JPH1116417A - 昇降装置 - Google Patents
昇降装置Info
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- JPH1116417A JPH1116417A JP16884997A JP16884997A JPH1116417A JP H1116417 A JPH1116417 A JP H1116417A JP 16884997 A JP16884997 A JP 16884997A JP 16884997 A JP16884997 A JP 16884997A JP H1116417 A JPH1116417 A JP H1116417A
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- Japan
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- hanging wire
- pulley
- drum
- rotating shaft
- wire
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤ寿命に悪影響を与えることなく逆巻状
態を検出できる昇降装置を提供する。 【解決手段】 モータ3が取り付けられる基台部1と、
ドラム4と、一端部が基台部に他端部がドラムに取り付
けられた吊り下げワイヤ2と、該ワイヤにより吊り下げ
られた昇降部5とを有する昇降装置において、ワイヤの
繰り出し巻き取り方向を変換しワイヤの張力により回転
軸部7aが移動し張力が低下すると復帰可能な第一の滑
車7をワイヤに当接させ、ワイヤの張力が所定値を超え
ている場合には回転軸部を復帰させず、張力が所定値以
下になった場合には回転軸部を復帰させる第一の付勢手
段8と、ワイヤが逆巻き状態になると一端部がワイヤに
押圧され他端部が応動する逆巻検知手段9と、回転軸部
の復帰又は逆巻検知手段の応動によりアクチュエータが
操作されると検知信号を出力するスイッチ手段6とを設
けた。
態を検出できる昇降装置を提供する。 【解決手段】 モータ3が取り付けられる基台部1と、
ドラム4と、一端部が基台部に他端部がドラムに取り付
けられた吊り下げワイヤ2と、該ワイヤにより吊り下げ
られた昇降部5とを有する昇降装置において、ワイヤの
繰り出し巻き取り方向を変換しワイヤの張力により回転
軸部7aが移動し張力が低下すると復帰可能な第一の滑
車7をワイヤに当接させ、ワイヤの張力が所定値を超え
ている場合には回転軸部を復帰させず、張力が所定値以
下になった場合には回転軸部を復帰させる第一の付勢手
段8と、ワイヤが逆巻き状態になると一端部がワイヤに
押圧され他端部が応動する逆巻検知手段9と、回転軸部
の復帰又は逆巻検知手段の応動によりアクチュエータが
操作されると検知信号を出力するスイッチ手段6とを設
けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所に設置した灯
具等を昇降させる昇降装置に関し、特に吊り下げワイヤ
のたるみ及び吊り下げワイヤの逆巻状態の検知機構を具
備する昇降装置に関する。
具等を昇降させる昇降装置に関し、特に吊り下げワイヤ
のたるみ及び吊り下げワイヤの逆巻状態の検知機構を具
備する昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の昇降装置を図7乃至図10
を用いて説明する。図7、図8は昇降装置の要部を示す
側面図である。図9、図10は他の昇降装置の要部を示
す側面図である。
を用いて説明する。図7、図8は昇降装置の要部を示す
側面図である。図9、図10は他の昇降装置の要部を示
す側面図である。
【0003】昇降装置は高所に設置された灯具を保守点
検するために、該灯具を吊り下げワイヤで昇降させるも
のである。
検するために、該灯具を吊り下げワイヤで昇降させるも
のである。
【0004】一般に該吊り下げワイヤの一端部は、基台
部に固定され、他端部はドラムに取り付けられて巻き取
られるようになされている。そして、ドラムに巻取られ
た吊り下げワイヤを繰り出すことにより、灯具は降下
し、吊り下げワイヤがドラムに巻取られることにより灯
具は上昇する。
部に固定され、他端部はドラムに取り付けられて巻き取
られるようになされている。そして、ドラムに巻取られ
た吊り下げワイヤを繰り出すことにより、灯具は降下
し、吊り下げワイヤがドラムに巻取られることにより灯
具は上昇する。
【0005】ところで、吊り下げワイヤの繰り出し量が
過大になり、昇降部が床面に到達した後もさらにワイヤ
を繰り出すと吊り下げワイヤにたるみが生じるため、ド
ラムの回転を停止させる必要がある。また、昇降部が床
面に到達する前に吊り下げワイヤが全て繰り出され、更
に同方向にドラムが回転すると逆に吊り下げ用ワイヤが
逆方向に巻き取られるという逆巻の状態が生じるため、
かかる場合にもドラムの回転を停止させる必要がある。
過大になり、昇降部が床面に到達した後もさらにワイヤ
を繰り出すと吊り下げワイヤにたるみが生じるため、ド
ラムの回転を停止させる必要がある。また、昇降部が床
面に到達する前に吊り下げワイヤが全て繰り出され、更
に同方向にドラムが回転すると逆に吊り下げ用ワイヤが
逆方向に巻き取られるという逆巻の状態が生じるため、
かかる場合にもドラムの回転を停止させる必要がある。
【0006】そこで、図7、図8に示すように、特開平
4−39806号公報では、検知レバーAの一端部が所
定張力で緊張したワイヤBに常に弾接するようにバネC
により引っ張られており、図7の破線で示すようにワイ
ヤBにたるみが生じるか又は図8に破線で示すように逆
巻の状態になった場合に、バネCが検知レバーAを引っ
張って図7中反時計回りに回動させ、検知レバーAの他
端部でもってスイッチ機構Dを作動させるものが示され
ている。
4−39806号公報では、検知レバーAの一端部が所
定張力で緊張したワイヤBに常に弾接するようにバネC
により引っ張られており、図7の破線で示すようにワイ
ヤBにたるみが生じるか又は図8に破線で示すように逆
巻の状態になった場合に、バネCが検知レバーAを引っ
張って図7中反時計回りに回動させ、検知レバーAの他
端部でもってスイッチ機構Dを作動させるものが示され
ている。
【0007】また、実開昭62−13014号公報で
は、図9に示すようにワイヤEが正常に巻き取られてい
る状態ではワイヤEの張力により滑車FがスイッチGを
押圧しており、図10に示すようにワイヤEが逆巻状態
になると逆巻検出部材Hの一端部が該ワイヤEに押し下
げられて、逆巻検出部材Hが軸Iを中心として図10中
反時計回りに回動して、逆巻検出部材Hの他端部が滑車
Fを押し上げ、スイッチGをオフにするものが示されて
いる。
は、図9に示すようにワイヤEが正常に巻き取られてい
る状態ではワイヤEの張力により滑車FがスイッチGを
押圧しており、図10に示すようにワイヤEが逆巻状態
になると逆巻検出部材Hの一端部が該ワイヤEに押し下
げられて、逆巻検出部材Hが軸Iを中心として図10中
反時計回りに回動して、逆巻検出部材Hの他端部が滑車
Fを押し上げ、スイッチGをオフにするものが示されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
前者の昇降装置にあっては、検知レバーAが常にワイヤ
Bに弾接しているため、検知レバーAの端面でワイヤB
が擦られて、ワイヤBの寿命に悪影響を与えるという問
題点があった。
前者の昇降装置にあっては、検知レバーAが常にワイヤ
Bに弾接しているため、検知レバーAの端面でワイヤB
が擦られて、ワイヤBの寿命に悪影響を与えるという問
題点があった。
【0009】また、上述の後者の昇降装置にあっては、
逆巻検出部材Hは一端部が逆巻状態となった場合のワイ
ヤEに押し下げられると、いわゆるてこの原理によって
他端部でもって滑車Fを押し上げている。従って、非常
に重い昇降部をワイヤEに取り付けた場合等のワイヤE
に大きな荷重が加わっているときには、逆巻状態による
ワイヤEの押し下げ力と該荷重との力の関係によって
は、逆巻検出部材Hが前述のように回動せず逆巻状態を
検出できない場合があるという問題点があった。
逆巻検出部材Hは一端部が逆巻状態となった場合のワイ
ヤEに押し下げられると、いわゆるてこの原理によって
他端部でもって滑車Fを押し上げている。従って、非常
に重い昇降部をワイヤEに取り付けた場合等のワイヤE
に大きな荷重が加わっているときには、逆巻状態による
ワイヤEの押し下げ力と該荷重との力の関係によって
は、逆巻検出部材Hが前述のように回動せず逆巻状態を
検出できない場合があるという問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、ワイヤ寿命に
悪影響を与えることなく、ワイヤに大きな荷重が加わる
場合であっても逆巻状態を検出できる昇降装置を提供す
ることにある。
されたもので、その目的とするところは、ワイヤ寿命に
悪影響を与えることなく、ワイヤに大きな荷重が加わる
場合であっても逆巻状態を検出できる昇降装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、正逆回
転自在なモータが取り付けられる基台部と、前記モータ
により駆動されるドラムと、一端部が前記基台部に固定
されて垂下されると共に他端部が前記ドラムに取り付け
られた吊り下げワイヤと、該吊り下げワイヤにより昇降
自在に吊り下げられた昇降部と、を有し、前記ドラムは
上部から吊り下げワイヤを繰り出し巻き取る昇降装置に
おいて、前記ドラムから導出された前記吊り下げワイヤ
の繰り出し巻き取り方向を変換し、吊り下げワイヤの張
力により回転軸部が回転面内を所定方向に移動し、張力
が低下すると復帰可能な第一の滑車を、吊り下げワイヤ
に当接させ、前記吊り下げワイヤの張力が所定値を超え
ている場合には前記第一の滑車の回転軸部を復帰させ
ず、該張力が所定値以下になった場合には第一の滑車の
回転軸部を復帰させる第一の付勢手段を第一の滑車の回
転軸部に設けると共に、前記第一の滑車近傍に、中間部
で揺動可能に軸支され、一端部が前記吊り下げワイヤに
所定距離を有して配され、吊り下げワイヤが前記ドラム
の下部から第一の滑車に導かれる逆巻き状態になった場
合に、該一端部が逆巻き状態となった吊り下げワイヤに
押圧されて他端部が応動する逆巻検知手段と、前記第一
の滑車の回転軸部の復帰又は前記逆巻検知手段の他端部
の応動のいずれかによりアクチュエータが操作されると
検知信号を出力するスイッチ手段と、を設けたことを特
徴とするものである。
決するために、請求項1記載の発明にあっては、正逆回
転自在なモータが取り付けられる基台部と、前記モータ
により駆動されるドラムと、一端部が前記基台部に固定
されて垂下されると共に他端部が前記ドラムに取り付け
られた吊り下げワイヤと、該吊り下げワイヤにより昇降
自在に吊り下げられた昇降部と、を有し、前記ドラムは
上部から吊り下げワイヤを繰り出し巻き取る昇降装置に
おいて、前記ドラムから導出された前記吊り下げワイヤ
の繰り出し巻き取り方向を変換し、吊り下げワイヤの張
力により回転軸部が回転面内を所定方向に移動し、張力
が低下すると復帰可能な第一の滑車を、吊り下げワイヤ
に当接させ、前記吊り下げワイヤの張力が所定値を超え
ている場合には前記第一の滑車の回転軸部を復帰させ
ず、該張力が所定値以下になった場合には第一の滑車の
回転軸部を復帰させる第一の付勢手段を第一の滑車の回
転軸部に設けると共に、前記第一の滑車近傍に、中間部
で揺動可能に軸支され、一端部が前記吊り下げワイヤに
所定距離を有して配され、吊り下げワイヤが前記ドラム
の下部から第一の滑車に導かれる逆巻き状態になった場
合に、該一端部が逆巻き状態となった吊り下げワイヤに
押圧されて他端部が応動する逆巻検知手段と、前記第一
の滑車の回転軸部の復帰又は前記逆巻検知手段の他端部
の応動のいずれかによりアクチュエータが操作されると
検知信号を出力するスイッチ手段と、を設けたことを特
徴とするものである。
【0012】請求項2記載の発明にあっては、正逆回転
自在なモータが取り付けられる基台部と、前記モータに
より駆動されるドラムと、一端部が前記基台部に固定さ
れて垂下されると共に他端部が前記ドラムに取り付けら
れた吊り下げワイヤと、該吊り下げワイヤにより昇降自
在に吊り下げられた昇降部と、を有し、前記ドラムは下
部から吊り下げワイヤを繰り出し巻き取る昇降装置にお
いて、前記ドラムから導出された前記吊り下げワイヤの
繰り出し巻き取り方向を変換する第二の滑車と、前記ド
ラムと前記第二の滑車との間に介在して、吊り下げワイ
ヤの張力により回転軸部が回転面内を所定方向に移動
し、張力が低下すると復帰可能な第三の滑車と、を吊り
下げワイヤに当接させ、前記吊り下げワイヤの張力が所
定値を超えている場合には第三の滑車の回転軸部を移動
させず、吊り下げワイヤの張力が所定値以下になった場
合又は前記吊り下げワイヤが前記ドラムの上部から第二
の滑車に導かれる逆巻き状態になった場合のいずれかの
場合には前記第三の滑車の回転軸部を復帰させる第二の
付勢手段を第三の回転軸部に設けると共に、前記第三の
回転軸部の復帰によりアクチュエータが操作されると検
知信号を出力するスイッチ手段を設けたことを特徴とす
るものである。
自在なモータが取り付けられる基台部と、前記モータに
より駆動されるドラムと、一端部が前記基台部に固定さ
れて垂下されると共に他端部が前記ドラムに取り付けら
れた吊り下げワイヤと、該吊り下げワイヤにより昇降自
在に吊り下げられた昇降部と、を有し、前記ドラムは下
部から吊り下げワイヤを繰り出し巻き取る昇降装置にお
いて、前記ドラムから導出された前記吊り下げワイヤの
繰り出し巻き取り方向を変換する第二の滑車と、前記ド
ラムと前記第二の滑車との間に介在して、吊り下げワイ
ヤの張力により回転軸部が回転面内を所定方向に移動
し、張力が低下すると復帰可能な第三の滑車と、を吊り
下げワイヤに当接させ、前記吊り下げワイヤの張力が所
定値を超えている場合には第三の滑車の回転軸部を移動
させず、吊り下げワイヤの張力が所定値以下になった場
合又は前記吊り下げワイヤが前記ドラムの上部から第二
の滑車に導かれる逆巻き状態になった場合のいずれかの
場合には前記第三の滑車の回転軸部を復帰させる第二の
付勢手段を第三の回転軸部に設けると共に、前記第三の
回転軸部の復帰によりアクチュエータが操作されると検
知信号を出力するスイッチ手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明にかかる昇降装置の第一実
施の形態を図1乃至図4に基づいて、第二実施の形態を
図5、図6に基づいて説明する。
施の形態を図1乃至図4に基づいて、第二実施の形態を
図5、図6に基づいて説明する。
【0014】〔第一実施の形態〕図1は昇降装置の要部
を示す側面図である。図2は昇降装置の構成を示す側面
図である。図3は昇降装置の要部を示す図1中のA−A
における断面図である。図4は昇降装置の要部を示す側
面図である。
を示す側面図である。図2は昇降装置の構成を示す側面
図である。図3は昇降装置の要部を示す図1中のA−A
における断面図である。図4は昇降装置の要部を示す側
面図である。
【0015】昇降装置は、基台部1と、吊り下げワイヤ
2と、繰り出し巻き取り用のモータ3と、ドラム4と、
昇降部に相当する灯具5と、スイッチ手段に相当するリ
ミットスイッチ6と、第一の滑車に相当する第一の検知
プーリ7と、第一の付勢手段に相当する第一のコイルバ
ネ8と、逆巻検知手段9と、を有して構成してある。
2と、繰り出し巻き取り用のモータ3と、ドラム4と、
昇降部に相当する灯具5と、スイッチ手段に相当するリ
ミットスイッチ6と、第一の滑車に相当する第一の検知
プーリ7と、第一の付勢手段に相当する第一のコイルバ
ネ8と、逆巻検知手段9と、を有して構成してある。
【0016】基台部1は、モータ3、ドラム4等を適宜
位置に配設固定するものであり、該基台部1は例えば天
井裏等に設置される。モータ3は、ドラム4を回転させ
るものである。ドラム4は吊り下げワイヤ2を巻取り又
は繰り出すものである。吊り下げワイヤ2はドラム4の
上部から導出されるようになされている。
位置に配設固定するものであり、該基台部1は例えば天
井裏等に設置される。モータ3は、ドラム4を回転させ
るものである。ドラム4は吊り下げワイヤ2を巻取り又
は繰り出すものである。吊り下げワイヤ2はドラム4の
上部から導出されるようになされている。
【0017】吊り下げワイヤ2は灯具5を吊り下げるも
のである。吊り下げワイヤ2の一端部は受け具10を介
して基台部1に固定される。吊り下げワイヤ2の他端部
は、灯具5の内部のプーリ5a,5bを経由し、更に基
台部1上に設けた第一の検知プーリ7を経由して、ドラ
ム4に固定されている。
のである。吊り下げワイヤ2の一端部は受け具10を介
して基台部1に固定される。吊り下げワイヤ2の他端部
は、灯具5の内部のプーリ5a,5bを経由し、更に基
台部1上に設けた第一の検知プーリ7を経由して、ドラ
ム4に固定されている。
【0018】リミットスイッチ6は、アクチュエータ6
aが押圧されることにより、オン状態となって検知信号
を出力するものであり、アクチュエータ6aが下方に臨
むように配置されている。
aが押圧されることにより、オン状態となって検知信号
を出力するものであり、アクチュエータ6aが下方に臨
むように配置されている。
【0019】第一の検知プーリ7は、ドラム4から導出
された吊り下げワイヤ2の繰り出し巻き取り方向を鉛直
方向に変換するものである。第一の検知プーリ7の回転
軸部7aは鉛直方向に上下動可能となしてあり、第一の
検知プーリ7は第一のコイルバネ8によって上方に付勢
され吊り下げワイヤ2に弾接するようになされている。
回転軸部7aは図3に示すように軸方向に所定の長さだ
け延設した延設部7bを有している。
された吊り下げワイヤ2の繰り出し巻き取り方向を鉛直
方向に変換するものである。第一の検知プーリ7の回転
軸部7aは鉛直方向に上下動可能となしてあり、第一の
検知プーリ7は第一のコイルバネ8によって上方に付勢
され吊り下げワイヤ2に弾接するようになされている。
回転軸部7aは図3に示すように軸方向に所定の長さだ
け延設した延設部7bを有している。
【0020】第一のコイルバネ8は、第一の検知プーリ
7の回転平面の側方(図1中紙面手前側)であって、第
一のコイルバネ8の上端が延設部7bの下面に接するよ
うに配設されている。第一のコイルバネ8は、回転軸部
7aを上方に付勢するものである。該付勢力は、吊り下
げワイヤ2が弛んでおらず所定の張力でもって緊張して
いる場合には回転軸部7aを移動させず、吊り下げワイ
ヤ2が所定の張力以下となって弛んでいる場合には該張
力による押圧力に抗して駆動軸7aを上方に移動させる
程度の力である。従って、吊り下げワイヤ2が弛んでい
る場合、回転軸部7aは上方に移動させられ、吊り下げ
ワイヤ2が所定の張力で緊張している場合には回転軸部
7aは移動しない。
7の回転平面の側方(図1中紙面手前側)であって、第
一のコイルバネ8の上端が延設部7bの下面に接するよ
うに配設されている。第一のコイルバネ8は、回転軸部
7aを上方に付勢するものである。該付勢力は、吊り下
げワイヤ2が弛んでおらず所定の張力でもって緊張して
いる場合には回転軸部7aを移動させず、吊り下げワイ
ヤ2が所定の張力以下となって弛んでいる場合には該張
力による押圧力に抗して駆動軸7aを上方に移動させる
程度の力である。従って、吊り下げワイヤ2が弛んでい
る場合、回転軸部7aは上方に移動させられ、吊り下げ
ワイヤ2が所定の張力で緊張している場合には回転軸部
7aは移動しない。
【0021】逆巻検知手段9は、中央部分が揺動可能に
軸支された大略板体であって、一端部9aの下面が回転
軸部7aの延設部7bの上面部分に当接し、該一端部9
aの上面がリミットスイッチ6のアクチュエータ6aに
連結具9bを介して接続されている。連結具9bは一端
部9aとアクチュエータ6aとを互いに回動可能に連結
するものである。従って、前記第一のコイルバネ8によ
って回転軸部7aが上方に移動させられると、一端部9
aもそれにつれて回動しつつ押し上げられ、一端部9a
の上面が連結具9bを介してアクチュエータ6aを押圧
し、リミットスイッチ6がオン状態になされる。
軸支された大略板体であって、一端部9aの下面が回転
軸部7aの延設部7bの上面部分に当接し、該一端部9
aの上面がリミットスイッチ6のアクチュエータ6aに
連結具9bを介して接続されている。連結具9bは一端
部9aとアクチュエータ6aとを互いに回動可能に連結
するものである。従って、前記第一のコイルバネ8によ
って回転軸部7aが上方に移動させられると、一端部9
aもそれにつれて回動しつつ押し上げられ、一端部9a
の上面が連結具9bを介してアクチュエータ6aを押圧
し、リミットスイッチ6がオン状態になされる。
【0022】逆巻検知手段9の他端部9cはドラム4か
ら第一の検知プーリ7に至る間の吊り下げワイヤ2の一
部分に所定距離を有して近接しており、吊り下げワイヤ
2が図1中一点鎖線で示す逆巻き状態になった場合に、
吊り下げワイヤ2によって下方に押し下げられる。な
お、本実施の形態では、吊り下げワイヤ2がドラム4上
部から第一の検知プーリ7の上部に導出されている状態
が正常な巻き取り状態であり、吊り下げワイヤ2がドラ
ム4下部から第一の検知プーリ7の上部に導出されてい
る状態が逆巻き状態である。従って、吊り下げワイヤ2
が逆巻き状態になると、逆巻検知手段9の他端部9cが
ドラム4の下部から導出される吊り下げワイヤ2に押し
下げられ、一端部9aがこれに応動して押し上げられ
る。そして、一端部9aが押し上げられることにより、
一端部9aの上面が連結具9bを介してアクチュエータ
6aを押圧し、リミットスイッチ6がオン状態になされ
る。
ら第一の検知プーリ7に至る間の吊り下げワイヤ2の一
部分に所定距離を有して近接しており、吊り下げワイヤ
2が図1中一点鎖線で示す逆巻き状態になった場合に、
吊り下げワイヤ2によって下方に押し下げられる。な
お、本実施の形態では、吊り下げワイヤ2がドラム4上
部から第一の検知プーリ7の上部に導出されている状態
が正常な巻き取り状態であり、吊り下げワイヤ2がドラ
ム4下部から第一の検知プーリ7の上部に導出されてい
る状態が逆巻き状態である。従って、吊り下げワイヤ2
が逆巻き状態になると、逆巻検知手段9の他端部9cが
ドラム4の下部から導出される吊り下げワイヤ2に押し
下げられ、一端部9aがこれに応動して押し上げられ
る。そして、一端部9aが押し上げられることにより、
一端部9aの上面が連結具9bを介してアクチュエータ
6aを押圧し、リミットスイッチ6がオン状態になされ
る。
【0023】以上のようにして構成された昇降装置にあ
っては、吊り下げワイヤ2が弛んだ場合には、第一のコ
イルバネ8によって回転軸部7aが上方に移動し、一端
部9aもそれにつれて押し上げられ、一端部9aの上面
が連結具9bを介してアクチュエータ6aを押圧し、リ
ミットスイッチ6がオン状態になされ、また、吊り下げ
ワイヤ2が逆巻の状態になった場合には、逆巻き状態と
なった吊り下げワイヤ2によって他端部9cが押し下げ
られ、一端部9aはそれにつれて押し上げられ、一端部
9aの上面が連結具9bを介してアクチュエータ6aを
押圧し、リミットスイッチ6がオン状態となされる。従
って、吊り下げワイヤ2が弛んでおらず、逆巻き状態で
もない、いわゆる通常の動作状態では、他端部9cは吊
り下げワイヤ2に接触しておらず、よってワイヤ寿命に
悪影響を与えることがない。また、逆巻検知手段9には
逆巻き状態となった吊り下げワイヤ2の押圧力以外は加
わらないから、吊り下げワイヤ2に大きな荷重が加わる
場合であっても、逆巻き状態を検出することができる。
っては、吊り下げワイヤ2が弛んだ場合には、第一のコ
イルバネ8によって回転軸部7aが上方に移動し、一端
部9aもそれにつれて押し上げられ、一端部9aの上面
が連結具9bを介してアクチュエータ6aを押圧し、リ
ミットスイッチ6がオン状態になされ、また、吊り下げ
ワイヤ2が逆巻の状態になった場合には、逆巻き状態と
なった吊り下げワイヤ2によって他端部9cが押し下げ
られ、一端部9aはそれにつれて押し上げられ、一端部
9aの上面が連結具9bを介してアクチュエータ6aを
押圧し、リミットスイッチ6がオン状態となされる。従
って、吊り下げワイヤ2が弛んでおらず、逆巻き状態で
もない、いわゆる通常の動作状態では、他端部9cは吊
り下げワイヤ2に接触しておらず、よってワイヤ寿命に
悪影響を与えることがない。また、逆巻検知手段9には
逆巻き状態となった吊り下げワイヤ2の押圧力以外は加
わらないから、吊り下げワイヤ2に大きな荷重が加わる
場合であっても、逆巻き状態を検出することができる。
【0024】なお、本第一実施の形態では、吊り下げワ
イヤ2がドラム4の下部から吊り下げワイヤ2が導出さ
れる状態になったときに逆巻検知手段9の他端部9cが
押し下げられるものとして説明しているが、これに限ら
れるものではなく、逆巻き状態に成る過程で他端部9c
が押し下げられるものとしてもよい。具体的には、図4
に示すように、他端部9cを図1のものよりも長くし
て、吊り下げワイヤ2がドラム4の中央あたりから第一
の検知プーリ7に導出している状態のときに、他端部9
cが押し下げられるようにしてもよい。このようにする
と、より素早く逆巻き状態を検知することが出来るとい
う利点がある。
イヤ2がドラム4の下部から吊り下げワイヤ2が導出さ
れる状態になったときに逆巻検知手段9の他端部9cが
押し下げられるものとして説明しているが、これに限ら
れるものではなく、逆巻き状態に成る過程で他端部9c
が押し下げられるものとしてもよい。具体的には、図4
に示すように、他端部9cを図1のものよりも長くし
て、吊り下げワイヤ2がドラム4の中央あたりから第一
の検知プーリ7に導出している状態のときに、他端部9
cが押し下げられるようにしてもよい。このようにする
と、より素早く逆巻き状態を検知することが出来るとい
う利点がある。
【0025】〔第二実施の形態〕図5は昇降装置の要部
を示す側面図である。図6は昇降装置の要部を示す図5
中のB−Bにおける断面図である。なお、図5において
は前述の第一実施の形態で説明したところの昇降装置と
同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所
の詳細な説明は省略する。
を示す側面図である。図6は昇降装置の要部を示す図5
中のB−Bにおける断面図である。なお、図5において
は前述の第一実施の形態で説明したところの昇降装置と
同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所
の詳細な説明は省略する。
【0026】図1に示す本第二実施の形態の昇降装置
が、前述の第一実施の形態で説明したところの昇降装置
と異なり特徴となるのは次の構成である。
が、前述の第一実施の形態で説明したところの昇降装置
と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0027】即ち、第一の検知プーリ7と逆巻検知手段
9とを設けずして、ドラム4から導出された吊り下げワ
イヤ2の繰り出し巻き取り方向を変換する方向変換プー
リ11と、ドラム4と方向変換プーリ11との間に介在
して第二の検知プーリ12を設けた構成である。また、
ドラム4の下部から吊り下げワイヤ2が導出されてるよ
うになしてある。従って、本第二実施の形態では、吊り
下げワイヤ2がドラム4下部から方向変換プーリ11の
上部に導出されている状態が正常な巻き取り状態であ
り、吊り下げワイヤ2がドラム4上部から方向変換プー
リ11の上部に導出されている状態が逆巻き状態であ
る。
9とを設けずして、ドラム4から導出された吊り下げワ
イヤ2の繰り出し巻き取り方向を変換する方向変換プー
リ11と、ドラム4と方向変換プーリ11との間に介在
して第二の検知プーリ12を設けた構成である。また、
ドラム4の下部から吊り下げワイヤ2が導出されてるよ
うになしてある。従って、本第二実施の形態では、吊り
下げワイヤ2がドラム4下部から方向変換プーリ11の
上部に導出されている状態が正常な巻き取り状態であ
り、吊り下げワイヤ2がドラム4上部から方向変換プー
リ11の上部に導出されている状態が逆巻き状態であ
る。
【0028】方向変換プーリ11は、ドラム4から導出
された吊り下げワイヤ2の繰り出し巻き取り方向を鉛直
方向に変換するものである。
された吊り下げワイヤ2の繰り出し巻き取り方向を鉛直
方向に変換するものである。
【0029】第二の検知プーリ12の回転軸部12aは
鉛直方向に上下動可能となしてあり、第二の検知プーリ
12は第二のコイルバネ13によって上方に付勢され吊
り下げワイヤ2に弾接するようになされている。回転軸
部12aは図6に示すように軸方向に所定の長さだけ延
設した延設部12bを有している。該延設部12bは、
上面がリミットスイッチ6のアクチュエータ6aに当接
している。
鉛直方向に上下動可能となしてあり、第二の検知プーリ
12は第二のコイルバネ13によって上方に付勢され吊
り下げワイヤ2に弾接するようになされている。回転軸
部12aは図6に示すように軸方向に所定の長さだけ延
設した延設部12bを有している。該延設部12bは、
上面がリミットスイッチ6のアクチュエータ6aに当接
している。
【0030】第二のコイルバネ13は、第二の検知プー
リ12の回転平面の側方(図5中紙面手前側)であっ
て、延設部12bの下方に第二のコイルバネ13の上端
が接するように配設されている。第二のコイルバネ13
は回転軸部12aを上方に付勢するものである。該付勢
力は、吊り下げワイヤ2が弛んでおらず所定の張力でも
って緊張している場合には回転軸部12aを移動させ
ず、吊り下げワイヤ2が所定の張力以下となって弛んで
いる場合には該張力による押圧力に抗して駆動軸12a
を上方に移動させる程度の力である。従って、吊り下げ
ワイヤ2が弛んでいる場合、回転軸部12aは図6の一
点鎖線で示すように、上方に移動させられ、吊り下げワ
イヤ2が正常な巻き取り状態であって所定の張力で緊張
している場合には回転軸部7aは移動しない。
リ12の回転平面の側方(図5中紙面手前側)であっ
て、延設部12bの下方に第二のコイルバネ13の上端
が接するように配設されている。第二のコイルバネ13
は回転軸部12aを上方に付勢するものである。該付勢
力は、吊り下げワイヤ2が弛んでおらず所定の張力でも
って緊張している場合には回転軸部12aを移動させ
ず、吊り下げワイヤ2が所定の張力以下となって弛んで
いる場合には該張力による押圧力に抗して駆動軸12a
を上方に移動させる程度の力である。従って、吊り下げ
ワイヤ2が弛んでいる場合、回転軸部12aは図6の一
点鎖線で示すように、上方に移動させられ、吊り下げワ
イヤ2が正常な巻き取り状態であって所定の張力で緊張
している場合には回転軸部7aは移動しない。
【0031】また、吊り下げワイヤ2が逆巻き状態であ
れば、吊り下げワイヤ2は図5に示す一点鎖線のように
ドラム4の上部から方向変換プーリ11に導かれる状態
となる。従って、第二の検知プーリ12に当接する部分
の吊り下げワイヤ2が上方に移動する分だけ第二の検知
プーリ12も第二のコイルバネ13の付勢力により上方
に移動する。よって、回転軸部12aの延設部12bも
上方に移動し、該移動した延設部12bがリミットスイ
ッチ6のアクチュエータ6aを押圧するので、リミット
スイッチ6がオン状態となされる。
れば、吊り下げワイヤ2は図5に示す一点鎖線のように
ドラム4の上部から方向変換プーリ11に導かれる状態
となる。従って、第二の検知プーリ12に当接する部分
の吊り下げワイヤ2が上方に移動する分だけ第二の検知
プーリ12も第二のコイルバネ13の付勢力により上方
に移動する。よって、回転軸部12aの延設部12bも
上方に移動し、該移動した延設部12bがリミットスイ
ッチ6のアクチュエータ6aを押圧するので、リミット
スイッチ6がオン状態となされる。
【0032】以上のようにして構成された昇降装置にあ
っては、吊り下げワイヤ2が弛んだ場合には、第二のコ
イルバネ13によって回転軸部12aが上方に移動し、
延設部12bがアクチュエータ6aを押圧し、リミット
スイッチ6がオン状態になされ、また、吊り下げワイヤ
2が逆巻の状態になった場合には、第二の検知プーリ1
2に当接する部分の吊り下げワイヤ2が上方に移動し、
第二の検知プーリ12も第二のコイルバネ13の付勢力
により上方に移動して、回転軸部12aの延設部12b
がリミットスイッチ6のアクチュエータ6aを押圧する
ので、リミットスイッチ6がオン状態となされる。そし
て、方向変換プーリ11及び第二の検知プーリ12以外
は吊り下げワイヤ2に接触しておらず、よってワイヤ寿
命に悪影響を与えることない。また、吊り下げワイヤ2
に大きな荷重が加わる場合であっても、逆巻き状態とな
れば、吊り下げワイヤ2は第二の検知プーリ12から離
れる方向に移動するので、逆巻き状態を検知することが
出来る。
っては、吊り下げワイヤ2が弛んだ場合には、第二のコ
イルバネ13によって回転軸部12aが上方に移動し、
延設部12bがアクチュエータ6aを押圧し、リミット
スイッチ6がオン状態になされ、また、吊り下げワイヤ
2が逆巻の状態になった場合には、第二の検知プーリ1
2に当接する部分の吊り下げワイヤ2が上方に移動し、
第二の検知プーリ12も第二のコイルバネ13の付勢力
により上方に移動して、回転軸部12aの延設部12b
がリミットスイッチ6のアクチュエータ6aを押圧する
ので、リミットスイッチ6がオン状態となされる。そし
て、方向変換プーリ11及び第二の検知プーリ12以外
は吊り下げワイヤ2に接触しておらず、よってワイヤ寿
命に悪影響を与えることない。また、吊り下げワイヤ2
に大きな荷重が加わる場合であっても、逆巻き状態とな
れば、吊り下げワイヤ2は第二の検知プーリ12から離
れる方向に移動するので、逆巻き状態を検知することが
出来る。
【0033】
【発明の効果】本発明の昇降装置は上述のように構成し
てあるから、請求項1記載の発明にあっては、吊り下げ
ワイヤが弛んだ場合には、第一の付勢手段によって第一
の滑車の回転軸部が上方に移動しアクチュエータを操作
して、スイッチ手段がオン状態になされ、また、吊り下
げワイヤが逆巻の状態になった場合には、該吊り下げワ
イヤによって逆巻検知手段の他端部が押し下げられ、一
端部が応動してアクチュエータを操作し、スイッチ手段
がオン状態となされるので、吊り下げワイヤが弛んでお
らず逆巻き状態でもない状態では、逆巻検知手段の他端
部は吊り下げワイヤに接触しておらず、よってワイヤ寿
命に悪影響を与えることがなく、また、逆巻検知手段に
は逆巻き状態となった吊り下げワイヤの押圧力以外は加
わらないから、吊り下げワイヤに大きな荷重が加わる場
合であっても、逆巻き状態を検出することができる昇降
装置を提供できるという効果を奏する。
てあるから、請求項1記載の発明にあっては、吊り下げ
ワイヤが弛んだ場合には、第一の付勢手段によって第一
の滑車の回転軸部が上方に移動しアクチュエータを操作
して、スイッチ手段がオン状態になされ、また、吊り下
げワイヤが逆巻の状態になった場合には、該吊り下げワ
イヤによって逆巻検知手段の他端部が押し下げられ、一
端部が応動してアクチュエータを操作し、スイッチ手段
がオン状態となされるので、吊り下げワイヤが弛んでお
らず逆巻き状態でもない状態では、逆巻検知手段の他端
部は吊り下げワイヤに接触しておらず、よってワイヤ寿
命に悪影響を与えることがなく、また、逆巻検知手段に
は逆巻き状態となった吊り下げワイヤの押圧力以外は加
わらないから、吊り下げワイヤに大きな荷重が加わる場
合であっても、逆巻き状態を検出することができる昇降
装置を提供できるという効果を奏する。
【0034】請求項2記載の発明にあっては、吊り下げ
ワイヤが弛んだ場合には、第二の付勢手段によって第三
の滑車の回転軸部が上方に移動し、該回転軸部がアクチ
ュエータを押圧し、スイッチ手段がオン状態になされ、
また、吊り下げワイヤが逆巻の状態になった場合には、
第三の滑車に当接する部分の吊り下げワイヤが上方に移
動し、第三の滑車も第二の付勢手段の付勢力により上方
に移動して、回転軸部がスイッチ手段のアクチュエータ
を押圧して、スイッチ手段がオン状態となされるので、
第二の滑車及び第三の滑車以外は吊り下げワイヤに接触
しておらず、よってワイヤ寿命に悪影響を与えることな
く、また、逆巻き状態となれば、吊り下げワイヤは第三
の滑車から離れる方向に移動するので、吊り下げワイヤ
に大きな荷重が加わる場合であっても、逆巻き状態を検
知することが出来る昇降装置を提供できるという効果を
奏する。
ワイヤが弛んだ場合には、第二の付勢手段によって第三
の滑車の回転軸部が上方に移動し、該回転軸部がアクチ
ュエータを押圧し、スイッチ手段がオン状態になされ、
また、吊り下げワイヤが逆巻の状態になった場合には、
第三の滑車に当接する部分の吊り下げワイヤが上方に移
動し、第三の滑車も第二の付勢手段の付勢力により上方
に移動して、回転軸部がスイッチ手段のアクチュエータ
を押圧して、スイッチ手段がオン状態となされるので、
第二の滑車及び第三の滑車以外は吊り下げワイヤに接触
しておらず、よってワイヤ寿命に悪影響を与えることな
く、また、逆巻き状態となれば、吊り下げワイヤは第三
の滑車から離れる方向に移動するので、吊り下げワイヤ
に大きな荷重が加わる場合であっても、逆巻き状態を検
知することが出来る昇降装置を提供できるという効果を
奏する。
【図1】本発明の昇降装置の要部を示す側面図である。
【図2】昇降装置の構成を示す側面図である。
【図3】昇降装置の要部を示す図1中のA−Aにおける
断面図である。
断面図である。
【図4】昇降装置の要部を示す側面図である。
【図5】昇降装置の要部を示す側面図である。
【図6】昇降装置の要部を示す図5中のA−Aにおける
断面図である。
断面図である。
【図7】従来の技術の昇降装置の要部を示す側面図であ
る。
る。
【図8】従来の技術の昇降装置の要部を示す側面図であ
る。
る。
【図9】従来の技術の他の昇降装置の要部を示す側面図
である。
である。
【図10】従来の技術の他の昇降装置の要部を示す側面
図である。
図である。
1 基台部 2 吊り下げワイヤ 3 モータ 4 ドラム 5 昇降部 6 スイッチ手段 6a アクチュエータ 7 第一の滑車 7a 回転軸部 8 第一の付勢手段 9 逆巻検知手段 11 第二の滑車 12 第三の滑車 12a 回転軸部 13 第二の付勢手段
Claims (2)
- 【請求項1】 正逆回転自在なモータが取り付けられる
基台部と、前記モータにより駆動されるドラムと、一端
部が前記基台部に固定されて垂下されると共に他端部が
前記ドラムに取り付けられた吊り下げワイヤと、該吊り
下げワイヤにより昇降自在に吊り下げられた昇降部と、
を有し、前記ドラムは上部から吊り下げワイヤを繰り出
し巻き取る昇降装置において、 前記ドラムから導出された前記吊り下げワイヤの繰り出
し巻き取り方向を変換し、吊り下げワイヤの張力により
回転軸部が回転面内を所定方向に移動し、張力が低下す
ると復帰可能な第一の滑車を、吊り下げワイヤに当接さ
せ、 前記吊り下げワイヤの張力が所定値を超えている場合に
は前記第一の滑車の回転軸部を復帰させず、該張力が所
定値以下になった場合には第一の滑車の回転軸部を復帰
させる第一の付勢手段を第一の滑車の回転軸部に設ける
と共に、 前記第一の滑車近傍に、中間部で揺動可能に軸支され、
一端部が前記吊り下げワイヤに所定距離を有して配さ
れ、吊り下げワイヤが前記ドラムの下部から第一の滑車
に導かれる逆巻き状態になった場合に、該一端部が逆巻
き状態となった吊り下げワイヤに押圧されて他端部が応
動する逆巻検知手段と、 前記第一の滑車の回転軸部の復帰又は前記逆巻検知手段
の他端部の応動のいずれかによりアクチュエータが操作
されると検知信号を出力するスイッチ手段と、を設けた
ことを特徴とする昇降装置。 - 【請求項2】 正逆回転自在なモータが取り付けられる
基台部と、前記モータにより駆動されるドラムと、一端
部が前記基台部に固定されて垂下されると共に他端部が
前記ドラムに取り付けられた吊り下げワイヤと、該吊り
下げワイヤにより昇降自在に吊り下げられた昇降部と、
を有し、前記ドラムは下部から吊り下げワイヤを繰り出
し巻き取る昇降装置において、 前記ドラムから導出された前記吊り下げワイヤの繰り出
し巻き取り方向を変換する第二の滑車と、 前記ドラムと前記第二の滑車との間に介在して、吊り下
げワイヤの張力により回転軸部が回転面内を所定方向に
移動し、張力が低下すると復帰可能な第三の滑車と、を
吊り下げワイヤに当接させ、 前記吊り下げワイヤの張力が所定値を超えている場合に
は第三の滑車の回転軸部を移動させず、吊り下げワイヤ
の張力が所定値以下になった場合又は前記吊り下げワイ
ヤが前記ドラムの上部から第二の滑車に導かれる逆巻き
状態になった場合のいずれかの場合には前記第三の滑車
の回転軸部を復帰させる第二の付勢手段を第三の回転軸
部に設けると共に、 前記第三の回転軸部の復帰によりアクチュエータが操作
されると検知信号を出力するスイッチ手段を設けたこと
を特徴とする昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16884997A JPH1116417A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16884997A JPH1116417A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1116417A true JPH1116417A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15875691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16884997A Withdrawn JPH1116417A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1116417A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009202975A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 昇降装置 |
JP2009202977A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 昇降装置 |
JP2010047394A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 昇降装置 |
JP2013120260A (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Ricoh Co Ltd | 駆動装置並びにこれを用いたベルト蛇行修正装置及び画像形成装置 |
CN106185673A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-07 | 山东金阳矿业集团有限公司 | 一种煤矿井下运输绞车松绳保护装置 |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP16884997A patent/JPH1116417A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009202975A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 昇降装置 |
JP2009202977A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 昇降装置 |
JP2010047394A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 昇降装置 |
JP2013120260A (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Ricoh Co Ltd | 駆動装置並びにこれを用いたベルト蛇行修正装置及び画像形成装置 |
CN106185673A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-07 | 山东金阳矿业集团有限公司 | 一种煤矿井下运输绞车松绳保护装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |