転検知
図12、13は自動停止機構による反転検知を説明するための図であり、図12(a)は反転検知前、図12(b)は反転検知時を示す図3に対応する図、図13(a)は反転検知前、図13(b)は反転検知時を示す図7に対応する図である。
反転検知は、巻出回転中において吊材3が巻取ドラム2から完全に巻出された後に逆向きに巻取ドラム2に巻き取られ始めたことを検知すると、巻取ドラム2の巻出回転を停止させるものである。
具体的には、図12(a)に示すように、巻取ドラム2が巻出回転(図12中左回転)している際には、昇降体6は下降することとなるが、吊材3が巻取ドラム2から巻き出されつくすと、こんどは逆に図12(b)に示すように、巻取ドラム2に吊材3が逆巻に巻き取られ始めることととなる。このように巻取ドラム2に吊材3が逆巻に巻き取られると、巻取ドラム2と滑車4との間に張設される吊材3の位置が変化し(図12(a)→(b)参照)、これにより、図12(b)および図13(b)に示すように、吊材3が、複合検知ドグ63の第2の回転端63bに設けられた反転・下死点センサ部63cを押し下げ、これにより、複合検知ドグ63の第1の回転端63aが押し上げられる。すると、複合検知ドグ63の第1の回転端63aが、下降停止用のリミットスイッチ37のヒンジレバー37cを介してプランジャ37bを押釦し、これにより、巻取ドラム2の電動モータ21への通電が停止され、巻取ドラム2の回転が停止する。
このような反転検知では、巻取ドラム2を巻出回転させて昇降体6を下降させているつもりが、逆に上昇させてしまうことを防止できる。なお、反転検知では、吊材3が被検知部となる。
(iii)下死点検知
図14は自動停止機構による下死点検知を説明するための図であり、図14(a)は下死点検知前、図14(b)は下死点検知時を示す図7に対応する図である。
下死点検知では、昇降体6が下死点に到達したことを検知すると、昇降体6の下降を停止させるものである。なお、下死点は、例えば昇降装置の天井配設施工時に予め設定するものであり、床面よりも高い位置、つまり、作業員が昇降体6のメンテナンスを行い易い高さに設定されている。
具体的には、図2、14に示すように、巻取ドラム2の回転軸に複数の減速歯車65を介して連結された回転板67が設けられ、この回転板67に、下死点検知用の被検知部としての突起69が設けられている。そして、上述の下死点に対応する位置まで巻取ドラム2が巻出回転をすると、図14(a)→(b)に示すように、回転板67の突起69が、複合検知ドグ63の第2の回転端63bに設けられた反転・下死点センサ部63cを押し下げる。すると、複合検知ドグ63の第1の回転端63aが、下降停止用のリミットスイッチ37のヒンジレバー37cを介してプランジャ37bを押釦する。これにより、巻取ドラム2の電動モータ21への通電が停止され、巻取ドラム2の回転が停止する。なお、下死点の設定は、突起69の回転板67に対する固定位置を変更することで変更できる。
このような下死点検知では、不用意に昇降体6を床面まで降ろしてしまうことなく、作業員が昇降体6をメンテナンスし易い高さに自動的に停止できる。なお、下死点検知では、回転板67の突起69が被検知部となる。
以上のように、本実施形態では、昇降体6の下降中における3つの検知項目(たるみ検知、反転検知、下死点検知)のそれぞれにリミットスイッチを設けずに、各検知項目に対応する検知ドグを1つの複合検知ドグ63で共用しつつ1つの下降停止用のリミットスイッチ37を共用しているため、検知ドグならびにリミットスイッチの部品点数が少なくなり、製造コストを低減できる。
(上昇停止)
つぎに、上昇中における検知項目(ゆれ検知、上死点検知、過負荷検知)について説明する。
(i)ゆれ検知
図15〜19は自動停止機構によるゆれ検知を説明する図である。図15は昇降体6がX方向に揺れる状態を示す概略図であり、図16は吊材3同士が絡まる状態を示す概略図であり、図17(a)はゆれ検知前、図17(b)は図15、図16のように吊材3がX方向に揺れた際のゆれ検知を示す図である。また、図18は昇降体6がY方向に揺れる状態を示す概略図であり、図19(a)はゆれ検知前、図19(b)は図18のように吊材2がY方向に揺れた際のゆれ検知を示す図である。
ゆれ検知では、吊材3に吊下支持される昇降体6が揺れることを検知すると、昇降体6の上昇を停止するものである。これにより、地震、風、などの外乱により昇降体6が揺れることで、昇降体6が上死点である固定体1の収容凹部11に納まらずにズレた不安定な位置で停止することを防止することができる。
例えば、図15に示すようにX方向に昇降体6が揺れる場合や図16に示すように吊材3が捻れて絡まった場合には、図17(a)→(b)に示すように、吊材3がゆれ検知板55の吊材挿通孔55d内でX方向に移動する。すると、図17(a)→(b)に示すように、ゆれ検知板55全体がX方向に移動し、ゆれ検知板55のく字状のカム部55bによって、上昇停止用のリミットスイッチ39のヒンジレバー39cが押されてプランジャ39bが押釦され、巻取ドラム2の電動モータ21への通電が停止され、巻取ドラム2の回転が停止される。
一方、図18に示すように、Y方向に昇降体6が揺れる場合には、図19(a)→(b)に示すように、吊材3がゆれ検知板55の吊材挿通孔55d内でY方向に移動する。すると、図18(a)→(b)に示すように、ゆれ検知板55が揺動支点57を中心にしてシーソーのように揺動する。これにより、ゆれ検知板55のカム部55bを乗り上げるように、上昇停止用のリミットスイッチ39のヒンジレバー39cの先端のローラ39dが移動することで、当該リミットスイッチ39のヒンジレバー39cが押されてプランジャ39bが押釦される。これにより、巻取ドラム2の電動モータ21への通電が停止され、巻取ドラム2の回転が停止される。
このようなゆれ検知では、昇降体6が上死点である固定体1の収容凹部11に納まらずにズレた不安定な位置で停止することを防止することができる。なお、ゆれ検知では吊材3が被検知部となる。
(ii)上死点検知
図20〜図22は自動停止機構による上死点検知を説明するための図である。20(a)は上死点検知前、図20(b)は上死点検知時を示す図6に対応する図であり、図21は図20において要部のみを図示した拡大図であり、図22(a)は上死点検知前、図22(b)は上死点検知時を示す図8に対応する図である。
上死点検知では、予め設定した上死点に昇降体6が到達したことを検知すると、昇降体6の上昇を停止するものである。これにより、後述する過負荷検知が作動する前に所定の上死点で昇降体6を停止できる。
具体的には、図20(a)→(b)に示すように昇降体6が上死点(この例では固定体1の収容凹部11に完全に納まった位置)に到達すると、上死点検知板53の上死点用センサ部53bが当該昇降体6により押し上げられて、上死点検知板53全体が回転軸54を中心に回転する。このように上死点検知板53が回転すると、図21(a)→(b)のように上死点検知板53の押圧片53aが、ゆれ検知板55の受圧片55cを押すことで、ゆれ検知板55をX方向にスライドさせる。すると、このゆれ検知板55のX方向へのスライドに伴って、図22(a)→(b)に示すように、ゆれ検知板55のカム部55bが、上昇停止用のリミットスイッチ39のヒンジレバー39cを介してプランジャ39bを押釦する。これにより、巻取ドラム2の電動モータ21への通電が停止され、巻取ドラム2の回転が停止される。
このような上死点検知では、後述する過負荷検知が作動する前につまり吊材3および巻取ドラム2の電動モータ21に過負荷がかかる前に、所定の上死点で昇降体6を停止できる。なお、上死点検知では、昇降体6が被検知部となる。
(iii)過負荷検知
図23は自動停止機構による過負荷検知を説明するために図6において要部のみを図示した拡大図であり、(a)は過負荷検知前、(b)は過負荷検知時を示す図である。
過負荷検知は、吊材3に加わる張力が所定値より大きくなったことを検知すると、昇降体6の上昇を停止するものである。
具体的には、例えば上死点検知が作動しせずに上死点位置を超えてさらに昇降体6を上昇させようとしたり、昇降体6が何らかの障害物に引っかかったり、昇降体6を人為的に押さえたりすることで、吊材3の張力が増大することがある。このように吊材3の張力が増大した場合、図23(a)→(b)に示すように、滑車5に下側に大きな力が加わり、滑車軸33の他端33b側が下降することとなる。すると、図23(a)→(b)に示すように、バネ部材35a、35bが圧縮され、バネ部材35bの上端とともに過負荷検知板51が下降する。このように過負荷検知板51が下降すると、過負荷検知板51の押圧片51dが、上死点検知板53の過負荷検知用の受圧片53cを押圧して下方に押し下げることで、上死点検知板53全体が回転軸54を中心に回転する。このように上死点検知板53が回転すると、図21(a)→(b)および図22(a)→(b)に示すように上死点検知板53の押圧片53aがゆれ検知板55の受圧片55cを押し、これにより、ゆれ検知板55がX方向にスライドする。すると、ゆれ検知板55のカム部55bにより、上昇停止用のリミットスイッチ39のヒンジレバー39cが押されてプランジャ39bが押釦され、巻取ドラム2の電動モータ21への通電が停止され、巻取ドラム2の回転が停止される。
このように過負荷検知では、昇降体6の上昇中において吊材3の張力が増大して吊材3および巻取ドラム2の電動モータ21に過負荷がかかった際に、当該過負荷がかかり続けることを防止できる。なお、過負荷検知では、滑車5の滑車軸33の他端33bが被検知部となる。
以上のように、本実施形態では、昇降体6の上昇中における3つの検知項目(ゆれ検知、上死点検知、過負荷検知)のそれぞれにリミットスイッチを設けずに、各検知項目に対応する検知板51、53、55を次々順番に動作させる構造として1つの上昇停止用のリミットスイッチ39を共用しているため、リミットスイッチの個数を少なくして、製造コストを低減できる。
以下、本実施形態の効果を列挙する。
(1)本実施形態によれば、天井に固定される固定体1と、前記固定体1に回転自在に支持される巻取ドラム2と、前記巻取ドラム2に巻取回転および巻出回転自在に設けられ前記固定体1から垂下される吊材3と、前記吊材3に吊下支持される昇降体6と、を備え、前記巻取ドラム2による吊材3の巻取回転/巻出回転によって前記昇降体6を昇降させる昇降装置であって、押釦されると前記巻取ドラム2の回転を停止させるリミットスイッチ(この例では上昇停止用のリミットスイッチ39)を設け、前記巻取ドラム2の回転を停止させる2以上の各検知項目(この例では、ゆれ検知、上死点検知、過負荷検知)に対応させてそれぞれ検知ドグ(この例ではゆれ検知板55、上死点検知板53、過負荷検知板51)を設け、少なくとも1つの検知ドグ(この例では上死点検知板53、過負荷検知板51)が、他の検知ドグ(この例ではゆれ検知板55)を介して前記リミットスイッチ39を押釦することを特徴とするものである。
そのため、複数の検知ドグで、1つのリミットスイッチ39を共用することで、リミットスイッチの個数を少なくして製造コストを低減できる。
(2)また本実施形態によれば、前記検知項目は3つ(本実施形態ではゆれ検知と上死点検知と過負荷検知の3つ)あり、対応する3つの検知ドグ(ゆれ検知板55、上死点検知板53、過負荷検知板51)が次々に押されて前記リミットスイッチ37を押釦するものである。なおこの例では、第1の検知ドグ(ゆれ検知板55)は他の検知ドグ(55、53)を介さずに前記リミットスイッチ37を押釦し、第2の検知ドグ(上死点検知板53)が第1検知ドグ(ゆれ検知板55)を介して前記リミットスイッチ37を押釦し、第3の検知ドグ(過負荷検知板51)が第2の検知ドグ(上死点検知板53)および第1検知ドグ(ゆれ検知板55)を介して前記リミットスイッチ37を押釦するようになっている。
そのため、3つの検知ドグ55、53、51で1つのリミットスイッチ37を共用できるため、2つの検知ドグで1つのリミットスイッチを共用する構造よりも、さらにリミットスイッチの総数を減らすことができ、さらに製造コストを低減できる。
なお本実施形態では、前記1つのリミットスイッチ39は、前記巻取ドラム2の巻取回転中において押釦されると前記巻取ドラムの巻取回転を停止させることで前記昇降体6の上昇を停止させる上昇停止用リミットスイッチ39である。また本実施形態では、巻取ドラム2の巻取回転を停止させる検知項目としては、吊材3に加わる張力が所定値より大きくなったことを検知する過負荷検知と、天井付近に予め設定した上死点に昇降体6が到達したことを検知する上死点検知と、吊材3に吊下支持される昇降体6が揺れることを検知するゆれ検知と、の3つである。
(変形例)
このように本実施形態では、上昇停止用の1つのリミットスイッチ39を、複数の検知ドグ51、53、55で共用するものであるが、本発明では、請求項2、3に記載されるように、下降停止用の1つのリミットスイッチ37を、複数の検知ドグで共用するものでも良いことは言うまでもない。
また、本実施形態では、吊材3の一端を固定体1に固定し、吊材3の他端を1つの巻取ドラム2で巻き取る構造であったが、本発明ではこれに限定されず、例えば図24に示す変形例のように巻取ドラム2、2を2つ設けて吊材3の両端をそれぞれ巻取ドラム2、2で巻き取る構造であってもよいし、また例えば図25に示す変形例のように吊材3の一端を昇降体6に固定して吊材3の他端を巻取ドラム2で巻き取る構造であってもよく、またその他の構造であっても本発明を適用できる。
また、その他、上記実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明の一実施形態の昇降装置の概念図。 同昇降装置の上方からの斜視図。 図2中のIII−III線に沿う断面図。 同昇降装置の自動停止機構の上方からみた斜視図。 同自動停止機構の下方からみた斜視図。 同自動停止機構の正面図。 同自動停止機構の左側面図。 同自動停止機構の下面図。 図6の自動停止機構の正面図においてベース本体からブラケットおよび検知ドグを取り外した図。 同自動停止機構によるたるみ検知を説明するために図6の正面図において要部のみを図示した拡大図であって、(a)はたるみ検知前、(b)はたるみを検知時を示す図。 (a)はたるみ検知前、(b)はたるみ検知時を示す図7相当の図。 同自動停止機構による反転検知を説明するための説明図であって、(a)は反転検知前、(b)は反転検知時の図3相当の図。 (a)は反転検知前、(b)は反転検知時を示す図7相当の図。 同自動停止機構による下死点検知を説明するための説明図であって、(a)は下死点検知前、(b)は下死点検知時を示す図7相当の図。 昇降体が図2中X方向に揺れる状態を示す図2中Y方向から見た概略図。 吊材同士が絡まる状態を示す図2中Y方向から見た概略図。 同自動停止機構によるゆれ検知を説明するための説明図であって、(a)は昇降体が揺れる前の通常状態、(b)は昇降体がX方向に揺れる状態における図8相当の図。 昇降体が図2中Y方向に揺れる状態を示す図2中X方向から見た概略図。 同自動停止機構によるゆれ検知を説明するための説明図であって、(a)は昇降体が揺れる前の通常状態、(b)は昇降体がY方向に揺れる状態における図8相当の図。 同自動停止機構による上死点検知を説明するための説明図であって、(a)は上死点検知前、(b)は上死点検知時を示す図6に対応する図。 図20において要部のみを図示した要部拡大図であって、(a)は上死点検知前、(b)は上死点検知時を示す図。 同自動停止機構による上死点検知を説明するための説明図であって、(a)は上死点検知前、(b)は上死点検知時を示す図8相当の図。 同自動停止機構による過負荷検知を説明するために図6の正面図において要部のみを図示した拡大図であって、(a)は過負荷検知前、(b)は過負荷検知時を示す図。 昇降装置の第1変形例を示す図1相当の図。 昇降装置の第2変形例を示す図1相当の図。
符号の説明
1…固定体
2…巻取ドラム
3…吊材(反転検知用の被検知部、ゆれ検知の被検知部)
4…滑車
5…滑車
6…昇降体(上死点検知の被検知部)
7…滑車
9…固定部
11…収容凹部
21…電動モータ
23…減速ユニット
30…自動停止機構
31…ベース
31a…ベース本体
31b…第1のブラケット
31c…第2のブラケット
32…棚部
33…滑車軸
33a…一端
33b…他端(たるみ検知用の被検知部、過負荷検知用の被検知部)
34a、34b…バネ収容部
35a…第1バネ部材
35b…第2バネ部材
37…下降停止用リミットスイッチ
37b…プランジャ
37c…ヒンジレバー
37d…ローラ
39…リミットスイッチ
39b…プランジャ
39c…ヒンジレバー
39d…ローラ
41…固定板部
43…取付板部
45…スライドガイド部
51…過負荷検知板(過負荷検知ドグ)
51a…板状本体部
51b…バネ座金部
51c…中央開口
51d…押圧片
53…上死点検知板(上死点検知ドグ)
53a…押圧片
53b…上死点用センサ部
53c…受圧片
54…回転軸
55…ゆれ検知板(ゆれ検知ドグ)
55a…本体部
55b…カム部
55c…受圧片
55d…吊材挿通孔
57…揺動支点
59…固定板部
61…取付板部
63…複合検知ドグ
63a…第1の回転端
63b…第2の回転端
63c…反転・下死点センサ部
64…回転軸
65…減速歯車
67…回転板
69…突起(下死点検知用の被検知部)

Claims (2)

  1. 天井に固定される固定体と、前記固定体に回転自在に支持される巻取ドラムと、前記巻取ドラムに巻取回転および巻出回転自在に設けられた吊材と、前記吊材に吊下支持される昇降体と、を備え、前記巻取ドラムの巻取回転および巻出回転によって前記昇降体を昇降させる昇降装置であって、
    押釦されると前記巻取ドラムの回転を停止させるリミットスイッチを備え、
    前記巻取ドラムの回転を停止させる検知項目は2以上あって、当該検知項目に対応して検知ドグがそれぞれ設けられ、
    少なくとも1つの検知ドグが、他の検知ドグを介して前記リミットスイッチを押釦するようになっており、
    前記リミットスイッチは、
    前記巻取ドラムの巻出回転中において押釦されると前記巻取ドラムの巻出回転を停止させる下降停止用リミットスイッチと、
    前記巻取ドラムの巻取回転中において押釦されると前記巻取ドラムの巻取回転を停止させる上昇停止リミットスイッチと、
    を備え、
    前記巻取ドラムの巻出回転中における前記検知項目は、
    前記吊材に加わる張力が所定値より小さくなったことを検知するたるみ検知と、
    床面付近に予め設定した下死点に前記昇降体が到達したことを検知する下死点検知と、
    前記吊材が前記巻取ドラムから完全に巻出されて前記巻取ドラムに逆向きに巻き取られ始めたことを検知する反転検知と、
    の3つのうちの少なくとも2つであり、
    前記巻取ドラムの巻取回転中における前記検知項目は、
    前記吊材に加わる張力が所定値より大きくなったことを検知する過負荷検知と、
    天井付近に予め設定した上死点に前記昇降体が到達したことを検知する上死点検知と、
    前記吊材に吊下支持される昇降体が揺れることを検知するゆれ検知と、
    の3つのうちの少なくとも2つであることを特徴とする昇降装置。
  2. 請求項1に記載の昇降装置であって、
    前記検知項目は3つあり、当該3つの検知項目に対応して検知ドグが3つ設けられ、
    第1の検知ドグは他の検知ドグを介さずに前記リミットスイッチを押釦し、
    第2の検知ドグが第1検知ドグを介して前記リミットスイッチを押釦し、
    第3の検知ドグが前記第2の検知ドグおよび第1検知ドグを介して前記リミットスイッチを押釦する
    ことを特徴とする昇降装置。
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