JP4199132B2 - 電線終端接続構造および電線終端接続方法 - Google Patents

電線終端接続構造および電線終端接続方法 Download PDF

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本発明は、電線と、ジョイント用の導電性スリーブとを備えてなる電線終端接続構造および電線終端接続方法に関するものである。
図6に示される従来例は、電線52相互を接続するために用いられる導電性スリーブ50である(JIS C 2806)。この導電性スリーブ50の一方の開口端部51には、電線52の芯線部52aを引っ掛かり無くスムーズに挿入させるための鍔状の拡径部50aが設けられている。導電性スリーブ50に芯線部52aが挿入され、図示しない圧着工具等により導電性スリーブ50がかしめられることで、芯線部52aが圧着接続されるようになっている。
図7に示される従来例は、同心状の大径部41aと小径部41bとから成るキャップ本体41と、小径部41bに内装された導電性スリーブ43とから構成された接続キャップ40に関するものである(特許文献1)。キャップ本体41は、熱収縮性の合成樹脂材で成形され、先端側に閉塞された奥壁41cを有し、後端側に電線45端部を挿入させるための開口42を有している。導電性スリーブ43は、銅等の導電性材料を構成材料とし、小径部41bに嵌入されている。
接続キャップ40に、2本の電線45端部が開口42から奥側に挿入されると、被覆部45bが皮剥ぎされて露出された芯線部45aが小径部41bに位置し、被覆部45bが大径部41aに位置する。そして、小径部41bの外周を図示しない圧着工具でかしめると、キャップ本体41とともに導電性スリーブ43が縮径され、芯線部45aが圧着接続されるようになっている。
また、他の従来例として、電力ケーブル用終端接続部およびそれに適用されるガイドプレートに関するものがある(特許文献2)。この従来例は、電力ケーブル用終端接続部と碍子とを組み立てる際、碍子の内面に金属筋を付けずに容易に組み立てを行うことができるものであり、電力ケーブル用終端接続部の圧縮スリーブにストッパーであるフランジ部が設けられ、碍子の上部内面とフランジ部との間に絶縁性を有する円盤状のガイドプレートが挿着され、碍子に圧縮スリーブが固定されるものである。
また、その他の従来例として、シールド電線の終端接続構造に関するものがある(特許文献3)。この従来例は、シールド電線が接続筒に強固に固着されるものであり、外部被覆が皮剥きされてシールド層を露出させたシールド電線と、シールド層を筒内に挿入させる接続筒とからなる終端接続構造において、接続筒のかしめ部の前後両端に、互いに背を向けた姿勢でベルマウスが形成されたものである。前後のベルマウスがシールド層に食い込むことで、シールド電線の押し引き両方向の移動が有効に阻止されるようになっている。
実開平5−50662号公報(第4−5頁、第2図) 特開平11−136842号公報(第2頁) 特開2002−10469号公報(第3−4頁)
しかしながら、上記従来例では、解決すべき以下の問題点がある。
第1の従来例では、図示しないパイプ材から切断されて得られたスリーブ素材に、拡径部50aを形成するための繰り広げ加工が必要になり、加工数が増えて製造コストが高くなるという問題があった。拡径部50aは、導電性スリーブ50の一方の開口端部51に形成されているため、導電性スリーブ50に方向性が生じ、作業者が電線挿入方向を間違えることがあった。また、圧着工具等により導電性スリーブがかしめられると、導電性スリーブの外周が周方向から均一に圧縮されず、主として軸方向の中央部がくびれた形状となり、導電性スリーブと芯線部との間に部分的に隙間が生じたり、芯線部同士の間にも隙間が生じるという問題があった。
第2の従来例は、導電性スリーブ43が直接に圧縮されるものではなく、加圧力がキャップ本体41に吸収されてしまうため、圧縮率が低いという問題があった。加圧力を強くした場合は、導電性スリーブ43が楕円形状又は多角形状に歪んでしまい、芯線部45a間に隙間が生じ、接触抵抗が大きくなって安定した電気的性能が得られないという問題があった。
第3の従来例は、圧縮スリーブの挿入孔に電力ケーブル先端の皮剥きされた芯線部を挿入し、圧縮スリーブを圧縮して、芯線部と圧縮スリーブとを圧着接続するものであるが、圧着力が弱いために、電力ケーブルに引張力が働くと、圧縮スリーブから芯線部(ジョイント部)が抜け出す心配があった。
第4の従来例では、予め絞り部が形成された接続筒が用いられ、そしてこの絞り部が圧着工具等を用いてかしめられるものであり、第1の従来例と同様にして接続筒に対する加工数が増えて接続作業性が良いものではないという問題や、製造コストが高くなるという問題があった。また、シールド電線の捲り上げられたシールド層を絞り部に対して丁度いい具合に位置させなければならず、慎重な作業が必要とされ、ジョイント作業性が良いものではないという問題があった。
さらに、かしめ部を形成する具体的な方法は不明であるが、例えば、手動式の工具を用いてかしめるものとすると、ジョイント作業性が悪いばかりでなく、力加減が一定しないため接続信頼性に欠け、圧着力が弱い場合には、シールド電線が接続筒から抜け出すという心配があった。油圧式の工具を用いてかしめるものとすると、安定した力でかしめることができるものの、外周を均一にかしめることができず、シールド電線とかしめ部との間に部分的な隙間を生じるという問題があった。
本発明は、上記した、拡径部を形成するための繰り広げ加工の必要性と導電性スリーブに生じる方向性対策、不均一な圧縮による導電性スリーブと芯線部および芯線部同士の間の隙間発生、電線と接続筒との位置あわせの問題点に鑑み、導電性スリーブの装着の際、芯線部の圧着接続と電線挿入側での皿状のベルマウスの形成を同時に行うことで、ジョイント作業性を向上することができ、芯線部同士の接触信頼性を高めることができる電線終端接続構造および電線終端接続方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、3本以上の被覆電線の被覆部が皮剥きされて露出された芯線部が円筒状の導電性スリーブの一端より挿通され、ロータリスエージング装置によって前記導電性スリーブの外周が直接にスエージングされることで前記導電性スリーブが均一に縮径されて前記芯線部が前記導電性スリーブ内で圧着接続される電線終端接続構造であって、前記芯線部が、前記導電性スリーブの長さより長く形成され前記導電性スリーブに挿通されてその先端が前記導電性スリーブの他端より外へはみ出し、その状態で前記ロータリスエージング装置によりスエージングされて前記導電性スリーブが、前記芯線部に圧着接続される筒部と前記筒部に連続し前記導電性スリーブの一端に向けて次第に拡径する皿状のベルマウスとを備えるとともに、前記筒部と前記ベルマウスとの境界に形成されたエッジを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、ジョイント部とされる芯線部が導電性スリーブに挿入され、導電性スリーブの外周がロータリスエージング装置により直接にスエージングされることで、周壁が真円に近い状態で均一に縮径されて芯線部と導電性スリーブとが圧着接続され、併せて、端部に向けて拡径する皿状のベルマウスが導電性スリーブに形成されるとともに、導電性スリーブの筒部とベルマウスとの境界にエッジ(稜線)が形成される。筒部、ベルマウスおよび前記筒部と前記ベルマウスとの境界にベルマウス拡径開始部分のエッジを備える導電性スリーブは、ベルマウス拡径開始部分のエッジ(稜線)を芯線部に隙間無く接触させることとなる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の電線終端接続構造において、前記導電性スリーブの両側の開口端部の内側に端部に向けて拡径するテーパ面が形成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、導電性スリーブ端部のエッジが芯線部に食い込むことを確実に防止することができる。
また、請求項3の発明は、3本以上の被覆電線の被覆部が皮剥きされて露出された芯線部が円筒状の導電性スリーブの一端より挿通され、ロータリスエージング装置によって前記導電性スリーブの外周が直接にスエージングされることで前記導電性スリーブが均一に縮径されて前記芯線部が前記導電性スリーブ内で圧着接続される電線終端接続方法において、前記芯線部が、前記導電性スリーブの長さより長く形成され前記導電性スリーブに挿通されてその先端が前記導電性スリーブの他端より外へはみ出し、その状態で電線挿入側にテーパ状のアプローチ部を有する相対向するダイス間に前記導電性スリーブを位置させ、前記ロータリスエージング装置によりスエージングされて前記導電性スリーブに、前記芯線部に圧着接続される筒部と前記筒部に連続し前記導電性スリーブの一端に向けて次第に拡径する皿状のベルマウスとが形成されるとともに、前記筒部と前記ベルマウスとの境界にエッジが形成されることを特徴とする。
上記構成によれば、導電性スリーブが長円形状や多角形状に歪むことなく、芯線部が隙間無く圧着され、芯線部の電気抵抗にばらつきが生じなくなる。相対向するダイス間のアプローチ部に位置する導電性スリーブに、アプローチ部の形状が転写されて、皿状のベルマウスが形成される。導電性スリーブが填め込まれた芯線部が、アプローチ部にガイドされつつダイス内にスムーズに挿入される。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の電線終端接続方法において、前記導電性スリーブの両側の開口端部の内側に端部に向けて拡径するテーパ面が形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、導電性スリーブ端部のエッジが芯線部に食い込むことを防止することができる。
また、請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の電線終端接続方法において、電線挿入反対側から前記ダイス内に挿入された位置決め用のストッパ部材に、前記芯線部の先端を当接させた状態で、前記導電性スリーブをスエージングすることを特徴とする。
上記構成によれば、ダイス内に挿入された芯線部の先端がストッパ部材に当接することで、挿入方向の位置決めが行われる。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、ジョイント部とされる芯線部が導電性スリーブに挿入され、導電性スリーブの外周がロータリスエージング装置により直接にスエージングされることで、周壁が真円に近い状態で均一に縮径されて芯線部が圧着接続されるため、導電性スリーブが長円形や多角形に歪むことが防止され、芯線部と導電性スリーブとの間に隙間が生じることが回避される。そして、スエージングによる圧縮成形時に、皿状のベルマウスが導電性スリーブに形成されることで、導電性スリーブの端部のエッジが芯線部に食い込むことなしにベルマウスの拡径開始部分のエッジを芯線部に隙間無く接触させることができる。したがって、芯線部と導電性スリーブの接触信頼性を高めることができる。したがって、導電性スリーブの端のエッジが芯線部に食い込んで傷付くことが防止されるとともに、ベルマウスの拡径開始部分のエッジにより電線が強く圧着されて接続信頼性が向上する。
また、請求項2記載の発明によれば、導電性スリーブ端部のエッジが芯線部に食い込むことを確実に防止することができる。したがって、芯線部を損傷させることなく、圧着接続を行うことができる。
また、請求項3記載の発明によれば、ロータリスエージング装置により、導電性スリーブが周方向から均一に圧縮成形されることで、長円形状や多角形状に歪むことなく、芯線部が隙間無く圧着接続される。ダイスの電線導入側には、アプローチ部が設けられているから、相対向するダイス間のアプローチ部に位置する導電性スリーブに、アプローチ部の形状が転写されて、皿状のベルマウスが形成される。したがって、電線接続の信頼性が向上する。また、ジョイントと同時にベルマウスを形成することができるから、加工数が増加せず低コストでジョイント作業を行うことができる。
また、請求項4記載の発明によれば、導電性スリーブ端部のエッジが芯線部に食い込むことを防止することができる。したがって、請求項2記載の発明と同様の効果を奏し、芯線部が損傷することを防止することができる。
また、請求項5記載の発明によれば、ダイス内の電線挿入反対側に位置決め用のストッパ部材が挿入されているから、ダイス内に挿入された芯線部の先端がストッパ部材に当接することで、挿入方向の位置決めが行われる。したがって、ジョイント作業性が向上するとともに、導電性スリーブの開口端部にベルマウスを確実に形成することができる。
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて説明する。図1〜図3は本発明に係る電線終端接続構造の一実施形態を示し、図4は本発明に係る電線終端接続方法を示し、図5は導電性スリーブを圧縮成形するためのロータリスエージング装置を示すものである。
導電性スリーブは、例えば自動車用配線に使用される被覆電線の皮剥きされた芯線部を、ハンドツールなどの圧着工具又は圧着装置等を用いて相互に圧着接続するジョイント用の接続部品である。本発明に係る導電性スリーブ10は、ワイヤハーネス(電線)17の結わき工程に続く後工程において、ロータリスエージング装置20により圧縮成形され、芯線部17cが圧着接続されるようになっている。
ジョイントされる電線には、モータやソレノイド等の複数のアクチュエータから引き出された電線や、ワイヤハーネスの幹線から分岐された分岐線や、電気接続箱内に収容される電子部品に接続された電線等がある。ジョイントされる電線数は、回路形態に応じて増減し、本実施形態では、7本の単線(電線)17aからなるワイヤハーネス17の芯線部17cが導電性スリーブ10により圧着接続されるようになっている。
本実施形態の電線終端接続構造は、芯線部17cの圧着接続、導電性スリーブ10の装着を同時に行うことで、ジョイント作業性を向上することができ、芯線部17c同士の接触信頼性を高めることができるものであり、被覆部17bが皮剥きされて芯線部17cを露出させたワイヤハーネス17と、芯線部17cに圧着接続される導電性スリーブ10とからなる電線終端接続構造において、ロータリスエージング装置20により、導電性スリーブ10の周壁11が直接にスエージングされることにより、導電性スリーブ10に皿状のベルマウス15が形成されたことを特徴とするものであり、導電性スリーブ10の開口端部12の内側にテーパ面13が形成されたことを有効とするものである。
以下に本実施形態の電線終端接続構造の主要構成部分およびその作用について詳細に説明する。
電線終端接続構造は、各単線17aの被覆部17bが皮剥きされて芯線部17cを露出させたワイヤハーネス17と、芯線部17cを圧着接続する導電性スリーブ10とからなっている。ワイヤハーネス17を構成する単線17aは、いわゆる被覆電線であり、被覆部は、図示しない電線皮剥き装置を用いて皮剥きされるようになっている。
電線皮剥き装置は、被覆電線の端部を突き当てるストッパと、ストッパに連結されたロッドを駆動するシリンダと、被覆電線を両側から挟持する一対のクランプと、被覆電線の被覆部に切込みを入れて皮剥きする一対のカッタとを備えており、ロッドが進退自在に移動することで、芯線部17cの露出長さが調整されるようになっている。芯線部17cの露出長さは、導電性スリーブ10の長さより長く形成されている。
図1等に示されるように、導電性スリーブ10は、軟銅等の導電性金属材料を構成材料とし、パイプ材から任意の寸法に切断されて得られたものであり、一方から他方にかけて貫通する挿通孔14を有し、この挿通孔14にワイヤハーネス17の適宜撚り合わされた芯線部17cが挿入されるようになっている。導電性スリーブ10の内面に錫めっき等の表面処理を施すこともでき、接触抵抗を低減させて電気的接続性をより高めることも可能である。
挿通孔14の内径は、撚り合わされた芯線部17cの外径より大きい寸法に形成され、芯線部17cが挿通される際に引っ掛からないようになっている。本実施形態の導電性スリーブ10には、上述したように、開口端部12の内側にテーパ面13が形成されているため、導電性スリーブ10が圧縮された際に、導電性スリーブ10の端部のエッジが芯線部17cに食い込むことが防止されるとともに、芯線部17cの引っ掛かりに対しても有利な構成となっている。
テーパ面13は、プレス加工や、面取り工具を用いた切削加工や、軸付き砥石を用いた研削加工等により形成されている(図2参照)。このテーパ面13は、導電性スリーブ10の両側に形成されているため、作業者が電線挿入方向を間違えることが防止されている。
また、本実施形態のテーパ面13は、角度面取りされた傾斜面であるが、テーパ面13に代えて弧状に面取りされた円弧面とすることも可能である。円弧面とした場合は、導電性スリーブ10の内面に稜線13aが形成されないため、電線圧着部である芯線部17cに傷等が付くことが防止される効果がある。
導電性スリーブ10に芯線部17cが挿入され、図5に示すロータリスエージング装置20により導電性スリーブ10の外周が均一に圧縮成形されると、芯線部17cが挿入される開口側に、皿状のベルマウス15が形成されるようになっている。ベルマウス15は、相対向するダイス21,21のアプローチ部21aの形状が転写されたものであり、芯線部17cの急激な歪みが緩和されるととともに、導電性スリーブ10の端部のエッジが芯線部17cに食い込んで、芯線部17cに傷が付くことが防止されるようになっている。
ロータリスエージング装置20を用いたスエージングによりベルマウス15が形成されたことが本発明の特徴であり、第1の従来例のように、繰り広げ加工により導電性スリーブ50自体にベルマウス15のような拡径部50aを形成する必要がなく、加工数が削減され、製造コストが低減されるようになっている。また、ベルマウス15は導電性スリーブ10の片側に形成されるものであり、導電性スリーブ10には方向性が存在するものではあるが、ベルマウス15はスエージングにより形成されるものであるため、導電性スリーブ10に芯線部17cを挿入する際に挿入方向の間違いを生じず、ジョイント不良が低減されるとともに、ジョイント作業性が向上するようにもなっている。
次に、図4に基づいて、本実施形態の電線終端接続方法について説明する。図示されるように、芯線部17cの圧着は、図5に示されるロータリスエージング装置20を用いて行われるようになっている。
本実施形態の電線終端接続方法は、一対の相対向するダイス21,21の加工部21bに、後側から位置決め用のストッパ部材16を挿入し、ワイヤハーネス17の芯線部17cにジョイント用の導電性スリーブ10を装着しつつ、一対の相対向するダイス21,21のアプローチ部21aに、前側から導電性スリーブ10を挿入し、芯線部17cの先端をストッパ部材16の端面に当接させ、導電性スリーブ10の外周をスエージングすることにより、導電性スリーブ10を縮径させて芯線部17cを圧着接続するとともに、導電性スリーブ10に皿状のベルマウス15を形成するものである。導電性スリーブ10には、長尺状のパイプ素材から切断された図1等に示されるスリーブが用いられる。
図4(a)〜(d)は、ワイヤハーネス17の芯線部17cが圧着接続される過程を順番に示したものである。図4(a)には、芯線部17cに導電性スリーブ10が装着される前の状態が示されている。パイプ素材から切断された導電性スリーブ10は、筒状をなしており、内側には貫通形成された挿通孔14が形成されている。ワイヤハーネス17および導電性スリーブ10は、一対の相対向するダイス21,21の前方に配置されている。ダイス21の後側には、位置決め用のストッパ部材16が挿入されている。
図4(b)は、芯線部17cに導電性スリーブ10が装着された状態が示されている。図4(c)は、ダイス21の前側から導電性スリーブ10が挿入され、芯線部17cの先端がストッパ部材16の端面に当たって、導電性スリーブ10が加工部21bとアプローチ部21aとに跨って位置している状態が示されている。ストッパ部材16に芯線部17cが当たることで、芯線部17cおよび導電性スリーブ10の位置合わせが容易となり、ジョイント作業性が向上するとともに、導電性スリーブ10の開口端部12にベルマウス15を確実に形成することができるようになっている。
図4(d)は、スエージング後にダイス21からワイヤハーネス17が抜かれた状態が示されている。導電性スリーブ10は、周壁11が均一に圧縮成形され、芯線部17cが密着した状態に圧着接続されている。また、導電性スリーブ10の片側には、皿状のベルマウス15が形成されている。
次に、図5に基づいてロータリスエージング装置20の主要構成部分およびその動作について説明する。ロータリスエージング装置20のスピンドル24内には、ダイス21及びバッカ22が当接した状態で可動的に保持されている。本実施形態においては、対向する一対のダイス21,21が配置されている。ダイス21の数は、一対に限定されるものではなく、二対であってもよい。スピンドル24の中心には、ダイス21内面に挟まれるような格好で加工材としての導電性スリーブ10が配置されるようになっている。このように、スピンドル24の回転中心に、導電性スリーブ10が配置されることで、導電性スリーブ10の外周を全周に渡って均一に打撃することができるようになっている。
図4に示されるように、ダイス21の内側には、加工部21bと、加工部21bに続くテーパ状のアプローチ部21aとが形成されていて、導電性スリーブ10はアプローチ部21a側からスムーズに挿入されるようになっている。
ダイス21の半径方向外側に配置されたバッカ22は、ダイス21とは別体であるが、ダイス21と協動して旋回し、かつ半径方向(中心方向)に移動できるようになっている。旋回は、図示しないモータでスピンドル24を回転させることによって行われる。半径方向への移動は、バッカ22とローラ23との回転接触によって行われる。
バッカ22の外周面は、カム面22aになっている。このカム面22aは、一定の曲率半径に形成されているのではなく、幅方向中央部が半径方向外側に突出している。このため、バッカ22がローラ23に回転接触した際に、中央部の突出量に等しい分だけバッカ22がローラ23によって半径方向に押し込まれ、ダイス21が半径方向に移動するようになっている。
スピンドル24の外周とアウタリング25との間には、球状の前記ローラ23が等間隔で配置され、自転自在に軸支されている。ローラ23の数は、6個であるが、8個であってもよい。ローラ23の数が多いほど、スピンドル1回転当たりの打撃回数が増加して、導電性スリーブ10の圧縮率(加工率)が向上する。
上記のロータリスエージング装置20は以下のように動作する。スピンドル24を回転させることにより、ダイス21及びバッカ22が旋回するとともに、ローラ23が自転する。バッカ22は、ダイス21の半径方向外側に位置しているため、旋回するバッカ22とローラ23とが接触し、バッカ22のカム面22aがローラ23に乗り上げることで、バッカ22の内面がダイス21を半径方向内側に押し込み、導電性スリーブ10の周壁11をダイスが打撃するようになっている。
バッカ22とローラ23とが非接触状態となると、遠心力でバッカ22が半径方向外側に僅かに飛び出して、ダイス21が導電性スリーブ10から離れた状態となり、ダイス21による打撃が一旦停止する。再び、バッカ22とローラ23とが接触して上記動作が繰り返し行われるようになっている。
図3には、スエージングにより圧着された芯線部17cおよび導電性スリーブ10の断面図が示されている。導電性スリーブ10が均一に圧縮されることで、導電性スリーブ10と芯線部17cとの間に隙間が存在しなくなり、接触抵抗が小さくなり、安定した電気的性能が得られるようになっている。
以上のように、本実施形態の電線終端接続構造および電線終端接続方法によれば、スエージングにより、導電性スリーブ10が均一に圧縮成形されることで、芯線部17cと導電性スリーブ10との間に隙間が生じることが回避され、芯線部17cと導電性スリーブ10の接触信頼性を高めることができる。また、導電性スリーブ10の端部のエッジが芯線部17cに食い込むことなく、芯線部17cに傷が付くことを防止することができる。そして、ベルマウス15の拡径開始部分のエッジにより芯線部17cが強く圧着されて接続信頼性を向上することができる。すなわち本発明によれば、芯線部17cの圧着接続と、導電性スリーブ10の装着とを同時に行うことができ、ジョイント作業性を向上することができる。さらに、ベルマウス15をスエージングにより形成することができるから、加工数が増加せず低コストでジョイント作業を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係る電線終端接続構造の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す導電性スリーブおよび芯線部の縦断面図である。 導電性スリーブおよび芯線部の横断面図である。 本発明に係る電線終端接続方法の一実施形態を示す斜視図であり、(a)は芯線部に導電性スリーブを装着する前の状態を示し、(b)芯線部に導電性スリーブが装着された状態を示し、(c)は芯線部が一対の相対向するダイス間に挿入された状態を示し、(d)はスエージング後にワイヤハーネスがダイスから抜かれた状態を示す図である。 ジョイント作業に用いられるロータリスエージング装置の正面図である。 従来の接続キャップの一例を示す平面図である。 従来の電線終端接続構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
10 導電性スリーブ
11 周壁
13 テーパ面
15 ベルマウス
16 ストッパ部材
17 ワイヤハーネス(電線)
17c 芯線部
21 ダイス
21a アプローチ部

Claims (5)

  1. 3本以上の被覆電線の被覆部が皮剥きされて露出された芯線部が円筒状の導電性スリーブの一端より挿通され、ロータリスエージング装置によって前記導電性スリーブの外周が直接にスエージングされることで前記導電性スリーブが均一に縮径されて前記芯線部が前記導電性スリーブ内で圧着接続される電線終端接続構造であって、
    前記芯線部が、前記導電性スリーブの長さより長く形成され前記導電性スリーブに挿通されてその先端が前記導電性スリーブの他端より外へはみ出し、その状態で前記ロータリスエージング装置によりスエージングされて前記導電性スリーブが、前記芯線部に圧着接続される筒部と前記筒部に連続し前記導電性スリーブの一端に向けて次第に拡径する皿状のベルマウスとを備えるとともに、前記筒部と前記ベルマウスとの境界に形成されたエッジを備えることを特徴とする電線終端接続構造。
  2. 前記導電性スリーブの両側の開口端部の内側に端部に向けて拡径するテーパ面が形成されたことを特徴とする請求項1記載の電線終端接続構造。
  3. 3本以上の被覆電線の被覆部が皮剥きされて露出された芯線部が円筒状の導電性スリーブの一端より挿通され、ロータリスエージング装置によって前記導電性スリーブの外周が直接にスエージングされることで前記導電性スリーブが均一に縮径されて前記芯線部が前記導電性スリーブ内で圧着接続される電線終端接続方法において、
    前記芯線部が、前記導電性スリーブの長さより長く形成され前記導電性スリーブに挿通されてその先端が前記導電性スリーブの他端より外へはみ出し、その状態で電線挿入側にテーパ状のアプローチ部を有する相対向するダイス間に前記導電性スリーブを位置させ、
    前記ロータリスエージング装置によりスエージングされて前記導電性スリーブに、前記芯線部に圧着接続される筒部と前記筒部に連続し前記導電性スリーブの一端に向けて次第に拡径する皿状のベルマウスとが形成されるとともに、前記筒部と前記ベルマウスとの境界にエッジが形成されることを特徴とする電線終端接続方法。
  4. 前記導電性スリーブの両側の開口端部の内側に端部に向けて開口の広がるテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項3記載の電線終端接続方法。
  5. 電線挿入反対側から前記ダイス内に挿入された位置決め用のストッパ部材に、前記芯線部の先端を当接させた状態で、前記導電性スリーブをスエージングすることを特徴とする請求項3又は4記載の電線終端接続方法。
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