JPH1078027A - ヒンジ装置 - Google Patents

ヒンジ装置

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JPH1078027A
JPH1078027A JP23187996A JP23187996A JPH1078027A JP H1078027 A JPH1078027 A JP H1078027A JP 23187996 A JP23187996 A JP 23187996A JP 23187996 A JP23187996 A JP 23187996A JP H1078027 A JPH1078027 A JP H1078027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
shaft
case
hinge device
cams
Prior art date
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Pending
Application number
JP23187996A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Ishii
正 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKEN HATSUJO KOGYO KK
Original Assignee
RIKEN HATSUJO KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by RIKEN HATSUJO KOGYO KK filed Critical RIKEN HATSUJO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種機器の蓋や扉を開閉自在に取付けるため
に用いるヒンジ装置を提供する。 【解決手段】 ケース2で回転可能に支持した軸3に第
1のカム4を設け、ケース2で回転不能に保持した第2
のカム5を軸2に回転可能に外嵌し、スプリング6で第
2のカム5に第1のカム4へ圧接する弾性を付勢し、両
カム4と5の圧接面に凹凸を設け、軸2に取付けた蓋を
両カム4、5の凹凸のかみ合いによって開位置又は閉位
置に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種機器の蓋や
扉を開閉自在に取付けるために用いるヒンジ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯電話において、電話機本体
に対して蓋を開閉動自在に取付けるためにヒンジ装置が
用いられている。
【0003】従来のヒンジ装置は、電話機本体に固定す
る金属製ケースで軸を回動自在に支持し、この軸のケー
ス内に位置する部分に合成樹脂製の一対となるカムを固
定し、ケースの両側部で両カムを各々挾む両側の位置に
板ばねを設けた構造を有し、上記軸のケースから突出す
る両端部に電話機の蓋を固定し、蓋の開閉動時に軸とカ
ムが回動し、蓋の開放位置と閉鎖位置の何れかをカムと
板ばねによって弾力的に保持するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のヒンジ装置は、ケースと軸、一対のカム、四枚
の板ばねによって構成されているため、部品点数が多
く、製作コストが高くつくという問題がある。
【0005】そこで、この発明の課題は、構成部品点数
が少なく、製作コストの安価なヒンジ装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、ケースに内部を貫通するよう回
転可能に架設した軸に第1のカムを設け、この軸のケー
ス内に位置する部分に、軸に対して回転と軸方向への移
動が自在となるよう外嵌し、ケースで回り止状に保持さ
れた第2のカムと、軸に外嵌する状態で第2のカムとケ
ースの端部間に縮設され、第2のカムに第1のカムへ常
時圧接する弾性を付勢するスプリングとを装着し、前記
第1のカムと第2のカムの圧接面に互にかみ合う凹凸を
複数設けた構成を採用したものである。
【0007】ここで、ケースと軸、第1及び第2のカム
は合成樹脂を用いて成形され、軸と第1のカムとは一体
成形されている。これによって部品点数を削減すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例に基づいて説明する。
【0009】図示のように、ヒンジ装置1は、ケース2
と軸3、第1のカム4と第2のカム5及びスプリング6
によって構成され、ケース2と軸3及び第1、第2のカ
ム4、5は合成樹脂を用い、かつ、軸3と第1のカム4
は一体成形することにより、全体が四部品で構成されて
いる。
【0010】前記ケース2は、図3のように、両側壁
7、8と両端壁9、10で囲まれて内部が中空で上面が
開放する横長となり、一方の端壁9に、大径の円形孔1
1と、この円形孔11の直径よりも幅の狭い上端開放部
12とが設けられ、また他方の端壁10には小径の円形
孔13と、この円形孔13の直径よりも幅の狭い上端開
放部14が設けられ、前記両円形孔11、13は同軸心
状の配置になっている。
【0011】前記軸3は、ケース2の両端壁9、10間
に架設するものであり、両端壁9、10の間隔よりも長
い全長を有し、この軸3の中間円軸部15の一方端部寄
りの位置に、ケース2内に納まる外径の第1のカム4が
一体成形されている。
【0012】この第1のカム4は一方端壁9の円形孔1
0内に回転可能に嵌合する外径の円軸状に形成され、軸
3の一方端部に形成した扁平部15と第1のカム4の間
は短い円軸部16となり、第1のカム4の外周から円軸
部16に移行する背面は、図4(A)と(B)に示すよ
うに、円軸部16の直径に等しい扁平部17に形成さ
れ、この扁平部17の幅が上端開放部12の開口幅に一
致している。
【0013】また、軸3の他方端部寄りの位置に、小径
の円形孔13に適合する小径円軸部18と、この円軸部
18の内側寄りの位置に該円軸部18の外径よりも少し
幅が狭く、上端開放部14を通過可能な狭い扁平部19
が設けられ、他方端部は円軸部20を介して扁平部21
になっている。
【0014】前記軸3の、両端部寄りの位置に設けた扁
平部17と19は、平面が同一方向に向き、その間隔
は、ケース2の両端壁9、10と等しくなっている。
【0015】従って、ケース2に対して軸3を取付ける
ときは、一方端部寄りの扁平部17を上端開放部12
に、他方端部寄りの扁平部19を上端開放部14に挿入
して円形孔11、13内に落とし込んだ後、軸3を一方
端部側に向けて軸方向に移動させれば、第1のカム4の
一部が円形孔11内に納まり、小径軸部18が円形孔1
3内に納まり、ケース2に対して軸3は回転自在で上方
に抜け止め状に架設された状態になる。このとき、他方
端部寄りの円軸部20がケース2の他方端壁10に当接
し、軸3の軸方向への移動を阻止すると共に、軸3の両
端部がケース2の両端壁9、10から外方に突出した状
態になる。
【0016】次に、第2のカム5は、図3と図5に示す
ように、ケース2の両側壁7、8間に適合する横幅を有
し、中間円軸部15に嵌合する円形孔22が軸方向に貫
通する筒状に形成され、軸3に対して回転と軸方向への
移動が自在となるよう外嵌し、ケース2の両側壁7、8
間に納まることにより、該ケース2に回り止状態で軸方
向に可動となるよう保持されている。
【0017】前記スプリング6は、軸3の中間円軸部1
5に外嵌し、第2のカム5とケース2における他方端壁
10との間に縮設され、第2のカム5に常時第1のカム
4に圧接する弾性を付勢している。このスプリング6に
より、第2のカム5を介して軸3は一方端部側に押圧さ
れることになり、ケース2に対して抜止め状態が保持さ
れることになる。
【0018】前記第1のカム4と第2のカム5の圧接面
において、第1のカム4には二つの凸部23、23
(山)と、その間にV字状に凹入する凹部24、24
(谷)が周方向に交互の配置で設けられ、また、第2の
カム5にも二つの凸部25、25とその間にV字状の凹
部26、26が周方向に交互の配置で設けられ、両者の
凸部と凹部が互にかみ合うようになっている。
【0019】上記のように、両カム4、5の凸部23、
23と25、25を2山にすると軸3の停止位置は2箇
所に設定することができるが、このとき、凸部の位置を
選んで両側凹部への傾斜を変えることにより、軸3の正
転と逆転時でトルク差を持たせることができる。
【0020】また、両カム4、5の凸部の数は自由に増
減でき、凹凸部の数だけ軸3の停止角度位置を設定する
ことができ、例えば、第1のカム4の凸部を1個にし、
第2のカム5の凹部数及び位置を任意にすると、軸3を
任意の位置で停止させることができる。
【0021】この発明のヒンジ装置は上記のような構成
であり、軸3に第2のカム5とスプリング6を装着し、
この軸3をケース2にセットすると、図1と図2に示す
ように、第1のカム4の一部が円形孔11内に嵌合し、
小径円軸部18が円形孔13内に嵌合し、軸3はケース
2内を長さ方向に貫通して該ケース2で回転可能の抜止
状態に保持され、スプリング6の弾性で第2のカム5は
第1のカム4に圧接し、軸3のケース2からの抜止め状
態が保持されている。
【0022】上記のように組上ったヒンジ装置1は、図
1に示すように、ケース2を電話機本体Aにビス止やカ
シメ止めによって固定し、軸3のケース2から突出する
両端に蓋Bの二又状となる端部を取付ける。
【0023】蓋Bはケース2で保持された軸3を中心に
開放位置と閉鎖位置の間を揺動自在となる。
【0024】第2のカム5はケース2で回り止状に保持
され、かつ、スプリング6で第1のカム4に圧接してい
るので、両カム4、5の凸部と凹部のかみ合いで、蓋B
の開放位置又は閉鎖位置が保持され、蓋Bを開から閉又
は閉から開の位置に回動させると、軸3と共に第1のカ
ム4が回転し、この回転により凸部と凹部間の傾斜面で
第2のカム5をスプリング6に抗して軸方向に移動させ
ることになり、第1のカム4における凸部が第2のカム
5の隣接する凹部にかみ合うことにより、蓋Bの姿勢が
保持される。
【0025】このように、両カム4、5に設けた凸部と
凹部の位置関係により、蓋Bの開と開の位置を保持でき
ると共に、例えば蓋Bが開の位置にある場合において、
更に開方向に回動させると、軸3の回転が可能であるの
で、蓋Bの開方向への余分な回動が支障なく行える。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、ヒン
ジ装置をケースと軸、第2のカム及びスプリングの四部
品で構成することができ、部品数の削減により製造コス
ト及び組立コストの削減が図れると共に、ケースと軸及
びカムは合成樹脂を用いて形成できるので、軽量で組込
み相手の色調に容易に合わせることができる。
【0027】また、第1のカムと第2のカムに設ける凸
部と凹部の数と位置を選ぶことにより、軸を任意の位置
で停止させることができ、かつ、回転方向でトルク差を
もたせる等、開閉を必要とする部材の取付けに広範に使
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るヒンジ装置の一部切欠平面図
【図2】(A)は同上の一部切欠正面図、(B)は同左
側面図、(C)は同右側面図
【図3】ケースと軸及び第2のカムを示す分解斜視図
【図4】(A)は軸の平面図、(B)は(A)の矢印b
−bに沿う断面図、(C)は(A)の矢印c−cに沿う
断面図、(D)は(A)の矢印d−dに沿う断面図
【図5】(A)は第2のカムの正面図、(B)は同左側
面図、(C)は同右側面図
【符号の説明】
1 ヒンジ装置 2 ケース 3 軸 4 第1のカム 5 第2のカム 6 スプリング 7、8 側壁 9、10 端壁 11、13 円形孔 17、19 扁平部 23、25 凸部 24、26 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに内部を貫通するよう回転可能に
    架設した軸に第1のカムを設け、この軸のケース内に位
    置する部分に、軸に対して回転と軸方向への移動が自在
    となるよう外嵌し、ケースで回り止状に保持された第2
    のカムと、軸に外嵌する状態で第2のカムとケースの端
    部間に縮設され、第2のカムに第1のカムへ常時圧接す
    る弾性を付勢するスプリングとを装着し、前記第1のカ
    ムと第2のカムの圧接面に互にかみ合う凹凸を複数設け
    たヒンジ装置。
JP23187996A 1996-09-02 1996-09-02 ヒンジ装置 Pending JPH1078027A (ja)

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JP23187996A JPH1078027A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 ヒンジ装置

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JP23187996A JPH1078027A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 ヒンジ装置

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JPH1078027A true JPH1078027A (ja) 1998-03-24

Family

ID=16930462

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23187996A Pending JPH1078027A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 ヒンジ装置

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JP (1) JPH1078027A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100692013B1 (ko) 2005-03-17 2007-03-09 엘지전자 주식회사 양방향 힌지 구조를 갖는 이동통신 단말기
CN1318769C (zh) * 2002-02-21 2007-05-30 思嘎茨讷工业株式会社 铰接装置和便携式机器
US7228596B2 (en) * 2003-11-05 2007-06-12 Lg Electronics Inc. Hinge assembly for refrigerator door
JP2007278510A (ja) * 2007-04-16 2007-10-25 Strawberry Corporation ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器
CN100439825C (zh) * 2004-09-20 2008-12-03 乐金电子(天津)电器有限公司 泡菜冰箱门的合叶结构

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