JP2002102830A - 生ゴミ分解処理機の脱臭構造 - Google Patents
生ゴミ分解処理機の脱臭構造Info
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- JP2002102830A JP2002102830A JP2000299581A JP2000299581A JP2002102830A JP 2002102830 A JP2002102830 A JP 2002102830A JP 2000299581 A JP2000299581 A JP 2000299581A JP 2000299581 A JP2000299581 A JP 2000299581A JP 2002102830 A JP2002102830 A JP 2002102830A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 分解ガスの脱臭構造を備える生ゴミ分解処理
機において、開閉蓋を開いた時にも分解ガスの放出を防
いで悪臭を発生させないようにする。 【解決手段】 枠体1内には微生物を担持した基材を入
れた処理槽3と、処理槽3内に入れた基材を撹拌する撹
拌羽根を持った撹拌手段4とを設け、該処理槽3の開閉
蓋2を開いて処理槽3内に生ゴミが投入できるようにす
る。処理槽3内で生ゴミの分解時に発生した分解ガスは
送風手段6によってガス排出路8の脱臭手段5に送られ
て枠体1外に排出される。開閉蓋2を開いて開閉検知手
段9が作動すると、送風手段6の送風量が増加して空気
供給路7からガス排出路8に向かう強い空気流を形成
し、分解ガスをガス排出路8に吸引して処理槽3の上方
へ放出されないようにする。
機において、開閉蓋を開いた時にも分解ガスの放出を防
いで悪臭を発生させないようにする。 【解決手段】 枠体1内には微生物を担持した基材を入
れた処理槽3と、処理槽3内に入れた基材を撹拌する撹
拌羽根を持った撹拌手段4とを設け、該処理槽3の開閉
蓋2を開いて処理槽3内に生ゴミが投入できるようにす
る。処理槽3内で生ゴミの分解時に発生した分解ガスは
送風手段6によってガス排出路8の脱臭手段5に送られ
て枠体1外に排出される。開閉蓋2を開いて開閉検知手
段9が作動すると、送風手段6の送風量が増加して空気
供給路7からガス排出路8に向かう強い空気流を形成
し、分解ガスをガス排出路8に吸引して処理槽3の上方
へ放出されないようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は屋内において使用する
生ゴミ分解処理機の脱臭構造に関するものである。
生ゴミ分解処理機の脱臭構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生ゴミ分解処理機は枠体内の処理槽に撹
拌手段を設け、前記処理槽内で生ゴミと微生物を担持さ
せた基材を撹拌羽根を廻して撹拌することで、前記微生
物による生ゴミの分解を促進するものであり、この時、
分解前の生ゴミから発生する臭気や、微生物の分解に伴
う臭気の発生が伴うものである。この為、屋外での使用
であれば、発生した臭気をそのまま排出して外気に拡散
させればひどい臭気に悩まされることはない。
拌手段を設け、前記処理槽内で生ゴミと微生物を担持さ
せた基材を撹拌羽根を廻して撹拌することで、前記微生
物による生ゴミの分解を促進するものであり、この時、
分解前の生ゴミから発生する臭気や、微生物の分解に伴
う臭気の発生が伴うものである。この為、屋外での使用
であれば、発生した臭気をそのまま排出して外気に拡散
させればひどい臭気に悩まされることはない。
【0003】このように屋外使用の生ゴミ分解処理機は
複雑な脱臭機構を省くことで安価に製造でき、環境に優
しい商品となり得るが、使用する場所の条件が厳しいの
でゴミの減量が必要な都市部では屋外に設置できる場所
がほとんどなく、普及する商品とはなりにくかった。ま
た、屋外で使用する生ゴミ分解処理機を設置する場所が
ない為に、この生ゴミ分解処理機をそのまま屋内で使用
する時には室内に臭気がこもってしまう問題点がある。
複雑な脱臭機構を省くことで安価に製造でき、環境に優
しい商品となり得るが、使用する場所の条件が厳しいの
でゴミの減量が必要な都市部では屋外に設置できる場所
がほとんどなく、普及する商品とはなりにくかった。ま
た、屋外で使用する生ゴミ分解処理機を設置する場所が
ない為に、この生ゴミ分解処理機をそのまま屋内で使用
する時には室内に臭気がこもってしまう問題点がある。
【0004】従って、生ゴミ分解処理機を屋内で使用で
きるようにする為には脱臭装置の取付が不可欠であり、
一般的に触媒を内装した脱臭装置を取付けて、触媒によ
る吸着・脱臭効果を利用している。しかし、通常使用さ
れる白金系の触媒は優れた脱臭効果を得ることができる
ものの、触媒として機能する為には400℃前後まで加
熱する必要があり、この温度以下では触媒効果が現われ
ず、悪臭を除去することができないものである。
きるようにする為には脱臭装置の取付が不可欠であり、
一般的に触媒を内装した脱臭装置を取付けて、触媒によ
る吸着・脱臭効果を利用している。しかし、通常使用さ
れる白金系の触媒は優れた脱臭効果を得ることができる
ものの、触媒として機能する為には400℃前後まで加
熱する必要があり、この温度以下では触媒効果が現われ
ず、悪臭を除去することができないものである。
【0005】このように従来の触媒を用いた脱臭装置を
有する生ゴミ分解処理機では、触媒加熱用の電気ヒータ
を触媒付近に取付け、生ゴミ分解処理機の使用中に触媒
を400℃前後に加熱することで、生ゴミから発生する
分解ガスに含まれる悪臭成分を除去する脱臭効果を得て
いる。
有する生ゴミ分解処理機では、触媒加熱用の電気ヒータ
を触媒付近に取付け、生ゴミ分解処理機の使用中に触媒
を400℃前後に加熱することで、生ゴミから発生する
分解ガスに含まれる悪臭成分を除去する脱臭効果を得て
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】生ゴミ分解処理機の運
転中は開閉蓋が閉じて処理槽が外部と遮断されているか
ら、送風手段が作動することで枠体外の空気が空気供給
路から処理槽内に供給され、処理槽内の分解ガスがガス
排出路に吸引されるので処理槽の上方へ漏れることはな
く、ガス排出路に送られた分解ガスは脱臭手段によって
無臭となって枠体外に排出されるので特に問題はない。
転中は開閉蓋が閉じて処理槽が外部と遮断されているか
ら、送風手段が作動することで枠体外の空気が空気供給
路から処理槽内に供給され、処理槽内の分解ガスがガス
排出路に吸引されるので処理槽の上方へ漏れることはな
く、ガス排出路に送られた分解ガスは脱臭手段によって
無臭となって枠体外に排出されるので特に問題はない。
【0007】しかし、生ゴミを投入する為に開閉蓋を開
いた時には処理槽の上部が大きく開口するにも関わら
ず、生ゴミ分解処理機の運転を停止していたので、処理
槽内の分解ガスが処理槽の上方から一斉に放出されて悪
臭を放ち、使用者に不快感を与える問題点があった。
いた時には処理槽の上部が大きく開口するにも関わら
ず、生ゴミ分解処理機の運転を停止していたので、処理
槽内の分解ガスが処理槽の上方から一斉に放出されて悪
臭を放ち、使用者に不快感を与える問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、枠体1内には開閉蓋2で外部と遮断され
る処理槽3と、該処理槽3内に投入した生ゴミと微生物
を担持した基材を一緒に撹拌する撹拌手段4と、処理槽
3内で発生した分解ガスを吸引して脱臭手段5へ送り出
す送風手段6とを設け、かつ、該送風手段6によって枠
体1外から処理槽3内に空気を送り込む空気供給路7
と、前記脱臭手段5を収納して処理槽3内の分解ガスを
枠体1外に排出するガス排出路8とを設け、処理槽3内
の分解ガスを前記送風手段6によってガス排出路8の脱
臭手段5に供給し、脱臭装置5で分解ガスの臭気を除去
する生ゴミ分解処理機において、開閉蓋2の開閉によっ
て作動する開閉検知手段9を設け、開閉蓋2の開時に開
閉検知手段9によって、送風手段6を強運転に切換えて
空気供給路7からガス排出路8に向かう強い空気流を形
成して処理槽3内の分解ガスをガス排出路8に吸引する
ものである。
決するもので、枠体1内には開閉蓋2で外部と遮断され
る処理槽3と、該処理槽3内に投入した生ゴミと微生物
を担持した基材を一緒に撹拌する撹拌手段4と、処理槽
3内で発生した分解ガスを吸引して脱臭手段5へ送り出
す送風手段6とを設け、かつ、該送風手段6によって枠
体1外から処理槽3内に空気を送り込む空気供給路7
と、前記脱臭手段5を収納して処理槽3内の分解ガスを
枠体1外に排出するガス排出路8とを設け、処理槽3内
の分解ガスを前記送風手段6によってガス排出路8の脱
臭手段5に供給し、脱臭装置5で分解ガスの臭気を除去
する生ゴミ分解処理機において、開閉蓋2の開閉によっ
て作動する開閉検知手段9を設け、開閉蓋2の開時に開
閉検知手段9によって、送風手段6を強運転に切換えて
空気供給路7からガス排出路8に向かう強い空気流を形
成して処理槽3内の分解ガスをガス排出路8に吸引する
ものである。
【0009】また、前記送風手段6は空気供給路7から
処理槽3内に向かう空気流を形成する送風機6aと、処
理槽3からガス排出路8へ向かう空気流を形成する送風
機6bとで構成したから、空気供給路7からガス排出路
8に向かって形成される空気流が分解ガスを脱臭手段5
に送る為の十分な送風量を得ることができる。
処理槽3内に向かう空気流を形成する送風機6aと、処
理槽3からガス排出路8へ向かう空気流を形成する送風
機6bとで構成したから、空気供給路7からガス排出路
8に向かって形成される空気流が分解ガスを脱臭手段5
に送る為の十分な送風量を得ることができる。
【0010】また、前記空気供給路7及びガス排出路8
の処理槽3への通気口7a・8aは処理槽3の上部に開
口し、該通気口7a・8aは処理槽3の上部空間を介し
て対向して配置すれば、空気供給路7の通気口7aから
ガス排出路8の通気口8aに向かう空気流によって処理
槽3の上部にエアカーテンが形成されるから、より確実
に分解ガスの放出を防ぐことができる。
の処理槽3への通気口7a・8aは処理槽3の上部に開
口し、該通気口7a・8aは処理槽3の上部空間を介し
て対向して配置すれば、空気供給路7の通気口7aから
ガス排出路8の通気口8aに向かう空気流によって処理
槽3の上部にエアカーテンが形成されるから、より確実
に分解ガスの放出を防ぐことができる。
【0011】
【作用】処理槽3内には微生物を担持した基材があり、
生ゴミを投入して開閉蓋2を閉ざして生ゴミ分解処理機
を運転すると、撹拌手段4は処理槽3内の羽根を回転し
て基材と生ゴミを撹拌し、基材に担持した微生物によっ
て生ゴミが分解される。この生ゴミの分解中に幾分臭気
の交じった分解ガスが放出されるものであり、脱臭手段
5を備えた生ゴミ処理機では処理槽3から枠体1外に連
通するガス排出路8に配置した送風手段5によって分解
ガスが吸い出されて脱臭手段5へ送られ、無臭の排出ガ
スとなって生ゴミ処理機が置かれた室内に排出される。
生ゴミを投入して開閉蓋2を閉ざして生ゴミ分解処理機
を運転すると、撹拌手段4は処理槽3内の羽根を回転し
て基材と生ゴミを撹拌し、基材に担持した微生物によっ
て生ゴミが分解される。この生ゴミの分解中に幾分臭気
の交じった分解ガスが放出されるものであり、脱臭手段
5を備えた生ゴミ処理機では処理槽3から枠体1外に連
通するガス排出路8に配置した送風手段5によって分解
ガスが吸い出されて脱臭手段5へ送られ、無臭の排出ガ
スとなって生ゴミ処理機が置かれた室内に排出される。
【0012】この発明では、生ゴミを投入する為に開閉
蓋2を開いた時には、開閉検知手段9が作動して送風手
段6を強運転するよう指示する。送風手段6が強運転す
ることで送風量が増加して処理槽3の上方や空気供給路
7からガス排出路8に向かう強い空気流が形成され、処
理槽3内の分解ガスはこの空気流によってガス排出路8
に吸引されて脱臭手段5に送られるから、処理槽3の上
方から悪臭の原因となる分解ガスを放出することがなく
なった。
蓋2を開いた時には、開閉検知手段9が作動して送風手
段6を強運転するよう指示する。送風手段6が強運転す
ることで送風量が増加して処理槽3の上方や空気供給路
7からガス排出路8に向かう強い空気流が形成され、処
理槽3内の分解ガスはこの空気流によってガス排出路8
に吸引されて脱臭手段5に送られるから、処理槽3の上
方から悪臭の原因となる分解ガスを放出することがなく
なった。
【0013】
【実施例】実施例を示す図によってこの構成を説明する
と、1は生ゴミ分解処理機の枠体、3は枠体1の内部に
設けられた処理槽、2は枠体1の上面板を構成する処理
槽3の開閉蓋、2aは枠体1後方上部に設けた開閉蓋2
の開閉軸であり、開閉蓋2の前方を持ち上げることによ
って処理槽3の上方が開かれる。
と、1は生ゴミ分解処理機の枠体、3は枠体1の内部に
設けられた処理槽、2は枠体1の上面板を構成する処理
槽3の開閉蓋、2aは枠体1後方上部に設けた開閉蓋2
の開閉軸であり、開閉蓋2の前方を持ち上げることによ
って処理槽3の上方が開かれる。
【0014】4は処理槽3の内部に入れた微生物を担持
した基材を撹拌する為の撹拌手段、4aは撹拌手段4を
構成する撹拌羽根であり、基材が入っている処理槽3内
に生ゴミを投入して開閉蓋2を閉ざし、撹拌手段4を構
成する図示せざる撹拌モータ・減速機によって撹拌羽根
4aが回転すると、基材と生ゴミが交じって基材に担持
した微生物によって生ゴミが分解される。
した基材を撹拌する為の撹拌手段、4aは撹拌手段4を
構成する撹拌羽根であり、基材が入っている処理槽3内
に生ゴミを投入して開閉蓋2を閉ざし、撹拌手段4を構
成する図示せざる撹拌モータ・減速機によって撹拌羽根
4aが回転すると、基材と生ゴミが交じって基材に担持
した微生物によって生ゴミが分解される。
【0015】8は処理槽3内で発生した分解ガスを枠体
1外へ排出する為のガス排出路、8aは処理槽3に開口
するガス排出路8の通気口、8bは枠体1に開口するガ
ス排出路8の排気口であり、生ゴミの分解が進むと炭酸
ガスや水分の他に生ゴミの成分に含まれる硫黄の一部が
硫化水素となって排出され、処理槽3が開閉蓋2によっ
て外部と遮断してあるから、発生した分解ガスは通気口
8aからガス排出路8を経て排気口8bから枠体1外へ
排出される。
1外へ排出する為のガス排出路、8aは処理槽3に開口
するガス排出路8の通気口、8bは枠体1に開口するガ
ス排出路8の排気口であり、生ゴミの分解が進むと炭酸
ガスや水分の他に生ゴミの成分に含まれる硫黄の一部が
硫化水素となって排出され、処理槽3が開閉蓋2によっ
て外部と遮断してあるから、発生した分解ガスは通気口
8aからガス排出路8を経て排気口8bから枠体1外へ
排出される。
【0016】分解ガス中に含まれる炭酸ガスや水蒸気は
無臭であるが、硫化水素ガスを始めとして分解途中のガ
スには悪臭成分も含まれており、屋外使用では分解ガス
中に悪臭成分が含まれていても拡散して気にならないの
で、ガス排出路8から直接枠体1外に分解ガスを排出す
ることができるが、屋内使用する時には分解ガスの無臭
化を図る工夫が必要となる。
無臭であるが、硫化水素ガスを始めとして分解途中のガ
スには悪臭成分も含まれており、屋外使用では分解ガス
中に悪臭成分が含まれていても拡散して気にならないの
で、ガス排出路8から直接枠体1外に分解ガスを排出す
ることができるが、屋内使用する時には分解ガスの無臭
化を図る工夫が必要となる。
【0017】7は枠体1外から処理槽3内に空気を供給
する空気供給路、7aは処理槽3に開口した空気供給路
7の通気口、7bは枠体1に開口する吸気口、5はガス
排出路8内に配置した白金系の触媒を付着させた粒状セ
ラミックや通気性のある多孔体で構成された脱臭手段、
5aは脱臭手段5の周囲に取付けた触媒を加熱する電気
ヒータ、6は送風機で構成された脱臭手段5に分解ガス
を送りこむ送風手段である。
する空気供給路、7aは処理槽3に開口した空気供給路
7の通気口、7bは枠体1に開口する吸気口、5はガス
排出路8内に配置した白金系の触媒を付着させた粒状セ
ラミックや通気性のある多孔体で構成された脱臭手段、
5aは脱臭手段5の周囲に取付けた触媒を加熱する電気
ヒータ、6は送風機で構成された脱臭手段5に分解ガス
を送りこむ送風手段である。
【0018】10は撹拌手段4の駆動を制御する撹拌制
御手段、11は送風手段6の駆動を制御する送風制御手
段、12は撹拌制御手段10や送風制御手段11に働き
かけて生ゴミ分解処理機の運転を制御する制御装置であ
る。
御手段、11は送風手段6の駆動を制御する送風制御手
段、12は撹拌制御手段10や送風制御手段11に働き
かけて生ゴミ分解処理機の運転を制御する制御装置であ
る。
【0019】13は操作スイッチなどで構成する運転操
作手段であり、該運転操作手段13が操作されると、制
御装置12が撹拌手段4と送風手段6を作動して生ゴミ
の分解処理を開始すると共に、電気ヒータ5aに通電し
て脱臭手段5の触媒が400℃付近まで加熱される。
作手段であり、該運転操作手段13が操作されると、制
御装置12が撹拌手段4と送風手段6を作動して生ゴミ
の分解処理を開始すると共に、電気ヒータ5aに通電し
て脱臭手段5の触媒が400℃付近まで加熱される。
【0020】生ゴミ分解処理機の運転中は送風手段6に
よって空気供給路7から処理槽3内に空気が供給され、
処理槽3内で発生する分解ガスは通気口8aから吸込ま
れてガス排出路8内の脱臭手段5に送られる。そして、
分解ガス中の悪臭成分は脱臭手段5によって無臭成分だ
けになって排気口8bから枠体1外に排出されるから、
生ゴミ分解処理機を屋内に置いても悩まされることはな
い。
よって空気供給路7から処理槽3内に空気が供給され、
処理槽3内で発生する分解ガスは通気口8aから吸込ま
れてガス排出路8内の脱臭手段5に送られる。そして、
分解ガス中の悪臭成分は脱臭手段5によって無臭成分だ
けになって排気口8bから枠体1外に排出されるから、
生ゴミ分解処理機を屋内に置いても悩まされることはな
い。
【0021】ところで、脱臭手段5に送られた分解ガス
が白金系の触媒によって処理されると非常に高温となっ
て危険であるから、分解ガスを冷却して温度を低下する
機構が必要となる。14はガス排出路8の排気口8b付
近に配置した冷却用送風機、15は枠体1下部に設けた
冷却用空気の空気孔であり、該冷却用送風機14によっ
て空気孔15から枠体1外の空気を吸込み、脱臭手段5
を通過してきた高温の分解ガスとガス排出路8内で混合
するから、分解ガスは温度を低下して排気口8bから排
出することができる。
が白金系の触媒によって処理されると非常に高温となっ
て危険であるから、分解ガスを冷却して温度を低下する
機構が必要となる。14はガス排出路8の排気口8b付
近に配置した冷却用送風機、15は枠体1下部に設けた
冷却用空気の空気孔であり、該冷却用送風機14によっ
て空気孔15から枠体1外の空気を吸込み、脱臭手段5
を通過してきた高温の分解ガスとガス排出路8内で混合
するから、分解ガスは温度を低下して排気口8bから排
出することができる。
【0022】9は開閉蓋2の開閉によって作動するスイ
ッチなどで構成した開閉検知手段であり、従来では生ゴ
ミ分解処理機の運転中に生ゴミを投入しようとして開閉
蓋2を開くと開閉検知手段9が作動し、制御装置12が
各制御手段に働きかけて生ゴミ分解処理機の運転を停止
していた。
ッチなどで構成した開閉検知手段であり、従来では生ゴ
ミ分解処理機の運転中に生ゴミを投入しようとして開閉
蓋2を開くと開閉検知手段9が作動し、制御装置12が
各制御手段に働きかけて生ゴミ分解処理機の運転を停止
していた。
【0023】上記のように通常の運転中は処理槽3の上
部が開閉蓋2によって閉じた状態であるから、送風手段
6によって処理槽3内の分解ガスをガス排出路8の脱臭
手段5に供給することができるが、開閉蓋2を開いた時
は処理槽3の上方が大きく開口する為に、臭気成分を含
んだ分解ガスが処理槽3の上方から室内に放出されてし
まい、悪臭を発生して使用者に不快感を与えてしまうも
のであった。
部が開閉蓋2によって閉じた状態であるから、送風手段
6によって処理槽3内の分解ガスをガス排出路8の脱臭
手段5に供給することができるが、開閉蓋2を開いた時
は処理槽3の上方が大きく開口する為に、臭気成分を含
んだ分解ガスが処理槽3の上方から室内に放出されてし
まい、悪臭を発生して使用者に不快感を与えてしまうも
のであった。
【0024】この発明は生ゴミ分解処理機の運転中だけ
でなく、開閉蓋2を開けた時にも有効な脱臭構造を提供
するものであり、運転中に開閉蓋2が開いて開閉検知手
段9が作動すると、制御装置12は撹拌手段4の通電を
止めるが、電気ヒータ5aへの通電を続けると共に、送
風制御手段11に働きかけて送風手段6を強運転に切換
えるよう設定されている。
でなく、開閉蓋2を開けた時にも有効な脱臭構造を提供
するものであり、運転中に開閉蓋2が開いて開閉検知手
段9が作動すると、制御装置12は撹拌手段4の通電を
止めるが、電気ヒータ5aへの通電を続けると共に、送
風制御手段11に働きかけて送風手段6を強運転に切換
えるよう設定されている。
【0025】この為、送風手段6の送風量が増加して処
理槽3の上方や空気供給路7の通気口7aからガス排出
路8に向かう強い空気流が形成されるから、処理槽3の
分解ガスはこの空気流によってガス排出路8に吸引さ
れ、処理槽3の上方へ放出されることがなくなる。そし
て、分解ガスは脱臭手段5によって悪臭成分が除去さ
れ、排気口8bから枠体1外に排出されるガスには悪臭
がなくなっているから、開閉蓋2を開いた時でも通常の
使用と同様に悪臭を放つことがなくなった。
理槽3の上方や空気供給路7の通気口7aからガス排出
路8に向かう強い空気流が形成されるから、処理槽3の
分解ガスはこの空気流によってガス排出路8に吸引さ
れ、処理槽3の上方へ放出されることがなくなる。そし
て、分解ガスは脱臭手段5によって悪臭成分が除去さ
れ、排気口8bから枠体1外に排出されるガスには悪臭
がなくなっているから、開閉蓋2を開いた時でも通常の
使用と同様に悪臭を放つことがなくなった。
【0026】具体的な実施例として、6aは空気供給路
7に配置した送風機、6bはガス排出路8に配置した送
風機であり、送風機6a・6bによって送風手段6が構
成されている。通常運転中は開閉蓋2が閉じてあるので
送風量が少なくても処理槽3内の分解ガスをガス排出路
8に送ることができるから、送風機6aを停止して送風
機6bのみを低回転で作動すればよい。
7に配置した送風機、6bはガス排出路8に配置した送
風機であり、送風機6a・6bによって送風手段6が構
成されている。通常運転中は開閉蓋2が閉じてあるので
送風量が少なくても処理槽3内の分解ガスをガス排出路
8に送ることができるから、送風機6aを停止して送風
機6bのみを低回転で作動すればよい。
【0027】一方、開閉蓋2が開いた時は送風機6a・
6bを同時に高回転で作動し、送風機6aによって通気
口7aから処理槽3内に空気を吹出し、送風機6bによ
って処理槽3の空気を通気口8aからガス排出路8に吸
引するから、処理槽3内には通気口7aから通気口8a
に向かう空気流が形成されて分解ガスを脱臭手段5に送
ることができる。
6bを同時に高回転で作動し、送風機6aによって通気
口7aから処理槽3内に空気を吹出し、送風機6bによ
って処理槽3の空気を通気口8aからガス排出路8に吸
引するから、処理槽3内には通気口7aから通気口8a
に向かう空気流が形成されて分解ガスを脱臭手段5に送
ることができる。
【0028】更に、空気供給路7の通気口7a及びガス
排出路8の通気口8aは処理槽3の上部に開口し、通気
口7aと通気口8aとを処理槽3の上部空間を介して対
向して配置すれば、空気供給路7の通気口7aからガス
排出路8の通気口8aに向かう空気流によって処理槽3
の上部にエアカーテンが形成されるから、上方に向かお
うとする分解ガスは遮られてガス排出路8へ吸引される
ので、より確実な脱臭効果が期待できるものである。
排出路8の通気口8aは処理槽3の上部に開口し、通気
口7aと通気口8aとを処理槽3の上部空間を介して対
向して配置すれば、空気供給路7の通気口7aからガス
排出路8の通気口8aに向かう空気流によって処理槽3
の上部にエアカーテンが形成されるから、上方に向かお
うとする分解ガスは遮られてガス排出路8へ吸引される
ので、より確実な脱臭効果が期待できるものである。
【0029】
【発明の効果】上記のようにこの発明では開閉蓋2を開
いた時には送風手段6が送風量を増して空気供給路7か
らガス排出路8に向かう強い空気流を形成することで、
分解ガスを処理槽3の上方から放出させることがなくな
り、脱臭手段5に送られた分解ガスは触媒によって悪臭
成分が除去されて排気口8bから排出されるものとなっ
た。この為、生ゴミ投入時に開閉蓋2を開いても悪臭を
発生することがないから、使用者に不快感を与えること
なく使用できるものとなった。
いた時には送風手段6が送風量を増して空気供給路7か
らガス排出路8に向かう強い空気流を形成することで、
分解ガスを処理槽3の上方から放出させることがなくな
り、脱臭手段5に送られた分解ガスは触媒によって悪臭
成分が除去されて排気口8bから排出されるものとなっ
た。この為、生ゴミ投入時に開閉蓋2を開いても悪臭を
発生することがないから、使用者に不快感を与えること
なく使用できるものとなった。
【0030】また、送風手段6は空気供給路7に配置し
た送風機6aとガス排出路8に配置した送風機6bとで
構成したので、空気供給路7側から吹出す空気とガス排
出路8側に吸引される空気とによって処理槽3内に空気
流を形成することができ、開閉蓋2が開いても分解ガス
を吸引するのに十分な送風量を得ることができる。
た送風機6aとガス排出路8に配置した送風機6bとで
構成したので、空気供給路7側から吹出す空気とガス排
出路8側に吸引される空気とによって処理槽3内に空気
流を形成することができ、開閉蓋2が開いても分解ガス
を吸引するのに十分な送風量を得ることができる。
【0031】また、空気供給路7の通気口7aと、ガス
排出路8の通気口8aを処理槽3の上部に開口し、処理
槽3の上部空間を介して対向して配置すれば、送風手段
6の空気流によって処理槽3の上部にエアカーテンが形
成されるから、処理槽3内の分解ガスを確実に脱臭手段
5に送ることができ、効果的に悪臭を取り除くことがで
きた。
排出路8の通気口8aを処理槽3の上部に開口し、処理
槽3の上部空間を介して対向して配置すれば、送風手段
6の空気流によって処理槽3の上部にエアカーテンが形
成されるから、処理槽3内の分解ガスを確実に脱臭手段
5に送ることができ、効果的に悪臭を取り除くことがで
きた。
【図1】この発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】この発明の実施例を示す生ゴミ分解処理機の断
面である。
面である。
【図3】この発明の実施構造を備えた生ゴミ分解処理機
の断面である。
の断面である。
1 枠体 2 開閉蓋 3 処理槽 4 撹拌手段 5 脱臭手段 6 送風手段 6a 送風機 6b 送風機 7 空気供給路 7a 通気口 8 ガス排出路 8a 通気口 9 開閉検知手段
Claims (3)
- 【請求項1】 枠体1内には開閉蓋2で外部と遮断され
る処理槽3と、該処理槽3内に投入した生ゴミと微生物
を担持した基材を一緒に撹拌する撹拌手段4と、処理槽
3内で発生した分解ガスを吸引して脱臭手段5へ送り出
す送風手段6とを設け、かつ、該送風手段6によって枠
体1外から処理槽3内に空気を送り込む空気供給路7
と、前記脱臭手段5を収納して処理槽3内の分解ガスを
枠体1外に排出するガス排出路8とを設け、処理槽3内
の分解ガスを前記送風手段6によってガス排出路8の脱
臭手段5に供給し、脱臭装置5で分解ガスの臭気を除去
する生ゴミ分解処理機において、開閉蓋2の開閉によっ
て作動する開閉検知手段9を設け、開閉検知手段9は開
閉蓋2の開時に送風手段6を強運転に切換え、空気供給
路7からガス排出路8に向かう強い空気流を形成して処
理槽3内の分解ガスをガス排出路8に吸引することを特
徴とする生ゴミ分解処理機の脱臭構造。 - 【請求項2】 前記送風手段6は空気供給路7から処理
槽3内に向かう空気流を形成する送風機6aと、処理槽
3からガス排出路8へ向かう空気流を形成する送風機6
bとで構成したことを特徴とする請求項1記載の生ゴミ
分解処理機の脱臭構造。 - 【請求項3】 前記空気供給路7及びガス排出路8の処
理槽3への通気口7a・8aは処理槽3の上部に開口
し、該通気口7a・8aは処理槽3の上部空間を介して
対向して配置したことを特徴とする請求項1記載の生ゴ
ミ分解処理機の脱臭構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000299581A JP2002102830A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 生ゴミ分解処理機の脱臭構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000299581A JP2002102830A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 生ゴミ分解処理機の脱臭構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002102830A true JP2002102830A (ja) | 2002-04-09 |
Family
ID=18781364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000299581A Pending JP2002102830A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 生ゴミ分解処理機の脱臭構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002102830A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007069168A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Canon Electronics Inc | 廃棄物処理装置 |
CN103350102A (zh) * | 2013-07-30 | 2013-10-16 | 杨名甲 | 一种就地处理餐厨垃圾的成套装置 |
-
2000
- 2000-09-29 JP JP2000299581A patent/JP2002102830A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007069168A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Canon Electronics Inc | 廃棄物処理装置 |
CN103350102A (zh) * | 2013-07-30 | 2013-10-16 | 杨名甲 | 一种就地处理餐厨垃圾的成套装置 |
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