JP3956451B2 - 照明ポール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、照明器具が昇降可能な照明ポールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
駐車場、広場、公園などの広い空間において、高所からの照明が可能な照明ポールの保守・点検のため照明器具を昇降可能にしたり、また保守・点検の作業が困難な場所に使用する照明ポールの照明器具を昇降可能にしたものがある。
従来のこの種の照明ポールを図11に示す。すなわち、この照明ポールは、基端部が取付面72に固定されて略鉛直に立設される中空のポール本体70と、滑車71を有しこの滑車71に中間部が掛けられ一端部がポール本体70の外側に垂下し他端部がポール本体70の内側に垂下した架台吊下ワイヤ73を有してポール本体70の上端部に取付けられた基台74と、ポール本体70の外側に昇降自在に設けられて架台吊下ワイヤ73の一端部に連結されるとともに照明器具75を取付けた昇降架台76と、ポール本体70の内側に昇降可能に架台吊下ワイヤ73の他端部に連結されたバランスウエイト77と、このバランスウエイト77を昇降させることにより昇降架台74を昇降させる昇降機構78とを備えている。昇降機構78は、両端がバランスウエイト77に取付けられたチエーン79、スプロケット80,81、モータ82、上限用リミットスイッチ82、下限用リミットスイッチ83、ターンバックル85の取付時のインターロック用リミットスイッチ84、地震対策用ターンバックル85、モータ・リミットスイッチ用ケーブル86で構成されている。87はポールに固定されたケーブル押え金具、88はケーブル滑車、89は照明用ケーブル、90はバランスウエイト77に設けられた動滑車、74aは基台カバーである。
【0003】
この照明ポールは、図12から図16に示すように現場で組み立てられている。すなわち、図12(a)は高さA=25mのポール本体70を示し、図12(b)は昇降架台76の灯具組立台を示している。図12(c)はポール本体70をクレーン91で吊り上げた状態を示している。図13(a)はたとえば高さ1.8mの昇降架台受台(ローリングタワー)92にポール本体70の基端部をクレーン91で挿入し、取付面に固定するとともに、ポール本体70の上端部より昇降架台76をクレーン91で挿入した状態を示している。図13(b)は昇降架台76を昇降架台受台92に載せ、チエーン93によりポール本体70の基端部に固定するとともに、基台74に避雷針95、ワイヤ73(滑車71に)、バランスウエイト77、キャブタイヤケーブル87を装着し、ポール本体70の高さの約2倍に吊り上げる状態を示している。図14はポール取付部96をポール本体70の上端部に固定し、ワイヤ73の先端を昇降架台76に固定し、つぎに基台74の下板74bのセットボルト74cを外す状態を示している。図15は基台74の天板74d側をクレーン91で吊り上げるとワイヤ73が緊張し、下板74bに固定していたバランスウエイト77のナット97を外し、基台74を除々に下ろす状態を示している。図16は基台74の下板74bと天板74dに付いた支柱74eにセットボルト74cを再度取付けて基台74をポール本体70に固定し、オニオリ線98を接続し、カバー74aを取付けた状態を示している。カバー上部にはコーキング材が付設される。チエーン93を外すと照明器具の付いた昇降架台76が昇降可能となる。
【0004】
その他の従来例として、ポール本体内に一体物のバランスウエイトを設置し、これを昇降するものや、ポール本体内にバランスウエイトなしでウインチやモータ等で直に昇降するものなどがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの照明ポールは、設計時点での重量設定が必要であり、また部材の組立は工場より部材の状態で出荷し、現場ですべてを組み立てる工法によるため、大型クレーンの使用や、クレーンのブームの必要高さがポール全高の約2倍必要であり、そのため高所作業の作業性が多く、危険であるなど施工面での問題があり、また施工後のフレキシビリティがなかった。
【0006】
したがって、この発明の目的は、現場組立作業の簡略化、クレーンの小型化、高所作業時間の短縮が可能となり、組立作業をより安全に行なうことができる照明ポールを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の照明ポールは、基端部の近傍にバランスウエイト装入用開口を有し前記基端部が取付面に固定されて略鉛直に立設される中空のポール本体と、滑車を有しこの滑車に中間部が掛けられ一端部が前記ポール本体の外側に垂下し他端部が前記ポール本体の内側に垂下した架台吊下ワイヤを有して前記ポール本体の上端部に取付けられた基台と、前記ポール本体の外側に昇降自在に設けられて前記架台吊下ワイヤの一端部に連結されるとともに照明器具を取付けた昇降架台と、前記バランスウエイト装入用開口より挿入されて前記ポール本体の内側で昇降可能に前記架台吊下ワイヤの他端部に連結されたバランスウエイトと、このバランスウエイトを昇降させることにより前記昇降架台を昇降させる昇降機構と、前記ポール本体に設けられて前記昇降機構を制御する制御盤とを備え、
前記バランスウエイトは、係止突部を有して前記架台吊下ワイヤの他端部に取付けられた支持体と、この支持体に積層可能な複数のウエイトユニットからなり、
前記制御盤は前記係止突部に係脱自在に係止して前記支持体の移動を規制する係止片を有し、
前記バランスウエイトの前記ウエイトユニットを前記バランスウエイト装入用開口から前記支持体に積層可能としたものである。
【0008】
請求項1記載の照明ポールによれば、照明ポールを組み立てるとき、基台、昇降架台および昇降機構は予め組み込んでおき、バランスウエイトは現場でポール本体の基端部の近傍のバランスウエイト装入用開口から挿入し、架台吊下ワイヤに連結することにより、現場組立作業の簡略化、クレーンの小型化、高所作業時間の短縮が可能となり、組立作業をより安全に行なうことができる。
【0009】
また、前記バランスウエイトが、前記架台吊下ワイヤに取付けられた支持体と、この支持体に積層可能な複数のウエイトユニットからなっているため、バランスウエイトの取付作業が安全で容易な作業となるとともに、バランスウエイト装入用開口を小さくできる。
【0010】
請求項2記載の照明ポールは、請求項1において、前記照明器具への給電用の電源ケーブルの前記バランスウエイト装入用開口の近傍にコネクタを設け、コネクタを接続したとき前記昇降機構を不動作状態としたものである。
請求項2記載の照明ポールによれば、請求項1と同様な効果のほか、コネクタが接続されたままで昇降機構が動作しないので照明器具に給電されたまま照明器具が下降することがなく安全が図れる。
請求項3記載の照明ポールは、請求項1において、前記ポール本体の前記制御盤の上側に設けられて前記昇降架台の下降位置を支持する受け台と、前記受け台に設けられて前記昇降架台の下降位置を検知する下限リミットスイッチを有するものである。
請求項3記載の照明ポールによれば、請求項1と同様な効果のほか、受け台のリミットスイッチで昇降架台の下限停止を行なうことができるとともに、受け台で昇降架台を支持することができるので、万一昇降架台が落下した場合の落下防止装置の役目を果たすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を図1から図10により説明する。すなわち、この照明ポールは、ポール本体1と、基台2と、昇降架台3と、バランスウエイト4と、昇降機構5とを有する。ポール本体1は中空であって、基端部の近傍にバランスウエイト装入用開口6を有し、基端部が取付面7に固定されて略鉛直に立設されている。実施の形態では図6および図7に示すように、バランスウエイト装入用開口6を縦に2個形成し、蓋6aで着脱自在に閉塞している。
【0012】
基台2は、滑車8を有し、この滑車8に中間部が掛けられて一端部がポール本体1の外側に垂下し他端部がポール本体1の内側に垂下する架台吊下ワイヤ9を有し、ポール本体1の上端部に取付けられている。実施の形態ではワイヤ用滑車8が図4に示すように軸が並列になるように2個設けられている。さらに電源ケーブル用滑車14、その補助滑車15および昇降機構用滑車16が軸を滑車8と直角にして基台2に設けられている。17は飾り棒、18はカバー取付台、19は昇降架台用位置決め孔、20はカバー取付台18に取付けられて基台2を被冠するカバーである。
【0013】
昇降架台3は、ポール本体1の外側に昇降自在に設けられて架台吊下ワイヤ9の一端部に連結されるとともに照明器具10を取付けている。実施の形態において、図5に示すように21は昇降中のポール本体1の外面の損傷を防ぐため架台内部に設けたガイドローラ、22は安定器30の取付台、23は昇降架台3の上昇時に基台2の位置決め孔19に嵌合する昇降架台上限時位置決め用軸であるピボット、24は照明器具10を取付ける取付台である。昇降架台3は2個の滑車8の各々に掛けられた2本の架台吊下ワイヤ9で支持されており、安全性が高い。
【0014】
バランスウエイト4は、バランスウエイト装入用開口6より挿入されてポール本体1の内側昇降可能に架台吊下ワイヤ9の他端部に連結されている。実施の形態ではバランスウエイト4は、上端部を架台吊下ワイヤ9の端部に連結されたたとえば柱状の支持体25と、この支持体25の支持突部25aに積層可能な複数のウエイトユニット4aからなっている。支持体25はポール本体1の内部に設けられたガイドレール33に案内されて、バランスウエイト4の昇降を可能にするとともに地震時などにポール本体1内のバランスウエイト4が回転移動するのを防止する。またバランスウエイト4の重量は昇降架台3の全体の重量よりも大きく、通常ではバランスウエイト4の重量により昇降架台3を基台2の近くの上昇位置に支持する。各ウエイトユニット4aは支持体25に横方向から挿入し係合できる切欠4b(図3参照)を形成し、各々単独の重量が5kg程度であり、これを20枚ずつ2組支持突部25aに積載している。このバランスウエイト4は積層式ウエイトであり、必要枚数を設置することにより構成でき、器具灯数(昇降架台部重量)に対応できるようになっている。また2本の架台吊下ワイヤ9で吊下げているため、万一1本が切れても昇降架台3は落下せず、もう1本のワイヤ9で支持されている。このように、バランスウエイト4は、ウエイトユニット4aにバランサ取付チャンネルを設け、昇降架台3の重量に見合うバランサを取付けることができ、かつ昇降架台3において、アーム灯数の変更等に伴う重量の変更をバランサで重量調整ができる構造となっている。
【0015】
昇降機構5は、バランスウエイト4を昇降させることにより昇降架台3を昇降させる。この昇降機構5はポール本体1の基端部側に設けられて基台2に設けた昇降機構用滑車16に昇降機用ワイヤ26を掛け、その一端を弛み検知用滑車28を介して電動ワイヤドラムをもつワイヤウインチ27に接続し、他端をバランスウエイト4に接続している。ワイヤウインチ27を駆動してワイヤ26を巻取ることによりバランスウエイト4を上方に吊り上げて昇降架台3を下降し、またワイヤ26を巻き戻すことによりバランスウエイト4を下方に吊り下ろして昇降架台3を上方に吊り上げる。このワイヤウインチ27は、操作スイッチ13および制御盤29の動作により制御するものである。ワイヤウインチ27の駆動は後述のケーブルコネクタ12を分離することにより始めて動作できる安全設計になっている。また操作スイッチ13はケーブルコネクタ12を分離後、操作スイッチ13を押した状態のみ動作する構造となっており動作途中の安全性を向上している。昇降架台3の下降位置はポール本体1に設けた受け台31に支持される位置であり、受け台31に下限リミットスイッチ32を設け、下限リミットスイッチ32の動作でワイヤウインチ27の動作を停止する。一方昇降架台3の上昇位置はバランスウエイト4が最下位位置に停止したときのワイヤ26の弛みに応じて移動する弛み検知滑車28の動作を検知する弛み検知スイッチ(図示せず)を設け、弛み検知スイッチの動作によりワイヤウインチ27を停止する。
【0016】
また給電用の電源ケーブル11が滑車14および補助滑車15に掛けられて、その一端が照明器具10に接続され、他端にコネクタ受け34を設け、バランスウエイト4の収納部に収納している。一方、バランスウエイト装入用開口6の近傍にコネクタ12を設け、昇降架台3が基台2に近接した状態でコネクタ12に接近したコネクタ受け34をコネクタ12に接続した状態で照明器具10に給電可能にしている。またコネクタ12の接続状態で昇降機構5を不動作状態とするインターロック回路を制御盤29に設け、これにより照明器具10に給電されたまま昇降架台3が下ろされることがないようにしている。
【0017】
このようにコネクタ12およびコネクタ受け34ならびに操作スイッチ13をバランスウエイト装入用開口6のコネクタ収納部に収納しており、操作時は操作スイッチ13を取り出し、操作スイッチ13を押している間のみ昇降動作するため、安全に昇降動作ができる。制御盤29をポール本体1に設置できるため、別途に基礎工事が必要でなく、ポール本体1に電源線を入れるだけで配管工事を終了できる。
【0018】
また、バランスウエイト4の支持体25に係止突部44を設け、係止突部44に係脱自在に嵌合係止する係止片43を有し、係止片43を制御盤29に設けて電気的または機械的に係止突部44に係脱可能にし、係止片43を係止突部44に係止することにより通常時に支持体25が不用意に移動しないように安全を図っている。
【0019】
図2は照明器具10の点検時の動作状態である。すなわち、コネクタ12の接続を外し、操作スイッチ13で昇降機構5の電動ワイヤウインチ27を駆動し、昇降機構用ワイヤ26が電動ワイヤウインチ27に巻き取られバランスウエイト4が上昇する。バランスウエイト4の上昇に伴って昇降架台3が下降し、下限リミットスイッチ32に当たると、昇降架台3が下限停止支持バーである受け台31に当たったことを検知し、下限リミットスイッチ32の動作により昇降機構5の動作が停止する。この状態で照明器具10の点検・保守が可能となる。つぎに操作スイッチ13の操作により電動ワイヤウインチ27に巻かれたワイヤ26を巻き戻し動作すると、バランスウエイト4が下がり、これと同時に昇降架台3が上昇を始め、ほぼ最上昇位置でピボット23が位置決め孔19に嵌合し、またバランスウエイト4が下がり切ると、ワイヤ26が弛むので弛み検知スイッチが動作し、これにより電動ワイヤウインチ27が停止する。そしてコネクタ12をコネクタ受け34接続すると照明器具10に給電状態となり、同時に操作スイッチ13は操作されても昇降機構5は動作しない。このように、昇降動作はポール内の地面近くにある電動ワイヤウインチ27のドラムによりワイヤ26の巻き出しまたは巻き戻しによって、バランスウエイトが上下することにより昇降架台3が上昇、下降するシンプルな構造になっている。その昇降スピードは約4m/分である。また昇降架台3を下降したときに設置灯数の変更が容易にでき、取付け方向を変更することもでき、バランスウエイト4の重量を変更することもできる。
【0020】
この照明ポールの組立はつぎのように行なわれる。基台2、昇降架台3および昇降機構5をポール本体1に一体的に組立た状態で、バランスウエイト4をバランスウエイト装入用開口6から装着可能にしている。すなわち、工場組立段階において、ポール本体1に、昇降架台3、基台2および昇降機構5の取付けを行なう。このとき昇降架台3を基台2に仮固定している。現地搬入後、現地搬入後車上より荷下ろしし、図3(a)に示すようにポール本体1を倒して、支持台40,41に斜めに支持し、ポール本体1の昇降架台3にアーム36、照明器具10、安定器30等を取付けかつ結線する。図3(b)に示すようにポール本体1をクレーン37で吊り上げて垂直にしアンカーボルト39にセットする。図3(c)に示すようにバランスウエイト装入用開口6よりポール本体1内の支持体25にウエイトユニット4aを取付ける。昇降架台3の基台2への仮固定ボルトを分離し、クレーン37の吊りフック37aを分離する。つぎに電源を投入し昇降確認テストを行なう。
【0021】
この実施の形態によれば、ポール本体1内に昇降架台3より重いバランスウエイト4を設け架台吊下ワイヤ9により滑車8を介して昇降架台3とバランスウエイト4をつなぎ、両者の重量差を少しにして昇降機構5によりバランスウエイト4を上下させることにより、昇降架台3が上昇下降をするようにしている。
この場合、昇降機構5の仕様を昇降架台3の形状に関係なく統一できる。また昇降架台3の重量に合わせてバランスウエイト4を増減でき、設置手段の変更に合わせて昇降機構5は同一仕様のもので対応できる。
【0022】
つぎに現場の組立が前記の図3に示したように行なえるので、施工時間が大幅に短縮でき、高所作業の時間が短縮できるので作業の安全性があがり、またワイヤ9、ケーブル11等の主要構造物のメンテナンスが容易であり、交換作業が容易である。さらに吊下高さが従来のように必要でないため、作業用のクレーン等の重機が小型化できる。
【0023】
また通常時のコネクタ12にインターロック回路が接続されていることにより昇降動作を制限できるとともに、上限および下限の停止機構が付いているので安全性が向上している。
操作スイッチ13は遠隔操作でき、昇降架台3の直下で操作するのではなく離れた位置よりできるため安全であり、また操作スイッチ13を押している状態のみ昇降動作するので昇降架台3の状況を確認しながら動作させるので安全である。
【0024】
また、従来のバランスウエイト方式の長所を採用し、昇降架台3よりバランスウエイト4を重くすることによりウエイト4とウインチ27を連結するワイヤ26が切断しても昇降架台3が落下することはない。また、従来のバランスウエイトはポール本体内をワイヤおよびチエーンのみにより支持されていたため、地震に対しての信頼性が低かったが、この発明はバランスウエイト4を支持する支持体25がポール本体1内のガイドレール33により支持され、地震時の振れや遊びがないようにしているため、安全性および信頼性が向上した。
【0025】
また、ポール本体1内に内蔵するバランスウエイト4について通常時ガイドレール33とバランスウエイト4が移動しないように、電気的機械的に固定できるようにしているので安全性が向上した。
また、電源ケーブル11がバランスウエイト4の移動時(昇降時)にバランスウエイト4に収納できる構造をしており、ポール本体1内での引っ掛かり防止や損傷防止を図っている。
【0026】
また、昇降架台3の下限停止を行なう停止装置の受け台31に、電気的に停止動作を行なうリミットスイッチ32を設けるとともに、受け台31で昇降架台3を支持することができるので、万一昇降架台3が落下した場合の落下防止装置の役目を果たすことができる。
また、基台2は接点、ロック機構等の開閉装置や、電気的開閉装置を設けず、通常では保守、点検の不要な構造となっているので、信頼性を向上している。電気部品はポール本体1の下端の地面近くまたは地上より脚立で作業できる範囲にありメンテナンス性に優れている。
【0027】
図10は他の種類の照明器具のポールに適用した例であり、昇降架台3の照明器具の透光器10cは同図(c)に示すように6個設けられている。昇降架台3′、バランスウエイト4′はメンテナンス時の位置を示している。昇降架台3の上昇位置では基台2のカバー20に被冠されている。その他の構成は前記の実施の形態と同様である。
【0028】
このように、昇降架台3の照明器具を含む全体の形状が異なる場合においても適用可能であり、この発明は昇降架台3の形状に制限されない構造となっている。
なお、ポール本体1は段付きでもテーパ形でもよい。
【0029】
【発明の効果】
請求項1記載の照明ポールによれば、照明ポールを組み立てるとき、基台、昇降架台および昇降機構は予め組み込んでおき、バランスウエイトは現場でポール本体の基端部の近傍のバランスウエイト装入用開口から挿入し、架台吊下ワイヤに連結することにより、現場組立作業の簡略化、クレーンの小型化、高所作業時間の短縮が可能となり、組立作業をより安全に行なうことができる。
【0030】
また、バランスウエイトの取付作業が安全で容易な作業となるとともに、バランスウエイト装入用開口を小さくできる。
請求項2記載の照明ポールによれば、請求項1と同様な効果のほか、コネクタが接続されたままで昇降機構が動作しないので照明器具に給電されたまま照明器具が下降することがなく安全が図れる。
請求項3記載の照明ポールによれば、請求項1と同様な効果のほか、受け台のリミットスイッチで昇降架台の下限停止を行なうことができるとともに、受け台で昇降架台を支持することができるので、万一昇降架台が落下した場合の落下防止装置の役目を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の通常時の概略正面図である。
【図2】その点検時の概略正面図である。
【図3】施工状態を説明する説明図である。
【図4】基台および昇降架台を示す部分正面図である。
【図5】その部分側面図である。
【図6】そのポール本体の下端部の断面正面図である。
【図7】その断面側面図である。
【図8】ポール本体のウインチ部分の横断面図である。
【図9】ポール本体の制御盤部分の横断面図である。
【図10】別の実施の形態の照明ポールを示す正面図(a)、側面図(b)および昇降架台の底面図である。
【図11】従来例の説明図である。
【図12】従来例のポール本体の設置を示す断面図である。
【図13】従来例の昇降架台をポール本体に挿入し、基台をポール本体に挿入する過程を示す断面図である。
【図14】昇降架台に基台より吊り下げたワイヤを固定した状態の断面図である。
【図15】基台の天板と下板のセットボルトを外して基台を吊り下げた状態の断面図である。
【図16】バランスウエイトを基台から外し、基台を再度下板に取付け、かつカバーを取付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 ポール本体
2 基台
3 昇降架台
4 バランスウエイト
4a ウエイトユニット
5 昇降機構
6 バランスウエイト装入用開口
7 地面
8 滑車
9 ワイヤ
10 照明器具
11 電源ケーブル
12 コネクタ
13 操作スイッチ
25 支持体

Claims (3)

  1. 基端部の近傍にバランスウエイト装入用開口を有し前記基端部が取付面に固定されて略鉛直に立設される中空のポール本体と、滑車を有しこの滑車に中間部が掛けられ一端部が前記ポール本体の外側に垂下し他端部が前記ポール本体の内側に垂下した架台吊下ワイヤを有して前記ポール本体の上端部に取付けられた基台と、前記ポール本体の外側に昇降自在に設けられて前記架台吊下ワイヤの一端部に連結されるとともに照明器具を取付けた昇降架台と、前記バランスウエイト装入用開口より挿入されて前記ポール本体の内側で昇降可能に前記架台吊下ワイヤの他端部に連結されたバランスウエイトと、このバランスウエイトを昇降させることにより前記昇降架台を昇降させる昇降機構と、前記ポール本体に設けられて前記昇降機構を制御する制御盤とを備え、
    前記バランスウエイトは、係止突部を有して前記架台吊下ワイヤの他端部に取付けられた支持体と、この支持体に積層可能な複数のウエイトユニットからなり、
    前記制御盤は前記係止突部に係脱自在に係止して前記支持体の移動を規制する係止片を有し、
    前記バランスウエイトの前記ウエイトユニットを前記バランスウエイト装入用開口から前記支持体に積層可能とした照明ポール。
  2. 前記照明器具への給電用の電源ケーブルの前記バランスウエイト装入用開口の近傍にコネクタを設け、コネクタを接続したとき前記昇降機構を不動作状態とした請求項1記載の照明ポール。
  3. 前記ポール本体の前記制御盤の上側に設けられて前記昇降架台の下降位置を支持する受け台と、前記受け台に設けられて前記昇降架台の下降位置を検知する下限リミットスイッチを有する請求項1記載の照明ポール。
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