JP2007009928A - 真空断熱材及びその製造方法並びに冷蔵庫 - Google Patents

真空断熱材及びその製造方法並びに冷蔵庫 Download PDF

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Abstract

【課題】真空断熱材において、安価で信頼性を有しつつ耳折り作業を削減すること。
【解決手段】真空断熱材16は、2枚のフィルムの周縁部を溶着して袋状とした外包材19内に芯材18が収納されていると共に、外包材19内が減圧された状態となっている。芯材18は、弾力性を有する無機繊維重合体20を備えると共に、外包材19の内周長に実質的に一致する外周長を有するように外包材19内に収納されている。
【選択図】図9

Description

本発明は真空断熱材及びその製造方法並びに冷蔵庫に関するものである。
近年、地球温暖化防止の観点から省エネルギーが強く望まれており、家庭用電化製品についても省エネルギー化は緊急の課題となっている。特に、冷蔵庫、冷凍庫では熱を効率的に利用するという観点から、優れた断熱性能を有する断熱材が求められている。
冷蔵庫の一般的な断熱体としては、外箱と内箱との間にウレタンフォームなどの発泡断熱材を充填した断熱体が広く用いられている。係る断熱体において断熱能力を増大するためには、発泡断熱材の厚さを増すことが必要であるが、冷蔵庫では省スペース(外形寸法の縮小)や庫内空間の拡大が強く求められており、発泡断熱材を充填できる空間の厚さを増して発泡断熱材を増大することは困難な状況にある。
そこで、高性能な断熱材である真空断熱材と発泡断熱材とを併用して断熱体とすることが提案されている。ここで用いられる真空断熱材は、スペーサの役割を持つ芯材をガスバリア性を有する外包材中に挿入し、外包材の内部を減圧すると共に外包材の周縁部を溶着して封止した断熱材である。
従来の真空断熱材としては、特開平9−138058号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この特許文献1の真空断熱材は、グラスウール等の無機繊維重合体を有機系バインダーで固め成形してなる芯材(断熱材)と、活性炭またはゼオライトからなる吸着剤と、芯材及び吸着剤を覆う金属箔の層を積層してなる外包材(ラミネートフィルム)とを備え、この外包材の内部を減圧すると共に外包材の縁部を封止して構成したものである。
また、別の従来の真空断熱材としては、特開平4−337195号公報(特許文献2)に開示されたものがある。この特許文献2の真空断熱材は、グラスウールマットをプラスチックフィルム製の内袋内に収納し、この内袋の内部を減圧して外包材(収納部材)内とほぼ同じ形まで圧縮させ、その内袋の周縁部を封止したものを芯材(内部材)とし、さらに、芯材を外包材内に収納し、これを真空引きチャンバ内に入れて外包材内を減庄すると共にその外包材の周縁部を封止し、その後にこの真空断熱材を二枚の板で挟んでチャンバ内を大気圧に戻すことで内袋の密封を破壊して内袋内のグラスウールマットも高真空とするものである。
ところで、真空断熱材を冷蔵庫に適用する場合、外箱と内箱とによって形成される発泡断熱材を充填する空間の外箱側か、内箱側か、外箱と内箱との中間位置のいずれかに真空断熱材を配置することができるが、実際は外箱側に配置することが多い。具体的には、外箱内面に真空断熱材を両面テープやホットメルトなどの接着剤を用いて接着することが多い。
このように真空断熱材を内箱側に配置することが少ない理由は、内箱側に配置すれば、真空断熱材の適用面積を小さくすることができるというメリットはあるが、内箱は一般にプラスチック材が用いられて金属製の外箱に比べて変形しやすいと共に、内箱の外面は外箱の内面に比べて凹凸が多くあるため、真空断熱材を強固に内箱の外面に密着して固定することが困難である。このため、発泡断熱材を充填した時に、真空断熱材と内箱との間に空洞が形成されやすく、空洞形成に起因して内箱が変形したり、断熱性能が低下したりするという問題があるからである。
特開平9−138058号公報 特開平4−337195号公報
上述した特許文献1の真空断熱材では、無機繊維重合体をバインダーで固め成形してなる芯材を外包材内に収納するため、外包材を芯材より大幅に大きくして芯材の収納時における外包材の損傷を防止する必要があり、外包材の縁部が全周にわたってかなり長い耳部として残ってしまうものであった。このため、外包材の材料費が高くなると共に、この大きな耳部があることより誘発される冷蔵庫組立時の諸問題、例えば発泡断熱材の流れ阻害、或いは作業不良による露付を解消するように全周の耳部の折り曲げ作業が必要となっていた。
従来の一般的な真空断熱材の耳部に関して、図15〜図19を用いて具体的に説明する。
真空断熱材51は、図15〜図19に示す如く、外包材52と芯材53とから成っている。この外包材52は、100μm位の厚さを有し、内部の減圧状態を長期間保持するガスバリア層及び熱溶着層等を有する金属箔ラミネートフィルムで作られている。そして、この真空断熱材51は、外包材52内に芯材53を収納した状態で外包材52内を減圧し、外包材52の芯材挿入開口部52aを熱溶着して作られているものである。
こうして作られた真空断熱材51は、外包材52の4周全ての縁部に30〜50mmと比較的長い耳部52c、52d、52e、52fを有している為に、外包材52が大きくなって高価になってしまうと共に、冷蔵庫の断熱壁に使う場合に4周全ての耳折りをする必要がある。この為、作業工数がその分だけ多くかかりコストアップとなると共に、耳折り作業時に、外包材52が損傷したり、真空断熱材51自体が不良品となったりしてしまうという課題があった。
ここで、上述した耳部ができてしまう理由について具体的に説明する。外包材52は、アルミ箔等より成るガスバリア層と樹脂等より成る熱溶着層とを有しているので、押出成形による内部中空の円筒状筒体を用いることができない。そこで、外包材52は二枚のフィルムを熱溶着して袋体としたものが一般的に用いられている。尚、符号54がこの熱溶着部(熱溶着代)を示している。通常この溶着代は8〜15mmとられている。溶着代を8〜15mmとしているのは熱溶部の信頼性確保及び溶着治具等の構造に起因している。真空断熱材51においては、この溶着代54も耳部52c〜52fとなる。
一方、この外包材52内に収納される無機繊維積層体等より成る芯材53は、熱溶着してない外包材の芯材挿入開口部52a間口周長より小さくなければならない。特に、バインダー等を使用して芯材53を固めたものにあっては、芯材53の端面がエッジとなっているので、芯材53を外包材52内へ収納する時に損傷しないように図15の破線で示す如く芯材53を大巾に小さく作っておかなければならない。換言すると、外包材52の芯材挿入開口部52a間口周長より芯材53の挿入方向周長を小さくした分も耳部(図16のL8寸法部)となって現われる。従って、外包材の芯材挿入開口部52aを除く3辺にできる耳部は、溶着部54の溶着代+L8寸法(図16、図17参照)となり、30〜50mmとかなり長い耳部となる。
この30〜50mmの耳部をもった真空断熱材51をそのまま外箱56と内箱57等から成る冷蔵庫58の断熱材として従来の如く発泡断熱材(ウレタンフォーム)55と併用して使った場合、耳部52c、52eが図18に示す如く発泡断熱材の流れを阻害し未充填部59を作ってしまう為に、真空断熱材51同士を近接して設置することができないと言う問題があった。また、図19に示す如く発泡断熱材(ウレタンフォーム)の流れを作業不良の耳部(外包材52との間に隙間60のある耳部)52cが邪魔してしまい、これまた未充填部を作って断熱性能を低下させてしまうと言う問題があった。
更に、耳部52c〜52fを真空断熱材の一面(図19では上面)に耳折りした真空断熱材51の場合には、この耳部52c〜52fの耳折り作業工数が必要となると共に、折り曲げた耳部52cが発泡圧(矢印P)で図19の破線の如く起き上って発泡断熱材55の流れ通路を遮断してしまう、或いは、図19の一点鎖線のように耳部52cが外箱56に触ってガスバリア層であるアルミ箔が伝導体となり外箱56を冷却して結露現象を起してしまう、等の問題があった。
一方、上述した特許文献2の真空断熱材は、グラスウールマットが圧縮された状態で外包材内を減圧すると共に封止した後に大気圧の環境に置かれるであるため、外包材の内周長に比較して芯材の外周長が小さい状態を保っており、その分だけ長い耳部が全周に残ってしまうものであった。このため、特許文献2でも耳部の全周の折り曲げ作業を必要とし、上述したような問題を有するものであった。
本発明の第1の目的は、安価に信頼性を有しつつ耳折り作業を削減できる真空断熱材及びその製造方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、安価に信頼性を有しつつ断熱性能に優れた冷蔵庫を提供することにある。
前述の第1の目的を達成するための本発明の第1の態様は、2枚のフィルムの周縁部を溶着して袋状とした外包材内に芯材が収納されていると共に前記外包材内が減圧された状態となっている真空断熱材において、前記芯材は、弾力性を有する無機繊維重合体を備えると共に、前記外包材の内周長に実質的に一致する外周長を有するように前記外包材内に収納されているものである。
係る本発明の第1の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記芯材は前記外包材の内周長よりも大きな外周長に復元しようとする復元力を有した状態で前記外包材内に収納されていること。
(2)前記芯材の外周長が芯材挿入開口部の開口周長と実質的に同一となる状態に前記芯材が復元されて前記外包材内に収納されていること。
(3)前記芯材は、バインダーで固形化されていない前記無機繊維重合体とこの無機繊維重合体を包む柔軟な内袋とを備えると共に、前記内袋の一部にその内外を連通する連通部が設けられていること。
(4)前記外包材および前記芯材はそれぞれ矩形に形成されており、前記外包材は、前記芯材の挿入口である1辺の溶接部より他の3辺の溶接部の方が前記芯材の側面に近接して位置されていると共に、前記芯材の挿入口である1辺の溶接部のみが芯材の外形に沿って折り曲げられていること。
また、前述の第1の目的を達成するための本発明の第2の態様は、外包材内に芯材を収納した真空断熱材の製造方法において、2枚のフィルムの周縁部を芯材挿入開口部とする部分を除いて溶着して袋状の前記外包材を成形し、弾力性を有する無機繊維重合体を備えた前記芯材を、圧縮した状態で、前記外包材内に前記芯材の挿入口を通して収納し、前記外包材内を減圧すると共に前記芯材の外周長を前記外包材の内周長に実質的に一致した状態で前記芯材挿入開口部を溶着して封止することにある。
係る本発明の第2の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記芯材の外周長が前記芯材挿入開口部の開口周長より小さくなる状態に前記芯材を圧縮して前記外包材内に収納した後、前記芯材の外周長が前記芯材挿入開口部の開口周長と実質的に同一となる状態に前記芯材を復元すること。
(2)柔軟な内袋内にバインダーで固形化されていない前記無機繊維重合体を収納すると共に前記無機繊維重合体を圧縮した状態で前記内袋内を減圧して薄い芯材を成形し、この芯材を前記外包材内に収納すると共に前記内袋の一部を開封した状態で前記外包材内を減圧すること。
また、前述の第2の目的を達成するための本発明の第3の態様は、外箱と内箱とによって形成される空間に真空断熱材を配設すると共に、その真空断熱材の周囲の前記空間に発泡断熱材を充填してなる冷蔵庫において、真空断熱材は、2枚のフィルムの周縁部を溶着して袋状とした外包材内に芯材が収納されていると共に前記外包材内が減圧された状態となっており、前記芯材は、弾力性を有する無機繊維重合体で構成されると共に、前記外包材を内側から広げる復元力を有した状態で前記外包材内に収納されているものである。
係る本発明の第3の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記真空断熱材は、前記外包材および前記芯材がそれぞれ矩形に形成されており、前記外包材が、前記芯材の挿入口である1辺の溶接部より他の3辺の溶接部の方が前記芯材の側面に近接されていると共に、前記芯材の挿入口である1辺の溶接部のみを芯材の外形に沿って折り曲げられて形成されていること。
本発明の真空断熱材及びその製造方法によれば、安価で信頼性を有しつつ耳折り作業を削減できる。
また、本発明の冷蔵庫によれば、安価で信頼性を有しつつ断熱性能が優れたものとすることができる。
以下、本発明の複数の実施形態について図を用いて説明する。各実施形態の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の真空断熱材及びその製造方法並びに冷蔵庫を図1から図11を用いて説明する。
まず、第1実施形態の冷蔵庫の全体に関して図1及び図2を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態の冷蔵庫の縦断面図、図2は図1の冷蔵庫の要部拡大図である。
冷蔵庫は、冷蔵庫本体1、冷凍サイクル、及び制御装置などを備えて構成されている。冷蔵庫本体1は、異なる温度の複数の貯蔵室2、3、4(4a、4b)を有すると共に、各貯蔵室2、3、4(4a、4b)の前面開口部を開閉する複数の扉5〜8を備えている。複数の貯蔵室2、3、4(4a、4b)は、上から冷蔵室2、野菜室3、第1の冷凍室4a、第2の冷凍室4bの順に配列されている。符号4は図示していないが、第1の冷凍室4aと第2の冷凍室4bとを区別しない場合に、何れかまたは両方に対して用いる。複数の扉5〜8は、冷蔵室2、野菜室3、第1の冷凍室4a、第2の冷凍室4bに対応して、上から冷蔵室扉5、野菜室扉6、第1の冷凍室扉7、第2の冷凍室扉8の順に配列されている。而して、野菜室扉6、第1の冷凍室扉7、第2の冷凍室扉8は、引き出し式の扉であり、各々の部屋を構成する容器を扉引き出し時に扉と共に手前側に引き出すように構成されている。
冷凍サイクルは、冷蔵庫本体1の背面側の底部に配置された圧縮機9と、冷凍室4の背面側に配置された冷却器10と、凝縮器(図示せず)と、キャピラリチューブなどの減圧装置(図示せず)とを備えて構成されている。冷却器10の上方には冷気ファン11が配設されている。この冷気ファン11は、冷却器10で冷却された冷気を各貯蔵室2〜4へと送り、庫内を所定温度に冷却する。また、温度の異なる複数の貯蔵室に対応するように複数の冷却器及び冷気ファンを設け、各冷却器及び冷気ファンにより温度の異なる各貯蔵室を独立して冷却するようにしてもよい。
冷蔵庫本体1の外郭を形成するのは断熱箱体12である。この断熱箱体12は、金属製の外板で構成する外箱13と、合成樹脂製の内板で構成する内箱14と、この両者13、14間に設けられた断熱壁15とを備えて構成されている。この断熱壁15は複数の真空断熱材16と発泡断熱材17とを備えて構成されている。外箱13の各面は概略平板状に形成され、内箱14の各面は凹凸を有したり付属品が装着されたりしているので、真空断熱材16は、外箱13の平板状部分に密着するように設置される。複数の真空断熱材16は、外箱13の両側面、背面、及び上面に設置されている。尚、第1実施形態の真空断熱材16は、後述するように、可撓性を有して変形可能であるため、外箱13の角部または内箱14側に設置することが可能である。
真空断熱材16は発泡断熱材17より高い断熱性能を有するものである。例えば、発泡断熱材17の熱伝導率は0.016W/mK程度であるのに対し、真空断熱材16の熱伝導率は発泡断熱材17の熱伝導率に比較して格段に低い0.002W/mK程度である。従って、真空断熱材16のみで断熱壁15を構成すれば、ウレタン等の発泡断熱材17のみで形成した断熱壁15と比較して、その厚さ寸法を約1/5から1/9程度の厚さ寸法とすることができる。しかし、真空断熱材16のみで断熱壁15を構成した断熱箱体12にあっては、外箱13と内箱14とが一体化されないため、断熱箱体12の強度が設計値を満足しないという問題が発生する。そこで、真空断熱材16が設置された外箱13と内箱14との間に、それ自身に接着力を有するウレタン等の発泡断熱材17を発泡充填し、発泡断熱材17を外箱13と内箱14とに接着し、外箱13と内箱14とを発泡断熱材17を介して一体化して断熱箱体12の強度を確保している。尚、発泡断熱材17の壁厚さ寸法を5mmから20mm程度、つまり、その平均厚さ寸法を15mm程度とし、局部的な薄いところでもウレタン等の発泡断熱材17が充填できる5mm以上を確保して、断熱箱体12の強度が低下するのを防止している。
また、真空断熱材16は、冷蔵庫の熱漏洩量の大きいところを重点的にカバーできる位置に配置して、断熱箱体12の強度と断熱壁15の断熱性能の両方に効果的な構成としている。そして、冷蔵庫の断熱空間における真空断熱材16の割合は、60%以下に設定されている。係る構成によって、強度、断熱性能、及び信頼性を確保することができる。具体的には、真空断熱材16は冷蔵庫の両側壁内部と背面壁内部と上面壁内部と扉内部とにそれぞれ設けられると共に、真空断熱材の合計体積が外箱13と内箱14とによって形成される断熱空間体積の60%以下に設定されている。
尚、真空断熱材16の合計体積を外箱13と内箱14とによって形成される空間体積の60%以上にすると、ウレタン等の発泡断熱材17が均一に充填できなくなり、発泡断熱材17中にボイドが発生して、その強度及び断熱性能を劣化させてしまうと共に、冷却器10の配管や冷気ファン11の配線が真空断熱材16に当接して真空断熱材16を傷つける恐れが出てくる等の問題が生ずる。
冷蔵庫本体1の前面に備えられた各扉5〜8は、金属製の外板と、合成樹脂製の内板と、合成樹脂製の化粧枠と、これらの間に設けられた断熱壁とを備えている。この断熱壁は、外板に密着して設置された真空断熱材と、外板、内板、及び化粧枠で形成される空間に充填された発泡断熱材とを備えて構成されている。この真空断熱材は、断熱箱体12側に設けられる真空断熱材16と同一構造であるので、重複する説明を省略する。
次に、図3から図5を参照しながら、第1実施形態の真空断熱材16について具体的に説明する。図3は第1実施形態の真空断熱材16の耳折り前の状態の平面図、図4は図3のA−A断面図、図5は図3のB−B断面図である。
この真空断熱材16は、有機系バインダーを含まない無機繊維重合体20をプラスチックフィルムからなる内袋21内に収納した芯材18と、この芯材18を収納して内部を減圧し周縁部を溶着して封止したラミネートフィルムからなる外包材19とを備えて構成されている。尚、この第1実施形態の真空断熱材16は平板状の矩形パネルで構成されているが、必要に応じて矩形と異なる形状であってもよく、例えば矩形の1辺が円弧または複数の直線の組合せの形状であってもよい。
この芯材18は、無機繊維重合体20を内袋21内に収納しているので、無機繊維重合体20を有機系バインダーで固める必要がなく、有機系バインダーバインダーで固形化されていない弾力性を有する無機繊維重合体20とすることができる。このような無機繊維重合体20を用いることにより、有機系バインダーを含む無機繊維重合体を用いる場合に比較して、ガスの発生を大幅に少なくすることができ、真空断熱材16の経時的な断熱性能の劣化を大幅に抑制することができる。また、無機繊維重合体20を内袋21内に収納した芯材18としたことにより、芯材18を外包材19に収納する際に傷つけるおそれがなく、信頼性に優れた真空断熱材16とすることができる。
無機繊維重合体20は無機繊維の積層体から成っている。具体的には、無機繊維重合体20は原綿の天然繊維の積層体が用いられている。尚、無機繊維重合体20として、グラスウール、グラスファイバー、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維等の積層体を用いることが可能である。
内袋21は熱溶着可能な肉厚20μm前後のポリエチレンフィルム等の合成樹脂フィルムで作られている。内袋21は矩形の2枚のフィルムの周縁部を溶着することにより袋状に形成されている。また、内袋21の肉厚を20μm前後とすると、内袋21の柔軟性が確保されると共に、内袋21内に芯材を入れて圧縮減圧した後、内袋21の芯材挿入開口部を熱溶着するのに都合が良く、熱溶着治具も作り易い。但し、本発明は、内袋21の肉厚が20μm前後に限定されるものではなく、本発明の機能を奏する範囲内で必要に応じて変更することは可能である。
外包材19は、気体の透過を防止するガスバリア層と、その内側に設けられた熱溶着用プラスチック層とを備えたラミネートフィルムで構成されている。具体的には、外包材19は、熱溶着用プラスチック層として直鎖状低密度ポリエチレンフィルムと、ガスバリア層としてアルミ蒸着フィルムとを有し、全体で約100μmのアルミ箔フィルムである。尚、必要に応じて、このアルミ箔フィルムの代わりに、その他の金属箔フィルムでガスバリア層を構成してもよい。尚、外包材19は内袋21を構成するフィルムと相似形状のフィルムで形成される。
このように、外包材19は異種層が積層されるものであるから、押出し成形等で形成することができない。そのため、芯材18を収納する外包材19を袋状に形成する場合には、図3及び図4に示す如く2枚の積層フィルムの3辺を熱溶着して溶着部19aを構成している。この溶着部19aが耳部19aとなるので、その符号19aをその両者に共用することとする。この耳部19aの溶着代W10の寸法は通常8〜15mmである。この溶着代寸法は、冷蔵庫に組込む場合に耳折りする必要がない寸法であると共に、熱溶着の信頼性を確保すると同時に、溶着治具の作り易さ等より決められている。
芯材18は、図4に示す如く外包材19に対し隙間なく配設され、外包材19の内周長に実質的に一致する外周長を有するように外包材19内に収納されている。換言すると、外包材19の3辺に作られている耳部19aは、芯材18の側面に近接しており、従来例で説明した30〜50mmの長さよりも大幅に短く、実質的に溶着代寸法8〜15mmと同じ寸法となっている。これにより、耳部19aの耳折りを行なわなくても、従来のような大きな耳部があることより誘発される冷蔵庫組立時の諸問題を解消できるので、耳折り作業を不用とすることができ、コストダウンを図ることができる。本発明において、外包材19の内周長は芯材18の挿入方向を取り巻く外包材19の周方向における内面の長さであり、また、芯材18の外周長は外包材19内に収納した際の外包材19の内周長に対応する長さである。
ここで、芯材18は外包材19の内周長よりも大きな外周長に復元しようとする復元力を有した状態で外包材19内に収納されているので、上述の耳部19aを短くすることを、作業工数を増やすことなく、容易に達成することができる。尚、芯材18の復元力は無機繊維重合体20の復元力に基づくものであり、無機繊維重合体20に対する内袋21の拘束力を解除することにより、無機繊維重合体20は圧縮された状態から外包材19を変形して外包材19の内方寸法まで広げる強さの復元力が得られるように構成されている。また、芯材18の外周長が芯材挿入開口部19cの開口周長と実質的に同一となる状態に芯材18が復元されて外包材19内に収納されているので、芯材18を外包材19内に容易に挿入することと、耳部19aを短くすることとを両立することができる。
外包材19の残りの1辺は、芯材18を外包材19内に挿入する為の芯材挿入開口部19bとなっている。この芯材挿入開口部19bは、未溶着部19cと、熱溶着された溶着部19dとから構成されている。溶着部19dは、溶着代寸法がW11であり、芯材挿入開口部19bの端部に設けられている。この芯材挿入開口部19bが耳部19bとなるので、その符号19bをその両者に共用することとする。そして、芯材18からこの溶着部19dの先端までの寸法(芯材挿入開口部19b寸法)W12は、約50〜100mmである。これは、熱溶着時、外包材19が芯材18の端部H(図5参照)に当り外包材19が損傷するのを防止する意味もあり大きくとられているものである。但し、この第1実施形態の真空断熱材16では、端部Hが丸くなっているので、端部Hによる損傷の可能性が低く、その分だけ従来より耳部19bの長さを短くすることができる。
溶着部19dの幅寸法W11は、他の3辺の溶着部19aの幅寸法W10と同じ8〜15mmとなっている。従って、未溶着部19c及び溶着部19dからなる耳部19b(外包材19の1辺)のみは図5の破線に示す如く耳折りが必要である。
次に、第1実施形態の真空断熱材16の製造方法について図6から図10を参照しながら説明する。図6は第1実施形態の真空断熱材16の製造工程を示すフローチャート図、図7は図6における原綿切断から仮圧縮袋詰めまでの工程を説明する模式図、図8は図6における袋詰め工程を説明する斜視図、図9は図6の製造工程における真空包装の工程を終了した状態を説明する断面図、図10は図6の袋詰めから耳折りまでの工程を説明する断面図である。
先ず、図6のステップ32「原綿切断」工程において、図7(a)に示す如くロール状原綿の無機繊維重合体20Aから所定寸法に切断してパネル状原綿の無機繊維重合体20Bを作製する。このロール状原綿の無機繊維重合体20Aは、厚さ100mm〜150mmに作られたバインダーで固形化されていない弾力性を有する無機繊維の積層体で構成されている。従って、パネル状原綿の無機繊維重合体20Bもバインダーで固形化されていない弾力性を有する無機繊維重合体であり、芯材として2つ折りにして用いられる大きさである。尚、無機繊維重合体20Bを折り曲げないで用いられる場合、或いは3つ折り以上にして用いられる場合に、それに合った大きさに切断される。
次いで、図6のステップ33「原綿乾燥」工程において、無機繊維重合体20Bを230℃程度の乾燥炉に入れて乾燥する。これによって、無機繊維重合体20Bに含まれる水分が除去されるので、真空断熱材16として用いられた際の断熱性能の経時劣化を抑制することができる。
次いで、図6のステップ34「仮圧縮袋詰め」工程において、乾燥された無機繊維重合体20Bを内袋21内に仮圧縮した状態で袋詰めすることにより、芯材18を作製する。この「仮圧縮袋詰め」工程は、具体的には次の工程よりなっている。
まず、無機繊維重合体20Bを2つ折りにして、図7(b)に示す如く内袋21内に収納し、芯材18を構成するための無機繊維重合体20とする。このように、無機繊維重合体20Bを折り曲げて無機繊維重合体20とすることにより、必要な弾性力(復元力)を容易に得ることができる。尚、無機繊維重合体20Bを3つ折り以上にして内袋21内に収納するようにしてもよい。
この無機繊維重合体20Bを内袋21内に収納する際に、吸着剤28(図7(c)参照)も内袋21内に収納する。この吸着剤28には例えば合成ゼオライトであるモレキュラーシーブ13x等が使われる。そして、この吸着剤28は、無機繊維重合体20中から出る水分及びガス成分を吸着する。即ち、外包材19に収納する前に無機繊維重合体20は十分乾燥されるものであるが、ガス及び水分を完全に取りきることは多大な乾燥時間を必要とし、コストアップを招く為、吸着剤28を入れて置くものである。而して、吸着剤28は、無機繊維重合体20に設けられた吸着剤収納部内に充填されている。内袋21はこの吸着剤28が吸着剤収納部内より飛び出すのを防止する役目をも果たしている。従って、吸着剤28は内袋の圧縮−減圧−溶着前に吸着剤収納部内に入れておくものである。
この無機繊維重合体20及び吸着剤28を収納した内袋21をプレス機22の上下プレス型の間に配置し、図7(c)に示す如くプレス機22により無機繊維重合体20を所定の厚さに過圧縮する。この過圧縮した状態で内袋21内を減圧する。この減圧は、真空断熱材16が完成した状態の外包材19内の減圧よりも弱い状態であってもよく、無機繊維重合体20の厚さを所望の厚さに維持できる圧力状態にすればよい。この減圧工程で、肉厚30μm前後の内袋は無機繊維重合体20を外周より圧縮する形になる。換言すると、内袋21は、無機繊維重合体20の側面から突出するテント張りをなくすことができる薄さ、強度を持つものである。
この内袋21内を減圧した状態で、熱溶着機23を使って内袋21の芯材挿入開口部を熱溶着して内袋21内を密封することにより芯材18を作製する。こうして作製された芯材18は、従来のようなバインダーを使用していないにも係わらず圧縮−減圧−溶着密封工程を経ることにより真空断熱材16の芯材となるものである。即ち、芯材18は、バインダーを使用していないが、作製しようとする真空断熱材16の厚み形状に形成されており、芯材の使命であるスペーサの役目は十分果たし得るものである。その上、この芯材18は、ある程度の柔軟性があり且つ復元力を有するものであるので、取付部である例えば冷蔵庫の外箱になじんで取り付けが容易なものである。尚、この内袋21は周囲に耳部21aを有している。
係る状態の芯材18は、その外周長が外包材19の芯材挿入開口部19bの内周長より2〜3割短くなるように、過圧縮して作製されている。このように過圧縮した芯材18を用いることにより、一次保管のスペースを少なくすることができると共に、外包材19内に挿入する作業性を格段に向上することができる。更に詳説するならば、無機繊維重合体20は、圧縮工程、或いは減圧工程前の状態では例えば200〜300mmあったものが、圧縮−減圧工程で5〜10mmとなり、20〜30分の1の厚さに圧縮される。これは外包材19の芯材挿入開口部19bの内周長より2〜3割小さい寸法である。無機繊維重合体20はこの圧縮時に内袋21の隙間を埋めるよう外周方向に広がる。
このように作製された芯材18は、直ぐに次の工程に移行されるようにしてもよいが、内袋21内に無機繊維重合体20が減圧されて収納されているので、その状態の外形が保たれることとなり、一次保管した後に次の工程に移行することが可能である。従って、真空断熱材16の製造に余裕を持たせることができる。
次いで、図6のステップ35「袋詰め」工程において、芯材18を外包材19内に収納すると共に、内袋21を破って芯材18を自身の持つ復元力を利用して外包材19のほぼ内寸まで膨らませる。この「袋詰め」工程は、具体的には次の工程よりなっている。
仮圧縮袋詰めされた芯材18を図8及び図10(a)に示す如く外包材19のh19bより外包材19内に挿入して収納する。この挿入時に、内袋21が外包材19の内面に触れることがあっても、内袋21が樹脂製フィルムであることより、外包材19に損傷等を与える心配がないので、作業性、信頼性は一段と向上するものである。尚、この内袋21の挿入をよりスムーズにする為に、内袋21側或いは外包材19側にすべりを促進するワックス等を塗っておけば、作業性、信頼性はさらに向上するものである。
芯材18を外包材19内に配置した所で、先ず内袋21内の減圧を解除するため、図10(b)に示す如く内袋21の一部を開封して内外に連通する部分を設ける。この連通部は、開口や穴などが形成されることにより構成される。この内袋21内の減圧を解除することにより、内袋21内の無機繊維重合体20は自身のもつ復元力が発揮されることとなり、図9に示す如く外包材19の内方寸法一杯(隙間なく)の大きさにほぼ復元する。この時、内袋21の耳部21aが無機繊維重合体20の拡大を許容するものである。若し、この内袋21の耳部21aが余ったとしても図9に示す如く折り込まれるものである。換言すると、内袋21は外包材19の内方寸法と同等以上に作られており、芯材18の過圧縮時、耳部21aに過圧縮分溜めておくものである。このように無機繊維重合体20の復元力を利用するだけで、芯材18として機能させることができる。
次いで、ステップ36の「真空包装」工程において、外包材19内を減圧し、その芯材挿入開口部19bを溶着して密封し、真空包装する。具体的には、内袋21内を含め、外包材19内の減圧を行ない、図10(c)及び図3〜図5に示す如く芯材挿入開口部19bを溶着密封する。この時の溶着部19dの寸法W11は、先にも記述した如く8〜12mmである。溶着部19dと未溶着部19cとで構成される部分が耳部19bとなり、この耳部19bの寸法W12は、先にも記述した如く約50〜100mmである。
次いで、ステップ37の「耳折り」工程において、真空断熱材16の芯材挿入開口部19bにできる耳部19bのみを図10(c)に示す如く一面側(例えば上面側)に折り曲げ、その耳部19bをテープなどで固定する。なお、先にも記述した如く耳部19b以外の3辺の耳部19aは折り曲げる必要がない。
この耳部19bの折り曲げでは、芯材18の端部が従来の如く尖った角部でなく丸みをおびていることより、耳部19bがその丸みに沿って折り込まれ、耳部19cと外包材19との間に従来の如く対流空間を作ることなく折り込めるものである。換言すると、溶着部19dを含む耳部19bの折り曲げ時に、従来の如き破損を心配することなく容易に耳部19bの折り曲げができるものである。このことにより、真空断熱材16の外包材19のもつ金属部(バリア層)を通して伝導される熱移動に従来プラスされていた熱の対流空間による熱移動を最小限に押えることができるものである。
次いで、ステップ38の「検査」工程において、真空断熱材16を熱伝導率チェッカー等を用いて良品、不良品の検査を行ない真空断熱材16を完成させる。
次に、図11を参照しながら、従来及び第1実施形態の真空断熱材51、16のヒートブリッジ及び真空断熱材に発生する隙間27a、27bによって外箱側から内箱側に熱が伝導されるメカニズムに付いて説明する。図11は従来及び第1実施形態の真空断熱材51、16を冷蔵庫に組み込んで発泡断熱材55、17を充填した状態の要部断面図であり、図11(a)は従来の真空断熱材を冷蔵庫の断熱材中に組み込んだ状態を示す図、図11(b)は第1実施形態の真空断熱材を冷蔵庫の断熱材中に組み込んだ状態を示す図である。
これらの冷蔵庫は、真空断熱材51、16を何れも外箱13にホットメルト或いは2面テープ等を利用して貼り付け、その周囲に発泡断熱材17を充填したものである。これらの真空断熱材51、16は何れも耳部52c〜52f、19bが内箱側に向けて折り込まれている。第1実施形態の真空断熱材16にあっては、3辺の耳部19aは折り曲げる必要がなく、1辺の耳部19bのみが折り曲げられている。
真空断熱材16自体は発泡断熱材55、17の数倍の断熱性能を持っているが、外包材19のガスバリア層である金属層は断熱効果が小さい。通常、この金属層を通して熱が伝導されることをヒートブリッジと言っている。即ち、外包材19の表面側の金属層は従来及び第1実施形態の真空断熱材51、16の何れにおいても外箱13に接触して配設されているので、外箱13の熱は金属層を通して外箱側の面から内箱側の面に伝導され、この内箱側の面に伝導された熱が発泡断熱材55、17を通して内箱57、14に伝導されて庫内を加熱する。
ここで、従来の真空断熱材51は、4辺の耳部52c〜52fが全て内箱側に折り曲げられているので、その分だけヒートブリッジが大きくなるのに対し、第1実施形態の真空断熱材16は1辺の耳部19bのみを折り曲げているので、ヒートブリッジを低減することができる。
そして、従来の真空断熱材55では、芯材51がバインダーにより硬化されてボード化されていることより、その側面が図11(a)に示すような垂直な切断面となる。これによって、外包材51内を減圧しても、芯材51の側面に隙間27aが発生しやすい。この隙間27aの熱伝導率は外包材51内の真空度が高い間は無視できるものであるが、長年の使用でこの隙間27aが水分或いは芯材より出るガスで充満されると、この隙間27aを通して伝えられる熱は大幅に増大してしまう。
また、従来の真空断熱材55では、芯材53の側面角部Bに切断時にバリ等が発生しやすく、耳部40を折り曲げる際に外包材26が芯材25の端面角部Bに当りバリ等で損傷するのを避ける為に、あまり張力をかけることなく折り曲げてしまう。この結果、耳折り部に隙間27bができてしまう。この隙間27bは当初より減圧されていないものであるから、最初から熱を対流により運ぶ空間となり、断熱性能を低下させてしまっていた。
これに対して、第1実施形態の真空断熱材16では、図11(b)に示す如く芯材18の側面角部が丸く形成されていると共に弾性力を有しているので、従来例のような隙間27aの発生を抑えることができ、隙間27aを通しての熱移動を防止することができる。また、第1実施形態の真空断熱材16では、その3辺の耳部19aが折り曲げる必要がないと共に、残り1辺の耳部19の折り曲げも外包材19に沿って隙間を生ずることなく折り曲げることが可能であるので、隙間27bを通しての熱移動を防止することができる。従って、第1実施形態の真空断熱材16を用いた冷蔵庫は、従来の真空断熱材51を用いた冷蔵庫に比較して、断熱性能を一段と向上することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図12及び図13を用いて説明する。図12は本発明の第2実施形態の真空断熱材16における外包材19に芯材18を挿入する状態の斜視図、図13は第2実施形態における真空断熱材16の断面図である。この第2実施形態は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
この第2実施形態では、内袋21を省略して無機繊維重合体20単独で芯材18を構成し、この芯材18を外包材19に収納するに当り、治具(図示せず)を使用して芯材18を芯材挿入開口部19bの間口周長より2〜3割程度、過圧縮状態とし、この小さくしたことによりできる隙間を利用して芯材18を外包材19内に収納し、その後に治具を抜き取り、芯材18を外包材19の内方寸法まで復元させ、外包材19内を減圧し、芯材挿入開口部19bを熱溶着して密封し、真空断熱材16を作りあげたものである。
こうすることにより外包材19内に芯材18を隙間なく充填できると共に、最終形状の外包材19(特に耳部19a)を得ることができる。従って、内袋21がない点を除いて、第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、第2実施形態では、内袋21を削減したことによるコストダウンが図れる。
(第3及び第4実施形態)
次に、本発明の第3及び第4実施形態について図14を用いて説明する。図14は本発明の第3及び第4実施形態の真空断熱材16における外包材19に芯材18を挿入した状態の断面図であり、図14(a)は第3実施形態の真空断熱材16における外包材19に芯材18を挿入した状態の断面図、図14(b)は第4実施形態の真空断熱材16における外包材19に芯材18を挿入した状態の断面図である。この第3及び第4実施形態は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
第3実施形態では、図14(a)に示す如く内袋21に入った芯材18の両端を折り曲げ、外包材19に対して芯材18の挿入方向に余裕を持たせて挿入するものであり、第4実施形態では、図14(b)に示す如く内袋21に入った芯材18の両端を中央に向かって圧縮し、外包材19に対して芯材18の挿入方向に余裕を持たせて挿入するものである。
この第3及び第4実施形態のようにすることにより、芯材18は外包材19に容易に収納できるものである。勿論、この圧縮も外包材19内に収納した後、内袋21を破れば外包材19の内方寸法まで自身のもつ復元力により、復元するものである。
次に図14において、図14に示した芯材18は過圧縮された芯材18を部分的に更に圧縮し、外包材19の開口間口に対し、余裕をもって挿入しやすくした例を示したものである。
第1から第4実施形態によれば、繊維の積層体から成る芯材と、この芯材を収納し、金属箔ラミネートフィルム等から成り気体の透過を防止する外包材とを備え、該外包材内に芯材を配置し、且つ前記外包材内部を減圧し、溶着密封した真空断熱材において、上記芯材に復元力を持たせると共に、芯材の挿入方向周長を外包材の開口間口周長にほぼ合わせたものであるから、従来の如く芯材を配置する為に大きくしていた外包材を小さくできるので、減圧時にできる耳部分を除去できるものである。従って3辺の耳折り作業をなくすことができることは勿論、この耳部があることにより誘発されていた冷蔵庫組込時の諸問題、例えば発泡断熱材の流れ阻害、或いは露付も解消できるものである。
また、芯材の挿入方向周長を外包材の開口間口周長より小さく形成し、芯材を外包材内に配置した後、自身の持つ復元力にて復元させ、外包材の開口間口周長にほぼ合わせたものであるから、特別な手段を用いることなく、外包材の減圧時にできる耳部を除去でき、先に説明した如き効果が得られるものである。
また、芯材を治工具等をもって外包材の開口間口周長より小さく成形しておき、外包材内に配置した後、芯材を外包材の開口間口周長までにほぼ復元させるようにしたものであるから、外包材の減圧時にできる耳部を除去でき、先に説明した如き効果が得られるものである。
また、芯材を内袋を使って外包材の開口間口周長より小さく成形しておき、外包材内に配置した後、内袋による圧縮、減圧を破り芯材を外包材の開口間口周長までほぼ復元させるようにしたものであるから、芯材の外包材内への配設に当り、芯材のエッジが外包材に直接当り、外包材を損傷する等と言うことがないものである。
また、内袋に入った芯材の挿入方向周長を外包材の開口間口周長とほぼ同等に形成し外包材内への配設に当っては該芯材の形態を変形させると共に圧縮し、外包材内に配置した後、自身の持つ復元力にて復元させるようにしたものであるから、特別な手段を用いることなく、耳部を小さくした真空断熱材が得られ先に記述した効果が得られるものである。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫の縦断面図である。 図1の冷蔵庫の要部拡大図である。 第1実施形態の真空断熱材の耳折り前の状態の平面図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 第1実施形態の真空断熱材の製造工程を示すフローチャート図である。 図6における原綿切断から仮圧縮袋詰めまでの工程を説明する模式図である。 図6における袋詰め工程を説明する斜視図である。 図6の製造工程における真空包装の工程を終了した状態を説明する断面図である。 図6の袋詰めから耳折りまでの工程を説明する断面図である。 従来及び第1実施形態の真空断熱材を冷蔵庫に組み込んで発泡断熱材を充填した状態の要部断面図である。 本発明の第2実施形態の真空断熱材における外包材に芯材を挿入する状態の斜視図である。 第2実施形態における真空断熱材の断面図である。 本発明の第3及び第4実施形態の真空断熱材における外包材に芯材を挿入した状態の断面図である。 従来の真空断熱材の正面図である。 図15のC−C断面図である。 図15のD−D断面図である。 図16の真空断熱材を冷蔵庫に組み込んだ状態を説明する要部断面図である。 図16の真空断熱材を耳折りして冷蔵庫に組み込んだ状態を説明する要部断面図である。
符号の説明
1…冷蔵庫本体、2…冷蔵室、3…野菜室、4a…第1の冷凍室、4b…第2の冷凍室、5…冷蔵室扉、6…野菜室扉、7…第1冷凍室の扉、8…第2冷凍室の扉、9…圧縮機、10…冷却器、11…冷気ファン、12…箱体、13…外箱、14…内箱、15…断熱壁、16…真空断熱材、17…発泡断熱材、18…芯材、19…外包材、19a…耳部(溶着部)、19b…芯材挿入開口部(耳部)、19c…未溶着部、19d…溶着部、20…無機繊維重合体、21…内袋、21a…耳部、21b…無機繊維重合体挿入開口部、22…プレス機、23…熱溶着機、27…隙間、28…吸着剤。

Claims (10)

  1. 2枚のフィルムの周縁部を溶着して袋状とした外包材内に芯材が収納されていると共に前記外包材内が減圧された状態となっている真空断熱材において、
    前記芯材は、弾力性を有する無機繊維重合体を備えると共に、前記外包材の内周長に実質的に一致する外周長を有するように前記外包材内に収納されている
    ことを特徴とする真空断熱材。
  2. 請求項1に記載の真空断熱材において、前記芯材は前記外包材の内周長よりも大きな外周長に復元しようとする復元力を有した状態で前記外包材内に収納されていることを特徴とする真空断熱材。
  3. 請求項1または2に記載の真空断熱材において、前記芯材の外周長が芯材挿入開口部の開口周長と実質的に同一となる状態に前記芯材が復元されて前記外包材内に収納されていることを特徴とする真空断熱材。
  4. 請求項1または2に記載の真空断熱材において、前記芯材は、バインダーで固形化されていない前記無機繊維重合体とこの無機繊維重合体を包む柔軟な内袋とを備えると共に、前記内袋の一部にその内外を連通する連通部が設けられていることを特徴とする真空断熱材。
  5. 請求項1または2に記載の真空断熱材において、前記外包材および前記芯材はそれぞれ矩形に形成されており、前記外包材は、前記芯材の挿入口である1辺の溶接部より他の3辺の溶接部の方が前記芯材の側面に近接して位置されていると共に、前記芯材の挿入口である1辺の溶接部のみが芯材の外形に沿って折り曲げられていることを特徴とする真空断熱材。
  6. 外包材内に芯材を収納した真空断熱材の製造方法において、
    2枚のフィルムの周縁部を芯材挿入開口部とする部分を除いて溶着して袋状の前記外包材を成形し、
    弾力性を有する無機繊維重合体を備えた前記芯材を、圧縮した状態で、前記外包材内に前記芯材の挿入口を通して収納し、
    前記外包材内を減圧すると共に前記芯材の外周長を前記外包材の内周長に実質的に一致した状態で前記芯材挿入開口部を溶着して封止する
    ことを特徴とする真空断熱材の製造方法。
  7. 請求項6に記載された真空断熱材の製造方法において、前記芯材の外周長が前記芯材挿入開口部の開口周長より小さくなる状態に前記芯材を圧縮して前記外包材内に収納した後、前記芯材の外周長が前記芯材挿入開口部の開口周長と実質的に同一となる状態に前記芯材を復元することを特徴とする真空断熱材の製造方法。
  8. 請求項6に記載された真空断熱材の製造方法において、柔軟な内袋内にバインダーで固形化されていない前記無機繊維重合体を収納すると共に前記無機繊維重合体を圧縮した状態で前記内袋内を減圧して薄い芯材を成形し、この芯材を前記外包材内に収納すると共に前記内袋の一部を開封した状態で前記外包材内を減圧することを特徴とする真空断熱材の製造方法。
  9. 外箱と内箱とによって形成される空間に真空断熱材を配設すると共に、その真空断熱材の周囲の前記空間に発泡断熱材を充填してなる冷蔵庫において、
    真空断熱材は、2枚のフィルムの周縁部を溶着して袋状とした外包材内に芯材が収納されていると共に前記外包材内が減圧された状態となっており、
    前記芯材は、弾力性を有する無機繊維重合体で構成されると共に、前記外包材を内側から広げる復元力を有した状態で前記外包材内に収納されている
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  10. 請求項9に記載された冷蔵庫において、前記真空断熱材は、前記外包材および前記芯材がそれぞれ矩形に形成されており、前記外包材が、前記芯材の挿入口である1辺の溶接部より他の3辺の溶接部の方が前記芯材の側面に近接されていると共に、前記芯材の挿入口である1辺の溶接部のみを芯材の外形に沿って折り曲げられて形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
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