JP6244123B2 - グラウンドアンカー用止水部材 - Google Patents

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本発明は、グラウンドアンカーの頭部に装着することで、雨水等の浸入を防ぐためのグラウンドアンカー用止水部材(以下、止水部材と略す場合がある。)関するものである。
グラウンドアンカーへの雨水等の浸入を防ぐためのグラウンドアンカー用止水部材として、種々のものが提案されている。例えば、特許文献1には、図8(a)に示すように筒状の止水部材(この特許文献1では、養生管と呼んでいる。)9の底板部91に設けた挿通孔91aの上部に可撓性鍔部91bを設け、その挿通孔91aにグラウンドアンカーを構成するPC鋼より線(引張材)11を挿通させると、図8(b)に示すように挿通孔91a周縁の可撓性鍔部91bがPC鋼より線11の外周に密接状態で立ち上がって面接触するようにして止水している。この止水部材9では、図9(a)に示すようにPC鋼より線11が止水部材9下方の底板部91を支点に動く場合には、可撓性鍔部91bがPC鋼より線11の動きに面接触を保ちながら追従して、PC鋼より線11との間に隙間が生じることを防止して確実に止水できる。
特開2002−88754号公報
ところで、グラウンドアンカーによる地山等の補強は、通常、孔壁の崩壊を防ぐために鋼管を打ち込みながら地山等を削孔してアンカー孔を形成し、その後アンカー孔内にグラウンドアンカーを挿入し、鋼管を抜きながらグラウト材を充填して、グラウト材の硬化によりグラウンドアンカーをアンカー孔に定着させることにより行う。ここで、グラウンドアンカーの軸心とアンカー孔心とがほぼ一致した状態になっている。しかし、鋼管が抜かれた後は実質、その鋼管厚分だけアンカー孔径が大きくなり、例え、アンカー孔内にグラウト材が充填されているとしても硬化するまでには時間がかかるので、グラウンドアンカーが自重により孔壁側に沈み込んでしまい、その軸心がアンカー孔心からずれる、即ち、アンカー孔心に対してグラウンドアンカーの軸心が傾斜した状態でグラウト材が硬化する場合がある。
そして、グラウト材の硬化後、アンカー孔心に対して軸心が傾斜した状態で定着されたグラウンドアンカーを構成するPC鋼より線の頭部を止水部材や支圧板を介してジャッキ等によりアンカー孔心方向(地山斜面に対して鉛直方向)に緊張すると、PC鋼より線にはアンカー孔心と平行になるような力が作用する、即ち、支圧板や緊締部材に近い箇所である止水部材の上部を支点として変形することになる。
しかしながら、前述の特許文献1に記載の止水部材9は、止水部材9や支圧板を介してジャッキ等で緊張した際に、PC鋼より線11が止水部材9の上部を支点として変形した場合、図9(b)に示すようにPC鋼より線11が移動した方向の可撓性鍔部91bはPC鋼より線11と面接触したまま追従可能であるものの、その反対側の可撓性鍔部91bはPC鋼より線11との接触面積が減少して先端のみの点接触になったり、さらには伸びきってPC鋼より線11との間に隙間が空いてしまい、止水効果を発揮できないおそれがある。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、グラウンドアンカーを構成するPC鋼より線等の引張材が止水部材の上部を支点として変形した場合でも、グラウンドアンカーへの雨水等の浸入を防ぐことができるグラウンドアンカー用止水部材を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るグラウンドアンカー用止水部材は、地山等に削孔したアンカー孔内に挿入されグラウト材によって定着されたグラウンドアンカーの頭部を支圧板を介して緊締部材によって緊締した当該グラウンドアンカーへの雨水等の浸入を防ぐための止水部材であって、支圧板の中心孔の孔径よりも大きい外径を有すると共に、グラウンドアンカーを構成する引張材が通る少なくとも1つ以上の挿通孔を設けた鍔部と、その鍔部の少なくとも1つ以上の挿通孔に連通する挿通孔を有し、その鍔部の下面に対し直交方向するように立設され、引張材がそれぞれの挿通孔に挿入される少なくとも1つ以上の円筒部とを有し、当該円筒部の挿通孔は、先端部に向かうほど拡径する拡径テーパー形状に形成されていると共に、その挿通孔の内側面には先端部に向かうほど突出量が大になる複数の円環状の環状突起が設けられていることを特徴とする。
ここで、前記鍔部には、前記支圧板の中心孔に挿入される段部が設けられており、その段部の高さは前記支圧板の厚さ以下であって、その段部から前記少なくとも1つ以上の円筒部が引張材の長手方向に延設されているようにするとさらに良い。
本発明に係るグラウンドアンカー用止水部材によれば、止水部材は支圧板の中心孔の孔径よりも大きい外径を有すると共に、グラウンドアンカーを構成する引張材が通る少なくとも1つ以上の挿通孔を設けた鍔部と、その鍔部の少なくとも1つ以上の挿通孔に連通する挿通孔を有し、その鍔部の下面に対し直交方向に立設され、引張材がそれぞれの挿通孔に挿入される少なくとも1つ以上の円筒部とを有するため、アンカー孔心に対して軸心が傾斜した状態で定着された引張材をジャッキ等によりアンカー孔心方向に緊張して引張材が止水部材の上部を支点として変形した場合には、止水部材の円筒部は止水部材の鍔部と各円筒部の境目とを支点にして追随するため、グラウンドアンカーへ雨水等の浸入を防ぐことを確実に止めることができる。
特に、止水部材の円筒部の挿通孔は先端部に向かうほど拡径する拡径テーパー形状に形成されていると共に、先端部に向かうほど突出量が大になる複数の円環状の環状突起が設けられているため、引張材が挿入し易いと共に、引張材に密着(弾接)する環状突起によって止水効果をより確実に発揮することができる。
本発明に係るグラウンドアンカー用止水部材を使用したグラウンドアンカーの設置状態全体を示す断面図である。 本発明に係るグラウンドアンカー用止水部材を使用したグラウンドアンカーの頭部構造を示す拡大断面図である。 本発明に係るグラウンドアンカー用止水部材の実施形態の斜視図である。 (a)〜(c)それぞれ本発明に係るグラウンドアンカー用止水部材の正面図、右側面図、左側面図である。 (a),(b)それぞれ図4(a)のB−B線断面図、図5(a)におけるC部分の拡大断面図である。 (a)〜(c)それぞれ本発明に係るグラウンドアンカー用止水部材の使用手順を示す説明図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係るグラウンドアンカー用止水部材の他の例を示す正面図、右側面図である。 (a),(b)それぞれ従来のグラウンドアンカー用止水部材の部分断面図、A部分の拡大断面図である。 (a),(b)それぞれグラウンドアンカーが止水部材の底板部を支点として変形した場合の従来の止水部材の動作と、止水部材の上部を支点として変形した場合の同動作とを示す部分拡大断面動作図である。
以下、本発明に係るグラウンドアンカー用止水部材の実施の形態について説明する。
図1および図2に示すように、グラウンドアンカー1は、地山等2上にドリル等によって形成したアンカー孔21と受圧板3の中心孔31に挿入されるもので、複数本(ここでは、説明の便宜上、例えば、4本とする。)の引張材であるPC鋼より線11を備えている。なお、各PC鋼より線11は、地山表面から所定の位置までそれぞれシース管12が挿入されている領域と、その位置から先端側にかけてPC鋼より線11が露出される領域に区分され、シース管12の下端部には、水の浸入を止めるために熱で収縮された熱収縮チューブ13が装着されている。ここで、受圧板3としては、鉄筋コンクリート製、鋼製やガラス繊維強化プラスチック(FRP)等の樹脂製のものでも良いし、法枠でも良い。
各PC鋼より線11は、図示しない注入管によってアンカー孔21内にグラウト材22を充填することで定着される。
なお、複数本のPC鋼より線11がグラウト材22によってアンカー孔21に確実に定着されるよう、各PC鋼より線11の途中にはスペーサー14が設けられていると共に、先端部には先端キャップ15が装着されている。そして、各PC鋼より線11の互いの間隔がほぼ所定間隔で均等に保持された状態で結束バンド16等によって結束されている。なお、PC鋼より線11は、例えば、ポリエチレン系樹脂等によりその全長がコーティングされており、耐食性が高められている。引張材は、PC鋼より線11以外でも勿論良い。
一方、各PC鋼より線11の頭部は、図1および図2に示すように、アンカー孔21の上部に設置された受圧板3の中心孔31と、その受圧板3の上の支圧板(座金またはアンカープレートともいう。)4の中心孔41を介して地表へ突出しており、本発明に係る止水部材6を介して緊締部材5によりに緊締されている。なお、シース管12の上端部は、本発明に係る止水部材6の中に位置するようにさせている。また、各PC鋼より線11の頭部をジャッキ等で緊張させた状態で、アンカーディスク51と定着くさび52と、リングナット53からなる緊締部材5により緊締する。その後、防錆油7が充填される防錆キャップ8により緊締部材5やPC鋼より線11の頭部を覆うことで、グラウンドアンカー1の頭部の確実な止水を図っている。グラウンドアンカー1の頭部は、受圧板3上に支圧板4を設けられる構造でなくてもよく、直接、地山等2の上に支圧板4が設けられる構造でも良い
なお、アンカーディスク51は、グラウンドアンカー1を構成する複数本のPC鋼より線11の頭部を緊張させた状態で定着クサビ52によって留める(固定する)もので外周面に雄ネジ51aが設けられている。
リングナット53は、アンカーディスク51を通すようにリング状のもので、その内周面にアンカーディスク51外周面の雄ネジ51aと螺合する雌ネジ53aが形成されている。なお、リングナット53の下面、すなわち支圧板4側には、止水部材6の移動を規定するために後述する鍔部61が嵌まり込む凹部53bが形成されているが、特段、形成しなくても良い。
止水部材6は、グラウンドアンカー1への雨水等の浸入を防ぐもので、ゴム等の弾性部材で形成されており、図3〜図5に示すように、鍔部61と、段部62と、複数(ここでは、PC鋼より線11の本数に応じて4つである。)の円筒部63が一体で設けられている。
鍔部61は、図2に示すように支圧板4の中心孔41の孔径より大きい外径を有しており、また図4(c)や図5(a)等に示すようにグラウンドアンカー1を構成する複数本のPC鋼より線11をそれぞれ通すための複数の挿通孔611が設けられている。
段部62は、図3〜図5に示すように鍔部61の円筒部63側の表面に設けられるもので、支圧板4の中心孔41に挿入されるように支圧板4の中心孔41の内径以下の外径を有しており、その高さは図2に示すように支圧板4の厚さ以下としている。なお、段部62にも、図5(a)に示すように鍔部61の複数の挿通孔611と連通する挿通孔621が設けられている。なお、段部62は、設けなくても良い。
各円筒部63は、図3〜図5に示すように段部62上に所定の間隔を空けて立設しており、各円筒部63には、図5(a)等に示すように鍔部61の複数の挿通孔611および段部62の複数の挿通孔621に連通する挿通孔631が設けられている。各円筒部63は、図1や図2に示すようにそれぞれの挿通孔631にシース管12が被せられたPC鋼より線11が挿入されるため、図5(a)に示すように挿通孔631における鍔部61側から各円筒部63の先端部側に向かってほぼ4/5までの内径は、シース管12の外径に合わせている。
これに対し、各円筒部63の挿通孔631における先端部から鍔部61側に向かってほぼ1/5までの内径は、図5(a)に示すように当該先端部からPC鋼より線11が挿入し易いよう先端部に向かうほど徐々に拡がるように拡径テーパー形状に構成されている。そして、その拡径テーパー形状の挿通孔631の内周面には、止水効果をより確実に発揮させるために各円筒部63の中心に向かって突出し、かつ、各円筒部63の先端部に向かうほど突出量が大になってPC鋼より線11に密着(弾接)する3つの円環状の環状突起63a〜63cが設けられている。
次に、本発明に係るグラウンドアンカー用止水部材の使用方法について説明する。まず、図6(a)に示すように、地山等2および地山等2上に形成された受圧板3を削孔してアンカー孔21および中心孔31内に、複数のPC鋼より線11等からなるグラウンドアンカー1をアンカー孔21および中心孔31に挿入し、その後、アンカー孔21内にグラウト材22を注入する。
そして、グラウト材22の硬化後に、図6(b)に示すようにPC鋼より線11の頭部に支圧板4の中心孔41を通すと共に、本発明に係る止水部材6の各円筒部63を通す。次に、図6(c)に示すようにリングナット53が螺合されたアンカーディスク51にPC鋼より線11を通した後、そのPC鋼より線11を図示しないジャッキ等で緊張させた状態でアンカーディスク51を緊締し、定着クサビ52によって留めて(固定させて)作業が完了する。なお、その後、図1や図2に示すように防錆油7が充填される防錆キャップ8により緊締部材5やPC鋼より線11の頭部を覆う。
ここで、グラウンドアンカー1を構成する各PC鋼より線11がアンカー孔21心に対して傾斜して定着されている場合には、PC鋼より線11をジャッキ等で緊張すると、PC鋼より線11が支圧板4や緊締部材5に近い箇所を支点として変形する。
すると、各PC鋼より線11が通された本発明に係る止水部材6の各円筒部63は、PC鋼より線11の変形に追随して各円筒部63の付け根部分である段部62と各円筒部63の境目を支点として変形するので、上述の特許文献1の止水部材9とは異なり止水部材6とPC鋼より線11との間に隙間が形成されることなく、確実に止水することができる。
また、本発明に係る止水部材6では、PC鋼より線11をジャッキ等で緊張させると支圧板4の上面とアンカーディスク51およびリングナット53によって、止水部材6の鍔部61が圧縮されることから、この点でも確実に止水することができる。
なお、止水部材6の鍔部61に段部62を設けていない場合には、PC鋼より線11をジャッキ等で緊張して、そのPC鋼より線11が支圧板4や緊締部材5に近い箇所を支点として変形し、それに伴って、鍔部61と円筒部63との境目を支点として円筒部63が追随するように変形するが、鍔部61は圧縮された状態であるため、鍔部61と円筒部63との境目で切断される虞がある。一方、本実施形態の止水部材6では、鍔部61に支圧板4の中心孔41に挿入される段部62が設けられており、その段部62の高さは支圧板4の厚さ以下であって、その段部62から複数の円筒部63が立設している。この形態にすることで、上述したように、鍔部61は圧縮変形するが、段部62は支圧板4と緊締部材5との間には位置しないので圧縮変形はしない。
そのため、PC鋼より線11をジャッキ等で緊張して、PC鋼より線11が支圧板4や緊締部材5に近い箇所を支点として変形した場合でも、止水部材6の各円筒部63は、圧縮変形しない段部62と円筒部63との境目が支点となってPC鋼より線11に追随するので、その支点が切断されることを防止できる。
また、止水部材6の各円筒部63の挿通孔631は、先端部に向かうほど拡径する拡径テーパー形状に形成されていると共に、先端部に向かうほど突出量が大になる3つの円環状の環状突起63a〜63cが設けられているため、PC鋼より線11が挿入し易いと共に、PC鋼より線11に密着(弾接)する環状突起63a〜63cによって止水効果をより確実に発揮することができる。
なお、上記実施形態の説明では、止水部材6は、段部62を介して鍔部61に円筒部63を設けるように説明したが、本発明では、これに限らず、図7(a),(b)に示す止水部材6’のように段部62を設けずに鍔部61に円筒部63を直接設けるようにしても良い。ただし、この場合には、上述したように鍔部61と円筒部63との境目を支点として円筒部63がPC鋼より線11の変形に追随するようになるため、段部62を設けた上述の止水部材6よりも円筒部63の付け根で切断される虞があるものの、止水効果は上述の止水部材6と同様に発揮できる。また、上記実施の形態では、グラウンドアンカー1を構成する各PC鋼より線11の本数に合わせて止水部材6に4つの円筒部63を設けて説明したが、本発明では、これに限らず、グラウンドアンカー1を構成する各PC鋼より線11の本数が1本であれば、止水部材6に1つの円筒部63のみを設けても勿論良い。
また、上記実施形態の説明では、アンカーディスク51と定着クサビ52とリングナット53を備えた緊締部材5により説明したが、本発明では、これに限らず、球面座金とナット等を使用した緊締部材でも使用できる。
1 グラウンドアンカー
11 PC鋼より線(引張材)
12 シース管
13 熱収縮チューブ
14 スペーサー
15 先端キャップ
16 結束バンド
2 地山等
21 アンカー孔
22 グラウト材
3 受圧板
31 中心孔
4 支圧板
41 中心孔
5 緊締部材
51 アンカーディスク
51a 雄ネジ
52 定着クサビ
53 リングナット
53a 雌ネジ
53b 凹部53b
6,6’ グラウンドアンカー用止水部材
61 鍔部
611 挿通孔
62 段部
621 挿通孔
63 円筒部
631 挿通孔
63a〜63c 環状突起
7 防錆油
8 防錆キャップ

Claims (2)

  1. 地山等に削孔したアンカー孔内に挿入されグラウト材によって定着されたグラウンドアンカーの頭部を支圧板を介して緊締部材によって緊締した当該グラウンドアンカーへの雨水等の浸入を防ぐための止水部材であって、支圧板の中心孔の孔径よりも大きい外径を有すると共に、グラウンドアンカーを構成する引張材が通る少なくとも1つ以上の挿通孔を設けた鍔部と、その鍔部の少なくとも1つ以上の挿通孔に連通する挿通孔を有し、その鍔部の下面に対し直交方向するように立設され、引張材がそれぞれの挿通孔に挿入される少なくとも1つ以上の円筒部とを有し、
    当該円筒部の挿通孔は、先端部に向かうほど拡径する拡径テーパー形状に形成されていると共に、その挿通孔の内側面には先端部に向かうほど突出量が大になる複数の円環状の環状突起が設けられていることを特徴とするグラウンドアンカー用止水部材。
  2. 請求項1に記載のグラウンドアンカー用止水部材において、
    前記鍔部には、前記支圧板の中心孔に挿入される段部が設けられており、その段部の高さは前記支圧板の厚さ以下であって、その段部から前記少なくとも1つ以上の円筒部が引張材の長手方向に延設されていることを特徴とするグラウンドアンカー用止水部材。
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