JP2562111B2 - アースアンカーの頭部定着構造 - Google Patents

アースアンカーの頭部定着構造

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JP2562111B2
JP2562111B2 JP5161624A JP16162493A JP2562111B2 JP 2562111 B2 JP2562111 B2 JP 2562111B2 JP 5161624 A JP5161624 A JP 5161624A JP 16162493 A JP16162493 A JP 16162493A JP 2562111 B2 JP2562111 B2 JP 2562111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアースアンカーの頭部定
着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アースアンカーの頭部定着構造は
図11に示すように、PC鋼線20の端部がアンカーヘ
ッド30で定着され、該アンカーヘッド30に螺着され
たヘッドキャップ40内には防錆油50が充填されてい
る。また、アウタースリーブ60内の養生パイプ70内
にも防錆油50が充填されその先端が止水材80で密封
された構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
アースアンカーの頭部定着構造においては、法枠を貫通
するアウタースリーブの中心軸とアースアンカーの中心
軸との間にずれが発生した場合、PC鋼線が一方向にず
れて止水材の密着性が損なわれ、養生パイプ内の防錆油
が流れ出したり、或は該養生パイプ内に水が浸入してし
まうという問題があった。本発明は上記のような問題に
鑑みてなされたものであり、その目的は、法枠を貫通す
るアウタースリーブの中心軸とアースアンカーの中心軸
との間にずれが発生した場合でも、PC鋼線が一方向に
ずれるのを防止して養生パイプ内の止水性を確保するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの本発明のアースアンカーの頭部定着構造の要旨は、
PC鋼線の端部が定着されたアンカーヘッドに、防錆油
が充填されたヘッドキャップが螺着され、前記PC鋼線
が挿入された養生パイプには防錆油が充填されその先端
が止水体で密封されたアースアンカーの頭部定着構造に
おいて、前記養生パイプを可撓自在とし、その中に複数
に分割された止水体を水密状に挿入したことに存する。
【0005】
【作用】而して、上記のように養生パイプを可撓自在と
し、その養生パイプ内に複数に分割された止水体を水密
状に挿入したことにより、法枠を貫通するアウタースリ
ーブの中心軸とアースアンカーの中心軸との間にずれが
発生した場合でも、それに伴って前記養生パイプがその
方向に湾曲するのでPC鋼線が一方向にずれるのを防止
して養生パイプ内の止水性を確保することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明のアースアンカーの頭部定
着構造の断面図である。
【0007】本実施例は永久アンカーの頭部定着構造に
ついてのものであり、PC鋼線1の端部がアンカーヘッ
ド2で法枠3に定着され、該アンカーヘッド2には防錆
油4が充填されたヘッドキャップ5が螺合され、このヘ
ッドキャップ5をさらにアルミ製のヘッドキャップ5a
が覆っている。また、このヘッドキャップ5aの外部に
コンクリートを打設して養生することもある。尚、前記
ヘッドキャップ5aはアルミ製に限らず、ステンレス等
のその他の金属で製造することもできる。
【0008】また前記法枠3にはアウタースリーブ6が
貫通して取り付けられ、このアウタースリーブ6内には
一端が補剛板7に固着された養生パイプ8が挿入されて
いる。
【0009】この養生パイプ8は固定管8aと可動管8
bとに分割され、これらが蛇腹部9aを備えた耐油性の
ゴム管又は合成樹脂製管9で接続されている。これら固
定管8a及び可動管8bとゴム管又は合成樹脂製管9と
は接着剤で接着すると共に、その接合部をステンレス製
の締め付けバンド10で締め付けて接合する。
【0010】またこの養生パイプ8内にはPC鋼線1が
貫通される貫通孔11aを備えた止水体11が水密状に
圧入されている。この止水体11は膨潤ゴム製で四分割
され、養生パイプ8の内径よりやや大きく形成すること
により養生パイプ8の内面に密着されて水密性が確保で
きるように形成されている。またこれらの各止水体11
の接着面間及び養生パイプ8と接着面との間には防錆油
4が充填されて水密性及び養生パイプ8の可撓性を高め
ている。またこの止水体11は養生パイプ8の内側先端
に設けたストッパ11bにより固定されている。尚、上
記止水体11は4つに分割したものに限らず、これ以下
又はこれ以上に分割したものを使用することができる。
【0011】以上のような構成にすることにより、養生
パイプ8が固定管8aと可動管8bとに分割され、これ
らが蛇腹部9aを備えた耐油性のゴム管又は合成樹脂製
管9で接続され、かつこの養生パイプ8に四分割の止水
体11が圧入されたことにより、養生パイプ8が可撓自
在となってどの方向にも湾曲するので、アウタースリー
ブ6の中心軸とアースアンカー1aの中心軸との間にず
れが発生した場合でも、そのずれに追随することができ
る。
【0012】以下、図2〜図10によりアースアンカー
頭部の定着方法について説明する。まず、図2に示すよ
うに、PC鋼線1のダブルシースをアウタースリーブ6
の入口付近でナイフ等によりカットする。
【0013】次に、補剛板7に取り付けた固定管8aと
可動管8bとをゴム管又は合成樹脂製管9により接続す
るが、固定管8a及び可動管8bとゴム管又は合成樹脂
製管9とは接着剤で接着するとともに、その接合部をス
テンレ製の締め付けバンド10で締め付ける。
【0014】次に、前記養生パイプ8をアウタースリー
ブ6の中に挿入して補剛板7をセットすると共に、養生
パイプ8内に止水体11を一つ圧入して防錆油4を充填
する。
【0015】そして、図6に示すように、さらに3つの
止水体11を養生パイプ8の中に前記の防錆油4が押し
出されて空隙を埋めるように押し込んでアンカープレー
ト12を取り付ける。この場合、養生パイプ8内の止水
体11及びゴム管又は合成樹脂製管9がセンターライザ
ーの代わりとなる。
【0016】次に、アンカーヘッド2及びグリッパを装
着してPC鋼線1を緊張ジャッキで緊張して定着すると
共に、PC鋼線1の余長部分を切断する。
【0017】そして、アンカーヘッド2のPC鋼線1が
挿入されていない孔を使用して手押し式グリースポンプ
13を使って防錆油4を圧入する。
【0018】次に、ゴム製のヘッドキャップ5をアンカ
ーヘッド2にねじ込んで取り付ける。この場合、予めア
ンカーヘッド2に防錆油4を塗布すると共に、前記ヘッ
ドキャップ5の中にも適量の防錆油4を詰めておく。
【0019】そして、図10に示すように、前記ヘッド
キャップ5を覆うようにしてアルミ製のヘッドキャップ
5aをアンカープレート12にステンレスボルトで取り
付ける。
【0020】
【発明の効果】養生パイプが固定管と可動管とに分割さ
れ、これらが蛇腹部を備えた耐油性のゴム管又は合成樹
脂製管で接続され、かつこの養生パイプに、複数に分割
された止水体が圧入されたことにより、養生パイプが可
撓自在となってどの方向にも湾曲するので、アウタース
リーブの中心軸とアースアンカーの中心軸との間にずれ
が発生した場合でも、そのずれに追随することができる
ので、養生パイプ内に地下水等が浸入するのを防止して
その止水性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アースアンカーアの頭部定着構造の断面図であ
る。
【図2】PC鋼線のシースをカットした状態の断面図で
ある。
【図3】養生パイプの断面図である。
【図4】養生パイプをアウタースリーブの中に挿入した
断面図である。
【図5】養生パイプ内に1つの止水体を挿入した断面図
である。
【図6】養生パイプ内に4つの止水体を挿入した断面図
である。
【図7】PC鋼線を定着した断面図である。
【図8】アンカーヘッド内に防錆油を充填した断面図で
ある。
【図9】ヘッドキャップを螺合した断面図である。
【図10】ヘッドキャップをアルミ製のヘッドキャップ
で覆った断面図である。
【図11】従来のアースアンカーアの頭部定着構造の断
面図である。
【符号の説明】
1 PC鋼線 2 アンカーヘッド 3 法枠 4 防錆油 5、5a ヘッドキャップ 6 アウタースリーブ 7 補剛板 8 養生パイプ 9 ゴム管又は合成樹脂製管 10 締め付けバンド 11 止水体 12 アンカープレート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PC鋼線の端部が定着されたアンカーヘ
    ッドに、防錆油が充填されたヘッドキャップが螺着さ
    れ、前記PC鋼線が挿入された養生パイプには防錆油が
    充填されその先端が止水体で密封されたアースアンカー
    の頭部定着構造において、前記養生パイプを可撓自在と
    し、その中に複数に分割された止水体を水密状に挿入し
    たことを特徴とするアースアンカーの頭部定着構造。
JP5161624A 1993-06-30 1993-06-30 アースアンカーの頭部定着構造 Expired - Fee Related JP2562111B2 (ja)

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