JP2000055031A - 回動取付機構 - Google Patents

回動取付機構

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JP2000055031A
JP2000055031A JP10227094A JP22709498A JP2000055031A JP 2000055031 A JP2000055031 A JP 2000055031A JP 10227094 A JP10227094 A JP 10227094A JP 22709498 A JP22709498 A JP 22709498A JP 2000055031 A JP2000055031 A JP 2000055031A
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rotating shaft
hole
plate
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JP10227094A
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Ichiro Sato
佐藤  一郎
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Sanko Co Ltd
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Sanko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型の寿命を伸ばして製造コストを低減でき
ると共に、クリックの呼び込み量を小さくして、操作者
に与えるクリック感触を向上させること。 【解決手段】 挿通孔が設けられたベース部材10と、
ベース部材10の前記挿通孔に挿通され、軸心を中心に
回動可能に軸着された回動シャフト20と、ベース部材
10の一面と対向する面にクリック機能用の凹部が形成
されたクリックプレート22と、回動シャフト20の軸
心に平行な方向に弾性を有し、クリックプレート22の
凹部23に嵌まるクリック機能用の凸部13が形成さ
れ、ベース部材10に対して回動不能に固定されると共
に、ベース部材10、回動シャフト20及びクリックプ
レート22が回動シャフト20の軸心と平行な方向に圧
接するよう、ベース部材10とクリックプレート22と
の間に弾装されたクリックバネ12とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回動取付機構に関
し、さらに詳細には、基体と、該基体に装着される取付
体との間に介在し、前記基体に対して前記取付体を回動
可能に取り付けると共にクリック機能を備える回動取付
機構に関する。この回動取付機構は、例えば、ビデオカ
メラにおけるカメラ本体と液晶ディスプレイから成る画
面表示部との取付手段として利用される。カメラ本体に
対して画面表示部を回動可能に取り付け、その画面表示
部を任意の角度に停止状態に保持できると共に、クリッ
ク機能によって所定の角度位置に停止状態に保持させる
ことができる。このようにクリック機能を備えること
で、画面表示部の収納位置及び画面反転位置等を操作者
に好適に知らせることができる。また、この種の回動取
付機構は、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ
等のOA機器の開閉機構、テレビ電話等に用いられるC
CDカメラの支持機構、監視カメラの支持機構、又はア
ンテナの支持機構等として利用される。
【0002】
【従来の技術】図8は背景技術の回動取付機構を説明す
る説明図である。図8(a)は平面図であり、図8
(b)はその平面図である。50はベース部材であり、
基体側に取り付けられる部材であって、挿通孔50aが
設けられている。60は回動シャフトであり、取付体側
に取り付けられる部材であって、ベース部材50の挿通
孔50aに挿通されて、そのベース部材50に対して軸
心を中心に回動可能に軸着されている。また、この回動
シャフト60の下端60dは、止めリング64を貫通し
てベース部材50の下面側へ突出すると共に、かしめら
れている。これにより、回動シャフト60が、上側に設
けられたフランジ部60bとによって、ベース部材50
から離脱不能に軸着されている。62はクリックプレー
トであり、回動シャフト60に回動不能且つフランジ部
60bによって離脱不能に設けられている。そして、こ
のクリックプレート62の外周には、円周4等分の位置
に、クリック機能用の略矩形の切欠部63が形成されて
いる。この切欠部63はプレス成形(打ち抜き)によっ
て設けられている。また、52はクリックバネであり、
板バネの湾曲した頂上部に相当する部位に、クリックプ
レート62の切欠部63に嵌まるクリック機能用の曲面
状の凸部52が形成されている。クリックバネ52の両
端部52bは、係合孔50cに係合され、ベース部材5
0に対して回動不能に固定されている。そして、このク
リックバネ52は、ベース部材50、回動シャフト60
及びクリックプレート62が、回動シャフト60の軸心
と平行な方向に圧接するよう、ベース部材50とクリッ
クプレートとの間に弾装されている。
【0003】この回転取付機構によれば、ベース部材5
0にクリックバネ52が固定され、回動シャフト60に
クリックプレート62が固定されている。従って、ベー
ス部材50に対して回動シャフト60を回動させると、
凸部53が、切欠部63に嵌まったり、その切欠部63
から抜け出ることで、クリック作用が発生する。すなわ
ち、凸部53が、切欠部63に落ち込んだり、その切欠
部63からクリックプレート62のベース部材50に対
向する面に乗り上げる際にクリック作用が発生する。ク
リックバネ52は、板バネ状に形成されており、その弾
性力が、クリック作用の硬さを決定する。また、クリッ
クバネ52の弾性力は、上述したように各部材同士が圧
接する付勢力として作用する。従って、その付勢力によ
って、ベース部材50に対して回動シャフト60を回動
可能に取り付けると共に、その回動シャフト60を任意
の角度に停止状態に保持できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記背
景技術の回転取付機構は、ハンディ型のビデオカメラ等
に装着されるものであり、極めて小型に形成される。従
って、前記切欠部63を設けるには、微小幅スリットの
加工を行うことを要し、その加工を行うプレス金型の寿
命が短くなり、製造コストを低減できないという課題が
ある。特に、強度、磨耗耐久性を向上させるため、クリ
ックプレート62は、ステンレススチール(SUS)等
の硬い材質が用いられ、その材料に微小幅スリットの加
工を行うことになるから、金型が劣化し易いのである。
【0005】また、硬い材質に、所定寸法より小さな幅
の切欠部63を形成することは、以上に説明したような
金型の消耗があるため、経済効率的に困難である。従っ
て、切欠部63を小さくできず、クリックの呼び込み量
を小さくできないという課題がある。すなわち、前記凸
部53は、断面がテーパ面になっており、最頂部付近が
切欠部63内に入ると、そのテーパ面がガイドとなる共
にクリックバネの弾性力によって、クリックプレート6
2が自然と回動されて、凸部53が切欠部63に完全に
嵌まり込むまで呼び込まれる。切欠部63の幅を狭くで
きないと、その呼び込み量が大きくなり、クリック位置
の直前では広い角度範囲で、停止できなくなる。このた
め、操作者にとって、所望の角度位置で取付体を停止で
きないと共に、引き込み角度が大きいことから大きな滑
り動作を感じることになり、その感触が悪いのである。
【0006】また、前記背景技術のクリックプレート6
2には、板面に対して直角にプレス切断された縁を有す
る切欠部63が設けられているため、クリックバネ52
と接触する切欠部63の縁が磨耗し易い。クリックプレ
ート62が磨耗すると、クリック力(凹部から凸部が抜
け出るためのトルク)が、大きく低下してしまう。すな
わち、耐久性に劣るという課題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、金型の寿命を伸
ばして製造コストを低減できると共に、クリックの呼び
込み量を小さくして、操作者に与えるクリック感触を向
上させることができる回動取付機構を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明は、
基体と、該基体に装着される取付体との間に介在し、前
記基体に対して前記取付体を回動可能に取り付けると共
にクリック機能を備える回動取付機構において、前記基
体側に取り付けられる部材であって、挿通孔が設けられ
たベース部材と、前記取付体側に取り付けられる部材で
あって、前記ベース部材の前記挿通孔に挿通され、該ベ
ース部材に対して離脱不能且つ挿通方向に平行な軸心を
中心に回動可能に軸着された回動シャフトと、該回動シ
ャフトに対して離脱不能且つ回動不能に設けられ、前記
ベース部材の一面と対向する面にクリック機能用の凹部
が形成されたクリックプレートと、前記回動シャフトの
軸心に平行な方向に弾性を有し、前記クリックプレート
の凹部に嵌まるクリック機能用の凸部が形成され、前記
ベース部材に対して回動不能に固定されると共に、前記
ベース部材、前記回動シャフト及び前記クリックプレー
トが前記回動シャフトの軸心と平行な方向に圧接するよ
う、前記ベース部材と前記クリックプレートとの間に弾
装されたクリックバネとを具備する。
【0009】また、前記回動シャフトは、前記ベース部
材の挿通孔へ挿通される挿通部と、該挿通部よりも大径
に形成されたフランジ部とを備え、前記挿通部の外周に
は外嵌する部材との相互の回動を阻止するフラット面が
形成され、前記クリックプレートは、前記回動シャフト
の挿通部が挿通される透孔を備えてリング板状に形成さ
れ、該透孔には前記回動シャフトのフラット面に対応し
て該回動シャフトとの相互の回動を阻止するフラットな
内縁が形成され、前記クリックバネは、前記回動シャフ
トの挿通部が挿通される透孔を備えてリング状に形成さ
れると共に、前記ベース部材の一面には前記クリックバ
ネの一面が当接し、該クリックバネの凸部を含む他面に
は前記クリックプレートの凹部を含む一面が当接し、該
クリックプレートの他面には前記回動シャフトのフラン
ジ部の一面が当接するよう、前記回動シャフトの挿通部
が前記クリックプレートの透孔、前記クリックバネの透
孔及び前記ベース部材の挿通孔に挿通されて配され、前
記ベース部材の他面には、前記回動シャフトの挿通部が
挿通される透孔を備えてリング板状に形成された止めリ
ングが当接し、該止めリングの透孔に挿通されて突出し
た前記挿通部の先端がかしめられて、前記ベース部材、
前記回動シャフト、前記クリックプレート及び前記クリ
ックバネが前記回動シャフトの軸心と平行な方向に圧接
するように装着されたことで、簡単な構成で好適な回動
取付機構を得ることができる。
【0010】また、前記回動シャフトは、前記ベース部
材の挿通孔へ挿通される挿通部と、該挿通部よりも大径
に形成されたフランジ部とを備え、前記挿通部の外周に
は外嵌する部材との相互の回動を阻止するフラット面が
形成され、前記クリックプレートは、前記回動シャフト
の挿通部が挿通される透孔を備えてリング板状に形成さ
れ、該透孔には前記回動シャフトのフラット面に対応し
て該回動シャフトとの相互の回動を阻止するフラットな
内縁が形成され、前記クリックバネは、前記回動シャフ
トの挿通部が挿通される透孔を備えてリング状に形成さ
れると共に、前記ベース部材の一面側には前記回動シャ
フトのフランジ部が位置し、前記ベース部材の他面に
は、前記クリックバネの一面が当接し、該クリックバネ
の凸部を含む他面には前記クリックプレートの凹部を含
む一面が当接するよう、前記回動シャフトの挿通部が前
記ベース部材の挿通孔、前記クリックバネの透孔及び前
記クリックプレートの透孔に挿通されて配され、前記ク
リックプレートの他面には、該クリックプレートの透孔
に挿通されて突出した前記回動シャフトの挿通部の先端
がかしめられて、前記ベース部材、前記回動シャフト、
前記クリックプレート及び前記クリックバネが前記回動
シャフトの軸心と平行な方向に圧接するように装着され
たことで、簡単な構成で他の好適な回動取付機構を得る
ことができる。
【0011】また、前記ベース部材は、前記基体側に装
着されると共に前記回動シャフトの回動面に直交する面
内で回動するヒンジの回動ブロックであることで、直交
する2軸について開閉及び回動できる回動取付機構を容
易且つ好適に得ることができる。
【0012】また、前記クリックプレートの凹部は、金
型でプレス成形されたV字状の溝であることで、容易に
形成することができると共に、耐久性を向上できる。
【0013】また、前記回動シャフトは、該回動シャフ
トの軸心と平行な方向に貫通する貫通孔を有する中空シ
ャフトであることで、基体側から取付体側へ好適に配線
を通すことができる。
【0014】また、前記ベース部材が前記取付体側に装
着され、前記回動シャフトが前記基体側に装着されるよ
うに用いても、クリック機能を好適に利用できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を添
付図面に基づいて詳細に説明する。 (第1実施例)図1は本発明にかかる回動取付機構の一
実施例(第1実施例)について一部断面で示した側面図
であり、図2は図1の底面図である。また、図3は第1
実施例の分解斜視図である。さらに、図4は本発明のク
リック機構の原理を説明する説明図(図4(a)は平面
図であり、図4(b)は側面図)である。10はベース
部材であり、基体側に取り付けられる部材であって、円
形の挿通孔10aが設けられている。10は取付孔であ
り(図2及び図3参照)、基体に連結するために利用さ
れる。また、10cは係合孔であり、後述するクリック
バネ12が係止される。さらに、10dはストッパ突起
であり、後述する止めリング24の回動角度を規制する
ように作用する。
【0016】20は回動シャフトであり、取付体側に取
り付けられる部材であって、ベース部材10の挿通孔1
0aに挿通されて、そのベース部材10に対して軸心を
中心に回動可能に軸着されている。この回動シャフト2
0は、ベース部材10の挿通孔10aへ挿通される挿通
部20aと、その挿通部20aよりも大径に形成された
フランジ部20bとを備え、挿通部20aの外周には外
嵌する部材との相互の回動を阻止するフラット面20c
が形成されている。また、挿通部20aの先端20d
は、止めリング24を貫通して、かしめられている。こ
れにより、回動シャフト20が、ベース部材10から離
脱不能に軸着されている。
【0017】22はクリックプレートであり、回動シャ
フト20に対して回動不能且つフランジ部20bの内面
に当接して離脱不能に設けられている。このクリックプ
レート22は、回動シャフト20の挿通部20aが圧入
されて挿通される透孔22aを備えてリング板状に形成
されている。また、その透孔22aには回動シャフト2
0のフラット面20cに対応し、回動シャフト20との
相互の回動を阻止するためのフラットな内縁22bが形
成されている。これにより、回動シャフト20に対して
回動不能に外嵌し、その回動シャフト20と一体となっ
て回動できるのである。そして、このクリックプレート
22には、ベース部材10の一面と対向する面の外周寄
りの位置にクリック機能用の凹部23が形成されてい
る。その凹部23が、第1実施例では、円周4等分の位
置に形成されているため、90度毎にクリック作用が生
じる。また、この凹部23はプレス成形によって容易に
形成することができる。すなわち、背景技術のような切
欠部63を形成するための打ち抜きプレス成形を要せ
ず、一種のコイニングでよいため、金型が消耗しにく
い。従って、金型の寿命が長期化し、結果的に製造コス
トを低減できる。
【0018】また、12はクリックバネであり、回動シ
ャフト20の軸心に平行な方向に弾性を有するように板
バネ状に設けられ、その板バネ状の湾曲した頂上部に相
当する部位に、クリックプレートの凹部23に嵌まるク
リック機能用の曲面状の凸部13が形成されている。第
1実施例の凸部13はお碗を逆さにした球面状の突起に
形成されている。また、第1実施例のクリックバネ12
は、回動シャフトの挿通部20aが挿通される円形の透
孔12aを備えてリング状に形成されている。挿通部2
0aは円形の透孔12a内で、クリックバネ12に対し
て回転できる。また、図3に示すようにクリックバネ1
2の上下の折り曲げられた端部12bは、ベース部材1
0に設けられた一対の係合孔10cに係合される。これ
により、クリックバネ12が、ベース部材10に対して
回動不能に固定される。そして、このクリックバネ12
は、ベース部材10、回動シャフト20及びクリックプ
レート22が、回動シャフト20の軸心と平行な方向に
圧接するよう、ベース部材10とクリックプレートとの
間に弾装される。
【0019】第1実施例の各部材が取り付けられる配列
は、図に示した通りである。すなわち、ベース部材10
の一面(図1における上面)にはクリックバネ12の一
面が当接し、そのクリックバネ12の凸部13を含む他
面にはクリックプレート22の凹部23を含む一面が当
接し、そのクリックプレート22の他面には回動シャフ
トのフランジ部20bの一面が当接している。そして、
そのように各部材が装着されるよう、回動シャフトの挿
通部20aがクリックプレートの透孔22a、クリック
バネの透孔12a及びベース部材の挿通孔10aに挿通
されている。また、ベース部材10の他面には、回動シ
ャフトの挿通部20aが挿通される透孔24aを備えて
リング板状に形成された止めリング24が当接し、その
止めリングの透孔24aに挿通されて突出した挿通部2
0aの先端20dがかしめられている。これにより、ベ
ース部材10、回動シャフト20、クリックプレート2
2及びクリックバネ12が回動シャフトの軸心と平行な
方向に圧接するように装着される。かしめによって各部
材を装着できるため、簡単な構成で済み、好適な回動取
付機構を安価に得ることができる。
【0020】また、止めリング24の外周には、所定の
角度区間が小径になるように切り欠がれた切欠区間24
bが形成されている。この切欠区間24b内に、ベース
部材10に設けられ、そのベース部材10の他面側へ突
起するように切り込まれて若干立ち上げられたストッパ
突起10dが嵌まっている。これにより、止めリング2
4は、切欠区間24bの両サイドの切欠縁24cが、ス
トッパ突起10dに当接するまで回動できる。そして、
止めリング24の透孔24aには、クリックプレート2
2と同様に、回動シャフトの挿通部20aのフラット面
20cに対応し、回動シャフト20との相互の回動を阻
止するためのフラットな内縁24dが形成されている。
このため、止めリング24も、回動シャフト20に対し
て回動不能に外嵌している。従って、回動シャフト20
は止めリング24と共に回動するのであり、止めリング
24の回動が規制されているため、回動シャフト20の
回動も切欠区間24bの所定の角度範囲で規制されるの
である。
【0021】以上のように構成された回転取付機構によ
れば、ベース部材10にクリックバネ12が固定され、
回動シャフト20にクリックプレート22が固定されて
いる。従って、ベース部材10に対して回動シャフト2
0を回動させると、クリックバネ12の凸部13が、ク
リックプレート22の凹部23に嵌まったり、その凹部
から抜け出ることで、クリック作用が発生する。すなわ
ち、凸部13が、凹部23に落ち込んだり、その凹部2
3からクリックプレート22のベース部材10に対向す
る面に乗り上げる際にクリック作用が発生する。また、
クリックバネ12は、リング状に形成されているが、図
4に明示してあるように実質的に板バネの作用をするよ
うに形成されており、その弾性力が、クリック作用の硬
さを決定する。また、クリックバネ12の弾性力は、上
述したように各部材同士が圧接する付勢力として作用す
る。従って、その付勢力によって、ベース部材10に対
して回動シャフト20を所定のトルク以上で回動できる
ように取り付けることができると共に、その付勢力によ
って発生する摩擦力の作用により、回動シャフト20を
任意の角度に停止状態に保持することができる。
【0022】そして、クリックプレート22に凹部23
を設けるには、金型による潰し成形によるため、上述し
たように金型の消耗が少ないと共に、金型を製作するた
めの微細な加工が比較的容易且つ好適にできるため、小
さな幅の凹部23を好適に形成できる。このように微細
な凹部23を設けることができるため、クリックの呼び
込み量を小さくでき、回動シャフト20を介して取付体
の角度位置の微調整が可能になり、操作感触を向上でき
る。また、クリックプレート22の凹部23を、図4に
明示したようなV字状の溝に、金型でプレス成形すれ
ば、容易に形成することができると共に、耐久性を向上
できる。これは、クリックバネ12の凸部13が接触す
る凹部23の角が鈍角になるため、その角の部分の磨耗
が小さくなるため、耐久性が向上することによる。従っ
て、凹部23から凸部13が抜け出るためトルク(クリ
ック力)が低下しにくく、初期品質を維持できる。な
お、凹部23の形状は、V字状の溝に限らず、さらに小
さな幅の凹部23を形成する際や、クリック力を高める
などのために、U字状等の他の形状の溝にしてもよい。
【0023】また、回動シャフト20が、その回動シャ
フト20の軸心と平行な方向に貫通する貫通孔20eを
有する中空シャフトであることで、基体側から取付体側
へ好適に配線等を通すことができる。なお、本実施例で
は、ベース部材10に対して回動シャフト20を離脱不
能に軸着すると共に、回動シャフト20に対してクリッ
クプレート22を離脱不能にする装着手段として、挿通
部20aの先端をかしめたが、本発明はこれに限らな
い。例えば、挿通部20aの先端部外周にリング状の溝
を形成して、抜け止め防止用の部材としてC−リング或
いはE−リングを嵌めることで、回動シャフト20が離
脱しないようにしてもよい。或いは、抜け止め防止用の
部材を、挿通部20aの先端部にネジ止めしてもよい
し、抜け止め防止用の部材を溶接することも可能であ
る。
【0024】(第2実施例)次に、図5〜7に基づいて
第2実施例を説明する。なお、第1実施例と同一の機能
を有する構成には、同一の符号を付して説明を一部省略
する。図5は第2実施例の平面図であり、図6は断面
図、図7は分解図である。回動シャフト20は、第1実
施例と同様に、ベース部材10の挿通孔10aへ挿通さ
れる挿通部20aと、その挿通部20aよりも大径に形
成されたフランジ部20bとを備える。そして、そのフ
ランジ部20bの外側に取付体側との連結用の連結盤部
20fが形成されている。また、挿通部20aの外周に
は外嵌する部材との相互の回動を阻止するフラット面が
形成されている。
【0025】クリックプレート22は、回動シャフト2
0の挿通部20aが挿通される透孔22aを備えてリン
グ板状に形成され、その透孔22aには回動シャフト2
0のフラット面20cに対応し、回動シャフト20との
相互の回動を阻止するフラットな内縁22bが形成され
ている。また、クリックバネ12は、回動シャフト20
の挿通部20aが挿通される円形の透孔12aを備えて
リング状に形成されている。
【0026】26は回り止めリングであり、リング状に
形成され、回動シャフト20に対して回動不能に、その
回動シャフト20の挿通部20aに外嵌されている。す
なわち、回り止めリング26の透孔26aには、クリッ
クプレート22と同様に、回動シャフトの挿通部20a
のフラット面20cに対応し、回動シャフト20との相
互の回動を阻止するためのフラットな内縁26bが形成
されている。このため、回り止めリング26も、回動シ
ャフト20に対して回動不能に外嵌しており、回動シャ
フト20と回り止めリング26は、一体になって、ベー
ス部材10に対して回動するように構成されている。ま
た、回り止めリング26の外周には、ベース部材10に
設けられた被係止突起部10eに当接する係止突起部2
6cが設けられており、ベース部材10に対して回動は
許すが、360度以上回転することが阻止される。な
お、被係止突起部10eは、ベース部材10に平行ピン
が圧入されて設けられている。そして、回動シャフト2
0は回り止めリング26と共に回動するのであり、回り
止めリング26の回動が上記のように規制されているた
め、回動シャフト20の回動も規制されるのである。こ
れにより、回動シャフト20内の貫通孔20eに通され
た配線が捩じれ過ぎること防止できる。
【0027】第2実施例の各部材が取り付けられる配列
は、図に示した通りである。すなわち、ベース部材10
の一面側(図5における下面)には回動シャフト20の
フランジ部20bが位置している。そのフランジ部20
bとベース部材10との間に、前記回り止めリング26
が嵌まっており、前記回り止め効果が生じる。なお、回
り止めリング26の折り曲げ部26dは、フランジ部2
0bに設けられた切欠に嵌まるように設けられており、
回動シャフト20に対する回り止めリング26の円周方
向の位置を好適に決定できる。
【0028】また、ベース部材10の他面(図5におけ
る上面)には、クリックバネ12の一面が当接し、その
クリックバネ12の凸部を含む他面にはクリックプレー
ト22の凹部を含む一面が当接するよう、回動シャフト
の挿通部20aがベース部材の挿通孔10a、クリック
バネの透孔12a及びクリックプレートの透孔22aに
挿通されて配されている。そして、クリックプレート2
2の他面には、そのクリックプレートの透孔22aに挿
通されて突出した回動シャフトの挿通部20aの先端が
かしめられて、ベース部材10、回動シャフト20、ク
リックプレート22及びクリックバネ12が回動シャフ
ト20の軸心と平行な方向に圧接するように装着されて
いる。
【0029】以上の第2実施例の構成によっても、第1
実施例と同様に、好適なクリック機能及び回動停止機能
を備えることができる。また、クリックプレート22に
凹部23を設けるため、第1実施例と同様に、金型の消
耗が少ないと共に、金型を製作するための微細な加工が
比較的容易且つ好適にできるため、小さな幅の凹部23
を好適に形成できる。このように微細な凹部23を設け
ることができるため、クリックの呼び込み量を小さくで
き、回動シャフト20を介して取付体の角度位置の微調
整が可能になり、操作感触を向上できる。また、クリッ
クプレート22の凹部23を、V字状の溝に形成すれ
ば、第1実施例と同様に、耐久性を向上でき、凹部23
から凸部13が抜け出るためトルク(クリック力)が低
下しにくく、初期品質を維持できる。
【0030】次に、以上に説明したクリック機能を備え
る回動取付機構を、回動可能に取り付けるヒンジ30の
構成について説明する。前記ベース部材10が、基体側
に装着されると共に前記回動シャフト20の回動面に直
交する面内で回動するヒンジ30の回動ブロックである
ように構成されている。31はシャーシであり、基体に
に装着される部材であり、取付用の孔31aが設けられ
ている。32は一方のシャフトであり、シャーシ31の
一方の軸受部33に軸受けされると共に、ベース部材1
0の一端にピン32aによって固定され、ベース部材1
0一方でを回動可能に支持する。この一方の軸受部33
には切欠区間33aが形成されており、その切欠区間3
3a内にはベース部材10に設けられたスットパピン部
10fが位置し、ベース部材10の回動角度範囲を規定
している。スットパピン部10fは、平行ピンをベース
部材10に圧入して設けられている。34は他方のシャ
フトであり、シャーシ33の他方の軸受部35に軸受け
されると共に、ベース部材10の他端にロック付ネジ3
4aによって固定され、ベース部材10を他方で回動可
能に支持する。
【0031】36は摩擦板であり、シャーシ33の他方
の軸受部35の両面にそれぞれ配され、磨耗を抑制する
ために他方のシャフト34に外嵌されている。37はウ
ェーブワッシャであり、厚さ方向にバネ力を備え、他方
のシャフト34に外嵌されており、一種のスプリングワ
ッシャとして作用する。38はストッパワッシャであ
り、他方のシャフト34の端部34bに外嵌されてい
る。この他方のシャフトの端部34bはかしめられてお
り、これにより、以上の各部材が、シャーシ33に設け
られた一対の軸受部32、34の回動軸心上に並んで保
持された状態に装着されている。摩擦板36とストッパ
ワッシャ38の間に配されたウェーブワッシャ37のバ
ネ力は、各部材同士が圧接する付勢力として作用する。
従って、その付勢力によって、シャーシ33に対してベ
ース部材10を所定のトルク以上で回動できるように取
り付けることができると共に、その付勢力によって発生
する摩擦力の作用により、ベース部材10を任意の角度
に停止状態に保持することができる。
【0032】第2実施例をビデオカメラに適用すれば、
ヒンジ30のシャーシ33がビデオカメラの本体に固定
され、回動シャフト20にディスプレイが装着される。
ディスプレイをヒンジ30を介して開き、その状態で回
動取付機構を介してディスプレイの角度位置を任意に設
定できる。また、回動取付機構は、好適なクリック機能
を備えるため、所定の位置にディスプレイを素早く位置
させることができる。なお、このヒンジ30の構成に
も、回動取付機構のクリック機能を適用できることは勿
論である。その場合は、ベース部材10が取付体側に装
着され、回動シャフト20が基体側に装着されると考え
ればよい。
【0033】以上、本発明につき好適な実施例を挙げて
種々説明してきたが、本発明はこの実施例に限定される
ものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの
改変を施し得るのは勿論のことである。
【0034】
【発明の効果】本発明の回動取付機構によれば、クリッ
クプレートのベース部材の一面と対向する面にクリック
機能用の凹部が形成されるため、金型の寿命を伸ばして
製造コストを低減できると共に、クリックの呼び込み量
を小さくして、操作者に与えるクリック感触を向上させ
ることができるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる回動取付機構の第1実施例を示
す一部断面側面図である。
【図2】第1実施例の底面図である。
【図3】第1実施例の分解斜視図である。
【図4】本発明のクリック機構の原理を説明する説明図
である。
【図5】本発明にかかる回動取付機構の第2実施例を示
す平面図である。
【図6】第2実施例の断面図である。
【図7】第2実施例の分解斜視図である。
【図8】背景技術を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 ベース部材 12 クリックバネ 13 凸部 20 回動シャフト 20a 挿通部 20b フランジ部 22 クリックプレート 23 凹部 24 止めリング 26 回り止めリング 30 ヒンジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、該基体に装着される取付体との
    間に介在し、前記基体に対して前記取付体を回動可能に
    取り付けると共にクリック機能を備える回動取付機構に
    おいて、 前記基体側に取り付けられる部材であって、挿通孔が設
    けられたベース部材と、 前記取付体側に取り付けられる部材であって、前記ベー
    ス部材の前記挿通孔に挿通され、該ベース部材に対して
    離脱不能且つ挿通方向に平行な軸心を中心に回動可能に
    軸着された回動シャフトと、 該回動シャフトに対して離脱不能且つ回動不能に設けら
    れ、前記ベース部材の一面と対向する面にクリック機能
    用の凹部が形成されたクリックプレートと、 前記回動シャフトの軸心に平行な方向に弾性を有し、前
    記クリックプレートの凹部に嵌まるクリック機能用の凸
    部が形成され、前記ベース部材に対して回動不能に固定
    されると共に、前記ベース部材、前記回動シャフト及び
    前記クリックプレートが前記回動シャフトの軸心と平行
    な方向に圧接するよう、前記ベース部材と前記クリック
    プレートとの間に弾装されたクリックバネとを具備する
    ことを特徴とする回動取付機構。
  2. 【請求項2】 前記回動シャフトは、前記ベース部材の
    挿通孔へ挿通される挿通部と、該挿通部よりも大径に形
    成されたフランジ部とを備え、前記挿通部の外周には外
    嵌する部材との相互の回動を阻止するフラット面が形成
    され、 前記クリックプレートは、前記回動シャフトの挿通部が
    挿通される透孔を備えてリング板状に形成され、該透孔
    には前記回動シャフトのフラット面に対応して該回動シ
    ャフトとの相互の回動を阻止するフラットな内縁が形成
    され、 前記クリックバネは、前記回動シャフトの挿通部が挿通
    される透孔を備えてリング状に形成されると共に、 前記ベース部材の一面には前記クリックバネの一面が当
    接し、該クリックバネの凸部を含む他面には前記クリッ
    クプレートの凹部を含む一面が当接し、該クリックプレ
    ートの他面には前記回動シャフトのフランジ部の一面が
    当接するよう、前記回動シャフトの挿通部が前記クリッ
    クプレートの透孔、前記クリックバネの透孔及び前記ベ
    ース部材の挿通孔に挿通されて配され、 前記ベース部材の他面には、前記回動シャフトの挿通部
    が挿通される透孔を備えてリング板状に形成された止め
    リングが当接し、該止めリングの透孔に挿通されて突出
    した前記挿通部の先端がかしめられて、前記ベース部
    材、前記回動シャフト、前記クリックプレート及び前記
    クリックバネが前記回動シャフトの軸心と平行な方向に
    圧接するように装着されたことを特徴とする請求項1記
    載の回動取付機構。
  3. 【請求項3】 前記回動シャフトは、前記ベース部材の
    挿通孔へ挿通される挿通部と、該挿通部よりも大径に形
    成されたフランジ部とを備え、前記挿通部の外周には外
    嵌する部材との相互の回動を阻止するフラット面が形成
    され、 前記クリックプレートは、前記回動シャフトの挿通部が
    挿通される透孔を備えてリング板状に形成され、該透孔
    には前記回動シャフトのフラット面に対応して該回動シ
    ャフトとの相互の回動を阻止するフラットな内縁が形成
    され、 前記クリックバネは、前記回動シャフトの挿通部が挿通
    される透孔を備えてリング状に形成されると共に、 前記ベース部材の一面側には前記回動シャフトのフラン
    ジ部が位置し、 前記ベース部材の他面には、前記クリックバネの一面が
    当接し、該クリックバネの凸部を含む他面には前記クリ
    ックプレートの凹部を含む一面が当接するよう、前記回
    動シャフトの挿通部が前記ベース部材の挿通孔、前記ク
    リックバネの透孔及び前記クリックプレートの透孔に挿
    通されて配され、 前記クリックプレートの他面には、該クリックプレート
    の透孔に挿通されて突出した前記回動シャフトの挿通部
    の先端がかしめられて、前記ベース部材、前記回動シャ
    フト、前記クリックプレート及び前記クリックバネが前
    記回動シャフトの軸心と平行な方向に圧接するように装
    着されたことを特徴とする請求項1記載の回動取付機
    構。
  4. 【請求項4】 前記ベース部材は、前記基体側に装着さ
    れると共に前記回動シャフトの回動面に直交する面内で
    回動するヒンジの回動ブロックであることを特徴とする
    請求項3記載の回動取付機構。
  5. 【請求項5】 前記クリックプレートの凹部は、金型で
    プレス成形されたV字状の溝であることを特徴とする請
    求項1、2、3又は4記載の回動取付機構。
  6. 【請求項6】 前記回動シャフトは、該回動シャフトの
    軸心と平行な方向に貫通する貫通孔を有する中空シャフ
    トであることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5
    記載の回動取付機構。
  7. 【請求項7】 前記ベース部材が前記取付体側に装着さ
    れ、前記回動シャフトが前記基体側に装着されたことを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の回動
    取付機構。
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