JP4163420B2 - 基礎に支柱の一端を固定する装置 - Google Patents

基礎に支柱の一端を固定する装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は一般にアンカ−ヘッドと呼ばれる基礎に支柱の一端部を固定する装置に関する。
【0002】
吊り橋、ケ−ブル支柱橋、スタジアム屋根、ビルデイング、通信塔などのような懸架支持された構造物の構成に使用されたケ−ブルは、特に支柱により選定されるが、しかし独占的ではない。
【0003】
支柱はさらに接地アンカ−に使用されたケ−ブルであった。(接地アンカ−は地上に準備された孔に注入されたモルタルグラウトのような硬化可能な材料に包含されて埋められた鋼張力部材、外装を持つ)
【0004】
そのような支柱は、この支柱の端部を固定する基礎が前もって造られており、各々の基礎が前もって造られるために設計された装置の作用によって造られる場所で構造物の部品が接続されることを可能とする。
【0005】
この発明はさらに前述のタイプの装置を造る方法に関する。
【0006】
発明は更に特に基礎に支柱の一端部を固定する装置に関し、支柱のこの端部は装置に固定されるようになるように支柱の長手方向軸線からずれる少なくとも二本のストランドから成り、ストランドの各々が一般に金属コアワイヤと保護被膜とから造られ、装置自体は前記基礎に設けられた孔内に位置されて移動しないように意図されている。
【0007】
基礎に支柱を固定するために、肩になった孔に基礎上の固定装置を据え付けることにより開始し、この装置ではストランドの一本づつ接続された端部を係合し、不動にする。
【0008】
そのような装置は第一剛性ユニットから成り、その第一ユニットは円筒状面により横断方向に且つ前記第一ユニットの長手方向軸線と実質的に垂直な二つの対向面により長手方向に限定されていて、
その長手方向軸線と実質的に平行に造られ、各々が支柱のストランドの被膜を欠いた一端を通過するようになっていて、各々が被膜を欠いた一端の不動部片と共働するようになった支持面をもつ穿孔により横断されていて、
その対向面の一方から測定された或る距離にわたり覆うように少なくとも一個の管状要素を支持し、ストランドが被膜を欠いたところで束のストランド)が少なくとも部分的に耐水性である。
【0009】
このタイプの装置では、接続パイプとして参照される管状要素の長さは、装置に据え付けるのをやっかいにしている。
【0010】
【従来の技術】
先行技術では、基礎の孔に装置を置いてこの孔の肩になった面に対して隣接するために、その肩になった面に対して孔に装置を係合させることにより装置を据え付けることができないことがしばしば起こる。
【0011】
先行技術では、据え付けは逆の方法で、即ち支柱が応力を受ける方向と反対の方向に達成されるのに違いなく、所謂スリットシムを造る締めつけジョ−、ストッパは装置の周りに据え付けられ、結局、孔の肩になった面に対して支持体を見つけ出す。
【0012】
これら技術的特徴はこれら創作物の製造価格を増加させる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的はこの欠点を克服する固定装置を得ることである。
【0014】
同様に、先行技術装置の欠点は、取り除かれた被膜を持ったストランドの端部が数時間と数カ月の間に据え付けできる据え付けの全期間中に装置により酸化から保護されていないことである。
【0015】
実際には、ストランドは一本づつ据え付けられ、最終的にストランドの束を耐水形式に覆う管状要素がその据え付け中にこれらストランドの個別保護を保証しない。
【0016】
一つの解決策は金属被覆によりストランドを保護することにあるけれども、この方法は製造価格を増加させる。
【0017】
この発明の目的はストランドの据え付け中や据え付け後に被膜を欠いた各ストランドの一部を酸化から保護させることができる装置を得ることである。
【0018】
この発明の追加目的は利用の場所への搬送や基礎における連続据え付けに関して問題を提出することなしに組み立て得られる装置を得ることである。
【0019】
この発明の他の目的は各ストランドの振動や曲げ抑制及びこの個々を減衰できる装置を得ることである。
【0020】
他の目的は使用中に各ストランドの保護システムを点検することが可能である装置を得ることである。
【0021】
最後に、この発明の更なる目的は標準化長さの装置を得ることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
これら目的を達成するために、この発明はその主題として前記タイプの装置を有し、特に、基礎から分離される状態では、装置が第二実質的円筒状剛体ユニットから成り、その第二ユニットは:前記第一ユニットとしっかりと接続されており、実質的に平行に且つ各場合に第一ユニットの穿孔の延長部に延びていて、各々が第一ユニットと耐水形式に接続されたその端部の一方を有する少なくとも二つの独立したチャンネルを有し、他方端部は、ストランドがチャンネルに係合される時にストランドのコアワイヤを覆う被膜の周りの第一局部的耐水押圧面と、ストランドを受けるチャンネルの軸線から支柱の端部の軸線への前記ストランドの偏向を考慮したストランドの被膜用横方向支持第二面とを有することを特徴としている。
【0023】
【実施の形態】
この発明は添付図面を参照して限定されない例によって与えられた次の記載を読むことからより良く理解される。
【0024】
図面を参照すると、基礎3に支柱2の一端部2Aを固定する装置1を示し、支柱2のこの端部2Aは装置1に固定されるようになるように支柱2の長手方向軸線2Cからそれる少なくとも二本のストランド2Bから成り、これらのストランド2Bの各々がコアワイヤ2Dと保護被膜2Eとから造られ、装置自体は基礎3に設けられた孔3A内に位置されて移動しなくされている。
【0025】
例によると、図1において示された装置は基礎3の孔3A内の軸方向位置における調整不可能なタイプであり、図2と図3において示された装置は基礎3の孔3A内の軸方向位置における調整可能なタイプである。
【0026】
図面に見られる如く、装置1は第一剛体ユニット4から成り、その第一ユニットは円筒面4Aにより横断方向に且つ前記第一ユニット4の長手方向軸線4Dと実質的に垂直な二つの対向面4B,4Cにより長手方向に限定されており、ユニット4の長手方向軸線4Dと実質的に平行に造られ、各々が支柱2のストランド2Bの被膜2Eを欠いた一端2Fを通過するように意図されて、各々が被膜2Eを欠いたそのような端部2Aの不動部片4Gと共働するように意図された支持面4Fを包含する穿孔4Eにより横断されており、その対向面4B,4Cの一方4Cから測定された或る距離L1にわたりストランド2Bが被膜2Eを欠いているところの少なくとも一部では耐水性であるストランド2Bの束を覆う少なくとも一個の管状要素5Cを支持する。
【0027】
例えば、図2に見られる如く、第一ユニット4の外部円筒面4Aは少なくとも局部的にねじ部4Jを有し、そのねじ部とねじ付きリング4Kが共働して、基礎3に造られた孔3Aの周りに設けられた肩部3Bに支持されるように意図されている。
【0028】
リング4Kのねじ締め或いはねじ緩めは、基礎3の孔3A内における固定装置1の位置の調整を許容し、その結果として支柱2の張力の調整を許容する。
【0029】
注目すべきことは、基礎3から分離されている状態では、装置1は実質的円筒状第二剛体ユニット5から成り:その第二ユニット5は、
前記第一ユニット4としっかりと接続されており、実質的に平行に且つ各場合に第一ユニット4の穿孔4Eの延長部において延びていて、各々が第一ユニット4に耐水形式に接続されたその端部6C,6Dの一方6Cを有し、そして
その他端は、ストランドがチャンネル6Aに係合される時にストランド2Bのコアワイヤ2Dを覆う被膜2Eの周りの第一局部的耐水押圧面7Aと、ストランドを受けるチャンネル6Aの軸線6Bから支柱2の端部2Aの軸線2Cへのこのストランドの偏向を考慮したストランド2Bの被膜2E用横方向支持第二面8Aとを有することである。
【0030】
これら手段により装置は被膜2Eを欠いている各ストランド2Bの一部の酸化から保護でき、これを前記ストランド2Bの各々の連続的据え付け中と据え付け後に行う。
【0031】
同様に、これら技術特徴は、ストランド2Bの待機座部、即ち例えば構造物の抵抗力を増加するようにストランド2Bを据え付けできる座部を提供できる。
【0032】
注目すべきことは、第二ユニット5は各々が管状部片6を収容する複数の穴5Aにより横断された円筒状本体5Bから成り:その管状部片は、
第一端部6Cでは、そのチャンネル6Aが前記第一ユニット4の穿孔4Eの軸線4Hに実質的に位置されているように耐水性に第一ユニット4と接続されており、第二端部6Dでは、被膜2Eの周りの前記第一局部的耐水押圧面7Aと被膜2E用横方向支持第二面8Aとを有することである。
【0033】
これら技術特徴は、ストランド毎に耐水性を実際に保証することができる。
【0034】
このタイプの装置によると、適当な場所においてストランドの耐水性に影響することなしに一つ以上のストランドを交換できる。
【0035】
同様に、各ストランドの耐水性を選択的に点検できる。
【0036】
この発明による(図1)装置は、第一ユニット4の対向面4B,4Cの一方4Bから接近できるストランド2Bの端部2Aの不動部片4Gの組を耐水形式に覆うように意図されているカバ−90から成ることに注目すべきである。
【0037】
更に、この発明による(図1)装置は、各々がストランド2Bの端部2Aの不動部片4Gとストランド2Bの前記端部2Aとから造られ、第一ユニット4の対向面4B,4Cの一方4Bから接近できる組立体を耐水形式に覆うように意図されている複数のキャップ9から成ることに注目すべきである。
【0038】
例えば、各キャップ9は耐水形式に支持面4Fの入口の周りに造られた耐水性の座部と共働する。
【0039】
キャップ9自体の組がカバ−90により覆われていることは可能である。
【0040】
注目すべきことは、各管状部片6の第二端部6Dは穴をあけた要素8として参照される要素8を支持し:その要素8は、
前記管状部片の第二端部6Dと耐水形式に接続されていて、
特に被膜2Eにより覆われたストランド2Bを通過させるようになった軸方向チャンネルを有し、
弾性で変形可能な材料から造られ、被膜2Eの通過に適合する直径の孔を有するが、しかしその要素の面7Aがストランド2Bのこの被膜2Eの周りに局部的耐水押圧面を構成する環状要素7を収容し、
被膜2E用の横方向支持面8Aを持ち、面8Aがストランド2Bの偏向を考慮して設けられていることにある。
【0041】
耐水性や管状部片6に据え付けられている穴をあけた要素8における偏向の機能を満たす表面のグル−プ一体化は、装置を経済的に構成することができる。
【0042】
実際には、穴をあけた要素8は例えば異なる長さL2の管状部片6と共に使用され得る。
【0043】
注目すべきことは、各管状部片6はそれぞれの管状部片6のチャンネル6Aが第一ユニット4の穿孔4Eの軸線4Hに実質的に配置されるように前記第一ユニット4に挿入する為に形成された孔4Iへその第一端部6Cにより挿入されることにある。
【0044】
これは耐水性を保証し、装置の据え付けを容易にする。
【0045】
これら特徴は後で説明される方法で利用される。
【0046】
更に、注目すべきことは、各穴をあけた要素8は(図1と図4−7):
管状部片6の第二端6Dに耐水はめあいを許容する寸法にされた第一孔8Cと、この端部6Dの端面6Fに隣接することにより前記端部6Dに軸方向挿入量を制限する支持面8Dとを有し、
そしてストランド2Bの被膜2Eの周りに局部的耐水押圧面7Aを適応させる環状要素7が保持される支持面8Eを有することにある。
【0047】
第一実施態様(図4)では、ストランド2Bの被膜2Eの周りの環状要素7が保持される支持面8Eは、管状部片6の第二端部6Dに耐水嵌め合いするよう寸法にされた第一孔8Cの面の一部分から造られ、この支持面8Eは管状部片6の前記端部6Dによる軸方向挿入を制限するようになっている穴をあけた要素8の支持面8Eの付近に配置されており、
ストランド2Bの被膜2Eの周りに局部的耐水押圧面7Aを適応させる環状要素7は、一方では管状部片6の端部6Dに挿入を制限するようになっているこの要素8の支持面8Dと他方ではこの端部6Dの端面6Fとの間に配置できる形式に穴をあけた要素8の第一孔8Cに嵌め合うように寸法にされている。
【0048】
第二実施態様(図5)では、ストランド2Bの被膜2Eの周りに耐水環状支持要素7を受けるようになった支持面8Eは、穴をあけた要素8の壁に造られた環状溝から成り、これは前記第一孔8Cと、ストランド2Bの偏向を考慮して設けられた被膜2E用の横方向支持面8Aとの間にある。
【0049】
第三実施態様(図6と図7)では、穴をあけた要素8は:
一方では、少なくとも二つの部品81、82から造られていて、即ち、
管状部片6の第二端6Dに耐水嵌め合いを許容するように寸法にされた第一孔8Cと、その端部6Dの端面6Fに少なくとも間接的に押圧することにより前記端部6Dの軸方向挿入を制限する支持面8Dとから成る第一部品81と、
被膜2E用の横方向支持面8Aから成り、面8Aがストランド2Bの偏向を考慮して設けられている第二部品82とから造られ、
他方では、これら第一と第二部品81、82は軸方向挿入による組立て用の支持面を設けられており、この支持面は環状要素7が保持されている支持面8Eであるストランド2Bの被膜2Eの周りに耐水環状支持要素7を適応させるような形式に軸方向挿入を制限する。
【0050】
孔をあけた用語は孔8Cと8Fを得るために任意の特殊方法を参照しない。
【0051】
注目すべき形式では、各孔をあけた要素8は第二ユニット5を造り且つこの第二ユニット5からその引き出しを阻止する材料に抵抗するように配向された少なくとも一個のストッパ8Bを有する。
【0052】
注目すべき形式では、第二ユニット5は:
内部円筒面5Dにより限定された剛性管状壁により形成された外部管状要素5C,外部円筒面5Eと二つの対向環状端面5F,5Gと、
チャンネル6Aが設けられていて、チャンネルが第一ユニット4の穿孔4Eを延長するようになっていて、一方では管状要素5Cの内面5Dに対して、他方では第一ユニット4に対して密に隣接する材料のコア5Bにより形成された内部管状要素5Bとから成る。
【0053】
これら技術特徴は、ストランドの収集により生じる力を第一ユニット4や基礎に効率的に伝達でき、これら力が装置に横断的に配向される。
【0054】
更に注目すべき形式では、外部管状要素5Cはその環状端面5F,5Gの一方5Fを介して第一ユニット4と接触させ、この端でその外部円筒面5Eに関して突き出すフランジ5H(図1と図2)を有し、前記第一ユニット4に要素5Iを固定する支持面を支持する。
【0055】
固定要素は好ましくはねじから成り、そのねじ本体が第一ユニットにその固定のために形成されたねじ付き孔に固定されるその厚さにおけるフランジを横断し、その頭部がフランジの開口面に隣接する。
【0056】
他の注目すべき形式では(図3)、外部管状要素5Cと第一ユニット4はねじ付き面4I,5Iによって接続されている。
【0057】
一つの注目すべき実施形態では、内部管状要素5Bは振動減衰特性を有する材料から成るコア5Bにより形成され得る。
【0058】
例えば、内部管状要素5Bは管状部片6の周りに剛性管状要素5Cに導入された少なくとも一個の材料の硬化により得られた材料から成るコア5Bにより且つ穴をあけた要素8を制限するように形成されている。
【0059】
一つの限定されない実施態様例では、使用された材料は高強度コンクリ−トから成り得る。
【0060】
特に、長手方向寸法は:即ち外部管状要素5CのL1、各管状部片6のL2、管状部片6を受けるために第一ユニット4に形成された各孔4IのL3と内部円筒要素5BのL4は、
ストッパ8Bが第二ユニット5からの引き出しを阻止するようになった各穴をあけた要素8がストランド2Bの通過を阻止する前記材料なしに前記第二ユニット5を造る材料に抵抗するように決定されている。
【0061】
すでに述べられた如く、この発明は更に、基礎3に支柱2の一端2Aを固定する装置1を得る方法に関し、支柱2のこの端部2Aは装置1に固定されるようになる形式に支柱の長手方向軸線2Cからはずれる少なくとも二本のストランド2Bから成り、前記ストランド2Bの各々がコアワイヤ2Dと保護被膜2Eから造られ、装置は基礎3に設けられた孔3Aに位置されて移動しなくされている。
【0062】
この方法によると: 第一ユニット4が設けられていて、円筒面4Aによって横断方向に且つ前記第一ユニット4の長手方向軸線4Dに実質的に垂直な二つの対向面4B、4Cにより長手方向に限定され、
各々が被膜2Eを欠いた支柱2のストランド2Bの一端2Fを通過するように成っていて、各々が被膜2Eを欠いた一端2Aの不動部片4Gと共働するようになった支持面4Fから成り、その長手方向軸線4Dに実質的に平行に造られた穿孔4Eにより横断されていて、
ストランドが被膜を欠いている少なくとも一部分に耐水形式にストランド2Bの束を対向面の一方から測定された或る距離L1にわたり覆うように少なくとも一個の管状要素5Cを支持し、
実質的に円筒状である第二剛性ユニット5は、第一ユニット4の前記対向面4B、4Cの面4Cに対して形成され、その面はストランド2Bが被膜2Eを欠いている少なくとも一部分にストランド2Bの束を覆うように少なくとも一個の管状要素5Cを支持するようになった面であり、その第二剛性ユニット5は前記第一ユニット4としっかりと接続され、この第二ユニットは少なくとも二個のチャンネル6Aを有し、
そのチャンネル6Aは、各々が第一ユニット4の穿孔4Eの延長部において実質的に平行に延びており、
各々が第一ユニット4に耐水形式に接続される端部の一方6Bを有し、そして、他方端は、
ストランド2Bがチャンネル6Aに係合される時にストランド2Bのコアワイヤ2Dを覆う被膜2Eの周りの第一局部的耐水押圧面7Aと、
支柱2の端部2Aの軸線2Cへストランド2Bを受けるチャンネル6Aの軸線6Bからこのストランドの偏向を予想して設けられたストランド2Bの被膜2E用の横方向支持第二面8Aとを支持する。
【0063】
同様に、この発明の方法によると、第二ユニット5を構成するために:
管状部片6が設けれており(図8参照)、これら部片の各々がその端部により第一ユニット4に接続されていて、これは耐水形式に且つ各管状部片6のチャンネル6Aが第一ユニット4の穿孔4Eの軸線4Hに配置されるように行われ、
外部管状要素5Cは内部円筒面5D、外部円筒面5Eと二つの対向環状端面5F,5Gにより限定された剛性管状壁により形成されていて、そして(図9参照)この管状要素はそれが管状部片6の周りに容積を限定するように第一ユニット4に剛性形式に接続されており、
穴をあけた要素8として参照された要素8が設けられて、各々が一方ではストランド2Bの偏向を考慮して設けられた被膜2E用の横方向支持面8Aと、他方ではストランド2Bの被膜2Eの周りの局部的耐水押圧面7A(図4−図7)とを支持し、極めて遅くとも外部管状要素5Cを第一ユニット4に接続した後に、各管状部片6の第二端6Dが前記穴をあけた要素8の一方を備えており、
材料が設けられていて、型内に射出され且つ硬化され得て、次にこの材料が管状要素5Cの内部容積へ且つ穴をあけた要素を塞ぐことなしに前記穴をあけた要素を制限するように管状部片6の周りに導入される。
【0064】
この発明の方法の好ましい実施態様では:
管状部片6と穴をあけた要素8が設けられ、各々が一方ではストランド2Bの偏向を考慮して設けられた被膜2E用の横方向支持面8Aと、他方ではストランド2Bの被膜2Eの周りの局部的耐水押圧面7A(図4−図7)とを支持し、そして前記端部の一方6Dがこれら前記穴をあけた要素8の一つを備えており、
前記端部の一方6Dに穴をあけた要素8を備えた管状部片6は各々が第一ユニット4のその他端により接続され、これは各管状部片6のチャンネル6Aが第一ユニット4の穿孔4Eの軸線4Hに配置されるように行われ、
外部管状要素5Cは内部円筒面5D、外部円筒面5Eと二つの対向環状端面5F,5Gにより限定された剛性管状壁により形成されていて、そして(図10参照)前記管状要素はそれが管状部片6の周りに容積を限定するように第一ユニット4に剛性形式に接続されており、
材料が設けられていて、型内に射出され且つ硬化され得て、次に(図10参照)この材料が管状要素5Cの内部容積へ且つ穴をあけた要素を防ぐことなしに前記穴をあけた要素を制限するように管状部片6の周りに導入される。
【図面の簡単な説明】
【図1】或る構成部品が装置の細部を更に明らかに示すために省略されているこの発明による調整不可能な固定装置の長手方向断面である。
【図2】この発明の調整可能な固定装置の一つの実施態様の長手方向断面である。
【図3】この発明の調整可能な固定装置の他の異なる実施態様の長手方向断面である。
【図4】この発明の装置を製造するための要素8と管状部片6の組合せの第一実施態様を図式的に示す。
【図5】この発明の装置を製造するための要素8と管状部片6の組合せの第二実施態様を図式的に示す。
【図6】この発明の装置を製造するための要素8と管状部片6を分解した第三実施態様を図式的に示す。
【図7】この発明の装置を製造するための要素8と管状部片6を組合せた第三実施態様を図式的に示す。
【図8】この発明の装置を製造するための第一ユニット4に対する要素8と管状部片6の関係を図式的に示す。
【図9】この発明の装置を製造するための第一ユニット4、要素8と管状部片6に対する第二ユニット5の関係を図式的に示す。
【図10】この発明の装置を製造するための第一ユニット4に要素8と管状部片6と第二ユニット5を取り付けた状態を図式的に示す。
【符号の説明】
1.....装置
2.....支柱
2A....端部
2B....ストランド
2C....軸線
2D....コアワイヤ
2E....被膜
3.....基礎
3A....孔
4.....第一ユニット
4E....穿孔
4H....軸線
5.....第二ユニット
6.....管状部片
7.....環状要素
8.....要素

Claims (14)

  1. 基礎(3)に支柱(2)の一端部(2A)を固定する装置(1)であって、支柱(2)のこの端部(2A)が装置(1)に固定されるようになる形式で長手方向軸線(2C)から外れる少なくとも二本のストランド(2B)から成り、これらストランド(2B)の各々がコアワイヤ(2D)と保護被膜(2E)から形成され、装置自体が基礎(3)に設けられた孔(3A)内に位置されて動かなくされており、
    この装置(1)は第一剛性ユニット(4)から成り、
    その第一剛性ユニット(4)は、円筒状面(4A)により横断方向に且つ前記第一ユニット(4)の長手方向軸線(4D)と実質的に垂直な二つの対向面(4B、4C)により長手方向に限定されていて、
    その長手方向軸線(4D)と実質的に平行に造られ、各々が支柱(2)のストランド(2B)の被膜(2E)を欠いた一端(2F)を通過させるように成っていて、各々がそのような被膜(2E)を欠いた一端(2F)の不動部片(4G)と共働するようになった支持面(4F)をもつ穿孔(4E)により横断されていて、
    その対向面(4B、4C)の一方(4C)から測定された或る距離(L1)にわたりストランド(2B)が被膜(2E)を欠いたところの少なくとも一部では耐水性である束のストランド(2B)を覆うように少なくとも一個の管状要素(5C)を支持する装置において、
    この装置(1)は、基礎(3)から離れている状態において実質的に円筒状第二剛性ユニット(5)から成り、
    その第二剛性ユニットは、前記第一ユニット(4)にしっかりと接続され、
    実質的に平行に且つ各場合に第一ユニット(4)の穿孔(4E)の延長部において延びている少なくとも二つの独立したチャンネル(6A)を有し、各々が第一ユニット(4)と耐水形式に接続された端部(6C,6D)の一方(6C)を有し、 他方は、ストランドがチャンネル(6A)に係合される時にストランド(2B)のコアワイヤ(2D)を覆う被膜(2E)の周りの第一局部的耐水押圧面(7A)を有し、
    ストランドを受けるチャンネル(6A)の軸線(6B)から支柱(2)の端部(2A)の軸線(2C)へのこのストランドの偏向を考慮したストランド(2B)の被膜(2E)用の横方向支持の第二面(8A)を有し、
    各穴をあけた要素(8)は、
    管状部片(6)の第二端(6D)に耐水嵌め合いを許容する寸法にされた第一孔(8C)と、この端部(6D)の端面(6F)に隣接することより前記端部(6D)に軸方向挿入量を制限する支持面(8D)とを有し、
    そしてストランド(2B)の被膜(2E)の周りに局部的耐水押圧面(7A)を適応させる環状要素(7)が保持される支持面(8E)を有することを特徴とする装置。
  2. 第二ユニット(5)は各々が管状部片(6)を収容する複数の穴(5A)により横断された円筒状本体(5B)から成り、
    その管状部片(6)は、第一端(6C)において、そのチャンネル(6A)が前記第一ユニット(4)の穿孔(4E)の軸線(4H)に適合されるよう耐水形式に第一ユニット(4)と接続されていて、
    第二端(6D)において、被膜(2E)用の横支持体の第二面(8A)と被膜(2E)の周りの第一局部的耐水押圧面(7A)を支持することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 各管状部片(6)の第二端(6D)は穴をあけた要素(8)として参照される要素(8)を支持し、
    その要素(8)は、前記管状部片の第二端(6D)と耐水形式に接続されていて、
    被膜(2E)により覆われたストランド(2B)を通過させるようにされた軸方向チャンネルを有し、
    弾性で変形可能な材料から造られ、被膜(2E)の通過に適合する直径の孔を有するが、しかしその要素の面(7A)がストランド(2B)のこの被膜(2E)の周りに局部的耐水押圧面を構成する環状要素(7)を収容し、
    被膜(2E)用の横方向支持面(8A)を持ち、面(8A)がストランド(2B)の偏向を考慮して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 各管状部片(6)は、それぞれ管状部片(6)のチャンネル(6A)が前記第一ユニット(4)の穿孔(4E)の軸線(4H)に実質的に位置されるような形式に第一ユニット(4)に挿入する為に形成された孔(4I)へ第一端部(6C)により挿入されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の装置。
  5. ストランド(2B)の被膜(2E)の周りの環状要素(7)が保持される支持面(8E)は、管状部片(6)の第二端(6D)に耐水嵌め合いするように寸法にされた第一孔(8C)の面の一部分から造られ、この支持面(8E)は管状部片(6)の前記端部(6D)による軸方向挿入を制限するようになっている穴をあけた要素(8)の支持面(8D)の付近に配置されており、
    ストランド(2B)の被膜(2E)の周りに局部的耐水押圧面(7A)を適応させる環状要素(7)は、一方では管状部片(6)の端部(6D)の挿入を制限するようになっているこの要素(8)の支持面(8D)と他方ではこの端部(6D)の端面(6F)との間に配置できる形式に穴をあけた要素(8)の第一孔(8C)に嵌め合うように寸法にされていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. ストランド(2B)の被膜(2E)の周りに耐水環状支持要素(7)を受けるようになった支持面(8E)は、穴をあけた要素(8)の壁に造られた環状溝から成り、これは前記第一孔(8C)と、ストランド(2B)の偏向を考慮して設けられた被膜(2E)用の横方向支持面(8A)との間にあることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 穴をあけた要素(8)は、
    一方では、少なくとも二つの部品(81、82)から造られていて、即ち、 管状部片(6)の第二端(6D)に耐水嵌め合せを許容するように寸法にされた第一孔(8C)と、その端部(6D)の端面(6F)に少なくとも間接的に押圧することにより前記端部(6D)の軸方向挿入を制限する支持面(8E)とから成る第一部品(81)と、
    被膜(2E)用の横方向支持の面(8A)から成り、面(8A)がストランド(2B)の偏向を考慮して設けられている第二部品(82)とから造られ、
    他方では、これら第一と第二部品(81、82)は軸方向挿入による組立て用の支持面を設けられており、この支持面は環状要素(7)が保持されている支持面(8E)であるストランド(2B)の被膜(2E)の周りに耐水環状支持要素(7)を適応させるような形式に軸方向挿入を制限することを特徴とする請求項5に記載の装置。
  8. 各穴をあけた要素(8)は、第二ユニット(5)を造る材料に抵抗し且つこの第二ユニット(5)からの材料の引き出しを阻止するように配向された少なくとも一個のストッパ(8B)を有することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載の装置。
  9. 第二ユニット(5)は:
    内部円筒面(5D)により限定された剛性管状壁により形成された外部管状要素(5C),外部円筒面(5E)と二つの対向環状端面(5F,5G)と、
    チャンネル(6A)が設けられていて、チャンネルが第一ユニット(4)の穿孔(4E)を延長するようになっていて、一方では管状要素(5C)の内面(5D)に対して、他方では第一ユニット(4)に対して密に隣接する材料のコア(5B)により形成された内部管状要素(5B)とから成ることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 外部管状要素(5C)はその環状端面(5F,5G)の一方(5F)を介して第一ユニット(4)と接触させ、この端でその外部円筒面(5E)に関して突き出すフランジ(5H)有し、前記第一ユニット(4)に要素(5I)を固定する支持面を支持することを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 内部円筒要素(5B)は剛性材料から成るコア(5B)により形成されていることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の装置。
  12. 内部円筒要素(5B)は管状部片(6)の周りに剛性管状要素(5C)に導入された少なくとも一個の材料の硬化により得られた材料から成るコア(5B)により且つ穴をあけた要素(8)を制限するように形成されていることを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 外部管状要素(5C)、各管状部片(6)、管状部片(6)を受けるために第一ユニット(4)に保存された各孔(4I)と内部円筒要素(5B)の長手方向寸法(L1),(L2),(L3)と(L4)は:
    ストッパ(8B)が第二ユニット(5)からの引き出しを阻止するようになった穴をあけた要素が材料により塞がれてストランドの通過を阻止するようなことがなく、穴をあけた要素が材料に抵抗するように形成されていることを特徴とする請求項3乃至請求項12のいずれか一項に記載の装置。
  14. 装置はストランド(2B)の端部(2A)の不動部片(4G)とストランド(2B)の前記端部(2A)とから成り、第一ユニット(4)の対向面(4B、4C)の一方(4B)から接近できる組立体を耐水形式に覆うようにされた複数のキャップ(9)成ることを特徴とする請求項3乃至請求項13のいずれか一項に記載の装置。
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