JP4215701B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は断熱を必要とする冷蔵庫の断熱材として使用可能な真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫に関するものである。
近年、地球温暖化防止の観点から省エネルギーが強く望まれており、家庭用電化製品についても省エネルギー化は緊急の課題となっている。特に、冷蔵庫、冷凍庫では熱を効率的に利用するという観点から、優れた断熱性能を有する断熱材が求められている。
一般的な断熱材として、グラスウールなどの繊維材やウレタンフォームなどの発泡体が用いられている。しかし、これらの断熱材の断熱性を向上するためには断熱材の厚さを増す必要があり、断熱材を充填できる空間に制限があって、省スペースや空間の有効利用が必要な場合には適用することができない。
そこで、高性能な断熱材として真空断熱材が提案されている。これは、スペーサの役割を持つ芯材を、ガスバリア性を有する外包材中に挿入し、内部を減圧にして封止した断熱材である。真空断熱材としては、例えば特開平9−138058号公報に開示されているように、芯材として、グラスウール等の繊維質材を有機系バインダーを用いて固め成形したものを用いている。
一方、バインダーを用いてグラスウール等の繊維質材を固めた芯材であると、外包材内にその芯材を収納する時等に芯材の持つバリ等で外包材を損傷する可能性があることよりバインダーを使わないで芯材を作る方式の真空断熱材も提案されている。
これは、グラスウール等の繊維質材を内袋に収納し、その内袋を圧縮し、減圧し開口部を溶着密封して作る真空断熱材である。この例には、特開平4−337195号がある。
ところで、真空断熱材を冷蔵庫などの断熱箱体に適用する場合は、外箱と内箱によって形成される発泡断熱材を、充填する空間の外箱側か、内箱側か、外箱と内箱との中間位置のいずれかに配置することができるが、実際は、外箱側に配置する。具体的には、外箱内面に真空断熱材を両面テープやホットメルトなどの接着剤を用いて接着することが多い。
真空断熱材を内箱側に配置することが少ない理由は、内箱側に配置すれば、真空断熱材の適用面積を小さくすることができるというメリットはあるが、内箱は外箱に比べて変形しやすく、内箱の外面は外箱の内面に比べて凹凸があるため、真空断熱材を強固に内箱の外面に固定することが困難な上に、発泡断熱材を充填した時に、真空断熱材と内箱との間に空洞が形成されやすく、空洞形成に起因して内箱が変形したり、断熱性能が低下するという問題があるからである。
特開平9−138058号
特開平4−337195号
バインダーを利用して作る芯材は有機、無機の繊維積層体を、これ又、有機、無機のバインダーでボード状に固め、これをプレス等により定寸に切断加工して真空断熱材の芯材としているので形状の安定性及び硬化後のハンドリング性は良いが逆に外包材内にその芯材を入れる時或いは外包材内を減圧した時、上記プレス切断時に出来る端面のバリ等により外包材を損傷する他、芯材自体がボード化されている為に、外包材内の減圧時芯材側に変形がなく、端面のバリ等で外包材が損傷することは勿論、外包材と芯材端面との間にテント張り状態の対流空間を作ってしまう問題があった。又、真空断熱材は芯材の製作時に出来た歪み例えば 反り等を持ったままとなるので冷蔵庫外箱への取付時障害となる等の問題があった。
尚この対流空間は芯材の板厚が厚くなればなる程、又外包材の柔軟性がなければない程、出来やすいものであった。
この他バインダー使用の芯材であると例えば10年後に回収した冷蔵庫等から真空断熱材、特に芯材を取り出し、リサイクルしようとしても芯材として使った繊維積層体にバインダーが含浸している為解体すると上記芯材が粉状となり、且つその粉の粒子が一定せず再利用には向かないと云う問題があった。即ち、繊維積層体とバインダーとを分離して取り出すことが出来ず新たな芯材の形に成形することが難しいと云う課題があった。
これに対し、特開平4−337195号公報に示されたものはバインダーの代わりに内装を使って繊維状積層体を圧縮した後、減圧し、形を整え、芯材となし、これを外包材内に入れて真空断熱材としたものである。
即ち、上記特開平4−337195号公報に示された真空断熱材は無機質ファイバマットをプラスチックフィルム製の内袋内に収納し、内袋内を圧縮−減圧−溶着密封したものを内部材(芯材)とし、さらに前記内部材(芯材)を収納部材(外包材)内に収納した後、内袋の密封を破壊し前記収納部材(外包材)内を減圧して溶着密封する真空断熱材である。このものであると真空断熱材用コア材にグラスウールマットを用いることが出来る為、従来コア材として用いられていた発泡パーライト粉末無機質粉末等に比較し、断熱性能を著しく向上させることが出来るとしている。
換云すると上記特開平4−337195号公報に示された芯材はボード化されたものでない為従来の芯材の如く切断時芯材に形成されるバリ等が出来ないので芯材による外包材の損傷がないことは勿論 反り等もなく芯材端面と外包材との間に出来るテント張り状態の対流空間も出来にくいものであるが、この特開平−337195号公報に於いては対流空間を小さくする点への着目がないことは勿論、外包材の耳部処理で出来る対流空間に付いての開示も示唆もないものである。
又外包材にアルミ箔を使った場合、ガスバリア性には優れているが、アルミニウム自体の熱伝導率が高い為外包材を通しての熱伝導(ヒートブリッジ)によって十分な断熱性能が得られないと云う問題があった。
本発明は上記対流空間をなくし断熱性能に優れ且つ耳折り時の作業性を容易にし生産性に優れた真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫を提供するものである。
また本発明はリサイクル性の良い真空断熱材を得るようにしたものである。
更にはバインダーを使わない芯材とすることにより出来あがった真空断熱材自体の反り或いは平面精度確保と云う点で有利なバインダーレスの真空断熱材を得るようにしたものである。
上記課題を解決するために、本発明は内袋内に柔軟性を有する無機繊維の積層体が収納され減圧状態で端部が丸みをおびて保持されバインダーを含まない芯材と、この芯材を収納する外包材とを備え、前記内袋は熱溶着可能なポリエチレンフィルムとし、前記外包材は外側に設けられた金属層と内側に設けられ熱溶着可能なポリエチレンフィルムの層とで形成され、その内部を減圧し溶着密封され、前記外包材の溶着部内に前記内袋の溶着部を位置させた4重部が熱溶着され一体化され、該一体化された4重部は前記外包材と前記芯材との間に対流空間を有することなく前記芯材の端部の丸みに沿って折り曲げられたことを特徴とする。
また、無機繊維の積層体としてグラスウール、グラスファイバー、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維を用いたことを特徴とする。
また、前記内袋を熱溶着可能な合成樹脂製とし、その肉厚を20〜50μmとした。
また、外箱と内箱とによって形成される断熱空間に真空断熱材を配設してなる冷蔵庫に、上記のいずれかに記載の真空断熱材を配設したものである。
上記のように、外包材の耳部内に無機繊維積層体を被包する内袋の耳部を位置させたものであるから、耳折りする時内袋の肉厚分必ず折り曲げ径が大きくなるので、耳部に異物等があっても外包材に損傷を与えることがない。また、外包材の耳部において金属層(例えばアルミ箔や金属蒸着層)に熱伝導を通して運ばれる高温側の熱は内袋の耳部によって一部遮断されるのでその熱伝導量は低減される。
また、外包材の開口溶着部には、内袋の耳部が位置し、溶着後の肉厚が他の溶着部に比較して厚肉となるようにしたものであるから、内袋が溶着材となり外包材の溶着を容易にすることは勿論、溶着材の厚さ寸法が大きくなる分、チリやホコリ等の異物を厚さ寸法内で吸収し、確実な溶着密封が出来るものである。
また、無機繊維積層体としてグラスウール、グラスファイバー、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維としたものであるから、無機繊維の積層体は再利用が出来ることは勿論、環境保全に貢献出来る。すなわち、耳部溶着の信頼性が増し、気密性保持も二重袋となるので一段と向上し、無機繊維がガス侵入等により劣化することがなくなり再利用が促進されるものである。
また、内袋はポリエチレンフィルムより構成し、その肉厚を15〜50μmとしたもの
である。内袋は所定のガスバリア性を必要とすることから、ある程度の厚さを必要とし、15μm以上としている。一方で、真空断熱材として外包材内にあるときは芯材よりも熱伝導率が高くなるため、熱伝導層となりうるものであり、50μm以下としている。
例えば、20μmの場合は内袋の重なり寸法が40μmとなり外包材の厚さ寸法と合わせて、無機繊維積層体中に混入する異物の大きさ40μm位迄は許容出来、異物が外包材を突き破るのを防止できるので生産性の向上が計れる、さらには外包材の耳部は耳折り部に上記内袋を内在するように介在させることにより直角に近い曲げでなく少なくとも内袋の厚みを加えた分の曲げ半径(R)となるので外包材の傷付きが防止できるものである。
さらに減圧時には無機繊維積層体と内袋との間にテント張りの状態の対流空間を作ることがない。
なお、内袋は芯材を圧縮して内部を脱気するために開口を容着する。よって、安定的な容着のためには20μm〜30μmの肉厚を有することが望ましい。
さらには、外箱と内箱とによって形成される断熱空間に上述の真空断熱材を配設したものであるから、従来の対流空間を通しての熱移動を押えることが出来、効率の良い真空断熱材付冷蔵庫が得られる。
本発明によれば、断熱性能に優れ且つ耳折り作業を容易にし生産性及びリサイクル性に優れた真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫を提供することができる。
また、バインダーを使わない芯材とすることにより出来あがった真空断熱材自体の反り或いは平面精度確保と云う点で有利なバインダーレスの真空断熱材を得ることができる。
以下本発明の実施の形態について図1から図12を用いて説明する。
図1は本発明を備えた冷蔵庫の縦断面図であり、図2は図1のA−A断面要部拡大図であり、図3は本発明を備えた真空断熱材とこれを説明する為の図で(a)は本発明の真空断熱材であり、(b)(c)は従来の一般的真空断熱材の説明図である。図4は本発明の真空断熱材製作工程を示す図で(a)が本発明を(b)が一般的真空断熱材の説明図であり、図5は本発明を備えた真空断熱材用芯材の製作工程迄を説明する為の説明図である、図6は図5の芯材を使って本発明の真空断熱材を完成させる迄の製作工程を説明する説明図であり、図7は本発明を備えた真空断熱材の耳部を説明する為の説明図であり、図8は真空断熱材を内箱に配設した図であり、図9及び図10は外包材と内袋との関係を説明する図である。図11は図7で示す耳部を折り曲げた状態を示す図であり、(a)は本発明を(b)は一般的真空断熱材を示す図であり、図12は図11に示す真空断熱材を冷蔵庫等の外箱と内箱が形成する断熱空間に配設した状態を示す図で(a)は本発明を(b)は一般的真空断熱材の配設状態を示す図である。
先ず、図1、図2に於いて、冷蔵庫本体1は上から冷蔵室2、野菜室3、第1の冷凍室4a、第2の冷凍室4bを有しており、上記各室の前面開口部を閉塞する扉5〜8を備えている。5は冷蔵室扉であり、6は野菜室扉であり、7は第1の冷凍室扉であり、8は第2の冷凍室扉である。而して上記扉6〜8は、引き出し式の扉で各々の部屋を構成する容器を扉引き出し時扉と伴に手前側に引き出す方式の冷蔵庫である。また、冷凍サイクルを備え、冷蔵庫本体1の背面底部に圧縮機9と、冷凍室背面側の冷却器10とを有する。冷却器10の上方には冷気ファン11が配設されて、冷気を各室へと送り、庫内を所定温度に冷却している。また、圧縮機9、冷却器10とともに凝縮器(図示せず)、キャピラリチューブ(図示せず)を伴なって冷凍サイクルを構成している。
上記冷蔵庫本体1の外郭を形成するのは箱体12である。この箱体12は外箱13と内箱14、断熱壁15等より構成されている。
而して、上記断熱壁15は本発明を備えた真空断熱材16と発泡断熱材17より構成されている。
上記発泡断熱材17はそれ自身接着力を有する現場発泡のウレタンフォーム等の発泡断熱材17である。又真空断熱材16は先の発泡断熱材17より高断熱性能を有すよう作られている。
例えば、発泡断熱材17の熱伝導率を0.016W/mK程度とすれば、真空断熱材16の熱伝導率は0.002W/mK程度に設定されている。
従って、断熱壁の熱漏洩量面積を一定と仮定すれば、ウレタン等の発泡断熱材のみで形成した断熱壁厚さ寸法の約1/5から1/9程度の厚さ寸法を有する真空断熱材を使用すれば、該断熱壁からの熱漏洩量を同時に設定できる。しかし、真空断熱材のみで断熱壁を構成した箱体12にあっては外箱13と内箱14とが一体化されない為、箱体強度が設計値を満足しないので、本発明では、それ自身に接着力を有するウレタン等の発泡断熱材17を用い、前記外箱13と内箱14とを接着一体化している。尚上記発泡断熱材17の壁厚さ寸法は5mmから20mm程度つまり、平均厚さ寸法を15mm程度とし、局部的な薄いところでもウレタン等の発泡断熱材17が充填出来る5mm以上を確保して、箱体12の強度が低下するのを防止している。
また、上記真空断熱材16の設置位置は、冷蔵庫の熱漏洩量の大きいところを重点的にカバーできる位置に配置して効果をあげている。そして、この真空断熱材16が冷蔵庫の断熱空間に示す割合は、60%以下に設定されている。換云すると、冷蔵庫の据付時の扉体を含む箱体高さ寸法がその幅寸法及び奥行より大きい場合は、該冷蔵庫の高さ方向の両側壁内部と、背面壁内部と扉内部とにそれぞれ設けている。そして真空断熱材の合計体積を前記外箱13と内箱14によって形成される断熱空間体積の60%以下に設定していると云うことである。
尚、真空断熱材16の合計体積を前記外箱13と内箱14とによって形成される空間体積の60%以上にすると、ウレタンフォーム等の発泡断熱材17が均一に充填できなくなり、発泡断熱材17中にボイドが発生して、その強度及び断熱性能を劣化させてしまう。又前述した冷却器10の配管や冷気ファン11の配線(図示せず)が真空断熱材16に当接して該真空断熱材16を傷つける恐れが出てくる等の問題がある。
次に図3、図4、図5、図6に於いて本発明を備えた真空断熱材16に付いて説明する。
先ず図3に於いて、この真空断熱材16は芯材18と熱溶着用のプラスチック層を有す金属箔ラミネートフィルム等から成る外包材19とから成っている。而して、上記芯材18は無機繊維の積層体20と内袋21とから構成されている。そして上記内袋21は厚さ20μmの材質ポリエチレンフィル等から成る内袋21とから構成されている。
一般に無機繊維の積層体20にはグラスウール、グラスファイバー、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維或いは本綿等の天然繊維が用いられている。又内袋21は肉厚20μmのポリエチレン等の合成樹脂フィルムが用いられている。肉厚20μmのフィルムを選ぶ理由は内袋内の減圧時このフィルムが無機繊維の積層体端との間に対流空間を作ることなく吸着する柔軟性を有すると共に、後述する外包材の開口部の溶着部に混入する異物の大きさを吸収して異物が外包材から露出しないようにする為である。
そして上記芯材18は後述する図5の(a〜c)に示す如く、ロール状で厚さ100mm〜150mmに予め作られた無機繊維の積層体20を定寸にカットし、2つ折或いは3つ折りして内袋21(肉厚20μm前後のポリエチレン製の合成樹脂フィルム)内に図5の(b)に示す如く、収納した後、その無機繊維の積層体をプレス機22等を使って、圧縮し、次いで内袋21内を減圧し、次いで熱溶着機23を使って内袋21の開口部を熱溶着密封し作られているものである。
こうして作られた芯材は従来のバインダーを使用していないにも係わらず圧縮−減圧−溶着密封工程を経ることにより真空断熱材16芯材となるものである。
即ち芯材18はバインダーを使用していないが作ろうとする真空断熱材16の厚み形状に形成されており芯材の使命であるスペ−サの役目は十分果たし得るものである。その上この芯材はある程度の柔軟性があり取付部になじんで取り付けが容易なものである。
更に詳説するならば上記無機繊維の積層体20は圧縮工程、或いは減圧工程前の原綿の状態では例えば200〜300mmあったものが圧縮−減圧工程で8〜15mmと20〜25分の1の厚さに圧縮される。
従って原綿はこの圧縮時に当然内袋21の隙間を埋めるよう外周方向に広がる。
次いで減圧工程で肉厚20μm前後の内袋は無機繊維の積層体20を外周より該芯材を圧縮する形になる。換言すると内袋21はテント張り状の空間形成をなくすことが出来る薄さ、つまり柔軟性の良い(収納物の形状に沿って変形し易い)薄さであると言うことである。
ここで従来一般に使用されている真空断熱材の説明を図3の(b)(c)を用いて説明する。24は従来一般に使用されている真空断熱材、この真空断熱材24は芯材25を備えている。この芯材25はバインダーを使用して厚さ8〜15mmの板状に成形され、その端面はプレス等を使って切断されている。
この芯材25を外包材26(金属箔ラミネートフィルム)内に収納し、外包材26内を減圧−溶着密封すると図3の(b)或いは図3の(c)の如くなる。即ち図3の(b)は外包材26の柔軟性の悪さが勝り芯材26端面に対流空間27を作った例であり図3の(c)は柔軟性の良さにより減圧の力で外包材26が芯材端面にピッタリとくっついた状態を示す図である。尚上記外包材26はプラスチック−金属箔ラミネートフィルムで構成されており、外包材26の開口部を溶着、密封する際には、このプラスチック部を溶して溶着するものである。
ここに於いて、図3の(b)に示す真空断熱材24を冷蔵庫の断熱壁として使うと繊維材等より出る水分或いはガス等が長年使用時上記対流空間27に溜って空間27内を対流し熱の移動を行なう。このことにより断熱性能は著しく低下してしまうものである。
一方図3の(c)の状態になると、対流空間27は出来なくとも外包材26が芯材25の端面角部A、Bに当り外包材26をバリで損傷させる可能性が出てくる。
換云すると芯材25をプレス等で切断した時出来たバリ等により外包材がA、B部で損傷してしまう可能性が大であった。
尚図3(a)中項番28は吸着剤を示す。この吸着剤28には例えば合成ゼオライトであるモレキュラーシーブ13x等が使われている。そしてこの吸着剤28は芯材中から出る水分及びガス成分を吸着する。即ち、外包材19に収納する前に芯材18(無機繊維20)は十分乾燥されるものであるが、ガス及び水分を完全に取りきることはコスト等の問題で出来ない。即ち十分な乾燥を行なうには多大な時間を必要とすることから不可能となる。この為に吸着剤28を入れて置くものであるがこの吸着剤28の能力にも限度はある。即ち真空断熱材として冷蔵庫に組み込まれた場合には例えば10年間上記吸着剤28で保証することは出来ない。この為、上記した如く対流空間がガス及び水分で埋まり対流により熱の移動を開始するようになってしまうものである。
而して上記吸着剤28は無機繊維積層体20に設けられた吸着剤収納部29内に充填されている。内袋21はこの吸着剤28が吸着剤収納部29内より飛び出すのを防止する役目をも果している。従って上記吸着剤28は内袋の圧縮−減圧−溶着前に吸着剤収納部29内に入れておくものである。
一方図3(b)(c)中の項番30は吸着剤。この吸着剤の役目は図3(a)と同じである。ただ図3(b)(c)に示すものはバインダーを使って硬化した芯材25に設けた吸着剤収納部31に吸着剤30を入れており、本発明の如く内袋21を有していないので、吸着剤収納部31に吸着剤30を入れており、本発明の如く内袋21を有していないので、吸着剤30が収納部31より飛び出し、芯材25と外包材26との間に入って外包材を損傷する可能性がある。この為、このものに於いても当然収納部31を蓋する手段、例えば蓋体の設置が必要となる。
次に上記真空断熱材16と従来の真空断熱材24の製作工程の違いを図4をもって説明する。図中(a)は本発明を示し、(b)は従来例を示す。
先ず図4(a)に於いて、本発明の真空断熱材16の製作工程を説明すると、ステップ32でロール状の原綿が所定寸法に切断される。その後、ステップ33で原綿は乾燥炉(230℃)に入れられ、乾燥された後、その原綿を内袋内に収納させ、ステップ34で仮圧縮袋詰め、(圧縮−減圧−溶着密封)を行い、芯材を作る。この状態で出来た芯材は一時保管も可能である。
次いでステップ35で外包材内に芯材を収納する。その後内袋を破り、次いでステップ36で外包材内を減圧し、その開口部を溶着密封し、真空包装する。
その後ステップ37で真空断熱材16の周囲に出来る耳部(後述する)を一面(例えば上面)側に折り曲げその耳部を固定する。
そして出来た真空断熱材16を熱伝導率チェッカー等を用いて良品、不良品の検査(ステップ38)を行ない真空断熱材16を完成させるものである。
次に図4の(b)に付いて、この図4の(b)に示す従来の真空断熱材24の製作工程で図4の(a)と特に異なる点はバインダーを使っている点である。即ち(バインダー含浸、脱水)−(含浸コア切断)−(加熱成形)−(コア材切断)の工程である。
これらの工程は何れもバインダーを使った時に必要となる工程であるが、本発明に於いてはこのバインダーを使わず、内袋でこれを代用させたものである。
ここで上記図4に示す製作工程を図5、図6を用いて説明する。
図5に示すものは原綿を所定寸法 破線より切断し、内袋に納めその内袋開口を溶着し芯材とする迄の図であり、図6に示すものは芯材18を外包材19に入れ、真空断熱材16とする過程を示した図である。
先ず図5に於いて、(a)はロール状に巻かれた原綿を乾燥後例えば破線の部分で切断し、所定寸法とする所を示し、図5の(b)は(a)で切断された原綿(無機繊維積層体20)を2つ折りにして3方が溶着され袋状に形成された内袋21に収納した状態を示す図である。この時図(b)からも判るように原綿20はバインダー等の硬化剤を含んでいない為に内袋21形状に沿って自身のもつ柔軟性を利用し、変形し、角部は丸み形状(R形状)となる。
これを図5の(c)に示す如く厚み方向で例えば25分の1位迄にプレス機22をもって圧縮し8〜15mmの原綿20とする。勿論この時吸着剤(図示せず)は内袋21内に入れておくものである。
次いで内袋21内を減圧し、内袋21の開口部を溶着機23をもって溶着密封するものである。この過程に於いても原綿20は内袋21一杯にしかも角部はなくなり丸みをもった原綿20となり内袋21と共に真空断熱材16用芯材18を構成するものである。こうして出来た芯材18であれば連続工程を組まなくとも、この状態での保管が可能となることより生産調整等には非常に便利な芯材18となるものである。即ち保管中減圧状態で保持されるものである。
次に図6に於いて、先ず図6の(a)に於いて外包材19内に収納された芯材18の内袋21は次の工程での減圧に備え、例えば図示部(内袋破り)が破られる。このことにより図6の(b)に於いて内袋21を含む芯材18内の減圧がスムーズに行なわれる。この時特筆すべきは、内袋21の耳部21a(L4部)が外包材19の耳部19a(L5部)内に図に示す如く入り込み、外包材19の耳部19aは4重になる点である。もともと外包材19の内側は熱溶着層(プラスチック層)となっており、例えば低密度ポリエチレンフィルム、鎖状低密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム等の合成樹脂材で形成されていることから、内袋21のポリエチレンフィルムとの相性も良く、4重部の熱溶着は可能となる。そして熱溶着された部分は一体化されるものである。従って若し芯材18の収納時外包材の開口部にホコリ、チリが落ちたとしてもこの開口部は先にも記述した如く溶着材(内袋)があることよりホコリ、チリの異物を吸収し、外包材の溶着密封を確実に行うものである。
こうして作られた真空断熱材16は最後に耳部21aを含む耳部19aが例えば図6の(c)に示す如く耳部の根元を基点として上面側に折り込まれテープ等(図示せず)で固定される。
この時にあって、本発明を備えた真空断熱材16の耳部21a、19aであると芯材18の端部が丸みをおびていることより、その丸みに沿って折り込まれ、耳部19aと外包材19との間に従来の如く対流空間を作ることなく折り込めるものである。換云すると図3の(c)で示した角部Bの破損を心配することなく折り曲げることが出来るものである。何故ならば内袋21が破損しやすい直角曲げを防止する為である。
このことにより、真空断熱材16の外包材19のもつ金属部(バリア層)を通して伝導される熱移動に従来プラスされていた熱の対流空間の形成を最小限に押えることが出来るものである。
すなわち、耳折りする時の内袋の肉厚分必ず折り曲げ径が大きくなるので、耳部に異物等があっても、外包材に損傷を与えることもない。また、外包材の耳部に於いて金属層の熱伝導を通して運ばれる高温側の熱は内袋によって一部遮断されるのでその熱伝導量は低減される。
次に、図7、図8をもって、外包材19を通しての熱伝導(ヒートブリッジ)によって外箱13側の熱が内箱14側に伝導されるメカニズムに付いて説明する。
真空断熱材16自体は先にも記述した如く発泡断熱材17の数倍の断熱性能をもっていると云われているが、外包材19、特にアルミ箔部は断熱効果が小さい。 通常このアルミ箔部を通して熱が伝導されることをヒートブリッジと云っている。
即ち、外包材の表面側アルミ箔は、図7、図8に示す如く外箱13に接触して配設される。
従って、外箱13の熱は図7の矢印の如く耳部19aを経由して外箱13側の面19bから内箱14側の面19cに伝導される。この時本発明に於いては図7に示す如く耳部L1に対しL2部が内袋21の耳部21aで隔離されていることより、A部で外箱13側面19bの熱が内箱14側面19cに伝導されない構造となっている。
換云すると外包材19が形成する耳部L1に対し、内袋21が形成する耳部21aの長さL2を長くすればする程外包材の外箱13側面19bより外包材19の内箱13側面19cに伝導される熱量は大巾に低減することが出来るが製作上の観点よりL2/L1=0.8以下にしておくのが良い。
尚、外包材19は通常19bと19cの2枚のシートを熱溶着して袋形態を作っている。そして、この熱溶着部L3を含む芯材18迄の重合部L1を外包材19の耳部と称し、同様に内袋の熱溶着部を含む重合部L2を内袋21の耳部21aと称している。
そして外包材19bと19cの熱溶着代L3中に上記内袋21の耳部21aを延ばしておくと内袋21の肉厚分60μmが溶着材となり、外包材19bと19c間の溶着を確実にすることが出来るものである。
図8は上記耳部19a、21aを内箱13側面19cに折り曲げ固定した図である。図からも明らかなように上記耳部19aは内袋21の肉厚(60μm)を含めて折り曲げることより従来の耳折り曲げ半径(R)より大きくなり折り曲げ時に発生する外包材19の損傷は大巾に低減出来るものである。このことにより耳部19aは芯材18に沿って折り曲げやすくなるものである。
次に上記外包材19に収納される内袋21との関係を図9、図10をもって説明する。
先ず図9は3方が予め熱溶着され、外包材19内に内袋21を収納した後、外包材19の開口部19dを内袋21の耳部21aと外包材19の耳部19aを一緒にして熱溶着したものである。
この熱溶着部幅W1は他の3方の熱溶着部幅W2より幅広に溶着されている。換云すると、外包材19の耳部19aの60〜70%部に内袋21の耳部21aがW1の如く入り込んでいる。
このことにより、この部分を通しての熱伝導は他の3ヶ所(W2部)より大巾に小さくなるものである。
次に図10に於いて、図10は図9の外包材19の熱溶着部W2を内袋21収納後W2より幅広のW3としたものである。
即ち、図10に示すものは内袋21の耳部21aを含めて熱溶着し、W3を得るようにしたものである。このものは、外包材19単体で一旦熱溶着(図9のW2部)した時、内袋21のサンドイッチ部W3を再度熱溶着する形になるので、作業工程はふえるが内袋を熱溶着時の溶着材とすることが出来るので溶着の信頼性は一段と向上するものである。
尚外包材19の内袋21収納用開口部19dの熱溶着は図9と同じである為に説明は省略する。
次に上記対流空間に付いて図11、図12を用いて説明する。
図11、図12何れも本発明を備えた真空断熱材16と従来の真空断熱材24との比較を示したものであり、図11は真空断熱材24の単体の比較であり図12は冷蔵庫の断熱材とした使用した時の比較を示したものである。
先ず図11に於いて、図11の(a)は本発明を備えた真空断熱材16である為、内袋21と無機繊維の積層体20との間には端部であっても対流空間は発生していない。又、このものは耳部19aを破線の如く耳折りしても、耳部19aは外包材に沿って隙間なく図9(a)の破線の如く折り曲げられる為対流空間は形成されない。
所が従来の真空断熱材24であると、芯材25がバインダーにより硬化され、ボード化されていることより端面は図に示すような切断面となる。
従がって外包材26内を減圧しても、上記芯材25の端部に対流空間27aが発生しやすい。この対流空間27(a)の熱伝導率は、真空度が高い間は無視出来るものであるが、長年の使用でこの空間が水分或いは芯材より出るガスが充満すると、この対流空間27(a)を通して伝えられる熱は断熱許容値をオーバーしてしまう。又、この真空断熱材24の耳部40を図に示すように耳折りすると、外包材26が芯材25の端部Bに当り切断時にできるバリ等で損傷するのを避ける為にあまり張力をかけることなく破線の如く折り曲げてしまう。(図11(a)の如く、芯材18に沿って折り曲げられず)この結果耳折り部にも対流空間27bが出来てしまう。
この対流空間27bは当初より減圧されていないものであるから、当然最初から熱を対流により運ぶ空間となり、全体として断熱性能の良い真空断熱材24と云うことは出来なかった。
図12に示すものは上記図11で説明した本発明と従来真空断熱材を冷蔵庫の断熱材中に組み込んだ状態を示す図である。
何れも外箱13にホットメルト或いは2面テープ41等を利用して真空断熱材を張り付けた後、発泡断熱材17を充填したものである。
これらは何れも耳部19a、40が内箱14側に向けて折り込まれている。
本発明の真空断熱材16にあっては対流空間27a、27bが形成されていないことより、この対流空間27a、27bを通しての熱移動はない為、外包材の金属部を通しての熱移動ですむが従来の真空断熱材24にあっては、外包材26の金属部を通しての熱移動の他に対流空間27a、27bを通し、外箱13側の熱が内箱14側に入るのを防止しなければならなかった。従来はこの為の手段として発泡断熱材17の壁厚を厚くする等で対策していたものである。
本発明は以上説明した如く、袋内に無機繊維の積層体を納め、内袋を一時的に圧縮−減圧−溶着密封して内袋に隙間なく無機繊維の積層体を自身の持つ柔軟性を利用して配設して作った芯材を金属箔ラミネートフィルム等から成る外包材内に収納し、内袋の密封を破り外包材内を減圧し、溶着密封して作った真空断熱材に於いて、外包材の耳部内に無機繊維積層体を被包する内袋の耳部を位置させたものであるから、耳折りする時内袋の肉厚分必ず折り曲げ径が大きくなるので、耳部に異物等があっても外包材に損傷を与えることがないことは勿論、外包材の耳部に於いて金属箔例えばアルミ箔の熱伝導を通して運ばれる高温側の熱は内袋によって一部遮断されるのでその熱伝導量は低減されるものである。



又、外包材の開口溶着部には、内袋の耳部が位置し、溶着後の肉厚が他の溶着部に比較して厚肉となるようにしたものであるから、内袋が溶着材となり外包材の溶着を容易にすることは勿論、溶着材が厚くなる分、チリやホコリ等の異物を吸収し、確実な溶着密封が出来るものである。
又、無機繊維積層体としてグラスウール、グラスファイバー、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維等としたものであるから、無機繊維の積層体は再利用が出来ることは勿論、環境保全に貢献出来るものである。即ち耳部溶着の信頼性が増し、気密性保持が一段と向上し、無機繊維がガス侵入等により劣化することがなくなり再利用が促進されるものである。
又、内袋は熱溶着可能な合成樹脂製となし、その肉厚は20〜50μmとしたものであるから、肉厚が20μmの場合は無機繊維積層体中に混入する異物の大きさ40μm迄、肉厚50μmの場合は100μm迄は許容出来、生産性の向上が計れるばかりでなく減圧時には無機繊維積層体と内袋との間にテント張りの状態の対流空間を作ることがないものである。
更には、外箱と内箱とによって形成される断熱空間に真空断熱材を配設してなる冷蔵庫にあって、前記真空断熱材が請求項1〜4のいずれかに記載の真空断熱材である冷蔵庫としたものであるから、従来の対流空間を通しての熱移動を押えることが出来、効率の良い真空断熱材付冷蔵庫が得られるものである。
本実施例の冷蔵庫の縦断面図である。 図1の要部A−A断面拡大図である。 本実施例の真空断熱材と従来の真空断熱材との比較説明図である。 本実施例の真空断熱材と従来の真空断熱材の製作工程の説明図である。 芯材の製作工程説明図である。 真空断熱材の製作工程説明図である。 真空断熱材の耳部の説明図である。 真空断熱材を内箱に配設した図である。 外包材と内袋との関係を説明する図である。 図9とは異なる例を説明する図である。 耳部折り曲げ状態の比較説明図である。 真空断熱材の冷蔵庫配設状態を示す比較説明図である。
符号の説明
1…冷蔵庫本体 2…冷蔵室 3…野菜室 4a…第1の冷凍室 4b…第2の冷凍室 5…冷蔵室扉 6…野菜室扉 7…第1冷凍室の扉 8…第2冷凍室の扉 9…圧縮機 10…冷却器 11…冷気ファン 12…箱体 13…外箱 14…内箱 15…断熱壁 16…真空断熱材 17…発泡断熱材 18…芯材 19…外包材 19a…耳部 20…無機繊維の積層体 21…内袋 21a…耳部 22…プレス機 23…熱溶着機 24…従来の真空断熱材 25…芯材 26…外包材 27…対流空間(a)(b) 28…吸着剤 29…吸着剤収納部 30…吸着剤(図3(b)(c)) 31…吸着剤収納部 32…ステップ32 33…ステップ33 34…ステップ34 35…ステップ35 36…ステップ36 37…ステップ37 38…ステップ38 39…ステップ39 40…従来真空断熱材の耳部 41…ホットメルト或いは2面テープ

Claims (4)

  1. 内袋内に柔軟性を有する無機繊維の積層体が収納され減圧状態で端部が丸みをおびて保持されバインダーを含まない芯材と、この芯材を収納する外包材とを備え、
    前記内袋は熱溶着可能なポリエチレンフィルムとし、
    前記外包材は外側に設けられた金属層と内側に設けられ熱溶着可能なポリエチレンフィルムの層とで形成され、その内部を減圧し溶着密封され、
    前記外包材の溶着部内に前記内袋の溶着部を位置させた4重部が熱溶着され一体化され、該一体化された4重部は前記外包材と前記芯材との間に対流空間を有することなく前記芯材の端部の丸みに沿って折り曲げられたことを特徴とする真空断熱材。
  2. 前記無機繊維の積層体としてグラスウール、グラスファイバー、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維とした請求項1記載の真空断熱材。
  3. 前記内袋の肉厚を15〜50μmとした請求項1又は2に記載の真空断熱材。
  4. 外箱と内箱とによって形成される断熱空間に真空断熱材を配置してなる冷蔵庫において、
    前記真空断熱材は、内袋内に柔軟性を有する無機繊維の積層体が収納され減圧状態で端部が丸みをおびて保持されバインダーを含まない芯材と、この芯材を収納する外包材とを備え、
    前記内袋は熱溶着可能なポリエチレンフィルムとし、
    前記外包材は外側に設けられた金属層と内側に設けられ熱溶着可能なポリエチレンフィルムの層とで形成され、その内部を減圧し溶着密封され、
    前記外包材の溶着部内に前記内袋の溶着部を位置させた4重部が熱溶着され一体化され、該一体化された4重部は前記外包材と前記芯材との間に対流空間を有することなく前記芯材の端部の丸みに沿って折り曲げられたことを特徴とする冷蔵庫。
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