JPWO2008001951A1 - ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 - Google Patents
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Abstract
本発明は、折畳み開閉部材の第一部材1と第二部材2との間に装着されるヒンジ装置であって、カム部4を備え、前記第一部材1と共に回動する第一取付体3と、前記第二部材2と共に回動する筒状の第二取付体6と、前記カム部4に係合するカム係合部材5と、前記カム係合部材5を押圧付勢する抗縮バネ体7と、を備えたヒンジ装置において、前記第一取付体3は、前記筒状の第二取付体6の内部に回転可能で且つスライド移動可能に設けられており、前記第二取付体6は、スリット部9を有する開口部8を備え、前記開口部8は、前記スリット部9を設けることで拡径可能に構成されており、前記抗縮バネ体7を装着する際、前記拡径可能に設けられている開口部8を初期径から拡径させ、前記抗縮バネ体7を装着した後、拡径から復帰した初期径の位置において、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されるヒンジ装置である。また、このヒンジ装置を用いた電子機器である。
Description
本発明は、ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器に関する。
従来から、操作部を設けた本体部と、ディスプレイ部を設けた重合部とを枢着して、互いに重合した閉塞状態から開放回動するように構成した折畳式携帯電話に、ユニット化されたヒンジ装置が用いられている。
この種のヒンジ装置として、前記折畳式携帯電話の前記重合部と共に回動する第一取付体と、前記本体部と共に回動する第二取付体とを備え、この第二取付体に設けた軸受部で軸受される軸部を、前記第一取付体に設け、更に、この第一取付体にカム部を設け、このカム部に係合するカム係合部を第二取付体に設け、このカム部とカム係合部とが係合状態のときに、前記折畳式携帯電話の前記重合部と本体部とが回動ロックされるように構成し、このカム係合部を、係合離反方向に移動するように、前記軸部にスライド移動自在に設けると共に、このカム係合部を係合方向に付勢する係合付勢機構(例えばコイルバネ)を備え、前記重合部と本体部との相対回動に伴い、このカム部とカム係合部とが前記係合付勢機構の係合付勢により落ち込み係合することで、相対回動付勢力が生じるように構成されたヒンジ装置(例えば特開2003−184861号)が提案されている。
ところで、この種のヒンジ装置における各パーツの組み立ては、例えば図12〜14に図示するように、該軸部58の端部でかしめ作業が行われるが、生産作業性が悪い故に量産性が悪く、しかも、この軸部58を組み立て時に加工することになるため、組み立てバランスが悪くなる場合がある。
また、図示した従来タイプのヒンジ装置は、重合部51と本体部52とを枢着する組付け時において、第二取付体56を本体部52に設けた凹部52aに配し、この状態で軸部58を抗縮バネ体57の付勢に抗して移動させて、該軸部58の端部に設けた第一取付体53を第二取付体56に没入させ、この第一取付体53が、抗縮バネ体57の付勢により、重合部51に設けた凹部51aに嵌ることで、ヒンジ装置の組付けが完了することになる。
しかし、このような構成では、前述したように軸部58を移動させる構造上、第二取付体56から突出する軸部58を逃げるための凹部52a’を設けなければならず、これがコスト高の原因となっている。
本出願人には、このタイプのヒンジ装置について更なる研究・開発を進め、従来にない作用効果を発揮する画期的なヒンジ装置並びに、このヒンジ装置を用いた電子機器を開発した。
この種のヒンジ装置として、前記折畳式携帯電話の前記重合部と共に回動する第一取付体と、前記本体部と共に回動する第二取付体とを備え、この第二取付体に設けた軸受部で軸受される軸部を、前記第一取付体に設け、更に、この第一取付体にカム部を設け、このカム部に係合するカム係合部を第二取付体に設け、このカム部とカム係合部とが係合状態のときに、前記折畳式携帯電話の前記重合部と本体部とが回動ロックされるように構成し、このカム係合部を、係合離反方向に移動するように、前記軸部にスライド移動自在に設けると共に、このカム係合部を係合方向に付勢する係合付勢機構(例えばコイルバネ)を備え、前記重合部と本体部との相対回動に伴い、このカム部とカム係合部とが前記係合付勢機構の係合付勢により落ち込み係合することで、相対回動付勢力が生じるように構成されたヒンジ装置(例えば特開2003−184861号)が提案されている。
ところで、この種のヒンジ装置における各パーツの組み立ては、例えば図12〜14に図示するように、該軸部58の端部でかしめ作業が行われるが、生産作業性が悪い故に量産性が悪く、しかも、この軸部58を組み立て時に加工することになるため、組み立てバランスが悪くなる場合がある。
また、図示した従来タイプのヒンジ装置は、重合部51と本体部52とを枢着する組付け時において、第二取付体56を本体部52に設けた凹部52aに配し、この状態で軸部58を抗縮バネ体57の付勢に抗して移動させて、該軸部58の端部に設けた第一取付体53を第二取付体56に没入させ、この第一取付体53が、抗縮バネ体57の付勢により、重合部51に設けた凹部51aに嵌ることで、ヒンジ装置の組付けが完了することになる。
しかし、このような構成では、前述したように軸部58を移動させる構造上、第二取付体56から突出する軸部58を逃げるための凹部52a’を設けなければならず、これがコスト高の原因となっている。
本出願人には、このタイプのヒンジ装置について更なる研究・開発を進め、従来にない作用効果を発揮する画期的なヒンジ装置並びに、このヒンジ装置を用いた電子機器を開発した。
本発明は、折畳み開閉部材の第一部材1と第二部材2との間に装着されるヒンジ装置であって、
カム部4を備え、前記第一部材1に連係してこの第一部材1と共に回動する第一取付体3と、
前記第二部材2に連係してこの第二部材2と共に回動する筒状の第二取付体6と、
前記第一取付体3の前記カム部4に係合するカム係合部材5と、前記カム係合部材5を前記カム部4の方向に押圧付勢する抗縮バネ体7と、を備えたヒンジ装置において、
前記第一取付体3は、前記筒状の第二取付体6の内部に回転可能で且つスライド移動可能に設けられており、
前記第二取付体6は、その他端部には、スリット部9を有する開口部8を備え、前記開口部8は、前記スリット部9を設けることで拡径可能に構成されており、
前記カム係合部材5は、前記第二取付体6の内部にスライド移動可能で且つ回動不能に設けられており、
前記第二取付体6の内部に前記第一取付体3、前記カム係合部材5、並びに前記抗縮バネ体7を装着するものであり、
更に、前記抗縮バネ体7を装着する際、前記拡径可能に設けられている開口部8を初期径から拡径させ、前記抗縮バネ体7を装着した後、拡径から復帰した初期径の位置において、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されることを特徴とするヒンジ装置である。
また、本発明は、前記のヒンジ装置において、開口部8の後部に段部16bを形成し、前記抗縮バネ体7の後部7aを他よりも大径に形成し、前記開口部8の段部16bで前記抗縮バネ体7の前記後部7aを係合させることにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されることを特徴とするヒンジ装置である。
また、本発明は、前記のヒンジ装置において、開口部8を拡径させると共に、前記抗縮バネ体7の後部を支持する別製のバネ支持体10を装着し、前記開口部8で前記バネ支持体10を係止することにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されることを特徴とするヒンジ装置である。
また、本発明は、前記のヒンジ装置において、前記スリット部9は第二取付体6の周面対向位置に複数設けられていることを特徴とするヒンジ装置である。
また,本発明は、前記のヒンジ装置において、前記カム係合部5にはスライド凸部5aを設け、前記第二取付体6の内面部には前記カム係合部5のスライド凸部5aをガイドするガイド凹条13が設けられていることを特徴とするヒンジ装置である。
また,本発明は、前記のヒンジ装置において、前記第二取付体6を適宜な合成樹脂製の部材で構成したことを特徴とするヒンジ装置である。
また,本発明は、折畳み開閉部材の第一部材1と第二部材2との間に装着されるヒンジ装置であって、
カム部4を備え、前記第一部材1に連係してこの第一部材1と共に回動する第一取付体3と、
前記第二部材2に連係してこの第二部材2と共に回動する筒状の第二取付体6と、
前記第一取付体3の前記カム部4に係合するカム係合部材5と、
前記カム係合部材5を前記カム部4の方向に押圧付勢する抗縮バネ体7と、を備えたヒンジ装置において、
前記第一取付体3は、前記筒状の第二取付体6の内部に回転可能で且つスライド移動可能に設けられており、
前記第二取付体6は、その他端部に開口部8を備えており、
前記カム係合部材5は、前記第二取付体6の内部にスライド移動可能で且つ回動不能に設けられており、
前記第二取付体6の内部に前記第一取付体3、前記カム係合部材5、並びに前記抗縮バネ体7を装着するものであり、
前記抗縮バネ体7は、その後部7aを他よりも大径に形成し、
前記第二取付体6の前記開口部8の後部には、前記抗縮バネ体7の後部7aの径に適合する雌ネジ部16cを形成し、前記開口部8の雌ネジ部16cに前記抗縮バネ体7の前記後部7aを螺合させることにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されることを特徴とするヒンジ装置である。
また、本発明は、折畳み開閉部材の第一部材1に操作部14を設けて機器本体部とし、折畳み開閉部材の第二部材2にディスプレイ部15を設けて機器重合部とし、これら機器本体部と機器重合部との間に、前記のヒンジ装置を装着して構成されることを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器である。
カム部4を備え、前記第一部材1に連係してこの第一部材1と共に回動する第一取付体3と、
前記第二部材2に連係してこの第二部材2と共に回動する筒状の第二取付体6と、
前記第一取付体3の前記カム部4に係合するカム係合部材5と、前記カム係合部材5を前記カム部4の方向に押圧付勢する抗縮バネ体7と、を備えたヒンジ装置において、
前記第一取付体3は、前記筒状の第二取付体6の内部に回転可能で且つスライド移動可能に設けられており、
前記第二取付体6は、その他端部には、スリット部9を有する開口部8を備え、前記開口部8は、前記スリット部9を設けることで拡径可能に構成されており、
前記カム係合部材5は、前記第二取付体6の内部にスライド移動可能で且つ回動不能に設けられており、
前記第二取付体6の内部に前記第一取付体3、前記カム係合部材5、並びに前記抗縮バネ体7を装着するものであり、
更に、前記抗縮バネ体7を装着する際、前記拡径可能に設けられている開口部8を初期径から拡径させ、前記抗縮バネ体7を装着した後、拡径から復帰した初期径の位置において、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されることを特徴とするヒンジ装置である。
また、本発明は、前記のヒンジ装置において、開口部8の後部に段部16bを形成し、前記抗縮バネ体7の後部7aを他よりも大径に形成し、前記開口部8の段部16bで前記抗縮バネ体7の前記後部7aを係合させることにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されることを特徴とするヒンジ装置である。
また、本発明は、前記のヒンジ装置において、開口部8を拡径させると共に、前記抗縮バネ体7の後部を支持する別製のバネ支持体10を装着し、前記開口部8で前記バネ支持体10を係止することにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されることを特徴とするヒンジ装置である。
また、本発明は、前記のヒンジ装置において、前記スリット部9は第二取付体6の周面対向位置に複数設けられていることを特徴とするヒンジ装置である。
また,本発明は、前記のヒンジ装置において、前記カム係合部5にはスライド凸部5aを設け、前記第二取付体6の内面部には前記カム係合部5のスライド凸部5aをガイドするガイド凹条13が設けられていることを特徴とするヒンジ装置である。
また,本発明は、前記のヒンジ装置において、前記第二取付体6を適宜な合成樹脂製の部材で構成したことを特徴とするヒンジ装置である。
また,本発明は、折畳み開閉部材の第一部材1と第二部材2との間に装着されるヒンジ装置であって、
カム部4を備え、前記第一部材1に連係してこの第一部材1と共に回動する第一取付体3と、
前記第二部材2に連係してこの第二部材2と共に回動する筒状の第二取付体6と、
前記第一取付体3の前記カム部4に係合するカム係合部材5と、
前記カム係合部材5を前記カム部4の方向に押圧付勢する抗縮バネ体7と、を備えたヒンジ装置において、
前記第一取付体3は、前記筒状の第二取付体6の内部に回転可能で且つスライド移動可能に設けられており、
前記第二取付体6は、その他端部に開口部8を備えており、
前記カム係合部材5は、前記第二取付体6の内部にスライド移動可能で且つ回動不能に設けられており、
前記第二取付体6の内部に前記第一取付体3、前記カム係合部材5、並びに前記抗縮バネ体7を装着するものであり、
前記抗縮バネ体7は、その後部7aを他よりも大径に形成し、
前記第二取付体6の前記開口部8の後部には、前記抗縮バネ体7の後部7aの径に適合する雌ネジ部16cを形成し、前記開口部8の雌ネジ部16cに前記抗縮バネ体7の前記後部7aを螺合させることにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されることを特徴とするヒンジ装置である。
また、本発明は、折畳み開閉部材の第一部材1に操作部14を設けて機器本体部とし、折畳み開閉部材の第二部材2にディスプレイ部15を設けて機器重合部とし、これら機器本体部と機器重合部との間に、前記のヒンジ装置を装着して構成されることを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器である。
図1は、本実施例の使用状態説明図である。
図2は、本実施例を示す斜視図である。
図3は、本実施例の分解斜視図である。
図4は、本実施例に係る要部の動作説明図である。
図5は、本実施例を示す断面図である。
図6は、図5のa−a断面図である。
図7は、図5のb−b端面図である。
図8は、本実施例に係る要部の動作説明図である。
図9は、本実施例に係る要部の動作説明図である。
図10は、他の実施例を示す断面図である。
図11は、他の実施例を示す断面図である。
図12は、従来例に係る要部の動作説明図である。
図13は、従来例を示す斜視図である。
図14は、従来例を示す斜視図である。
図2は、本実施例を示す斜視図である。
図3は、本実施例の分解斜視図である。
図4は、本実施例に係る要部の動作説明図である。
図5は、本実施例を示す断面図である。
図6は、図5のa−a断面図である。
図7は、図5のb−b端面図である。
図8は、本実施例に係る要部の動作説明図である。
図9は、本実施例に係る要部の動作説明図である。
図10は、他の実施例を示す断面図である。
図11は、他の実施例を示す断面図である。
図12は、従来例に係る要部の動作説明図である。
図13は、従来例を示す斜視図である。
図14は、従来例を示す斜視図である。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、折畳み開閉部材の第一部材1と第二部材2との間に装着されるヒンジ装置である。
このヒンジ装置は、回動部12にカム部4を備えると共に、前記第一部材1に連係してこの第一部材1と共に回動する第一取付体3と、前記第二部材2に連係してこの第二部材2と共に回動する筒状の第二取付体6と、前記第一取付体3の前記カム部4に係合するカム係合部材5と、前記カム係合部材5を前記カム部4の方向に押圧付勢する抗縮バネ体7と、を備えている。
これにより、前記第一部材1と第二部材2との相対回動に伴い、このカム部4とカム係合部5とが前記抗縮バネ体7の係合付勢により落ち込み係合することで、相対回動付勢力が生じるように構成したものである。
具体的には、折畳み開閉部材は、図1に示すように、ディスプレイ部15を備えた樹脂製の重合部を第一部材1とし、操作部14を備えた樹脂製の本体部を第二部材2としている。この本体部に対して重合部が重合した閉塞状態から、重合部を例えば120度まで回動した開放状態(通話状態)とすることができる枢着構造に、本実施例のヒンジ装置Hを適用している。
また、本実施例では、重合部(第一部材1)の基部に連結凹部1aを設け、本体部(第二部材2)の基部にもこの連結凹部1aと連通状態に隣接する連結凹部2aを設ける。この夫々の連結凹部1a,2aに、軸状パーツとして構成した本実施例のヒンジ装置Hを装着する構成としている。
更に具体的には、図示するように、前記本体部(第二部材2)には、前記連結凹部2aに対して回り止め形状とした筒状体(ケーシング)からなる第二取付体6を、この本体部の連結凹部2aに嵌挿して回り止め状態に固定している。
この第二取付体6は、後述するカム係合部5をスライド移動自在に収納し得る収納構造体であり、適宜な合成樹脂製の部材を一体成形して構成される。
本実施例では、第二取付体6の一端部に、中央に孔16aを有する閉塞部16が設けられている。この孔16aは、第一取付体3に設けられる回動部12の軸部12aを保持する軸受部として機能する。
また、第二取付体6には、合成樹脂製のカム係合部5(スライド体)が設けられている。このカム係合部5は、断面略円形状に形成されると共に、その周面には90度間隔の四箇所にスライド凸部5aが形成されている。
尚、第二取付部6の長さ方向にはガイド凹条13が形成されており、このガイド凹条13に、前記各スライド凸部5aがガイドされることにより、カム係合部5が第二取付部6内をスライド移動自在で且つ回り止め状態に設けられている。
また、カム係合部5は、中心位置に、カム部4の軸4bが貫通する孔5bが形成されている。更に、カム係合部5の端部の対向位置には、凹部5c,5cを設けている。
尚、カム係合部5は、第二取付体6の内面で精度良くガイドされてのスライド移動するので、図9に図示したように、カム部4に前記軸4bを設けなくてもよい。軸部を不要とすることができるため、軸部を具備することで生じていた、組付けバランスが悪くなることが可及的に防止されて、高品位なものを得ることができる。
このように、第二取付体6内をスライド移動するカム係合部5は、カム部4に対して係合離反方向にスライド移動自在となる。
また、第二取付体6は、その周面長さ方向にして対向位置に、他端部の開口部8に開口する一対のスリット部9が設けられており、このスリット部9により該スリット部9の周辺部位に柔軟性が付与されて、前記開口部8は拡径可能構成されている。
本発明は、前記第二取付体6の内部に前記第一取付体3、前記カム係合部材5、並びに前記抗縮バネ体7を装着するものである。そして、前記抗縮バネ体7を装着する際、前記拡径可能に設けられている開口部8を初期における径から拡径させ、前記抗縮バネ体7を装着した後、拡径から復帰した初期径の位置において、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されるヒンジ装置である。
本実施例では、前記抗縮バネ体7の後部を支持する別製のバネ支持体10を用いている。すなわち、本例のヒンジ装置において、開口部8を拡径させて、バネ支持体10を装着し、前記開口部8で前記バネ支持体10を係止することにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されるようにしている。
この抗縮バネ体7の抜け止め係止は、バネ支持体10の左右端部が、左右のスリット部9内に嵌合することによりなされる。本実施例では、第二取付体6に、開口部8に圧嵌させたバネ支持体10を抜け止め係止するバネ支持体係止部11を設けている。
このバネ支持体係止部11は、スリット部9の先端対向部位に形成される鉤状部9aと、第二取付体6の周面対向位置に形成される貫通孔17とで構成されている。
従って、開口部8を拡径してバネ支持体10を開口部8に装着し、開口部8の拡径を元に戻すと、バネ支持体10の左右端部は鉤状部9aに係止され、バネ支持体10の上下端部は貫通孔17に落ち込んで係止される。
また、第二取付体6は、その軸受部16aに回動部12の軸部12aが貫通される。すなわち、軸部12aは第二取付部6の孔16aに貫挿されて回動部12は抜け止め係止される。この回動部12の内面には、前記カム係合部5の凹部5cと凹凸係合する一対の凸部4aが設けられている。
前記第一取付体3は、前記重合部(第一部材1)の基部に設けられた連結凹部1aに嵌合連結し得る断面多角形状に設けられ、前記重合部に対して回り止め状態に連結し得るように構成されている。
また、第二取付体6内にしてカム係合部5の外面とバネ支持体10との間には、前記のように、カム係合部5を係合方向に付勢する抗縮バネ体7(コイルバネ)を設けている。
本実施例では、径の異なる一対の抗縮バネ体7を径小バネに径大バネを被嵌した状態(二重状態)で第二取付体6内に設けている。
従って、以上の構成からなる本実施例のヒンジ装置Hは、このカム部4とカム係合部5とが係合状態のとき重合部(第一部材1)と本体部(第二部材2)とが回動ロックされ、本体部2に対する重合部の開閉回動に伴い、このカム部4とカム係合部5とが係脱すると共に、このカム部4とカム係合部5とが係合していない状態から、落ち込み係合しようとする相対回動付勢力が生じることになる。
すなわち、本実施例のヒンジ装置Hは、この相対回動付勢力を本体部に対する重合部の重合状態を保持する閉じ力として機能せしめると共に、本体部に対する重合部の全開状態を保持する開き力として機能せしめるように構成している。
本実施例は、上述のように構成したから、各パーツの組付け作業が、第二取付体6の開口部8にバネ支持体10を圧嵌させる作業で完了することになるため、生産作業性が良くなって、量産性に優れることになる。
また、本実施例は、第二取付体6を合成樹脂製の部材で一体成形して構成されるので、カム係合部5をガイドするガイド面が高精度に得られることになり、従来必須とされてきた軸部が不要となり、シャフトレス化を確実に達成し得ることになる。従って、部品点数が少なくコスト安になるのは勿論、従来のようにヒンジ装置を取り付ける部位に軸を逃げる凹部などを形成する必要がないから、この点においてもコスト安とすることができる。また、このシャフトレス化は、第二取付体6を大きくしないで前述した一対の抗縮バネ体7を配することが可能となり、コンパクトであっても十分な付勢力が得られることになる。もっとも、抗縮バネ体7は単体であってもよい。
尚、本実施例では、バネ支持体10を第二取付体6の開口部8に圧嵌装着する構造として、第二取付体6の開口部8にスリット部9を設けて拡径可能とすることでバネ支持体10を圧嵌する構造としているが、これに限らず、例えば、第二取付体6の開口部8を適度な柔軟性を有する部材で構成して拡径可能な構造とたり、バネ支持体10を縮径可能となる構造としてバネ支持体10の圧嵌装着を達成するようにしても良い。
図10は、他の実施例を示すもので、この例の場合は、前記のヒンジ装置において、開口部8の後部に段部16bを形成し、前記抗縮バネ体7の後部7aを他よりも大径に形成し、前記開口部8の段部16bで前記抗縮バネ体7の前記後部7aを係合させることにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されるように構成している。
すなわち、この抗縮バネ体7の抜け止め係止は、前例において用いたバネ支持体10に代って、開口部8に段部16bを設けると共に、抗縮バネ体7の後部7aを他よりも大径に形成することによって、開口部8に抗縮バネ体7を抜け止め係止するものである。
従って、開口部8を拡径して抗縮バネ体7を装着し、開口部8の拡径を元に戻すと、開口部8の段部16bが抗縮バネ体7の後部7aに嵌り込んで係止される。
図11は、他の実施例を示すもので、前記のヒンジ装置において、前記抗縮バネ体7は、前例と同様に、その後部7aを他よりも大径に形成しているが、この例の場合は、前記第二取付体6の前記開口部8の後部に、前記抗縮バネ体7の後部7aの径に適合する雌ネジ部16cを形成し、前記開口部8の雌ネジ部16cに前記抗縮バネ体7の前記後部7aを螺合させることにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されるように構成している。
この実施例の場合は、前記開口部8の後部に形成した雌ネジ部16cに前記抗縮バネ体7の前記後部7aを螺合させるので、前例のような開口部8を拡径することを要しない。従って、第二取付体6に可撓性を有しないものを用いることができることになる。
尚、本発明は、前記各実施例のものに限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜に設計変更し得るものである。
本実施例は、折畳み開閉部材の第一部材1と第二部材2との間に装着されるヒンジ装置である。
このヒンジ装置は、回動部12にカム部4を備えると共に、前記第一部材1に連係してこの第一部材1と共に回動する第一取付体3と、前記第二部材2に連係してこの第二部材2と共に回動する筒状の第二取付体6と、前記第一取付体3の前記カム部4に係合するカム係合部材5と、前記カム係合部材5を前記カム部4の方向に押圧付勢する抗縮バネ体7と、を備えている。
これにより、前記第一部材1と第二部材2との相対回動に伴い、このカム部4とカム係合部5とが前記抗縮バネ体7の係合付勢により落ち込み係合することで、相対回動付勢力が生じるように構成したものである。
具体的には、折畳み開閉部材は、図1に示すように、ディスプレイ部15を備えた樹脂製の重合部を第一部材1とし、操作部14を備えた樹脂製の本体部を第二部材2としている。この本体部に対して重合部が重合した閉塞状態から、重合部を例えば120度まで回動した開放状態(通話状態)とすることができる枢着構造に、本実施例のヒンジ装置Hを適用している。
また、本実施例では、重合部(第一部材1)の基部に連結凹部1aを設け、本体部(第二部材2)の基部にもこの連結凹部1aと連通状態に隣接する連結凹部2aを設ける。この夫々の連結凹部1a,2aに、軸状パーツとして構成した本実施例のヒンジ装置Hを装着する構成としている。
更に具体的には、図示するように、前記本体部(第二部材2)には、前記連結凹部2aに対して回り止め形状とした筒状体(ケーシング)からなる第二取付体6を、この本体部の連結凹部2aに嵌挿して回り止め状態に固定している。
この第二取付体6は、後述するカム係合部5をスライド移動自在に収納し得る収納構造体であり、適宜な合成樹脂製の部材を一体成形して構成される。
本実施例では、第二取付体6の一端部に、中央に孔16aを有する閉塞部16が設けられている。この孔16aは、第一取付体3に設けられる回動部12の軸部12aを保持する軸受部として機能する。
また、第二取付体6には、合成樹脂製のカム係合部5(スライド体)が設けられている。このカム係合部5は、断面略円形状に形成されると共に、その周面には90度間隔の四箇所にスライド凸部5aが形成されている。
尚、第二取付部6の長さ方向にはガイド凹条13が形成されており、このガイド凹条13に、前記各スライド凸部5aがガイドされることにより、カム係合部5が第二取付部6内をスライド移動自在で且つ回り止め状態に設けられている。
また、カム係合部5は、中心位置に、カム部4の軸4bが貫通する孔5bが形成されている。更に、カム係合部5の端部の対向位置には、凹部5c,5cを設けている。
尚、カム係合部5は、第二取付体6の内面で精度良くガイドされてのスライド移動するので、図9に図示したように、カム部4に前記軸4bを設けなくてもよい。軸部を不要とすることができるため、軸部を具備することで生じていた、組付けバランスが悪くなることが可及的に防止されて、高品位なものを得ることができる。
このように、第二取付体6内をスライド移動するカム係合部5は、カム部4に対して係合離反方向にスライド移動自在となる。
また、第二取付体6は、その周面長さ方向にして対向位置に、他端部の開口部8に開口する一対のスリット部9が設けられており、このスリット部9により該スリット部9の周辺部位に柔軟性が付与されて、前記開口部8は拡径可能構成されている。
本発明は、前記第二取付体6の内部に前記第一取付体3、前記カム係合部材5、並びに前記抗縮バネ体7を装着するものである。そして、前記抗縮バネ体7を装着する際、前記拡径可能に設けられている開口部8を初期における径から拡径させ、前記抗縮バネ体7を装着した後、拡径から復帰した初期径の位置において、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されるヒンジ装置である。
本実施例では、前記抗縮バネ体7の後部を支持する別製のバネ支持体10を用いている。すなわち、本例のヒンジ装置において、開口部8を拡径させて、バネ支持体10を装着し、前記開口部8で前記バネ支持体10を係止することにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されるようにしている。
この抗縮バネ体7の抜け止め係止は、バネ支持体10の左右端部が、左右のスリット部9内に嵌合することによりなされる。本実施例では、第二取付体6に、開口部8に圧嵌させたバネ支持体10を抜け止め係止するバネ支持体係止部11を設けている。
このバネ支持体係止部11は、スリット部9の先端対向部位に形成される鉤状部9aと、第二取付体6の周面対向位置に形成される貫通孔17とで構成されている。
従って、開口部8を拡径してバネ支持体10を開口部8に装着し、開口部8の拡径を元に戻すと、バネ支持体10の左右端部は鉤状部9aに係止され、バネ支持体10の上下端部は貫通孔17に落ち込んで係止される。
また、第二取付体6は、その軸受部16aに回動部12の軸部12aが貫通される。すなわち、軸部12aは第二取付部6の孔16aに貫挿されて回動部12は抜け止め係止される。この回動部12の内面には、前記カム係合部5の凹部5cと凹凸係合する一対の凸部4aが設けられている。
前記第一取付体3は、前記重合部(第一部材1)の基部に設けられた連結凹部1aに嵌合連結し得る断面多角形状に設けられ、前記重合部に対して回り止め状態に連結し得るように構成されている。
また、第二取付体6内にしてカム係合部5の外面とバネ支持体10との間には、前記のように、カム係合部5を係合方向に付勢する抗縮バネ体7(コイルバネ)を設けている。
本実施例では、径の異なる一対の抗縮バネ体7を径小バネに径大バネを被嵌した状態(二重状態)で第二取付体6内に設けている。
従って、以上の構成からなる本実施例のヒンジ装置Hは、このカム部4とカム係合部5とが係合状態のとき重合部(第一部材1)と本体部(第二部材2)とが回動ロックされ、本体部2に対する重合部の開閉回動に伴い、このカム部4とカム係合部5とが係脱すると共に、このカム部4とカム係合部5とが係合していない状態から、落ち込み係合しようとする相対回動付勢力が生じることになる。
すなわち、本実施例のヒンジ装置Hは、この相対回動付勢力を本体部に対する重合部の重合状態を保持する閉じ力として機能せしめると共に、本体部に対する重合部の全開状態を保持する開き力として機能せしめるように構成している。
本実施例は、上述のように構成したから、各パーツの組付け作業が、第二取付体6の開口部8にバネ支持体10を圧嵌させる作業で完了することになるため、生産作業性が良くなって、量産性に優れることになる。
また、本実施例は、第二取付体6を合成樹脂製の部材で一体成形して構成されるので、カム係合部5をガイドするガイド面が高精度に得られることになり、従来必須とされてきた軸部が不要となり、シャフトレス化を確実に達成し得ることになる。従って、部品点数が少なくコスト安になるのは勿論、従来のようにヒンジ装置を取り付ける部位に軸を逃げる凹部などを形成する必要がないから、この点においてもコスト安とすることができる。また、このシャフトレス化は、第二取付体6を大きくしないで前述した一対の抗縮バネ体7を配することが可能となり、コンパクトであっても十分な付勢力が得られることになる。もっとも、抗縮バネ体7は単体であってもよい。
尚、本実施例では、バネ支持体10を第二取付体6の開口部8に圧嵌装着する構造として、第二取付体6の開口部8にスリット部9を設けて拡径可能とすることでバネ支持体10を圧嵌する構造としているが、これに限らず、例えば、第二取付体6の開口部8を適度な柔軟性を有する部材で構成して拡径可能な構造とたり、バネ支持体10を縮径可能となる構造としてバネ支持体10の圧嵌装着を達成するようにしても良い。
図10は、他の実施例を示すもので、この例の場合は、前記のヒンジ装置において、開口部8の後部に段部16bを形成し、前記抗縮バネ体7の後部7aを他よりも大径に形成し、前記開口部8の段部16bで前記抗縮バネ体7の前記後部7aを係合させることにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されるように構成している。
すなわち、この抗縮バネ体7の抜け止め係止は、前例において用いたバネ支持体10に代って、開口部8に段部16bを設けると共に、抗縮バネ体7の後部7aを他よりも大径に形成することによって、開口部8に抗縮バネ体7を抜け止め係止するものである。
従って、開口部8を拡径して抗縮バネ体7を装着し、開口部8の拡径を元に戻すと、開口部8の段部16bが抗縮バネ体7の後部7aに嵌り込んで係止される。
図11は、他の実施例を示すもので、前記のヒンジ装置において、前記抗縮バネ体7は、前例と同様に、その後部7aを他よりも大径に形成しているが、この例の場合は、前記第二取付体6の前記開口部8の後部に、前記抗縮バネ体7の後部7aの径に適合する雌ネジ部16cを形成し、前記開口部8の雌ネジ部16cに前記抗縮バネ体7の前記後部7aを螺合させることにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されるように構成している。
この実施例の場合は、前記開口部8の後部に形成した雌ネジ部16cに前記抗縮バネ体7の前記後部7aを螺合させるので、前例のような開口部8を拡径することを要しない。従って、第二取付体6に可撓性を有しないものを用いることができることになる。
尚、本発明は、前記各実施例のものに限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜に設計変更し得るものである。
本発明は、小型機器用のヒンジ装置並びにこれを用いた携帯電話等に好適である。
Claims (8)
- 折畳み開閉部材の第一部材1と第二部材2との間に装着されるヒンジ装置であって、
カム部4を備え、前記第一部材1に連係してこの第一部材1と共に回動する第一取付体3と、
前記第二部材2に連係してこの第二部材2と共に回動する筒状の第二取付体6と、
前記第一取付体3の前記カム部4に係合するカム係合部材5と、
前記カム係合部材5を前記カム部4の方向に押圧付勢する抗縮バネ体7と、
を備えたヒンジ装置において、
前記第一取付体3は、前記筒状の第二取付体6の内部に回転可能で且つスライド移動可能に設けられており、
前記第二取付体6は、その他端部には、スリット部9を有する開口部8を備え、前記開口部8は、前記スリット部9を設けることで拡径可能に構成されており、
前記カム係合部材5は、前記第二取付体6の内部にスライド移動可能で且つ回動不能に設けられており、
前記第二取付体6の内部に前記第一取付体3、前記カム係合部材5、並びに前記抗縮バネ体7を装着するものであり、
更に、前記抗縮バネ体7を装着する際、前記拡径可能に設けられている開口部8を初期径から拡径させ、前記抗縮バネ体7を装着した後、拡径から復帰した初期径の位置において、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されることを特徴とするヒンジ装置。 - 前記請求項1記載のヒンジ装置において、開口部8の後部に段部16bを形成し、前記抗縮バネ体7の後部7aを他よりも大径に形成し、前記開口部8の段部16bで前記抗縮バネ体7の前記後部7aを係合させることにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されることを特徴とするヒンジ装置。
- 前記請求項1記載のヒンジ装置において、開口部8を拡径させると共に、前記抗縮バネ体7の後部を支持する別製のバネ支持体10を装着し、前記開口部8で前記バネ支持体10を係止することにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されることを特徴とするヒンジ装置。
- 前記請求項1記載のヒンジ装置において、前記スリット部9は第二取付体6の周面対向位置に複数設けられていることを特徴とするヒンジ装置。
- 前記請求項1記載のヒンジ装置において、前記カム係合部5にはスライド凸部5aを設け、前記第二取付体6の内面部には前記カム係合部5のスライド凸部5aをガイドするガイド凹条13が設けられていることを特徴とするヒンジ装置。
- 前記請求項1記載のヒンジ装置において、前記第二取付体6を適宜な合成樹脂製の部材で構成したことを特徴とするヒンジ装置。
- 折畳み開閉部材の第一部材1と第二部材2との間に装着されるヒンジ装置であって、
カム部4を備え、前記第一部材1に連係してこの第一部材1と共に回動する第一取付体3と、
前記第二部材2に連係してこの第二部材2と共に回動する筒状の第二取付体6と、
前記第一取付体3の前記カム部4に係合するカム係合部材5と、
前記カム係合部材5を前記カム部4の方向に押圧付勢する抗縮バネ体7と、
を備えたヒンジ装置において、
前記第一取付体3は、前記筒状の第二取付体6の内部に回転可能で且つスライド移動可能に設けられており、
前記第二取付体6は、その他端部に開口部8を備えており、
前記カム係合部材5は、前記第二取付体6の内部にスライド移動可能で且つ回動不能に設けられており、
前記第二取付体6の内部に前記第一取付体3、前記カム係合部材5、並びに前記抗縮バネ体7を装着するものであり、
前記抗縮バネ体7は、その後部7aを他よりも大径に形成し、
前記第二取付体6の前記開口部8の後部には、前記抗縮バネ体7の後部7aの径に適合する雌ネジ部16cを形成し、前記開口部8の雌ネジ部16cに前記抗縮バネ体7の前記後部7aを螺合させることにより、前記開口部8に抗縮バネ体7が抜け止め係止されることを特徴とするヒンジ装置。 - 折畳み開閉部材の第一部材1に操作部14を設けて機器本体部とし、折畳み開閉部材の第二部材2にディスプレイ部15を設けて機器重合部とし、これら機器本体部と機器重合部との間に、前記請求項1又は前記請求項7記載のヒンジ装置を装着して構成されることを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100208 |
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A02 | Decision of refusal |
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