JP4202970B2 - 半導体装置及びその製造方法、半導体装置の欠陥検出方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法、半導体装置の欠陥検出方法 Download PDF

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Description

本発明は半導体装置に関し、特に実装時における半導体チップのひび割れ、欠けなどの不良検出に使用されるものである。
近年、携帯電話に代表される携帯用の機器は、例えば、カメラを付加するなど機能の充実化が進められ、使用される部品点数も増加する傾向にある。しかしながら、携帯機器の大きさは変わらず小型化の傾向にあり、使用される部品の小型化、薄型化の要求が強まっている。この為、半導体装置、例えば、パワーアンプモジュールなどではチップサイズの縮小が進められ、さらに、実装モジュール基板やパッケージの小型化、薄型化が進められている。また、実装方式においては、ワイヤーボンディングを用いる場合に比して実装面積の小さいフリップチップバンブ実装などが取り入れられるようになっている。
一方、前述のパワーアンプは、極めて高い電力密度で動作するので発熱量が大きく、熱的安定性に関する細心の注意が必要である。その対策の一つは放熱性を向上させることであり、その方法の一つとして、チップの厚さを薄くする方向に技術が進んでいる。
この為、半導体チップのマウント、ボンディング等の実装時における機械的な応力や熱ストレスにより半導体チップにひび割れや欠けなどを生じさせてしまうという問題があった。
半導体チップのひび割れや欠けなどを検出する方法としては、特許文献1や特許文献2などが開示されている。これらの公知例では、図9に示したように、チップ周辺領域に導電パターンを配置し、チップ割れが生じた場合、導電パターンが切断されそのパターンの電気特性の変化を検出することでチップ割れの有無を検出していた。図9において、砒化ガリウム(GaAs)基板などの化合物半導体からなる半導体チップ101には、周辺領域にアルミニウムや銀ペーストなどを材料とする帯状の導体パターン102が形成されている。導電パターン102は、半導体チップ101をほぼ一周し、両端には、互いに近接した検出用パッド103が接続されており、パッド間の電流値を測定して半導体チップ101のひび割れや欠けなどを検出するように構成されている。
しかしながら、この方法では微細なクラック(マイクロクラック)が生じた場合、導電パターンは、切断にまでは至らなかったり、導電パターンの損傷の程度が小さかったりして、電気特性の変化が僅かしか生じないので、確実にチップ割れを検出できないという問題が残っている。
この問題に対して、特許文献3に、pn接合を利用する方法が提案されている。この方法では、pn接合を横切るマイクロクラックが生じた場合、表面電流が流れる経路が発生するため接合の電気特性が変化することを利用している。具体的には、pn接合に対し逆バイアスをかけた際のリーク電流を調べることにより、チップ割れを検出でき、マイクロクラックも検出できるとされている。しかし、GaAsを代表とする化合物半導体を用いたチップにこの手法を適用した場合、材料の性質上綺麗なへき開面が形成されることが多いため、必ずしも大きなリーク電流が生じるとは限らず、pn接合の電気特性を調べることでは確実にチップ割れを検出できないという問題が生じてしまった。
特開平6−244254号公報 特開平6−347509公報 特開平6−77300号公報
本発明は、このような事情によりなされたものであり、チップ割れを検出できない事態を回避し、化合物半導体においてマイクロクラックが生じた場合でもチップ割れを検出できる半導体装置を提供する。
本発明の半導体装置の一態様は、半導体素子が形成された半導体チップと、前記半導体チップの周辺領域に、素子領域を囲むように、形成され、一端に第1のパッドが電気的に接続された帯状の第1導電型半導体パターンと、前記半導体チップの周辺領域において、前記第1導電型半導体パターン上に形成されて前記第1導電型半導体パターンとpn接合を構成し、且つ両端に前記第1のパッド及び第2のパッドが電気的に接続された帯状の第2導電型半導体パターンとを具備したことを特徴としている。
また、本発明の半導体装置の一態様は、半導体素子が形成された半導体チップと、前記半導体チップの周辺領域に、素子領域を囲むように、形成され、第1のパッドが電気的に接続された帯状の第1導電型半導体パターンと、前記半導体チップの周辺領域において、前記第1導電型半導体パターン上に形成されて前記第1導電型半導体パターンとpn接合を構成し、且つ第2のパッドが電気的に接続された帯状の第2導電型半導体パターンと、前記第2導電型半導体パターンの上もしくは前記第1導電型半導体パターンの下に少なくとも部分的にpn接合を構成する第3のパッドが電気的に接続された第1導電型又は第2導電型半導体層とを具備し、前記第1導電型半導体パターン、前記第2導電型半導体パターン及び前記第1導電型又は第2導電型半導体層は、トランジスタを構成していることを特徴としている。
また、本発明の半導体装置の製造方法の一態様は、半導体チップの素子領域にpn接合を有する半導体素子を形成する工程と、前記半導体チップの周辺領域に、一端に第1のパッドが電気的に接続された帯状の第1導電型半導体パターンを形成する工程と、前記半導体チップの周辺領域において前記第1導電型半導体パターン上に形成されて前記第1導電型半導体パターンとpn接合を構成し、且つ両端に前記第1のパッド及び第2のパッドが電気的に接続された帯状の第2導電型半導体パターンとを形成する工程とを具備し、前記半導体素子のpn接合を形成する工程と同時に前記第1導電型半導体パターンと前記第2導電型半導体パターンが構成するpn接合を形成することを特徴としている。
また、本発明の半導体装置の欠陥検出方法の一態様は、上記半導体装置において、前記第1のパッドと前記第2のパッド間もしくは前記第1のパッドと前記第3のパッド間に流れる電流を検知することにより前記半導体チップに生じるひび割れ、欠けなどを検出することを特徴としている。
本発明によれば、チップ外周にチップを囲むようにpn接合が帯状パターンが形成され、その一方の導電型のパターンは環状に形成され、さらにそのパターンに電気的に接続されたパッドを有し、もう一方の導電型のパターンは、一端が別のパッドに電気的に接続された構造を有する半導体装置において、二つのパッドの電気的特性を測定することによって、チップに生じるひび割れ及び欠けなどを感度良く検出することができる。
また、さらに半導体層をpn接合上に積層して、npnトランジスタ又はpnpトランジスタを形成することにより、より高い感度で半導体チップのひび割れ、欠けなどを検出できるだけでなく、半導体チップに形成された集積回路に影響を与えることなくチップ割れ検出回路を形成することが可能となり、半導体チップ、外囲器の小型化が可能となる。
本発明は、半導体チップの周辺領域にチップ中央部分の素子領域を囲むようにpn接合の帯状パターンが形成され、その一方の導電型パターンは環状に形成され、且つその一方の導電型パターンの両端に電気的に接続された2つのパッドを有し、他方の導電型パターンは、一端が前記2つのパッドの1つに電気的に接続された構造とする。そして、この二つのパッド間の電気的特性を測定することによって、半導体チップに生じるひび割れや欠けなどを感度良く検出できる。
以下、実施例を参照して発明を実施するための最良の形態を説明する。
まず、図1乃至図4を参照して実施例1を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る半導体チップの平面図、図2は、本発明の実施例1に係る半導体装置の電流電圧特性を示す特性図、図3は、本発明の実施例1に係る検出回路の等価回路図、図4は、図1のA−A′線に沿う部分の断面図である。
半導体チップ1は、例えば、半絶縁性砒化ガリウム(GaAs)基板などの化合物半導体からなる。半導体チップ1には、周辺領域を除いた素子領域に、例えば、パワーアンプなどの素子(図示せず)が形成されている。この図は、素子形成と内部配線(図示せず)の形成を終えた状態を表している。半導体チップ1上には、アルミニウムや金、白金、チタンあるいはそれらの積層膜などを材料とし素子や内部配線と電気的に接続された接続電極である検出用パッド3(3a,3b)が配列されている。半導体チップ1の周辺領域には導電性半導体層による帯状の半導体パターン5、6が半導体チップ1の素子領域を囲むように形成されている。半導体パターン5、6は、二層構造であり、下層にn型半導体層(n型半導体パターン)5、その上にp型半導体層(p型半導体パターン)6が形成され、両者は、pn接合2を構成している。n型半導体パターン5は、半導体チップ1の周辺領域において、素子領域を囲むように形成されており、さらに、パッド3bに一端がオーミック接続されている。p型半導体パターン6は、両端がパッド3a、3bにオーミック接続されている。
具体的には、半絶縁性GaAs基板に、n型半導体層5、例えば、不純物濃度5×1018/cm3 、厚さ500nmの導電層が形成され、その上にp型半導体層、例えば、不純物濃度4×1019/cm3 、厚さ60nmの導電層が形成されている。n型半導体層5のパターニングは、ボロン(B+)のイオン打ち込みによって導電性を失わせることによって行われており、幅50μmの環状パターンに加工されている。p型半導体層6は、エッチングによってパターニングされており、n型半導体5の上に幅40μmの帯状パターンに加工されている。
この時、二つのパッド3a、3b間の電気特性を示したのが図2(図3に等価回路を示す)である。チップ割れが生じていない場合、二つのパッドはp型半導体パターン6で接続されているため、ある所定の抵抗値の電流電圧特性(I−V特性)(正常時)が観測される。また、pn接合2がオンとなる電圧(VF )まで両端の電圧を上げると、n型導電性パターン5にも電流が流れるようになるため、I−V特性に不連続点が生じる特性が観測されることになる。この不連続点を明確にするため、n型半導体パターン5のシート抵抗は、p型半導体パターン6のシート抵抗よりも小さな値を有するように設定しておいた方が良い。
次に、チップ割れが生じた場合について説明する。
チップ割れによってpn接合2が破壊され、pn接合間にリーク電流が流れる状況になった場合、I−V特性は、図2に同時に示したように、オン電圧以下での電流値の増大が電流計4により観測される(異常時1)ことになり、チップ割れを検出することが出来る。
一方、一般にGaAs基板は、綺麗にへき開される。そのなかで、へき開面が出るきれいなチップ割れが生じた場合、リーク電流は殆ど検出できない。したがって、上記と同じ方法では検出できない。しかし、チップ割れによってn型半導体パタン5及びp型半導体パターン6そのものが損傷を受けるため、図2に示したように、電流値の減少が観測される(異常時2)ことになり、チップ割れを検出することが出来る。
図4は、半導体チップの内部構造を示す断面図である。素子分離領域8が形成されたGaAs基板からなる半導体チップ1の周辺領域にはn+型半導体層9上にn型半導体層5及びp型半導体層6が形成されてpn接合を構成している。このpn接合を形成する工程と同じ工程で同時に素子領域の回路を構成するpn接合を形成し、更にn型半導体層を重ねて積層してnpnトランジスタ10を形成する。トランジスタ10には配線層を形成し、ポリイミドなどからなる保護絶縁膜7を形成する。
以上のように、本実施例の構造を用いれば微細なチップ割れに対してはpn接合のリーク電流を検出し、へき開面が現れる大きく綺麗なチップ割れに対しては抵抗値の変化を検出することにより、高い感度でチップ割れを検出することができる。また、本実施例で形成されるpn接合は、素子領域のpn接合に合わせて形成されるので、工程増になることはない。
次に、図5乃至図8を参照して実施例2を説明する。
図5は、本発明の実施例2に係る半導体チップの平面図、図6は、本発明の実施例2に係る半導体装置の電流電圧特性を示す特性図、図7は、本発明の実施例2に係る検出回路の等価回路図、図8は、実施例2のサージ保護回路機能を説明する回路図である。
実施例1の場合と同様、例えば、半絶縁性砒化ガリウム(GaAs)基板などの化合物半導体からなる半導体チップ21は、例えば、パワーアンプなどの素子形成と内部配線(図示せず)の形成を終えた状態を表している。半導体チップ21上には、アルミニウムや金、白金、チタンあるいはそれらの積層膜などを材料とし素子や内部配線と電気的に接続された接続電極である検出用パッド23(23a,23b,23c)が配列されている。半導体チップ21の周辺領域には導電性半導体層による帯状の半導体パターン25、26が半導体チップ21の素子領域を囲むように形成されている。半導体パターン25、26は二層構造をなしており、下層にn型半導体層(n型半導体パターン)25、その上にp型半導体層(p型半導体パターン)26が形成され、両者は、pn接合22を構成している。n型半導体パターン25は、半導体チップ21の周辺領域において、素子領域を囲む輪を形成しており、さらに、パッド23aに一端がオーミック接続されている。p型半導体パターン26の一端は、パッド23bにオーミック接続されている。
本実施例では、さらに、第三のパッド23cが設けられている。p型半導体パターン26上には、n型半導体層(n型半導体パターン)27の一部が積層され両者の接触部分は、pn接合29を構成している。パッド23cは、n型半導体パターン27にオーミック接続されている。これらn型半導体パターン25、p型半導体パターン26及びn型半導体層(n型半導体パターン)27は、積層されている部分においてnpnトランジスタ(npn Tr.)を構成している。
具体的には、半絶縁性GaAs基板に、n型半導体パターン25として、例えば、不純物濃度5×1018/cm3 、厚さ500nmの導電層が形成され、その上にp型半導体パターン26として、例えば、不純物濃度4×1019/cm3 、厚さ60nmの導電層が形成されている。p型半導体パターン26の上に積層されたn型半導体層27は、例えば、不純物濃度5×1017/cm3 、厚さ300nmの条件で形成されている。n型半導体層25のパターニングは、ボロン(B+)のイオン打ち込みによって導電性を失わせることによって行われており、幅50μmの環状パターンに加工されている。p型半導体パターン26は、エッチングによってパターニングされており、n型半導体パターン25の上に幅40μmの帯状パターンに加工されている。p型半導体パターン26上のn型半導体層27はエッチングによってパターニングされており、幅、長さ共に30μmの島状に加工されている。
下層のn型半導体パターン25に接続されているパッド23aに、例えば、3Vを印加し、上層のn型半導体層27に接続されているパッド23cを接地(0V)に設定した状態でp型半導体パターン26に接続されているパッド23bに電圧を徐々に印加する。このとき、チップ割れが生じていない正常な状態であれば、pn接合のオン電圧に近い電圧からnpnトランジスタのベース電流が流れ始め、パッド23a及び23c間に電流が流れ、これを電流計28により検知して、図6に示した特性が得られる(正常時)。
これに対し、チップ割れによってpn接合が破壊され、pn接合間にリーク電流が流れる状況になった場合(図7の等価回路図参照)、パッド23a及び23b間にリーク電流が生じる。結果、パッド23bに電圧を加えなくてもnpnトランジスタにベース電流が流れるため、I−V特性は、図6に同時に示したように、オン電圧以下での電流値の増大が観測される(異常時1)ことになり、チップ割れを検出することが出来る。一方、へき開面が出るきれいなチップ割れが生じた場合には、リーク電流は殆ど検出できないため、同じ方法では検出できない。しかし、チップ割れによってp型導電性パターン26そのものが損傷を受けるため、図6に示したように、オン電圧以上の領域でもベース電流が流れず(電流計24で検知されない(異常時2))、チップ割れを検出することが出来る。
以上、本実施例の方法によれば、実施例1の場合よりもI−V特性の差異が明確となり、より感度の高いチップ割れの検出が可能となる。
また、各パッドは互いにpn接合を通じて接続されているため、pn接合のオン電圧以下の電圧状態であればDC的には開放状態にある。例えば、p型半導体パターン26に接続されているパッド23bを実際の回路では接地端子に接続し、他のパッド23a、23cを0V以上の電圧が印加される端子、例えば、制御端子やRF端子に接続しておいても、回路動作に影響を与えることが無い。そのため、実施例1のように検出回路のために新たなパッドを用意する必要が無く、チップの小型化を実現できる。さらに、実装後の回路の端子を用いてチップ割れの検出を行うことが出来るので、外囲器の小型化も可能となる。
また、パッド23a、23b間は大きなpn接合22を形成しているため、サージ保護回路も兼ねることが可能であり、単なるチップ割れ検出回路だけではなく、別の機能を有することが特徴である。図8は、本実施例のサージ保護回路機能を説明する回路図である。パッド23a、23bに負電圧のESDが印加されても素子領域に形成された被保護回路には電流が流れず、破壊されることはない。
以上、説明したように、本発明によれば、半導体チップの周辺領域に素子領域を囲むようにpn接合の帯状パターンが形成され、その一方の導電型のパターンは環状に形成され、さらにそのパターンに電気的に接続されたパッドと、もう一方の導電型のパターンは、一端は前記パッドに、もう一端は別のパッドに電気的に接続された構造とすることによって、半導体チップに生じるひび割れ及び欠けなどを感度良く検出することを特徴とする半導体装置を実現できる。
なお、上記実施例の導電性半導体層は、HBT(Heterojuction Bipolar Transistor)やHEMT(High Electron Mobility Transistor) の用途等に形成された半導体基板の導電性半導体層を用いても良く、更にイオン注入、アニールにより形成される導電性半導体層としても良い。
また、n型半導体のパターニングにボロンのイオン注入を用いているが、メサエッチングによる素子分離としても良い。更に、半導体基板にGaAsを用いているが、InP等の周期率表第3族及び第5族元素からなる化合物半導体などにより構成される基板においても、へき開性は同じであり、同様の効果が得られるので本発明に適用することができる。
本発明の実施例1に係る半導体装置の概略平面図。 本発明の実施例1における電流電圧特性図。 本発明の実施例1における検出回路の等価回路図。 図1のA−A′線に沿う部分の断面図。 本発明の実施例2に係る半導体装置の概略平面図。 本発明の実施例2における電流電圧特性図。 本発明の実施例2における検出回路の等価回路図。 実施例2のサージ保護回路機能を説明する回路図。 従来のチップ割れ検出を行う半導体装置の概略平面図。
符号の説明
1、21・・・半導体チップ
2、22、29・・・pn接合
3、3a、3b、23、23a、23b、23c・・・(検出用)パッド
4、24、28・・・電流計
5、25、27・・・n型半導体パターン
6、26・・・p型半導体パターン

Claims (5)

  1. 半導体素子が形成された半導体チップと、
    前記半導体チップの周辺領域に、素子領域を囲むように、形成され、一端に第1のパッドが電気的に接続された帯状の第1導電型半導体パターンと、
    前記半導体チップの周辺領域において、前記第1導電型半導体パターン上に形成されて前記第1導電型半導体パターンとpn接合を構成し、且つ両端に前記第1のパッド及び第2のパッドが電気的に接続された帯状の第2導電型半導体パターンとを具備したことを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体素子が形成された半導体チップと、
    前記半導体チップの周辺領域に、素子領域を囲むように、形成され、第1のパッドが電気的に接続された帯状の第1導電型半導体パターンと、
    前記半導体チップの周辺領域において、前記第1導電型半導体パターン上に形成されて前記第1導電型半導体パターンとpn接合を構成し、且つ第2のパッドが電気的に接続された帯状の第2導電型半導体パターンと、
    前記第2導電型半導体パターンの上もしくは前記第1導電型半導体パターンの下に少なくとも部分的にpn接合を構成する第3のパッドが電気的に接続された第1導電型又は第2導電型半導体層とを具備し、前記第1導電型半導体パターン、前記第2導電型半導体パターン及び前記第1導電型又は第2導電型半導体層は、トランジスタを構成していることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記第1及び第2のパッド間に形成されたpn接合は、サージ保護回路機能を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
  4. 半導体チップの素子領域にpn接合を有する半導体素子を形成する工程と、
    前記半導体チップの周辺領域に、一端に第1のパッドが電気的に接続された帯状の第1導電型半導体パターンを形成する工程と、
    前記半導体チップの周辺領域において前記第1導電型半導体パターン上に形成されて前記第1導電型半導体パターンとpn接合を構成し、且つ両端に前記第1のパッド及び第2のパッドが電気的に接続された帯状の第2導電型半導体パターンとを形成する工程とを具備し、
    前記半導体素子のpn接合を形成する工程と同時に前記第1導電型半導体パターンと前記第2導電型半導体パターンが構成するpn接合を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体装置において、前記第1のパッドと前記第2のパッド間もしくは前記第1のパッドと前記第3のパッド間に流れる電流を検知することにより前記半導体チップに生じるひび割れ、欠けを検出することを特徴とする半導体装置の欠陥検出方法。
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