JP2004204948A - 角度保持機能付ヒンジ装置とそれを用いた折り畳み式電子機器 - Google Patents

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    • E05Y2900/60Application of doors, windows, wings or fittings thereof for other use
    • E05Y2900/606Application of doors, windows, wings or fittings thereof for other use for electronic devices

Abstract

【課題】コンパクトなヒンジ装置を提供すること、また、このヒンジ装置を用いて、特に携帯電話を製造するにあたり、FPC等のために十分なスペースを確保すること。
【解決手段】このヒンジ装置は、比較的長い軸と、この軸が回転し得るように設けられた、角度保持部を有する固定カムと、軸の回転に伴って軸周りで回転し得るように且つ軸に沿ってスライド移動し得るように設けられ、固定カムの角度保持部と協働して固定カムに対する自身の回転角度を所定角度で保持し得る角度保持部を有する可動カムと、可動カムを固定カムに向かって常時付勢する弾性手段と、固定カムに固定された第1アーム部と、軸に固定された第2アーム部とを備える。ここで、弾性手段の径は、比較的長い軸に対応して比較的小さな径とすることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒンジ装置、特に角度保持機能付ヒンジ装置と、それを用いた折り畳み式電子機器、特に折り畳み式携帯電話に関する。
【0002】
【従来の技術】
折り畳み式電子機器の接続、例えば、折り畳み式携帯電話の本体部と表示部を接続するために、角度保持機能付ヒンジ装置が使用されている。図8に、従来の角度保持機能付ヒンジ装置を使用した折り畳み式携帯電話8の一例を、一部分解斜視図で示す。この図において、携帯電話の本体部81と表示部83とを接続するために、それらの左右横穴から図示矢印方向で挿入されようとしている部材が、ここでいうヒンジ装置85である。これらのヒンジ装置85を、隆起部88を有した左右の横穴87に押し込んで、ヒンジ装置85の外縁を利用してそこに固定することにより、本体部81と表示部83が回動自在な状態でヒンジ装置85をそこに固定することができる。
【0003】
従来のヒンジ装置85は、その長さ82が比較的短く、また、その径84が比較的大きい点に注意していただきたい。長さ82が比較的短くなっているのは、本体部81と表示部83の間に設けるフレキシブルプリント配線板(FPC)5(後述する図3、図4参照)や同軸ケーブル(図示されていない)のためのスペースを確保するためである。これらFPC5や同軸ケーブルは、本体部81と表示部83の間で信号伝達等を行うために、それら本体部81と表示部83をまたいで設ける必要があるが、従来の携帯電話8ではその構造上、本体部81と表示部83の間のヒンジ装置脇の狭い隙間だけしか、それらを通すスペースが存在しなかった。特にFPCは、一般の導線等に比べてかなり大きな幅、例えば2mmの幅を有することから、従来の携帯電話では、FPCにとって必ずしも十分なスペースが確保されているとはいえなかった。
【0004】
一方、径84が比較的大きくなっているのは、ヒンジ装置の長さ82を比較的短くしたことに因る。よく知られているように、角度保持機能を発揮させるために、ヒンジ装置85の内部に弾性部材、例えばスプリングを設ける必要があるが、明らかなように、同じ大きさの弾力を得るために長さの異なるスプリングを使用した場合、短いスプリングは長いスプリングに比べてその径をより大きくする必要がある。径の大きなヒンジ装置は、本体部81と表示部83の間の接続部分89、従って、携帯電話8自体を大きなものとすることから、従来のヒンジ装置をコンパクトにすることは困難であった。
【0005】
更に、従来のヒンジ装置85を用いた場合は、ヒンジ装置85を携帯電話8の横穴87に横方向から挿入する必要があったことから、生産ラインにおいて横方向からの作業が必要となってしまう。このような横方向からの作業は縦方向からの作業に比べて非常に煩雑であり、結果として、製造コストや組み立てコストが大きくなっていた。
【0006】
更に、従来の構成では、FPCをヒンジ装置脇の狭い隙間に通すといった煩雑な作業が必要であったため、また、携帯電話8の横穴87の内部にヒンジ装置を固定するための隆起部88を設ける必要があったため、これらことも、コストを増大させる原因となっていた。
【0007】
更に、従来の電子機器、例えば図8に示した携帯電話では、全ての電子機器で似通った構造のヒンジ装置が用いられていたことから、それらのデザインも互いに似通ったものとなり、デザイン上の差異を出すことは困難であるといった問題も生じていた。
【0008】
更にまた、従来のヒンジ装置を用いた携帯電話8は、表示部83を本体部81に対して開くことができる角度がその通話時における角度、例えば約154度までであったため、そのような携帯電話8を事故で踏んづけてしまった場合には、携帯電話が破壊されてしまう危険もあった。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−246222号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような従来技術における問題を解決するためになされたものであり、よりコンパクトなヒンジ装置を提供することを目的とする。また、このようなヒンジ装置を用いることにより、よりコンパクトで斬新なデザインの携帯電話を安価に製造することを目的とする。更に、本発明はより安全性の高い携帯電話を提供することをも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のヒンジ装置は、比較的長い軸と、前記軸が回転し得るように設けられた、角度保持部を有する固定カムと、前記軸の回転に伴って前記軸周りで回転し得るように且つ前記軸に沿ってスライド移動し得るように設けられ、前記固定カムの角度保持部と協働して前記固定カムに対する自身の回転角度を所定角度で保持し得る角度保持部を有する可動カムと、前記可動カムを前記固定カムに向かって常時付勢する弾性手段と、前記固定カムに固定された第1アーム部と、前記軸に固定された第2アーム部と、を備えることを特徴としている。
【0012】
上記ヒンジ装置において、前記弾性手段の径は、前記比較的長い軸に対応して比較的小さな径とされていてもよい。
【0013】
また、本発明のヒンジ装置は、比較的長い軸と、前記軸が回転し得るように前記軸の一端付近で前記軸を支持し、前記軸の他端側に角度保持部を持つ固定面を有した固定カムと、前記軸の回転に伴って前記軸周りで回転し得るように且つ前記軸上でスライド移動し得るように設けられ、前記固定カムの角度保持部と係合して前記固定カムに対する自身の回転角度を所定角度で保持し得る角度保持部を前記固定カムの固定面と対向する回転面に有する可動カムと、前記軸の他端付近に設けられたスペーサと、前記スペーサと前記可動カムの間に伸縮自在に設けられ、前記可動カムを前記固定カムに向かって常時付勢するスプリングと、前記固定カムに固定された第1アーム部と、前記軸に固定された第2アーム部と、を備え、前記スプリング手段の径は、前記比較的長い軸に対応して比較的小さな径とされていることを特徴としている。
【0014】
また、上記ヒンジ装置において、前記第1アーム部と前記第2アーム部の成す角は少なくとも約0度〜約180度の範囲で動かすこともできる。。
【0015】
また、上記ヒンジ装置の前記第1アーム部と第2アーム部に表示部若しくは本体部を固定することによって折り畳み式携帯電話を形成してもよい。更に、上記ヒンジ装置は携帯電話の幅の略全体に亘って設けられていてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明のヒンジ装置は様々な電子機器に応用できるが、ここでは、好適な例として、特に折り畳み式携帯電話への応用例を説明する。
【0017】
1.概略
図1、図2に、本発明のヒンジ装置を使用した本発明による折り畳み式携帯電話の外観斜視図を示す。この折り畳み携帯電話3の本体部11と表示部13は、本発明のヒンジ装置1を利用して互いに回動自在に接続されている。図1は特に未使用時における状態を、図2は特に使用時における状態、つまり通話時等における状態を、それぞれ示している。
【0018】
これらの図に示すように、図1の未使用時において、携帯電話3の本体部11と表示部13の成す角は約0度であり、一方、図2の使用時において、それら本体部11と表示部13の成す角は例えば約154度である。以下に詳述するように、この携帯電話3は、従来のヒンジ装置を使用した携帯電話と同様に、少なくとも0度〜154度の間で自由に回動されるとともに154度の角度で保持される。しかしながら、本発明のヒンジ装置1を使用した携帯電話3は、従来のヒンジ装置を使用した携帯電話とは異なり、154度を超えて約180度まで回動され得る。但し、後に説明するように、154度を超えた場合は、この154度までスプリングバックされ得る。このような構成によって、本発明のヒンジ装置1を使用した折り畳み式携帯電話3は、異常な負荷に対処することができる。例えば、携帯電話3を上から踏んづけてしまった場合でも、本体部11と表示部13の成す角が約180度を超えて開かれることがなければ、携帯電話が破壊されてしまうことはない。ただし、以下の説明から明らかなように、これら保持角や回動可能な角度の大きさは、上に例示した角度に限らず、設計者が自由に設定することができる。
【0019】
2.ヒンジ装置及びその周辺部材
図3に、図1から本体部と表示部を取り除いた状態を、図4に、図3からヒンジ装置のためのカバーを取り除いた状態を、更に、図5に、図4からFPCを取り除いた状態を、それぞれ外観斜視図で示す。これらの図のうち、正に図5が本発明のヒンジ装置1を示している。
【0020】
図4によく示されているように、本発明のヒンジ装置1の略中心に、それらの端部がそれぞれ本体部11や表示部13(図1、図2参照)と接続され得るFPC5が設けられている。このFPC5は、例えば8mmといった比較的大きな幅を有し、そこに2回巻き付けた状態とされている。FPC5を巻き付けることとしたのは、FPCの繰り返し曲げに対する耐久性の向上のためである。ただし、FPCの幅や巻き付け回数は、勿論ここに例示したものに限られるわけではない。本発明のヒンジ装置1を用いた場合、ヒンジ装置1にFPC5を巻き付けた状態で設けることができ、別の言い方をすれば、ヒンジ装置1の略全幅にわたってそれを設けることができ、従って、本体部と表示部を接続する際に、従来のようにヒンジ装置脇の狭い隙間にFPCを通すといった煩雑な作業を行う必要はない。
【0021】
図3によく示されているように、ヒンジ装置1を覆うカバー7は、例えば、4つの部分、即ち、横スリットを有する筒状の2つの部分71と、それらの両端に配置される蓋状の2つの部分73から成っている。特に筒状カバー部分71には、FPC5を外部に取出すための横スリット75が、その長手方向に亘って端から端まで切られている(なお、横スリット75は右側にのみ示されているが、左側についても同様の横スリットが設けられていると考えてよい)。これらのカバー部分71、73は、携帯電話の本体部11と表示部13(図1、図2参照)と直接接続される部分であるヒンジアームの固定部24付近を除いて、ヒンジ装置1のほぼ全体を覆う。
【0022】
次に、図5を参照して、本発明のヒンジ装置の構成を説明する。本発明のヒンジ装置1は、比較的長い(少なくとも従来の携帯電話8で使用されていたヒンジ装置85のそれより長い)シャフト21と、このシャフトの一方の端部付近に配置されたヒンジアーム23A、23B、シャフトの他方の端部付近に配置されたヒンジアーム23C、23D、これらヒンジアーム23Aと23Bの間及びヒンジアーム23Cと23Dの間にそれぞれ設けられた環状のワッシャー30、ヒンジアーム23A、23B側に設けた環状のカム(固定カム)40、カムの作用に応じて動く筒状のカムフォロワー(可動カム)50、シャフトの他方の端部付近に配置された筒状のスペーサ60、スペーサ60とカムフォロワー50の間に設けられてカムフォロアー50をカム40に向かって常時付勢するスプリング62、ヒンジアーム23等のシャフト21からの抜けを防止するC形のストッパー(Eリング)64から成る。
【0023】
図面からは明らかでないが、これらの部材のうち、ヒンジアーム23A、23Cは、シャフト21と直接又は間接的に固定されている。したがって、ヒンジアーム23A、23Cを回転させることにより、シャフト21は回転する。カムフォロワー50は、シャフト21の回転に伴ってこのシャフトの周りで回転し得るように且つシャフト21の上でこのシャフト21に沿ってスライドし得るように設けられている。一方、ヒンジアーム23B、23Dとカム40は互いに直接又は間接的に固定されているが、シャフト21とは固定されていない。したがって、これらヒンジアーム23B、23Dとカム40は、シャフト21が回転してもそれら自身が回転することはない。その他の部材、即ち、スプリング62、スペーサ60、ストッパー64については、シャフト21の回転に伴って回転するかどうかはここでは問題とならない。基本的には、ヒンジアーム23B、23D等と同様に、シャフト21が回転しても回転することはないと考えてよい。
【0024】
シャフト21は、ヒンジ装置1の中心を貫き、そのほぼ全幅に亘って設けられている。このシャフト21の長さ22は本発明のヒンジ装置1の幅を決定し、強いては、本発明のヒンジ装置1を用いた携帯電話3の幅を決定し得る。更に言えば、本発明のヒンジ装置1を表示部13と本体部11の間、つまり携帯電話の幅の略全体に亘って設け、携帯電話3の幅をこのヒンジ装置1と略同様の幅にすることができる。なぜなら、本発明のヒンジ装置1を用いた場合には、図3、図4を参照して説明したように、FPC5を取り付けるためにヒンジ装置脇に隙間を設ける必要がないため、スプリング62(やスペーサ60)の長さを自由に設定することができ、また、従来の携帯電話のようにヒンジ装置85(図8参照)を2個設ける必要もないからである。以下の説明から明らかなように、本発明で用いるシャフト21の長さ22、更に言えば、本発明のヒンジ装置1を用いた本発明の携帯電話3の幅は、図8に示した従来のヒンジ装置85の1個分の長さ82よりも長いが、その従来のヒンジ装置1を用いた携帯電話3の幅(その長さ)よりも容易に小さく設定することができる(勿論、大きく設定することもできる)。
【0025】
ヒンジアーム23A乃至23Dは、ヒンジ接続の対象、例えば携帯電話3の本体部11と表示部13(図1、図2参照)に、それぞれ固定される。各ヒンジアーム23A乃至23Dは、本体部や表示部に固定されるべき固定部24A乃至24Dと、シャフト21に貫通させるべき環状部25A乃至25Dから成る。それら固定部24A乃至24Dと環状部25A乃至25Dは曲げ部26A乃至26D(26Bは図示されていない)によって90度ひねった状態で互いに連結されている。ヒンジアーム23A、23Cの固定部24A、24Cは、その中心にネジ(図示されていない)を通す等して携帯電話3の表示部13(図1、図2参照)に固定され、一方、ヒンジアーム23B、23Dの各固定部24B、24Dは、同様の方法でその本体部11(図1、図2参照)に固定される。また、ヒンジアーム23A、23Cの各環状部25A、25Cは、その穴(図示されていない)にシャフト21を貫通させた状態でシャフト21の一端に固定され、ヒンジアーム23C、Dの各環状部25C、25Dは、その穴(図示されていない)にシャフト21を貫通させた状態で、且つ、その穴の内側でシャフト21を自由に回動させることができる状態で設けられている。尚、特に固定部24A乃至24Dの形状は、単に携帯電話3にネジ止めすることを考慮して決定されたものであって、図示の形状に限定されるものではない。
【0026】
カム40は、その中心に設けた穴(図示されていない)にシャフト21を貫通させた状態で、且つ、その穴の内側でシャフト21を自由に回転させ得る状態で、シャフト21の一端付近に配置される。カム40は、シャフト21の回転時に自身の内部でシャフト21を自由に回転させるが、それ自身はシャフトの回転に伴って動くことはない。カム40には、シャフト21の他端側の固定面41の円を半分に仕切る所定の直径部分42を境に、シャフト21が貫通する中心から円縁43に向かってカム40の厚みがより薄くなるように、換言すれば、直径部分42が山頂となるように2つの傾斜面、即ち第1傾斜面44と第2傾斜面45を有する。尚、図面には、第2傾斜面45はよく表されていないが、各傾斜面44、45には、カム40の中心から縁43にわたって所定深さの溝46が設けられている。この溝46は、後述するように、カムフォロワーの突出部51、53と係合することによって、カムフォロワーの角度を保持するために使用される。各傾斜面44、45は、この溝46を境に多少異なる傾斜角で形成された2つの扇型傾斜面、即ち、第1扇面47と第2扇面48を有する。ここで、第1扇面47の内角アは約56度、第2扇面48の内角イは約124度である。これら第1扇面47、第2扇面48ともに、溝46が最も深い谷となるように傾斜していることから、それらの内角ア、イとの関係で、それら第1扇面47の傾斜角(つまり、カム40の厚みの傾斜)ウと第2扇面48の傾斜角エは多少異なっている。つまり、第1扇面47の傾斜角ウは、第2扇面48の傾斜角エより多少大きくなっている。
【0027】
カムフォロワー50は、その中心に設けた穴(図示されていない)にシャフト21を貫通させた状態で、また、シャフト21の回転に伴ってシャフト21の周りで回転し得るように、更に、シャフト21上でシャフト21に沿ってスライド移動し得るように設けられている。このカムフォロワー50は、カム40の固定面41に対向する回転面に、カム40の溝46に対応して、計2個の突出部、即ち、第1突出部51と第2突出部53(図6、図7参照)を有する。これら第1突出部51と第2突出部53は、カムフォロワー50の中心からみて対称に設けられている。第1及び第2突出部51、53が、カム40の溝46と係合することにより、固定カム40に対するカムフォロワー50の回転角度(この結果、それらにそれぞれ固定されたヒンジアーム23A、23Cとヒンジアーム23B、23Dの成す角)を所定の角度、例えば154度で保持できる。尚、カムフォロワー50の他端56は、次に述べるスプリング62と常時接した状態にある。
【0028】
スプリング62は、その内部にシャフト21を貫通させた状態で、且つ、その内部でシャフト21を自由に回動させることができる状態で、カムフォロワー50とスペーサ60の間に伸縮自在に設けられている。スプリング62は、カムフォロワー50をカム40に向かって常時付勢し、特に、カム40の溝46にカムフォロワー50の突出部が嵌まったときにその状態を保持するために重要な役割を果たす。スプリング62は、この役割を果たすのに十分な弾力を有していなければならない。十分な弾力を有するには、その径63の大きさとの関係で十分な長さ65を有していなければならない。上述したように、本発明のヒンジ装置1によれば、スプリング62の長さ65を自由に設定できるから、スプリング62の長さ65を従来のヒンジ装置1のスプリング62よりも容易に長くすることができ、このように、スプリング62の長さ65を従来のヒンジ装置8のスプリング(82)よりも長く設定することによって、スプリング62の径63(更に、このスプリング62を用いたヒンジ装置1の径)を従来のそれ(84)よりも小さくすることができる。この結果、本発明によれば、ヒンジ装置1やそれを用いた携帯電話3をよりコンパクトにすることもできる。
【0029】
スペーサ60は、その内部にシャフト21を貫通させた状態で、また、好ましくは、その内部でシャフト21を自由に回動させることができる状態で、スプリング62とヒンジアーム23C、23Dの間に配置される。このスペーサ60の長さを適当に調整することにより、スプリング62のカム40に対する付勢力を調整することが可能である。尚、スペーサ60がヒンジアーム23Cに余計な力を与えないよう、スプリング62とヒンジアーム23Cとの間を仕切るようにしてピン(図示されていない)が設けられていてもよい。このピンは、例えば、シャフト21から放射状にシャフト21に対して直交する方向に延在しており、その長さは、スペーサ60の半径と略同じ若しくはそれ以下である。尚、上の説明からも明らかなように、スペーサ60の長さは、スプリング62の付勢力等との関係で相対的に決定されるものである。
【0030】
ストッパー64は、シャフト21両端の最も外側に設けられてヒンジアーム23等のシャフト21から抜け落ちを防止する。ストッパー64は、ヒンジアーム23A、23Dの環状部25A、25Dに隣接して配置され、C形の自身の内部にシャフト21を挟み込むようにして、そこにしっかり固定される。尚、ストッパー64は、図示の例のように、他の部材とは別部材として設けてもよいが、シャフト21の端部を圧延等して形成してもよい。
【0031】
3.ヒンジ装置の動作
続けて図5を参照するとともに、更に図6、図7をも参照して、本発明のヒンジ装置の動作を説明する。
【0032】
動作の点からみた場合、図5は、ヒンジアーム23A、23Cとヒンジアーム23B、23Dの成す角が約0度に保持されている状態を示すもの、図1、図2に示した携帯電話3の例で言えば、図1に示した未使用状態を示すもの、ということができる。一方、図6は、それらの成す角が約154度に保持されている状態、携帯電話3の例で言えば、図2に示した使用状態(通話時等における状態)を、図7は、それらの成す角が約180まで拡張された状態、携帯電話3の例で言えば、異常な状態を、それぞれ示すものということができる。ただし、図6、図7には、カム40の周辺部だけが部分拡大斜視図として示されている。
【0033】
図5に示すように、ヒンジアーム23A、23Cとヒンジアーム23B、23Dの成す角が約0度のとき、それらのヒンジアームは、それらが成す角が大きくなる方向にのみ、換言すれば、第1突出部51(及び第2突出部53)が第1扇面47の傾斜面を登る方向にのみ進むことが可能であるから、ヒンジアーム23A、23Cに何らかの力が加わらない限りこの状態は維持される。
【0034】
図5の状態にあるとき、ヒンジアーム23A、23Cを図示矢印方向に回動させようとすると、携帯電話3の例で言えば、表示部を開こうとすると、ヒンジアーム23A、23Cに固定されたカムフォロワー50はスプリング62の力に抗してスペーサ60側に押されつつ、ヒンジアーム23A、23Cとともに回動される。このとき、第1突出部51(及び第2突出部53)は、第1扇面47の傾斜面を登る方向に進むことになるから、途中でヒンジアーム23A、23Cを回動させる力を緩めれば、カムフォロワー50は図示矢印方向とは逆の方向に回動して、元の位置にスプリングバックし得る。
【0035】
回動させる力を緩めることなく、ヒンジアーム23A、Cを図示矢印方向に約30度回動させたとき、カムフォロワー50の第1突出部51(及び第2突出部53)はカム40の直径部分42の山頂を乗り越え、その後、第2扇面48の傾斜面を下る方向に進む。従って、図示矢印方向と逆の方向に力を加えない限り、カムフォロワー50が再び元の位置に戻ることはない。この山頂を乗り越える動作は、携帯電話の例で言えば、表示部と本体部の開閉操作に当る。
【0036】
図6によく示されているように、回動角度が約154度に達したとき、第2突出部53(第1突出部51)は第1傾斜面44(第2傾斜面45)の溝46に達し、この結果、カムフォロワー50は、スプリング62の働きによってカム40の溝46にパチンと嵌まる。カムフォロワー50はスプリング62によってカム40に向かって常時付勢されていることから、ヒンジアーム23A、23Cに何らかの力が加わらない限り、この状態は保持される、つまり、154度という角度が保持される。
【0037】
異常時にあって、ヒンジアーム23A、23Cがヒンジアーム23B、23Dに対して図示矢印方向に約154度を超えて回動されようとした場合、携帯電話3の例でいえば、通話状態を超えて表示部が本体部に対して開かれようとした場合、図7に示すように、カムフォロワー50はスプリング62の力に抗してスペーサ60側に押されつつ、154度を超えてヒンジアーム23A、23Cとともに回動される。このとき、カムフォロワー50の第2突出部53(第1突出部51)は、カム40の溝46から抜け出て第1扇面47の傾斜を登る。従って、カムフォロワー50は図示矢印方向とは逆方向の力を受け、この結果、ヒンジアームA、Cは、元の角度である154度までスプリングバックし得る。
【0038】
4.組み立て
最後に、図1乃至図5を参照して、本発明のヒンジ装置1を携帯電話3に組み込む方法を簡単に説明する。携帯電話3の組み立てに入る前に、先ず、ヒンジ装置1を図3の状態とする。これには、図4に示すようにヒンジ装置1のシャフトにFPC5を巻き付け(この段階ではヒンジアーム23C、23Dやストッパーは組み付けられていない)、その後、FPC5を巻き付けたシャフトをFPCとともに外部から包み込むように、その両脇から筒状カバー部分71を取り付け、その後、ヒンジアーム23C、23Dを組み付けて、両端をストッパー64で固定し、最後に、それら筒状カバー部分71の両端に蓋状カバー部分73を取り付けてやればよい。この結果、図3の状態でヒンジ装置が得られる。次に、カバー7から露出させたヒンジアーム23A乃至23Dの固定部24A乃至24Dに、携帯電話3の本体部11と表示部13をそれぞれ上部方向からネジ止めするとともに、カバー7から露出しているFPC5の各端部をそれぞれ、本体部11と表示部13の所定位置にその上部方向から接続する。最後に、本体部11や表示部13の蓋等を閉めれば完成である。
【0039】
このように、本発明のヒンジ装置1を用いた携帯電話3では、従来のヒンジ装置85を用いた携帯電話8(図8参照)のように、FPCをヒンジ装置脇の狭い隙間に通したり、ヒンジ装置85を横方向から組み込むといった煩雑な作業が不要である。更に、従来のヒンジ装置を用いた場合のように、携帯電話8の横に穴87(図8参照)を設けたりそこに隆起部88を設ける必要もない。従って、本発明のヒンジ装置を用いた場合、従来よりも携帯電話をより安価に製造することができる。また、本発明のヒンジ装置は従来のヒンジ装置とは明らかに形状が異なることから、本発明のヒンジ装置を用いて従来の携帯電話、あるいは電子機器とは異なるデザインを容易に生み出すことができる。
【0040】
尚、上の実施形態では、カムを固定しカムフォロワーを回転可能としたが、逆に、カムフォロワーを固定しカムを回転可能としてもよい。また、上の実施形態では、ヒンジアームの拡張角度を約180度としたが、勿論これより大きくすることもできる。この角度は、ヒンジ装置を接続する対象(その構成)等との関係で自由に決定することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、よりコンパクトなヒンジ装置を安価に製造することができる。また、本発明によれば、斬新なデザインの電子機器を提供することができ、また、より安全性の高い携帯電話を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒンジ装置を使用した折り畳み式携帯電話の外観斜視図であって、特に未使用時の状態を示す。
【図2】本発明のヒンジ装置を使用した折り畳み式携帯電話の外観斜視図であって、特に使用時の状態を示す。
【図3】図1から本体部と表示部を取り除いた状態を示す。
【図4】図3からカバーを取り除いた状態を示す。
【図5】本発明のヒンジ装置の外観斜視図であって、特にヒンジアームの成す角が約0度に保持されている状態を示す。
【図6】本発明のヒンジ装置の部分拡大斜視図であって、特にヒンジアームの成す角が約154度に保持されている状態を示す。
【図7】本発明のヒンジ装置の部分拡大斜視図であって、特にヒンジアームの成す角が約180度まで拡張された状態を示す。
【図8】従来のヒンジ装置を使用した携帯電話の一部分解斜視図。
【符号の説明】
1 ヒンジ装置
7 カバー
21 シャフト
23 ヒンジアーム
40 カム
46 溝
50 カムフォロワー
51 第1突出部
53 第2突出部
60 スペーサ
62 スプリング

Claims (7)

  1. 比較的長い軸と、前記軸が回転し得るように設けられた、角度保持部を有する固定カムと、前記軸の回転に伴って前記軸周りで回転し得るように且つ前記軸に沿ってスライドし得るように設けられ、前記固定カムの角度保持部と協働して前記固定カムに対する自身の回転角度を所定角度で保持し得る角度保持部を有する可動カムと、前記可動カムを前記固定カムに向かって常時付勢する弾性手段と、前記固定カムに固定された第1アーム部と、前記軸に固定された第2アーム部と、を備えることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 前記弾性手段の径は、前記比較的長い軸に対応して比較的小さな径とされている請求項1に記載のヒンジ装置。
  3. 比較的長い軸と、前記軸が回転し得るように前記軸の一端付近で前記軸を支持し、前記軸の他端側に角度保持部を持つ固定面を有した固定カムと、前記軸の回転に伴って前記軸周りで回転し得るように且つ前記軸上で該軸に沿ってスライド移動し得るように設けられ、前記固定カムの角度保持部と係合して前記固定カムに対する自身の回転角度を所定角度で保持し得る角度保持部を前記固定カムの固定面と対向する回転面に有する可動カムと、前記軸の他端付近に設けられたスペーサと、前記スペーサと前記可動カムの間に伸縮自在に設けられ、前記可動カムを前記固定カムに向かって常時付勢するスプリングと、前記固定カムに固定された第1アーム部と、前記軸に固定された第2アーム部と、を備え、前記スプリング手段の径は、前記比較的長い軸に対応して比較的小さな径とされていることを特徴とするヒンジ装置。
  4. 前記第1アーム部と前記第2アーム部の成す角が少なくとも約0度〜約180度の範囲で動く請求項1乃至3のいずれかに記載のヒンジ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のヒンジ装置の前記第1アーム部と前記第2アーム部に表示部若しくは本体部を固定することによって形成される折り畳み式携帯電話。
  6. 前記ヒンジ装置が携帯電話の幅の略全体に亘って設けられている請求項5に記載の折り畳み式携帯電話。
  7. 請求項1乃至4のいずれかに記載のヒンジ装置を有する折り畳み式電子機器。
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