JPH1116416A - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JPH1116416A
JPH1116416A JP16884897A JP16884897A JPH1116416A JP H1116416 A JPH1116416 A JP H1116416A JP 16884897 A JP16884897 A JP 16884897A JP 16884897 A JP16884897 A JP 16884897A JP H1116416 A JPH1116416 A JP H1116416A
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JP
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hanging wire
diameter portion
wire
switch
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JP16884897A
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Inventor
Tetsuya Endo
徹也 遠藤
Ryosuke Maruyama
亮介 丸山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品数が増大することなく過負荷及び横揺れ
を検知できる昇降装置を提供する。 【解決手段】 モータ3が取り付けられている基台部1
と、ドラム4と、一端部に取り付けられた固定用大径部
2aが基台部に挿通係止されることにより一端部が固定
され他端部がドラムに取り付けられたワイヤ2と、該ワ
イヤに吊り下げられた昇降部5とを有する昇降装置にお
いて、ワイヤの一端部の昇降部側に検知用大径部10を
設け、検知用大径部の下方に、一端側にワイヤが挿通し
検知用大径部の通過を規制するワイヤ挿通孔11aが設
けられ、中間部で移動自在、水平回動自在かつ揺動自在
に支持される検知レバー11と、検知レバーの動きによ
る他端部の移動により生じる力を所定方向に変換する作
用方向変換手段12と、所定方向の力でアクチュエータ
が操作されるとモータを停止させるスイッチ手段13と
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所に設置した灯
具等を昇降させる昇降装置に関し、特に揺れや過負荷に
対する安全機構を具備する昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の昇降装置を図8、図9を用
いて説明する。図8は昇降装置の要部を示す側面図であ
る。図9は他の昇降装置の要部を示す側面図である。
【0003】昇降装置は高所に設置された灯具を保守点
検するために、該灯具を吊り下げワイヤで昇降させるも
のである。
【0004】一般に吊り下げワイヤの一端部は、圧着ス
リーブがかしめにより取り付けられて、受具に挿通係止
され、他端部はドラムに取り付けられて巻き取られるよ
うになされている。そして、ドラムに巻取られた吊り下
げワイヤを繰り出すことにより、灯具は降下し、吊り下
げワイヤがドラムに巻取られることにより灯具は上昇す
る。
【0005】ところで、該吊り下げワイヤに過負荷が加
わると、圧着スリーブが吊り下げワイヤから抜け落ち、
吊り下げワイヤの固定状態が解除されて、灯具が落下す
るという恐れがあった。
【0006】そこで、実公昭63−18088号公報で
は、吊り下げワイヤ抜け落ち防止の為の安全機構が開示
されている。このものは、図8に示すように、吊り下げ
ワイヤAの一端にかしめて取り付けられた圧着スリーブ
Bと、圧着スリーブBを受ける受具Cと、圧着スリーブ
Bの灯具側(図8中下方側)の吊り下げワイヤに取り付
けられた補助スリーブDと、補助スリーブDが灯具側に
移動した場合にアクチュエータFが駆動されるリミット
スイッチEとを有して構成されている。そして、このも
のにあっては、吊り下げワイヤAに過負荷が加えられて
徐々に圧着スリーブBから抜け始めると、補助スリーブ
Dが灯具側に移動してアクチュエータFを押し下げる。
従って、該アクチュエータFの押下によりリミットスイ
ッチEがオン状態となり、過負荷であることが検出され
る。
【0007】一方、灯具の昇降において、吊り下げワイ
ヤに異常な横揺れが生じると、横揺れしながら灯具が昇
降することになり、危険な状態になるという恐れがあっ
た。
【0008】そこで、実公昭63−28491号公報で
は、昇降装置の横揺れ検知機構が開示されている。この
ものは、図9に示すように、水平配置されるとともに長
手方向に移動自在でしかも水平回動自在に中間部が支持
されて先端部に吊り下げワイヤHを挿通した検知レバー
Gと、検知レバーGの後端部に臨ませて検知レバーGの
移動及び回動に応動するリミットスイッチIとを備えて
いる。そして、このものにあっては、昇降部が横揺れし
て吊り下げワイヤHが横揺れを生じると、検知レバーG
が応動して、リミットスイッチIを作動させる。従っ
て、リミットスイッチIがオン状態となり、横揺れが生
じていることが検出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
前者の昇降装置にあっては、横揺れを検知することがで
きず、後者の昇降装置にあっては、過負荷を検知するこ
とが出来ない。そこで、過負荷と横揺れとを検知するこ
とができる昇降装置を構成する場合には、前者の昇降装
置の過負荷検知機構と、後者の昇降装置の横揺れ検知機
構と、を昇降装置に取り付けなければならい。
【0010】よって、昇降装置内の異なる場所に別々に
リミットスイッチ等を取り付ける必要があり、部品点数
が増大し、また組立に時間と労力を要するという問題点
があった。
【0011】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、部品点数が増
大することなく、また組立に時間と労力を要することな
く過負荷及び吊り下げワイヤの横揺れを検知することが
できる昇降装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、正逆回
転自在なモータが取り付けられている基台部と、前記モ
ータにより駆動されるドラムと、一端部に取り付けられ
た固定用大径部が前記基台部に設けた貫通穴に挿通係止
されることにより該一端部が固定されて垂下されると共
に他端部が前記ドラムに取り付けられた吊り下げワイヤ
と、該吊り下げワイヤにより昇降自在に吊り下げられた
昇降部と、を有する昇降装置において、前記吊り下げワ
イヤの一端部の昇降部側に検知用大径部を設け、該検知
用大径部の所定距離下方に、一端側に前記吊り下げワイ
ヤが挿通し検知用大径部の通過を規制するワイヤ挿通孔
が設けられ、中間部で前記一端側と該中間部とを結ぶ方
向に移動自在であって水平回動自在かつ揺動自在に支持
されてなる検知レバーを設けると共に、前記検知レバー
の一端側と該中間部とを結ぶ方向の移動及び水平回動及
び揺動による検知レバーの他端部の移動により生じる力
を所定方向の力に変換する作用方向変換手段と、該作用
方向変換手段の力によりアクチュエータが操作されて前
記モータの駆動を停止させるスイッチ手段とを設けたこ
と、を特徴とするものである。
【0013】請求項2記載の発明にあっては、前記作用
方向変換手段は、スイッチ手段のアクチュエータに臨ん
でアクチュエータ操作方向の軸線に沿って移動可能なス
イッチ駆動体と、該スイッチ駆動体と前記検知レバーと
の間に介在して、一端が検知レバーの他端部の移動に応
動し、他端が該応動に対応してスイッチ駆動体を前記軸
線に沿って移動させる駆動軸と、よりなることを特徴と
するものである。
【0014】請求項3記載の発明にあっては、前記吊り
下げワイヤに所定荷重を超える荷重が加わる場合には、
吊り下げワイヤの一端部の固定用大径部による固定状態
を保持しつつ前記検知用大径部を検知レバーの側に移動
させ、前記吊り下げワイヤに所定荷重以下の荷重が加わ
る場合には、吊り下げワイヤの一端部の固定状態を保持
し且つ検知用大径部の位置を保持する検知用大径部移動
手段、を設けたことを特徴とするものである。
【0015】請求項4記載の発明にあっては、前記検知
用大径部移動手段は、固定用大径部と基台部との間に介
在させた弾性部材であることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明にかかる昇降装置の第一実
施の形態を図1乃至図5に基づいて、第二実施の形態を
図6、図7に基づいて説明する。
【0017】〔第一実施の形態〕図1は、昇降装置の要
部を示す側面図である。図2は昇降装置の外観を示す斜
視図である。図3は吊り下げワイヤに過負荷が加わった
場合の様子を示す昇降装置の要部の側面図である。図4
は吊り下げワイヤに横揺れが生じた場合の様子を示す昇
降装置の要部の側面図である。図5は検知レバーの平面
図である。
【0018】図1、図2において、昇降装置は、基台部
1と、吊り下げワイヤ2と、モータ3と、ドラム4と、
昇降部に相当する灯具5と、検知用大径部に相当する補
助スリーブ10と、検知レバー11と、作用方向変換手
段に相当する駆動軸12及びスイッチ駆動体13と、ス
イッチ手段に相当するリミットスイッチ14と、を有し
て構成してある。
【0019】基台部1は、モータ3、ドラム4等を適宜
位置に配設固定するものであり、該基台部1は例えば天
井裏等に設置される。
【0020】モータ3は、ドラム4を回転させるもので
ある。ドラム4は吊り下げワイヤ2を巻取り又は繰り出
すものである。
【0021】吊り下げワイヤ2は灯具5を吊り下げるも
のである。そして、吊り下げワイヤ2の一端部は、該一
端部に圧着により取り付けられた固定用大径部に相当す
る圧着スリーブ2aが、基台部1に設けた貫通孔1aに
取り付けられる受具6に当接して受けられることにより
固定される。受具6は一端が拡径して鍔部6aとなした
円筒体であって、該拡径された一端側の端面が閉塞して
ある。そして、該閉塞した一端面に、吊り下げワイヤ2
を通過させて圧着スリーブ2aの通過を規制するワイヤ
挿通孔6bが設けてあり、該ワイヤ挿通孔6bに吊り下
げワイヤ2が挿通してある。前記鍔部6aは、貫通孔1
aの縁部に当接して受けられ、図1中下方に脱落するこ
とがないようになされている。
【0022】また、吊り下げワイヤ2の他端部は、灯具
5の内部のプーリ7,7を経由し、更に基台部1上に設
けたプーリ8,9を経由して、ドラム4に固定されてい
る。
【0023】補助スリーブ10は、基台部1の灯具5側
に基台部1の下面から所定距離離れた位置において吊り
下げワイヤに圧着固定されている。
【0024】検知レバー11は、図5に示すように、大
略長方形の板体であって、長手方向に移動自在であって
水平回動自在かつ揺動自在となるように、中間部である
支持孔11aが支持体15に支持されている。検知レバ
ー11の先端部には、吊り下げワイヤ2を挿通し補助ス
リーブ10の通過を規制するワイヤ挿通孔11bが設け
てあり、検知レバー11の他端部には駆動軸12を挿通
する駆動軸挿通孔11cが設けてある。検知レバー11
は、ワイヤ挿通孔11bが補助スリーブ10の灯具側
(図1中下方側)に位置するように配設してある。
【0025】駆動軸12は、小径軸12aと中径軸12
bと大径軸12cとの三段階に拡径された大略円柱体で
あって、小径軸12aが下方に位置し、大径軸12cが
上方に位置するように配設されている。そして、小径軸
12aは駆動軸挿通孔11cに遊嵌され、中径軸12b
の下端面が駆動軸挿通孔11cの縁部に当接して、駆動
軸12が下方に脱落しないようになしてある。中径軸1
2bは基台部1に取り付けられた板体である受け部1b
の受け孔1cに遊嵌され、大径軸12cの下端面が受け
孔1cの縁部に当接して、駆動軸12が下方に脱落しな
いようになしてある。大径軸12cは基台部1に設けた
軸挿通孔1dに挿通されている。
【0026】スイッチ駆動体13は、駆動軸12の大径
軸12cの上面に載置された大略円柱体であって、外周
面に移動規制部材13aが配設されており、図1におい
て上下方向にしか移動できないようになされている。
【0027】リミットスイッチ14は、アクチュエータ
14aが押圧されることにより、オン状態となって検知
信号を出力するものであり、アクチュエータ14aはス
イッチ駆動体13の上面に臨むようになされている。
【0028】以上のようにして構成した昇降装置にあっ
ては、次のように動作する。まず、吊り下げワイヤ2に
過負荷が加えられた場合、圧着スリーブ2aが該過負荷
に耐えかねて、吊り下げワイヤ2が徐々に圧着スリーブ
2aから繰り出される。
【0029】すると、補助スリーブ10は図1において
下方に移動することになり、所定量移動すると図3に示
すように、補助スリーブ10が検知レバー11の一端を
押し下げるようになる。よって、検知レバー10の他端
側は上方に移動し、駆動軸12を押し上げる。更に、駆
動軸12は上面に載置されているスイッチ駆動体13を
押し上げ、スイッチ駆動体13はリミットスイッチ14
のアクチュエータ14aを押圧してリミットスイッチ1
4をオン状態となす。
【0030】従って、吊り下げワイヤ2に過負荷が加わ
った場合、リミットスイッチ14が検知信号を出力する
ので、該検知信号に基づいて繰り出し巻取り用モータ3
への給電を遮断することができる。
【0031】次に、吊り下げワイヤ2に横揺れが生じた
場合、吊り下げワイヤ2が検知レバー11のワイヤ挿通
孔11bを図1中の左右方向、紙面奥手前方向又はそれ
らの間の方向に移動させるので、検知レバー11の他端
に設けた駆動軸挿通孔11cの位置もそれに応じて移動
する。
【0032】例えば、吊り下げワイヤ2が図1中で左方
向に横揺れしたときには、ワイヤ挿通孔11bが左方に
移動し、駆動軸挿通孔11cも左方に移動する。する
と、図4に示すように、該駆動軸挿通孔11cの左方へ
の移動によって、駆動軸12の小径軸12aの下端が左
方に移動し、駆動軸12が傾いた状態となる。この状態
においては、大径軸12cの上端面も傾いており、縁部
12dは、駆動軸12が傾いていない状態に較べてやや
上方に移動している。よって、縁部部12dがスイッチ
駆動体13を上方に押し上げて、リミットスイッチ14
をオン状態となす。
【0033】従って、吊り下げワイヤ2に横揺れが生じ
た場合にも、リミットスイッチ14が検知信号を出力す
るので、該検知信号に基づいて繰り出し巻取り用モータ
3への給電を遮断することができる。
【0034】〔第二実施の形態〕図6は昇降装置の要部
を示す側面図である。図7は吊り下げワイヤに過負荷が
加わった場合の様子を示す昇降装置の要部の側面図であ
る。なお、図6、図7においては前述の第一実施の形態
で説明したところの昇降装置と同等の箇所には同じ符号
を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省略す
る。
【0035】図6、図7に示す本実施の形態の昇降装置
が、前述の第一実施の形態で説明したところの昇降装置
と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0036】即ち、圧着スリーブ2aと基台部1との間
に、弾性部材に相当するバネ15を介在させた構成であ
る。詳しくは、バネ15は、コイルバネであって受具6
の鍔部6a以外の部分を挿通することができる直径を有
しており、一端において鍔部6aの下面に当接してい
る。また、バネ15の他端は基台部1に当接している。
従って、受具6は基台部1に対して、所定の弾性を有し
て取り付けられることとなる。
【0037】そしてバネ15は、吊り下げワイヤ2に所
定荷重W0を超える荷重が加わる場合には、縮むことに
より吊り下げワイヤ2の圧着スリーブ2aによる固定状
態を保持しつつ、補助スリーブ10を検知レバー11の
側に移動させる。なお、所定荷重W0は、荷重が吊り下
げワイヤ2に加えられたときに圧着スリーブ2aから吊
り下げワイヤ2が繰り出されるようになる荷重より、や
や小さい荷重としている。
【0038】またバネ15は、吊り下げワイヤ2に所定
荷重W0以下の荷重が加わる場合には、縮むことなく吊
り下げワイヤ2の一端部の固定状態を保持し、且つ補助
スリーブ10の位置を保持する。
【0039】従って、補助スリーブ10は、所定荷重W
0以下の荷重が吊り下げワイヤ2に加えられても移動せ
ず、所定荷重W0を超える荷重が吊り下げワイヤ2に加
えられたときに、図7に示すようにバネ15の縮みに応
じて検知レバー11の側に移動する。
【0040】よって、吊り下げワイヤ2に過負荷が加え
られる場合であっても、圧着スリーブ2aが吊り下げワ
イヤ2を繰り出す前に、バネ15が縮んで、補助スリー
ブ10を移動させて検知レバー11を押し下げるので、
圧着スリーブ2aが吊り下げワイヤ2を繰り出すことに
よる圧着スリーブ10の固定強度の低下を回避すること
ができる。
【0041】なお、本第一及び第二の実施の形態におい
ては、駆動軸12は3段階に拡径した大略円柱体として
説明しているが、本形状に限られるものではなく、検知
レバー11の移動をスイッチ駆動体の移動方向に変換で
きるものであればよい。従って、例えば底面がスイッチ
駆動体に臨むように配設した円錘体等であってもよい。
【0042】また、本第一実施の形態においては、圧着
スリーブ2aは基台部1に設けた貫通孔1aに取り付け
られる受具6に当接して受けられることにより固定され
るとして説明しているが、これに限られるものではな
く、圧着スリーブ2aが直接に基台部1に受けられるよ
うにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明の昇降装置は上述のように構成し
てあるから、請求項1記載の発明にあっては、吊り下げ
ワイヤに過負荷が加えられると、吊り下げワイヤが固定
用大径部から徐々に繰り出されて、検知用大径部が検知
レバーを押圧し、作用方向変換手段が検知レバーに応動
してスイッチ手段のアクチュエータを押圧し、一方、吊
り下げワイヤに横揺れが生じると、吊り下げワイヤが検
知レバーを長手方向等に移動させ、作用方向変換手段が
検知レバーに応動してスイッチ手段のアクチュエータを
押圧するので、過負荷の検知と横揺れの検知とをひとつ
のスイッチ手段で行うことができ、部品点数が増大する
ことなく、また組立に時間と労力を要することなく過負
荷及び吊り下げワイヤの横揺れを検知することができる
昇降装置を提供できるという効果を奏する。
【0044】請求項2記載の発明にあっては、スイッチ
駆動体がスイッチ手段のアクチュエータに臨んでレバー
押圧方向の軸線に沿って移動可能であり、駆動軸がスイ
ッチ駆動体と前記検知レバーとの間に介在して、検知レ
バーに応動してスイッチ駆動体を前記軸線に沿って移動
させるので、簡易な構成により検知レバーに応動してス
イッチ手段のアクチュエータを押圧することができ、よ
って組立に時間と労力を要することなく過負荷及び吊り
下げワイヤの横揺れを検知することができる昇降装置を
提供できるという効果を奏する。
【0045】請求項3記載の発明にあっては、検知用大
径部移動手段が、吊り下げワイヤに所定荷重を超える荷
重が加わる場合には、吊り下げワイヤの一端部の固定用
大径部による固定状態を保持しつつ前記検知用大径部を
検知レバーの側に移動させ、前記吊り下げワイヤに所定
荷重以下の荷重が加わる場合には、吊り下げワイヤの一
端部の固定状態を保持し、また検知用大径部の位置を保
持するので、吊り下げワイヤに過負荷が加えられる場合
であっても、固定用大径部が吊り下げワイヤを繰り出す
前に、検知用大径部を移動させて検知レバーを押し下
げ、検知用大径部が吊り下げワイヤを繰り出すことによ
る圧着スリーブの固定強度の低下を回避することができ
る昇降装置を提供できるという効果を奏する。
【0046】請求項4記載の発明にあっては、前記検知
用大径部移動手段は、固定用大径部と基台部との間に介
在させた弾性部材としているから、簡易に構成すること
ができ、よって組立にさほど時間と労力を要することな
く過負荷及び吊り下げワイヤの横揺れを検知することが
できる昇降装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降装置の一実施の形態の要部を示す
側面図である。
【図2】昇降装置の外観を示す斜視図である。
【図3】吊り下げワイヤに過負荷が加わった場合の様子
を示す昇降装置の要部の側面図である。
【図4】吊り下げワイヤに横揺れが生じた場合の様子を
示す昇降装置の要部の側面図である。
【図5】検知レバーの平面図である。
【図6】本発明の昇降装置他の実施の形態の要部を示す
側面図である。
【図7】吊り下げワイヤに過負荷が加わった場合の様子
を示す昇降装置の要部の側面図である。
【図8】従来の技術の昇降装置の一例の要部を示す側面
図である。
【図9】従来の技術の昇降装置の他の例の要部を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 基台部 2 吊り下げワイヤ 2a 固定用大径部 3 モータ 4 ドラム 5 昇降部 10 検知用大径部 11 検知レバー 11a ワイヤ挿通孔 12 作用方向変換手段 13 作用方向変換手段 14 スイッチ手段 15 検知用大径部移動手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転自在なモータが取り付けられて
    いる基台部と、前記モータにより駆動されるドラムと、
    一端部に取り付けられた固定用大径部が前記基台部に設
    けた貫通穴に挿通係止されることにより該一端部が固定
    されて垂下されると共に他端部が前記ドラムに取り付け
    られた吊り下げワイヤと、該吊り下げワイヤにより昇降
    自在に吊り下げられた昇降部と、を有する昇降装置にお
    いて、 前記吊り下げワイヤの一端部の昇降部側に検知用大径部
    を設け、 該検知用大径部の所定距離下方に、一端側に前記吊り下
    げワイヤが挿通し検知用大径部の通過を規制するワイヤ
    挿通孔が設けられ、中間部で前記一端側と該中間部とを
    結ぶ方向に移動自在であって水平回動自在かつ揺動自在
    に支持されてなる検知レバーを設けると共に、 前記検知レバーの一端側と該中間部とを結ぶ方向の移動
    及び水平回動及び揺動による検知レバーの他端部の移動
    により生じる力を所定方向の力に変換する作用方向変換
    手段と、 該作用方向変換手段の力によりアクチュエータが操作さ
    れて前記モータの駆動を停止させるスイッチ手段とを設
    けたこと、を特徴とする昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記作用方向変換手段は、スイッチ手段
    のアクチュエータに臨んでアクチュエータ操作方向の軸
    線に沿って移動可能なスイッチ駆動体と、 該スイッチ駆動体と前記検知レバーとの間に介在して、
    一端が検知レバーの他端部の移動に応動し、他端が該応
    動に対応してスイッチ駆動体を前記軸線に沿って移動さ
    せる駆動軸と、よりなることを特徴とする請求項1記載
    の昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記吊り下げワイヤに所定荷重を超える
    荷重が加わる場合には、吊り下げワイヤの一端部の固定
    用大径部による固定状態を保持しつつ前記検知用大径部
    を検知レバーの側に移動させ、前記吊り下げワイヤに所
    定荷重以下の荷重が加わる場合には、吊り下げワイヤの
    一端部の固定状態を保持し且つ検知用大径部の位置を保
    持する検知用大径部移動手段、を設けたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2のいずれかに記載の昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記検知用大径部移動手段は、固定用大
    径部と基台部との間に介在させた弾性部材であることを
    特徴とする請求項3記載の昇降装置。
JP16884897A 1997-06-25 1997-06-25 昇降装置 Withdrawn JPH1116416A (ja)

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