JP2003134446A - 映像編集配信システム及びその課金方法 - Google Patents

映像編集配信システム及びその課金方法

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JP2003134446A
JP2003134446A JP2001322570A JP2001322570A JP2003134446A JP 2003134446 A JP2003134446 A JP 2003134446A JP 2001322570 A JP2001322570 A JP 2001322570A JP 2001322570 A JP2001322570 A JP 2001322570A JP 2003134446 A JP2003134446 A JP 2003134446A
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user
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Application number
JP2001322570A
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English (en)
Inventor
Seiichi Tanaka
誠一 田中
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーの好みに応じて編集された映像コン
テンツをネットワーク経由で配信する映像編集配信シス
テムを提供すること。 【解決手段】 ユーザー自身の好みに応じた映像編集が
施された映像コンテンツの編集加工映像データを、映像
編集サービスセンター200からネットワーク400経由でユ
ーザー端末300に配信を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像データをネッ
トワーク経由でユーザーに配信する映像配信システムに
関し、特にユーザーの好みに応じて編集した映像コンテ
ンツを配信可能な映像編集配信システム、及びその課金
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の映像サービスは、放送局にて加工
編集(カット編集,テロップ挿入,CM挿入等)された
映像コンテンツを電波によりブロードキャストする放送
メディアが主流となっている。
【0003】視聴者は、チューナーで映像放送の電波を
受信し、映像信号に変換した後、テレビ等の映像表示装
置で映像コンテンツを楽しむことができる。さらに、受
信した映像信号はビデオ等の録画装置で記録し、視聴者
の好みで編集加工することができる。例えば、録画した
映像データの不要な部分を削除し、興味ある映像だけを
集めた映像ライブラリーを編集制作する視聴者が多くな
っている。
【0004】さらに、映像デジタル化技術の進展に伴う
マルチメディア時代となった現在、視聴者の映像データ
に対するニーズも多様化、高度化している。例えば録画
した映像をデジタル化しコンピュータ上で加工する等、
映像を見るだけでなく、2次的活用のニーズも強くなっ
ている。一方、ネットワークの分野では、ユーザーが要
求する映像を、広帯域通信技術を応用して送信するビデ
オ・オン・デマンド(以下、VODと称す)が活発化し
ている。
【0005】VODとは、映像コンテンツを格納したビ
デオサーバーからCATVや光ファイバー網等の伝送路
を経由して、ユーザーの映像受信端末装置に所望の映像
コンテンツの映像データを配信するサービスである。こ
のVODを利用すれば、ユーザーは、ビデオサーバーに
格納される映像コンテンツの中から、好きな映像部分を
好きな時に入手することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記のように映
像コンテンツを編集、活用するためには、その編集、活
用の際に必要な映像コンテンツの映像データを自身で保
存しておく必要がある。ところが、従来の放送メディア
映像コンテンツの場合、録画を忘れると映像データを保
存することができず、再放送を待つか、ビデオカセット
販売等のパッケージメディアを利用するしかなかった。
【0007】この問題に関連する技術として、特開平6
−121262号公報が出願されている。この公報記載
の技術では、加入者すなわちユーザーと公衆電話回線に
より接続される編集サービスセンターを設け、この編集
サービスセンターが加入者に希望する映像情報を選択さ
せ、該当する映像情報の受信チャネル,放送時刻等を示
す記録指示信号を生成して、加入者側に送出する。一
方、加入者側は、この記録指示信号を受信して指示され
た放送番組を受信して記録することにより、自分で録画
予約操作を行うことなく、簡単な操作で自分の見たい放
送番組を自由な時間に見ることができる。
【0008】しかしながら、この映像情報編集サービス
は、ビデオの録画予約の利便性を向上させたネットワー
クサービスでしかなく、ビデオの録画予約同様、加入者
すなわちユーザーが編集サービスセンターへの連絡を怠
ると、映像を録画することはできない。これにより、当
然、録画し忘れた映像については、前述した同じ問題が
生じることになる。また、前述したVODサービスにお
いても、選択できる映像はビデオサーバーに格納されて
いる映像コンテンツのみであり、映像の選択肢が少な
く、希望する映像コンテンツが無い場合も多い。
【0009】さらに、これら問題に加えて、例え映像デ
ータが入手できた場合であっても、従来の映像編集に
は、以下の問題や不便があった。まず、第1の問題とし
て、従来の映像編集では、映像編集の素材となる大量の
映像データ全てを、ユーザーの端末装置に事前に用意し
ておかなければいけないといった問題がある。
【0010】そのため、映像編集に必要な映像データが
映像コンテンツの一部分のみであっても、不必要な映像
データを含めた映像コンテンツ全てを入手し、端末装置
に格納しておく必要があった。したがって、加入者であ
るユーザーは、必要な映像データに対してだけではな
く、不必要な映像データに対しても料金を負担しなけれ
ばならず、また入手した映像コンテンツ全てを記録する
大容量の記憶媒体も用意しなければならなかった。
【0011】第2の問題として、映像編集に必要な機
材,テクニック,編集時間の問題がある。例えば、端末
装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)上で映像を
加工する場合、映像データのフォーマットを変換する必
要があり、そのためにはフォーマット変換機能を備えた
高価な編集装置が必要となる。さらに、良質の映像コン
テンツを編集するためには、編集テクニックと編集時間
も必要であり、一般ユーザーが簡単に良質の映像編集を
行うことは、現状ではなかなか困難であった。
【0012】第3の問題として、ユーザーには、映像提
供会社である放送局や編集会社が編集した放送映像しか
利用することができないといった不便があった。すなわ
ち、放送局や編集会社が放送映像を編集する時に使用し
た素材映像を用いて、ユーザーが好みの編集を行うこと
ができないといった不満である。そのため、ユーザーの
嗜好も多様化、高度化している現状では、この素材映像
を利用した好みの映像編集を希望する声は大きい。
【0013】本発明は、以上の問題を解決するためにな
されたものであって、ユーザーの好みに応じて編集され
た映像コンテンツをネットワーク経由で配信する映像編
集配信システムを提供すること、さらに、そのための課
金方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明の映像編集配信システムは、ユーザー所
望の映像データをユーザー所望の編集方法で編集して作
成した編集加工映像データをユーザー端末に配信する映
像編集配信システムであって、ユーザー端末とネットワ
ーク網を介して接続され、ユーザー端末から所望の映像
データ及び所望の編集方法の依頼を受信する一方、編集
加工映像データを前記ユーザー端末に配信するユーザー
インタフェース部と、このユーザーインタフェース部で
依頼を受けたユーザー所望の映像データを、編集のため
に記憶する編集用映像データ記憶部と、前記ユーザーイ
ンタフェース部で依頼を受けたユーザー所望の編集方法
で、編集用映像データ記憶部に記憶されているユーザー
所望の映像データを編集して、編集加工映像データを作
成する映像編集部とが設けられた映像編集サービスセン
ターを備えていることを特徴とする。
【0015】これにより、ユーザーは、ユーザー自身の
好みに応じた映像編集が施された映像コンテンツの編集
加工映像データを、映像編集サービスセンターからネッ
トワーク経由でユーザー端末に配信を受けることができ
る。そのため、映像編集の素材となる必要な映像データ
が映像コンテンツの一部分のみであっても、ユーザー
は、必要な映像データが含まれている映像コンテンツの
映像データ全てを事前に入手し、ユーザーの端末装置に
用意しておく必要がなくなるばかりか、映像編集サービ
スセンターの映像編集部によって多彩な編集が選択可能
になる。
【0016】さらに、ユーザーは、必要な映像データが
含まれている映像コンテンツの映像データ全てを入手す
る必要がなくなるため、必要な映像データ部分の入手の
ために不必要な映像データ部分に対しても入手料金を負
担しなければならない不都合も避けられる。
【0017】また、良質の編集加工映像データを作成す
るために必要であった編集テクニックや編集時間等につ
いても、映像編集サービスセンター側の映像編集部等の
機能によって補うことが可能になり、一般のユーザーで
あっても、例えば、カット編集,フォーマット変換,映
像情報の追加等といった、高度かつ多彩な編集作業を容
易に行うことができるようになる。
【0018】さらに、これら編集作業をユーザーの装置
で行う場合に必要であった、大容量の記憶装置やフォー
マット変換機能を備えた編集装置等といった高価な装置
を、ユーザー側で備えておく必要もなくなり、ユーザー
は良質の映像編集が施された編集加工映像データを、容
易かつ安価に入手することができる。
【0019】また、本発明の映像編集配信システムは、
その編集用映像データ記憶部が、各種映像データが多数
蓄積された映像データ格納部を備える映像提供センター
の映像出力部とネットワーク網を介して接続され、該映
像提供センターより、前記映像データ格納部の多数蓄積
された各種映像データの中からユーザー所望の一乃至複
数の映像データの配信を受ける映像データ受信部である
ことを特徴とする。また、本発明の映像編集配信システ
ムは、その映像データ出力部と映像データ受信部とが、
VPNによりネットワーク接続されていることを特徴と
する。
【0020】これにより、各種映像データが多数蓄積さ
れた映像データ格納部を備える映像提供センターと映像
編集サービスセンターとの間で、End-End (エンド−エ
ンド)のセキュリティ対策を施すことが可能となり、第
三者による映像データへの不正なアクセスを防止するこ
とができ、映像著作権を安全に保護できる。
【0021】また、本発明の映像編集配信システムは、
映像編集サービスセンターの編集用映像データ記憶部
が、実際に放送された放送映像データが蓄積されている
放送映像データベースと、該放送映像データの編集で使
用された素材映像データが蓄積されている素材データベ
ースとからなる映像データ格納部を備えた、ブロードキ
ャストで映像放送を行う放送局の映像出力部にネットワ
ーク網を介して接続されていることを特徴とする。
【0022】これにより、放送映像データを録画し忘れ
た場合でも容易に必要な映像の入手が可能となるととも
に、放送局や編集会社が放送映像を編集する時に使用し
た素材映像を用いて、ユーザーが好みの編集を行うこと
ができるようにもなり、ユーザーの嗜好の多様性に答え
る映像編集配信サービスが可能となる。
【0023】また、本発明の映像編集配信システムは、
映像編集サービスセンターが、映像提供センターから前
記映像データ受信部に配信されたユーザー所望の映像デ
ータを素材映像として蓄積し、前記編集用映像データ記
憶部としても機能する素材映像格納部と、該素材映像格
納部に格納されている素材映像データ毎の編集使用回数
を管理する素材映像管理部とを備えていることを特徴と
する。これにより、この素材映像格納部に格納された素
材映像を使用した映像編集サービスを、映像編集サービ
スセンターからユーザーに安価に提供できるようにな
り、映像提供センターと映像編集サービスセンターとの
間の映像データ配信に関わるネットワーク負荷も軽減さ
せることができる。
【0024】また、本発明の映像編集配信システムで
は、映像編集サービスセンターが、映像編集部によって
作成された編集加工映像データが蓄積され、前記編集用
映像データ記憶部としても機能する編集映像格納部を備
えていることを特徴とする。これにより、ユーザーが編
集した映像データの再編集サービスが可能となり、編集
した映像データを有効的に利用することできる。そし
て、映像編集サービスセンターも、新規に映像編集を行
う必要がないため、より安価な映像編集配信サービスを
提供することが可能となる。
【0025】また、本発明の映像編集配信システムの課
金方法は、各種映像データが多数蓄積された映像データ
格納部を備える映像提供センターと、ユーザー所望の映
像データ及びユーザー所望の編集方法で作成した編集加
工映像データの作成を依頼し、当該作成された編集加工
映像データの配信を受けるユーザー端末と、該ユーザー
端末から依頼を受け、前記映像提供センターの映像デー
タ格納部に蓄積された映像データの中からユーザー所望
の映像データの提供を受け、ユーザー所望の編集方法で
編集して作成した編集加工映像データをユーザー端末に
配信する映像編集サービスセンターとを備える映像編集
配信システムの課金方法であって、前記映像提供センタ
ーには、前記映像編集サービスセンターへの映像データ
の配信、提供に関する課金管理を行う映像データ課金管
理部が設けられ、前記映像編集サービスセンターは、ユ
ーザー所望の映像データを前記映像提供センターから配
信を受けるに際し、前記映像データ課金管理部から取得
した当該ユーザー所望の映像データの提供料金に編集手
数料を加味してなる映像編集サービス料金を前記ユーザ
ー端末に送信することを特徴とする。これにより、映像
編集サービスセンターでは、映像提供料金及び編集手数
料に応じたフレキシブルな映像編集サービス料金が設定
可能であり、ユーザーの高度化した映像サービスに対す
る要求と映像提供センターの映像提供に関する要求との
両方に柔軟に対応した映像編集配信サービスが行える。
【0026】また、本発明の映像編集配信システムの課
金方法は、映像編集サービスセンターが前記映像データ
課金管理部から取得した当該ユーザー所望の映像データ
の提供料金は、前記映像データ格納部に蓄積された一の
映像データを当該ユーザー所望の映像データとして前記
映像編集サービスセンターが使用する毎に使用料金を請
求する料金請求方法に基づき、前記映像データ課金管理
部から前記映像編集サービスセンターに配信されること
を特徴とする。これにより、映像提供センターは、映像
データを使用する度に料金を得ることができる。
【0027】また、本発明の映像編集配信システムの課
金方法は、映像編集サービスセンターが前記映像データ
課金管理部から取得した当該ユーザー所望の映像データ
の提供料金は、前記映像データ格納部に蓄積された一の
映像データを当該ユーザー所望の映像データとして前記
映像編集サービスセンターが初めて使用する際に、その
後の使用回数を制限して又は無制限として設定された使
用料金を請求する料金請求方法に基づき、前記映像デー
タ課金管理部から前記映像編集サービスセンターに配信
されることを特徴とする。これにより、映像提供センタ
ーは一度の配信で制限回数分の使用料金を得ることがで
き、映像編集サービスセンターは制限回数内でサービス
料金をフレキシブルに設定することができる。
【0028】また、本発明の映像編集配信システムの課
金方法は、映像データ格納部に蓄積された一の映像デー
タを当該ユーザー所望の映像データとして前記映像編集
サービスセンターが初めて使用する際に、その後の使用
回数を制限して又は無制限として設定された使用料金
は、当該一の映像データを使用する一乃至複数のユーザ
ーによって負担され、当該使用料金償却後は、その後の
当該一の映像データの使用によって発生する映像編集サ
ービス料金の一部が前記使用料金を負担した一乃至複数
のユーザーに還元されることを特徴とする。
【0029】これにより、映像編集サービスセンター
は、映像提供料金をより確実に、短時間で徴収すること
が可能となる。また、ユーザーは、映像データの権利を
購入することになり、使用が多い人気のある映像データ
コンテンツの提供料金を支払うことで、多くの還元金を
得ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の映像編集配信システム及
びその課金方法の実施の形態について、図面とともに説
明する。 [第1の実施の形態]図1は、本発明の第1の実施の形
態としての映像編集配信システムの構成図である。図1
中、100は映像の提供を行う映像提供センター、200は編
集サービスを提供する映像編集サービスセンター、300
は映像編集サービスセンター200からサービスを受ける
ユーザー端末であり、それぞれはネットワーク網400を
介して接続されている。
【0031】なお、図1には、ネットワーク網400を介
して映像編集サービスセンター200には、映像提供セン
ター100とユーザー端末300とがそれぞれ1つしか記載さ
れていないが、それぞれ複数の映像提供センター100,
ユーザー端末300が接続された構成でも、同様に本実施
の形態は実施可能である。映像提供センター100は、提
供可能な映像コンテンツの映像データを蓄積する映像デ
ータ格納部110と、これら映像データをネットワーク網4
00を介して映像編集サービスセンター200に出力する映
像データ出力部120とを備えている。
【0032】映像編集サービスセンター200は、映像提
供センター100から提供可能な映像に関する情報を格納
する映像情報データベース210と、ユーザー端末300にネ
ットワーク網400を介して通信するユーザーインタフェ
ース部220と、ユーザーの要求に応じて映像データを編
集する映像編集部230と、ユーザーの要求に対し必要な
映像データを映像提供センター100からネットワーク網4
00を介して受信する映像データ受信部240とを備えてい
る。
【0033】本実施の形態では、映像提供センター100
と映像編集サービスセンター200との間にVPN(Virtu
al Private Network:仮想閉域網)を設定し、両者間の
暗号化通信を可能としている。具体的には、エンド−エ
ンドでのデータの暗号化、ユーザー認証及びアクセス制
御等のセキュリティを施した上で、ネットワーク網400
を接続し、閉域性の有るネットワークグループを構築し
ている。
【0034】このようなVPNをネットワーク上に構築
することにより、特定のユーザーだけの通信が可能にな
り、インターネット等を仮想的な専用ネットワークとし
て利用することができる。これにより、映像提供センタ
ー100の映像データ格納部110に蓄積された映像データに
対する第三者による不正なアクセスを防止することがで
き、映像著作権を安全に保護できる。
【0035】図2は、映像編集サービスセンター200の
映像情報データベース210に格納されている映像情報デ
ータの一例を示した図である。図2に示すように、映像
編集サービスセンター200の映像情報データベース210に
は、映像提供センター100の映像データ格納部110に蓄積
されている編集配信可能な映像コンテンツがジャンル別
に管理されている。映像情報データベース210は、本実
施の形態の場合、各映像コンテンツに対応して、ジャン
ル名211,タイトル名212,映像の長さ(時間TIME)213,
カット点214,関連映像215,関連情報216からなる映像
情報データが格納されている。
【0036】ここで、カット点214とは、例えばスポー
ツ中継における試合開始,攻守が切り替わる時間,ハー
フタイム,音楽映像における演奏開始終了等の代表的な
区切りを示す時間データを示し、関連映像215とは、関
連する映像データの情報データを示し、関連情報216と
は、例えばスポーツ中継の場合の試合日時,試合場,結
果、また映画の場合の出演,制作等といった当該映像コ
ンテンツに関してのデータを示す。
【0037】これら映像コンテンツ毎の映像情報データ
は、映像提供センター100から映像編集サービスセンタ
ー200に提供される映像情報通知データをもとに、映像
編集サービスセンター200によって映像情報データベー
ス210に設定される。ユーザー端末300は、映像編集サー
ビスセンター200とネットワーク網400を介して通信する
ためのネットワークインタフェース310と、キーボー
ド,マウス等の入力デバイスを備える操作部320と、映
像データを録画可能な録画装置330と、映像データ等を
表示可能な表示装置340とを備えて構成されている。次
に、本実施の形態の映像編集配信システムによる具体的
なサービスについて、図面を用いて詳細に説明する。
【0038】図3は、本実施の形態の映像編集配信シス
テムにおける映像データの編集配信サービスの状態/手
順を表した図である。図4は、その際に、ユーザー端末
300の表示装置340に表示されるメニュー画面の一例を示
した図である。ユーザーは、映像編集配信サービスを受
けようとする場合、ユーザー端末300の操作部320を操作
して、ネットワーク網400を介し、映像編集サービスセ
ンター200に対してサービス要求を行う(ステップ
)。
【0039】サービス要求を受けた映像編集サービスセ
ンター200は、サービス可能な映像データの映像情報デ
ータを映像情報データベース210から取り出し、ネット
ワーク網400を介し接続されたユーザー端末300の表示装
置340に、図4に示すようなメニュー画面を表示して、
配信サービスを受けたい映像データ及びその編集方法の
選択をユーザーに案内する(ステップ2)。
【0040】本実施の形態においては、メニュー画面と
して、その第1画面のジャンル選択画面MS10が表示装置
340にまず表示され、編集配信サービスを受けたい映像
データのジャンルの選択をユーザーに案内する。ユーザ
ーは、このジャンル選択画面MS10を見ながら操作部320
を操作して、所望のジャンルを選択する。
【0041】ユーザーが所望のジャンルを選択すると、
表示装置340には、メニュー画面の第2画面として、映
像タイトルを選択するための映像選択画面MS20が、ジャ
ンル選択画面MS10に代わって表示される。この映像選択
画面MS20には、先にユーザーに選択されたジャンルに対
応する映像コンテンツのタイトル一覧SA〜SDが表示さ
れ、編集配信サービスを受けたい映像タイトルの選択を
ユーザーに案内する。同様にして、例えば、ユーザーが
例えば映像タイトルSAを選択すると、表示装置340に
は、メニュー画面の第3画面として、映像の編集方法を
選択する編集方法選択画面MS30が、映像選択画面MS20に
代わって表示される。
【0042】本実施の形態の場合、編集方法としては、
選択した映像中の任意の部分のみを抜き出す「(1)カッ
ト編集」、関連映像を一連の映像パッケージとしてつな
ぎ合わせる「(2)パッケージ編集」、映像データのフォ
ーマット形式を変換する「(3)フォーマット変換」、映
像情報を追加する「(4)情報追加編集」が、選択可能に
なっている。ここで、例えば、ユーザーが「(1)カット
編集」を選択した場合、表示装置340には、メニュー画
面の第4画面として、カット編集設定画面MS40が、編集
方法選択画面MS30に代えて表示され、所望のカットによ
る編集をユーザーに案内する。
【0043】このカット編集設定画面MS40には、先にユ
ーザーが選択した映像タイトルSAの映像情報データ(図
2参照)のカット点データ214に基づいて、映像タイト
ルSAの時間長さデータ213に応じたタイムテーブルMS40-
1と、そのカット点MS40-2とが表示される。そして、ユ
ーザーは、この画面MS40上で所望のカット点MS40-2を指
定することで、又は所望のカット点の時間を操作部320
からダイレクト入力することで、カット編集する映像範
囲MS40-3を設定する。
【0044】図4に示したカット編集設定画面MS40は、
その例として、タイムテーブルMS40-1には、試合開始(C
1)からハーフタイム(C2)までの間が、カット編集範囲MS
40-3として、ユーザーにより設定されたことを示してい
る。これに対し、編集方法選択画面MS30で、ユーザーが
「(2)パッケージ編集」を選択した場合は、表示装置340
には、メニュー画面の第4画面として、パッケージ編集
設定画面MS50が、編集方法選択画面MS30に代えて表示さ
れる。
【0045】パッケージ編集設定画面MS50には、先にユ
ーザーが選択した映像タイトルSAの映像情報データ(図
2参照)に基づいて、その関連映像データ215が表示さ
れ、ユーザーに映像パッケージとしてつなぎ合わせる関
連映像の選択を案内する。また、編集方法選択画面MS30
で、ユーザーが「(3)フォーマット変換編集」を選択し
た場合は、表示装置340には、メニュー画面の第4画面
として、フォーマット変換設定画面MS60が、編集方法選
択画面MS30に代えて表示される。
【0046】このフォーマット変換設定画面MS60には、
変換可能なフォーマット形式として、例えば「静止画フ
ォーマットのBit Map」、「静止画フォーマットのJP
EG(Joint Photographic Experts Group)」、「動画フ
ォーマットのMPEG(MovingPicture Experts Group)
形式」、及び「動画フォーマットのAVI(Audio Visua
l Interleaved)形式」が表示される。ユーザーは、この
中から所望の編集フォーマットを選択することによっ
て、この選択した編集フォーマットでの映像編集を、映
像編集サービスセンター200に依頼することができる。
【0047】また、編集方法選択画面MS30で、ユーザー
が「(4)情報追加編集」を選択した場合は、表示装置340
には、メニュー画面の第4画面として、情報追加編集設
定画面MS70が表示され、先にユーザーが選択した映像タ
イトルSAの映像情報データ(図2参照)に基づいて、そ
の関連情報データ216が表示され、映像データに情報と
して追加する追加情報の選択を案内する。情報追加編集
設定画面MS70には、一乃至複数の映像追加情報MS70-1が
表示され、ユーザーは選択した映像タイトルに情報とし
て追加する情報を選択する。
【0048】なお、図4に示す表示画面、編集方法は一
例であり、その表示方法、編集方法は追加及び変更可能
である。さらに、詳細説明は省略するが、例えば「(2)
パッケージ編集」で選択したタイトルSA,SC,SDそれぞ
れについて「(1)カット編集」を施し、これらを「(3)フ
ォーマット変換」で設定された変換フォーマット形式で
映像データの提供を受けるといった、編集方法の任意の
組み合わせ作業も可能である。
【0049】このようにして、ネットワーク網400を介
し接続されたユーザー端末300から映像データとその編
集方法との選択がなされると(ステップ3)、続いて、
映像編集サービスセンター200は、ユーザーから依頼の
あった映像編集のために必要な映像データを、VPNが
設定されたネットワーク網400を介して、映像提供セン
ター100に問い合わせる(ステップ4)。
【0050】問い合わせを受けた映像提供センター100
は、依頼の映像データをネットワーク網400を介して実
際に映像編集サービスセンター200に配信する前に、そ
の映像提供料金を映像編集サービスセンター200に連絡
する(ステップ5)。この映像提供料金の連絡を受け、
映像編集サービスセンター200は、映像提供料金及び編
集手数料を考慮した映像編集サービス料金を演算し、ユ
ーザー端末300に連絡する(ステップ6)。
【0051】ユーザーは、表示装置340に表示されるこ
のサービス料金を確認し、サービス提供を受けるか否か
を決定する。そして、サービス提供を受ける場合、ユー
ザーは操作部320を決定操作して、映像編集サービスセ
ンター200宛にサービス依頼を行う(ステップ7)。ユ
ーザー端末300から料金確認に基づくサービス依頼を受
けた映像編集サービスセンター200は、映像提供センタ
ー100に映像データ配信要求を行い(ステップ8)、ユ
ーザーから依頼のあった映像編集のために必要な映像デ
ータの配信を、映像提供センター100から受ける(ステ
ップ9)。
【0052】配信された映像データは、映像編集サービ
スセンター200の映像データ受信部240で受信され、ユー
ザーから前述のステップ3で依頼のあった編集方法で、
映像編集部230によって編集作業が実施される(ステッ
プ10)。具体的には、「(1)カット編集」が依頼され
ていた場合は、映像編集サービスセンター200は、映像
提供センター100から、そのカットを含む前述の映像選
択画面MS20で選択された映像タイトルの映像データ全て
の配信を、その映像データ受信部240で受ける。そし
て、映像編集サービスセンター200は、その映像編集部2
30で、カット編集設定画面MS40にて設定されユーザーイ
ンタフェース部220を介し供給されたカット編集範囲MS4
0-3に基づき、この配信された映像データからカット対
応部分の映像データを抽出することで、編集作業が行わ
れ、編集加工映像データが作成される。
【0053】「(2)パッケージ編集」が依頼された場合
は、映像編集サービスセンター200は、映像提供センタ
ー100から、パッケージ編集設定画面MS50にて設定され
た関連映像全部(図4のパッケージ編集設定画面MS50に
表した具体例の場合、タイトルSA,SC,SDの3タイト
ル)の配信を、その映像データ受信部240で受ける。そ
して、映像編集サービスセンター200では、これら関連
映像を別途設定された編集方法にしたがってつなぎ合わ
せることで、映像編集が行われる。
【0054】「(3)フォーマット変換」が依頼された場
合には、映像提供センター100から配信された映像デー
タを、フォーマット変換設定画面MS60にて選択されたフ
ォーマットに変換する。「(4)情報追加編集」が依頼さ
れた場合には、映像提供センター100から配信された映
像データに、情報追加編集設定画面MS70にて選択された
映像情報MS70-1を追加する。
【0055】このようにして、映像編集サービスセンタ
ー200の映像編集部230で編集された編集加工映像データ
は、ネットワーク網400を介して、ユーザーインタフェ
ース部220から、そのサービス要求を発したユーザー端
末300宛に配信される(ステップ11)。これに対し、
対応するユーザー端末300では、この映像編集サービス
センター200からネットワーク網400を介して配信される
編集加工映像データを、ネットワークインタフェース31
0を介して受信して、その録画装置330に記録する。
【0056】ユーザーは、その表示装置340の表示等に
よって編集加工映像データの配信を確認した後、ユーザ
ー端末300から映像編集サービスセンター200にサービス
料金が支払われ(ステップ12)、その後、映像編集サ
ービスセンター200から映像提供センター100に映像提供
料金が支払われ、一連のサービスが終了する(ステップ
13)。以上の説明から明らかなように、本実施の形態
によれば、ユーザーの好みに応じたカット編集、パッケ
ージ編集、フォーマット変換、情報追加編集を施された
映像コンテンツを、ネットワーク網400経由で迅速かつ
簡単に配信する映像編集配信サービスが実現可能とな
る。
【0057】本実施の形態の映像編集配信システムを利
用することで、ユーザーは高価な編集機器や編集テクニ
ックや編集時間を必要とせず、ユーザーの好みに編集さ
れた映像を容易に入手することができる。さらに、ユー
ザーが入手した映像をユーザー端末300で編集する場合
でも、編集に必要な映像データのみを入手することがで
きるため、従来のような大容量の記憶媒体が不要とな
る。
【0058】さらに、本実施の形態では、映像提供セン
ター100と映像編集サービスセンター200との間で暗号化
通信が可能であるため、映像提供センター100から配信
される映像データの不正利用を防止することができ、映
像著作権を保護する事が可能となる。さらに、本実施の
形態の映像編集配信システムは、映像提供料金に応じた
フレキシブルなサービス料金が設定可能であるため、ユ
ーザーの高度化した映像サービスに対する要求と映像提
供センター100の映像提供料金要求の両方に柔軟に対応
可能な映像編集配信サービスが可能となる。
【0059】[第2の実施の形態]本発明の映像編集配
信システムの第2の実施の形態を、図2、図3、及び図
5を用いて説明する。図5は、本実施の形態の映像編集
配信システムの構成図である。上記した図1に示した第
1の実施の形態の映像編集配信システムと異なる点は、
映像提供センター100が存在しない点と、映像提供セン
ター100の映像データ格納部110が映像編集サービスセン
ター200に映像データ格納部250として備えられ、映像編
集サービスセンター200には映像データ受信部240が備え
られていない点である。すなわち、この相異は、映像提
供センター100と映像編集サービスセンター200とが、1
つのセンターで共用化可能なことも示唆している。
【0060】映像編集サービスセンター200の映像デー
タ格納部250には、提供可能な多数の映像コンテンツが
格納されており、映像情報データベース210には映像デ
ータ格納部250に格納された各映像コンテンツに関する
映像情報データが格納されている。格納される映像情報
データには、前述の図2に例示した情報データに加え、
各映像コンテンツを編集に使用するために必要な映像使
用料金の情報データが追加されている。
【0061】本実施の形態の映像編集配信システムによ
る、映像編集配信サービスの具体的な状態/手順につい
て、図3を用いて説明する。第1の実施の形態の場合と
同様に、サービス要求(ステップ1)、メニュー画面表
示(ステップ2)、映像編集方法選択(ステップ3)が
行われ、続いてサービス料金の表示(ステップ6)が行
われる。このサービス料金は上記映像使用料金と編集方
法(編集手数料)から算出される。続いて料金確認/サ
ービス依頼(ステップ7)、映像編集(ステップ1
0)、編集加工映像配信(ステップ11)、サービス料
金の支払い(ステップ12)が行われ、一連のサービス
が終了する。上記の説明から明らかなように、本実施の
形態の映像編集配信システムの構成では、映像ネットワ
ーク網400を介しての提供センター100との間の映像配信
の状態/手順(図2中の、ステップ4,5,8,9,1
3の処理)が省略されるため、前記第1の実施の形態の
映像編集配信システムと比して、より迅速な映像編集配
信サービスの提供が可能となる。
【0062】[第3の実施の形態]本発明の映像編集配
信システムの第3の実施の形態を、図6,図7,図8を
用いて説明する。図6は、本実施の形態の映像編集配信
システムの構成を示すシステム構成図である。図6中、
映像編集サービスセンター200とユーザー端末300は、図
1に示した第1の実施の形態の構成と同一である。
【0063】図6中、500は映像提供センターとしての
放送局であり、第1の実施の形態の映像編集配信システ
ムに記載されたと同様な映像データ出力部520と、実際
に放送した番組の映像データである放送映像データを格
納した放送映像データベース510と、上記放送映像デー
タを編集する時に使用した全ての素材映像データを格納
した素材映像データベース530と、放送映像データベー
ス510又は素材映像データベース530に格納されている全
ての映像データの編集情報を管理する映像データ管理部
540を備えている。映像データ管理部540には、放送映像
データがどの素材映像データから編集されたかを示す編
集情報データが格納されている。
【0064】図7は編集情報の一例を示す図である。例
えば、番組Aの編集情報データによれば、番組Aは、開
始から10分00秒までが素材映像A1の00:00:00〜00:
10:00の映像区間で、10分01秒から15分00秒までが素材
映像A2の00:10:01〜00:15:00の映像区間で、15分01
秒から20分00秒までが素材映像A3の00:15:01〜00:2
0:00の映像区間で、20分01秒から30分00秒までが素材
映像A1の00:20:01〜00:30:00の映像区間で、はめ
込み編集されていることを示している。この編集情報デ
ータは、例えば、ネットワーク網400を経由して映像編
集サービスセンター200に随時送信され、映像情報デー
タベース210に格納される。ここで、本実施の形態の映
像編集配信サービスの具体的な状態/手順について、図
3及び図8を用いて詳細に説明する。
【0065】図8は、本実施の形態におけるメニュー画
面の一例を示す図である。前述の第1の実施の形態と同
じ状態/手順の説明は省略し、異なる点のみ説明する。
第1の実施の形態と異なる点は、図3中のステップ2に
おけるメニュー画面が、図8のように表示される点であ
る。
【0066】図8に示すように、メニュー画面の第一画
面である番組選択画面MS110は、曜日(日時)と時間と
のマトリクスにて番組表が表示される。ユーザーは表示
された番組表から所望の番組(画面MS110では番組A)
を選択する。番組選択後、編集方法選択画面MS120が表
示される。編集方法は,第1の実施の形態に記載の編集
(カット編集,パッケージ編集,フォーマット変換,情
報追加編集)に加え、素材映像を利用した素材映像編集
が追加され、選択可能となっている。
【0067】ユーザーが素材映像編集を選択した場合、
素材映像編集設定画面MS130が表示される。素材映像編
集設定画面MS130には、番組Aの編集情報を示すタイム
テーブルが表示される。素材映像編集設定画面MS130で
は、番組Aが、その始まりから、素材映像A1(10分)、
素材映像A2(5分)、素材映像A3(5分)、素材映像A1
(10分)と編集されたことを示している。ユーザーは、
タイムテーブルを操作部320で変更することで、素材映
像の編集設定を行う。
【0068】個々の素材映像A1,A2,A3の編集にあたっ
ては、例えば、ユーザーが、素材映像A1,A2,A3個別
に、前述した「(1)カット編集」を利用して、使用する
編集カットを選択し直すことにより行われる。その上
で、ユーザーが、素材映像A1,A2,A3それぞれの選択し
直した個々の編集カットについて、タイムテーブル上に
適宜割り振り配置することによって行う。なお、この
際、編集した映像データの再生時間は、元の番組Aの放
映時間に規制されることなく、元の番組Aの放映時間に
対して短縮又は延長可能であることは言うまでもない。
【0069】画面MS140は、ユーザーが編集操作を行っ
た後のタイムテーブルを示す画面である。この場合、ユ
ーザーは、その始まりから、素材映像A1の編集カット
(10分)、素材映像A2の編集カット(15分)、素材映像
A1の編集カット(5分)を使用して、元の番組Aの放映
時間と同時間のユーザー自身の編集による番組A’を設
定したことを示している。なお、図示した素材映像編集
設定画面MS130の表示と、素材映像編集設定画面MS140の
表示との間で、例えば、スタートSから10分までの素材
映像A1についての表示は同じであるが、これはこの部分
の画像データが素材映像A1を使用していることは同じで
あっても、素材映像A1における使用した編集カット、す
なわち素材映像A1の画像データ部分までもが、同じであ
ることを示すものではない。
【0070】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態の構成にて、ユーザーの好みにあった編集加工され
た放送番組データを、ネットワーク網400経由で編集加
工映像データとして配信可能な映像編集配信サービスが
実現可能となる。さらに、本実施の形態では、素材映像
の編集が可能となり、例えば、舞台の中継番組において
舞台全体を撮影した固定カメラの素材映像を任意に編集
することや、スポーツ番組など特定の選手のみを追った
素材映像を編集する等、ユーザーの求める高度化した映
像編集サービスが提供可能となる。
【0071】[第4の実施の形態]本発明の映像編集配
信システムの第4の実施の形態について、図9乃至図1
5を用いて説明する。図9は、本実施の形態の映像編集
配信システムを示すシステム構成図である。本実施の形
態の映像編集配信システムの説明に当たっては、前述し
た第1,第2,第3の実施の形態と同様な構成部分につ
いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0072】本実施の形態の映像編集配信システムの場
合、映像提供センター100には、提供可能な映像データ
を蓄積する映像データ格納部110と、これら映像データ
をネットワークに出力する映像データ出力部120とに加
えて、映像編集サービスセンター200への映像提供課金
方法を管理する映像データ課金管理部130が新たに備え
られている。
【0073】また、映像編集サービスセンター200に
は、映像提供センター100から提供可能な映像コンテン
ツ毎の映像情報データを格納する映像情報データベース
210と、ユーザー端末300にネットワーク網400を介して
通信するユーザーインタフェース部220と、ユーザーの
要求に応じて映像を編集する映像編集部230と、編集に
必要な映像データを映像提供センター100からネットワ
ーク網400を介して受信する映像データ受信部240とに加
え、新たに、映像提供センター100からの配信された映
像データを映像編集終了後も素材映像として格納して保
存しておく素材映像格納部260と、この素材映像格納部2
60に格納されて蓄積された素材映像を管理する素材映像
管理部270とが備えられている。そして、本実施の形態
では、上記構成の採用によって、映像提供センター100
から映像編集サービスセンター200への映像提供方法と
して、以下(1)〜(3)に示す3つの提供方法が可能となっ
ている。
【0074】(1) 映像使用権利を購入した映像提供方
法(以下、映像権利購入型と表す) 映像編集サービスセンター200が、映像データにつきそ
の映像使用権利を購入した上で、映像提供センター100
からその映像データの提供を受ける。その上で、映像提
供センター100から提供された映像データは、映像編集
サービスセンター200の素材映像格納部260に格納され、
映像編集サービスセンター200において、無制限に何度
でもユーザーに対して使用可能である。
【0075】(2) 使用する度に使用料金を支払う映像
提供方法(以下、使用度支払い型と表す) 映像編集サービスセンター200が、映像データを使用す
る度にその使用料金を映像提供センター100に支払うこ
とを前提として、映像提供センター100からその映像デ
ータの提供を受ける。その上で、映像提供センター100
から提供された映像データは、素材映像格納部260に格
納され、何度でもユーザーに対して使用可能であるが、
使用回数に応じて、映像編集サービスセンター200は使
用料金を映像提供センター100に支払わなければならな
い。
【0076】(3) 使用回数を制限した映像提供方法
(以下、回数制限型と表す) 映像編集サービスセンター200が、映像データを映像提
供センター100から最初に提供を受ける際に、予め制限
使用回数分の使用料金を映像提供センター100に支払
い、映像提供センター100からその映像データの提供を
受ける。その上で、映像提供センター100から提供され
た映像データは、素材映像格納部260に格納され、素材
映像管理部270にてユーザーに対するその使用回数が管
理される。したがって、映像提供センター100から映像
データの提供を受けた後は、映像編集サービスセンター
200は、ユーザーへの使用回数がその制限使用回数を超
えるまで、映像提供センター100に使用料金を支払う必
要なく使用可能である。
【0077】なお、この使用度支払い型や回数制限型で
映像提供センター100から入手した映像データは、その
契約期間が満了したり、使用回数が制限に達した場合
は、再度、映像提供センター100との間で、映像権利購
入型、使用度支払い型、又は回数制限型の更新契約等を
行うことによって、映像編集サービスセンター200はそ
の映像データを素材映像格納部260に格納し続けておく
ことが可能である一方、この更新契約等が行われない場
合は、映像提供センター100の管理の下で素材映像格納
部260から整理される。次に、本実施の形態の映像編集
配信システムにおける、映像データの編集配信サービス
の状態/手順について説明する。
【0078】図10は、本実施の形態の映像編集配信シ
ステムによる映像データの編集配信サービスのフローチ
ャートである。ユーザーが映像編集サービスセンター20
0から映像データの編集配信サービスを受けようとする
場合、ユーザー端末300の操作部320から、映像編集サー
ビスセンター200に対して、サービスの依頼が行われ
る。映像編集サービスセンター200では、サービス依頼
を受けたサービス可能な映像情報と素材映像格納部230
に格納されている映像情報を映像情報データベース210
からから取り出し、ユーザー端末300の表示装置340に、
映像及び編集方法選択のためのメニュー画面を表示する
(ステップS12)。
【0079】図11は、この映像及び編集方法選択のた
めに、ユーザー端末300の表示装置340に表示されるメニ
ュー画面を示すものである。メニュー画面MSの第1画面
としての、ジャンル選択画面MS210には、映像データの
ジャンルが表示され、編集配信を希望する映像データの
ジャンルの選択をユーザーに案内する。
【0080】ユーザーによる映像データのジャンル選択
がなされると、当該選択されたジャンルに含まれる映像
タイトルを示す映像選択画面MS220が、ジャンル選択画
面MS210に代わってユーザー端末300の表示装置340に表
示され、ユーザーに編集配信を希望する映像タイトルの
選択を案内する。この映像選択画面MS220においては、
例えば、素材映像格納部260に格納されている映像デー
タが優先的に表示される。
【0081】これは、素材映像格納部260に格納されて
いる映像データを使用することにより、映像編集サービ
スセンター200は、新たに映像データを映像提供センタ
ー100から入手する必要がないため、ユーザーに対し
て、迅速な映像データの編集配信サービスの提供を可能
にするとともに、映像編集サービスセンター200にとっ
ても1回の編集配信サービス当たりの負荷の軽減がはか
れるためである。
【0082】加えて、映像編集サービスセンター200に
とっては、素材映像格納部260に格納されているこれら
映像権利購入型、使用度支払い型、又は回数制限型で入
手した映像データの使用促進をはかることによって、映
像権利購入型の場合はその使用回数1回当たりの映像提
供センター100からの入手コストを引き下げることにな
り、使用度支払い型又は回数制限型の場合もその当初契
約時又は契約更新時の契約条件の好材料となる。この結
果、ひいては、ユーザーにより安価なサービスを提供す
ることが可能になる。
【0083】そのため、図11に例示した映像選択画面
MS220では、素材映像格納部260に格納されているタイト
ルSAが選択項目のトップに表示され、さらに「格納デー
タ低料金」マークMS220-1が表示され、映像提供センタ
ー100から新たに映像入手が必要なタイトルSA,SB,SC
に対してその識別性を高め、ユーザーの使用促進をはか
るようになっている。
【0084】そして、ユーザーによる映像タイトルの選
択がなされると、ユーザー端末300の表示装置340には、
映像の編集方法を選択する編集方法選択画面MS230が表
示され、希望する編集方法の選択をユーザーに案内す
る。これら画面に選択画面MS210,MS220,MS230に基づ
き、ユーザーによる映像、編集方法の選択がなされる
と、映像編集サービスセンター200は、ユーザー端末300
からこれら選択についての連絡を受ける(ステップS1
3)。
【0085】映像編集サービスセンター200では、選択
があった映像データが、素材映像格納部260にあるか否
かの判断が行われる(ステップS14)。選択があった映
像データが素材映像格納部260に格納されている映像デ
ータでない場合は、素材映像入手フロー(ステップS1
5)に、格納されている映像データである場合は、その
提供方法別にしたがって、映像権利購入型フロー、使用
毎支払い型フロー、使用回数制限型フローのいずれかに
進む(ステップS16)。次に、まず、この素材映像入手
フローについて説明する。
【0086】図12は、素材映像入手フローを説明する
ための状態/手順のフローチャートである。映像編集サ
ービスセンター200は、ユーザーから依頼のあった映像
編集に必要な映像データを、希望する映像提供方法にて
映像提供センター100に問い合わせる(ステップ1)。
【0087】問い合わせを受けた映像提供センター100
は、問い合わせの映像データについて、前述した映像権
利購入型,使用毎支払い型,使用回数制限型の少なくと
もいずれかからなる映像提供料金を、映像データの提供
に先立って、映像編集サービスセンター200に連絡する
(ステップ2)。
【0088】映像編集サービスセンター200は、この映
像提供料金を考慮したユーザーの映像編集サービス料金
を決定し、ユーザー端末300に連絡する(ステップ
3)。ユーザーは、ユーザー端末300の表示装置340によ
って映像サービス料金を確認の上、支障なければ操作部
320を操作して、映像編集サービスセンター200に対し、
サービス依頼を行う(ステップ4)。
【0089】続いて、サービス依頼を受けた映像編集サ
ービスセンター200は、映像提供センター100に映像デー
タ配信要求を行い(ステップ5)、映像提供センター10
0から、映像データの配信を受ける(ステップ6)。配
信された映像データは、映像データ受信部240を介し、
素材映像格納部260に格納され(ステップ7)、映像編
集部230にて、ユーザーから依頼のあった編集が実施さ
れる(ステップ8)。編集された編集加工映像データ
は、ユーザー端末300に配信され、ユーザー端末300の録
画装置330に記録される(ステップ9)。
【0090】編集加工映像データの配信を確認した後、
ユーザー端末300から映像編集サービスセンター200に、
映像編集サービス料金が支払われ(ステップ10)、そ
の後、映像編集サービスセンター200から映像提供セン
ター100に、映像提供料金が支払われ(ステップ1
1)、ユーザーに対する一連のサービスが終了する。次
に、映像権利購入型フローについて説明する。
【0091】図13は、映像権利購入型フローを説明す
るための状態/手順のフローチャートである。この場合
は、ユーザーが選択した映像データは、映像編集サービ
スセンター200の素材映像格納部260に格納されているの
で、映像編集サービスセンター200は、当該映像データ
についての映像提供センター100からの映像提供料金等
を考慮して予め定められている後述の映像編集サービス
料金を、ユーザー端末300に連絡する(ステップ1)。
【0092】ユーザーは、ユーザー端末300の表示装置3
40によって映像編集サービス料金を確認の上、支障なけ
れば操作部320を操作して、映像編集サービスセンター2
00に対し、サービス依頼を行う(ステップ2)。続い
て、サービス依頼を受けた映像編集サービスセンター20
0は、素材映像格納部260に格納されている映像データを
用いて、映像編集部230にてユーザーから依頼のあった
編集を行う(ステップ3)。
【0093】編集された編集加工映像データは、ユーザ
ー端末300に配信され、ユーザー端末300の録画装置340
に記録される(ステップ4)。ユーザー端末300では、
ユーザーが編集加工映像データの配信を確認した後、ユ
ーザー端末300から映像編集サービスセンター200に映像
編集サービス料金が支払われ(ステップ5)、一連のサ
ービスが終了する。次に、この使用毎支払い型フローに
ついて説明する。
【0094】図14は、使用毎支払い型フローを説明す
るための状態/手順のフローチャートである。この場合
も、ユーザーが選択した映像データは、映像編集サービ
スセンター200の素材映像格納部260に既に格納されてい
るので、映像編集サービスセンター200は、当該映像デ
ータの編集使用1回毎に映像提供センター100に支払う
使用料金を考慮した後述の映像編集サービス料金を、ユ
ーザー端末300に連絡する(ステップ1)。
【0095】ユーザーは、ユーザー端末300の表示装置3
40によって映像編集サービス料金を確認の上、支障なけ
れば操作部320を操作して、映像編集サービスセンター2
00に対し、サービス依頼を行う(ステップ2)。続い
て、映像編集サービスセンター200は、素材映像格納部2
60に格納されている映像データを用いて、映像編集部23
0にてユーザーから依頼のあった編集を行う(ステップ
3)。編集された編集加工映像データは、ユーザー端末
300に配信され、ユーザー端末300の録画装置330に記録
される(ステップ4)。
【0096】ユーザーが編集加工映像データの配信を確
認した後、ユーザー端末300から映像編集サービスセン
ター200に映像編集サービス料金が支払われると(ステ
ップ5)、映像編集サービスセンター200からは映像提
供センター100に対し、映像使用料金が支払われ(ステ
ップ6)、一連のサービスが終了する。次に、この使用
回数制限型フローについて説明する。
【0097】図15は、使用回数制限型フローを説明す
るための状態/手順のフローチャートである。この場合
は、ユーザーが選択した映像データは、映像編集サービ
スセンター200の素材映像格納部260に格納されているの
で、映像編集サービスセンター200は、素材映像管理部2
70にて管理されている素材映像の使用回数が制限回数以
下であるか否かを判断する(ステップ1)。
【0098】使用回数が制限回数を超えている場合は、
ユーザーへのサービス提供を継続させるため、素材映像
入手フロー(前記図12参照)に進み、使用回数が制限
回数以下である場合は、素材映像格納部260に格納され
ている映像データの映像提供センター100による映像使
用料金を考慮した後述の映像編集サービス料金を、ユー
ザー端末300に連絡する(ステップ2)。
【0099】ユーザーは、ユーザー端末300の表示装置3
40によって映像編集サービス料金を確認の上、支障なけ
れば操作部320を操作して、映像編集サービスセンター2
00に対し、サービス依頼を行う(ステップ3)。続い
て、映像編集サービスセンター200は、素材映像格納部2
60に格納されている映像データを用いて、映像編集部23
0にてユーザーから依頼のあった編集を行う(ステップ
4)。
【0100】編集された編集加工映像データは、ユーザ
ー端末300に配信され、ユーザー端末300の録画装置330
に記録される(ステップ5)。ユーザーが編集加工映像
データの配信を確認した後、ユーザー端末300から映像
編集サービスセンター200にサービス料金が支払われる
(ステップ6)。そして、最後に素材映像管理部270に
て管理されている素材映像の使用回数を更新し(ステッ
プ7)、一連のサービスが終了する。ここで、以上説明
した映像権利購入型,使用回数制限型,使用度支払い型
の各フローにおける、サービス料金の設定方法と、料金
還元サービスとについて説明する。
【0101】図16は、料金還元サービスの設定方法の
説明図である。図16において、Tは、映像権利購入型
にて、映像提供センター100から映像データの提供を受
ける際の映像提供料金、Tnは、使用回数制限型にて、
映像提供センター100からn回使用制限で映像データの
提供を受ける際の映像提供料金、tは、使用度支払い型
にて、使用毎に映像提供センター100に支払う映像使用
料金、mは、映像編集サービス手数料、aは、ユーザー
が選択する映像使用料金支払い割合率である。
【0102】使用する映像データが、映像提供センター
100から使用度支払い型にて提供されている場合、映像
編集サービスセンター200は、サービス用料金設定式の
“t+m”にて算出したサービス料金を、ユーザー端末3
00に連絡する。使用する映像データが、映像提供センタ
ー100から映像権利購入型、又は使用回数制限型にて提
供されている場合、サービス料金の設定式は、映像提供
料金(T、Tn)の支払い終了前と後とで2種類有り、
映像提供料金の支払い終了前にサービスを受けたユーザ
ーは、映像提供料金支払い終了後のサービス料金の一部
が還元される料金還元サービスを提供している。
【0103】具体的には、使用する映像データが映像権
利購入型にて提供されている場合、映像編集サービスセ
ンター200は、“a*T+m”のサービス料金を、ユーザ
ー端末300に連絡する。ここで、映像使用料金支払い割
合率aは、例えば最低1/5〜最高5/5の範囲で、ユー
ザーが選択するようになっている。
【0104】図16中に記載した(a)の映像権利購入
型の料金設定例では、1人目のユーザーはa=3/5を、
2人目はa=1/5を、3人目はa=1/5を選択し、映像
提供料金(T)の映像提供センター100への支払いが終了
する。その後(4人目から)のユーザーは、“Te+
m”のサービス料金となり、映像使用料金Teに映像使
用料金支払い割合率aを掛けた金額が、還元金として、
1人目から3人目までのユーザーに送金される。
【0105】使用する映像データが、映像提供センター
100から使用回数制限型にて提供されている場合、映像
編集サービスセンター200は、“a*T10+m”のサービ
ス料金を、ユーザー端末300に連絡する。ここで映像使
用料金支払い割合率Aは、例えば最低1/10〜最高1
0/10の範囲で、ユーザーが選択するようになってい
る。
【0106】図16中に記載した(b)の使用回数制限
型料金設定例では、1人目のユーザーはa=6/10を、
2人目はa=3/10を、3人目はa=1/10を選択し、
映像提供料金(T10)の支払いが終了する。その後(4
人目から)のユーザーは“Te+m”のサービス料金と
なり、映像使用料金Teは、映像使用料金支払い割合率
aに応じて、1人目から3人目までのユーザーに還元さ
れる。そして、使用回数制限(10回)まで本料金還元
サービスが継続する。
【0107】上記の説明から明らかなように、本実施の
形態の映像編集配信システムによれば、映像提供センタ
ー100から映像編集サービスセンター200に提供された映
像データは、次の映像編集の使用に備えて、映像編集サ
ービスセンター200の素材映像格納部260に保存されるよ
うになっているので、映像提供センター100と映像編集
サービスセンター200との間の映像データ配信に関わる
ネットワーク負荷を軽減することができ、結果として多
様で安価な映像編集配信サービスをユーザーに提供する
ことが可能となる。
【0108】さらに、本実施の形態の映像編集配信シス
テムの課金方法では、映像提供方法として権利購入型、
使用毎支払い型、使用回数制限型が選択可能であり、映
像編集サービスセンター200又はユーザーは、それぞれ
の提供方法にあった映像編集サービス料金の設定が可能
となる。さらに、上記の料金還元サービスにより、映像
編集サービスセンター200は、映像提供料金をより確実
に、短時間で徴収することが可能となる。また、ユーザ
ーは映像データの権利を購入することなり、使用が多い
人気のある映像の提供料金を支払うことで、多くの還元
金を得ることができる。
【0109】[第5の実施の形態]本発明の映像編集配
信システムの第5の実施の形態について、図17及び図
18を用いて説明する。図17は、本形態の映像編集配
信システムを示すシステム構成図である。上記第4の実
施の形態と異なる点は、編集映像格納部280が映像編集
サービスセンター200に備えられている点である。
【0110】編集映像格納部280には、映像編集サービ
スセンター200が以前に編集作成した編集加工映像デー
タが格納されており、その映像情報は映像情報データベ
ース210にて管理されている。素材映像として編集加工
映像データが使用可能となる他は、本実施の形態の映像
編集配信サービスの状態/手順は、第4の実施の形態の
場合(図9参照)と同じである。
【0111】図18は、本実施の形態における映像選択
画面MSの一例である。図18において、映像選択画面MS
310の例では、タイトルSAには、編集映像格納部280に格
納された編集加工映像データであることを示す「編集済
み」マークMS310-1が、また、タイトルSBには、素材映
像格納部260に格納されている映像データであることを
示す「格納データ/低料金」マークMS310-2が表示されて
いる。
【0112】上記の説明から明らかなように、本実施の
形態によれば、映像編集サービスセンター200が編集映
像をユーザーに配信することで、新規に映像編集を行う
必要がないため、より安価な映像編集配信サービスを提
供することが可能となる。さらに、ユーザーが編集可能
な映像データが増えるとともに映像の再編集サービスも
容易に実現可能となる。
【0113】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明に係る映
像編集配信システムによれば、ユーザーの好みに応じて
映像編集された映像コンテンツの編集加工映像データ
を、ネットワーク経由で、ユーザーに配信することが可
能となる。また、本発明に係る映像編集配信システムに
よれば、映像提供センターと映像編集サービスセンター
との間で暗号化通信が可能となり、セキュリティを確保
することができる。すなわち、映像提供センターと映像
編集サービスセンターとの間で暗号通信化によって、ユ
ーザー端末から映像提供センターへは直接に情報やデー
タの通信が行えなくなるので、映像データの改ざんや不
正利用を防止することができ、映像著作権を保護する事
が可能となる。
【0114】また、本発明に係る映像編集配信システム
によれば、多彩な編集が選択可能と可能であり、ユーザ
ーの嗜好の多様性に答える映像編集配信サービスが可能
となる。そして、編集の素材となる放送映像データを録
画し忘れた場合でも、容易に必要な映像の入手が可能と
なる。さらに、放送映像データにあっては、その編集さ
れる前の素材映像データも編集が可能となり、ユーザー
の求める高度な映像編集サービスが可能となる。
【0115】さらに、本発明に係る映像編集配信システ
ムによれば、映像編集を容易に行うことができ、さらに
ユーザーの素材編集サービスの依頼も簡易化できる。ま
た、本発明に係る映像編集配信システムの課金方法によ
れば、映像提供者からの映像提供料金に応じたフレキシ
ブルな映像編集サービス料金が設定可能であり、ユーザ
ーと映像提供者の両方の要求に柔軟に対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態としての映像編集配
信システムの構成図である。
【図2】映像編集サービスセンター200の映像情報デー
タベース210に格納される映像情報の一例を示した図で
ある。
【図3】本実施の形態の映像編集配信システムにおける
映像データの編集配信サービスの状態/手順を表した図
である。
【図4】ユーザー端末300の表示装置340に表示されるメ
ニュー画面の一例を示した図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を説明するシステム
構成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を説明するシステム
構成図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における編集情報の
一例を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるメニュー画
面の一例を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の映像編集配信シス
テムを示すシステム構成図である。
【図10】本実施の形態の映像編集配信システムによる
映像データの編集配信サービスのフローチャートであ
る。
【図11】この映像及び編集方法選択のために、ユーザ
ー端末300の表示装置340に表示されるメニュー画面を示
すものである。
【図12】素材映像入手フローを説明するための状態/
手順のフローチャートである。
【図13】映像権利購入型フローを説明するための状態
/手順のフローチャートである。
【図14】使用毎支払い型フローを説明するための状態
/手順のフローチャートである。
【図15】使用回数制限型フローを説明するための状態
/手順のフローチャートである。
【図16】料金還元サービスの設定方法の説明図であ
る。
【図17】本発明の第5の実施の形態の映像編集配信シ
ステムを示すシステム構成図である。
【図18】本実施の形態における映像選択画面MSの一例
である。
【符号の説明】
100 映像提供センター 200 映像編集サービスセンター 300 ユーザー端末 400 ネットワーク網 110 映像データ格納部 120 映像データ出力部 210 映像情報データベース 211 ジャンル名 212 タイトル名 213 映像の長さ(時間TIME) 214 カット点 215 関連映像 216 関連情報 220 ユーザーインタフェース部 230 映像編集部 240 映像データ受信部 250 映像データ格納部 260 素材映像格納部 270 素材映像管理部 280 編集映像格納部 310 ネットワークインタフェース 320 操作部 330 録画装置 340 表示装置 510 放送映像データベース 530 素材映像データベース 540 映像データ管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/173 610 H04N 5/91 L

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザー所望の映像データをユーザー所
    望の編集方法で編集して作成した編集加工映像データを
    ユーザー端末に配信する映像編集配信システムであっ
    て、 前記ユーザー端末とネットワーク網を介して接続され、
    前記ユーザー端末から所望の映像データ及び所望の編集
    方法の依頼を受信する一方、編集加工映像データを前記
    ユーザー端末に配信するユーザーインタフェース部と、 該ユーザーインタフェース部で依頼を受けたユーザー所
    望の映像データを、編集のために記憶する編集用映像デ
    ータ記憶部と、 前記ユーザーインタフェース部で依頼を受けたユーザー
    所望の編集方法で、該編集用映像データ記憶部に記憶さ
    れているユーザー所望の映像データを編集して、編集加
    工映像データを作成する映像編集部とが設けられた映像
    編集サービスセンターを備えていることを特徴とする映
    像編集配信システム。
  2. 【請求項2】 前記映像編集部は、映像データのフォー
    マット変換可能なことを特徴とする請求項1記載の映像
    編集配信システム。
  3. 【請求項3】 前記映像編集部は、映像データに映像情
    報の追加編集可能なことを特徴とする請求項1記載の映
    像編集配信システム。
  4. 【請求項4】 前記編集用映像データ記憶部は、各種映
    像データが多数蓄積された映像データ格納部を備える映
    像提供センターの映像出力部とネットワーク網を介して
    接続され、該映像提供センターより、前記映像データ格
    納部の多数蓄積された各種映像データの中からユーザー
    所望の一乃至複数の映像データの配信を受ける映像デー
    タ受信部であることを特徴とする請求項1乃至3いずれ
    かに記載の編集配信システム。
  5. 【請求項5】 前記映像データ出力部と映像データ受信
    部とが、VPN(Virtual Private Network:仮想専用
    網)によりネットワーク接続されていることを特徴とす
    る請求項4記載の映像編集配信システム。
  6. 【請求項6】 前記映像提供センターは、ブロードキャ
    ストで映像放送を行う放送局であり、前記映像データ格
    納部は、実際に放送された放送映像データが蓄積されて
    いる放送映像データベースであることを特徴する請求項
    4又は5記載の映像編集配信システム。
  7. 【請求項7】 前記映像提供センターは、ブロードキャ
    ストで映像放送を行う放送局であり、前記映像データ格
    納部は、実際に放送された放送映像データが蓄積されて
    いる放送映像データベースと、該放送映像データの編集
    で使用された素材映像データが蓄積されている素材デー
    タベースとであることを特徴する請求項4又は5記載の
    映像編集配信システム。
  8. 【請求項8】 前記映像提供センターは、実際に放送さ
    れた放送映像データと、該放送映像データの編集で使用
    された素材映像データとの関係情報を管理する映像デー
    タ管理部を備えていることを特徴とする請求項7記載の
    映像編集配信システム。
  9. 【請求項9】 前記映像編集サービスセンターは、 前記映像提供センターから前記映像データ受信部に配信
    されたユーザー所望の映像データを素材映像として蓄積
    し、前記編集用映像データ記憶部としても機能する素材
    映像格納部と、 該素材映像格納部に格納されている素材映像データ毎の
    編集使用回数を管理する素材映像管理部とを備えている
    ことを特徴とする請求項4乃至8いずれかに記載の映像
    編集配信システム。
  10. 【請求項10】 前記編集用映像データ記憶部は、前記
    映像編集サービスセンターに設けられ、各種映像データ
    が多数蓄積されている映像データ格納部であることを特
    徴とする請求項1記載の映像編集配信システム。
  11. 【請求項11】 前記映像編集サービスセンターは、前
    記映像編集部によって作成された編集加工映像データが
    蓄積され、前記編集用映像データ記憶部としても機能す
    る編集映像格納部を備えていることを特徴とする請求項
    2乃至10いずれかに記載の映像編集配信システム。
  12. 【請求項12】 前記映像編集サービスセンターには、 編集配信サービスが可能な映像データの映像情報が格納
    されている映像情報データベースが設けられ、前記ユー
    ザーインタフェース部は、前記ユーザー端末から所望の
    映像データの編集依頼を受信するに際して、該映像情報
    データベースに格納されている編集配信サービスが可能
    な映像データの映像情報を、前記ユーザー端末に配信す
    ることを特徴とする請求項1乃至11いずれかに記載の
    映像編集配信システム。
  13. 【請求項13】 各種映像データが多数蓄積された映像
    データ格納部を備える映像提供センターと、 ユーザー所望の映像データ及びユーザー所望の編集方法
    で作成した編集加工映像データの作成を依頼し、当該作
    成された編集加工映像データの配信を受けるユーザー端
    末と、 該ユーザー端末から依頼を受け、前記映像提供センター
    の映像データ格納部に蓄積された映像データの中からユ
    ーザー所望の映像データの提供を受け、ユーザー所望の
    編集方法で編集して作成した編集加工映像データをユー
    ザー端末に配信する映像編集サービスセンターとを備え
    る映像編集配信システムの課金方法であって、 前記映像提供センターには、前記映像編集サービスセン
    ターへの映像データの配信、提供に関する課金管理を行
    う映像データ課金管理部が設けられ、 前記映像編集サービスセンターは、ユーザー所望の映像
    データを前記映像提供センターから配信を受けるに際
    し、前記映像データ課金管理部から取得した当該ユーザ
    ー所望の映像データの提供料金に編集手数料を加味して
    なる映像編集サービス料金を前記ユーザー端末に送信す
    ることを特徴とする映像編集配信システムの課金方法。
  14. 【請求項14】 前記映像編集サービスセンターが前記
    映像データ課金管理部から取得した当該ユーザー所望の
    映像データの提供料金は、前記映像データ格納部に蓄積
    された一の映像データを当該ユーザー所望の映像データ
    として前記映像編集サービスセンターが使用する毎に使
    用料金を請求する料金請求方法に基づき、前記映像デー
    タ課金管理部から前記映像編集サービスセンターに配信
    されることを特徴とする請求項13記載の映像編集配信
    システムの課金方法。
  15. 【請求項15】 前記映像編集サービスセンターが前記
    映像データ課金管理部から取得した当該ユーザー所望の
    映像データの提供料金は、前記映像データ格納部に蓄積
    された一の映像データを当該ユーザー所望の映像データ
    として前記映像編集サービスセンターが初めて使用する
    際に、その後の使用回数を制限して又は無制限として設
    定された使用料金を請求する料金請求方法に基づき、前
    記映像データ課金管理部から前記映像編集サービスセン
    ターに配信されることを特徴とする請求項13記載の映
    像編集配信システムの課金方法。
  16. 【請求項16】 前記映像データ格納部に蓄積された一
    の映像データを当該ユーザー所望の映像データとして前
    記映像編集サービスセンターが初めて使用する際に、そ
    の後の使用回数を制限して又は無制限として設定された
    使用料金は、当該一の映像データを使用する一乃至複数
    のユーザーによって負担され、当該使用料金償却後は、
    その後の当該一の映像データの使用によって発生する映
    像編集サービス料金の一部が前記使用料金を負担した一
    乃至複数のユーザーに還元されることを特徴とする請求
    項15記載の映像編集配信システムの課金方法。
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