JPH0882474A - 真空断熱材 - Google Patents

真空断熱材

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Publication number
JPH0882474A
JPH0882474A JP6216925A JP21692594A JPH0882474A JP H0882474 A JPH0882474 A JP H0882474A JP 6216925 A JP6216925 A JP 6216925A JP 21692594 A JP21692594 A JP 21692594A JP H0882474 A JPH0882474 A JP H0882474A
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JP
Japan
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heat insulating
insulating material
vacuum
vacuum heat
outer bag
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Application number
JP6216925A
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English (en)
Inventor
Kanako Fujii
加奈子 藤井
Hideo Sanpei
秀雄 三瓶
Masato Tsutsumi
眞人 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0882474A publication Critical patent/JPH0882474A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部圧力の上昇が起こりにくく、断熱性能の
長期的維持が可能な真空断熱材を提供する。 【構成】 真空状態で断熱性を備えたコア材12と、ガ
スバリア性を有するシート材より形成され前記コア材1
2の全体を真空状態で包む外包袋18、20とよりなる
真空断熱材10であって、前記外包袋18、20は、前
記コア材12が収納される主気密空間を形成し、さら
に、前記外包袋18、20は、その少なくとも一部にお
いて、内外2層に形成され、両層間を追加的気密空間1
9にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍庫、冷蔵庫等に使
用する真空断熱材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫等の断熱箱体に配される断
熱材として、従来の硬質ポリウレタンフォームからなる
断熱材に代え、真空断熱材が使用され始めている。
【0003】真空断熱材は、通常、連続気孔率の高いプ
ラスチックフォームであるコア材や、や、通気性を有す
る袋にパーライト粉末等の粉末を充填してなるコア材
を、ガスバリア性を有する外包袋に収納し、これを矩形
板状に形成している。外包袋の内部はコア材も含めて真
空状態となっており、これにより断熱性が生じる。
【0004】例えば、図11に示すような真空断熱材2
00がある。この真空断熱材200の製造方法は、一定
形状に成形された連続気孔率の高いプラスチックフォー
ム201を、あらかじめ成形されたガスバリア性を有す
る樹脂製容器202内に収納し、その上からガスバリア
性を有する樹脂製シート203を被せ、容器202内を
真空排気した後、容器202と樹脂製シート203との
重合部204を熱融着等の手段により接合して、容器2
02内を真空状態に封止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図12には、真空断熱
材の内部圧力と熱伝導率との関係は実線(A)で、硬質
ポリウレタンフォームの熱伝導率は点線(B)で示して
いる。そして、図12からも明らかなように、一般に、
真空断熱材は、内部圧力が低い時(1Torr程度)には、
硬質ポリウレタンフォームに比べ優れた断熱性能を有す
る。しかし、外包袋202、203の表面からの気体の
透過、接合部204からの気体の浸入等によって内部圧
力が増加すると、熱伝導率が高くなる。即ち、外包袋内
部の真空度が低下すると、断熱性能が下がり、断熱材と
しての機能を維持できなくなるという問題がある。
【0006】このように、内部圧力がわずか数Torr上昇
しただけでも、断熱性能の著しい劣化を示すため、例え
ば、冷蔵庫等のように10数年間に及ぶ断熱性能が要求
される場合、長期信頼性の確保がきわめて困難であると
いう問題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、内
部圧力の上昇が起こりにくく、断熱性能の長期的維持が
可能な真空断熱材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の真空
断熱材は、真空状態で断熱性を備えたコア材と、ガスバ
リア性を有するシート材より形成され前記コア材を真空
状態で包む外包袋とよりなる真空断熱材であって、前記
外包袋は、前記コア材が収納される主気密空間を形成
し、さらに、前記外包袋は、その少なくとも一部におい
て、内外2層に形成され、両層間を追加的気密空間にし
たものである。
【0009】請求項2の真空断熱材は、真空状態で断熱
性を備えたコア材と、ガスバリア性を有するシート材よ
り形成され前記コア材を真空状態で包む外包袋とよりな
る真空断熱材であって、前記外包袋は、前記コア材が収
納される主気密空間の周縁外方において、その周縁の全
長または一部に沿って、前記主気密空間とは独立した従
気密空間を形成したものである。
【0010】請求項3の真空断熱材は、請求項2の真空
断熱材において、前記外包袋は、その少なくとも一部に
おいて、内外2層に形成され、両層間を追加的気密空間
にしたものである。
【0011】請求項4の真空断熱材は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の真空断熱材において、前記追加的
気密空間または前記従気密空間に、真空状態で断熱性を
備えた充填材を配したものである。
【0012】請求項5の真空断熱材は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の真空断熱材において、前記追加的
気密空間または前記従気密空間に、ガス吸着性を有する
ゲッター材を配したものである。
【0013】請求項6の真空断熱材は、請求項1〜5の
いずれか1項に記載の真空断熱材において、前記外包袋
の前記シート材が、フィルム状材料よりなるものであ
る。
【0014】請求項7の真空断熱材は、請求項1〜6の
いずれか1項に記載の真空断熱材において、前記外包袋
の少なくとも一部が、予め成形されたトレイよりなるも
のである。
【0015】請求項8の真空断熱材は、真空状態で断熱
性を備えたコア材と、ガスバリア性を有するシート材よ
り形成され前記コア材を真空状態で包む外包袋とよりな
る真空断熱材であって、前記シート材の内側にガス吸着
層を設けたものである。
【0016】
【作用】請求項1の真空断熱材では、外包袋の少なくと
も一部が内外2層に形成され、両層間が追加的気密空間
となされているので、この2層の個所においては、外包
袋表面から内部の主気密空間に透過しようとする気体
は、2層のシート材とその間の追加的気密空間とを通っ
て透過しなければならない。したがって、外包袋表面か
ら内部への気体の透過が少なくなる。
【0017】請求項2の真空断熱材では、外包袋におい
て、コア材を収納する主気密空間が形成され、この主気
密空間の周縁外方には、少なくともその周縁の一部に沿
って、主気密空間とは独立した従気密空間が形成されて
いるので、この従気密空間が形成された個所において
は、外包袋の周縁から侵入しようとする気体は、この従
気密空間を通過しなければならない。したがって、外包
袋周縁から内部への気体の侵入が少なくなる。
【0018】請求項3の真空断熱材では、上記の追加的
気密空間と従気密空間とが形成されているので、外包袋
表面から内部への気体の透過が少なくなる。
【0019】請求項4の真空断熱材では、請求項1、3
の追加的気密空間または請求項2の従気密空間に、真空
状態で断熱性を有する充填材が配されているので、その
追加的気密空間または従気密空間の体積を大きくするこ
とができる。したがって、追加的気密空間または従気密
空間の圧力上昇が小さく、その個所からの主気密空間へ
の気体の侵入をより低減することができる。
【0020】請求項5の真空断熱材では、請求項1、3
の追加的気密空間または請求項2の従気密空間に、ガス
吸着性を有するゲッター材が配されているので、その個
所においては、外部から侵入してきた気体がそのゲッタ
ー材に吸着される。よって、主気密空間への気体の侵入
をより低減することができる。
【0021】請求項6の真空断熱材では、フィルム状材
料よりなるシート材を用いて外包袋を形成するので、コ
ストが低い。
【0022】請求項7の真空断熱材では、外包袋の少く
とも一部が、予め成形されたトレイよりなるため、追加
的気密空間または従気密空間の体積を大きくしやすく、
また、製造も容易である。
【0023】請求項8の真空断熱材では、シート材の内
側にガス吸着層が設けられているので、外包袋の外部よ
りシート材を透過してきた気体は、ガス吸着層により吸
着される。これにより、外包袋内部への気体の侵入が少
なくなる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0025】まず、図1、2を参照して、本発明の第1
の実施例に係る真空断熱材10について説明する。この
真空断熱材10は、矩形板状の形状を有し、冷蔵庫等の
断熱箱体の内箱と外箱との間に複数枚装着されるもので
ある。
【0026】符号12は、パーライト粉末又はシリカ微
粉末等の無機微粉末14を、紙又は不織布等の通気性を
有する袋16に充填し、所定の形状に予備成形したコア
材である。
【0027】符号18は、コア材12を収納する第1外
包袋である。この第1外包袋18は、ガスバリア性を有
する2枚の矩形のフィルム状材料からなり、その重ね合
せた全周縁が熱融着により接合されており、その内部が
真空状態に密封されて、主気密空間が形成されている。
【0028】符号20は、第1外包袋18を収納する第
2外包袋である。この第2外包袋20も、第1外包袋と
同様に、ガスバリア性を有する2枚の矩形のフィルム状
材料からなり、その重ね合せた全周縁が熱融着により接
合されており、その内部が真空状態に密封されている。
【0029】第1外包袋18の1辺18aは、第2外包
袋20の1辺20aとともに接合21されており、更
に、第2外包袋20は、その接合部21の外方にて1辺
20aが接合22されている。即ち、接合部21では、
第1外包袋18の2枚のフィルム材料と第2外包袋20
の2枚のフィルム材料との4枚のフィルム材料が接合さ
れており、接合部22では、第2外包袋20の2枚のフ
ィルム材料のみが接合されている。これにより、第1外
包袋18と第2外包袋20の間には、真空状態の追加的
気密空間19が形成されている。
【0030】各外包袋18、20を構成するフィルム材
料は、ヒートシール層と、金属蒸着または金属箔等の通
気性を有しない金属層と、基材プラスチックフィルム層
とよりなる3層構造の多層フィルムで形成されており、
空気または水蒸気に対するバリアー性能を有する。そし
て、ヒートシール層が各外包袋18、20の内側に配さ
れている。
【0031】この真空断熱材10を製造する方法につい
て説明する。
【0032】通気性袋16内に粉末14を充填して矩
形板状に予備成形してコア材12を製造する。
【0033】矩形の多層フィルムを2枚重ねて、その
重合した3辺を予めヒートシールすることによって、袋
状の第1外包袋18を形成する。また、同様にして、第
1外包袋18よりも若干大きい第2外包袋20を形成す
る。
【0034】第1外包袋18の開口した1辺18aよ
りコア材12を挿入し、更に、それを、第2外包袋20
の開口した1辺20aより挿入する。このとき、両開口
部18a、20aが同じ方向に開口するように位置させ
る。
【0035】これを不図示の真空引き装置の中に入
れ、両外包袋18、20内の空気を真空排気し、1Torr
以下まで減圧する。
【0036】この状態にて、ヒートシール機24によ
り、一度に両開口部18a、20aを封止する。これに
より、真空断熱材10が製造される。
【0037】このヒートシール機24は、上方の押え部
24aと、それに対応する下方の受け部24bとよりな
り、両者24a、24bは一度に2カ所21、22をヒ
ートシールできるように断面が二股で、各開口辺18
a、20aに対応する所定の長さを有する。
【0038】この真空断熱材10は、コア材12が外包
袋18、20に2重に収納されているので、断熱性能に
影響する第1外包袋18の内部圧力が上昇しにくい。即
ち、コア材12を収納する第1外包袋18が、第2外包
袋20によって封止された真空空間19内に配されてい
るので、第1外包袋の内部圧力が上昇しにくく、断熱材
10の断熱性能は悪化しにくい。したがって、断熱性の
維持に優れる。
【0039】次に、図3、4を参照して第2の実施例に
係る真空断熱材30について説明する。
【0040】この真空断熱材30は、コア材12と、そ
のコア材12を収納するガスバリア性を有する外包袋3
2とよりなる。コア材12は、第1の実施例におけるコ
ア材12と同じものである。
【0041】外包袋32は、第1の実施例における第1
外包袋18とほぼ同様の構成を有する。ただし、この外
包袋32は、図3と図4(a)に示すように、それを形
成する2枚のフィルム材料の重合部が、コア材12の外
周を2重に取囲むようにヒートシールされている。
【0042】即ち、この外包袋32は、コア材12を収
納する矩形の主気密空間34を形成するように外包袋3
2を接合した第1接合部36と、その第1接合部36を
取囲み、外包袋32の周縁を接合した第2接合部38
と、この2つの接合部36、38によって仕切られた環
状の従気密空間39とを有する。
【0043】この真空断熱材30を製造する際には、矩
形の多層フィルムを2枚重ねて、その重合した3辺を2
重にヒートシールする。これによって、1辺32aで開
口する袋状の外包袋32を形成する。
【0044】外包袋32の開口した1辺32aよりコア
材12を挿入する。次いで、これを不図示の真空引き装
置の中に入れ、外包袋32内の空気を真空排気し、1To
rr以下まで減圧する。更に、この状態にて、ヒートシー
ル機24により、一度に開口部32aを2重にヒートシ
ールする。これにより、真空断熱材10が製造される。
【0045】なお、図4(b)に示すように、真空排気
後に開口辺32aを2重にヒートシールする際、その2
本の接合部36a、38aの長さを同一にして、環状の
空間部39を直線状の空間部39aとコ字状の空間部3
9bとに区切ってもよい。
【0046】この真空断熱材30であれば、コア材12
を収納する空間部34が、第1接合部36と、その第1
接合部36を取囲む第2接合部38とによって2重に封
止されており、更に、この両接合部36、38の間に
は、真空状態の環状空間部39が形成されている。その
ため、第2接合部38から気体が侵入しても、その空間
部39によって第1接合部36周辺の内圧上昇が小さ
く、この第1空間部36内への気体の侵入が低減する。
即ち、外包袋32の内部圧力上昇の原因となりやすい接
合部からの気体の侵入を低減することができる。
【0047】次に、第3の実施例に係る真空断熱材40
を図5を参照して説明する。
【0048】この真空断熱材40は、第1の実施例に係
る真空断熱材10において、第1外包袋18と第2外包
袋20との間の追加的気密空間19に、通気性を有する
小袋にシリカ微粉末を充填してなる断熱充填材44が収
納されている。
【0049】この断熱充填材44は、第1外包袋18の
1辺と略同等の長さを有する棒状に形成されており、接
合部21が形成されている第1外包袋の1辺18aの対
辺18bの外側に1個配されている。
【0050】この真空断熱材40の製造時においては、
コア材12を収納した第1外包袋18を第2外包袋20
に収納する前に、第2外包袋20の開口辺20aから断
熱充填材44を挿入して開口辺20aの対辺20b側に
位置させる。そして、コア材12を収納した第1外包袋
18を第2外包袋20に挿入する。
【0051】その後、第1の実施例と同様に、真空排気
し、開口部をヒートシールして真空断熱材40を製造す
る。
【0052】なお、断熱充填材44は、上述したものの
他、連続気孔率の高いプラスチックフォームをあらかじ
め所定の形状に成形したものでもよい。
【0053】この真空断熱材40であれば、第2外包袋
20を通って外部の気体が侵入したとしても、断熱充填
材44が配されている空間19の体積が大きいので、そ
の空間19の内部圧力上昇が小さい。即ち、断熱充填材
44の占める体積分に応じて、第1外包袋18と第2外
包袋20との間の真空な空間が大きいので、それだけ第
2外包袋20内に侵入してくる気体による内部圧力の上
昇を抑えることができる。したがって、第1外包袋18
内への気体の侵入を低減することができ、よって、真空
度維持性、即ち、断熱性維持に優れる。
【0054】しかも、ただ単に体積が大きくなるだけで
なく、断熱充填材44によりその体積増加分も断熱性を
有している。
【0055】次に、第4の実施例に係る真空断熱材50
を図6を参照して説明する。
【0056】この真空断熱材50は、第3の実施例に係
る真空断熱材40において、第1外包袋18と第2外包
袋20との間の空間19のほぼ全体に、断熱充填材44
が充填されたものである。
【0057】この断熱充填材44は、連続気孔率の高い
プラスチックフォームからなり、あらかじめ中空部44
aを有するように形成されており、この中空部44aに
第1外包袋18が収納されている。これにより、断熱充
填材44は、第1外包袋18の全面を取囲んでいる。
【0058】そのため、この真空断熱材50では、第
1、第3の実施例の真空断熱材10、40のように、第
1外包袋18と第2外包袋20とが一体に接合された接
合部21を有せず、両外包袋18、20は、別々にヒー
トシールされている。
【0059】この真空断熱材50であれば、真空空間1
9の体積を更に大きくすることができるので、より真空
度維持性に優れる。
【0060】次に、第5の実施例に係る真空断熱材60
を図7を参照して説明する。
【0061】この真空断熱材60は、大小2つのガスバ
リア性を有するトレイ状の容器62、64と、ガスバリ
ア性を有する蓋体66と、上述したコア材12、断熱充
填材44とよりなる。
【0062】この容器62、64は矩形で上方に開口し
ており、その開口する上端には外方かつ水平に突出する
ヒートシール部68、70が周設されている。また、こ
の容器62、64は、上記した外包袋18等を構成する
多層フィルムと同一の組成を有するものからなるが、型
押し等によりあらかじめ所定形状に成形することができ
るように、適宜の厚みを有する。なお、蓋体66は、上
記の多層フィルムと同じものである。
【0063】コア材12が小容器64の凹部に配されて
おり、その小容器64が大容器62の凹部に配されてい
る。そして、その凹部に配された状態で両容器62、6
4のヒートシール部68、70の高さが一致している。
【0064】蓋体66は、両容器62、64の上面を覆
い、ヒートシール部68、70にて接合されている。そ
して、これにより、両容器62、64は、真空状態に密
封されている。
【0065】断熱充填材44は、両容器62、64の
間、即ち、大容器62の内側、かつ、小容器64の外側
で、小容器64を取囲む追加的気密空間72に配されて
いる。
【0066】この真空断熱材60を製造するに際して
は、小容器64にコア材12を配し、その後、大容器6
2に断熱充填材44と小容器64とを収納し、蓋体66
を被せる。そして、第1の実施例と同様に、真空排気し
て、ヒートシール機により、ヒートシール部68、70
を接合する。
【0067】この真空断熱材60であると、コア材12
が収納された小容器64が、大容器62に覆われてお
り、その両者の間に真空空間72があるので、大容器6
2と蓋体66との接合部68から気体が侵入しても、直
ちに小容器64と蓋体66との接合部70を通って小容
器64内に気体が侵入することがなく、真空度維持性に
優れる。
【0068】なお、この真空断熱材60のように、トレ
イ状の容器62、64を使用する場合には、コア材12
は、必ずしも通気性袋16に微粉末14を充填する構成
にしなくてもよく、微粉末14をそのまま小容器64内
に充填してもよい。また、断熱充填材44についても、
微粉末14をそのまま大容器62内に充填することがで
きる。
【0069】更に、このようなトレイ状の容器62、6
4であれば、上記の真空空間72を容易に大きく形成す
ることができるので、気体の侵入による内部圧力の上昇
を効果的に低減することができる。
【0070】上記した第3、第4、第5の実施例の真空
断熱材40、50、60において、断熱充填材44の代
りに、ゼオライト又は、活性炭等のガス吸着性を有する
ゲッター材を通気性袋に充填したゲッター充填材を使用
することができる。
【0071】この場合、第2外包袋20や大容器62の
表面および接合部から侵入してきた気体が、ゲッター充
填材により吸着されるので、両外包袋18、20又は、
両容器62、64との間の空間19又は72の内圧上昇
を低減することができ、したがって、真空断熱材の断熱
維持性が高い。
【0072】なお、このゲッター充填材は、ゼオライト
もしくは活性炭のみから構成してもよいが、例えば、上
記のシリカ微粉末等を混入させてもよい。
【0073】次に、第6の実施例に係る真空断熱材80
を図8を参照して説明する。
【0074】この真空断熱材80は、ガスバリア性を有
するトレイ状の容器82と、ガスバリア性を有する蓋体
84と、容器82と蓋体84との間に配される通気性の
棒状体86と、上述したコア材12とよりなる。
【0075】この容器82と蓋体84とは、第5の実施
例の容器62と蓋体66と同一の構成を有する。ただ
し、本実施例の容器82は、その開口する上端に周設さ
れたヒートシール部88に溝89が周設されている。こ
の溝89により、ヒートシール部88は、溝89の内側
88aと、外側88bとに隔成されている。
【0076】この溝89内には、環状に形成された通気
性の棒状体86が嵌入されている。この棒状体86には
ゲッター材が充填されており、上記のゲッター充填材と
同様に作用する。
【0077】そして、容器82の凹部には、コア材12
が装着されており、これらを覆うように、蓋体84が2
つのヒートシール部88a、88bにてヒートシールさ
れている。これにより、コア材12が配された容器82
内と、通気性棒状体86が配された溝89内が真空状態
になっている。ここで、容器82内が主気密空間、溝8
9が従気密空間である。
【0078】なお、この真空断熱材80を製造する際に
おいて、ヒートシール機24は、環状のヒートシール部
88に対応した環状の形状を有し、2カ所のヒートシー
ル部88a、88bを同時にヒートシールすることがで
きるように、断面二股に形成されている。
【0079】この真空断熱材80であれば、気体が侵入
しやすい接合部88内に、ゲッター材86が配されてい
るので、外側の接合部88bから気体が侵入してもその
内側のゲッター材86が気体を吸着する。よって、さら
にその内側の接合部88aを通って容器82内に気体が
侵入することがなく、したがって、真空度維持性に優れ
る。
【0080】次に、第7の実施例に係る真空断熱材90
を図9を参照して説明する。
【0081】符号92は、ヒートシール層を有するガス
バリアフィルム中に、ゲッター材を通気性袋に充填した
ゲッター材シート98を埋め込んだ矩形の外袋シートで
ある。この外袋シート92は、PET等のベースフィル
ムにアルミニウム箔を接合したガスバリア性を有するラ
ミネートフィルム94と、ポリプロピレン等のヒートシ
ールフィルム96と、両者の間に挾み込まれたゲッター
材シート98とよりなる。
【0082】真空断熱材90の外包袋93は、2枚の外
袋シート92からなり、これらを重ね合せた全周縁が熱
融着により接合されており、その内部にコア材12が収
納されて真空状態に密封されている。
【0083】この真空断熱材90の製造に際しては、2
枚の外袋シート92を、ヒートシール層96がともに内
側になるように重ね合せ、3辺をヒートシールして、1
辺93aで開口する外包袋93をつくる。そして、この
外包袋93にコア材12を収納した後、真空排気し、更
に、開口辺93aをヒートシールする。これにより、ガ
スバリア層94の内側にガス吸着層98が配される。
【0084】なお、外袋シート92のゲッター材シート
98は、この真空排気時にヒートシール層96を通して
排気される。
【0085】ここで、外袋シート92は、図10に示す
装置により製造する。
【0086】一方よりラミネートフィルム94を巻きロ
ール100から引き出し、所定の長さでカッター106
aを用いて切断する。
【0087】他方よりヒートシールフィルム96を巻き
ロール102から引き出し、カッター106bで切断す
る。
【0088】上記のラミネートフィルム94とヒートシ
ールフィルム96との間にて、ゲッター材シート98を
巻きロール104から引き出し、カッター106cで切
断する。なお、このゲッター材シート98は、ゲッター
材をポリプロピレン不織布からなるシート状の袋に詰め
た複合シートである。
【0089】そして、この3枚のシート94、96、9
8を、圧着ロール108及び接着剤で圧着して接合す
る。これにより、外袋シート92を製造することができ
る。
【0090】この真空断熱材90であると、外包袋93
の表面から内部に侵入しようとする気体を外袋シート9
2内のゲッター材が吸着するので、コア材12が配され
ている外包袋93の内部まで気体が侵入するのを低減す
ることができる。したがって、真空度維持性に優れる。
【0091】以上説明した本発明の真空断熱材におい
て、多層フィルムは、上述した3層構造のものでなくて
も、例えば、フィルムの片面に金属箔を形成して通気性
を有しないように構成した2層構造のフィルムでもよ
い。ここで、金属層としては、アルミニウム蒸着層やス
テンレス箔等が一般的であるが、ガスバリア性を効果的
に発揮させる物質であって、できるだけ薄いものであれ
ばよい。
【0092】また、断熱性を有する粉末14の代りに、
連続気孔率の高いプラスチックフォームを使用してもよ
い。このようなプラスチックフォームであれば、適宜の
金型を使用して外包袋又は容器に収容可能な形状に成形
することができるので、通気性袋16に収納せずにその
まま外包袋もしくは容器に収納することができる。
【0093】
【発明の効果】請求項1〜8に記載の真空断熱材は、い
ずれも、外包体の内部への気体の侵入を少なくすること
ができるので、真空度維持性に優れる。従って、断熱性
の経時的劣化が少なく、即ち、断熱性能の長期的維持が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる真空断熱材10
の製造時の一工程における縦断面図である。
【図2】前図の真空断熱材10の製造時の次工程におけ
る状態を示し、(a)は縦断面図、(b)は一部欠載し
た平面図である。
【図3】第2の実施例の真空断熱材30を示す、図2
(a)と同様の縦断面図である。
【図4】(a)は、前図の真空断熱材30の平面図であ
り、(b)は、この真空断熱材においてヒートシールの
態様を変更したものの平面図である。
【図5】第3の実施例の真空断熱材40であって、
(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。
【図6】第4の実施例の真空断熱材50であって、
(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。
【図7】第5の実施例の真空断熱材60の縦断面図であ
る。
【図8】第6の実施例の真空断熱材80であって、
(a)は、それを分解したところを示す欠載斜視図であ
り、(b)は、縦断面図である。
【図9】(a)は、第7の実施例における外袋シート9
2の縦断面図であり、(b)は、その真空断熱材90の
縦断面図である。
【図10】前図の外袋シート92の製造工程の縦断面図
である。
【図11】従来の真空断熱材200の縦断面図であっ
て、(a)は縦断面図、(b)はそれを分解したところ
を示す斜視図である。
【図12】真空断熱材における内部圧力と熱伝導率との
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10……第1の実施例の真空断熱材 12……コア材 18……第1外包袋 19、72……追加的気密空間 20……第2外包袋 30……第2の実施例の真空断熱材 32……外包袋 34……コア材を収納する空間部 36……第1接合部 38……第2接合部 39、89……従気密空間 40……第3の実施例の真空断熱材 44……断熱充填材 50……第4の実施例の真空断熱材 60……第5の実施例の真空断熱材 62……大容器 64……小容器 66、84……蓋体 80……第6の実施例の真空断熱材 82……容器 88a、88b……ヒートシール部 90……第7の実施例に係る真空断熱材 94……ガスバリア性を有するラミネートフィルム 98……ゲッター材シート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空状態で断熱性を備えたコア材と、ガス
    バリア性を有するシート材より形成され前記コア材を真
    空状態で包む外包袋とよりなる真空断熱材であって、 前記外包袋は、前記コア材が収納される主気密空間を形
    成し、 さらに、前記外包袋は、その少なくとも一部において、
    内外2層に形成され、両層間を追加的気密空間にしたこ
    とを特徴とする真空断熱材。
  2. 【請求項2】真空状態で断熱性を備えたコア材と、ガス
    バリア性を有するシート材より形成され前記コア材を真
    空状態で包む外包袋とよりなる真空断熱材であって、 前記外包袋は、前記コア材が収納される主気密空間の周
    縁外方において、その周縁の全長または一部に沿って、
    前記主気密空間とは独立した従気密空間を形成したこと
    を特徴とする真空断熱材。
  3. 【請求項3】前記外包袋は、その少なくとも一部におい
    て、内外2層に形成され、両層間を追加的気密空間にし
    たことを特徴とする請求項2に記載の真空断熱材。
  4. 【請求項4】前記追加的気密空間または前記従気密空間
    に、真空状態で断熱性を備えた充填材を配したことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の真空断熱
    材。
  5. 【請求項5】前記追加的気密空間または前記従気密空間
    に、ガス吸着性を有するゲッター材を配したことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の真空断熱
    材。
  6. 【請求項6】前記外包袋の前記シート材が、フィルム状
    材料よりなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の真空断熱材。
  7. 【請求項7】前記外包袋の少なくとも一部が、予め成形
    されたトレイよりなることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか1項に記載の真空断熱材。
  8. 【請求項8】真空状態で断熱性を備えたコア材と、ガス
    バリア性を有するシート材より形成され前記コア材を真
    空状態で包む外包袋とよりなる真空断熱材であって、 前記シート材の内側にガス吸着層を設けたことを特徴と
    する真空断熱材。
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