JP4215346B2 - 有機物処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、生ごみ等の有機物を分解処理する有機物処理装置に係わり、特に有機物の分解処理時に発生する悪臭を含んだ排気ガスを脱臭する脱臭装置を備えた有機物処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、排気ガス中の悪臭を脱臭する脱臭装置を備えたものとしては、例えば特開平10−296216号公報(B09B 3/00)等に開示されているように、処理槽からの排気ガスの排気通路に、ヒータと触媒を用いて排気ガスを脱臭する脱臭装置を備えた生ごみ処理装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来装置においては、脱臭を必要としないとき(無脱臭時)にも、同じ排気通路を用い、ヒータをオフにした脱臭装置を通って処理槽内の排気ガスが排出されている。上記排気通路には、ヒータ及び触媒が配置されているため、圧力損失が大きく、従って、無脱臭時の排気風量を十分に確保できない課題があった。また、冷えた脱臭装置内を排気ガスが通ることにより結露が生じたり、乾燥した担体や有機物の微粉が排気ガスに混じって通ることにより、触媒が目詰まりしやすくなり、これらは脱臭装置の寿命を短くする原因となる。
【0004】
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、無脱臭時の排気風量を十分に確保でき、また脱臭装置の長寿命化を図ることができる有機物処理装置を提供することを主目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本願発明は、投入される生ごみ等の有機物を分解処理する処理槽と、前記処理槽からの排気ガスを脱臭する脱臭装置を介して排気ガスを外部に排出する第1の排気通路と、前記処理槽からの排気ガスを排気口から直接外部に排出する第2の排気通路と、前記第1の排気通路と第2の排気通路を切り替える切替手段とを備えると共に、前記脱臭装置として、上流側に配置されて排気ガスを加熱するヒータと、その下流側に配置されて加熱された排気ガスを通すことにより脱臭する触媒とを備えたことを特徴とするものである。
【0006】
また、前記切替手段として、操作部を有する切替弁を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
また、前記切替手段として、切替弁と当該切替弁を駆動するモータとを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
また、前記切替弁を第1の排気通路に切り替えてから通常の生ごみ処理において悪臭が発生する所定時間経過後に、切替弁を第2の排気通路に切り替える制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
さらに、前記処理槽からの排気ガスの臭いを検出する臭い検出手段を備え、前記切替手段として、切替弁と当該切替弁を駆動する駆動手段とを備え、前記臭い検出手段の検出結果に基づき前記駆動手段を作動させて切替弁を駆動するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
また、前記切替手段として、切替弁と前記ヒータの発熱に応じて前記切替弁を駆動する形状記憶合金で形成された形状記憶バネとを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、本願発明の第1の実施形態に係る有機物処理装置の背面側要部断面図、図2は無脱臭時の上面側要部断面図、図3は脱臭時の上面側要部断面図、図4は切替弁の拡大斜視図、図5は図3のA−A断面図である。
【0014】
この有機物処理装置は、微生物の担体(おが屑等の木質細片)を収納し、生ごみ等の有機物が投入される上面開口の処理槽1が上下2部品からなる外装ケース2内に収容されて構成されている。
【0015】
上記外装ケース2の上面は、処理槽1の上面開口3に対応して開口し、微生物担体や生ごみ等を投入するための投入口4が形成され、この投入口4上方には、ヒンジ等により開閉自在に構成された上蓋5が設けられている。
【0016】
上記処理槽1内には、前後壁間に、複数の攪拌翼6を備えた攪拌軸7が正逆回転可能に設けられている。この攪拌軸7は両端側が処理槽1前後壁の軸受8,9によって支持されると共に、後壁側の軸端10が減速機構11を介して攪拌用モータの回転軸12に連結され、攪拌用モータの回転が減速されて伝達され、回転駆動されるようになっている。
【0017】
上記処理槽1の上部後壁には、多数の排気孔13が形成されており、その下流側に排気ファン14が取り付けられている。また、この排気ファン14の下流側には、後述する脱臭装置が取り付けられた第1の排気通路15と、排気ガスを直接外部に排出する第2の排気通路16とを手動で切り替え可能な切替弁17が設けられている。
【0018】
上記第1の排気通路15に取り付けられた脱臭装置18は、上流側にU字状のヒータ19が配置され、その下流側にセラミックでハニカム構造に形成された触媒20が配置され、それらが耐熱、耐食性を有するステンレス等の金属筒状体21内に収納されている。これにより、流入する排気ガスがヒータ19によって加熱され、この加熱された排気ガスが触媒20を通ることにより触媒20が加熱されて、排気ガスに含まれる悪臭成分の分解反応が促進されるようになっている。
【0019】
上記脱臭装置18の出口側には、成型の容易な樹脂で形成されたエアガイド22が連結され、このエアガイド22が外装ケース2背面側下部に開口する排気口23に連結されている。また、エアガイド22の排気口23側には、脱臭装置18から排出される高温排気ガスの温度や臭いを希釈する(主に温度を下げる)ための希釈ファン24が取り付けられており、脱臭装置18の金属筒状体21とエアガイド22の連結部25両側には、希釈用の外気を取り入れるための通風孔26,27が形成されている。
【0020】
また、上記第2の排気通路16は、排気ファン14の背面側、すなわち外装ケース2の背面側に開口する排気口28に連通している。
【0021】
また、外装ケース2の底面側には、図5に示すように外気を取り入れる吸気口29が形成されており、この吸気口29から取り入れられた外気は、上記エアガイド22及び脱臭装置18と処理槽1との間の空間を通って、その上部の吸気孔30(図2,図3参照)から処理槽1の上部側壁に形成された吸気孔31を介して処理槽1内に取り込まれる。
【0022】
一方、切替弁17は図4に示すように、上記第1の排気通路15と第2の排気通路16の各流入口を開閉する断面円弧状の弁体17aと、その上部の扇形の中心に形成されて回動軸を兼ねる操作つまみ17bとから構成されており、この操作つまみ17bが外装ケース2上面に突出して、使用者が手動で操作することができるようになっている。
【0023】
なお、処理槽1の底部には、図5に示すように、内部に収納された処理物(堆肥)の排出口32が引出し式のシャッタ33により開閉自在に覆って開設してあり、この排出口32の下側の外装ケース2の底部には、前方に向けて傾斜する排出シュート34が一体形成され、シャッタ33を引き出すことにより、排出シュート34を経て外装ケース2の前側に堆肥化した処理物を取り出すことができるようになっている。
【0024】
さて、以上の構成において、本装置の使用開始時には、予め一定量の微生物担体(おが屑等の木質細片)を処理槽1内に投入しておく。そして、生ごみを処理するときは、上蓋5を開けて投入口4から処理槽1内に生ごみを投入し、上蓋5を閉じる。上蓋5を閉じると、これを図示しない検出手段が検出し、その出力に基づいてマイクロコンピュータ等から成る制御部が攪拌用モータ及び排気ファン14に通電する。
【0025】
攪拌用モータへの通電制御により、攪拌翼6が立設された攪拌軸7が間欠的に正逆回転して担体と生ごみを攪拌混合する。また、排気ファン14への通電制御により、処理槽1内の水蒸気を含んだ空気(排気ガス)を図2に実線矢印で示すように流して排気口28から直接外部に排出し、処理槽2内が高湿度状態となるのを防止する。また、処理槽1内の空気が外部に排出されるのに伴い、図5,図2に一点破線矢印で示すように、外装ケース2底部の吸気口29、外装ケース2上部の吸気孔30、側壁の吸気孔31を介して処理槽1内に新鮮な外気を取り入れ、処理槽1内に微生物の活性化に必要な酸素を供給する。
【0026】
このようにして、微生物が活性化して発酵処理が進むと、それに伴って悪臭が発生する。ここで、使用者が悪臭を感じて、切替弁17のつまみ17bを時計回りに操作して、切替弁17を図3に示す状態に切り替えると、この切替弁17の切替を図示しない検出手段が検出して、脱臭装置18のヒータ19に通電すると共に、希釈ファン24に通電し、処理槽1からの排気ガスが脱臭装置18のある第1の排気通路15に流れるようになる。
【0027】
脱臭装置18のヒータ19への通電により、上記のようにして第1の排気通路15に排出された排気ガスが250〜300℃の触媒反応温度に加熱されて触媒20に供給される。触媒20内に供給された高温の排気ガスは、触媒20を同温度に加熱して、その触媒作用により促進された悪臭の酸化分解反応によって脱臭化されてゆき、触媒20を通過する間にほぼ完全に無臭化される。無臭化された排気ガスは希釈ファン24を介して約60℃ぐらいの温度まで下げられて、外装ケース2背面側下部に設けられた排気口23から外部に排出される。
【0028】
このとき処理槽1内に取り込まれる外気は、高温化した脱臭装置18の近傍を通って暖められるので、処理槽1内の温度が微生物の活性化に適した温度に維持され、発酵処理が促進する。このようにして、担体に培養される微生物により生ごみを二酸化炭素と水に分解して堆肥化する。臭いが気にならないほど少なくなれば、切替弁17を図2の状態に戻して排気口28から直接外部に排出するようにすることもできる。このときは、ヒータ19及び希釈ファン24は切替弁17に連動してオフとなる。
【0029】
以上のように本実施形態によれば、処理槽1からの排気ガスを脱臭する脱臭装置18を介して排気ガスを外部に排出する第1の排気通路15に加えて、処理槽1からの排気ガスを直接外部に排出する第2の排気通路16を備え、操作つまみ17bによる簡単な切替弁17により切替可能としたので、臭いが気にならないほど少ないときには第2の排気通路16から排気ガスを直接外部に排出することにより、圧力損失を少なくして、スムーズな排気が可能となり、生ごみの水分を速やかに気化させて排出することができる。
【0030】
また、脱臭するか否かに係わらず排気ガスを常に脱臭装置のある排気通路を通す従来のものに比べて、ヒータがオフ状態の冷えた脱臭装置内での結露や、乾燥して飛散する微粉の混じった排気ガスが必要以上に触媒20を通ることによる目詰まり等を防ぐことができ、脱臭装置18の長寿命化を図ることができる。
【0031】
図6は本願発明の第2の実施形態に係る有機物処理装置の背面側要部断面図、図7は無脱臭時の上面側要部断面図、図8は脱臭時の上面側要部断面図、図9は切替弁の拡大斜視図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。なお、他の図は前記実施形態と同様なものであるので、図示は省略する。
【0032】
本実施形態では、切替弁17をモータ40で駆動するようにしている。すなわち、図9に示すように、切替弁17は、その下部側に形成された扇形の中心部にモータ40の回転軸41が連結されて駆動されるようになっている。このモータ40は、図示しない操作部の脱臭オン/オフボタン等を操作することにより、切替弁17を図7又は図8に示す状態に駆動するようになっている。
【0033】
このように構成しても、上記実施形態と同様な作用効果が得られると共に、切替弁17の切替操作を確実に行うことができる。さらに、脱臭のオン/オフ操作がボタン等の簡単な操作で実現できるので、操作性が向上する。
【0034】
また、上記において、切替弁17を第1の排気通路15に切り替えてから通常の生ごみ処理において悪臭が発生する所定時間経過後に、マイクロコンピュータ等から成る制御部によりモータ40を制御して切替弁17を第2の排気通路16に切り替えるようにするとよい。
【0035】
すなわち、脱臭運転後に、排気口23から排出される空気の臭いが無くなっても、これが脱臭装置18によるものであるのか、本当に処理槽1内の臭いが少なくなったのかの判断が、後述するような臭いセンサがない場合は困難であるため、通常の生ごみ処理において悪臭が発生する所定時間経過後に自動的に脱臭を止めることにより、電気代の無駄遣いを防止することができる。もし、臭いがまだあれば、再び脱臭運転を行えばよい。
【0036】
図10は本願発明の第3の実施形態に係る有機物処理装置の背面側要部断面図、図11は無脱臭時の上面側要部断面図、図12は脱臭時の上面側要部断面図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。なお、他の図は前記実施形態と同様なものであるので図示は省略する。
【0037】
本実施形態では、排気孔13の下流側に臭いセンサ43を設けたものである。この臭いセンサ43の出力は図示しないマクロコンピュータ等から成る制御部に入力され、制御部によりモータ40が制御されて、切替弁17が切り替えられる。
【0038】
すなわち、排気ガスの臭いが予め設定したレベル以上になると、これを臭いセンサ43が検知して切替弁17がモータ40により図12に示した位置に回動し、排気ガスを脱臭装置18がある第1の排気通路15に流して脱臭を行なう。また、臭いのレベルが設定レベルより下がると、切替弁17が図11に示した位置に回動し、排気ガスは第2の排気通路16から直接外部に排出される。
【0039】
以上のように構成することにより、上記実施形態と同様な作用効果が得られると共に、無脱臭と脱臭運転の切り替えを自動で行うことができ、使用者が気付かずに不要な脱臭運転等が行われることがなくなるので、生ごみ処理の効率的な運転を行うことができる。
【0040】
図13は本願発明の第4の実施形態に係る有機物処理装置の背面側要部断面図、図14は無脱臭時の上面側要部断面図、図15は脱臭時の上面側要部断面図、図16は切替弁の拡大斜視図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。なお、他の図は前記実施形態と同様なものであるので図示は省略する。
【0041】
本実施形態では、切替弁17の駆動に形状記憶合金から成る形状記憶バネ44と通常のコイルバネ45を用いている。
【0042】
すなわち、切替弁17には、図16に示すように、円弧状の弁体17aの下部側の扇形の中心部から下方に逆T字状の回動軸17cが形成されており、そのレバー部両端に形状記憶バネ44と通常のコイルバネ45の一端を引っかける引掛孔17d,17eが形成されている。各バネ44,45の他端側は脱臭装置18の上方に形成された引掛孔46d,46eに引っかけられる。
【0043】
本実施形態では、図14、図15に示すように、切替弁17の左側に第1の排気通路15を開放する方向に付勢する形状記憶バネ44が取り付けられ、右側に第2の排気通路16を開放する方向に付勢する通常のコイルバネ45が取り付けられる。上記形状記憶バネ44は脱臭装置18の上方に位置しており、設定温度(通常60〜100℃)を境に、伸縮を繰り返す。
【0044】
すなわち、臭いセンサ43の検知出力に基づき、無脱臭時には、脱臭装置18のヒータ19はオフ状態のため、形状記憶バネ44は常温での状態、つまり伸びたままの状態で、切替弁17はコイルバネ45に引っ張られて図14に示す位置に回動し、排気ガスは第2の排気通路16から直接外部に排出される。
【0045】
一方、脱臭時には、脱臭装置18のヒータ19が通電され、形状記憶バネ44も徐々に暖められ、設定温度を超えると収縮し、形状記憶バネ44の張力がコイルバネ45に勝って、切替弁17が図15の位置に回動し、排気ガスが脱臭装置18のある第1の排気通路15に送られ、触媒20により脱臭される。
【0046】
なお、上記では、脱臭装置18のヒータ19が臭いセンサ43の出力に基づきオン/オフされるようにしているが、使用者が手動でオン/オフするようにしても良い。
【0047】
以上のように構成することにより、上記実施形態と同様な作用効果が得られると共に、元々備えられている脱臭装置18のヒータ19の熱を有効利用して切り替えることができる。また、ヒータ19と切替弁17との動作には熱伝導によるタイムラグが生じるので、ヒータ19が設定温度に達してから排気ガスを脱臭装置18に通すことができ、安定した脱臭を行うことができる。また、ヒータ19が停止しても温度が下がるまでの間は脱臭装置18に排気ガスが通されるので、ヒータ19及び触媒20を冷却する作用が有り、ヒータ19及び触媒20への送風が急に止まり、温度が急激に上昇することによる外装ケース2等の熱変形を防止することができ、形状記憶合金と脱臭装置18の性質を有効利用して、効率的な生ごみ処理を行うことができる。
【0048】
なお、上記各実施形態では、第1の排気通路15と第2の排気通路16を切り替える切替手段として切替弁17を用いたが、例えば、上記各実施形態の場合において、第2の排気通路16の排気口28に空気圧により開閉する開閉弁を設け、脱臭時には希釈ファン24のみを駆動して排気を行い、無脱臭時には排気ファン14のみを駆動して排気を行なうようにすることも可能である。また、切替弁17の切替駆動源としてモータ40を用いたが、ソレノイド等により切替弁17を駆動させる構成にしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本願発明によれば、処理槽からの排気ガスを脱臭する脱臭装置を介して排気ガスを外部に排出する第1の排気通路と、処理槽からの排気ガスを排気口から直接外部に排出する第2の排気通路と、前記第1の排気通路と第2の排気通路を切り替える切替手段とを備えると共に、前記脱臭装置として、上流側に配置されて排気ガスを加熱するヒータと、その下流側に配置されて加熱された排気ガスを通すことにより脱臭する触媒とを備えたことにより、脱臭の必要のないときは排気ガスを第2の排気通路を介して排気口から直接外部に排出することにより、排気風量を十分に確保でき、処理槽内に投入される生ごみ等の有機物に含まれる水分を速やかに蒸発させることができる等の効果がある。また、このときには、第1の排気通路の脱臭装置には排気ガスが流れないので、結露や目詰まり等を防いで、脱臭装置の長寿命化を図ることができる。
【0050】
また、前記切替手段として、操作部を有する切替弁を備えることにより、簡単な構成で確実に上記を実現することができる。
【0051】
また、前記切替手段として、切替弁と当該切替弁を駆動するモータとを備えることにより、モータの正逆転を切り替える切替ボタン等による簡単な操作で、上記を実現することができ、操作性が向上する。
【0053】
また、前記切替弁を第1の排気通路に切り替えてから通常の生ごみ処理において悪臭が発生する所定時間経過後に、切替弁を第2の排気通路に切り替える制御手段を備えることにより、通常の生ごみ処理において悪臭が発生する所定時間経過後に自動的に脱臭を止めることで、電気代の無駄遣いを防止することができる。
【0054】
さらに、処理槽からの排気ガスの臭いを検出する臭い検出手段を備え、前記切替手段として、切替弁と当該切替弁を駆動する駆動手段とを備えて、前記臭い検出手段の検出結果に基づき前記駆動手段を作動させて切替弁を駆動するようにすることにより、脱臭を行うか否かの切り替えを自動で行うことができ、使用者が気付かずに不要な脱臭運転等が行われることがなくなるので、生ごみ処理の効率的な運転を行うことができる。
【0055】
また、前記切替手段として、切替弁と前記ヒータの発熱に応じて前記切替弁を駆動する形状記憶合金で形成された形状記憶バネとを備えることにより、ヒータの熱を有効利用して切替弁を自動で切り替えることができる。また、ヒータと切替弁との動作にタイムラグが生じるので、ヒータが正常に働いてから排気ガスを脱臭装置に通すことができ、またヒータが停止しても温度が下がるまでの間は脱臭装置に排気ガスが通されるので、ヒータ及び触媒の冷却作用が有り、形状記憶合金と脱臭装置の性質を有効利用して、効率的な処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態に係る有機物処理装置の背面側要部断面図。
【図2】同じく、無脱臭時の上面側要部断面図。
【図3】同じく、脱臭時の上面側要部断面図。
【図4】上記実施形態の切替弁の拡大斜視図。
【図5】上記図3のA−A断面図。
【図6】本願発明の第2の実施形態に係る有機物処理装置の背面側要部断面図。
【図7】同じく、無脱臭時の上面側要部断面図。
【図8】同じく、脱臭時の上面側要部断面図。
【図9】上記実施形態の切替弁の拡大斜視図。
【図10】本願発明の第3の実施形態に係る有機物処理装置の背面側要部断面図。
【図11】同じく、無脱臭時の上面側要部断面図。
【図12】同じく、脱臭時の上面側要部断面図。
【図13】本願発明の第4の実施形態に係る有機物処理装置の背面側要部断面図。
【図14】同じく、無脱臭時の上面側要部断面図。
【図15】同じく、脱臭時の上面側要部断面図。
【図16】上記実施形態の切替弁の拡大斜視図。
【符号の説明】
1 処理槽
2 外装ケース
5 上蓋
13 排気孔
14 排気ファン
15 第1の排気通路
16 第2の排気通路
17 切替弁
17b 操作つまみ
18 脱臭装置
19 ヒータ
20 触媒
23,28 排気口
24 希釈ファン
40 モータ
43 臭いセンサ
44 形状記憶バネ
45 コイルバネ

Claims (6)

  1. 投入される生ごみ等の有機物を分解処理する処理槽と、
    前記処理槽からの排気ガスを脱臭する脱臭装置を介して排気ガスを外部に排出する第1の排気通路と、
    前記処理槽からの排気ガスを排気口から直接外部に排出する第2の排気通路と、
    前記第1の排気通路と第2の排気通路を切り替える切替手段とを備えると共に、
    前記脱臭装置として、上流側に配置されて排気ガスを加熱するヒータと、その下流側に配置されて加熱された排気ガスを通すことにより脱臭する触媒とを備えたことを特徴とする有機物処理装置。
  2. 前記切替手段として、操作部を有する切替弁を備えたことを特徴とする請求項1記載の有機物処理装置。
  3. 前記切替手段として、切替弁と当該切替弁を駆動するモータとを備えたことを特徴とする請求項1記載の有機物処理装置。
  4. 前記切替弁を第1の排気通路に切り替えてから通常の生ごみ処理において悪臭が発生する所定時間経過後に、切替弁を第2の排気通路に切り替える制御手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の有機物処理装置。
  5. 前記処理槽からの排気ガスの臭いを検出する臭い検出手段を備え、
    前記切替手段として、切替弁と当該切替弁を駆動する駆動手段とを備え、
    前記臭い検出手段の検出結果に基づき前記駆動手段を作動させて切替弁を駆動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の有機物処理装置。
  6. 記切替手段として、切替弁と前記ヒータの発熱に応じて前記切替弁を駆動する形状記憶合金で形成された形状記憶バネとを備えたことを特徴とする請求項1記載の有機物処理装置。
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