JP4212829B2 - Vodコンテンツ配信及び番組放送システム、vodコンテンツ配信及び番組放送方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

Vodコンテンツ配信及び番組放送システム、vodコンテンツ配信及び番組放送方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、VODセンターから端末機器に映像、音声などのVODコンテンツを配信するVODコンテンツ配信システムにおいて、特に、帯域が確保されたネットワークを使用する通信条件を前提とし、ユーザーのリクエストに応じたVODコンテンツを各ユーザーに個別に配信するVODコンテンツの配信と番組の放送を行うVODコンテンツ配信及び番組放送システム、VODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信システム、VODコンテンツ配信及び番組放送方法、VODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信方法、これらの方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
映像、音声等のコンテンツの配信システムとして、近年の高速通信化に対応してデータ自体も高速通信を前提としたものが開発されている。このような十分な帯域が確保された通信条件を前提としてユーザーのリクエストに応じたコンテンツを各ユーザーに個別に配信するコンテンツ配信システムとして、ビデオデータを配信するVOD(Video on Demand:ビデオ・オン・デマンド)がある。以下、コンテンツ配信システムとしてVODを例に挙げて説明する。このVODを実現するための手法としては、大きく分けると以下の3つの形態がある。
【0003】
1.センターサーバー型VOD(ネットワーク型VOD)
センター側にビデオサーバーを敷設し、映像、音声などのコンテンツを蓄積する。ユーザーが端末及びリモコンで操作し、利用可能なコンテンツをリクエストする。そのリクエストデータをセンター側で受け取り、リクエストされたコンテンツをそのユーザーの端末に配信する。
【0004】
2.端末蓄積型VOD
ユーザーの端末にコンテンツのデータを蓄積するための蓄積装置(HDDやメモリなど)を持ち、蓄積装置に格納後の映像、音声などのコンテンツをユーザーが選択して見る。
【0005】
3.その他(組み合わせ型VOD)
上記1.の手法を用いつつ、配信を確実に行うために端末にメモリを持ち、エラー訂正を行いながら再生していく。
【0006】
次に上記1.〜3.のうち、本発明の技術分野が属する1.ネットワーク型VODについて説明する。現在、ネットワーク型VODは、インターネットや携帯電話網、無線ネットワーク網を通じたサービスとしてパーソナルコンピュータ(PC)や、専用端末(STB:セットトップボックス)、携帯電話機、その他無線系端末、などに提供されている。
【0007】
ユーザーが自分の見たい(聞きたい)コンテンツをリクエストして見るタイミングとしては、以下の2つがある。
[1]リクエストに対して即コンテンツを提供しリアルタイム(実時間)見せて終わるケース
[2]端末機器での蓄積を前提とし、実時間にかかわらずコンテンツを端末側に送り再生可能となった時点でユーザーが楽しむ(視聴する)ケース
【0008】
上記2つのケースにおいてユーザーの利便性を考慮し、映像、音声の早送り、早戻し、一時停止機能等といった一般的にトリックプレイといわれる機能を実現している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現状のネットワーク型VODでは、上記[1]のケースにおいて、ユーザーは無制限にトリックプレイが可能である。このネットワーク型VODでは、センターのVOD送出サーバーの1出力を1ユーザーが占有するシステムである。
【0010】
このため、帯域が保証されたネットワークを使用する前提であっても、コンテンツの配信時には、ネットワークを介してセンターと端末とが接続された状態が継続される。よって、システム全体の効率、特に、センター側でのコンテンツ送出にかかる処理、及び他のユーザーの要求が受け入れにくくなる等の問題点が生じる。
【0011】
このため、各ユーザーが1つのコンテンツを視聴する時間が長くなるほど、センター側に負荷がかかり、VODのサービスの商業化が困難となる。現状、VODサービスは実験が主流であり、一部商用化も行われているが収益を得るに至らない状況にある。VODサービスにより収益を生み出し、商業化を推進するためには、VODサービス全体を見直し、全体の効率化が必要である。
【0012】
また、端末機器に対しては、VODコンテンツの配信に限らず放送システムを利用して番組の放送が行うことができる。このような複合型システムにおいて、ユーザーに対するVODサービスと番組放送サービスの利便性の向上が求められている。
【0013】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、オンラインネットワーク型VODをより効率的に運用できるコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラムの提供を目的としている。
【0014】
また、端末機器に対しコンテンツ配信と番組放送される統合型システムにおいてユーザーの操作性や、コンテンツ及び番組検索の利便性を向上できるコンテンツ配信及び番組放送システム、コンテンツ配信及び番組放送方法、VODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信システム、VODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラムの提供を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係るVODコンテンツ配信及び番組放送システムは、VODコンテンツを出力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するVODセンターシステムと、前記端末機器に対し前記通信回線を介して複数チャンネルの番組を放送する放送センターシステムとからなるVODコンテンツ配信及び番組放送システムであって、前記VODセンターシステムが前記端末機器のリクエストに基づき配信するVODコンテンツと前記放送センターシステムが放送する番組を内容に基づき相互に所定の関連付けを行う関連付け手段と、前記配信されたVODコンテンツに関連する放送番組、あるいは放送されている番組に関連するVODコンテンツを前記端末機器に対し案内表示する連動情報送出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、VODコンテンツの配信と、番組の放送を統合したシステムにおいて、これらVODコンテンツと番組の関連をユーザーに案内するため、ユーザーは、VODコンテンツに関連する番組、放送番組に関連するVODコンテンツのうち興味のあるものを単一の端末機器で切り替えるだけで視聴でき、システム全体の利便性の向上を図ることができる。
【0017】
また、この発明に係るVODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信システムは、VODコンテンツを出力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するVODセンターシステムと、前記端末機器に対し前記通信回線を介して複数の番組コンテンツをマルチキャスト配信するマルチキャスト配信センターシステムとからなるVODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信システムであって、前記VODセンターシステムが前記端末機器のリクエストに基づき配信するVODコンテンツと前記マルチキャスト配信センターシステムが配信する番組コンテンツを内容に基づき相互に所定の関連付けを行う関連付け手段と、前記配信されたVODコンテンツに関連するマルチキャスト配信される番組コンテンツ、あるいはマルチキャスト配信されている番組コンテンツに関連するVODコンテンツを前記端末機器に対し案内表示する連動情報送出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、VODコンテンツの配信と、マルチキャスト配信される番組コンテンツを統合したシステムにおいて、これらVODコンテンツと番組コンテンツの関連をユーザーに案内するため、ユーザーは、VODコンテンツに関連する番組コンテンツ、配信されている番組コンテンツに関連するVODコンテンツのうち興味のあるものを単一の端末機器で切り替えるだけで視聴でき、システム全体の利便性の向上を図ることができる。
【0019】
また、この発明に係るVODコンテンツ配信及び番組放送方法は、VODコンテンツを出力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するVODセンターシステムと、前記端末機器に対し前記通信回線を介して複数チャンネルの番組を放送する放送センターシステムとからなるシステムにおけるVODコンテンツ配信及び番組放送方法であって、前記VODセンターシステムが前記端末機器のリクエストに基づき配信するVODコンテンツと前記放送センターシステムが放送する番組を内容に基づき所定の関連付けを行う関連付け工程と、前記配信されたVODコンテンツに関連する放送番組、あるいは放送されている番組に関連するVODコンテンツを前記端末機器に対し案内表示する連動情報送出工程と、を含むことを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、VODコンテンツの配信と、番組の放送を統合したシステムにおけるこれらVODコンテンツと番組の関連をユーザーに案内するため、ユーザーは、VODコンテンツに関連する番組、放送番組に関連するVODコンテンツのうち興味のあるものを単一の端末機器で切り替えるだけで視聴でき、システム全体の利便性の向上を図ることができる。
【0021】
また、この発明に係るVODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信方法は、VODコンテンツを出力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するVODセンターシステムと、前記端末機器に対し前記通信回線を介して複数の番組コンテンツをマルチキャスト配信するマルチキャスト配信センターシステムとからなるVODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信方法であって、前記VODセンターシステムが前記端末機器のリクエストに基づき配信するVODコンテンツと前記マルチキャスト配信センターシステムが配信する番組コンテンツを内容に基づき相互に所定の関連付けを行う関連付け工程と、前記配信されたVODコンテンツに関連するマルチキャスト配信される番組コンテンツ、あるいはマルチキャスト配信されている番組コンテンツに関連するVODコンテンツを前記端末機器に対し案内表示する連動情報送出工程と、を含むことを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、VODコンテンツの配信と、マルチキャスト配信される番組コンテンツを統合したシステムにおいて、これらVODコンテンツと番組コンテンツの関連をユーザーに案内するため、ユーザーは、VODコンテンツに関連する番組コンテンツ、配信されている番組コンテンツに関連するVODコンテンツのうち興味のあるものを単一の端末機器で切り替えるだけで視聴でき、システム全体の利便性の向上を図ることができる。
【0023】
また、この発明に係るコンピュータに実行させるプログラムは、前記方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係るVODコンテンツ配信及び番組放送システム、VODコンテンツ配信及び番組放送方法、VODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信システム、VODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0025】
本発明のVODコンテンツ配信システムは、コンテンツ配信の形態として、前述した1.ネットワーク型VODを前提とする。このネットワーク型VODのサービスは、特定のユーザーのリクエストに答えて、リクエストされた画像、音声等を個別に提供することを基本としている。このVODシステムに係るセンター側のハードウェアは高価になるため、センター側に設けられるコンテンツを配信する出力ポート数は、このVODシステムを受けるユーザー総数(端末総数)より少ない。したがって、本発明は、限られた数の出力ポートを効率的に運用し、また、ユーザー側の配信要求に答えられるVODシステムを構築しようとするものである。
【0026】
(VODシステムの全体構成)
図1は、この発明の本実施形態に係るVODコンテンツ配信システムの全体構成を示すブロック図である。このシステムは、VODコンテンツを登録及び蓄積し、ユーザーに適切なコンテンツを提供する各種VOD送出機器や、コンテンツ及びユーザーに関するデータを包括的に管理する管理装置等からなるVODセンターシステム100と、ユーザー側に設置されVODを享受するための端末機器101と、これらVODセンターシステム100と、端末機器101をつなぐネットワーク102により大略構成されている。以下、各部の構成をより詳細に説明する。
【0027】
(VODセンターシステム100)
VODセンターシステム100は、VOD管理装置111,VODコンテンツ登録装置112,VODコンテンツ蓄積装置113,VOD付加情報蓄積装置114,VODコンテンツ配信装置115,VOD付加情報配信装置116,Web装置117,VOD受付装置118,課金・収納システム119により構成される。
【0028】
VOD管理装置111は、VODシステムの中枢として、VODサービスを享受できるユーザーに関する情報や、VODとして利用できるコンテンツに関する基本情報(識別番号・タイトル・価格・有効期限等)を管理する。VODコンテンツ登録装置112は、VODサービスとして提供するコンテンツを登録するための装置であり、本装置にVODコンテンツに関する詳細情報を登録する。ネットワーク等を介してオンラインによるVODコンテンツの登録も可能である。
【0029】
VODコンテンツ蓄積装置113は、VODコンテンツ登録装置112に登録されたVODコンテンツを蓄積する装置である。VOD付加情報蓄積装置114は、VODコンテンツ登録装置112に登録されたVODコンテンツの詳細情報を蓄積する装置である。VODコンテンツ配信装置115は、ユーザーのVODリクエストに基づき、VODコンテンツを配信するための装置である。
【0030】
VOD付加情報配信装置116は、ユーザーのVODリクエストに基づき、VODコンテンツに関する情報を配信するための装置である。配信は定期的に行われ、配信された情報はネットワーク102経由で端末機器101に蓄積され、端末機器101の操作によりユーザーが見たいときに情報を画面に表示し、その情報をもとにユーザーはリクエストを行う。ここでいう情報は、料金、VODコンテンツの内容等、ユーザーがVODコンテンツを選択するための情報を示している。
【0031】
Web装置117は、Webサーバー等で構成され、端末機器101からアクセスすることのできるWebページを表示するための装置である。このWebページ上でユーザーがリクエストすることのできるVODコンテンツリスト及び内容などが表示され、ユーザーはこのWebページからVODのリクエストを行うことができる。
【0032】
VOD受付装置118は、ユーザーからのVODリクエストを受け付けるための装置であり、リクエストデータはログとして本システムに蓄積される。このログとVODコンテンツ配信装置115の配信実績をもとにVODの稼動状況を集計し、ユーザーへの課金・収納のための基礎情報、VODコンテンツ提供元への精算のための基礎情報として活用する。課金・収納システム119は、VOD受付装置118及び、VODコンテンツ配信装置115からのデータをもとにユーザーへの課金・収納及びVODコンテンツ提供者への支払いを行うための装置である。
【0033】
(端末機器101)
ユーザー宅等に設置され、ユーザーの操作によってVODコンテンツを享受するための装置である。端末機器101としてはパソコン121,VODサービスの規格を満たしVODコンテンツの視聴用に特化した構成のSTB(セットトップボックス)122,汎用のゲーム機123,携帯端末124等が用いられ、ユーザーが操作することによりVODサービスを得ることができる。これらの端末機器101は、ネットワーク102を介してVODセンターシステム100に接続され、VOD管理装置111に登録・管理される。
【0034】
端末機器101は、以下の機能を有する。
1.VODセンターシステム100内のVOD付加情報配信装置116から配信されるVODコンテンツに関する情報を受け取り、端末機器101内に蓄積し、ユーザーの操作にてその内容を画面に表示させる。
2.VODセンターシステム100内のWeb装置117によるWebページにアクセスしVODコンテンツに関する情報を表示し、ユーザーの操作にてVODコンテンツのリクエストを行う。
3.ユーザーによる上記1.2.の操作の結果、VODコンテンツ配信装置115から送られてきたVODコンテンツを表示させ視聴可能にする。
4.端末機器101を構成する本体及び操作装置、表示装置の具体的構成例は下記の組合わせからなる。
【0035】
・パソコン121の場合
操作装置は、キーボード、マウス及び音声入力装置など一般的なパソコンの操作装置を用いる。表示装置としては、パソコンの画面表示用ディスプレイ装置を用いる。これらは、一般的に家庭にある汎用のパソコンを構成するハードウェアを利用でき、必要に応じてネットワーク102を介してVODセンターシステム100に接続するための通信装置を組み込んで構成できる。また、VODサービスを利用するためのソフトウェアを組み込む。
【0036】
・STB122の場合
操作装置は、STB122本体に設けられる操作ボタンや、リモコン122a、キーボード(不図示)等を用いる。表示装置としては、一般的なテレビジョン(TV)122bを用いる。STB122の操作は本体の操作ボタンあるいはリモコン122a、キーボードなどにて行う。STB122には、ネットワーク102への接続及びVODコンテンツ視聴用のプログラムが予め組み込まれている。
【0037】
・ゲーム機123の場合
操作装置は、ゲーム機用の操作装置であるジョイスティック,ゲームコントローラ123a等を用いる。表示装置としては、一般的なテレビジョン(TV)123bを用いる。あるいは、ゲーム機123に一体で組み込まれた一体型ディスプレイ(不図示)を利用することもできる。ゲーム機123は、本来VODサービスの利用は想定されていないため、VODサービスを利用できるソフトウェアを組み込み、ネットワーク102を介してVODセンターシステム100に接続するための通信機能(例えば通信カード)を組み込んで構成できる。
【0038】
・携帯端末124の場合
携帯端末124としては、携帯電話機、PDA等の携帯型パソコン等がある。これら携帯端末124の操作装置は、本体に付属する入力キーを用いる。表示装置としては、本体に付属するLCD等のディスプレイを用いる。携帯端末124でVODサービスを得るためには、携帯電話機の場合には、一般的なWebの閲覧ができる機能を有するもの、携帯型パソコンの場合には、携帯電話回線や無線回線に接続できる機能を有するものを用いる。
【0039】
端末機器101の他の例としては、いずれも不図示であるが、カラオケ装置や、CDショップ等に設置された視聴用機器、ジュークボックス等がある。設置場所については、個別宅に限らない。例えば、多数の人が集まるカラオケ店舗、飲食店、宴会場、公共施設、健康施設等に設置でき、カラオケ装置やジュークボックスの機能として使用することもできる。この場合、用いる表示装置も大型のプロジェクタ等を用いてもよい。
【0040】
(ネットワーク102)
ネットワーク102は、電話線やCATVなどの地上回線及び無線回線、衛星回線等が用いられる。電話線としては、ISDNやADSL等の公衆回線サービスがある。これら電話線を含めてVODシステムに用いるネットワーク102としては、
1.VODセンターシステム100と、端末機器101との間で双方向にデータの送受が可能なこと。
2.VODセンターシステム100(VODコンテンツ配信装置115)から出力されたVODコンテンツをユーザーの端末機器101まで配信するための十分な帯域(通信速度)を有すること。
の2つを満足することを条件とする。
衛星回線については、現状の通信環境であれば、VODコンテンツの配信用にのみ用い、ユーザー側からのリクエスト等は地上回線を用いて実現可能である。
【0041】
次に、VODサービスの概要について説明する。
サービス提供者は、VODセンターシステム100,ネットワーク102,端末機器101からなるVODシステムを利用してVODサービスを提供する。サービス提供者は、外部からVODコンテンツの供給を受けて端末機器101を保有するユーザーにVODサービスを提供する。
【0042】
1.ユーザーの登録・管理
図2は、ユーザーの登録・管理の処理を示すフローチャートである。ユーザーは、VOD管理装置111に登録・管理される。VOD管理装置111は、登録されたユーザーと、このユーザーが使用する端末機器101(例えばSTB122)の関連付けを行い(ステップS201)、ユーザーの契約内容に対応したVODコンテンツの提供(送出許可)や、有料VODコンテンツを含むユーザー別にVODコンテンツの配信制限を行う(ステップS202)。また、ユーザー別に有料VODコンテンツの課金・請求管理が可能となる。このVOD管理装置111は、VOD受付装置118との連動でVODリクエストの集計、配信内容(タイトル別、時間帯別など)の集計を行う。
【0043】
2.VODコンテンツの登録・管理
図3は、VODコンテンツの登録・管理の処理を示すフローチャートである。VODコンテンツは、VODセンターシステム100に登録・格納される。提供者からVODコンテンツ(素材)と、このVODコンテンツに係る情報が供給されると、VODコンテンツの情報をVODコンテンツ登録装置112に登録する(ステップS301)。VODコンテンツ登録装置112は、供給されたVODコンテンツの情報の一部(ユーザーがVODコンテンツをリクエストするための付加情報等)をVOD付加情報蓄積装置114に登録する(ステップS302)。VODコンテンツは、外部供給されるに限らず、VODサービスを提供する業者がオリジナルVODコンテンツを作成して登録することもできる。
【0044】
上記VODコンテンツの情報としては、[1]契約に基づくVODコンテンツ配信の有効期限、VODコンテンツの提供を受ける経済条件など内部的な運営にかかわる情報と、[2]ユーザーがリクエストする際の目安となるVODコンテンツ毎の時間、ジャンル、タイトル、登場人物、製作者、あらすじなどのVODコンテンツの内容に関する情報がある。
【0045】
VOD素材の情報登録が完了すると、VODコンテンツそのものは、VODコンテンツ蓄積装置113に格納される(ステップS303)。この後、ユーザーの端末からVODコンテンツのリクエストが発生すれば(ステップS304:Yes)、該当するVODコンテンツをVODコンテンツ配信装置115からリクエストを行ったユーザーの端末機器101に送出する(ステップS305)。
【0046】
また、VOD付加情報蓄積装置114に登録されたVODコンテンツの情報の一部(ユーザーがリクエストするための付加情報)は、VOD付加情報配信装置116により端末機器101に送信される(ステップS306)。この付加情報の送信は、ユーザー側からのリクエストに限らず配信可能な全VODコンテンツに関する情報として常時配信されるようになっている。端末機器101では、VODコンテンツに関する情報を受け取り、端末機器101内に蓄積し、ユーザーの操作にて情報の内容(リクエスト用情報等)を画面に表示する。
【0047】
また、VOD付加情報蓄積装置114に格納されたVODコンテンツ情報の一部は、VODセンターシステム100のWeb装置117を介してネットワーク102上で汎用されているWebページの形式で送出することもできる。この場合、端末機器101には、Webページが表示可能なブザウザ等を備える。
【0048】
3.VODコンテンツのリクエスト
ユーザーからのVODのリクエスト形態としては、VODコンテンツ配信装置115から送られた情報を端末機器101に蓄積して、その情報を画面に表示して行う場合と、ユーザーがVODコンテンツに関する情報を提示するWebページ(サイト)にアクセスしてそのページ(サイト)上で行う場合の2つの方法がある。
【0049】
図4は、VODコンテンツのリクエストの処理を示すフローチャートである。ユーザーからのリクエストは、ネットワーク102経由でVOD受付装置118で受け付ける。VOD受付装置118は、あるユーザーからのリクエストを待機する(ステップS401:Noのループ)。リクエストが発生すると(ステップS401:Yes)、リクエストしたユーザーの情報をVOD管理装置111に伝える(ステップS402)。VOD管理装置111は、リクエストしたユーザーの情報を予め登録されているユーザー情報と参照して、そのユーザーがリクエストしたVODコンテンツが視聴可能か否か判定する(ステップS403)。
【0050】
視聴可能と判定した場合には(ステップS403:Yes)、リクエストされたVODコンテンツをVODコンテンツ配信装置115から該当するユーザーの端末機器101に向けて配信する(ステップS404)。契約内容等により視聴不能の場合には(ステップS403:No)、リクエストされたVODコンテンツの配信を行わない(ステップS405)。この際、視聴不可な理由等を端末機器101に通知する。VOD受付装置118は、各ユーザーからのリクエストを受け付けた都度、VODコンテンツ配信の履歴を取り管理する(ステップS406)。
【0051】
VODコンテンツ配信装置115は複数の出力ポートを有しているが、あるユーザーに対するVODコンテンツの配信時には、ネットワーク102を介して該当する端末機器101に対して1つの出力ポートを占有して送出する。この出力ポートは、VODコンテンツの送出が終了するまで継続してある端末機器101に対し占有される。
【0052】
4.ユーザーへの課金
図5は、ユーザーへの課金処理を示すフローチャートである。ユーザーが有料VODコンテンツをリクエストし、視聴した場合は課金を行い、予めユーザーとの約款で取り決めた精算方式に基づいて収納を行う。具体的には、VOD管理装置111に登録されているユーザーにより有料VODコンテンツのリクエストが発生すると(ステップS501:Yes)、このリクエストは、VOD受付装置118においても同時に受け取り、ユーザー情報(ユーザー番号,装置番号)と、リクエスト内容(リクエスト日時,コンテンツ番号)をリクエストログとして蓄積・管理する(ステップS502,受付データ管理)。
【0053】
VOD受付装置118は、ユーザーの情報をVOD管理装置111に伝える(ステップS503)。VOD管理装置111は、リクエストしたユーザーの情報を予め登録されているユーザー情報と参照して、そのユーザーがリクエストした有料VODコンテンツが視聴可能か否か判定する(ステップS504)。ユーザーデータとの照合の結果、視聴可能と判定した場合には(ステップS504:Yes)、リクエストされた有料VODコンテンツをVODコンテンツ配信装置115から該当するユーザーの端末機器101に向けて配信する(ステップS505)。一方、契約内容等により視聴不能の場合には(ステップS504:No)、リクエストされたVODコンテンツの配信を行わない(ステップS506)。この際、視聴不可な理由等を端末機器101に通知する。
【0054】
課金・収納システム119は、有料VODコンテンツの配信履歴を配信ログとして蓄積・管理する(ステップS507,配信データ管理)。そして、課金・収納システム119は、上記「受け付けデータ管理」の内容と、「配信データ管理」の内容の照合を行い、所定の期間単位毎に課金のための請求データを生成する(ステップS508)。この請求データをもとにユーザーとの契約に基づく方式で課金収納を行う(ステップS509)。
【0055】
5.VODコンテンツ提供者への精算
図6は、VODコンテンツ提供者への精算処理を示すフローチャートである。課金・収納システム119は、図5に示したユーザーへの課金・収納の処理の他に、「受付データ管理」と「配信データ管理」の内容に基づき、VODコンテンツ毎のリクエスト、及び配信実績データを取り纏める集計作業を行う(ステップS601)。VOD管理装置111に登録されているVODコンテンツ契約内容に従い、VODコンテンツ提供者毎にVODコンテンツ提供に対する精算を行う(ステップS602)。
【0056】
次に、本発明の主要な構成について説明する。本発明のVODコンテンツ配信システムでは、次に挙げる1.〜12.の各項目を特徴的な構成とする。以下に説明する各装置に設けられる各手段は、各装置が有する機能を図示化したものである。各機能別に異なる手段として図示してある場合においても、装置が有するハードウェアやマイクロコンピュータを用いたソフトウェア等により各手段の機能を達成している。
【0057】
1.VODの視聴時間制限
この視聴時間制限とは、オンラインネットワーク型VODを効率的に運用するために、(1)VODの利用時間、あるいは(2)視聴者の利用できるVODの機能制限を行うものである。
【0058】
(1)利用時間制限について
図7は、利用時間の制限にかかる構成を示すブロック図である。VOD管理装置111には、利用時間制限手段700を設ける。利用時間制限手段700には、VOD管理装置111が管理するVODコンテンツの実時間とタイマ等からの時間情報が入力され、これらに基づき利用時間を算出する。VOD管理装置111は、VODコンテンツの送出開始時から計時を開始し、算出された利用時間に達した時にVODコンテンツ配信装置115に対して送出停止を制御指示する。
【0059】
利用時間制限手段700による利用時間算出の具体例としては、
[1]VODコンテンツの実時間にある数値を乗じた時間を1回当たりのVODサービスの利用時間とする。例えば、VODコンテンツの実時間の120%の時間(1.2を乗じた時間)を利用時間とする。
[2]VODコンテンツの実時間に所定の時間を加えた時間を1回当たりのVODサービスの利用時間とする。例えば、利用時間を実時間に15分を加えた時間までとする。
[3]絶対時間で1回当たりの最大値を定義する。例えば、利用時間を1回当たり2時間までとする。この時間はVODコンテンツの実時間以上の余裕を持った時間として設定しておく。
【0060】
また、利用時間制限手段700は、算出された利用時間をユーザーの端末機器101に送出する構成としてもよい。送出のタイミングはVODコンテンツの送出と共に常時行っても良いし、VODコンテンツの送出開始時にのみ行い、端末機器101側でタイマ計時でユーザーに報知する構成にもできる。利用時間の報知は、表示画面上に必要時にのみ表示させたり、VODコンテンツの実時間が経過後から残り時間を表示させる等、種々の形態が考えられる。
【0061】
前述したように、ユーザーが端末機器101を操作してトリックプレイ(早送り、早戻し、一時停止等)を行うと、VODコンテンツの実時間に比して利用時間が増大する。しかし、上記構成の如く利用時間を設定して、あるユーザーが1つのVODコンテンツを視聴可能な時間を制限する構成とすることにより、VODセンターシステム100における出力ポートの占有を防ぐことができるようになる。利用時間は、VODコンテンツの実時間以上に設定されているから、利用時間内であれば何回でもトリックプレイを行えるため、VODサービスの機能を維持できる。一方、利用時間を経過するとVODセンターシステム100は、VODコンテンツを配信していた端末機器101への出力ポートを開放することができ、他のユーザーに開放できるので、システムの効率化が図れるようになる。
【0062】
(2)VODの機能制限について
出力ポートの占有を防止するために、トリックプレイの機能を制限する構成にすることもできる。図8は、機能の制限にかかる構成を示すブロック図である。例えば、VODセンターシステム100に機能制限手段800を設け、端末機器101に対してユーザーが操作可能なトリックプレイの機能をユーザーに告知し、端末機器101に接続された操作手段801を用いたトリックプレイ等の機能を制限する。操作手段801は、例えば図1に示す構成例におけるパソコン121のキーボードやマウス、STB122のリモコン122a、ゲーム機123のジョイスティックやゲームコントローラ123a等である。
【0063】
制限内容としては、
[1]1回当たりのVODサービス利用における早送り機能の操作回数、もしくは機能動作の限度時間を設定する。
[2]1回当たりのVODサービス利用における早戻し機能の操作回数、もしくは機能動作の限度時間を設定する。
[3]1回当たりのVODサービス利用における一時停止機能の使用回数、もしくは機能動作の限度時間を設定する。
[4]これら[1]〜[3]に示した、早送り、早戻し、一時停止の各機能全体の使用回数、もしくは機能動作の限度時間を設定する。
等がある。
【0064】
上記の機能制限手段800は、VODセンターシステム100側に設けるに限らず、端末機器101側に設けて、操作手段801の操作を直接機能制限する構成とすることもできる。
【0065】
上記構成のように、あるユーザーが1つのVODコンテンツを視聴した際のトリックプレイの回数等を制限する構成とすることにより、VODセンターシステム100における出力ポートの占有を防ぐことができるようになる。トリックプレイの回数が設定された回数に達したり、限度時間に達するとVODセンターシステム100は、VODコンテンツを配信していた端末機器101への出力ポートを開放することができ、他のユーザーに開放できるので、システムの効率化が図れるようになる。
【0066】
上述した視聴時間制限である(1)VODの利用時間、(2)視聴者の利用できるVODの機能制限は、1回のVODコンテンツ送出毎に適用される構成とした。これに限らず、月、週単位でこれら利用時間や、機能制限を適用する構成にもできる。例えば、レンタルビデオのシステムのように、1週間の期間を設定してVODコンテンツの視聴可能な回数を設定し、この期間に対応して設定された利用時間、トリックプレイの操作可能な回数等を設定する構成にもできる。これにより、VODコンテンツの視聴を一旦やめても、後日に続きから視聴できるようになり、トリックプレイも可能となる。これにより、ユーザー側ではVODサービスの利点をより有効に利用でき、操作性の向上も図れるようになる。
【0067】
2.相乗り機能
ユーザーの数が増えると、統計的にも人気のVODコンテンツや新着のVODコンテンツへのリクエスト頻度が高くなる傾向が生じる。これにより、VODセンターシステム100が配信するある1つのVODコンテンツに対して、ほぼ同時刻に多数の端末装置101から同一のリクエストが来ることが考えられる。
【0068】
図9は、相乗り機能にかかる構成を示すブロック図である。VOD受付装置118には、集計手段901を設け、ある1つのVODコンテンツに対して、ほぼ同時刻、もしくはシステムで定義した時間内に多数の端末装置101から同一のリクエストが来たときに、これらを集計し、集計結果をVOD管理装置111の相乗り指示手段902に送出する。システムで定義した時間とは、特定のVODコンテンツへの最初のリクエストの発生からの待ち時間を集計手段901に設定することを示す。この集計結果は、ある1つのVODコンテンツに対するリクエスト1〜nが予め設定した集計時間範囲内で集中した場合に送出される。例えば、同一のVODコンテンツに対するリクエスト数が1分以内に5つ以上受け付けた場合、このVODコンテンツと、リクエストした各ユーザー(端末機器101)の情報を集計結果として相乗り指示手段902に送出する。
【0069】
相乗り指示手段902では、該当するVODコンテンツと、各ユーザーへの送出可否を確認後、これら5名のユーザーに対して同一のVODコンテンツ配信を要求するための相乗り指示をVODコンテンツ配信装置115に対し送出する。VODコンテンツ配信装置115は、通常1つの出力ポートを1つの端末機器101で占有してVODコンテンツを配信させる。しかし、相乗り指示の入力時には、1つの出力ポートP1を用いてリクエストした複数のユーザーの端末機器101(1〜n)に対するVODコンテンツの配信(マルチキャスト)を行う。
【0070】
上記構成によれば、ユーザー側で関与することなしにリアルタイムに複数のユーザーに対する同一のVODコンテンツの配信が可能となる。上記例では、1つのユーザーによるVODコンテンツの視聴に他の4名のユーザーが相乗りして視聴していることに相当する。この際、ユーザー側では、リクエストを出してから実際にVODコンテンツが配信されるまでには、最大で集計時間範囲に対応した時間分の遅れが生じる一方、出力ポートの効率運用が可能となる。
【0071】
また、ユーザー側に対しては、リクエスト受付時やVODコンテンツ配信時に相乗り機能によるVODコンテンツ配信の旨を画面表示させる案内を行う。また、有料VODコンテンツが相乗り機能で配信された場合、課金・収納システム119は、料金割引等を行うよう構成することもできる。なお、上記例では相乗りしている5人はいずれもVODのトリックプレイは行えない。
【0072】
既存の方式は、同一のVODコンテンツを別々の出力ポートを用いて各ユーザーの端末装置101に配信していたため、システム運用の効率を向上できなかったが、上記構成の相乗り機能によれば、同一のVODコンテンツを単一の出力ポートを用いて複数のユーザーの端末装置101に配信できるため、システム運用の効率を向上できな特にシステムの規模が大きくなった場合に、多数のユーザーに対する配信の効率化を図ることができるようになる。
【0073】
3.団体申し込み機能
この団体申し込み機能は、上記の相乗り機能の変形例であり、予めユーザー同士で時刻を決めてあるVODコンテンツを同時に視聴するための機能である。図10は、団体申し込み機能にかかる構成を示すブロック図である。基本的な構成は図9と同一であり、同一の構成部の説明は省略する。複数のユーザーが同一のVODコンテンツを視聴する場合において、特定のユーザーが代表者となることができる場合、この代表者の端末機器101からリクエストを行う。
【0074】
図11は、団体申し込み時のリクエスト内容を示す図である。団体申し込み時、端末機器101の表示画面には図示のリクエスト用画面1101が表示される。内容としては、視聴するコンテンツ名,申し込み者の名前又は識別用のID,配信日時,同時視聴者1〜nの名前又は識別用のIDの各入力項目からなる。これらの各項目を入力してリクエスト送信する。
【0075】
VOD受付装置118には、団体申し込み受付手段1001が設けられ、団体申込によるリクエストを受け付ける。団体申し込み受付手段1001は、団体申し込み内容をVOD管理装置111の相乗り指示手段902に送出する。
【0076】
相乗り指示手段902では、該当するVODコンテンツと、各ユーザーへの送出可否を確認後、これら団体申し込みされた各ユーザーに対して同一のVODコンテンツ配信を要求するための相乗り指示をVODコンテンツ配信装置115に対し送出する。VODコンテンツ配信装置115は、相乗り指示の入力に基づき、1つの出力ポートP1を用いて団体申し込みされた各ユーザーの端末機器101(1〜n)に対するVODコンテンツの配信(マルチキャスト)を行う。
【0077】
団体申し込み受付手段1001は、代表者が有する単一の端末機器101を介して送出された団体申し込みを受け付ける構成としたが、これに限らない。例えば、実際にVODコンテンツが配信されるまでの期間中、他者(不特定多数を含む)に対して同時配信の有無の希望を受け付ける構成にもできる。この場合、他者はそれぞれ自分の端末機器101を使用して希望するVODコンテンツに対して申し込みをするだけでよく、設定された日時に自動的に希望したVODコンテンツを視聴できるようになる。
【0078】
また、端末機器101は、各個人宅に設置するに限らず、公共施設や飲食店、ホテル、銀行等の待合い場所等に設置することができる。団体申し込み機能を用いることにより、各設置箇所に適したVODコンテンツを自動的に配信し、1回の配信でより多数者による視聴が可能になる。なお、有料VODコンテンツがこの団体申し込み機能で配信された場合、課金・収納システム119は、料金割引等を行うよう構成することもできる。また、割引に限らず、代表者のみ視聴料を支払い他者は無料で視聴できる課金形態としたり、1つのVODコンテンツ視聴に必要な金額を申し込まれた複数人で分割して支払う課金形態にもできる。なお、上記例では団体申し込みによるVODコンテンツの視聴時にはいずれもVODのトリックプレイは行えない。
【0079】
上記構成の団体申し込み機能によれば、同一のVODコンテンツを単一の出力ポートを用いて複数のユーザーの端末装置101に配信できるため、システム運用の効率を向上できるようになる。また、団体申し込みで配信されたVODコンテンツに基づき、団体申し込みした者同士でこのVODコンテンツに対する話題や興味を提供したり交換するためのサービス等、VODコンテンツ配信毎の新たなサービスの提供への発展も期待できる。
【0080】
4.混雑状況表示機能
混雑状況表示機能は、時間帯ごとにVODセンターシステム100が有する出力ポートの混み具合を端末機器101に送出し案内表示する機能である。この混雑状況表示機能により、ユーザーは現時刻において、あるいは自分がVODコンテンツを視聴したい時に直ぐに利用できるのかを把握できるようになる。
【0081】
図12は、混雑状況表示機能にかかる構成を示すブロック図である。VOD管理装置111に設けられた混雑状況算出手段1201は、現時刻における混雑状況を、出力ポートの全体数に対する使用数の割合(占有率)を算出し、所定の表示形態にしてVOD付加情報配信装置116にリアルタイムに出力する。VOD付加情報配信装置116は、VOD付加情報の一部として端末機器101に配信する。混雑状況は、VOD付加情報配信装置116が配信するに限らず、Web装置117やVOD受付装置118がVODリクエストを受け付ける際に案内する構成も考えられる。
【0082】
また、混雑状況算出手段1201は、現時刻の混雑状況に限らず、過去の統計に基づき将来の混雑状況を予測する構成にもできる。また、将来の混雑状況をより正確に案内するために、各出力ポートで再生中のVODコンテンツの残り時間や、1.で説明した視聴時間制限(トリックプレイの可能回数等)の情報に基づき空きポート発生の予定時刻を算出して混雑状況を案内する構成にもできる。また、次に説明するVOD利用予約機能を用いる場合、予約された時間帯における出力ポートの使用予定状況を含めて混雑状況を案内することができる。
【0083】
具体的に端末機器101における混雑状況の表示形態としては、時間別の混雑度合い(占有率)を表す各種のグラフや表で行う。ユーザーは、この混雑状況の表示をみることにより、どの時間帯であれば直ぐにVODコンテンツを視聴できるか明確に把握できるようになる。
【0084】
5.VOD利用予約機能
VOD利用予約機能は、ユーザーがVODコンテンツの視聴を行う時間帯を予め予約しておく機能である。この利用予約機能では、視聴するVODコンテンツが決定しているかいないかに限らずVODセンターシステム100に対し出力ポートを事前に割り当てる。
【0085】
図13は、VOD利用予約機能にかかる構成を示すブロック図である。VOD受付装置118に設けられた利用予約受付手段1301は、端末機器101から時間帯予約要求を受け付ける。ユーザーは、何のVODコンテンツを視聴するか決まっている/決まっていないかに係らず、とりあえずVODを使用したい時間帯を予約することができ、その際に端末機器101を操作して時間帯予約要求する。この時間帯予約要求時の内容としては、少なくとも予約日、視聴する時間帯(開始,終了時刻)を予約する。
【0086】
本来、VODは見たいときに見たいVODコンテンツをリクエストして見るものであるが、ユーザー側では見たい時にVODコンテンツを視聴する十分な時間が無い場合がある。このような場合には、自分のスケジュールを考慮して後日にVODコンテンツ視聴の欲求が発生する。この際、VOD利用予約機能を用いる。
【0087】
VOD管理装置111には、予約指示手段1302が設けられ、利用予約受付手段1301が受け付けた特定時間帯になると、予約したユーザーがVODコンテンツを視聴できるよう、VODコンテンツ配信装置115に対し、ポート割り当て指示を出力して、このユーザーの端末機器101に対し特定の出力ポートP1を割り当てる。
【0088】
利用予約したユーザーの端末機器101に対しては、予約時間になる前や予約時間になったときに、VOD予約状態であることを報知する構成とし予約忘れを防止する。この報知機能は、利用予約時に端末機器101側が予約日時を保持しておき報知する構成としてもよい。また、利用予約後は、予約した時間帯が経過するまでの期間中であれば視聴するVODコンテンツを事前に予約でき、また、予約した時間帯内でも視聴するVODコンテンツの切り替えが可能である。なお、利用予約時に視聴するVODコンテンツを同時に予約しておくことができることは言うまでもない。
【0089】
上記のように、VOD利用予約機能によれば、特定のユーザーに対して出力ポートP1を専有させることができ、利用予約したユーザーは、この予約した時間帯になると、混雑状況にかかわらずVODを必ず利用できるようになる。特に、混雑によりVODセンターシステム100が有する出力ポート数がユーザー(端末機器101)の数よりも多くなった場合であっても、利用予約したユーザーに対して優先して出力ポートを割り当ててVODコンテンツが視聴できるようになる。
【0090】
6.残り時間表示機能(利用予約後の延長機能)
残り時間表示機能は、上述した5.VOD利用予約機能などでユーザーがVODを時間枠(時間帯)でサービスを受けている場合に、残り時間をユーザーに告知する機能である。
【0091】
図14は、残り時間表示機能にかかる構成を示すブロック図である。VOD管理装置111には残り時間算出手段1401を備え、予約指示手段1302が予約時間帯にポート割り当て指示を出力した時から予約された時間帯の残り時間を算出する。算出された残り時間は、VODコンテンツ配信装置115を介してVODコンテンツとともに端末機器101に送出される。なお、端末機器101側では、VODコンテンツ視聴の妨げとならないよう表示画面上で残り時間の表示の有無を切り替えることができる。また、残り時間が少なくなった場合、例えば残り15分に達したときに表示するよう構成することもできる。
【0092】
ユーザーの端末機器101では、残り時間の表示を受けて、利用時間の延長が可能である。延長時には、端末機器101側から制限内での延長時間等を指定して延長要求を行う。この延長要求により、VOD管理装置111の予約指示手段1302は、利用予約された時間帯を延長する。そして、残り時間算出手段1401は、延長された後の残り時間を送出する。
【0093】
予約指示手段1302は、延長要求を必ず受領するに限らず、延長要求時に出力ポートP1に空きが有る場合に限り受領する構成にもできる。また、延長可能な時間や回数に制限を設けることもできる。この場合には、延長可能な時間や回数を併せて送出する。このような構成によれば、VOD利用予約機能によりVODを時間帯で利用した場合に、この時間帯を延長することができ、VODサービスの利便性を向上できるようになる。また、VODセンターシステム100が有する出力ポートの使用効率を向上できるようになる。
【0094】
7.オムニバスVOD機能
オムニバスVOD機能は、リクエストされたVODコンテンツとして音楽や映画のビデオクリップ等を配信する場合に、リクエストしたVODコンテンツの内容に関連する他のVODコンテンツ(ビデオクリップなど)を配信する機能である。
【0095】
VOD管理装置111は、リクエストされたVODコンテンツの内容に基づき、例えば音楽ビデオクリップであればリクエストされたVODコンテンツの歌手を抽出する。そして、この歌手の他のVODコンテンツ(ビデオクリップ)を検索し、リクエストされたビデオクリップに関連する他のビデオクリップをオムニバス内容として告知する。これに限らず、予めオムニバス用として所定のVODコンテンツを関連づけておく構成にもできる。
【0096】
このオムニバスVOD機能の告知内容としては、VODコンテンツのリクエスト時にオムニバス該当するVODコンテンツがリクエストされた時同時に告知する場合と、このリクエスト時には告知しない場合の2通りがある。
1)オムニバス告知する場合
ユーザーのリクエスト時にリクエストしたVODコンテンツと、このVODコンテンツに関連するオムニバス内容のVODコンテンツを端末機器101に案内する。VODセンターシステム100は、リクエストされたVODコンテンツの送出終了後に、オムニバスの他のビデオクリップを続けて送出する。この際、付加されたVODコンテンツであることを端末機器101の表示画面上に告知(表示)させる。
【0097】
2)オムニバス告知しない場合
ユーザーのリクエスト時には、リクエストしたVODコンテンツに関連するオムニバス内容のVODコンテンツを案内しない。VODセンターシステム100は、リクエストされたVODコンテンツの送出終了後に、オムニバスであることを告知(表示)させながら他のビデオクリップを続けて送出する。この場合、ユーザーは、VODコンテンツの送出後に付加されたVODコンテンツがあることを知る。ここで、VOD管理装置111は、音楽のビデオクリップが複数タイトル(曲)以上リクエストされた場合に、リクエストされたビデオクリップ以外のVODコンテンツをオムニバスとして付加する構成とすることもできる。
【0098】
これにより、歌手や曲のプロモーション効果等を併せて得ることもできるようになる。また、VOD管理装置111は、音楽ビデオクリップのリクエスト時に歌手の他の音楽ビデオクリップを検索するに限らず、歌手の曲以外のイメージビデオをオムニバスとして新人のプロモーションを行うこともできるようになる。
【0099】
上記のオムニバスVOD機能によれば、リクエストされたVODコンテンツをオムニバス化して他のVODコンテンツを同時に配信することができ、ユーザーのリクエストに沿ったサービスの拡充が図れ、併せてVODコンテンツやVODコンテンツ内容に関連した他のVODコンテンツの宣伝を行えるようになる。なお、オムニバスVOD機能は、VODコンテンツのリクエスト案内画面上でオムニバスであることを(リクエスト前)の状態でユーザーが判るよう事前に告知しておくこともでき、特集画面上でオムニバス一覧を表示させ、特定のプロモーションを行うこともできる。
【0100】
なお、課金・収納システム119は、このオムニバスVOD機能でリクエストされたVODコンテンツが有料であれば、このリクエストされた1つのVODコンテンツに対する課金のみを行い、オムニバスのVODコンテンツに対する課金は行わないよう構成する。また、リクエストした以外のVODコンテンツの視聴をリクエスト時にキャンセルしたり、配信後であっても停止可能なよう構成されている。
【0101】
8.パッケージVOD機能
パッケージVOD機能は、複数のVODコンテンツをまとめて1回でリクエスト可能としたものである。この機能は、Web装置117、及びVOD受付装置118が有し、端末機器101に対して複数のVODコンテンツのリクエスト受付画面を表示させる。VOD管理装置111は、端末機器101でリクエスト要求された各VODコンテンツをリクエスト順に配信制御する。通常のVODサービスでは、1つのVODコンテンツ単位でリクエストするため操作に手間がかかるが、上記機能により、1回のリクエスト操作で複数のVODコンテンツを視聴することができるようになり、操作性の向上、及びVODコンテンツ送出にかかるシステム効率を向上できるようになる。
【0102】
9.番組連動VOD機能
番組連動VOD機能は、放送している番組に関連した映像や音声によるVODコンテンツをオンデマンドで視聴するための機能である。
【0103】
図15は、番組の放送及びVODコンテンツの配信にかかるシステムの全体構成図である。センターシステム1500は、上述したVODセンターシステム100と、番組を放送する放送センターシステム1501により構成されている。
放送センターシステム1501は、番組供給者から番組の供給を受けて通信回線1503を介して端末機器101に対し番組を配信する。
【0104】
通信回線1503は、前述した地上回線のネットワーク102の他に、衛星回線1504,携帯電話回線を含む無線回線1505がある。端末機器101は、VODセンターシステム100から配信されるVODコンテンツに限らず、放送センターシステム1501から供給される番組の視聴が可能な構成となっている。
【0105】
放送センターシステム1501の構成を説明する。番組供給者から供給される番組は、衛星回線1510を介して受信機1511が受信したり、地上回線1512,有線ケーブル等の伝送回線1513を介して端局装置1514,1515が受信する。受信した番組は、SDIルーター1516で複数チャンネルに分割され、それぞれのチャンネルはエンコーダ1517及びスクランブラ1518による符号暗号化が施された後、出力多重化装置(MUX)1519から通信回線1503を介して端末機器101に配信される。端末機器101側には、受信した番組視聴を可能にするデコーダ、スクランブル解除器(不図示)を備える。
【0106】
出力多重化装置1519には、視聴制御装置1520及び放送管理装置1521が接続されている。放送管理装置1521は、VOD管理装置111と同様に、放送番組について視聴契約されているユーザー情報、及び番組コンテンツを管理する。この放送管理装置1521とVODセンターシステム100のVOD管理装置111は、互いに番組放送及びVODコンテンツ配信に関する各種情報を送受可能に構成されている。また、これら放送管理装置1521とVODセンターシステム100のVOD管理装置111は、統合管理システム1525に接続されており、放送センターシステム1501が提供する番組放送とVODコンテンツ配信にかかるユーザーサポートを行う。上記構成によれば、端末機器101では、複数チャンネルによる放送番組、及びVODコンテンツの双方をオンデマンドで視聴できるようになる。
【0107】
図16は、放送番組選択とVODコンテンツリクエストまでの画面遷移を示す図である。この例では、端末機器101としてSTB122(図1参照)を用いた構成である。番組選択は、図16(a)EPG(電子番組表)1601に表示されている番組一覧や、図16(b)リモコン122aを用いたチャンネル指定、により希望の番組を視聴することができる。リモコン122aあるいはテレビジョン122bの表示画面上には、番組連動VOD機能用の操作ボタンが設けられる。この番組連動機能を選択することにより、図16(c)放送番組に関連するVODコンテンツの一覧(VODリスト)1602が表示画面上に表示される。
【0108】
この番組連動機能は、放送管理装置1521が管理する現在の放送番組と、VOD管理装置111が管理するVODコンテンツの関連付けにより得られる。具体的には、番組連動VOD機能用の操作選択により、VOD管理装置111が放送管理装置1521から現在の放送番組の情報(例えばジャンル,タイトル,出演者等)を受けて関連するVODコンテンツを検索し、VODリストとして画面表示する。
【0109】
以降、VODリストの中からユーザーが希望するVODコンテンツを選択すると、VOD管理装置111は、図16(d)VODリストで選択されたVODコンテンツ情報1603を画面表示する。VODコンテンツ情報としては、VODコンテンツのタイトル、出演者、視聴時間、料金(有料VODコンテンツの場合)、視聴制限などからなる。ユーザーは、これらの情報を確認した後にVODコンテンツ配信をリクエストし、(e)リクエストしたVODコンテンツを視聴することができる。
【0110】
上記構成のシステムによれば、放送されている番組に関連した映像や音声によるVODコンテンツをオンデマンドで視聴できるため、放送番組の放送中にこの番組で興味を持ったVODコンテンツに切り替えて視聴することができ、VODサービスの利便性を向上できるようになる。
【0111】
10.VOD連動番組機能
VOD連動番組機能は、9.連動番組VOD機能の逆の機能である。VODコンテンツの視聴中に、そのVODに関連する放送番組がある場合に番組の放送予定を案内する。具体的には、放送管理装置1521がVOD管理装置111からVODコンテンツの内容に関連する放送番組の有無を受けてVODコンテンツの配信中に関連する放送番組がある場合、表示画面上にアイコン等で表示する等して、放送番組を選択できるよう構成する。放送番組は、VODコンテンツの配信中に限らず、後の放送日時を案内することもできる。
【0112】
上記構成のシステムによれば、配信されているVODコンテンツに関連した放送番組をオンデマンドで視聴できるため、VODコンテンツの視聴中にこのVODコンテンツに関連する放送番組を案内し視聴することができ、VODサービスの利便性を向上できるようになる。
【0113】
11.VODリンク機能
VODリンク機能は、VOD管理装置111がVODコンテンツの配信期間中、この配信の最初、途中、最後等の任意の時期に配信されているVODコンテンツに関連する別のVODリスト(図16(c)参照)を案内するものである。関連するVODの検索は、上述したように、配信されているVODコンテンツの内容(ジャンル、、タイトル、登場人物、製作者、あらすじ、出演者)等に基づく。このVODリンク機能により、VODリストに基づき現在配信されているVODコンテンツに関連する他のVODコンテンツを続けて視聴することができるようになり、ユーザーのリクエスト意欲を向上させることができるようになる。
【0114】
12.割り込み機能(VIP機能)
VODセンターシステム100が有する出力ポートは、ユーザーの端末機器101に1:1で接続されるため、出力ポート数以上の端末機器101からリクエストに対してはリクエスト待ちが発生する。この割り込み機能は、VOD管理装置111が有する。VOD管理装置111は、VODのリクエストに待ちが生じた場合に、リクエスト待ちが生じたユーザー(端末機器101)の待ちリストを生成する。通常は、待ちリストに記載された順番に従い出力ポートに空きが生じる毎に順次新たなユーザー(端末機器101)に対してこの出力ポートを割り当てる。
【0115】
割り込み機能では、予め特定のユーザーに対して待ちリストの順番に関わらず優先的に出力ポートを割り当てる機能である。ユーザー別に割り込みの優先度を有する構成とすることもできる。ユーザーに対する優先度の付与は、特定の条件、例えば、契約内容(契約経過年数や契約金額)や、月単位のVODコンテンツ配信数、混雑時にVODコンテンツ視聴を他者へ譲った度合い、等によって複数段階に設定することができる。上記構成によれば、優先度が附されたユーザーは、リクエスト後、他者に比してより早くVODコンテンツを視聴できるようになる。多数のユーザーに対するVODコンテンツ配信に優先度を持たせることができるため、システム効率を向上できるようになる。
【0116】
この割り込み機能の具体的使用例としては、VODコンテンツの内容がカラオケ(カラオケ店舗に端末機器101をカラオケ配信用として設置した場合を含む)である場合、曲のリクエスト数が集中した場合、得意客の端末機器101に対するVODコンテンツ(曲)の配信を優先させる、等がある。
【0117】
本発明のネットワーク型VODサービスでは、VODセンターシステム100がユーザーに対応できる出力ポート数と、1ユーザーがその出力を占有する時間が収益性に大きな影響を有しているが、上記実施形態で説明した構成によれば、1VODコンテンツ当たりのユーザーの利用時間に制限を設ける等により、以下の効果が期待できる。
1.出力ポート当たりの収益率アップ。
2.使用中の出力ポートが次にいつ開放されるかが事前にわかる。
3.システム全体の出力ポートが全て使用中の場合にどの出力ポートから空くかが予測可能となる。
4.VODサービスを利用予定のユーザーに対し、直ぐに利用可能か伝えることができる。
5.VOD利用に際して待ちが発生した場合であっても、どの程度待てばよいのかを予測できる。
【0118】
図15を用いて説明したセンターシステム1500は、放送センターシステム1501から一般に言う番組を放送する構成について説明した。現在、低ビットレートの番組供給は、「放送」ではなく「コンテンツの配信」と呼称されている。このような番組コンテンツの配信は、放送センターシステム1501に代えて番組コンテンツをマルチキャスト配信するマルチキャスト配信センターシステムにより行われる。このマルチキャスト配信センターシステムにおいても、放送センターシステム1501同様の番組を端末機器101に配信可能である。したがって、図15に示すセンターシステム1500は、放送センターシステム1501に相当する機能を有し、番組コンテンツを配信するマルチキャスト配信センターシステムと、VODセンターシステム100とによって構成することができる。
【0119】
この構成時においても、「放送番組」に相当する「番組コンテンツ」と、VODコンテンツの関連付けを行うことにより、「9.番組連動VOD機能」に相当する「番組コンテンツ連動VOD機能」と、「10.VOD連動番組機能」に相当する「VOD連動番組コンテンツ機能」において説明した各機能を得ることができる。
【0120】
なお、本実施の形態で説明した各方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フロッピー(R)ディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【0121】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のVODコンテンツ配信及び番組放送システムによれば、VODコンテンツの配信と、番組の放送を統合したシステムにおいて、これらVODコンテンツと番組の関連をユーザーに案内するため、ユーザーは、VODコンテンツに関連する番組、放送番組に関連するVODコンテンツのうち興味のあるものを単一の端末機器で切り替えるだけで視聴でき、システム全体の利便性の向上を図ることができるという効果を奏する。
【0122】
また、この発明のVODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信システムによれば、VODコンテンツの配信と、マルチキャスト配信される番組コンテンツを統合したシステムにおいて、これらVODコンテンツと番組コンテンツの関連をユーザーに案内するため、ユーザーは、VODコンテンツに関連する番組コンテンツ、配信されている番組コンテンツに関連するVODコンテンツのうち興味のあるものを単一の端末機器で切り替えるだけで視聴でき、システム全体の利便性の向上を図ることができるという効果を奏する。
【0123】
また、この発明のVODコンテンツ配信及び番組放送方法によれば、VODコンテンツの配信と、番組の放送を統合したシステムにおけるこれらVODコンテンツと番組の関連をユーザーに案内するため、ユーザーは、VODコンテンツに関連する番組、放送番組に関連するVODコンテンツのうち興味のあるものを単一の端末機器で切り替えるだけで視聴でき、システム全体の利便性の向上を図ることができるという効果を奏する。
【0124】
また、この発明のVODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信方法によれば、VODコンテンツの配信と、マルチキャスト配信される番組コンテンツを統合したシステムにおいて、これらVODコンテンツと番組コンテンツの関連をユーザーに案内するため、ユーザーは、VODコンテンツに関連する番組コンテンツ、配信されている番組コンテンツに関連するVODコンテンツのうち興味のあるものを単一の端末機器で切り替えるだけで視聴でき、システム全体の利便性の向上を図ることができるという効果を奏する。
【0125】
また、この発明のプログラムによれば、上記のいずれか一つの方法をコンピュータに実行させることによって、上記のいずれか一つの動作をコンピュータによって実現することが可能なプログラムが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の本実施形態に係るVODコンテンツ配信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 ユーザーの登録・管理の処理を示すフローチャートである。
【図3】 コンテンツの登録・管理の処理を示すフローチャートである。
【図4】 コンテンツのリクエストの処理を示すフローチャートである。
【図5】 ユーザーへの課金処理を示すフローチャートである。
【図6】 コンテンツ提供者への精算処理を示すフローチャートである。
【図7】 利用時間の制限にかかる構成を示すブロック図である。
【図8】 機能の制限にかかる構成を示すブロック図である。
【図9】 相乗り機能にかかる構成を示すブロック図である。
【図10】 団体申し込み機能にかかる構成を示すブロック図である。
【図11】 団体申し込み時のリクエスト内容を示す図である。
【図12】 混雑状況表示機能にかかる構成を示すブロック図である。
【図13】 VOD利用予約機能にかかる構成を示すブロック図である。
【図14】 残り時間表示機能にかかる構成を示すブロック図である。
【図15】 番組の放送及びVODコンテンツの配信にかかるシステムの全体構成図である。
【図16】 放送番組選択とVODコンテンツリクエストまでの画面遷移を示す図である。
【符号の説明】
100 VODセンターシステム
101 端末機器
102 ネットワーク
111 VOD管理装置
112 VODコンテンツ登録装置
113 VODコンテンツ蓄積装置
114 VOD付加情報蓄積装置
115 VODコンテンツ配信装置
116 VOD付加情報配信装置
117 Web装置
118 VOD受付装置
119 課金・収納システム
121 パソコン
122 STB(セットトップボックス)
122a リモコン
122b テレビジョン
123 ゲーム機
123a ジョイスティック,ゲームコントローラ
123b テレビジョン
124 携帯端末
700 利用時間制限手段
800 機能制限手段
801 操作手段
901 集計手段
902 相乗り指示手段
1001 団体申し込み受付手段
1101 リクエスト用画面
1201 混雑状況算出手段
1301 利用予約受付手段
1302 予約指示手段
1401 残り時間算出手段
1500 センターシステム
1501 放送センターシステム
1503 通信回線
1504 衛星回線
1505 携帯電話回線を含む無線回線
1510 衛星回線
1511 受信機
1512 地上回線
1513 有線ケーブル等の伝送回線
1514,1515 端局装置
1516 SDIルーター
1517 エンコーダ
1518 スクランブラ
1519 出力多重化装置(MUX)
1520 視聴制御装置
1521 放送管理装置
1525 統合管理システム
P1 出力ポート
1601 EPG(電子番組表)
1602 VODコンテンツの一覧(VODリスト)
1603 VODコンテンツ情報

Claims (5)

  1. VODコンテンツを出力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するVODセンターシステムと、
    前記端末機器に対し前記通信回線を介して複数チャンネルの番組を放送する放送センターシステムとからなるVODコンテンツ配信及び番組放送システムであって、
    前記VODセンターシステムは、
    前記放送センターシステムが放送する放送番組の情報を受けて、当該放送番組に関連する配信するVODコンテンツの関連付けを行う関連付け手段と、
    前記放送されている番組に関連する前記VODコンテンツの情報を前記端末機器に対し案内表示する連動情報送出手段とを備え、
    前記端末装置により放送番組の視聴中に案内表示された当該放送番組に関連する前記VODコンテンツの情報を選択するリクエスト操作があると、該当するVODコンテンツの情報を前記端末機器に送出することを特徴とするVODコンテンツ配信及び番組放送システム。
  2. VODコンテンツを出力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するVODセンターシステムと、
    前記端末機器に対し前記通信回線を介して複数チャンネルの番組を放送する放送センターシステムとからなるVODコンテンツ配信及び番組放送システムであって、
    前記放送センターシステムは、
    前記VODセンターシステムが配信中のVODコンテンツの情報を受けて、当該VODコンテンツに関連する放送番組の関連付けを行う関連付け手段と、
    配信中の前記VODコンテンツに関連する前記放送番組の情報を前記端末機器に対し案内表示する連動情報送出手段とを備え、
    前記端末装置により前記VODコンテンツの視聴中に案内表示された当該VODコンテンツに関連する前記放送番組の情報を選択するリクエスト操作があると、該当する放送番組の情報を前記端末機器に送出することを特徴とするVODコンテンツ配信及び番組放送システム。
  3. VODコンテンツを出力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するVODセンターシステムと、
    前記端末機器に対し前記通信回線を介して複数チャンネルの番組を放送する放送センターシステムとからなるシステムにおけるVODコンテンツ配信及び番組放送方法であって、
    前記VODセンターシステムは、
    前記放送センターシステムが放送する放送番組の情報を受けて、当該放送番組に関連する配信するVODコンテンツの関連付けを行う関連付け工程と、
    前記放送されている番組に関連する前記VODコンテンツの情報を前記端末機器に対し案内表示する連動情報送出工程とを実行することを含み、
    前記端末装置により放送番組の視聴中に案内表示された当該放送番組に関連する前記VODコンテンツの情報を選択するリクエスト操作があると、該当するVODコンテンツの情報を前記端末機器に送出することを特徴とするVODコンテンツ配信及び番組放送方法。
  4. VODコンテンツを出力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するVODセンターシステムと、
    前記端末機器に対し前記通信回線を介して複数チャンネルの番組を放送する放送センターシステムとからなるシステムにおけるVODコンテンツ配信及び番組放送方法であって、
    前記放送センターシステムは、
    前記VODセンターシステムが配信中のVODコンテンツの情報を受けて、当該VODコンテンツに関連する放送番組の関連付けを行う関連付け工程と、
    配信中の前記VODコンテンツに関連する前記放送番組の情報を前記端末機器に対し案 内表示する連動情報送出工程とを実行することを含み、
    前記端末装置により前記VODコンテンツの視聴中に案内表示された当該VODコンテンツに関連する前記放送番組の情報を選択するリクエスト操作があると、該当する放送番組の情報を前記端末機器に送出することを特徴とするVODコンテンツ配信及び番組放送方法。
  5. 請求項3または4に記載された方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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