JP2549726Y2 - 建設用リフト - Google Patents

建設用リフト

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JP2549726Y2
JP2549726Y2 JP1991034760U JP3476091U JP2549726Y2 JP 2549726 Y2 JP2549726 Y2 JP 2549726Y2 JP 1991034760 U JP1991034760 U JP 1991034760U JP 3476091 U JP3476091 U JP 3476091U JP 2549726 Y2 JP2549726 Y2 JP 2549726Y2
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良忠 越原
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良忠 越原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建設用リフトの改良に係
わり、詳しくはタワーの基台フレーム内部に搬器の吊索
の巻揚機を組み込んで、設置スペースを小さくできる建
設用リフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、中高層の建造物を建設するのに使
用されている建設用リフトとしては、建造物の躯体から
支持体に支えられて立設されたガイドレール付きのタワ
ーに沿って、昇降荷台またはケージ(以下搬器と云う)
を昇降させる形式のものが汎用されている。このような
吊索によって昇降される建設用リフトとしては、例えば
実公昭52−45936号、実公昭52−47220
号、あるいは特公昭59−34631号公報などによつ
て知られている。なお、本考案での建設用リフトとは、
工事用の資材揚降リフト並びに人荷揚降用エレベータを
含めて云う。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の建設用リフトに
おいては、主に予め所要の高さに立設されたタワーの前
面に沿わせて搬器が吊索によって昇降自在に吊下げられ
ている。そして、その吊索は、タワーの基部に設けられ
た案内滑車をへて所要距離離れた位置に設置された巻揚
機の巻取りドラムに巻かれて操作されている。言い換え
れば、タワー基部に設けられる案内滑車から巻取りドラ
ムまでは、当該巻取りドラムに対しての吊索のフリート
アングルがほぼ3度以内になる必要があり、そのために
どうしてもタワーから離れた位置に巻揚機を設置せざる
を得ない状態になる。したがつて、この種の装置を設置
するには、広いスペースが要求され、市街地のように狭
い場所での設置には問題がある。
【0004】また、このような問題点は、高層建造物の
建設現場であっても、やはり巻揚機が大型になるので、
当然その設置スペースの確保については前記と同様であ
る。特に、リフトの設置位置と巻揚機の据え付け位置と
が離れていると、作業上当該リフトを使用している期間
中その場所だけが建造物を仕上げられないことになり、
いわゆるダメが残ることになって不具合である。
【0005】本考案では上記のような問題点を解決し
て、枠組構造にされた基台フレームの上に昇降用タワー
を立設してその基台フレームの内部に巻揚機を収容設置
し、タワーの頂部に配した滑車から巻揚機の巻取りドラ
ムとの間でフリートアングルが充分小さくとれるように
することで、設置占有スペースを最小限にして設置でき
る建設用リフトの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本考案による建設用リフトは、所要高さに立設さ
れるガイドレールを備えたタワーの側面に沿い吊索によ
って搬器を昇降させる建設用リフトにおいて、前記タワ
ーは、内部に巻揚機が収容設置される枠組構造の基台上
部の支持面に基端を取り付けて立設され、前記搬器を昇
降させる吊索はタワー上部に付設の頂部連台上の定滑車
を巡り前記タワーの搬器昇降面に沿い垂下させて直接前
記巻揚機の巻胴に巻き取られるように構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本考案の建設用リフトは、所要強度を備えた枠
組構造の基台上にタワーが立設され、搬器を昇降させる
吊索が、タワーの頂部連台上の適所に付設される滑車を
経て巻揚機のドラムに対して所定のフリートアングル以
内で巻取り・繰り出される距離を確保できる。したがつ
て、当該建設用リフト据え付け位置以外に、この建設用
リフトに付随する機器の設置スペースを最小限にでき、
建造物の仕上げ作業を妨げない。
【0008】
【実施例】次に、本考案の建設用リフトについて、一実
施例の図面を参照しつつ説明する。図1に示されるのは
本考案の建設用リフトの一実施例を示す一部を省略され
た正面図であり、図2は図1の側面図であり、図3は要
部を拡大して示す図である。これらの図において、基台
10は地上部もしくは本設エレベータの昇降路ピットに
設置され、この基台10の上に所要高さまでタワー20が立
設される。搬器30は前記タワー20前側面に沿って吊
索16により吊下げられ、タワー20側部に沿設されるガイ
ドレール21に案内されて昇降自在にされている。
【0009】基台10は上部に立設されるタワー20並びに
搬器30等の荷重を支持し得る強度を備える枠組構造にさ
れている。したがつて、その基台10は、タワー20の平断
面寸法より大きい支持面11を有し、かつ内部に巻揚機15
とその減速駆動機器17や制動機17' などが収容できるよ
うに形成されている。この巻揚機15としては搬器30の揚
程に応じて、高揚程になる場合はエンドレス型のウイン
チが、また一般の揚程(例えば100m未満)の場合で
は巻取りドラム型のウインチが、採用される。なお、基
台10におけるタワー20の前側面に沿って昇降される搬器
30の直下部分は落下物によって巻揚機15等が損傷しない
ように基台フレーム12の一部を張り出して覆ってある。
13は基台のベースである。
【0010】タワー20は周知の構造で、所要長のセグメ
ントを順次継ぎ足して所要高さに組立られている。ま
た、このタワー20は、建造物躯体と背面側でサポート金
具(図示省略)によって連結支持されている。タワー20
の上頂部前側面側には、連台25がタワー20に沿って移設
可能に(最初から所要高さにタワー20が組立られる場合
には、移設されることなく固定的に取り付けてもよい)
付設されている。この連台25上には定滑車26,26が設け
られている。
【0011】搬器30の吊索16は、一端がタワー20の基部
もしくは基台10上に過荷重制限器18を介して連結され、
図1及び図3で示されるように、連台25上の一方の定
滑車26を経て垂下され、搬器30に付設されている吊滑車
33を巡って再び連台25上の他方の定滑車26' を経て、
そのまま巻揚機15のドラム15' に到るようにローピング
される。
【0012】搬器30は、タワー20の前側面において、タ
ワー20両側に付設されているガイドレール21と係合して
案内されるガイドローラを備えた昇降フレーム31と、こ
の昇降フレーム31の前面に取り付く荷台32とで構成さ
れ、昇降フレーム31には前述の吊索16が巻掛けられて吊
下げられる吊滑車33を備え、この吊滑車33の取り付く可
動体34とタワー20の両ガイドレール21,21側に設けられ
ているレールクランプ機構(図示省略)とをリンク機構
で繋いだ構成の安全装置35が付設されている。
【0013】このように構成された本考案の建設用リフ
トでは、前述のように、搬器30の吊索16が連台25上に配
設されている定滑車26' を巡ってそのままタワー20直下
に位置する巻揚機15のドラム15' に巻き付けられること
になるので、そのドラム15'が巻取りドラムの場合で
も、非常に小さなフリートアングル内に収まるために、
乱巻されることなく、巻取ることができ、円滑に吊索16
を操作できる。したがつて、本設エレベータの昇降路を
利用して建設用リフトを設置する場合には、すべてを当
該昇降路内に納めて設置できる。また、地上面から立設
される場合であっても、巻揚機15がタワー20の据え付け
位置から離れて設けられることがないので、他の作業部
に支障を与えることなしに資材等の揚降ができることに
なる。
【0014】
【考案の効果】前述したように、本考案によれば、搬器
昇降用のタワーの直下に巻揚機を設置させることによっ
てリフトとしての設置占有面積を最小限にとどめること
ができ、並行して行われる他の仕上げ作業におけるダメ
が生じるのを防止でき、作業の合理化に役立つことにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の建設用リフトの一実施例を示す一部を
省略された正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】要部を拡大して示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−204586(JP,A) 特開 昭60−36294(JP,A) 実開 昭58−187564(JP,U) 実開 昭49−71963(JP,U) 実公 平3−12789(JP,Y2) 実公 昭55−51726(JP,Y2) 特公 昭63−41839(JP,B2) 特公 昭55−46351(JP,B2) 特公 昭55−11593(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要高さに立設されるガイドレールを備
    えたタワーの側面に沿い吊索によって搬器を昇降させる
    建設用リフトにおいて、 前記タワーは、内部に巻揚機が収容設置される枠組構造
    の基台上部の支持面に基端を取り付けて立設され、前記
    搬器を昇降させる吊索はタワー上部に付設の頂部連台上
    の定滑車を巡り前記タワーの搬器昇降面に沿い垂下させ
    て直接前記巻揚機の巻胴に巻き取られるように構成され
    ていることを特徴とする建設用リフト。
JP1991034760U 1991-04-16 1991-04-16 建設用リフト Expired - Lifetime JP2549726Y2 (ja)

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JPH0519271U JPH0519271U (ja) 1993-03-09
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