JP4164067B2 - エレベータ用巻上機 - Google Patents
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Description
図5、6に示すように、巻上機200は、巻上機200の正面を覆うハウジング2と、背面を閉じる支持板74を備える。ハウジング2は、1面に開口を有する椀状体である。ハウジング2の内部の中心には、中心軸12が設けられている。また、中心軸12を中心には、綱車14が回転可能に取り付けられている。綱車14の、中心軸12に接して取り付けられる部分は、円柱状である。円柱状部分の中心軸12と接する部分には、潤滑油注入部26がもうけられている。また。円柱状部分の表面にはロープを巻きかけるためのロープ受け溝30が設けられている。円柱状部分の背面側には、円柱状部分の半径より大きな半径を有する円形の、1面に開口を有する椀状体が取り付けられている。椀状体部分の内側には、制動面32が設けられ、椀状体部分の外側には、磁石34が設けられている。またハウジング2の磁石34に対向位置に、ソレノイドコイル36が備えられている。
また、ブレーキ機構60は、支持板に取り付けボルト64によって固定されている。また、これにより、ブレーキ機構60は、綱車14の椀状体部分の内部に配置される。ブレーキ機構60は、中心軸12を中心に、左右方向に備えられ、巻上機200の作動を停止する場合には、椀状体部分の内壁に設けられた制動面32に、ブレーキ機構60の制動片66を押し当てることにより回転を止める。
以上説明したような、従来の巻上機200の構造では、支持板74に直接ブレーキ機構60が固定して設置されている。また、ブレーキ機構60の制動片66を押し当てる制動面32は、支持板74の内部で剥き出しの状態になっている。従って、綱車14の回転等により、粉塵などの異物が発生した場合、この異物は、制動面32に付着してしまう場合がある。
また、円滑に綱車14を回転させるため、綱車の潤滑油注入部26には、潤滑油が注入される。しかし、この潤滑油も、綱車14の回転と共に、外部に漏れる場合があり、漏れた潤滑油が制動面32に付着する場合もある。
このように、制動面32に異物や潤滑油等が付着すれば、制動面32の摩擦係数が不安定になり、ブレーキ保持力の低下に繋がってしまう。
また、ブレーキ機構60は、支持板74の内側に配置されているため、一部の保守は容易にできるものの、例えば、ブレーキの交換などといった場合には、支持板74全体を取り外して行う必要があるため、保守作業の効率が悪くなってしまう。
さらに、ブレーキ機構60は、例えば上述したように、ブレーキ本体62を支持板74に取り付けボルト64で取り付け、更に、ブレーキ本体62に、制動片66が取り付けられている。従って、取り付け誤差に起因して、ブレーキ制動力が低下してしまう場合がある。また、制動保持力は、支持板74に取り付けた部分の締結強度に依存するため、頑丈な締結が必要となってしまう。
発明の概要
この発明は、以上のような問題を解決し、安定したブレーキ制動力を有し、かつ、保守作業の容易な改良した巻上機を提案するものである。
従って、この発明に係るエレベータ用巻上機は、ロープを巻きかけて回転する綱車と、前記綱車の回転を停止させるブレーキと、一面に開口を有し、前記綱車を内部に収容する第一の収容部と、一面に開口を有し、前記ブレーキを内部に収容し、かつ、前記ブレーキを収容した面とは反対側の面において、前記第一の収容部の開口に係合する第二の収容部とを備えるものである。
これによれば、綱車とブレーキとを仕切って収容することができる。従って、巻上機内の異物や、巻上機から漏れる潤滑油などから制動面等を保護することができ、安定したブレーキ保持力を有する巻上機を得ることができる。
また、この発明に係るエレベータ用巻上機は、前記ブレーキが、制動片を有し、かつ、前記綱車の制動面に前記制動片を押し当てることにより前記綱車の回転を停止させるものであり、前記第二の収容部は、前記ブレーキの制動片と係合する係合部を有し、前記制動片は、前記係合部と係合した状態で前記制動面に押し当てられるものである。
これによれば、ブレーキの制動片を、係合部に沿って導くことにより、ブレーキ制動面の一定の位置に押し当てることができる。従って、安定したブレーキ保持力を有する巻上機を得ることができる。
また、この発明のエレベータ用巻上機は、前記綱車が、ロープを巻きかける円柱体部と、前記円柱体部の背面に取り付けられた椀状体部と、前記椀状体部の内側に設けられた制動面とを有し、前記第二の収容部は、前記椀状体部に沿うようにして、前記第一の収容部に係合し、前記係合部は、前記椀状体部の制動面に対向する位置に設けられた貫通孔であるものである。
また、この発明のエレベータ用巻上機は、更に、前記第二の収容部の開口に、取り外しできる蓋部を有するものである。
図2は、この発明のエレベータ用巻上機を説明するための縦断面図である。
図3及び図4は、この発明のエレベータ用巻上機を説明するための正面から見た断面図である。
図5は、従来のエレベータ用巻上機を説明するための横断面図である。
図6は、従来のエレベータ用巻上機を説明するための縦断面図である。
まず図1から図4にて、この発明の実施の形態1について説明する。
図1から図4は、巻上機100を示す断面図であり、図1は、横断面、図2は、縦断面を示す。また、図3は、図1、2におけるA−A´方向の背面から見た断面、図4は、図1、2におけるB‐B´方向の背面から見た断面を示す。
図1から4に示すように、巻上機100の正面側は、ハウジング2で覆われている。
ハウジング2は、正面板部4と、中間板部6と、側壁部8、10とを含んで構成される。
正面板部4は、円盤状体であり、巻上機100の最も正面側に配置されている。中間板部6は、中央を円形にくり抜いたドーナツ型の円盤状体であり、正面板部4に平行に配置されている。また、中間板部6の内周の径は、正面板部4の外径と等しく、外周の径は正面板部4の径よりも大きい。
側壁部8は、正面板部4の外径及び中間板部6の内周の径と、同じ径を有する中空の円筒状体である。側壁部8は、壁面が、正面板部4と中間板部6に対してほぼ垂直になるようにして、一端において正面板部4の外周に沿って接続し、他端において中間板部6の外周に沿って接続した状態で、正面板部4と中間板部6の間に配置されている。側壁部10は、中間板部6の外周の径と同じ径を有する中空の円筒状体である。側壁部10は、中間板部6に対してほぼ垂直に、中間板部6の、側壁部8が接続された面とは反対側の面の外周に沿うようにして接続されている。
即ち、ハウジング2は、巻上機100の背面側に、側壁部10、中間板部6、側壁部8、正面板部4で覆われた空間を有する椀状体である。
なお、この明細書において、ハウジング2の開口のある面側を巻上機の背面側とし、開口面に対向する面側を巻上機100の正面側としている。
ハウジング2の内側には、中心軸12が設けられている。中心軸12は、正面板部4の中心部に、ハウジング2の正面板部4に対してほぼ垂直に、ハウジング2の内部に、正面板部4から背面側に至るように設けられた円柱状体である。
また、ハウジング2の内側には、中心軸12を中心に、綱車14が設置されている。綱車14は、円柱体部16、中間板部18、内周壁部20及び外周壁部22を含んで構成される。
円柱体部16は、中央に中心軸12を貫通させる貫通孔を有する円柱状体である。円柱体部16は、ハウジング2の正面板部4に対向し、中心軸12を中心に配置されている。
また、中間板部18は、中央に、中心軸12を貫通させる開口を有するドーナツ型の円盤体である。中間板部18は、円柱体部16の正面側とは反対の面に、円柱体部16の貫通孔と、中間板部18の貫通孔とを合致させるようにして、接続されている。
内周壁部20は、中間板部18の中央に設けられた開口と同じ径を有する中空の円筒状体である。内周壁部20は、中間板部18の開口の外周に沿って、中間板部18に対してほぼ垂直に、中間板部18に接続されている。
外周壁部22は、中間板部18の外周と同じ径を有する中空の円筒体である。外周壁部22は、中間板部18の外周に沿って、中間板部18に対してほぼ垂直に中間板部18に接続されている。
即ち、綱車14は、円柱部分16を脚部としてみた場合、中央に、中心軸12を通す貫通孔を有し、更に、内周壁部20と、中間板部18と、側壁部22とで覆われたドーナツ型の開口を有する変形した椀状体であり、この開口部を背面に向ける方向に設置されている。
綱車14の円柱体部16には、軸受け24が設けられ、これによって綱車14は、円柱体部16において、中心軸12に回転可能に取り付けられている。また、軸受け24は、潤滑油注入部26を備える。潤滑油注入部26の周囲にはシール材28が設けられている。また、円柱体部16の外側には、ロープ受け溝30が設けられている。
綱車14の側壁部22の内壁側には、制動面32が設けられ、綱車14の側壁部22の外壁側には、磁石34が設けられている。また、磁石34に対向するように、ハウジング2の側壁部10の内壁には、ソレイドコイル36が備えられている。
この状態で、巻き車100の背面側の露出部分を覆うようにして、背板40が設けられている。
背板40は、正面板部42と、背面中央板部44と、背面外周板部46と、中央側壁部48と、中間側壁部50とを備える。
正面板部42は、中心部に円形の開口を有するドーナツ型の円盤状体である。正面板部42の開口部の径は、綱車14の内周壁部20の径よりも大きい。正面板部42は、綱車14の中間板部18に対向して平行に配置され、開口部には、綱車14の内周壁部20が貫通している。また、正面板部42の外周の径は、綱車14の外周壁部22の径より小さくなっている。
背面中央板部44は、中心部に円形の開口を有する四角形の盤状体である。背面中央板部44は、正面板部42に平行に配置されている。背面中央板部44の開口部の径は、中心軸12が貫通できるように、中心軸12の径とほぼ一致するようになっている。この開口部44には、中心軸12が、背面中央背板44に対してほぼ垂直に貫通されている。
また、背面外周板部46は、中央に円形状のくり抜きを有するドーナツ型の円盤状体である。背面外周板部46の内周の径は、背板40の正面板部42の外径と同じであり、背面外周板部46の外周の径は、ハウジング2の側壁部10の径と同じである。背面外周板部46は、正面板部42に水平に配置されている。
中央側壁部48は、2枚の平行に配置された四角形の盤状体である。中央側壁部48は、一端において、背面中央板部44の上辺あるいは下辺に沿ってほぼ垂直に接続され、他端において、正面板部42に対してほぼ垂直に、正面板部42に接続されている。
中間側壁部50は、中空の円筒状体である。中間側壁部50の径は、正面板部42の外周の径及び背面外周板部46の内周の径とほぼ一致する。中間側壁部50は、一端において正面板部42の外周に沿って、正面板部42に対してほぼ垂直に、正面板部42に接続され、他端において、背面外周板部46の内周に沿って、背面外周板部46に対してほぼ垂直に、背面外周板部46接続されている。また、中間側壁部50は、綱車14の外周壁部22より内側に、外周壁部22に対向するように設けられている。また、外周壁部の制動面32に対向する位置の中間側壁部50には、ガイド穴52が設けられている。
即ち、背板40は、背板外周板部46と、中間側壁部48と、正面板部42とで囲まれた開口を、その中央に有する断面ハット状の部材であり、この部材の中央に、背板中央板部44と、中央側壁部48とで形成される四角い部材をとりつけた形状になっている。
また、背板40は、綱車14の開口部と中心軸12を、背面中央板部44及び中央側壁部48及び正面板部42及び中間側壁部50で覆い、さらに、綱車14の側壁部22と、ハウジングの側壁部10との間の空間を、背面外周板部46覆う。従って、背板40が取り付けられた状態では、綱車14及び中心軸12の側面に沿って、背板40が、背面側の露出部分を覆うようになっている。
背板40の開口部、即ち、背面中央板部44と、中央側壁部48と、正面板部42と、中間側壁部52とで覆われた部分には、ブレーキ機構60が備えられている。ブレーキ機構60は、ブレーキ本体62と、取り付けボルト64と、制動片66と、弾性部材68とを含んで構成される。
ブレーキ本体62は、背板40の正面板部42に、取り付けボルト64よって取り付けられている。また、制動片66は、一面において、弾性部材68を介して、ブレーキ本体62に接続されている。また、制動片66は、背板40の中間側壁部50に設けたガイド穴52を貫通するようにして設置され、ブレーキ本体60に接続された面に対向する他面において、直接、制動面32に対向し、接するようになっている。
また、背板40の背面中央板部44と、中央側壁部48と、正面板部42の内側に囲まれる部分には、速度センサ70が設けられている。速度センサ70は、一面において、背板40の正面板部42に接するように設けられ、他の一面において、綱車14の内周壁部20と接するように配置されている。
なお、この状態において、正面から見た場合、図4に示すように、ブレーキ機構60のうち、ブレーキ本体62、取り付けボルト64、弾性体68、及び、制動片66の一部とが開口部分から見えるようになっている。
この状態で、背板40の背板中央板部44及び背面外周板部46の一部とに接するようにして、背面から、カバー60が取り外し可能に設置されている。
以上のように構成された巻上機100によって、エレベータの昇降をする場合、巻上機100に外部から接続された制御盤(図示せず)等により信号が送られ、綱車14の回転が開始する。綱車14が回転を開始すると、ロープ受け溝28と、巻きかけられたロープとの間の摩擦力によりロープも移動を開始する。これによって、ロープの一端に接続されたかごあるいは釣合錘(図示せず)の昇降が開始される。
一方、速度センサ70によって、綱車14の内周壁部20から、綱車14の回転速度が検知される。この回転速度が定格速度以上になった場合、あるいは、回転を停止する信号を受けた場合、ソレノイドコイル36に流れる電流が停止する。電流が停止すると、ブレーキ機構60の制動片66が、弾性部材68の弾性力によって、制動面32に押し当てられる。これによって、綱車14の回転を止めることができる。なお、このとき、制動片66は、ガイド穴52に貫通しているため、ガイド穴52に導かれて、制動面32の適切な位置に押し当てられる。
回転を円滑に行うため、潤滑油注入部26には、潤滑油が注入される。このとき、潤滑油注入部26から、潤滑油が漏れる場合がある。しかし、円滑油注入部26は、シール材28により覆われ、さらに、綱車14全体が背板40によって覆われているため、漏れた潤滑油が、制動面32やブレーキ機構60の制動片66に付着することがない。
以上説明したように、この実施の形態によれば、ブレーキ機構60の制動片66及び、制動片66が押し当てられる制動面32は、背板40によって、覆われて保護されている。従って、ブレーキ機構60側で発生した粉塵等の異物や、潤滑油注入部26から漏れた潤滑油等が、制動片や、制動面32に付着することを抑えることができる。従って、制動面32において、安定した摩擦係数を得ることができ、ブレーキ保持力の低下を抑えることができる。
また、この実施の形態によれば、背板40により制動面32を保護した上で、開口部分にブレーキ機構60を設置し、取り外し可能なカバーを背面に設けている。従って、ブレーキ本体62の交換などの場合にも、カバーを開けるだけで作業を行うことができ、効率よく作業を進めることができる。
また、制動片66は、ガイド穴52に貫通し、制動面32に押し当てられる場合にも、ガイド穴52に導かれて押し当てられる。従って、制動面32と制動片66の押し当てられる位置を一定に保つことができ、安定したブレーキ保持力を維持することができる。
更に、ブレーキ機構60においては、ブレーキ本体62に、取り付けねじ64を取り付け、これを背板40の正面板部42に設置する一方、制動面32と対向する制動片66は、ガイド穴52に貫通させている。従って、ブレーキ保持力が、ブレーキ機構60の締結強度に依存することなく、一定のブレーキ保持力を維持することができる。
なお、この実施の形態においては、綱車14が、円柱本部16、中間板部18、内周壁部20、外周壁部22を有するものについて説明したが、この発明において綱車14はこれに限るものではなく、ロープを巻き上げる機能を備えるものであれば、他の構造のものであってもよい。
また、この実施の形態においては、ハウジング2が、正面板部4、中間板部6、側壁部8、10を含む、変形した椀状体であるものについて説明したが、この発明においてハウジングはこのような形状に限るものではない。ハウジングの形状は、綱車14を正面側から保護できるものであればよく、従って、綱車の形状を考慮して適切な形状にすれば良い。
さらに、この実施の形態においては、背板40が、正面板部42、背面中央板部44、背面外周板部46、中央側壁部48、中間側壁部50を含み、断面ハット状のものについて説明しが、この発明において背板は、このような形状に限るものではない。この発明において背板は、綱車14を配置した場合に、背面側に露出する部分、特に、制動面を保護できるものであれば、他の形状であっても良く、従って、背板の形状は、綱車14の背面の形状を考慮して、制動面が保護されるように適切な形状にすればよい。
また、背板40には、制動片66を貫通させるガイド穴52を設けたが、この発明において背板は、このように、ガイド穴を有するものに限るものではない。この発明において背板は、例えば、制動面32に制動片66を押し当てることができるように、背板に溝等が設けてあるなどでも良い。
更に、背板40の背面から、支持板72を配置したが、この発明はこのような支持板を有するものに限るものではない。
なお、この発明における第一の収容部には、例えば、この実施の形態におけるハウジング2が該当し、第二の収容部には、例えば、背板40が該当する。
また、この発明における係合部には、例えば、この実施の形態におけるガイド穴が該当する。また、この発明における円柱体部には、例えば、この実施の形態における綱車14の円柱体部16が該当し、椀状体部には、例えば、綱車の中間板部18、円周壁部20、外周壁部22で構成される部分が該当する。また、この発明における蓋部には、例えば、この実施の形態における支持板72が該当する。
また、綱車を収容する第一の収容部と、ブレーキを収容する第二の収容部を備えるため、綱車とブレーキとの間を仕切ることができる。従って、巻上機内の異物や、巻上機から漏れる潤滑油などから制動面を保護することができ、安定したブレーキ保持力を有する巻上機を得ることができる。
また、第二の収容部に、ブレーキの制動片と係合する係合部を備えるものについては、ブレーキの制動片を、係合部に沿って導くことにより、ブレーキ制動面の一定の位置に押し当てることができる。従って、安定したブレーキ保持力を有する巻上機を得ることができる。
Claims (4)
- ロープを巻きかけて回転する綱車と、
前記綱車の回転を停止させるブレーキと、
一面に開口を有し、前記綱車を内部に収容する第一の収容部と、
一面に開口を有し、前記ブレーキを内部に収容し、かつ
前記ブレーキを収容した面とは反対側の面において、前記第一の収容部の開口に係合する第二の収容部とを備えることを特徴とするエレベータ用巻上機。 - 前記ブレーキは、制動片を有し、かつ、前記綱車の制動面に前記制動片を押し当てることにより前記綱車の回転を停止させ、
前記第二の収容部は、前記ブレーキの制動片と係合する係合部を有し、
前記制動片は、前記係合部と係合した状態で前記制動面に押し当てられることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用巻上機。 - 前記綱車は、ロープを巻きかける円柱体部と、
前記円柱体部の背面に取り付けられた椀状体部と、
前記椀状体部の内側に設けられた制動面とを有し、
前記第二の収容部は、前記椀状体部に沿うようにして、前記第一の収容部に係合し、
前記係合部は、前記椀状体部の制動面に対向する位置に設けられた貫通孔であることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ用巻上機。 - 前記エレベータ用巻上機は、更に、前記第二の収容部の開口に、取り外しできる蓋部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のエレベータ用巻上機。
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