JP3356417B2 - ケーブルのサドル部における架設方法と架設構造、及び橋梁 - Google Patents

ケーブルのサドル部における架設方法と架設構造、及び橋梁

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、斜張橋の
ケーブル用のサドル部における架設方法と架設構造と、
それに使用するケーブルとそのような構造を有する斜張
橋やエクストラドーズド橋等の橋梁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の斜張橋に比して、エクストラドー
ズド(Extradosed:大偏心外ケーブル)橋
は、主塔をサドル構造とすることでケーブル定着部の数
を半分にでき、又、外ケーブルプレストレス構造物とす
ることで斜張橋におけるケーブル許容張力0.4Pu
(安全率2.5)を0.6Pu(安全率1.7)とする
ことができるとともに、ケーブルの本数を少なくするこ
とができる、等の利点があり、経済的であり近年その施
工例が増加している。
【0003】その一方、大偏心外ケーブル橋のサドル部
は、左右の活荷重応力差によって、ケーブルが橋軸方向
に移動するのを防止する必要があり、この部分にセメン
トミルクでグラウトすることにより、ケーブルをサドル
に固定して対処してきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法は、ケー
ブルの防錆を兼た優れた方法ではあるが、外ケーブルに
要求される、外観検査が容易であること、万一の場合に
交換可能であること、等を満足させるために、二重管に
するなど複雑なものが要求されている。
【0005】そこで、多重PC鋼より線にポリエチレン
を被覆し定着具を装着したプレファブケーブルは、防錆
面において完全であって、グラウト注入を行う必要が無
く、これを前記サドル部に使用できれば良いのである
が、該サドル部における活荷重応力差によるケーブルの
ずれを止める有効な手段が見あたらず、採用することが
出来ないという課題がある。本発明に係るケーブルのサ
ドル部における架設方法と架設構造及びそのケ−ブルと
橋梁を、このような課題を解消するために提案するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るケーブルの
サドル部における架設方法の上記課題を解決するための
要旨は、所望の曲率半径でサドル管により形成された
通孔が屈曲しているケーブル用のサドル部において、前
サドル管の貫通孔に挿通されたケーブルを、当該サド
ル部の両開口部に対応した対応位置において前記ケーブ
ルの被覆部を剥がし、該剥がした部分に外周部に定着用
ネジ部を有するマンションを設け、当該両開口部におい
て前記マンションに定着ナットを取付けて定着させるこ
とで、活荷重応力変動分以上のプレストレスが付与され
た状態に維持させ、その後、前記サドル部と主桁の定着
部との間における前記ケーブルの緊張力を、前記サドル
部におけるケーブルが活荷重応力変動の影響を受けない
ように緩め、前記ケーブルとサドル管との間の空隙にグ
ラウト材をグラウトしないことである。
【0007】 前記サドル部におけるケーブルの下端部
には、当該ケーブルの被覆部と同材質で、且つ、サドル
管の長手方向において該サドル管の曲率半径に沿った外
径形状で、前記ケーブルと当接する部分の全長に亘る受
座が敷設されていること を含むものである。
【0008】 本発明のケーブル用のサドル部における
架設構造は、所望の曲率半径で貫通孔が屈曲しているケ
ーブル用のサドル部において、該貫通孔に設けられるサ
ドル管と、該サドル部の貫通孔の両開口部に対応した位
置に外周部に定着用ネジ部を有したマンションを設けて
前記サドル部に挿通され、前記サドル部においては活荷
重応力変動分以上のプレストレスが付与された状態に維
持されるとともに、前記サドル部と主桁の定着部との間
においては前記サドル部のケーブルが活荷重応力変動の
影響を受けないように緩められたケーブルと、前記貫通
孔の両開口部に設けられるアンカープレートと、前記マ
ンションに螺着され活荷重応力変動分以上のプレストレ
スが付与されたケーブルの緊張状態を保持する定着ナッ
トとからなることである。
【0009】
【0010】 本発明の橋梁は、前記本発明に係るケー
ブル用のサドル部における架設構造を有してケーブルが
架設されていることである。エポキシマンションによっ
て橋に掛かる自動車や電車等の重量移動体の活荷重によ
るケーブル張力差をサドル部に伝達させないようにケー
ブルを固定すべく、活荷重応力変動分以上のプレストレ
が付与されているので、活荷重応力変動の影響を受け
ないものである
【0011】本発明に係るケーブル用のサドル部におけ
る架設方法と架設構造とケーブルによれば、エクストラ
ドーズド橋や斜張橋等の橋梁、その他屈曲したサドル部
にPC鋼より線からなるケーブルを挿通させ、且つ、緊
張させた部位を有するものにおいて、該ケーブルとサド
ル管との間の間隙にグラウト材を注入する必要がなくな
る。これによって、サドル部におけるケーブルの外観検
査及び交換が容易となる。
【0012】また、サドル部におけるケーブルには、エ
ポキシマンション及びその他の定着手段によって、橋に
掛かる自動車や電車等の重量移動体の活荷重によるケー
ブル張力差がサドル部のケーブルに伝達されないように
当該ケーブルを固定すべく、活荷重応力変動分以上のプ
レストレスが付与されているので、活荷重応力変動の影
響を受けないものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るケーブル用の
サドル部における架設方法と架設構造およびケーブル、
斜張橋について図面を参照して説明する。
【0014】ケーブル用のサドル部における架設構造
は、図1乃至図2に示すように、例えば、エクトラドー
ズド橋の主塔1のサドル部2において、主桁6の両側の
定着部4,5に定着される各ケーブル3が、各貫通孔を
形成するサドル管(以下、サドル鋼管という)7に挿通
され、該ケーブル3に固定され外周部に定着用ネジ部8
aを有したエポキシマンション8によって、所望のプレ
ストレスが付与された状態で維持されている構造であ
る。
【0015】前記サドル部2の貫通孔は、前記ケーブル
3の許容曲げ応力範囲内となる所望の曲率半径rとなっ
ている。そして、この貫通孔を形成するために主塔1の
コンクリート中に埋設されるサドル鋼管7は、図3乃至
図4に示すように、両端開口部に平板に長孔が設けられ
た取付用プレート7aが固定され、この裏面に長ナット
7bが固着されてなる。該取付用プレート7aにケーブ
ル挿通用の孔7dを有するアンカープレート7cが、現
場施工時においてボルトで固定されるものである。
【0016】前記サドル鋼管7は、図5乃至図6に示す
ように、主塔設置場所において立設された山型鋼枠体9
に支持ボルト10によって設置されているものである。
これらの山型鋼枠体9とサドル鋼管7が主塔型枠内に設
けられて、コンクリートが該型枠内に打設され主塔1が
構築されるものである。なお、図6において示す、サド
ル鋼管7の周囲に巻いて配設されているスパイラルスプ
リング11は、主塔1のコンクリート体の補強のために
設けられるものである。
【0017】次ぎに、前記ケーブル3の構成は、図7乃
至図8に示すように、多重よりPC鋼より線(PC鋼よ
り線3cにエポキシ樹脂等の樹脂被覆3fを施した複数
個のものをよって成る)3aに、ポリエチレン製の被覆
部3bで被覆してケーブル両端部に定着具3cを設けた
プレファブケーブルであって、ケーブル用のサドル部2
における貫通孔の両開口部に対応した対応位置3d,3
eにおいて前記被覆部3bを所要長さ分だけ剥がす。な
お、ケーブル3は、上記プレファブケーブルに限定され
ることなく、防錆に優れたケーブルのその他の相当品で
も良い。
【0018】前記剥がした部分に、外周部に定着用ネジ
部8bを設けたエポキシマンション(以下、単にマンシ
ョンという)8を設けるものである。該マンション8
は、予めケーブル3に固着しておいても良いし、現場
(サイト)施工で固着するようにしても良い。
【0019】前記マンション8は、図9に示すように、
所望の長さの金属製(鋼製)筒体の貫通孔の壁面に、多
段にして連続するテーパ部8aを有するものである。ケ
ーブル3の多重よりPC鋼より線3aとマンション8と
の固着には、両者の間隙にエポキシ樹脂を注入して使用
する。
【0020】なお、ケーブル3への取付作業の施工性を
高めるために、マンション8を2分割体にして、取付孔
8cに装着させる六角ボルト等で分割体をネジ止めして
合体させてもよい。要は、前記ケーブル3の前記対応位
置3d,3eに、サドル部2においてケーブル3に付与
される所望の緊張力を保持できるように、しっかりとマ
ンション8が固定されれば良いのである。
【0021】サドル部2における前記マンション8の主
塔1への定着には、図10に示すように、定着ナット1
2を使用する。この定着ナット12も、マンション8へ
の取付作業の施工性を考慮して、例えば、2分割体にし
て六角ボルト等で合体させるようにするものである。
【0022】サドル鋼管7には、図11乃至図12に示
すように、挿通されるケーブル3の保護(特に、被覆部
3bの長期耐力を確保)のために、受座13が敷設され
ている。この受座13は、ケーブル3の被覆部3bと同
材質で形成されるものであって、サドル鋼管7の長手方
向で、且つ、ケーブル3と当接する部分の長さの全長に
亘り、予めサドル鋼管7の下部に装着されるものであ
る。
【0023】このようにしてなるケーブル3を前記サド
ル部2に架設する方法を説明する。主桁6に搬入したケ
ーブル3にマンション8を前述の所定の位置3d,3e
にエポキシ樹脂で固着する。このケーブル3を主塔1に
おけるサドル部2のサドル鋼管7に挿通させる。又は、
ケーブル3をサドル部2のサドル鋼管7に挿入してか
ら、プレストレス維持用のマンション8を前記所定位置
3d,3eにエポキシ樹脂で固着しても良い。この場
合、ケーブル3を所定の緊張力で緊張させた後でマンシ
ョン8をケーブル3に固着しても良い。
【0024】前記ケーブル3の挿通作業の際には、アン
カープレート7cをサドル鋼管7の入口側と出口側とに
おいてケーブル3に通し、取付用プレート7aにボルト
で固定する。
【0025】サドル部2において、ケーブル3の両マン
ション8,8の定着用ネジ部8bに定着ナット12を各
々取り付ける。そして、ケーブル3にその主桁6におい
て予想される活荷重応力変動分以上のプレストレスをジ
ャッキ等の緊張手段で導入し、前記定着ナット12を締
め込んで本定着させる。
【0026】なお、前記サドル部2におけるケーブル3
へのプレストレスの導入に当たっては、前記ジャッキを
主塔1側に設けて施工しても良いし、主桁6の定着部4
側又は定着部5側に設けて施工しても良い。
【0027】また、ケーブル3を主桁6側の定着部で緊
張させてプレストレスを付与する場合には、プレストレ
ス付与後のサドル部2におけるケーブル3の所定位置3
d,3eにマンション8を各々固着し、アンカープレー
ト7cに定着ナット12で当該マンション8を各々定着
させ、その後、サドル部2とケーブル端部の定着部4,
5との間におけるケーブルの緊張力を所望量緩めるもの
である。この方法であれば、ケーブルを緊張させた際
に、前記所定位置3d,3eには未だマンション8が固
着されていないので、ケーブル3とマンション8との固
着性能に悪影響を与えないものである。更に、主桁6の
活荷重応力変動の影響がサドル部におけるケーブルに及
ばないものである。
【0028】こうして、本発明のケーブル用のサドル部
における架設方法が完了する。なお、図11に示すよう
に、サドル鋼管7において、ケーブル3と鋼管7の内壁
との間の空隙14は、そのままであり、グラウトされる
ことはない。本発明のケーブルについて、その疲労耐力
を確認したところ被覆部3bのクリープ耐力は長期間に
亘って十分な耐力を発揮した。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るケー
ブル用のサドル部における架設方法は、所望の曲率半径
サドル管により形成された貫通孔が屈曲しているケー
ブル用のサドル部において、前記サドル管の貫通孔に挿
通されたケーブルを、当該サドル部の両開口部に対応し
た対応位置において前記ケーブルの被覆部を剥がし、該
剥がした部分に外周部に定着用ネジ部を有するマンショ
ンを設け、当該両開口部において前記マンションに定着
ナットを取付けて定着させることで、活荷重応力変動分
以上のプレストレスが付与された状態に維持させ、その
後、前記サドル部と主桁の定着部との間における前記ケ
ーブルの緊張力を、前記サドル部におけるケーブルが活
荷重応力変動の影響を受けないように緩め、前記ケーブ
ルとサドル管との間の空隙にグラウト材をグラウトしな
方法なので、グラウト材を使用することが無くなっ
て、サドル部におけるケーブルの外観検査及び交換が容
易となるという優れた効果を奏するものである。
【0030】また、前記ケーブルをサドル部の貫通孔に
挿通させ、当該ケーブルを緊張させてプレストレスを付
与し、その後、ケーブルにプレストレス維持用のマンシ
ョンを固定することによって、ケーブルとマンションと
の固着性が良好に維持されるようになる。更に、サドル
部の両開口部にマンションを定着させた後に、サドル部
とケーブル端部の定着部との間におけるケーブルの緊張
力を緩めることにより、活荷重によるケーブル張力差を
サドル部に伝達させないようにすることができる。
【0031】 更に、サドル部におけるケーブルの下端
部には、当該ケーブルの被覆部と同材質で、且つ、サド
ル管の長手方向において該サドル管の曲率半径に沿った
外径形状で、前記ケーブルと当接する部分の全長に亘る
受座が敷設されているので、ケーブルが保護されるもの
である。
【0032】前記プレストレスを、活荷重応力変動分以
上のプレストレスにすることで、サドル部のケーブルが
確実に活荷重応力変動の影響を受けないようにすること
ができ、長期耐力が発揮されるというるという優れた効
果を奏するものである。
【0033】 本発明のケーブル用のサドル部における
架設構造は、所望の曲率半径で貫通孔が屈曲しているケ
ーブル用のサドル部において、該貫通孔に設けられるサ
ドル管と、該サドル部の貫通孔の両開口部に対応した位
置に外周部に定着用ネジ部を有したマンションを設けて
前記サドル部に挿通され、前記サドル部においては活荷
重応力変動分以上のプレストレスが付与された状態に維
持されるとともに、前記サドル部と主桁の定着部との間
においては前記サドル部のケーブルが活荷重応力変動の
影響を受けないように緩められたケーブルと、前記貫通
孔の両開口部に設けられるアンカープレートと、前記マ
ンションに螺着され活荷重応力変動分以上のプレストレ
スが付与されたケーブルの緊張状態を保持する定着ナッ
トとからなるので、サドル部においてケーブルにプレス
トレスを付与した状態で維持することが出来るようにな
るという優れた効果を奏するものである。
【0034】 本発明の橋梁は、サドル部のケーブルの
疲労の様子を容易に点検でき、ケーブル交換が容易な橋
梁となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る斜張橋の正面図(イ)と、側面図
(ロ)である。
【図2】同本発明に係るケーブルのサドル部における架
設構造の正面図である。
【図3】同本発明に係るケーブルのサドル部における架
設構造の一部を拡大して示す正面図(イ)と側面図
(ロ)である。
【図4】同サドル部のサドル鋼管にアンカープレートを
取り付けた状態の正面図(イ)と、側面図(ロ)であ
る。
【図5】同サドル部のサドル鋼管を主塔に埋設するため
の構造を示す正面図(イ)と、その一部の詳細図
(ロ),(ハ)である。
【図6】同サドル部の構造を示す断面図である。
【図7】同本発明のケーブルの正面図である。
【図8】同プレファブケーブルの、図7におけるA−A
線に沿った断面図である。
【図9】同ケーブルに固着されるエキシポマンションの
正面図(イ)と、側断面図(ロ)である。
【図10】同定着ナットの上半分を断面にした正面図
(イ)と、側面図(ロ)である。
【図11】図3におけるX−X線に沿った断面図であ
る。
【図12】サドル鋼管に敷設される受座の断面図(イ)
と、平面図(ロ)である。
【符号の説明】
1 主塔、2 サドル部、3 ケーブル、3a 多重よ
りPC鋼より線、3b 被覆部、3c 定着具、4,5
主桁の定着部、6 主桁、7 鋼管、7a 取付用プ
レート、7c アンカープレート、8 マンション、9
山型鋼枠体、10 支持ボルト、11 スパイラルス
プリング、12 定着ナット、13 受座、14 空
隙。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−256520(JP,A) 特開 昭59−158807(JP,A) 特開 平8−170306(JP,A) 特開 平2−167906(JP,A) 特開 平11−36226(JP,A) 特開 昭54−75132(JP,A) 特開 平4−213605(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01D 19/10 E01D 11/00 - 11/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の曲率半径でサドル管により形成され
    貫通孔が屈曲しているケーブル用のサドル部におい
    て、 前記サドル管の貫通孔に挿通されたケーブルを、当該サ
    ドル部の両開口部に対応した対応位置において前記ケー
    ブルの被覆部を剥がし、該剥がした部分に外周部に定着
    用ネジ部を有するマンションを設け、当該両開口部にお
    いて前記マンションに定着ナットを取付けて定着させる
    ことで、活荷重応力変動分以上のプレストレスが付与さ
    れた状態に維持させ、 その後、前記サドル部と主桁の定着部との間における前
    記ケーブルの緊張力を、前記サドル部におけるケーブル
    が活荷重応力変動の影響を受けないように緩め、 前記ケーブルとサドル管との間の空隙にグラウト材をグ
    ラウトしないこと、 を特徴とするケーブルのサドル部における架設方法。
  2. 【請求項2】サドル部におけるケーブルの下端部には、
    当該ケーブルの被覆部と同材質で、且つ、サドル管の長
    手方向において該サドル管の曲率半径に沿った外径形状
    で、前記ケーブルと当接する部分の全長に亘る受座が敷
    設されていること、 を特徴とする請求項1に記載のケーブル用のサドル部に
    おける架設方法。
  3. 【請求項3】所望の曲率半径で貫通孔が屈曲しているケ
    ーブル用のサドル部において、 該貫通孔に設けられるサドル管と、 該サドル部の貫通孔の両開口部に対応した位置に外周部
    に定着用ネジ部を有したマンションを設けて前記サドル
    部に挿通され、前記サドル部においては活荷重応力変動
    分以上のプレストレスが付与された状態に維持されると
    ともに、前記サドル部と主桁の定着部との間においては
    前記サドル部のケーブルが活荷重応力変動の影響を受け
    ないように緩められたケーブルと、 前記貫通孔の両開口部に設けられるアンカープレート
    と、 前記マンションに螺着され活荷重応力変動分以上のプレ
    ストレスが付与されたケーブルの緊張状態を保持する定
    着ナットとからなること、 を特徴とするケーブル用のサドル部における架設構造。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のケーブル用のサドル部に
    おける架設構造を有してケーブルが架設されているこ
    と、を特徴とする橋梁。
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