JP3020301U - アンカー頭部の止水構造 - Google Patents

アンカー頭部の止水構造

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JP3020301U JP1995007865U JP786595U JP3020301U JP 3020301 U JP3020301 U JP 3020301U JP 1995007865 U JP1995007865 U JP 1995007865U JP 786595 U JP786595 U JP 786595U JP 3020301 U JP3020301 U JP 3020301U
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正良 深井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンカーテンドンの緊張、定着時における、
止水部分の隙間の発生を防止する。 【構成】 止水パッキン28がアンカーテンドン22のコル
ゲートシース14の回りに密着のもとで予め巻装されて、
当該アンカーテンドンが地盤18のアンカー孔20に挿入さ
れる。そして、外側ストレートシース16の内面16a に、
潤滑材を兼用する止水材が塗付され、アンカー孔20に挿
着されたこの外側ストレートシースによって、コルゲー
トシース14の口元が、止水パッキンの周面28b に対する
内面16a の密着のもとで被装されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、山留め、地滑り抑止、斜面安定および各種構造物の補強等を目的 とするグラウンドアンカーにおけるアンカー頭部の止水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
山留め、地滑り抑止、斜面安定および各種構造物の補強等を目的とするグラウ ンドアンカーにおいて、たとえば、複数本のアンボンドPC鋼より線をコルゲート シースと称する螺旋状の凹凸を持つ波形管で覆ったアンカーテンドンを地盤等の アンカー孔に挿入、固定し、アンボンドPC鋼より線の裸線部分の緊張、保持によ って対象となる地盤等を定着させるアンカー工法が知られている。
【0003】 ここで、この種のアンカーテンドンにおいては、錆、腐食等の原因となる地下 水、削孔水等からのPC鋼より線の裸線部分の隔離、保護が要求される。そこで、 コルゲートシースの口元内部に止水材を充填するとともに、アンカープレートと 称する支圧板サイドから挿入された外側シースで口元を被装することによって、 コルゲートシースの口元からの地下水、削孔水等の侵入を阻止する、いわゆる止 水処理が、アンカー頭部において行われている。
【0004】 このような止水構造において使用される外側シースは、たとえば、コルゲート シースに対応する凹凸を少なくとも内面に持つフランジ付きの筒状体として、合 成ゴム材料等から成形され、コルゲートシースの口元の回りへの止水材を介した 外側シースの密着のもとでの係合、巻装によって、コルゲートシースの口元を被 装可能に構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、アンカーテンドンが緊張、定着されると、アンカー孔内で固定され たコルゲートシースに対し、外側シースは、緊張力または緊張に対する反力のも とでアンボンドPC鋼より線の伸縮移動に伴って移動しようとする。
【0006】 しかしながら、上記のように、公知の止水構造においては、対応する凹凸の係 合のもとでコルゲートシース、外側シース間が係合されているため、外側シース に移動力が付与されると、外側シース、コルゲートシース間に位置ずれが生じ、 これらの密着による係合部分、つまりは止水部分に歪みを生じさせる虞れがある 。外側シース、コルゲートシース間の止水部分に歪みが生じると、その歪みが隙 間を形成するため、地下水、削孔水等の侵入の原因となりやすく、高い健全度の 維持が困難となる。
【0007】 この考案は、アンカーテンドンの緊張、定着時における、止水部分の隙間の発 生を防止するアンカー頭部の止水構造の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この考案によれば、略筒状の止水パッキンが、コ ルゲートシースの対応箇所の回りに当該コルゲートシースの周面に対する内面の 密着のもとで予め巻装されるとともに、止水パッキンの巻装されたアンカーテン ドンがアンカー孔内に挿入されている。
【0009】 そして、フランジを一端に一体に備えた外側ストレートシースの内面に、潤滑 材を兼用する止水材が塗付され、少なくとも支圧板を介してアンカー孔内に挿通 された当該外側ストレートシースが、上記止水パッキンの周面に対する内面の密 着のもとで配置されて、コルゲートシースの口元が被装されている。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの考案の実施の形態について詳細に説明する。
【0011】 図1に示すように、この考案に係るアンカー頭部の止水構造10においては、ア ンカー引張材となるアンボンドPC鋼より線12を覆うコルゲートシース14の口元が 、フランジ15を一端に一体に有する外側ストレートシース16によって被装されて いる。
【0012】 図1に加えて図2を見るとわかるように、コルゲートシース14は、たとえば、 螺旋状の凹凸を持つ波形管として、高密度ポリエチレン等の合成樹脂材料から成 形され、予め複数本結束されたアンボンドPC鋼より線12をコルゲートシースで覆 うとともに、コルゲートシースの口元の内部に止水材を注入、充填して、地盤18 等のアンカー孔20に挿入されるアンカーテンドン22が形成されている。
【0013】 アンボンドPC鋼より線12は、複数本のワイヤを撚り合わせて形成されたPC鋼よ り線24をポリエチレンチューブからなるアンボンドチューブ(被覆管)26で被覆 し、アンボンドチューブ内にグリース等の防錆油を充填して形成されている。こ のようなアンボンドPC鋼より線12においては、グリース等による摩擦抵抗の低減 により、アンボンドチューブ26に対するPC鋼より線24の円滑な伸縮移動が得られ るとともに、削孔水、地下水等の侵入に起因する錆、腐食等が防止される。
【0014】 なお、この種のアンカーテンドン22は公知であり、特定のアンカー工法におい て一般的に使用されているものであるため、ここでは詳細に説明しない。
【0015】 このようなアンカーテンドン22においては、たとえば、グラウトパイプと称す る注入パイプ(図示しない)がアンボンドPC鋼より線12と共に束ねられる。そし て、アンカー孔20へのアンカーテンドン22の挿入後における、アンカー孔内への 注入パイプを介したセメントミルクの注入、固化によって、アンカーテンドンが 地盤18に対して固定される(図1参照)。
【0016】 ここで、図1、図2に示すように、この考案においては、止水パッキン28が、 コルゲートシース14の口元付近に、コルゲートシースの周面に対する密着のもと で予め巻装されている。
【0017】 止水パッキン28は、軟質の合成ゴム材料から略筒状に成形されている。そして 、止水パッキン28の内面28a は、たとえば、コルゲートシース14の凹凸に対応し た螺旋状凹凸に形成され、コルゲートシースに対する螺着により所定位置に巻装 される。
【0018】 なお、コルゲートシース14への止水パッキン28の巻装の際に、止水パッキンの 内面28a に潤滑材を兼用する止水材を塗付すれば、止水材が潤滑材として機能す るため、コルゲートシース、止水パッキン間からの地下水、削孔水等の侵入を防 止する、いわゆる止水効果の確保に加えて、コルゲートシースに対する止水パッ キンの円滑な螺進、巻装が可能となる。
【0019】 そして、図1に示すように、この考案においては、アンカー孔20へのアンカー テンドン22の挿入後、アンカー孔の開口に配置された補剛板30、支圧板(アンカ ープレート)32を介して、外側ストレートシース16が挿着される。
【0020】 外側ストレートシース16は、フランジ15を一端に一体に有する直線的なパイプ 状に形成されて、アンカー孔20に対し、フランジのないサイドから挿着される。 そして、外側ストレートシース16は、止水パッキン28の周面28b に対する内面16 a の密着のもとで配置され、この外側ストレートシースによるコルゲートシース 14の口元の被装によって、コルゲートシースの内部がアンカー孔20の地下水、削 孔水等から隔離される。
【0021】 このとき、外側ストレートシース16の内面16a に潤滑材を兼用する止水材が塗 付される。このように、外側ストレートシース16の内面16a に止水材を塗付すれ ば、止水材が潤滑材として機能するため、外側ストレートシース、止水パッキン 28間での止水効果が確保できるとともに、止水パッキンの回りへの外側ストレー トシースの円滑な被装、挿着が可能となる。
【0022】 そして、外側ストレートシース16の挿着後、アンカーヘッド34とくさび36との 組み合わせからなる定着具によって、アンボンドPC鋼より線12の裸線部分、つま りはPC鋼より線24の延出部分が所定の荷重のもとで緊張、定着されるとともに、 ヘッドキャップ38で頭部定着部を保護して、アンカーテンドン22の定着工程が終 了する。
【0023】 ここで、図1、図2に示すように、この考案において、外側ストレートシース のフランジ15の周面に、ヘッドキャップ38のねじ部38a の螺着可能な対応するね じ部15a が設けられている。このように、外側ストレートシースのフランジ15の 周面にねじ部15a を設けることにより、フランジに対する螺着のもとでのヘッド キャップ38の固定が可能となる。
【0024】 つまり、ボルト、ナット等の締結部材を要することなく、アンカーの頭部定着 部へのヘッドキャップ38の固定が行えるため、部品点数が削減できるとともに、 作業工程数が低減される。
【0025】 上記のように、この考案のアンカー頭部の止水構造10においては、コルゲート シース14の回りに止水パッキン28が巻装され、その止水パッキンの周面28a に内 面16a を密着させた外側ストレートシース16によるコルゲートシースの口元の被 装によって、アンカーテンドン22の止水を行っている。この構成では、外側スト レートシースの内面16a が、止水パッキンの周面28b に対し、止水材を介して密 着されているにすぎないため、アンポンドPC鋼より線12の緊張のもとでコルゲー トシース14、外側ストレートシース16間に位置ずれが生じても、止水パッキン28 、つまりはコルゲートシースに対する外側ストレートシースのスライドのもとで 、その位置ずれが保障される。
【0026】 つまり、コルゲートシース14、外側ストレートシース16の位置ずれが生じても 、外側ストレートシース、止水パッキン28間の密着部分、つまりは止水部分に歪 みを生じることがないため、この歪みに起因する隙間の発生が確実に阻止される 。従って、アンカーテンドン22における、アンカー頭部の止水の健全度が確実に 高く維持できる。
【0027】 ここで、図1、図2に示すように、たとえば、外側ストレートシース16の内部 に連通する注入孔40をフランジ15に予め穿設するとよい。フランジの注入孔40は 、たとえば、定着具となるアンカーヘッド34の大きさを考慮して、アンカーヘッ ドの配置される範囲から外れた位置で、内部と連通可能に、傾斜して設けられて いる。
【0028】 このように、外側ストレートシースのフランジ15に注入孔40を予め設けること により、アンカーテンドン22の緊張、定着後における、外側ストレートシース16 の内部への止水材の注入、つまりはアンカー頭部の二次防錆が、注入孔を介して 可能となる。そのため、外側ストレートシース16による高い止水効果が容易に確 保でき、アンカー頭部における健全度が一層高く維持できる。
【0029】 ところで、図1、図2に示すように、上記の実施の形態においては、止水パッ キン28をコルゲートシース14の周面の1ヶ所に巻装しているが、これに限定され ず、複数箇所、たとえば、図3、図4に示すような、等間隔離反した3ヶ所程度 に、止水パッキンを配置、巻装してもよい。
【0030】 この場合、外側ストレートシース16は、少なくとも2ヶ所の止水パッキンの周 面28b に内面16a を密着させて配置される。
【0031】 このように、止水パッキン28をコルゲートシース14の複数箇所に配置、巻装し 、2ヶ所以上の止水パッキンの周面28b に対して外側ストレートシースの内面16 a を密着させれば、当該複数箇所での止水が得られるため、アンカー頭部におけ る止水効果が一層向上される。そして、緊張、定着のもとで、外側ストレートシ ース16がコルゲートシース14、つまりは止水パッキン28に対してスライドのもと でずれても、コルゲートシースの口元サイドの止水パッキンの周面28a に対する 内面16a の密着状態は十分に確保できるため、この点からも、アンカー頭部にお ける止水効果が一層向上される。
【0032】 そして、図3、図4に例示する3ヶ所のように、2ヶ所以上に止水パッキン28 を巻装すれば、コルゲートシース14に対する止水パッキン28の挿着精度をさほど 高くすることなく、いずれかの止水パッキンの周面28a に対する密着が得られる 。従って、コルゲートシース14への止水パッキン28の巻装の際の作業が煩雑化す ることもなく、作業性が向上される。
【0033】 なお、この考案の実施の形態においては、止水パッキン28の配置、巻装される 複数箇所として3ヶ所を例示しているが、少なくとも2ヶ所の止水パッキンの周 面に外側ストレートシースの内面16a が密着されれば足りるため、止水パッキン の巻装箇所は3ヶ所に限定されず、2ヶ所または4ヶ所以上に止水パッキンを配 置、巻装してもよい。
【0034】 上述したこの考案の実施の形態は、この考案を説明するためのものであり、こ の考案を何等限定するものでなく、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施さ れたものも全てこの考案に包含されることはいうまでもない。
【0035】
【考案の効果】
上記のように、この考案に係るアンカー頭部の止水構造によれば、コルゲート シースの口元を被装する外側ストレートシースが、コルゲートシースの回りに巻 装された止水パッキンに対して密着のもとでスライド可能となっている。つまり 、止水パッキンに対する外側ストレートシースのスライドにより、緊張、定着の 際の位置ずれが保障されるため、位置ずれに起因する歪みが止水部分に生じるこ とがなく、止水部分での隙間の発生が確実に阻止される。従って、アンカーテン ドンにおける、アンカー頭部の止水の健全度が確実に高く維持される。
【0036】 そして、外側ストレートシースの内面に潤滑材を兼用する止水材を塗付するた め、止水材が潤滑材として機能し、外側ストレートシース、止水パッキン間での 止水効果が確保できるとともに、止水パッキンの回りへの外側ストレートシース の円滑な被装、挿着が可能となる。
【0037】 また、止水パッキンの内面に、潤滑材を兼用する止水材を塗付すれば、止水材 が潤滑材として機能するため、コルゲートシース、止水パッキン間からの地下水 、削孔水等の侵入防止による止水効果の確保に加えて、コルゲートシースに対す る止水パッキンの円滑な螺進、巻装が得られる。
【0038】 そして、止水パッキンをコルゲートシースの複数箇所に配置、巻装し、複数の 止水パッキンの周面に対して外側ストレートシースの内面を密着させれば、対応 する複数箇所毎での止水が得られるため、アンカー頭部における止水効果が一層 向上される。
【0039】 更に、フランジの周面に、ヘッドキャップの螺着可能なねじ部を設ければ、フ ランジに対する螺着によって、ヘッドキャップが固定できるため、ボルト、ナッ ト等の締結部材を要することなく、アンカーの頭部定着部へのヘッドキャップの 固定が行える。従って、アンカー頭部における部品点数の削減、および、作業工 程数の低減が容易にはかられる。
【0040】 また、内部に連通した注入孔を外側ストレートシースのフランジに設ければ、 アンカーテンドンの緊張、定着後における二次防錆が、注入孔を介した、外側ス トレートシースの内部への止水材の注入、充填のもとで行えるため、外側ストレ ートシースによる高い止水効果が容易に確保できる。従って、アンカー頭部にお ける健全度が一層高く維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の形態に係るアンカー頭部の止
水構造の概略縦断面図である。
【図2】図1に示すアンカー頭部の止水構造の一部破断
の概略分解斜視図である。
【図3】この考案の別の実施の形態に係るアンカー頭部
の止水構造の概略縦断面図である。
【図4】図3に示すアンカー頭部の止水構造の一部破断
の概略分解斜視図である。
【符号の説明】
10 アンカー頭部の止水構造 12 アンボンドPC鋼より線 14 コルゲートシース 15 フランジ 15a ねじ部 16 外側ストレートシース 22 アンカーテンドン 28 止水パッキン 40 注入孔

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンボンドPC鋼より線をコルゲー
    トシースで覆ってアンカーテンドンとし、地盤のアンカ
    ー孔内へのアンカーテンドンの挿入後、コルゲートシー
    スの口元を覆って止水するアンカー頭部の止水構造にお
    いて、 略筒状の止水パッキンが、コルゲートシースの対応箇所
    の回りに当該コルゲートシースの周面に対する内面の密
    着のもとで予め巻装されるとともに、当該止水パッキン
    の巻装されたアンカーテンドンが、アンカー孔内に挿入
    され、 フランジを一端に一体に備えた外側ストレートシースの
    内面に、潤滑材を兼用する止水材が塗付され、少なくと
    も支圧板を介してアンカー孔内に挿通された当該外側ス
    トレートシースが、上記止水パッキンの周面に対する内
    面の密着のもとで配置されて、コルゲートシースの口元
    を被装したことを特徴とするアンカー頭部の止水構造。
  2. 【請求項2】 複数のアンボンドPC鋼より線をコルゲー
    トシースで覆ってアンカーテンドンとし、地盤のアンカ
    ー孔内へのアンカーテンドンの挿入後、コルゲートシー
    スの口元を覆って止水するアンカー頭部の止水構造にお
    いて、 内面に潤滑材を兼用する止水材の塗付された略筒状の止
    水パッキンが、コルゲートシースの対応箇所の回りに当
    該コルゲートシースの周面に対する内面の密着のもとで
    予め巻装されるとともに、止水パッキンの巻装されたア
    ンカーテンドンがアンカー孔内に挿入され、 フランジを一端に一体に備えた外側ストレートシースの
    内面に、潤滑材を兼用する止水材が塗付され、少なくと
    も支圧板を介してアンカー孔内に挿通された当該外側ス
    トレートシースが、上記止水パッキンの周面に対する内
    面の密着のもとで配置されて、コルゲートシースの口元
    を被装したことを特徴とするアンカー頭部の止水構造。
  3. 【請求項3】 複数のアンボンドPC鋼より線をコルゲー
    トシースで覆ってアンカーテンドンとし、地盤のアンカ
    ー孔内へのアンカーテンドンの挿入後、コルゲートシー
    スの口元を覆って止水するアンカー頭部の止水構造にお
    いて、 略筒状の複数の止水パッキンが、コルゲートシースの所
    定間隔離反した複数箇所の回りに当該コルゲートシース
    の周面に対する内面の密着のもとで予め巻装されるとと
    もに、止水パッキンの巻装されたアンカーテンドンがア
    ンカー孔内に挿入され、 フランジを一端に一体に備えた外側ストレートシースの
    内面に、潤滑材を兼用する止水材が塗付され、少なくと
    も支圧板を介してアンカー孔内に挿通された当該外側ス
    トレートシースが、上記止水パッキンのうちの複数の止
    水パッキンの周面に対する内面の密着のもとで配置され
    て、コルゲートシースの口元を被装したことを特徴とす
    るアンカー頭部の止水構造。
  4. 【請求項4】 複数のアンボンドPC鋼より線をコルゲー
    トシースで覆ってアンカーテンドンとし、地盤のアンカ
    ー孔内へのアンカーテンドンの挿入後、コルゲートシー
    スの口元を覆って止水するアンカー頭部の止水構造にお
    いて、 略筒状の止水パッキンが、コルゲートシースの対応箇所
    の回りに当該コルゲートシースの周面に対する内面の密
    着のもとで予め巻装されるとともに、止水パッキンの巻
    装されたアンカーテンドンがアンカー孔内に挿入され、 周面にヘッドキャップの螺着可能なねじ部の設けられた
    フランジを一端に一体に備えて形成された外側ストレー
    トシースの内面に、潤滑材を兼用する止水材が塗付さ
    れ、少なくとも支圧板を介してアンカー孔内に挿通され
    た当該外側ストレートシースが、上記止水パッキンの周
    面に対する内面の密着のもとで配置されて、コルゲート
    シースの口元を被装したことを特徴とするアンカー頭部
    の止水構造。
  5. 【請求項5】 複数のアンボンドPC鋼より線をコルゲー
    トシースで覆ってアンカーテンドンとし、地盤のアンカ
    ー孔内へのアンカーテンドンの挿入後、コルゲートシー
    スの口元を覆って止水するアンカー頭部の止水構造にお
    いて、 略筒状の止水パッキンが、コルゲートシースの対応箇所
    の回りに当該コルゲートシースに対する内面の密着のも
    とで予め巻装されるとともに、止水パッキンの巻装され
    たアンカーテンドンがアンカー孔内に挿入され、 ヘッドキャップの螺着可能なねじ部を周面に、内部に連
    通可能に穿設された注入孔を定着具の配置される範囲か
    ら外れた位置にそれぞれ有するフランジを一端に一体に
    備えて、外側ストレートシースが形成され、当該外側ス
    トレートシースの内面に、潤滑材を兼用する止水材が塗
    付され、少なくとも支圧板を介してアンカー孔内に挿通
    された外側ストレートシースが、上記止水パッキンの周
    面に対する内面の密着のもとで配置されて、コルゲート
    シースの口元を被装するとともに、 特定のアンカー工法によるアンカーテンドンの緊張、定
    着後、フランジの注入孔から、外側ストレートシース内
    に防錆油を注入、充填可能としたことを特徴とするアン
    カー頭部の止水構造。
  6. 【請求項6】 複数のアンボンドPC鋼より線をコルゲー
    トシースで覆ってアンカーテンドンとし、地盤のアンカ
    ー孔内へのアンカーテンドンの挿入後、コルゲートシー
    スの口元を覆って止水するアンカー頭部の止水構造にお
    いて、 内面に潤滑材を兼用する止水材の塗付された略筒状の複
    数の止水パッキンが、コルゲートシースの所定間隔離反
    した複数箇所の回りに当該コルゲートシースの周面に対
    する内面の密着のもとで予め巻装されるとともに、止水
    パッキンの巻装されたアンカーテンドンがアンカー孔内
    に挿入され、 ヘッドキャップの螺着可能なねじ部を周面に、内部に連
    通可能に穿設された注入孔を定着具の配置される範囲か
    ら外れた位置にそれぞれ有するフランジを一端に一体に
    備えて、外側ストレートシースが形成され、当該外側ス
    トレートシースの内面に、潤滑材を兼用する止水材が塗
    付され、少なくとも支圧板を介してアンカー孔内に挿通
    された外側ストレートシースが、上記止水パッキンのう
    ちの複数の止水パッキンの周面に対する内面の密着のも
    とで配置されて、コルゲートシースの口元を被装すると
    ともに、 特定のアンカー工法によるアンカーテンドンの緊張、定
    着後、フランジの注入孔から、外側ストレートシース内
    に防錆油を注入、充填可能としたことを特徴とするアン
    カー頭部の止水構造。
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