JP2003239945A - ヒンジ装置及び携帯機器 - Google Patents

ヒンジ装置及び携帯機器

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JP2003239945A
JP2003239945A JP2002044261A JP2002044261A JP2003239945A JP 2003239945 A JP2003239945 A JP 2003239945A JP 2002044261 A JP2002044261 A JP 2002044261A JP 2002044261 A JP2002044261 A JP 2002044261A JP 2003239945 A JP2003239945 A JP 2003239945A
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hinge member
sliding contact
movable
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Application number
JP2002044261A
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Inventor
Kazuyoshi Oshima
一吉 大嶋
Kazumasa Ishigaya
和征 石ケ谷
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1、第2ヒンジ部材の一方に形成された摺
接凸部とこの摺接凸部が摺接する他方とが早期に摩耗す
るのを防止する。 【解決手段】 第1ヒンジ部材20を円筒状をなす本体
部20Aと、この本体部20Aに軸線方向へ移動可能に
かつほぼ回動不能に嵌合された可動部20Bとから構成
する。第2ヒンジ部材30の可動部20Bと対向する対
向面には、球体71,72を、それぞれの一部を突出さ
せた状態で埋設固定する。第2ヒンジ部材を樹脂で成形
する。球体71,72及びこれた摺接する可動部材20
Bを、第2ヒンジ部材30を構成する樹脂より硬度の高
い材質、例えば鋼等の金属又はセラミックで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機、ノ
ート型パソコン等に用いるのに好適なヒンジ装置、及び
そのヒンジが用いられた携帯機器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話機に用いられるヒンジ
装置は、第1及び第2ヒンジ部材を有しており、第1、
第2ヒンジ部材は、ヒンジ軸を介して互いに回動可能に
連結されている。そして、第1、第2ヒンジ部材が携帯
電話機の送話部と受話部とにそれぞれ回動不能に連結さ
れることにより、送話部と受話部とがヒンジ装置を介し
て回動可能に連結されている。
【0003】ところで、従来のヒンジ装置においては、
第1、第2ヒンジ部材がコイルばね等の付勢手段によっ
て互いに当接させられている。図11(A)、(B)
は、従来のヒンジ装置における第1、第2ヒンジ部材の
各当接面をそれぞれ示すものであり、第1ヒンジ部材1
の当接面には、径方向に延びる断面略台形状の3つのカ
ム凹部1a,1b,1cが周方向の所定の箇所にそれぞ
れ配置形成されている。一方、第2ヒンジ部材2の当接
面には、二つの摺接凸部2a,2bが形成されている。
二つの摺接凸部2a,2bは、ヒンジ装置が用いられて
いる携帯電話機の送話部と受話部とを例えば閉位置に回
動させると、図11(C)に示すように、カム凹部1
a,1bにそれぞれ嵌まり込む。すると、カム凹部1
a,1b及び摺接凸部2a,2bの傾斜した各側面によ
り、付勢手段(図示せず)の付勢力が第1、第2ヒンジ
部材1,2を互いに逆方向へ回動させる回動付勢力に変
換される。そして、その回動付勢力によって送話部と受
話部とが閉位置に維持される。一方、送話部と受話部と
を通話位置に回動させると、摺接凸部2a,2bがカム
凹部1c,1aにそれぞれ嵌まり込み、付勢手段の付勢
力が上記と逆方向への回動付勢力に変換される。この回
動付勢力により、送話部と受話部とが通話位置に維持さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のヒンジ装置
においては、第1及び第2ヒンジ部材1,2が付勢手段
により互いに接近する方向に付勢されているため、第
1、第2ヒンジ部材を回動させると、摺接凸部2a,2
bの先端面が第1ヒンジ部材1に押し付けられた状態で
摺接する。このため、摺接凸部2a,2b及び第1ヒン
ジ部材1が早期に摩耗してしまうという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、第1の発明は、互いに対向して回動可能に連結さ
れた第1及び第2ヒンジ部材と、この第1及び第2ヒン
ジ部材のいずれか一方を他方に接近する方向へ付勢する
付勢手段とを備え、上記第1及び上記第2ヒンジ部材の
対向面の一方には他方に摺接する摺接凸部が設けられ、
他方にはカム凹部が設けられ、上記第1及び第2ヒンジ
部材が所定の回動位置に位置したときには、上記摺接凸
部が上記カム凹部を区画する面に押圧接触することによ
り、上記付勢手段の付勢力が上記第1、第2ヒンジ部材
を互いに逆方向へ回動させる回動付勢力に変換されるヒ
ンジ装置において、上記第1及び第2ヒンジ部材のうち
の上記摺接凸部が設けられた一方を樹脂で構成し、他方
の少なくとも上記摺接凸部が接触する部分及び上記摺接
凸部を、上記一方を構成する樹脂より硬度の高い材質で
構成したことを特徴としている。この場合、上記第1ヒ
ンジ部材が、上記第2ヒンジ部材に回動可能に連結され
た本体部と、この本体部と上記第2ヒンジ部材との間に
配置され、上記本体部に回動不能に、かつ上記第2ヒン
ジ部材に対して接近離間する方向へ移動可能に設けられ
た可動部とを有し、上記可動部が上記付勢手段によって
上記第2ヒンジ部材側へ付勢され、上記可動部と上記第
2ヒンジ部材との対向面の一方に上記摺接凸部が形成さ
れ、他方に上記カム凹部が形成されていることが望まし
い。上記摺接凸部が上記第2ヒンジ部材に設けられ、上
記カム凹部が上記可動部に設けられており、上記可動部
が上記第2ヒンジ部材を構成する樹脂より硬度の高い材
質で構成されていることが望ましい。上記第2ヒンジ部
材の上記第1ヒンジ部材と対向する端面と逆側の端面に
は、連結固定部がその軸線を上記第1及び第2ヒンジ部
材の回動軸線と一致させて一体に設けられており、この
連結固定部の外周面の先端部には、突出部が形成され、
この突出部が拡縮径可能になるように、上記連結固定部
には、これを横断するスリットが上記連結固定部の先端
面から基端側へ向かって形成されていることが望まし
い。上記第2ヒンジ部材の上記可動部材との対向面に球
体がその一部を突出させた状態で埋設され、この球体の
上記対向面から突出した一部によって上記摺接凸部が構
成されていることが望ましい。上記球体が予めセットさ
れた金型内に溶融樹脂を充填するインサート成形法によ
って上記第2ヒンジ部材を成形することにより、上記第
2ヒンジ部材を成形すると同時に上記第2ヒンジ部材に
上記球体が埋設されていることが望ましい。また、第2
の発明は、第1、第2機器本体がヒンジ装置を介して回
動可能に連結されてなるヒンジ装置において、上記ヒン
ジ装置として請求項1〜5のいずれかに記載のヒンジ装
置が用いられ、上記第1、第2機器本体に上記ヒンジ装
置の第1、第2ヒンジ部材がそれぞれ回動不能に連結さ
れていることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図1〜図10を参照して説明する。図1〜図3
は、この発明に係る携帯電話機(携帯機器)Aを示すも
のであり、携帯電話機Aは、送話部(第1機器本体)B
と受話部(第2機器本体)Cとを備えている。送話部B
の受話部C側の端部における左右両側部には、連結筒部
B1,B1が形成され、中央部にはケーブル挿通部B2
が形成されている。受話部Cの送話部B側の端部には、
連結筒部C1,C1が形成されている。各連結筒部C1
は、連結筒部B1とケーブル挿通部B2との間に挿入さ
れている。そして、図4に示すように、隣接する連結筒
部B1,C1がこの発明に係るヒンジ装置10によりそ
の軸線(=連結筒部B1,C1の軸線)を中心として回
動可能に連結されている。これにより、送話部Bと受話
部Cとが、ヒンジ装置10を介して回動可能に連結され
ている。送話部Bと受話部Cとの回動範囲は、それらの
前面Bf,Cfどうしが互いに突き当たった図2に示す
閉位置と、前面Bf,Cfどうしのなす角度が約160
°である図3に示す通話位置との間に制限されている。
なお、ケーブル挿通部b2には、送話部Bと受話部Cと
を電気的に接続するケーブル(図示せず)が挿通されて
いる。
【0007】携帯電話機Aに用いられるヒンジ装置10
は、図4〜図8に示すように、第1ヒンジ部材20、第
2ヒンジ部材30、ヒンジ軸40及びコイルばね(付勢
手段)50を備えている。
【0008】第1ヒンジ部材20は、本体部20Aと可
動部20Bとを有している。本体部20Aは、比較的硬
質の樹脂又は金属からなるものであり、円筒部21と、
この円筒部21の一端部にこれと一体に形成された底部
22とを有している。図9に示すように、円筒部21の
内周面には、一対の幅広当接凹部23,23が周方向に
180°離れて形成されるとともに、一対の幅狭当接凹
部24,24が周方向に180°離れ、かつ幅広当接凹
部23に対して周方向に90°離れて形成されている。
幅広当接凹部23及び幅狭当接凹部24は、本体部20
Aの全長にわたって延びている。幅狭当接凹部24の周
方向の幅は、幅広当接凹部23の幅より若干狭くなって
いるが、同一幅にしてもよい。また、一対の幅広当接凹
部23,23と一対の幅狭当接凹部24,24とのいず
れか一方の一対だけを形成してもよい。底部22の中央
部には、これを貫通する貫通孔22aが形成されてい
る。
【0009】次に、説明の便宜上、第2ヒンジ部材30
について述べると、第2ヒンジ部材30は、比較的硬質
の樹脂を成形してなるものであり、図4〜図8に示すよ
うに、中実の円柱状をなす基部31と、この基部31の
一端面に形成された円筒状をなす連結固定部32とを有
している。基部31と連結固定部32とは、互いの軸線
を一致させて一体に形成されている。基部31の中央部
には、その軸線上を一端面から他端面まで貫通する挿通
孔31aが形成されている。この挿通孔31aの連結固
定部32側の開口部には、テーパ孔部31bが形成され
ている。一方、連結固定部32は、後述するように、第
2ヒンジ部材30を受話部Cの連結筒部C1に軸線方向
へ移動不能に連結するためのものであり、その先端部に
は、環状突出部(突出部)32aが形成されている。こ
の環状突出部32aの基端側(基部31側)の端面32
bは、第2ヒンジ部材30の軸線と直交する平面になっ
ている。環状突出部32aの外周面の先端部には、先端
側から基端側へ向かうにしたがって大径になるテーパ部
32cが形成されている。このテーパ部32cの小径側
端部の外径は、環状突出部32aを除く連結固定部32
の外径より若干小径になっている。また、連結固定部3
2には、その軸線上を横断するとともに、その先端から
基端まで延びるスリット32dが形成されている。この
スリット32dが形成されることにより、連結固定部3
2の先端部、特に環状突出部32aが拡縮径可能になっ
ている。このような先端部が拡縮径可能な連結固定部3
2を基部31と一体に形成するために、第2ヒンジ部材
30全体が樹脂で構成されている。なお、連結固定部3
2の先端部外周面には、環状突出部32aに代えて複数
の突起を形成してもよい。その場合には、スリット32
dが形成されることにより、連結固定部32の軸線から
その径方向における各突起の外側の端縁までの距離、換
言すれば各突起によって形成される外径が大小に変化可
能になる
【0010】第1ヒンジ部材20の本体部20Aと第2
ヒンジ部材30とは、互いの軸線を一致させ、かつ本体
部20Aの開口側端部と基部31の連結固定部32側と
逆側の端部とを対向させた状態で配置されている。そし
て、本体部20Aと第2ヒンジ部材30とは、ヒンジ軸
40により回動可能に連結されている。
【0011】図4、図5、図7及び図8に示すように、
ヒンジ軸40は、互いの軸線を一致させて一端側から他
端側へ向かって順次形成された頭部41、大径部42、
中径部43、小径部44及び加締め部45を有してい
る。頭部41、大径部42、中径部43、小径部44及
び加締め部45は、いずれも断面円形に形成されてお
り、その順に小径になっている。ヒンジ軸40の頭部4
1は、本体部20Aの底部22の外側の端面に突き当た
っており、大径部42は貫通孔22aを本体部20Aの
開口部側へ向かって回動可能に貫通している。ヒンジ軸
40の小径部44は、第2ヒンジ部材30の挿通孔31
aとほぼ同一の外径を有しており、挿通孔31aに回動
可能に挿入されている。加締め部45の先端部は、挿通
孔31aから突出しており、その突出した先端部がテー
パ孔部31bに対応した形状に加締めされることによ
り、環状部46(図5参照)が形成されている。この環
状部46と中径部43の先端面43aとによって第2ヒ
ンジ部材30の基部31が挟持されている。これによ
り、第2ヒンジ部材30がヒンジ軸40に位置固定され
ている。その結果、本体部20Aが頭部41と第2ヒン
ジ部材30とによってヒンジ軸40から抜け止めされ、
本体部20Aと第2ヒンジ部材30とがヒンジ軸40を
解して回動可能に連結されている。頭部41の大径部4
2側の端面から中径部43の先端面43aまでの長さ
は、本体部20Aの全長より僅かに長くなっており、そ
の差の分だけ第1ヒンジ部材20と第2ヒンジ部材30
との間には若干の隙間が形成されている。なお、小径部
44を断面多角形状に形成して挿通孔31aに圧入する
ことにより、第2ヒンジ部材30とヒンジ軸40とを回
動不能に連結してもよい。
【0012】図4に示すように、第1ヒンジ部材20の
本体部20Aは、その先端部を除く部分が送話部Bの連
結筒部B1に回動不能に嵌合されており、先端部が受話
部Cの連結筒部C1に回動可能に嵌合されている。これ
により、送話部Bと受話部Cとが回動可能に連結されて
いる。しかも、本体部20Aは、送話部Bと一体に回動
するようになっている。一方、第2ヒンジ部材30の基
部31は、受話部Cの連結筒部C1に回動不能に嵌合さ
れている。したがって、第2ヒンジ部材30は、受話部
Cと一体に回動する。このように、本体部20A及び第
2ヒンジ部材30が送話部B及び受話部Cとそれぞれ一
体に回動するので、以下においては送話部B及び受話部
Cが閉位置に回動したときの本体部20A及び第2ヒン
ジ部材30の回動位置も閉位置と称し、送話部B及び受
話部Cが通話位置に回動したときの本体部20A及び第
2ヒンジ部材30の回動位置も通話位置と称する。
【0013】上記可動部20Bは、第2ヒンジ部材30
を構成する樹脂より硬度の高い材質、例えば鋼等の金
属、セラミック等からなるものであり、図7〜図9に示
すように、外径が本体部20Aの円筒部21の内径より
若干小径である円板部25を有している。円板部25
は、本体部20Aの円筒部21の開口側端部に挿入され
ている。したがって、円板部25は、第2ヒンジ部材3
0の基部31と対向している。円板部25の中央部に
は、その軸線上を一端面から他端面まで貫通する貫通孔
25aが形成されている。この貫通孔25aには、ヒン
ジ軸40の中径部43が回動可能に、かつ軸線方向へ移
動可能に挿通されている。円板部25の外周面には、一
対の幅広当接凸部26,26と一対の幅狭当接凸部2
7,27とが一体に形成されている。一対の幅広当接凸
部26,26は、円板部25の周方向に180°離れて
配置されている。一対の幅狭当接凸部27,27は、円
板部25の周方向に180°離れ、かつ幅広当接凸部5
2に対して90°離れて配置されている。
【0014】幅広当接凸部26と幅狭当接凸部27と
は、本体部20Aの幅広当接凹部23と幅狭当接凹部2
4とにそれぞれ回動可能、かつ本体部20Aの軸線方向
へ移動可能に嵌合している。ここで、幅広当接凸部26
および幅狭当接凸部27の周方向の幅は、幅広当接凹部
23及び幅狭当接凹部24の周方向の幅よりそれぞれ狭
くなっており、幅広当接凸部26と幅広当接凹部23と
の幅の差と、幅狭当接凸部27と幅狭当接凹部24との
幅の差とは、互いに等しくなっている。したがって、そ
れらの幅の差をΔWとすると、可動部20Bは、本体部
20Aに対して幅の差ΔWに相当する角度分だけ回動可
能である。よって、本体部20Aが第2ヒンジ部材30
に対して相対的に図9の矢印A方向(通話位置側から閉
位置側へ向かう方向)又は矢印B方向(閉位置側から通
話位置側へ向かう方向)へ回動すると、可動部20B
は、最大でもΔWの分だけ本体部20Aに対してその回
動方向と逆方向へ相対的に回動した後、幅広当接凸部2
6の側面26a(26b)に幅広当接凹部23の側面2
3a(23b)が突き当たるとともに、幅狭当接凸部2
7の側面27a(27b)が幅狭当接凹部24の側面2
4a(24b)が突き当たることにより、本体部20A
と一緒に回動することになる。なお、幅広当接凸部26
及び幅狭当接凸部27については、幅広当接凹部23と
幅狭当接凹部24とのいずれか一方だけが形成される場
合には、対応する一方だけが形成される。
【0015】図4及び図5に示すように、第1ヒンジ部
材20の本体部20Aの内部には、コイルばね50が収
容されている。このコイルばね50は、その一端部が本
体部20Aの底部22に突き当たり、その他端部が可動
部20Bに突き当たることにより、可動部20Bを本体
部20A側から第2ヒンジ部材30側へ向かって付勢し
ている。
【0016】図5に示すように、第2ヒンジ部材30の
基部31の可動部20Bとの対向面には、一対の支持凹
部31c,31cが第2ヒンジ部材30の軸線を中心と
して周方向へ180°離れて配置形成されている。支持
凹部31c,31cには、球体71,72がそれぞれの
一部(摺接凸部)を可動部20B側に突出させた状態で
嵌合固定されている。球体71,72は、第2ヒンジ部
材30を構成する樹脂より硬度の高い材質、例えば鋼等
の金属又はセラミック等によって構成されている。球体
71,72は、例えばインサート成形法により第2ヒン
ジ部材30を成形すると同時に第2ヒンジ部材30に固
定することができる。すなわち、第2ヒンジ部材30を
成形する際には、それを成形するための金型(図示せ
ず)内の所定の箇所に球体71,72を予めセットして
おく。そして、金型内に溶融樹脂を充填する。これによ
り、第2ヒンジ部材30を成形すると同時に球体71,
72を第2ヒンジ部材30に固定することができる。
【0017】図4、図5、図8及び図9に示すように、
可動部20Bの第2ヒンジ部材30との対向面には、軸
線をヒンジ装置10の軸線(=第1、第2ヒンジ部材2
0,30の軸線)と一致させた一対のカム凹部28,2
9が形成されている。この一対のカム凹部28,29
は、互いに同一形状、同一寸法に形成されており、それ
ぞれの底部側に形成されたストレート孔部28a,29
aと、開口部側に形成された拡径部28b,29bとを
有している。拡径部28b,29bは、外側に膨出する
凸曲面によって形成されており、各カム凹部28,29
の底部側から開口部側へ向かうにしたがって漸次大径に
なっている。しかも、拡径部28b,29bは、小径側
の一端がストレート孔部28a,29aに滑らかに接
し、開口側の他端が可動部20Bの第2ヒンジ部材30
との対向面に滑らかに接している。拡径部28b,29
bの最大径(可動部20Bの第2ヒンジ部材30との対
向面における拡径部28b,29bの直径)は、球体7
1,72の外径より大径に設定され、拡径部28b,2
9bの最小径(=ストレート孔部28a,29aの内
径)は、球体71,72の外径より小径に設定されてい
る。拡径部28b,29bは、凹曲面によって形成して
もよく、あるいは母線がストレートな線であるテーパ面
によって形成してもよい。
【0018】一対のカム凹部28,29は、可動部20
Bの軸線を中心とする円周上に周方向へ180°離れて
配置されている。一対のカム凹部28,29が配置され
た円周は、一対の球体71,72が配置された円周と同
一直径を有している。したがって、第1、第2ヒンジ部
材20,30が所定の回動位置に回動すると、球体7
1,72がカム凹部28,29を区画する面に接触す
る。ここで、所定の回動位置とは、閉位置と通話位置と
であり、第1、第2ヒンジ部材20,30が閉位置に位
置すると、球体71,72は、図9において実線で示す
ように、拡径部28b,29bにそれぞれ接触し、第
1、第2ヒンジ部材20,30が通話位置に位置する
と、球体71,72は、図9において想像線で示すよう
に、拡径部29b,28bにそれぞれ接触する。
【0019】すなわち、第1、第2ヒンジ部材20、3
0が通話位置側から閉位置側へ回動して、閉位置又はそ
の直前まで回動すると、図9及び図10において実線で
示すように、球体71,72の矢印A方向前方側に位置
する一側部71a,72aが拡径部28b,29bの矢
印A方向前方側に位置する一側部28c,29cに接触
する。この結果、可動部20Bを第2ヒンジ部材30側
へ付勢するコイルばね50の付勢力が、球体71,72
を矢印B方向へ回動付勢するとともに、可動部20Bを
矢印A方向へ回動付勢する回動付勢力に変換される。こ
の回動付勢力により、可動部20Bが本体部20Aに対
して矢印A方向へ高速で回動させられる。すると、幅広
当接凸部26の側面26bが幅広当接凹部23の側面2
3bに、幅狭当接凸部27の側面27bが幅狭当接凹部
24の側面24bにそれぞれ突き当たる。その結果、ク
リック音が発生する。しかも、側面26b,27bが側
面23b,24bにそれぞれ突き当たった状態では、本
体部20Aが可動部20Bを介して矢印A方向へ回動付
勢されるとともに、第2ヒンジ部材30が球体71,7
2を介して矢印B方向へ回動付勢される。これにより、
送話部B及び受話部Cが閉位置に維持される。
【0020】一方、本体部20Aが閉位置から矢印B方
向へ、第2ヒンジ部材30が閉位置から矢印A方向へそ
れぞれ回動して両者が通話位置又はその直前まで回動す
ると、図9及び図10において想像線で示すように、球
体71,72の矢印B方向前方側(矢印A方向後方側)
に位置する他側部71b,72bが拡径部29b,28
bの矢印B方向前方側に位置する他側部29d,28d
にそれぞれ接触する。この結果、コイルばね50の付勢
力が、球体71,72を矢印A方向へ回動付勢するとと
もに、可動部20Bを矢印B方向へ回動付勢する回動付
勢力に変換される。この回動付勢力により、可動部20
Bが本体部20Aに対して矢印B方向へ高速で回動させ
られる。すると、幅広当接凸部26の側面26aが幅広
当接凹部23の側面23aに、幅狭当接凸部27の側面
27aが幅狭当接凹部24の側面24aにそれぞれ突き
当たる。その結果、クリック音が発生する。しかも、側
面26a,27aが側面23a,24aに突き当たった
状態では、本体部20Aが可動部20Bを介して矢印B
方向へ回動付勢されるとともに、第2ヒンジ部材30が
球体71,72を介して矢印A方向へ回動付勢される。
これにより、送話部B及び受話部Cが通話位置に維持さ
れる。
【0021】上記構成のヒンジ装置10を用いて携帯電
話機Aの送話部Bと受話部Cとを回動可能に連結する場
合には、図4に示すように、第1ヒンジ部材20の本体
部20Aの基端側部分を連結筒部B1に回動不能に嵌合
させるとともに、本体部20Aの先端部を連結筒部C1
に回動可能に嵌合させる。これにより、送話部Bと受話
部Cとを本体部20Aを介して回動可能に連結する。ま
た、第2ヒンジ部材30の基部31を連結筒部C1に回
動不能に嵌合させるとともに、連結固定部32の環状突
出部32aを、連結筒部C1の内周面に環状に形成され
た固定突出部C2の内部に挿通する。このとき、環状突
出部32aの外径は、固定突出部C2の内径より大径に
なっているが、環状突出部32aは、スリット32dが
形成されることによって拡縮径可能であり、固定突出部
C2を通り抜けることができる。環状突出部32aが固
定突出部C2を通り抜けると、第2ヒンジ部材30の基
部31と環状突出部32aの端面32bとが、固定突出
部C2の両端面にほぼ接触する。これにより、第2ヒン
ジ部材30が受話部Cの連結筒部C1に位置固定され、
ひいてはヒンジ装置10全体が位置固定される。この結
果、送話部Bと受話部Cとがヒンジ装置10を介して回
動可能に連結される。
【0022】送話部Bと受話部Cとがヒンジ装置10に
よって回動可能に連結された携帯電話機Aにおいて、い
ま、第1ヒンジ部材20の本体部20Aと可動部20B
とが図9に示す状態になっており、受話部Cが閉位置と
通話位置との間に位置しているものとする。この状態に
おいて、送話部Bを固定し、受話部Cを閉位置側(図9
の矢印B方向)へ回動させたものとする。すると、球体
71,72が可動部20Bの第2ヒンジ部材30との対
向面に突き当たっているので、それらの間に生じる摩擦
抵抗によって可動部20Bが第2ヒンジ部材30ととも
に同方向へ回動させられる。そして、幅広当接凸部26
及び幅狭当接凸部27の側面26a,27aが幅広当接
凹部23及び幅狭当接凹部24の側面23a,24aに
それぞれ突き当たると、可動部20Bはそれ以上矢印B
方向へ回動することができなくなり、本体部20Aに固
定される。可動部20Bが本体部20Aに固定された後
は、球体71,72が可動部20Bの第2ヒンジ部材3
0との対向面上を摺接する。しかるに、球体71,72
及び可動部20Bが、第2ヒンジ部材30を構成する樹
脂より硬度が高い材質である金属、セラミック等によっ
て構成されているので、球体71,72及び可動部20
Bが早期に摩耗することはない。
【0023】受話部Cが閉位置又はその直前の位置まで
回動すると、球体71,72の側部71a,72aがカ
ム凹部28,29の側部28c,29cに接触する。す
ると、コイルばね50の付勢力により、可動部20Bが
矢印A方向へ回動付勢され、本体部20Aに対して同方
向へ高速で回動させられる。可動部20Bが上記幅の差
ΔWの分だけ同方向へ回動すると、幅広当接凸部26及
び幅狭当接凸部27の側面26b,27bが幅広当接凹
部23及び幅狭当接凹部24の側面23b,24bにそ
れぞれ突き当たる。これによって、クリック音が発生す
る。側面26b,27bが側面23b,24bに突き当
たった状態においては、送話部Bが可動部20B及び本
体部20Aを介して矢印A方向へ回動付勢され、受話部
Cが球体71,72及び第2ヒンジ部材30を介して矢
印B方向へ回動付勢される。この結果、送話部Bと受話
部Cとが閉位置に維持される。
【0024】送話部Bを閉位置に位置固定した状態で受
話部Cを閉位置から通話位置側(図9の矢印A方向)へ
回動させると、それに伴って第2ヒンジ部材30が図9
の矢印A方向へ回動し、球体71,72が同方向へ回動
する。すると、球体71,72とカム凹部28,29の
拡径部28b,29bとの間に作用する摩擦抵抗によ
り、可動部20Bが矢印A方向へ押される。ところが、
このときには、側面26b,27bが側面23b,24
bにそれぞれ突き当たっているので、可動部20Bは本
体部20Aに固定されて回動することがない。したがっ
て、第2ヒンジ部材30が矢印A方向へ回動すると、そ
れに伴って球体71,72が可動部20B上を摺動す
る。勿論、これによって球体71,72及び可動部20
Bが早期に摩耗することがないのは上記のとおりであ
る。
【0025】受話部Cが通話位置又はその直前まで回動
すると、図9及び図10において想像線で示すように、
球体71,72の側部71b,72bがカム凹部29,
28の側部29d,28dにそれぞれ接触する。する
と、コイルばね50の付勢力により、可動部20Bが図
9の矢印B方向へ回動付勢され、本体部20Aに対して
同方向へ高速で回動する。そして、可動部材20Bが上
記の幅の差ΔWの分だけ同方向へ回動すると、幅広当接
凸部26および幅狭当接凸部27の側面26a,27a
が幅広当接凸部23及び幅狭当接凹部24の側面23
a,24aにそれぞれ突き当たる。これによって、クリ
ック音が発生する。側面26a,27aが側面23a,
24aに突き当たった状態においては、送話部Bが可動
部20B及び本体部20Aを介して矢印B方向へ回動付
勢され、受話部Cが球体71,72及び第2ヒンジ部材
30を介して矢印A方向へ回動付勢される。この結果、
送話部Bと受話部Cとが通話位置に維持される。
【0026】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上
記の実施の形態では、この発明に係るヒンジ装置10を
携帯電話機Aに用いているが、ヒンジ装置10はノート
型パソコン等の他の携帯機器にも用いることができる。
また、上記の実施の形態においては、第1ヒンジ部材2
0を本体部20Aと可動部20Bとに分けているが、本
体部20Aと可動部20Bとの間においてクリック音を
発生させる必要がないときには、本体部20Aと可動部
20Bとを一体に形成してもよい。つまり、第1ヒンジ
部材20全体を一体に形成してもよい。さらに、第2ヒ
ンジ部材30に一対の球体71,72(摺接凸部)を設
け、可動部20Bに一対のカム凹部28,29を設けて
いるが、第2ヒンジ部材30に一対のカム凹部を設け、
可動部20Bに一対の球体を設けてもよい。その場合に
は、可動部20Bを樹脂で形成し、第2ヒンジ部材30
の少なくともカム凹部が形成される端部及び球体を、可
動部20Bを構成する樹脂より硬度の高い金属、セラミ
ック等の材質によって構成すればよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第1、第2ヒンジ部材の一方に形成された摺接凸部
とこの摺接凸部が摺接する他方とが早期に摩耗するのを
防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る携帯機器の一実施の形態たる携
帯電話機の送話部と受話部とを通話位置に回動させた状
態で示す一部省略平面図である。
【図2】同携帯電話機の送話部と受話部とを閉位置に回
動させた状態で示す側面図である。
【図3】同携帯電話機の送話部と受話部とを通話位置に
回動させた状態で示す一部省略側面図である。
【図4】図1のX円部の拡大断面図である。
【図5】同携帯電話機に用いられたこの発明に係るヒン
ジ装置の一実施の形態を示す断面図である。
【図6】同ヒンジ装置の斜視図である。
【図7】同ヒンジ装置の分解斜視図である。
【図8】同ヒンジ装置の図7と逆側から見た分解斜視図
である。
【図9】図5のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図10】図9のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図11】従来のヒンジ装置における一対のヒンジ部材
を示す図であって、図11(A),(B)は一対のヒン
ジ部材の対向面をそれぞれ示す平面図、図11(C)は
一対のヒンジ部材を対向させた状態で示す図11(A)
のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
A 携帯電話機(携帯機器) B 送話部(第1機器本体) C 受話部(第2機器本体) 10 ヒンジ装置 20 第1ヒンジ部材 20A 本体部 20B 可動部 28 カム凹部 29 カム凹部 30 第2ヒンジ部材 32 連結固定部 32a 環状突出部(突出部) 50 コイルばね(付勢手段) 71 球体(摺接凸部) 72 球体(摺接凸部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J105 AA02 AA03 AB11 AB24 AB42 AC10 DA03 DA15 DA23 5K023 AA07 BB26 DD08 KK01 LL06 QQ06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向して回動可能に連結された第
    1及び第2ヒンジ部材と、この第1及び第2ヒンジ部材
    のいずれか一方を他方に接近する方向へ付勢する付勢手
    段とを備え、上記第1及び上記第2ヒンジ部材の対向面
    の一方には他方に摺接する摺接凸部が設けられ、他方に
    はカム凹部が設けられ、上記第1及び第2ヒンジ部材が
    所定の回動位置に位置したときには、上記摺接凸部が上
    記カム凹部を区画する面に押圧接触することにより、上
    記付勢手段の付勢力が上記第1、第2ヒンジ部材を互い
    に逆方向へ回動させる回動付勢力に変換されるヒンジ装
    置において、 上記第1及び第2ヒンジ部材のうちの上記摺接凸部が設
    けられた一方を樹脂で構成し、他方の少なくとも上記摺
    接凸部が接触する部分及び上記摺接凸部を、上記一方を
    構成する樹脂より硬度の高い材質で構成したことを特徴
    とするヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 上記第1ヒンジ部材が、上記第2ヒンジ
    部材に回動可能に連結された本体部と、この本体部と上
    記第2ヒンジ部材との間に配置され、上記本体部に回動
    不能に、かつ上記第2ヒンジ部材に対して接近離間する
    方向へ移動可能に設けられた可動部とを有し、上記可動
    部が上記付勢手段によって上記第2ヒンジ部材側へ付勢
    され、上記可動部と上記第2ヒンジ部材との対向面の一
    方に上記摺接凸部が形成され、他方に上記カム凹部が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ
    装置。
  3. 【請求項3】 上記摺接凸部が上記第2ヒンジ部材に設
    けられ、上記カム凹部が上記可動部に設けられており、
    上記可動部が上記第2ヒンジ部材を構成する樹脂より硬
    度の高い材質で構成されていることを特徴とする請求項
    2に記載のヒンジ装置。
  4. 【請求項4】 上記第2ヒンジ部材の上記第1ヒンジ部
    材と対向する端面と逆側の端面には、連結固定部がその
    軸線を上記第1及び第2ヒンジ部材の回動軸線と一致さ
    せて一体に設けられており、この連結固定部の外周面の
    先端部には、突出部が形成され、この突出部が拡縮径可
    能になるように、上記連結固定部には、これを横断する
    スリットが上記連結固定部の先端面から基端側へ向かっ
    て形成されていることを特徴とする請求項3に記載のヒ
    ンジ装置。
  5. 【請求項5】 上記第2ヒンジ部材の上記可動部材との
    対向面に球体がその一部を突出させた状態で埋設され、
    この球体の上記対向面から突出した一部によって上記摺
    接凸部が構成されていることを特徴とする請求項3又は
    4に記載のヒンジ装置。
  6. 【請求項6】 上記球体が予めセットされた金型内に溶
    融樹脂を充填するインサート成形法によって上記第2ヒ
    ンジ部材を成形することにより、上記第2ヒンジ部材を
    成形すると同時に上記第2ヒンジ部材に上記球体が埋設
    されていることを特徴とする請求項5に記載のヒンジ装
    置。
  7. 【請求項7】 第1、第2機器本体がヒンジ装置を介し
    て回動可能に連結されてなるヒンジ装置において、 上記ヒンジ装置として請求項1〜6のいずれかに記載の
    ヒンジ装置が用いられ、上記第1、第2機器本体に上記
    ヒンジ装置の第1、第2ヒンジ部材がそれぞれ回動不能
    に連結されていることを特徴とする携帯機器。
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