JPH0329844Y2 - - Google Patents

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JPH0329844Y2
JPH0329844Y2 JP1987020135U JP2013587U JPH0329844Y2 JP H0329844 Y2 JPH0329844 Y2 JP H0329844Y2 JP 1987020135 U JP1987020135 U JP 1987020135U JP 2013587 U JP2013587 U JP 2013587U JP H0329844 Y2 JPH0329844 Y2 JP H0329844Y2
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pulley
wire rope
lifted
sliding hole
drum
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、例えば照明器具のような被昇降装置
を昇降自在に天井に吊設する電動式昇降装置に関
するものである。
[背景技術] 多灯の蛍光灯やHID器具などの大型照明器具
を昇降する電動式昇降装置としては、第9図及び
第10図に示すものがある。これらの昇降装置
は、天井に取り付けられたモータ2にて2個以上
のドラム3を回転駆動してワイヤロープ4の巻き
取りあるいは巻き外しを行い、このワイヤロープ
4が取り付けられた被昇降部5を昇降自在にし
て、被昇降部5に取り付けられる照明器具6など
を昇降するようにしてある。第9図の昇降装置
は、被昇降部5内に2個の滑車8を備え、夫々の
滑車8間にワイヤロープ4を掛け渡してワイヤロ
ープ4の両端を夫々のドラム3に固定してある。
つまり、この昇降装置は1本のワイヤロープ4に
て被昇降部5を昇降するものである。ところで、
このような昇降装置では、ワイヤロープ4が1本
であるため、このワイヤロープ4が切断される
と、被昇降部5が落下する危険がある。また、ワ
イヤロープ4と被昇降部5とが固定されていない
ために、昇降時に被昇降部5に取り付けられた照
明器具6が揺れる問題があつた。
そこで、被昇降部5の落下の危険が少なく、し
かも被昇降部5に取り付けられた照明器具6など
が昇降時に揺れることがないようにした従来の昇
降装置を第10図に示す。この昇降装置は、各ド
ラム3に巻回される少なくとも2本以上のワイヤ
ロープ4を用い、これらワイヤロープ4の夫々の
下端に被昇降部5を連結してある。この昇降装置
の場合には、ワイヤロープ4を2本以上にしてあ
るから、上記昇降装置のように1本のワイヤロー
プ4の切断により被昇降部5が落下することがな
く、しかもワイヤロープ4を2本以上にし、第9
図の昇降装置のように被昇降部5内の滑車8を用
いずワイヤロープ4と被昇降部5とを固定してあ
るから、昇降時に照明器具6が揺れたりすること
がなくなる。しかしこの場合には、ドラム3によ
るワイヤロープ4の巻き取り状態によつてワイヤ
ロープ4夫々の長さに違いを生じて被昇降部5が
傾いたままで停止し、見映えが悪い問題があつ
た。また、照明器具6への給電を被昇降部5が本
体ケース1の下面に当接したときに行う方式のも
のでは、被昇降部5が斜めに傾いて停止した場
合、照明器具6への給電ができなくなることがあ
つた。
[考案の目的] 本考案は上述の点に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、ワイヤロープの切
断にて被昇降部が落下することなく、昇降時に被
昇降部が揺れず、しかも被昇降部が傾いて停止す
ることがない昇降装置を提供することにある。
[考案の開示] (構成) 天井に取り付けられたモータにて2個以上のド
ラムを一体に回転駆動し、上記各ドラムに巻回さ
れる複数本のワイヤロープをドラムの側方に配設
された第1の滑車及びこの滑車のドラム側の斜め
下方に配設された第2の滑車を介して夫々垂下
し、これらワイヤロープの夫々の下端を被昇降部
に連結した電動式昇降装置であつて、上記第1の
滑車の回転軸が水平方向に摺動自在に装着された
第1の摺動孔を上記第1の滑車が取着された取付
板に穿設し、上記ワイヤロープに定常負荷がかか
つているときに第1の滑車の回転軸を第1の摺動
孔のドラムと反対側に移動させる第1のスプリン
グを取着するとともに、上記ワイヤロープに過負
荷がかかり第1のスプリングの付勢力に抗して第
1の滑車の回転軸が第1の摺動孔のドラム側に移
動したことを検知する過負荷検知スイツチと、上
記被昇降部が最上昇位置に到達したことを検知す
る上死点検知スイツチとを各ワイヤロープ毎に設
け、被昇降部が最上昇位置に到達したことをすべ
ての各上死点検知スイツチが検知したときにモー
タの駆動を停止するとともに、いずれかの過負荷
検知スイツチが過負荷状態を検知したときにモー
タの駆動を停止し、上記第2の滑車の回転軸が水
平方向に摺動自在に装着された第2の摺動孔を上
記取付板に穿設し、上記ワイヤロープが弛んだと
きに第2の滑車の回転軸を第2の摺動孔のドラム
側に移動させる第2のスプリングを取着するとと
もに、上記ワイヤロープが弛んで第2のスプリン
グが第2の滑車の回転軸を第2の摺動孔のドラム
側に移動させたことを検知する下死点検知スイツ
チを設け、いずれかの下死点検知スイツチがワイ
ヤロープの弛みを検知したときにモータの駆動を
停止して成るものであり、複数本のワイヤロープ
に被昇降部を吊ることにより、ワイヤロープの切
断にて被昇降部が落下する危険性を少なくし、ま
た複数本のワイヤロープと被昇降部とを固定する
ことにより、被昇時に被昇降部に取り付けられた
照明器具などが揺れることがないようにし、しか
もいずれかのドラムのワイヤロープの巻き取り状
態に差を生じた場合にも、先に被昇降部の一部が
最上昇位置に達した状態ではモータの回転は停止
せず、先に最上昇位置に到達した部分での長さの
違いは滑車が摺動孔をスプリングのばね力に抗し
て移動することで吸収し、被昇降部の上面のワイ
ヤロープ固定部がすべて最上昇位置に到達したこ
とを示す上死点検知スイツチがすべてオンしたと
きに初めてモータの駆動を停止し、被昇降部が傾
いた状態で停止することがないようにしたもので
ある。
(実施例) 第1図乃至第8図に本考案の一実施例を示す。
本実施例も、複数本のワイヤロープ4を備え、
夫々のワイヤロープ4の下端に被昇降部5を固定
した昇降装置である。本実施例の昇降装置本体1
も天井7に取り付けられ、モータ2及びドラム3
などで昇降装置本体1が構成され、上記モータ2
にて2個以上のドラム3を一体に回転駆動し、ワ
イヤロープ4を巻き取るようになつている。モー
タ2は、昇降装置本体1の略中央部に配設され、
このモータ2の出力軸はギア9を介してドラム3
に伝達される。ドラム3は、2本のワイヤロープ
4を巻き取る2連構造になつており、モータ2の
左右に夫々2組配設し、夫々のドラム3は軸受1
0を介して主軸11にて連結してあり、上記モー
タ2の回転はギア9を介してこの主軸11に伝達
されるようになつている。上記一方の2連続のド
ラム3に巻回される2本のワイヤロープ4は夫々
異なる方向に引き出され、ドラム3の側方に配設
された滑車12,13に掛け渡して垂下されてい
る。これらワイヤロープ4の夫々の下端には被昇
降部5を連結してある。上記滑車12,13の回
転軸12a,13aは天井面に垂直に立設された
取付板14に取り付けてあり、夫々の回転軸12
a,13aは水平方向に穿孔された摺動孔15,
16内に摺動自在に装着してある。滑車12は、
ワイヤロープ4に定常負荷がかかつているときに
は、上記摺動孔15のドラム3と反対側に位置す
るようにスプリング17にて付勢されており、ワ
イヤロープ4に過負荷がかかつて、滑車12が摺
動孔15のドラム3側に移動したときにオンする
過負荷検知スイツチ18を摺動孔15のドラム3
側に設けてある。つまり、上記滑車12、摺動孔
15、スプリング17、及び過負荷検知スイツチ
18にてワイヤロープ4に過負荷がかかつたこと
を検出できるようになつている。滑車13には、
上記滑車12と略同様の摺動孔16、スプリング
19、及び下死点検知スイツチ20とが設けてあ
り、ワイヤロープ4に定常負荷がかかつていると
きには、滑車13を摺動孔16のドラム3と反対
側に位置させるように、弱いばね力を有するスプ
リング19を上記スプリング17とは反対側に設
けてあり、下死点検知スイツチ20は滑車13が
摺動孔16のドラム3と反対側に位置するときに
オンするものであり、ワイヤロープ4が弛んで滑
車13を摺動孔16のドラム3と反対側に移動さ
せるワイヤロープ4による力が解除されたとき、
スプリング19が滑車13を摺動孔16のドラム
3側に移動させるようになつており、このとき下
死点検知スイツチ20がオフするようになつてい
る。つまり、上記滑車13、摺動孔16、スプリ
ング19、及び下死点検知スイツチ20にてワイ
ヤロープ4の弛みを検知するようにしてある。上
記取付板14の下端には上死点検知スイツチ21
がワイヤロープ4毎に設けてあり、被昇降部5が
本体ケース1下面に到達したときに、上死点検知
スイツチ21がオンするようになつている。つま
り、この上死点検知スイツチ21にて被昇降部5
の巻き上げ状態を検知するようになつている。被
昇降部5の上面には照明器具などに電源を供給す
る接点22が設けてあり、被昇降部5が巻き上げ
られ被昇降部5が本体ケース1の下面に到達した
ときに、本体ケース1の下面から突出して設けら
れた電源端子23に嵌合して電気的に接続され、
照明器具に電源が供給されるようになつている。
本実施例の回路について説明すると、上記モー
タ2は上記昇降装置にて照明器具などを昇降ある
いは停止動作させる操作スイツチ24を介して電
源25に接続されており、上記操作スイツチ24
の下降切換端子cとモータ2との間に各ワイヤロ
ープ4毎の下死点検知スイツチ20を直列に挿入
してある。これにより、いずれかのワイヤロープ
4に弛みが生じたとき、モータ2への電源の供給
を停止し、照明器具などの下降を停止するように
してある。操作スイツチ24の上昇切換端子aと
モータ2との間には各ワイヤロープ4毎の過負荷
検知スイツチ18が直列に挿入してあるととも
に、各ワイヤロープ4毎の上死点検知スイツチ2
1を並列に接続して挿入してある。これにより、
各ワイヤロープ4のいずれかに過負荷がかかつた
とき、及び上死点検知スイツチ21のすべてがオ
フしたときにはモータ2の駆動を停止し、照明器
具などの上昇を停止するようにしてある。つま
り、上死点検知スイツチ21がオフした状態であ
る被昇降部5が取付板14の下端に到達した状態
でも、すべての上死点検知スイツチ21がオフし
た状態、即ち被昇降部5に傾きなく昇降装置本体
1の下に到達したときに初めてモータ2の駆動を
停止するようにしてある。なお、操作スイツチ2
4を停止切換端子bに切り換えると、モータ2へ
の電源の供給を停止してモータ2の駆動を停止す
るようにしてある。
以下、本実施例の動作を説明する。まず、照明
器具などを吊り上げる場合について説明する。こ
のときには上記操作スイツチ24を上昇切換端子
a側に切り換えてモータ2を駆動する。今、ワイ
ヤロープ4には定常負荷がかかつているとする
と、過負荷検知スイツチ18はすべてオンであ
り、被昇降部5も取付板14の下端に到達してい
ないので、上死点検知スイツチ21もすべてオン
となつている。従つて、ワイヤロープ4はドラム
3に巻き取られて行く。このときの滑車12は、
ワイヤロープ4に定常負荷がかかつているときに
は、スプリング17のばね力の方をワイヤロープ
4の引張力より強くしてあるので、第4図に示す
ようにスプリング17にて摺動孔15のドラム3
と反対側に付勢されている。従つて、過負荷検知
スイツチ18はオフ、つまり第1図回路では接点
が閉成した状態になつている。今、たとえばドラ
ム3の巻き取り状態に差が生じていずれかのワイ
ヤロープ4が早く巻き取られ、被昇降部5の一部
が先に取付板14の下端に到達したとする。この
ときにはモータ2はまだ回転しているので、ワイ
ヤロープ4は巻き取られて行く。しかし、被昇降
部5は取付板14の下端に既に到達しているの
で、このワイヤロープ4の負荷は徐々に定常負荷
より大きくなつて行く。つまり、ワイヤロープ4
の引張力がスプリング17のばね力より強くな
り、滑車12は第5図に示すように摺動孔15の
ドラム3側に移動して行く。このとき通常の昇降
状態であれば、さほどにワイヤロープ4の巻き取
り差は生じないので、この滑車12が摺動孔15
のドラム3側の端まで達して過負荷検知スイツチ
18をオンするまで滑車12が移動する前に、被
昇降部5の他の部分も取付板14の下端に到達す
るので、すべての上死点検知スイツチ21がオ
ン、つまり接点が開成する状態になり、電源の供
給が断たれてモータ2の駆動は停止する。つま
り、上記滑車12は摺動孔15をスプリング17
のばね力に抗して移動することにより、ワイヤロ
ープ4の長さの差を吸収しているのである。上記
摺動孔15のドラム3側の端に滑車12が達した
状態、つまりワイヤロープ4の過負荷状態は、第
8図に示すようにモータ2の定格動力の倍の動力
が加わつたときを過負荷状態とするように設定し
ておく。定常負荷が加わつているとき、つまり取
付時と過負荷時との間の第8図中にLにて示す長
さがワイヤロープ4の巻き取り差を吸収できる長
さである。そして、被昇降部5が昇降装置本体1
の下に傾きなく到達したときには、接点22が電
源端子23に嵌合され、照明器具などへ電源が供
給される。この過負荷時の滑車12の動作状態を
第7図に示す。このような状態は通常の状態では
起こり得ない異常な状態であるから、いずれの過
負荷検知スイツチ18が過負荷状態を検知したと
きでも、モータ2の駆動を停止するようにしてあ
る。この過負荷状態としては、本昇降装置に定格
荷重以上の照明器具などの装置を取り付けた場合
や、昇降途中で障害物などに引つ掛かつた場合な
どが考えられる。
次に、照明器具などを下降する場合について説
明する。この場合、操作スイツチ24を下降切換
端子c側に切り換える。このときモータ2は上記
照明器具の上昇時とは逆回転し、ワイヤロープ4
を巻き外して行く。そして、通常の定格負荷がワ
イヤロープ4にかかつているときには、ワイヤロ
ープ4の引張力の方が、スプリング19のばね力
より強いように設定してあるので、ワイヤロープ
4の引張りにより、滑車13はドラム3と反対側
に位置させられ、このため下死点検知スイツチ2
0はオン、つまり接点が閉成した状態になつてい
る。今、ワイヤロープ4を巻き外して照明器具な
どが床などに着いた場合には、ワイヤロープ4の
引張力が低下、つまりワイヤロープ4が弛んで来
る。このようにワイヤロープ4が弛むと、ワイヤ
ロープ4の引張力よりスプリング19のばね力の
方が強くなり、このためスプリング19のばね力
にて滑車13が摺動孔16のドラム3側に引つ張
られる。従つて、下死点検知スイツチ20がオフ
し、つまり接点が開成して、モータ2への電源の
供給が停止され、照明器具などの下降は停止され
る。第6図にワイヤロープ4が弛んだときの滑車
13の動作状態を示す。即ち、本実施例によれ
ば、複数本のワイヤロープ4にて被昇降部5を吊
るしてあるから、ワイヤロープ4の切断にて被昇
降部5が落下する危険性を少なくでき、また複数
本のワイヤロープ4と被昇降部5とを固定してあ
るから、昇降時に被昇降部5に取り付けられた照
明器具などが揺れることがない。また、被昇降部
5のワイヤロープ4のすべての固定部が取付板1
4の下端に到達したことを各上死点検知スイツチ
21が検知したときに、モータ2の駆動を停止す
るようにしてあるので、被昇降部5が傾いた状態
で停止することがなく、さらにいずれかの過負荷
検知スイツチ18が過負荷状態を検知したときに
は異常な負荷がワイヤロープ4にかかつた状態で
あるので、このときにはモータ2の駆動を停止す
ることができ、安全性を確保できる利点がある。
しかも、いずれかのドラム3のワイヤロープ4の
巻き取り状態に差を生じた場合にも、先に被昇降
部5の一部が取付板14に達した状態ではモータ
2の回転は停止されず、先に取付板14の下端に
到達した部分での長さの違いは滑車12が摺動孔
15をスプリング17のばね力に抗して移動する
ことで吸収でき、被昇降部5のワイヤロープ4の
固定部のすべてが取付板14の下端に到達したこ
とを示す上死点検知スイツチ21がすべてオンし
たときに初めてモータ2の駆動を停止させること
により、被昇降部5が傾いた状態で停止すること
がない。
[考案の効果] 本考案は上述のように、天井に取り付けられた
モータにて2個以上のドラムを一体に回転駆動
し、上記各ドラムに巻回される複数本のワイヤロ
ープをドラムの側方に配設された第1の滑車及び
この滑車のドラム側の斜め下方に配設された第2
の滑車を介して夫々垂下し、これらワイヤロープ
の夫々の下端を被昇降部に連結した電動式昇降装
置であつて、上記第1の滑車の回転軸が水平方向
に摺動自在に装着された第1の摺動孔を上記第1
の滑車が取着された取付板に穿設し、上記ワイヤ
ロープに定常負荷がかかつているときに第1の滑
車の回転軸を第1の摺動孔のドラムと反対側に移
動させる第1のスプリングを取着するとともに、
上記ワイヤロープに過負荷がかかり第1のスプリ
ングの付勢力に抗して第1の滑車の回転軸が第1
の摺動孔のドラム側に移動したことを検知する過
負荷検知スイツチと、上記被昇降部が最上昇位置
に到達したことを検知する上死点検知スイツチと
を各ワイヤロープ毎に設け、被昇降部が最上昇位
置に到達したことをすべての各上死点検知スイツ
チが検知したときにモータの駆動を停止するとと
もに、いずれかの過負荷検知スイツチが過負荷状
態を検知したときにモータの駆動を停止し、上記
第2の滑車の回転軸が水平方向に摺動自在に装着
された第2の摺動孔を上記取付板に穿設し、上記
ワイヤロープが弛んだときに第2の滑車の回転軸
を第2の摺動孔のドラム側に移動させる第2のス
プリングを取着するとともに、上記ワイヤロープ
が弛んで第2のスプリングが第2の滑車の回転軸
を第2の摺動孔のドラム側に移動させたことを検
知する下死点検知スイツチを設け、いずれかの下
死点検知スイツチがワイヤロープの弛みを検知し
たときにモータの駆動を停止するようにしたもの
であり、複数本のワイヤロープにて被昇降部を吊
るしてあるから、ワイヤロープの切断にて被昇降
部が落下する危険性を少なくでき、また複数本の
ワイヤロープと被昇降部とを固定してあるから、
昇降時に被昇降部に取り付けられた照明器具など
が揺れることがない効果がある。また、被昇降部
のワイヤロープ固定部がすべて最上昇位置に到達
したことを各上死点検知スイツチが検知したとき
に、モータの駆動を停止するようにしてあるの
で、被昇降部が傾いた状態で停止することがな
く、さらにいずれかの過負荷検知スイツチが過負
荷状態を検知したときには異常な負荷がワイヤロ
ープにかかつた状態であるので、このときにはモ
ータの駆動を停止することができ、安全性を確保
できる利点がある。しかも、いずれかのドラムの
ワイヤロープの巻き取り状態に差を生じた場合に
も、先に被昇降部の一部が最上昇位置に達した状
態ではモータの回転は停止されず、先に最上昇位
置に到達した部分での長さの違いは滑車が摺動孔
をスプリングのばね力に抗して移動することで吸
収でき、被昇降部のワイヤロープの固定部のすべ
てが最上昇位置に到達したことを示す上死点検知
スイツチがすべてオンしたときに初めてモータの
駆動を停止するようにして、被昇降部が傾いた状
態で停止するがないようにできる効果がある。
さらに、被昇降部が床などに着いた際にはそれ
を検知して自動的にモータの駆動を停止するの
で、作業者にモータの停止操作を行わせるという
手間をかけなくて済み、しかも第2の滑車は負荷
がワイヤロープにかかつている場合にはその位置
が移動しない構造にしてあるので、ワイヤロープ
の垂下位置が動くといつたことがなく、垂下位置
の移動に伴う被昇降部の揺れなどの問題を生じな
い利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部正面図、第2図は同上の
本体ケースの底面図、第3図は本考案の一実施例
の回路図、第4図は同上の過負荷検知部及びワイ
ヤロープ弛み検知部の構成図、第5図乃至第8図
は同上の動作説明図、第9図は従来例を示す概略
構成図、第10図は他の従来例を示す概略構成図
である。 1は本体ケース、2はモータ、3はドラム、4
はワイヤロープ、5は被昇降部、6は照明器具、
7は天井、12,13は滑車、12a,13aは
回転軸、15,16は摺動孔、17,19はスプ
リング、18は過負荷検知スイツチ、20は下死
点検知スイツチ、21は上死点検知スイツチであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天井に取り付けられたモータにて2個以上のド
    ラムを一体に回転駆動し、上記各ドラムに巻回さ
    れる複数本のワイヤロープをドラムの側方に配設
    された第1の滑車及びこの滑車のドラム側の斜め
    下方に配設された第2の滑車を介して夫々垂下
    し、これらワイヤロープの夫々の下端を被昇降部
    に連結した電動式昇降装置であつて、上記第1の
    滑車の回転軸が水平方向に摺動自在に装着された
    第1の摺動孔を上記第1の滑車が取着された取付
    板に穿設し、上記ワイヤロープに定常負荷がかか
    つているときに第1の滑車の回転軸を第1の摺動
    孔のドラムと反対側に移動させる第1のスプリン
    グを取着するとともに、上記ワイヤロープに過負
    荷がかかり第1のスプリングの付勢力に抗して第
    1の滑車の回転軸が第1の摺動孔のドラム側に移
    動したことを検知する過負荷検知スイツチと、上
    記被昇降部が最上昇位置に到達したことを検知す
    る上死点検知スイツチとを各ワイヤロープ毎に設
    け、被昇降部が最上昇位置に到達したことをすべ
    ての各上死点検知スイツチが検知したときにモー
    タの駆動を停止するとともに、いずれかの過負荷
    検知スイツチが過負荷状態を検知したときにモー
    タの駆動を停止し、上記第2の滑車の回転軸が水
    平方向に摺動自在に装着された第2の摺動孔を上
    記取付板に穿設し、上記ワイヤロープが弛んだと
    きに第2の滑車の回転軸を第2の摺動孔のドラム
    側に移動させる第2のスプリングを取着するとと
    もに、上記ワイヤロープが弛んで第2のスプリン
    グが第2の滑車の回転軸を第2の摺動孔のドラム
    側に移動させたことを検知する下死点検知スイツ
    チを設け、いずれかの下死点検知スイツチがワイ
    ヤロープの弛みを検知してときにモータの駆動を
    停止して成ることを特徴とする電動式昇降装置。
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JP2727013B2 (ja) * 1989-04-21 1998-03-11 信二 馬場 室内空間二重利用システムの安全装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852568Y2 (ja) * 1980-10-06 1983-11-30 岩崎電気株式会社 電動昇降装置
JPS5789206U (ja) * 1980-11-21 1982-06-02
JPS60124810U (ja) * 1984-01-31 1985-08-22 東芝ライテック株式会社 電動昇降装置

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JPS63128616U (ja) 1988-08-23

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