JPWO2010029977A1 - 真空断熱体 - Google Patents
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Abstract
Description
これを解決するために、水分吸収剤と、不飽和脂肪酸や不飽和基を有する鎖状炭化水素重合物からなる主剤と酸素吸収促進物質を含む酸素吸収剤を、好ましくは通気性の小袋に封入した真空用ゲッタ剤としてガスバリア性容器内に収納することが提案されている(特開平8−338683号公報、特開平9−267873号公報及び特開平10−318487号公報参照)。しかしながら、ゲッタ剤収納による断熱体形状の乱れ、比較的熱伝導率の高いゲッタ剤による断熱性能の悪化、さらにはゲッタ剤中の酸素吸収剤の酸素吸収に伴って発生する分解ガスによる真空度の低下が問題であった。
前記芯材としては、ポリスチレン、ポリウレタンなどのプラスチックの連続発泡体、シリカ、パーライト、珪藻土、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウムなどの無機微粒子、アスベスト板、珪酸カルシウム板などの多孔質成形板、及びガラス繊維、セラミック繊維、ポリエステル繊維などの繊維などが挙げられる。好ましくは、ガラス繊維、シリカ微粒子又はポリウレタンの連続発泡体である。上記芯材は単独で用いてもよく、2種以上を組合せて用いてもよい。
本発明に用いられる酸素吸収性樹脂として、特に不飽和脂環構造を酸素吸収部位とする酸素吸収性樹脂が好ましい。不飽和脂環構造を酸素吸収部位とする酸素吸収性樹脂は、自動酸化反応すなわち酸素吸収反応に伴う分解ガスの発生が少ないため、分解ガス発生量の多い不飽和脂肪酸や不飽和基を有する鎖状炭化水素重合物から成る酸素吸収剤に比べ、真空断熱体用途として優れている。
不飽和脂環構造を有する酸素吸収性樹脂としては、シクロヘキセン環を有するポリマー、例えばエチレン−メチルアクリレート−シクロヘキシルメチルアクリレート共重合体やテトラヒドロ無水フタル酸誘導体を原料とする重縮合ポリマーを挙げることが出来る。また、共役ジエン系重合物の環化反応物を使用することも出来る。
(i)下記構造(a)及び(b)の両方の基に結合し、かつ、1個又は2個の水素原子と結合した炭素原子が不飽和脂環構造に含まれているモノマー;
(a)不飽和脂環構造内の炭素−炭素二重結合基、
(b)複素原子を含む官能基、該官能基から誘導される結合基、炭素−炭素二重結合基及び芳香環からなる群より選ばれる基;
(ii)不飽和脂環構造内の炭素−炭素二重結合に隣接する炭素原子が電子供与性置換基及び水素原子と結合し、かつ、該炭素原子に隣接する別の炭素原子が複素原子を含む官能基又は該官能基から誘導される結合基と結合しており、該電子供与性置換基と複素原子を含む官能基又は該官能基から誘導される結合基とがシス位に位置しているモノマー。
モノマー(i)の構造(b)の芳香環としては、例えばベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環、ジフェニル環等が挙げられる。好ましくは、ベンゼン環、ナフタレン環であり、さらに好ましくは、ベンゼン環である。
また、構造(a)及び(b)の両方に結合し不飽和脂環構造に含まれている炭素原子は、1個の水素原子と結合していることが好ましい。炭素原子に結合している2個の水素原子のうちの1つが例えばアルキル基で置換され、その結果水素原子が1個となることにより、酸素吸収性能はさらに向上する。なお、誘導体には、エステル、酸無水物、酸ハロゲン化物、置換体、オリゴマー等が含まれる。
モノマー(i)及びモノマー(ii)を含む原料を重合することにより得られる酸素吸収性樹脂において、モノマー(i)及びモノマー(ii)単位は、樹脂中に含まれる全てのモノマー単位の5〜50モル%である場合が好ましく、より好ましくは7.5〜40モル%、さらに好ましくは10〜30モル%である。上記範囲内の場合には、優れた酸素吸収性能を有し、且つ重合中や成形中のゲルが抑制された樹脂が得られる。
テトラヒドロフタル酸又はテトラヒドロ無水フタル酸構造を有するモノマーは、好ましくはモノマー(i)に対応するΔ3−テトラヒドロフタル酸及びその誘導体並びにΔ3−テトラヒドロ無水フタル酸及びその誘導体からなる群より選ばれる。より好ましくは、テトラヒドロフタル酸又はテトラヒドロ無水フタル酸構造を有するモノマーは、4−メチル−Δ3−テトラヒドロフタル酸及びその誘導体、4−メチル−Δ3−テトラヒドロ無水フタル酸及びその誘導体からなる群より選ばれる。また、モノマー(ii)に対応するcis−3−メチル−Δ4−テトラヒドロフタル酸及びその誘導体、cis−3−メチル−Δ4−テトラヒドロ無水フタル酸及びその誘導体からなる群より選ばれるモノマーも好ましい。テトラヒドロ無水フタル酸誘導体は無水マレイン酸とブタジエン、イソプレン及びピペリレン等のジエンとのディールス・アルダー反応によって非常に容易に合成することができる。例えば、トランス−ピペリレン及びイソプレンを主成分とするナフサのC5留分を無水マレイン酸と反応させた、cis−3−メチル−Δ4−テトラヒドロ無水フタル酸と4−メチル−Δ4−テトラヒドロ無水フタル酸の混合物を、立体異性化或いは構造異性化したものが製造されている。
モノマー(i)及びモノマー(ii)を含む原料を重合して得ることができる酸素吸収性ポリエステルとしては、テトラヒドロフタル酸又はテトラヒドロ無水フタル酸構造を有するモノマー、1,4−ブタンジオール及びテレフタル酸を含む原料を重合してなるポリエステルが好ましい。
モノマー(i)及びモノマー(ii)を含む原料を重合して得ることができる酸素吸収性樹脂の数平均分子量は、好ましくは1000〜1000000であり、より好ましくは2000〜200000である。上記範囲内の数平均分子量の場合には、加工性及び耐久性に優れたフィルムを成形することができる。また、重合の際にはリン化合物等の着色防止剤や酸化防止剤等の各種添加剤を添加することもできる。酸化防止剤を添加することにより、重合中やその後の成形加工中の酸素吸収を抑制できるため、酸素吸収性樹脂の性能低下を抑えることができる。
前記のエステル交換反応によるコポリマー化は、例えば反応押出法により容易に達成することができるため好ましい。
他にも、前記酸素吸収性ポリエステルはポリエチレングリコール等のポリエーテルやポリアミド、酸変性ポリオレフィン等、末端や側鎖に反応性官能基を有する樹脂との反応により、コポリマー化することもできる。
例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、線状超低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、或いはエチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン同士のランダム又はブロック共重合体等のポリオレフィン、無水マレイン酸グラフトポリエチレンや無水マレイン酸グラフトポリプロピレン等の酸変性ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体やそのイオン架橋物(アイオノマー)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体等のエチレン−ビニル化合物共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、α−メチルスチレン−スチレン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等のポリビニル化合物、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン12、ポリメタキシリレンアジパミド(MXD6)等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG)、ポリエチレンサクシネート(PES)、ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシアルカノエート等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチレンオキサイド等のポリエーテル等或いはこれらの混合物等が挙げられる。
好ましくは、ポリオレフィンはポリエチレンであり、特に低密度ポリエチレンが好ましい。
これらの熱可塑性樹脂は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
酸素吸収層において、モノマー(i)及びモノマー(ii)を含む原料を重合して得ることができる酸素吸収性樹脂と前記熱可塑性樹脂との重量比は、好ましくは4:1〜3:7であり、より好ましくは7:3〜2:3である。前記熱可塑性樹脂の比率が高い場合には、成形加工時のゲルが抑制され成形性も良く、またモノマー(i)及びモノマー(ii)を含む原料を重合して得ることができる酸素吸収性樹脂の比率を高くすれば酸素吸収性能が向上するため酸素吸収層の厚みを薄くすることができる。
エチレンと水酸基又はエステル結合を有するビニルモノマーとの共重合体としては、例えばエチレンとビニルエステル系モノマーとの共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−アリルアルコール共重合体、エチレンと(メタ)アクリル酸エステル系モノマーとの共重合体等が挙げられる。特にエチレン−ビニルアルコール共重合体が好ましい。エチレン−ビニルアルコール共重合体のけん化度は、90モル%以上であるのが好ましく、完全けん化である場合がより好ましい。
溶剤型接着剤を構成する酸素吸収性樹脂は、上述の材料から適宜選択することができるが、溶剤への溶解性や接着性が優れているという点で、テトラヒドロフタル酸又はテトラヒドロ無水フタル酸構造を有するモノマーを含む原料を重合してなる酸素吸収性ポリエステルであることが好ましい。特に、4−メチル−Δ3−テトラヒドロフタル酸及びその誘導体、4−メチル−Δ3−テトラヒドロ無水フタル酸及びその誘導体、cis−3−メチル−Δ4−テトラヒドロフタル酸及びその誘導体、並びにcis−3−メチル−Δ4−テトラヒドロ無水フタル酸及びその誘導体からなる群より選ばれるモノマーを原料として含有するポリエステルであることが好ましい。
前記可塑剤としては、フタル酸エステル系、アジピン酸エステル系、アゼライン酸エステル系、セバシン酸エステル系、リン酸エステル系、トリメリット酸エステル系、クエン酸エステル系、エポキシ系、ポリエステル系、塩素化パラフィン系などが挙げられる。具体的には、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸−ジ−2−エチルヘキシル、アセチルクエン酸トリブチル、アセチルリシノール酸メチル、アジピン酸−ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソデシル、エタンジオールモンタン酸エステル、1,3−ブタンジオールモンタン酸エステル、ステアリン酸イソブチル、ポリ(1,3−ブタンジオールアジピン酸)エステル、ポリ(プロピレングリコール・アジピン酸、ラウリル酸)エステル、ポリ(1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、アジピン酸オクチルアルコール)エステルなどが挙げられる。酸素吸収層への可塑剤の添加量は、好ましくは0.1〜20重量%であり、より好ましくは0.5〜10重量%であり、特に好ましくは1〜5重量%である。
前記外皮材は、さらに酸素吸収層の外層側にガスバリア層を含む。本発明に用いられる酸素吸収層を有する外皮材は、真空断熱体内部に侵入する酸素を積極的に吸収して酸素吸収層に取り込むものであるため、ガスバリア層は酸素吸収層の外層側に配置する必要がある。このような層構成にすることにより、ガスバリア層が外部から真空断熱体内部へのガスの侵入を抑制し、酸素吸収層がガスバリア層の欠陥部やヒートシール端面から侵入する微量な酸素を効率良く吸収除去することが出来るため好ましい。
ガスバリア層を構成する樹脂としては、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ナイロンMXD6、ポリグリコール酸などのガスバリア性樹脂を用いることができる。また、さらにアルミ箔及びスチールなどの金属箔、無機薄膜蒸着フィルム、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸系などのガスバリア性材料を基材フィルムに塗布したガスバリア性コーティングフィルムを好適に用いることができる。
水分吸収層の例として、ポリオレフィンと吸湿剤のブレンド物で形成された水分吸収層が挙げられる。ポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、エチレン−メタクリル酸共重合体などが挙げられる。また、吸湿剤としては、ゼオライト、硫酸マグネシウム、石膏、塩化カルシウムなどの微粉などが挙げられる。好ましくは、ゼオライトである。吸湿剤は、平均粒径が5〜70μmであることが好ましい。5μm以下では粒径が小さいため、凝集が生じ易い。このため、径の大きい二次粒子が生成して表面積が小さくなる。その結果、吸湿性が悪くなる。また、70μm以上では表面積が小さくなり、吸湿作用が少なくなるので好ましくない。吸湿剤の配合量は、好ましくは0.1〜50重量%である。0.1重量%以下では吸湿効果が小さく、50重量%以上では吸湿が大きすぎて発泡し易く、またフィルムの粗度が大きくなるので好ましくない。
オレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、線状超低密度ポリエチレン(LVLDPE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン−1、エチレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)又はこれらのブレンド物等が挙げられる。
熱可塑性ポリエステル樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、又はこれらの共重合ポリエステル、さらに、これらのブレンド物等が挙げられる。
熱可塑性ポリエステル樹脂は適度なガス透過性を有することから、ヒートシール部から真空断熱材内部に透過進入する空気成分を抑制しつつ、酸素吸収層による酸素吸収効果を無効化しないため、ヒートシール層として好適である。
ヒートシール層として熱可塑性ポリエステル樹脂を用いる場合、熱可塑性ポリエステル樹脂は無延伸で、かつ低結晶性あるいは非晶性の共重合PET樹脂であることが好ましい。低結晶性あるいは非晶性の共重合PET樹脂としては、イソフタル酸、アジピン酸あるいは1,4−シクロヘキサンジメタノールで変性した共重合PET樹脂が挙げられる。
例えば、Tダイ法やインフレーション法で製膜した単層の酸素吸収フィルムおよび水分吸収フィルムを、アルミ箔等のガスバリア材にドライラミネートすることにより、アルミ箔/酸素吸収層/水分吸収層の積層フィルムを得ることが出来る。さらに、アルミ箔の外層側に二軸延伸ポリエステルからなる保護層、水分吸収層の内層側にポリオレフィンからなるヒートシール層を積層することも出来る。また、樹脂の種類に応じた数の押出機をおよび多層多重ダイを用いて共押出法による製膜を行うことで、バリア層/酸素吸収層/水分吸収層/ヒートシール層の全てあるいは一部分を共押出フィルムとして製造することも出来る。共押出による製膜では必要に応じて接着性樹脂層を設けることも好ましい。
この他にも、押出しラミネーションやサンドイッチラミネーションによる積層により外皮材を製造することも出来る。例えば、アルミ蒸着二軸延伸PETフィルム基材にアンカーコート剤を介して水分吸収層/酸素吸収層の2層を共押出ラミネートすることにより、アルミ蒸着二軸延伸PETフィルム/水分吸収層/酸素吸収層からなる積層フィルムを得ることが出来る。
また、酸素吸収性フィルム、水分吸収性フィルムを別々に製造し、酸素吸収性フィルム、水分吸収性フィルムを対向させて周縁部をヒートシールして袋状とすることにより酸素および水分吸収性外皮材を得ることも出来る。
また、前記フィルムを真空成形、圧空成形、張出成形、プラグアシスト成形等の手段に付することにより、絞り加工することも出来る。
以上のような製造法により得られた外皮材パウチの開口部より芯材を真空充填し、開口部をヒートシール密封することにより断熱性能に優れた真空断熱体を得ることが出来る。
攪拌装置、窒素導入管及びDean−Stark型水分離器を備えたセパラブルフラスコに、酸素吸収性モノマーとして4−メチル−Δ3−テトラヒドロ無水フタル酸を45モル%及びcis−3−メチル−Δ4−テトラヒドロ無水フタル酸を21モル%含有するメチルテトラヒドロ無水フタル酸(日立化成社製;HN−2200)を100重量部、テレフタル酸(和光純薬社製)を100重量部、1,4−ブタンジオール(和光純薬社製)を220重量部仕込み、重合触媒としてイソプロピルチタナート(300ppm、キシダ化学社製)を用いて窒素雰囲気中150℃〜200℃で生成する水を除きながら約6時間反応させた。引き続いて、0.1kPaの減圧下、220℃で約2時間重合を行い酸素吸収性ポリエステルAを得た。ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC、東ソー社製;HLC−8120型GPC)によりポリスチレン換算にて測定した酸素吸収性ポリエステルAの数平均分子量(Mn)は7100、分子量分布指数(Mw/Mn)は11.3であった。得られた樹脂は、窒素雰囲気中50℃で8時間放置して結晶化させ、クラッシャーにてチップ状に粉砕した後、真空乾燥器内で乾燥させた。
酸素吸収性ポリエステルAを50重量部、LDPE樹脂(宇部丸善ポリエチレン社製;L719)を47.5重量部、相容化剤としてエチレン共重合比率89モル%のエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)(東ソー社製;メルセンH−6051K)を2.5重量部ドライブレンドし、出口部分にストランドダイを装着した二軸押出機(スクリュ径20mm、L/D=30)に供給し、スクリュー回転数300rpmで高真空ベントを引きながら成形温度180℃で混練し、酸素吸収性樹脂組成物Bを製造した。
攪拌装置、窒素導入管、Dean−Stark型水分離器を備えたセパラブルフラスコに、酸素吸収性モノマーとして4−メチル−Δ3−テトラヒドロ無水フタル酸を45モル%及びcis−3−メチル−Δ4−テトラヒドロ無水フタル酸を21モル%含有するメチルテトラヒドロ無水フタル酸異性体混合物(日立化成社製;HN−2200)を100重量部、酸成分(B)としてテレフタル酸(和光純薬社製)を43重量部、グリコール成分として1,4−ブタンジオール(和光純薬社製)を155重量部、重合触媒としてイソプロピルチタナート(キシダ化学社製)を300ppm仕込み、窒素雰囲気中150℃〜200℃で生成する水を除きながら約6時間反応させた。引き続いて0.1kPaの減圧下、200〜220℃で約2.5時間重合を行い、酸素吸収性ポリエステル樹脂を得た。ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC、東ソー社製;HLC−8120型GPC)によりポリスチレン換算で測定したこの酸素吸収性ポリエステルのMnは6400、Mw/Mnは10.6であった。
得られた酸素吸収性ポリエステル樹脂を酢酸エチルに25wt%の濃度で溶解し、酸素吸収性溶剤型接着剤Cを調製した。
LDPE樹脂(住友化学社製;スミカセンL211)を75重量部およびモレキュラーシーブス25重量部を、出口部分にストランドダイを装着した二軸押出機にてスクリュー回転数150rpmで高真空ベントを引きながら成形温度180℃で混練し、水分吸収樹脂組成物Dを製造した。
ウレタン系2液硬化型接着剤を用いてドライラミネートした12μm二軸延伸PETフィルム/15μm二軸延伸ナイロンフィルム/6μmアルミ箔から成る3層フィルムのアルミ箔面に、酸素吸収性樹脂組成物BおよびLDPE樹脂(宇部丸善ポリエチレン社製;L719)から構成される2層を共押出コーティングすることにより、(外面側)12μm二軸延伸PETフィルム/15μm二軸延伸ナイロンフィルム/6μmアルミ箔/30μm酸素吸収層/20μmLDPE(内面側)から成る酸素吸収性外皮材Eを製造した。
ウレタン系2液硬化型接着剤を用いてドライラミネートした12μm二軸延伸PETフィルム/15μm二軸延伸ナイロンフィルム/6μmアルミ箔から成る3層フィルムのアルミ箔面に酸素吸収性溶剤型接着剤Cを用いて50μmLDPEフィルム(タマポリ社製AJ−3)をドライラミネートし、(外面側)12μm二軸延伸PETフィルム/15μm二軸延伸ナイロンフィルム/6μmアルミ箔/(4μm酸素吸収性接着剤)/50μmLDPEフィルム(内面側)から成る酸素吸収性外皮材Fを製造した。
50μmLDPEフィルムの代わりに30μm共重合PET系シーラントフィルム(タマポリ社製ハイトロンPG)を用いたこと以外は製造例6と同様にして、(外面側)12μm二軸延伸PETフィルム/15μm二軸延伸ナイロンフィルム/6μmアルミ箔/(4μm酸素吸収性接着剤)/30μm共重合PET系シーラントフィルム(内面側)から成る酸素吸収性外皮材Gを製造した。
インフレーション製膜により、10μmLDPE(住友化学社製;スミカセンL211)/50μm水分吸収樹脂組成物D/10μmLDPEからなる3層共押出フィルムを製造した。この3層共押出フィルムをウレタン系2液硬化型接着剤を用いてドライラミネートした12μm二軸延伸PETフィルム/15μm二軸延伸ナイロンフィルム/6μmアルミ箔から成る3層フィルムのアルミ箔面に、酸素吸収性溶剤型接着剤Cを用いてドライラミネートすることにより、(外面側)12μm二軸延伸PETフィルム/15μm二軸延伸ナイロンフィルム/6μmアルミ箔/(4μm酸素吸収性接着剤)/70μm水分吸収性共押出フィルム(内面側)から成る酸素吸収性水分吸収性外皮材Hを製造した。
酸素吸収性溶剤型接着剤Cの代わりにウレタン系2液硬化型接着剤を用いた以外は製造例6と同様にして、(外面側)12μm二軸延伸PETフィルム/15μm二軸延伸ナイロンフィルム/6μmアルミ箔/50μmLDPEフィルム(内面側)から成る外皮材Iを製造した。
37cm×27cmの長方形にカットした2枚の酸素吸収性外皮材Eの内面LDPE側を対向させ3辺を10mm巾でヒートシールすることにより酸素吸収性外皮袋Eを得た。酸素吸収性外皮袋Eの開口部から芯材として、予め120℃で5時間乾燥した連続発泡ウレタンボードを充填し、真空包装機を用いて温度25℃で内部圧力が10Paになるようにヒートシール密封して真空断熱体1を作製した。この真空断熱体1を40℃のオーブンで90日保管した後、ピラニー真空計を用いて内部の圧力を測定した結果、内部圧力は22Paであり、高真空が良好に保持されていた。
酸素吸収性外皮材Eの代わりに酸素吸収性外皮材Fを用いたこと以外は実施例1と同様にして真空断熱体2を作製した。40℃で90日後の内部圧力は21Paであり、高真空が良好に保持されていた。
酸素吸収性外皮材Eの代わりに酸素吸収性外皮材Gを用いたこと以外は実施例1と同様にして真空断熱体3を作製した。40℃で90日後の内部圧力は14Paであり、高真空が良好に保持されていた。
酸素吸収性外皮材Eの代わりに酸素吸収性水分吸収性外皮材Hを用いたこと以外は実施例1と同様にして真空断熱体4を作製した。40℃で90日後の内部圧力は18Paであり、高真空が良好に保持されていた。
酸素吸収性外皮材Eの代わりに外皮材Iを用いたこと以外は実施例1と同様にして真空断熱体5を作製した。40℃で90日後の内部圧力は35Paであり、実施例の真空断熱体1〜4に比べ、真空度が低下していることが確認された。
Claims (11)
- 芯材と、酸素吸収性樹脂を含有する酸素吸収層を含む外皮材とから構成される真空断熱体。
- 酸素吸収性樹脂が不飽和脂環構造を酸素吸収部位とする請求項1に記載の真空断熱体。
- 酸素吸収層の外層側に、ガスバリア層を含む請求項1又は2に記載の真空断熱体。
- 不飽和脂環構造を酸素吸収部位とする酸素吸収性樹脂がテトラヒドロフタル酸又はテトラヒドロ無水フタル酸構造を有するモノマーを原料として含む、請求項2又は3に記載の真空断熱体。
- テトラヒドロフタル酸又はテトラヒドロ無水フタル酸構造を有するモノマーが4−メチル−Δ3−テトラヒドロフタル酸及びその誘導体、4−メチル−Δ3−テトラヒドロ無水フタル酸及びその誘導体、cis−3−メチル−Δ4−テトラヒドロフタル酸及びその誘導体、並びにcis−3−メチル−Δ4−テトラヒドロ無水フタル酸及びその誘導体からなる群より選ばれる、請求項4に記載の真空断熱体。
- ガスバリア層の内層側に、水分吸収層を含む請求項3〜5のいずれか1項に記載の真空断熱体。
- 外皮材が、酸素吸収層を含むフィルムと水分吸収層を含むフィルムを対向させて周縁部をヒートシールすることにより得られる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の真空断熱体。
- 水分吸収層に含まれる水分吸収剤がゼオライトである、請求項6又は7に記載の真空断熱体。
- 外皮材が、未延伸の共重合ポリエチレンテレフタレート(PET)を含有するヒートシール層を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の真空断熱体。
- 酸素吸収層が酸素吸収性樹脂を含む溶剤型接着剤で形成されている請求項1〜9のいずれかに記載の真空断熱体。
- 溶剤型接着剤を構成する酸素吸収性樹脂が、4−メチル−Δ3−テトラヒドロフタル酸及びその誘導体、4−メチル−Δ3−テトラヒドロ無水フタル酸及びその誘導体、cis−3−メチル−Δ4−テトラヒドロフタル酸及びその誘導体、並びにcis−3−メチル−Δ4−テトラヒドロ無水フタル酸及びその誘導体からなる群より選ばれるモノマーを原料として含有するポリエステルから成る請求項10に記載の真空断熱体。
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