JP5171457B2 - ワイヤリングハーネス - Google Patents

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本発明は、ワイヤリングハーネスに関する。特に、多芯の電線の周りを金属の編組線で覆ったシールド線にシールドコネクタを接続したワイヤリングハーネスの構造に関する。
ワイヤリングハーネスは、組み電線とも呼ばれ、電子化が進展した車両関連機器、又はコピー機などの事務機器の内部に組み込まれている。このような機器に使用されるワイヤリングハーネスは、電磁ノイズの影響を防止するために、電線を編組線で覆うシールド線を用い、及びこのシールド線に対応したシールドコネクタを用いてシールド対策が実施されている。
シールドコネクタは、外部から内部導体(芯線及びコンタクト)へ、及び内部導体からの電磁ノイズの放射を防止するように設計されたコネクタである。一般に、シールドコネクタは、電線の端末を結線したコンタクトを実装するハウジングを一対の金属製のシェルが覆っている。
一対の金属製のシェルがハウジングを覆うシールドコネクタとしては、安定したケーブル保持力が得られ、クランプ部の厚みが厚くならないインターフェイス用コネクタが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によるコネクタは、電子(電気)機器間を接続するインターフェイス用コネクタであって、ケーブルとケーブルの芯線を結線する複数のコンタクトを備えている。又、特許文献1によるコネクタは、複数のコンタクトを保持するハウジング、このハウジングが装着された金属製の一対のインナーシェル、この一対のインナーシェルを覆う絶縁性のフード、及びケーブルを保持する分割された一対のクランプを備えている。
特許文献1によるコネクタは、クランプが円弧を形成するケーブル保持部とクランプ同士をねじ止めにより結合する結合部とを有し、結合部の自由端側に突起を設けているので、一対のケーブル保持部が開くことなく、安定したケーブル保持力が得られる、としている。
特開2001−160453号公報
一般に、電線を編組線で覆うシールド線をシールドコネクタに接続するためには、つまり、EMI(電磁波障害)対策が施されたワイヤリングハーネスを製造するためには、以下の手順で製造される。
図10から図16は、上述したワイヤリングハーネスを製造するための従来技術による一連の製造工程を示している。
図10の斜視図に示された電線1は、電線を編組線で覆うシールド線である。電線1は、複数の芯線1a、これらの芯線1aを覆う筒状の金属の編組線1b、及び編組線1bを被覆する絶縁シース1cで構成されている。電線1は、数本の芯線1aが絶縁チューブ1dで束ねられている。数本の芯線1aの内の1本は、グラウンド線となる裸電線である。又、電線1は、編組線1bと接地する撚り線からなるドレンワイヤ1eが設けられている。
最初に、図10に示された電線1は、ワイヤリングハーネスを機器に敷設するために、その長さが調尺されて、電線1の端末が切断される(調尺・切断工程)。
次に、図11の斜視図に示されるように、電線1の端面から所定の距離で絶縁シース1cが剥離(ストリップ)される(シース剥ぎ工程)。なお、このシース剥ぎ工程では、電線1の端面から所定の距離で編組線1bも切断される(編組切断工程)。
次に、図12の斜視図に示されるように、編組線1bが絶縁シース1c上に反転される(編組反転工程)。次に、図13の斜視図に示されるように、芯線1aを被覆する絶縁体が芯線1aの先端から所定の距離で剥離(ストリップ)される(絶縁体剥ぎ工程)。
次に、図14の斜視図に示されるように、編組線1bが分散しないように、銅箔テープ1fが反転した編組線1bに巻回される。なお、銅箔テープ1fを編組線1bに巻回する工程は省略することもできる。
次に、芯線1aは、図示しないコンタクトに結線される。例えば、芯線1aは、図示しないコンタクトに圧着される(端子圧着工程)。そして、このコンタクトは、図15の斜視図に示されたシールドコネクタ2に実装される。
図15において、シールドコネクタ2は、コンタクトが実装される絶縁性のハウジング21と、ハウジング21の周囲を囲う金属製のシェル22と、を備えている。そして、シェル22は、U字状に開口するクリンプバレル22aを有している。なお、特許文献1による一対のクランプは、クリンプバレル22aと同様な機能を有する。
図15に示されるように、電線1の端末部がクリンプバレル22aの内部に当接した状態から、図16の斜視図に示されるように、クリンプバレル22aを圧着すると(クリンプ工程)、ワイヤリングハーネスを製造するための一連の工程が終了する。
又、図16に示されたワイヤリングハーネス90は、シールドコネクタ2に電線1の端末部を強固に保持できる。なお、クリンプバレル22aは、機能として、特許文献1によるクリンプが相当している。又、ワイヤリングハーネス20は、編組線1bと金属製のシェル22が電気的に接続しているので、シールド性能が向上している。
しかし、ワイヤリングハーネスを製造するための従来の工程は、編組線1bを傷つけないように絶縁シース1cを剥離するシース剥ぎ工程(図11参照)と、編組線1bを絶縁シース1c上に反転させる編組反転工程(図12参照)と、を含んでいる。
編組線1bを傷つけることなく、絶縁シース1cのみを剥離することは、相当の熟練を必要とし、このシース剥ぎ工程は、歩留まりを向上させることが困難であるという問題がある。そして、このシース剥ぎ工程及び編組反転工程を製造工程に含むことが、シールドされたワイヤリングハーネスの製造原価低減を阻害する要因の一つになっていた。
上述したシース剥ぎ工程及び編組反転工程を製造工程に含むことなく、編組線と金属製のシェルを電気的に接続できれば、シールドされたワイヤリングハーネスとしては、品質が向上し、製造原価の低減にも寄与できる。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、製造が容易なシールドされたワイヤリングハーネス及び製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を満たすため、前述したシース剥ぎ工程では、絶縁シースの剥離と同時に編組線を剥離する方が熟練を要することなく加工容易であることを見出した。そして、この編組線と金属製のシェルを電気的に接続する接続具を用いて、この課題を解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たなシールドされたワイヤリングハーネス及び製造方法を発明した。
(1) 複数の芯線、これらの芯線を覆う編組線、及び編組線を被覆する絶縁シースを備える電線の端部にコネクタを接続するワイヤリングハーネスであって、前記芯線を結線するコンタクトと、これらのコンタクトを実装するハウジングと、このハウジングの周囲を覆う導電性のシェルと、一端部が前記電線の内部に挿入されて当該電線の端面から所定の距離で前記絶縁シースと共に剥離された前記編組線に接続し、他端部が前記シェルに接続する導電性の接続具と、を備えるワイヤリングハーネス。
(1)の発明によるワイヤリングハーネスは、電線が複数の芯線、複数の芯線を覆う編組線、及び編組線を被覆する絶縁シースを備えている。そして、電線の端部にコネクタを接続している。
又、(1)の発明によるワイヤリングハーネスは、コンタクト、ハウジング、導電性のシェル、及び導電性の接続具を備えている。コンタクトは芯線を結線している。ハウジングは、複数のコンタクトを実装している。導電性のシェルは、ハウジングの周囲を覆っている。
そして、接続具の一端部は、電線の内部に挿入されて、電線の端面から所定の距離で絶縁シースと共に剥離された編組線に接続している。又、導電性の接続具の他端部は、シェルに接続している。
ここで、芯線は、導体が絶縁体で覆われた絶縁電線を含んでよく、芯線の一部は、導体がむき出しになった裸電線を含むこともできる。絶縁電線は信号線として使用されてよく、裸電線は、グラウンド線として使用できる。導体は、単線又は撚り線のいずれか一方を含むことができる。又、芯線の一部は、編組線と接地する撚り線からなるドレンワイヤを含むことができる。
絶縁シースは、編組線を被覆する絶縁体であってよく、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、フッ素樹脂などの被覆材料を使用できる。電線の端部にコネクタを接続しているとは、機械的に接続している形態を含み、電気的に接続している形態を含んでいる。
コネクタは、基本的に直方体であって矩形の結合面を有する角形コネクタであってよく、基本的に円筒形であって円形の結合面を有する丸形コネクタであってもよい。又、コネクタは、通常、めすコンタクトが挿入されたシェルタイプの多極のリセプタクルであってよく、通常、おすコンタクトが挿入されたシェルタイプの多極のプラグであってもよい。
コンタクトは、電線を圧着するコンダクタバレルを有する圧着コンタクトであってよく、圧着コンタクトは、電線を結線できる。コンダクタバレルは、電線を圧着する前に開いた形状をしているオープンクリンプバレルであってよく、電線を圧着する前に閉じた形状をしているクローズクリンプバレルであってもよい。
又、コンタクトは、スロットの両側面が電線の絶縁体を押し退け、導体を変形させて電気的接触がえられる圧接コンタクトであってよく、圧接コンタクトは、電線を結線できる。圧接コンタクトは、電線の絶縁体を突き刺し、導体を変形又は貫通するピアシング接続による圧接コンタクトであってもよい。
ハウジングは絶縁性を有してよく、絶縁性のハウジングとは、非導電性の材料からなるハウジングのことであってよく、例えば、合成樹脂を成型して、所望の形状の絶縁性のハウジングを得ることができる。ハウジングは、対向する一対の金型のみで成形されるような形状とすることが好ましい。
シェルは、導通を有してよく、導通を有するシェルとは、導電性の材料からなるシェルのことであってよく、例えば、シェルはアルミニウム合金板が打ち抜き加工された後に折り曲げ成形されて、所望の形状のシェルを得ることができる。シェルは、筒形状であってよく、筒形状が分割された形状であってもよく、シェルがハウジングの周囲を覆うことにより、シールドできる。
接続具は、導通を有してよく、導通を有する接続具とは、導電性の材料からなる接続具のことであってよく、接続具は、金属板を成形して、所望の形状の接続具を得ることができる。接続具は、導電性を有して成形容易な銅合金からなることが好ましいが、銅合金に限定されない。
接続具の一端部が電線の端面から所定の距離で絶縁シースと共に剥離された編組線に接続しているとは、前述したシース剥ぎ工程で、絶縁シースと共に編組線が剥離されるということを意味している。シース剥ぎ工程では、編組線を傷つけないように絶縁シースを剥離するよりも、絶縁シースの剥離と同時に編組線を剥離する方が熟練を要することなく加工容易であることが判明した。
又、接続具の一端部が電線の内部に挿入されるとは、接続具の一端部が絶縁シースと編組線と間に挿入されるということを意味している。一般に、編組線を被覆する絶縁シースを備える電線は、屈曲自在に敷設するために、絶縁シースと編組線との間に余裕を設けている。したがって、接続具の一端部を編組線の外周に挿入して、接続具の一端部を編組線に接続できる。
接続具の他端部がシェルに接続しているとは、後述するように、シェルに備わるクリンプバレルが接続具の他端部と共に電線の端部を圧着して接続する形態を含んでよく、接続具の他端部がねじなど締結具でシェルに固定される形態を含んでよく、接続具の他端部がシェルに圧入される形態を含むことができる。
(1)の発明によるワイヤリングハーネスは、シース剥ぎ工程では、絶縁シースの剥離と同時に編組線を剥離するので、編組線を傷つけないように絶縁シースを剥離するよりも、熟練を要することなく加工容易である。又、製造工程に編組反転工程を含まないので、一連の製造時間を短縮できる。予め適宜な接続具を用意しておけば、編組線と金属製のシェルを速やかに接続できる。
このように、(1)の発明によるワイヤリングハーネスは、製造が容易なシールドされたワイヤリングハーネスを提供できる。
(2) 前記シェルは、U字状に開口するクリンプバレルを有し、前記接続具は、一端部に形成された円管状の第1接続部と、他端部に形成されて、前記第1接続部の一方の管端の一部が突出して当該第1接続部の外周から所定の距離を維持して当該第1接続部の他方の管端に向けて反転する帯板状の第2接続部と、を有し、前記第1接続部は、前記電線の内部に挿入されて当該電線の端面から所定の距離で前記絶縁シースと共に剥離された前記編組線に接続し、前記クリンプバレルは、前記第2接続部と共に当該電線の端部を圧着して当該第2接続部を接続する(1)記載のワイヤリングハーネス。
(2)の発明によるワイヤリングハーネスは、シェルがU字状に開口するクリンプバレルを有している。接続具は、円管状の第1接続部と帯板状の第2接続部を有している。第1接続部は、接続具の一端部に形成されている。第2接続部は、第1接続部の一方の管端の一部が突出して、第1接続部の外周から所定の距離を維持して、第1接続部の他方の管端に向けて反転している。
そして、第1接続部は、電線の内部に挿入されて電線の端面から所定の距離で絶縁シースと共に剥離された編組線に接続している。クリンプバレルは、第2接続部と共に電線の端部を圧着して第2接続部を接続している。
(2)の発明によるワイヤリングハーネスは、クリンプバレルが電線の端部を圧着することにより、金属の第1接続部と金属の第2接続部とが、絶縁シースを介して電線の端部を強固に挟持しているので、第1接続部を安定して編組線に接続できる。又、絶縁シースを介して、円管状の第1接続部の周囲をクリンプバレルが均等に圧着するので、ケーブル保持力を向上できる。
(3) 前記シェルは、U字状に開口するクリンプバレルを有し、前記接続具は、一端部に形成された帯板状の第3接続部と、他端部に形成されて、前記第3接続部の基端部が当該第3接続部から所定の距離を維持して当該第3接続部の先端部に向けて反転する帯板状の第4接続部と、を有し、前記第3接続部は、前記電線の内部に挿入されて当該電線の端面から所定の距離で前記絶縁シースと共に剥離された前記編組線に接続し、前記クリンプバレルは、前記第4接続部と共に当該電線の端部を圧着して当該第4接続部を接続する(1)記載のワイヤリングハーネス。
(3)の発明によるワイヤリングハーネスは、シェルがU字状に開口するクリンプバレルを有している。接続具は、帯板状の第3接続部と帯板状の第4接続部を有している。第3接続部は、接続具の一端部に形成されている。第4接続部は、第3接続部の基端部が当第3接続部から所定の距離を維持して、第3接続部の先端部に向けて反転している。
そして、第3接続部は、電線の内部に挿入されて電線の端面から所定の距離で絶縁シースと共に剥離された編組線に接続している。クリンプバレルは、第4接続部と共に電線の端部を圧着して第4接続部を接続している。
(3)の発明によるワイヤリングハーネスは、クリンプバレルが電線の端部を圧着することにより、金属の第3接続部と金属の第4接続部とが、絶縁シースを介して電線の端部を強固に挟持しているので、第3接続部を安定して編組線に接続できる。又、第3接続部が帯板状に形成されているので、電線の内部に挿入することが容易である。
(4) 複数の芯線、これらの芯線を覆う編組線、及び編組線を被覆する絶縁シースを備える電線の端部にコネクタを接続するワイヤリングハーネスの製造方法であって、前記ワイヤリングハーネスは、前記芯線を結線するコンタクトと、これらのコンタクトを実装するハウジングと、このハウジングの周囲を覆う導電性のシェルと、一端部が前記編組線に接続し、他端部が前記シェルに接続する導電性の接続具と、を備え、前記電線の端面から所定の距離で前記絶縁シースと共に前記編組線を剥離するシース剥ぎ工程と、前記接続具の一端部を前記シース剥ぎ工程で処理された前記電線の内部に挿入して当該編組線に接続する第1の接続工程と、前記接続具の他端部を前記シェルに接続する第2の接続工程と、含むワイヤリングハーネスの製造方法。
本発明によるワイヤリングハーネスは、シース剥ぎ工程では、絶縁シースの剥離と同時に編組線を剥離するので、熟練を要することなく加工容易である。又、製造工程に編組反転工程を含まないので、一連の製造時間を短縮できる。予め適宜な接続具を用意しておけば、編組線と金属製のシェルを速やかに接続できる。本発明によるワイヤリングハーネスは、製造が容易なシールドされたワイヤリングハーネスを提供できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明によるワイヤリングハーネスを構成する電線の一実施形態を示す斜視図であり、電線が端末処理される前の状態図である。図2は、前記実施形態による電線の斜視図であり、シース剥ぎ工程で編組線及び絶縁シースが剥離された状態図である。
図3は、前記実施形態による電線の斜視図であり、第1実施形態による接続具の第1接続部が電線の内部に挿入される前の状態図である。図4は、前記実施形態による電線の斜視図であり、第1実施形態による接続具の第1接続部が電線の内部に挿入される直前の状態図である。
図5は、本発明の第1実施形態によるワイヤリングハーネスの斜視図であり、クリンプバレルが電線の端部を圧着する前の状態図である。図6は、本発明の第1実施形態によるワイヤリングハーネスの斜視図であり、クリンプバレルが電線の端部を圧着した状態図である。
図7は、前記実施形態による電線の斜視図であり、第2実施形態による接続具の第3接続部が電線の内部に挿入される直前の状態図である。図8は、本発明の第2実施形態によるワイヤリングハーネスの斜視図であり、クリンプバレルが電線の端部を圧着する前の状態図である。図9は、本発明の第2実施形態によるワイヤリングハーネスの斜視図であり、クリンプバレルが電線の端部を圧着した状態図である。
最初に、図1から図6を参照して、本発明の第1実施形態によるワイヤリングハーネスを製造するための手順を説明する。
図1に示された電線1は、電線を編組線で覆うシールド線である。電線1は、複数の芯線1a、これらの芯線1aを覆う筒状の金属の編組線1b、及び編組線1bを被覆する絶縁シース1cで構成されている。電線1は、数本の芯線1aが絶縁チューブ1dで束ねられている。数本の芯線1aの内の1本は、グラウンド線となる裸電線である。又、電線1は、編組線1bと接地する撚り線からなるドレンワイヤ1eが設けられている。
最初に、電線1は、ワイヤリングハーネスを機器に敷設するために、その長さが調尺されて、電線1の端末が切断される(調尺・切断工程)。
次に、図2に示されるように、電線1の端面から所定の距離で絶縁シース1cが剥離(ストリップ)される共に、編組線1bが剥離される(シース剥ぎ工程)。図2において、芯線1aを被覆する絶縁体が芯線1aの先端から所定の距離で剥離(ストリップ)される(絶縁体剥ぎ工程)。
次に、図3及び図4に示されるように、シース剥ぎ工程及び絶縁体剥ぎ工程で処理された電線1の内部に、接続具3の第1接続部31を挿入して、編組線1bに接続させる(第1の接続工程)。より具体的には、円筒状の第1接続部31を絶縁シース1cと編組線1bとの間に挿入して、編組線1bに接続させる。
次に、芯線1aは、図示しないコンタクトに結線される。例えば、芯線1aは、図示しないコンタクトに圧着される(端子圧着工程)。そして、このコンタクトは、図5に示されたシールドコネクタ2に実装される。
図5において、シールドコネクタ2は、コンタクトが実装される絶縁性のハウジング21と、ハウジング21の周囲を囲う金属製のシェル22と、を備えている。そして、シェル22は、U字状に開口するクリンプバレル22aを有している。
図5において、接続具3の第2接続部32は、クリンプバレル22aの基端部に当接されている。次に、図6に示されるように、クリンプバレル22aが第2接続部32と共に電線1の端部を圧着して、第2接続部32を接続できる(クリンプ工程及び第2の接続工程)。そして、第1実施形態によるワイヤリングハーネス10を製造するための一連の工程が終了する。
次に、第1実施形態によるワイヤリングハーネス10の作用を説明する。
本発明の第1実施形態によるワイヤリングハーネス10は、シース剥ぎ工程では、絶縁シース1cの剥離と同時に編組線1bを剥離するので、編組線1bを傷つけないように絶縁シース1cを剥離するよりも、熟練を要することなく加工容易である。又、製造工程に編組反転工程を含まないので、一連の製造時間を短縮できる。図示された接続具3を用意しておけば、編組線1bと金属製のシェル22を速やかに接続できる。
図3及び図4を参照すると、ワイヤリングハーネス10は、導電性の接続具3を備えている。接続具3は、円管状の第1接続部31と帯板状の第2接続部32を有している。第1接続部31は、接続具3の一端部に形成されている。第2接続部32は、第1接続部31の一方の管端の一部が突出して、第1接続部31の外周から所定の距離を維持して、第1接続部31の他方の管端に向けて反転している。
ワイヤリングハーネス10は、クリンプバレル22aが電線1の端部を圧着することにより、金属の第1接続部31と金属の第2接続部32とが、絶縁シース1cを介して電線1の端部を強固に挟持しているので、第1接続部31を安定して編組線1bに接続できる。又、絶縁シース1cを介して、円管状の第1接続部31の周囲をクリンプバレル22aが均等に圧着するので、ケーブル保持力を向上できる。
次に、図7から図9を参照して、本発明の第2実施形態によるワイヤリングハーネスを製造するための手順を説明する。なお、調尺・切断工程から絶縁体剥ぎ工程までの製造工程は、第1実施形態によるワイヤリングハーネスを製造するための手順と同じであるので、説明を割愛する。
図7に示されるように、シース剥ぎ工程及び絶縁体剥ぎ工程で処理された電線1の内部に、接続具4の第3接続部41を挿入して、編組線1bに接続させる(第1の接続工程)。より具体的には、帯板状の第3接続部41を絶縁シース1cと編組線1bとの間に挿入して、編組線1bに接続させる。
次に、芯線1aは、図示しないコンタクトに結線される。例えば、芯線1aは、図示しないコンタクトに圧着される(端子圧着工程)。そして、このコンタクトは、図8に示されたシールドコネクタ2に実装される。
図8において、シールドコネクタ2は、コンタクトが実装される絶縁性のハウジング21と、ハウジング21の周囲を囲う金属製のシェル22と、を備えている。そして、シェル22は、U字状に開口するクリンプバレル22aを有している。
図8において、接続具4の第4接続部42は、クリンプバレル22aの基端部に当接されている。次に、図9に示されるように、クリンプバレル22aが第4接続部42と共に電線1の端部を圧着して、第4接続部42を接続できる(クリンプ工程及び第2の接続工程)。そして、第2実施形態によるワイヤリングハーネス20を製造するための一連の工程が終了する。
次に、第2実施形態によるワイヤリングハーネス20の作用を説明する。
本発明の第2実施形態によるワイヤリングハーネス20は、シース剥ぎ工程では、絶縁シース1cの剥離と同時に編組線1bを剥離するので、編組線1bを傷つけないように絶縁シース1cを剥離するよりも、熟練を要することなく加工容易である。又、製造工程に編組反転工程を含まないので、一連の製造時間を短縮できる。図示された接続具4を用意しておけば、編組線1bと金属製のシェル22を速やかに接続できる。
図7を参照すると、ワイヤリングハーネス20は、導電性の接続具4を備えている。接続具4は、帯板状の第3接続部41と帯板状の第4接続部42を有している。第3接続部41は、接続具4の一端部に形成されている。第4接続部42は、第3接続部41の基端部が第3接続部41から所定の距離を維持して、第3接続部41の先端部に向けて反転している。
ワイヤリングハーネス20は、クリンプバレル22aが電線1の端部を圧着することにより、金属の第3接続部41と金属の第4接続部42とが、絶縁シース1cを介して電線1の端部を強固に挟持しているので、第3接続部41を安定して編組線に接続できる。又、第3接続部41が帯板状に形成されているので、電線1の内部に挿入することが容易である。
このように、本発明の実施形態によるワイヤリングハーネスは、製造が容易なシールドされたワイヤリングハーネスを提供できる。
又、本発明の実施形態によるワイヤリングハーネスの製造方法は、製造工程に編組反転工程を含まないので、一連の製造時間を短縮できる。予め、接続具3又は接続具4を用意しておけば、編組線1bと金属製のシェル22を速やかに接続できる。
本発明によるワイヤリングハーネスを構成する電線の一実施形態を示す斜視図であり、電線が端末処理される前の状態図である。 前記実施形態による電線の斜視図であり、シース剥ぎ工程で編組線及び絶縁シースが剥離された状態図である。 前記実施形態による電線の斜視図であり、第1実施形態による接続具の第1接続部が電線の内部に挿入される前の状態図である。 前記実施形態による電線の斜視図であり、第1実施形態による接続具の第1接続部が電線の内部に挿入される直前の状態図である。 本発明の第1実施形態によるワイヤリングハーネスの斜視図であり、クリンプバレルが電線の端部を圧着する前の状態図である。 本発明の第1実施形態によるワイヤリングハーネスの斜視図であり、クリンプバレルが電線の端部を圧着した状態図である。 前記実施形態による電線の斜視図であり、第2実施形態による接続具の第3接続部が電線の内部に挿入される直前の状態図である。 本発明の第2実施形態によるワイヤリングハーネスの斜視図であり、クリンプバレルが電線の端部を圧着する前の状態図である。 本発明の第2実施形態によるワイヤリングハーネスの斜視図であり、クリンプバレルが電線の端部を圧着した状態図である。 従来技術によるワイヤリングハーネスを構成する電線の一実施形態を示す斜視図であり、電線が端末処理される前の状態図である。 従来技術による製造工程で端末処理された電線の斜視図であり、シース剥ぎ工程及び編組切断工程が実施された状態図である。 従来技術による製造工程で端末処理された電線の斜視図であり、編組線が絶縁シース上に反転された状態図である。 従来技術による製造工程で端末処理された電線の斜視図であり、芯線を被覆する絶縁体が剥離された状態図である。 従来技術による製造工程で端末処理された電線の斜視図であり、銅箔テープが反転した編組線に巻回された状態図である。 従来技術によるワイヤリングハーネスの斜視図であり、クリンプバレルが電線の端部を圧着する前の状態図である。 従来技術によるワイヤリングハーネスの斜視図であり、クリンプバレルが電線の端部を圧着した状態図である。
符号の説明
1 電線
1a 芯線
1b 編組線
1c 絶縁シース
2 シールドコネクタ(コネクタ)
3・4 接続具
10・20 ワイヤリングハーネス
21 ハウジング
22 シェル

Claims (4)

  1. 複数の芯線、これらの芯線を覆う編組線、及びこの編組線を被覆する絶縁シースを備えると共に、端面から所定の距離で前記絶縁シースと共に前記編組線が剥離された電線の端部にコネクタを接続するワイヤリングハーネスであって、
    前記芯線を結線するコンタクトと、
    これらのコンタクトを実装するハウジングと、
    このハウジングの周囲を覆う導電性のシェルと、
    一端部が前記電線の内部の編組線に接続し、他端部が前記シェルに接続する導電性の第1接続具と、を備え、
    前記シェルは、U字状に開口するクリンプバレルを有し、
    前記第1接続具は、
    一端部に形成された円管状の第1接続部と、
    他端部に形成されて、前記第1接続部の一方の管端の一部が突出して当該第1接続部の外周から所定の距離を維持して当該第1接続部の他方の管端に向けて反転する帯板状の第2接続部と、を有し、
    前記第1接続部は、前記電線の内部の前記絶縁シースと前記編組線の間に挿入されて、当該編組線に接続し、
    前記クリンプバレルは、前記第2接続部と共に当該電線の端部を圧着して当該第2接続部を接続するワイヤリングハーネス。
  2. 複数の芯線、これらの芯線を覆う編組線、及びこの編組線を被覆する絶縁シースを備えると共に、端面から所定の距離で前記絶縁シースと共に前記編組線が剥離された電線の端部にコネクタを接続するワイヤリングハーネスであって、
    前記芯線を結線するコンタクトと、
    これらのコンタクトを実装するハウジングと、
    このハウジングの周囲を覆う導電性のシェルと、
    一端部が前記電線の内部の編組線に接続し、他端部が前記シェルに接続する導電性の第2接続具と、を備え、
    前記シェルは、U字状に開口するクリンプバレルを有し、
    前記第2接続具は、
    一端部に形成された帯板状の第3接続部と、
    他端部に形成されて、前記第3接続部の基端部が当該第3接続部から所定の距離を維持して当該第3接続部の先端部に向けて反転する帯板状の第4接続部と、を有し、
    前記第3接続部は、前記電線の内部の前記絶縁シースと前記編組線の間に挿入されて、当該編組線に接続し、
    前記クリンプバレルは、前記第4接続部と共に当該電線の端部を圧着して当該第4接続部を接続するワイヤリングハーネス。
  3. 複数の芯線、これらの芯線を覆う編組線、及びこの編組線を被覆する絶縁シースを備えると共に、端面から所定の距離で前記絶縁シースと共に前記編組線が剥離された電線の端部にコネクタを接続するワイヤリングハーネスの製造方法であって、
    前記ワイヤリングハーネスは、
    前記芯線を結線するコンタクトと、
    これらのコンタクトを実装するハウジングと、
    このハウジングの周囲を覆う導電性のシェルと、
    一端部が前記電線の内部の編組線に接続し、他端部が前記シェルに接続する導電性の第1接続具と、を備え、
    前記シェルは、U字状に開口するクリンプバレルを有し、
    前記第1接続具は、
    一端部に形成された円管状の第1接続部と、
    他端部に形成されて、前記第1接続部の一方の管端の一部が突出して当該第1接続部の外周から所定の距離を維持して当該第1接続部の他方の管端に向けて反転する帯板状の第2接続部と、を有し、
    前記電線の端面から所定の距離で前記絶縁シースと共に前記編組線を剥離するシース剥ぎ工程と、
    前記第1接続具の第1接続部を前記シース剥ぎ工程で処理された前記電線の内部の前記絶縁シースと前記編組線の間に挿入して当該編組線に接続する第1の接続工程と
    前記第2接続部と共に当該電線の端部を前記クリンプバレルで圧着して、前記第1接続具の第2接続部を前記シェルに接続する第2の接続工程と、含むワイヤリングハーネスの製造方法。
  4. 複数の芯線、これらの芯線を覆う編組線、及びこの編組線を被覆する絶縁シースを備えると共に、端面から所定の距離で前記絶縁シースと共に前記編組線が剥離された電線の端部にコネクタを接続するワイヤリングハーネスの製造方法であって、
    前記ワイヤリングハーネスは、
    前記芯線を結線するコンタクトと、
    これらのコンタクトを実装するハウジングと、
    このハウジングの周囲を覆う導電性のシェルと、
    一端部が前記電線の内部の編組線に接続し、他端部が前記シェルに接続する導電性の第2接続具と、を備え、
    前記シェルは、U字状に開口するクリンプバレルを有し、
    前記第2接続具は、
    一端部に形成された帯板状の第3接続部と、
    他端部に形成されて、前記第3接続部の基端部が当該第3接続部から所定の距離を維持して当該第3接続部の先端部に向けて反転する帯板状の第4接続部と、を有し、
    前記電線の端面から所定の距離で前記絶縁シースと共に前記編組線を剥離するシース剥ぎ工程と、
    前記第2接続具の第3接続部を前記シース剥ぎ工程で処理された前記電線の内部の前記絶縁シースと前記編組線の間に挿入して当該編組線に接続する第1の接続工程と、
    前記第4接続部と共に当該電線の端部を前記クリンプバレルで圧着して、前記第2接続具の第4接続部を前記シェルに接続する第2の接続工程と、含むワイヤリングハーネスの製造方法。
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