JPH11154412A - 照明ポール - Google Patents

照明ポール

Info

Publication number
JPH11154412A
JPH11154412A JP31839897A JP31839897A JPH11154412A JP H11154412 A JPH11154412 A JP H11154412A JP 31839897 A JP31839897 A JP 31839897A JP 31839897 A JP31839897 A JP 31839897A JP H11154412 A JPH11154412 A JP H11154412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balance weight
pole body
elevating
base
pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31839897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3956451B2 (ja
Inventor
Masanori Toyoda
正則 豊田
Jiro Itakura
二郎 板倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP31839897A priority Critical patent/JP3956451B2/ja
Publication of JPH11154412A publication Critical patent/JPH11154412A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3956451B2 publication Critical patent/JP3956451B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】現場組立作業の簡略化、クレーンの小型化、高
所作業時間の短縮が可能となり、組立作業をより安全に
行なうことができる照明ポールを提供する。 【解決手段】中空のポール本体1と、滑車8および架台
吊下ワイヤ9を有してポール本体1の上端部に取付けら
れた基台2と、架台吊下ワイヤ9の一端部に連結され照
明器具10を取付けた昇降架台3と、架台吊下ワイヤ9
の他端部に連結されたバランスウエイト4と、このバラ
ンスウエイト4を昇降させる昇降機構5とを備え、基台
2、昇降架台3および昇降機構5をポール本体1に一体
的に組立た状態で、バランスウエイト4をバランスウエ
イト装入用開口6から架台吊下ワイヤ9の他端部に取付
け可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、照明器具が昇降
可能な照明ポールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】駐車場、広場、公園などの広い空間にお
いて、高所からの照明が可能な照明ポールの保守・点検
のため照明器具を昇降可能にしたり、また保守・点検の
作業が困難な場所に使用する照明ポールの照明器具を昇
降可能にしたものがある。従来のこの種の照明ポールを
図11に示す。すなわち、この照明ポールは、基端部が
取付面72に固定されて略鉛直に立設される中空のポー
ル本体70と、滑車71を有しこの滑車71に中間部が
掛けられ一端部がポール本体70の外側に垂下し他端部
がポール本体70の内側に垂下した架台吊下ワイヤ73
を有してポール本体70の上端部に取付けられた基台7
4と、ポール本体70の外側に昇降自在に設けられて架
台吊下ワイヤ73の一端部に連結されるとともに照明器
具75を取付けた昇降架台76と、ポール本体70の内
側に昇降可能に架台吊下ワイヤ73の他端部に連結され
たバランスウエイト77と、このバランスウエイト77
を昇降させることにより昇降架台74を昇降させる昇降
機構78とを備えている。昇降機構78は、両端がバラ
ンスウエイト77に取付けられたチエーン79、スプロ
ケット80,81、モータ82、上限用リミットスイッ
チ82、下限用リミットスイッチ83、ターンバックル
85の取付時のインターロック用リミットスイッチ8
4、地震対策用ターンバックル85、モータ・リミット
スイッチ用ケーブル86で構成されている。87はポー
ルに固定されたケーブル押え金具、88はケーブル滑
車、89は照明用ケーブル、90はバランスウエイト7
7に設けられた動滑車、74aは基台カバーである。
【0003】この照明ポールは、図12から図16に示
すように現場で組み立てられている。すなわち、図12
(a)は高さA=25mのポール本体70を示し、図1
2(b)は昇降架台76の灯具組立台を示している。図
12(c)はポール本体70をクレーン91で吊り上げ
た状態を示している。図13(a)はたとえば高さ1.
8mの昇降架台受台(ローリングタワー)92にポール
本体70の基端部をクレーン91で挿入し、取付面に固
定するとともに、ポール本体70の上端部より昇降架台
76をクレーン91で挿入した状態を示している。図1
3(b)は昇降架台76を昇降架台受台92に載せ、チ
エーン93によりポール本体70の基端部に固定すると
ともに、基台74に避雷針95、ワイヤ73(滑車71
に)、バランスウエイト77、キャブタイヤケーブル8
7を装着し、ポール本体70の高さの約2倍に吊り上げ
る状態を示している。図14はポール取付部96をポー
ル本体70の上端部に固定し、ワイヤ73の先端を昇降
架台76に固定し、つぎに基台74の下板74bのセッ
トボルト74cを外す状態を示している。図15は基台
74の天板74d側をクレーン91で吊り上げるとワイ
ヤ73が緊張し、下板74bに固定していたバランスウ
エイト77のナット97を外し、基台74を除々に下ろ
す状態を示している。図16は基台74の下板74bと
天板74dに付いた支柱74eにセットボルト74cを
再度取付けて基台74をポール本体70に固定し、オニ
オリ線98を接続し、カバー74aを取付けた状態を示
している。カバー上部にはコーキング材が付設される。
チエーン93を外すと照明器具の付いた昇降架台76が
昇降可能となる。
【0004】その他の従来例として、ポール本体内に一
体物のバランスウエイトを設置し、これを昇降するもの
や、ポール本体内にバランスウエイトなしでウインチや
モータ等で直に昇降するものなどがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの照明
ポールは、設計時点での重量設定が必要であり、また部
材の組立は工場より部材の状態で出荷し、現場ですべて
を組み立てる工法によるため、大型クレーンの使用や、
クレーンのブームの必要高さがポール全高の約2倍必要
であり、そのため高所作業の作業性が多く、危険である
など施工面での問題があり、また施工後のフレキシビリ
ティがなかった。
【0006】したがって、この発明の目的は、現場組立
作業の簡略化、クレーンの小型化、高所作業時間の短縮
が可能となり、組立作業をより安全に行なうことができ
る照明ポールを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明ポー
ルは、基端部の近傍にバランスウエイト装入用開口を有
し前記基端部が取付面に固定されて略鉛直に立設される
中空のポール本体と、滑車を有しこの滑車に中間部が掛
けられ一端部が前記ポール本体の外側に垂下し他端部が
前記ポール本体の内側に垂下した架台吊下ワイヤを有し
て前記ポール本体の上端部に取付けられた基台と、前記
ポール本体の外側に昇降自在に設けられて前記架台吊下
ワイヤの一端部に連結されるとともに照明器具を取付け
た昇降架台と、前記バランスウエイト装入用開口より挿
入されて前記ポール本体の内側に昇降可能に前記架台吊
下ワイヤの他端部に連結されたバランスウエイトと、前
記バランスウエイトを昇降させることにより前記昇降架
台を昇降させる昇降機構とを備え、前記基台、前記昇降
架台および前記昇降機構を前記ポール本体に一体的に組
立た状態で、前記バランスウエイトを前記バランスウエ
イト装入用開口から前記架台吊下ワイヤの他端部に取付
け可能としたものである。
【0008】請求項1記載の照明ポールによれば、照明
ポールを組み立てるとき、基台、昇降架台および昇降機
構は予め組み込んでおき、バランスウエイトは現場でポ
ール本体の基端部の近傍のバランスウエイト装入用開口
から挿入し、架台吊下ワイヤに連結することにより、現
場組立作業の簡略化、クレーンの小型化、高所作業時間
の短縮が可能となり、組立作業をより安全に行なうこと
ができる。
【0009】請求項2記載の照明ポールは、請求項1に
おいて、前記バランスウエイトが、前記架台吊下ワイヤ
に取付けられた支持体と、この支持体に積層可能な複数
のウエイトユニットからなっているものである。請求項
2記載の照明ポールによれば、請求項1と同様な効果の
ほか、バランスウエイトの取付作業が安全で容易な作業
となるとともに、バランスウエイト装入用開口を小さく
できる。
【0010】請求項3記載の照明ポールは、請求項1ま
たは請求項2において、前記照明器具への給電用の電源
ケーブルの前記バランスウエイト装入用開口の近傍にコ
ネクタを設け、コネクタの接続状態で前記昇降機構を不
動作状態としたものである。請求項3記載の照明ポール
によれば、請求項1または請求項2と同様な効果のほ
か、コネクタが接続されたままで昇降機構が動作しない
ので照明器具に給電されたまま照明器具が下降すること
がなく安全が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1か
ら図3により説明する。すなわち、この照明ポールは、
ポール本体1と、基台2と、昇降架台3と、バランスウ
エイト4と、昇降機構5とを有する。ポール本体1は中
空であって、基端部の近傍にバランスウエイト装入用開
口6を有し、基端部が取付面7に固定されて略鉛直に立
設されている。実施の形態では図6および図7に示すよ
うに、バランスウエイト装入用開口6を縦に2個形成
し、蓋6aで着脱自在に閉塞している。
【0012】基台2は、滑車8を有し、この滑車8に中
間部が掛けられて一端部がポール本体1の外側に垂下し
他端部がポール本体1の内側に垂下する架台吊下ワイヤ
9を有し、ポール本体1の上端部に取付けられている。
実施の形態ではワイヤ用滑車8が図4に示すように軸が
並列になるように2個設けられている。さらに電源ケー
ブル用滑車14、その補助滑車15および昇降機構用滑
車16が軸を滑車8と直角にして基台2に設けている。
17は飾り棒、18はカバー取付台、19は昇降架台用
位置決め孔、20はカバー取付台18に取付けられて基
台2を被冠するカバーである。
【0013】昇降架台3は、ポール本体1の外側に昇降
自在に設けられて架台吊下ワイヤ9の一端部に連結され
るとともに照明器具10を取付けている。実施の形態に
おいて、図5に示すように21は昇降中のポール本体1
の外面の損傷を防ぐため架台内部に設けたガイドロー
ラ、22は安定器30の取付台、23は昇降架台3の上
昇時に基台2の位置決め孔19に嵌合する昇降架台上限
時位置決め用軸であるピボット、24は照明器具10を
取付ける取付台である。昇降架台3は2個の滑車8の各
々に掛けられた2本の架台吊下ワイヤ9で支持されてお
り、安全性が高い。
【0014】バランスウエイト4は、バランスウエイト
装入用開口6より挿入されてポール本体1の内側に昇降
可能に架台吊下ワイヤ9の他端部に連結されている。実
施の形態ではバランスウエイト4は、上端部を架台吊下
ワイヤ9の端部に連結されたたとえば柱状の支持体25
と、この支持体25の支持突部25aに積層可能な複数
のウエイトユニット4aからなっている。支持体25は
ポール本体1の内部に設けられたガイドレール33に案
内されて、バランスウエイト4の昇降を可能にするとと
もに地震時などにポール本体1内のバランスウエイト4
が回転移動するのを防止する。またバランスウエイト4
の重量は昇降架台3の全体の重量よりも大きく、通常で
はバランスウエイト4の重量により昇降架台3を基台2
の近くの上昇位置に支持する。各ウエイトユニット4a
は支持体25に横方向から挿入し係合できる切欠4b
(図3参照)を形成し、各々単独の重量が5kg程度で
あり、これを20枚ずつ2組支持突部25aに積載して
いる。このバランスウエイト4は積層式ウエイトであ
り、必要枚数を設置することにより構成でき、器具灯数
(昇降架台部重量)に対応できるようになっている。ま
た2本の架台吊下ワイヤ9で吊下げているため、万一1
本が切れても昇降架台3は落下せず、もう1本のワイヤ
9で支持されている。このように、バランスウエイト4
は、ウエイトユニット4aにバランサ取付チャンネルを
設け、昇降架台3の重量に見合うバランサを取付けるこ
とができ、かつ昇降架台3において、アーム灯数の変更
等に伴う重量の変更をバランサで重量調整ができる構造
となっている。
【0015】昇降機構5は、バランスウエイト4を昇降
させることにより昇降架台3を昇降させる。この昇降機
構5はポール本体1の基端部側に設けられて基台2に設
けた昇降機構用滑車16に昇降機用ワイヤ26を掛け、
その一端を弛み検知用滑車28を介して電動ワイヤドラ
ムをもつワイヤウインチ27に接続し、他端をバランス
ウエイト4に接続している。ワイヤウインチ27を駆動
してワイヤ26を巻取ることによりバランスウエイト4
を上方に吊り上げて昇降架台3を下降し、またワイヤ2
6を巻き戻すことによりバランスウエイト4を下方に吊
り下ろして昇降架台3を上方に吊り上げる。このワイヤ
ウインチ27は、操作スイッチ13および制御盤29の
動作により制御するものである。ワイヤウインチ27の
駆動は後述のケーブルコネクタ12を分離することによ
り始めて動作できる安全設計になっている。また操作ス
イッチ13はケーブルコネクタ12を分離後、操作スイ
ッチ13を押した状態のみ動作する構造となっており動
作途中の安全性を向上している。昇降架台3の下降位置
はポール本体1に設けた受け台31に支持される位置で
あり、受け台31に下限リミットスイッチ32を設け、
下限リミットスイッチ32の動作でワイヤウインチ27
の動作を停止する。一方昇降架台3の上昇位置はバラン
スウエイト4が最下位位置に停止したときのワイヤ26
の弛みに応じて移動する弛み検知滑車28の動作を検知
する弛み検知スイッチ(図示せず)を設け、弛み検知ス
イッチの動作によりワイヤウインチ27を停止する。
【0016】また給電用の電源ケーブル11が滑車14
および補助滑車15に掛けられて、その一端が照明器具
10に接続され、他端にコネクタ受け34を設け、バラ
ンスウエイト4の収納部に収納している。一方、バラン
スウエイト装入用開口6の近傍にコネクタ12を設け、
昇降架台3が基台2に近接した状態でコネクタ12に接
近したコネクタ受け34をコネクタ12に接続した状態
で照明器具10に給電可能にしている。またコネクタ1
2の接続状態で昇降機構5を不動作状態とするインター
ロック回路を制御盤29に設け、これにより照明器具1
0に給電されたまま昇降架台3が下ろされることがない
ようにしている。
【0017】このようにコネクタ12およびコネクタ受
け34ならびに操作スイッチ13をバランスウエイト装
入用開口6のコネクタ収納部に収納しており、操作時は
操作スイッチ13を取り出し、操作スイッチ13を押し
ている間のみ昇降動作するため、安全に昇降動作ができ
る。制御盤29をポール本体1に設置できるため、別途
に基礎工事が必要でなく、ポール本体1に電源線を入れ
るだけで配管工事を終了できる。
【0018】また、バランスウエイト4の支持体25に
係止突部44を設け、係止突部44に係脱自在に嵌合係
止する係止片43を有し、係止片43を制御盤29に設
けて電気的または機械的に係止突部44に係脱可能に
し、係止片43を係止突部44に係止することにより通
常時に支持体25が不用意に移動しないように安全を図
っている。
【0019】図2は照明器具10の点検時の動作状態で
ある。すなわち、コネクタ12の接続を外し、操作スイ
ッチ13で昇降機構5の電動ワイヤウインチ27を駆動
し、昇降機構用ワイヤ26が電動ワイヤウインチ27に
巻き取られバランスウエイト4が上昇する。バランスウ
エイト4の上昇に伴って昇降架台3が下降し、下限リミ
ットスイッチ32に当たると、昇降架台3が下限停止支
持バーである受け台31に当たったことを検知し、下限
リミットスイッチ32の動作により昇降機構5の動作が
停止する。この状態で照明器具10の点検・保守が可能
となる。つぎに操作スイッチ13の操作により電動ワイ
ヤウインチ27に巻かれたワイヤ26を巻き戻し動作す
ると、バランスウエイト4が下がり、これと同時に昇降
架台3が上昇を始め、ほぼ最上昇位置でピボット23が
位置決め孔19に嵌合し、またバランスウエイト4が下
がり切ると、ワイヤ26が弛むので弛み検知スイッチが
動作し、これにより電動ワイヤウインチ27が停止す
る。そしてコネクタ12をコネクタ受け34接続すると
照明器具10に給電状態となり、同時に操作スイッチ1
3は操作されても昇降機構5は動作しない。このよう
に、昇降動作はポール内の地面近くにある電動ワイヤウ
インチ27のドラムによりワイヤ26の巻き出しまたは
巻き戻しによって、バランスウエイトが上下することに
より昇降架台3が上昇、下降するシンプルな構造になっ
ている。その昇降スピードは約4m/分である。また昇
降架台3を下降したときに設置灯数の変更が容易にで
き、取付け方向を変更することもでき、バランスウエイ
ト4の重量を変更することもできる。
【0020】この照明ポールの組立はつぎのように行な
われる。基台2、昇降架台3および昇降機構5をポール
本体1に一体的に組立た状態で、バランスウエイト4を
バランスウエイト装入用開口6から装着可能にしてい
る。すなわち、工場組立段階において、ポール本体1
に、昇降架台3、基台2および昇降機構5の取付けを行
なう。このとき昇降架台3を基台2に仮固定している。
現地搬入後、現地搬入後車上より荷下ろしし、図3
(a)に示すようにポール本体1を倒して、支持台4
0,41に斜めに支持し、ポール本体1の昇降架台3に
アーム36、照明器具10、安定器30等を取付けかつ
結線する。図3(b)に示すようにポール本体1をクレ
ーン37で吊り上げて垂直にしアンカーボルト39にセ
ットする。図3(c)に示すようにバランスウエイト装
入用開口6よりポール本体1内の支持体25にウエイト
ユニット4aを取付ける。昇降架台3の基台2への仮固
定ボルトを分離し、クレーン37の吊りフック37aを
分離する。つぎに電源を投入し昇降確認テストを行な
う。
【0021】この実施の形態によれば、ポール本体1内
に昇降架台3より重いバランスウエイト4を設け架台吊
下ワイヤ9により滑車8を介して昇降架台3とバランス
ウエイト4をつなぎ、両者の重量差を少しにして昇降機
構5によりバランスウエイト4を上下させることによ
り、昇降架台3が上昇下降をするようにしている。この
場合、昇降機構5の仕様を昇降架台3の形状に関係なく
統一できる。また昇降架台3の重量に合わせてバランス
ウエイト4を増減でき、設置手段の変更に合わせて昇降
機構5は同一仕様のもので対応できる。
【0022】つぎに現場の組立が前記の図3に示したよ
うに行なえるので、施工時間が大幅に短縮でき、高所作
業の時間が短縮できるので作業の安全性があがり、また
ワイヤ9、ケーブル11等の主要構造物のメンテナンス
が容易であり、交換作業が容易である。さらに吊下高さ
が従来のように必要でないため、作業用のクレーン等の
重機が小型化できる。
【0023】また通常時のコネクタ12にインターロッ
ク回路が接続されていることにより昇降動作を制限でき
るとともに、上限および下限の停止機構が付いているの
で安全性が向上している。操作スイッチ13は遠隔操作
でき、昇降架台3の直下で操作するのではなく離れた位
置よりできるため安全であり、また操作スイッチ13を
押している状態のみ昇降動作するので昇降架台3の状況
を確認しながら動作させるので安全である。
【0024】また、従来のバランスウエスト方式の長所
を採用し、昇降架台3よりバランスウエイト4を重くす
ることによりウエイト4とウインチ27を連結するワイ
ヤ26が切断しても昇降架台3が落下することはない。
また、従来のバランスウエイトはポール本体内をワイヤ
およびチエーンのみにより支持されていたため、地震に
対しての信頼性が低かったが、この発明はバランスウエ
イト4を支持する支持体25がポール本体1内のガイド
レール33により支持され、地震時の振れや遊びがない
ようにしているため、安全性および信頼性が向上した。
【0025】また、ポール本体1内に内蔵するバランス
ウエイト4について通常時ガイドレール33とバランス
ウエイト4が移動しないように、電気的機械的に固定で
きるようにしているので安全性が向上した。また、電源
ケーブル11がバランスウエイト4の移動時(昇降時)
にバランスウエイト4に収納できる構造をしており、ポ
ール本体1内での引っ掛かり防止や損傷防止を図ってい
る。
【0026】また、昇降架台3の下限停止を行なう停止
装置の受け台31に、電気的に停止動作を行なうリミッ
トスイッチ32を設けるとともに、受け台31で昇降架
台3を支持することができるので、万一昇降架台3が落
下した場合の落下防止装置の役目を果たすことができ
る。また、基台2は接点、ロック機構等の開閉装置や、
電気的開閉装置を設けず、通常では保守、点検の不要な
構造となっているので、信頼性を向上している。電気部
品はポール本体1の下端の地面近くまたは地上より脚立
で作業できる範囲にありメンテナンス性に優れている。
【0027】図10は他の種類の照明器具のポールに適
用した例であり、昇降架台3の照明器具の透光器10a
は同図(c)に示すように6個設けられている。昇降架
台3′、バランスウエイト4′はメンテナンス時の位置
を示している。昇降架台3の上昇位置では基台2のカバ
ー20に被冠されている。その他の構成は前記の実施の
形態と同様である。
【0028】このように、昇降架台3の照明器具を含む
全体の形状が異なる場合においても適用可能であり、こ
の発明は昇降架台3の形状に制限されない構造となって
いる。なお、ポール本体1は段付きでもテーパ形でもよ
い。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の照明ポールによれば、照
明ポールを組み立てるとき、基台、昇降架台および昇降
機構は予め組み込んでおき、バランスウエイトは現場で
ポール本体の基端部の近傍のバランスウエイト装入用開
口から挿入し、架台吊下ワイヤに連結することにより、
現場組立作業の簡略化、クレーンの小型化、高所作業時
間の短縮が可能となり、組立作業をより安全に行なうこ
とができる。
【0030】請求項2記載の照明ポールによれば、請求
項1と同様な効果のほか、バランスウエイトの取付作業
が安全で容易な作業となるとともに、バランスウエイト
装入用開口を小さくできる。請求項3記載の照明ポール
によれば、請求項1または請求項2と同様な効果のほ
か、コネクタが接続されたままで昇降機構が動作しない
ので照明器具に給電されたまま照明器具が下降すること
がなく安全が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の通常時の概略正面図
である。
【図2】その点検時の概略正面図である。
【図3】施工状態を説明する説明図である。
【図4】基台および昇降架台を示す部分正面図である。
【図5】その部分側面図である。
【図6】そのポール本体の下端部の断面正面図である。
【図7】その断面側面図である。
【図8】ポール本体のウインチ部分の横断面図である。
【図9】ポール本体の制御盤部分の横断面図である。
【図10】別の実施の形態の照明ポールを示す正面図
(a)、側面図(b)および昇降架台の底面図である。
【図11】従来例の説明図である。
【図12】従来例のポール本体の設置を示す断面図であ
る。
【図13】従来例の昇降架台をポール本体に挿入し、基
台をポール本体に挿入する過程を示す断面図である。
【図14】昇降架台に基台より吊り下げたワイヤを固定
した状態の断面図である。
【図15】基台の天板と下板のセットボルトを外して基
台を吊り下げた状態の断面図である。
【図16】バランスウエイトを基台から外し、基台を再
度下板に取付け、かつカバーを取付けた状態の断面図で
ある。
【符号の説明】 1 ポール本体 2 基台 3 昇降架台 4 バランスウエイト 4a ウエイトユニット 5 昇降機構 6 バランスウエイト装入用開口 7 地面 8 滑車 9 ワイヤ 10 照明器具 11 電源ケーブル 12 コネクタ 13 操作スイッチ 25 支持体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部の近傍にバランスウエイト装入用
    開口を有し前記基端部が取付面に固定されて略鉛直に立
    設される中空のポール本体と、滑車を有しこの滑車に中
    間部が掛けられ一端部が前記ポール本体の外側に垂下し
    他端部が前記ポール本体の内側に垂下した架台吊下ワイ
    ヤを有して前記ポール本体の上端部に取付けられた基台
    と、前記ポール本体の外側に昇降自在に設けられて前記
    架台吊下ワイヤの一端部に連結されるとともに照明器具
    を取付けた昇降架台と、前記バランスウエイト装入用開
    口より挿入されて前記ポール本体の内側に昇降可能に前
    記架台吊下ワイヤの他端部に連結されたバランスウエイ
    トと、このバランスウエイトを昇降させることにより前
    記昇降架台を昇降させる昇降機構とを備え、前記基台、
    前記昇降架台および前記昇降機構を前記ポール本体に一
    体的に組立た状態で、前記バランスウエイトを前記バラ
    ンスウエイト装入用開口から前記架台吊下ワイヤの他端
    部に取付け可能とした照明ポール。
  2. 【請求項2】 前記バランスウエイトは、前記架台吊下
    ワイヤに取付けられた支持体と、この支持体に積層可能
    な複数のウエイトユニットからなっている請求項1記載
    の照明ポール。
  3. 【請求項3】 前記照明器具への給電用の電源ケーブル
    の前記バランスウエイト装入用開口の近傍にコネクタを
    設け、コネクタの接続状態で前記昇降機構を不動作状態
    とした請求項1または請求項2記載の照明ポール。
JP31839897A 1997-11-19 1997-11-19 照明ポール Expired - Fee Related JP3956451B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31839897A JP3956451B2 (ja) 1997-11-19 1997-11-19 照明ポール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31839897A JP3956451B2 (ja) 1997-11-19 1997-11-19 照明ポール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11154412A true JPH11154412A (ja) 1999-06-08
JP3956451B2 JP3956451B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=18098718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31839897A Expired - Fee Related JP3956451B2 (ja) 1997-11-19 1997-11-19 照明ポール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3956451B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010103036A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Panasonic Electric Works Co Ltd 昇降式照明装置
KR20180074099A (ko) * 2016-12-23 2018-07-03 주식회사 포스코 승강형 조명타워

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103206658B (zh) * 2013-05-01 2016-12-28 中山市杨发灯饰有限公司 升降式高杆灯

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010103036A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Panasonic Electric Works Co Ltd 昇降式照明装置
KR20180074099A (ko) * 2016-12-23 2018-07-03 주식회사 포스코 승강형 조명타워
KR101879689B1 (ko) * 2016-12-23 2018-07-19 주식회사 포스코 승강형 조명타워

Also Published As

Publication number Publication date
JP3956451B2 (ja) 2007-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2013361847B2 (en) Installation method for a lift
JP6290311B2 (ja) 高所設置機器用の昇降装置
KR20070049968A (ko) 승강 설비의 제조 방법, 및 이를 위한 승강 설비
US3958116A (en) Luminaire ring lowering mechanism
US4025782A (en) Pole and device for raising and lowering lighting fixtures thereon
KR100988762B1 (ko) 무대장비 승강기용 안전장치
EP0757204B1 (en) Hoisting device for lighting fixture
JP3956451B2 (ja) 照明ポール
KR20220125633A (ko) 포설용 말비계탑승장치
JP2003317531A (ja) 照明塔における照明架台の昇降装置
KR101063308B1 (ko) 승강틀에 대한 추락방지구조를 갖는 승,하강식 조명타워
JP2914630B2 (ja) 支柱式昇降装置
KR20200057303A (ko) 가변형 카메라 지주대 구조체
JPH09272671A (ja) エレベーターの据付装置及びエレベーターの据付工法
JP2008214062A (ja) リフト装置および構造材取り付け方法
CN105293311A (zh) 一种具有防风功能的塔吊
JP2003077332A (ja) 昇降式架台付き照明柱及びその架台昇降方法並びにウインチ運搬用キャリヤー
KR102446293B1 (ko) 사다리차 탑승장치
CN211780607U (zh) 一体式升降灯具
CN218001311U (zh) 一种升降式高杆灯
JP3326733B2 (ja) 鉄骨建方用可動吊り治具およびこれを用いた鉄骨建込み方法
JP2010129208A (ja) ポール型照明器具
JP2549726Y2 (ja) 建設用リフト
JP2007176643A (ja) 工事用エレベーター類のクライミング工法におけるトップシーブ装置
CN105293316A (zh) 一种防风塔吊

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070430

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees