JP4154151B2 - 強制分離可能の乗客避難キャビンを有する航空機 - Google Patents

強制分離可能の乗客避難キャビンを有する航空機

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    • Y10T70/70Operating mechanism
    • Y10T70/7051Using a powered device [e.g., motor]

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は航空機における緊急避難装置の技術分野に属するもので、より詳しくは、コネクタセットを介して航空機の胴体に搭載されていて高速起動するパラシュートやエアバッグの付設された強制分離可能な乗客避難キャビンについて、地面に墜落する航空機の残余の部分から垂直で上向きの強制分離を確実にするようにした自動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
先行技術文献には故障、火災または爆発の危険に際して、乗客および乗務員の救命を目的とする航空機の緊急避難装置を開示するものが多数見られる。
【0003】
航空機の不時着陸用のパラシュート/エアバッグの結合システムは公知であり、米国特許第5836544号と第5944282号、ドイツ特許第4320470号または第19507069号はその例である。上記では各種タイプの航空機またはヘリコプタであって安全確実に展開するパラシュートがエアバッグと組み合わされて地面への円滑な降下と、地面への着陸衝撃が最低限であることを保証するものが開示されている。
【0004】
エイビエイション・ウイーク・アンド・スペース・テクノロジ誌(原文下記参照)に掲載された記事には「米空軍はF−111戦闘機用の操縦士緊急脱出モジュール用の最新のパラシュート/エアバッグ装置を評価しており、操縦員の負傷率を軽減する目的で、パラシュートに付属する避難用モジュールの落下速度を落とし、エアバッグの落下速度を制御する努力が払われている」と述べられている。
(Aviation Week & Space Technology, 135-1991-December 16/23, No. 24/25, New York, US)

【0005】
さらに航空機の特定の部品の緊急着陸用のパラシュート/エアバッグ装置が開発されており、その部品の一例は米国特許第4306693号で提案されたジェットエンジン用の燃料タンクである。
【0006】
航空機に対する上記パラシュート/エアバッグ装置の採用で安全性は向上したが、乗客および乗務員は航空機もろともに地面までの危険な不時着飛行を敢行し、故障に起因したり燃料その他の可燃物を抱えたりしたこの緊急着陸飛行は空中にあって地面に接触する際も爆発の危険を胚胎するのであるから、危険が払拭されたわけではない。さらにはパラシュート/エアバッグ装置の操作は非常に困難であるが、これは上記のような緊急事態には顧慮する必要のない航空機本体、エンジンおよび搭載貨物などの超荷重と闘うためである。
【0007】
上記の欠点を克服する目的で解決手段が開発されたが、その例は航空機の一部がその胴体に強制分離可能に組み込まれて緊急時に航空機の乗客を安全に着陸させられるように、この一部を胴体から強制分離できるようにするものである。
【0008】
米国特許第5356097号と第5568903号、ドイツ特許第19847546号およびフランス特許第855642号は上記の構成を示す先行技術文献で、緊急事態が発生すると、航空機は数部分に強制分離されて乗客および乗務員の安全な着陸を容易にするものである。これを詳述するとドイツ特許第19847546号では、航空機は長手方向に前部から後部に向けて分割され、緊急時には乗客および乗務員は前部に移動し、燃料および貨物を搭載している後部から分離される。かくて、前部は空気より軽いガスが充満した気球の作用で地面にソフトランディングするが、後部はパラシュート一対で地面に到着する。
【0009】
ドイツ特許第19847546号では横方向の機体分割が提案されているが、米国特許第5356097号と第5568903号およびフランス特許第855642号では長手方向に強制分離される部分がパラシュートを利用してソフトランディングする各種の構成を提案している。
【0010】
しかしならが米国特許第5356097号は例外であるが、上記先行技術文献には接地衝撃吸収用のエアバッグの使用が開示されていない。上記のすべての文献の共通点は航空機の強制分離される部分は航空機の胴体の適当なレイルまたはトラックに滑動自在に連結されており、強制分離されると機体後尾部も強制分離する構成になっている。
【0011】
上記の種類の構造の問題点は胴体から強制分離される部分を滑落させる所要時間である。強制分離部分は滑落してからでも残存部分の近くにあって緊急時にありがちな爆発の危険を胚胎している。さらに、後尾部が強制分離部分に付属していると過剰な荷重を発生させ、パラシュートの展開に問題を提供する。また、コックピットを強制分離部分から除外すると必要な操縦装置が失われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の目的の一つは胴体に沿って長手方向に延伸する強制分離可能のキャビン(コックピットを含み、後尾部を除く)であって、このキャビンが垂直に上方に向かって強制分離し、火災または爆発の危険があるときに機体の残存部分から瞬時に強制分離することができるものを有する航空機の提供による叙上の欠点の克服である。
【0013】
本発明の別の目的は爾後の制御着陸用のパラシュートおよびエアバッグを具備し、カタパルトおよび選択的に使用されるロケットモータ自動発進装置が設備されて、強制分離の速度を早め、強制分離後には残存部分からの強制分離部分の距離を迅速に増加させることができるキャビンを提供することである。
【0014】
本発明の別の目的は、また、強制分離可能のキャビンと胴体間のコネクタの迅速な解除装置の各種実施例を提供して、迅速な強制分離の可能性を増大することである。
【0015】
液圧、空気圧または高温技術機構を収容するコネクタ解除に関する先行技術文献の開示する装置は、英国特許第2237839号、米国特許第5755407号または米国特許第6029932号に見られるが、上記の文献の明細書では本発明の提案にかかる装置の特徴は開示されていない。
【0016】
本発明の以上のまたはその他の目的、利点および特徴は以下の選択実施例の詳細な説明を参照されたい。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る航空機は所期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわち請求項1記載の航空機は、航空機5の胴体4の長さ方向に沿うものであってコックピット11を含み後尾部4aを含まない乗客避難キャビン1が胴体4の開口部3上に搭載されていること、乗客避難キャビン1がコンパクトであるとともに緊急事態発生時に航空機が水平保持した後の円滑な強制分離または極端に危険な状況下での迅速な強制分離のいずれかによって当該キャビン1が胴体4から垂直上方へ強制分離可能であること、乗客避難キャビン1の周辺突起部1aが胴体4の開口部3周辺にある周辺支持基部3aに載置されたとき当該キャビン1と一致かつ密着するための形状を胴体4の開口部3が有していること、乗客避難キャビン1を胴体4の開口部3に安全固定するためのものとして迅速に解除可能なコネクタのセットが採用されているとともに周辺突起部1a下の乗客避難キャビン1の周辺に固定された複数のコネクション部材2とこれに対応して胴体4の周辺に固定された複数のコネクション部材6とを当該コネクタのセットが含むものであること、これら一対のコネクション部材2,6が一致かつ密着することで長さ方向に延びるチャンバ29が形成されるものであること、スプリングキャッチ手段25aを有するピストン25がチャンバ29内に設けられているとともにピストン25やこれと関連のスプリングキャッチ手段25aがロック状態の両コネクション部材2,6内に入れられて圧縮スプリング25bを介した手段で圧迫されていること、コックピット11内にある操作レバー10の操作でメカニズムが作動するとピストン25がチャンバ29内で圧縮スプリング25bの圧縮方向へ直線移動するとともにスプリングキャッチ手段25aが解放されて両コネクション部材2,6がロック解除されること、これに対応して両コネクション部材2,6がアンロック状態になること、乗客避難キャビン1がさらにパラシュート13,14のアレンジメントとパラシュート展開手段とエアバッグ38のアレンジメントと乗客避難キャビン1の垂直上方への強制分離速度を増進するための推進用カタパルト80とロケットモータ81とを含むものであることを特徴とする。
【0018】
本発明の請求項2に係る航空機は請求項1記載のものにおいて、チャンバ29内でピストン25を直線移動させて両コネクション部材2,6を強制分離かつアンロック状態にするためのメカニズムが火薬利用のものであってチャンバ29端末のキャビティ内に込められた火薬28を含むものからなるとともに両コネクション部材2,6がロック状態にあるときのピストン25上に当該火薬28が位置しており、雷管27によって火薬28が爆発するとピストン25が直線移動してスプリングキャッチ手段25aを解放し、両コネクション部材2,6がアンロック状態になるものである。
【0019】
本発明の請求項3に係る航空機は請求項1記載のものにおいて、チャンバ29内でピストン25を直線移動させて両コネクション部材2,6を強制分離かつアンロック状態にするためのメカニズムが液体圧利用のものであってチャンバ29端末のキャビティ内に特殊液体22を注入するためのパイプ23を含むものからなるとともに両コネクション部材2,6がロック状態にあるときのピストン25を当該特殊液体22が圧迫しており、液圧が上昇するとピストン25が直線移動してスプリングキャッチ手段25aを解放し、両コネクション部材2,6がアンロック状態になるものである。
【0020】
本発明の請求項4に係る航空機は請求項1記載のものにおいて、チャンバ29内でピストン25を直線移動させて両コネクション部材2,6を強制分離かつアンロック状態にするためのメカニズムが圧搾空気利用のものであってチャンバ29端末のキャビティ内に圧搾空気22aを送り込むためのパイプ23aを含むものからなるとともに両コネクション部材2,6がロック状態にあるときのピストン25を当該圧搾空気22aが圧迫しており、コックピット11内にある操作レバー10の操作で空気圧が上昇するとピストン25が直線移動してスプリングキャッチ手段25aを解放し、両コネクション部材2,6がアンロック状態になるものである。
【0021】
本発明の請求項5に係る航空機は請求項1記載のものにおいて、チャンバ29内でピストン25を直線移動させて両コネクション部材2,6を強制分離かつアンロック状態にするためのメカニズムが機械的な作動装置を利用するものであってピストン25に連結されたワイヤロープ18を含むものからなり、コックピット11内にある操作レバー10を操作するとピストン25が直線移動してスプリングキャッチ手段25aを解放し、両コネクション部材2,6がアンロック状態になるものである。
【0022】
本発明の請求項6に係る航空機は請求項1記載のものにおいて、パラシュート13,14のアレンジメントやこれらの展開手段が比較的小さなパラシュート13と比較的大きなパラシュート14と当該パラシュート13,14用の小型推進ロケット35と各ケーブル36a,36b,36cのアレンジメントとを含むものからなり、乗客避難キャビン1の上部34の溝34a内にケーブル36a,36b,36cが取り付けられているとともにパラシュート展開時には乗客避難キャビン1の上部34の各固定ポイント33a,33b,33cから上方に向けてケーブル36a,36b,36cが伸びるようになっており、乗客避難キャビン1の上部34で後方に位置するホール32内に両パラシュート13,14と小型推進ロケット35とが収納されており、緊急事態の発生時、乗客避難キャビン1がコントロールされながら地上に降下するように、はじめ小型推進ロケット35が推進して比較的小型のパラシュート13が展開され、続いて比較的大型のパラシュート14が展開されるものである。
【0023】
本発明の請求項7に係る航空機は請求項1記載のものにおいて、強制分離可能な乗客避難キャビン1の垂直上方への移動速度増進のための推進用カタパルト80やロケットモータ81のアレンジメントについて、乗客避難キャビン1の底部で垂直に伸びる開口1d内に収蔵されたもので対応する四つのコーナ1cに位置するものでもあるそれぞれの推進用カタパルト80が一対のパイプ30,31を含んでおり、そのうちの一つのパイプ31が他の一つのパイプ30よりも小さな直径を有して大きな直径のパイプ30内に伸縮自在に挿入されており、小径のパイプ31を受け入れた大径のパイプ30が上部閉鎖端30aと下部開放端30bとを有するとともに大径のパイプ30内に挿入された小径のパイプ31が下部閉鎖端31aと上部開放端31bとを有していて当該小径パイプ31内に所定量の火薬が詰め込まれており、乗客避難キャビン1の推進第1ステージで当該火薬が点火されて一方のパイプ31がこれに対応する他方のパイプ30とともに伸長作用するとそれにより客避難キャビン1のための四本の支柱のアレンジが胴体4上で構成されるものであり、ロケットモータ81のアレンジメントが乗客避難キャビン1の底部外側に位置しているとともに複数のカートリッジユニット81aとこれに対応する複数のノズル81bおよび発火ユニット81cとを含んでおり、乗客避難キャビン1の推進第1ステージ完遂後における推進第2ステージ間で当該ロケットモータ81が稼動して乗客避難キャビン1の垂直上方の移動速度を増進するものものである。
【0024】
本発明の請求項8に係る航空機は請求項1記載のものにおいて、エアバッグ38のアレンジメントがエアバッグ38を複数個含んでいてそれぞれのエアバッグ38が保管箱85に収納されており、乗客避難キャビン1の底部にあるソケット開口37に対応してエアバック保管箱85がそこに配備されており、固形燃料40付きボイラメカニズ39とともに保持かつ包装された状態のエアバッグ38をエアバッグ保管箱85の一つひとつが収納しており、エアバッグ保管箱85がさらに距離測定センサ41を有しており、パラシュート13,14によって速度制御された乗客避難キャビン1が地上に向けて降下しているときにそれが地面から一定距離に達すると、それぞれの距離測定センサ41が各ボイラメカニズ39の電気的コンタクトで稼働して固形燃料40を発火かつ急速燃焼させ、それによりガスを発生させてエアバッグ38を迅速に膨張させるとともに当該キャビン1底部外にも拡張させ、かつ、乗客避難キャビン1が地面と接触するときのインパクトで発生する負荷をそれで吸収するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明はその選択実施例を示す図面を参照すれば当業者には明瞭となろう。添付図面に基づいて以下のとおり本発明の選択実施例を詳説する。
【0026】
第1選択実施例において胴体から強制分離状態にあるところの図1Aの乗客避難キャビン1は長さ方向に独立したコンパートメントの形態を有している。その長さは幅よりも著しく大で縁部分は丸みを帯びている。長さと幅の比は2.5:1である。さらに図1Bに強制分離された胴体4が示されており、図1Cではキャビン1と胴体4が結合された航空機5を形成している。
【0027】
乗客避難キャビン1は頑丈ながら軽量な構造で現在一般に使用されている適当な材料または将来使用されるべきその他の材料で作製され、パラシュート、カタパルト、ロケットモータ、および、エアバッグに加えて、コネクタの迅速な解除装置を含む大型装置も含まれて、航空機5の胴体4に連結している。
【0028】
乗客避難キャビン1が設けられた胴体4には、コックピット11の含まれたキャビン1を収納するための開口部3が設けられているが、当該キャビン1からは航空機の後尾部部分4aは除外されている。このキャビン1は緊急事態発生時に垂直上方へ強制分離される。図1Aと図3を参照して胴体4の開口部3の形状はキャビン1の周辺突起部1aが図1Bのごとく胴体4の開口部3を囲繞する周辺支持基部3aに載置されたときに対応する形状をもつ乗客避難キャビン1と合致するように形成されている。乗客避難キャビン1と胴体4は迅速に解除できるコネクタにより連結される。図1Cに連結の完了した航空機5が示されている。胴体4の特殊形状である内部中空の開口部3は乗客避難キャビン1と同一の形状を有していて長さと幅の比は2.5:1のオーダーである。
【0029】
航空機の乗客の必要な安全確保のため、各図に示すとおり、乗客避難キャビン1はドアと出入口とを有するコンパクトな構造であり、透明なコックピット天蓋(キャノピー)11a、操縦席、機器パネルが含まれ、乗客避難キャビン1が機体部4から強制分離すると連結されたコックピットジョイントはすべて外れることになる。
【0030】
乗客避難キャビン1の天井34の外側の適宜のポイントに、とくに図1Bの垂直尾翼4aに近接して、推進用の小型ロケット35を有する発射型のパラシュート13,14が収納されるホール32が設けられ、大きなパラシュート14には小さなパラシュート13が連結されている。とくにメインパラシュート14が十分に展開されるように、これを導く小型パラシュート13が最初に展開されるが、この小型パラシュート13は図2Aに示すごとく小型ロケット35の推進により誘導されて展開する。
【0031】
図1Dを参照すると、乗客避難キャビン1はその天井上部外側の33a,33b,33cの各ポイントでメインパラシュート14のケーブル36a,36b,36cで結ばれている。これらのケーブルはいずれも、普段は天井34の特別の溝34a内に収納されている。
【0032】
乗客避難キャビン1を胴体4の開口部3に安全固定させるものとして採用される迅速解除なコネクタのセットは、周辺突起部1a下の乗客避難キャビン1の周辺に固定された複数のコネクション部材2とこれに対応して胴体4の周辺に固定された複数のコネクション部材6とを含み、これら一対のコネクション部材2,6が一致かつ密着することで長さ方向に延びたチャンバ29が形成されるものである。長さ方向に延びたチャンバ29はそれぞれ一対であるコネクション部材2,6間にわたって設けられ、スプリングキャッチ手段25aを有するピストン25がチャンバ29内に設けられているとともにピストン25やこれと関連のスプリングキャッチ手段25aがロック状態の両コネクション部材2,6内に入れられて圧縮プリング25bを介した手段で圧迫されている。両コネクション部材2,6については、図1Dのごとく、コックピット11内の操作レバー10の操作でメカニズムが作動したときにピストン25がチャンバ29内で圧縮スプリング25bの圧縮方向へ直線移動しスプリングキャッチ手段25aが解放されることでロック解除される。
【0033】
コネクション部材6はこれに図7Aのハウジング6bが設けられて胴体4の開口部3内の対応するポイントに固定される。さらに図7Cに示すように、ピストン25にはスプリングキャッチ25aや圧縮スプリング25bが付属するものである。なお、胴体4に対する乗客避難キャビン1の結合態様は図7Dの断面図に示すとおりであり、コネクション部材2はキャビン1に付属するセグメント1bに固定され、コネクション部材6は胴体4に属する周辺支持基部3a上に固定されていることがわかる。チャンバ29内のピストン25は圧縮スプリング25bによって強く結合される。また、ハウジング6bには雷管27と火薬28が装填されている。
【0034】
コネクション部材2,6の強制分離については、液圧、空気圧、機械的または火薬技術など各種の手段を使用するが、いずれの手段を採用するにしても、緊急時には、パイロットの意思でコックピット11内の操作レバー10を引くことによって上記の強制分離を行う。
【0035】
本発明で図7A,7B,7C,7D,7Eに示された選択実施例の場合は、チャンバ29内でピストン25を直線移動させて両コネクション部材2,6を強制分離かつアンロック状態にするためのメカニズムとして火薬利用のものが用いられる。両コネクション部材2,6が結合されているときのチャンバ29端末にあるキャビティ内には火薬28が装填されている。雷管27の発動によって火薬28が爆発すると、そのガス圧でピストン25が直線移動してスプリングキャッチ手段25aを解放し、両コネクション部材2,6がアンロック状態になる。
【0036】
本発明で図8A〜図8Bに示された選択実施例の場合は、チャンバ29内でピストン25を直線移動させて両コネクション部材2,6を強制分離かつアンロック状態にするためのメカニズムとして液体圧利用のものが用いられる。この液体圧利用のメカニズムはチャンバ29端末のキャビティ内に特殊液体22を注入するためのパイプ23を含むものからなる。それで両コネクション部材2,6がロック状態にあるときのピストン25を特殊液体22が圧迫しており、その液圧が上昇すると、ピストン25が直線移動してスプリングキャッチ手段25aを解放し、両コネクション部材2,6がアンロック状態になる。
【0037】
本発明で図9A〜図9Bに示された選択実施例の場合は、チャンバ29内でピストン25を直線移動させて両コネクション部材2,6を強制分離かつアンロック状態にするためのメカニズムとして圧搾空気利用のものが用いられる。この圧搾空気利用のメカニズムはチャンバ29端末のキャビティ内に圧搾空気22aを送り込むためのパイプ23aを含むものからなる。それで両コネクション部材2,6がロック状態にあるときのピストン25を圧搾空気22aが圧迫しており、その空気圧が上昇すると、ピストン25が直線移してスプリングキャッチ手段25aを解放し、両コネクション部材2,6がアンロック状態になる。
【0038】
本発明において図10A〜図10Bに示された選択的な実施例の場合は、チャンバ29内でピストン25を直線移動させて両コネクション部材2,6を強制分離かつアンロック状態にするためのメカニズムとして機械的な作動装置を利用するものが用いられる。このメカニズムの装置はピストン25に連結されたワイヤロープ18を含むものからなる。それでコックピット11内の操作レバー10を操作すると、ピストン25が直線移動してスプリングキャッチ手段25aを解放し、両コネクション部材2,6がアンロック状態になる。
【0039】
図1A〜図1Bに示されているように、迅速解除が可能なコネクション部材2,6はそれぞれ乗客避難キャビン1の周辺部のポイント2cや胴体の開口部周辺のポイント6cに付設される。ポイント2c,6cは乗客避難キャビンおよび胴体のそれぞれ四隅に配置されるのが望ましい。
【0040】
乗客避難キャビン1を強制分離させるような事態が発生すると、その強制分離は航空機の水平飛行後に円滑に強制分離させることになり、または、緊急時には強制分離によることになる。
【0041】
上記のうちのいずれか一つの強制分離のため、乗客避難キャビン1はパラシュート13,14のアレンジメントとパラシュート展開手段とエアバッグ38のアレンジメントとを含むものであり、とくに乗客避難キャビン1には、強制分離のために、乗客避難キャビン1の垂直上方への強制分離速度を増進するための推進用カタパルト80のアレンジメントとロケットモータ81とが付設される。
【0042】
時間的な余裕があって火災のリスクがないときや、迅速避難システムが装備されていないときにおけるキャビン1の円滑強制分離の実施をつぎに説明する。
【0043】
図2Aにおいて航空機5は地上に向けて降下中である。このときパイロットはすでに小型ロケット35でパラシュートシステム13,14を起動させているから、小型ロケット35の誘導で小型パラシュート13とこれを牽引するメインパラシュート14とが展開する状態にある。
【0044】
図2Bで航空機5は全開のメインパラシュート14で支持されて水平飛行中である。これと同時、迅速解除可能なコネクション部材2,6では分離が自動開始されている。
【0045】
選択実施例での航空機5は旅客8人乗りの軽量サイズであるが、本発明はこのようなサイズの航空機に限定されるものではない。
【0046】
図2Cで乗客避難キャビン1は胴体4から強制分離され、メインパラシュート14で支持されながら地上への降下を継続している。
【0047】
図2Dにおいて強制分離後の胴体4は地上に向けて自然に急落している。
【0048】
図2Eにおいて強制分離後の胴体4は地面に向けて依然として落下中である。
【0049】
図2Fにおいて強制分離後の胴体4は地面に激突して破壊されている。
【0050】
図2Gにおいて強制分離後の乗客避難キャビン1は、メインパラシュート14で支持されながらゆるやかに降下を継続している。
【0051】
図2Hで強制分離後の乗客避難キャビン1は地面に接近しており、所定の高度でセンサ41が外部エアバッグ38を起動して地面との接触に備える。
【0052】
図2Iで強制分離後の乗客避難キャビン1はすでに地面42に到達しこれと接触しているが、エアバッグ38が装備されているので衝突時のエネルギの一部がこれに吸収される。したがって乗客避難キャビン1内の乗客に衝突のインパクトを与えることを防止できる。
【0053】
時間的な余裕がなく、航空機に火災が発生した時の緊急強制分離の実施をつぎに説明する。
【0054】
乗客避難キャビン1を垂直上方へ強制分離するという特徴をもたせて構築するのに成功することは、推進システムの有効な設計上の問題であることが明白である。その理由は、乗客避難キャビン1を垂直上方へ強制分離するため必要な力を発生しなければならないからである。垂直強制分離を可能にするには乗客避難キャビン1の重量Wより大であるインパルスIの発生を必要とする。概算であるが、加速度マージンが許容されるようにIはWより約20%大であることが望ましい。これによって過剰加速度が発生することなく、そのエネルギが乗客の脊柱に好ましからざるストレスを与えることがない。つまりI/Wの比は少なくとも1.2をミニマムとすることを示している。ロケットを使用したような場合、垂直インパルス偏差は乗客避難キャビン1の上昇用には十分ではない。乗客避難キャビン1の重心に正確にインパルスが作用するために問題はトルクのバランスに関連する。
【0055】
乗客避難キャビン1に力が作用してその後部を上昇させようとすると、同じ現象が中央部にも発生して、コックピット11の前面が上下いずれの方向にも不安定な運動をすることがなくなる。換言すれば、航空機のピッチ軸の安定度は確保される。
【0056】
それにもかかわらずピッチ軸とロール軸はもっと安定していなければならない。したがって乗客避難キャビン1の重心の前後左右に適当な力を加えることが要求される。これによって垂直上向きの運動すなわち胴体4からの乗客避難キャビン1の強制分離が可能になるからである。この力の発生方法と方向性を根拠として種種の方法が考えられる。本発明のシステムは最大の有効スペースと乗客避難キャビン1の重量を保持できるようにサイズおよび重量を少なくしなければならない。
【0057】
選択実施の一例によれば、直線加速度発生の推進メカニズムは2ステージで作動し、推進用カタパルト80の伸縮型の連結された2本のパイプ30,31とロケットモータ81のカートリッジシステムとからなる。
【0058】
カタパルト80の推進システムについての乗客避難キャビン1上への装着点やロケットモータ81への接着点は図3に示すとおりであるが、乗客避難キャビン1は同図において底面図で示されている。
【0059】
図11に示す垂直上昇推進用カタパルト80の推進システムは図3を参照して、乗客避難キャビン1の外部フロアに形成された四隅1cの垂直に延伸する開口1d内に収蔵される。
【0060】
カタパルト80はパイプ2本30,31からなり、これがピストンとして作動し、一方が他方に挿入されている。図11Aに図示のとおり、一方のパイプ30の上端30aは閉鎖、下端30bは開放されており、乗客避難キャビン1に垂直に収納されている。図11Bで他方のパイプ31の下端31aは閉鎖され、上端31bは開放されており、この上端31bは狭隘なスロート部31cの端部で、発火のインパルスの増加を目的としている。パイプ31はパイプ30より直径が小であるために後者への挿入が正しく行われる。パイプ31には所定量の火薬が充填されており、着火されると、乗客避難キャビン1の推進段階で夫々のパイプを直線方向に急激に強制分離させ、このパイプ31が胴体4の乗客避難キャビン1の支柱を形成する。
【0061】
図11Eで強制分離第1段階でのカタパルト80の推進による垂直分離の瞬間の乗客避難キャビン1がさらに詳細に図示されている。一方、図11Fでは図11Eの乗客避難キャビン11がパイプ31構成部分の支柱からカタパルト80の作動により離れる最終段階を示す。一方で同時に、胴体4から乗客避難キャビン1が離れる第2段階の開始を示し、この段階はロケットモータ81の作動で完成され、これにより胴体4からの乗客避難キャビン1の迅速な強制分離が達成され、その水平尾翼4cとの衝突が回避される。
【0062】
図11Hはロケットモータ81を示している。これは複数のカートリッジユニット81a、これに対応する複数のノズル81b、および、発火ユニット81cからなるもので、選択実施例に例示の乗客避難キャビン1の床面外側部に設けられる。
【0063】
図11Gは航空機からの迅速強制分離中の乗客避難キャビン1の底面図を示しており、ロケットモータ81は全開状態にある。
【0064】
図3A〜図3Cはキャビンの迅速分離行程に関する本発明の応用を示している。推進用カタパルト80やロケットモータ81などのシステムの起動を通じて、キャビンの迅速強制分離が発生した瞬間に胴体4から乗客避難キャビン1が強制分離している。また、小型ロケット35によってパラシュート13,14の推進が完了し地面への安全な降下を確実にするの全開が完了している。さらに詳説すると、図3Aで推進用カタパルト80によりパイロットがコックピット11内のレバーを引いて第1段階でのパラシュート13,14の収納個所から小型ロケット35が作動していることが図示されている。
【0065】
以上に続き図3Bでは、レバー10を牽引してから約0.4秒後、斜視図で示す乗客避難キャビン1がロケットモータ81の作動で垂直上方へ強制分離しており、垂直尾翼4aと接触していない。またパラシュート13,14は全開の寸前の状態にある。図3Cを参照して、レバーの牽引から約2.9秒経過の最後の段階では、乗客避難キャビン1がメインパラシュートで支持されてゆるやかに地上へ降下する。
【0066】
本発明の別の応用分野として乗客避難キャビン1の床面外部の一体的なコンポーネントとしてのエアバッグがある。
【0067】
エアバッグは乗客避難キャビン1の着地に先立つ1秒未満で膨張し、荒地や険阻な地面面と乗客避難キャビン1との間に緩衝物となり、着地によるエネルギを吸収する。エアバッグはキャビン床外部に載置され接地の際の衝撃から乗客避難キャビン1内の乗客を保護するように設計されている。このような接地の際にこのエアバッグがないと、所定の制限値を越す荷重が掛かり乗客の脊椎に回復不能の損傷を与えかねないし、その衝撃で乗客が座席から放り出されて負傷したりする。エアバッグが収蔵状態から膨張状態に移る最初の1000分の1秒台の間に乗客避難キャビン1は地面に接近し、地面と乗客避難キャビン1はまだエアバッグが完全に膨張するに十分な距離がある。
【0068】
乗客避難キャビン1の床面外部の適宜の位置に正しく載置されたエアバッグは乗客の安全を消極的ながら保証する手段である。
【0069】
地面直上の所定の距離で乗客避難キャビン1が地面に接触する寸前にエアバッグが起動するように、図4のエアバッグ85には赤外線照射器41aを有する距離測定センサが搭載され、これが両者の距離を測定し、その値を計算する。
【0070】
図3に底面図を参照して詳説すると、乗客避難キャビン1にはエアバッグ85とそのソケット開口37が設けられている。同図のソケット開口37の一部にはエアバッグ85が未搭載であるが、残余の開口にはすでにエアバッグが収蔵されていることがわかる。また、開口の一部はその形状が変更されて示されているが、カタパルト80が近くに収蔵されるからである。したがってここに収蔵されるエアバッグはキャビンの隅に収蔵され、形状もそれなりに他とは異なっている。
【0071】
図4のエアバッグ85は航空機用として独立して市販されている商品で、既存のパラシュートが付属しているが、そのままでは安全面で問題がある。
【0072】
図4の断面図でエアバッグ85は整然と畳まれてそのボックス85にパックされている。ボイラメカニズ39はエアバッグの底部に設けられて既存の化学的固形燃料40プロパーゴルその他または将来入手できることになるべき燃料が含まれている。ボイラメカニズ39はエアバッグ38より完全に密封されている。キャビンが地面に緊急接地する場合、ボイラメカニズ39の中心に設けられた電気的距離測定センサ41が起動してプロパーゴルその他を発火させ、35/1000秒以内に急激な燃焼が起こり、ガスの発生により地面との接触前にエアバッグが急速に膨張し、該エアバッグが衝突のエネルギを吸収する。衝突の瞬間に、エアバッグは150〜200/1000秒間、膨張状態が継続するが、この時間はこの装置を具備する乗客避難キャビン1内部の乗客の怪我を防止するに十分である。
【0073】
本発明のエアバッグ38は防水性があり、空気を逃さないように穿孔などの無い特殊の織布で製造する。また、接地時の衝撃に耐え得る厚みも求められる。この織布は現在市販されているかまたは将来、市販されるべき材料で製造される。
【0074】
図4Aの断面図で乗客避難キャビン1底部はそのエアバッグボックス85は起動しており、エアバッグは膨張し、それが完全に膨張して接地の際のエネルギを吸収する準備が完了している。
【0075】
図4Bでは図4Aの乗客避難キャビン1底面図は対応するソケット開口37に置かれたエアバッグボックス85は起動しており、エアバッグ38は膨張して、正確に極限まで膨張した瞬間に地面との接触のエネルギを吸収する準備が完了している。
【0076】
図5における幅の大きな軽ジェット機79すなわち図6Cの軽ジェット機79の追加選択実施例によれば、幅の広い図6Bの乗客避難キャビン1は強制分離が緩急いずれのモードでも行える。
【0077】
以下添付図面に基づき、乗客避難キャビン1の円滑な強制分離行程の実施例を説明する。
【0078】
図5において平面図で示された航空機79はエンジントラブルが発生し、地面に向けて墜落に状態にある。
【0079】
図6Aの側面図で航空機79の落下速度は増加しており、小型ロケット35の推進を通じてパイロットはパラシュートシステム13,14を起動し、ロケット35に牽引される補助パラシュート13が展開する。
【0080】
図6Bでメインパラシュート14はすでに全展開が完了しており、その結果、航空機79は水平飛行に移り、迅速解除可能なコネクション部材2,6は自動的に図6Bに示すところの乗客避難キャビン1を図6Cのごとく胴体4から強制分離させる。しかるのち、胴体4が急速に墜落するが、メインパラシュート14に支持される乗客避難キャビン1はその床面下部にエアボックスが装備されているかぎりゆるやかで安全な降下を継続し、これが地面との接触の際の衝撃エネルギを吸収する。
【0081】
上記20人乗りの幅の大きい軽ジェット機などの例は大型の輸送能力を有する大型機にも該当する。
【0082】
重量を極限まで軽減するために、乗客避難キャビン1は複合資材、アルミニューム−リチューム合金、プラスチック、または、その他の今日使用されている市販または今後使用が可能となるその他の材料で製作される。
【0083】
以上に加えて超高度での強制分離が発生した際には乗客の暫定的な生存のための圧搾空気を備え、降下時の気圧低下による酸素欠乏症に対応している。
【0084】
また、乗客避難キャビン1は乗客と乗務員全体を収容するために可能な限り大型化し、海上に落下した場合、荒天下でも沈没しない性能を有して人員の安全をはかっている。
【0085】
図1A,図1D,図3,図3A〜図3C,図6Bに示されたものであって本発明の実施例による強制分離式乗客避難キャビンを有する航空機のキャビンは大型機でも小型機でも応用される。本発明はさらに、乗客避難キャビン1と胴体4の設計変更によって、より大型のジェット機にも応用される。
【0086】
本発明は添付図面を基準として以上のように説明したが、これに限定されるものでないことはいうまでもない。したがって上記に図示の強制分離式避難キャビンを有する航空機またはタイプのいかんを問わず在来の航空機に応用可能の乗客避難キャビン1、パラシュート13,14、カタパルト80、ロケットモータ81、エアバッグボックス85に関する図面、数値、サイズ、配列、材料、構造、アセンブリコンポーネント、テクニック、および、操作などに関する改良または変更はすべて新規性を具備し、当該技術分野の発展に寄与するものでないかぎり、本発明の目的やその特許請求の範囲に包含されると解されべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】正規飛行操縦のため結局のところ航空機の胴体と結合されるもので、それに先立ち航空機胴体から分離されている状態を示した乗客避難キャビンの斜視図である。
【図1B】正規飛行操縦のため結局のところ乗客避難キャビンと結合されるもので、それに先立ち乗客避難キャビンが取り外されている状態を示した航空機胴体の斜視図である。
【図1C】航空機の通常飛行操縦中に適用される状態であって早期解除可能なコネクタのセットによって航空機の胴体と結合されている状態の乗客避難キャビンを示した斜視図である。
【図1D】乗客避難キャビンがパラシュートで支えられたり外側のエアバッグが起動したりしているもので、パラシュート格納エリアの詳細と同様に、小型ロケットと乗客避難キャビンとの結合点に沿うパラシュートケーブルの格納エリアを示すとともに強制分離されて地上へ降下中の乗客避難キャビンを示した斜視図である。
【図2A】図1Cにおける航空機のパラシュートシステムが起動して空中を落下している状態を示した斜視図である。
【図2B】図2Aにおける航空機のメインパラシュートが全展開して機体が水平保持され、乗客避難キャビンが胴体から強制分離される直前の状態を示した斜視図である。
【図2C】図2Bにおける航空機の乗客避難キャビンが胴体から強制分離されてキャビンパラシュートにより支持されている状態を示した斜視図である。
【図2D】図2Bにおける航空機でキャビン分離後のものが自然に急落する状態を示した斜視図である。
【図2E】図2Dにおける航空機の胴体が急降下する状態を示した斜視図である。
【図2F】図2Eにおける航空機の胴体が地面に激突した状態を示した斜視図である。
【図2G】図2Cの乗客避難キャビンがパラシュートで支持されて安全な速度で降下している状態を示した斜視図である。
【図2H】図2Gの乗客避難キャビンが地面に接近していて着陸寸前で外部エアバッグがすでに起動している状態を示した斜視図である。
【図2I】図2Hの乗客避難キャビンが着地した瞬間の衝突エネルギが外部エアバッグにより吸収される状態を示した斜視図である。
【図3】本発明における乗客避難キャビンの底面図であって該キャビン床の外部やとくに底部外表面に設けられた急速強制分離装置を示したものである。
【図3A】図3の乗客避難キャビンがカタパルト付き航空機の胴体から分離第1段階に至る状態を示すとともにパラシュート展開の第1段階をも示した斜視図である。
【図3B】航空機胴体からの急速強制分離にともなうロケットモータ起動で図3Aの乗客避難キャビンが分離第2段階に至ると同時にパラシュートが展開途上にあるときの状態を示した斜視図である。
【図3C】図3Bの乗客避難キャビンが胴体から離れ去って最終分離段階に至ることやパラシュートが全開状態になることで当該キャビンが地上へスムーズに降下している状態を示した斜視図である。
【図4】エアバッグ収納用の箱の斜視図を示したものであって断面表示されたエアバッグ装置のエレメントがそこに内蔵されている。
【図4A】本発明の乗客避難キャビンであってソケット内に収納されたエアバッグ起動前のエアバッグ装置や急速分離装置の残部が付されたものの底部平面図である。
【図4B】図4Aに示した本発明の乗客避難キャビンであって衝撃エネルギを吸収する準備のためエアバッグ装置がフル配備されてエアバッグが膨満状態になっている状態の底部平面図である。
【図5】エンジン故障で地上へ降下する初期の段階を示した大型ジェット機の平面図である。
【図6A】地上へ急降下状態にある図5の大型ジェット機とパラシュート装置の始動とを示した側面図である。
【図6B】図6Aで地上へ急降下中の大型ジェット機胴体から強制分離した乗客避難キャビンが全開のパラシュートにより支持されている状態を示した側面図である。
【図6C】図6Aの大型ジェット機胴体が地上に衝突してクラッシュに至るという急速落下の開始を示した側面図である。
【図7A】本発明の迅速解除可能なコネクタとしてそれぞれ採用された一対のコネクタ部材の断面斜視図で発火メカニズムが搭載されたスペースの詳細も示されている。
【図7B】本発明の迅速解除可能なコネクタとしてそれぞれ採用された他の一対のコネクタ部材の断面斜視図でそのハウジングの詳細も示されている。
【図7C】ピストンやスプリングキャッチなどコネクタ部材の構成要素を示した斜視図である。
【図7D】本発明の迅速解除可能なコネクタとしてそれぞれ採用された対をなすコネクタ部材図7A〜図7C参照の組立状態を示した断面図であるとともに該組立物が発火メカニズム手段で操作されコネクタ部材がそれぞれ乗客避難キャビンや胴体に結合されることをも示したものである。
【図7E】図7Dに示されたところのメカニズムの断面図であり、そこの充填材の爆発と同時にピストンが作動して乗客避難キャビンと胴体とのコンポーネントが強制分離されることを示したものである。
【図8A】代替としての液圧メカニズムの断面図であってピストン移動の結果で乗客避難キャビンと胴体とのコンポーネントを強制分離するという手段により当該強制分離が発生寸前の状態であることをも示したものである。
【図8B】図8Aのメカニズムの起動後の状態を示した断面図である。
【図9A】代替としての空気圧メカニズムの断面図であってピストン移動の結果で乗客避難キャビンと胴体とのコンポーネントを強制分離するという手段により当該強制分離が発生寸前の状態であることをも示したものである。
【図9B】図9Aのメカニズムの起動後の状態を示した断面図である。
【図10A】代替としての機械的メカニズムの断面図であってピストン移動の結果で乗客避難キャビンと胴体とのコンポーネントを強制分離するという手段により当該強制分離が発生寸前の状態であることをも示したものである。
【図10B】図10Aのメカニズムの起動後の状態を示した断面図である。
【図11】垂直方向に指向した推進用カタパルトの全体を示した斜視図である。
【図11A】図11の垂直方向に指向したカタパルトをなす伸縮型パイプであってその一方のパイプ対を示した斜視図である。
【図11B】図11の垂直方向に指向したカタパルトをなす伸縮型パイプであってその他方のパイプ対を示した斜視図である。
【図11C】図11の垂直方向に指向したカタパルトをなす伸縮型パイプであって推進用カタパルト内に充填された火薬の点火で垂直方向に発進した伸縮型パイプの一方のパイプ対を示した斜視図である。
【図11D】図11の垂直方向に指向したカタパルトをなす伸縮型パイプであって図11Cのパイプとは正反対方向に推進する伸縮型パイプの他方のパイプ対を示した斜視図である。
【図11E】推進用カタパルトが配備された手段によって垂直方向へ強制分離された乗客避難キャビンの底部平面図である。
【図11F】図11Eに示された乗客避難キャビンが強制分離第1ステージの終期に伸縮型パイプの一方のパイプ対から強制分離される状態を示した底部平面図である。
【図11G】強制分離第2ステージの乗客避難キャビンの底部平面図であってロケットモータの全出力状態をも示したものである。
【図11H】ロケットモータやそのコンポーネントの配置を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 乗客避難キャビン
1a 周辺突起部
1c コーナ
1d 乗客避難キャビンの開口
2 コネクション部材
3 胴体の開口部
3a 周辺支持基部
4 航空機の胴体
4a 後尾部
5 航空機
6 コネクション部材
10 操作レバー
11 コックピット
12 パラシュート
13 パラシュート
18 ワイヤロープ
22 特殊液体
22a 圧搾空気
23 パイプ
23a パイプ
25 ピストン
25a スプリングキャッチ手段
25b 圧縮スプリング
28 火薬
29 チャンバ
30 パイプ
30a パイプの上部閉鎖端
30b パイプの下部開放端
31 パイプ
31a パイプの下部閉鎖端
31b パイプの上部開放端
33a 固定ポイント
33b 固定ポイント
33c 固定ポイント
34 乗客避難キャビン上部
34a 乗客避難キャビン上部の溝
35 小型推進ロケット
36a ケーブル
36b ケーブル
36c ケーブル
37 ソケット開口
38 エアバッグ
39 ボイラメカニズ
40 固形燃料
41 距離測定センサ
80 推進用カタパルト
81 ロケットモータ
81a カートリッジユニット
81b ノズル
81c 発火ユニット
85 エアバッ保管箱

Claims (8)

  1. 航空機(5)の胴体(4)の長さ方向に沿うものであってコックピット(11)を含み後尾部(4a)を含まない乗客避難キャビン(1)が胴体(4)の開口部(3)上に搭載されていること、乗客避難キャビン(1)がコンパクトであるとともに緊急事態発生時に航空機が水平保持した後の円滑な強制分離または極端に危険な状況下での迅速な強制分離のいずれかによって当該キャビン(1)が胴体(4)から垂直上方へ強制分離可能であること、乗客避難キャビン(1)の周辺突起部(1a)が胴体(4)の開口部(3)周辺にある周辺支持基部(3a)に載置されたとき当該キャビン(1)と一致かつ密着するための形状を胴体(4)の開口部(3)が有していること、乗客避難キャビン(1)を胴体(4)の開口部(3)に安全固定するためのものとして迅速に解除可能なコネクタのセットが採用されているとともに周辺突起部(1a)下の乗客避難キャビン(1)の周辺に固定された複数のコネクション部材(2)とこれに対応して胴体(4)の周辺に固定された複数のコネクション部材(6)とを当該コネクタのセットが含むものであること、これら一対のコネクション部材(2,6)が一致かつ密着することで長さ方向に延びるチャンバ(29)が形成されるものであること、スプリングキャッチ手段(25a)を有するピストン(25)がチャンバ(29)内に設けられているとともにピストン(25)やこれと関連のスプリングキャッチ手段(25a)がロック状態の両コネクション部材(2,6)内に入れられて圧縮スプリング(25b)を介した手段で圧迫されていること、コックピット(11)内にある操作レバー(10)の操作でメカニズムが作動するとピストン(25)がチャンバ(29)内で圧縮スプリング(25b)の圧縮方向へ直線移動するとともにスプリングキャッチ手段(25a)が解放されて両コネクション部材(2,6)がロック解除されること、これに対応して両コネクション部材(2,6)がアンロック状態になること、乗客避難キャビン(1)がさらにパラシュート(13,14)のアレンジメントとパラシュート展開手段とエアバッグ(38)のアレンジメントと乗客避難キャビン(1)の垂直上方への強制分離速度を増進するための推進用カタパルト(80)とロケットモータ(81)とを含むものであることを特徴とする強制分離可能な乗客避難キャビン(1)を備えた航空機。
  2. チャンバ(29)内でピストン(25)を直線移動させて両コネクション部材(2,6)を強制分離かつアンロック状態にするためのメカニズムが火薬利用のものであってチャンバ(29)端末のキャビティ内に込められた火薬(28)を含むものからなるとともに両コネクション部材(2,6)がロック状態にあるときのピストン(25)上に当該火薬(28)が位置しており、雷管(27)によって火薬(28)が爆発するとピストン(25)が直線移動してスプリングキャッチ手段(25a)を解放し、両コネクション部材(2,6)がアンロック状態になるものである請求項1記載の強制分離可能な乗客避難キャビン(1)を備えた航空機。
  3. チャンバ(29)内でピストン(25)を直線移動させて両コネクション部材(2,6)を強制分離かつアンロック状態にするためのメカニズムが液体圧利用のものであってチャンバ(29)端末のキャビティ内に特殊液体(22)を注入するためのパイプ(23)を含むものからなるとともに両コネクション部材(2,6)がロック状態にあるときのピストン(25)を当該特殊液体(22)が圧迫しており、液圧が上昇するとピストン(25)が直線移動してスプリングキャッチ手段(25a)を解放し、両コネクション部材(2,6)がアンロック状態になるものである請求項1記載の強制分離可能な乗客避難キャビン(1)を備えた航空機。
  4. チャンバ(29)内でピストン(25)を直線移動させて両コネクション部材(2,6)を強制分離かつアンロック状態にするためのメカニズムが圧搾空気利用のものであってチャンバ(29)端末のキャビティ内に圧搾空気(22a)を送り込むためのパイプ(23a)を含むものからなるとともに両コネクション部材(2,6)がロック状態にあるときのピストン(25)を当該圧搾空気(22a)が圧迫しており、コックピット(11)内にある操作レバー(10)の操作で空気圧が上昇するとピストン(25)が直線移動してスプリングキャッチ手段(25a)を解放し、両コネクション部材(2,6)がアンロック状態になるものである請求項1記載の強制分離可能な乗客避難キャビン(1)を備えた航空機。
  5. チャンバ(29)内でピストン(25)を直線移動させて両コネクション部材(2,6)を強制分離かつアンロック状態にするためのメカニズムが機械的な作動装置を利用するものであってピストン(25)に連結されたワイヤロープ(18)を含むものからなり、コックピット(11)内にある操作レバー(10)を操作するとピストン(25)が直線移動してスプリングキャッチ手段(25a)を解放し、両コネクション部材(2,6)がアンロック状態になるものである請求項1記載の強制分離可能な乗客避難キャビン(1)を備えた航空機。
  6. パラシュート(13,14)のアレンジメントやこれらの展開手段が比較的小さなパラシュート(13)と比較的大きなパラシュート(14)と当該パラシュート(13,14)用の小型推進ロケット(35)と各ケーブル(36a,36b,36c)のアレンジメントとを含むものからなり、乗客避難キャビン(1)の上部(34)の溝(34a)内にケーブル(36a,36b,36c)が取り付けられているとともにパラシュート展開時には乗客避難キャビン(1)の上部(34)の各固定ポイント(33a,33b,33c)から上方に向けてケーブル(36a,36b,36c)が伸びるようになっており、乗客避難キャビン(1)の上部(34)で後方に位置するホール(32)内に両パラシュート(13,14)と小型推進ロケット(35)とが収納されており、緊急事態の発生時、乗客避難キャビン(1)がコントロールされながら地上に降下するように、はじめ小型推進ロケット(35)が推進して比較的小型のパラシュート(13)が展開され、続いて比較的大型のパラシュート(14)が展開されるものである請求項1記載の強制分離可能な乗客避難キャビン(1)を備えた航空機。
  7. 強制分離可能な乗客避難キャビン(1)の垂直上方への移動速度増進のための推進用カタパルト(80)やロケットモータ(81)のアレンジメントについて、乗客避難キャビン(1)の底部で垂直に伸びる開口(1d)内に収蔵されたもので対応する四つのコーナ(1c)に位置するものでもあるそれぞれの推進用カタパルト(80)が一対のパイプ(30,31)を含んでおり、そのうちの一つのパイプ(31)が他の一つのパイプ(30)よりも小さな直径を有して大きな直径のパイプ(30)内に伸縮自在に挿入されており、小径のパイプ(31)を受け入れた大径のパイプ(30)が上部閉鎖端(30a)と下部開放端(30b)とを有するとともに大径のパイプ(30)内に挿入された小径のパイプ(31)が下部閉鎖端(31a)と上部開放端(31b)とを有していて当該小径パイプ(31)内に所定量の火薬が詰め込まれており、乗客避難キャビン(1)の推進第1ステージで当該火薬が点火されて一方のパイプ(31)がこれに対応する他方のパイプ(30)とともに伸長作用するとそれにより客避難キャビン(1)のための四本の支柱のアレンジが胴体(4)上で構成されるものであり、ロケットモータ(81)のアレンジメントが乗客避難キャビン(1)の底部外側に位置しているとともに複数のカートリッジユニット(81a)とこれに対応する複数のノズル(81b)および発火ユニット(81c)とを含んでおり、乗客避難キャビン(1)の推進第1ステージ完遂後における推進第2ステージ間で当該ロケットモータ(81)が稼動して乗客避難キャビン(1)の垂直上方の移動速度を増進するものものである請求項1記載の強制分離可能な乗客避難乗客避難キャビン(1)を備えた航空機。
  8. エアバッグ(38)のアレンジメントがエアバッグ(38)を複数個含んでいてそれぞれのエアバッグ(38)が保管箱(85)に収納されており、乗客避難キャビン(1)の底部にあるソケット開口(37)に対応してエアバック保管箱(85)がそこに配備されており、固形燃料(40)付きボイラメカニズ(39)とともに保持かつ包装された状態のエアバッグ(38)をエアバッグ保管箱(85)の一つひとつが収納しており、エアバッグ保管箱(85)がさらに距離測定センサ(41)を有しており、パラシュート(13,14)によって速度制御された乗客避難キャビン(1)が地上に向けて降下しているときにそれが地面から一定距離に達すると、それぞれの距離測定センサ(41)が各ボイラメカニズ(39)の電気的コンタクトで稼働して固形燃料(40)を発火かつ急速燃焼させ、それによりガスを発生させてエアバッグ(38)を迅速に膨張させるとともに当該キャビン(1)底部外にも拡張させ、かつ、乗客避難キャビン(1)が地面と接触するときのインパクトで発生する負荷をそれで吸収するものである請求項1記載の強制分離可能な乗客避難乗客避難キャビン(1)を備えた航空機。
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