JPH07103389A - 断熱材 - Google Patents
断熱材Info
- Publication number
- JPH07103389A JPH07103389A JP5248347A JP24834793A JPH07103389A JP H07103389 A JPH07103389 A JP H07103389A JP 5248347 A JP5248347 A JP 5248347A JP 24834793 A JP24834793 A JP 24834793A JP H07103389 A JPH07103389 A JP H07103389A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- insulating material
- heat insulating
- vacuum
- zeolite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Thermal Insulation (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 真空断熱材には骨材として粉末シリカの他に
炭酸ガスや水分を吸着するゲッター材が使用されてい
る。そのために真空排気に時間がかかり、一時的に断熱
性能が低下することがある。真空排気の際の作業性の向
上及び真空断熱材内へ炭酸ガスや水分等の侵入を防ぐ手
段を提供することを目的とする。 【構成】 ＰＥＴフィルム１とＰＥフィルム２との間に
アルミ箔３を挟んでラミネートして多層フィルムを形成
している。この多層フィルムを袋状にして、その内部に
粉末シリカ４を充填し真空排気後、開口部をシール５し
て真空断熱材を形成している。この真空断熱材を構成す
るＰＥＴフィルム１とＰＥフィルム２にゲッター材とし
てゼオライト、或いはゼオライトと活性炭を混練したフ
ィルムを形成する。ゲッター材を混練して形成したフィ
ルム１ａ，２ａにアルミ箔３を挟んでラミネートした袋
状の容器で真空断熱材を構成する。
炭酸ガスや水分を吸着するゲッター材が使用されてい
る。そのために真空排気に時間がかかり、一時的に断熱
性能が低下することがある。真空排気の際の作業性の向
上及び真空断熱材内へ炭酸ガスや水分等の侵入を防ぐ手
段を提供することを目的とする。 【構成】 ＰＥＴフィルム１とＰＥフィルム２との間に
アルミ箔３を挟んでラミネートして多層フィルムを形成
している。この多層フィルムを袋状にして、その内部に
粉末シリカ４を充填し真空排気後、開口部をシール５し
て真空断熱材を形成している。この真空断熱材を構成す
るＰＥＴフィルム１とＰＥフィルム２にゲッター材とし
てゼオライト、或いはゼオライトと活性炭を混練したフ
ィルムを形成する。ゲッター材を混練して形成したフィ
ルム１ａ，２ａにアルミ箔３を挟んでラミネートした袋
状の容器で真空断熱材を構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は断熱材に係り、さらに詳
しくは粉末シリカ等を充填した真空断熱パックを形成す
るＰＥＴとＰＥフィルム素材に関するものである。
しくは粉末シリカ等を充填した真空断熱パックを形成す
るＰＥＴとＰＥフィルム素材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電気冷蔵庫の筐体や扉に使用されていた
環境に有害とされるフロンを発泡剤とした硬質ウレタン
フォームの代わりに種々の代替発泡材を使用した硬質ウ
レタンフォームが使用されているが、断熱性能が良く安
価な断熱材として真空断熱材を内包した硬質ウレタンフ
ォームの発泡による新しい断熱材が使用されるようにな
っている。従来の真空断熱材の構成を図２に示す。高バ
リヤ性のＰＥＴフィルム１、アルミ箔及びヒートシール
性に優れたＰＥフィルム２からなるをラミネートした多
層フィルムの周囲をヒートシールして袋状にし、その内
部に骨材として粉末のシリカ等４を充填し、内部を０.1
Ｔｏｒｒ以下に真空排気後、開口部をヒートシールして
真空断熱材５を形成している。このとき、断熱材内部に
侵入した炭酸ガス、酸素及び水分を吸着させるため、粉
末或いはペレット状のゲッター材も同時に混入してい
る。この真空断熱材には骨材の粉末シリカの他にゲッタ
ー材を使用するので、真空排気の際真空度を上げるのに
時間がかかり生産性が上がらない。また、断熱材内部に
ガスが侵入してからガスを吸着することになるので、吸
着完了するまで一時的に断熱性能が低下することにな
る。
環境に有害とされるフロンを発泡剤とした硬質ウレタン
フォームの代わりに種々の代替発泡材を使用した硬質ウ
レタンフォームが使用されているが、断熱性能が良く安
価な断熱材として真空断熱材を内包した硬質ウレタンフ
ォームの発泡による新しい断熱材が使用されるようにな
っている。従来の真空断熱材の構成を図２に示す。高バ
リヤ性のＰＥＴフィルム１、アルミ箔及びヒートシール
性に優れたＰＥフィルム２からなるをラミネートした多
層フィルムの周囲をヒートシールして袋状にし、その内
部に骨材として粉末のシリカ等４を充填し、内部を０.1
Ｔｏｒｒ以下に真空排気後、開口部をヒートシールして
真空断熱材５を形成している。このとき、断熱材内部に
侵入した炭酸ガス、酸素及び水分を吸着させるため、粉
末或いはペレット状のゲッター材も同時に混入してい
る。この真空断熱材には骨材の粉末シリカの他にゲッタ
ー材を使用するので、真空排気の際真空度を上げるのに
時間がかかり生産性が上がらない。また、断熱材内部に
ガスが侵入してからガスを吸着することになるので、吸
着完了するまで一時的に断熱性能が低下することにな
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するために、真空排気の際の生産性を向上し、真
空断熱材内へのガスが侵入による断熱性能の低下を防ぐ
手段を提供することを目的とする。
を解決するために、真空排気の際の生産性を向上し、真
空断熱材内へのガスが侵入による断熱性能の低下を防ぐ
手段を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、ＰＥＴフィル
ム、アルミ箔及びＰＥフィルムをラミネートした多層フ
ィルムの周囲をヒートシールして袋状にし、その内部に
骨材として粉末のシリカ等を充填し内部を真空排気後、
開口部をヒートシールした真空断熱材において、前記Ｐ
ＥＴフィルムとＰＥフィルムにゲッター材を混練したこ
とを特徴とする。さらに、上記ＰＥＴフィルムとＰＥフ
ィルムに混練するゲッター材としてゼオライト或いはゼ
オライトと活性炭を用いたことを特徴とする。
ム、アルミ箔及びＰＥフィルムをラミネートした多層フ
ィルムの周囲をヒートシールして袋状にし、その内部に
骨材として粉末のシリカ等を充填し内部を真空排気後、
開口部をヒートシールした真空断熱材において、前記Ｐ
ＥＴフィルムとＰＥフィルムにゲッター材を混練したこ
とを特徴とする。さらに、上記ＰＥＴフィルムとＰＥフ
ィルムに混練するゲッター材としてゼオライト或いはゼ
オライトと活性炭を用いたことを特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明による真空断熱材の外郭を構成するＰＥ
Ｔ及びＰＥフィルムにゼオライト又はゼオライトと活性
炭からなるゲッター材を混練し、フィルム内に閉込める
ことによって、ヒートシールした袋状の容器内に充填す
るゲッター材を減らして真空排気を行い易くし、多層フ
ィルム外からの水分、炭酸ガス等をフィルム内部に侵入
する前に吸着させることができる。
Ｔ及びＰＥフィルムにゼオライト又はゼオライトと活性
炭からなるゲッター材を混練し、フィルム内に閉込める
ことによって、ヒートシールした袋状の容器内に充填す
るゲッター材を減らして真空排気を行い易くし、多層フ
ィルム外からの水分、炭酸ガス等をフィルム内部に侵入
する前に吸着させることができる。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例について説明する。図１に
示すように、高ガスバリヤ性のＰＥＴフィルム１、アル
ミ箔及びヒートシール性に優れたＰＥフィルム２をラミ
ネートした多層フィルムの周囲をヒートシールして袋状
にし、その内部に粉末のシリカ等４を充填し内部を真空
排気した後、開口部をヒートシールして真空断熱材５を
形成している。このＰＥＴフィルムとＰＥフィルムにゲ
ッター材としてゼオライトを混練して、フィルム内にゲ
ッター材を閉じ込める。或いは、ＰＥＴフィルムとＰＥ
フィルムにゲッター材としてゼオライトと活性炭を混練
する。
示すように、高ガスバリヤ性のＰＥＴフィルム１、アル
ミ箔及びヒートシール性に優れたＰＥフィルム２をラミ
ネートした多層フィルムの周囲をヒートシールして袋状
にし、その内部に粉末のシリカ等４を充填し内部を真空
排気した後、開口部をヒートシールして真空断熱材５を
形成している。このＰＥＴフィルムとＰＥフィルムにゲ
ッター材としてゼオライトを混練して、フィルム内にゲ
ッター材を閉じ込める。或いは、ＰＥＴフィルムとＰＥ
フィルムにゲッター材としてゼオライトと活性炭を混練
する。
【０００７】
【発明の効果】本発明による真空断熱材の外郭を構成す
るＰＥＴ及びＰＥフィルムにゼオライト又はゼオライト
と活性炭からなるゲッター材を混入し、フィルム内に閉
込めることによって、フィルム外からの水分、炭酸ガス
等をフィルム内部に侵入する前に吸着することができ
る。従って、真空断熱材に封入する骨材として粉末のシ
リカ以外の充填材の種類と量が減るので、真空にするた
めの生産性があがり、さらに、侵入ガス等の吸着がなく
なり断熱性の低下を防ぐことができる。
るＰＥＴ及びＰＥフィルムにゼオライト又はゼオライト
と活性炭からなるゲッター材を混入し、フィルム内に閉
込めることによって、フィルム外からの水分、炭酸ガス
等をフィルム内部に侵入する前に吸着することができ
る。従って、真空断熱材に封入する骨材として粉末のシ
リカ以外の充填材の種類と量が減るので、真空にするた
めの生産性があがり、さらに、侵入ガス等の吸着がなく
なり断熱性の低下を防ぐことができる。
【図１】（Ａ）は本実施例による、ゲッター材を混練し
たフィルムを使用した真空断熱材の概略を示す断面図、
（Ｂ）は拡大図面である。
たフィルムを使用した真空断熱材の概略を示す断面図、
（Ｂ）は拡大図面である。
【図２】（Ａ）は従来のフィルムを使用した真空断熱材
の概略を示す断面図、（Ｂ）は拡大図面である。
の概略を示す断面図、（Ｂ）は拡大図面である。
１ ゲッター材を混練したＰＥＴフィルム 1a ＰＥＴフィルム ２ ゲッター材を混練したＰＥシート 2a ＰＥシート ３ アルミ箔 ４ 充填材
Claims (3)
- 【請求項１】 ＰＥＴ(Polyeihlen terephalate)フィル
ム、アルミ箔及びＰＥ(Polyethlen)フィルムをラミネー
トした多層フィルムの周囲をヒートシールして袋状に
し、その内部に骨材として粉末のシリカ等を充填し内部
を真空排気後、開口部をヒートシールした真空断熱材に
おいて、前記ＰＥＴフィルムとＰＥフィルムにゲッター
材を混練したことを特徴とする断熱材。 - 【請求項２】 上記ＰＥＴフィルムとＰＥフィルムに混
練するゲッター材としてゼオライトを用いたことを特徴
とする請求項１記載の断熱材。 - 【請求項３】 上記ＰＥＴフィルムとＰＥフィルムに混
練するゲッター材としてゼオライトと活性炭を用いたこ
とを特徴とする請求項１記載の断熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5248347A JPH07103389A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 断熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5248347A JPH07103389A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 断熱材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07103389A true JPH07103389A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17176745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5248347A Pending JPH07103389A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 断熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07103389A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10122477A (ja) * | 1996-10-18 | 1998-05-15 | Matsushita Refrig Co Ltd | 真空断熱体 |
| KR20030072717A (ko) * | 2002-03-06 | 2003-09-19 | 삼성전자주식회사 | 진공단열재 판넬 및 그의 제조방법 |
| JP2006336722A (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-14 | Hitachi Appliances Inc | 真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫 |
| JP2007016929A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 断熱体 |
| JP2008514312A (ja) * | 2004-10-01 | 2008-05-08 | エンクールズ−エマージェンシー メディカル クーリング システムズ アクチェンゲゼルシャフト | 患者を冷却するためのカバーおよびこの種のカバーを有する冷却装置 |
| WO2010029977A1 (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-18 | 東洋製罐株式会社 | 真空断熱体 |
| WO2012032786A1 (ja) | 2010-09-09 | 2012-03-15 | パナソニック株式会社 | シート状気体吸着剤およびこれを用いた断熱体 |
| US8942402B2 (en) | 2011-04-12 | 2015-01-27 | Panasonic Corporation | Acoustic speaker device |
| JPWO2018012402A1 (ja) * | 2016-07-11 | 2019-05-09 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 断熱材及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-10-04 JP JP5248347A patent/JPH07103389A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10122477A (ja) * | 1996-10-18 | 1998-05-15 | Matsushita Refrig Co Ltd | 真空断熱体 |
| KR20030072717A (ko) * | 2002-03-06 | 2003-09-19 | 삼성전자주식회사 | 진공단열재 판넬 및 그의 제조방법 |
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| WO2010029977A1 (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-18 | 東洋製罐株式会社 | 真空断熱体 |
| JPWO2010029977A1 (ja) * | 2008-09-10 | 2012-02-02 | 東洋製罐株式会社 | 真空断熱体 |
| WO2012032786A1 (ja) | 2010-09-09 | 2012-03-15 | パナソニック株式会社 | シート状気体吸着剤およびこれを用いた断熱体 |
| US8864885B2 (en) | 2010-09-09 | 2014-10-21 | Panasonic Corporation | Sheet-shaped gas adsorbent and insulating body using same |
| US8942402B2 (en) | 2011-04-12 | 2015-01-27 | Panasonic Corporation | Acoustic speaker device |
| JPWO2018012402A1 (ja) * | 2016-07-11 | 2019-05-09 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 断熱材及びその製造方法 |
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