JP6218613B2 - 血圧計 - Google Patents

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Description

本発明は、オペレータがコロトコフ音を聴診器で聞きながら血圧を測定するための血圧計に関する。
現在、医師等の専門家がオペレータとなる血圧測定に用いられる血圧計としては、血液の流れから発生する音(コロトコフ音)
を聴診器で聞きながら、最高血圧及び最低血圧を判断するものが一般的である。このような専門家による血圧測定の分野において広く普及しているのは、水銀柱式血圧計、または水銀柱を電子表示で模した電子血圧計である。
この種の血圧計は、測定値を示す水銀柱(または水銀柱を模した電子表示部)を備えた表示部と、この表示部の支持台となるベース部と、を備えている。
表示部は、使用時には、オペレータが水銀柱の動きを見易いように、起立させる。電子表示部を用いたものには、表示部が完全に直立した状態では、光線の状況やオペレータの位置によって表示が見にくい場合があることに備えて、表示部を倒す(オペレータの視線から遠のく方向に傾斜させる)ことが可能になっている。
例えば特許文献1では、表示部の基端部が、ベース部の一端部に、停止角度調整ヒンジを介して連結されており、表示部は、ヒンジを基点に水平の状態から垂直に起立する状態まで、0度〜90度の範囲内で回動し、かつこの角度域で5段階に角度停止できるようになっている。
特開2007−117373号公報(段落0043、図1等)
ところで、表示部の視認性の観点からは、オペレータの視線から遠のく方向に表示部を倒す(表示部を0度〜90度の間で位置固定する)機構を持つことが望まれる一方で、表示部が90度以上に傾斜すると、オペレータが水銀柱を視認できなくなるうえに、表示部が自重で落下するおそれがあり、安全性の観点から好ましくない。このような理由から、特許文献1をはじめ、この種の血圧計は、表示部が90度以上には開かない機構を採っている。
しかし、このような機構であっては、装置の使い勝手が悪いという問題があった。例えば特許文献1の血圧計は、表示部の基端部の内側に、電池収納部を備えており、90度以上に開かない機構であっては、ベース部と干渉して、電池を取り出しにくいという問題があった。
本発明は、従来技術の問題を解決するためになされたものであり、表示部を所定角度以上に回動できるようにするとともに、回動範囲を拡大しても安全性は確保される血圧計を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る血圧計は、測定値を示す水銀柱を電子的に表示する電子表示部を備える表示部と、前記表示部の支持台となるベース部と、を備え、前記表示部の基端部が、前記ベース部の一端部に、回動調整ヒンジを介して連結され、前記回動調整ヒンジは、所定角度までは、段階的に角度停止可能に自在に回動し、所定角度以上には、該回動調整ヒンジの摺動面の抵抗が前記所定角度域の摺動面における抵抗よりも大きくなる抵抗増加手段を経て回動するよう構成した。
好ましくは、前記抵抗増加手段は、前記回動調整ヒンジの一方の摺動面に設けられた抵抗増加用突起と、他方の摺動面に設けられた摺動方向と交わる方向に亘る抵抗増加用リブとする。
好ましくは、前記一方の摺動面は、弾性素材からなるヒンジプレートとし、他方の摺動面は、前記表示部の基端部の外側面に設けられた凹状のヒンジホルダー部とする。
好ましくは、前記ヒンジプレートの周側面には、停止角度用リブを突出形成し、前記ヒンジホルダー部の内周壁には、前記所定角度域に対応する位置に、前記停止角度用リブと係合する停止角度用リブ溝を、前記段階的停止角度に対応する位置に形成する。
好ましくは、前記血圧計は、前記ヒンジホルダー部に前記ヒンジプレートを位置合わせして嵌め、前記ヒンジプレートに、前記ベース部の一端部を、位置決め手段を介して被せ、ベース部外側からヒンジ中心をリベット固定して組み立てる。
好ましくは、前記表示部の基端部には、電池収納部を設ける。
好ましくは、前記所定角度は90度とする。
本発明によれば、表示部と、表示部の支持台となるベース部と、を備える血圧計で、回動調整ヒンジを基点に回動する表示部が、回動の途中で抵抗が変わる(大きくなる)ように構成した。これにより、本発明の血圧計の表示部は、所定角度内では自在に回動するが、所定角度以上には回動が硬くなり、一定の負荷をかけなければ動じないので、回動範囲が拡大し、装置の使い勝手が向上されるとともに、表示部が自重で倒れることがないので、安全に使用することができる。
回動が所定角度以上に及ぶ際の抵抗増加手段は、回動調整ヒンジの一対の摺動面において、一方の摺動面に設けた抵抗増加用突起と、他方の摺動面に設けた前記突起と干渉するように摺動方向と交わる方向に形成した抵抗増加用リブで構成するのが好ましい。
また、回動調整ヒンジの一方の摺動面は、弾性素材のヒンジプレートとし、他方の摺動面は、表示部の基端部にヒンジホルダー部を一体形成する構成が好ましい。これにより、回動調整ヒンジの部品点数が削減され、かつ組み立ても容易となる。
より好ましくは、抵抗増加用突起をヒンジプレートの裏面(一方の摺動面)に、抵抗増加用リブをヒンジホルダー部の底面(他方の摺動面)に設け、また、ヒンジプレートの周側面に停止角度用リブを、ヒンジホルダー部の内周壁に、段階停止させたい角度に停止角度用リブ溝を形成する。これにより、表示部を回動させると、所定角度域では、停止角度用リブと停止角度用リブ溝によって、段階的回動(段階的角度での固定)が可能であり、所定角度を超えようとする回動に対しては、抵抗増加用突起と抵抗増加用リブが干渉して、この物理的抵抗以上の負荷をかけない限り、所定角度以上に回動不能となる。
また、本発明の血圧計は、前記の回動調整ヒンジを用いたことで、ヒンジプレートを表示部のヒンジホルダー部に位置合わせして嵌め、ヒンジプレートにベース部の一端部を位置決め手段を介して被せ、ヒンジ中央を外側からリベット止めするだけで組み上がるので、組み立てが簡単容易である。
本発明の血圧計の外観を示す斜視図 本発明の血圧計の要部である停止角度調整ヒンジの分解斜視図 本発明のベース部の断面図 本発明の表示部の側面図 本発明の表示部の電池収納部を示す断面図 本発明のヒンジプレートの表面を示す正面図 本発明のヒンジプレートの裏面を示す背面図 本発明のヒンジプレートの側面図 本発明のヒンジプレートの断面図 本発明のヒンジプレートの断面図 本発明の組み立て手順の説明図 本発明の血圧計の側面図
次に、図面を参照して本発明の好適な一実施例について説明する。図1は、本発明の血圧計の外観を示す斜視図、図2は、本発明の血圧計の要部である停止角度調整ヒンジの分解斜視図、である。
図に示す血圧計1は、オペレータPがコロトコフ音を聴診器で聞きながら血圧を測定するタイプのものであって、主に、カフ2と、カフ2に空気を圧入するための送気球4と、血圧値を表示する水銀柱ゲージを液晶表示により模した電子表示部11を備えた表示部10と、表示部10の支持台となるベース部20と、送気球4・カフ2間及びカフ2・表示部10間をつなぐエアホース5と、送気球4とエアホース5との間に介在された排気弁6と、を備えている。うち、本発明の要旨となる表示部10とベース部20、及びこれらの回動に関する回動調整ヒンジ30に関する部分を図示する。その他の部分は、血圧計に用いられるものとして周知のもので良く、図示を省略する。
オペレータPは、被測定部にカフ2を装着し、表示部10内の制御部3を起動させ、コロトコフ音を聴診器で聞きながら、送気球4でカフ2内の空気袋を膨張させて被測定部を加圧し、目標加圧値に到達したら加圧を止め、排気弁6を緩めて阻血状態を解除する。カフ2内には圧力センサが設置されており、これによりカフ圧信号や生体の脈波信号が検出され、制御部3において血圧値、脈拍数等に換算される。電子表示部11には、その時々の血圧値や脈拍数等が表示される。
表示部10の基端部10bは、ベース部20の一端部20bに、回動調整ヒンジ30を介して連結されている。図1では、回動調整ヒンジ30は、目隠し蓋8で覆い隠されている。
まず、ベース部20について、図1〜図3を用いて説明する。図3は、本発明のベース部の断面図(図2に示すIII−III断面図)である。
ベース部20は、上方に開口するケース状になっており、非使用時には、ベース部20内にカフ2や送気球4等を収納できる。ベース部20の他端部20tは、表示部10の先端部10tと係合するようになっており、表示部10を水平状態にすると、表示部10がベース部20の上蓋として機能する。
ベース部一端部20bは、後述するヒンジプレート32を介した状態で、表示部基端部10bと固定される。このため、ベース部一端部20bの左右両側面には、その中央部に、後述するリベット止め用のリベット穴207と、後述する位置決め手段である、スリット203と、ネジ穴201、201、201と、が形成されており、さらに、目隠し蓋8に形成した固定フック(図示せず)と係合するフック孔208、208、208が形成されている。
次に、表示部10について、図1、2、4、5を用いて説明する。図4は、本発明の表示部の側面図、図5は、本発明の表示部の電池収納部を示す断面図(図2に示す線IV−IVに沿う断面図)、である。
表示部10は、側方から見て、その基端部10bに膨張部を有するP字状の板材であって、上面に電子表示部11を備え、内部に制御部3を備えている。表示部基端部10bの左右外側面には、後述するヒンジプレート32の受け部となる凹状のヒンジホルダー部34L,34Rが一体形成されている。本明細書に言う回動調整ヒンジ30は、主として、このヒンジプレート32とヒンジホルダー部34L,34Rにより構成される。なお、ヒンジホルダー部34L,34Rの詳細は後述する。
表示部基端部10bには、電池収納部12が形成されている。表示部基端部10bの内側、すなわちベース部20に収納される位置には、電池収納部12の電池蓋12cが形成されている(図2、図5参照)。
次に、ヒンジプレート32について図6〜10を用いて説明する。図6は、本発明のヒンジプレートの表面を示す正面図、図7は、本発明のヒンジプレートの裏面を示す背面図、図8は、本発明のヒンジプレートの側面図、図9は、本発明のヒンジプレートの断面図(図7に示す線IX-IXに沿う断面図)、図10は、本発明のヒンジプレートの断面図(図7に示す線X-Xに沿う断面図)、である。
ヒンジプレート32は、ヒンジホルダー部34L,34Rに挿入される円板状の部品である。すなわち、ヒンジホルダー部34L,34Rの底面が、請求項にいう回動調整ヒンジ30の他方の摺動面(以下、ホルダー側摺動面)304であり、ホルダー側摺動面304と対面するヒンジプレート32の裏面が請求項にいう一方の摺動面(以下プレート側摺動面)302となる。ヒンジプレート32は、ヒンジホルダー部34L,34Rで共通に用いられる。ヒンジプレート32は、後述する弾性変形を起こすように、性素材で形成されるのが好ましく、柔らかな樹脂、一例としてはポリアセタール、ポリプロピレン等が好ましい。
ヒンジプレート32の表面(プレート側摺動面302の反対面)302sには、ベース部20の一端部20bとの位置決め手段である位置合わせ用の外方突起323と、同心円状等間隔3箇所に、プレート周方向の位置決め手段であるネジ止め用のネジ穴321、321、321と、が形成されている。また、ヒンジプレート32の中心には、後述するリベット止め用のリベット穴327が形成されている。
ヒンジプレート32の周側面には、周方向等間隔に2箇所、すなわち周方向に180度の間隔で、半径方向に延出する半円状の停止角度用リブ3201、3206が形成されている。停止角度用リブ3201、3206の内周位置には、停止角度用リブ3201、3206にプレート半径方向の弾性を備えさせるために、周方向所定幅に抜き部3221、3226が形成されている。ヒンジプレート表面302sには、停止角度用リブ3201が、表示部10を水平状態としたときにヒンジホルダー部34L,34Rの最下点となる位置(図4参照。以下、基準位置34bという)に配置されるよう、位置合わせ用の印326が付されている。
ヒンジプレート32の裏面(プレート側摺動面)302には、停止角度用リブ3201をヒンジホルダー部34L,34Rの基準位置34bにそれぞれセットし回動調整ヒンジ30を正面視した際に、基準位置34bから時計回りに110度となる位置に、プレート側摺動面302から若干突出する抵抗増加用突起324が形成されている(図6参照)。抵抗増加用突起324は、プレート半径方向に亘る線支承部325の中央部に形成されている。線支承部325は、その周方向両側を抜くことで形成され、部材厚は他の箇所よりも薄く形成されている(図7、図10参照)。この線支承部325により、抵抗増加用突起324は、プレート厚み方向に所定の弾性を備えている。
次に、ヒンジホルダー部34L,34Rについて説明する。ヒンジホルダー部34L,34Rは、円凹形状であり、それぞれの底面(ホルダー側摺動面304)には、中央に、後述するリベット止め用のリベット穴347が形成され、基準位置34bには、位置合わせ用の印346が付されている。
ヒンジホルダー部34Lの内周壁には、回動調整ヒンジ30を正面視した際に、第3象限の域に、時計回りに22.5度刻みに、略半円形状に半径方向に窪む停止角度用リブ溝3401、3402、3403、3404、3405と、第1象限の域に、同様の停止角度用リブ溝3406、3407、3408、3409、3410が形成されている(図4参照)。
ヒンジホルダー部34Rの内周壁には、回動調整ヒンジ30を正面視した際に、第2象限の域に、半時計回りに22.5度刻みに、同様の停止角度用リブ溝3401、3402、3403、3404、3405と、第4象限の域に、同様の停止角度用リブ溝3406、3407、3408、3409、3410が形成されている(図3参照)。
また、ヒンジホルダー部34L,34Rのホルダー側摺動面304には、半径方向に亘る(すなわち、摺動方向と直交する)抵抗増加用リブ341がライン状に突出形成されている。抵抗増加用リブ341は、ヒンジホルダー部34Lでは、第1象限の域で20度の位置(すなわち、ヒンジプレート32が時計回りで摺動して90度移動した位置)に、ヒンジホルダー部34Rでは、第3象限の域で20度の位置(すなわち、ヒンジプレート32が半時計回りで摺動して90度移動した位置)に、形成されている。なお、ヒンジホルダー部34L,34Rで停止角度用リブ溝3401〜3410及び抵抗増加用リブ341の形成位置が異なるのは、ヒンジプレート32を左右共通部品としたことによるものである。
次に、血圧計1の組立手順について説明する。図13は、本発明の組み立て手順の説明図、である。
まず、ステップS1で、制御部3、電子表示部11等を装着し、表示部10を組み立てる。次に、ステップS2で、ヒンジプレート32を表示部10のヒンジホルダー部34L,34Rに挿入する。この際、ヒンジプレート32の印326をヒンジホルダー34L,34Rの印346で位置合わせする。次に、ステップS3で、ヒンジプレート表面302sにベース一部端部20bを被せる。この際、ヒンジプレート32の外方突起323とベース部一端部20bのスリット203を係合させて位置決めをする。次に、ステップS4で、ヒンジプレート32のネジ穴321、321、321とベース部一端部20bのネジ穴201、201、201をネジ止めして、周方向を位置決めした上で、表示部10、ヒンジプレート32及びベース部一端部20bで連通するリベット穴327、リベット穴347及びリベット穴207に対し、プッシュリベット9を挿入し、締結させて、ヒンジ中心を固定する。最後に、ステップS5で、左右のベース部一端部20bのフック孔208に対して、目隠し蓋8を装着する。これにて、血圧計1が完成する。
ここで、回動調整ヒンジ30は、ステップS2、S3、S4によって組みあがる。例えば特許文献1では、所定角度に固定可能な停止角度調整ヒンジとして、2枚の硬板で鋼球を挟み、一方により鋼球を回動自在に保持し、その鋼球の一部を他方と摺接可能に突出させる構成を採っているが、鋼球を挟持する部材及びこれらを血圧計に固定するための固定板も必要となり、部品点数も作業工程も要する。一方、本実施例の回動調整ヒンジ30は、弾性素材からなるヒンジプレート32を部品に採用し、その受け部を表示部10に一体形成したことにより、従来のものに比して、大幅に部品点数が減り、かつ組み立ても簡易である。
次に、回動の様子を説明する。図12は、本発明の血圧計の側面図である。
表示部10を回動方向Rに回すと、ヒンジプレート32の停止角度用リブ3201は、その弾性によって、停止角度用リブ溝3401から順に、溝3402、溝3403、溝3404、溝3405と、係合とその解消を繰り返しながら移動する。これと同時に、停止角度用リブ3206は、停止角度用リブ溝3406から順に、溝3407、溝3408、溝3409、溝3410と移動する。これにより、表示部10は、0度〜90度の角度域では、回動方向Rに22.5度刻みで段階的に自在に回動する(22.5度刻みで角度停止可能である)。
ここで、表示部10をさらに回動方向Rに回し、90度以上に回動しようとすると、ヒンジプレート32の抵抗増加用突起324が抗増加用リブ341と干渉して、回動不能となる。しかし、抵抗増加用突起324は弾性を備えているので、この付勢力に抗して干渉を解消させるほどの負荷をかけて回動させた場合には、90度以上にも回動可能となり、90度〜180度の域へ回動させることができる。
本発明の構成によれば、表示部10が、回動の途中で抵抗が大きくなるように構成したため、0度〜90度の角度域内では自在な回動を許しつつ、90度以上では回動が硬くなり、一定の負荷をかけなければ回動しないので、表示部10が自重で倒れることなく安全に使用することができる。一方、一定の負荷をかければ表示部10は180度まで開くので、表示部基端部10bに電池収納部12を備える構成を採っても、電池の交換作業が容易に行える。
なお、上記は本発明の一実施例であって、回動調整ヒンジ30の摺動面302、304の凹凸の関係を逆転させた構成を除外するものではない。
また、所定角度以上に及ぶ際の抵抗増加手段として、回動調整ヒンジ30の摺動面302、304の所定角度以上の域に対応する域を粗面にして、所定角度域よりも抵抗を増加させる構成としても、同様の効果が得られる。
9…プッシュリベット、10…表示部、10b…表示部基端部、11…電子表示部、12…電池収納部、20…ベース部、20b…ベース部一端部、201…位置決め手段であるネジ穴、203…位置決め手段であるスリット、207、327、347…リベット穴、30…回動調整ヒンジ、302…プレート側摺動面(プレート裏面)、304…ホルダー側摺動面、32…ヒンジプレート、302s…プレート表面、321…位置決め手段であるネジ穴、323…位置決め手段である外方突起、3201、3206…停止角度用リブ、324…抵抗増加用突起、34L,34R…ヒンジホルダー部、3401〜3410…停止角度用リブ溝、341…抵抗増加用リブ

Claims (6)

  1. 測定値を示す水銀柱を電子的に表示する電子表示部を備える表示部と、
    前記表示部の支持台となるベース部と、を備え、
    前記表示部の基端部が、前記ベース部の一端部に、回動調整ヒンジを介して連結され、
    前記回動調整ヒンジは、
    所定角度までは、段階的に角度停止可能に自在に回動し、
    所定角度以上には、該回動調整ヒンジの摺動面の抵抗が前記所定角度域の摺動面における抵抗よりも大きくなる抵抗増加手段を経て回動するよう構成され
    前記抵抗増加手段は、前記回動調整ヒンジの一方の摺動面に設けられた抵抗増加用突起と、他方の摺動面に設けられた摺動方向と交わる方向に亘る抵抗増加用リブである
    ことを特徴とする血圧計。
  2. 前記一方の摺動面は、弾性素材からなるヒンジプレートであり、他方の摺動面は、前記表示部の基端部の外側面に設けられた凹状のヒンジホルダー部である
    ことを特徴とする請求項に記載の血圧計。
  3. 前記ヒンジプレートの周側面には、停止角度用リブが突出形成され、前記ヒンジホルダー部の内周壁には、前記所定角度域に対応する位置に、前記停止角度用リブと係合する停止角度用リブ溝が、前記段階的停止角度に対応する位置に形成されている
    ことを特徴とする請求項に記載の血圧計。
  4. 前記血圧計は、前記ヒンジホルダー部に前記ヒンジプレートを位置合わせして嵌め、前記ヒンジプレートに、前記ベース部の一端部を、位置決め手段を介して被せ、ベース部外側からヒンジ中心をリベット固定して組み立てる
    ことを特徴とする請求項に記載の血圧計。
  5. 前記表示部の基端部には、電池収納部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の血圧計。
  6. 前記所定角度は90度である
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の血圧計。
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