JP3806657B2 - 有機物処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、生ごみ等の有機物を分解処理する有機物処理装置に係わり、特に有機物の分解処理時に発生する悪臭を含んだ排気ガスを脱臭する脱臭装置を備えた有機物処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、排気ガス中の悪臭を脱臭する脱臭装置を備えたものとして、特開2001−225045号公報(B09B 3/00)に、本体内に、有機物が投入される処理槽と、この処理槽内に回動自在に設けられた撹拌体と、処理槽の側面に設けられた熱源と、排気ファンを内蔵する排気通路とを設け、この排気通路を、ヒータと触媒を用いた脱臭装置と希釈ファンとを内蔵する第1排気通路と、第2排気通路とで構成し、前記排気通路の排気ファンより下流側に、第1排気通路を閉塞(この際の第1排気口を閉塞する閉塞面が水平状態となる)する場合と前記第1排気通路を閉塞する閉塞面を前記第1排気口へ臨む方向(ここでは下方)に回動して第2排気通路を閉塞する場合とを選択的に切り替えるシャッターを設けた生ごみ処理装置が開示されている。
【0003】
この生ごみ処理装置は、熱源により微生物にて分解するのに適した温度範囲(ここでは40℃から60℃の間)に維持し、処理槽内の収納物を処理槽内の収納物を撹拌体により所定周期毎に所定時間撹拌することで、収納物を微生物により二酸化炭素と水に分解して堆肥化する。この堆肥化と同時に、処理槽内の収納物の熱源による加熱により収納物内の水分が蒸発し、前記二酸化炭素と共に排気ファンにて排気通路を介して排気される。
【0004】
この際、通常、前記シャッターが第1排気通路を閉塞し、且つ、第2排気通路を開放する位置に動作され、第2排気通路を介して前記処理槽からの排気ガスを直接外部へ排気する排気運転が行なわれる。そして臭いが気になるときに使用者が脱臭ボタンを押すことでシャッターが切り替わって、第1排気通路が開放されて処理槽と連通し、且つ、第2排気通路が閉塞され、第2排気通路を介して前記排気ガスが脱臭装置で脱臭した後に外部に排気される脱臭運転が行われる。
【0005】
しかしながら、処理槽内の収納物を撹拌する際に微細化された収納物の一部が粉塵として舞い上がるため、通常行われる排気運転中に前記粉塵が第1排気通路を閉塞するシャッターの閉塞面等に堆積する。そして、脱臭運転に切り替えられることなく排気運転が長くなるにつれて多くの粉塵が堆積するため、長時間排気運転を行った後に脱臭運転に切り替えると、シャッターの閉塞面上に堆積した多くの粉塵が脱臭装置に落下する。そして、この落下した粉塵が脱臭装置のヒータに付着し、この付着した粉塵がヒータで加熱された際に悪臭が発生したり、ヒータの下流側の触媒に落下し、この落下した粉塵により触媒が目詰まりを起こし、脱臭能力が低下したり寿命が短くなるという問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、脱臭装置に粉塵が付着することで脱臭装置を動作させた際に発生する悪臭を抑制できると共に、脱臭装置の目詰まりを防止できることができる有機物処理装置を提供することを主目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の手段は、投入される生ごみ等の有機物を撹拌して分解処理する処理槽と、前記処理槽の排気ガスが、略鉛直で下方に延設され脱臭装置を介して外部に排気される第1排気通路と直接外部に排気される第2排気通路とからなる排気通路と、前記第1排気通路を略水平な状態の閉塞面で閉塞する場合と前記閉塞面を下方に回動させて前記第2排気通路を閉塞する場合とを選択的に切り替えるシャッターとを備え、前記第1排気通路を閉塞して前記排気ガスを直接排気する排気運転が所定時間以上継続された際に前記シャッターの切り替え動作を行うものである。
【0010】
上記構成において、前記排気通路内の前記シャッターの風上側に排気ファンを配設し、前記排気運転が所定時間以上継続された際の前記シャッターの切り替え動作時に、前記排気ファンを駆動するものである。
【0011】
また、前記第1排気通路は前記脱臭装置の下流側に希釈ファンを内蔵し、前記排気運転が所定時間以上継続された際の前記シャッターの切り替え動作時に、前記希釈ファンを駆動するものである。
【0012】
また、前記排気運転が所定時間以上継続された際の前記シャッターの切り替え動作時に、前記排気ファンを駆動するものである。
【0013】
また、前記排気運転が所定時間以上継続された際の前記シャッターの切り替え動作を複数回行うものである。
【0014】
また、前記排気運転が所定時間以上継続された際の前記シャッターの切り替え動作を前記処理槽内の撹拌時を避けて行うものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本願発明の第1の実施の形態の有機物処理装置として生ごみ処理機を一例に図1乃至図6に基づいて説明する。尚、前後関係は図1における操作表示部21側を後方とする。
【0016】
有機物処理装置は、図2に示すように微生物の担体(おが屑などの木質細片)を収納して、生ごみ等の有機物が投入される上面開口の処理槽1が、外装ケース2内に収容されて構成されている。
【0017】
上記処理槽1は前後方向から見て下部側が後述する攪拌翼8の回転軌跡に合わせた円弧状を成す断面略U字状に形成され、上端部が外側に折り返されている。
【0018】
また、外装ケース2は、処理槽1を載置すると共にその上面開口近くまで覆う下ケース3と、内面側下縁が処理槽1の開口上縁に密着載置され、外面側が下ケース3上縁に嵌合される上ケース4とから成っている。
【0019】
上ケース4の上面は、処理槽1の上面開口5に対応して開口し、微生物担体や生ごみ等を投入するための投入口6が形成され、この投入口6上方には、ヒンジ等により開閉自在に構成された蓋体7が設けられている。
【0020】
上記処理槽1内には、図1に示すように前後壁間に、複数の攪拌翼8と撹拌翼8が立設された攪拌軸9とで構成された撹拌体が正逆回転自在に設けられている。この撹拌体の攪拌軸9は、両端側が処理槽1の前後壁に形成された軸受部(図示せず)によって支持されると共に、図3に示すように後壁側の軸端12が、大ギア13a,中ギア13b,小ギア13c及び大プーリ13d,小プーリ13eから成る減速駆動機構13を介して正逆回転駆動する攪拌用モータ14に連結され、攪拌用モータ14の回転が減速されて伝達され、正逆回転駆動されるようになっている。
【0021】
上記攪拌用モータ14及び減速駆動機構13を構成する中ギア13b,小ギア13c及び大プーリ13d等は、処理槽1の背面側に固定された金属製のフレーム15に取り付けられている。
【0022】
上記減速駆動機構13の上方には、マイクロコンピュータから成る制御部等が搭載された制御基板20が取り付けられており、この制御基板20に搭載された制御部により本装置の各部が制御される。また、この制御基板20の上方には、本装置の運転モードの切替、脱臭のオン/オフ操作や状態表示を行う操作表示部21が設けられている。
【0023】
上記処理槽1の背面側を除く、前面と左右の側面には面状ヒータ30が貼り付けられており、上記制御部により面状ヒータ30に内装された図示しないサーミスタを用いて、処理槽1内を微生物の活性化に適する温度範囲内(約40℃〜60℃)に維持するように制御される。
【0024】
上ケース4の内側後壁には、図2に示すように排気フィルタ50が装着される排気孔51が形成されている。この排気フィルター50の下流側には、脱臭装置60を内蔵し略鉛直状態で下方に延設される第1排気通路Aと、略水平状態で配設される第2排気通路Bとから構成された排気通路Cが設けられている。この排気通路内Cの排気フィルター50側には排気ファン52が取り付けられている。
【0025】
前記脱臭装置60は、上流側に長円形に一巻きされて折り返された管状ヒータ(シーズヒータ)62が配置され、その下流側にセラミックでハニカム構造に形成された酸化触媒63が配置され、それらが耐熱、耐食性を有するステンレス等の金属性フレーム64内に収納され、さらに断熱材65で覆われている。これにより、流入する排気がヒータ62によって加熱され、この加熱された排気が触媒63を通ることにより触媒63が加熱されて、排気に含まれる悪臭成分の分解反応が促進されるようになっている。
【0026】
上記脱臭装置60の出口側には、成型の容易な樹脂で形成されたエアガイド61が連結され、このエアガイド61が下ケース3の背面側下部に開口する排気口66に連結されている。また、この第1排気通路Aの排気口66側には、処理槽1からの排気を吸引すると共に脱臭装置60から排出される高温排気を通気孔67から流入する外気で希釈するための希釈ファン68が取り付けられている。
【0027】
また、管状ヒータ62の上方には、サーミスタと温度ヒューズ(いずれも図示せず)が配置されており、脱臭排気用の希釈ファン68の故障等により脱臭装置60内の排気風の流れが停止した場合に、前記サーミスタと温度ヒューズにより管状ヒータ62が所定の温度以上になるのを防止する。
【0028】
また、上記脱臭装置60は、断熱材65を介して処理槽1背面に取り付けられており、管状ヒータ62による加熱温度(250℃以上)を面状ヒータ30の制御温度(80℃〜90℃)近傍まで断熱して処理槽1を加温するように構成されている。
【0029】
一方、前記第2排気通路Bの背面側の出口を外装ケース2の背面側に下方に向けて開口する排気口70に連通するように構成されている。
【0030】
排気通路Cには、枢支軸69aの両側に閉塞板69b、69cがそれぞれ形成されたシャッター69が枢支軸69aにて回動自在に枢支されており、モータ73により回動される。このシャッター69は、図2に示すように一方の閉塞板69bが略水平状態で第1排気通路Aを閉塞する際に、他方の閉塞板69cが排気口70を開放する。この状態から図5に示すように閉塞板69bの閉塞面69dを枢支軸69aを中心に第1排気通路Aに臨む方向(ここでは下方)に回動させると、第1排気通路Aが開放され、他方の閉塞板69cが第2排気通路Bの出口を閉塞する。これにより、シャッター69にて第1排気通路Aを閉塞して処理槽1内の排気ガスを第2排気通路Bから外部に直接排気する排気運転と、第2排気通路Bを閉塞して第1排気通路Aから脱臭装置60にて脱臭した後に外部に排気する脱臭運転とを切り替えられるようにしている。
【0031】
また、下ケース3の底面側には、外気を取り入れる吸気口71が形成されており、この吸気口71や下ケース3と上ケース4との隙間から取り入れられた外気は、外装ケース2と処理槽1との間の隙間を通って、処理槽1の上部に形成された吸気孔72を介して処理槽1内に取り込まれる。
【0032】
次に動作について説明する。
【0033】
本装置の使用時には、予め一定量の微生物担体を処理槽1内に投入しておく。そして、生ごみ等の有機物を処理するときは、蓋体7を開けて投入口6から処理槽1内に生ごみ等の有機物を投入して蓋体7を閉じる。蓋体7を閉じると、これを図示しない検出手段が検出し、その出力に基づいて制御基板20上に実装された制御部が面状ヒータ30、攪拌用モータ14及び排気ファン52とシャッター69を駆動するモータ73等への通電制御を開始する。
【0034】
攪拌用モータ14への通電制御により、攪拌翼8が立設された攪拌軸9が間欠的に(例えば30分周期で1分間ずつ)正逆回転して担体と有機物とを攪拌混合すると共に、面状ヒータ30への通電制御により処理槽1内の温度を微生物の活性化に最適な範囲に維持して、担体に培養される微生物により有機物を二酸化炭素と水に分解して堆肥化する。この際、従来例に示したように微細化された収納物の一部が粉塵となって舞い上がる。
【0035】
シャッター69を駆動するモータ73への通電により、モータ73により第1排気通路Aが閉塞され第2排気通路Bの出口が開放される位置でシャッター69が停止し、処理槽1内の排気ガスを第2排気通路Bから直接排気する排気運転が可能となる。このように第1排気口Aを閉塞した場合には、前記撹拌時に舞い上がった粉塵がシャッター69の閉塞面69dに堆積する。
【0036】
この状態で、排気ファン52への通電制御により、図2に示すように、処理槽1内の湿った空気を直接排気の第2排気通路Bを通して排気口70より外部へ排出し、処理槽1内が高湿度状態となるのを防止すると共に、処理槽1内の空気が外部に排出されるのに伴い、下ケース3の底部に形成した吸気口71等から外装ケース2内に新鮮な外気を取り入れ、処理槽1上部に形成された吸気孔72から処理槽1内に微生物の活性化に必要な酸素を供給する。
【0037】
一方、処理槽1からの直接排気により排出される排気の臭いが気になるときには、操作表示部21に設けられた脱臭ボタン(図示せず)を押す。脱臭ボタンを押すと脱臭運転が開始され、制御部により、排気ファン52への通電が停止されると共に、図4及び図5に示すように、シャッター69を駆動するモータ73にて、シャッター53が一方の閉塞板69bの閉塞面69dを第1排気通路Aに臨む方向に回動され、第1排気通路Aが処理槽1に連通すると共に、他方の閉塞板69cで第2排気通路Bの出口が閉塞される。
【0038】
この状態で制御部は脱臭装置60のヒータ62に通電すると共に、希釈ファン68に通電し、処理槽1からの排気ガスが脱臭装置60を内蔵する第1排気通路Aに流れるようになる。この際、閉塞面69dに堆積した粉塵は第1排気口へ臨むように(下方に)回動され、希釈ファン68を駆動することで、第1排気通路A内に落下する。
【0039】
この排気通路Aに流れ込んだ排気ガスは、脱臭装置60のヒータ62への通電により、250〜300℃の触媒反応温度に加熱されて触媒63に供給される。触媒63内に供給された高温の排気ガスは、触媒63を同温度に加熱して、その触媒作用により促進された悪臭の酸化分解反応によって脱臭化されてゆき、触媒63を通過する間にほぼ完全に無臭化される。無臭化された排気ガスは希釈ファン68を介して約60℃ぐらいの温度まで下げられて、外装ケース2背面側下部に設けられた排気口66から外部に排出される。
【0040】
次に、図6のフローチャートに基づいて触媒63の目詰まりの恐れを低減する制御について詳述する。
【0041】
外部から電力が供給されると、ステップS1において、後述する所定時間T(ここでは24時間)をカウントするタイマーがリセットされると共に、上述の如く排気運転が開始され、処理槽1内の担体に培養される微生物により投入された有機物を二酸化炭素と水に分解して堆肥化すると共に、処理槽1内の湿った空気が前記二酸化炭素と共に直接排気の第2排気通路Bを通して排気口70より外部へ排出される。
【0042】
脱臭ボタンを押すと排気運転から脱臭運転に切り替えられ、シャッター69が回動して第2排気通路Bを閉塞して第1排気通路Aが開放され、処理槽1内の排気ガスが第1排気通路Aへ流入する。第1排気通路Aへ流入した排気ガスは脱臭装置60で脱臭された後に外部に排気されるようになり、脱臭ボタンが再び押されるか所定時間(ここでは3日)経過するまで継続される。
【0043】
この運転中、ステップS2において24時間経過したかどうかが判断され、経過していない場合はステップS2に戻り、経過した場合にはステップS3に移行する。
【0044】
ステップS3において現在の運転が排気運転かどうかが判断される。排気運転でない場合、即ち、脱臭運転の場合には、処理槽1から舞い上がった担体等の粉塵が24時間以上シャッター69の閉塞面69bに堆積する状態ではないので、そのままステップS1に戻り、タイマーがリセットされる。
【0045】
排気運転中の場合には、ステップS4に移行し、希釈ファン68を動作してステップS5に移行する。そして、シャッター69を回動させて第1排気通路Aの閉塞と開放を行う風路切り替え動作を行い、ステップS5においてこの風路切り替え動作が所定の往復回数(ここでは2回)完了したかどうかが判断され、完了していない場合にはステップS5に戻り、完了した場合にはステップS6に移行する。
【0046】
ステップS6において希釈ファン68を停止してステップS1に戻る。
【0047】
上述の如く、所定時間(ここでは24時間)毎に運転状態を確認し、排気運転の場合にシャッター69にて第1排気通路Aを閉塞と開放を繰り返す風路切り替え動作を行うようにしたことで、所定時間以上排気運転が継続されても、所定時間毎にシャッター69の第1排気通路Aを閉塞する閉塞面69bに堆積した粉塵を排気通路へ落下させることができる。これにより、所定時間以上前記閉塞面69bに粉塵が堆積するのを防止することができ、排気運転から脱臭運転に切り替える際に、多くの粉塵が一度に第1排気通路A内に流入して多くの粉塵がヒータ62へ付着したり触媒63に落下するのを防止できる。したがって、ヒータ62を通電した際に付着した粉塵から発生する悪臭を低減できると共に、触媒63が目詰まりを起こす恐れを低減でき、長寿命化することができる。
【0048】
また、前記シャッター69にて第1排気通路Aを閉塞と開放を行う風路切り替え動作を複数回行うことで、シャッター69の第1排気通路Aを閉塞する閉塞面69bに堆積した粉塵をより確実に第1排気通路A内へ落下させることができる。
【0049】
この際に、希釈ファン68を駆動することでヒータ62へ付着した粉塵や触媒63に落下した粉塵を希釈ファン68の送風と共により効率よく外部に排気でき、悪臭の発生をより低減できると共に、触媒63をより長寿命化することができる。
【0050】
この希釈ファン68の送風に加え、排気ファン52の送風を第1排気通路A内に送ることで、ヒータ62へ付着した粉塵や触媒63に落下した粉塵を更に効率よく外部に排気でき、悪臭の発生を更に低減できると共に、触媒63を更に長寿命化することができる。
【0051】
尚、上記第1の実施の形態では第1排気通路Aを略鉛直で下方に延設し、第1排気通路Aを閉塞する閉塞面69bを、第1排気通路Aを開放する際に第1排気通路Aへ臨む方向(ここでは下方)に回動させたが、これに限定されるものではなく、第1排気通路Aを閉塞するシャッター69の閉塞面69bを第1排気通路Aを開放する際に第1排気通路Aへ臨む方向(図中の時計回り)に回動させるようにしているものであれば、図7に示す第2の実施の形態の如く、第1排気通路Dを略水平に配設し、第2排気通路Eを略鉛直で下方に延設する等、第1排気通路と第2排気通路とを様々な状態で設けるようにしてもよい。
【0052】
また、24時間経過時に排気運転が行われている場合に、シャッター69にて第1排気通路Aを閉塞と開放を行う風路切り替え動作を行うようにしたが、この切り替え動作を行う際に処理槽1内の撹拌が行われている場合に、処理槽1内の撹拌動作終了後に前記切り替え動作を行うようにしてもよい。
【0053】
この場合、処理槽1内の撹拌時に舞い上がった粉塵が排気ファン52の流れに乗って直接第1排気通路Aへ送られるのをシャッター69で防止できるので、第1排気通路Aへ流入する粉塵の量を低減することができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明の請求項1によれば、シャッターの第1排気通路を閉塞する閉塞面に堆積した粉塵をより確実に第1排気通路内へ落下させることができ、前記閉塞面に堆積する粉塵の量を低減できる。
【0057】
本発明の請求項2によれば、排気ファンの送風を第1排気通路内に送ることで、脱臭装置に落下した粉塵を更に効率よく外部に排気でき、脱臭装置を更に長寿命化することができる。
【0058】
本発明の請求項3によれば、希釈ファンを駆動することでヒータへ付着した粉塵や触媒に落下した粉塵を希釈ファンの送風と共により効率よく外部に排気でき悪臭の発生をより低減できると共に、触媒をより長寿命化することができる。
【0059】
本発明の請求項4によれば、処理槽内の撹拌時に舞い上がった粉塵が排気ファンの流れに乗って直接排気通路へ送られるのをシャッターで防止できるので、第1排気通路へ流入する粉塵の量を低減することができ、悪臭の発生をより低減できると共に、触媒をより長寿命化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態における有機物処理装置の平面断面図である。
【図2】同有機物処理装置の側面断面図である。
【図3】同有機物処理装置の背面断面図である。
【図4】図1において排気運転から脱臭運転に切り替えた場合の平面断面図である。
【図5】図2において排気運転から脱臭運転に切り替えた場合の側面断面図である。
【図6】同有機物処理装置のヒータへの粉塵の付着量と触媒の目詰まり恐れを低減する制御を示したフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す有機物処理装置の側面断面図である。
【符号の説明】
1 処理槽
52 排気ファン
60 脱臭装置
68 希釈ファン
69 シャッター
69b 閉塞面
A 第1排気通路
B 第2排気通路
C 排気通路

Claims (5)

  1. 投入される生ごみ等の有機物を撹拌して分解処理する処理槽と、前記処理槽の排気ガスが、略鉛直で下方に延設され脱臭装置を介して外部に排気される第1排気通路と直接外部に排気される第2排気通路とからなる排気通路と、前記第1排気通路を略水平な状態の閉塞面で閉塞する場合と前記閉塞面を下方に回動させると共に前記第2排気通路を閉塞する場合とを選択的に切り替えるシャッターとを備え、前記第1排気通路を閉塞して前記排気ガスを直接排気する排気運転が所定時間以上継続された際に前記シャッターの切り替え動作を行うことを特徴とする有機物処理装置。
  2. 前記排気通路内の前記シャッターの風上側に排気ファンを配設し、前記排気運転が所定時間以上継続された際の前記シャッターの切り替え動作時に、前記排気ファンを駆動することを特徴とする請求項1に記載の有機物処理装置。
  3. 前記第1排気通路は前記脱臭装置の下流側に希釈ファンを内蔵し、前記排気運転が所定時間以上継続された際の前記シャッターの切り替え動作時に、前記希釈ファンを駆動することを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の有機物処理装置。
  4. 前記排気運転が所定時間以上継続された際の前記シャッターの切り替え動作を複数回行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の有機物処理装置。
  5. 前記排気運転が所定時間以上継続された際の前記シャッターの切り替え動作を前記処理槽内の撹拌時を避けて行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の有機物処理装置。
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