JP6000922B2 - 真空断熱材及びそれを用いた冷温熱機器 - Google Patents

真空断熱材及びそれを用いた冷温熱機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6000922B2
JP6000922B2 JP2013187082A JP2013187082A JP6000922B2 JP 6000922 B2 JP6000922 B2 JP 6000922B2 JP 2013187082 A JP2013187082 A JP 2013187082A JP 2013187082 A JP2013187082 A JP 2013187082A JP 6000922 B2 JP6000922 B2 JP 6000922B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating material
vacuum heat
groove
adhesive tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013187082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015055369A (ja
Inventor
祐志 新井
祐志 新井
一輝 柏原
一輝 柏原
越後屋 恒
恒 越後屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2013187082A priority Critical patent/JP6000922B2/ja
Priority to CN201410377597.1A priority patent/CN104421577A/zh
Publication of JP2015055369A publication Critical patent/JP2015055369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6000922B2 publication Critical patent/JP6000922B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/12Arrangements for supporting insulation from the wall or body insulated, e.g. by means of spacers between pipe and heat-insulating material; Arrangements specially adapted for supporting insulated bodies
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/06Arrangements using an air layer or vacuum
    • F16L59/065Arrangements using an air layer or vacuum using vacuum
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/06Walls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Description

本発明は、真空断熱材及びそれを用いた冷温熱機器に関する。
昨今の地球温暖化防止に向けた社会的取り組みにより、COの排出量抑制を図るため、様々な分野で省資源・省エネ化の推進が要請されている。
例えば、家電製品においては、開発・製造から、流通・利用・廃棄に至る一連の製品サイクルにおいて、あらゆるエネルギ消費量を抑制する流れにある。具体的には、製品自体の消費電力の低減(省電力化)の推進を始めとし、原材料におけるリサイクル資源の活用の推進や、製造工場における電気代の抑制の推進などの各種要請がある。
この動きは、特に冷温熱機器関連の家電製品(とりわけ冷蔵庫市場)においても例外ではない。例えば消費電力低減の観点で述べると、真空断熱材を採用して断熱性能を高めた製品が主流となってきている。
そのため、使用する用途に沿った形状の断熱材を用いることで断熱面積(断熱材の貼付面積)を大きくし、以って冷蔵庫の熱効率の向上を達成できるような、優れた真空断熱材が求められている。
特許文献1に記載の冷蔵庫においては、放熱パイプと対向する真空断熱材に溝部を設け、この溝部内に放熱パイプを位置させるようにした冷蔵庫が開示されている。
また、特許文献2に記載の冷蔵庫においては、放熱パイプに対して真空断熱材を押し当てることにより、放熱パイプと接触する部分の真空断熱材を屈曲させて溝部と、それによって形成された(溝部と対向する領域の)突出部と、を設けたものがある。
特許第4545126号公報 特開2012−202622号公報
冷蔵庫に搭載される冷凍サイクルは、圧縮機、凝縮器、キャピラリチューブ、冷却器(蒸発器)の順に配管で接続されている。この冷凍サイクル中、凝縮器は発熱するため放熱を必要とする。一般的な冷蔵庫の場合、放熱手段としては、鉄板を折り曲げて形成した外箱の内面に、凝縮器の放熱用配管をはわせることで、外箱を放熱板として利用している。
ところで、冷蔵庫は省電力化の時代要請により、冷蔵庫を構成する断熱箱体や断熱扉からの熱漏洩を低減することが必須となっている。そのため、発泡ポリウレタンフォームと真空断熱材とを組み合わせた冷蔵庫が主流となっている。
このような冷蔵庫においては、凝縮器が配設された外箱の側壁内面に真空断熱材を貼り付ける場合、放熱用配管の配設形状に合わせて真空断熱材を変形しなければならない。
そこで、断熱性能を維持しながら放熱パイプを収納するために、真空断熱材をプレス成形によって変形させて、溝部や、溝に対向する位置に凸部を成形させる方法が知られている。
しかし、溝や凸部の寸法が無駄に大きくなったり、真空断熱材を外箱に貼り付ける際の、放熱パイプとのクリアランスに余裕がない場合が生じ得る。この場合、真空断熱材が放熱パイプに乗り上げて、空気層を生じ、断熱性能が低下したり、真空断熱材の貼り付け強度が低下してしまうというおそれがあった。
本発明は、前記従来の問題を解決するものであり、断熱性能を向上させるとともに、真空断熱材の接着性を向上させ、低コスト化が可能な真空断熱材及びそれを用いた冷温熱機器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明を適用した冷温熱機器は、熱媒を圧縮する圧縮機と、前記熱媒が通流する配管と、前記配管が固定される面部を有する基材と、前記基材に重ねるように配置されて貯蔵庫内を断熱する真空断熱材と、前記配管を前記基材の面部に固定する粘着テープとを備え、前記真空断熱材は、前記粘着テープにより前記面部に固定された前記配管を収容する溝部を有し、断面視して、前記面部に対する前記粘着テープがなす角度は、前記面部に対する前記溝部の側壁がなす角度以下となるようにされ、前記真空断熱材は前記溝部と対向する位置に突起状の凸部を備え、前記真空断熱材の前記凸部が設けられた面と前記凸部の突起のなす角度は、前記配管が固定される面部に対する前記溝部の側壁がなす角度以上となるように成形されていることを特徴とする。
本発明によれば、放熱パイプからの熱漏洩を低減し、真空断熱材と外箱の間に生じる隙間を減らし、断熱性能に優れた真空断熱材及びそれを用いた冷温熱機器を提供することができる。
第1実施形態に係る冷蔵庫を示す正面図である。 図1のX−X矢視断面図である。 第1実施形態に係る冷蔵庫の冷凍サイクルの構成図である。 第1実施形態に係る真空断熱材とその外被材の断面図(模式図)である。 第1実施形態に係る冷蔵庫の斜視図である。 第1実施形態に係る冷蔵庫の、図5のY−Y矢視断面図である。 第1実施形態に係る冷蔵庫の、図6のA部の拡大模式図である。 図7の比較例を説明する図である。 第1実施形態に係る冷蔵庫の、溝部及び凸部を有する真空断熱材の製造方法を説明する模式図(その1)である。 第1実施形態に係る冷蔵庫の、溝部及び凸部を有する真空断熱材の製造方法を説明する模式図(その2)である。 第2実施形態に係る冷蔵庫の、溝部の拡大模式図である。 第3実施形態に係る冷蔵庫の、溝部の拡大模式図である。
以下、本発明の実施形態に係る冷温熱機器について詳細に説明する。以下では、6ドアタイプの冷蔵庫を例に挙げて説明する。但し、放熱パイプに真空断熱材を充てる構造を有する冷蔵庫であれば、いかなるタイプの冷凍冷蔵庫、ひいては冷温熱機器へも本発明の適用が可能である。また、説明の便宜上、各図面で共通する部材には同一の符号を付して、重複する説明を省略する場合がある。前後上下左右の方向軸については、各図の記載によるものとする。
(第1実施形態)
図1は本実施形態を示す冷蔵庫1の正面図である。
図1に示すように、本実施形態における冷蔵庫1は、上から、ヒンジ10などを中心に回動する冷蔵室扉6a,6b、貯氷室扉7aと上段冷凍室扉7b、下段冷凍室扉8、野菜室扉9を有している。冷蔵室扉6a,6b以外は全て引き出し式の扉であり、これらの引き出し式扉7a〜9は扉を引き出すと、各室を構成する容器が扉と共に引き出されてくる構成となっている。
続いて、図2は図1のX−X矢視断面図を示している。
図2に示すように、冷蔵庫1は、上から冷蔵室2、貯氷室3a(と切替え室)、冷凍室4、野菜室5を有している。各扉6〜9には、冷蔵庫本体1と各々の扉と、を密閉するためのパッキン11が備えられ、各扉6〜9の室内側外周縁に取り付けられている。
また、冷蔵室2と貯氷室3a及び上段冷凍室3b(図1の上段冷凍室扉7bのある位置の、庫内ユニット部分に相当するが、X−X矢視の逆側となるため図2では不図示)との間を区画断熱するために仕切断熱壁12を配置している。この仕切断熱壁12は厚さ30〜50mm程度の断熱壁で、スチロフォーム、硬質ウレタンフォーム、真空断熱材などを、それぞれ単独使用又は複数組み合わせて作られている。
貯氷室3a及び上段冷凍室3b(不図示)と下段冷凍室4の間は、温度帯が同じであるため区画断熱する仕切断熱壁ではなく、パッキン11受面を形成した仕切部材13が設けられている。
下段冷凍室4と野菜室5の間には区画断熱するための仕切断熱壁14が設けられている。これは仕切断熱壁12と同様に30〜50mm程度の断熱壁で、スチロフォーム、或いは硬質ウレタンフォーム、真空断熱材などで作られる。このように、冷蔵・冷凍などの貯蔵温度帯の異なる部屋の仕切りには仕切断熱壁が設置されている。
なお、箱体20内には上から冷蔵室2、貯氷室3a及び上段冷凍室3b、下段冷凍室4、野菜室5の貯蔵室をそれぞれ区画形成しているが、各貯蔵室の配置は特にこれに限定されない。また、冷蔵室扉6a,6b、貯氷室扉7a、上段冷凍室扉7b、下段冷凍室扉8、野菜室扉9に関しても、回転による開閉、引き出しによる開閉及び扉の分割数などを自由に決めることができる。
箱体20は、外箱21と内箱22とを備え、外箱21と内箱22とによって形成される空間に断熱部を設けて、箱体20内の各貯蔵室と外部とを断熱している。断熱部の空間には真空断熱材50,50a,50b,51,52が装着されている。それ以外の残りの空間には硬質ウレタンフォームなどの発泡断熱材23が充填されている。なお、以下では真空断熱材を特に区別する必要がない場合、代表符号として50を用いる場合がある。また、図2では、分かりやすくするため、真空断熱材50を黒く塗りつぶしている。真空断熱材50の外被材の積層構造については図4で後述する。
貯氷室3a、冷凍室4の背面側には、冷蔵室2、貯氷室3a、冷凍室4、野菜室5などの各室を所定の温度に冷却するために、冷却器28が備えられている。図3に示すように、この冷却器28と、圧縮機(コンプレッサ)30と、凝縮機31と、キャピラリチューブ32と、を接続し、熱媒(冷媒)が循環して冷凍サイクルが構成されている。
引き続き、図2の説明に戻る。冷却器28の上方には、この冷却器28にて冷却された冷気を、冷蔵庫内に循環して所定の低温温度を保持する送風機27が配設されている。
また、冷蔵室2と貯氷室3a及び上段冷凍室3b(不図示)、冷凍室4と野菜室5を区画する断熱材として、それぞれ断熱仕切壁12,14が配置されている。これらの断熱仕切壁12,14は、発泡ポリスチレン33と真空断熱材50で構成されている。
ところで、この断熱仕切壁12,14については、硬質ウレタンフォームなどの発泡断熱材23を充填しても良く、特に発泡ポリスチレン33と真空断熱材50の組み合わせに限定するものではない。
また、箱体20の天面後方部には、冷蔵庫1の運転を制御するための基板や電源基板などの電気部品41を収納するための凹部40が形成されており、電気部品41を覆うカバー42が設けられている。
カバー42の高さは概観意匠性と内容積確保を考慮して、外箱21の天面とほぼ同じ高さになっている。この高さは特に限定するものではないが、カバー42の高さが外箱の天面から突き出る場合は、10mm以内の範囲に収めることが望ましい。
しかし、凹部40は発泡断熱材23側に電気部品41を収納する空間だけ窪んだ状態で配置されるため、断熱厚さを確保しようとすれば、必然的に庫内内容積が犠牲になる。また、内容積をより大きくとろうとすれば、凹部40と内箱22間の発泡断熱材23の厚さを薄くせざるを得なくなる。
このため、凹部40の発泡断熱材23中に、断熱性がより優れた真空断熱材50aを配置して断熱性能を確保・強化している。本実施形態では、この真空断熱材50aを、庫内灯のケース(不図示)と電気部品41とに跨るように、屈曲させて成形した。なお、前記カバー42は、万が一外部からもらい火などがあっても延焼しにくい素材を採用し、鋼板製とした。
また、箱体20の背面下部には、圧縮機30や凝縮機31が配置されているが、これらは発熱の大きい部品であるため、庫内への熱侵入を防止する必要がある。このため、内箱22側への投影面に、真空断熱材50bを前記の真空断熱材50aとは異なる屈曲形状とした。
ここで、真空断熱材50とその外被材110の構造について、図4を用いて説明する。
真空断熱材50は、芯材100と、かかる芯材100を圧縮状態に保持するための内包材111(不図示)、前記内包材111で圧縮状態にした芯材100を被覆するガスバリア層を有する外被材110から構成される。なお、図4では層の厚さを誇張してある。また、真空断熱材50は、Y−Y線を軸として上下方向に線対称構造となっている。
外被材110は、例えばラミネートフィルムで構成される。前記芯材100は、大きさが等しいラミネートフィルムで上下方向から袋状に包み込まれるように配置されて成る。この2枚のラミネートフィルムを貼り合わせるために、左右稜線から一定幅の部分に熱溶着、すなわちヒートシールが施され、耳部23が成形されている。ヒートシールは、真空包装機を用いて芯材100を真空引きした状態で行う。この方法により、一般的な形状である、四角形の真空断熱材50が得られる。
なお、本実施形態において、芯材100には、バインダなどで接着や結着していない繊維集合体の積層体として、平均繊維径4μmのグラスウールを用いた。芯材100については、無機系繊維材料の積層体を使用すると、アウトガスが少なくなるため、断熱性能的に有利であるが、特にこれに限定するものではない。例えばセラミック繊維やロックウール、グラスウール以外のガラス繊維などの繊維集合体などを用いてもよい。
また、無機系繊維集合体ではなく、有機系樹脂繊維材料を用いることも可能である。この場合は、耐熱温度などの条件を満たしていれば、特に使用上の制約を受けるものではない。具体的には、ポリスチレンやポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンなどをメルトブローン法やスパンボンド法などで1〜30μm程度の繊維径になるように繊維化するのが一般的であるが、繊維化できる有機系樹脂や繊維化方法であれば、特に問わない。
また、内包材111には低密度ポリエチレンから成るフィルムを用いているが、芯材を覆い、かつ熱溶着可能であれば、ポリプロピレンやポリエステルなども使用可能であり、特に限定されるものではない。
外被材110のラミネート構成についても、ガスバリア性を有し、熱溶着可能であれば特に限定するものではない。本実施形態においては、表面保護層、ガスバリア1層、ガスバリア2層、熱溶着層の4層構成からなるラミネートフィルムとした。表面保護層は保護材の役割を持つ樹脂フィルム101とした。ガスバリア1層には樹脂フィルム102に金属蒸着層103を設けた。ガスバリア2層には酸素バリア性の高い樹脂フィルム105に金属蒸着層104を設けた。ガスバリア1層とガスバリア2層は、金属蒸着層103,104が向かい合うように貼り合わせた。熱溶着層については、表面保護層と同様に低吸湿性フィルム106を用いた。
具体的には、表面保護層には二軸延伸タイプのポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレートなどの各フィルムを用いた。ガスバリア1層には、アルミニウム蒸着付きの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた。ガスバリア2層にはアルミニウム蒸着付きの二軸延伸エチレンビニルアルコール共重合体樹脂フィルム、アルミニウム蒸着付きの二軸延伸ポリビニルアルコール樹脂フィルム、又はアルミ箔とした。熱溶着層には未延伸タイプのポリエチレン、ポリプロピレンなどの各フィルムを用いた。
このラミネートフィルムの層構成や材料については、特にこれらに限定するものではない。例えばガスバリア1,2層として金属箔を用いてもよい。樹脂系のフィルム102,105に、無機層状化合物や、ポリアクリル酸などの樹脂系ガスバリアコート材、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)などによるガスバリア膜を設けたものを用いてもよい。
熱溶着層については、例えば酸素バリア性の高いポリブチレンテレフタレートフィルムなどを用いてもよい。表面保護層についてはガスバリア1層の保護材であるが、真空断熱材の製造工程における真空排気効率を良くするために、好ましくは吸湿性の低い樹脂を配置するのがよい。
また、通常ガスバリア2層に使用する金属箔以外の樹脂系フィルム105は、吸湿することによってガスバリア性が著しく悪化してしまう。このため、熱溶着層についても低吸湿性フィルム106を配置することで、ガスバリア性の悪化を抑制すると共に、ラミネートフィルム全体の吸湿量を抑制する構成とした。
これにより、真空断熱材50の真空排気工程においても、外被材110が持ち込む水分量を小さくできるため、真空排気効率が大幅に向上するとともに、断熱性能を高めることができる。
なお、各フィルムのラミネート(貼り合せ)は、二液硬化型ウレタン接着剤を介してドライラミネート法によって貼り合わせるのが一般的である。しかしながら、接着剤の種類や貼り合わせ方法に関しては、特にこれに限定するものではなく、ウェットラミネート法、サーマルラミネート法など、他の方法によるものでも構わない。
図5は冷蔵庫1の斜視図である。
冷蔵庫1の冷凍サイクル(図3参照)を構成する冷媒用配管(放熱パイプ)51の放熱手段としては、鉄板を折り曲げて形成した外箱21の内面に這わせることによって、外箱21自体を放熱板として利用する構成となっている。
図5では、Y−Y矢視断面で3本の放熱パイプ51がS字状に配設されている例を示しているが、放熱パイプ51の配設本数や配設方法(折り曲げ方法)については、自由に決めることができる。
図6は、図5のY−Y矢視断面図である。
本実施形態においては、上記で得られた真空断熱材50に、外箱21に設けられた放熱パイプ51を避けるための溝部70と、断熱方向に溝部70と対をなす凸部71が成形されている。
真空断熱材50は、芯材100を形成する繊維集合体のグラスウール繊維と、前記芯材100の中間に配置された、芯材に含まれる水分を吸湿するための吸着剤(不図示)と、それらを包む内包材111である低密度ポリエチレンを外被材110に収納した構成から成っている。上記構成から成る芯材を、真空包装機によって真空引きし、外被材をヒートシールすることで真空断熱材50を得ることができる(適宜、図3と併せて参照)。
放熱パイプ51は断面視円筒形状の円筒パイプを用い、溝部70は等脚台形形状とする。また、放熱パイプ51と溝部70の、真空断熱材50の貼付方向(以後の説明の便宜上、図の方向軸は左右方向と表示)に関する相対的な位置関係に関しては、放熱パイプ51の中心位置と、台形の中心位置が一致し、左右対称形となるような相対位置に配置するものとする。また、溝部70、凸部71の成形方法については、プレス加工を用いる。
まず、溝部70まわりについて説明する。図7は図6のA部拡大模式図である。
溝部70を成形するためのプレス加工においては、真空断熱材50の溝部70の幅W1,W2と溝部70の高さを、放熱パイプ51の直径よりも大きくする必要がある。
なぜならば、幅W1,W2と溝部70の高さが放熱パイプ51の直径より短いと、放熱パイプ51を真空断熱材に埋め込むことができず、もしくは不完全な埋め込みで隙間が生じ、断熱性能が低下するためである。
また、放熱パイプ51を外箱21に固定するために、粘着テープ52を用いる場合、放熱パイプ51の円筒周面に完全に追従させて貼りつけることは困難であることから、この場合は不可避的にテント貼りとなる。また、外箱21と確実に接着させるために、所要の長さの粘着テープ52が外箱21と接着されて構成される。
ゆえに、真空断熱材50に設ける溝部70の幅W1,W2の大きさの下限と、溝部70の高さの下限は、いずれも放熱パイプ51の直径よりも大きくし、上限はそれぞれ、粘着テープ52による接着の所要サイズを考慮して、適宜の寸法を決めることが好ましい。
また、溝部70の立ち上がり角度θ2(放熱パイプが固定される外箱21の貼付面部に対する、溝部70の側壁がなす角度)を、放熱パイプ51を固定する粘着テープ52の立ち上がり角度(放熱パイプが固定される外箱21の貼付面部に対する、粘着テープ52がなす角度)θ1よりも大きくする(θ1<θ2)。このことによって、真空断熱材50の溝部70の幅W1を小さくすることができるとともに、真空断熱材50が放熱パイプ51に乗り上げる可能性を小さくすることができる。
この様子について、比較例である図8と対比させながら説明する。
図7の等脚台形P1Q1R1S1と、図8の等脚台形P2Q2R2S2は、同じ面積となるように、等しい高さで成形されているものとする(すなわち、W1+W2=W3+W4を満たす。更に、W2>W4、W1<W3となっている)。図7に示す第1実施形態と図8とは、θ1とθ2の大小関係が逆(θ1>θ2)に描かれている点が異なり、その他の条件は同じである。
ここで、真空断熱材50を外箱21に貼りつける際、何らかの原因で貼り付け位置にずれが生じてしまった場合を考えてみる。このずれは、真空断熱材50自体が有する製品寸法のゆらぎの問題であったり、貼り付けの際の、貼付位置の精度の問題に起因して生ずるものある。
このとき、図8のように、真空断熱材50の溝部70の角度θ2が、放熱パイプ51を固定する粘着テープ52の角度θ1よりも小さい(θ1>θ2)と、斜辺P2−Q2と放熱パイプ51の周面との距離L2が、斜辺P1−Q1と放熱パイプ51の周面との距離L1(図7参照)よりも短くなるため、放熱パイプ51に真空断熱材50が乗り上げる確率が高くなる。
ゆえに、真空断熱材50の貼付位置にずれ(すなわち、貼付方向のずれ)が生じた場合、図7と図8とでは、図8の方が、真空断熱材50が放熱パイプ51に乗り上げ、真空断熱材50と外箱21との間に隙間ができ易くなると言える。ここで、L1,L2は、真空断熱材50と、放熱パイプ51との横ずれを許容する距離であり、クリアランスである。
真空断熱材50と外箱21との間に隙間ができると、真空断熱材50と外箱21との密着性が低下してしまうことから、真空断熱材50が外箱21から剥がれてしまう可能性がある。そのため、真空断熱材50の溝部70の角度θ2は、放熱パイプ51を固定する粘着テープ52の角度θ1よりも大きくすることが好ましい。
しかし、角度θ2が大きすぎると、真空断熱材50の外被材110に溝部70をプレス成形するとき、外被材110の展性の関係で、外被材110が押圧・延伸されることでラミネートフィルム厚が薄くなる。すると、真空断熱材50の真空のガスバリア性が低下してしまい、断熱性能が低下してしまうおそれがある。
ゆえに、本実施形態においては、例えば幅50mmの粘着テープ52を用い、直径が4mmの放熱パイプ51を固定したときに、粘着テープ52の角度θ1が27度〜32度となることから、溝部70の角度θ2は45度程度としてある。
なお、ガスバリア性を考慮した場合、溝部70の角度θ2は60度以下とすることが好ましい。θ2が60度以上となるようなプレス加工を真空断熱材50に施すと、ガスバリア性が損なわれる可能性がより高まるためである。
また、放熱パイプ51を粘着テープ52で固定する際、粘着テープ52の角度θ1が60度以上になると、θ1<θ2となるように成形するので、必然的に真空断熱材50の溝部70の角度θ2も60度以上となってしまう。ゆえに、この場合は溝部70の角度θ2を60度以下とさせるために、より大きな幅の粘着テープ52を用いて、粘着テープ52の角度θ1を60度以下とすることが好ましい。
続いて図6の説明に戻り、凸部71について説明する。
凸部71は、溝部70と対を成して、真空断熱材50の溝部70が形成されている面とは反対側の面の対向する位置に、成形されている。
これは、プレス加工によって成形された溝部70部分の真空断熱材50の断熱方向の厚みL1を、溝部70が成形されていない真空断熱材50の厚みL2と同等とさせるために、プレス加工によって成形された結果である(プレス成形方法については後述)。
ゆえに、凸部71の左右方向のサイズ(幅)L3は、ほぼ溝部70の幅W1(図7参照)にならって設けられ、また、凸部71の断熱方向のサイズ(厚み)は、L1≒L2となるような厚みを有して構成される。
凸部を設けることで、溝部70の有無に係らず、左右方向では真空断熱材50の断熱方向の厚みが等しくなるため、真空断熱材50に所望の断熱性能を発揮させることができる。
また、凸部71の立ち上がり角度、すなわち真空断熱材50の凸部71が設けられた面と凸部71の突起のなす角度、あるいは真空断熱材50からの凸部71の立ち上がり面の傾斜角度をθ3とすると、θ3は、断熱性能に係る厚みの制約条件(L1≒L2)を踏まえ、θ2と同じか、あるいはそれ以上の大きさとすることが好ましい。
ゆえに、角度の制約関係をまとめると、溝部70の角度θ2は、凸部71の角度θ3と同じか小さく、放熱パイプ51を固定する粘着テープ52の角度θ1よりも大きいものとなっている(θ1<θ2≦θ3)。
このような溝部70及び凸部71を成形することで、断熱性能を落とさずに、しかも、真空断熱材50が横ずれしたときの浮き上がりや隙間が生じるのを防ぐための、クリアランスを広く確保することができる。
また、特許文献1の図3や図4に見られるような、溝部11と凸部12の傾斜角θや幅L1,L2の大小関係を、本発明とは真逆に構成することで生ずる真空断熱パネル13の過剰包装部分をなくし、真空断熱材50の材料費を節約して冷蔵庫の製造費の低コスト化を実現できる。
次に、図9を用いて真空断熱材50の溝部70及び凸部71の成形方法を説明する。
図9に示すように、真空断熱材50は、外箱側の溝部70をプレス機80の外箱側凸プレス81と、内箱側凸プレス82を用いて、間に挟みこんで真空断熱材50の厚み方向にプレスすることで成形される。
この時、内箱側凸プレス82の、凸部71の角度θ3に対応する部分を成形する角度は、真空断熱材50の外箱側の溝部70の角度θ2と同じか、あるいはそれ以上で設定される。なお、本実施形態においては、角度θ3は90度で成形した(図6参照)。また、内箱側凸プレス82の厚み方向は、真空断熱材50の凸部71の厚み方向よりも大きいものを使用した。
なぜならば、溝部70と凸部71が成形されている部分の真空断熱材50の厚みL1(図6参照)が、溝部70と凸部71が成形されていない部分の真空断熱材50の厚みL2(図6参照)と同等となるようにするためである。
というのも、凸プレス81,82押圧時には、押圧部分にかかる応力ひずみの変形により、端部(エッジ)部分が丸みを帯びる(図6のB部と図9のC部を比較参照)。ゆえに、内箱側凸プレス82の厚み方向が、真空断熱材50の凸部71の厚み方向よりも小さい場合は、溝部70と凸部71を形成した際、真空断熱材50が圧縮されて厚みL1がL2よりも薄くなってしまい、箱体としての断熱性能が低下してしまう可能性があるのである。
また、外箱側凸プレス81の角度θ2は、内箱側凸プレス82の角度θ3と同じか、小さく(更に好ましくは60度以下で)、放熱パイプ51を固定する粘着テープ52の角度θ1よりも大きいものとなっている(θ1<θ2≦θ3)。
上記により得られた真空断熱材50を外箱21に貼りつけ、次に、冷蔵庫1に予め備えられた断熱材の注入孔(不図示)から、発泡系の硬質ウレタンフォーム62を充填する。図10は注入後に、真空断熱材50及び放熱パイプ51に発泡圧61がかかる様子を模式的に表した図である。
硬質ウレタンフォーム62の発泡圧61により、真空断熱材50には、外箱21と内箱22の間から、外箱21側へと圧力がかかる。そのため、図10に示すように、真空断熱材50と放熱パイプ51との間に隙間があった場合でも、発泡圧61により、押圧されて隙間を無くすことができる。
(作用・効果)
上記のような、第1実施形態の真空断熱材50に施した、溝部70及び凸部71の作用・効果について、改めて整理すると、以下のようになる。
溝部70の立ち上がり角度θ2を、放熱パイプ51を固定する粘着テープ52の立ち上がり角度θ1よりも大きくすることで、溝部70の幅サイズW1を小さくすることができるとともに、真空断熱材50を外箱21に貼りあわせる際、放熱パイプ51に乗り上げて、隙間が生じて断熱性能が低下するといった事態を減らすことができる。
溝部70と対向する位置に凸部71を設け、凸部71の角度θ3を、溝部70のなす角度θ2以上とし、適切な厚みを持たせることにより、溝部70の有無によらず、真空断熱材50の厚みを常に所定の(もしくは任意に決めた)厚みで維持させ、以って好適に所望の断熱性能を得ることができる。
溝部70と凸部71の、角度θ1、θ2、θ3に係る制約式をθ1<θ2≦θ3、幅L3,W1に関する制約式をL3≒W1とすることで、過剰包装となる部分の真空断熱材50の使用量を削減して材料費を節約し、以って冷蔵庫1の製造費の低コスト化を実現できる。
(第2実施形態)
図11は、第2実施形態に係る冷蔵庫の、溝部70の拡大模式図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図11に示すように、第2実施形態に係る冷蔵庫の溝部70は、第1実施形態と比較して、放熱パイプ51の形状が断面視円筒形ではなく、略卵形の扁平パイプとなっており、これにあわせて粘着テープ52や、溝部70の台形形状が、左右非対称形となっている点が相違する。それ以外の条件(凸部71の成形条件など)は、全て第1実施形態と共通である。
このように構成しても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、放熱パイプ51の形状は特にこれに限定するものではなく、楕円形状であってもよく、トラック形状であってもよい。また、断面視矩形状(例えば長方形など)のパイプであってもよく、形状は特に問わない。
また、放熱パイプ51の収容本数においても、複数本を束ね、一つの溝部70にまとめて収納する方法であってもよい。また、放熱パイプ51の材質においても、放熱性の高い、すなわち熱伝導率の高い材質で構成されたものであれば、特に問うものではない。
また、粘着テープ52の材質も特に問うものではない。粘着テープ52は幅寸法が溝部70の幅W1を決める際に重要となるが、放熱パイプ51を固定できる程度の粘着力と幅を有しているものであればよい。粘着テープ52の材質の違いによる粘着力の違いは、最終的には硬質ウレタンフォーム62の発泡圧61で真空断熱材50と放熱パイプ51との隙間を埋めてしまうため、特に問題とならない。
(第3実施形態)
図12は、第3実施形態に係る冷蔵庫の、溝部70の拡大模式図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図12に示すように、第3実施形態に係る冷蔵庫の溝部70は、第1実施形態と比較して、放熱パイプ51を固定する粘着テープ52のなす角度θ1と、溝部70のなす角度θ2が等しく成形されている。このため、粘着テープ52と、溝部70の1辺が接する構成となり、Z−Zの境界線を跨いで左右非対称となっている。それ以外の条件(凸部71の成形条件など)は、全て第1実施形態と共通である(なお、図12のZ−Zは、放熱パイプ51の中心を通って外箱21に対して垂直な線を表している)。
このように構成しても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、溝部70と粘着テープ52が接する辺の数は、2辺であってもよい。また、溝部70の上辺Mを、放熱パイプ51の周面形状に沿って加工成形できる場合は、3辺全てが粘着テープ52と接する構成であってもよい。溝部70と粘着テープ52とが接触する辺の数は、少なくとも1辺以上が接する構成となっていればよく、特に問わない。
上記した実施形態は本発明を分かりやすくするために詳細に説明したものであり、必ずしも、説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成の一部もしくは全てを加えることも可能である。
また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 冷蔵庫,冷温熱機器
2 冷蔵室,貯蔵庫
3a 貯氷室,貯蔵庫
3b 上段冷凍室,貯蔵庫
4 下段冷凍室,貯蔵庫
5 野菜室,貯蔵庫
6a 冷蔵室扉
6b 冷蔵室扉
7a 貯氷室扉
7b 上段冷凍室扉
8 下段冷凍室扉
9 野菜室扉
10 扉用ヒンジ
11 パッキン
12,14 断熱仕切壁
20 箱体
21 外箱,基材
22 内箱
25 注入孔
27 送風機
28 冷却器
30 圧縮機
31 凝縮機
33 発泡ポリスチレン
41 電気部品
42 カバー
50 真空断熱材
51 放熱パイプ,放熱用配管,配管
52 粘着テープ
61 発泡圧
62 硬質ウレタンフォーム
70 溝部
71 凸部
80 プレス機
81 外箱側凸プレス
82 内箱側凸プレス
100 芯材
101,102,105 樹脂フィルム
102,104 金属蒸着層
110 外被材
111 内包材
θ1,θ2,θ3 角度
L1,L2,L3 幅
W1,W2,W3,W4 幅
P1Q1R1S1,P2Q2R2S2 等脚台形
M 上辺

Claims (4)

  1. 熱媒を圧縮する圧縮機と、
    前記熱媒が通流する配管と、
    前記配管が固定される面部を有する基材と、
    前記基材に重ねるように配置されて貯蔵庫内を断熱する真空断熱材と、
    前記配管を前記基材の面部に固定する粘着テープとを備え、
    前記真空断熱材は、前記粘着テープにより前記面部に固定された前記配管を収容する溝部を有し、
    断面視して、前記面部に対する前記粘着テープがなす角度は、前記面部に対する前記溝部の側壁がなす角度以下となるようにされ、
    前記真空断熱材は前記溝部と対向する位置に突起状の凸部を備え、
    前記真空断熱材の前記凸部が設けられた面と前記凸部の突起のなす角度は、前記配管が固定される面部に対する前記溝部の側壁がなす角度以上となるように成形されている
    ことを特徴とする冷温熱機器。
  2. 前記凸部の断熱方向と直交する方向の幅の大きさは、前記溝部のうち断熱方向と直交する方向で前記冷温熱機器の外箱側の幅の大きさと同じである
    ことを特徴とする、請求項に記載の冷温熱機器。
  3. 前記溝部と前記粘着テープは、1又は複数個所において接触して構成される
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の冷温熱機器。
  4. 熱媒を圧縮する圧縮機と、
    前記熱媒が通流する配管と、
    前記配管が固定される面部を有する基材と、
    前記基材に重ねるように配置されて貯蔵庫内を断熱する真空断熱材と、を備える冷温熱機器に使用される前記真空断熱材であって、
    着テープにより前記基材の面部に固定された前記配管を収容する溝部を有し、
    前記基材に配置された際に、断面視して、前記面部に対する前記溝部の側壁がなす角度は、前記面部に対する前記粘着テープがなす角度以上となるようにされ、
    前記溝部と対向する位置に突起状の凸部を備え、
    前記凸部が設けられた面と前記凸部の突起のなす角度は、前記配管が固定される面部に対する前記溝部の側壁がなす角度以上となるように成形されている
    ことを特徴とする真空断熱材。
JP2013187082A 2013-09-10 2013-09-10 真空断熱材及びそれを用いた冷温熱機器 Expired - Fee Related JP6000922B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013187082A JP6000922B2 (ja) 2013-09-10 2013-09-10 真空断熱材及びそれを用いた冷温熱機器
CN201410377597.1A CN104421577A (zh) 2013-09-10 2014-08-01 真空绝热材料以及使用真空绝热材料的冷温热设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013187082A JP6000922B2 (ja) 2013-09-10 2013-09-10 真空断熱材及びそれを用いた冷温熱機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015055369A JP2015055369A (ja) 2015-03-23
JP6000922B2 true JP6000922B2 (ja) 2016-10-05

Family

ID=52819905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013187082A Expired - Fee Related JP6000922B2 (ja) 2013-09-10 2013-09-10 真空断熱材及びそれを用いた冷温熱機器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6000922B2 (ja)
CN (1) CN104421577A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7261459B2 (ja) * 2019-03-05 2023-04-20 アクア株式会社 冷蔵庫およびその製造方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1505359A4 (en) * 2002-04-22 2006-08-30 Matsushita Refrigeration FRIDGE
JP2007198622A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP4695663B2 (ja) * 2008-03-19 2011-06-08 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
JP5337681B2 (ja) * 2009-12-08 2013-11-06 株式会社東芝 冷蔵庫
JP5198504B2 (ja) * 2010-04-09 2013-05-15 シャープ株式会社 冷蔵庫用の真空断熱パネル及びそれを用いた冷蔵庫
CN103429978B (zh) * 2011-03-25 2016-08-31 夏普株式会社 冰箱
JP5331148B2 (ja) * 2011-03-25 2013-10-30 シャープ株式会社 冷蔵庫及びその製造方法
JP2013053722A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Hitachi Appliances Inc 真空断熱材及びこれを用いた断熱機器
JP2013019665A (ja) * 2012-09-18 2013-01-31 Sharp Corp 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
CN104421577A (zh) 2015-03-18
JP2015055369A (ja) 2015-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5689387B2 (ja) 冷蔵庫及びその製造方法
KR100980175B1 (ko) 냉장고
JP5492685B2 (ja) 真空断熱材及びそれを用いた冷蔵庫
JP2013002484A (ja) 真空断熱材及びそれを用いた冷蔵庫
JP2009024922A (ja) 冷蔵庫
JP5372877B2 (ja) 真空断熱材及びそれを用いた冷蔵庫
JP2013061131A (ja) 真空断熱材を備えた冷蔵庫
JP5455673B2 (ja) 真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫
JP2010276308A (ja) 真空断熱材を備えた冷蔵庫
JP4778996B2 (ja) 真空断熱材及びそれを用いた冷蔵庫
JP2011099566A (ja) 真空断熱パネル及び冷蔵庫
JP2016080281A (ja) 断熱箱体及び断熱扉
JP2011153721A (ja) 冷蔵庫
JP2009024921A (ja) 冷蔵庫
JP2013053722A (ja) 真空断熱材及びこれを用いた断熱機器
JP2013024440A (ja) 冷蔵庫
JP6000922B2 (ja) 真空断熱材及びそれを用いた冷温熱機器
JP2015055368A (ja) 真空断熱材及びそれを用いた冷蔵庫
JP2012026583A (ja) 冷蔵庫
JP2011149624A (ja) 冷蔵庫
JP5401422B2 (ja) 真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫
JP2013002580A (ja) 真空断熱材及びそれを用いた冷蔵庫
JP2013002485A (ja) 真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫
JP5982276B2 (ja) 真空断熱材及び真空断熱材を用いた冷蔵庫
JP2012026622A (ja) 真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160317

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6000922

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees