JP2003333574A - Vodコンテンツ配信システム、vodコンテンツ配信方法、vodコンテンツ配信及び番組放送システム、vodコンテンツ配信及び番組放送方法、vodコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信システム、vodコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

Vodコンテンツ配信システム、vodコンテンツ配信方法、vodコンテンツ配信及び番組放送システム、vodコンテンツ配信及び番組放送方法、vodコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信システム、vodコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム

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JP2003333574A
JP2003333574A JP2002142151A JP2002142151A JP2003333574A JP 2003333574 A JP2003333574 A JP 2003333574A JP 2002142151 A JP2002142151 A JP 2002142151A JP 2002142151 A JP2002142151 A JP 2002142151A JP 2003333574 A JP2003333574 A JP 2003333574A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オンラインネットワーク型VODをより効率
的に運用できること。 【解決手段】 VODセンターシステム100は、出力
ポートからネットワーク102を介して出力ポートに
1:1で割り当てられた端末機器101にVODコンテ
ンツを配信する。VOD管理装置111は、VODコン
テンツ配信時に端末機器101でVODコンテンツを利
用できる利用時間をVODコンテンツの実時間等に基づ
き設定した時間で制限する。これにより、ユーザーがト
リックプレイ等を行える利用時間を制限でき、VODセ
ンターシステム100における出力ポートが1台の端末
機器101で占有されることを防ぎ、他の端末機器10
1に開放してシステムの効率化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、VODセンター
から端末機器に映像、音声などのVODコンテンツを配
信するVODコンテンツ配信システムにおいて、特に、
帯域が確保されたネットワークを使用する通信条件を前
提とし、ユーザーのリクエストに応じたVODコンテン
ツを各ユーザーに個別に配信するVODコンテンツ配信
システム、VODコンテンツ配信方法に関する。さら
に、VODコンテンツの配信と番組の放送を行うVOD
コンテンツ配信及び番組放送システム、VODコンテン
ツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信システ
ム、VODコンテンツ配信及び番組放送方法、VODコ
ンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信
方法、これらの方法をコンピュータに実行させるプログ
ラムに関する。
【0002】
【従来の技術】映像、音声等のコンテンツの配信システ
ムとして、近年の高速通信化に対応してデータ自体も高
速通信を前提としたものが開発されている。このような
十分な帯域が確保された通信条件を前提としてユーザー
のリクエストに応じたコンテンツを各ユーザーに個別に
配信するコンテンツ配信システムとして、ビデオデータ
を配信するVOD(Video on Demand:
ビデオ・オン・デマンド)がある。以下、コンテンツ配
信システムとしてVODを例に挙げて説明する。このV
ODを実現するための手法としては、大きく分けると以
下の3つの形態がある。
【0003】1.センターサーバー型VOD(ネットワ
ーク型VOD) センター側にビデオサーバーを敷設し、映像、音声など
のコンテンツを蓄積する。ユーザーが端末及びリモコン
で操作し、利用可能なコンテンツをリクエストする。そ
のリクエストデータをセンター側で受け取り、リクエス
トされたコンテンツをそのユーザーの端末に配信する。
【0004】2.端末蓄積型VOD ユーザーの端末にコンテンツのデータを蓄積するための
蓄積装置(HDDやメモリなど)を持ち、蓄積装置に格
納後の映像、音声などのコンテンツをユーザーが選択し
て見る。
【0005】3.その他(組み合わせ型VOD) 上記1.の手法を用いつつ、配信を確実に行うために端
末にメモリを持ち、エラー訂正を行いながら再生してい
く。
【0006】次に上記1.〜3.のうち、本発明の技術
分野が属する1.ネットワーク型VODについて説明す
る。現在、ネットワーク型VODは、インターネットや
携帯電話網、無線ネットワーク網を通じたサービスとし
てパーソナルコンピュータ(PC)や、専用端末(ST
B:セットトップボックス)、携帯電話機、その他無線
系端末、などに提供されている。
【0007】ユーザーが自分の見たい(聞きたい)コン
テンツをリクエストして見るタイミングとしては、以下
の2つがある。 リクエストに対して即コンテンツを提供しリアルタイ
ム(実時間)見せて終わるケース 端末機器での蓄積を前提とし、実時間にかかわらずコ
ンテンツを端末側に送り再生可能となった時点でユーザ
ーが楽しむ(視聴する)ケース
【0008】上記2つのケースにおいてユーザーの利便
性を考慮し、映像、音声の早送り、早戻し、一時停止機
能等といった一般的にトリックプレイといわれる機能を
実現している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状の
ネットワーク型VODでは、上記のケースにおいて、
ユーザーは無制限にトリックプレイが可能である。この
ネットワーク型VODでは、センターのVOD送出サー
バーの1出力を1ユーザーが占有するシステムである。
【0010】このため、帯域が保証されたネットワーク
を使用する前提であっても、コンテンツの配信時には、
ネットワークを介してセンターと端末とが接続された状
態が継続される。よって、システム全体の効率、特に、
センター側でのコンテンツ送出にかかる処理、及び他の
ユーザーの要求が受け入れにくくなる等の問題点が生じ
る。
【0011】このため、各ユーザーが1つのコンテンツ
を視聴する時間が長くなるほど、センター側に負荷がか
かり、VODのサービスの商業化が困難となる。現状、
VODサービスは実験が主流であり、一部商用化も行わ
れているが収益を得るに至らない状況にある。VODサ
ービスにより収益を生み出し、商業化を推進するために
は、VODサービス全体を見直し、全体の効率化が必要
である。
【0012】また、端末機器に対しては、VODコンテ
ンツの配信に限らず放送システムを利用して番組の放送
が行うことができる。このような複合型システムにおい
て、ユーザーに対するVODサービスと番組放送サービ
スの利便性の向上が求められている。
【0013】この発明は、上述した従来技術による問題
点を解消するため、オンラインネットワーク型VODを
より効率的に運用できるコンテンツ配信システム、コン
テンツ配信方法、及びその方法をコンピュータに実行さ
せるプログラムの提供を目的としている。
【0014】また、端末機器に対しコンテンツ配信と番
組放送される統合型システムにおいてユーザーの操作性
や、コンテンツ及び番組検索の利便性を向上できるコン
テンツ配信及び番組放送システム、コンテンツ配信及び
番組放送方法、VODコンテンツ配信及び番組コンテン
ツのマルチキャスト配信システム、VODコンテンツ配
信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信方法、及び
その方法をコンピュータに実行させるプログラムの提供
を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係るVODコン
テンツ配信システムは、VODコンテンツをVODセン
ターシステムが有する出力ポートから通信回線を介して
該各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配
信するVODコンテンツ配信システムにおいて、VOD
コンテンツ配信時に配信先の端末機器が操作可能なトリ
ックプレイを含みVODコンテンツを利用できる利用時
間を制限する利用制限手段を備えたことを特徴とする。
【0016】この請求項1の発明によれば、ユーザーに
よるトリックプレイ等でVODコンテンツ配信の利用時
間が制限なく増大するが、この利用時間を制限すること
により、VODセンターシステムにおける出力ポートの
占有を防ぐことができ、システムの効率化を図ることが
できる。
【0017】また、請求項2の発明に係るVODコンテ
ンツ配信システムは、請求項1に記載の発明において、
前記利用制限手段は、前記VODコンテンツの実時間に
基づき所定の利用時間を算出し用いることを特徴とす
る。
【0018】この請求項2の発明によれば、利用時間を
VODコンテンツの実時間に基づき適切な時間となるよ
う設定して出力ポートの占有を効果的に防止でき、ユー
ザーの利便性及びシステム効率の双方を適切なバランス
を有していずれも向上できる。
【0019】また、請求項3の発明に係るVODコンテ
ンツ配信システムは、請求項1,2のいずれかに記載の
発明において、前記利用制限手段は、前記VODコンテ
ンツ送出毎の前記端末機器で操作可能なトリックプレイ
の操作回数あるいは機能動作の限度時間を用いることを
特徴とする。
【0020】この請求項3の発明によれば、トリッププ
レイの利用状態に制限を加えて出力ポートの占有を効果
的に防止でき、ユーザーの利便性及びシステム効率の双
方を適切なバランスを有していずれも向上できる。
【0021】また、請求項4の発明に係るVODコンテ
ンツ配信システムは、VODコンテンツをVODセンタ
ーシステムが有する出力ポートから通信回線を介して該
各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信
するVODコンテンツ配信システムにおいて、単一の出
力ポートから複数の端末機器に対し同一のVODコンテ
ンツをマルチキャスト(1:n)で配信するよう配信形
態を切り替え可能な配信手段と、前記特定のVODコン
テンツに対するリクエストの集中度に基づき、所定のリ
クエスト単位で該当する複数の端末機器を選定する集計
手段と、前記集計手段の集計結果が示す複数の端末機器
に対し前記単一のVODコンテンツを配信するよう前記
配信手段に指示する相乗り指示手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0022】この請求項4の発明によれば、リクエスト
集中時には同一のVODコンテンツを単一の出力ポート
から複数の端末機器に配信するよう配信形態を変更する
ため、出力ポート数の制限にかかわらずより多くのユー
ザーに対しVODコンテンツの送出が可能となり、シス
テム効率の向上を図ることができる。
【0023】また、請求項5の発明に係るVODコンテ
ンツ配信システムは、VODコンテンツをVODセンタ
ーシステムが有する出力ポートから通信回線を介して該
各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信
するVODコンテンツ配信システムにおいて、単一の出
力ポートから複数の端末機器に対し同一のVODコンテ
ンツをマルチキャスト(1:n)で配信するよう配信形
態を切り替え可能な配信手段と、前記特定のVODコン
テンツに対して予め複数の端末機器からのリクエストを
受け付ける団体申し込み受付手段と、前記団体申し込み
受付手段が受け付けたリクエストに含まれる複数の各端
末機器に対し前記単一のVODコンテンツを配信するよ
う前記配信手段に指示する相乗り指示手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0024】この請求項5の発明によれば、予め複数の
ユーザーに対して同一のVODコンテンツの配信のリク
エストを受け付け、同一のVODコンテンツを単一の出
力ポートから複数の端末機器に配信するよう配信形態を
変更するため、出力ポート数の制限にかかわらずより多
くのユーザーに対しVODコンテンツの送出が可能とな
り、システム効率の向上を図ることができる。
【0025】また、請求項6の発明に係るVODコンテ
ンツ配信システムは、VODコンテンツをVODセンタ
ーシステムが有する出力ポートから通信回線を介して該
各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信
するVODコンテンツ配信システムにおいて、前記出力
ポートの使用率に基づきVODコンテンツ配信の混雑状
況を算出し、前記端末機器に送出する混雑状況算出手段
を備えたことを特徴とする。
【0026】この請求項6の発明によれば、ユーザーに
対して混雑状況を伝え、ユーザーの利便性を向上でき、
リクエストの集中を防止してシステム効率の向上を図る
ことができる。
【0027】また、請求項7の発明に係るVODコンテ
ンツ配信システムは、VODコンテンツをVODセンタ
ーシステムが有する出力ポートから通信回線を介して該
各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信
するVODコンテンツ配信システムにおいて、予め特定
の端末機器に対するVODコンテンツの配信を希望する
時間帯の指定を受け付ける利用予約受付手段と、前記利
用予約受付手段で受け付けた時間帯で前記出力ポートを
前記特定の端末機器に対して割り当てる予約指示手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0028】この請求項7の発明によれば、予めVOD
コンテンツを視聴する時間を予約しておき、予約した時
間帯に出力ポートを占有できるようになり、ユーザーが
都合した時間帯に確実にVODコンテンツを視聴できる
ようになり、VODサービスの利便性を向上できるとと
もに、特定時間帯の集中を防止してシステム効率の向上
を図ることができる。
【0029】また、請求項8の発明に係るVODコンテ
ンツ配信システムは、請求項7に記載の発明において、
前記時間帯の指定に基づきVODコンテンツを配信した
場合に、該時間帯の残り時間を算出し前記端末機器に送
出する残り時間算出手段を備えたことを特徴とする。
【0030】この請求項8の発明によれば、予約した時
間帯でVODサービスを利用可能な残り時間を知ること
ができ、ユーザーの利便性を向上できるようになる。
【0031】また、請求項9の発明に係るVODコンテ
ンツ配信及び番組放送システムは、VODコンテンツを
出力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:
1で割り当てられた端末機器に配信するVODセンター
システムと、前記端末機器に対し前記通信回線を介して
複数チャンネルの番組を放送する放送センターシステム
とからなるVODコンテンツ配信及び番組放送システム
であって、前記VODセンターシステムが前記端末機器
のリクエストに基づき配信するVODコンテンツと前記
放送センターシステムが放送する番組を内容に基づき相
互に所定の関連付けを行う関連付け手段と、前記配信さ
れたVODコンテンツに関連する放送番組、あるいは放
送されている番組に関連するVODコンテンツを前記端
末機器に対し案内表示する連動情報送出手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0032】この請求項9の発明によれば、VODコン
テンツの配信と、番組の放送を統合したシステムにおい
て、これらVODコンテンツと番組の関連をユーザーに
案内するため、ユーザーは、VODコンテンツに関連す
る番組、放送番組に関連するVODコンテンツのうち興
味のあるものを単一の端末機器で切り替えるだけで視聴
でき、システム全体の利便性の向上を図ることができ
る。
【0033】また、請求項10の発明に係るVODコン
テンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信シ
ステムは、VODコンテンツを出力ポートから通信回線
を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられた端末
機器に配信するVODセンターシステムと、前記端末機
器に対し前記通信回線を介して複数の番組コンテンツを
マルチキャスト配信するマルチキャスト配信センターシ
ステムとからなるVODコンテンツ配信及び番組コンテ
ンツのマルチキャスト配信システムであって、前記VO
Dセンターシステムが前記端末機器のリクエストに基づ
き配信するVODコンテンツと前記マルチキャスト配信
センターシステムが配信する番組コンテンツを内容に基
づき相互に所定の関連付けを行う関連付け手段と、前記
配信されたVODコンテンツに関連するマルチキャスト
配信される番組コンテンツ、あるいはマルチキャスト配
信されている番組コンテンツに関連するVODコンテン
ツを前記端末機器に対し案内表示する連動情報送出手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0034】この請求項10の発明によれば、VODコ
ンテンツの配信と、マルチキャスト配信される番組コン
テンツを統合したシステムにおいて、これらVODコン
テンツと番組コンテンツの関連をユーザーに案内するた
め、ユーザーは、VODコンテンツに関連する番組コン
テンツ、配信されている番組コンテンツに関連するVO
Dコンテンツのうち興味のあるものを単一の端末機器で
切り替えるだけで視聴でき、システム全体の利便性の向
上を図ることができる。
【0035】また、請求項11の発明に係るVODコン
テンツ配信方法は、VODコンテンツをVODセンター
システムが有する出力ポートから通信回線を介して該各
出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信す
るVODコンテンツ配信方法において、VODコンテン
ツ配信時に配信先の端末機器が操作可能なトリックプレ
イを含みVODコンテンツを利用できる利用時間を制限
する利用制限工程を含むことを特徴とする。
【0036】この請求項11の発明によれば、ユーザー
によるトリックプレイ等でVODコンテンツ配信の利用
時間が制限なく増大するが、この利用時間を制限するこ
とにより、VODセンターシステムにおける出力ポート
の占有を防ぐことができ、システムの効率化を図ること
ができる。
【0037】また、請求項12の発明に係るVODコン
テンツ配信方法は、請求項11に記載の発明において、
前記利用制限工程は、前記VODコンテンツの実時間に
基づき所定の利用時間を算出し用いることを特徴とす
る。
【0038】この請求項12の発明によれば、利用時間
をVODコンテンツの実時間に基づき適切な時間となる
よう設定して出力ポートの占有を効果的に防止でき、ユ
ーザーの利便性及びシステム効率の双方を適切なバラン
スを有していずれも向上できる。
【0039】また、請求項13の発明に係るVODコン
テンツ配信方法は、請求項11,12のいずれかに記載
の発明において、前記利用制限工程は、前記VODコン
テンツ送出毎の前記端末機器で操作可能なトリックプレ
イの操作回数あるいは機能動作の限度時間を用いること
を特徴とする。
【0040】この請求項13の発明によれば、トリック
プレイの利用状態に制限を加えて出力ポートの占有を効
果的に防止でき、ユーザーの利便性及びシステム効率の
双方を適切なバランスを有していずれも向上できる。
【0041】また、請求項14の発明に係るVODコン
テンツ配信方法は、VODコンテンツをVODセンター
システムが有する出力ポートから通信回線を介して該各
出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信す
るVODコンテンツ配信方法において、単一の出力ポー
トから複数の端末機器に対し同一のVODコンテンツを
マルチキャスト(1:n)で配信するよう配信形態を切
り替える配信工程と、前記特定のVODコンテンツに対
するリクエストの集中度に基づき、所定のリクエスト単
位で該当する複数の端末機器を選定する集計工程と、前
記集計工程で得た集計結果が示す複数の端末機器に対し
前記単一のVODコンテンツを配信するよう前記配信工
程に指示する相乗り指示工程と、を含むことを特徴とす
る。
【0042】この請求項14の発明によれば、リクエス
ト集中時には同一のVODコンテンツを単一の出力ポー
トから複数の端末機器に配信するよう配信形態を変更す
るため、出力ポート数の制限にかかわらずより多くのユ
ーザーに対しVODコンテンツの送出が可能となり、シ
ステム効率の向上を図ることができる。
【0043】また、請求項15の発明に係るVODコン
テンツ配信方法は、VODコンテンツをVODセンター
システムが有する出力ポートから通信回線を介して該各
出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信す
るVODコンテンツ配信方法において、単一の出力ポー
トから複数の端末機器に対し同一のVODコンテンツを
マルチキャスト(1:n)で配信するよう配信形態を切
り替える配信工程と、前記特定のVODコンテンツに対
して予め複数の端末機器からのリクエストを受け付ける
団体申し込み受付工程と、前記団体申し込み受付工程で
受け付けたリクエストに含まれる複数の各端末機器に対
し前記単一のVODコンテンツを配信するよう前記配信
工程に指示する相乗り指示工程と、を含むことを特徴と
する。
【0044】この請求項15の発明によれば、予め複数
のユーザーに対して同一のVODコンテンツの配信のリ
クエストを受け付け、同一のVODコンテンツを単一の
出力ポートから複数の端末機器に配信するよう配信形態
を変更するため、出力ポート数の制限にかかわらずより
多くのユーザーに対しVODコンテンツの送出が可能と
なり、システム効率の向上を図ることができる。
【0045】また、請求項16の発明に係るVODコン
テンツ配信方法は、VODコンテンツをVODセンター
システムが有する出力ポートから通信回線を介して該各
出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信す
るVODコンテンツ配信方法において、前記出力ポート
の使用率に基づきVODコンテンツ配信の混雑状況を算
出し、前記端末機器に送出する混雑状況算出工程を含む
ことを特徴とする。
【0046】この請求項16の発明によれば、ユーザー
に対して混雑状況を伝えることができ、ユーザーの利便
性を向上でき、リクエストの集中を防止してシステム効
率の向上を図ることができる。
【0047】また、請求項17の発明に係るVODコン
テンツ配信方法は、VODコンテンツをVODセンター
システムが有する出力ポートから通信回線を介して該各
出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信す
るVODコンテンツ配信方法において、予め特定の端末
機器に対するVODコンテンツの配信を希望する時間帯
の指定を受け付ける利用予約受付工程と、前記利用予約
受付工程で受け付けた時間帯で前記出力ポートを前記特
定の端末機器に対して割り当てる予約指示工程と、を含
むことを特徴とする。
【0048】この請求項17の発明によれば、予めVO
Dコンテンツを視聴する時間を予約しておき、予約した
時間帯に出力ポートを占有できるようになり、ユーザー
が都合した時間帯に確実にVODコンテンツを視聴でき
るようになり、VODサービスの利便性を向上できると
ともに、特定時間帯の集中を防止してシステム効率の向
上を図ることができる。
【0049】また、請求項18の発明に係るVODコン
テンツ配信方法は、請求項17に記載の発明において、
前記時間帯の指定に基づきVODコンテンツを配信した
場合に、該時間帯の残り時間を算出し前記端末機器に送
出する残り時間算出工程を含むことを特徴とする。
【0050】この請求項18の発明によれば、予約した
時間帯でVODサービスを利用可能な残り時間を知るこ
とができ、ユーザーの利便性を向上できるようになる。
【0051】また、請求項19の発明に係るVODコン
テンツ配信及び番組放送方法は、VODコンテンツを出
力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1
で割り当てられた端末機器に配信するVODセンターシ
ステムと、前記端末機器に対し前記通信回線を介して複
数チャンネルの番組を放送する放送センターシステムと
からなるシステムにおけるVODコンテンツ配信及び番
組放送方法であって、前記VODセンターシステムが前
記端末機器のリクエストに基づき配信するVODコンテ
ンツと前記放送センターシステムが放送する番組を内容
に基づき所定の関連付けを行う関連付け工程と、前記配
信されたVODコンテンツに関連する放送番組、あるい
は放送されている番組に関連するVODコンテンツを前
記端末機器に対し案内表示する連動情報送出工程と、を
含むことを特徴とする。
【0052】この請求項19の発明によれば、VODコ
ンテンツの配信と、番組の放送を統合したシステムにお
けるこれらVODコンテンツと番組の関連をユーザーに
案内するため、ユーザーは、VODコンテンツに関連す
る番組、放送番組に関連するVODコンテンツのうち興
味のあるものを単一の端末機器で切り替えるだけで視聴
でき、システム全体の利便性の向上を図ることができ
る。
【0053】また、請求項20の発明に係るVODコン
テンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト配信方
法は、VODコンテンツを出力ポートから通信回線を介
して該各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器
に配信するVODセンターシステムと、前記端末機器に
対し前記通信回線を介して複数の番組コンテンツをマル
チキャスト配信するマルチキャスト配信センターシステ
ムとからなるVODコンテンツ配信及び番組コンテンツ
のマルチキャスト配信方法であって、前記VODセンタ
ーシステムが前記端末機器のリクエストに基づき配信す
るVODコンテンツと前記マルチキャスト配信センター
システムが配信する番組コンテンツを内容に基づき相互
に所定の関連付けを行う関連付け工程と、前記配信され
たVODコンテンツに関連するマルチキャスト配信され
る番組コンテンツ、あるいはマルチキャスト配信されて
いる番組コンテンツに関連するVODコンテンツを前記
端末機器に対し案内表示する連動情報送出工程と、を含
むことを特徴とする。
【0054】この請求項20の発明によれば、VODコ
ンテンツの配信と、マルチキャスト配信される番組コン
テンツを統合したシステムにおいて、これらVODコン
テンツと番組コンテンツの関連をユーザーに案内するた
め、ユーザーは、VODコンテンツに関連する番組コン
テンツ、配信されている番組コンテンツに関連するVO
Dコンテンツのうち興味のあるものを単一の端末機器で
切り替えるだけで視聴でき、システム全体の利便性の向
上を図ることができる。
【0055】また、請求項21の発明に係るコンピュー
タに実行させるプログラムは、前記請求項11〜20の
いずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行さ
せることを特徴とする。
【0056】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係るVODコンテンツ配信システム、VODコン
テンツ配信方法、VODコンテンツ配信及び番組放送シ
ステム、VODコンテンツ配信及び番組放送方法、VO
Dコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト
配信システム、VODコンテンツ配信及び番組コンテン
ツのマルチキャスト配信方法、及びその方法をコンピュ
ータに実行させるプログラムの好適な実施の形態を詳細
に説明する。
【0057】本発明のVODコンテンツ配信システム
は、コンテンツ配信の形態として、前述した1.ネット
ワーク型VODを前提とする。このネットワーク型VO
Dのサービスは、特定のユーザーのリクエストに答え
て、リクエストされた画像、音声等を個別に提供するこ
とを基本としている。このVODシステムに係るセンタ
ー側のハードウェアは高価になるため、センター側に設
けられるコンテンツを配信する出力ポート数は、このV
ODシステムを受けるユーザー総数(端末総数)より少
ない。したがって、本発明は、限られた数の出力ポート
を効率的に運用し、また、ユーザー側の配信要求に答え
られるVODシステムを構築しようとするものである。
【0058】(VODシステムの全体構成)図1は、こ
の発明の本実施形態に係るVODコンテンツ配信システ
ムの全体構成を示すブロック図である。このシステム
は、VODコンテンツを登録及び蓄積し、ユーザーに適
切なコンテンツを提供する各種VOD送出機器や、コン
テンツ及びユーザーに関するデータを包括的に管理する
管理装置等からなるVODセンターシステム100と、
ユーザー側に設置されVODを享受するための端末機器
101と、これらVODセンターシステム100と、端
末機器101をつなぐネットワーク102により大略構
成されている。以下、各部の構成をより詳細に説明す
る。
【0059】(VODセンターシステム100)VOD
センターシステム100は、VOD管理装置111,V
ODコンテンツ登録装置112,VODコンテンツ蓄積
装置113,VOD付加情報蓄積装置114,VODコ
ンテンツ配信装置115,VOD付加情報配信装置11
6,Web装置117,VOD受付装置118,課金・
収納システム119により構成される。
【0060】VOD管理装置111は、VODシステム
の中枢として、VODサービスを享受できるユーザーに
関する情報や、VODとして利用できるコンテンツに関
する基本情報(識別番号・タイトル・価格・有効期限
等)を管理する。VODコンテンツ登録装置112は、
VODサービスとして提供するコンテンツを登録するた
めの装置であり、本装置にVODコンテンツに関する詳
細情報を登録する。ネットワーク等を介してオンライン
によるVODコンテンツの登録も可能である。
【0061】VODコンテンツ蓄積装置113は、VO
Dコンテンツ登録装置112に登録されたVODコンテ
ンツを蓄積する装置である。VOD付加情報蓄積装置1
14は、VODコンテンツ登録装置112に登録された
VODコンテンツの詳細情報を蓄積する装置である。V
ODコンテンツ配信装置115は、ユーザーのVODリ
クエストに基づき、VODコンテンツを配信するための
装置である。
【0062】VOD付加情報配信装置116は、ユーザ
ーのVODリクエストに基づき、VODコンテンツに関
する情報を配信するための装置である。配信は定期的に
行われ、配信された情報はネットワーク102経由で端
末機器101に蓄積され、端末機器101の操作により
ユーザーが見たいときに情報を画面に表示し、その情報
をもとにユーザーはリクエストを行う。ここでいう情報
は、料金、VODコンテンツの内容等、ユーザーがVO
Dコンテンツを選択するための情報を示している。
【0063】Web装置117は、Webサーバー等で
構成され、端末機器101からアクセスすることのでき
るWebページを表示するための装置である。このWe
bページ上でユーザーがリクエストすることのできるV
ODコンテンツリスト及び内容などが表示され、ユーザ
ーはこのWebページからVODのリクエストを行うこ
とができる。
【0064】VOD受付装置118は、ユーザーからの
VODリクエストを受け付けるための装置であり、リク
エストデータはログとして本システムに蓄積される。こ
のログとVODコンテンツ配信装置115の配信実績を
もとにVODの稼動状況を集計し、ユーザーへの課金・
収納のための基礎情報、VODコンテンツ提供元への精
算のための基礎情報として活用する。課金・収納システ
ム119は、VOD受付装置118及び、VODコンテ
ンツ配信装置115からのデータをもとにユーザーへの
課金・収納及びVODコンテンツ提供者への支払いを行
うための装置である。
【0065】(端末機器101)ユーザー宅等に設置さ
れ、ユーザーの操作によってVODコンテンツを享受す
るための装置である。端末機器101としてはパソコン
121,VODサービスの規格を満たしVODコンテン
ツの視聴用に特化した構成のSTB(セットトップボッ
クス)122,汎用のゲーム機123,携帯端末124
等が用いられ、ユーザーが操作することによりVODサ
ービスを得ることができる。これらの端末機器101
は、ネットワーク102を介してVODセンターシステ
ム100に接続され、VOD管理装置111に登録・管
理される。
【0066】端末機器101は、以下の機能を有する。 1.VODセンターシステム100内のVOD付加情報
配信装置116から配信されるVODコンテンツに関す
る情報を受け取り、端末機器101内に蓄積し、ユーザ
ーの操作にてその内容を画面に表示させる。 2.VODセンターシステム100内のWeb装置11
7によるWebページにアクセスしVODコンテンツに
関する情報を表示し、ユーザーの操作にてVODコンテ
ンツのリクエストを行う。 3.ユーザーによる上記1.2.の操作の結果、VOD
コンテンツ配信装置115から送られてきたVODコン
テンツを表示させ視聴可能にする。 4.端末機器101を構成する本体及び操作装置、表示
装置の具体的構成例は下記の組合わせからなる。
【0067】・パソコン121の場合 操作装置は、キーボード、マウス及び音声入力装置など
一般的なパソコンの操作装置を用いる。表示装置として
は、パソコンの画面表示用ディスプレイ装置を用いる。
これらは、一般的に家庭にある汎用のパソコンを構成す
るハードウェアを利用でき、必要に応じてネットワーク
102を介してVODセンターシステム100に接続す
るための通信装置を組み込んで構成できる。また、VO
Dサービスを利用するためのソフトウェアを組み込む。
【0068】・STB122の場合 操作装置は、STB122本体に設けられる操作ボタン
や、リモコン122a、キーボード(不図示)等を用い
る。表示装置としては、一般的なテレビジョン(TV)
122bを用いる。STB122の操作は本体の操作ボ
タンあるいはリモコン122a、キーボードなどにて行
う。STB122には、ネットワーク102への接続及
びVODコンテンツ視聴用のプログラムが予め組み込ま
れている。
【0069】・ゲーム機123の場合 操作装置は、ゲーム機用の操作装置であるジョイスティ
ック,ゲームコントローラ123a等を用いる。表示装
置としては、一般的なテレビジョン(TV)123bを
用いる。あるいは、ゲーム機123に一体で組み込まれ
た一体型ディスプレイ(不図示)を利用することもでき
る。ゲーム機123は、本来VODサービスの利用は想
定されていないため、VODサービスを利用できるソフ
トウェアを組み込み、ネットワーク102を介してVO
Dセンターシステム100に接続するための通信機能
(例えば通信カード)を組み込んで構成できる。
【0070】・携帯端末124の場合 携帯端末124としては、携帯電話機、PDA等の携帯
型パソコン等がある。これら携帯端末124の操作装置
は、本体に付属する入力キーを用いる。表示装置として
は、本体に付属するLCD等のディスプレイを用いる。
携帯端末124でVODサービスを得るためには、携帯
電話機の場合には、一般的なWebの閲覧ができる機能
を有するもの、携帯型パソコンの場合には、携帯電話回
線や無線回線に接続できる機能を有するものを用いる。
【0071】端末機器101の他の例としては、いずれ
も不図示であるが、カラオケ装置や、CDショップ等に
設置された視聴用機器、ジュークボックス等がある。設
置場所については、個別宅に限らない。例えば、多数の
人が集まるカラオケ店舗、飲食店、宴会場、公共施設、
健康施設等に設置でき、カラオケ装置やジュークボック
スの機能として使用することもできる。この場合、用い
る表示装置も大型のプロジェクタ等を用いてもよい。
【0072】(ネットワーク102)ネットワーク10
2は、電話線やCATVなどの地上回線及び無線回線、
衛星回線等が用いられる。電話線としては、ISDNや
ADSL等の公衆回線サービスがある。これら電話線を
含めてVODシステムに用いるネットワーク102とし
ては、 1.VODセンターシステム100と、端末機器101
との間で双方向にデータの送受が可能なこと。 2.VODセンターシステム100(VODコンテンツ
配信装置115)から出力されたVODコンテンツをユ
ーザーの端末機器101まで配信するための十分な帯域
(通信速度)を有すること。 の2つを満足することを条件とする。衛星回線について
は、現状の通信環境であれば、VODコンテンツの配信
用にのみ用い、ユーザー側からのリクエスト等は地上回
線を用いて実現可能である。
【0073】次に、VODサービスの概要について説明
する。サービス提供者は、VODセンターシステム10
0,ネットワーク102,端末機器101からなるVO
Dシステムを利用してVODサービスを提供する。サー
ビス提供者は、外部からVODコンテンツの供給を受け
て端末機器101を保有するユーザーにVODサービス
を提供する。
【0074】1.ユーザーの登録・管理 図2は、ユーザーの登録・管理の処理を示すフローチャ
ートである。ユーザーは、VOD管理装置111に登録
・管理される。VOD管理装置111は、登録されたユ
ーザーと、このユーザーが使用する端末機器101(例
えばSTB122)の関連付けを行い(ステップS20
1)、ユーザーの契約内容に対応したVODコンテンツ
の提供(送出許可)や、有料VODコンテンツを含むユ
ーザー別にVODコンテンツの配信制限を行う(ステッ
プS202)。また、ユーザー別に有料VODコンテン
ツの課金・請求管理が可能となる。このVOD管理装置
111は、VOD受付装置118との連動でVODリク
エストの集計、配信内容(タイトル別、時間帯別など)
の集計を行う。
【0075】2.VODコンテンツの登録・管理 図3は、VODコンテンツの登録・管理の処理を示すフ
ローチャートである。VODコンテンツは、VODセン
ターシステム100に登録・格納される。提供者からV
ODコンテンツ(素材)と、このVODコンテンツに係
る情報が供給されると、VODコンテンツの情報をVO
Dコンテンツ登録装置112に登録する(ステップS3
01)。VODコンテンツ登録装置112は、供給され
たVODコンテンツの情報の一部(ユーザーがVODコ
ンテンツをリクエストするための付加情報等)をVOD
付加情報蓄積装置114に登録する(ステップS30
2)。VODコンテンツは、外部供給されるに限らず、
VODサービスを提供する業者がオリジナルVODコン
テンツを作成して登録することもできる。
【0076】上記VODコンテンツの情報としては、
契約に基づくVODコンテンツ配信の有効期限、VOD
コンテンツの提供を受ける経済条件など内部的な運営に
かかわる情報と、ユーザーがリクエストする際の目安
となるVODコンテンツ毎の時間、ジャンル、タイト
ル、登場人物、製作者、あらすじなどのVODコンテン
ツの内容に関する情報がある。
【0077】VOD素材の情報登録が完了すると、VO
Dコンテンツそのものは、VODコンテンツ蓄積装置1
13に格納される(ステップS303)。この後、ユー
ザーの端末からVODコンテンツのリクエストが発生す
れば(ステップS304:Yes)、該当するVODコ
ンテンツをVODコンテンツ配信装置115からリクエ
ストを行ったユーザーの端末機器101に送出する(ス
テップS305)。
【0078】また、VOD付加情報蓄積装置114に登
録されたVODコンテンツの情報の一部(ユーザーがリ
クエストするための付加情報)は、VOD付加情報配信
装置116により端末機器101に送信される(ステッ
プS306)。この付加情報の送信は、ユーザー側から
のリクエストに限らず配信可能な全VODコンテンツに
関する情報として常時配信されるようになっている。端
末機器101では、VODコンテンツに関する情報を受
け取り、端末機器101内に蓄積し、ユーザーの操作に
て情報の内容(リクエスト用情報等)を画面に表示す
る。
【0079】また、VOD付加情報蓄積装置114に格
納されたVODコンテンツ情報の一部は、VODセンタ
ーシステム100のWeb装置117を介してネットワ
ーク102上で汎用されているWebページの形式で送
出することもできる。この場合、端末機器101には、
Webページが表示可能なブザウザ等を備える。
【0080】3.VODコンテンツのリクエスト ユーザーからのVODのリクエスト形態としては、VO
Dコンテンツ配信装置115から送られた情報を端末機
器101に蓄積して、その情報を画面に表示して行う場
合と、ユーザーがVODコンテンツに関する情報を提示
するWebページ(サイト)にアクセスしてそのページ
(サイト)上で行う場合の2つの方法がある。
【0081】図4は、VODコンテンツのリクエストの
処理を示すフローチャートである。ユーザーからのリク
エストは、ネットワーク102経由でVOD受付装置1
18で受け付ける。VOD受付装置118は、あるユー
ザーからのリクエストを待機する(ステップS401:
Noのループ)。リクエストが発生すると(ステップS
401:Yes)、リクエストしたユーザーの情報をV
OD管理装置111に伝える(ステップS402)。V
OD管理装置111は、リクエストしたユーザーの情報
を予め登録されているユーザー情報と参照して、そのユ
ーザーがリクエストしたVODコンテンツが視聴可能か
否か判定する(ステップS403)。
【0082】視聴可能と判定した場合には(ステップS
403:Yes)、リクエストされたVODコンテンツ
をVODコンテンツ配信装置115から該当するユーザ
ーの端末機器101に向けて配信する(ステップS40
4)。契約内容等により視聴不能の場合には(ステップ
S403:No)、リクエストされたVODコンテンツ
の配信を行わない(ステップS405)。この際、視聴
不可な理由等を端末機器101に通知する。VOD受付
装置118は、各ユーザーからのリクエストを受け付け
た都度、VODコンテンツ配信の履歴を取り管理する
(ステップS406)。
【0083】VODコンテンツ配信装置115は複数の
出力ポートを有しているが、あるユーザーに対するVO
Dコンテンツの配信時には、ネットワーク102を介し
て該当する端末機器101に対して1つの出力ポートを
占有して送出する。この出力ポートは、VODコンテン
ツの送出が終了するまで継続してある端末機器101に
対し占有される。
【0084】4.ユーザーへの課金 図5は、ユーザーへの課金処理を示すフローチャートで
ある。ユーザーが有料VODコンテンツをリクエスト
し、視聴した場合は課金を行い、予めユーザーとの約款
で取り決めた精算方式に基づいて収納を行う。具体的に
は、VOD管理装置111に登録されているユーザーに
より有料VODコンテンツのリクエストが発生すると
(ステップS501:Yes)、このリクエストは、V
OD受付装置118においても同時に受け取り、ユーザ
ー情報(ユーザー番号,装置番号)と、リクエスト内容
(リクエスト日時,コンテンツ番号)をリクエストログ
として蓄積・管理する(ステップS502,受付データ
管理)。
【0085】VOD受付装置118は、ユーザーの情報
をVOD管理装置111に伝える(ステップS50
3)。VOD管理装置111は、リクエストしたユーザ
ーの情報を予め登録されているユーザー情報と参照し
て、そのユーザーがリクエストした有料VODコンテン
ツが視聴可能か否か判定する(ステップS504)。ユ
ーザーデータとの照合の結果、視聴可能と判定した場合
には(ステップS504:Yes)、リクエストされた
有料VODコンテンツをVODコンテンツ配信装置11
5から該当するユーザーの端末機器101に向けて配信
する(ステップS505)。一方、契約内容等により視
聴不能の場合には(ステップS504:No)、リクエ
ストされたVODコンテンツの配信を行わない(ステッ
プS506)。この際、視聴不可な理由等を端末機器1
01に通知する。
【0086】課金・収納システム119は、有料VOD
コンテンツの配信履歴を配信ログとして蓄積・管理する
(ステップS507,配信データ管理)。そして、課金
・収納システム119は、上記「受け付けデータ管理」
の内容と、「配信データ管理」の内容の照合を行い、所
定の期間単位毎に課金のための請求データを生成する
(ステップS508)。この請求データをもとにユーザ
ーとの契約に基づく方式で課金収納を行う(ステップS
509)。
【0087】5.VODコンテンツ提供者への精算 図6は、VODコンテンツ提供者への精算処理を示すフ
ローチャートである。課金・収納システム119は、図
5に示したユーザーへの課金・収納の処理の他に、「受
付データ管理」と「配信データ管理」の内容に基づき、
VODコンテンツ毎のリクエスト、及び配信実績データ
を取り纏める集計作業を行う(ステップS601)。V
OD管理装置111に登録されているVODコンテンツ
契約内容に従い、VODコンテンツ提供者毎にVODコ
ンテンツ提供に対する精算を行う(ステップS60
2)。
【0088】次に、本発明の主要な構成について説明す
る。本発明のVODコンテンツ配信システムでは、次に
挙げる1.〜12.の各項目を特徴的な構成とする。以
下に説明する各装置に設けられる各手段は、各装置が有
する機能を図示化したものである。各機能別に異なる手
段として図示してある場合においても、装置が有するハ
ードウェアやマイクロコンピュータを用いたソフトウェ
ア等により各手段の機能を達成している。
【0089】1.VODの視聴時間制限 この視聴時間制限とは、オンラインネットワーク型VO
Dを効率的に運用するために、(1)VODの利用時
間、あるいは(2)視聴者の利用できるVODの機能制
限を行うものである。
【0090】(1)利用時間制限について 図7は、利用時間の制限にかかる構成を示すブロック図
である。VOD管理装置111には、利用時間制限手段
700を設ける。利用時間制限手段700には、VOD
管理装置111が管理するVODコンテンツの実時間と
タイマ等からの時間情報が入力され、これらに基づき利
用時間を算出する。VOD管理装置111は、VODコ
ンテンツの送出開始時から計時を開始し、算出された利
用時間に達した時にVODコンテンツ配信装置115に
対して送出停止を制御指示する。
【0091】利用時間制限手段700による利用時間算
出の具体例としては、 VODコンテンツの実時間にある数値を乗じた時間を
1回当たりのVODサービスの利用時間とする。例え
ば、VODコンテンツの実時間の120%の時間(1.
2を乗じた時間)を利用時間とする。 VODコンテンツの実時間に所定の時間を加えた時間
を1回当たりのVODサービスの利用時間とする。例え
ば、利用時間を実時間に15分を加えた時間までとす
る。 絶対時間で1回当たりの最大値を定義する。例えば、
利用時間を1回当たり2時間までとする。この時間はV
ODコンテンツの実時間以上の余裕を持った時間として
設定しておく。
【0092】また、利用時間制限手段700は、算出さ
れた利用時間をユーザーの端末機器101に送出する構
成としてもよい。送出のタイミングはVODコンテンツ
の送出と共に常時行っても良いし、VODコンテンツの
送出開始時にのみ行い、端末機器101側でタイマ計時
でユーザーに報知する構成にもできる。利用時間の報知
は、表示画面上に必要時にのみ表示させたり、VODコ
ンテンツの実時間が経過後から残り時間を表示させる
等、種々の形態が考えられる。
【0093】前述したように、ユーザーが端末機器10
1を操作してトリックプレイ(早送り、早戻し、一時停
止等)を行うと、VODコンテンツの実時間に比して利
用時間が増大する。しかし、上記構成の如く利用時間を
設定して、あるユーザーが1つのVODコンテンツを視
聴可能な時間を制限する構成とすることにより、VOD
センターシステム100における出力ポートの占有を防
ぐことができるようになる。利用時間は、VODコンテ
ンツの実時間以上に設定されているから、利用時間内で
あれば何回でもトリックプレイを行えるため、VODサ
ービスの機能を維持できる。一方、利用時間を経過する
とVODセンターシステム100は、VODコンテンツ
を配信していた端末機器101への出力ポートを開放す
ることができ、他のユーザーに開放できるので、システ
ムの効率化が図れるようになる。
【0094】(2)VODの機能制限について 出力ポートの占有を防止するために、トリックプレイの
機能を制限する構成にすることもできる。図8は、機能
の制限にかかる構成を示すブロック図である。例えば、
VODセンターシステム100に機能制限手段800を
設け、端末機器101に対してユーザーが操作可能なト
リックプレイの機能をユーザーに告知し、端末機器10
1に接続された操作手段801を用いたトリックプレイ
等の機能を制限する。操作手段801は、例えば図1に
示す構成例におけるパソコン121のキーボードやマウ
ス、STB122のリモコン122a、ゲーム機123
のジョイスティックやゲームコントローラ123a等で
ある。
【0095】制限内容としては、 1回当たりのVODサービス利用における早送り機能
の操作回数、もしくは機能動作の限度時間を設定する。 1回当たりのVODサービス利用における早戻し機能
の操作回数、もしくは機能動作の限度時間を設定する。 1回当たりのVODサービス利用における一時停止機
能の使用回数、もしくは機能動作の限度時間を設定す
る。 これら〜に示した、早送り、早戻し、一時停止の
各機能全体の使用回数、もしくは機能動作の限度時間を
設定する。等がある。
【0096】上記の機能制限手段800は、VODセン
ターシステム100側に設けるに限らず、端末機器10
1側に設けて、操作手段801の操作を直接機能制限す
る構成とすることもできる。
【0097】上記構成のように、あるユーザーが1つの
VODコンテンツを視聴した際のトリックプレイの回数
等を制限する構成とすることにより、VODセンターシ
ステム100における出力ポートの占有を防ぐことがで
きるようになる。トリックプレイの回数が設定された回
数に達したり、限度時間に達するとVODセンターシス
テム100は、VODコンテンツを配信していた端末機
器101への出力ポートを開放することができ、他のユ
ーザーに開放できるので、システムの効率化が図れるよ
うになる。
【0098】上述した視聴時間制限である(1)VOD
の利用時間、(2)視聴者の利用できるVODの機能制
限は、1回のVODコンテンツ送出毎に適用される構成
とした。これに限らず、月、週単位でこれら利用時間
や、機能制限を適用する構成にもできる。例えば、レン
タルビデオのシステムのように、1週間の期間を設定し
てVODコンテンツの視聴可能な回数を設定し、この期
間に対応して設定された利用時間、トリックプレイの操
作可能な回数等を設定する構成にもできる。これによ
り、VODコンテンツの視聴を一旦やめても、後日に続
きから視聴できるようになり、トリックプレイも可能と
なる。これにより、ユーザー側ではVODサービスの利
点をより有効に利用でき、操作性の向上も図れるように
なる。
【0099】2.相乗り機能 ユーザーの数が増えると、統計的にも人気のVODコン
テンツや新着のVODコンテンツへのリクエスト頻度が
高くなる傾向が生じる。これにより、VODセンターシ
ステム100が配信するある1つのVODコンテンツに
対して、ほぼ同時刻に多数の端末装置101から同一の
リクエストが来ることが考えられる。
【0100】図9は、相乗り機能にかかる構成を示すブ
ロック図である。VOD受付装置118には、集計手段
901を設け、ある1つのVODコンテンツに対して、
ほぼ同時刻、もしくはシステムで定義した時間内に多数
の端末装置101から同一のリクエストが来たときに、
これらを集計し、集計結果をVOD管理装置111の相
乗り指示手段902に送出する。システムで定義した時
間とは、特定のVODコンテンツへの最初のリクエスト
の発生からの待ち時間を集計手段901に設定すること
を示す。この集計結果は、ある1つのVODコンテンツ
に対するリクエスト1〜nが予め設定した集計時間範囲
内で集中した場合に送出される。例えば、同一のVOD
コンテンツに対するリクエスト数が1分以内に5つ以上
受け付けた場合、このVODコンテンツと、リクエスト
した各ユーザー(端末機器101)の情報を集計結果と
して相乗り指示手段902に送出する。
【0101】相乗り指示手段902では、該当するVO
Dコンテンツと、各ユーザーへの送出可否を確認後、こ
れら5名のユーザーに対して同一のVODコンテンツ配
信を要求するための相乗り指示をVODコンテンツ配信
装置115に対し送出する。VODコンテンツ配信装置
115は、通常1つの出力ポートを1つの端末機器10
1で占有してVODコンテンツを配信させる。しかし、
相乗り指示の入力時には、1つの出力ポートP1を用い
てリクエストした複数のユーザーの端末機器101(1
〜n)に対するVODコンテンツの配信(マルチキャス
ト)を行う。
【0102】上記構成によれば、ユーザー側で関与する
ことなしにリアルタイムに複数のユーザーに対する同一
のVODコンテンツの配信が可能となる。上記例では、
1つのユーザーによるVODコンテンツの視聴に他の4
名のユーザーが相乗りして視聴していることに相当す
る。この際、ユーザー側では、リクエストを出してから
実際にVODコンテンツが配信されるまでには、最大で
集計時間範囲に対応した時間分の遅れが生じる一方、出
力ポートの効率運用が可能となる。
【0103】また、ユーザー側に対しては、リクエスト
受付時やVODコンテンツ配信時に相乗り機能によるV
ODコンテンツ配信の旨を画面表示させる案内を行う。
また、有料VODコンテンツが相乗り機能で配信された
場合、課金・収納システム119は、料金割引等を行う
よう構成することもできる。なお、上記例では相乗りし
ている5人はいずれもVODのトリックプレイは行えな
い。
【0104】既存の方式は、同一のVODコンテンツを
別々の出力ポートを用いて各ユーザーの端末装置101
に配信していたため、システム運用の効率を向上できな
かったが、上記構成の相乗り機能によれば、同一のVO
Dコンテンツを単一の出力ポートを用いて複数のユーザ
ーの端末装置101に配信できるため、システム運用の
効率を向上できな特にシステムの規模が大きくなった場
合に、多数のユーザーに対する配信の効率化を図ること
ができるようになる。
【0105】3.団体申し込み機能 この団体申し込み機能は、上記の相乗り機能の変形例で
あり、予めユーザー同士で時刻を決めてあるVODコン
テンツを同時に視聴するための機能である。図10は、
団体申し込み機能にかかる構成を示すブロック図であ
る。基本的な構成は図9と同一であり、同一の構成部の
説明は省略する。複数のユーザーが同一のVODコンテ
ンツを視聴する場合において、特定のユーザーが代表者
となることができる場合、この代表者の端末機器101
からリクエストを行う。
【0106】図11は、団体申し込み時のリクエスト内
容を示す図である。団体申し込み時、端末機器101の
表示画面には図示のリクエスト用画面1101が表示さ
れる。内容としては、視聴するコンテンツ名,申し込み
者の名前又は識別用のID,配信日時,同時視聴者1〜
nの名前又は識別用のIDの各入力項目からなる。これ
らの各項目を入力してリクエスト送信する。
【0107】VOD受付装置118には、団体申し込み
受付手段1001が設けられ、団体申込によるリクエス
トを受け付ける。団体申し込み受付手段1001は、団
体申し込み内容をVOD管理装置111の相乗り指示手
段902に送出する。
【0108】相乗り指示手段902では、該当するVO
Dコンテンツと、各ユーザーへの送出可否を確認後、こ
れら団体申し込みされた各ユーザーに対して同一のVO
Dコンテンツ配信を要求するための相乗り指示をVOD
コンテンツ配信装置115に対し送出する。VODコン
テンツ配信装置115は、相乗り指示の入力に基づき、
1つの出力ポートP1を用いて団体申し込みされた各ユ
ーザーの端末機器101(1〜n)に対するVODコン
テンツの配信(マルチキャスト)を行う。
【0109】団体申し込み受付手段1001は、代表者
が有する単一の端末機器101を介して送出された団体
申し込みを受け付ける構成としたが、これに限らない。
例えば、実際にVODコンテンツが配信されるまでの期
間中、他者(不特定多数を含む)に対して同時配信の有
無の希望を受け付ける構成にもできる。この場合、他者
はそれぞれ自分の端末機器101を使用して希望するV
ODコンテンツに対して申し込みをするだけでよく、設
定された日時に自動的に希望したVODコンテンツを視
聴できるようになる。
【0110】また、端末機器101は、各個人宅に設置
するに限らず、公共施設や飲食店、ホテル、銀行等の待
合い場所等に設置することができる。団体申し込み機能
を用いることにより、各設置箇所に適したVODコンテ
ンツを自動的に配信し、1回の配信でより多数者による
視聴が可能になる。なお、有料VODコンテンツがこの
団体申し込み機能で配信された場合、課金・収納システ
ム119は、料金割引等を行うよう構成することもでき
る。また、割引に限らず、代表者のみ視聴料を支払い他
者は無料で視聴できる課金形態としたり、1つのVOD
コンテンツ視聴に必要な金額を申し込まれた複数人で分
割して支払う課金形態にもできる。なお、上記例では団
体申し込みによるVODコンテンツの視聴時にはいずれ
もVODのトリックプレイは行えない。
【0111】上記構成の団体申し込み機能によれば、同
一のVODコンテンツを単一の出力ポートを用いて複数
のユーザーの端末装置101に配信できるため、システ
ム運用の効率を向上できるようになる。また、団体申し
込みで配信されたVODコンテンツに基づき、団体申し
込みした者同士でこのVODコンテンツに対する話題や
興味を提供したり交換するためのサービス等、VODコ
ンテンツ配信毎の新たなサービスの提供への発展も期待
できる。
【0112】4.混雑状況表示機能 混雑状況表示機能は、時間帯ごとにVODセンターシス
テム100が有する出力ポートの混み具合を端末機器1
01に送出し案内表示する機能である。この混雑状況表
示機能により、ユーザーは現時刻において、あるいは自
分がVODコンテンツを視聴したい時に直ぐに利用でき
るのかを把握できるようになる。
【0113】図12は、混雑状況表示機能にかかる構成
を示すブロック図である。VOD管理装置111に設け
られた混雑状況算出手段1201は、現時刻における混
雑状況を、出力ポートの全体数に対する使用数の割合
(占有率)を算出し、所定の表示形態にしてVOD付加
情報配信装置116にリアルタイムに出力する。VOD
付加情報配信装置116は、VOD付加情報の一部とし
て端末機器101に配信する。混雑状況は、VOD付加
情報配信装置116が配信するに限らず、Web装置1
17やVOD受付装置118がVODリクエストを受け
付ける際に案内する構成も考えられる。
【0114】また、混雑状況算出手段1201は、現時
刻の混雑状況に限らず、過去の統計に基づき将来の混雑
状況を予測する構成にもできる。また、将来の混雑状況
をより正確に案内するために、各出力ポートで再生中の
VODコンテンツの残り時間や、1.で説明した視聴時
間制限(トリックプレイの可能回数等)の情報に基づき
空きポート発生の予定時刻を算出して混雑状況を案内す
る構成にもできる。また、次に説明するVOD利用予約
機能を用いる場合、予約された時間帯における出力ポー
トの使用予定状況を含めて混雑状況を案内することがで
きる。
【0115】具体的に端末機器101における混雑状況
の表示形態としては、時間別の混雑度合い(占有率)を
表す各種のグラフや表で行う。ユーザーは、この混雑状
況の表示をみることにより、どの時間帯であれば直ぐに
VODコンテンツを視聴できるか明確に把握できるよう
になる。
【0116】5.VOD利用予約機能 VOD利用予約機能は、ユーザーがVODコンテンツの
視聴を行う時間帯を予め予約しておく機能である。この
利用予約機能では、視聴するVODコンテンツが決定し
ているかいないかに限らずVODセンターシステム10
0に対し出力ポートを事前に割り当てる。
【0117】図13は、VOD利用予約機能にかかる構
成を示すブロック図である。VOD受付装置118に設
けられた利用予約受付手段1301は、端末機器101
から時間帯予約要求を受け付ける。ユーザーは、何のV
ODコンテンツを視聴するか決まっている/決まってい
ないかに係らず、とりあえずVODを使用したい時間帯
を予約することができ、その際に端末機器101を操作
して時間帯予約要求する。この時間帯予約要求時の内容
としては、少なくとも予約日、視聴する時間帯(開始,
終了時刻)を予約する。
【0118】本来、VODは見たいときに見たいVOD
コンテンツをリクエストして見るものであるが、ユーザ
ー側では見たい時にVODコンテンツを視聴する十分な
時間が無い場合がある。このような場合には、自分のス
ケジュールを考慮して後日にVODコンテンツ視聴の欲
求が発生する。この際、VOD利用予約機能を用いる。
【0119】VOD管理装置111には、予約指示手段
1302が設けられ、利用予約受付手段1301が受け
付けた特定時間帯になると、予約したユーザーがVOD
コンテンツを視聴できるよう、VODコンテンツ配信装
置115に対し、ポート割り当て指示を出力して、この
ユーザーの端末機器101に対し特定の出力ポートP1
を割り当てる。
【0120】利用予約したユーザーの端末機器101に
対しては、予約時間になる前や予約時間になったとき
に、VOD予約状態であることを報知する構成とし予約
忘れを防止する。この報知機能は、利用予約時に端末機
器101側が予約日時を保持しておき報知する構成とし
てもよい。また、利用予約後は、予約した時間帯が経過
するまでの期間中であれば視聴するVODコンテンツを
事前に予約でき、また、予約した時間帯内でも視聴する
VODコンテンツの切り替えが可能である。なお、利用
予約時に視聴するVODコンテンツを同時に予約してお
くことができることは言うまでもない。
【0121】上記のように、VOD利用予約機能によれ
ば、特定のユーザーに対して出力ポートP1を専有させ
ることができ、利用予約したユーザーは、この予約した
時間帯になると、混雑状況にかかわらずVODを必ず利
用できるようになる。特に、混雑によりVODセンター
システム100が有する出力ポート数がユーザー(端末
機器101)の数よりも多くなった場合であっても、利
用予約したユーザーに対して優先して出力ポートを割り
当ててVODコンテンツが視聴できるようになる。
【0122】6.残り時間表示機能(利用予約後の延長
機能) 残り時間表示機能は、上述した5.VOD利用予約機能
などでユーザーがVODを時間枠(時間帯)でサービス
を受けている場合に、残り時間をユーザーに告知する機
能である。
【0123】図14は、残り時間表示機能にかかる構成
を示すブロック図である。VOD管理装置111には残
り時間算出手段1401を備え、予約指示手段1302
が予約時間帯にポート割り当て指示を出力した時から予
約された時間帯の残り時間を算出する。算出された残り
時間は、VODコンテンツ配信装置115を介してVO
Dコンテンツとともに端末機器101に送出される。な
お、端末機器101側では、VODコンテンツ視聴の妨
げとならないよう表示画面上で残り時間の表示の有無を
切り替えることができる。また、残り時間が少なくなっ
た場合、例えば残り15分に達したときに表示するよう
構成することもできる。
【0124】ユーザーの端末機器101では、残り時間
の表示を受けて、利用時間の延長が可能である。延長時
には、端末機器101側から制限内での延長時間等を指
定して延長要求を行う。この延長要求により、VOD管
理装置111の予約指示手段1302は、利用予約され
た時間帯を延長する。そして、残り時間算出手段140
1は、延長された後の残り時間を送出する。
【0125】予約指示手段1302は、延長要求を必ず
受領するに限らず、延長要求時に出力ポートP1に空き
が有る場合に限り受領する構成にもできる。また、延長
可能な時間や回数に制限を設けることもできる。この場
合には、延長可能な時間や回数を併せて送出する。この
ような構成によれば、VOD利用予約機能によりVOD
を時間帯で利用した場合に、この時間帯を延長すること
ができ、VODサービスの利便性を向上できるようにな
る。また、VODセンターシステム100が有する出力
ポートの使用効率を向上できるようになる。
【0126】7.オムニバスVOD機能 オムニバスVOD機能は、リクエストされたVODコン
テンツとして音楽や映画のビデオクリップ等を配信する
場合に、リクエストしたVODコンテンツの内容に関連
する他のVODコンテンツ(ビデオクリップなど)を配
信する機能である。
【0127】VOD管理装置111は、リクエストされ
たVODコンテンツの内容に基づき、例えば音楽ビデオ
クリップであればリクエストされたVODコンテンツの
歌手を抽出する。そして、この歌手の他のVODコンテ
ンツ(ビデオクリップ)を検索し、リクエストされたビ
デオクリップに関連する他のビデオクリップをオムニバ
ス内容として告知する。これに限らず、予めオムニバス
用として所定のVODコンテンツを関連づけておく構成
にもできる。
【0128】このオムニバスVOD機能の告知内容とし
ては、VODコンテンツのリクエスト時にオムニバス該
当するVODコンテンツがリクエストされた時同時に告
知する場合と、このリクエスト時には告知しない場合の
2通りがある。 1)オムニバス告知する場合 ユーザーのリクエスト時にリクエストしたVODコンテ
ンツと、このVODコンテンツに関連するオムニバス内
容のVODコンテンツを端末機器101に案内する。V
ODセンターシステム100は、リクエストされたVO
Dコンテンツの送出終了後に、オムニバスの他のビデオ
クリップを続けて送出する。この際、付加されたVOD
コンテンツであることを端末機器101の表示画面上に
告知(表示)させる。
【0129】2)オムニバス告知しない場合 ユーザーのリクエスト時には、リクエストしたVODコ
ンテンツに関連するオムニバス内容のVODコンテンツ
を案内しない。VODセンターシステム100は、リク
エストされたVODコンテンツの送出終了後に、オムニ
バスであることを告知(表示)させながら他のビデオク
リップを続けて送出する。この場合、ユーザーは、VO
Dコンテンツの送出後に付加されたVODコンテンツが
あることを知る。ここで、VOD管理装置111は、音
楽のビデオクリップが複数タイトル(曲)以上リクエス
トされた場合に、リクエストされたビデオクリップ以外
のVODコンテンツをオムニバスとして付加する構成と
することもできる。
【0130】これにより、歌手や曲のプロモーション効
果等を併せて得ることもできるようになる。また、VO
D管理装置111は、音楽ビデオクリップのリクエスト
時に歌手の他の音楽ビデオクリップを検索するに限ら
ず、歌手の曲以外のイメージビデオをオムニバスとして
新人のプロモーションを行うこともできるようになる。
【0131】上記のオムニバスVOD機能によれば、リ
クエストされたVODコンテンツをオムニバス化して他
のVODコンテンツを同時に配信することができ、ユー
ザーのリクエストに沿ったサービスの拡充が図れ、併せ
てVODコンテンツやVODコンテンツ内容に関連した
他のVODコンテンツの宣伝を行えるようになる。な
お、オムニバスVOD機能は、VODコンテンツのリク
エスト案内画面上でオムニバスであることを(リクエス
ト前)の状態でユーザーが判るよう事前に告知しておく
こともでき、特集画面上でオムニバス一覧を表示させ、
特定のプロモーションを行うこともできる。
【0132】なお、課金・収納システム119は、この
オムニバスVOD機能でリクエストされたVODコンテ
ンツが有料であれば、このリクエストされた1つのVO
Dコンテンツに対する課金のみを行い、オムニバスのV
ODコンテンツに対する課金は行わないよう構成する。
また、リクエストした以外のVODコンテンツの視聴を
リクエスト時にキャンセルしたり、配信後であっても停
止可能なよう構成されている。
【0133】8.パッケージVOD機能 パッケージVOD機能は、複数のVODコンテンツをま
とめて1回でリクエスト可能としたものである。この機
能は、Web装置117、及びVOD受付装置118が
有し、端末機器101に対して複数のVODコンテンツ
のリクエスト受付画面を表示させる。VOD管理装置1
11は、端末機器101でリクエスト要求された各VO
Dコンテンツをリクエスト順に配信制御する。通常のV
ODサービスでは、1つのVODコンテンツ単位でリク
エストするため操作に手間がかかるが、上記機能によ
り、1回のリクエスト操作で複数のVODコンテンツを
視聴することができるようになり、操作性の向上、及び
VODコンテンツ送出にかかるシステム効率を向上でき
るようになる。
【0134】9.番組連動VOD機能 番組連動VOD機能は、放送している番組に関連した映
像や音声によるVODコンテンツをオンデマンドで視聴
するための機能である。
【0135】図15は、番組の放送及びVODコンテン
ツの配信にかかるシステムの全体構成図である。センタ
ーシステム1500は、上述したVODセンターシステ
ム100と、番組を放送する放送センターシステム15
01により構成されている。放送センターシステム15
01は、番組供給者から番組の供給を受けて通信回線1
503を介して端末機器101に対し番組を配信する。
【0136】通信回線1503は、前述した地上回線の
ネットワーク102の他に、衛星回線1504,携帯電
話回線を含む無線回線1505がある。端末機器101
は、VODセンターシステム100から配信されるVO
Dコンテンツに限らず、放送センターシステム1501
から供給される番組の視聴が可能な構成となっている。
【0137】放送センターシステム1501の構成を説
明する。番組供給者から供給される番組は、衛星回線1
510を介して受信機1511が受信したり、地上回線
1512,有線ケーブル等の伝送回線1513を介して
端局装置1514,1515が受信する。受信した番組
は、SDIルーター1516で複数チャンネルに分割さ
れ、それぞれのチャンネルはエンコーダ1517及びス
クランブラ1518による符号暗号化が施された後、出
力多重化装置(MUX)1519から通信回線1503
を介して端末機器101に配信される。端末機器101
側には、受信した番組視聴を可能にするデコーダ、スク
ランブル解除器(不図示)を備える。
【0138】出力多重化装置1519には、視聴制御装
置1520及び放送管理装置1521が接続されてい
る。放送管理装置1521は、VOD管理装置111と
同様に、放送番組について視聴契約されているユーザー
情報、及び番組コンテンツを管理する。この放送管理装
置1521とVODセンターシステム100のVOD管
理装置111は、互いに番組放送及びVODコンテンツ
配信に関する各種情報を送受可能に構成されている。ま
た、これら放送管理装置1521とVODセンターシス
テム100のVOD管理装置111は、統合管理システ
ム1525に接続されており、放送センターシステム1
501が提供する番組放送とVODコンテンツ配信にか
かるユーザーサポートを行う。上記構成によれば、端末
機器101では、複数チャンネルによる放送番組、及び
VODコンテンツの双方をオンデマンドで視聴できるよ
うになる。
【0139】図16は、放送番組選択とVODコンテン
ツリクエストまでの画面遷移を示す図である。この例で
は、端末機器101としてSTB122(図1参照)を
用いた構成である。番組選択は、図16(a)EPG
(電子番組表)1601に表示されている番組一覧や、
図16(b)リモコン122aを用いたチャンネル指
定、により希望の番組を視聴することができる。リモコ
ン122aあるいはテレビジョン122bの表示画面上
には、番組連動VOD機能用の操作ボタンが設けられ
る。この番組連動機能を選択することにより、図16
(c)放送番組に関連するVODコンテンツの一覧(V
ODリスト)1602が表示画面上に表示される。
【0140】この番組連動機能は、放送管理装置152
1が管理する現在の放送番組と、VOD管理装置111
が管理するVODコンテンツの関連付けにより得られ
る。具体的には、番組連動VOD機能用の操作選択によ
り、VOD管理装置111が放送管理装置1521から
現在の放送番組の情報(例えばジャンル,タイトル,出
演者等)を受けて関連するVODコンテンツを検索し、
VODリストとして画面表示する。
【0141】以降、VODリストの中からユーザーが希
望するVODコンテンツを選択すると、VOD管理装置
111は、図16(d)VODリストで選択されたVO
Dコンテンツ情報1603を画面表示する。VODコン
テンツ情報としては、VODコンテンツのタイトル、出
演者、視聴時間、料金(有料VODコンテンツの場
合)、視聴制限などからなる。ユーザーは、これらの情
報を確認した後にVODコンテンツ配信をリクエスト
し、(e)リクエストしたVODコンテンツを視聴する
ことができる。
【0142】上記構成のシステムによれば、放送されて
いる番組に関連した映像や音声によるVODコンテンツ
をオンデマンドで視聴できるため、放送番組の放送中に
この番組で興味を持ったVODコンテンツに切り替えて
視聴することができ、VODサービスの利便性を向上で
きるようになる。
【0143】10.VOD連動番組機能 VOD連動番組機能は、9.連動番組VOD機能の逆の
機能である。VODコンテンツの視聴中に、そのVOD
に関連する放送番組がある場合に番組の放送予定を案内
する。具体的には、放送管理装置1521がVOD管理
装置111からVODコンテンツの内容に関連する放送
番組の有無を受けてVODコンテンツの配信中に関連す
る放送番組がある場合、表示画面上にアイコン等で表示
する等して、放送番組を選択できるよう構成する。放送
番組は、VODコンテンツの配信中に限らず、後の放送
日時を案内することもできる。
【0144】上記構成のシステムによれば、配信されて
いるVODコンテンツに関連した放送番組をオンデマン
ドで視聴できるため、VODコンテンツの視聴中にこの
VODコンテンツに関連する放送番組を案内し視聴する
ことができ、VODサービスの利便性を向上できるよう
になる。
【0145】11.VODリンク機能 VODリンク機能は、VOD管理装置111がVODコ
ンテンツの配信期間中、この配信の最初、途中、最後等
の任意の時期に配信されているVODコンテンツに関連
する別のVODリスト(図16(c)参照)を案内する
ものである。関連するVODの検索は、上述したよう
に、配信されているVODコンテンツの内容(ジャン
ル、、タイトル、登場人物、製作者、あらすじ、出演
者)等に基づく。このVODリンク機能により、VOD
リストに基づき現在配信されているVODコンテンツに
関連する他のVODコンテンツを続けて視聴することが
できるようになり、ユーザーのリクエスト意欲を向上さ
せることができるようになる。
【0146】12.割り込み機能(VIP機能) VODセンターシステム100が有する出力ポートは、
ユーザーの端末機器101に1:1で接続されるため、
出力ポート数以上の端末機器101からリクエストに対
してはリクエスト待ちが発生する。この割り込み機能
は、VOD管理装置111が有する。VOD管理装置1
11は、VODのリクエストに待ちが生じた場合に、リ
クエスト待ちが生じたユーザー(端末機器101)の待
ちリストを生成する。通常は、待ちリストに記載された
順番に従い出力ポートに空きが生じる毎に順次新たなユ
ーザー(端末機器101)に対してこの出力ポートを割
り当てる。
【0147】割り込み機能では、予め特定のユーザーに
対して待ちリストの順番に関わらず優先的に出力ポート
を割り当てる機能である。ユーザー別に割り込みの優先
度を有する構成とすることもできる。ユーザーに対する
優先度の付与は、特定の条件、例えば、契約内容(契約
経過年数や契約金額)や、月単位のVODコンテンツ配
信数、混雑時にVODコンテンツ視聴を他者へ譲った度
合い、等によって複数段階に設定することができる。上
記構成によれば、優先度が附されたユーザーは、リクエ
スト後、他者に比してより早くVODコンテンツを視聴
できるようになる。多数のユーザーに対するVODコン
テンツ配信に優先度を持たせることができるため、シス
テム効率を向上できるようになる。
【0148】この割り込み機能の具体的使用例として
は、VODコンテンツの内容がカラオケ(カラオケ店舗
に端末機器101をカラオケ配信用として設置した場合
を含む)である場合、曲のリクエスト数が集中した場
合、得意客の端末機器101に対するVODコンテンツ
(曲)の配信を優先させる、等がある。
【0149】本発明のネットワーク型VODサービスで
は、VODセンターシステム100がユーザーに対応で
きる出力ポート数と、1ユーザーがその出力を占有する
時間が収益性に大きな影響を有しているが、上記実施形
態で説明した構成によれば、1VODコンテンツ当たり
のユーザーの利用時間に制限を設ける等により、以下の
効果が期待できる。 1.出力ポート当たりの収益率アップ。 2.使用中の出力ポートが次にいつ開放されるかが事前
にわかる。 3.システム全体の出力ポートが全て使用中の場合にど
の出力ポートから空くかが予測可能となる。 4.VODサービスを利用予定のユーザーに対し、直ぐ
に利用可能か伝えることができる。 5.VOD利用に際して待ちが発生した場合であって
も、どの程度待てばよいのかを予測できる。
【0150】図15を用いて説明したセンターシステム
1500は、放送センターシステム1501から一般に
言う番組を放送する構成について説明した。現在、低ビ
ットレートの番組供給は、「放送」ではなく「コンテン
ツの配信」と呼称されている。このような番組コンテン
ツの配信は、放送センターシステム1501に代えて番
組コンテンツをマルチキャスト配信するマルチキャスト
配信センターシステムにより行われる。このマルチキャ
スト配信センターシステムにおいても、放送センターシ
ステム1501同様の番組を端末機器101に配信可能
である。したがって、図15に示すセンターシステム1
500は、放送センターシステム1501に相当する機
能を有し、番組コンテンツを配信するマルチキャスト配
信センターシステムと、VODセンターシステム100
とによって構成することができる。
【0151】この構成時においても、「放送番組」に相
当する「番組コンテンツ」と、VODコンテンツの関連
付けを行うことにより、「9.番組連動VOD機能」に
相当する「番組コンテンツ連動VOD機能」と、「1
0.VOD連動番組機能」に相当する「VOD連動番組
コンテンツ機能」において説明した各機能を得ることが
できる。
【0152】なお、本実施の形態で説明した各方法は、
予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータ
やワークステーション等のコンピュータで実行すること
により実現することができる。このプログラムは、ハー
ドディスク、フロッピー(R)ディスク、CD−RO
M、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記
録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から
読み出されることによって実行される。またこのプログ
ラムは、インターネット等のネットワークを介して配布
することが可能な伝送媒体であってもよい。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、VODコンテンツをVODセンターシス
テムが有する出力ポートから通信回線を介して該各出力
ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するV
ODコンテンツ配信システムにおいて、VODコンテン
ツ配信時に配信先の端末機器が操作可能なトリックプレ
イを含みVODコンテンツを利用できる利用時間を制限
する利用制限手段を備えたので、ユーザーによるトリッ
クプレイ等でVODコンテンツ配信の利用時間が制限な
く増大するが、この利用時間を制限することにより、V
ODセンターシステムにおける出力ポートの占有を防ぐ
ことができ、システムの効率化を図ることができるとい
う効果を奏する。
【0154】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、前記利用制限手段は、前
記VODコンテンツの実時間に基づき所定の利用時間を
算出し用いるので、利用時間をVODコンテンツの実時
間に基づき適切な時間となるよう設定して出力ポートの
占有を効果的に防止でき、ユーザーの利便性及びシステ
ム効率の双方を適切なバランスを有していずれも向上で
きるという効果を奏する。
【0155】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1,2のいずれかに記載の発明において、前記利用
制限手段は、前記VODコンテンツ送出毎の前記端末機
器で操作可能なトリックプレイの操作回数あるいは機能
動作の限度時間を用いるので、トリッププレイの利用状
態に制限を加えて出力ポートの占有を効果的に防止で
き、ユーザーの利便性及びシステム効率の双方を適切な
バランスを有していずれも向上できるという効果を奏す
る。
【0156】また、請求項4に記載の発明によれば、V
ODコンテンツをVODセンターシステムが有する出力
ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1で
割り当てられた端末機器に配信するVODコンテンツ配
信システムにおいて、単一の出力ポートから複数の端末
機器に対し同一のVODコンテンツをマルチキャスト
(1:n)で配信するよう配信形態を切り替え可能な配
信手段と、前記特定のVODコンテンツに対するリクエ
ストの集中度に基づき、所定のリクエスト単位で該当す
る複数の端末機器を選定する集計手段と、前記集計手段
の集計結果が示す複数の端末機器に対し前記単一のVO
Dコンテンツを配信するよう前記配信手段に指示する相
乗り指示手段と、を備えたので、リクエスト集中時には
同一のVODコンテンツを単一の出力ポートから複数の
端末機器に配信するよう配信形態を変更するため、出力
ポート数の制限にかかわらずより多くのユーザーに対し
VODコンテンツの送出が可能となり、システム効率の
向上を図ることができるという効果を奏する。
【0157】また、請求項5に記載の発明によれば、V
ODコンテンツをVODセンターシステムが有する出力
ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1で
割り当てられた端末機器に配信するVODコンテンツ配
信システムにおいて、単一の出力ポートから複数の端末
機器に対し同一のVODコンテンツをマルチキャスト
(1:n)で配信するよう配信形態を切り替え可能な配
信手段と、前記特定のVODコンテンツに対して予め複
数の端末機器からのリクエストを受け付ける団体申し込
み受付手段と、前記団体申し込み受付手段が受け付けた
リクエストに含まれる複数の各端末機器に対し前記単一
のVODコンテンツを配信するよう前記配信手段に指示
する相乗り指示手段と、を備えたので、予め複数のユー
ザーに対して同一のVODコンテンツの配信のリクエス
トを受け付け、同一のVODコンテンツを単一の出力ポ
ートから複数の端末機器に配信するよう配信形態を変更
するため、出力ポート数の制限にかかわらずより多くの
ユーザーに対しVODコンテンツの送出が可能となり、
システム効率の向上を図ることができるという効果を奏
する。
【0158】また、請求項6に記載の発明によれば、V
ODコンテンツをVODセンターシステムが有する出力
ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1で
割り当てられた端末機器に配信するVODコンテンツ配
信システムにおいて、前記出力ポートの使用率に基づき
VODコンテンツ配信の混雑状況を算出し、前記端末機
器に送出する混雑状況算出手段を備えたので、ユーザー
に対して混雑状況を伝え、ユーザーの利便性を向上で
き、リクエストの集中を防止してシステム効率の向上を
図ることができるという効果を奏する。
【0159】また、請求項7に記載の発明によれば、V
ODコンテンツをVODセンターシステムが有する出力
ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1で
割り当てられた端末機器に配信するVODコンテンツ配
信システムにおいて、予め特定の端末機器に対するVO
Dコンテンツの配信を希望する時間帯の指定を受け付け
る利用予約受付手段と、前記利用予約受付手段で受け付
けた時間帯で前記出力ポートを前記特定の端末機器に対
して割り当てる予約指示手段と、を備えたので、予めV
ODコンテンツを視聴する時間を予約しておき、予約し
た時間帯に出力ポートを占有できるようになり、ユーザ
ーが都合した時間帯に確実にVODコンテンツを視聴で
きるようになり、VODサービスの利便性を向上できる
とともに、特定時間帯の集中を防止してシステム効率の
向上を図ることができるという効果を奏する。
【0160】また、請求項8に記載の発明によれば、請
求項7に記載の発明において、前記時間帯の指定に基づ
きVODコンテンツを配信した場合に、該時間帯の残り
時間を算出し前記端末機器に送出する残り時間算出手段
を備えたので、予約した時間帯でVODサービスを利用
可能な残り時間を知ることができ、ユーザーの利便性を
向上できるという効果を奏する。
【0161】また、請求項9に記載の発明によれば、V
ODコンテンツを出力ポートから通信回線を介して該各
出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信す
るVODセンターシステムと、前記端末機器に対し前記
通信回線を介して複数チャンネルの番組を放送する放送
センターシステムとからなるVODコンテンツ配信及び
番組放送システムであって、前記VODセンターシステ
ムが前記端末機器のリクエストに基づき配信するVOD
コンテンツと前記放送センターシステムが放送する番組
を内容に基づき相互に所定の関連付けを行う関連付け手
段と、前記配信されたVODコンテンツに関連する放送
番組、あるいは放送されている番組に関連するVODコ
ンテンツを前記端末機器に対し案内表示する連動情報送
出手段と、を備えたので、VODコンテンツの配信と、
番組の放送を統合したシステムにおいて、これらVOD
コンテンツと番組の関連をユーザーに案内するため、ユ
ーザーは、VODコンテンツに関連する番組、放送番組
に関連するVODコンテンツのうち興味のあるものを単
一の端末機器で切り替えるだけで視聴でき、システム全
体の利便性の向上を図ることができるという効果を奏す
る。
【0162】また、請求項10に記載の発明によれば、
VODコンテンツを出力ポートから通信回線を介して該
各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信
するVODセンターシステムと、前記端末機器に対し前
記通信回線を介して複数の番組コンテンツをマルチキャ
スト配信するマルチキャスト配信センターシステムとか
らなるVODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマル
チキャスト配信システムであって、前記VODセンター
システムが前記端末機器のリクエストに基づき配信する
VODコンテンツと前記マルチキャスト配信センターシ
ステムが配信する番組コンテンツを内容に基づき相互に
所定の関連付けを行う関連付け手段と、前記配信された
VODコンテンツに関連するマルチキャスト配信される
番組コンテンツ、あるいはマルチキャスト配信されてい
る番組コンテンツに関連するVODコンテンツを前記端
末機器に対し案内表示する連動情報送出手段と、を備え
たので、VODコンテンツの配信と、マルチキャスト配
信される番組コンテンツを統合したシステムにおいて、
これらVODコンテンツと番組コンテンツの関連をユー
ザーに案内するため、ユーザーは、VODコンテンツに
関連する番組コンテンツ、配信されている番組コンテン
ツに関連するVODコンテンツのうち興味のあるものを
単一の端末機器で切り替えるだけで視聴でき、システム
全体の利便性の向上を図ることができるという効果を奏
する。
【0163】また、請求項11に記載の発明によれば、
VODコンテンツをVODセンターシステムが有する出
力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1
で割り当てられた端末機器に配信するVODコンテンツ
配信方法において、VODコンテンツ配信時に配信先の
端末機器が操作可能なトリックプレイを含みVODコン
テンツを利用できる利用時間を制限する利用制限工程を
含むので、ユーザーによるトリックプレイ等でVODコ
ンテンツ配信の利用時間が制限なく増大するが、この利
用時間を制限することにより、VODセンターシステム
における出力ポートの占有を防ぐことができ、システム
の効率化を図ることができるという効果を奏する。
【0164】また、請求項12に記載の発明によれば、
請求項11に記載の発明において、前記利用制限工程
は、前記VODコンテンツの実時間に基づき所定の利用
時間を算出し用いるので、利用時間をVODコンテンツ
の実時間に基づき適切な時間となるよう設定して出力ポ
ートの占有を効果的に防止でき、ユーザーの利便性及び
システム効率の双方を適切なバランスを有していずれも
向上できるという効果を奏する。
【0165】また、請求項13に記載の発明によれば、
請求項11,12のいずれかに記載の発明において、前
記利用制限工程は、前記VODコンテンツ送出毎の前記
端末機器で操作可能なトリックプレイの操作回数あるい
は機能動作の限度時間を用いるので、トリックプレイの
利用状態に制限を加えて出力ポートの占有を効果的に防
止でき、ユーザーの利便性及びシステム効率の双方を適
切なバランスを有していずれも向上できるという効果を
奏する。
【0166】また、請求項14に記載の発明によれば、
VODコンテンツをVODセンターシステムが有する出
力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1
で割り当てられた端末機器に配信するVODコンテンツ
配信方法において、単一の出力ポートから複数の端末機
器に対し同一のVODコンテンツをマルチキャスト
(1:n)で配信するよう配信形態を切り替える配信工
程と、前記特定のVODコンテンツに対するリクエスト
の集中度に基づき、所定のリクエスト単位で該当する複
数の端末機器を選定する集計工程と、前記集計工程で得
た集計結果が示す複数の端末機器に対し前記単一のVO
Dコンテンツを配信するよう前記配信工程に指示する相
乗り指示工程と、を含むので、リクエスト集中時には同
一のVODコンテンツを単一の出力ポートから複数の端
末機器に配信するよう配信形態を変更するため、出力ポ
ート数の制限にかかわらずより多くのユーザーに対しV
ODコンテンツの送出が可能となり、システム効率の向
上を図ることができるという効果を奏する。
【0167】また、請求項15に記載の発明によれば、
VODコンテンツをVODセンターシステムが有する出
力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1
で割り当てられた端末機器に配信するVODコンテンツ
配信方法において、単一の出力ポートから複数の端末機
器に対し同一のVODコンテンツをマルチキャスト
(1:n)で配信するよう配信形態を切り替える配信工
程と、前記特定のVODコンテンツに対して予め複数の
端末機器からのリクエストを受け付ける団体申し込み受
付工程と、前記団体申し込み受付工程で受け付けたリク
エストに含まれる複数の各端末機器に対し前記単一のV
ODコンテンツを配信するよう前記配信工程に指示する
相乗り指示工程と、を含むので、予め複数のユーザーに
対して同一のVODコンテンツの配信のリクエストを受
け付け、同一のVODコンテンツを単一の出力ポートか
ら複数の端末機器に配信するよう配信形態を変更するた
め、出力ポート数の制限にかかわらずより多くのユーザ
ーに対しVODコンテンツの送出が可能となり、システ
ム効率の向上を図ることができるという効果を奏する。
【0168】また、請求項16に記載の発明によれば、
VODコンテンツをVODセンターシステムが有する出
力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1
で割り当てられた端末機器に配信するVODコンテンツ
配信方法において、前記出力ポートの使用率に基づきV
ODコンテンツ配信の混雑状況を算出し、前記端末機器
に送出する混雑状況算出工程を含むので、ユーザーに対
して混雑状況を伝えることができ、ユーザーの利便性を
向上でき、リクエストの集中を防止してシステム効率の
向上を図ることができるという効果を奏する。
【0169】また、請求項17に記載の発明によれば、
VODコンテンツをVODセンターシステムが有する出
力ポートから通信回線を介して該各出力ポートに1:1
で割り当てられた端末機器に配信するVODコンテンツ
配信方法において、予め特定の端末機器に対するVOD
コンテンツの配信を希望する時間帯の指定を受け付ける
利用予約受付工程と、前記利用予約受付工程で受け付け
た時間帯で前記出力ポートを前記特定の端末機器に対し
て割り当てる予約指示工程と、を含むので、予めVOD
コンテンツを視聴する時間を予約しておき、予約した時
間帯に出力ポートを占有できるようになり、ユーザーが
都合した時間帯に確実にVODコンテンツを視聴できる
ようになり、VODサービスの利便性を向上できるとと
もに、特定時間帯の集中を防止してシステム効率の向上
を図ることができるという効果を奏する。
【0170】また、請求項18に記載の発明によれば、
請求項17に記載の発明において、前記時間帯の指定に
基づきVODコンテンツを配信した場合に、該時間帯の
残り時間を算出し前記端末機器に送出する残り時間算出
工程を含むので、予約した時間帯でVODサービスを利
用可能な残り時間を知ることができ、ユーザーの利便性
を向上できるという効果を奏する。
【0171】また、請求項19に記載の発明によれば、
VODコンテンツを出力ポートから通信回線を介して該
各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信
するVODセンターシステムと、前記端末機器に対し前
記通信回線を介して複数チャンネルの番組を放送する放
送センターシステムとからなるシステムにおけるVOD
コンテンツ配信及び番組放送方法であって、前記VOD
センターシステムが前記端末機器のリクエストに基づき
配信するVODコンテンツと前記放送センターシステム
が放送する番組を内容に基づき所定の関連付けを行う関
連付け工程と、前記配信されたVODコンテンツに関連
する放送番組、あるいは放送されている番組に関連する
VODコンテンツを前記端末機器に対し案内表示する連
動情報送出工程と、を含むので、VODコンテンツの配
信と、番組の放送を統合したシステムにおけるこれらV
ODコンテンツと番組の関連をユーザーに案内するた
め、ユーザーは、VODコンテンツに関連する番組、放
送番組に関連するVODコンテンツのうち興味のあるも
のを単一の端末機器で切り替えるだけで視聴でき、シス
テム全体の利便性の向上を図ることができるという効果
を奏する。
【0172】また、請求項20に記載の発明によれば、
VODコンテンツを出力ポートから通信回線を介して該
各出力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信
するVODセンターシステムと、前記端末機器に対し前
記通信回線を介して複数の番組コンテンツをマルチキャ
スト配信するマルチキャスト配信センターシステムとか
らなるVODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマル
チキャスト配信方法であって、前記VODセンターシス
テムが前記端末機器のリクエストに基づき配信するVO
Dコンテンツと前記マルチキャスト配信センターシステ
ムが配信する番組コンテンツを内容に基づき相互に所定
の関連付けを行う関連付け工程と、前記配信されたVO
Dコンテンツに関連するマルチキャスト配信される番組
コンテンツ、あるいはマルチキャスト配信されている番
組コンテンツに関連するVODコンテンツを前記端末機
器に対し案内表示する連動情報送出工程と、を含むの
で、VODコンテンツの配信と、マルチキャスト配信さ
れる番組コンテンツを統合したシステムにおいて、これ
らVODコンテンツと番組コンテンツの関連をユーザー
に案内するため、ユーザーは、VODコンテンツに関連
する番組コンテンツ、配信されている番組コンテンツに
関連するVODコンテンツのうち興味のあるものを単一
の端末機器で切り替えるだけで視聴でき、システム全体
の利便性の向上を図ることができるという効果を奏す
る。
【0173】また、請求項21に記載の発明によれば、
請求項11〜20のいずれか一つに記載された方法をコ
ンピュータに実行させることによって、請求項11〜2
0のいずれか一つの動作をコンピュータによって実現す
ることが可能なプログラムが得られるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施形態に係るVODコンテンツ
配信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】ユーザーの登録・管理の処理を示すフローチャ
ートである。
【図3】コンテンツの登録・管理の処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】コンテンツのリクエストの処理を示すフローチ
ャートである。
【図5】ユーザーへの課金処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】コンテンツ提供者への精算処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】利用時間の制限にかかる構成を示すブロック図
である。
【図8】機能の制限にかかる構成を示すブロック図であ
る。
【図9】相乗り機能にかかる構成を示すブロック図であ
る。
【図10】団体申し込み機能にかかる構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】団体申し込み時のリクエスト内容を示す図で
ある。
【図12】混雑状況表示機能にかかる構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】VOD利用予約機能にかかる構成を示すブロ
ック図である。
【図14】残り時間表示機能にかかる構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】番組の放送及びVODコンテンツの配信にか
かるシステムの全体構成図である。
【図16】放送番組選択とVODコンテンツリクエスト
までの画面遷移を示す図である。
【符号の説明】
100 VODセンターシステム 101 端末機器 102 ネットワーク 111 VOD管理装置 112 VODコンテンツ登録装置 113 VODコンテンツ蓄積装置 114 VOD付加情報蓄積装置 115 VODコンテンツ配信装置 116 VOD付加情報配信装置 117 Web装置 118 VOD受付装置 119 課金・収納システム 121 パソコン 122 STB(セットトップボックス) 122a リモコン 122b テレビジョン 123 ゲーム機 123a ジョイスティック,ゲームコントローラ 123b テレビジョン 124 携帯端末 700 利用時間制限手段 800 機能制限手段 801 操作手段 901 集計手段 902 相乗り指示手段 1001 団体申し込み受付手段 1101 リクエスト用画面 1201 混雑状況算出手段 1301 利用予約受付手段 1302 予約指示手段 1401 残り時間算出手段 1500 センターシステム 1501 放送センターシステム 1503 通信回線 1504 衛星回線 1505 携帯電話回線を含む無線回線 1510 衛星回線 1511 受信機 1512 地上回線 1513 有線ケーブル等の伝送回線 1514,1515 端局装置 1516 SDIルーター 1517 エンコーダ 1518 スクランブラ 1519 出力多重化装置(MUX) 1520 視聴制御装置 1521 放送管理装置 1525 統合管理システム P1 出力ポート 1601 EPG(電子番組表) 1602 VODコンテンツの一覧(VODリスト) 1603 VODコンテンツ情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 VODコンテンツ配信システム、VODコンテンツ配信方法、VODコンテンツ配信及び番組放 送システム、VODコンテンツ配信及び番組放送方法、VODコンテンツ配信及び番組コンテン ツのマルチキャスト配信システム、VODコンテンツ配信及び番組コンテンツのマルチキャスト 配信方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VODコンテンツをVODセンターシス
    テムが有する出力ポートから通信回線を介して該各出力
    ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するV
    ODコンテンツ配信システムにおいて、 VODコンテンツ配信時に配信先の端末機器が操作可能
    なトリックプレイを含みVODコンテンツを利用できる
    利用時間を制限する利用制限手段を備えたことを特徴と
    するVODコンテンツ配信システム。
  2. 【請求項2】 前記利用制限手段は、 前記VODコンテンツの実時間に基づき所定の利用時間
    を算出し用いることを特徴とする請求項1に記載のVO
    Dコンテンツ配信システム。
  3. 【請求項3】 前記利用制限手段は、 前記VODコンテンツ送出毎の前記端末機器で操作可能
    なトリックプレイの操作回数あるいは機能動作の限度時
    間を用いることを特徴とする請求項1,2のいずれかに
    記載のVODコンテンツ配信システム。
  4. 【請求項4】 VODコンテンツをVODセンターシス
    テムが有する出力ポートから通信回線を介して該各出力
    ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するV
    ODコンテンツ配信システムにおいて、 単一の出力ポートから複数の端末機器に対し同一のVO
    Dコンテンツをマルチキャスト(1:n)で配信するよ
    う配信形態を切り替え可能な配信手段と、 前記特定のVODコンテンツに対するリクエストの集中
    度に基づき、所定のリクエスト単位で該当する複数の端
    末機器を選定する集計手段と、 前記集計手段の集計結果が示す複数の端末機器に対し前
    記単一のVODコンテンツを配信するよう前記配信手段
    に指示する相乗り指示手段と、 を備えたことを特徴とするVODコンテンツ配信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 VODコンテンツをVODセンターシス
    テムが有する出力ポートから通信回線を介して該各出力
    ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するV
    ODコンテンツ配信システムにおいて、 単一の出力ポートから複数の端末機器に対し同一のVO
    Dコンテンツをマルチキャスト(1:n)で配信するよ
    う配信形態を切り替え可能な配信手段と、 前記特定のVODコンテンツに対して予め複数の端末機
    器からのリクエストを受け付ける団体申し込み受付手段
    と、 前記団体申し込み受付手段が受け付けたリクエストに含
    まれる複数の各端末機器に対し前記単一のVODコンテ
    ンツを配信するよう前記配信手段に指示する相乗り指示
    手段と、 を備えたことを特徴とするVODコンテンツ配信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 VODコンテンツをVODセンターシス
    テムが有する出力ポートから通信回線を介して該各出力
    ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するV
    ODコンテンツ配信システムにおいて、 前記出力ポートの使用率に基づきVODコンテンツ配信
    の混雑状況を算出し、 前記端末機器に送出する混雑状況算出手段を備えたこと
    を特徴とするVODコンテンツ配信システム。
  7. 【請求項7】 VODコンテンツをVODセンターシス
    テムが有する出力ポートから通信回線を介して該各出力
    ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信するV
    ODコンテンツ配信システムにおいて、 予め特定の端末機器に対するVODコンテンツの配信を
    希望する時間帯の指定を受け付ける利用予約受付手段
    と、 前記利用予約受付手段で受け付けた時間帯で前記出力ポ
    ートを前記特定の端末機器に対して割り当てる予約指示
    手段と、 を備えたことを特徴とするVODコンテンツ配信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記時間帯の指定に基づきVODコンテ
    ンツを配信した場合に、該時間帯の残り時間を算出し前
    記端末機器に送出する残り時間算出手段を備えたことを
    特徴とする請求項7に記載のVODコンテンツ配信シス
    テム。
  9. 【請求項9】 VODコンテンツを出力ポートから通信
    回線を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられた
    端末機器に配信するVODセンターシステムと、 前記端末機器に対し前記通信回線を介して複数チャンネ
    ルの番組を放送する放送センターシステムとからなるV
    ODコンテンツ配信及び番組放送システムであって、 前記VODセンターシステムが前記端末機器のリクエス
    トに基づき配信するVODコンテンツと前記放送センタ
    ーシステムが放送する番組を内容に基づき相互に所定の
    関連付けを行う関連付け手段と、 前記配信されたVODコンテンツに関連する放送番組、
    あるいは放送されている番組に関連するVODコンテン
    ツを前記端末機器に対し案内表示する連動情報送出手段
    と、 を備えたことを特徴とするVODコンテンツ配信及び番
    組放送システム。
  10. 【請求項10】 VODコンテンツを出力ポートから通
    信回線を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられ
    た端末機器に配信するVODセンターシステムと、 前記端末機器に対し前記通信回線を介して複数の番組コ
    ンテンツをマルチキャスト配信するマルチキャスト配信
    センターシステムとからなるVODコンテンツ配信及び
    番組コンテンツのマルチキャスト配信システムであっ
    て、 前記VODセンターシステムが前記端末機器のリクエス
    トに基づき配信するVODコンテンツと前記マルチキャ
    スト配信センターシステムが配信する番組コンテンツを
    内容に基づき相互に所定の関連付けを行う関連付け手段
    と、 前記配信されたVODコンテンツに関連するマルチキャ
    スト配信される番組コンテンツ、あるいはマルチキャス
    ト配信されている番組コンテンツに関連するVODコン
    テンツを前記端末機器に対し案内表示する連動情報送出
    手段と、 を備えたことを特徴とするVODコンテンツ配信及び番
    組コンテンツのマルチキャスト配信システム。
  11. 【請求項11】 VODコンテンツをVODセンターシ
    ステムが有する出力ポートから通信回線を介して該各出
    力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信する
    VODコンテンツ配信方法において、 VODコンテンツ配信時に配信先の端末機器が操作可能
    なトリックプレイを含みVODコンテンツを利用できる
    利用時間を制限する利用制限工程を含むことを特徴とす
    るVODコンテンツ配信方法。
  12. 【請求項12】 前記利用制限工程は、 前記VODコンテンツの実時間に基づき所定の利用時間
    を算出し用いることを特徴とする請求項11に記載のV
    ODコンテンツ配信方法。
  13. 【請求項13】 前記利用制限工程は、 前記VODコンテンツ送出毎の前記端末機器で操作可能
    なトリックプレイの操作回数あるいは機能動作の限度時
    間を用いることを特徴とする請求項11,12のいずれ
    かに記載のVODコンテンツ配信方法。
  14. 【請求項14】 VODコンテンツをVODセンターシ
    ステムが有する出力ポートから通信回線を介して該各出
    力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信する
    VODコンテンツ配信方法において、 単一の出力ポートから複数の端末機器に対し同一のVO
    Dコンテンツをマルチキャスト(1:n)で配信するよ
    う配信形態を切り替える配信工程と、 前記特定のVODコンテンツに対するリクエストの集中
    度に基づき、所定のリクエスト単位で該当する複数の端
    末機器を選定する集計工程と、 前記集計工程で得た集計結果が示す複数の端末機器に対
    し前記単一のVODコンテンツを配信するよう前記配信
    工程に指示する相乗り指示工程と、 を含むことを特徴とするVODコンテンツ配信方法。
  15. 【請求項15】 VODコンテンツをVODセンターシ
    ステムが有する出力ポートから通信回線を介して該各出
    力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信する
    VODコンテンツ配信方法において、 単一の出力ポートから複数の端末機器に対し同一のVO
    Dコンテンツをマルチキャスト(1:n)で配信するよ
    う配信形態を切り替える配信工程と、 前記特定のVODコンテンツに対して予め複数の端末機
    器からのリクエストを受け付ける団体申し込み受付工程
    と、 前記団体申し込み受付工程で受け付けたリクエストに含
    まれる複数の各端末機器に対し前記単一のVODコンテ
    ンツを配信するよう前記配信工程に指示する相乗り指示
    工程と、 を含むことを特徴とするVODコンテンツ配信方法。
  16. 【請求項16】 VODコンテンツをVODセンターシ
    ステムが有する出力ポートから通信回線を介して該各出
    力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信する
    VODコンテンツ配信方法において、 前記出力ポートの使用率に基づきVODコンテンツ配信
    の混雑状況を算出し、前記端末機器に送出する混雑状況
    算出工程を含むことを特徴とするVODコンテンツ配信
    方法。
  17. 【請求項17】 VODコンテンツをVODセンターシ
    ステムが有する出力ポートから通信回線を介して該各出
    力ポートに1:1で割り当てられた端末機器に配信する
    VODコンテンツ配信方法において、 予め特定の端末機器に対するVODコンテンツの配信を
    希望する時間帯の指定を受け付ける利用予約受付工程
    と、 前記利用予約受付工程で受け付けた時間帯で前記出力ポ
    ートを前記特定の端末機器に対して割り当てる予約指示
    工程と、 を含むことを特徴とするVODコンテンツ配信方法。
  18. 【請求項18】 前記時間帯の指定に基づきVODコン
    テンツを配信した場合に、該時間帯の残り時間を算出し
    前記端末機器に送出する残り時間算出工程を含むことを
    特徴とする請求項17に記載のVODコンテンツ配信方
    法。
  19. 【請求項19】 VODコンテンツを出力ポートから通
    信回線を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられ
    た端末機器に配信するVODセンターシステムと、 前記端末機器に対し前記通信回線を介して複数チャンネ
    ルの番組を放送する放送センターシステムとからなるシ
    ステムにおけるVODコンテンツ配信及び番組放送方法
    であって、 前記VODセンターシステムが前記端末機器のリクエス
    トに基づき配信するVODコンテンツと前記放送センタ
    ーシステムが放送する番組を内容に基づき所定の関連付
    けを行う関連付け工程と、 前記配信されたVODコンテンツに関連する放送番組、
    あるいは放送されている番組に関連するVODコンテン
    ツを前記端末機器に対し案内表示する連動情報送出工程
    と、 を含むことを特徴とするVODコンテンツ配信及び番組
    放送方法。
  20. 【請求項20】 VODコンテンツを出力ポートから通
    信回線を介して該各出力ポートに1:1で割り当てられ
    た端末機器に配信するVODセンターシステムと、 前記端末機器に対し前記通信回線を介して複数の番組コ
    ンテンツをマルチキャスト配信するマルチキャスト配信
    センターシステムとからなるVODコンテンツ配信及び
    番組コンテンツのマルチキャスト配信方法であって、 前記VODセンターシステムが前記端末機器のリクエス
    トに基づき配信するVODコンテンツと前記マルチキャ
    スト配信センターシステムが配信する番組コンテンツを
    内容に基づき相互に所定の関連付けを行う関連付け工程
    と、 前記配信されたVODコンテンツに関連するマルチキャ
    スト配信される番組コンテンツ、あるいはマルチキャス
    ト配信されている番組コンテンツに関連するVODコン
    テンツを前記端末機器に対し案内表示する連動情報送出
    工程と、 を含むことを特徴とするVODコンテンツ配信及び番組
    コンテンツのマルチキャスト配信方法。
  21. 【請求項21】 請求項11〜20のいずれか一つに記
    載された方法をコンピュータに実行させることを特徴と
    するプログラム。
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