JPWO2012160592A1 - ヒンジ機構および車載用ディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、繰り返し使用時の金属磨耗によってもトルクが変化するので、自重により開く角度が安定しないという課題もあった。
実施の形態1.
実施の形態1に係るヒンジ機構を、車両天井に設置された筐体(固定部材)からディスプレイ(回動部材)を回動させて出し入れするために用いる場合を例にして説明する。図1に示す天吊り式の車載用ディスプレイ装置1は、車両の天井に固定された筐体4にディスプレイ2が収納された状態である。同一構造の2つのヒンジ機構10は、ディスプレイ2の片側の両端に取り付けられ、ディスプレイ2を筐体4に対して回動自在に支持している。
図4はヒンジ機構10の斜視図、図5はその分解斜視図であり、共にディスプレイ2の収納状態である。ヒンジ機構10は、ディスプレイ2の回動中心軸となるシャフト20と、シャフト20に取り付けられて回動する摺動プレート(第1のトルク発生部)40、クリックプレート(第2のトルク発生部)50および平座金60と、筐体4に固定されるブラケット30とから構成される。なお、以下の説明では、回動中心軸に沿ってディスプレイ2の中央に近い側を内側、ディスプレイ2の中央から遠い側を外側という。
また、シャフト20の他端側にはディスプレイ2が固定されている。
この摺動プレート40のプレート軸穴43は、中径部22の径よりも若干大きい径の円弧と、シャフト溝23の径方向の深さよりも若干小さめで、かつシャフト溝23の周方向の幅よりも小さい幅の突出部42とから構成されており、突出部42とシャフト溝23とが遊びを持って係合しているので、シャフト20に対して摺動プレート40が一定の角度だけ回動可能となっている。また、摺動プレート40は金属弾性体とし、その外周部分にはブラケット30上を摺動してトルクを生じるための摺動凸部(第2の凸形状)41と、抵抗凸部(第1の凸形状)44とが設けられている。なお、プレート軸穴43を中心にした一方側に摺動凸部41、反対側に抵抗凸部44が設けられている。
凸部逃がし穴32は、ディスプレイ2が収納角度(図1)から自重開き角度(図2)までを回動する間、摺動プレート40の摺動凸部41が入り込むための穴である。
収納凹部33は、ディスプレイ2が収納角度にあるとき、クリックプレート50のクリック凸部51が入り込むための凹みである。この収納凹部33の、クリックプレート50の回動方向には、クリック凸部51が当接するためのテーパ部34が設けられている。これら凹凸形状の位置関係として、摺動プレート40の摺動凸部41が凸部逃がし穴32に入り込んでその縁部に当接するまでの間に、クリックプレート50のクリック凸部51が収納凹部33を通過してテーパ部34に当接し、さらに摺動凸部41が凸部逃がし穴32の縁部に当接した時点ではクリック凸部51がテーパ部34の頂点を若干乗り越えた位置になるようにしている。また、摺動プレート40の抵抗凸部44は常にブラケット30の面上を摺動するように当接している。
図示例では、クリック凸部51とクリック凹部35a,35bとの嵌合によるディスプレイ2の保持力を高めるために、クリック凹部35a,35bの周りを一段高くして土手部にしている。
図6は、ヒンジ機構10のクリックプレート50とディスプレイ2の動作を示す図である。図6において平座金60は図示を省略する。図7は、ヒンジ機構10の摺動プレート40とディスプレイ2の動作を示す図である。図7においてクリックプレート50および平座金60は図示を省略する。図8は、ヒンジ機構10を図6(a)に示すAA線およびBB線に沿って切断した断面図である。
なお、図6〜図8の(a)〜(c)は各々同じディスプレイ位置に対応しており、図6(a)、図7(a)および図8(a)はディスプレイ2が筐体4内に収納された収納状態、図6(b)、図7(b)および図8(b)はディスプレイ2が収納状態から自重により回動している途中の状態、図6(c)、図7(c)および図8(c)はディスプレイ2が自重回動して静止した自重開き状態、図6(d)および図7(d)はディスプレイ2が自重開き状態からさらに回動した視聴状態を示す。
また、図9は、ディスプレイ2の回動角度に応じて生じるトルクのグラフであり、図9(a)はクリックプレート50により発生する摺動抵抗トルク値、図9(b)は摺動プレート40により発生する摺動抵抗トルク値である。
また、図7(a)および図8(a)に示すように、摺動プレート40の摺動凸部41はブラケット30の凸部逃がし穴32に入り込んだ状態でディスプレイ2の収納方向の縁部36に寄せられており、ディスプレイ2が開方向にθ2°回動するまで摺動凸部41がもう一方の縁部37に当接しない位置にある。また、摺動プレート40の突出部42はシャフト20のシャフト溝23の一方の溝壁26に寄せられており、ディスプレイ2が開方向にθ1°回動するまで突出部42がもう一方の溝壁25に当接しない位置にある。更に、摺動プレート40の抵抗凸部44はブラケット30の面に圧接した状態であるため、摺動プレート40は振動等により回動することもない。
このとき、ヒンジ機構10では、ディスプレイ2に固定されたシャフト20と、このシャフト20に固定されたクリックプレート50とが同期して回動し始める。一方、摺動プレート40はθ1°の回動裕度があり、かつ、抵抗凸部44がブラケット30に押し付けられて摺動抵抗が生じているので、摺動プレート40はシャフト20に同期しない。
この状態では、図9の通り、ディスプレイ2がθ1°回動するまでヒンジ機構10にトルクが発生しないので、ディスプレイ2は自重により回動し始める。このとき、回動速度は重力により加速していく。
なお、図8(b)では、回動角度θ1°のとき、収納凹部33からテーパ部34への切り替え部分にクリック凸部51が位置しているが、クリック凸部51がテーパ部34に当接する手前であればどの位置であってもよい。
このとき、図6(b)に示す通り、クリックプレート50のクリック凸部51はまだブラケット30のテーパ部34に当接していないので、図9に示すように、ディスプレイ2は摺動プレート40の抵抗凸部44により発生するトルクT1の摺動抵抗のみを受け回動する。ただし、トルクT1は、ディスプレイ2の自重により回動する回動トルクTよりも小さいため、ディスプレイ2の自重による回動が止まることはないが、角加速度は小さくなっている。
そして、ディスプレイ2の回動角度がθ1°+θ2°になると、図6(c)、図7(c)および図8(c)に示すように、摺動プレート40の摺動凸部41がブラケット30の凸部逃がし穴32の縁部37に当接することでトルクT2(第2トルク)が生じ、よって、図9(b)に示すように、摺動プレート40に生じるトルクはT1+T2となり、すでに減速が始まっているディスプレイ2の回動が完全に止まり、自重開き状態となる。
また、説明では、摺動凸部41が凸部逃がし穴32の縁部37に当接した時点ではクリック凸部51がテーパ部34の頂点を若干乗り越えた位置になるようにして、図9のようにθ1°+θ2°より手前でトルクT3が最大になるようにしたが、これに限定されるものではなく、θ1°+θ2°と同じか、過ぎた後でトルクT3が最大になるようにしてもよい。
ディスプレイ2の回動に同期してクリックプレート50がブラケット30上を摺動し、クリック凸部51がクリック凹部35aに嵌り込むと、クリック凸部51とクリック凹部35aとの嵌合によりディスプレイ2が収納角度0°から100°開いた位置で保持される。視聴者がさらにディスプレイ2を回動させると、クリック凸部51がクリック凹部35aから抜け出て隣接するクリック凹部35bに嵌り込み、図6(d)および図7(d)に示すように、クリック凸部51とクリック凹部35bとの嵌合によりディスプレイ2が収納角度0°から120°開いた位置で保持される。
さらに、摺動プレート40の摺動凸部41をたわませてブラケット30の凸部逃がし穴32から抜け出るために必要なトルクT2は、部品のばらつき、組立ばらつきおよび金属磨耗等により摺動抵抗が失われる値以上に設定するようにしたので、部品のばらつき等によってトルクT3が小さくなったとしても、トルクT2によりディスプレイ2を確実に自重開き角度で静止させることができる。
図10(a)はディスプレイ2が筐体4内に収納された収納状態、図10(b)はディスプレイ2が収納状態から自重により回動している途中の状態を示す。なお、クリックプレート50および平座金60は図示を省略する。この例では、シャフト20の中径部22に平面カットを施してストレート部27を形成すると共に、他方の摺動プレート40のプレート軸穴43に中径部22の断面と同形状としながら隙間をもたせたストレート部45を形成している。この構成の場合、簡単な構造で同様の性能が期待できる。
また、繰り返し使用時の金属磨耗によってもトルクが変化するので、自重により開く角度が安定しないという課題もあった。
実施の形態1.
実施の形態1に係るヒンジ機構を、車両天井に設置された筐体(固定部材)からディスプレイ(回動部材)を回動させて出し入れするために用いる場合を例にして説明する。図1に示す天吊り式の車載用ディスプレイ装置1は、車両の天井に固定された筐体4にディスプレイ2が収納された状態である。同一構造の2つのヒンジ機構10は、ディスプレイ2の片側の両端に取り付けられ、ディスプレイ2を筐体4に対して回動自在に支持している。
図4はヒンジ機構10の斜視図、図5はその分解斜視図であり、共にディスプレイ2の収納状態である。ヒンジ機構10は、ディスプレイ2の回動中心軸となるシャフト20と、シャフト20に取り付けられて回動する摺動プレート(第1のトルク発生部)40、クリックプレート(第2のトルク発生部)50および平座金60と、筐体4に固定されるブラケット30とから構成される。なお、以下の説明では、回動中心軸に沿ってディスプレイ2の中央に近い側を内側、ディスプレイ2の中央から遠い側を外側という。
また、シャフト20の他端側にはディスプレイ2が固定されている。
この摺動プレート40のプレート軸穴43は、中径部22の径よりも若干大きい径の円弧と、シャフト溝23の径方向の深さよりも若干小さめで、かつシャフト溝23の周方向の幅よりも小さい幅の突出部42とから構成されており、突出部42とシャフト溝23とが遊びを持って係合しているので、シャフト20に対して摺動プレート40が一定の角度だけ回動可能となっている。また、摺動プレート40は金属弾性体とし、その外周部分にはブラケット30上を摺動してトルクを生じるための摺動凸部(第2の凸形状)41と、抵抗凸部(第1の凸形状)44とが設けられている。なお、プレート軸穴43を中心にした一方側に摺動凸部41、反対側に抵抗凸部44が設けられている。
凸部逃がし穴32は、ディスプレイ2が収納角度(図1)から自重開き角度(図2)までを回動する間、摺動プレート40の摺動凸部41が入り込むための穴である。
収納凹部33は、ディスプレイ2が収納角度にあるとき、クリックプレート50のクリック凸部51が入り込むための凹みである。この収納凹部33の、クリックプレート50の回動方向には、クリック凸部51が当接するためのテーパ部34が設けられている。これら凹凸形状の位置関係として、摺動プレート40の摺動凸部41が凸部逃がし穴32に入り込んでその縁部に当接するまでの間に、クリックプレート50のクリック凸部51が収納凹部33を通過してテーパ部34に当接し、さらに摺動凸部41が凸部逃がし穴32の縁部に当接した時点ではクリック凸部51がテーパ部34の頂点を若干乗り越えた位置になるようにしている。また、摺動プレート40の抵抗凸部44は常にブラケット30の面上を摺動するように当接している。
図示例では、クリック凸部51とクリック凹部35a,35bとの嵌合によるディスプレイ2の保持力を高めるために、クリック凹部35a,35bの周りを一段高くして土手部にしている。
図6は、ヒンジ機構10のクリックプレート50とディスプレイ2の動作を示す図である。図6において平座金60は図示を省略する。図7は、ヒンジ機構10の摺動プレート40とディスプレイ2の動作を示す図である。図7においてクリックプレート50および平座金60は図示を省略する。図8は、ヒンジ機構10を図6(a)に示すAA線およびBB線に沿って切断した断面図である。
なお、図6〜図8の(a)〜(c)は各々同じディスプレイ位置に対応しており、図6(a)、図7(a)および図8(a)はディスプレイ2が筐体4内に収納された収納状態、図6(b)、図7(b)および図8(b)はディスプレイ2が収納状態から自重により回動している途中の状態、図6(c)、図7(c)および図8(c)はディスプレイ2が自重回動して静止した自重開き状態、図6(d)および図7(d)はディスプレイ2が自重開き状態からさらに回動した視聴状態を示す。
また、図9は、ディスプレイ2の回動角度に応じて生じるトルクのグラフであり、図9(a)はクリックプレート50により発生する摺動抵抗トルク値、図9(b)は摺動プレート40により発生する摺動抵抗トルク値である。
また、図7(a)および図8(a)に示すように、摺動プレート40の摺動凸部41はブラケット30の凸部逃がし穴32に入り込んだ状態でディスプレイ2の収納方向の縁部36に寄せられており、ディスプレイ2が開方向にθ2°回動するまで摺動凸部41がもう一方の縁部37に当接しない位置にある。また、摺動プレート40の突出部42はシャフト20のシャフト溝23の一方の溝壁26に寄せられており、ディスプレイ2が開方向にθ1°(第1所定角度)回動するまで突出部42がもう一方の溝壁25に当接しない位置にある。更に、摺動プレート40の抵抗凸部44はブラケット30の面に圧接した状態であるため、摺動プレート40は振動等により回動することもない。
このとき、ヒンジ機構10では、ディスプレイ2に固定されたシャフト20と、このシャフト20に固定されたクリックプレート50とが同期して回動し始める。一方、摺動プレート40はθ1°の回動裕度があり、かつ、抵抗凸部44がブラケット30に押し付けられて摺動抵抗が生じているので、摺動プレート40はシャフト20に同期しない。
この状態では、図9の通り、ディスプレイ2がθ1°回動するまでヒンジ機構10にトルクが発生しないので、ディスプレイ2は自重により回動し始める。このとき、回動速度は重力により加速していく。
なお、図8(b)では、回動角度θ1°のとき、収納凹部33からテーパ部34への切り替え部分にクリック凸部51が位置しているが、クリック凸部51がテーパ部34に当接する手前であればどの位置であってもよい。
このとき、図6(b)に示す通り、クリックプレート50のクリック凸部51はまだブラケット30のテーパ部34に当接していないので、図9に示すように、ディスプレイ2は摺動プレート40の抵抗凸部44により発生するトルクT1の摺動抵抗のみを受け回動する。ただし、トルクT1は、ディスプレイ2の自重により回動する回動トルクTよりも小さいため、ディスプレイ2の自重による回動が止まることはないが、角加速度は小さくなっている。
そして、ディスプレイ2の回動角度がθ1°+θ2°になると、図6(c)、図7(c)および図8(c)に示すように、摺動プレート40の摺動凸部41がブラケット30の凸部逃がし穴32の縁部37に当接することでトルクT2(第2トルク)が生じ、よって、図9(b)に示すように、摺動プレート40に生じるトルクはT1+T2となり、すでに減速が始まっているディスプレイ2の回動が完全に止まり、自重開き状態となる。
また、説明では、摺動凸部41が凸部逃がし穴32の縁部37に当接した時点ではクリック凸部51がテーパ部34の頂点を若干乗り越えた位置になるようにして、図9のようにθ1°+θ2°より手前でトルクT3が最大になるようにしたが、これに限定されるものではなく、θ1°+θ2°と同じか、過ぎた後でトルクT3が最大になるようにしてもよい。
ディスプレイ2の回動に同期してクリックプレート50がブラケット30上を摺動し、クリック凸部51がクリック凹部35aに嵌り込むと、クリック凸部51とクリック凹部35aとの嵌合によりディスプレイ2が収納角度0°から100°開いた位置で保持される。視聴者がさらにディスプレイ2を回動させると、クリック凸部51がクリック凹部35aから抜け出て隣接するクリック凹部35bに嵌り込み、図6(d)および図7(d)に示すように、クリック凸部51とクリック凹部35bとの嵌合によりディスプレイ2が収納角度0°から120°開いた位置で保持される。
さらに、摺動プレート40の摺動凸部41をたわませてブラケット30の凸部逃がし穴32から抜け出るために必要なトルクT2は、部品のばらつき、組立ばらつきおよび金属磨耗等により摺動抵抗が失われる値以上に設定するようにしたので、部品のばらつき等によってトルクT3が小さくなったとしても、トルクT2によりディスプレイ2を確実に自重開き角度で静止させることができる。
図10(a)はディスプレイ2が筐体4内に収納された収納状態、図10(b)はディスプレイ2が収納状態から自重により回動している途中の状態を示す。なお、クリックプレート50および平座金60は図示を省略する。この例では、シャフト20の中径部22に平面カットを施してストレート部27を形成すると共に、他方の摺動プレート40のプレート軸穴43に中径部22の断面と同形状としながら隙間をもたせたストレート部45を形成している。この構成の場合、簡単な構造で同様の性能が期待できる。
Claims (7)
- 固定部材と回動部材とを連結し、前記回動部材を、前記固定部材に対して自重で所定の自重開き角度まで回動させるヒンジ機構であって、
前記回動部材の自重回動に抵抗するトルクを生じる第1のトルク発生部および第2のトルク発生部を備え、
前記第1のトルク発生部は、前記回動部材が前記固定部材に保持された初期角度から前記自重開き角度までの間の所定角度で第1トルクを生じ、前記自重開き角度で当該第1トルクより大きい第2トルクを生じ、
前記第2のトルク発生部は、前記回動部材が前記自重開き角度に近づくにつれ徐々に増大する第3トルクを生じることを特徴とするヒンジ機構。 - 回動部材に固定され、当該回動部材の回動中心軸となるシャフトを備え、
第1のトルク発生部は、前記シャフトに対して所定角度回動可能に取り付けられ、初期角度から前記所定角度までは前記回動部材の回動に同期せず、前記所定角度からは前記回動部材に同期して回動して第1トルクおよび第2トルクを生じ、
第2のトルク発生部は、前記シャフトに取り付けられて前記回動部材に同期して回動し、前記所定角度を超えると回動角度に応じて増大する第3トルクを生じることを特徴とする請求項1記載のヒンジ機構。 - 固定部材に固定され、シャフトを挿通して回動自在に支持するブラケットを備え、
第1のトルク発生部および第2のトルク発生部は、前記ブラケットを両側から挟み込む位置に配置され、前記ブラケット上を摺動してトルクを生じる弾性部材であることを特徴とする請求項2記載のヒンジ機構。 - ブラケットは、シャフトを中心とした円周上に第1の凹形状を有し、
第1のトルク発生部は、前記回動部材に同期して回動しているとき前記ブラケット上を摺動して第1トルクを生じる第1の凸形状と、前記第1の凸形状とは異なる位置に形成され、初期角度のときは前記ブラケットの前記第1の凹形状に入り込んでトルクを生じず、回動部材に同期して回動すると前記第1の凹形状の縁に当接して第2トルクを生じる第2の凸形状とを有することを特徴とする請求項3記載のヒンジ機構。 - ブラケットは、シャフトを中心とした円周上に第2の凹形状と、当該第2の凹形状の縁に形成されたテーパ部とを有し、
第2のトルク発生部は、初期角度のときは前記ブラケットの前記第2の凹形状に入り込んでトルクを生じず、回動部材に同期して回動すると前記テーパ部を摺動して第3トルクを生じる第3の凸形状を有することを特徴とする請求項3記載のヒンジ機構。 - 回動部材の両端が固定部材にそれぞれ連結され、当該連結部分それぞれが第1のトルク発生部および第2のトルク発生部を1組ずつ備えることを特徴とする請求項1記載のヒンジ機構。
- 請求項1記載のヒンジ機構を用いた車載用ディスプレイ装置であって、
当該ヒンジ機構は、車両の天井に固定された筐体にディスプレイを連結し、前記ディスプレイが前記筐体内に収納された状態の初期角度から所定の自重開き角度まで、前記ディスプレイを自重で回動させることを特徴とする車載用ディスプレイ装置。
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Family
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Family Applications (1)
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Country Status (2)
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- 2011-05-20 WO PCT/JP2011/002830 patent/WO2012160592A1/ja active Application Filing
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Also Published As
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WO2012160592A1 (ja) | 2012-11-29 |
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