JP2004327661A - 電子機器の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定金具の先端部の幅を小さくし、また、電子機器筐体を180°以上に回動させて固定することが容易にできる電子機器の取付構造を提供する。
【解決手段】電子機器1を挟むコ字形の固定金具2に設けられた第1のねじ挿通穴2bを挿通するねじ4を電子機器の側面に設けられたねじ穴1aにねじ込んで電子機器1を固定金具2に締着する電子機器の取付構造において、固定金具2の電子機器側面に対向する面と反対側の面に凹部2aを設け、凹部2aと対応する外周を有し凹部2aにはめ込まれる位置決め部材3にねじ4を挿通させる第2のねじ挿通穴3aとそれから等間隔に配置される少なくとも1つの突起3bを設け、突起3bを固定金具2に設けられた穴2cを挿通させ電子機器のねじ穴1aの周囲に等間隔ピッチに設けられた凹み1b、1bと選択的に嵌合させる。
【選択図】 図1
【解決手段】電子機器1を挟むコ字形の固定金具2に設けられた第1のねじ挿通穴2bを挿通するねじ4を電子機器の側面に設けられたねじ穴1aにねじ込んで電子機器1を固定金具2に締着する電子機器の取付構造において、固定金具2の電子機器側面に対向する面と反対側の面に凹部2aを設け、凹部2aと対応する外周を有し凹部2aにはめ込まれる位置決め部材3にねじ4を挿通させる第2のねじ挿通穴3aとそれから等間隔に配置される少なくとも1つの突起3bを設け、突起3bを固定金具2に設けられた穴2cを挿通させ電子機器のねじ穴1aの周囲に等間隔ピッチに設けられた凹み1b、1bと選択的に嵌合させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は電子機器の取付構造に係わり、特に、電子機器の姿勢を変えることが可能な電子機器の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
実用新案登録公報第2529010号公報に提案された電子機器の取付構造の例を図9および図10により説明する。図9に示す電子機器筐体1の側面に立設された突出軸1gはコ字形の固定金具2の支点穴2jに嵌合している。固定金具2には支点穴2jを中心とする円弧状に延びる連鎖瓢箪形状穴2kが形成されている。
【0003】
電子機器筐体1の側面に突出軸1gから前記連鎖瓢箪形状穴2kのピッチ円半径の距離にねじ穴1aが設けられている。ねじ穴1aにねじ込まれるねじ4の基端部には円錐形状部4aが形成されている。円錐形状部4aの最大径は連鎖瓢箪形状穴2kの部分円弧の直径より大きい。
【0004】
ねじ4を緩めた状態で電子機器筐体1を突出軸1g回りの任意の位置に回動させてねじ4を締め付けるとねじ4の円錐形状部4aは連鎖瓢箪形状穴2kの部分円弧を押し付けて電子機器筐体1は固定金具2に傾斜角度が調整された状態で固定される。
【0005】
【特許文献1】
実用新案登録公報第2529010号(第3頁、図1、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の実用新案登録公報第2529010号公報に提案された電子機器の取付構造では、固定金具2の支点穴2jを中心とする円弧上に連鎖瓢箪形状穴2kを設けなければならず固定金具2の先端部の幅を大きくしなければならないという問題があった。
【0007】
また、固定金具2を電子機器筐体1から取り外して付け替えないと、電子機器筐体1を180°以上に回転させて固定することは困難であった。
【0008】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、固定金具の先端部の幅を小さくし、また、電子機器筐体を180°以上に回動させて固定することが容易にできる電子機器の取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の電子機器の取付構造は、電子機器を挟むコ字形の固定金具に設けられた第1のねじ挿通穴を挿通するねじを電子機器の側面に設けられたねじ穴にねじ込んで電子機器を前記固定金具に締着する電子機器の取付構造において、前記固定金具の電子機器側面に対向する面と反対側の面に凹部を設け、前記凹部と対応する外周を有し前記凹部にはめ込まれる位置決め部材に前記ねじを挿通させる第2のねじ挿通穴とそれから等間隔に配置される少なくとも1つの突起を設け、前記突起を前記固定金具に設けられた穴を挿通させ前記電子機器のねじ穴の周囲に等間隔ピッチに設けられた凹みと選択的に嵌合させるものである。
【0010】
また、前記電子機器の取付構造において、前記固定金具の凹部を非円形としたものである。
【0011】
また、この発明の電子機器の取付構造は、電子機器を挟むコ字形の固定金具に設けられたねじ挿通穴を挿通するねじを電子機器の側面に設けられたねじ穴にねじ込んで電子機器を前記固定金具に締着する電子機器の取付構造において、前記固定金具の電子機器側面に対向する面に前記ねじ挿通穴を中心とする同一形状が等間隔ピッチで連なる外周形状の凸部または凹部を設け、電子機器の前記ねじ穴の周囲に設けられ前記凸部または凹部と対応する外周を有する凹部または凸部に前記凸部または凹部を嵌合させるものである。
【0012】
また、前記電子機器の取付構造において、前記固定金具の凸部または凹部を正多角形形状としたものである。
【0013】
また、この発明の電子機器の取付構造は、電子機器を挟むコ字形の固定金具に設けられたねじ挿通穴を挿通するねじを電子機器の側面に設けられたねじ穴にねじ込んで電子機器を前記固定金具に締着する電子機器の取付構造において、前記ねじのねじ部基端部に円錐形状部を形成し、前記ねじ挿通穴の直径を前記円錐形状部の最大径より小さくすると共に前記ねじのねじ部を入り込ませる第1の凹みを設け、固定金具の外周部に前記ねじ挿通穴の前記第1の凹みと同一放射線状の位置に突起を設け、前記電子機器の側面に前記ねじ穴を中心とする円周上に等間隔ピッチに第2の凹みを設け、前記ねじ穴にねじ込まれたねじを前記第1の凹みに入り込ませた状態で電子機器を回転させて前記突起と嵌合させる前記第2の凹みを選択し、その状態において前記ねじをねじ込み前記円錐形状部が前記ねじ挿通穴の縁を押し前記ねじの位置を前記ねじ挿通穴の中心位置とすることで前記選択された第2の凹みに前記突起を嵌合させるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例である電子機器の取付構造を図面に基づいて説明する。図1(a)はこの発明の第1の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図、図1(b)は同取付構造を示す断面図である。
【0015】
図1に示す電子機器筐体1の側面に設けられた設けられたねじ穴1aにはコ字形の固定金具2のねじ挿通穴2bと固定金具2の非円形の凹部2aに嵌まり込む外周が同形状の位置決め部材3のねじ挿通穴3aを挿通するねじ4がねじ込まれ電子機器筐体1は固定金具2に締着される。なお、固定金具2は左右対称形状であり、電子機器筐体1は2本のねじ4、4により固定金具2に締着される。以下に述べる他の実施例も同様である。
【0016】
このとき図1(b)に示すように、位置決め部材3に設けられた突起3b、3b(図1では一方のみ見えている)は固定金具2の突起挿通穴2c、2cを挿通して電子機器筐体1の凹み1b、1bに嵌まり込み電子機器筐体1を所定の傾斜角度に固定する。
【0017】
凹み1b、1bは同一円周上に等間隔ピッチに設けられており、突起3b、3bは対応する円周上に180°間隔に配置されているため、突起3b、3bが嵌まる凹み1b、1b…を選択することにより電子機器筐体1が固定される傾斜角を設定することができる。
【0018】
すなわち、ねじ4を緩めると、固定金具2の弾力により固定金具2が電子機器筐体1の側面から僅かに離れ突起3b、3bが凹み1b、1bから抜ける。その状態で電子機器筐体1を所望の傾斜角に設定してねじ4を締め付けると電子機器筐体1を所望の傾斜角に固定することができる。このように電子機器筐体1を360°の範囲で傾斜角を設定することができる。
【0019】
また、固定金具2には従来例に示した連鎖瓢箪形状穴が設けられていないのでその先端部の幅を大きくしなくてもよい。位置決め部材3は円形でもよいが、非円形とすることにより固定金具2に強固に固定することができる。
【0020】
図2(a)はこの発明の第2の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図、図2(b)は同取付構造を示す断面図である。図2(a)に示す電子機器筐体1の側面に設けられた設けられたねじ穴1aにはコ字形の固定金具2のねじ挿通穴2bを挿通するねじ4がねじ込まれ電子機器筐体1は固定金具2に締着される。
【0021】
このとき図2(b)に示すように、固定金具2に設けられた正六角形凸部2dは電子機器筐体1の対応する正六角形凹部1cに嵌まり込み電子機器筐体1を所定の傾斜角度に固定する。すなわち、電子機器筐体1は60°の間隔で傾斜角を設定することができる。
【0022】
すなわち、ねじ4を緩めると、固定金具2の弾力により固定金具2が電子機器筐体1の側面から僅かに離れ正六角形凸部2dが正六角形凹部1cから抜け、その状態で電子機器筐体1を所望の傾斜角に設定してねじ4を締め付けると電子機器筐体1を所望の傾斜角に固定することができる。このように電子機器筐体1を360°の範囲で傾斜角を設定することができる。また、固定金具2には従来例に示した連鎖瓢箪形状穴が設けられていないのでその先端部の幅を大きくしなくてもよい。
【0023】
図3はこの発明の第3の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図である。この例では電子機器筐体1に正八角形凹部1dが設けられている。また、固定金具2には対応する外周形状の正八角形凸部2eが設けられている。他の構成は第1の実施例と同様である。この例では45°の間隔で傾斜角を設定することができる。
【0024】
図4はこの発明の第4の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図、図5(a)は同取付構造の部分を示す断面図、図5(b)は同部分の他の状態を示す断面図、図6(a)は図5(a)におけるA−A矢視図、図6(b)は図5(b)におけるB−B矢視図、図7は同取付構造の各状態を示す部分側面図である。
【0025】
図4に示す電子機器筐体1の側面に設けられた設けられたねじ穴1a(図5に示す)にはコ字形の固定金具2のねじ挿通穴2bを挿通するねじ4がねじ込まれ電子機器筐体1は固定金具2に締着される。
【0026】
このとき、固定金具2の突起2gは電子機器筐体1の第2の凹み1eに嵌まり込み電子機器筐体1を所定の傾斜角度に固定する。第2の凹み1eはねじ穴1aを中心とする円周上に多数の凹みが連なるように花びら状に形成されている。
【0027】
固定金具2の突起2gは選択された第2の凹み1eに嵌まり込むようにして電子機器筐体1が固定される傾斜角を設定することができるがその状態を図5ないし図7により説明する。
【0028】
図6(a)に示すように、固定金具2のねじ挿通穴2bは大部分が円形に形成されているが、その縁の一部に第1の凹み2fが形成されている。第2の凹み2fの幅ははねじ4のねじ部の直径より僅かに大きい。また、ねじ4の基端部には図5(a)に示すように円錐形状部4aが形成されており、その最大径はねじ挿通穴2bの直径より大きい。
【0029】
図5(a)および図6(a)に示すように円錐形状部4aがねじ挿通穴2bから抜けるようにねじ4を緩めると、第2の凹み2fにねじ4のねじ部が嵌まるように固定金具2に対して電子機器筐体1をずらすことができる。
【0030】
固定金具2の突起2gは第1の凹み2fに対して同一放射線上に配置されており、上記のように固定金具2に対して電子機器筐体1をずらした状態で突起2gは図5(a)および図6(a)に示すように第2の凹み1eから外れる。
【0031】
その状態で電子機器筐体1を所望の傾斜角に設定してねじ4を締め付けるとねじ4の円錐形状部4aがねじ挿通穴2bの中心位置となるように固定金具2に対して電子機器筐体1が移動して突起2gが図5(b)および図6(b)に示すように第2の凹み1eに嵌合し電子機器筐体1を所望の傾斜角に固定することができる。この固定状態では円錐形状部4aがねじ挿通穴2bの縁を押圧しているので、電子機器筐体1は固定金具2に強固に固定される。
【0032】
図7(a)は電子機器筐体1を固定金具2に対して水平状態に固定した状態示している。図7(b)はねじ4を緩めて電子機器筐体1を固定金具2に対して移動させた状態を示している。図7(c)は電子機器筐体1を固定金具2に対して傾斜させる状態を示している。図7(d)は電子機器筐体1を傾斜させた状態で固定金具2に固定させた状態を示している。このように電子機器筐体1を360°の範囲で傾斜角を設定することができる。また、固定金具2には従来例に示した連鎖瓢箪形状穴が設けられていないのでその先端部の幅を大きくしなくてもよい。
【0033】
図8はこの発明の第5の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図である。この例では第5の実施例におけるはなびら状に形成された第2の凹み1e、1eが鋸歯状に形成された第2の凹み1f、1f…となっており、突起2gが三角形の2辺を形成する形状の突起2hとなっている。他の構成は第5の実施例と同様である。この例では突起2hをよりスムーズに第2の凹み1fに入り込ませることができる。
【0034】
実施例は以上のように構成されているが発明はこれに限られず、例えば、電子機器筐体と固定金具に形成する凸部および凹部を正多角形以外の位置決め可能な非円形の形状とすることができる。また、電子機器筐体に凸部を形成し、固定金具に凹部を形成してもよい。
【0035】
【発明の効果】
この発明の電子機器の取付構造によれば、固定金具の先端部の幅を小さくし、また、固定金具を付け替えることなく、固定ねじを緩めるだけで電子機器を360°の範囲にわたり目視で容易に傾斜角を設定することができる。
【0036】
また、従来例のように、電子機器筐体に回転させるための突出軸が設けられていないので、突出軸の摩耗により耐用年数が短くなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の第1の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図、図1(b)は同取付構造を示す断面図である。
【図2】図2(a)はこの発明の第2の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図、図2(b)は同取付構造を示す断面図である。
【図3】この発明の第3の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図である。
【図4】この発明の第4の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図である。
【図5】図5(a)は同取付構造の部分を示す断面図、図5(b)は同部分の他の状態を示す断面図である。
【図6】図6(a)は図5(a)におけるA−A矢視図、図6(b)は図5(b)におけるB−B矢視図である。
【図7】同取付構造の各状態を示す部分側面図である。
【図8】この発明の第5の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図である。
【図9】従来の電子機器の取付構造の例を示す分解斜視図である。
【図10】同電子機器の取付構造を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 電子機器筐体、1a ねじ穴、1b 凹み、1c 正六角形凹部
1d 正八角形凹部、1e 第2の凹み、1f 第2の凹み、1g 突出軸
2 固定金具、2a 凹部、2b ねじ挿通穴、2c 突起挿通穴
2d 正六角形凸部、2e 正八角形凸部、2f 第1の凹み、2g 突起
2h 突起、2j 支点穴、2k 連鎖瓢箪形状穴
3 位置決め部材、3a ねじ挿通穴、3b 突起
4 ねじ、4a 円錐形状部
【発明の属する技術分野】
この発明は電子機器の取付構造に係わり、特に、電子機器の姿勢を変えることが可能な電子機器の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
実用新案登録公報第2529010号公報に提案された電子機器の取付構造の例を図9および図10により説明する。図9に示す電子機器筐体1の側面に立設された突出軸1gはコ字形の固定金具2の支点穴2jに嵌合している。固定金具2には支点穴2jを中心とする円弧状に延びる連鎖瓢箪形状穴2kが形成されている。
【0003】
電子機器筐体1の側面に突出軸1gから前記連鎖瓢箪形状穴2kのピッチ円半径の距離にねじ穴1aが設けられている。ねじ穴1aにねじ込まれるねじ4の基端部には円錐形状部4aが形成されている。円錐形状部4aの最大径は連鎖瓢箪形状穴2kの部分円弧の直径より大きい。
【0004】
ねじ4を緩めた状態で電子機器筐体1を突出軸1g回りの任意の位置に回動させてねじ4を締め付けるとねじ4の円錐形状部4aは連鎖瓢箪形状穴2kの部分円弧を押し付けて電子機器筐体1は固定金具2に傾斜角度が調整された状態で固定される。
【0005】
【特許文献1】
実用新案登録公報第2529010号(第3頁、図1、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の実用新案登録公報第2529010号公報に提案された電子機器の取付構造では、固定金具2の支点穴2jを中心とする円弧上に連鎖瓢箪形状穴2kを設けなければならず固定金具2の先端部の幅を大きくしなければならないという問題があった。
【0007】
また、固定金具2を電子機器筐体1から取り外して付け替えないと、電子機器筐体1を180°以上に回転させて固定することは困難であった。
【0008】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、固定金具の先端部の幅を小さくし、また、電子機器筐体を180°以上に回動させて固定することが容易にできる電子機器の取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の電子機器の取付構造は、電子機器を挟むコ字形の固定金具に設けられた第1のねじ挿通穴を挿通するねじを電子機器の側面に設けられたねじ穴にねじ込んで電子機器を前記固定金具に締着する電子機器の取付構造において、前記固定金具の電子機器側面に対向する面と反対側の面に凹部を設け、前記凹部と対応する外周を有し前記凹部にはめ込まれる位置決め部材に前記ねじを挿通させる第2のねじ挿通穴とそれから等間隔に配置される少なくとも1つの突起を設け、前記突起を前記固定金具に設けられた穴を挿通させ前記電子機器のねじ穴の周囲に等間隔ピッチに設けられた凹みと選択的に嵌合させるものである。
【0010】
また、前記電子機器の取付構造において、前記固定金具の凹部を非円形としたものである。
【0011】
また、この発明の電子機器の取付構造は、電子機器を挟むコ字形の固定金具に設けられたねじ挿通穴を挿通するねじを電子機器の側面に設けられたねじ穴にねじ込んで電子機器を前記固定金具に締着する電子機器の取付構造において、前記固定金具の電子機器側面に対向する面に前記ねじ挿通穴を中心とする同一形状が等間隔ピッチで連なる外周形状の凸部または凹部を設け、電子機器の前記ねじ穴の周囲に設けられ前記凸部または凹部と対応する外周を有する凹部または凸部に前記凸部または凹部を嵌合させるものである。
【0012】
また、前記電子機器の取付構造において、前記固定金具の凸部または凹部を正多角形形状としたものである。
【0013】
また、この発明の電子機器の取付構造は、電子機器を挟むコ字形の固定金具に設けられたねじ挿通穴を挿通するねじを電子機器の側面に設けられたねじ穴にねじ込んで電子機器を前記固定金具に締着する電子機器の取付構造において、前記ねじのねじ部基端部に円錐形状部を形成し、前記ねじ挿通穴の直径を前記円錐形状部の最大径より小さくすると共に前記ねじのねじ部を入り込ませる第1の凹みを設け、固定金具の外周部に前記ねじ挿通穴の前記第1の凹みと同一放射線状の位置に突起を設け、前記電子機器の側面に前記ねじ穴を中心とする円周上に等間隔ピッチに第2の凹みを設け、前記ねじ穴にねじ込まれたねじを前記第1の凹みに入り込ませた状態で電子機器を回転させて前記突起と嵌合させる前記第2の凹みを選択し、その状態において前記ねじをねじ込み前記円錐形状部が前記ねじ挿通穴の縁を押し前記ねじの位置を前記ねじ挿通穴の中心位置とすることで前記選択された第2の凹みに前記突起を嵌合させるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例である電子機器の取付構造を図面に基づいて説明する。図1(a)はこの発明の第1の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図、図1(b)は同取付構造を示す断面図である。
【0015】
図1に示す電子機器筐体1の側面に設けられた設けられたねじ穴1aにはコ字形の固定金具2のねじ挿通穴2bと固定金具2の非円形の凹部2aに嵌まり込む外周が同形状の位置決め部材3のねじ挿通穴3aを挿通するねじ4がねじ込まれ電子機器筐体1は固定金具2に締着される。なお、固定金具2は左右対称形状であり、電子機器筐体1は2本のねじ4、4により固定金具2に締着される。以下に述べる他の実施例も同様である。
【0016】
このとき図1(b)に示すように、位置決め部材3に設けられた突起3b、3b(図1では一方のみ見えている)は固定金具2の突起挿通穴2c、2cを挿通して電子機器筐体1の凹み1b、1bに嵌まり込み電子機器筐体1を所定の傾斜角度に固定する。
【0017】
凹み1b、1bは同一円周上に等間隔ピッチに設けられており、突起3b、3bは対応する円周上に180°間隔に配置されているため、突起3b、3bが嵌まる凹み1b、1b…を選択することにより電子機器筐体1が固定される傾斜角を設定することができる。
【0018】
すなわち、ねじ4を緩めると、固定金具2の弾力により固定金具2が電子機器筐体1の側面から僅かに離れ突起3b、3bが凹み1b、1bから抜ける。その状態で電子機器筐体1を所望の傾斜角に設定してねじ4を締め付けると電子機器筐体1を所望の傾斜角に固定することができる。このように電子機器筐体1を360°の範囲で傾斜角を設定することができる。
【0019】
また、固定金具2には従来例に示した連鎖瓢箪形状穴が設けられていないのでその先端部の幅を大きくしなくてもよい。位置決め部材3は円形でもよいが、非円形とすることにより固定金具2に強固に固定することができる。
【0020】
図2(a)はこの発明の第2の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図、図2(b)は同取付構造を示す断面図である。図2(a)に示す電子機器筐体1の側面に設けられた設けられたねじ穴1aにはコ字形の固定金具2のねじ挿通穴2bを挿通するねじ4がねじ込まれ電子機器筐体1は固定金具2に締着される。
【0021】
このとき図2(b)に示すように、固定金具2に設けられた正六角形凸部2dは電子機器筐体1の対応する正六角形凹部1cに嵌まり込み電子機器筐体1を所定の傾斜角度に固定する。すなわち、電子機器筐体1は60°の間隔で傾斜角を設定することができる。
【0022】
すなわち、ねじ4を緩めると、固定金具2の弾力により固定金具2が電子機器筐体1の側面から僅かに離れ正六角形凸部2dが正六角形凹部1cから抜け、その状態で電子機器筐体1を所望の傾斜角に設定してねじ4を締め付けると電子機器筐体1を所望の傾斜角に固定することができる。このように電子機器筐体1を360°の範囲で傾斜角を設定することができる。また、固定金具2には従来例に示した連鎖瓢箪形状穴が設けられていないのでその先端部の幅を大きくしなくてもよい。
【0023】
図3はこの発明の第3の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図である。この例では電子機器筐体1に正八角形凹部1dが設けられている。また、固定金具2には対応する外周形状の正八角形凸部2eが設けられている。他の構成は第1の実施例と同様である。この例では45°の間隔で傾斜角を設定することができる。
【0024】
図4はこの発明の第4の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図、図5(a)は同取付構造の部分を示す断面図、図5(b)は同部分の他の状態を示す断面図、図6(a)は図5(a)におけるA−A矢視図、図6(b)は図5(b)におけるB−B矢視図、図7は同取付構造の各状態を示す部分側面図である。
【0025】
図4に示す電子機器筐体1の側面に設けられた設けられたねじ穴1a(図5に示す)にはコ字形の固定金具2のねじ挿通穴2bを挿通するねじ4がねじ込まれ電子機器筐体1は固定金具2に締着される。
【0026】
このとき、固定金具2の突起2gは電子機器筐体1の第2の凹み1eに嵌まり込み電子機器筐体1を所定の傾斜角度に固定する。第2の凹み1eはねじ穴1aを中心とする円周上に多数の凹みが連なるように花びら状に形成されている。
【0027】
固定金具2の突起2gは選択された第2の凹み1eに嵌まり込むようにして電子機器筐体1が固定される傾斜角を設定することができるがその状態を図5ないし図7により説明する。
【0028】
図6(a)に示すように、固定金具2のねじ挿通穴2bは大部分が円形に形成されているが、その縁の一部に第1の凹み2fが形成されている。第2の凹み2fの幅ははねじ4のねじ部の直径より僅かに大きい。また、ねじ4の基端部には図5(a)に示すように円錐形状部4aが形成されており、その最大径はねじ挿通穴2bの直径より大きい。
【0029】
図5(a)および図6(a)に示すように円錐形状部4aがねじ挿通穴2bから抜けるようにねじ4を緩めると、第2の凹み2fにねじ4のねじ部が嵌まるように固定金具2に対して電子機器筐体1をずらすことができる。
【0030】
固定金具2の突起2gは第1の凹み2fに対して同一放射線上に配置されており、上記のように固定金具2に対して電子機器筐体1をずらした状態で突起2gは図5(a)および図6(a)に示すように第2の凹み1eから外れる。
【0031】
その状態で電子機器筐体1を所望の傾斜角に設定してねじ4を締め付けるとねじ4の円錐形状部4aがねじ挿通穴2bの中心位置となるように固定金具2に対して電子機器筐体1が移動して突起2gが図5(b)および図6(b)に示すように第2の凹み1eに嵌合し電子機器筐体1を所望の傾斜角に固定することができる。この固定状態では円錐形状部4aがねじ挿通穴2bの縁を押圧しているので、電子機器筐体1は固定金具2に強固に固定される。
【0032】
図7(a)は電子機器筐体1を固定金具2に対して水平状態に固定した状態示している。図7(b)はねじ4を緩めて電子機器筐体1を固定金具2に対して移動させた状態を示している。図7(c)は電子機器筐体1を固定金具2に対して傾斜させる状態を示している。図7(d)は電子機器筐体1を傾斜させた状態で固定金具2に固定させた状態を示している。このように電子機器筐体1を360°の範囲で傾斜角を設定することができる。また、固定金具2には従来例に示した連鎖瓢箪形状穴が設けられていないのでその先端部の幅を大きくしなくてもよい。
【0033】
図8はこの発明の第5の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図である。この例では第5の実施例におけるはなびら状に形成された第2の凹み1e、1eが鋸歯状に形成された第2の凹み1f、1f…となっており、突起2gが三角形の2辺を形成する形状の突起2hとなっている。他の構成は第5の実施例と同様である。この例では突起2hをよりスムーズに第2の凹み1fに入り込ませることができる。
【0034】
実施例は以上のように構成されているが発明はこれに限られず、例えば、電子機器筐体と固定金具に形成する凸部および凹部を正多角形以外の位置決め可能な非円形の形状とすることができる。また、電子機器筐体に凸部を形成し、固定金具に凹部を形成してもよい。
【0035】
【発明の効果】
この発明の電子機器の取付構造によれば、固定金具の先端部の幅を小さくし、また、固定金具を付け替えることなく、固定ねじを緩めるだけで電子機器を360°の範囲にわたり目視で容易に傾斜角を設定することができる。
【0036】
また、従来例のように、電子機器筐体に回転させるための突出軸が設けられていないので、突出軸の摩耗により耐用年数が短くなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の第1の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図、図1(b)は同取付構造を示す断面図である。
【図2】図2(a)はこの発明の第2の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図、図2(b)は同取付構造を示す断面図である。
【図3】この発明の第3の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図である。
【図4】この発明の第4の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図である。
【図5】図5(a)は同取付構造の部分を示す断面図、図5(b)は同部分の他の状態を示す断面図である。
【図6】図6(a)は図5(a)におけるA−A矢視図、図6(b)は図5(b)におけるB−B矢視図である。
【図7】同取付構造の各状態を示す部分側面図である。
【図8】この発明の第5の実施例である電子機器の取付構造を示す分解斜視図である。
【図9】従来の電子機器の取付構造の例を示す分解斜視図である。
【図10】同電子機器の取付構造を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 電子機器筐体、1a ねじ穴、1b 凹み、1c 正六角形凹部
1d 正八角形凹部、1e 第2の凹み、1f 第2の凹み、1g 突出軸
2 固定金具、2a 凹部、2b ねじ挿通穴、2c 突起挿通穴
2d 正六角形凸部、2e 正八角形凸部、2f 第1の凹み、2g 突起
2h 突起、2j 支点穴、2k 連鎖瓢箪形状穴
3 位置決め部材、3a ねじ挿通穴、3b 突起
4 ねじ、4a 円錐形状部
Claims (5)
- 電子機器を挟むコ字形の固定金具に設けられた第1のねじ挿通穴を挿通するねじを電子機器の側面に設けられたねじ穴にねじ込んで電子機器を前記固定金具に締着する電子機器の取付構造において、前記固定金具の電子機器側面に対向する面と反対側の面に凹部を設け、前記凹部と対応する外周を有し前記凹部にはめ込まれる位置決め部材に前記ねじを挿通させる第2のねじ挿通穴とそれから等間隔に配置される少なくとも1つの突起を設け、前記突起を前記固定金具に設けられた穴を挿通させ前記電子機器のねじ穴の周囲に等間隔ピッチに設けられた凹みと選択的に嵌合させることを特徴とする電子機器の取付構造。
- 前記固定金具の凹部を非円形とした請求項1の電子機器の取付構造。
- 電子機器を挟むコ字形の固定金具に設けられたねじ挿通穴を挿通するねじを電子機器の側面に設けられたねじ穴にねじ込んで電子機器を前記固定金具に締着する電子機器の取付構造において、前記固定金具の電子機器側面に対向する面に前記ねじ挿通穴を中心とする同一形状が等間隔ピッチで連なる外周形状の凸部または凹部を設け、電子機器の前記ねじ穴の周囲に設けられ前記凸部または凹部と対応する外周を有する凹部または凸部に前記凸部または凹部を嵌合させることを特徴とする電子機器の取付構造。
- 前記固定金具の凸部または凹部を正多角形形状とした請求項3の電子機器の取付構造。
- 電子機器を挟むコ字形の固定金具に設けられたねじ挿通穴を挿通するねじを電子機器の側面に設けられたねじ穴にねじ込んで電子機器を前記固定金具に締着する電子機器の取付構造において、前記ねじのねじ部基端部に円錐形状部を形成し、前記ねじ挿通穴の直径を前記円錐形状部の最大径より小さくすると共に前記ねじのねじ部を入り込ませる第1の凹みを設け、固定金具の外周部に前記ねじ挿通穴の前記第1の凹みと同一放射線状の位置に突起を設け、前記電子機器の側面に前記ねじ穴を中心とする円周上に等間隔ピッチに第2の凹みを設け、前記ねじ穴にねじ込まれたねじを前記第1の凹みに入り込ませた状態で電子機器を回転させて前記突起と嵌合させる前記第2の凹みを選択し、その状態において前記ねじをねじ込み前記円錐形状部が前記ねじ挿通穴の縁を押し前記ねじの位置を前記ねじ挿通穴の中心位置とすることで前記選択された第2の凹みに前記突起を嵌合させることを特徴とする電子機器の取付構造。
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CN115013685A (zh) * | 2022-07-14 | 2022-09-06 | 衡阳市牛角尖网络科技有限公司 | 一种便于调节支撑脚展开角度的三角架 |
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2003
- 2003-04-24 JP JP2003119427A patent/JP2004327661A/ja active Pending
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