JP4141651B2 - ヒンジ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話機等に用いられ、閉位置と開位置とにおいてクリック音を発生させることができるヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、携帯電話機に用いられるヒンジ装置は、ヒンジ本体と回動部材とを備えている。ヒンジ本体と回動部材とは、送話部と受話部とにはそれぞれ回動不能に連結されている。しかし、ヒンジ本体と回動部材とは、互いに回動可能に連結されている。これにより、携帯電話機の送話部と受話部とがヒンジ装置を介して回動可能に連結されている。
【0003】
回動部材は、ヒンジ本体にコイルばね等の付勢手段によって当接させられている。図18(A)及び図19(A)は、ヒンジ本体aと回動部材bとの当接面をそれぞれを示す。ヒンジ本体aの当接面には、断面台形状の三つの嵌合凹部a1,a2,a3が周方向の所定の位置に配置形成されている。一方、回動部材bの当接面には、二つの嵌合凸部b1,b2が形成されている。二つの嵌合凸部b1,b2は、例えば受話部を閉位置近傍まで回動させると、嵌合凹部a1,a2に嵌まり込む(図18(B)に嵌合凸部b1が嵌合凹部a1に嵌まり込んだ状態を示す。)。そして、それらの傾斜面によって付勢手段の付勢力が回動付勢力に変換される。この回動付勢力により、受話部が高速で回動させられて送話部の表面に勢いよく衝突させられる。この結果、クリック音が発生する。また、受話部を開位置近傍まで回動させると、嵌合凸部b1,b2が嵌合凹部a3,a1にそれぞれ嵌まり込み、受話部の基端部を送話部の基端部に衝突させる。したがって、受話部を開位置に回動させた場合にも、クリック音が発生する(特開平7−11831号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のヒンジ装置においては、受話部を閉位置又は開位置に回動させるとき、受話部を付勢手段の付勢力に抗して低速で回動させると、受話部は送話部に単に接触するだけであり、勢いよく衝突することがない。このため、クリック音が発生しないという問題があった。
【0005】
本出願人は、上記問題を解消することができるヒンジ装置を特願平11−376023号において先に提案している。この先の提案に係るヒンジ装置は、ヒンジ本体に回動不能に、かつ移動可能連結された可動部材を備えており、可動部材はコイルばね等の付勢手段によって回動部材に当接させられている。回動部材と可動部材との各当接面には、嵌合凹部と嵌合凸部とが形成されている。この嵌合凹部と嵌合凸部とは、受話部が閉位置近傍に達すると、互いに嵌まり合って付勢手段の付勢力を閉方向への回動付勢力に変換する一方、受話部が開位置近傍に達すると、互いに嵌まり合って付勢手段の付勢力を開方向への回動付勢力に変換する。したがって、受話部を閉位置近傍又は開位置近傍に位置させると、受話部は付勢手段の付勢力により閉位置又は開位置に急速回動させられる。
【0006】
また、受話部と回動部材とには、送話部と受話部との回動軸線を中心として周方向に延びる当接凹部と当接凸部とがそれぞれ形成されている。この当接凹部と当接凸部とが互いに嵌まり合うことにより、回動部材が受話部に追随して回動するようになっている。ただし、当接凹部の周方向の幅は、当接凸部の周方向の幅より若干広くなっている。したがって、回動部材は、受話部に対し当接凹部と当接凸部との幅の差に対応する微小角度だけ相対回動可能になっている。
【0007】
このような構造を有するヒンジ装置では、受話部を閉位置近傍又は開位置近傍まで回動させて、嵌合凹部と嵌合凸部とを嵌合させると、回動部材が付勢手段により受話部に対して微小角度だけ急速回動させられる。その結果、当接凹部と当接凸部との周方向の一側面どうしが高速で衝突する。したがって、送話部を低速で回動させたとしてもクリック音を発生させることができる。
【0008】
先の提案に係るヒンジ装置においては、受話部が送話部に対して回動すると、可動部材が回動部材に対して相対回動し、可動部材の嵌合凸部が回動部材との当接面上を摺接する。このため、仮に回動部材を樹脂で形成すると、回動部材が早期に摩耗するおそれがある。そこで、回動部材を金属で構成し、その早期摩耗を防止している。
【0009】
しかしながら、回動部材を金属で構成すると、受話部のケーシングを樹脂で成形するという最近の要望に応えることができないという問題があった。すなわち、受話部が回動して閉位置又は開位置に位置すると、その度に当接凹部の周方向の側面が受話部の当接凸部に突き当たる。この場合、回動部材が金属製で、受話部が樹脂製であると、当接凸部が早期に摩耗してしまう。このため、受話部のケーシングを樹脂で成形することができなかったのである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、この発明の第1の態様は、機器本体と蓋体とを閉位置と開位置との間において回動可能に連結するために、上記機器本体と上記蓋体との一方に回動不能に連結されたヒンジ本体と、上記機器本体と上記蓋体との回動軸線上に配置され、上記機器本体と上記蓋体とのいずれか他方に回動可能に連結されるとともに、上記ヒンジ本体に回動可能に連結された回動部材と、上記ヒンジ本体と上記回動部材との間に設けられ、上記蓋体が閉位置から開位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときには、上記回動部材を開位置側から閉位置側へ付勢し、上記蓋体が開位置から閉位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときには、上記回動部材を閉位置側から開位置側へ付勢する回動付勢手段とを備え、上記回動部材の外周には、当接凹部が形成され、上記機器本体と上記蓋体とのうちの上記回動部材が連結された他方には、上記当接凹部に挿入される当接凸部が形成されたヒンジ装置において、駆動部材が上記回動部材に対し上記回動軸線方向に隣接して設けられ、この駆動部材には、上記回動軸線を中心として周方向に離れ、かつ上記当接凹部の周方向の両側面にそれぞれ突き当たることによって上記駆動部材を上記回動部材に回動不能に連結する一対の当接突起が形成され、上記回動部材が上記回動付勢手段により閉方向へ回動させられるときには、上記一対の当接突起のうちの一方の突起が上記当接凸部に当接することにより、上記機器本体と上記蓋体とのうちの上記回動部材が連結された上記他方が閉位置側へ回動させられ、上記回動部材が上記回動付勢手段により開方向へ回動させられるときには、上記一対の突起のうちの他方の突起が上記当接凸部に当接することにより、上記他方が開位置側へ回動させられるよう、上記一対の当接突起間に上記当接凸部が挿入され、上記一対の当接突起のうちの少なくとも上記当接凸部に突き当たる部分が樹脂で形成され、上記一対の当接突起間の周方向の間隔が、上記当接凸部の周方向の幅より所定の若干量だけ広く設定されていることを特徴としている。
【0011】
上記の問題を解決するために、この発明の第2の態様は、機器本体と蓋体とを閉位置と開位置との間において回動可能に連結するために、上記機器本体と上記蓋体との一方に回動不能に連結されたヒンジ本体と、上記機器本体と上記蓋体との回動軸線上に配置され、上記機器本体と上記蓋体とのいずれか他方に回動可能に連結されるとともに、上記ヒンジ本体に回動可能に連結された回動部材と、上記ヒンジ本体と上記回動部材との間に設けられ、上記蓋体が閉位置から開位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときには、上記回動部材を開位置側から閉位置側へ付勢し、上記蓋体が開位置から閉位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときには、上記回動部材を閉位置側から開位置側へ付勢する回動付勢手段とを備え、上記回動部材の外周には、径方向に突出する当接凸部が形成され、上記機器本体と上記蓋体とのうちの上記回動部材が連結された他方には、上記当接凸部が挿入される当接凹部が形成されたヒンジ装置において、駆動部材が上記回動部材に対し上記回動軸線方向に隣接して設けられ、この駆動部材の外周には、径方向に突出する支持突起が形成され、この支持突起の周方向の両端部には、上記回動部材側に突出し、上記当接凸部の周方向の両側面にそれぞれ突き当たることによって上記駆動部材を上記回動部材に回動不能に連結する一対の当接突起が形成され、上記回動部材が上記回動付勢手段により閉方向へ回動させられるときには、上記一対の当接突起のうちの一方の突起が上記当接凹部の周方向における一方の側面に当接することにより、上記機器本体と上記蓋体とのうちの上記回動部材が連結された上記他方が閉位置側へ回動させられ、上記回動部材が上記回動付勢手段により開方向へ回動させられるときには、上記一対の当接突起のうちの他方の突起が上記当接凹部の他方の側面に当接することにより、上記他方が開位置側へ回動させられるよう、上記一対の当接突起が上記当接凹部に挿入され、上記一対の当接突起のうちの少なくとも上記当接凹部の側面に突き当たる部分が樹脂で形成され、上記一対の当接突起の周方向において互いに離れた側面間の間隔が、上記当接凹部の周方向の幅より所定の若干量だけ狭く設定されていることを特徴としている。
【0012】
この発明の第1、第2の態様においては、上記駆動部材全体が樹脂で構成されていることが望ましい。
また、上記回動付勢手段が、上記回動部材と対向して配置され、上記ヒンジ本体に回動不能にかつ上記回動軸線方向へ移動可能に設けられた可動部材と、この可動部材を上記回動部材に当接させる付勢手段とを備え、上記回動部材と上記可動部材との間には、上記蓋体が閉位置から開位置側へ向かって所定の角度範囲に位置しているときには、上記付勢手段の付勢力を、上記回動部材を開位置側から閉位置側へ回動させる回動付勢力に変換する第1カム部と、上記蓋体が開位置から閉位置側へ向かって所定の角度範囲に位置しているときには、上記付勢手段の付勢力を、上記回動部材を閉位置側から開位置側へ回動させる回動付勢力に変換する第2カム部とを有していることが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るヒンジ装置を携帯電話機に適用した実施の形態について図1〜図17を参照して説明する。なお、この発明に係るヒンジ装置は、携帯電話機以外にも、閉位置と開位置との間を互いに回動可能である機器本体と蓋体との間に用いることができる。
【0014】
この発明の第1の態様に係る実施の形態を図1〜図12に示す。図12は、この発明に係るヒンジ装置1が用いられた携帯電話機を示すものであり、この携帯電話機は、マイクロホン、各種の操作ボタン(いずれも図示せず)等が設けられた送話部(機器本体)Aと、スピーカー(図示せず)及び液晶表示部C等が設けられた受話部Bとを有しており、送話部Aと受話部Bとは、ヒンジ装置1により回動軸線Lを中心として回動可能に連結されている。
【0015】
送話部Aの受話部B側の端部には、樹脂製の一対の収容筒部A1,A1が設けられている。一対の収容筒部A1,A1は、その軸線を回動軸線Lと一致させて左右両側部に配置されている。一方、受話部Bの送話部A側の端部には、樹脂製の一対の収容筒部B1,B1が設けられている。この一対の収容筒部B1,B1は、収容筒部A1と同一の内径及び同一の外径を有しており、各収容筒部B1,B1の内側の端面にほぼ接触し、かつ軸線を回動軸線Lと一致させて配置されている。そして、互いに隣接する二つの収容筒部A1,B1にこの発明に係るヒンジ装置1が挿入されることにより、送話部Aと受話部Bとが回動軸線Lを中心として回動可能に連結されている。送話部Aと受話部Bとの回動範囲は、送話部Aと受話部Bとの前面(図12(B)において左側の面)どうしが互いに当接した閉位置と、図12に示す開位置(閉位置から160°程度回動した位置)との間に設定されている。
なお、この実施の形態の場合には、二組の収容筒部A1,B1に同一のヒンジ装置1を挿入しているが、収容筒部A1,B1の一方の組にのみヒンジ装置1を挿入し、他方の組には他のヒンジ装置又は収容筒部A1,B1を単に回動可能に連結する軸受を挿入してもよい。
【0016】
収容筒部A1の内周面には、一対のキー部A2,A2が形成されている。一対のキー部A2,A2は、収容筒部A1の軸線に沿って一端から他端まで延びており、収容筒部A1の周方向に180°離れて配置されている。他方の収容筒部B1の内周面には、環状突出部B2が形成されている。この環状突出部B2は、収容筒部A1と逆側の端部に配置されている。また、収容筒部B1の内周面には、一対のキー部(当接凸部)B3,B3が形成されている。一対のキー部B3,B3は、環状突出部B2から収容筒部B1の軸線方向のほぼ中央部まで延びており、収容筒部B1の周方向に180°離れて配置されている。一対のキー部B3,B3は、送話部Aと受話部Bとのなす角度を、開位置における両者のなす角度より若干大きくすると、例えばほぼ170°にすると、キー部A2,A2と一直線上に並ぶように配置されている。ただし、キー部B3は、周方向の幅及び高さがキー部A2より若干大きく設定されている。
【0017】
次に、ヒンジ装置1について説明すると、図3、図4及び図6〜図8に示すように、ヒンジ装置1は、ヒンジ本体2、可動部材3、回動部材4、駆動部材5、連結軸6及びコイルばね7(付勢手段)を備えている。
【0018】
ヒンジ本体2は、一端(図6,7において右端)に底部21を有し、他端が開口した有底円筒体として形成されており、その外径は収容筒部A1,B1の内径とほぼ同一になっている。ヒンジ本体2の外周面には、一対のキー溝22,22が形成されている。一対のキー溝22,22は、ヒンジ本体2の軸線に沿ってその一端から他端まで延びており、ヒンジ本体2の周方向に180°離れて配置されている。そして、ヒンジ本体2は、図1,図6及び図7に示すように、収容筒部A1に嵌合されるとともに、キー溝22,22にキー部A2,A2が嵌め込まれることにより、送話部Aに回動不能に連結されている。しかも、ヒンジ本体2は、その左端から全長の1/4程度の長さの部分は、収容筒部B1のうちの収容筒部A1側の端部(キー部B3が形成されていない端部)に回動可能に嵌合されている。これにより、収容筒部A1と収容筒部B1とがヒンジ本体2を介して回動可能に連結され、ひいては送話部Aと受話部Bとがヒンジ本体2を介して回動可能に連結されている。
【0019】
可動部材3は、樹脂を成形してなるものであり、円板部31と、この円板部31の外周面に形成されたガイド部32とを有している。円板部31は、ヒンジ本体2の他端部(図6,7において左端部)内周に摺動自在に嵌合されている。ガイド部32は、円板部31の周方向に180°離れて配置されており、ヒンジ本体2の他端部に形成されたガイド溝23,23に摺動自在に挿入されている。これにより、可動部材3がヒンジ本体2にその軸線方向へ移動可能に、かつ回動不能に連結されている。
【0020】
回動部材4は、金属製の円板状をなすものであり、その軸線を回動軸線Lと一致させ、かつヒンジ本体2の開口部側の端面に対してほぼ接触した状態で配置されている。したがって、回動部材4は、可動部材3と対向している。回動部材4の外周面には、一対のキー溝(当接凹部)41,41が形成されている。一対のキー溝41,41は、回動部材4をその軸線方向に横断し、かつ周方向に180°離れて配置されている。キー溝41の周方向の幅はキー部B3より大幅に大きく設定され、深さはキー部B3とほぼ同等に設定されている。
【0021】
駆動部材5は、樹脂を成形してなるものであり、軸線を回動軸線Lと一致させた円板部51と、この円板部51の回動部材4と逆側の端面中央部から前方に延びる筒部52とを備えている。円板部51は、回動部材4と同一外径を有しており、回動部材4の左側(可動部材3と逆側)の端面に接触した状態で配置されている。円板部51の外周面には、一対のキー溝53,53が形成されている。一対のキー溝53,53は、周方向に180°離れて配置されている。各キー溝53,53には、キー部B3,B3がそれぞれ挿入されている。キー溝53の周方向の幅は、キー部B3の周方向の幅より若干広くなっている。したがって、駆動部材5は、収容筒部B1に対し、ひいては受話部Bに対してキー溝53とキー部B3との幅の差の分に相当する微小角度だけ回動可能である。勿論、収容筒部B1の回転方向を向くキー部B3の側面がキー溝53の側面に突き当たった後は、駆動部材5が受話部Bと一体に回動する。
【0022】
また、円板部51の回動部材4との対向面の外周側には、2個一対の当接突起54,54が二対形成されている。一対の当接突起54,54は、キー溝53の両側に位置するように配置されている。各当接突起54の外周面は、円板部51の外周面と同一面になっており、当接突起54の内周面の曲率半径はキー溝53の底面の曲率半径と同一になっている。しかも、二つの当接突起54,54の周方向における外側の側面間の距離は、回動部材4のキー溝41の周方向の幅と等しく、当接突起54の長さ(回動軸線L方向における長さ)は、回動部材4の厚さとほぼ同一になっている。したがって、図1に示すように、二つの当接突起54,54は、一つのキー溝41における周方向の両端部にそれぞれ挿入可能であり、挿入状態では当接突起54,54の周方向の互いに離れた端面がキー溝41の両側面にそれぞれ接触している。これにより、駆動部材5が回動部材4に回転不能に連結されている。その結果、回動部材4も上記微小角度を除けば受話部Bと一体に回動するようになっている。
【0023】
一対の当接突起54,54の周方向において対向する内側の側面間の距離は、キー溝53の周方向の幅と同一になっている。この結果、キー溝53があたかも当接突起54の長さの分だけ長くなったような状況を呈するようになり、一対の突起54,54の内側の各側面間にもキー部B3が嵌まり込んでいる。これにより、駆動部材5が収容筒部B1により強力に回動不能に連結されている。
【0024】
駆動部材5の筒部52は、環状突出部B2とほぼ同一の長さを有している。筒部52の先端部外周には、環状に延びる挟持突出部55が形成されるとともに、この挟持突出部55からさらに前方へ延びるテーパ部56が形成されている。また、筒部52には、その先端面から円板部51まで延びる複数(この実施の形態の場合、4個)のスリット57が形成されている。このスリット57が形成されることにより、筒部52の先端部がその基端部を中心として弾性変形可能になり、環状突出部55及びテーパ部56が拡縮径可能になっている。したがって、図10及び図11に示すように、駆動部材5を先にしてヒンジ装置1を収容筒部A1から収容筒部B1に挿入すると、まずテーパ部56が環状突出部B2の内側の端面と内周面との交差部に突き当たる。その状態でヒンジ装置1をさらに挿入すると、挿入に伴ってテーパ部56及び挟持突出部55が縮径する。そして、挟持突出部55が環状突出部B2の内部を通過すると、挟持突出部55が拡径して元の外径になる。その結果、図6及び図7に示すように、挟持突出部55と円板部51とが環状突出部B2を回転軸線L方向に挟持する。これにより、ヒンジ装置1が回動軸線L方向に対して収容筒部B1に位置固定され、ひいてはヒンジ装置1が収容筒部A1,B1(送話部A、受話部B)に回動軸線L方向へ位置固定されている。
【0025】
なお、ヒンジ装置1が収容筒部B1に位置固定された状態においては、駆動部材5の筒部52が環状突出部B2の内周面にほぼ隙間のない状態で回動可能に嵌合している。これによっても、収容筒部A1,B1が回動可能に連結されている。したがって、ヒンジ本体2を収容筒部B1に嵌合することは必ずしも必要ではない。逆に、ヒンジ本体2を収容筒部B1に回動可能に嵌合する場合には、筒部52を環状突出部に隙間をもって嵌合させてもよい。
【0026】
連結軸6は、その軸線を回動軸線Lと一致させて配置されており、図6〜図8に示すように、円板状をなす頭部61と、この頭部の一端面中央部に形成された断面円形の軸部62と、この軸部62の先端面に形成された断面正方形状の固定部63と、この固定部63の先端面に形成された断面円形の加締め部64とを有している。勿論、連結軸6の各部61〜64は、互いの軸線を一致させて形成されている。連結軸6の軸部62は、ヒンジ本体2の底部21の中央部に形成された挿通孔24を回動可能にかつ摺動可能に貫通するとともに、ヒンジ本体2の内部を貫通し、さらに可動部材3の中央部に形成された挿通孔33を回動可能に、かつ摺動可能に貫通している。ここで、軸部62の長さは、ヒンジ本体2の長さより僅かに長くなっている。したがって、頭部61を底部21に当接させると、軸部62の先端部がヒンジ本体2から僅かに突出し、固定部63及び加締め部64がヒンジ本体2の開口部側端部から突出する。固定部63には、回動部材4の中央部に形成された断面正方形状の挿通孔42が回動不能に嵌合されている。加締め部64には、駆動部材5の円板部51の中央部に形成された挿通孔5aが嵌合されている。そして、加締め部64を加締めることにより、駆動部材5が加締め部64から抜け止め固定されている。しかも、駆動部材5が回動部材4に突き当たっているので、回動部材4も固定部63に抜け止め固定されている。この結果、連結軸6の頭部61と回動部材4とが、ヒンジ本体2を挟持するような状況を呈し(僅かの隙間は存在する)、それによって全体が一体化されている。
【0027】
ヒンジ本体2の内周と連結軸6の軸部61の外周との間には、コイルばね7が配置されている。このコイルばね7は、回転軸線L方向へ圧縮された状態で配置されており、その一端がヒンジ本体2の底部21に突き当たり、他端が可動部材3に突き当たっている。したがって、コイルばね7は、その付勢力により可動部材3を回動部材4に当接させている。
【0028】
可動部材3の回動部材4との当接面には、金属製の一対のボール8,9が回転自在に設けられている。一対のボール8,9は、回転軸線Lを中心とする円周上に周方向へ180°離れて配置されている。ボール8,9については、それらに代えて、例えば半球状をなす金属製の突起を可動部材3に固定してもよい。
【0029】
一方、回動部材4の可動部材3との当接面には、図9(A)、(B)に示すように、一対の駆動凹部43,44が形成されている。駆動凹部43,44は、一対のボール8,9が配置された円周と同一円周上に180°離れて配置されている。したがって、受話部Bを介して回動部材4を適宜角度回動させると、一対のボール8,9がいずれかの駆動凹部43,44に入り込む。この実施の形態では、受話部Bが送話部Aに突き当たった閉位置からほぼ160°程度回動して図12(B)に示す開位置に回動すると、ボール8,9が駆動凹部44,43にそれぞれ入り込むようになっている。なお、ボール8,9は、駆動凹部43,44間においてはそれらと駆動凹部43,44間にそれらと同一円周上に形成されたガイド溝45,46内を転動するようになっている。
【0030】
図9(D)に示すように、駆動凹部43,44の深さは、ボール8,9の半径より若干浅くなっている。また、回動部材4の直径線を含む断面における駆動凹部43,44の曲率半径は、ボール8,9の半径とほぼになっている。一方、回動部材4の周方向の断面における駆動凹部43,44の曲率半径は、図9(C)に示すように、ボール8,9の半径より大幅に大きくなっており、ボール8,9が駆動凹部43,44の中央から周方向へずれると、駆動凹部43,44の底面がコイルばね7の付勢力を、回動部材4を回動させる回動付勢力に変換する。つまり、駆動凹部43,44の底面はコイルばね4の付勢力を回動付勢力に変換するカム面として作用する。ここで、図9(A)において、各駆動凹部43,44の底面のうち、その周方向の中央から矢印X方向側に位置する部分を第1カム面(第1カム部)43a,44aとし、矢印Y方向側に位置する部分を第2カム面(第2カム部)43b,44bとすると、受話部Bの液晶表示部Cが設けられた前面が送話部Aの操作ボタンが設けられた前面に突き当たった閉位置に位置しているときには、ボール8,9が第1カム面43a,44aにそれぞれ突き当たっている。この状態では、コイルばね7の付勢力が第1カム面43a,44aにより回動部材4を図9(A)、(C)の矢印X方向(開位置側から閉位置側へ向かう方向)へ付勢する回動付勢力に変換される。逆に、受話部Bが閉位置から160°程度回動した開位置に位置しているときには、ボール8,9が第2カム面44b,43bにそれぞれ突き当たっている。この状態では、コイルばね7の付勢力が第2カム面43b,44bにより回動部材4を矢印Y方向(閉位置側から開位置側へ向かう方向)へ付勢する回動付勢力に変換される。この内容から明らかなように、可動部材3、コイルばね7、ボール8,9、第1カム面43a,44a及び第2カム43b,44bによって回動付勢手段10が構成されている。
【0031】
上記構成のヒンジ装置1を携帯電話機に組み付ける場合には、まず、図12示す開位置からさらに開位置側へ10°程度回動した位置、すなわち受話部Bが閉位置から170°程度回動した位置に位置させる。それによって、収容筒部A1のキー部A2と収容筒部B1のキー部B3とを一直線上に並ばせる。一方、ヒンジ装置1については、ボール8,9を駆動凹部44,43のほぼ中央部にそれぞれ位置させるとともに、キー溝22,41,溝53を一直線上に並ばせる。その後、キー溝22,41,53の周方向の位置をキー部A2,B3と合致させ、ヒンジ装置1を、駆動部材5を先にして収容筒部A1側から収容筒部A1,B1に挿入する。
【0032】
ヒンジ装置1を所定の位置まで挿入すると、キー部A2がキー溝22に嵌まり込むことにより、ヒンジ本体2が収容筒部A1に回動不能に嵌合する。しかも、ヒンジ本体の一部が収容筒部B1に回動可能に嵌合する。これにより、収容筒部A1,B1が回動可能に連結され、ひいては送話部Aと受話部Bとが回動可能に連結される。また、キー部B3がキー溝53に嵌まり込むことにより、駆動部材5が収容筒部B1に所定の微小角度を除いて回動不能に嵌合する。その結果、回動部材4が微小角度を除いて受話部Bに回動不能に連結される。また、駆動部材5の円板部51と挟持突出部55が収容筒部B1の環状突出部B2を挟持することにより、ヒンジ装置1が収容筒部A1,B1に固定され、送話部Aと受話部Bとが分離不能になる。このようにしてヒンジ装置1を収容筒部A1,B1に挿入したら、受話部Bを10°程度閉位置側へ回動させて開位置に位置させる。その後、送話部Aと受話部Bとの間にストッパ(図示せず)を設け、受話部Bが開位置を越えて閉位置側から開位置側へ回動するのを阻止するようにする。これにより、ヒンジ装置1の取り付けが完了する。
【0033】
上記のようにしてヒンジ装置1が組み込まれた携帯電話機において、いま、受話部Bが閉位置に位置しているものとする。閉位置においては、回動付勢手段10により、つまり第1カム面43a,44aにより、コイルばね7の付勢力が回動付勢力に変換される。この開閉付勢力により、回動部材4が開位置側から閉位置側へ向かう方向へ回動付勢され、駆動部材5を介して受話部Bが同方向へ付勢されている。これにより、受話部Bが送話部Aに突き当たった閉位置に維持されている。
【0034】
閉位置に位置している受話部Bを開位置に位置させる場合には、受話部Bを手動により開位置側(図9において矢印Y方向)へ回動させる。この場合、ボール8,9が第1カム面43a,44aに接触している間は、受話部Bを回動付勢手段10の付勢力に抗して開位置側へ回動させることになる。受話部Bを開位置側へ回動させると、キー部B3がキー溝53の閉位置側を向く側面に突き当たる。この結果、回動部材が受話部Bと共に9(A)の矢印Y方向へ回動させられる。回動部材4の回動に伴ってボール8,9が駆動凹部43,44から抜け出ると、回動付勢手段10の回動付勢力が作用しなくなる。したがって、受話部Bについては、ガイド溝45,46内を転動するボール8,9の回転摩擦に抗して開位置側へ回動させることになる。受話部Bが開位置近傍に達してボール8,9が第2カム面44b,43bにそれぞれ接触すると、回動付勢手段10の回動付勢力により、回動部材4がキー部B3とキー溝53との幅の差の分だけ開位置側へ急速に回動させられる。その結果、キー溝53の二つの側面のうち、開位置側を向く側面がキー部B3に衝突する。それによってクリック音が発生する。したがって、受話部Bが低速回動したとしても、クリック音を確実に発生させることができる。しかも、金属製の回動部材4がキー部B3に突き当たることなく、樹脂製の当接突起54がキー部B3に突き当たるので、受話部B及びその収容筒部B1を樹脂で形成したとしても、キー部B3が早期に摩耗するのを防止することができる。その後、回動部材4を介して受話部Bが開位置まで回動させられると、ストッパに突き当たって停止し、それ以上閉位置側から開位置側へ向かう方向へ回動することができなくなる。それにより、受話部Bが開位置に維持される。
【0035】
逆に、開位置に位置している受話部Bを閉位置に位置させる場合には、受話部Bを開位置側から閉位置側へ回動させる。この場合、回動角度が開位置から閉位置側へ所定の角度範囲である回動当初は、受話部Bを開位置側へ回動させる場合と同様に、受話部Bを回動付勢手段10の付勢力に抗して回動させることになる。受話部Bが閉位置近傍に達して、ボール8,9が駆動凹部43,44の第1カム面43a,44aに接触すると、回動付勢手段10の回動付勢力によって回動部材4が開位置側から閉位置側へ向かう方向(矢印X方向)へ急速に回動させられる。この結果、回動部材4に回動不能に連結された駆動部材5も矢印X方向へ急速に回動させられ、キー溝53の閉位置側を向く側面が収容筒部B1のキー部B3の側面に突き当たる。これによって、クリック音が発生する。その後、回動部材4が付勢手段7によって閉位置側へさらに回動させられ、受話部Bが閉位置に達すると、送話部Aに突き当たって停止し、それ以上開位置側から閉位置側へ向かう方向へ回動することができなくなる。これにより、受話部Bが閉位置に維持される。
【0036】
次に、この発明の第2の態様に係る実施の形態について図13〜図17を参照して説明する。なお、ここでは、上記の実施の形態と異なる構成についてのみ説明することとし、上記の実施の形態と同様の部分については同一符合を付してその説明を省略する。
【0037】
この実施の形態の携帯電話機においては、図15及び図16に示すように、収容筒部A1にキー部A2に代わるキー溝A3が形成され、収容筒部B1の内周面には、キー部B3に代わるキー溝(当接凹部)B4が形成されている。キー溝B4は、その周方向の幅及び深さのいずれもがキー溝A3より若干小さく設定されている。しかも、キー溝B4は、環状突出部B2から収容筒部B1の収容筒部A1側の端面まで延びている。
【0038】
一方、ヒンジ装置1′のヒンジ本体2の外周面には、一対のキー溝22,22に代えて、一対のキー部25,25が形成されている。このキー部25,25が収容筒部A1のキー溝A3,A3にそれぞれ嵌まり込むことにより、ヒンジ本体2が収容筒部A1に、ひいては送話部Aに回動不能に連結されている。キー部25は、ヒンジ本体2が収容筒部B1に挿入される部分には形成されていない。したがって、この実施の形態においても、ヒンジ本体2を介して送話部Aと受話部Bとが回動可能に連結されている。
【0039】
回動部材4の外周面には、一対のキー溝41に代えて、外周面から径方向に突出する一対のキー部(当接凸部)47,47が形成されている。このキー部47の周方向の幅は、キー溝B4の幅より小さく設定されている。
【0040】
駆動部材5の円板部51の外周面には、一対のキー溝53,53に代えて、外周面から径方向に突出する一対のキー部(支持突起)58,58が形成されている。キー部58の外周面は、キー部47の外周面と同一の曲率半径を有している。各キー部58の回動部材4側を向く端面の両側部には、回動部材4側に突出する一対の係合突起59,59が形成されている。一対の係合突起59,59の外周面は、キー部58の外周面と同一の曲率半径になっている。しかも、一対の係合突起59,59の周方向の間隔は、キー部47の周方向の幅と等しくなっており、回動軸線L方向における長さは、回動部材4の同方向の厚さとほぼ同一になっている。したがって、一対の係合突起59,59間にキー部47が隙間無く嵌まり込み、キー部47の両側面に一対の係合突起59,59がそれぞれ接触している。これにより、駆動部材5が回動部材4に相対回動不能に連結されている。
【0041】
一対の係合突起59,59の周方向において互いに離れた側に位置する側面は、キー部58の周方向の両側面とそれぞれ同一平面上に位置している。この結果、キー部58は、係合突起59,59の長さの分だけ長くなった状況を呈している。キー部58の周方向の幅(一対の係合突起59,59の互いに離れた側面間の幅)は、キー溝B4の幅より若干狭くなっている。したがって、固定部材5及び回動部材4は、収容筒部B1に対しキー部58とキー溝B4との幅の差の分に対応する微小角度だけ回動可能であり、前述した実施の形態と同様に、受話部Bが閉位置又は開位置に回動すると、キー部58及び各係合突起59,59がキー溝B4の側面に高速で衝突する。これにより、クリック音が発生する。しかも、駆動部材5が樹脂で形成され、したがってキー部58及び係合突起59が樹脂で形成されているから、収容筒部B1のキー部B4が早期に摩耗するのを防止することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、受話部等の蓋体が低速で回動したとしてももクリック音を確実に発生させることができ、しかも回動部材が金属製であるにも拘わらず、蓋体側の早期摩耗を防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の態様に係る一実施の形態を示す図であって、図6のX−X線に沿う断面図である。
【図2】図6のY−Y線に沿う断面図である。
【図3】この発明に係るヒンジ装置を示す正面図である。
【図4】同ヒンジ装置の平面図である。
【図5】図4のY矢視図である。
【図6】ヒンジ装置を携帯電話機の挿入筒部に挿入した状態で示す図3のX−X線に沿う断面図である。
【図7】ヒンジ装置を携帯電話機の挿入筒部に挿入した状態で示す図4のX−X線に沿う断面図である。
【図8】同ヒンジ装置の分解斜視図である。
【図9】同ヒンジ装置において用いられている回動部材を示す図であって、図9(A)はその平面図、図9(B)は図9(A)のB−B線に沿う断面図、図9(C)は図9(A)のC−C線に沿う拡大断面図、図9(D)は図9(B)のD部の拡大図である。
【図10】携帯電話機の挿入筒部にヒンジ装置を挿入する前の状態で示す、挿入筒部の断面図及びヒンジ装置の正面図である。
【図11】携帯電話機の挿入筒部にヒンジ装置を挿入する前の状態で示す、挿入筒部の断面図及びヒンジ装置の平面図である。
【図12】この発明に係るヒンジ装置が用いられた携帯電話機を示す図であって、図12(A)は受話部を開位置に位置させた状態で示す平面図、図12(B)はその側面図、図12(C)は図12(B)のC部の拡大図である。
【図13】この発明の第2の態様に係る一実施の形態を示す図であって、図1と同様の断面図である。
【図14】同実施の形態の図5と同様の図である。
【図15】同実施の形態の図10と同様の図である。
【図16】同実施の形態の図11と同様の図である。
【図17】同実施の形態の分解斜視図である。
【図18】従来のヒンジ装置におけるヒンジ本体を示す図であって、図18(A)はその平面図、図18(B)は図18(A)のB−B線に沿う断面図である。
【図19】従来のヒンジ装置における回動部材を示す図であって、図19(A)はその平面図、図19(B)は図19(A)のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
A 送話部(機器本体)
B 受話部
B3 キー部(当接凸部)
B4 キー溝(当接凹部)
1 ヒンジ装置
1′ ヒンジ装置
2 ヒンジ本体
3 可動部材
4 回動部材
5 駆動部材
7 コイルばね(付勢手段)
10 回動付勢手段
41 キー溝(当接凹部)
43a 第1カム面(第1カム部)
43b 第2カム面(第2カム部)
44a 第1カム面(第1カム部)
44b 第2カム面(第2カム部)
47 キー部(当接凸部)
54 当接突起
58 キー部(支持突起)
59 当接突起
Claims (4)
- 機器本体(A)と蓋体(B)とを閉位置と開位置との間において回動可能に連結するために、
上記機器本体(A)と上記蓋体(B)との一方に回動不能に連結されたヒンジ本体(2)と、
上記機器本体(A)と上記蓋体(B)との回動軸線(L)上に配置され、上記機器本体(2)と上記蓋体(B)とのいずれか他方に回動可能に連結されるとともに、上記ヒンジ本体(2)に回動可能に連結された回動部材(4)と、
上記ヒンジ本体(2)と上記回動部材(4)との間に設けられ、上記蓋体(B)が閉位置から開位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときには、上記回動部材(4)を開位置側から閉位置側へ付勢し、上記蓋体(B)が開位置から閉位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときには、上記回動部材(4)を閉位置側から開位置側へ付勢する回動付勢手段(10)とを備え、
上記回動部材(4)の外周には、当接凹部(41)が形成され、
上記機器本体(A)と上記蓋体(B)とのうちの上記回動部材(4)が連結された他方には、上記当接凹部(41)に挿入される当接凸部(B3)が形成されたヒンジ装置において、
駆動部材(5)が上記回動部材(4)に対し上記回動軸線(L)方向に隣接して設けられ、
この駆動部材(5)には、上記回動軸線(L)を中心として周方向に離れ、かつ上記当接凹部(41)の周方向の両側面にそれぞれ突き当たることによって上記駆動部材(5)を上記回動部材(4)に回動不能に連結する一対の当接突起(54,54)が形成され、
上記回動部材(4)が上記回動付勢手段(10)により閉方向へ回動させられるときには、上記一対の当接突起(54,54)のうちの一方の突起(54)が上記当接凸部(B3)に当接することにより、上記機器本体(A)と上記蓋体(B)とのうちの上記回動部材(4)が連結された上記他方が閉位置側へ回動させられ、上記回動部材(4)が上記回動付勢手段(10)により開方向へ回動させられるときには、上記一対の突起(54,54)のうちの他方の突起(54)が上記当接凸部(B3)に当接することにより、上記他方が開位置側へ回動させられるよう、上記一対の当接突起(54,54)間に上記当接凸部(B3)が挿入され、
上記一対の当接突起(54,54)のうちの少なくとも上記当接凸部(B3)に突き当たる部分が樹脂で形成され、
上記一対の当接突起(54,54)間の周方向の間隔が、上記当接凸部(B3)の周方向の幅より所定の若干量だけ広く設定されていることを特徴とするヒンジ装置。 - 機器本体(A)と蓋体(B)とを閉位置と開位置との間において回動可能に連結するために、
上記機器本体(A)と上記蓋体(B)との一方に回動不能に連結されたヒンジ本体(2)と、
上記機器本体(A)と上記蓋体(B)との回動軸線(L)上に配置され、上記機器本体(2)と上記蓋体(B)とのいずれか他方に回動可能に連結されるとともに、上記ヒンジ本体(2)に回動可能に連結された回動部材(4)と、
上記ヒンジ本体(2)と上記回動部材(4)との間に設けられ、上記蓋体(B)が閉位置から開位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときには、上記回動部材(4)を開位置側から閉位置側へ付勢し、上記蓋体(B)が開位置から閉位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときには、上記回動部材(4)を閉位置側から開位置側へ付勢する回動付勢手段(10)とを備え、
上記回動部材(4)の外周には、径方向に突出する当接凸部(47)が形成され、
上記機器本体(A)と上記蓋体(B)とのうちの上記回動部材(4)が連結された他方には、上記当接凸部(47)が挿入される当接凹部(B4)が形成されたヒンジ装置において、
駆動部材(5)が上記回動部材(4)に対し上記回動軸線(L)方向に隣接して設けられ、
この駆動部材(5)の外周には、径方向に突出する支持突起(58)が形成され、この支持突起(58)の周方向の両端部には、上記回動部材(4)側に突出し、上記当接凸部(47)の周方向の両側面にそれぞれ突き当たることによって上記駆動部材(5)を上記回動部材(4)に回動不能に連結する一対の当接突起(59,59)が形成され、
上記回動部材(4)が上記回動付勢手段(10)により閉方向へ回動させられるときには、上記一対の当接突起(59,59)のうちの一方の突起(59)が上記当接凹部(B4)の周方向における一方の側面に当接することにより、上記機器本体(A)と上記蓋体(B)とのうちの上記回動部材(4)が連結された上記他方が閉位置側へ回動させられ、上記回動部材(4)が上記回動付勢手段(10)により開方向へ回動させられるときには、上記一対の当接突起(59,59)のうちの他方の突起(59)が上記当接凹部(B4)の他方の側面に当接することにより、上記他方が開位置側へ回動させられるよう、上記一対の当接突起(59.59)が上記当接凹部(B4)に挿入され、
上記一対の当接突起(59,59)のうちの少なくとも上記当接凹部(B4)の側面に突き当たる部分が樹脂で形成され、
上記一対の当接突起(59,59)の周方向において互いに離れた側面間の間隔が、上記当接凹部(B4)の周方向の幅より所定の若干量だけ狭く設定されていることを特徴とするヒンジ装置。 - 上記駆動部材(5)全体が樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒンジ装置。
- 上記回動付勢手段(10)が、上記回動部材(4)と対向して配置され、上記ヒンジ本体(2)に回動不能にかつ上記回動軸線(L)方向へ移動可能に設けられた可動部材(3)と、この可動部材(3)を上記回動部材(4)に当接させる付勢手段(7)とを備え、上記回動部材(4)と上記可動部材(3)との間には、上記蓋体(B)が閉位置から開位置側へ向かって所定の角度範囲に位置しているときには、上記付勢手段(7)の付勢力を、上記回動部材(4)を開位置側から閉位置側へ回動させる回動付勢力に変換する第1カム部(43a,44a)と、上記蓋体(B)が開位置から閉位置側へ向かって所定の角度範囲に位置しているときには、上記付勢手段(7)の付勢力を、上記回動部材(4)を閉位置側から開位置側へ回動させる回動付勢力に変換する第2カム部(43b,44b)とを有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒンジ装置。
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