JP4171925B2 - 液晶パネル用スタンド、およびチルト装置 - Google Patents

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    • F16M2200/08Foot or support base

Description

本発明は、チルト装置に関し、特にフラットパネルを固定する可動側の回転姿勢を保持するチルト装置、および上記チルト装置を利用する液晶パネル用スタンドに関する。
図8は従来のチルト装置の概略構成図である。同図より、チルト装置は液晶パネル等のフラットパネルを固定する可動側部材2と、上記可動側部材を保持する固定側部材1と、上記可動側部材と上記固定側部材とを回転可能に連結する回転軸3と、上記回転軸3により回転する可動側部材2の回転姿勢を保持する保持機構4とから形成されている。
保持機構4は、上述したように可動側部材2の回転姿勢を保持するためのものであり、回転姿勢を決定するロック機構5と、付勢力を有する板バネ等を使用するバネ部6とバネ部6を押さえつける押さえ部7とから形成されたトルク発生部を有する構成である。また、可動側部材2には、可動側部材2が回転させたい回転角に応じて上記固定部と係合する係合穴1aを有しており、上記バネ部6により付勢力を与えられた固定側部材1が、上記係合穴1aと係合する構成である。上述した構成により、可動側部材2に固定された液晶パネルは、所定の回転角を有する姿勢を保持することが可能となる。
上述した機構を応用した発明に、上記した保持機構を固定側部材に配置するとともに、バネ部にコイルスプリングを使用した機構が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、上述した固定側部材を多層に形成し、上記可動側部材の係合穴と係合するとともに、多層に配置した固定側部材間で同様の形状により係合を行うことで角度調整を容易にした機構が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、上記した機構とは異なるが、フリクションピンを利用し、フリクションピンのフリクショントルクにより、可動側部材の回転姿勢を保持する方法が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2005−242075 特開2005−188542 特開2001−165143
上述した特許文献1の発明は、次のような課題があった。つまり、従来の保持機構は、ロック機構とトルク発生機構とを別の部品により構成しており、生産する際に時間がかかった。
また、特許文献2の発明は、次のような課題があった。つまり、保持機構は同様にロック機構とトルク発生機構とを別の部品により構成しており、且つバネ部に板バネを幾重にも重ねているため生産効率が一層悪いものであった。
また、特許文献3の発明は、次のような課題があった。もともとチルト装置のヒンジを小さくするためのものであるため、部品点数には留意したものではなかった。さらに、チルトヒンジのフリクショントルクを発生させるためにグリス等の流体を使用するため、生産する際にグリスの管理等の余計な手間がかかった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、保持機構のロック機構とトルク発生機構を一体の部品より構成して、簡単に組み立てることが可能なチルト装置の提供、および上記チルト装置を使用した液晶パネルの提供を目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、液晶パネルを固定する可動側部材と、上記可動側部材を支持する固定側部材と、上記可動側部材と固定側部材とを貫通して同可動側部材を回転可能に連結する回転軸と、上記回転軸を介して所定の角度だけ回転した可動側部材の回転姿勢を保持する保持部材とを有する液晶パネル用スタンドにおいて、上記固定側部材は、設置面と略並行に配置され上記液晶パネルの重量を支える幅広の第一の台座面と第二の台座面から上方に延設し上記回転軸が貫通する長穴の第一の貫通穴を有する連結面対と、上記第一の台座面と第二の台座面から上方に上記連結面対と略平行に所定間隔を有して向かいあうよう延設し、向かい合う上記連結面対の上記第一の貫通穴と略同等の位置にネジが貫通する第二の貫通穴を有する回転軸支持面対とから形成され、上記保持部材は、上記回転軸が貫通する長穴の第三の貫通穴を略中心とする略円形断面であるとともに、厚み方向に付勢力を有する厚みの薄い形状であって、上記円形断面の部近傍より厚み方向に突出する第一の突起部と、上記第三の貫通穴を略中心とする上記第一の突起部と同円周上の略90度だけ開いた位置より突出する第二の突起部とを有し、上記可動側部材は、上記液晶パネルの背面と略並行に接するようネジ止めして固定するパネル固定面と、上記パネル固定面の幅方向両端より前方に延設する縁面が、同パネル固定面を底面とするリブ形状を構成し、上記縁面に上記回転軸が貫通する円形断面の第四の貫通穴と、上記第四の貫通穴を略中心として上記第三の貫通穴の略中心から上記突起部の略中心までの長さを径とする円周上に、上記第四の貫通穴から略鉛直上方に配置されて上記突起部が挿入する開口部を有する第一の保持穴と、上記円周上の上記第一の保持穴から厚み方向前方に略10度だけ傾いた位置に配置され、上記突起部が挿入する開口部を有する第二の保持穴と、上記円周上の上記第一の保持穴から厚み方向後方に略10度だけ傾いた位置に配置され、上記突起部が挿入する開口部を有する第三の保持穴とを有し、上記回転軸は、厚みの薄い略円形断面の傘部の略中央から延設する軸部の断面が、上記傘部から上記保持部材の略厚み分だけの長さの断面で上記第の貫通穴と係合するよう扁平である第一の部位と、上記第一の部位の端部から上記可動側部材の厚み分だけの長さの断面が略円形である第二の部位と、上記第二の部位の端部から上記固定側部材の厚み分だけの長さの断面が上記固定側部材の第一の貫通穴と係合するよう扁平である第三の部位と、上記第三の部位の端部から先端に掛けて雄ネジ部を有する第四の部位とを有する第一の回転軸と、同第一の回転軸と同形状の第二の回転軸とから構成され、上記突起部が上記縁面に形成された各保持穴に挿入するよう、上記保持部材と上記固定側部材の連結面とで上記可動側部材の縁面を挟み込むよう配置し、上記固定側部材の連結面対と回転軸支持面対の間に上記第一の回転軸と第二の回転軸の第四の部位と螺合するネジ穴を有するパイプ形状の支持部材とを配置し、上記第一の回転軸と第二の回転軸の傘部の首下面が上記保持部材の第の貫通穴の周縁部を押圧することで上記保持部材の上記突起部を有する面と上記可動側部材の縁面とが圧接するよう、上記第一の回転軸と第二の回転軸を同保持部材側から各貫通穴を介して貫通させて上記支持部材を用いて固定するとともに、上記支持部材が回転しないよう上記回転軸支持面対側から上記支持部材と固定する構成としてある。
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、液晶パネルを固定する可動側部材を、回転軸にて連結する固定側部材にて支持するとともに、上記回転軸を介して所定の角度だけ回転した可動側部材の回転姿勢を保持部材の突起部を、可動側部材の縁面に形成される保持穴に挿入させて固定することで上記液晶パネルの傾斜角度を選択可能にする。
このとき、保持部材は上記突起部を上記縁面に形成された各保持穴に挿入するため、上記保持部材と上記固定側部材の連結面とで上記可動側部材の縁面を挟み込むよう配置するとともに、上記第一の回転軸と第二の回転軸を同保持部材側から各貫通穴を介して貫通させる。上記貫通した回転軸は、上記支持部材の雌ネジ部とネジ止めすることで固定する。さらに、上記回転軸支持面対側と上記支持部材とを上記第二の貫通穴を用いて固定する。このため、上記第一の回転軸と第二の回転軸の傘部の首下面が上記保持部材の第二の貫通穴の週緑部を押圧することで、上記保持部材の上記突起部を有する面と上記可動側部材の縁面とが圧接されて、上記保持穴に挿入した突起部の突出方向に力が加わり、可動側部材の回転姿勢を保持する。また、保持部材は厚み方向に弾性力を付勢しているので、可動側部材を回転軸に沿わして回転することで、上記突起部は保持穴から外れ、可動側部材の回転に合わせて他の保持穴に挿入する。
また、上記目的を達成するために、本発明では、液晶パネルを固定する可動側部材と、上記可動側部材を支持する固定側部材と、上記可動側部材と固定側部材とを貫通して回転可能に連結する回転軸と、上記回転軸を介して所定の角度だけ回転した可動側部材の回転姿勢を保持するための保持部材とから構成されたチルト装置において、上記固定側部材は上記回転軸が貫通するとともに、同貫通した回転軸の軸心を中心とした回転を阻害するよう固定する固定手段を有し、上記保持部材は、片側面より突出する突起部を有し、上記突起部の突出する方向に付勢力を有する厚みの薄い形状であって、上記回転軸と略並行な力にて上記突起部の突出方向に押圧を有するよう上記固定側部材と固定され、上記可動側部材は、上記回転軸に沿って同可動側部材を回転させた際、上記固定側部材に固定される保持部材の突起部が挿入して係合する開口部である保持穴を複数有する構成としてもよい
上記のように構成した発明では、可動側部材と固定側部材とは回転軸にて回転可能に結合するとともに、固定側部材を貫通する回転軸は、固定手段によって回転を阻害するよう固定されている。また、保持部材は、固定側部材と上記回転軸と略並行に上記突起部の突出する方向に押圧を有するよう固定されている。このとき、可動側部材を上記回転軸に沿わして回転した際、上記突起部が挿入して係合する保持穴を複数有し、上記突起部と保持穴の係合により回転姿勢を保持することが可能となる。また、保持部材は、厚み方向に弾性力を有するので、可動側部材は回転軸の回転方向に合わせて回転させることにより、上記突起部の係合が解除される。
また、本発明では、上記固定手段は、上記固定側部材の上記回転軸が貫通する貫通穴の断面形状を長穴にした扁平形状とするとともに、上記回転軸の上記固定側部材を貫通する部位の断面を上記貫通穴の扁平形状と係合するよう頂点近傍をカットした形状とする構成としてもよい
上記のように構成した発明では、固定側部材と回転軸の回転を阻害するために、上記固定側部材の上記回転軸が貫通する貫通穴の断面形状を長穴にした扁平形状とし、上記回転軸の上記固定側部材を貫通する部位の断面を上記貫通穴の扁平形状と係合するよう頂点近傍をカットしてもよい
さらに、本発明では、チルト装置であって、上記保持部材は上記回転軸が貫通する貫通穴を有し、上記固定側部材とで、上記可動側部材を挟み込むよう上記回転軸に貫通される構成としてもよい
上記のように構成した発明では、上記保持部材と上記固定側部材と上記可動側部材とは回転軸にて、上記可動側部材を挟み込むよう貫通される。
また、本発明では、上記回転軸は、断面円形の厚みの薄い傘部の略中心から延設する軸部を有する第一の回転軸と、同第一の回転軸と同形状の第二の回転軸とから構成される構成としてもよい
上記のように構成された発明では、上記回転軸は、第一の回転軸と第二の回転軸とから構成してもよい
さらに、本発明では、上記可動側部材の保持穴は、上記可動側部材を上記回転軸に沿わせて回転させた際、上記可動側部材の回転姿勢が、上記固定側部材の配置面に対して略垂直になるよう配置される第二の保持穴と、上記固定側部材の配置面に対して略垂直より10度だけ前に傾くよう配置される第三の保持穴と、上記固定側部材の配置面に対して略垂直より10度だけ後ろに傾くよう配置される第四の保持穴とを有する構成としてもよい
上記のように構成した発明では、上記第一の保持穴と、上記第二の保持穴と、上記第三の保持穴と、上記第四の保持穴に上記保持部材の突起部を挿入して係合することで、四パターンの姿勢を取ることが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、チルト装置のロック機構とトルク発生機構を一つの部品で構成することで組み立て効率を向上させることが可能なチルト装置を提供することができる。
また、発明によれば、回転軸の断面形状を工夫して固定側部材の回転の規制を行うので、構造をシンプルにすることができる。
さらに、発明によれば、固定側部材と可動側部材と保持部材とを同一の回転軸にて貫通するので、ロック機構を簡易な構成で実現することができる。
また発明によれば、回転軸を2本の軸から構成しているので幅の広い構成においては材料を節約することができる。
そして発明によれば、チルト位置を4段階に設定するとともに、可動側部材が、固定側部材と略垂直になるよう回転姿勢を取るので梱包時にコンパクトに収納でき、梱包材を減らすことが可能となる
本発明のチルト装置の具体的な説明として、上記チルト装置を使用する液晶パネル用スタンドを基に説明する。しかしながら、本発明のチルト装置は上記液晶パネル用スタンドに限定されるものではなく、本発明のチルト装置を使用するものであれば応用することができる。以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)液晶スタンドの構成
(2)変形例
(3)まとめ
(1)液晶スタンドの構成
図1は液晶スタンドの正面図と側面図とを表す図である。同図より、液晶パネル用スタンド10は、可動側部材11と固定側部材12と回転軸13と保持部材14とから構成される。液晶パネル用スタンド10は可動側部材11に固定した液晶パネルを所定の角度に傾けることが可能である。保持部材14の形状を工夫するとともに、同保持部材の固定方法を工夫して液晶パネル用スタンド10の回転姿勢を保持可能とした。
図2は固定側部材の斜視図である。同図より、固定側部材12は、第一の台座面12aと、第二の台座面12bと、連結面12c、12dと、回転軸支持面12e、12fとから構成されている。台座面12a、12bは、液晶パネル用スタンド10の座面設置面と略並行に配置され、液晶パネルの重量を支える幅広の第一の台座面12a、12bと第二の台座面12a、12bとから構成されている。連結面対12c、12dは、第一の台座面12a、12bと第二の台座面12a、12bから上方に延設するよう形成されている。連結面12c、12dには、回転軸13が貫通する長穴の第一の貫通穴12g、12hを有している。第一の貫通穴12g、12hは、後述する回転軸13a、13bの所定断面と係合することで固定側部材12を貫通した回転軸13a、13bの回転を阻害する固定手段として作用する。また、回転軸支持面12e、12fは、第一の台座面12aと第二の台座面12bから上方に連結面12c、12dと略平行に所定間隔を有して向かいあうよう延設している。回転軸支持面12e、12fは、向かい合う連結面対12c、12dの第一の貫通穴12g、12hと略同等の位置にネジが貫通する第二の貫通穴12i、12jを有している。
図3は保持部材の正面図と側面図である。同図より、保持部材14は回転軸13が貫通するための扁平の第三の貫通穴14aを略中心とする円形断面の形状であって、上記円形断面の片側面より上方に2〜3ミリほど突出する第一の突起部14bと、第二の突起部14cを有する。第三の貫通穴14aは、上記第一の貫通穴11b1、11c1と同様に径方向を長穴にした扁平形状である。また、保持部材14は、上記突起部14b、14cが突出する方向に付勢力を有するよう厚みの薄い形状である。第二の突起部14cは、第一の突起部14bに対して、第三の貫通穴14aを略中心とする同円周上の略90度だけ開いた位置より突出している。保持部材14の材質としては、上述した突起部14b、14cが突出する方向に付勢力を有するようバネ鋼等の弾性力を有する材質をもちいることが望ましい。さらに保持部材14は、後述するよう可動側部材に液晶パネル等のフラットパネルを固定して回転姿勢を保持するものであるので、固定するフラットパネルの重量に対して突起部14b、14cが十分なたわみ応力を有する材料であることが望ましい。また、上記突起部の形成としては、プレス等による一体成形でもよいし、突起部14bを別部品から構成して保持部材14と固定させてもよい。
可動側部材11は、パネル固定面11aと、縁面11b、11cとから構成されている。パネル固定面11aは、液晶パネルの背面と略並行に接するようネジ止めするため、パネル固定面11aには、ネジが貫通するネジ穴11a1、11a2、11a3、11a4を有する構成である。緑面11b、11cは、パネル固定面11aの幅方向両端より前方に延設し、パネル固定面11aを底面とするリブ形状を構成している。また、緑面11b、11cは回転軸13が貫通する円形断面の第四の貫通穴11b1、11c1と、第四の貫通穴11b1、11c1を略中心として、第三の貫通穴14aの略中心から突起部の略中心までの長さと略同じ長さを径とする円周上に保持穴15、16を有する形状である
保持穴15、16は、後述する方法により、保持部材14と固定側部材とを固定した際、保持部材14の突起部14bが挿入して、可動側部材11の回転姿勢を保持するもので、上記第四の貫通穴から略鉛直上方に配置されて上記突起部が挿入する開口部を有する第一の保持穴15、16と、上記円周上の第一の保持穴15、16から厚み方向前方に略10度だけ傾いた位置に配置された第二の保持穴15、16と、上記円周上の第一の保持穴15、16から厚み方向後方に略10度だけ傾いた位置に配置された第三の保持穴15、16と、上記円周上の上記第一の保持穴15、16から厚み方向に略90度だけ傾いた位置に配置された第四の保持穴15、16とを有する構成である。、
回転軸13は、第一の回転軸13aと第二の回転軸13bを有する構成である。第一の回転軸13aと第二の回転軸13bは形状が同一であるため、第一の回転軸13aのみを説明することで第二の回転軸13bの説明を省略する。第一の回転軸13aは、傘部17と軸部18とから構成されている。傘部17は、厚みの薄い略円形断面の形状であって、同傘部17の略中央から軸部18は延設している。このため、上記第一の回転軸13aを上記各貫通穴に貫通させた際、軸部18の抜け止めとして作用する。
軸部18は、さらに断面の形状が異なる、第一の部位18a、第二の部位18b、第三の部位18c、第四の部位18dとから構成されている。第一の部位18aは、傘部17から軸の延設方向に保持部材14の厚み分だけ延設する部位が頂点近傍をカットした扁平形状となっている。第二の部位18bは、第一の部位18aから可動側部材11の厚み分だけ延設する部位の断面が略円形となっている。第三の部位18cは、第二の部位18bから軸方向へ固定側部材12の厚み分だけ延設する部位が頂点近傍をカットした扁平形状の断面である。第四の部位18dは、第三の部位18cの端部から先端に掛けて雄ネジ部を有する構成である。第一の回転軸13aと第二の回転軸13bの形成方法としては、一本の棒状部材から削りだして形成してもよいし、鍛造等の圧延により形成してもよい。
上述した、固定側部材12、可動側部材11、保持部材14、および回転軸13を用いて、液晶パネル用スタンド10を組み立てる方法を以下に説明する。まず、固定側部材12の連結面12c、12dと可動側部材11の縁面11b、11cと保持部材14とを、連結面12c、12dを内側に、保持部材14を外側に配置することで縁面11b、11cが連結面12c、12dと保持部材14にて挟まれるよう配置する。このとき、保持部材14の突起部14bが可動側部材11の保持穴15、16に挿入するよう配置する。次に、第一の回転軸13aと第二の回転軸13bを用いて、保持部材14側から第三の貫通穴14aと、第四の貫通穴11b1、11c1と第一の貫通穴12g、12hとを順番に貫通させていく。上記方法で貫通させた第一の回転軸13aと第二の回転軸13bは、パイプ形状の支持部材19、20を用いて固定する。支持部材19、20のパイプ穴内壁面には、第一の回転軸13aと第二の回転軸13bの第四の部位18dと螺合する雌ネジ部を有しており、これにより、第一の回転軸13aと第二の回転軸13bは第四の部位18dにて支持部材19、20と螺合する。
図5は、回転軸の貫通部を拡大した図である。同図より、第一の回転軸13aと第二の回転軸13bの第一の部位18aの扁平断面は、保持部材14の第三の貫通穴14aの扁平形状の穴と係合する。同様に、第一の回転軸13aと第二の回転軸13bの第三の部位18cの扁平断面は、固定側部材12の第一の貫通穴12h、12gの扁平形状の穴と係合する。可動側部材11の第四の貫通穴11b1、11c1と第一の回転軸13aと第二の回転軸13bの第二の部位18bは互いに断面が円形であるので、第一の回転軸13aと第二の回転軸13bは、固定側部材12と保持部材14とで固定されるが、可動側部材11は回転可能に保持される。
次に、第一の回転軸13aと第二の回転軸13bを固定した支持部材19,20が回転しないよう回転軸支持面12e、12f側から支持部材19、20と固定する。支持部材19、20を回転軸支持面12e、12fと固定する方法としては、回転軸支持面12e、12fが有する第二の貫通穴12i、12jを用いて、支持部材19、20をネジ止めしてもよいし、首下の広がったテーバー形状のピンを第二の貫通穴に貫通させた後支持部材19、20をカシメ加工してもよい。上記固定方法により、支持部材19、20の回転が阻害されるとともに、第一の回転軸13aと第二の回転軸13bの傘部17の首下面が、保持部材14の第三の貫通穴14aの週緑部を押圧することで保持部材14の突起部14bを有する面と可動側部材11の縁面11b、11cとが圧接する。これにより、各保持穴に挿入した突起部14bの突出方向に押圧が発生するため、保持部材14は、ロック機構を有することとなる。
上記構成で、可動側部材11を回転軸13を中心として、縁面11b、11cと平行に回転させた場合、保持部材14は突起部14bの突出する方向に弾性力を有するので、緑面11b、11cの回転に合わせて保持穴15、16の底面に押し上げられた突起部14bは、保持穴15、16からはずれ可動側部材11と保持部材14との固定が解除される。さらに、可動側部材11の回転を維持すると、突起部14bは、次の保持穴15、16に挿入し可動側部材11と固定側部材12は突起部14bにて固定される。
このとき、可動側部材11は、上述した保持穴15、16を第四の貫通穴11b1、11c1を略中心として、保持部材14の第三の貫通穴14aの軸心から突起部14bの軸心までの長さと略同等の長さを径とする円周上に第一の保持穴15a、16aと第二の保持穴15b、16bと第三の保持穴15c、16cとを配置している。これにより可動側部材11の縁面11b、11cの回転にともない突起部14b、14cは縁面11b、11cの上記円周上に形成された各保持穴に挿入することで、可動側部材のパネル固定面11aの回転姿勢を変化させる。
図6は、液晶パネル用スタンドの回転姿勢を表す図である。同図より、第一の保持穴15a、16aに突起部14bが挿入するよう可動側部材11を回転させた場合には、液晶パネルを固定したパネル固定面11aは、設置面と略垂直になるような図におけるAの姿勢を取る。また、第二の保持穴15b、16bと第三の保持穴15c、16cに突起部14bが挿入した場合は、液晶パネルは、第一の保持穴15、16に突起部14bを挿入した姿勢に対してそれぞれ前方に約10度、後方に約10度傾いた図におけるBとCの姿勢で配置される。さらに、可動側部材11を設置面と略並行に回転させて、第一の保持穴15a、16aに突起部14cを挿入した場合は、液晶パネルは設置面と略水平である図におけるDの姿勢で配置される。この姿勢は、液晶パネル用スタンド10をコンパクトにすることが可能となり、同液晶パネル用スタンド10を出荷するため梱包する際に、ダンボール等の梱包材を少なくすることが可能となる。
(2)変形例
上記した液晶パネル用スタンド10は、上述したように、可動側部材11と固定側部材12を回転軸13にて回転可能に連結させるとともに、突起部14bを有する保持部材14を用いて可動側部材11の回転姿勢を保持するものであればよい。そのため図7に示す実施形態の変形例では保持部材14を回転軸13で貫通させることなく、固定側部材12に固定用のネジ21を用いて直接固定している。これにより、保持部材14は、回転軸13と略並行な力にて突起部14bの突出方向に押圧を有するよう上記固定側部材とネジ止めされる。また、可動側部材11は、回転軸13に沿って同可動側部材11を回転させた際、可動側部材11と突起部14bが対応する軌跡上に保持穴15、16を配置すればよい。
上記構造においても、保持部材14の突起部14bを可動側部材11の各保持穴に挿入するよう回転軸13を中心として回転させることで、可動側部材11の回転姿勢を変えることが可能となるので、上述した構成と同様のチルト装置と同等の機能を有することが可能である。
(3)まとめ
固定側部材12は回転軸13が貫通するとともに、同貫通した回転軸13の軸心を中心とした回転を阻害するよう固定する固定手段を有し、保持部材14は、片側面より突出する突起部14bを有し、突起部14bの突出する方向に付勢力を有する厚みの薄い形状であって、回転軸13と略並行な力にて突起部14bの突出方向に押圧を有するよう固定側部材12と固定され、可動側部材11は、回転軸13に沿って可動側部材11を回転させた際、固定側部材12に固定される保持部材14の突起部14bが挿入して係合する開口部である保持穴15、16を複数有するので、板バネ等のトルク発生機構を使用することなく、チルト装置のロック機構とトルク発生機構を一つの部品で構成し、組み立て効率を向上させる。
また、上記目的を達成するために、本発明では、液晶パネルを固定する可動側部材と、上記可動側部材を支持する固定側部材と、上記可動側部材と固定側部材とを貫通して回転可能に連結する回転軸と、上記回転軸を介して所定の角度だけ回転した可動側部材の回転姿勢を保持するための保持部材とから構成されたチルト装置において、上記固定側部材は上記回転軸が貫通するとともに、同貫通した回転軸の軸心を中心とした回転を阻害するよう固定する固定手段を有し、上記保持部材は、片側面より突出する突起部を有し、上記突起部の突出する方向に付勢力を有する厚みの薄い形状であって、上記回転軸と略並行な力にて上記突起部の突出方向に押圧を有するよう上記固定側部材と固定され、上記可動側部材は、上記回転軸に沿って同可動側部材を回転させた際、上記固定側部材に固定される保持部材の突起部が挿入して係合する開口部である保持穴を複数有する構成としてもよい
上記のように構成した発明では、可動側部材と固定側部材とは回転軸にて回転可能に結合するとともに、固定側部材を貫通する回転軸は、固定手段によって回転を阻害するよう固定されている。また、保持部材は、固定側部材と上記回転軸と略並行に上記突起部の突出する方向に押圧を有するよう固定されている。このとき、可動側部材を上記回転軸に沿わして回転した際、上記突起部が挿入して係合する保持穴を複数有し、上記突起部と保持穴の係合により回転姿勢を保持することが可能となる。また、保持部材は、厚み方向に弾性力を有するので、可動側部材は回転軸の回転方向に合わせて回転させることにより、上記突起部の係合が解除されるので、チルト装置のロック機構とトルク発生機構を一つの部品で構成することで組み立て効率を向上させることが可能なチルト装置を提供することができる。
また、本発明では、上記固定手段は、上記固定側部材の上記回転軸が貫通する貫通穴の断面形状を長穴にした扁平形状とし、上記回転軸の上記固定側部材を貫通する部位の断面を上記貫通穴の扁平形状と係合するよう頂点近傍をカットした形状とする構成としてもよい
上記のように構成した発明では、固定側部材と回転軸の回転を阻害するために、上記固定側部材の上記回転軸が貫通する貫通穴の断面形状を長穴にした扁平形状とし、上記回転軸の上記固定側部材を貫通する部位の断面を上記貫通穴の扁平形状と係合するよう頂点近傍をカットしているので、回転軸の断面形状を工夫して固定側部材の回転の規制を行うので、構造をシンプルにすることができる。
さらに、本発明では、上記保持部材は上記回転軸が貫通する貫通穴を有し、上記固定側部材とで、上記可動側部材を挟み込むよう上記回転軸に貫通される構成としてもよい
上記のように構成した発明では、上記保持部材と上記固定側部材と上記可動側部材とは回転軸にて、上記可動側部材を挟み込むよう貫通されるので、固定側部材と可動側部材と保持部材とを同一の回転軸にて貫通するので、ロック機構を簡易な構成で実現することができる。
また、本発明では、上記回転軸は、断面円形の厚みの薄い傘部の略中心から延設する軸部を有する第一の回転軸と、同第一の回転軸と同形状の第二の回転軸とから構成される構成としてもよい
上記のように構成された発明では、上記回転軸は、第一の回転軸と第二の回転軸とから構成するので幅の広い構成においては材料を節約することができる。
さらに、本発明では、上記可動側部材の保持穴は、上記可動側部材を上記回転軸に沿わせて回転させた際、上記可動側部材の回転姿勢が、上記固定側部材の配置面に対して略垂直になるよう配置される第二の保持穴と、上記固定側部材の配置面に対して略垂直より10度だけ前に傾くよう配置される第三の保持穴と、上記固定側部材の配置面に対して略垂直より10度だけ後ろに傾くよう配置される第四の保持穴とを有する構成としてもよい
上記のように構成した発明では、上記第一の保持穴と、上記第二の保持穴と、上記第三の保持穴と、上記第四の保持穴に上記保持部材の突起部を挿入して係合することで、四パターンの姿勢を取ることが可能となるとともに、可動側部材が、固定側部材と略垂直になるよう回転姿勢を取るので梱包時にコンパクトに収納でき、梱包材を減らすことが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
液晶パネル用スタンドの全体図である。 固定側部材の斜視図である。 保持部材の正面図と側面図である。 可動側部材の斜視図である。 第一の回転軸の拡大図である。 液晶パネル用スタンドの回転姿勢を示す図である。 液晶パネル用スタンドの変形例である。 従来のチルト装置を示す図である。
符号の説明
10…液晶パネル用スタンド 11…可動側部材、 11a…パネル固定面、 11a1、11a2、11a3、11a4…ネジ穴 11b、11c…緑面、 11b1、11c1…第一の貫通穴、 12…固定側部材 12a…第一の台座面、 12b…第二の台座面、 12c、12d…連結面、 12e、12f…回転軸支持面、 12g、12h…第一の貫通穴、12i、12j…第二の貫通穴、 13…回転軸、 13a…第一の回転軸、 13b…第二の回転軸 14…保持部材、14a…第三の貫通穴、 14b…第一の突起部、 14c…第二の突起部 15、16…保持穴、 15a、16a…第一の保持穴、 15b、16b…第二の保持穴、 15c、16c…第三の保持穴 17…傘部、 18…軸部、18a…第一の部位、 18b…第二の部位、 18c…第三の部位、 18d…第四の部位、 19、20…支持部材、 21…ネジ



Claims (2)

  1. 液晶パネルを固定する可動側部材と、
    上記可動側部材を支持する固定側部材と、
    上記可動側部材と固定側部材とを貫通して同可動側部材を回転可能に連結する回転軸と、
    上記回転軸を介して所定の角度だけ回転した可動側部材の回転姿勢を保持する保持部材とを有する液晶パネル用スタンドにおいて、
    上記固定側部材は、設置面と略並行に配置され上記液晶パネルの重量を支える幅広の第一の台座面と第二の台座面から上方に延設し上記回転軸が貫通する長穴の第一の貫通穴を有する連結面対と、上記第一の台座面と第二の台座面から上方に上記連結面対と略平行に所定間隔を有して向かいあうよう延設し、向かい合う上記連結面対の上記第一の貫通穴と略同等の位置にネジが貫通する第二の貫通穴を有する回転軸支持面対とから形成され、
    上記保持部材は、上記回転軸が貫通する長穴の第三の貫通穴を略中心とする略円形断面であるとともに、厚み方向に付勢力を有する厚みの薄い形状であって、上記円形断面の部近傍より厚み方向に突出する第一の突起部と、上記第三の貫通穴を略中心とする上記第一の突起部と同円周上の略90度だけ開いた位置より突出する第二の突起部とを有し、
    上記可動側部材は、上記液晶パネルの背面と略並行に接するようネジ止めして固定するパネル固定面と、上記パネル固定面の幅方向両端より前方に延設する縁面が、同パネル固定面を底面とするリブ形状を構成し、上記縁面に上記回転軸が貫通する円形断面の第四の貫通穴と、上記第四の貫通穴を略中心として上記第三の貫通穴の略中心から上記突起部の略中心までの長さを径とする円周上に、上記第四の貫通穴から略鉛直上方に配置されて上記突起部が挿入する開口部を有する第一の保持穴と、上記円周上の上記第一の保持穴から厚み方向前方に略10度だけ傾いた位置に配置され、上記突起部が挿入する開口部を有する第二の保持穴と、上記円周上の上記第一の保持穴から厚み方向後方に略10度だけ傾いた位置に配置され、上記突起部が挿入する開口部を有する第三の保持穴とを有し、
    上記回転軸は、厚みの薄い略円形断面の傘部の略中央から延設する軸部の断面が、上記傘部から上記保持部材の略厚み分だけの長さの断面で上記第の貫通穴と係合するよう扁平である第一の部位と、上記第一の部位の端部から上記可動側部材の厚み分だけの長さの断面が略円形である第二の部位と、上記第二の部位の端部から上記固定側部材の厚み分だけの長さの断面が上記固定側部材の第一の貫通穴と係合するよう扁平である第三の部位と、上記第三の部位の端部から先端に掛けて雄ネジ部を有する第四の部位とを有する第一の回転軸と、同第一の回転軸と同形状の第二の回転軸とから構成され、
    上記突起部が上記縁面に形成された各保持穴に挿入するよう、上記保持部材と上記固定側部材の連結面とで上記可動側部材の縁面を挟み込むよう配置し、上記固定側部材の連結面対と回転軸支持面対の間に上記第一の回転軸と第二の回転軸の第四の部位と螺合するネジ穴を有するパイプ形状の支持部材とを配置し、上記第一の回転軸と第二の回転軸の傘部の首下面が上記保持部材の第の貫通穴の周縁部を押圧することで上記保持部材の上記突起部を有する面と上記可動側部材の縁面とが圧接するよう、上記第一の回転軸と第二の回転軸を同保持部材側から各貫通穴を介して貫通させて上記支持部材を用いて固定するとともに、上記支持部材が回転しないよう上記回転軸支持面対側から上記支持部材と固定することを特徴とする液晶パネル用スタンド。
  2. 液晶パネルを固定する可動側部材と、上記可動側部材を支持する固定側部材と、上記可動側部材と固定側部材とを貫通して同可動側部材を回転可能に連結する回転軸と、上記回転軸を介して所定の角度だけ回転した可動側部材の回転姿勢を保持する保持部材とを有するチルト装置において、
    上記固定側部材は、設置面と略並行に配置され上記液晶パネルの重量を支える幅広の第一の台座面と第二の台座面から上方に延設し上記回転軸が貫通する長穴の第一の貫通穴を有する連結面対と、上記第一の台座面と第二の台座面から上方に上記連結面対と略平行に所定間隔を有して向かいあうよう延設し、向かい合う上記連結面対の上記第一の貫通穴と略同等の位置にネジが貫通する第二の貫通穴を有する回転軸支持面対とから形成され、
    上記保持部材は、上記回転軸が貫通する長穴の第三の貫通穴を略中心とする略円形断面であるとともに、厚み方向に付勢力を有する厚みの薄い形状であって、上記円形断面の縁部近傍より厚み方向に突出する第一の突起部と、上記第三の貫通穴を略中心とする上記第一の突起部と同円周上に所定角度だけ開いた位置より突出する第二の突起部とを有し、
    上記可動側部材は、上記液晶パネルの背面と略並行に接するようネジ止めして固定するパネル固定面と、上記パネル固定面の幅方向両端より前方に延設する縁面が、同パネル固定面を底面とするリブ形状を構成し、上記縁面に上記回転軸が貫通する円形断面の第四の貫通穴と、上記第四の貫通穴を略中心として上記第三の貫通穴の略中心から上記突起部の略中心までの長さを径とする円周上に、上記第四の貫通穴から略鉛直上方に配置されて上記突起部が挿入する開口部を有する第一の保持穴と、上記円周上の上記第一の保持穴から厚み方向前方に所定角度だけ傾いた位置に配置され、上記突起部が挿入する開口部を有する第二の保持穴と、上記円周上の上記第一の保持穴から厚み方向後方に所定角度だけ傾いた位置に配置され、上記突起部が挿入する開口部を有する第三の保持穴とを有し、
    上記回転軸は、厚みの薄い略円形断面の傘部の略中央から延設する軸部の断面が、上記傘部から上記保持部材の略厚み分だけの長さの断面で上記第三の貫通穴と係合するよう扁平である第一の部位と、上記第一の部位の端部から上記可動側部材の厚み分だけの長さの断面が略円形である第二の部位と、上記第二の部位の端部から上記固定側部材の厚み分だけの長さの断面が上記固定側部材の第一の貫通穴と係合するよう扁平である第三の部位と、上記第三の部位の端部から先端に掛けて雄ネジ部を有する第四の部位とを有する第一の回転軸と、同第一の回転軸と同形状の第二の回転軸とから構成され、
    上記突起部が上記縁面に形成された各保持穴に挿入するよう、上記保持部材と上記固定側部材の連結面とで上記可動側部材の縁面を挟み込むよう配置し、上記固定側部材の連結面対と回転軸支持面対の間に上記第一の回転軸と第二の回転軸の第四の部位と螺合するネジ穴を有するパイプ形状の支持部材とを配置し、上記第一の回転軸と第二の回転軸の傘部の首下面が上記保持部材の第三の貫通穴の周縁部を押圧することで上記保持部材の上記突起部を有する面と上記可動側部材の縁面とが圧接するよう、上記第一の回転軸と第二の回転軸を同保持部材側から各貫通穴を介して貫通させて上記支持部材を用いて固定するとともに、上記支持部材が回転しないよう上記回転軸支持面対側から上記支持部材と固定することを特徴とするチルト装置。
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