JP5714121B2 - キャスター - Google Patents

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Description

この発明は、テーブルや椅子の脚部等に取り付けられるキャスターに関する。
一般に、この種のキャスターは、軸線を上下方向に向けた受け筒部と、この受け筒部に一体に設けられた本体部と、この本体部に回転可能に設けられた車輪とを有している。受け筒部には、取付軸が回転可能に挿入される。そして、取付軸がテーブル等の脚部に取り付けられる。これにより、キャスターがテーブル等の脚部に取り付けられる。
本体部には、下方に向かって開放された収容凹部が形成されている。この収容凹部には、下側から挿入された車輪が回転可能に収容されている。車輪の回転軸線方向の両端部と対向する本体部の両壁部には、支持孔(支持部)が形成されている。この支持孔には、車輪の両端部に形成された軸部がそれぞれ回転可能に挿入されている。これにより、車輪が本体部に回転可能に支持されている。
支持孔の下部は、下方に向かって開放されている。この開放部の幅は、車輪の軸部の外径より狭くなっている。ただし、開放部は、本体部が弾性変形することにより、軸部の外径より広くなるまで拡幅可能である。したがって、車輪を収容凹部に下側から挿入すると、車輪の軸部が支持孔の開口部を押し広げながら支持孔に挿入される。軸部が支持孔に挿入された後、本体部が弾性的に復帰変形する。この結果、開放部の幅が軸部の外径より狭くなり、軸部が支持孔から下方へ抜け出ること防止される。これにより、車輪が本体部に回転可能に支持される。
実開昭51−22352号公報
上記のように、車輪の軸部が支持孔から抜け出ることが本体部の弾性力によって阻止されているので、車輪に衝撃力等の比較的大きな力が作用すると、本体部が弾性変形して支持孔の開口部の幅が広がってしまう。その結果、軸部が支持孔から抜け出て、車輪が本体部から脱落するおそれがあった。
この発明は、上記の問題を解決するために、取付軸が挿入される受け筒部と、この受け筒部の外周面の一側部に設けられ、収容凹部が形成された本体部と、この本体部の収容凹部に回転可能に収容された車輪とを備え、上記車輪の軸線方向の両端部とそれぞれ対向する上記収容凹部の各内面には上記車輪を支持する支持部がそれぞれ形成されたキャスターにおいて、上記本体部が、上記二つの支持部の一方が形成された第1本体部と、この第1本体部と別体に設けられ、他方の支持部が形成された第2本体部とを有し、上記第1本体部が上記受け筒部に一体に設けられ、上記第2本体部が上記第1本体部に取り付けられていることを特徴としている。
この場合、上記第1本体部と上記第2本体部との間には、上記第2本体部を上記第1本体部に接触させた状態で上記車輪の軸線を中心として第1方向へ回転させると係合状態になり、第2方向へ回転させると係合が解除する係合機構が設けられており、上記係合機構が係合状態になることにより、上記第2本体部が上記第1本体部に取り付けられていることが望ましい。
上記受け筒部が、その軸線方向の一端部側の第1筒部と、他端部側の第2筒部とに二分され、上記第1筒部に上記第1本体部が一体に設けられ、上記第2筒部に上記第2本体部が一体に設けられ、上記第2筒部が上記第1筒部に突き当たるまで上記第2本体部が上記第1本体部に対して上記第1方向へ回転させられると、上記係合機構が係合状態になることが望ましい。
上記第1及び第2筒部が互いに離間移動することを阻止し、それによって上記第2本体部が上記第1本体部に対し上記第1方向と逆方向である第2方向へ回転することを阻止して、上記係合機構を係合状態に維持する維持機構をさらに備えていることが望ましい。
上記第1及び第2筒部に筒状をなすスリーブが挿通され、このスリーブに上記取付軸が挿通されており、上記維持機構が、上記スリーブの一端部に設けられ、上記第1筒部が上記第2筒部から離間する方向へ移動することを阻止する第1阻止部と、上記スリーブの他端部に設けられ、上記第2筒部が上記第1筒部から離間する方向へ移動することを阻止する第2阻止部とを有していることが望ましい。
上記スリーブの一端部外周面には、上記第1筒部の上記第2筒部から離間した端面に突き当たる環状突出部が設けられ、この環状突出部が上記第1阻止部とされ、上記スリーブの他端部外周面には、上記第2筒部の上記第1筒部から離間した端面に突き当たる外側突出部が設けられ、この外側突出部が上記第2阻止部とされ、上記外側突出部が上記第1及び第2筒部の内部を通り抜けることができるよう、上記スリーブの他端部が弾性的に縮径可能に形成されていることが望ましい。
上記取付軸の上記第2筒部側の端部には、上記スリーブの他端部の縮径を阻止し、それによって上記外側突出部が上記第2筒部を通り抜けることを阻止する縮径阻止部が形成されていることが望ましい。
上記維持機構が、上記取付軸の一端部に設けられ、上記第1筒部が上記第2筒部から離間する方向へ移動することを阻止する第1阻止部と、上記取付軸の他端部に設けられ、上記第2筒部が上記第1筒部から離間する方向へ移動することを阻止する第2阻止部とを有していることが望ましい。
上記収容凹部の各内面には、上記支持部としての支持孔がそれぞれ形成され、上記車輪の軸線方向の両端部には軸部がそれぞれ形成され、各軸部が上記支持孔にそれぞれ挿入されることにより、上記車輪が上記本体部に支持されていることが望ましい。
上記受け筒部が、その軸線方向の一端部側の第1筒部と、他端部側の第2筒部とに二分され、上記第1筒部に上記第1本体部が一体に設けられ、上記第2筒部に上記第2本体部が一体に設けられていることが望ましい。
上記取付軸が上記第1及び第2筒部にスリーブを介して挿通され、上記第1及び第2筒部が上記スリーブによって一体的に連結されていることが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、第1本体部と第2本体部との間に車輪を配置した状態で第1本体部と第2本体部とを接近移動させることにより、第1及び第2本体部の各支持部によって車輪を支持させることができる。したがって、支持部として支持孔を形成する場合には、支持孔の一側部に車輪の端部を挿入するための開放部を形成する必要がなく、全周にわたって連続した孔として形成することができる。また、支持孔に開放部を形成する場合であっても、その開放部から車輪の軸部を挿入する必要がないので、開放部の幅を狭くすることができる。したがって、いずれの場合であっても車輪の軸部が支持孔から抜け出ることを防止することができる。よって、車輪が本体部から脱落するような事故を未然に防止することができる。
図1は、この発明の一実施の形態を示す正面図である。 図2は、同実施の形態の背面図である。 図3は、同実施の形態の左側面図である。 図4は、同実施の形態の右側面図である。 図5は、同実施の形態の平面図である。 図6は、同実施の形態の背面図である。 図7は、図3のX−X線に沿う断面図である。 図8は、同実施の形態の斜視図である。 図9は、同実施の形態を図8と異なる方向から見た斜視図である。 図10は、同実施の形態の分解斜視図である。 図11は、同実施の形態の第1本体部、第2本体部及び車輪を組み立てる方法を説明するための図であって、それらを組み立てる前の状態で示す分解斜視図である。 図12は、同方法を説明するための図であって、第2本体部及びそれに組み込まれた車輪が第1本体部に組み立てられる前の状態を示す斜視図である。 図13は、同方法を説明するための図であって、第1及び第2本体部が互いに接触し、かつ係合機構が係合する前の状態を示す斜視図である。 図14は、図13の状態を図13と異なる方向から見た斜視図である。 図15は、係合機構が係合し、それによって第1本体部、第2本体部及び車輪の組み立てが完了した状態を示す斜視図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、添付の図1〜図15を参照して説明する。
図1〜図9に示すように、この実施の形態のキャスター1は、キャスター本体2、このキャスター本体2をテーブルや椅子の脚部(図示せず)等(以下、単に脚部という。)に取り付けるための取付軸5、及びキャスター本体2に回転可能に取り付けられる車輪6を有している。
キャスター本体2は、硬質の樹脂又は金属を成形してなるものであり、受け筒部3及び本体部4を有している。
受け筒部3は、その軸線を上下方向に向けて配置されている。受け筒部3は、キャスター1の使用態様によっては軸線を水平方向に向けて配置されることもある。受け筒部3には、図7及び図10に示すように、取付軸5がスリーブ7を介して回転可能に、かつ抜け止め状態で挿入されている。受け筒部3から上方へ突出た取付軸5の上端部には、雄ねじ部5aが形成されている。この雄ねじ部5aが脚部に設けられた雌ねじ部(図示せず)に螺合固定されることにより、キャスター1が脚部に取り付けられている。取付軸5及びスリーブ7については、その詳細を後述する。
本体部4は、円板状をなしており、その軸線を受け筒部3の軸線と直交する方向に向けて配置されている。本体部4の一側部(図1において左側部)は、受け筒部3の外周面の一側部(図1において右側部)に一体に連設されている。
図7に示すように、本体部4の下面には、収容凹部4aが形成されている。収容凹部4aの底面は、本体部4の軸線を中心とする円弧面によって構成されている。図6に示すように、本体部4の軸線方向における収容凹部4aの幅は、車輪6の後述する車本体61の幅より広くなっている。収容凹部4aの下端開放部の長さは、車本体61の外径と同等か、若干長くなっているが、車本体61の外周面が接触しない範囲において車本体61の外径より短くしてもよい。
収容凹部4aが本体部4に形成されることにより、本体部4は、その下部が切り欠かれた形状をなしている。つまり、本体部4は、その軸線方向から見たとき、下端部が切り欠かれた略3/4円の形状に形成されている。しかも、図1〜図3及び図7に示すように、本体部4は、中空になっており、収容凹部4aの底面に沿って延びる周壁部4b、及び周壁部4bの幅方向(本体部4の軸線方向)の一端部及び他端部にそれぞれ連設された端壁部4c、4dによって構成されている。周壁部4b、及び端壁部4c,4dの一側部が受け筒部3に一体に連設されている。
端壁部4c,4dには、支持孔(支持部)4e,4fがそれぞれ形成されている。支持孔4e,4fは、その軸線を本体部4の軸線と一致させて配置されている。支持孔4e,4dの下部は、下方に向かって開放されている。支持孔4e,4dの開放部の幅(図1,2において左右方向の幅)は、支持孔4e,4dの内径より大幅に小さくなっている。支持孔4e、4dは、必ずしも下方に向かって開放する必要がなく、全周にわたって連続した孔としてもよい。
図7及び図10に示すように、車輪6は、車本体61、ボールベアリング62、第1支持筒(軸部)63及び第2支持筒(軸部)64を有している。車本体61は、硬質のゴムその他の樹脂からなるものであり、リング状に形成されている。車本体61の内周には、ボールベアリング62が嵌合固定されている。
第1支持筒63は、円筒状をなしており、その外周面には環状突出部63aが形成されている。第1支持筒63の一端部(図10において右端部)は、環状突出部63aがボールベアリング62の一端面(図10において左端面)に突き当たるまでボールベアリング62の一端部に嵌合されている。第1支持筒63の他端部は、ボールベアリング62及び車本体61から左方へ向かって外側に突出させられている。
第2支持筒64は、第1支持筒63と対称な形状に形成されている。第2支持筒64の一端部(図10において左端部)は、環状突出部64aがボールベアリング62の他端面(図10において右端面)に突き当たるまでボールベアリング62の他端部に嵌合されている。第2支持筒64の他端部は、ボールベアリング62及び車本体61から右方へ向かって外側に突出させられている。なお、第1及び第2支持筒63,64の互いに隣接する一端面どうしは、車本体61及びボールベアリング62の軸線方向の中央においてほぼ接している。
第1支持筒63及び第2支持筒64の各他端部は、支持孔4e,4fに収容凹部4a側(本体部4の内側)の開口部からそれぞれ挿入嵌合されている。この結果、車輪6の軸線方向の両端部が本体部4に支持されている。特に、車本体61は、本体部4に第1及び第2支持筒63,64及びボールベアリング62を介して回転可能に支持されている。車輪6が本体部4によって支持された状態においては、図1、図2及び図7に示すように、車輪6(車本体61)の外周部の一側部(下側部)が収容凹部4aの開放部から下方に突出させられており、当該一側部が床面に接する。したがって、テーブル等が移動するときには、車輪6が床面上を転動する。
図10及び図11に示すように、キャスター本体2は、互いに別体である第1キャスター本体2A及び第2キャスター本体2Bによって構成されている。すなわち、受け筒部3は、その軸線方向(上下方向)の中間部において二分され、互いに別体である上筒部(第1筒部)3Aと下筒部(第2筒部)3Bとによって構成されている。また、本体部4は、その周壁部4bの軸線方向における中間部において二分され、互いに別体である第1本体部4A及び第2本体部4Bによって構成されている。第1本体部4Aの一側部が上筒部3Aの外周面の一側部に一体に連設されている。上筒部3A及び第1本体部4Aによって第1キャスター本体2Aが構成されている。また、第2本体部4Bの一側部が下筒部3Bの一側部に一体に連設されている。下筒部3B及び第2本体部4Bによって第2キャスター本体2Bが構成されている。
上筒部3Aと下筒部3Bとは、互いの軸線を一致させた状態で上筒部3Aの下端面と下筒部3Bの上端面とが互いに突き当てられている。そして、上筒部3A及び下筒部3Bには、スリーブ7が挿通されるとともに、取付軸5が挿通されている。これにより、上筒部3Aと下筒部3Bとが一体的に、つまり分離不能に連結されている。
スリーブ7の上端部外周面には、環状突出部(第1阻止部)7dが形成されている。この環状突出部7dが上筒部3Aの上端面に突き当たることにより、スリーブ7が上筒部3A及び下筒部3Bに対して下方へ抜け止めされている。
一方、スリーブ7の下端部外周面には、外側突出部(第2阻止部)7aが環状に形成されている。この外側突出部7aは、スリーブ7の下端面より所定の距離(例えば数mm程度)だけ上側に配置されている。スリーブ7の下端部内周面には、内側突出部7bが形成されている。この内側突出部7bは、外側突出部7aより下側に配置されている。内側突出部7bの下端縁は、スリーブ7の下端面と同一平面上に位置させられている。
スリーブ7には、その下端面から内側突出部7b及び外側突出部7aを横断してその上側まで延びる複数のスリット7cが形成されている。複数のスリット7cが形成されることにより、外側突出部7a及び内側突出部7bが弾性的に拡縮径可能になっている。特に、外側突出部7aは、それに外力が作用しない自然状態では上筒部3A及び下筒部3Bの内径より大径であるが、上筒部3A及び下筒部3Bの内径より小径になるまで縮径可能である。そして、外側突出部7aは、縮径した状態で上筒部3A及び下筒部3Bを下方に通り抜けた後、弾性的に拡径することにより、下筒部3Bの下端面に突き当たっている。これにより、スリーブ7が上筒部3A及び下筒部3Bから上方へ抜け出ることが阻止されている。
上記のように、スリーブ7の環状突出部7d及び外側突出部7aが上筒部3Aの上端面と下筒部3Bの下端面とにそれぞれ突き当てられており、上筒部3Aの下端面と下筒部3Bの上端面とが互いに突き当てられている。この結果、上筒部3A及び下筒部3Bが環状突出部7dと外側突出部7aとによって上下に挟持され、上下方向へ互いに離間移動することが阻止されている。これから明らかなように、環状突出部7d及び外側突出部7aによって第1及び第2阻止部が構成され、スリーブ7並びに環状突出部7d及び外側突出部7aによって維持機構が構成されている。
スリーブ7の内部には、取付軸5の下部が挿入されている。取付軸5の中間部外周面には、上フランジ部5dが形成されている。この上フランジ部5dは、環状突出部7dにワッシャ8を介して突き当たっており、環状突出部7d及びワッシャ8を介して上筒部3Aの上端面に突き当たっている。これにより、取付軸5が上筒部3A及び下筒部3Bに対し下方へ抜け止めされている。
取付軸5の下端部は、スリーブ7から下方に突出しており、そこには下フランジ部5bが形成されている。この下フランジ部5bは、スリーブ7の内径より小径であるが、内側突出部7bの内径より大径になっている。したがって、下フランジ部5bをスリーブ7にその上端開口部から挿入すると、下フランジ部5bは内側突出部7bを弾性的に拡径させてその内部を下方へ通過する。下フランジ部5bが内側突出部7bを通過すると、内側突出部7bがそれ自体の弾性によって復帰変形する。この結果、下フランジ5bの上面が内側突出部7bの下端面に突き当たる。これにより、取付軸5が上筒部3A及び下筒部3Bに対しスリーブ7を介して上方へ抜け止めされている。
取付軸5の下端部には、小径部(縮径阻止部)5cが形成されている。小径部5cは、下フランジ部5bに対しその上側において接するように配置されている。小径部5cの外径は、自然状態での内側突出部7bの内径より若干小径であるが、小径部5cの外周面に内側突出部7bの内周面が突き当たったとき、外側突出部7aの外径が下筒部3Bの内径より大径の状態を維持するように、小径部5cの外径の大きさが設定されている。したがって、スリーブ7に取付軸5が挿通された状態では、スリーブ7が上筒部3A及び下筒部3Bから上方へ抜け出ることがない。なお、内側突出部7bを専用の特殊な工具で拡径させることにより、取付軸5をスリーブ7から上方へ抜き取ることが可能であり、取付軸5を抜き取った後であれば、スリーブ7を上筒部3A及び下筒部3Bから上方へ抜き出すことができる。
図13及び図15に示すように、第1本体部4Aと第2本体部4Bとは、それらの間に設けられた第1及び第2係合機構(係合機構)9A,9Bによって本体部4の軸線方向へ離間不能に係合されている。
第1係合機構9Aについて説明すると、第1本体部4Aのうちの周壁部4bを構成する部分の端面には、鉤状をなす係合突出部9aが設けられている。一方、第2本体部4Bのうちの周壁部4bを構成する部分の端面には、鉤状をなす係合凹部9bが形成されている。
係合突出部9aと係合凹部9bとは次のようにして係合させることができる。すなわち、図12に示すように、第1本体部4Aと第2本体部4Bとを互いの軸線を一致させた状態で対向させるとともに、係合突出部9aと係合凹部9bとを本体部4の軸線方向に対向させる。その後、第1本体部4Aと第2本体部4Bとを互いの周壁部4bを構成する部分どうしが互いに突き当たるまで接近移動させる。すると、係合突出部9aが係合凹部9b内に入り込む。その状態で第2本体部4Bを第1本体部4Aに対し相対的に図13の時計方向(第1方向)へ回転させると、係合突出部9aが係合凹部9bに係合する。これにより、第1本体部4Aと第2本体部4Bとが本体部4の軸線方向へ離間移動不能に連結される。なお、第2本体部4Bを第1本体部4Aに対し相対的に図13の反時計方向(第2方向)へ回転させると、係合突出部9aと係合凹部9bとの係合が解除し、第1本体部4Aと第2本体部4Bとが本体部4の軸線方向へ互いに離間移動可能になる。
ここで、係合突出部9aと係合凹部9bとは、次の条件を満たすように配置されている。すなわち、図13に示すように、係合突出部9aが係合凹部9b内に単に入り込んだときには、上筒部3Aと下筒部3Bとが本体部4の周方向に離間している。しかも、第1本体部4Aを第2本体部4Bに対し相対的に図13の反時計方向(第1方向)へ回転させて係合突出部9aと係合凹部9bと係合状態になったとき、上筒部3Aの下端面と下筒部3Bの上端面とが互いに突き当たる。
第2係合機構9Bは、係合突出部9aが第2本体部4Bの周壁部4bを構成する部分に形成され、係合凹部9bが第1本体部4Aの周壁部4bを構成する部分に形成されている点、第2係合機構9Bの係合突出部9a及び係合凹部9bが第1係合機構9Aの係合突出部9a及び係合凹部9bに対して周方向に離間している点において第1係合機構9Aと異なっている。しかし、第1係合機構9Aの係合突出部9a及び係合凹部9bを対向させると、第2係合機構9Bの係合突出部9a及び係合凹部9bが互いに対向するように配置され、第1本体部4Aを第2本体部4Bに対し相対的に図13の反時計方向へ回転させて第1係合機構9Aの係合突出部9aと係合凹部9bとを係合させると、それと同時に第2係合機構9Bの係合突出部9aと係合凹部9bとが係合するようになっている。勿論、第2係合機構9Bの係合突出部9aと係合凹部9bとが互いに係合することにより、第1係合機構9Aの係合突出部9a及び係合凹部9bと協働して第1本体部4Aと第2本体部4Bとが本体部4の軸線方向へ互いに離間移動することを阻止して両者を一体的に連結する。
第1及び第2係合機構9A,9Bは、複数ずつ設けてもよい。この場合、第1係合機構9Aと第2係合機構9Bとを周方向へ交互に配置することが望ましい。また、第1及び第2係合機構9A,9Bのいずれか一方だけを複数設けてもよい。勿論、複数の第1係合機構9A又は第2係合機構9Bは、周方向へ互いに離間して配置される。
図7に示すように、周壁部4bの外周面には、円弧状に延びる化粧板10が設けられており、この化粧板10によって第1及び第2本体部4A,4Bの周壁部4bを構成する各部分の接触面及び第1及び第2係合機構9A,9Bが外部から目視されないように覆われている。
化粧板10の内周面には、複数の突起10aが形成されている(図10に一つの突起10aだけが表示されている。)。突起10aは、係合突出部9aと係合凹部9bとの係合状態を維持するためのものである。すなわち、図15に示すように、係合突出部9aを係合凹部9bに係合させると、周壁部4bと係合突出部9aとの間に周方向に延びる隙間Sが形成される。この隙間Sが無くなるように第1及び第2本体部4A,4Bを相対回転させると、係合突出部9aと係合凹部9bとの係合状態が解除され、第1及び第2本体部4A,4Bが分離してしまう。そこで、上筒部3A及び下筒部3Bにスリーブ7及び取付軸5を挿入する際には、第1及び第2本体部4A,4Bを相対回転しないように押えておく必要がある。このため、スリーブ7及び取付軸5の挿入作業が煩雑になる。このような不具合を防止するために、突起10aが形成されている。突起10aは、化粧板10を周壁部4bに対して所定の位置に装着すると、隙間Sに嵌り込むように配置されている。しかも、突起10aは、隙間Sにほとんど隙間無く嵌り込むように、その形状及び寸法が定められている。したがって、化粧板10を周壁部4bに装着すると、各突起10aが隙間Sに入り込むことによって第1及び第2本体部4A,4Bの相対回転が阻止され、それらが組み付け状態に維持される。よって、スリーブ7及び取付軸5の上筒部3A及び下筒部3Bへの挿入作業を容易に行うことができる。
上記構成のキャスター1は、次のようにして組み立てることができる。まず、車本体61にボールベアリング62、第1支持筒63及び第2支持筒64を組み込んで車輪6を予め組み立てておく。そして、図11に示すように、第1キャスター本体2A、車輪6及び第2キャスター本体2Bをその順に互いの軸線を一致させて並べる。次に、図12に示すように、第2支持筒64の他端部を第2キャスター本体2Bの支持孔4fに挿入する。その後、第1支持筒部63の他端部を第1キャスター本体2Aの支持孔4eに挿入する。これらの挿入順序は、逆であってもよい。すなわち、第1支持筒部63の他端部を支持孔4eに挿入した後、第2支持筒部64の他端部を支持孔4fに挿入してもよい。
車輪6の第1支持筒63を第1キャスター本体2Aの支持孔4eに挿入する際には、第1係合機構9Aの係合突出部9aと係合凹部9bとの周方向の位相を一致させる。勿論、そのようにすると、第2係合機構9Bの係合突出部9aと係合凹部9bとの周方向の位相が一致する。これは、第1キャスター本体2Aに車輪6を組み込んだ後、第2支持筒64を第2キャスター本体2Bの支持孔4dに挿入する場合も同様である。
第1支持筒63及び第2支持筒64は、第1及び第2本体部4A,4Bの周壁部4bを構成する部分の端面どうしが互いに接触するまで支持孔4e,4fにそれぞれ挿入される。すると、図13に示すように、第1及び第2係合機構9A,9Bの係合突出部9aが係合凹部9bに入り込む。この状態では、図14に示すように、上筒部3Aと下筒部3Bとが本体部4の軸線を中心とする周方向へ所定距離だけ互いに離間している。
その後、第1キャスター本体2Aを第2キャスター本体2Bに対し図13の反時計方向(一方向)へ相対的に回転させる。上筒部3Aが下筒部3Bに突き当たるまで第1キャスター本体2Aを回転させると、第1及び第2係合機構9A,9Bの係合突出部9aと係合凹部9bとが係合する。これにより、第1及び第2本体部4A,4Bがそれらの軸線方向へ離間移動不能に連結されて本体部4が構成される。第1及び第2本体部4A,4Bがそれらの軸線方向へ離間移動不能に連結された状態では、第1支持筒63の環状突出部63aが第1本体部4Aの内面にほぼ接触するとともに、第2支持筒64の環状突出部64aが第2本体部4Bの内面にほぼ接触する。したがって、車輪6がその軸線方向へガタツクことはほとんどない。その後、キャスター本体2に化粧板10を取り付ける。これにより、第1キャスター本体2Aが第2キャスター本体2Bに対し図13の時計方向(他方向)へ回転することを防止する。
次に、スリーブ7を上筒部3Aから下筒部3Bまで挿通する。すると、スリーブ7の外側突出部7a及び環状突出部7dにより上筒部3A及び下筒部3Bが上下に挟持される。これにより、上下の筒部3A,3Bがそれらの軸線方向へ離間不能に連結され、受け筒部3が構成される。しかも、上下の筒部3A,3Bがそれらの軸線方向へ離間不能であるから、第1本体部4Aが第2本体部4Bに対して図13の時計方向(第2方向)へ回転不能である。したがって、第1及び第2係合機構9A,9Bの係合突出部9aと係合凹部9bとが係合状態に維持される。よって、組み立てられた第1キャスター本体2A、第2キャスター本体2B及び車輪6は、分解することがなく、組み立てられた状態を維持する。
次に、スリーブ7に取付軸5を挿通する。スリーブ7に取付軸5が挿通された状態では、取付軸5がスリーブ7に抜け止め状態で挿入され、スリーブ7が上筒部3A及び下筒部3Bに抜け止め状態で挿入されている。しかも、上筒部3A及び下筒部3Bがスリーブ7によって上下方向へ離間移動不能に連結される。これにより、キャスター1の組立が完了する。
上記構成のキャスター1によれば、車輪6の第1及び第2筒部63,64が本体部4の支持孔4e,4fにそれらの軸線方向へ挿入されるから、支持孔4e,4fの下側の開放部の幅を狭くすることができる。したがって、車輪6が本体部4から脱落するような事故を確実に防止することができる。しかも、支持孔4e,4fの下側の開放部の幅を狭くしたとしても、その開放部から第1及び第2筒部63,64が支持孔4e,4fに挿入されることがないので、第1及び第2筒部63,64を支持孔4e,4fに容易に挿入することができるとともに、本体部4が破損するような事態を未然に防止することができる。
また、上記の実施の形態においては、第1及び第2係合機構9A,9Bの係合突出部9aと係合凹部9bとを係合させるに際し、第1及び第2キャスター本体2A,2B(第1及び第2本体部4A,4B)を第1方向へ回転させているが、第1及び第2キャスター本体2A,2Bは、車輪6の第1及び第2支持筒63,64を中心として容易に回転させることができる。したがって、係合突出部9aと係合凹部9bとを容易に係合させることができる。しかも、上筒部3Aと下筒部3Bとが離間移動不能になっているので、第1及び第2キャスター本体2A,2Bは他方向へ回転することがなく、係合突出部9aと係合凹部9bとが係合状態に維持される。よって、キャスター1が分解するような事故を未然に防止することができる。
さらに、車輪6に作用する荷重を第1及び第2キャスター本体2A,2Bがほぼ均等に受け持つので第1及び第2キャスター本体2A,2Bが破損するような事故を防止することができる。すなわち、上記の実施の形態においては、受け筒部3を上筒部3Aと下筒部3Bとに分割しているが、受け筒部3全体を一体に形成することも可能である。その場合には、受け筒部3に第1及び第2本体部4A,4Bのいずれか一方、例えば第1本体部4Aを一体に設け、第2本体部4Bを第1本体部4Aに着脱可能に設けることになる。ところが、そのようにすると、第2本体部4Bに作用する車輪の荷重も第1本体部4Aが受け持つことになり、第1本体部4Aと受け筒部3との連結部分に大きな応力が集中する。その結果、当該連結部分が破壊されるおそれがある。
その点、この実施の形態では、第1本体部4Aが上筒部3Aに連結される一方、第2本体部4Bが下筒部3Bに連結されているので、第1及び第2本体部4A,4Bにそれぞれ作用する車輪の荷重は、上筒部3A及び下筒部4Bがほぼ均等に受け持つ。したがって、第1本体部4Aと上筒部3Aとの連結部分、及び第2本体部4Bと下筒部3Bとの連結部分のいずれにも過大な応力が集中することがない。よって、それらの連結部分が破壊されるような事態を未然に防止することができる。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において各種の変形例を採用することができる。
例えば、上記の実施の形態においては、受け筒部3がその上下方向の中間部において上筒部3Aと下筒部3Bとに二分されているが、上記のように受け筒部3は必ずしも二分する必要がなく、全体を一体に形成してもよい。その場合には、受け筒部3に第1及び第2本体部4A,4Bのいずれか一方が一体に設けられ、他方が受け筒部3及び一方とは別体に形成され、当該他方が上記一方に着脱可能に取り付けられる。
また、上記の実施の形態においては、車本体61に第1及び第2支持筒63,64を回転可能に嵌合し、第1及び第2支持筒63,64を支持孔4e,4fに嵌合させているが、車本体61の軸線方向の両端面に軸部又は筒部をそれぞれ一体に形成し、各軸部又は筒部を支持孔4e,4fにそれぞれ回転可能に嵌合させてもよい。また、支持孔4e,4fは、本体部4の外面に達することのない止まり孔として形成してもよい。また、車本体の両端面に軸受孔を形成する一方、第1及び第2本体部4A,4Bの内面に軸部をそれぞれ形成し、各軸部を車本体の軸受孔に回転可能に嵌合させてもよい。
さらに、上記の実施の形態においては、取付軸5が受け筒部3にスリーブ7を介して挿入されているが、取付軸5は、受け筒部3に直接挿入してもよい。その場合には、取付軸5の下フランジ部5bを拡縮径可能にするか、下筒部3Bの下端部を拡縮径可能にしてもよく、あるいは下フランジ部5bに代えてCリングやEリングを用い、取付軸5を受け筒部3に挿入した後、受け筒部3から下方に突出した取付軸5の下端部にCリング等を装着してもよい。また、取付軸5が受け筒部3に対して回転可能になっているが、取付軸5は受け筒部3に対して回転不能に挿入してもよい。その場合には、取付軸5が椅子やテーブル等に回転可能に取り付けられる。さらに、取付軸5は、その雄ねじ部を椅子やテーブルに螺合固定することなく、取付軸5の上端部に平板状をなす取付板を設け、この取付板を椅子やテーブルにボルト等によって固定してもよい。
さらにまた、上記の実施の形態においては、スリーブ7の外側突出部7aと環状突出部7dとによって上下の筒部3A,3Bを上下に挟持して筒部3A,3Bが互いに突き当たった状態に維持しているが、そのような機能を取付軸5に持たせることも可能である。その場合には、スリーブ7が省略され、取付軸5が上下の筒部3A,3Bに直接挿通される。そして、上フランジ部5dが上筒部3Aの上端面に突き当てられ、下フランジ部5b又はこれに代わるCリング等が下筒部3Bの下端面に突き当てられる。これによって、上下の筒部3A,3Bが上下方向へ互いに離間移動することが阻止される。したがって、このように構成した場合には、上フランジ部5dが第1阻止部となり、下フランジ部5b又はこれに代わるCリング等が第2阻止部となる。
1 キャスター
2 キャスター本体
2A 第1キャスター本体
2B 第2キャスター本体
3 受け筒部
3A 上筒部(第1筒部)
3B 下筒部(第2筒部)
4 本体部
4A 第1本体部
4B 第2本体部
4a 収容凹部
4e 支持孔(支持部)
4f 支持孔(支持部)
5 取付軸
5b 下フランジ部(第2阻止部)
5c 小径部(縮径阻止部)
5d 上フランジ部(第1阻止部)
6 車輪
7 スリーブ
7a 外側突出部(第2阻止部)
7d 環状突出部(第1阻止部)
9A 第1係合機構(係合機構)
9B 第2係合機構(係合機構)
63 第1支持筒(軸部)
64 第2支持筒(軸部)

Claims (4)

  1. 取付軸(5)が挿入される受け筒部(3)と、この受け筒部(3)の外周面の一側部に設けられ、収容凹部(4a)が形成された本体部(4)と、この本体部(4)の収容凹部(4a)に回転可能に収容された車輪(6)とを備え、上記車輪(6)の軸線方向の両端部とそれぞれ対向する上記収容凹部(4a)の各内面には上記車輪(6)を支持する支持部(4e,4f)がそれぞれ形成されたキャスターにおいて、
    上記本体部(4)が、上記二つの支持部(4e,4f)の一方(4e)が形成された第1本体部(4A)と、この第1本体部(4A)と別体に設けられ、他方の支持部(4f)が形成された第2本体部(4B)とを有し、
    上記第1本体部(4A)と上記第2本体部(4B)との間には、上記第2本体部(4B)を上記第1本体部(4A)に接触させた状態で上記車輪(6)の軸線を中心として第1方向へ回転させると係合状態になる係合機構(9A,9B)が設けられており、
    上記受け筒部(3)が、上記車輪(6)の軸線を中心とする周方向に、第1筒部(3A)と第2筒部(3B)とに二分され、
    上記第1筒部(3A)に上記第1本体部(4A)が一体に設けられ、上記第2筒部(3B)に上記第2本体部(4B)が一体に設けられ、
    上記第2筒部(3B)の上記第1筒部(3A)に対向する端面が上記第1筒部(3A)の上記第2筒部(3B)に対向する端面に突き当たるまで、上記第2本体部(4B)が上記第1本体部(4A)に対して上記第1方向へ回転させられると、上記係合機構(9A,9B)が係合状態になることにより、上記第2本体部(4B)が上記第1本体部(4A)に取り付けられ、
    上記第1及び第2筒部(3A,3B)が互いに離間移動することを阻止し、それによって上記第2本体部(4B)が上記第1本体部(4A)に対し上記第1方向と逆方向である第2方向へ回転することを阻止して、上記係合機構(9A,9B)を係合状態に維持する維持機構(7a,7d;5b,5d)をさらに備え、
    上記第1及び第2筒部(3A,3B)に筒状をなすスリーブ(7)が挿通され、このスリーブ(7)に上記取付軸(5)が挿通されており、
    上記維持機構が、上記スリーブ(7)の一端部に設けられ、上記第1筒部(3A)が上記第2筒部(3B)から離間する方向へ移動することを阻止する第1阻止部(7d)と、上記スリーブ(7)の他端部に設けられ、上記第2筒部(3B)が上記第1筒部(3A)から離間する方向へ移動することを阻止する第2阻止部(7a)とを有していることを特徴とするキャスター。
  2. 上記スリーブ(7)の一端部外周面には、上記第1筒部(3A)の上記第2筒部(3B)から離間した端面に突き当たる環状突出部(7d)が設けられ、この環状突出部(7d)が上記第1阻止部とされ、
    上記スリーブ(7)の他端部外周面には、上記第2筒部(3B)の上記第1筒部(3A)から離間した端面に突き当たる外側突出部(7a)が設けられ、この外側突出部(7a)が上記第2阻止部とされ、
    上記外側突出部(7a)が上記第1及び第2筒部(3A,3B)の内部を通り抜けることができるよう、上記スリーブ(7)の他端部が弾性的に縮径可能に形成されていることを特徴とする請求項に記載のキャスター。
  3. 上記取付軸(5)の上記第2筒部(3B)側の端部には、上記スリーブ(7)の他端部の縮径を阻止し、それによって上記外側突出部(7a)が上記第2筒部(3B)を通り抜けることを阻止する縮径阻止部(5c)が形成されていることを特徴とする請求項に記載のキャスター。
  4. 取付軸(5)が挿入される受け筒部(3)と、この受け筒部(3)の外周面の一側部に設けられ、収容凹部(4a)が形成された本体部(4)と、この本体部(4)の収容凹部(4a)に回転可能に収容された車輪(6)とを備え、上記車輪(6)の軸線方向の両端部とそれぞれ対向する上記収容凹部(4a)の各内面には上記車輪(6)を支持する支持部(4e,4f)がそれぞれ形成されたキャスターにおいて、
    上記本体部(4)が、上記二つの支持部(4e,4f)の一方(4e)が形成された第1本体部(4A)と、この第1本体部(4A)と別体に設けられ、他方の支持部(4f)が形成された第2本体部(4B)とを有し、
    上記第1本体部(4A)が上記受け筒部(3)に一体に設けられ、
    上記第1本体部(4A)と上記第2本体部(4B)との間には、上記第1及び第2本体部(4A,4B)の周壁部(4b)に、上記第2本体部(4B)を上記第1本体部(4A)に接触させた状態で上記車輪(6)の軸線を中心として回転させると係合状態になる係合機構(9A,9B)が設けられており、上記係合機構(9A,9B)が係合状態になることにより、上記第2本体部(4B)が上記第1本体部(4A)に取り付けられ、
    上記周壁部(4b)の外周面に対応した円弧状をなす化粧板(10)をさらに備え、上記化粧板(10)は内周面に突起(10a)を有し、
    上記回転により上記係合機構(9A,9B)を係合状態にさせると上記周壁部(4b)に隙間(S)が形成され、上記隙間(S)に上記突起(10a)が嵌まり込むことにより、上記化粧板(10)が、上記周壁部(4b)に装着され、上記第1及び第2本体部(4A,4B)の相対回転を阻止するとともに上記係合機構(9A,9B)を覆うことを特徴とするキャスター。
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